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地域が創りだすエネルギーの未来

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地域が創りだすエネルギーの未来
No.704 2011
MARCH
3
地域が創りだすエネルギーの未来
映画監督
鎌仲 ひとみ
いわいしま
が実行されています。そ
年の春から二年間通って『ミツバチの羽音と地球の回
の現場は小さな地域の住
転』というドキュメンタリー映画を製作しました。人口
民が、自らの努力によって
500人足らずの小さな島は無農薬でびわを作り、一本釣
地域分散型の自然エネル
りで天然の鯛を捕る、自然と共生した暮らしが当たり前
ギーを作り出そうという
のように続けられてきた地域です。そんな島のちょうど
ものです。北極圏の村で
目の前に原発建設計画が持ち上がったのは28年前。島
は風車を建て、牛のし尿
民は一貫して漁業補償金の受け取りを拒み、生活や人生
でバイオ燃料や発電をしようとしています。そこには、
をかけて反対をしてきました。目の前の豊かで美しい海
誰かに頼るのではなく自分達の足元から自分達の力でな
を次の世代にも残したい、また原発建設によって漁場が
んとかするという気概が溢れています。祝島の人びとが
壊滅し、漁業で成り立ってきた島の生活が根底から壊さ
持っている未来へのまなざしと重なって見えてきます。
れてしまうと感じたからです。
このような意志こそが、持続可能な社会創りを本来の意
しかし、2008年6月に山口県が埋め立てを許可した
味で支えるものなのだと思います。
ことにより、祝島の人びとと対話することなく埋め立て
2011年1月、祝島はついに日本の離島では初めて、自
は強行されようとしています。島の漁師やおばちゃん達
然エネルギー100%の島を目指すと宣言しました。「祝
は今も体をはって埋め立てを阻止し続けています。祝島
島自然エネルギー100%プロジェクト」のスタートで
は人口500人足らず、平均年齢75歳。島で一番若い働
す。この取り組みを全国で応援しようと「1% for 祝島」
き手、映画にも登場する山戸孝さんは原発のお金に頼ら
という支援の仕組みもできました。企業、市民、アーティ
ず、島の豊かな産物で自立したいと努力を続けていま
スト、誰でもが何かの1%をこの取り組みに寄付するこ
す。ネット上で島の農産物や海産物を販売し、自らも無
とを呼びかけています。私達自身が私達の手で社会をよ
農薬びわを栽培し、季節になればひじきをとって加工す
り良くする時代がすでに始まっています。
る、そんな山戸さんの願いは「エネルギーでも自立した
ぜひ、祝島やスウェーデンでエネルギーの自立に取り
い」というものです。
組む、私達と同じ普通の人びとに出会ってください。
映画のもう一つの舞台はスウェーデン。目下、2020
※映画は全国自主上映の他、2月19日(土)より東京・渋谷の
年までに脱石油を実現しようと先進的なエネルギー政策
劇場で公開。
た い め ん
2011年3月1日発行(毎月1日発行)
昭和22年10月27日 第三種郵便物認可
本体価格45円(外税)
(送料60円)
発行/特定公益増進法人(財)
日本YMCA同盟
学省より特定公益増進法人の認可を受けました。
〒160-0003 東京都新宿区本塩町7 TEL:03-5367-6640 FAX:03-5367-6641
発行人/島田 茂 編集人/光永尚生 印刷/あかつき印刷株式会社
エスは、人から赦され愛されることではな
道敷設によって日本軍から受けた悲惨な
く、私が赦すこと、愛すことに力点を置い
歴史を記念した戦争博物館があり、そこ
て教えました。なぜなら、私達自身は神に
しかし忘れまい)と記された碑があります。 深く愛されているからです。
*日本YMCA同盟は2008年8月18日付で、
文部科
(現在更新申請中)
タイのカンチャナブリに、かつて泰緬鉄
には“Forgive, but Not Forget”(赦そう、 よって、自分が考える以上に大きく赦され、
ゆ
る
今年度は24YMCAから735人が認証、総勢12,333人となりました。
YMCA
瀬戸内海に浮かぶハート型の小さな島、祝島に2008
﹁
赦
そ
う
、
し
か
し
忘
れ
ま
い
﹂
2010年度日本YMCAユースボランティア認証者
この言葉は、むしろ「赦すために、忘れな
「人生にはただ三つの事件しかない。
い」という内なる決意が込められているの
生まれること、生きること、死ぬことであ
だと、考えさせられました。
る。しかし、生まれるときは気がつかない。
ところで勝手なこじつけですが、forgive
死ぬときは苦しむ。そして生きているとき
とforget、この二つのforを、「∼ために」
は忘れている」(ラ・ブリュイエール)
と読めば、for-give(与えるために)、for-get
自分の意志にかかわらず裸で生まれ、
(ゲットするために)と相対語になります。 裸で死んでいく人間が、その生涯のいっ
すなわち「for-get ゲットするために」生き
ときに何をゲットしようというのでしょう
れば、大切なものを「forget 忘れる」。私
か。私とは、その全存在・全生涯がまるご
達はどれだけ自分がfor-getに懸命で、一方、 と「神の愛の現れ」「愛の神の働き」なの
どれだけ「大切なもの・命」を忘れ去って
です。私に現れ、働いている愛を、誰かに
しまっているかを思わされます。
差し出し、己を与えていくことに、自分の
これとは反対の生き方がforgive。「赦
生かされてある日々の意味や、本当の幸
す」という生き方はfor-give、己を差し出す
せを見いだしうるものでありたいと思いま
という在り方です。イエスは「受けるより
す。今、自分が前に踏み出そうとする足は、
は与える方が幸いである」と言いました。 何かをゲットするための一歩なのか、それ
日本基督教団旭東教会
牧師
幸せの姿はfor-getではなく、for-giveな生き
とも誰かに差し出し、与えるための一歩な
指方 信平
方にこそ現れてくるものなのでしょう。イ
のか、確かめながら歩んでいきませんか。
さしかた
ボランティアの定義
北海道YMCA
宮川 修一
菱沼 亜莉沙
成田 悠華
岩田 美鈴
田村 輝明
豊島 優花
栃木 穣
吉川 靖
川越 若菜
伊藤 可安乃
松浦 拓
中川 結以
住吉 紗知
黒木 まどか
金丸 あきほ
仙台YMCA
斎藤 あずさ
及川 憲
駒井 早希子
大橋 法子
岩渕 咲
及川 しおり
桜庭 詩織
太田 美希
前川 芙美
相澤 佳澄
釜 あゆか
菅原 滉平
遠藤 亜紀美
佐々木 美聡
鈴木 梨沙
青山 遥
岩崎 杏美
高橋 龍
松井 清彰
菊池 蓉子
谷地畝 修子
とちぎYMCA
高橋 匡平
北島 星軌
鴨下 友果
横塚 翔太
橋本 直樹
野尻 祐希
谷 友美
和久井 敏美
大橋 葵
榎戸 雄紀
篠 加奈子
松永 謙太
海野 隼斗
渡辺 大翼
中村 美緒
高内 美里
加藤 健太郎
田中 詩織
鈴木 美香
河又 梓
山崎 美春
君島 淳子
千葉YMCA
佐々木 真
町田 千紘
櫻井 あずさ
松原 彩夏
千原 亮兵
久慈 紘子
菊池 成好
小林 ちあき
YMCAのボランティアとは、日本YMCA基本原則に示されている使命の実現のために、
YMCAの行うさまざまな活動や組織の運営、また、YMCAが他団体と協働して行う諸活動
に、①自らの自由な意志によって(自発性)、②主体的に、責任をもって参加し(主体性、
植松 涼子
高品 佳輔
埼玉YMCA
藤浪 千嘉
本田 景子
小山 詩緒里
塩川 加奈子
野村 章太
栗原 香菜
山田 和麦
小宮 絵里
石川 茜
五十嵐 春奈
高橋 幸子
吉川 聡美
福田 彩乃
渡部 遙
国友 達朗
川田 翔人
丸山 絵莉子
西尾 耀
舘岡 早紀
江川 小夜
山内 咲
栗山 春花
小林 大志
辻 ともみ
尾高 仁美
小山 翠
斉藤 則子
鈴木 希
東京YMCA
山田 未央
須田 紫織
中野 沙羅
吉見 納宗
佐川 未菜美
安久 萌美
松村 洋平
平野 里彩
篠嵜 健一
近藤 華子
川辺 雄太
鮫島 渚紗
大田 遼
高橋 理香
杉本 祐希子
山口 舞
久原 賢太
進藤 武
大橋 鉄也
高松 和人
滝沢 圭太
早田 仁
高崎 義貞
阿部 貴司
山下 麻実
成田 一真
萩原 有香
飯田 慶子
黒澤 利恵
伊勢 和晃
寺尾 美紀
吉田 渉
吉原 佐也可
西 隆平
花岡 文香
篠田 瑶子
戸村 奈月
岩田 ひとみ
上垣内 杏美
渡辺 耕平
高橋 まいか
小磯 萌香
中島 瑞穂
坪松 雄太
林 紅
志田 麻衣子
阿部 むつみ
竹下 裕理
島田 侑里
森永 大地
西澤 恵未
小海老澤 和樹
岡田 真季
山内 勝智
竹田 紅来
櫻井 希
益戸 実季
小西 泰枝
寺岡 紗希
塚本 耕平 梅本 さくら
山口 将
新藤 あさみ
羽賀 陽
澤木 嶺太
高橋 佳衣
吉田 杏里
國枝 知奈
石田 彩由美
出口 さくら
守山 詩子
原 祥壽
太田 毅
津田 未来
芳野 かすみ
細田 裕也
原川 涼
阿部 直美
須藤 周子
仲田 雄貴
久幾田 理恵
小林 洸介
宮田 広樹
相馬 友
中村 友美
佐藤 咲子
加藤 さち
山田 つぐみ
尾崎 菜々子
針ヶ谷 健太郎
守屋 貴臣
在日本韓国YMCA
瀧下 さより
篠原 由香
横浜YMCA
深野 芽衣
大久保 直樹
長友 竜馬
常見 俊智
森 朱梨
赤上 行克
五林 信幸
下山 夕貴
竹内 詩織
浅水 優花
盛岡 洋平
藤山 慎平
朝倉 拓
鈴木 惠理佳
清水 恒平
土谷 舞奈
小林 麻里子
八十島 咲
佐々木 晴菜
下田 ゆかり
渡邊 千尋
池田 愛美
井沢 友里
笹岡 真葉
柴崎 藍泉
鈴木 美春
鳥島 彩夏
中島 希望
中村 仰生
松原 千尋
村松 佑美
杉山 英恵
林 亜里咲
花本 弓佳
岡田 昌利
安齋 慧
本庄 早紀
笈川 渉
田中 翔大
加藤 雅樹
大島 公憲
佐藤 由梨
福光 海
宮崎 トミオ
佐久間 美奈
木村 駿佑
橋本 佳奈子
東山 考生
田中 佐季
岩澤 栞
石原 峻
松本 亮
市川 翔悟
白木 裕二
高綱 都子
林 啓二
青沼 遙
江面 育美
山本 祥太
増田 祥子
藤井 優奈
前原 紘美
石井 麻美
井上 恵美
村松 亜美
山口 浪漫
山田 智瑛
安藤 良彦
井上 貴文
西高 紫野
新倉 啓太
松岡 聖美
深井 晴伍
大田 芙佐江
川邊 佳
遠藤 真由子
加藤 未来
粟飯原 摂
藤井 理
大浦 優一
田中 瞳
野渡 歩美
廣瀬 尊敏
福重 温子
小林 航
神谷 亮太
池田 駿
内村 渚
知念 つみき
最首 映代
百武 悠
大塚 杏菜
永沼 安奈
塩川 沙希
高崎 みずほ
渋谷 和
岩楯 佐知子
阪口 育代
柳舘 育
小林 優香
須藤 直人
山上 喜洋
青柳 康弘
柏木 玲
広武 真季
相本 智子
井野 里美
中山 俊
中谷 竜義
田中 志幸
布田 健人
高瀬 一輝
川上 剛志
山内 征帆
富山YMCA
壽崎 崇寛
中陳 智路
鍋島 祥平
寺下 恵梨
中井 芳
中村 美香
陽 弥生
名古屋YMCA
浅井 みゆき
飯田 智真紀
小牧 菜穂
山崎 有美
小島 万智子
神谷 知世
児玉 麻紀子
鈴木 梢
丸山 景子
長崎 圭祐
橋本 美奈子
鶴田 紀子
山田 夕貴
宮里 知恵
吉田 侑加
三重YMCA
杉山 陽
鈴木 万祐子
須藤 淳
柴田 光広
伊藤 祐輔
加藤 元就
笠井 美香
上野 詩歩
滋賀YMCA
森野 明美
谷口 亜希
瀬戸 亜里沙
佐々木 史緒
藤田 陽香
友松 隼人
須藤 英敬
黄瀬 香織
新木 慧一
小嶋 瑞穂
樋口 理恵
初田 沙織
新木 稔一
上地 由希子
石川 友里
横田 ゆり子
宮本 千春
辻本 真樹
山根 ゆい
古胡 陽介
西田 真規子
安田 祐希
横関 琴絵
山口 美沙
古賀 琢士
國宗 賢太郎
藤池 郁佳
森下 啓子
橋 由加
京都YMCA
浅井 瑞希
東 夕子
井上 ちえま
井上 菜緒子
岩岡 咲帆
上野 宏文
大野 晃平
大野 恵
大橋 愛
岡 美香子
小沢 綾
尾関 祐子
加藤 はるか
金城 翔平
亀井 翔矢
亀井 槙子
木村 真衣
熊谷 めい
黒井 優
光斎 翔貴
坂 奈央
古閑 さやか 後藤 亜季
篠田 真穂
杉浦 弘寿
武田 由季
戸田 耕介
中川 莉沙
中嶋 彩乃
中山 歩実
西村 泰徳
信吉 里香
橋本 安未
樋本 麻子
藤岡 知美
富士元 愛美
三谷 駿
宮川 万里子
森田 眞由
保井 万穂
山形 優実
山本 依知子
吉村 未優
若菜 咲紀
責任性)、③金銭や名誉などの報いを目的とせず(無償性)、④人びとや社会のために働
き(利他性、社会性)、⑤人びとと痛みや喜びを分かち合い(相互性)、⑥継続的に(継
続性)、よろこんで自らの時間や労力、知識や能力、金銭などを提供する者をいう。
奈良YMCA
林 優美
西村 紗央里
藤原 愛子
鈴木 晶子
坊 侑香
平下 美恵
南 健
小西 貴将
野木 真美子
中澤 陽子
藤井 彩央
進藤 彩
高瀬 遼
花咲 滋
秋山 祥子
吉田 佳世
川原 千春
中井 真也
阪本 千幸
池下 和磨
春田 真悟
池垣 直哉
亀尾 昌樹
山本 訓永
西梶 剛弘
林 篤志
津村 有哉
赤鹿 瑞穂
伊地知 将孝
大阪YMCA
増田 公樹
辰巳 侑加理
伊藤 隆太郎
高橋 亜衣
内田 彩那
田淵 久恵
竹中 秋穂
大野 由紀子
成谷 珠美
中井 美貴
村内 亜莉沙
高木 優
西川 みか
大西 郁愛
仲津 亜耶
北岡 樹
藤岡 満寿美
渡邊 春菜
内田 朱音
清川 聡士
滝宮 由花
青野 由嗣
飯野 華穂
栗本 佳奈
一瀬 恵
奥山 美希
松本 賢人
清家 愛
井上 由貴
渡辺 友紀子
松本 華子
田中 早紀
大石 奈穂
谷川 英吾
木村 裕也
池上 眞平
小西 彩加
根 文月
川久保 太介
木元 絵里花
川岡 達夫
丸橋 佑里奈
小林 達也
谷 美那子
中井 美希
藤本 千草
河田 真理子
酒井 千尋
藤澤 実希
松浦 愛
西脇 直也
藤岡 美里
宮本 藍
上村 凌
大谷 智悠
森 みやび
上西 玲湖
松井 愛月 小林 比呂美 青木 愛奈 中川 佳奈 山野 博希
山口 剛史
秀山 彩加
竹内 沙希
衣川 康一朗
尾崎 裕也
田端 昴
黒川 一樹
酒井 友梨子
宮本 恭太
田野 未来
寺野 剛史
池田 藍
中西 里英
井形 友美
中田 茜
井上 あづさ
寺田 一也
酒井 那摘
久保 麻加
南野 菜穂
奥田 佑香
西川 紗衣
大平 優佳
岡本 悟
谷 美里
河合 愛美
森下 由加里
山中 千嘉
南 奈緒
今成 沙紀
松下 知代
谷仲 梨奈
武田 真梨子
井谷 世奈
藤浪 末佳
田中 良太
田中 夏紀
山崎 太詩
吉川 洸平
藤原 実香
高口 真一
奥 雄太
竹田 和晃
萬 絵梨
飯田 香菜子
金森 淑子
東條 里紗
表原 史典
野田 佑貴
松本 陽菜
松原 八重
松本 理奈
高野 豊行
泉 瑠里
柿本 千尋
清水田 正明
砂川 佳祐
村田 夏紀
矢張 陽子
和歌山YMCA
田上 和哉
谷口 亜紀
峯 範恵
宇治田 みち香
内田 菜穂子
北原 美侑
土橋 加奈
布藤 緑 松岡 雪樺
森下 美佳
中野 星聡
神戸YMCA
三原 妃那子
大下 由貴
山木 麗菜
加藤 優子
渡邉 有貴
井上 美和
伊藤 ゆり
山城 みなみ
冨田 早紀
楯尾 ほのか
横山 侑紀
土岐 美沙子
伊藤 絵理
赤松 由梨
穴田 有紀
石原 尚英
市坪 知子
上田 美波
上野 知未
江原 芳
戎 翔子
大村 友嘉里
岡田 紗也加
金尾 千尋
岸川 礼奈
佐々木 麻衣
西崎 由莉
筈谷 春香
三石 友子
森鼻 恵
阿児 真司
大西 郁也
勝山 拓磨
河野 太
古賀 隼人
笹部 慶太
菅野 昌吾
杉本 匡隆
武田 修
谷垣 邦彦
堤 健太
林 挑
村上 元規
山條 雄一
山本 顕太郎
吉積 康太
浅田 ともみ
足田 春佳
岩村 美里
太田 侑里
筧 茉莉
片桐 怜美
加藤 千絵
刈谷 なつみ
川崎 美穂
高畑 由美
戸田 優理亜
中妻 舞
野村 里奈
橋本 絵海
浜崎 真美
東川 愛
樋本 綾香
藤野 宏美
松浦 早織
三浦 ひろみ
光田 恭子
宮崎 彩
森岡 麻由
安福 春香
山脇 亜莉沙
米田 陽香
納冨 明奈
西岡 夏未
辻 沙喜子
廣瀬 歩
願永 朱理
宮永 真弓
藤原 亞美
廣瀬 献児
木本 友里
姫路YMCA
粂 奈那
近藤 立彬
山﨑 由香里
山田 高之
山田 寿美子
山田 愛美
原田 晃志
辻 天地
東内 慶太
吉岡 久美子
岡山YMCA
大賀 早紀
大倉 麻美
岡 卓史
岡部 杏菜
岡本 裕樹
片田 有紀子
菅 心
古谷 恵
白川 恵梨
橋 歩
武田 裕子
谷川 智美
塚本 恵美
難波 八重子
延平 文
花巻 優樹
古池 未季
町 優子
本橋 直樹
安井 志帆
山木 香奈
山本 知沙
山本 梨紗子
和氣 裕明
松山YMCA
有田 有
大場 裕也
島本 将成
津田 謙太郎
福井 翔真
古本 匡史
柳原 裕之
濱岡 沙也佳
山本 泰葉
北九州YMCA
安慶 政史
因 政信
大西 美里
魚住 倫子
田崎 陽
手塚 佳佑
山崎 美沙
松崎 雄大
福岡YMCA
渡辺 紗弓
中原 由貴
丸山 由美
中村 友香
本木 結佳
富澤 典子
酒井 宏輔
和田 広海
小嶋 かおり
井上 奈々
裏辻 枝里子 長崎YMCA
荒木 瑛理香
豊島 宏子
山田 香織
中城 早貴
吉岡 幹
和泉 章弘
熊本YMCA
榎 翔平
米澤 幸
竹田 小春
轟 陽平
児玉 一薫
大窪 眞波
木村 直哉
菅原 謙司
米村 美和
右田 洸平
福田 綾香
本多 友美
荒木 望里
熊谷 勇哉
沖田 知慧
矢野 気優
宮田 和奈
朝長 香奈
林田 秀平
第1回「出会いと体験の森へ」シンポジウム
2011年4月23日(土)
13:00∼16:30
「キャンプで人は育つか?」
(基調講演:千葉大学教授 明石要一氏)
時 間
12:00
13:00∼13:10
13:10∼14:30
14:45∼16:30
内 容
受付開始 実行委員長挨拶
基調講演「キャンプで人は育つか?」
パネルディスカッション「出会いと体験の森へ」
実行委員会
「出会いと体験の森へ」プロジェクトでは、5
つの青少年・社会教育団体が共同し、教育・社
会福祉等の分野で学ぶ学生や教員の皆さんを
中心に、シンポジウムを行います。ぜひご参加
ください。
会場:三菱商事株式会社本社ビル(東京丸の内)
参加費:1,000円(学生:500円)
お問い合わせ先:[email protected]
「出会いと体験の森へ」シンポジウム受付係
●第57回YMCA農村青年塾 開催
第57回YMCA農村青年塾は、1月21日から2泊3日
のプログラムで、日本YMCA同盟国際青少年セン
ター東山荘で行われ、北海道から四国まで、27人の
参加がありました。
講師の太田一男氏(酪農大学名誉教授)の「グ
ローバル化する農業の位相」と題する講演をはじめ、
「貧しさとゆたかさ」をテーマとする基調講演(塾
代表)、そしてアジア学院の紹介、また北海道農村
三愛塾の人達による「蕎麦うち」や「餅つき」等、
ゆたかなひと時を参加者一同で共有しました。
農村青年塾運動は、戦後になって農地解放が進み、
多くの小作農民が自作農民となったことへの対応と
して、また戦争で疲弊した農村の復興への協力とし
て行われたキリスト教運動です。この運動は日本の
農村に大きな影響を与えました。多くの農村青年達
がこの塾を通して、希望を与えられ全国の農村改革
に携わったのでした。
しかし、時代の変遷とともに、今は農業・農村
の問題だけではなく、食の問題や環境問題、また
グローバル化によって生じる経済や生活の諸問
題とも広く連携するようになりました。また、会
津立農会や北海道三愛塾という同根のグループ
との交わりも深めています。
最近は参加者数が20人ほどですが、YMCAの
中で唯一残っている農村・農業関係の事業として、
YMCA全体で憶えられることを願っています。そ
して全国のYMCAの中から参加者が多く出てほし
いと思っています。
日常活動としては、機関誌の発行を通しての相
互の交わり、また塾生の生産している農産物の販
売(プネウマバザール)等を行っています。
(農村青年塾代表 星野 正興)
先人の知恵を未来の環境づくりにつなぐ
地域の方から“頼りにされる”存在へ
里山自然学校 紀泉わいわい村
芝浦アイランド子ども園&児童高齢者交流プラザ
大阪YMCAは2003年4月より、大阪府が環境教育推進施設として
す。食べ残しが出てしまえば「もったいない」という意識が内側から芽
港区の公設民営施設、「芝浦アイランドこども園&児童高齢者交流
設置した「里山の自然学校 紀泉わいわい村」を、指定管理者として
生えます。
プラザ(以下、こども園&あいぷら)」の指定管理者として東京YMCA
運営しています。
農薬を使用しない畑にはミミズや蛙、モグラがたくさん暮らしてい
が運営を開始して、4年目を終えようとしています。
昭和初期の日本の生活文化を体験する「昔ながらの生活体験」は、
ます。澄み切った川水を利用した田んぼでは泥んこ遊びができ、誰も
こども園は、幼保一元化施設として200人を超える在園児と一時
今の生活様式を見直す機会となっています。1泊2日の自炊生活では、
が自然に触れ、自然と融合している姿が見られます。収穫した野菜は
保育の利用者に生活の場を提供しています。あいぷらは、児童と元気
薪や炭を燃やしてご飯やおかずを「へっついさん」で煮炊きし、「五右
その場で食べることもでき、「安心・安全」で「健康、地球、自然、環
な高齢者が利用できる一体施設で、学童クラブ130人余りの登録者
衛門風呂」に入ります。ガスコンロを使う場合と異なり、二酸化炭素を
境にやさしい農作物づくり」を考えるフィールドにもなっています。里
を含め、利用者数は年間延べ10万人を超えています。両施設を一体
吸収して成長した木が燃え、空気中に二酸化炭素が戻り、他の木が再
山は、まさに今日、私達が学ばなければならない、また取り戻さなけれ
的に運営することで、0歳から100歳までの居場所・交流の場を提供
度吸収して成長していくという「子ども達とともに考える循環型の環
ばならない知恵と工夫と技術の宝庫なのです。
しています。例えば、9月の敬老の日を挟んで、児童や高齢者と保護
境学習」です。食事づくりでは、米をとぐ水やおかずの量、味付けの調
YMCAが里山の環境学習を実践していくためには、地元に溶け込
者も含めてさまざまなイベントを行うふれあい月間では、輪投げや卓
味料の種類、残飯として残さない具材の量、火加減等を子ども達が
み、周辺地域の昔ながらの生活を知ることも大切です。地域の方々が
球、昔遊び等を通して、多様な年代の交流を図っています。2歳児親
流しそうめんを楽しむ利用者のみなさんー9月のふれあい月間での1コマ
「考え、工夫して協力をする」ということがトレーニングになっていま
スタッフとして運営にかかわることで、地域やNPO団体と新たな関係
子と高齢者とで6月に植えたゴーヤでクッキングをしたり、小学生と
長を育むプログラムとなっているか、これらを利用者の視点で提供し
が築かれます。わいわい村で開催する2000人規模のイベント(年2
高齢者の方とで卓球を楽しんだり。0歳親子と中高生のふれあい体験
ているか、ということだと考えています。
回)では、屋台、クラフト、コンサート等が多くのボランティアによっ
として、赤ちゃんの重さ、柔らかさに中高生が触れ、いのちについ
最近顕著な傾向として、乳幼児の保護者等からの育児相談が増え
て運営されます。また、自然保護活動にかかわるさまざまな団体の
て、楽しみながら新たな発見をするような機会も設けています。私達
ていること、地域の町会や商店会および学校等の関係機関との連携
ネットワークと交流の起点ともなっています。認知度や存在意義も高
はこうした交流がイベントで終わらず、日常的なかかわりへとつなげ
が深化していることーお祭りへの相互参加や利用者・園児の課題解決
まり、YMCAの運営ということで、保育園教師や親子体操指導者等か
ていくことを目指しています。
に向けての具体的な連携等、を挙げることができます。これは、4年
らの実技指導の依頼も受けるようになってきました。
施設では、YMCAのCD(キャラクターディベロップメント)や広報
余りの運営を通じて利用者や地域との信頼関係が高まり、YMCAが
今後も、YMCAがより一層取り組んでいかなくてはいけない自然保
誌等を紹介し、職員の名札にはYMCAのロゴを用いる等しています
“頼りにされる”存在として、定着しつつあると考えることができ
護・環境学習を実践する施設として、自然と人が生かし合える昔なが
が、利用者はYMCAが運営していることに気付いていない方も多い
ます。
らの生活体験と、未来の地球環境のための気付きと学びの機会を提供
のです。私達は、“公立施設の中でYMCAミッションの具体化をいか
これからも“地域のほっとスペース”として、YMCAの理念を基に
していきます。
に行うか”という問いかけを常に行っています。大切なことは、日々
展開していきます。
(大阪YMCA 杉原 育夫)
たい肥で育った泥の付いた大根とご対面
PEOPLE
第28回
アドバンス・スタディに参加
し
て
、
私
達
の
使
命
を
表
し
て
い
く
働
き
を
今
回
ご
紹
介
し
ま
す
。
の
場
が
広
が
っ
て
い
ま
す
。
Y
M
C
A
だ
か
ら
こ
そ
提
供
で
き
る
サ
ー
ビ
ス
、
運
営
の
在
り
方
を
通
一
こ 〇
れ 五
ま カ
で 所
の に
実 上
践 っ
を て
生 い
か ま
せ す
る 。
青
少
年
・
児
童
教
育
関
連
、
体
育
施
設
を
中
心
に
、
そ
の
働
き
補
助
金
を
得
て
運
営
し
て
い
る
保
育
園
、
学
校
等
も
含
め
る
と
、
二
〇
一
〇
年
の
統
計
で
全
国
定
管
理
者
と
し
て
担
え
る
よ
う
に
な
っ
て
以
降
、
Y
M
C
A
が
運
営
を
受
託
す
る
公
共
施
設
は
、
二
〇
〇
三
年
に
地
方
公
共
団
体
等
が
行
っ
て
い
た
公
の
施
設
の
運
営
を
民
間
企
業
、
団
体
が
指
行
政
施
設
の
運
営
の
現
場
か
ら
﹁
公
共
Y﹂
Mを
C担
Aう
の
働
き
(東京YMCA 鶴 清忠)
の運営が利用者や園児に対して最善のものとなっているか、児童の成
スポーツに親しむ活動を通して地域の関係性を強める
YMCAのネットワークと、近隣の方々の力を集めて運営
神戸市立体育館
三浦ふれあいの村
YMCAは人間の心(スピリット)、知性(マイン
種目が多く、地域のスポーツ愛好家・グループに親し
三浦ふれあいの村は、相模湾に面した温暖な土
ド)、体(ボディ)のトータルな成長を願い、赤三角
まれ支えられている、地域密着の体育館となっていま
地にあり、東京ドーム三つ分の広大な敷地に、森
マークはそのバランスの取れた人のありようを表して
す。また体育館の主催事業として、YMCAの指導者が
林、グラウンド、宿泊施設があり、子ども達を中心
アジア・太平洋YMCA同盟が主催している主事研修「アドバンス・スタ
います。また、YMCAが初めて提唱し取り組んできた
「体育が好きになる教室」や「ミニバスケットボール」
に多目的に利用いただけるふれあい教育の場で
ディ」に、今年度日本から参加されたのが金弘明さんです。アジア・太平洋
「ウエルネス」の実践では、さらに、情緒、社会の側面
等の指導を子ども達にも行っているほか、地域スポー
す。横浜YMCAが2006年に神奈川県から指定管
地域のYMCAから集った仲間達が、変革に対応するYMCA運動の強化・発展
においても良好な状況をつくり出すことが大切な使命
ツのさらなる発展と安全を願い、「スポーツ安全講習
理を受託し、1期5年目が終わろうとしています。
に向けたリーダーシップの開発を目指して、YMCAミッションと働き、現代社会とグローバリゼーション
であるととらえています。
会」を実施し、熱中症予防や救急法等の指導も行って
海岸に面した施設の特徴を生かすべく、マリンプ
への対応等、講義やディスカッション、フィールドワークを通して約1ヵ月間、香港で学びます。
神戸YMCAは、財団法人神戸市体育協会との共同指
います。そのほか神戸市における地域スポーツクラブ
ログラムに力を注いだり、地元の学校や法人に協
今回、韓国、スリランカ、中国、フィリピン、香港、ミャンマー、日本そして西アフリカのトーゴ共和
定管理者として神戸市立東灘・須磨・垂水の3体育館の
の運営支援として、各区連絡協議会への参画や、ス
力をお願いしたり、YMCAが行っている地域活動
国、8の国と地域から集まった12人での研修を振り返って、金氏は「英語でのコミュニケーションに慣れ
管理・運営を担っています。3館とも主競技場(体育
ポーツイベントの支援を行う等、地域とのかかわりを
と同様の働きを行ってきました。県の施設ですが
ターを掲示したりとYMCAの施設としての活動も行な
るまで少しきつかったですが、元来話し好きなので会話に入っていくようにして慣れました。さまざまな
館)、体育室、トレーニング室(東灘のみ)を持つ施設
深める活動も実施しています。
YMCAというフィルターを通して、どのように子ども
えるようになりました。
で、年間に43,000人から60,000人ほどの人が利用
これら一つひとつのプログラム運営には、YMCAが
達を変化させていくのかが大きな課題でした。YMCA
ただ、海浜施設なので老朽化は著しく、至る所が傷
されます。卓球やバドミントン、バレーボール等の利用
大切にしてきた願いがノウハウとして活かされ、実践
独自のそうした働きは、行政の指定管理制度導入目的
んでいます。それを可能な限り職員自ら修理していま
されています。今までの地域での活動に加
の一つである“民間の知恵と力をもって、県民によりよ
す。施設内には花が目立つようにもなってきました。児
え、YMCAがかかわることによって、従来
い公共サービスを提供する”ことにつながったと言っ
童・生徒だけでなくさまざまな人びとから利用したい
の体育館にはない協働が生まれ、そのこと
てもいいと思います。
と思っていただける施設にしたいと、計画と実施を繰
を通じて生まれてくる新しいコミュニティ
マリンプログラムの実施においては、大阪YMCAを
り返しています。
が、地域の関係性を強めていくことが期待
はじめ、多くの方達の協力を得ました。徐々に地域の
最近最寄りの駅からタクシーを利用した職員が、運
されます。そしてここでの出会いや活動に
皆さんからご意見も寄せていただけるようになりまし
転手の方に「YMCAになって、子ども達がとても楽し
よって、地域の人びとの健康状態が向上
た。イベントでは地元産の野菜、海産物の販売を行う
そうに活動しているね」と言われたそうです。4月から
し、YMCAが願うコミュニティの担い手、
ようになり、また、近隣の農家の土地をお借りして野菜
は2期目がスタートします。初心忘るべからず、人が集
指導者が生み出されていくことを願ってい
の育成プログラムを行い、食育や環境に関する発信も
まり、人を育てる拠点としての取り組みを推進してい
ます。
しています。施設内では、国際・地域協力募金を行った
きます。
き む ほ ん み よ ん
金 弘 明 さん(在日本韓国YMCAスタッフ)
文化的背景を持つ仲間との生活・講義での話し合いから刺激を受け、今後の働きへのヒントを数多く得
ることができました」と言います。英語を第一言語としない者同士、助け合いながら互いの考えを引き出
し、理解し合うプロセスにも研修の意義を強く感じたそうです。「改めてYMCAが国際的な運動であるこ
と、アジア・太平洋地域のYMCAには、その国の社会問題にコミットした多様な働きがあることを学びま
した。特に、青年、貧困、移住労働者、女性の抱える課題を見つけ出し、他団体と結びついてコミュニ
ティにかかわっていくという、まさに“ムーブメント”がYMCAであることを実感しました」。
研修を経て取り組みたいこととして2つを挙げられました。1つは、他者にYMCAのミッションをどう伝
えるか―香港Yでの「あなたに期待する役割」をボランティアに明確に伝える工夫に刺激を受けたそうで
す。2つ目はYMCAのプロフェッショナルの追求―プロジェクトに人を巻き込むリーダーシップの開発。
最後に「研修での学びとつながりはYMCAの財産。YMCA運動を強めるためにも、ぜひ若いスタッフに
参加してほしい」と話してくださいました。 (文責編集部)
(神戸YMCA 小野 昌二)
り、CD(キャラクターディベロップメント)のポス
三浦ならではのマリンプログラム
(横浜YMCA 森田 義彦)
No.704 2011
MARCH
3
地域が創りだすエネルギーの未来
映画監督
鎌仲 ひとみ
いわいしま
が実行されています。そ
年の春から二年間通って『ミツバチの羽音と地球の回
の現場は小さな地域の住
転』というドキュメンタリー映画を製作しました。人口
民が、自らの努力によって
500人足らずの小さな島は無農薬でびわを作り、一本釣
地域分散型の自然エネル
りで天然の鯛を捕る、自然と共生した暮らしが当たり前
ギーを作り出そうという
のように続けられてきた地域です。そんな島のちょうど
ものです。北極圏の村で
目の前に原発建設計画が持ち上がったのは28年前。島
は風車を建て、牛のし尿
民は一貫して漁業補償金の受け取りを拒み、生活や人生
でバイオ燃料や発電をしようとしています。そこには、
をかけて反対をしてきました。目の前の豊かで美しい海
誰かに頼るのではなく自分達の足元から自分達の力でな
を次の世代にも残したい、また原発建設によって漁場が
んとかするという気概が溢れています。祝島の人びとが
壊滅し、漁業で成り立ってきた島の生活が根底から壊さ
持っている未来へのまなざしと重なって見えてきます。
れてしまうと感じたからです。
このような意志こそが、持続可能な社会創りを本来の意
しかし、2008年6月に山口県が埋め立てを許可した
味で支えるものなのだと思います。
ことにより、祝島の人びとと対話することなく埋め立て
2011年1月、祝島はついに日本の離島では初めて、自
は強行されようとしています。島の漁師やおばちゃん達
然エネルギー100%の島を目指すと宣言しました。「祝
は今も体をはって埋め立てを阻止し続けています。祝島
島自然エネルギー100%プロジェクト」のスタートで
は人口500人足らず、平均年齢75歳。島で一番若い働
す。この取り組みを全国で応援しようと「1% for 祝島」
き手、映画にも登場する山戸孝さんは原発のお金に頼ら
という支援の仕組みもできました。企業、市民、アーティ
ず、島の豊かな産物で自立したいと努力を続けていま
スト、誰でもが何かの1%をこの取り組みに寄付するこ
す。ネット上で島の農産物や海産物を販売し、自らも無
とを呼びかけています。私達自身が私達の手で社会をよ
農薬びわを栽培し、季節になればひじきをとって加工す
り良くする時代がすでに始まっています。
る、そんな山戸さんの願いは「エネルギーでも自立した
ぜひ、祝島やスウェーデンでエネルギーの自立に取り
い」というものです。
組む、私達と同じ普通の人びとに出会ってください。
映画のもう一つの舞台はスウェーデン。目下、2020
※映画は全国自主上映の他、2月19日(土)より東京・渋谷の
年までに脱石油を実現しようと先進的なエネルギー政策
劇場で公開。
た い め ん
2011年3月1日発行(毎月1日発行)
昭和22年10月27日 第三種郵便物認可
本体価格45円(外税)
(送料60円)
発行/特定公益増進法人(財)
日本YMCA同盟
学省より特定公益増進法人の認可を受けました。
〒160-0003 東京都新宿区本塩町7 TEL:03-5367-6640 FAX:03-5367-6641
発行人/島田 茂 編集人/光永尚生 印刷/あかつき印刷株式会社
エスは、人から赦され愛されることではな
道敷設によって日本軍から受けた悲惨な
く、私が赦すこと、愛すことに力点を置い
歴史を記念した戦争博物館があり、そこ
て教えました。なぜなら、私達自身は神に
しかし忘れまい)と記された碑があります。 深く愛されているからです。
*日本YMCA同盟は2008年8月18日付で、
文部科
(現在更新申請中)
タイのカンチャナブリに、かつて泰緬鉄
には“Forgive, but Not Forget”(赦そう、 よって、自分が考える以上に大きく赦され、
ゆ
る
今年度は24YMCAから735人が認証、総勢12,333人となりました。
YMCA
瀬戸内海に浮かぶハート型の小さな島、祝島に2008
﹁
赦
そ
う
、
し
か
し
忘
れ
ま
い
﹂
2010年度日本YMCAユースボランティア認証者
この言葉は、むしろ「赦すために、忘れな
「人生にはただ三つの事件しかない。
い」という内なる決意が込められているの
生まれること、生きること、死ぬことであ
だと、考えさせられました。
る。しかし、生まれるときは気がつかない。
ところで勝手なこじつけですが、forgive
死ぬときは苦しむ。そして生きているとき
とforget、この二つのforを、「∼ために」
は忘れている」(ラ・ブリュイエール)
と読めば、for-give(与えるために)、for-get
自分の意志にかかわらず裸で生まれ、
(ゲットするために)と相対語になります。 裸で死んでいく人間が、その生涯のいっ
すなわち「for-get ゲットするために」生き
ときに何をゲットしようというのでしょう
れば、大切なものを「forget 忘れる」。私
か。私とは、その全存在・全生涯がまるご
達はどれだけ自分がfor-getに懸命で、一方、 と「神の愛の現れ」「愛の神の働き」なの
どれだけ「大切なもの・命」を忘れ去って
です。私に現れ、働いている愛を、誰かに
しまっているかを思わされます。
差し出し、己を与えていくことに、自分の
これとは反対の生き方がforgive。「赦
生かされてある日々の意味や、本当の幸
す」という生き方はfor-give、己を差し出す
せを見いだしうるものでありたいと思いま
という在り方です。イエスは「受けるより
す。今、自分が前に踏み出そうとする足は、
は与える方が幸いである」と言いました。 何かをゲットするための一歩なのか、それ
日本基督教団旭東教会
牧師
幸せの姿はfor-getではなく、for-giveな生き
とも誰かに差し出し、与えるための一歩な
指方 信平
方にこそ現れてくるものなのでしょう。イ
のか、確かめながら歩んでいきませんか。
さしかた
ボランティアの定義
北海道YMCA
宮川 修一
菱沼 亜莉沙
成田 悠華
岩田 美鈴
田村 輝明
豊島 優花
栃木 穣
吉川 靖
川越 若菜
伊藤 可安乃
松浦 拓
中川 結以
住吉 紗知
黒木 まどか
金丸 あきほ
仙台YMCA
斎藤 あずさ
及川 憲
駒井 早希子
大橋 法子
岩渕 咲
及川 しおり
桜庭 詩織
太田 美希
前川 芙美
相澤 佳澄
釜 あゆか
菅原 滉平
遠藤 亜紀美
佐々木 美聡
鈴木 梨沙
青山 遥
岩崎 杏美
高橋 龍
松井 清彰
菊池 蓉子
谷地畝 修子
とちぎYMCA
高橋 匡平
北島 星軌
鴨下 友果
横塚 翔太
橋本 直樹
野尻 祐希
谷 友美
和久井 敏美
大橋 葵
榎戸 雄紀
篠 加奈子
松永 謙太
海野 隼斗
渡辺 大翼
中村 美緒
高内 美里
加藤 健太郎
田中 詩織
鈴木 美香
河又 梓
山崎 美春
君島 淳子
千葉YMCA
佐々木 真
町田 千紘
櫻井 あずさ
松原 彩夏
千原 亮兵
久慈 紘子
菊池 成好
小林 ちあき
YMCAのボランティアとは、日本YMCA基本原則に示されている使命の実現のために、
YMCAの行うさまざまな活動や組織の運営、また、YMCAが他団体と協働して行う諸活動
に、①自らの自由な意志によって(自発性)、②主体的に、責任をもって参加し(主体性、
植松 涼子
高品 佳輔
埼玉YMCA
藤浪 千嘉
本田 景子
小山 詩緒里
塩川 加奈子
野村 章太
栗原 香菜
山田 和麦
小宮 絵里
石川 茜
五十嵐 春奈
高橋 幸子
吉川 聡美
福田 彩乃
渡部 遙
国友 達朗
川田 翔人
丸山 絵莉子
西尾 耀
舘岡 早紀
江川 小夜
山内 咲
栗山 春花
小林 大志
辻 ともみ
尾高 仁美
小山 翠
斉藤 則子
鈴木 希
東京YMCA
山田 未央
須田 紫織
中野 沙羅
吉見 納宗
佐川 未菜美
安久 萌美
松村 洋平
平野 里彩
篠嵜 健一
近藤 華子
川辺 雄太
鮫島 渚紗
大田 遼
高橋 理香
杉本 祐希子
山口 舞
久原 賢太
進藤 武
大橋 鉄也
高松 和人
滝沢 圭太
早田 仁
高崎 義貞
阿部 貴司
山下 麻実
成田 一真
萩原 有香
飯田 慶子
黒澤 利恵
伊勢 和晃
寺尾 美紀
吉田 渉
吉原 佐也可
西 隆平
花岡 文香
篠田 瑶子
戸村 奈月
岩田 ひとみ
上垣内 杏美
渡辺 耕平
高橋 まいか
小磯 萌香
中島 瑞穂
坪松 雄太
林 紅
志田 麻衣子
阿部 むつみ
竹下 裕理
島田 侑里
森永 大地
西澤 恵未
小海老澤 和樹
岡田 真季
山内 勝智
竹田 紅来
櫻井 希
益戸 実季
小西 泰枝
寺岡 紗希
塚本 耕平 梅本 さくら
山口 将
新藤 あさみ
羽賀 陽
澤木 嶺太
高橋 佳衣
吉田 杏里
國枝 知奈
石田 彩由美
出口 さくら
守山 詩子
原 祥壽
太田 毅
津田 未来
芳野 かすみ
細田 裕也
原川 涼
阿部 直美
須藤 周子
仲田 雄貴
久幾田 理恵
小林 洸介
宮田 広樹
相馬 友
中村 友美
佐藤 咲子
加藤 さち
山田 つぐみ
尾崎 菜々子
針ヶ谷 健太郎
守屋 貴臣
在日本韓国YMCA
瀧下 さより
篠原 由香
横浜YMCA
深野 芽衣
大久保 直樹
長友 竜馬
常見 俊智
森 朱梨
赤上 行克
五林 信幸
下山 夕貴
竹内 詩織
浅水 優花
盛岡 洋平
藤山 慎平
朝倉 拓
鈴木 惠理佳
清水 恒平
土谷 舞奈
小林 麻里子
八十島 咲
佐々木 晴菜
下田 ゆかり
渡邊 千尋
池田 愛美
井沢 友里
笹岡 真葉
柴崎 藍泉
鈴木 美春
鳥島 彩夏
中島 希望
中村 仰生
松原 千尋
村松 佑美
杉山 英恵
林 亜里咲
花本 弓佳
岡田 昌利
安齋 慧
本庄 早紀
笈川 渉
田中 翔大
加藤 雅樹
大島 公憲
佐藤 由梨
福光 海
宮崎 トミオ
佐久間 美奈
木村 駿佑
橋本 佳奈子
東山 考生
田中 佐季
岩澤 栞
石原 峻
松本 亮
市川 翔悟
白木 裕二
高綱 都子
林 啓二
青沼 遙
江面 育美
山本 祥太
増田 祥子
藤井 優奈
前原 紘美
石井 麻美
井上 恵美
村松 亜美
山口 浪漫
山田 智瑛
安藤 良彦
井上 貴文
西高 紫野
新倉 啓太
松岡 聖美
深井 晴伍
大田 芙佐江
川邊 佳
遠藤 真由子
加藤 未来
粟飯原 摂
藤井 理
大浦 優一
田中 瞳
野渡 歩美
廣瀬 尊敏
福重 温子
小林 航
神谷 亮太
池田 駿
内村 渚
知念 つみき
最首 映代
百武 悠
大塚 杏菜
永沼 安奈
塩川 沙希
高崎 みずほ
渋谷 和
岩楯 佐知子
阪口 育代
柳舘 育
小林 優香
須藤 直人
山上 喜洋
青柳 康弘
柏木 玲
広武 真季
相本 智子
井野 里美
中山 俊
中谷 竜義
田中 志幸
布田 健人
高瀬 一輝
川上 剛志
山内 征帆
富山YMCA
壽崎 崇寛
中陳 智路
鍋島 祥平
寺下 恵梨
中井 芳
中村 美香
陽 弥生
名古屋YMCA
浅井 みゆき
飯田 智真紀
小牧 菜穂
山崎 有美
小島 万智子
神谷 知世
児玉 麻紀子
鈴木 梢
丸山 景子
長崎 圭祐
橋本 美奈子
鶴田 紀子
山田 夕貴
宮里 知恵
吉田 侑加
三重YMCA
杉山 陽
鈴木 万祐子
須藤 淳
柴田 光広
伊藤 祐輔
加藤 元就
笠井 美香
上野 詩歩
滋賀YMCA
森野 明美
谷口 亜希
瀬戸 亜里沙
佐々木 史緒
藤田 陽香
友松 隼人
須藤 英敬
黄瀬 香織
新木 慧一
小嶋 瑞穂
樋口 理恵
初田 沙織
新木 稔一
上地 由希子
石川 友里
横田 ゆり子
宮本 千春
辻本 真樹
山根 ゆい
古胡 陽介
西田 真規子
安田 祐希
横関 琴絵
山口 美沙
古賀 琢士
國宗 賢太郎
藤池 郁佳
森下 啓子
橋 由加
京都YMCA
浅井 瑞希
東 夕子
井上 ちえま
井上 菜緒子
岩岡 咲帆
上野 宏文
大野 晃平
大野 恵
大橋 愛
岡 美香子
小沢 綾
尾関 祐子
加藤 はるか
金城 翔平
亀井 翔矢
亀井 槙子
木村 真衣
熊谷 めい
黒井 優
光斎 翔貴
坂 奈央
古閑 さやか 後藤 亜季
篠田 真穂
杉浦 弘寿
武田 由季
戸田 耕介
中川 莉沙
中嶋 彩乃
中山 歩実
西村 泰徳
信吉 里香
橋本 安未
樋本 麻子
藤岡 知美
富士元 愛美
三谷 駿
宮川 万里子
森田 眞由
保井 万穂
山形 優実
山本 依知子
吉村 未優
若菜 咲紀
責任性)、③金銭や名誉などの報いを目的とせず(無償性)、④人びとや社会のために働
き(利他性、社会性)、⑤人びとと痛みや喜びを分かち合い(相互性)、⑥継続的に(継
続性)、よろこんで自らの時間や労力、知識や能力、金銭などを提供する者をいう。
奈良YMCA
林 優美
西村 紗央里
藤原 愛子
鈴木 晶子
坊 侑香
平下 美恵
南 健
小西 貴将
野木 真美子
中澤 陽子
藤井 彩央
進藤 彩
高瀬 遼
花咲 滋
秋山 祥子
吉田 佳世
川原 千春
中井 真也
阪本 千幸
池下 和磨
春田 真悟
池垣 直哉
亀尾 昌樹
山本 訓永
西梶 剛弘
林 篤志
津村 有哉
赤鹿 瑞穂
伊地知 将孝
大阪YMCA
増田 公樹
辰巳 侑加理
伊藤 隆太郎
高橋 亜衣
内田 彩那
田淵 久恵
竹中 秋穂
大野 由紀子
成谷 珠美
中井 美貴
村内 亜莉沙
高木 優
西川 みか
大西 郁愛
仲津 亜耶
北岡 樹
藤岡 満寿美
渡邊 春菜
内田 朱音
清川 聡士
滝宮 由花
青野 由嗣
飯野 華穂
栗本 佳奈
一瀬 恵
奥山 美希
松本 賢人
清家 愛
井上 由貴
渡辺 友紀子
松本 華子
田中 早紀
大石 奈穂
谷川 英吾
木村 裕也
池上 眞平
小西 彩加
根 文月
川久保 太介
木元 絵里花
川岡 達夫
丸橋 佑里奈
小林 達也
谷 美那子
中井 美希
藤本 千草
河田 真理子
酒井 千尋
藤澤 実希
松浦 愛
西脇 直也
藤岡 美里
宮本 藍
上村 凌
大谷 智悠
森 みやび
上西 玲湖
松井 愛月 小林 比呂美 青木 愛奈 中川 佳奈 山野 博希
山口 剛史
秀山 彩加
竹内 沙希
衣川 康一朗
尾崎 裕也
田端 昴
黒川 一樹
酒井 友梨子
宮本 恭太
田野 未来
寺野 剛史
池田 藍
中西 里英
井形 友美
中田 茜
井上 あづさ
寺田 一也
酒井 那摘
久保 麻加
南野 菜穂
奥田 佑香
西川 紗衣
大平 優佳
岡本 悟
谷 美里
河合 愛美
森下 由加里
山中 千嘉
南 奈緒
今成 沙紀
松下 知代
谷仲 梨奈
武田 真梨子
井谷 世奈
藤浪 末佳
田中 良太
田中 夏紀
山崎 太詩
吉川 洸平
藤原 実香
高口 真一
奥 雄太
竹田 和晃
萬 絵梨
飯田 香菜子
金森 淑子
東條 里紗
表原 史典
野田 佑貴
松本 陽菜
松原 八重
松本 理奈
高野 豊行
泉 瑠里
柿本 千尋
清水田 正明
砂川 佳祐
村田 夏紀
矢張 陽子
和歌山YMCA
田上 和哉
谷口 亜紀
峯 範恵
宇治田 みち香
内田 菜穂子
北原 美侑
土橋 加奈
布藤 緑 松岡 雪樺
森下 美佳
中野 星聡
神戸YMCA
三原 妃那子
大下 由貴
山木 麗菜
加藤 優子
渡邉 有貴
井上 美和
伊藤 ゆり
山城 みなみ
冨田 早紀
楯尾 ほのか
横山 侑紀
土岐 美沙子
伊藤 絵理
赤松 由梨
穴田 有紀
石原 尚英
市坪 知子
上田 美波
上野 知未
江原 芳
戎 翔子
大村 友嘉里
岡田 紗也加
金尾 千尋
岸川 礼奈
佐々木 麻衣
西崎 由莉
筈谷 春香
三石 友子
森鼻 恵
阿児 真司
大西 郁也
勝山 拓磨
河野 太
古賀 隼人
笹部 慶太
菅野 昌吾
杉本 匡隆
武田 修
谷垣 邦彦
堤 健太
林 挑
村上 元規
山條 雄一
山本 顕太郎
吉積 康太
浅田 ともみ
足田 春佳
岩村 美里
太田 侑里
筧 茉莉
片桐 怜美
加藤 千絵
刈谷 なつみ
川崎 美穂
高畑 由美
戸田 優理亜
中妻 舞
野村 里奈
橋本 絵海
浜崎 真美
東川 愛
樋本 綾香
藤野 宏美
松浦 早織
三浦 ひろみ
光田 恭子
宮崎 彩
森岡 麻由
安福 春香
山脇 亜莉沙
米田 陽香
納冨 明奈
西岡 夏未
辻 沙喜子
廣瀬 歩
願永 朱理
宮永 真弓
藤原 亞美
廣瀬 献児
木本 友里
姫路YMCA
粂 奈那
近藤 立彬
山﨑 由香里
山田 高之
山田 寿美子
山田 愛美
原田 晃志
辻 天地
東内 慶太
吉岡 久美子
岡山YMCA
大賀 早紀
大倉 麻美
岡 卓史
岡部 杏菜
岡本 裕樹
片田 有紀子
菅 心
古谷 恵
白川 恵梨
橋 歩
武田 裕子
谷川 智美
塚本 恵美
難波 八重子
延平 文
花巻 優樹
古池 未季
町 優子
本橋 直樹
安井 志帆
山木 香奈
山本 知沙
山本 梨紗子
和氣 裕明
松山YMCA
有田 有
大場 裕也
島本 将成
津田 謙太郎
福井 翔真
古本 匡史
柳原 裕之
濱岡 沙也佳
山本 泰葉
北九州YMCA
安慶 政史
因 政信
大西 美里
魚住 倫子
田崎 陽
手塚 佳佑
山崎 美沙
松崎 雄大
福岡YMCA
渡辺 紗弓
中原 由貴
丸山 由美
中村 友香
本木 結佳
富澤 典子
酒井 宏輔
和田 広海
小嶋 かおり
井上 奈々
裏辻 枝里子 長崎YMCA
荒木 瑛理香
豊島 宏子
山田 香織
中城 早貴
吉岡 幹
和泉 章弘
熊本YMCA
榎 翔平
米澤 幸
竹田 小春
轟 陽平
児玉 一薫
大窪 眞波
木村 直哉
菅原 謙司
米村 美和
右田 洸平
福田 綾香
本多 友美
荒木 望里
熊谷 勇哉
沖田 知慧
矢野 気優
宮田 和奈
朝長 香奈
林田 秀平
第1回「出会いと体験の森へ」シンポジウム
2011年4月23日(土)
13:00∼16:30
「キャンプで人は育つか?」
(基調講演:千葉大学教授 明石要一氏)
時 間
12:00
13:00∼13:10
13:10∼14:30
14:45∼16:30
内 容
受付開始 実行委員長挨拶
基調講演「キャンプで人は育つか?」
パネルディスカッション「出会いと体験の森へ」
実行委員会
「出会いと体験の森へ」プロジェクトでは、5
つの青少年・社会教育団体が共同し、教育・社
会福祉等の分野で学ぶ学生や教員の皆さんを
中心に、シンポジウムを行います。ぜひご参加
ください。
会場:三菱商事株式会社本社ビル(東京丸の内)
参加費:1,000円(学生:500円)
お問い合わせ先:[email protected]
「出会いと体験の森へ」シンポジウム受付係
●第57回YMCA農村青年塾 開催
第57回YMCA農村青年塾は、1月21日から2泊3日
のプログラムで、日本YMCA同盟国際青少年セン
ター東山荘で行われ、北海道から四国まで、27人の
参加がありました。
講師の太田一男氏(酪農大学名誉教授)の「グ
ローバル化する農業の位相」と題する講演をはじめ、
「貧しさとゆたかさ」をテーマとする基調講演(塾
代表)、そしてアジア学院の紹介、また北海道農村
三愛塾の人達による「蕎麦うち」や「餅つき」等、
ゆたかなひと時を参加者一同で共有しました。
農村青年塾運動は、戦後になって農地解放が進み、
多くの小作農民が自作農民となったことへの対応と
して、また戦争で疲弊した農村の復興への協力とし
て行われたキリスト教運動です。この運動は日本の
農村に大きな影響を与えました。多くの農村青年達
がこの塾を通して、希望を与えられ全国の農村改革
に携わったのでした。
しかし、時代の変遷とともに、今は農業・農村
の問題だけではなく、食の問題や環境問題、また
グローバル化によって生じる経済や生活の諸問
題とも広く連携するようになりました。また、会
津立農会や北海道三愛塾という同根のグループ
との交わりも深めています。
最近は参加者数が20人ほどですが、YMCAの
中で唯一残っている農村・農業関係の事業として、
YMCA全体で憶えられることを願っています。そ
して全国のYMCAの中から参加者が多く出てほし
いと思っています。
日常活動としては、機関誌の発行を通しての相
互の交わり、また塾生の生産している農産物の販
売(プネウマバザール)等を行っています。
(農村青年塾代表 星野 正興)
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