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航 空 従 事 者 学 科 試 験 問 題 M2

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航 空 従 事 者 学 科 試 験 問 題 M2
航空従事者学科試験問題
資 格
一等航空整備士(回転翼航空機)
一等航空運航整備士(回転翼航空機)
二等航空整備士(共通)
二等航空運航整備士(共通)
科 目
航空法規等 [科目コード04]
題数及び時間
記
号
M2
20題 40分
CCCC041572
☆ 注 意 (1)「航空従事者試験問題答案用紙」(マークシート)の所定の欄に「受験番号」、
「受験番号のマーク」、「科目」、「科目コード」、「科目コードのマーク」、
「資格」、「種類」、「氏名」及び「生年月日」を記入すること。
「受験番号」、「受験番号のマーク」、「科目コード」又は「科目コードの
マーク」に誤りがあると、コンピュータによる採点処理が不可能となるので
当該科目は不合格になります。
(2)解答は「航空従事者試験問題答案用紙」(マークシート)に記入すること。
☆ 配 点
1問 5点
☆ 判定基準
合格は100点満点の70点以上とする。
整備・法規・M2 - 1/4 -
問
1
航空法第1条「この法律の目的」で次のうち誤っているものはどれか。
(1)公共の福祉を増進する。
(2)航空機の製造及び修理の方法を規定してその生産技術の向上を図る。
(3)国際民間航空条約の規定並びに同条約の附属書として採択された標準、方式及び手
続きに準拠する。
(4)航空機を運航して営む事業の適正かつ合理的な運営を確保して輸送の安全を確保す
るとともにその利用者の利便の増進を図る。
問
2
「航空機使用事業」の定義で次のうち正しいものはどれか。
(1)他人の需要に応じ、航空機を使用して有償で旅客又は貨物の運送以外の行為の請負
を行う事業をいう。
(2)他人の需要に応じ、航空機を使用して有償で旅客又は貨物の運送の請負を行う事業
をいう。
(3)他人の需要に応じ、航空機を使用して無償で旅客又は貨物の運送以外の行為の請負
を行う事業をいう。
(4)他人の需要に応じ、航空機を使用して無償で旅客又は貨物の運送の請負を行う事業
をいう。
問
3
「作業の区分」の「修理」の項目で次のうち正しいものはどれか。
(1)保守、整備、改造
(2)軽微な修理、小修理、大修理
(3)一般的修理、小修理、大修理
(4)軽微な修理、一般的修理、小修理、大修理
問
4
新規登録における航空機登録原簿への記載事項で次のうち誤っているものはどれか。
(1)航空機の製造年月日
(2)航空機の製造者
(3)航空機の定置場
(4)航空機の番号
(5)航空機の型式
問
5
耐空証明について次のうち正しいものはどれか。
(1) 耐空証明の検査は設計、製造過程および現状について行われる。
(2) 運用限界等指定書は耐空証明とは別の時期に交付される。
(3) 定期運送事業者にあっては、耐空証明は免除される。
(4)登録されると国土交通大臣により発行される。
問
6
運用限界等指定書の用途を指定する場合で次のうち正しいものはどれか。
(1)飛行機、回転翼航空機などの区分
(2)陸上単発、水上多発などの区分
(3)事業の区分
(4)耐空類別
問
7
耐空検査員が耐空証明を行うことができる航空機として次のうち正しいものはどれか。
(1)すべての滑空機
(2)中級、上級及び動力滑空機
(3)軟式飛行船及び滑空機
(4)超軽量飛行機
整備・法規・M2 - 2/4 -
問
8
耐空証明の有効期間を定めているもので次のうち正しいものはどれか。
(1)航空法
(2)耐空性審査要領
(3)航空法施行規則
(4)告示
問
9
修理改造検査を受けなければならない場合で次のうち正しいものはどれか。
(ただし、滑空機を除く)
(1)修理又は小改造
(2)修理又は大改造
(3)大修理又は改造
(4)大修理又は大改造
問 10
装備品基準適合証を有する装備品を使用して修理を行う場合の処置で次のうち正しい
ものはどれか。
(1)当該装備品の予備品証明を取得して使用しなければならない。
(2)所定の資格を有する整備士の確認を受けなければならない。
(3)当該修理に対しては修理改造検査を受けなければならない。
(4)当該修理に対しては耐空検査を受けなければならない。
問 11
航空法第18条(発動機等の整備)で限界使用時間を定めている重要な装備品として次の
うち誤っているものはどれか。
(1)排気タービン
(2)起動機
(3)燃料管制器
(4)点火用ディストリビュータ
問 12
業務規程の記載事項で次のうち誤っているものはどれか。
(1)認定業務の能力及び範囲並びに限定
(2)業務に用いる設備、作業場及び保管施設その他の施設に関する事項
(3)業務を実施する組織及び人員に関する事項
(4)品質管理制度その他の業務の実施の方法に関する事項
(5)整備士の行う確認の業務に関する事項
問 13
航空整備士についての技能証明を受ける要件で次のうち正しいものはどれか。
(1)年齢及び整備経歴
(2)年齢、整備経歴及び学歴
(3)国籍、整備経歴及び学歴
(4)国籍、年齢及び整備経歴
問 14
法第28条別表の二等航空運航整備士の業務範囲について述べた次の文章で、[ ]内に
あてはまる用語のグループとして正しいものは次のうちどれか。
整備(保守及び国土交通省令で定める[ A ] に限る。)をした航空機(整備に
[ B ] 及び[ C ] を要する国土交通省令で定める用途のものを除く。)
について第19条第2項に規定する確認の行為を行うこと
(1)A:小修理 B:緊度及び間隙の調整 C:複雑な結合作業
(2)A:小修理 B:高度の知識 C:複雑な整備手法
(3)A:軽微な修理 B:高度の知識 C:能力
(4)A:軽微な修理 B:複雑な整備手法 C:能力
整備・法規・M2 - 3/4 -
問 15
所定の資格を有しないで航空業務を行った場合の「罰則」で次のうち正しいものはどれか。
(1)100万円以下の罰金
(2)1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
(3)2年以下の懲役又は5万円以下の罰金
(4)2年以下の懲役
問 16
識別板に関する記述で次のうち正しいものはどれか。
(1)識別板には耐火性材料の要件は求められていない。
(2)識別板には変更の可能性があるため航空機の所有者名は打刻しない。
(3)識別板は航空機の出入口の見やすい場所に取り付けなければならない。
(4)識別板は長さ10cm、幅20cmのアルミニウム合金材を用いなければならない。
問 17
航空機を航空の用に供する場合に備え付けるべき書類として次のうち誤っているものは
どれか。
(1)型式証明書
(2)航空機登録証明書
(3)耐空証明書
(4)運用限界等指定書
問 18
救急箱の点検期間で次のうち正しいものはどれか。
(1)30日
(2)60日
(3)180日
(4)12月
問 19
整備規程に記載しなければならない事項として次のうち誤っているものはどれか。
(1)航空機の整備に従事する者の職務
(2)航空機の操作及び点検の方法
(3)装備品等が正常でない場合における航空機の運用許容基準
(4)航空機の整備に係る業務の委託の方法
問 20
ヒューマン・ファクタに関する次の文中、( )に当てはまる語句として(1)~(4)
のうち正しいものはどれか。
ヒューマン・ファクタ は、人間の( A )と限界を最適にし、( B )を減少させるこ
とを主眼にした総合的な学問である。生活及び職場環境における人間と( C )
・手順・( D )との係わり合い、及び人間同士の係わり合いのことであり、
システム工学という枠組みの中に統合された人間科学を論理的に応用することにより、
人間とその活動の関係を最適にすることに関与することである。
(1)A:体力 B:疲労 C:行動 D:能力 (2)A:表現力 B:事故 C:所属 D:行動 (3)A:能力 B:エラー C:機械 D:環境 (4)A:生命力 B:エラー C:所属 D:環境 整備・法規・M2 - 4/4 -
航 空 従 事 者 学 科 試 験 問 題
M11
資 格
二等航空運航整備士
(飛行機)
題数及び時間
25題 1時間
科 目
機 体〔科目コ-ド:09〕
記 号
L2AX091570
☆注 意 (1) 「航空従事者学科試験答案用紙」(マ-クシ-ト)の所定欄に、「受験番号」、
「受験番号のマ-ク」、「科目」、「科目コ-ド」、「科目コ-ドのマ-ク」、
「資格」、「種類」、「氏名」及び「生年月日」を記入すること。
「受験番号」、「受験番号のマ-ク」、「科目コ-ド」又は「科目コ-ドのマ-ク」
に誤りがあると、コンピュ-タによる採点処理が不可能となるので当該科目は不合
格になります。
(2) 解答は「航空従事者学科試験答案用紙」(マークシート)に記入すること。
☆配 点 1問 4点
☆判定基準
合格は100点満点の70点以上とする。
二運整・飛行機・機体1/4
問 1 耐空性審査要領において超過禁止速度は次のうちどれか。
(1) VA
(2) VB
(3) VNE
(4) VR
問 2 動圧に関する記述で次のうち正しいものはどれか。
(1) 空気密度に反比例する。 (2) 速度に比例する。
(3) 速度の2乗に比例する。 (4) 空気密度の2乗に比例する。
問 3 乾燥した空気の密度について次のうち正しいものはどれか。
(1) 空気密度は大気圧力の変化には関係しない。
(2) 空気密度は気温の変化には関係しない。
(3) 大気圧力が増すと空気密度は増加する。
(4) 気温が上がると空気密度は増加する。
問 4 レイノルズ数の説明で次のうち正しいものはどれか。
(1) レイノルズ数はρv2d/μで表される。
(2) 流体の粘性はレイノルズ数に影響しない。 (3) 層流から乱流に変わる点のレイノルズ数を臨界レイノルズ数という。
問 5 上反角の目的について次のうち正しいものはどれか。
(1) 主翼の揚力係数の増加
(2) 主翼の抗力係数の増加
(3) 縦安定の増加
(4) 横安定の増加
問 6 離陸滑走距離を短くする方法で次のうち正しいものはどれか。
(1) 機体重量を重くする。
(2) 翼面積を小さくする。
(3) 翼面荷重を小さくする。
(4) 追い風を利用する。
標準大気状態の海面高度近くを飛行する飛行機の動圧を測定したところ169kg/m2であった。
この時の速度で次のうち正しいものはどれか。
(1) 約50kt
(2) 約100kt
(3) 約150kt
(4) 約190kt
問7
問 8 失速について次のうち正しいものはどれか。
(1) 迎え角の増大に伴い揚力係数が一定になることである。
(2) 迎え角がある値を超えると揚力係数が急激に減少し抗力係数が増大することである。
(3) ゼロ揚力角とは失速角のことである。
(4) 迎え角を小さくしていき揚力係数が0になることをいう。
問 9 操舵力の軽減を目的としているもので次のうち誤っているのはどれか。
(1) ホーン・バランス
(2) マス・バランス
(3) シール・バランス
(4) オーバハング・バランス
二運整・飛行機・機体2/4
問10 総重量1,200kg、重心位置が基準線後方260cmのところにある飛行機で、130kgの荷物を基準線
後方340cmから270cmに移動させたときの新しい重心位置はどこか。次の中から選べ。
(1) 244.8 cm
(2) 252.4 cm
(3) 267.6 cm
(4) 275.2 cm
問11 フェール・セーフ構造に関する記述で次のうち正しいものはどれか。
(1) ある部材が破壊しても予備の部材が代って荷重を受け持つ構造をロード・ドロッピング構造
という。
(2) 硬い補強材を当てた構造をダブル構造という。
(3) たくさんの部材からなり、それぞれの部材は荷重を分担して受け持つ構造をレダンダント構造
という。
(4) 1個の大きな部材の代りに2個の部材を結合させた構造をバックアップ構造という。
問12 応力外皮構造の主翼に関する説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1) 基本的な構造部材にスパーやストリンガがある。
(2) 飛行中の翼構造に加わる荷重はまずスキンにかかる。
(3) スパーは剪断力とねじりモーメントを受け持つ。
(4) スパーとスキンでトーションボックスを形成している。
問13 ポリウレタン塗料に関する記述で次のうち誤っているものはどれか。
(1) 金属に対する付着性が良くないため、下地塗装が必要である。
(2) 硬化剤を加えて使用する常温硬化型塗料である。
(3) 塗膜が柔らかく柔軟で、光沢および耐候性に優れている。
(4) 耐油性、耐燃料性が良く、機体外部塗装に用いられている。
問14 テフロン・ホースの特徴で次のうち誤っているものはどれか。
(1) 経年変化を生じないため、半永久的に使用できる。
(2) 燃料、滑油及び作動油等に対し侵されない。
(3) ゴム・ホースに比べ、耐熱性及び柔軟性に優れている。
(4) 非吸湿性で接着性が悪いため、クリーニングが容易である。
問15 アルミニウム合金について次のうち誤っているものはどれか。
(1) 一般にアルミニウム合金の耐熱性は良くない。
(2) 熱膨張係数は鋼の約1/2である。
(3) 熱処理によって強度を上げることができるものとできないものがある。
(4) ジュラルミンはアルミニウム合金の一種である。
問16 複合材料の特徴で次のうち正しいものはどれか。
(1) エポキシ樹脂は複合材には使えない。
(2) 一次構造部材に使用できるものもある。
(3) GFRPは金属と比べると比強度が小さい。
(4) GFRPは電波透過性が良いが、耐食性は無い。
問17 油圧系統で使用されているセレクタ・バルブの種類で次のうち誤っているものはどれか。
(1) ポペット型
(2) プラグ型 (3) スウィング型
(4) スプール型 二運整・飛行機・機体3/4
問18 多発機の燃料クロス・フィード・システムの目的で次のうち誤っているものはどれか。
(1) 片発不作動時に燃料タンクの燃料量を均一にする。
(2) エンジンへの燃料供給システムに不具合があった場合のバック・アップ
(3) 左右のタンク内圧力を均一にする。
問19 凍結気象状態を飛行する場合に防除氷を必要とする部位で次のうち正しいものはどれか。
(1) VOR アンテナ
(2) 客室ウインドウ
(3) エルロン前縁
(4) プロペラ前縁
問20 ブレーキ系統にエアが混入した場合の現象で次のうち正しいものはどれか。
(1) ブレーキ・ペダルを踏み込む量が多くなり、制動効果が悪くなる。
(2) ブレーキ・ペダルを踏み込む量は多くなるが、エアの圧縮性により制動効果は変わらない。
(3) ブレーキを長時間使用すると、エアの加熱によりブレーキ自体が加熱する。
(4) ブレーキ・ペダルを数回踏み込むとエアはマスター・シリンダに戻るので、問題とはならない。
問21 脚に装備されているシミー・ダンパの目的で次のうち正しいものはどれか。
(1) ステアリングの効きを良くする。
(2) ブレーキの効きを良くする。
(3) ホイールの首振り振動を防ぐ。
(4) 着陸時のショックを和らげる。
問22 未知抵抗に6Vの電圧を加えたら、5Aの電流が流れた。抵抗値は次のうちどれか。
(1) 0.8Ω
(2) 1.2Ω
(3) 30Ω
(4) 36Ω
問23 ジャイロシン・コンパス系統のフラックス・バルブの機能について次のうち正しいものはどれか。
(1) コンパスの信号を電波障害から保護する。
(2) 機体の磁気の影響を取り除き、コンパスの指示を正確にする。
(3) 地磁気を検出し、コンパスの指示を正確にする。
(4) コンパスの信号を増幅させる。
問24 燃料タンク内に水が溜まる原因として最も考えられるものは次のうちどれか。
(1) 燃料補給車から水が混入する。
(2) 燃料の化学変化によって水が生成される。
(3) タンク内余積の空気が冷やされて内壁に結露する。
(4) 燃料自体に多量の水分が含まれていて徐々に分離する。
問25 磁気コンパスの静的誤差に関する記述で次のうち正しいものはどれか。
(1) 静的誤差には半円差、四分円差、不易差、北旋誤差がある。
(2) 自差の修正は、通常は不易差のみを行うことが多い。
(3) N-S、E-Wの補正用のねじで半円差を修正する。
(4) 北旋誤差は北向きに加減速したときに現れる。
二運整・飛行機・機体4/4
航空従事者学科試験問題
M22
資 格
二等航空運航整備士 (飛 行 機)
題数及び時間
20 題 50 分
科 目
タービン発動機 〔科目コード17〕
記 号
L2AT171570
☆注
意
(1) 「航空従事者学科試験答案用紙」(マークシート)の所定欄に「受験番号」、
「受験番号のマーク」、「科目」、「科目コード」、「科目コードのマーク」、
「資格」、「種類」、「氏名」及び「生年月日」を記入すること。
「受験番号」、「受験番号のマーク」、「科目コード」又は「科目コードの
マーク」に誤りがあると、コンピュータによる採点処理が不可能となるので
当該科目は不合格になります。
(2) 解答は「航空従事者学科試験答案用紙」(マークシート)に記入すること。
☆配
点
☆ 判定基準
1問 5点
合格は100点満点の70点以上とする。
二運(飛) タービン - 1/5 -
問 1
下記の文は耐空性審査要領の「定義」を記述したものである。 文中の( )に入る語
句の組み合わせで次のうち正しいものはどれか。 (1)~(4)の中から選べ。
この要領においてピストン発動機、(ア)発動機及びターボシャフト発動機の「連続最大
出力定格」とは、各規定(イ)の(ウ)において、第Ⅶ部で設定される発動機の運転限界
内で静止状態又は飛行状態で得られ、かつ、連続使用可能な(エ)をいう。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 2
・
・
・
・
・
・
・
・
(エ)
軸出力
ジェット推力
軸出力
ジェット推力
気体の比熱に関する関係で次のうち正しいものはどれか。
凡例
Cp 定圧比熱
Cv 定容比熱
k 比熱比
完全ガスの性質と状態変化に関する説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 5
・
・
・
・
(ウ)
標準大気状態
標準大気状態
海面上標準状態
海面上標準状態
ターボプロップ・エンジン
ターボジェット・エンジン
ラムジェット・エンジン
ターボシャフト・エンジン
Cv
(1) Cp >
Cv
(2) Cp ≦
Cv
(3) Cp =
(4) k = Cv/Cp
問 4
(イ)
高度
圧力
温度
密度
タービン・エンジンの分類で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 3
(ア)
ターボプロップ
ターボファン
ターボプロップ
ターボファン
等温変化では外部から加わる熱量はすべて内部への仕事に変わる。
定容変化では外部から得る熱量はすべて内部エネルギとなる。
断熱変化では外部との熱の出入りがない場合、膨張すると温度は上がる。
ポリトロープ変化は定圧変化と等温変化の中間にある。
理論空気サイクルの条件の説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
作動流体は完全ガスと仮定する。
圧縮・膨張は断熱変化とし外部との熱の出入りはないものとする。
発熱量に相当する熱量が外部から供給され膨張行程終了後に残りの熱量が排出される。
吸・排気には抵抗があり、大気圧のもとで吸・排気がなされる。
二運(飛) タービン - 2/5 -
問 6
国際単位系(SI 単位)に関する説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 7
ピストン・エンジンと比較したタービン・エンジンの利点で次のうち誤っているものはど
れか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 8
燃焼室入口部
タービン入口部
タービン出口部
排気ノズル部
エンジンのステーション表示に関する説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 11
大気温度
大気圧力
湿度
飛行速度
タービン・エンジンにおいて、エンジン内部の中で最も高温の燃焼ガスにさらされる部分
で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 10
ベアリングを多用しているため始動が容易である。
ノッキングの問題がない。
高速回転し慣性力が大きいため加速・減速に時間を要しない。
回転部分だけで構成しているため振動が極めて少ない。
タービン・エンジンの出力に関する外的要因で次のうち最も影響の少ないものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 9
応力はニュートンで表される。
トルクはジュールで表される。
仕事はランキンで表される。
馬力はワットで表される。
インテーク前方のエンジンの影響を受けない点がステーション 1 である。
コア・エンジンの排気出口の点はステーション 19 で終わる。
ファン排気ノズルの出口の点はステーション F5 で終わる。
燃焼室入口の点はステーション 3 や 4 がある。
ホット・セクションに関する説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
ホット・セクションとはガスジェネレータの構成部分のことである。
ホット・セクションに排気ノズルの部分も含まれる。
整備上、コールド・セクションとは区別して取り扱うことが必要である。
ホット・セクションはエンジン劣化、寿命に及ぼす影響が大きい。
二運(飛) タービン - 3/5 -
問 12
軸流コンプレッサと比較した遠心式コンプレッサの利点で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 13
1 段で得られる圧力比が大きい。
異物の吸入に対して強い。
製作が容易で製造コストが比較的安い。
高圧力比を得るための多段化が容易である。
燃焼室の種類で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
カン型
ダクト型
カニュラ型
アニュラ型
問 14
下図の空冷タービン・ブレードで「インピンジメント冷却ブレード」はどれか。
問 15
排気系統に関する説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 16
TypeⅡオイルに関する説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 17
逆推力装置は排気系統に該当する。
排気ノズルはオリフィスとして作用する。
コンバージェント排気ノズルは排気速度を加速する。
テール・コーンはガス流路の断面積を急激に変化させている。
TypeⅡオイルは鉱物油である。
TypeⅠに比べ耐熱性に優れている。
TypeⅠに比べて引火点が低い。
TypeⅡは MIL- H -5606 に相当する。
一般にタービン・エンジンに装備されている滑油ポンプで次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
ベーン・ポンプ
プランジャ・ポンプ
ジロータ・ポンプ
ギア・ポンプ
二運(飛) タービン - 4/5 -
問 18
下図はプロペラ・ブレード断面を示すものである。 「羽根角」で次のうち正しいものは
どれか。
(1) α
(2) β
(3) φ
問 19
プロペラに働く応力の種類で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 20
曲げ、引張、せん断
曲げ、引張、圧縮
曲げ、引張、捩り
曲げ、捩り、圧縮
定速プロペラにおいてエンジン出力を増加させた後の安定状態で次のうち正しいものはど
れか。
(1)
(2)
(3)
(4)
回転数が増加し羽根角が減少する。
回転数は一定で羽根角が増加する。
回転数が増加し羽根角が増加する。
回転数は一定で羽根角が減少する。
二運(飛) タービン - 5/5 -
航空従事者学科試験問題
M27
資 格
二等航空運航整備士 (飛行機・飛行船)
題数及び時間
20 題 50 分
科 目
ピストン発動機 〔科目コード18〕
記 号
L2AP181570
☆注
意
(1) 「航空従事者学科試験答案用紙」(マークシート)の所定欄に「受験番号」、
「受験番号のマーク」、「科目」、「科目コード」、「科目コードのマーク」、
「資格」、「種類」、「氏名」及び「生年月日」を記入すること。
「受験番号」、「受験番号のマーク」、「科目コード」又は「科目コードの
マーク」に誤りがあると、コンピュータによる採点処理が不可能となるので
当該科目は不合格になります。
(2) 解答は「航空従事者学科試験答案用紙」(マークシート)に記入すること。
☆配
点
☆ 判定基準
1問 5点
合格は100点満点の70点以上とする。
二運(飛・船) ピストン - 1/5 -
問 1
温度と熱量に関する説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1) 摂氏温度は、1 気圧において氷の融点を 0 ○C 、水の沸点を 100 ○C として、その間
を 100 等分した単位である。
(2) 華氏温度は、1 気圧において氷の融点を 32 ○F、水の沸点を 132 ○F として、その間
を 100 等分した単位である。
(3) 1 cal は、1 気圧において 1 g の水の温度を 1 ○C 高めるのに必要な熱量をいう。
(4) 1 Btu は、1 気圧において 1 lb の水の温度を 1 ○F 高めるのに必要な熱量をいう。
問 2
ボイルの法則に関する説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 3
一定量の気体の体積は絶対温度に反比例し、絶対圧力に比例する。
一定量の気体の体積は絶対圧力に反比例し、絶対温度に比例する。
一定温度において一定量の気体の体積は絶対圧力に反比例する。
一定圧力において一定量の気体の体積は絶対温度に比例する。
右図はオットー・サイクルのP-V線図である。
(A)~(D)に当てはまる語句の組み合わせ (A)
で次のうち正しいものはどれか。
(D)
(C)
(B)
(1)
(2)
(3)
(4)
問 4
・
・
・
・
(B)
容積
容積
圧力
圧力
・
・
・
・
(C)
断熱圧縮
断熱膨張
断熱圧縮
断熱膨張
・
・
・
・
(D)
断熱膨張
断熱圧縮
断熱膨張
断熱圧縮
エンジン運転中にブリザ・パイプから常に煙が出ている場合の原因で次のうち正しいものは
どれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 5
(A)
圧力
圧力
容積
容積
早期着火
ピストン・リングやシリンダの摩耗
吸・排気弁の摩耗
シリンダ・ヘッド・テンプの過度な上昇
ピストン・リングの役目で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
燃焼室内のガス圧力を高く保つ。
シリンダ内壁とピストン・リングの摺動面に適切な油膜を保持する。
ピストンの熱がシリンダ壁に伝わるのを防ぐ。
ピストンが直接シリンダに接触するのを防ぐ。
二運(飛・船) ピストン - 2/5 -
問 6
ベアリングに関する説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 7
排気弁の中には軸を中空にして金属ナトリウムを封入したものがあるが、その理由で次の
うち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 8
シリンダ温度を下げて、末端ガスの温度を下げる。
吸気の温度と圧力を下げて、末端ガスの温度を下げる。
混合気を薄くする。
エンジン回転数を上げて、炎速度を大きくする。
エンジン駆動の燃料ポンプに関する説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 11
捩り振動を吸収する。
曲げ振動を吸収する。
静釣合いをとる。
シャフト・ベアリングの振動を吸収する。
運転条件によるデトネーションの防止方法(過給エンジンを除く)で次のうち誤っているも
のはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 10
振動吸収のため
重量軽減のため
冷却のため
防食のため
ダイナミック・ダンパの目的で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 9
プレーン・ベアリングは点接触であり、大きな荷重に耐え摩擦が大きい。
プレーン・ベアリングはスラスト荷重に適している。
ボール・ベアリングは摩擦が大きく高速回転に適さない。
ボール・ベアリングはラジアル荷重とスラスト荷重に適している。
電気駆動のブースタ・ポンプと並列に配管されている。
不具合の時に燃料調量装置に供給できるようにバイパス弁を内蔵している。
エンジンに必要な燃料量以上を送る能力を持っている。
余分な燃料をポンプ入口に戻すための逃し弁を備えている。
点火ハーネスの説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
マグネトで作られた高電圧エネルギを昇圧して点火栓へ送電する。
エンジン自体の点火順序に従うため各点火リード長が定められている。
ゴムまたはシリコンの絶縁材により高電圧の漏洩を防ぐ。
シールド被覆は接地することで高周波電磁波を遮蔽しラジオ雑音干渉を低減する。
二運(飛・船) ピストン - 3/5 -
問 12
ロング・リーチ点火栓の説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 13
エンジン・オイルの作用で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 14
機体電源が無くても指示する。
リード線が断線すると指示が高温側に振り切れる。
全シリンダにある受感部を直列に接続している。
燃焼室内に受感部がある。
航空燃料(ガソリン)の具備条件で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 17
常にベアリング部にオイルを含ませている方式
滑油に燃料を混合させる方式
滑油タンクを発動機本体の外部に設ける方式
滑油をクランク室底部の油だめに溜める方式
熱電対式のシリンダヘッド・テンプ指示系統の説明で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 16
防錆作用
清浄作用
減摩作用
保温作用
潤滑系統のウェット・サンプ方式で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 15
点火栓取付けねじ部の長い点火栓である。
電極間の間隙の広い点火栓である。
火花の発火時間の長い点火栓である。
限界使用時間の長い点火栓である。
高いアンチノック性があること
低い発熱量であること
腐食性がないこと
耐寒性に富むこと
エンジン運転中に油圧計が過度に振れる原因で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
油温が高すぎる。
油温が低すぎる。
油圧計の配管に空気が混入している。
油圧計の配管につまりを生じている。
二運(飛・船) ピストン - 4/5 -
問 18
風車ブレーキと動力ブレーキに関する説明で次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 19
プロペラのブレードに働く応力について次のうち誤っているものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
問 20
急降下時の負トルクの発生は風車ブレーキ状態である。
羽根角が前進角より大きいと風車ブレーキ状態となる。
風車ブレーキ状態では負推力と負トルクが発生する。
負の羽根角で正トルクであれば動力ブレーキ状態となる。
圧縮
曲げ
引張り
捩り
プロペラに装備されるカウンタウエイトの作用で次のうち正しいものはどれか。
(1)
(2)
(3)
(4)
ブレードを低ピッチ方向へ回す。
ブレードを高ピッチ方向へ回す。
ブレードをアン・フェザ方向へ回す。
ブレードを逆ピッチ方向へ回す。
二運(飛・船) ピストン - 5/5 -
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