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ガイドブック
I n f o r m a t i o n o f t h e C l i n i c a l Tr a i n i n g f o r D o c t o r e s i n S h i m a n e
2014年度版
島根県臨床研修指定病院
ガイドブック
島 根 県
オール島根で
医師のキャリア形成をサポートします。
しまね地域医療支援センター
概要・取り組み
2013 年 4 月に医療機関、医師会、大学、市町村、県等で構成する「一般社団
法人 しまね地域医療支援センター」が誕生しました。
支援センターでは、
若手医師の皆さんが“しまね”に軸足を置いて、
やりがいを持っ
て研修・勤務できるよう、卒後 10 年程度のキャリアプログラムを作成します。
このプログラムは、若手医師の皆さんの意向を最大限反映したもので、県外研修
や海外研修も支援します。
医師のキャリア形成において、卒後の将来を決定づける重要な時期に、地域医
療から高度な医療まで幅広く経験できる「しまね地域医療支援センター」でのオー
ダーメイドのキャリアプログラムで、医師としての基盤形成を支援します。
皆さんの参加をお待ちしています。
主な事業
地域医療を志す若手医師の
キャリア形成を支援。
⑴キャリアプログラムの作成・実施支援
⑵研修体制の充実支援や研修機会の提供
⑶大学・医療機関等の医療情報の発信
⑷ワークライフバランスの推進
⑸関係機関との連携体制の構築
⑹医療情報の把握・分析
Step.1
しまね地域医療支援センターへ登録
▼
Step.2
面談を通じて、本人の希望を確認
▼
Step.3
専門医の資格取得などができる
プログラムの作成
▼
Step.4
プログラムに基づく研修先の調整や
研修期間中のフォローアップの実施
研修医・若手医師等の登録
▼
しまね地域医療支援センター
【キャリアプログラムの作成・支援】
▼
大学・地域の医療機関等に勤務
大規模病院
中小規模病院・診療所
症例経験
地域医療経験
島根大学附属病院
高度・専門研修
県外・海外での専門研修
【問い合わせ先】
一般社団法人しまね地域医療支援センター 島根県出雲市塩冶町 89 ー 1 島根大学医学部附属病院内 TEL:0853-25-8326 http://www.allshimane.jp/
平成 25 年8月に島根大学医学部内にオープンする若手医
師の育成拠点 みらい棟
島根県内の臨床研修指定病院
松江市
出雲市
隠岐の島町
西ノ島町
安来市
海士町
雲南市
大田市
知夫村
奥出雲町
美郷町
江津市
飯南町
川本町
浜田市
邑南町
〈凡例〉2次医療圏界
松江圏域
益田市
出雲圏域
雲南圏域
津和野町
大田圏域
浜田圏域
益田圏域
吉賀町
●このパンフレットに記載されている情報は、
平成25年4月現在のものです。
隠岐圏域
1 松江市立病院(松江市)
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〈病床数/470床〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
2 総合病院松江生協病院(松江市)
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〈病床数/333床〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
3 松江赤十字病院(松江市)
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〈病床数/645床〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
4 島根県立中央病院(出雲市)
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〈病床数/679床〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5 島根大学医学部附属病院(出雲市)
8
10
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〈病床数/600床〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6 国立病院機構浜田医療センター(浜田市)〈病床数/365床〉
12
7 益田赤十字病院(益田市)
14
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〈病床数/327床〉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
臨床研修制度の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
1
松江市立病院
病院の概要
●開 設/昭和 23 年 4 月 1 日
●開 設 者/松江市長 松浦 正敬
●院 長 名/紀川 純三
●病 床 数/ 470 床
●標 榜 科/ 2
7科
(総合診療科、内科、消化器内科、
循環器内科、呼吸器内科、神経内科、
小児科、
放射線科、
精神神経科、
皮膚科、
消化器外科、腫瘍化学療法・一般外科、
血管・胸部・内分泌外科、心臓血管外
科、脳神経外科、整形外科、形成外科、
産婦人科、泌尿器科、耳鼻いんこう科、
眼科、麻酔科、緩和ケア・ペインクリ
ニック科、救急診療科、リハビリテー
ション科、歯科口腔外科、臨床検査科)
●医 師 数/ 94 名
●指 導 医 数/ 30 名
●外来患者数/ 855.0 人 / 日(H24 年度実績)
●入院患者数/ 374.2 人 / 日(H24 年度実績)
JR松江駅
9号線
宍道湖
プラバホール
駅
木
乃
JR
松江中央ランプ
山陰自動車道
田和山遺跡
至米子
松江西ランプ
島根女子短大
至出雲
松江市立病院
総合運動公園
交通案内
●JR松江駅からタクシーで約15分、
バス(南循環線又は市立病院行き)で約20〜30分
プログラムの目的と特徴
当院では、
1年次に内科6ヶ月、救急3ヶ月、選択必修3ヶ月、2年次に地域医療1ヶ
月、選択科目11ヶ月の研修をおこなうこととしています。
内科の研修は、内科(内分泌・代謝)、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、神経
内科において実施し、研修期間中に経験すべき病状・病態・疾患に対応できるよう、
各診療科をローテートします。
救急の研修は、緊急を要する病態や疾病、外傷に適切に対応する能力を修得する
ために必要な研修をおこないます。研修場所は、当院の他、希望に応じ、松江赤十字
病院において、3次救急の研修をおこなうこともできます。また、指導医とともに宿
日直をおこなう他、研修医で午後の救急対応のローテーションを組むなど、救急外
来患者の初期治療を数多く経験します。さらに心肺停止搬送の連絡があった場合に
は、呼び出しをもとに、心肺蘇生に参加することができます。
選択必修の研修は、外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神神経科の5科目から2
科目以上を選択しておこないます。
選択科目の研修は、研修医の希望を基本に、各科目における行動目標・経験目標
の到達状況を踏まえて実施します。当院の特徴の一つである、緩和ケア病棟での研
修も含め、当院の診療科全般から選択することができます。
また選択科目については、希望により島根大学、鳥取大学において研修をおこな
うことができます。
このように、研修期間を通じて、多様な病状、病態、疾患を経験することによって、
プライマリ・ケアを修得し、医師としての人格を養い育むことを目的としています。
研修スケジュール
年間
4月
5月
1年次
6月
7月
8月
9月
10月
内 科
11月
12月
1月
救急※
2月
3月
選択必修
松江市立病院
4月
2年次
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
選択科目※
地域医療
松江市立病院(鳥取大学・島根大学)
協力施設※
※協力施設:隠岐病院、雲南市立病院、市内の診療所など ※救急:松江赤十字病院にて、3次救急の研修をおこなうことも可能です。
※選択科目:希望により鳥取大学、島根大学において研修をおこなうことも可能です。
週間
1年次必須である内科(消化器内科)の例
AM(7:30 〜 8:20)
病棟回診・内視鏡検査
火
外来診療・超音波検査
水
病棟回診・内視鏡検査
木
病棟回診・外来診療
金
AM(8:30 〜 12:00) PM(13:00 〜 17:15)
月
ER 症例カンファレンス 外来診療・超音波検査
CF
ERCP
病棟回診
入院病歴作成
救外当番(週1回程度)
PM(17:30 〜)
グラム染色カンファレンス(月1回)
消化器内科・外科 合同カンファレンス
循環器内科研修(月1回)
ミニレクチャー(各診療科)
(月 1 回)
「研修医が学ぶ診断学」
(月 1 回)
消化器内科・外科 合同カンファレンス
後期研修について
当院では、初期研修修了後の医師が、より専門的な臨床能力を身につ
けるため、選択科目ストレートコース、内科系ローテートコース、外科系
ローテートコースを基本に、個々のニーズに応じたプログラムにより対
応します。
各種学会の認定医、専門医資格を得ることも可能です。
処遇については、当院正規職員医師に準じています。
希望に応じて、できるだけ柔軟な対応をいたしますが診療料の状況等
によりご希望にそえない場合もあります。
研修・認定施設一覧
募集要項
●応 募 資 格/医師免許取得(見込み)の者
●採 用 予 定 人 数/8名
●身 分/研修医(非常勤職員)
●給 料/1年次43万円程度/月
(税込み、諸手当の概算額を含む)、
賞与50万円/年
2年次50万円程度/月
(税込み、諸手当の概算額を含む)
賞与60万円/年
●宿 舎/マンションを借り上げ宿舎として提供
●手 当/時間外手当、宿日直手当及び特殊勤務手当
●当 直 回 数/4回程度/月(1回あたり宿日直手当20,000円支給)
※研修医用当直室有り
●休 暇/有給休暇 年間20日(正規職員に準じる)
●社 会 保 険/健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険
●健 康 管 理/健康診断2回/年、各種予防注射、
抗体価検査(ウィルス疾患)を病院負担で実施
●研修会への参加/国内出張 年度内2回まで当院負担
●学 会 で の 発 表/研修会への参加と別枠で可
●医師賠償責任保険/有
応募連絡先
〒690−8509 松江市乃白町32番地1
松江市立病院 総務課 医師支援室
TEL 0852−60−8007
FAX 0852−60−8072
E-mail:[email protected]
URL:http://www.matsue-cityhospital.jp/
院長 紀川 純三
病床数470床、診療科目27科を有する本院は、山陰の
中核病院のひとつとして地域医療に貢献しています。緩和
ケア病棟・救急病棟を設置、大規模災害時の拠点施設とし
ての機能も有しています。また、多くの学会から専門医育
成のための施設として認定され、優れた臨床医の育成に努
力しております。
臨床研修の場は医師の将来に大きな影響を与えます。
初期研修では、一般臨床を学ぶだけではなく、research
mindを育むことも必要と思います。最新の医療機器の導入とともに、研究・研修費
を予算化し、学会や研修会への参加を積極的に奨めています。大学との連携によ
り深い研究への興味も満たすことができます。研修医の希望に応じたプログラム
と経験豊かな指導医による有意義な研修を提供することにより、多くの研修希望
者に応募していただいています。やる気のある諸君の応募をお待ちしております
【卒後臨床研修委員会委員長からのメッセージ】
診療部長 安部 睦美
当院は「愛情」
「信頼」
「奉仕」をモットーに、松江市保
健医療福祉ゾーンの中心として、救急医療から慢性期医
療まで幅広い医療を提供しています。救急集中治療病棟、
消化器病センター、緩和ケア病棟を有し、がん医療におい
ても予防・診断、治療、ケアの一連のがん医療の全てを経
験することができ、医師として身につけなければならない
技術はもちろんのこと、患者さんと向き合うためのコミュ
ニケーションにも力を入れています。
また、当院では研修医の皆さんの学びたい希望をできる限り取り入れ、それぞれ
が将来を見据えた効果的な研修に取り組めるように、卒後臨床研修委員会のメン
バーをはじめとした指導医たちが一人ひとりに適したプログラムを作り上げていき
たいと考えています。
研修の中では指導医とともに学会に出かけたり、発表したりしながら時には厳し
く、時には息を抜きながらの研修を経験し、少しずつ前に進んでもらいたいと思っ
ています。整った医療環境と熱意ある指導医のもとで、医師としての第一歩を私た
ちと一緒に踏み出してみませんか?松江市立病院職員一同、皆さんの若い、フレッ
シュな活力を求めています。
【研修医からのメッセージ】
松江市立病院
日本内科学会内科専門医教育関連病院
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本消化器病学会認定施設
日本循環器学会循環器専門医研修施設
日本心血管インターベンション学会認定研修施設
日本超音波医学会超音波専門研修施設
日本神経学会教育施設
日本小児科学会専門医制度研修関連施設
日本外科学会認定医修練施設
日本消化器外科学会専門医修練施設
日本乳癌学会関連施設
日本胸部外科学会認定医制度関連施設
日本整形外科学会専門医研修施設
日本脳神経外科学会認定医制度による指導訓練場所
日本皮膚科学会認定医研修施設
日本泌尿器科学会専門医教育施設
日本産婦人科学会認定医制度卒後研修指導施設
日本眼科学会専門医制度研修施設
日本麻酔科学会指導病院
日本医学放射線学会放射線科専門医修練施設
日本リハビリテーション医学会研修施設
日本ペインクリニック学会指定研修施設
日本精神神経学会精神科専門医制度研修施設
日本周産期・新生児医学会周産期専門医補完研修施設
日本放射線腫瘍学会認定協力施設
日本糖尿病学会認定教育施設
日本緩和医療学会認定研修施設
日本病理学会研修認定施設B
がん診療連携拠点病院
日本総合病院精神医学会専門医制度研修施設
日本生殖医学会生殖医療専門医制度研修連携施設
日本生殖医学会生殖医療専門医制度認定研修施設
日本核医学会専門医教育病院
内分泌・甲状腺外科専門医制度認定施設
日本呼吸器内視鏡学会認定施設
日本感染症学会認定研修施設
【院長からのメッセージ】
研修医 内田 有紀(1 年次)
私は、まだここで研修を始めさせていただいて間もない
ですが、簡単にここでの研修について紹介させていただこう
と思います。
松江市立病院は松江市の南側をカバーする急性期病院で
あり、毎日軽症の方から重症の方まで幅広く多くの方が来ら
れ、初期研修で重要な初期治療に触れる機会がたくさんあ
ります。また症例数だけでなく指導医の先生方が実習・講義
をして下さるグラム染色や各診療科の先生によるミニレク
チャー、救急外来での症例を共有するERカンファレンス、循環器勉強会、研修医のた
めの診断学についての勉強会など学習の機会にも恵まれています。このように初期研
修に必要な経験を積むことのできる環境がしっかりと整っている病院です。
また当院の特徴としてプログラムの柔軟性があります。最初に希望通りのプログラ
ムを組んでいただけるだけでなく、途中で重点的にやりたい科などが見つかった時に
ローテートの組み合わせの変更に応じていただけます。私自身もまだ将来の希望科に
ついて決まっておらず、ローテートの希望を出す時点でどこを回ろうかという不安も
ありましたが、後から変更がきくということで安心して希望を出すことが出来ました。
4月現在当院では2年次研修医4人、1年次研修医10人、歯科研修医2人の16人の
研修医がいます。2年次の先輩方は様々な相談に応じてくださり心強いです。同期の
人数も程よく、お互いに切磋琢磨し楽しく研修出来ています。
最後になりましたが、どこの研修病院にもその病院の持っている良さがそれぞれに
あると思います。当院に興味を持ってくださった方は是非一度見学に来て、松江市立
病院の良さを知って頂けたら嬉しいなと思います。
研修医 松木 由佳子(2 年次)
松江市立病院での初期臨床研修も2年目に入りました。1
年間勤務した上での当院の紹介をしたいと思います。
当院の研修の良さは、研修医の希望を重視し、自主性を
大事にしていただける点だと思います。個々の研修プログ
ラムや講義の内容は、研修医の希望を元に組んでいただ
き、研修が始まってからの年間プログラムの変更も可能で
す。院内外の研修などにも参加することができますし、研
修医がやりたいと思うことも可能な限り取り入れていただ
いています。例えば、一昨年から研修医が研修医に講義を
するという試みが始まり、また昨年度は研修医が中心とな
りERカンファレンスを立ち上げ、各科の先生方にも参加していただいています。自
分がプレゼンテーションすることで知識が整理され、さらに深く勉強しようという
意欲にもつながっています。このように、どうすれば研修医が成長できるかという
視点で考え、研修医のわがままを通すために、医師支援室のスタッフの皆さんが尽
力してくださり、私たちの研修は日々改善し作り上げられていきます。熱心な指導
医も多く、医局内で他科の先生が指導してくださったり、突然電話で「今ちょっとい
い?」と遠隔個別レクチャーが始まることもあります。看護スタッフ、検査部や放射
線部の技師の方も親切で、技術面のみならずたくさんのことを学ばせていただい
ています。
つらいこと、苦しいこともありますが、上記のように多くの方々に支えられて充実
した研修を行っています。当院での研修に興味を持っていただければ私たち研修
医も嬉しく思いますし、ぜひ一度見学に来ていただき当院の良さを感じていただき
たいと思っています。
2
総合病院 松江生協病院
病院の概要
●開 設/ 1986 年 12 月 21 日
●開 設 者/松江保健生活協同組合 理事長 平 仁司
●管 理 者/院長 高濱 顕弘
●病 床 数/ 333 床(一般)
●標 榜 科/ 1
8 科(内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、
神経内科、小児科、外科、肛門科、脳神経外科、整
形外科、麻酔科、産婦人科、泌尿器科、眼科、耳鼻
咽喉科、放射線科、リハビリテーション科、皮膚科)
●医 師 数/ 43 名 2013.4.1 現在
●指 導 医/ 25 名
●外来患者数/ 489 人 / 日(2013.3 月実績)
●入院患者数/ 292 人 / 日(2013.3 月実績)
4
3
松江城
1
号
4
8
5
号
線
線
大橋川
中海
宍道湖
プログラムの目的と特徴
松江駅
桧山トンネル
生協病院
当院の初期研修プログラムは、研修医の要望を取り入れ、ひとりひとりの研
線
修医にあったプログラムを提供しています。画像診断の勉強会や腹部エコー研
修などがその一例です。 至米子
山陰自動車道松江道路
至出雲
9号
また、内科急性期疾患に総合的に対応できる病棟を編成し、内科の各科縦割
松江中央ランプ
りローテーションはやめ、その病棟をフィールドとして様々な領域の内科疾患
を同時に担当する研修をスタートさせます。
交通案内
これにより、経験症例を増やし、患者さんを継続してみてゆく力を養成し
●JR松江駅より 徒歩20分・タクシー5分
●山陰自動車道 松江中央ランプより 車5分
ます。
研修スケジュール
年間
プログラムA(生協病院独自プログラム 定員4)
4月
5月
4月
地域医療
*2
5月
1年次
2年次
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
内科* 1
救急
出雲市民病院、松江生協病院
松江生協病院
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
選択必修科* 3 選択科* 4
松江生協病院、松江市立病院、松江赤十字病院、出雲市民病院、出雲市民リハビリテーション病院
3月
3月
*1 導入期研修は松江生協病院、出雲市民病院どちらか選択(出雲市民病院の場合でも6ヵ月まで延長可)
*2 地域医療は2年目で。斐川生協病院、東出雲診療所及び大曲診療所から選択
*3 選択必修は、外科(生協)、小児科(生協・松江赤十字病院)、産婦人科(市立)、精神科(市立2ケ月)のうち、2科目、3ヶ月以上。
*4 選択科は、必修科及び選択必修科に加え内科(出雲市民)神経内科、整形外科、脳外科、リハ科(出雲市民リハ)、耳鼻咽喉科、
泌尿器科、放科、小児科(松江日赤)
プログラムB(島大たすきがけプログラム 定員2)
4月
5月
4月
地域医療
*5
5月
1年次
2年次
6月
7月
6月
7月
選択必修科* 6
8月
内科* 4
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
救急
3月
11月
12月
選択科* 7
島根大学附属病院
1月
2月
3月
松江生協病院
9月
10月
*4 希望により出雲市民病院(最大4ケ月)で研修可能
*5 隠岐病院、公立雲南総合病院から1つを選択
*6 外科、産婦人科、小児科、精神科、麻酔科(2ケ月)から2科目以上3ヶ月を選択。
*7 必修科、選択必修科に加え皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、放射線科、放射線治療科から選択
週間
循環器内科の例
月
火
水
木
金
土
午前
病棟診療
腹部エコー
病棟診療
心エコー
病棟診療・心臓カテーテル検査
病棟診療
午後
心臓カテーテル検査
病棟診療
心臓カテーテル検査
病棟診療・カンファレンス
心臓カテーテル検査
研修医会・学習会
後期研修について
後期研修を希望する医師は、初期研修修了までに面談を
行い、本人の希望、生活設計も視野に入れて専門性と総合
性を身につけるためのプログラムを考えます。当院は県内
に4つある日本内科学会認定医教育病院のひとつです。内
科の後期研修中に内科学会認定医を取得することができま
す。また、日本循環器学会専門医、消化器内視鏡学会専門
医を取得することができます。
研修・認定施設一覧
日本内科学会認定医制度教育病院
日本消化器内視鏡学会専門医制度認定指導施設
日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
日本神経学会専門医制度教育関連施設
日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
日本外科学会外科専門医制度修練施設
日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設
日本消化器外科学会専門医修練施設
日本整形外科学会専門医制度認定研修施設
日本脳神経外科学会専門医認定制度訓練施設
日本泌尿器科学会専門医教育施設
日本消化器病学会専門医制度認定関連施設
日本臨床細胞診学会施設認定
日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設
日本不整脈学会・日本心電学会認定 不整脈専門医研修施設
●応 募 資 格/2014年3月医師国家試験合格見込者
●採用予定人数/ 6 名
●身 分/正規職員(常勤医)
●給 与 等/ 1
年次 406,500 円/月
〈内訳〉
330,000 円
(基本給)
40,000 円
(研修医手当)
36,500 円(住宅手当)
2 年次 436,500 円/月
〈内訳〉
340,000 円
(基本給)
60,000 円
(研修医手当)
36,500 円(住宅手当)
賞与(年 2 回)あり、社会保険、健康保険・
厚生年金・労災保険・雇用保険加入
学会出張年4回まで保障(旅費・宿泊費支給)
●宿 舎/宿舎なし
※希望の住宅を病院が契約。
●勤 務 時 間/原則 8:30 〜 17:00 当直 4 回/月(副当直)
●休 暇/ 4
週 6 休制、年次有給休暇(10 日)
、
夏期休暇(3 日)
、年末年始(5 日)
●研 修 始 日/ 2
014 年 4 月 1 日
受験申込書、履歴書、卒業見込証明書を下
記に郵送
事前見学・実習の上、面接試験
応募連絡先
〒690−8522
松江市西津田8丁目8番8号
総合病院松江生協病院 秘書課
TEL 0852−23−1111㈹
FAX 0852-26-4104
E-mail:[email protected]
URL:http://www.matsue-seikyo.jp/
院長 高濱 顕弘
松江生協病院は、地域住民の「安心してかかる
ことのできる病院がほしい」との願いから生ま
れた病院で、現在もその伝統は受け継がれていま
す。組合員(地域住民)とともに健康づくりをす
すめる取り組みは医療生協の大きな特徴で、“地
域をより身近に感じることのできる病院”と言
えます。疾病予防を目的とした組合員宅での健康チェックや講話に
は、医師や研修医も参加し、地域との絆を深めています。
地域の医療要求に応えようと、医療技術・設備の充実を図りなが
ら日々奮闘しています。松江生協病院では、地域医療を支える人材
を必要としています。医学生の皆さんの病院見学・実習のご応募を
お待ちしています。
【研修責任者からのメッセージ】
研修プログラム責任者 越田 俊也
初期研修で修得すべきこととしてcommon disease対
応力、疾患の重症度評価の力、専門的診断治療必要性の有
無の判断力、そして対人間のコミュニケーションやマネジ
メント能力があげられると思います。当院は松江市内に位
置する333床の総合病院で、救急からリハビリまでの部
門が初期研修医に対応でき、研修で培うべき内容を網羅し
ています。他スタッフや各科どうしのコミュニケーション
も良好ですから、医師がチーム医療の中心として成長できる土壌を備えていま
す。また、患者さんの家庭的・社会的アプローチにも力を入れています。
また、当院は内科急性期疾患に総合的に対応できる病棟を編成しています。
内科の 各科縦割りローテーションではなく、その病棟をフィールドに様々な
領域の内科疾患を同時に担当出来ます。これにより、経験症例を増やし、患者
さんを継続してみてゆく力を養成します。医学生の皆さん、是非とも私たちの
病院においで下さり、このプログラムに参加して下さい。そしてお互いに学び
あい、高めあいましょう。
総合病院松江生協病院
募集要項
【院長からのメッセージ】
【研修医からのメッセージ】
2 年目研修医 久野 遥加
私は、高校時代に医師を目指すきっかけとなる
実習をさせていただいた当院で2年間の初期研修
を行っています。1年目の研修は、小規模病院で
の家庭医療、内科急性期病棟研修、救急医療をバ
ランスよく学べ、医師の第1歩にはぴったりのプ
ログラムとなっています。実際に研修を始めてみ
ると、病棟業務や検査のオーダーなどに追われる
こともありますが、ときには趣味であるフルートの演奏を通して、
患者さんと音楽で交流したり、地域に出向いて肺炎予防について講
演する機会もあり、病気を診るだけでなく、心を癒し、生活を支え
る医療を実践する研修生活を送っています。ぜひ一度、見学に来て
みてください。心よりお待ちしています!
1 年目研修医 尾上 正樹
生協病院を研修先に選んだきっかけは、病院見
学というかたちで実習した時に、「ここ」で研修
したい!と感じました。
先生方が丁寧に指導して下さるのはもちろん
のこと、スタッフのみなさんも優しく、また、
生協病院のスタッフ間の仲良さと連携の良さが
魅力的でした。さらには、ひとりの患者さんを総合的な医療ー例え
ば、様々な診療科にまたいだ横断的な医療と往診などの在宅医療の
支援ーを実施している生協病院スタッフの生き様にあこがれ、医師
としての第一歩は「ここ」で始めたいと思いました。
今後は、知識と技術を身につけることはもちろん、患者さんが何
を考えながら「生活」しているかを感じ取れる医師を目指していき
たいです。
人はただ生き死にしているだけでなく、一人ひとりが様々な「人
生」を歩んでいる。病気もその人生のなかのひとつと考えると、医
療の主人公は患者さん(それと患者さんの周囲の人たち)だと思い
ます。だからこそ、病気を治すことだけでなく、患者と病気が「人
生」の中でそう悪くないエピソードになるように努めていこうと思
います。そのために、まずは患者さんの「生活」を忘れない医療を
行いたいです。
そんな「医療」を実感出来るこの病院で一緒に研修してみません
か。
3
松江赤十字病院
病院の概要
●開 設/昭和 11 年 4 月
●開 設 者/日本赤十字社
●院 長 名/ 公平
●病 床 数/ 645 床
●標 榜 科/ 2
6 科(内科、精神神経科、神経内科、
呼吸器内科、糖尿病・内分泌内科、血
液内科、
膠原病・腎臓内科、
消化器内科、
循環器内科、小児科、外科、整形外科、
形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、
心臓血管外科、乳腺外科、皮膚科、
泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽
喉頭頚部外科、リハビリテーション科、
放射線科、麻酔科、歯科口腔外科)
●医 師 数/ 134 人
●指 導 医 数/ 50 人
●外来患者数/ 750 人 / 日(平成 24 年度)
●入院患者数/ 588 人 / 日(平成 24 年度)
松江地方裁判所
松江赤十字乳児院
松江赤十字病院
宍
道
湖
大
橋
松
江
大
橋
大橋川
4
3
1
号
線
く
に
び
き
大
橋
新
大
橋
JR松江駅
9号線
交通案内
●JR松江駅から徒歩10分
平成 24 年新病院オープン
プログラムの目的と特徴
松江赤十字病院は、昭和11年4月1日に開院した歴史ある病院で、主に松江市等、
島根県東部の2市を医療圏としています。
当院は松江市の中心市街地に位置し、地域の中核病院として、一般医療・救急医
療・高度医療を提供し、また、地域の医療機関や保健・福祉・介護施設と連携し患者
さまに一貫した医療の提供を行っています。高度医療機器もMRI・PET-CT等を整備
していますが、平成24年6月には新病院が完成し、更なる「医療の質」の向上を図っ
ていきます。
本院は赤十字精神のもと「患者さま主体」の医療を実践し、「高度」「良質」「公
正」な医療を目指して運営を行っています。
当院のプログラムの特徴は以下のとおりです。
⑴ 松江赤十字病院がいままで行ってきた地域医療にねざした、プライマリ・ケア
から最新の高度医療まで幅広い、症例を経験できる。特に救急外来は救命救急セ
ンターの認定を受け、一次から三次救急まで完結した医療を数多く経験できる。
⑵ 病院内の研修だけではなく、療養型病院、離島(隠岐)の診療所、保健所等さ
まざまな医療・保健現場で実習し、経験を積むことが出来る。
⑶ 1年次に基本研修科目(内科、外科、小児科、麻酔科、救急)、2年次に必須科
目(精神科、産婦人、地域保健・医療)の研修をする。選択期間の9ヵ月は、各自
の希望により研修する。
⑷ 初期2年間の研修(必修)の後、内科専門医や外科専門医を目指す後期研修
コースがある。
研修スケジュール
4月
年間
5月
1年次
6月
7月
8月
9月
10月
内 科
11月
外 科
12月
小児科
1月
2月
3月
救急(救急・麻酔)
松江赤十字病院
2年次
4月
5月
精神神経科
産婦人科
松江赤十字病院
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
地域
選択科
※協力施設
松江赤十字病院
1月
2月
3月
※協力施設:鹿島病院、雲南市立病院、加藤病院、隠岐島前病院、益田赤十字病院
週間
1年次必須である内科の例
7:30
8:00
月
13:00
17:00
病棟・エコー検査
病棟
病棟・部長回診
病棟
水
外来(総合診療科)
病棟
木
病棟・内視鏡検査
病棟
病棟・部長回診
病棟
火
金
12:00
早朝カンファ
早朝カンファ
18:30
内科合同カンファ
研修医講義
抄読会
後期研修について
当院における後期研修は、前期研修修了後、各科ごとに全
23のコースがあります。(定員1~2名)原則3~4年間の
研修としますが、後期研修医の希望も考慮します。また、研
修認定施設一覧の学会の認定医、専門医資格を得ることが可
能です。処遇については、本俸278,500円、医師確保手当
254,700円、賞与(22年度 本俸×3.95か月分)、各種手
当(扶養、住宅、通勤、当直)別途支給します。
研修・認定施設一覧
募集要項
●応 募 資 格/平成26年3月国家試験合格見込者
●採用予定人数/10名
●身分及び給与/嘱託医師(研修医)
1年次247,600円(賞与 夏10万冬30万)
2年次262,600円(賞与 夏30万冬30万)
●諸 手 当/当直手当(1回につき)
1年次16,000円 2年次16,000円
研修医手当
1年次月額30,000円 2年次月額40,000円
●休 日/労働基準法準拠 半年後10日付与
夏季休暇3日間
●宿 舎/あり
●社会保険加入/健康保険、厚生年金、雇用保険
労災保険、厚生年金基金等
応募連絡先
〒690−8506 松江市母衣町200
松江赤十字病院 人事課
TEL0852−24−2111(代) FAX0852−21−6469
E-mail:[email protected]
URL:http://www.matsue.jrc.or.jp/
院長 公平
私だけの考えではないようですが、医師は
何故か初めて赴任した病院のカラーが、体に
染みつくように思います。それは、その後の
医師生活の中で、勤務する病院が変わり少
し変化することはあっても、根本のところで
はずっと残っています。それくらいに初めて
医師の生活を始める病院での経験は、その後の医師としての姿
勢に大きな影響を残します。新臨床研修制度になっても同じで
しょう。研修病院として皆さんを指導する我々も、そのことを
肝に銘じ、質の高い医療を行うように常日頃努力しています。
当院の行っている医療が、都会の病院に比べて遅れている
とは決して思いません。島根県は、高齢者の占める比率は非常
に高く、合併症を抱えた難しい患者さんが沢山いらっしゃいま
す。当院ではそのような方を数多く診療しているのです。初め
にそうした症例を経験しておく方がよろしいと思いますがいか
がでしょうか。地方は地方なりに都会とは違った特色のある研
修が体験できるのではないかと思います。
科によって程度に違いはありましょうが、どんどん実際の医
療を行っていただきたいと思います。「百聞は一見にしかず」
と言いますが、それよりもさらに自分で行って経験しなけれ
ば、本当にわかったとは言えないと思います。我々もそのよう
にして教えられてきました。
本年4月に新病院が完全竣工しました。新しい病院で初期研
修を行ってみませんか。相当な経験が積めると思いますよ。
【研修責任者からのメッセージ】
臨床研修医教育委員会 大居 慎治
当院は地域の住民の信頼のもと、中核病
院としてプライマリケアから高度医療まで
を実践しており、コモンな疾患からまれな疾
患までいろいろな経験ができます。救急症
例が多く、初診の段階から研修医が主体的
に症例を経験でき、なおかつ画像診断を含
めて専門医のバックアップ体制をとっており安心して研修でき
ます。初期研修では幅広く、いろいろな疾患の経験を積むこと
が重要であり、研修2年目には逞しく実力をつけています。
ローテート先の専門科では到達度に応じて専門医である指導
医から直接指導を受けることが出来ます。エキスパートとの距
離が近いことも当院の研修の特徴といえます。後期研修におい
ても当該専門科の研修の他、希望があれば他の専門科での研
修も可能です。常勤医師の出身大学は様々であり、多様性のあ
る人材がそろっています。公式な週2回の研修医カンファレン
ス、週1回の専門医による講義のほか、学会発表、文献の抄読
会、合宿、レクレーションなどもあります。楽しく充実した研
修期間を松江赤十字病院で過ごしてみませんか。
松江赤十字病院
日本内科学会認定内科専門医教育病院
日本消化器学会認定医制度認定施設
日本消化器内視鏡学会認定医専門医制度認定指導施設
日本糖尿病学会認定教育施設
日本神経学会専門医制度教育施設
日本外科学会認定医制度認定修練施設
日本消化器外科学会専門医修練施設
日本胸部外科学会認定医認定制度指定施設
日本循環器学会認定循環器専門医制度研修施設
日本小児科学会認定医制度研修施設
日本整形外科学会認定医制度認定研修施設
日本形成外科学会認定医制度認定施設
日本脳神経外科学会専門医認定制度訓練施設
日本皮膚科学会認定医研修施設
日本皮膚科学会認定専門医研修施設
日本泌尿器科学会専門医制度教育施設
日本産婦人科学会認定医制度卒後研修指導施設
日本眼科学会専門医制度専門医研修施設
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医制度研修施設
日本医学放射線学会放射線科専門医修練施設
日本核医学会認定医教育病院
日本超音波医学会認定超音波専門医制度研修施設
日本麻酔学会麻酔指導医制度指導病院
日本ペインクリニック学会指定研修施設
日本血液学会研修施設
日本静脈経腸栄養学会認定研修施設
日本臨床細胞学会施設
日本集中治療医学会専門医研修施設
日本救急医学会救急科専門医指定施設
日本インターベンションラジオロジー指導医修練施設
日本リウマチ学会教育施設
日本病理学会認定病院A
【院長からのメッセージ】
【研修医からのメッセージ】
研修医 森本 昌樹(2 年次)
私が二年間の初期研修で学ぼうと思って
いることは、大きく二つあります。
一つは、医師として命に関わる疾患•病態
を的確に診断し治療につなげることです。こ
れは松江圏域救急医療の最後の砦たる当院
において、軽症から重症までの多数の症例を
通して深く学ぶことが出来ています。上級医の指導、フィード
バックはもちろんありますし、当直中など緊急であると判断す
れば、各科医師への連絡まで研修医の判断で行って構いません。
二つ目に、三年目以降の自分の進路について考え、学ぶこと
を挙げます。当院は全診療科を網羅し、ひとりひとりの希望に
沿った自由なプログラムでの研修が可能となっています。私も
研修一年目を終える頃には、将来の専門科を決めることが出来
ました。
近年は研修医の人数も増え、各科での研修、日当直業務など
いわゆる屋根瓦方式で学び合う環境が整いつつあります。この
点も当院における研修の魅力の一つとなりました。
真面目なことばかり書いてきましたが、松江という街の魅力
も見逃せません。水の都松江、またその圏域には疲れた心を癒
す観光スポットが盛りだくさんです。
松江城、宍道湖を間近に臨む当院で、あなたも充実した研修
を送ってみませんか。
病院も建て代わり、研修医室も綺麗ですよ。
ぜひ一度、病院見学を。研修医一同お待ちしています。
4
島根県立中央病院
病院の概要
●開 設/昭和23年4月
●開 設 者/島根県
●院 長 名/中山 健吾
●病 床 数/679床
●標 榜 科/総合診療科、リハビリテーション科、放射線科、放射線治療
科、内視鏡科、検査診断科、病理組織診断科、精神神経科、
神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、リウマチ・アレ
ルギー科、血液腫瘍科、内分泌代謝科、感染症科、外科、乳
腺科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、
泌尿器科、腎臓科、形成外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、
歯科口腔外科、救命救急科、麻酔科、手術科、集中治療科、
小児科、小児外科、新生児科、産婦人科、地域医療科
●医 師 数/ 166人(H25.4.1現在)
●指 導 医 数/ 81人(H25.4.1現在)
●外来患者数/1,130人/日(H24年度)
●入院患者数/ 556人/日(H24年度)
県道斐川出雲大社線
出雲ドーム
ゆめタウン出雲
島根県立中央病院
9号線バイパス
消防署
県合同庁舎
市体育館
至大田
図書館
9号線
市役所
至松江
市民会館
JR出雲市駅
一畑電鉄出雲市駅
交通案内
●JR出雲市駅から1.6㎞、徒歩:20分、タクシー:5分、バス:7分
<電鉄出雲市駅乗車、「県立中央病院」バス停下車>
プログラムの目的と特徴
⑴救命救急センター・総合周産期母子医療センター・地域がん診療連
携拠点病院等々当院が担っている役割が広範に亘っているので、総
合的な力を養いながら各々の希望進路に沿った、またそれが見つけ
られる研修ができます。
⑵研修必修項目全てを履修できるように、診療科間で融通の利く体制
としています。
⑶離島における診療など地域医療にも貢献できる人材を育てるように
プログラムを作成しています。
⑷島根県で数少ない救命救急センターを併設しており、1次救急から
3次救急まで、24時間応需体制をとっています。全ての診療科が
待機制を組み、どの診療科の救急にも対応できる体制ができていま
す。時間外の救命救急外来はスタッフ1人、卒後3〜5年の後期臨床
研修医1人、卒後2年目初期臨床研修医1人、卒後1年目初期臨床研
修医1〜2人の4〜5人体制で行っており、初期臨床研修医の救命救
急研修に適しています。
⑸初期・後期臨床研修管理委員会で認められれば、3年目以降も研修
の継続が可能です。
研修スケジュール
4月
年間
5月
1年次
6月
7月
8月
内 科
9月
10月
11月
救命救急科
12月
1月
外 科
2月
3月
麻酔科
小児科
2月
3月
島根県立中央病院
2年次
4月
5月
地域医療
救命救急科
※協力施設
6月
7月
内 科
8月
9月
10月
産婦人科 精神神経科
11月
12月
※選択
島根県立中央病院
1月
選択診療科
島根県立中央病院・※協力施設
※協力施設:島根県立こころの医療センター、隠岐広域連合立隠岐病院、隠岐広域連合立隠岐島前病院、雲南市立病院、公立邑智病院、浜田市国民健康保
険弥栄診療所・波佐診療所・あさひ診療所、雲南保健所、出雲保健所、県央保健所、島根県赤十字血液センター
※選 択 地域医療、保健所、当院指定の診療科のうち2科を1ヶ月ずつ研修
※1年次の4月は、オリエンテーションを行い、終了後は5月に研修する診療科を研修することになります
循環器科の例
週間
月
火
水
木
金
午前
負荷心筋シンチ検査・病棟診療
心臓カテーテル検査・治療
心臓カテーテル検査・治療 心エコー 心臓電気生理検査・
カテーテルアブレーション・ICD
病棟診療・救急外来対応・心臓カテーテル検査・治療
心臓カテーテル検査・治療
午後
病棟診療・病棟回診
病棟診療・病棟カンファレンス・心エコー
心臓カテーテル検査・治療 心エコー
心臓外科合同カンファレンス・病棟診療
救急外来対応・心臓カテーテル検査・治療
病棟診療・循環器科カンファレンス
消化器科・内視鏡科の例
月
火
水
木
金
午前
検査・病棟診療
早朝カンファレンス(外科・病理共同)
〃
〃
〃
〃
検査・病棟診療
〃
〃
〃
〃
午後
内視鏡カンファレンス
〃
〃
〃
〃
※研修医全員を対象として、毎週水曜日7:30〜朝カンファレンス、隔週木曜日18:30〜研修医主体の勉強会を実施
症例カンファレンス
病棟回診
後期研修について
当院では、2年間の卒後臨床研修を修了した医師が、より専門的な臨
床能力を身に付け、当該学会の専門医資格を取得することを目標に後期
臨床研修カリキュラムを立てています。当院は卒後臨床研修が必須化さ
れる以前から自治医科大学卒業生の研修を担ってきており、研修医指導
のknow-howと実績を有しています。
研修・認定施設一覧
募集要項
●募 集 資 格/平成26年3月医師国家試験合格見込者
●定 員/10名
●身 分/嘱託医師(初期臨床研修医)
●研 修 手 当/1年次270,000円、2年次340,000円
●諸 手 当/宿日直手当(救急当直)1回30,000円、
通勤手当(通勤距離2㎞以上の場合、距離に応じて支給
上限12,000円)
住居手当(民間賃貸住宅の場合、家賃額の1/2支給 上限20,000円)
賞与相当(夏冬計 1年次315,000円/2年次460,000
円)採用時期によって異なる
●当 直 回 数/月4回程度
●休 暇/有給休暇(1年次:20 日(採用月により月割)/ 2年次:
20 日)
、夏季休暇(4 日)
、年末年始、忌引休暇
●宿 舎/有
●保 険/全国健康保険協会管掌健康保険、厚生年金保険、労働
者災害補償保険、雇用保険
●健 康 診 断/年2回
●医師賠償責任保険の扱い/病院において加入
●外部研修活動/年2回程度病院が負担
応募連絡先
〒693−8555 出雲市姫原四丁目1番地1
島根県立中央病院 事務局総務課
TEL 0853−22−5111㈹ FAX 0853−21−2975
E-mail:[email protected]
URL:http://www.spch.izumo.shimane.jp/
病院長 中山 健吾
卒業後の5年間にどんな環境で研修するかはその後の
長い医師生活に大きな影響を与えます。当院は「大切に
厳しく」をモットーにしており、
「積極的に学ぶ姿勢があれ
ば」すばらしい研修環境を提供できる病院です。研修プロ
グラムは、初期2年、後期3年からなり、
「総合医育成コー
ス」、
「専門医育成コース」を選択でき、5年間で「一人前
の医師」になることを目標にしています。全ての診療科で
専門医認定・修練施設を取得しており、約80名いる指導医が診療科の垣根を越え
て教育に当たっています。経験できる症例も多岐にわたり、患者数、手術数も多い
ため専門医取得のための環境が整っています。また総合診療科、救命救急科が充
実しているのも特徴の一つです。
当院はいわゆる「5疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病・精神疾患)と5事業(災
害・救急・周産期・小児・へき地医療)」を中心とした真に必要とされる医療を提供
する最後の砦として存在する病院です。このため地域がん診療連携拠点病院、救
命救急センター、総合周産期母子医療センター、基幹災害拠点病院に認定され、そ
のスタッフ数、診療実績などは近隣の医療機関でトップレベルと自負しています。
また従来からのドクターカー事業に加えて2011年6月からは当院を基地病院とし
たドクターヘリ事業が開始され、年間600-700回の出動件数となっています。
ICTを活用した全国初の電子カルテシステムを独自に開発し、現在は周辺医療
機関だけでなく島根県全県の医療情報が共有できるネットワークシステム(まめ
ネット)に発展しています。今後も先進的な取り組みを行いたいと思っています。
「田舎にあっても」、いや「田舎だからこそ」十分で自由度の高い診療経験が保障さ
れ、総合医、専門医ともに目指すことができます。当院の医師をはじめ他職種職員
の支援の元、より細やかで充実した研修環境で皆さんの医師としてのキャリアパス
をスタートさせませんか。
【研修責任者からのメッセージ】
医療局長 今岡 友紀
現在、私たちの病院では166名の医師が勤務していま
す。そのうち初期臨床研修医22名、後期臨床研修医20
名、大学派遣の専攻医4名の計46名で、31%が卒後5年
未満の新進気鋭の若手医師です。初期から後期臨床研修
医としての残留率も年々アップし、また大学や市中の臨床
研修病院で過ごした医師のブーメラン現象も見られ、活気
にあふれ、未来を感じさせるに十分な雰囲気があります。
私たちの病院は、若手医師の活躍抜きに成り立たず、もっと広範囲な活躍の場を
保証し提供したいと考えています。そして先輩医師は若手医師に触発され一層頑
張る。私たちの病院にはこんな構図がみられます。これは、私たちの病院が10年間
取り組んできた初期・後期臨床研修環境の整備の努力の成果と考え、今後もさらに
環境の改善に努める決意です。
最後に、皆さんに初期・後期臨床研修期間を私たちの病院で行ってほしいと思
います。皆さんによかったと思っていただけるよう病院挙げて皆さんを待っていま
す。まずは病院見学に来てください。
島根県立中央病院
・日本内科学会認定医制度教育施設(教育病院)・日本小児科学会小児科専門医制度専門医研修施設
・日本皮膚科学会認定専門医研修施設
・日本精神神経科学会精神科専門医制度研修施設
・日本外科学会外科専門医制度修練施設(指定)・日本整形外科学会専門医制度研修施設
・日本産婦人科学会専門医制度専攻医指導施設・日本眼科学会専門医制度研修施設
・日本耳鼻咽喉科学会認定専門医研修施設
・日本泌尿器学会泌尿器科専門医教育施設(基幹教育病院)
・日本脳神経外科学会専門医訓練施設(A)
・日本医学放射線学会放射線科専門医制度放射線科専門医総合修練機関
・日本麻酔科学会麻酔科認定病院
・日本病理学会研修登録施設
・日本救急医学会救急科専門医指定施設
・日本形成外科学会専門医認定施設
・日本リハビリテーション医学会研修施設
・日本消化器病学会専門医制度認定施設
・日本循環器学会認定循環器専門医研修施設 ・日本呼吸器学会特定地域関連施設
・日本血液学会認定研修施設
・日本糖尿病学会専門医制度認定教育施設(内分泌代謝科)
・日本肝臓学会認定施設
・日本アレルギー学会認定教育施設
・日本感染症学会連携研修施設
・日本神経学会専門医制度教育研修施設(准教育施設)
・日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設・呼吸器外科専門医合同委員会認定修練施設(基幹)
・三学会構成心臓血管外科専門医認定修練施設・日本リウマチ学会認定教育施設
・日本消化器内視鏡学会認定専門医制度指導施設
・日本周産期・新生児医学会周産期専門医制度母体・胎児研修施設(基幹施設)
・日本周産期・新生児医学会周産期専門医制度新生児研修施設(基幹施設)
・日本生殖医学会 生殖医療専門医制度認定研修施設
・日本集中治療医学会集中治療専門医制度研修施設
・日本透析医学会専門医制度教育関連施設(島根大学医学部附属病院)
・日本臨床腫瘍学会専門医制度認定研修施設
・日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医研修施設
・日本脳卒中学会認定研修教育病院
・日本臨床細胞学会認定施設
・日本放射線腫瘍学会認定協力施設
・日本インターベンショナルラジオロジー学会(日本IVR)専門医修練認定施設
・日本乳癌学会専門医制度認定施設
・日本手外科学会専門医制度認定施設
・日本心血管インターベンション治療学会研修施設・日本プライマリケア学会認定医研修施設
・日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医制度関連認定施設
・日本航空医療学会認定制度指定病院
・日本不整脈・日本心電学会認定不整脈専門医研修施設
・日本認知症学会専門医制度教育施設
・日本顎顔面インプラント学会専門医研修施設
・日本静脈経腸栄養学会認定NST稼働施設(栄養サポートチーム)
・日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設
・日本医療薬学会認定薬剤師制度研修施設
・島根大学医学部卒後臨床研修協力型臨床研修病院(医科・歯科)
・NPO法人卒後臨床研修評価機構 認定施設 ・日本医療機能評価機構認定施設
・日本栄養療法推進協議会NST(栄養サポートチーム)稼働施設
・婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構登録参加施設(JGOG登録参加施設)
・日本救急撮影技師認定機構実地研修施設
・日本成人心臓血管外科手術データベース参加施設
・両心室ペースメーカー移植術実施施設
・埋込型除細動器移植術実施施設
・経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮頚管アテレクトミーカテーテルによるもの)実施施設
・胸部大動脈瘤ステントグラフト(血管内治療)実施施設
・日本臍帯血バンクネットワーク登録移植医療機関・骨髄移植推進財団非血縁者間骨髄採取認定施設
・骨髄移植推進財団非血縁者間骨髄移植認定施設ほか(ホームページをご覧ください)
【病院長からのメッセージ】
【研修医からのメッセージ】
研修医 今岡 麻保(2 年次生)
皆さん初めまして。初期臨床研修医2年の今岡麻保です。
2年目の研修となりますが、毎日楽しく充実した研修生活を
送っています。中央病院では研修医が主体的に診療に参加
できる場面が多くあり、その一つが救急外来です。
当院は3次救急機関であらゆる疾患患者が搬送され、研
修医はファーストタッチで診療に当たります。もちろん最初
は診察の仕方もわからずあたふたすることもありましたが、
決して一人になることはなく、上の先生方がしっかりご指導・見守って下さるので心配
することはありません。
また、病院全体の雰囲気がいい所も当院の魅力だと思います。先生方がとても優し
く、忙しい中でも熱心に指導して下さります。科によっては先生方と飲みに出ることも
ありとてもフレンドリーです。同期はもちろん、先輩・後輩の仲も良く、医局内はいきい
きとした雰囲気です。
福利厚生の面については、資格取得や学会遠征費の補助も出るので積極的に勉強
できる環境は十分に整っていますし、医局横にはカプセル型仮眠室があり休息場所も
確保されています。
学生の皆さん、自分に合った研修病院を探すためにより多くの病院を見学し、その
一つの選択肢として私達の姿を是非一度見に来てください。心よりお待ちしておりま
す。
後期研修医 宮本 匠(5 年次生)
私は出身が京都、大学が名古屋市立大学で、島根とは
縁もゆかりもないまま、当院での研修を選びました。研修
は非常に中身が濃く、有名研修病院にも十分ひけをとらな
い自負があります。あとはみなさんが島根での生活を好む
かどうかです。島根出身の人は地元愛もありますが、他県
の人(特に都会出身者)にとって島根での生活が嫌いでな
いかどうかが気になる点です。ただ私は他県出身ですが、
島根での生活を非常に気に入っています。当院のある出
雲市はお世辞にも都会ではありませんが、自然は豊かで、
食事もおいしいし、店もそれなりにそろっています(時には都会に買い物に行けば
いいでしょう)。普通に医者の生活をしていて、欲がなければ日常生活には一切困り
ません。嫌なのは中国からの黄砂くらいです。百聞は一見に如かず。他県のみなさ
ん、ぜひ一度、島根観光がてら当院に見学にいらしてください。
5
島根大学医学部附属病院
病院の概要
●開 設/昭和 54 年 4 月
●開 設 者/国立大学法人 島根大学
●院 長 名/井川 幹夫
●病 床 数/ 600 床
●標 榜 科/ 3
0 科(内分泌代謝内科、腫瘍・血液内科、
消化器内科、肝臓内科、神経内科、膠原
病内科、呼吸器・化学療法内科、腎臓内科、
循環器内科、皮膚科、小児科、消化器外科、
肝・胆・膵外科、小児外科、乳腺・内分
泌外科、心臓血管外科、呼吸器外科、整
形外科、脳神経外科、泌尿器科、精神科
神経科、産科、婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、
放射線科、放射線治療科、麻酔科、歯科
口腔外科、臨床検査科)
プログラムの目的と特徴
●医 師 数/ 362 人
●指 導 医 数/ 160 人
●外来患者数/ 942.1 人 / 日(平成 24 年度)
●入院患者数/ 397.7 人 / 日(平成 24 年度)
本院初期臨床研修の特長として協力型臨床研修病院及び臨床研修協力施設等と
協力して、医師として必要な基本姿勢・態度を身につけるとともにプライマリ・ケア
を行うにあたって基本となる診察法・検査・手技を習得できるよう配慮しています。
1年目基本研修の内科6ヶ月では、希望する内科系の診療科をローテーションで
き、選択必修期間3ヶ月では、外科(1ヶ月)麻酔科(2ヶ月)小児科(1ヶ月)産婦人
科(1ヶ月)精神科(1ヶ月)から2診療科以上を選択し研修します。
救急研修は、救急部スタッフの充実を図り、一次救急から三次救急まで幅広い研
修が可能です。加えて、大学病院コースでは東京医科歯科大学での救急研修も可
能です。
たすきがけコースでは、県内すべての臨床研修病院及び県外(東京医科歯科大
学、青梅市立総合病院、宇治徳洲会病院、大隅鹿屋病院)の病院で、
1年間多彩な症
例を経験することができます。
総合医育成特別コースでは亀田ファミリークリニック館山、水戸協同病院、大隅
鹿屋病院での総合内科の研修の他、県立広島病院での救急研修も選択でき、視野
の広い総合医の育成を目指しています。
県立中央病院
(関連教育病院)
市役所
至大田
県合同庁舎
商工会議所
9号線
出雲市民会館
至松江
バス乗り場
JR出雲市駅
出雲高校
出雲郵便局
GS
GS
島根医大入口
島根大学医学部
交通案内
●飛行機利用…東京(約1時間20分)大阪(約1時間15分)福岡(約1時間15分)出雲空港→出雲市駅バス(約25分)
●JR利用…岡山(約2時間55分)新山口(約3時間15分)「出雲市」駅より車で10分
研修スケジュール
年間
本院で2年間研修する場合の一例
4月
5月
6月
1年次
7月
8月
9月
10月
内 科
島根大学医学部附属病院
2年次
6月
11月
12月
救 急
7月
※1
4月
5月
8月
9月
地域
選択科
※3
10月
1月
2月
★選択必修科
※2
11月
12月
1月
3月
選択科
※2
2月
3月
※4
島根大学医学部附属病院
★本院にて行う選択必修科目は、外科(1ヶ月)麻酔科(2ヶ月)小児科(1ヶ月)産婦人科(1ヶ月)精神科(1ヶ月)から2診療以上を選択
※1本院、東京医科歯科大学 ※2本院、診療科によっては他の病院もあり ※3隠岐病院他 ※4通算で救急研修あり
週間
循環器内科の例
午 前
午 後
月
抄読会、病棟回診、
症例カンファレンス
心臓カテーテル、超音波
火
シンチグラム、経食道超音波
心臓カテーテル、超音波、MDCT
水
超音波、不整脈カテーテル
木
金
心臓カテーテル
心臓カテーテル、
ペースメーカ植込み手術
心臓カテーテル、MDCT
※研修医を対象として、毎週水曜日7:30〜早朝セミナーを実施
10
カンファレンス(〜 19:00)
症例カンファレンス、
外科合同カンファレンス
心エコー勉強会
後期研修について
後期研修には、レギュラーコース(医局を主体とし、各臓器別分野毎の
specialistを目指すコース)、フレキシブルコース(医局に属さず希望
の診療科目を選択し、総合臨床医・専門医を目指すオーダーメイドプロ
グラムコース)の2つのコースがあり多様なニーズに応じた質の高い研
修を提供できる体制を整えている。(詳細については、島根大学医学部
ホームページをご覧下さい。)
研修・認定施設一覧
・日
本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリ
ング学会臨床遺伝専門医制度研修施設
・日本睡眠学会認定医療機関
・日本整形外科学会専門医制度研修施設
・日本生殖医学会生殖医療専門医制度認定研修施設
・日本精神神経学会研修施設
・日本総合病院精神医学会専門医研修施設
・日本超音波医学会認定超音波専門医研修施設
・日本手外科学会認定手外科専門医制度基幹研修施設
・日本透析医学会認定医認定施設
・日本糖尿病学会認定教育施設
・日本東洋医学会研修施設
・日本内科学会認定医制度教育病院
・日本内分泌学会内分泌代謝科認定教育施設
・日本乳癌学会認定施設
・日本認知症学会専門医教育施設認定
・日本輸血細胞治療学会I&A認証施設
・日本輸血細胞治療学会認定医制度指定施設
・日
本輸血細胞治療学会認定輸血看護
師制度研修施設
・日本脳卒中学会認定研修教育病院
・日本泌尿器科学会専門医教育施設
・日本皮膚科学会専門医研修施設
・日本病態栄養学会認定栄養管理・NST実施施設
・日本病理学会研修認定施設
・日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設
・日本プライマリ・ケア学会認定医研修施設
・日本ペインクリニック学会指定研修施設
・日本放射線腫瘍学会認定施設
・日本麻酔科学会認定医研修施設
・日
本病院薬剤師会がん専門薬剤師研修
事業施設認定
・日本リウマチ学会教育施設
・日本リハビリテーション医学会研修施設
・日本臨床検査医学会臨床検査専門医研修施設
・日本臨床細胞学会施設認定
・日本臨床腫瘍学会認定研修施設
・日本臨床薬理学会認定医制度による研修施設
・日本老年医学会認定施設
・日本老年精神医学会認定施設
・日本感染症学会連携研修施設
・認定輸血検査技師制度指定施設
・認定臨床微生物検査技師制度研修施設
募集要項
●応 募 資 格/平成26年3月に医師免許を取得している者又は取得
見込みの者で、かつ、マッチングに参加する者
●採用予定人数/42名
●身分及び給与/医科研修医1年次年収 372万円(基本年俸額+臨床研修手当)
2年次年収 409万円( 〃 + 〃 )
別途:特殊勤務手当(夜間救急診療業務手当1回1万円)
●応 募 方 法/①医科研修医採用申請書②希望調査表③履歴書
④成績証明書(島根大学医学部卒業予定者は不要)
⑤受験票・写真票⑥返信用封筒(角2(A4)封筒に出
願者の宛名を記入し、120円分の切手を貼ること) 詳細は、島根大学医学部ホ−ムページ参照
●選 考 方 法/書類審査及び面接試験
応募連絡先
〒693−8501 出雲市塩冶町89−1
島根大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター
TEL 0853−20−2006 FAX 0853ー20ー2375
E-mail:[email protected]
URL:http://www.med.shimane-u.ac.jp/hospital/index.html
病院長 井川 幹夫
島根大学医学部附属病院は、卒前から卒後ま
での教育・研修において、国際的視点を持ち、地
域医療に貢献できる医療人養成プログラム「島
根モデル」の実現に向けて熱心に取り組んでい
ます。初期研修プログラムでは、基本的な診療
能力に加えて、将来選択する専門領域につなが
る研修を受けることが可能で、2011年3月にはNPO法人卒後臨床研
修評価機構により研修プログラムと研修実績が評価されて認定証の
交付を受け、本年3月に認定が更新されています。2011年6月に新
病棟がオープンし、ICUの増床, 手術部門が拡充され、既設病棟、外
来診療棟、中央診療棟の改修も今年3月に完了して診療機能が一段と
向上しています。また昨年導入したロボット手術支援システム「ダ・
ヴィンチ」も順調に症例を重ね、手術適応の拡大を検討しているとこ
ろです。また本学と県に設置され、一般社団法人化して本格稼働を開
始した「しまね地域医療支援センター」、卒後臨床研修センター等が
入る「みらい棟」も今年の夏には完成予定で、初期研修医と後期研修
医用に、広く快適な居室と研修スペースを設けます。初期研修終了後
は、大学と地域の医療機関を医師が循環しながら専門医資格、医学博
士の学位を取得できるよう支援します。
本院は、総合医から専門医まで多様なキャリアプランに対応できる
研修体制を整え、熱意に溢れた指導医も皆さんを待っています。ぜひ
本院の研修プログラムに参加してください。
【研修責任者からのメッセージ】
卒後臨床研修センター長
内科学講座 内科学第四 田邊 一明
卒後研修で重要なことは、学ぶ意欲、必要か
つ十分な症例、そしてどの専門分野にも相談で
きる指導医がいるということだと思います。「す
ぐ役立つことは、すぐに役立たなくなる」。これ
はある教育者の言葉です。「横道に逸れる」授
業で有名なこの先生によれば、必要以上に学んだことがゆとりにつな
がる。これが本当の意味での「ゆとり教育」です。「きっちり労力を
かけて学んだことは、どこかで必ず役に立つ」。医師としてスタート
する研修医時代には時間をかけて勉強することが必要であり、大学病
院は、実は横道に逸れて必要以上に学ぶ「ゆとり研修医教育」に適し
た場所ではないかと思います。また、当大学の卒後臨床研修では、島
根県と一体となってプライマリ・ケアを重視する地域医療の実践的教
育に力を入れています。年ごとに県内外の研修協力施設は増加してお
り、救急医療の研修も充実しています。多様かつ十分な数の症例を経
験できるように配慮しています。「きっちり労力をかけて学んだこと
は、どこかで必ず役に立つ」教育を提供していきたいと思います。
島根大学医学部附属病院
・呼吸器外科学会関連施設
・心臓血管外科専門医認定機構基幹施設
・日本IVR学会専門医修練施設
・日
本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医
制度認定研修施設
・日本アフェレシス学会認定施設
・日本アレルギー学会認定教育施設
・日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
・日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設認定
・日本医療薬学会認定薬剤師制度による研修施設
・日本核医学会専門医教育病院
・日本顎顔面インプラント学会研修施設
・日本眼科学会専門医制度眼科研修プログラム施行施設
・日本肝臓学会認定施設
・日本肝胆膵外科学会高度技能医制度による修練施設
・日本がん治療認定医機構認定研修施設
・日本緩和医療学会認定研修施設
・日本気管食道科学会認定気管食道科専門医研修施設
・日本救急医学会救急科専門医指定施設
・日本胸部外科学会認定指定施設
・日本血液学会認定血液研修施設
・日本外科学会専門医制度修練施設
・日本口腔外科学会専門医研修機関
・日本高血圧学会高血圧認定施設
・日本呼吸器学会認定施設
・日本呼吸器内視鏡学会認定施設
・日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
・日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
・日本脳神経外科学会専門医訓練施設
・日本脳神経血管内治療学会専門医制度研修施設
・日本周産期・新生児医学会新生児専門医研修施設
・日本集中治療医学会専門医研修施設
・日本循環器学会循環器研修施設
・日本消化器外科学会専門医修練施設
・日本消化器内視鏡学会認定指導施設
・日本消化器病学会専門医研修施設
・日本小児科学会小児科専門医研修支援施設
・日本小児科学会小児科専門医研修施設
・日本小児血液・がん専門医研修施設
・日本小児循環器学会修練施設
・日本静脈経腸栄養学会・NST稼動施設
・日本食道学会全国登録認定施設
・日本神経学会専門医教育施設
・日本腎臓学会専門医制度研修施設
【院長からのメッセージ】
【研修医からのメッセージ】
研修医 岩下 裕子(2年次生)
こんにちは。初期研修医2年目の岩下です。私
は大学のたすきがけコースを選択し、1年目は島
根県立中央病院で研修を行い、今年の春から大
学病院での研修をスタートさせました。大学の
ポリクリ実習で県中の救命救急センターを見学
したときに救急の初期対応に関してここで学び
たいと思い、県中と大学のたすきがけに決めました。救急の現場でた
くさんの症例を経験できたことは大きな財産です。卒後は漠然と内科
や小児科に進もうと考えていたため、反対に1年目は選択必修科及び
選択科外科をたくさん見ようと努め、形成外科、整形外科、消化器・
乳腺外科、麻酔科をローテートしました。指導医や看護スタッフ、医
療秘書、職員の方のサポートも厚く有意義な研修生活を送ることがで
きました。
大学で研修を始めて1ヶ月が過ぎました。毎週水曜日は早朝セミ
ナーがあり指導医の先生からの講義や研修医自らの発表の場として勉
強できます。院内でのセミナーなども盛んです。講義や抄読会が多く
経験できるのも大学ならではだと思います。
研修医室には電子カルテ使用可能なパソコンやインターネット、医
学書、コピー機、飲み物、当直医室など完備され過ごしやすく、隣に
は卒後臨床研修センターの職員の方がおられるので困ったときにす
ぐに相談しやすい環境です。2年間の大学研修はもちろん、たすきが
けコース(県内の病院はもちろん、東京医科歯科大学や青梅市立総合
病院などの県外の病院を選択することもできます)産科や小児科コー
ス、総合医育成特別コースなどもあり皆さんのニーズに合わせた研修
ができることと思います。新病棟が完成し旧病棟も改築したため綺麗
に生まれ変わりました。ぜひ一度見学にいらしてください。
11
6
国立病院機構浜田医療センター
病院の概要
●開 設/昭和20年12月
●開 設 者/独立行政法人国立病院機構
●院 長 名/石黒 眞吾
●病 床 数/365床
●標 榜 科/26科(内科、血液・腫瘍内科、腎臓内科、糖尿
病内科、内分泌・代謝内科、精神科、神経内科、
呼吸器科、消化器内科、循環器内科、小児科、
外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心
臓血管外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産
婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーショ
ン科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科)
●医 師 数/46人 (研修医除く)
●指 導 医 数/35人
●外来患者数/526.6人(平成24年度実績)
●入院患者数/333.4人(平成24年度実績)
浜田医療センター
9号線
JR浜田駅
ハゼヤマ石油
岩多屋
←浜田市役所
浜
田
自
動
9 車
JAいわみ中央
号 道
︵
線
浜田第一中学校 バ 至
広
イ 島
浜田高校
パ ︶
ス
県立体育館
川
田
浜
18
6号
線
交通案内
●JR山陰本線浜田駅下車、北へ徒歩約2分(約200m)
●浜田〜広島間の高速バスは浜田駅下車
プログラムの目的と特徴
当院は島根県西部の中核病院で、初期研修で求められる幅広い症例を経験出
来ます。プログラムの特徴は、今後の臨床において必要とされる高い画像診断
能力を身に付ける、放射線科研修を入れていることです。週間スケジュールで
は、消化管内視鏡、腹部エコー、心エコー、救急が2年間にわたって組まれ、優
れた医療技術と知識を持った熱心な指導医のもとで多くの症例と診断手技や外
科的処置・手術の実践が出来ます。研修医と研修責任者が毎週話し合いの時間
を持ち、自由度を高くして、選択科変更の他、臨機応変に研修医の希望に沿っ
たプログラムを組み、早期に専門科目へ進むことも可能です。基本的には、1年
目に内科6ヶ月救急3ヶ月、選択必須3ヶ月、2年目に地域医療1ヶ月、選択科目
11ヶ月を研修します。夜間当直勤務はありませんが、週1回準夜帯で当直医とし
て救急外来を担当し、1次から3次救急まで幅広く初期治療を経験してもらいま
す。ここでの研修は、必須である救急3ヶ月の一部に充てます。救急外来では、
当直上級医のバックアップのもと、自分で診て、必要な検査を考えオーダーを
出し診断し、治療を実施する勉強を繰り返しながら着実に実力がつきます。初
期臨床研修および後期専修医研修は指導医だけではなく、看護部門など病院ス
タッフ全体で取り組んでいます。
また4大学病院(鳥取・島根・山口・広島)及び東京医療センターが当院プロ
グラムの協力病院として登録されており、たすき掛けも可能です。
研修スケジュール
年間
4月
2年目
週間
5月
6月
1年目
7月
8月
9月
10月
11月
内 科
地域医
療
救 急
12月
1月
2月
3月
選択・必修
選 択
週間スケジュール:循環器内科の一例
午 前
午 後
月
腹部エコー
病棟診療・病棟回診
火
心臓カテーテル検査・治療
心臓カテーテル検査・治療 心臓電気生理検査・カテーテルアブレーション カンファレンス
水
心エコー
救急外来対応
木
心臓カテーテル検査・治療
心臓カテーテル検査・治療 病棟診療
金
モーニングセミナー 心エコー
病棟診療
※研修医を対象として、毎週金曜日7:30〜早朝セミナーを実施
①内科6ヶ月では、内科各診療科を自由に選択できます。
②当院は救急研修を重視し、研修医は夜間当直勤務はありませんが毎週8時間の救急研修と希望者には月に1度休日救急研修
(超過勤務手当あり)を組んでいます。
それだけで1年間で約480時間の救急研修に相当するので救急診療科として改めて選択しなくても十分に到達目標を達する
ことができます。
救急研修期間を他の選択に当てることが可能です。
③選択必修科目は外科、麻酔科、小児科、産婦人科及び精神科の5科目で、このうち2つを選択します。
④地域医療研修は診療所1ヶ月、保健所1ヶ月という選択も可能です。
⑤到達目標では精神科疾患に統合失調症などが含まれています。
産婦人科には妊娠分娩が含まれ、他に外科症例1例以上を受持ち、症例レポート提出が必要です。
12
後期研修について
当院における後期研修は、初期臨床研修2年終了後、ある
いは卒後2年以上の医師が家庭医として十分な医療を行え
るために、当院、地域の診療所、保健所などが協力して家庭
医を育成することを目的としています。3年間の研修で日本
内科学会認定医・総合内科専門医及びプライマリー専門医
を修得することができます。
「患者中心の医療」、
「家族志向
型のケア」、
「地域包括プライマリケア」に基づき、外来診療
や訪問診療に取り組むとともに、地域のあらゆる組織と連携
をとり母子保健活動・成人病対策・地域リハビリテーション
を実践し、地域住民全体の心身の健康向上を図る活動に取
り組みます。
身分は常勤医師となります。
研修・認定施設一覧
募集要項
●応 募 資 格/平成26年3月国家試験合格見込者
●採 用 人 数/5名
●身 分/非常勤医師(研修医)
●研修手当(給与)
/約50万円(月21日勤務の場合)
●休 日/4週8休
●社 会 保 険/健康保険、厚生年金
雇用保険に加入する
応募連絡先
〒697−8511 浜田市浅井町777番地12
国立病院機構浜田医療センター
事務部管理課
TEL 0855−25−0505
FAX 0855−28−7070
E-mail:t-hamada@hamada2.hosp.go.jp
URL:http://www.hosp.go.jp/~hamada
院長 石黒 眞吾
浜田医療センターは21年11月に
浜田市浅井町に移転・新築致しまし
た。島根県西部の医療事情は悪化の
一途にあります。そのため新生浜田
医療センターが構想・設計される過
程で徐々に島根県西部医療の中核病院になれるよう
に整備されてきました。救命救急センターの拡充、緩
和ケア病棟、リハビリ病棟、特殊疾患療養病棟が新設
され、島根県、浜田市の行政から支援を頂いて健診セ
ンター新設、PET-CT導入、研修医宿舎(9戸)新築
がなりました。
当院は地域医療支援病院であり、医師会・歯科医師
会・薬剤師会の先生方と連携し、とくに浜田市国保診
療所群の先生方とは学生・研修医の地域医療実習・研
修などで密接な連携をしています。
当院は365床の中規模病院で、人の顔が見える実
習・研修ができます。人間関係が密であるといえま
す。実習・初期研修には適しています。是非、お出で
下さい。歓迎します。
今、皆さんに大切なことは自分の目で見て、自分で
考えて、判断・決定する力を養うことです。
【研修責任者からのメッセージ】
国立病院機構浜田医療センター
厚生労働省臨床研修病院
日本内科学会認定医制度教育関連病院
日本血液学会認定血液研修施設
日本輸血学会認定医研修施設
日本脳神経外科学会専門医研修施設
日本泌尿器科学会専門医教育認定施設
日本外科学会専門医制度修練施設
日本肝臓学会認定施設
日本整形外科学会専門医制度研修施設
日本循環器学会認定専門医研修施設
日本麻酔学会研修施設麻酔指導病院
日本プライマリ・ケア学会認定医研修施設群
日本呼吸器外科学会専門医制度関連施設
日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
日本静脈経腸栄養学会NST稼働施設
日本病理学会研修施設
日本がん治療認定医機構認定研修施設
日本呼吸器学会認定施設
日本臨床細胞学会認定施設
日本家庭医育教育プログラム認定研修施設
日本産科婦人科学会専門医卒後研修指導施設
日本形成外科教育関連施設
日本臨床腫瘍学会認定研修施設
【院長からのメッセージ】
副院長 飯田 博
後期研修は日本家庭医療学会で認
定されたプログラムを用意していま
す。これは、国立病院機構認定の専修
医研修プログラムでもあります。
当院では、入院直後に「入院診療計
画書」を患者さんにお渡しするだけでなく、「かかり
つけ医」にも送付し、退院時には患者・家族、かかり
つけ医、訪問看護、ケアマネの参加する「退院時ケア
カンファレンス」、「退院時共同指導」を実施し、地
域の医療・介護との連携を密にし、患者中心の医療を
行っています。
【研修医からのメッセージ】
研修医 野田 雄己(2 年目)
皆さんこんにちは。研修医1年目の野
田です。この病院で研修して数か月が経
ちます。
この病院の良いところは研修医に一
定の責任を負わしてくれる先生が多い
ところです。
各科を回っているとき、病棟や救急外来にこられた患
者さんはまず研修医が対応します。
僕が研修期間で一番感じたことは、診察でも手技でも
何でもまずは自分でやってみることが一番大切だという
こと感じました。その上で、上級医の先生のやり方をしっ
かり見て、再度自分でやってみるという方法が一番身に
なったように思います。
医師には膨大な量の知識と技術が求められます。
自分で体験し、焦らずに少しの量でも確実に残すというこ
とが大切だと思います。
この病院にいれば膨大な量の医学的知識を体験しなが
ら学ぶことができます。
研修医を一人前の医師にしようと考えている先生方が
この病院にはたくさんいます。
研修病院に悩んでいる方はぜひ一度実際に来ていただ
き病院の雰囲気をみてください。
13
7
益田赤十字病院
病院の概要
●開 設/昭和 29 年 4 月
●開 設 者/日本赤十字社島根県支部支部長
溝口善兵衛
●院 長 名/木谷 光博
●病 床 数/ 327 床
(一般 315 床・結核 8 床・感染 4 床)
●標 榜 科/ 1
4 科(内科、神経内科、小児科、外科、整形外科、
皮膚科、泌尿器科、産婦人科、耳鼻いんこう科、
眼科、放射線科、麻酔科、循環器科、歯科口腔外科)
●医 師 数/ 38 名(研修医・歯科医師除く)
●指 導 医 数/ 26 名
●外来患者数/ 543 人 / 日(平成 24 年度)
●入院患者数/ 267 人 / 日(平成 24 年度)
益
田
川
益田赤十字病院
至浜田
9号線
大橋
橋
益田新
ぼの
線
あけ
191号
島
広
至
橋
舟
雪
線
1号
19
プログラムの目的と特徴
当院は病病・病診連携を図りながら益田圏域の中核病院として急性期医療を
展開していることを踏まえて、当院臨床研修プログラムにおいては、内科、外
科、小児科、精神科、産婦人科、救急部門及び地域保健・医療が必須項目であ
JR益田駅
るが、当院の診療科全ての科で研修が出来るシステムとしており、さらに将来
至津和野
各個人の専門分野での診療及び学会認定医を目指すための必要事項の基本的
要素をみたすように研修目標を設定している。
交通案内
●JR益田駅よりタクシーで約5分
●JR益田駅よりバスで約7分(久城行・原浜団地行き
日赤前下車)
●JR益田駅より徒歩で約20分
●石見空港よりタクシーで約15分
また、周辺地域に総合的な病院の少ない状況を踏まえ、地域医療、保健や在
宅医療など社会の多様なニーズに対応出来るように病病・病診連携の強化を
図っており、この方面でも積極的に研修するシステムとしてプログラムを作成
している。
研修スケジュール
年間
プログラムA−1(定員4名(2名/年)) 益田赤十字病院において2年間の研修を行う。
1年目
2年目
4月
5月
4月
地域(1)
5月
6月
7月
内 科(6)
6月
7月
8月
9月
8月
9月
10月
11月
救急(3)
10月
11月
選択科(11)
12月
12月
1月
2月
3月
選択必修科(3)
1月
2月
3月
1年目 内科6ヶ月、救急3ヶ月、
選択必修科3ヶ月:産科1ヶ月、小児科1ヶ月、精神科1ヶ月、麻酔科1ヶ月、外科1ヶ月 の診療科から2診療科以上を選択する
救急:麻酔救急1ヵ月、2年間の当直・日直で2ヵ月で3ヵ月をこなす 精神科:医療法人正光会松ヶ丘病院で研修
2年目 地域1ヶ月、選択科11ヶ月
地域医療:津和野共存病院、六日市病院で研修 (下記の地域保健施設においても併せて研修を行うことができます)
益田保健所、島根県赤十字血液センターで研修
選択科:当院の希望する科の他、島根大学医学部附属病院、松江赤十字病院、浜田医療センターでも1~3ヶ月間研修ができる
プログラムB−1(定員8名(4名/年)) 益田赤十字病院において1年目の研修を行い、島根大学医学部附属病院で2年目の研修を行う。
1年目
2年目
4月
5月
4月
地域(1)
5月
6月
7月
内 科(6)
6月
7月
8月
9月
8月
9月
10月
11月
救急(3)
10月
11月
選択科(11)
12月
12月
1月
2月
3月
選択必修科(3)
1月
2月
3月
1年目 内科6ヶ月、*救急3ヶ月、*選択必修科3ヶ月 救急:麻酔救急1ヵ月、2年間の当直・日直で2ヵ月で3ヵ月をこなす
選択必修科:外科1ヶ月、産科1ヶ月、小児科1ヶ月、麻酔科1ヶ月、精神科1ヶ月 から2診療科以上を選択
精神科:医療法人正光会松ヶ丘病院で研修
地域医療:津和野共存病院、六日市病院で研修(下記の地域保健施設においても併せて研修を行うことができます)
益田保健所、島根県赤十字血液センターで研修
週間
14
1年次必須である外科の例
午 前
月
外来(一般外来・消化器外来)
火
腹部超音波、内視鏡検査
水
救急外来
木
内視鏡検査・超音波
金
外来(一般外来・消化器外来)
※研修医を対象として、毎週水曜日7:30〜早朝セミナーを実施
午 後
検査・病棟診察、内科合同カンファレンス
肝臓治療(腹部血管造影・ラジオ波焼など)
救急外来
内視鏡検査・病棟診察
検査・病棟診察
研修・認定施設一覧
日本内科学会認定教育関連病院
日本消化器外科学会専門医修練施設
日本糖尿病学会認定教育施設
日本循環器学会循環器専門医研修施設
日本神経学会専門医制度教育関連施設
日本外科学会外科専門医制度修練施設
日本整形外科学会認定医制度研修施設
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医教育施設
日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
日本麻酔科学会麻酔科認定病院
日本医学放射線学会 放射線科専門医修練協力機関
日本乳癌学会関連施設
日本がん治療認定医機構認定研修施設
日本臨床細胞学会認定施設
日本脳卒中学会研修教育病院
日本周産期・新生児医学会 周産期新生児専門医暫定研修施設
日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医暫定研修施設
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会マンモグラフィ検診施設
日本静脈経腸栄養学会実地修練認定教育施設
日本栄養療法推進協議会NST稼動施設
●応 募 資 格/平成26年3月医師国家試験合格見込者
●採用予定人数/プログラムA−1 2名
プログラムB−1 4名
●身 分/嘱託医師(研修医)
●給 与 等/基本給 一年次 315,000円
二年次 345,000円
その他 時間外手当、通勤、宿日直、特殊
勤務手当支給、健康保険、厚生年金、厚生年金
基金、雇用保険、労働者災害補償保険あり
賞与 一年次(夏)100,000円(冬)300,000円
二年次(夏)300,000円(冬)300,000円
●当 直 回 数/月4回程度
●休 日/土・日曜日、祝祭日、年末年始
5月1日(日本赤十字社創立記念日)
●宿 舎/単身用を準備
応募連絡先
〒698−8501 益田市乙吉町イ103−1
益田赤十字病院 総務課
TEL 0856−22−1480㈹
FAX 0856−22−3991
E-mail:[email protected]
URL:http://www.masuda.jrc.or.jp
院長 木谷 光博
2年間の臨床研修期間は、臨床経験を着実
に積み重ね、臨床医としての基礎を築く最も
重要な時期です。
当院は益田圏域の基幹病院であり内科系、
外科系とも豊富な経験ができるものと確信していますが、た
だ単に数が多ければ良いというものではありません。大量に
詰め込みすぎて消化不良を起こしたり、忙しすぎて体調をく
ずしたり、ストレスの原因となっては元も子もありません。
各研修医の率直な意見と研修目標、また指導医の指導目標
をそれぞれ十分に聞きながら、きめ細かなオーダーメイドの
研修を行いたいと考えています。
暖かな気候と暖かな人間に恵まれ、食べ物の美味しい益田
へぜひおいでください。
【研修医からのメッセージ】
研修医 都野 公一(2 年次生)
益田赤十字病院で初期研修をおこない1年
が過ぎました。
現在、私を含め5人の研修医が日々研修に
励んでいます。1年が終わって改めて感じる
ことは、始めて当院に見学に来たとき話した院長先生の考え
には偽りが無かったということです。院長先生自ら研修医を指
導してくれ研修医の意見をよく聞いてくれ、きめ細かなオー
ダーメイド研修を行うことができています。また、内科系・外
科系を問わず熱心な指導を受けながら実際の診療に当たるこ
とができます。研修中にACLSや日本赤十字社ならではの資
格取得に病院がバックアップしてくれ充実したスキルアップ
も魅力のひとつです。学会も研修1年次より積極的に参加でき
ます。
益田赤十字病院で研修を選んで本当によかったと思ってい
ます。
すばらしい経験の数々を聞きに是非、益田赤十字病院に見
学にいらしてください。
我々、研修医の生の声を聞き実際に病院を見ることでここ
の病院で研修をしたくなると思います。
2年間の初期研修期間を臨床経験が着実に身につく当院で
一緒に研修しましょう。
益田赤十字病院
募集要項
【院長からのメッセージ】
研修医 磯田 和樹(1 年次生)
益田赤十字病院の特徴としては、次の2つ
が挙げられます。
1つ目は、
「百聞は一見に如かず、百見は一
試に如かず」です。上級医の先生方や研修医
の先輩方の説明を聞いたり見学をしたりする
ことは大事なことですし、勉強になります。しかし、実際に自分
で試行錯誤しながら手技をやってみることはそれ以上に大事
なことです。当院は研修医の数が少ないため、熱心な指導医
の先生方のバックアップのもと、多くの手技を行うチャンスに
恵まれており、様々な経験を積むことができます。
2つ目は、
「各科の間の垣根が低いこと」です。研修医と指
導医との間はもちろんですが、他科の上級医の先生方にも気
軽に相談することができます。また、毎週月曜日には内科カン
ファレンスを行っており、そこでは研修医を含めた若手の先生
たちと各科の指導医の先生方が一堂に会し、一つの症例に対
して様々な角度からの意見を聞くことができます。こんなこと
ができる研修病院は滅多にないと思います。
皆さんぜひ一度、いえ一度と言わず何度でも見学に来てみ
てください。そして来年、ぜひ一緒に研修しましょう。
15
新制度の概 度
臨床研修制
要の概要
1. 臨床研修の基本理念
臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役
割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療
能力(態度・技能・知識)を身に付けることのできるものでなければならない。
参考:1 医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令第2条
2 参議院国民福祉委員会附帯決議
3 基本3原則
2. 臨床研修病院
臨床研修病院は、基幹型臨床研修病院又は協力型臨床研修病院として指定される。
臨床研修病院群は、基幹型臨床研修病院、協力型臨床研修病院及び臨床研修協力施設により構成される。
参考:1 医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令第3条
2 臨床研修を行う病院の類型
3. 基幹型臨床研修病院の指定の基準
⑴ 臨床研修省令第2条に規定する臨床研修の基本理念にのっとった研修プログラムを有していること。
① 研修プログラムには、次に揚げる事項が定められていること。
・当該研修プログラムの特色
・臨床研修の目標
・プログラム責任者の氏名
・臨床研修を行う分野並びに当該分野ごとの研修期間及び臨床研修病院又は臨床研修協力施設
*「臨床研修を行う分野」とは、当該研修プログラムにおいて研修医が臨床研修を受ける診療科等をいうものであること。
内科、救急部門、地域医療を「必修科目」とし、外科、麻酔科、小児科、産婦人科及び精神科を「選択必修科目」とする
こと。
・研修医の指導体制
・研修医の募集定員並びに募集及び採用の方法
・研修医の処遇に関する事項
② 原則として、研修期間全体の8月以上は、基幹型臨床研修病院で研修を行うものであること。
③ 協力型臨床研修病院と共同して臨床研修を行う場合にあっては、協力型臨床研修病院の名称、協力型臨床研修病院が行う研
修の内容及び期間並びに研修実施責任者及び指導医の氏名が研修プログラムに明示されていること。
④ 臨床研修協力施設と共同して臨床研修を行う場合にあっては、臨床研修協力施設の種別及び名称、臨床研修協力施設が行う
研修の内容及び期間並びに研修実施責任者及び研修医の指導を行う者の氏名が研修プログラムに明示されていること。
⑤ 研修プログラムに定められた臨床研修を行う分野並びに当該分野ごとの研修期間及び臨床研修病院又は臨床研修協力施設
が次に掲げる事項を満たすものであること。
・研修期間は、原則として合計2年以上とすること。
・臨床研修を行う分野及び当該分野ごとの研修期間は、研修医の将来のキャリア等に円滑につながるよう、臨床研修病院の
実情及び研修プログラムの特色を考慮して定めること。必修科目のすべて及び5つの選択必修科目のうちの2つの診療科
については、必ず臨床研修を行うこと。
・原則として、当初の12月の間に内科及び救急部門を研修し、次の12月の間に地域医療を研修すること。なお、研修開始
時に研修医の将来のキャリアを考慮した診療科における研修を一定期間行った後に、必修の診療科の研修を開始すること
もできること。
・原則として、内科においては6月以上、救急部門においては3月以上、地域医療においては1月以上の研修を行うこと。
・選択必修科目の各診療科については、研修医の希望に応じていずれの診療科の研修も確実に実施できるよう、各診療科に
おいて到達目標の達成に必要な研修を行う体制を確保すること。あわせて、臨床研修病院の判断で適切な研修期間を設定
すること。なお、臨床研修病院の判断で、各研修プログラムにおいて、選択必修科目の全部または一部を必ず研修する診
療科目として扱うこともできること。
・必修科目及び選択必修科目以外の研修期間は、研修医が積極的に研修プログラムを選択し、臨床研修に取り組むことがで
きるよう、地域や病院の特色をいかし、更に臨床研修を充実させるために活用すること。
・臨床研修を行う分野ごとの研修期間は、上記を踏まえて多様に設定するものであるが、研修プログラムの特色や指導体制
等各病院における体制によっては、例えば、当初の12月について、内科において6月の研修、救急部門において3月の研
修を行うこととし、選択必修科目のうち2つの診療科において3月の研修の後、次の12月について、地域医療において1
月の研修を行った後に、将来専門とする診療科に関連した診療科を中心に研修を行うこと、また、当初の12月について、
内科において6月の研修、救急部門及び外科においてそれぞれ3月の研修を行うこととし、次の12月について、地域医療
3月を行った後、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科のうち、3つの診療科においてそれぞれ3月の研修を行うことなども
考えられること。
・救急部門については、救急部(救急部がない場合には救急外来)等を適切に経験させることにより対応すること。
・総合診療科等臨床研修を行う診療科の名称が必修科目又は選択必修科目の診療科等の名称と異なる場合であっても、当該
16
診療科における研修内容が必修科目又は選択必修科目のいずれかの診療科等の研修内容と同じものであるときには、研修
内容に応じて、当該診療科における研修期間を、相当する必修科目又は選択必修科目の診療科等の研修期間として差し支
えないこと。
・地域医療については、適切な指導体制の下で、患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療(在宅医療を含
む)について理解し、実践するという考え方に基づいて、へき地・離島診療所、中小病院・診療所等を適宜選択して研修
を行うこと。また、研修を行う病院又は診療所については、各都道府県に設置される地域医療対策協議会や、関係する地
方公共団体の意向を踏まえるなど地域の実情に応じて選定するよう配慮すること。
・臨床研修協力施設と共同して臨床研修を行う場合には、原則として、臨床研修協力施設における研修期間を合計3月以内
とすること。ただし、地域医療に対する配慮から、へき地・離島診療所等における研修期間についてはこの限りでないこ
と。
⑥ 研修医の募集定員が20人以上の基幹型臨床研修病院は、将来小児科医になることを希望する研修医を対象とした研修プロ
グラム及び産科医になることを希望する研修医を対象とした研修プログラム(募集定員2人以上)を必ず設けること。
⑵ 医療法施行規則(昭和23年厚生省令第50号)第19条第1項第1号に規定する員数の医師を有していること。
⑶ 臨床研修を行うために必要な診療科を置いていること。
⑷ 救急医療を提供していること。
⑸ 臨床研修を行うために必要な症例があること。
「臨床研修を行うために必要な症例があること」とは、「臨床研修の到達目標」を達成するために必要な症例が確保され
ていることをいうものであること。入院患者の数については、年間3,000人以上であること。
また、各診療科での研修に必要な症例については、当該病院と協力型臨床研修病院及び臨床研修協力施設の症例と合わせ
て必要な症例があること。例えば、救急部門を研修する病院にあっては救急患者の取扱件数が年間5,000件以上、内科、外
科、小児科、産婦人科及び精神科については、年間入院患者数100人(外科にあっては研修医1人あたり50人以上)、産婦
人科を研修する病院の分娩数については年間350件又は研修医1人あたり10件以上が望ましい。
⑹ 臨床病理検討会(CPC)を適切に開催していること。
⑺ 臨床研修の実施に関し必要な施設及び設備を有していること。ただし、共同して臨床研修を行う臨床研修協力施設が医療機
関である場合にあっては、当該病院及び臨床研修協力施設が、それぞれの担当する臨床研修の実施に関し必要な施設及び設
備を有していること。
⑻ 患者の病歴に関する情報を適切に管理していること。
⑼ 医療に関する安全管理のための体制を確保していること。
⑽ 研修管理委員会を設置していること。
⑾ プログラム責任者を適切に配置していること。
⑿ 適切な指導体制を有していること。ただし、臨床研修協力施設と共同して臨床研修を行う場合にあっては、臨床研修病院群
における指導体制が適切なものであること。
⒀ 研修医の募集定員が、研修医の適正配置の観点から適切であること。
⒁ 受け入れる研修医の数が、臨床研修を行うために適切であること。
⒂ 研修医の募集及び採用の方法が臨床研修の実施のために適切なものであること。
「研修医の募集及び採用の方法が臨床研修の実施のために適切なものであること」とは、原則として、公募による採用が
行われることをいうものであること。
⒃ 研修医に対する適切な処遇を確保していること。ただし、臨床研修協力施設と共同して臨床研修を行う場合にあっては、当
該病院及び臨床研修協力施設のそれぞれにおいて、研修医に対する適切な処遇が確保されていること。
⒄ 協力型臨床研修病院として研修医に対して臨床研修を行った実績があること。
⒅ 協力型臨床研修病院、臨床研修協力施設(病院又は診療所に限る)又は大学病院と連携して臨床研修を行うこと。
⒆ 臨床研修病院群を構成する関係施設相互間で緊密な連携体制を確保していること。
⒇ 協力型臨床研修病院として共同して臨床研修を行う病院が、協力型臨床研修病院の指定の基準に適合していること。
将来、第三者による評価を受け、その結果を公表することを目指すこと。
医療法第30条の12に基づき地域医療の確保のための協議や施策の実施に参加するよう都道府県から求めがあった場合に
は、これに協力するよう努めること。
4. 臨床研修病院の指定手続
⑴ 臨床研修病院の指定を受けようとする病院の開設者は、指定を受けようとする前年度の6月30日までに申請すること。
⑵ 臨床研修病院の開設者は、毎年4月30日までに、来年度の募集予定定員と、研修プログラムの写し等を厚生労働大臣に報告
すること。
5. 研修の修了、中断、再開
⑴ 研修病院の管理者は、臨床研修が修了したと認めるときは、研修医に対し、臨床研修修了証を交付すること。また、臨床研
修を修了していると認めないときは、当該研修医に対して、理由を付して、その旨を文書で通知すること。
⑵ 臨床研修病院の管理者は、臨床研修を中断した研修医に対し、その理由、中断した時点までに受けた研修内容等を記載した
中断証明書を交付すること。
⑶ 臨床研修を中断した者は、自己の希望する臨床研修病院に、臨床研修中断証を添えて、臨床研修の再開を申し込むことがで
きる。
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〈参 考〉
医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令
(臨床研修の基本理念)
第2条 臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき
社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療
能力を身に付けることのできるものでなければならない。 (臨床研修病院の指定) 第3条 法第16条の2第1項の指定は、次に掲げる区分に応じて行うものとする。
1 基幹型臨床研修病院 他の病院又は診療所と共同して臨床研修を行う病院であって、当該臨床研修の管理を行う
もの
2 協力型臨床研修病院 他の病院と共同して臨床研修を行う病院であって、前号に該当しないもの
第150回国会参議院国民福祉委員会附帯決議 (平成12年11月)
医師及び歯科医師の臨床研修については、インフォームドコンセントなどの取組や人権教育を通じて医療倫理の確立を図ると
ともに、精神障害や感染症への理解を進め、更にプライマリーケアやへき地医療への理解を深めることなど全人的、総合的な制
度へと充実すること。その際、臨床研修を効果的に進めるために指導体制の充実、研修医の身分の安定及び労働条件の向上に努
めること。
新医師臨床研修の基本3原則
1. 医師としての人格を涵養
2. プライマリ・ケアへの理解を深め患者を全人的に診ることができる基本的な診療能力を修得
3. アルバイトせずに研修に専念できる環境を整備
臨 床
臨床研修を行う病院の類型
基幹型 ・臨床研修病院のうち、他の病院又は診療所と共同して臨床研修を行う病院であって、当該臨床研修の管理を行うもの
臨床研修協力施設
協力型 ・臨床研修病院のうち、他の病院と共同して臨床研修を行う病院であって、基幹型臨床研修病院でないもの
・臨床研修病院と共同して臨床研修を行う施設であって、臨床研修病院及び医学を履修する課程を置く大学に附属する病院以外のもの
をいうものであること。
・例えば、へき地・離島診療所、中小病院・診療所、保健所、介護老人保健施設、社会福祉施設、赤十字社血液センター、各種検診・健
診の実施施設等
臨床研修を行う病院の類型
臨床研修病院群
臨床研修
協力施設
基幹型臨床研修病院
協力型臨床研修病院
18
臨床研修
協力施設
協力型臨床研修病院
島根県内の臨床研修指定病院
病院名
住 所
電話番号
メールアドレス
1
松 江 市 立 病 院
〒690-8509 松江市乃白町32番地1
0852-60-8007
[email protected]
2
総合病院松江生協病院
〒690-8522 松江市西津田8丁目8番8号
0852-23-1111㈹
[email protected]
3
松 江 赤 十 字 病 院
〒690-8506 松江市母衣町200
0852-24-2111㈹
[email protected]
4
島根県立中央病院
〒693-8555 出雲市姫原4丁目1番地1
0853-22-5111㈹
[email protected]
5
島根大学医学部附属病院 〒693-8501 出雲市塩冶町89-1
0853-20-2006
[email protected]
6
国立病院機構浜田医療センター 〒697-8511 浜田市浅井町777番地12
0855-25-0505
t-hamada@hamada2.hosp.go.jp
7
益 田 赤 十 字 病 院
0856-22-1480㈹
[email protected]
〒698-8501 益田市乙吉町イ103-1
島根県健康福祉部医療政策課 医師確保対策室
発行元・お問い合わせ先 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 TEL0852-22-5251 FAX0852-22-6040
e-mail: [email protected]
一般社団法人 しまね地域医療支援センター
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1 TEL0853-25-8326 FAX0853-25-8361
e-mail:[email protected]
島根大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1 TEL0853-20-2006 FAX0853-20-2375
e-mail: [email protected]
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