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会 議 録 【事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助:健康総務課

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会 議 録 【事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助:健康総務課
事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助
会
議
録
【事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助:健康総務課】
1 会議名:平成25年度第2回市民行政評価委員会
2 日 時:平成25年10月9日(水)午後2時5分~午後2時40分
3 場 所:議会第4委員会室
4 出席者:
(1)市民行政評価委員会委員
岡田委員長、安嶋委員、林委員、澤田委員、宮委員、大野委員、
中野委員、西本委員、西元委員
(2)事業担当課 健康総務課
太村課長、川岸グループ長
(3)事務局 行政経営課
高村課長、辰田補佐、佐野グループ長、島崎主査、枩谷主査、佐藤主査
5 内容等:
事業担当課:
(金沢・健康を守る市民の会活動費補助について、事業内容を資料に基き説
明)
一次評価は継続。町会加入者が会員となる、全国的にも例がない任意団
体であり、
「自分の健康は自分で守る」という意識啓発と実践活動を行う団
体であることから、今後も継続して支援していく必要があると考えている。
事
務
局:(二次評価を資料に基づき説明、市民意見を資料に基づき報告)
二次評価は見直し。健康づくりフェアについては、内容が固定化してい
るため、廃止を含め見直しを検討する必要がある。また、健康推進委員の
活動内容に地域において温度差があることから、事業内容についても抜本
的に見直す必要があるとした。なお、市民からは、健康に関する講演会、
専門家による健康相談に参加する機会が増える、など継続2件、見直すべ
きという意見として、健康づくりフェアについては他に同じ事業があるた
め統合とすること、など6件、ほか廃止1件のご意見が寄せられている。
事業担当課:(事前質問への回答)
・市民の会と健康センターの役割について
金沢・健康を守る市民の会(以下、「市民の会」)の事業は、市民の方々
が地域において自発的に行う事業という位置付けである。金沢総合健康セ
ンター(以下、「健康センター」)は公益財団法人であり、金沢健康プラザ
大手町を主会場に、健康センターとしての事業と市民の会の事業の支援を
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事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助
行っている。また、市民の会は市民が主体となって作られた任意団体であ
り、健康センターは市と医師会が出資して設立した財団であり、団体の位
置付けが異なる。
・事務局費の内訳について
事務局費の内訳は事務局非常勤職員に係る人件費約660万円、広報費約
150万円、事務費約40万円で人件費が大きな部分を占めている。
・いきいき健康教室について
いきいき健康教室は公民館又は集会所で開催されており、市内62校下中
56校下で実施されている。校下の規模にもよるが、概ね20~30名が参加し
ている。
・健康推進委員活動の地域差について
健康推進委員の活動内容の地域差を示す具体的な資料はない。積極的な
活動をしていない健康推進委員がいるのではないか、と聞いていることと、
健康診断の受診率が地域によって較差がある、ということから、温度差が
あるのではないかと思われるものである。
評 価 委 員:事務局の非常勤職員はどのような仕事をしているのか。
事業担当課:各地域との連絡調整やイベント会場の手配などの事務を行っている。
評 価 委 員:財源が殆ど補助金で賄われている中、全体経費の半分以上を事務局費が占
めていることについて担当課としてどう捉えているか。
事業担当課:事務担当職員数(2名)が妥当かという議論はあるが、市の補助金以外の
財源が少ない中ではやむを得ないと思われる。職員数については、地区公
民館にも大抵1~2名職員がいる状況と比較すれば極めて多いというもの
ではないと思われる。
評 価 委 員:市民の会の事務局の場所はどこか。
事業担当課:大手町にある健康センターの建物の一部に事務局を構えている。ちなみに
健康センターは市民の会の構成員である。
評 価 委 員:市民の会と健康センターは別団体ということだが、事業の趣旨が類似して
いることから統一することはできないか。
事業担当課:市民の会は市民が自主的・自発的に企画して活動する任意団体であり、健
康センターは市の意向も踏まえた事業を実施する団体であることから若干
趣旨が異なる。統合するには事務を移管しなければならないが、少し無理
があるのではないか。ただし、実施内容そのものは大きな違いはなく、健
康センターも市民の会の一員であることから支援体制はとっている。例え
ば事務局の業務を健康センターに委託するということは可能かと思われる。
評 価 委 員:類似事業を実施していることから、将来的に健康センターに統合するとい
うような発想はないか。
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事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助
事業担当課:むしろ自発的な活動が盛んになる方向に進んでほしいと考えている。そう
なった場合、健康センターの事業を見直すということは大いにあり得る。
評 価 委 員:金沢市医師会など健康づくりフェアの共催団体も健康に関する講演会など
の事業を実施しているので、そちらの団体に事業を任せるという選択肢も
あるのではないか。
事業担当課:健康づくりフェアは、金沢市医師会のほか町会連合会や校下婦人会などの
代表者を交えて企画が考えられている。様々な団体と協力しながら実施し
ている現状の体制を維持したいという思いはある。また、市民が自発的に
活動する仕組みは今後も残していきたいと考えている。
評 価 委 員:今まで健康づくりフェアのことを知らなかった。市民に広報が行き届いて
ないのではないか。
事業担当課:2日間で2,000人の参加者というのは、会場の規模からすると相当な数であ
ると認識している。かなり地域に浸透しており、認知度が低いとは言い切
れない。
評 価 委 員:運動普及推進員、健康推進委員の認知度が低いのではないか。一部の熱心
な方だけの活動団体にならないよう広く周知する必要があるのではないか。
事業担当課:認知度の低さが地域間の活動の濃淡につながる一因でもある。各町会に1
~2名の健康推進委員がいるが、その方達の活動を地域に浸透させるとい
うような面で、市は力を入れる必要があるのではないかと思う。
評 価 委 員:
「いきいき健康まちづくり事業」について、各校下で平均年6回開催されて
おり、1回あたりにすると約8,000円の補助金が支給されている計算になる
が、経費の内容は何か。
事業担当課:主に講師謝礼である。その他会場費、作業代である。会場は公民館や集会
所を使用することが多い。
評 価 委 員:年間の開催回数や使用会場がある程度決まっているので、年間スケジュー
ルをきちんと立てれば事務が軽減されるのではないか。1,600万円の事業規
模の約半分が事務局費という状況は見直す必要があると考える。
評 価 委 員:健康推進委員に活動義務が課されていない点にも温度差の一因があるので
はないか、という感は否めない。健康推進委員に謝礼など支給されている
か。
事業担当課:基本的にボランティアなので既定の謝礼はない。イベント実施時に1,000
円程度の謝礼が支払われるケースが多いと聞いている。
評 価 委 員:功労者表彰の対象はどのような人か。
事業担当課:運動普及推進員や健康推進委員として10年程度活動された方で地域から推
薦を受けた方について市民の会で審査の上表彰対象を決める。
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事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助
評 価 委 員:活動実績がなくても表彰されることもあり得るか。
事業担当課:可能性はあるが、そのような方は地域から推薦されないと考えられる。実
際、委嘱期間が10年以上でも表彰されていない方もいる。
評 価 委 員:各町や各校下の健康推進連絡会、協議会及び理事会の開催実績はどうなっ
ているか。また、組織が活性化するための中心的役割を持つ方はいるか。
事業担当課:理事は医師会など市民の会の構成団体の役職に就いている方々で構成して
いる。各連絡会については各町会長が活動を請け負っている。連絡会は各
地区で実施している。
評 価 委 員:いきいき健康教室の活動実績を示す具体的な資料がないとのことだが、市
民の会事務局で当然に把握しているべきものだと思う。事務局職員は地域
活動の活性化のための計画を立案、実行しないと、職員を置く意味がない
のではないか。
事業担当課:ご指摘のとおりである。ただし、理事の中に市の職員が入っていないこと
から、事業の内容について直接、指示をすることは難しいが、例えば、熱
心な活動地域の表彰や紹介などは今後市として取り組んでいきたいと考え
ている。その他は事業内容に応じて補助の割合を調整する、という対応し
か取りようがないと考えている。市は顧問、相談役という役割なので、既
存の組織の中に入り込み、公的に事業を実施することは難しいが、市の事
業を実施する中で側面からの対応が出来ないかと考えている。
評 価 委 員:初期の健康づくりフェアのようにデパートで開催して市民に広く周知する
という考えはどうか。
事業担当課:あくまで市民の会の事業なので、市がお答えできるものではない。事務局
に提案を投げかける程度しかできない。
評 価 委 員:二次評価の「抜本的に見直す必要がある」とは具体的にどのようなことか。
事 務 局:この事業は健康推進委員のマンパワーが非常に必要な事業であると考えて
いる。しかしながら、市民の会の活動目的のひとつである健康診断の受診
率の向上にうまくつながっていないようなので、健康推進委員同士がより
協力していく仕組みが理想的であると考えている。また、毎年2箇所で開
催されているミニ健康フェアは、健康推進委員が企画を立案し、地域行事
と合同で開催するなど工夫して実施しているとのことから、このような地
域密着型の活動をより多く導入して草の根的に広げ、活動が浸透してから
大規模なイベントを実施するのも一つの方法ではないかと考えている。
評 価 委 員:健康推進委員はどのような方が委嘱されるのか。
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事業番号9 金沢・健康を守る市民の会活動費補助
事業担当課:各町会から推薦された方である。
上記議事を踏まえた各委員の評価
見直し(9)
・健康づくりは大切なことであり、健康を守る市民の会の趣旨は良いが、全体的
に参加者が限られ、活動内容が固定化している状況が見受けられる。
・事務局は各校下の活動を把握し、活動の活性化を図るとともに、事務局費を削
減すべきである。
・健康推進委員の役割の明確化、活動推進のための体制づくりが必要である。
・総合健康センターの実施事業との連携を行うべきである。
・活動の活性化のため、補助事業を重点化すべきである。
評価結果
見直し
市民の自主的な健康づくり活動は大切にすべきであるが、健康づくりフェアや
地域での活動において、内容や参加者が固定化している感が否めない。より効果
的な補助金となるよう補助内容を精査し、市民の会としても地域での活動状況を
把握したうえで、健康推進委員の一層の活性化などに努める必要がある。
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