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全体 - SBIホールディングス

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全体 - SBIホールディングス
人と社会のために、
SBIにできること。
私たちの社会を公正で、快適で、環境適合的で、
安全なものにしたい。
SBIグル ープは、社会正義に照らして正しいことを真正面から事業化し、実践している
企業集団です。その根底にあるものは、儲かるかどうかではなく「私たちの社会を公正で、
快適で、環境適合的で、安全なものにしたい」という信念です。
本業を通じた間接的な社会貢献や、財団法人SBI子ども希望財団を通じた児童福祉向
上の面での直接的な社会貢献に加え、SBIユニバーシティを設立し、人材育成という面
でも社会貢献を担っています。このように広く社会に貢献することにより、SBIグル ープ
は「強くて尊敬される企業」を目指しています。
1
S B Iグル ープの 社 会 貢 献 の
3 つの柱
事業を通じた間接的な社会貢献
SBI グループ企業
直 接 的な 社 会 貢 献
SBI グループ
SBI ユニバーシティ
人材育成、教育事業
(財)SBI
子ども希望財団
児童社会福祉事業
2
ステークホルダーに対して
今春SBIグループは初めて42名の新卒者を採用しました。
現在彼らは、SBIグループ代表 北尾吉孝より毎週さま
ざまな課題を与えられ、その課題に対してレポートを提
出しています。これは新人研修の一環であり、
「若い人
材の叡智・新しい考え方・見方を経営陣が吸収すること」、
「将来の企業幹部候補生として高い問題意識を醸成す
ること」、
「自らの業務だけでなく、グループ全体につ
いて構想する機会を与えること」を目的としたものです。
3
できること。
ステークホルダーとの関係を重視した経営
SBIグループは、企業の社会性を強く認識し、
さまざ
まなステークホルダー(利害関係者)の要請に応えなが
ら、社会の維持・発展に貢献する経営を推進しています。
お客様に対しては「顧客中心主義」を徹底的に貫き、
SBIチャンネル
インターネットの時代に対応したコミュニケーションの手段として、経営
者たちの考えをダイレクトに伝える動画ニュースを毎月配信しています。
http://www.sbigroup.co.jp/sbichannel/index.html
「進化し続ける経営−SBIグループそのビジョン
と戦略」英語版
経営論・企業観などについて経営トップが執筆し
た書籍の翻訳版を出版するなど、海外のステー
クホルダーに向けた情報発信にも努めています。
消費者や投資家の視点に立ったビジネスモデルの構
築と事業の展開を行うことにより、常にお客様から選
ばれ、評価される企業であることを目指しています。よ
り低い金利でのサービス、魅力ある投資機会の提供、
金融商品の一覧比較、安全性と信頼性の高いサービス、
豊富かつ良質な金融コンテンツの提供などは、すべて
「顧客中心主義」を形にしたものです。
株主の皆様に対しては、適正な水準の利益配当に
「有為な人材」を育成するための取り組み
SBIグループは、
日本の未来を担う「有為な人材」を
一人でも多く輩出していきたいと考えています。私た
ちが育成を目指す「有為な人材」とは、一部門・一企業
努める一方、株主価値の拡大に努めています。上場
の利益に貢献するだけではなく、広く経済・社会に貢
各社の自己成長・自己増殖はもちろんのこと、未上場
献しようとする高い志を有し、
ビジネスにおける高い
企業の株式公開によるグループ企業価値の顕在化
専門性を備え、国際的視野を持ち、確たる倫理的価値
のほか、M&Aや合弁会社の設立、あるいは戦略的提
観と実行力を伴う胆識を備えた人物のことを言います。
携等を通じ、株主価値の拡大を図ります。
従業員に対しては、開かれた雇用機会の提供、充実
その一環として、SBIユニバーシティを2006年
5月に設立しました。ここでは、高い意欲と志を有す
した教育体制の整備、公正で意欲に応える評価・処遇
る受講生を社外から広く集め、知識を詰め込む「知育」
制度の実現などを通じて、独自の企業文化を育み継承
ではなく、人間力を磨くことを主眼とした「徳育」を
する人的資源を育成し、健全な労働意欲の向上を醸成
重視し、人間学を学ぶ機会を提供しています。また、
しています。
教育プログラムに最先端の経営学の知見を取り入れ、
*持分法適用関連会社を含む
実践的な学問=「実学」を学ぶ機会も提供していき
ます。一方的に知識を吸収することによってではなく、
さまざまな背景と個性を有する人々――教える者と
学ぶ者、あるいは学ぶ者同士――との相互対話と切磋
琢磨とによって、
「有為な人材」の育成を図ります。
4
本業を通じて
住宅ローン事業を展開するSBIモーゲージでは、インター
ネットや電話を使った非対面に加え、2006年1月からは
東京・六本木にリアル店舗を開設し、対面での相談サービ
スをスタートしました。
「借りやすさ」と「返しやすさ」の
ノウハウを熟知した経験豊富なコンサルタントがお客様
のニーズに適した住宅ローンをご提案するほか、総合金
融ディストリビューターとして、生命保険や損害保険など
金融にかかわるお客様のあらゆるご相談に応えています。
5
できること。
顧客の便益を高める金融サービスの提供
SBIグループは、
インターネットがもたらした革命的
行政サービス比較検索サイト「生活ガイド.com」
ユーザーが情報を共有・付加することが可能なコミュニティー機能を
追加し、
「みんなでつくる地域・生活情報サイト」として2006年11月に
リニューアルしました。
http://www.seikatsu-guide.com/
なパワーシフトをいち早く認識し、当初は金融業に事
業ドメインを定め、
「金融イノベーター」として、顧客の
便益を高めるさまざまな金融サービスを提供すること
より事業をスタートしました。
たとえば、ローンや保険などの金融商品やサービス
をさまざまな角度から比較検索し、それぞれのニーズ
に応じた金融商品をインターネットで選択できる「比較・
検索サービス」を国内最大級の規模で提供しています。
今日では、金融以外の生活情報に関するサービスの比
較、
コミュニティーや仲介マーケットの運営などを行う
SBIインベストメント
ベンチャーキャピタル・ファンドへの投資機会を個人投資家にも開きた
いと考え、一口100万円から投資可能な「SBIブロードバンドキャピタ
ル投資事業匿名組合」を開発しました。この取り組みは208億円規模
のファンドとなって結実し、現在5年間の運用を行っています。
http://www.sbinvestment.co.jp/
ほか、複数の金融機関に対する見積の一括請求、仮申
込みなど取引に関わる各種サービス、ユーザー同士で
またバイオ分野においては、欧米にキャッチアップし、
情報の共有や交換ができるコミュニティー機能などに
国際競争力のある産業として育成すべく、バイオ・
より、
インターネットを通じた消費者と事業者の主体的
ファンドを通じてバイオ関連ベンチャー企業へ積極的
な意思決定を多面的にサポートしています。
に投資してきました。
日本の産業育成から世界の産業育成へ
ノウハウを提供することによって、経営不振企業の企
一方、企業再生分野では、新たな事業資金や経営
SBIグループは、21世紀における中核的産業の
業価値を高めるとともに、企業再生を通じて取引先の
創造と育成を目指し「新産業クリエーター」として、
信頼回復や雇用の確保などにつなげ、その企業が拠
ITおよびバイオ分野を中心としたベンチャー企業に
点とする地域経済の活性化にも貢献しています。
集中的に投資をしてきました。
今後は、現地有力パートナーとの提携により、高い
特にIT分野では、ブロードバンドインフラの整備に
成長性が期待されるBRICs(ブラジル、ロシア、
インド、
よって 国 内 でインター ネットが 爆 発 的に普 及 する
中国)へ投資の軸足を移行していきます。そのために、
2000年頃より活発にベンチャー企業へ投資を行い、
運用の拠点をシンガポールに移行することも視野に
その後のわが国のネット産業の成長に貢献してきました。
入れています。
6
社会に対して
「カリヨン子どもセンター」は、虐待や犯罪などで傷つい
た未成年者が安心して駆け込める国内初のシェルター(一
時避難施設)として、2004年6月に東京で生まれました。
おかげさまで設立後わずか2年の間にたくさんの皆さま
からご支援をいただいています。今年3月には、SBI子
ども希望財団から多額の改修費用を寄付していただき、
女子専用の自立援助ホーム「カリヨン夕やけ荘」も作る
ことができました。
(NPO法人カリヨン子どもセンター 理事長・弁護士 坪井 節子さん)
7
できること。
財団法人 SBI子ども希望財団
児童福祉分野の中でも、特に児童虐待問題
に焦点を当てて活動するユニークな財団
法人です。児童養護施設等への寄附にとど
まらず、被虐待児の自立支援、施設職員へ
の研修主催、虐待防止へ の啓発活動など
その活動領域を広げつつあります。名前に
は「この財団の活動を通じて子どもたちが
未来に希望を抱けるように」との願いが込
められています。
http://www.sbigroup.co.jp/zaidan/
財団を中核として児童福祉問題に取り組む
オレンジリボンキャンペーン
児童虐待に関わる悲しい事件が端緒となり、
児童虐待の防止と児童虐待問題への啓発
を目的として、2005年より胸にオレンジリ
ボンをつける運動が始まりました。SBI子ど
も希望財団では2006年より後援し、SBIグ
ループの全役職員も胸にオレンジリボンを
つけることで、同キャンペーンを応援してい
ます。
(児童虐待防止強化月間:2006年
11月1日∼30日)
SBIグループは、直接的な社会貢献として、利益の
中から適切な範囲内で児童福祉施設等への寄付を行
うことを基本的な考えとしています。
現在の日本は、少子化が加速する一方で子どもへの
虐待や養育放棄などの問題が深刻化しています。本来
愛情を注いでくれるはずの自分たちの親から虐待を
http://www.orangeribbon.jp/
受ける子どもたちが多く存在してきているという事態
は、児童福祉問題にとどまらず、
日本の将来全体にとっ
ても深刻な問題であると私たちは受け止めています。
そうした厳しい環境におかれた児童の福祉向上や
●SBIグループ子ども希望財団設立までの道程
2002年 1月
税引後利益3億円以上を計上したグループ各社は利益
自立支援の必要性を痛感し、昨年10月に財団法人
SBI子ども希望財団を設立しました。SBIグループが
の1%程度を児童社会福祉法人へ寄附を行う
2004年 7月
を行う
2004年12月
SBI児童福祉有限責任中間法人を設立
SBIグループ各社からの寄附金だけでなく、ストックオ
らの賛同者が参加しやすくなり、その結果児童虐待問
プションなどの寄贈を受け入れ、証券市場を活用して幅
題への世間の関心が高められ、取り組みの成果をより
大きなものとすることができるとの判断から設立に至
寄附活動開始
全国の173児童社会福祉法人に約167百万円の寄附
事業会社として活動するよりも、公益法人として活動
する方が、活動への信頼性が高まり、SBIグループ外か
ソフトバンク・ファイナンス取締役会にて基本方針を決定
広く寄附活動を展開する日本初の試み
2005年10月
厚生労働省の設立認可を受け、
「財団法人 SBI子ども
希望財団」を設立
ったものです。
SBIグループは、SBI子ども希望財団を中核として、
微力ながらも児童虐待問題の解決に取り組んでいき
●SBIグループ子ども希望財団を通じて活動を強化
ます。
(百万円)
(百万円)
寄付実施
施設数
167
167
173
200
155
105
380
検討中
検討中
社会貢献予算金額 寄付実績金額
2004年度
(SBIグループとしての活動)
2005年度
(財団としての活動)
2006年度
(財団としての活動)
8
Top Management Message
企業は社会との共生の中でのみ
繁栄することができる
企業は社会の重要な構成要素であり、
また企
社会なども含まれます。すなわち、社会があって企
業は成り立っているのであり、企業とは社会によっ
て生かされている存在なのです。
業は社会によって生かされている存在です。SBI
グループでは、
この「企業の社会性」を十分に認
識し、顧客中心主義を貫く事業を行うことによって
社会に貢献してきました。とりわけインターネットの
企業の経営とは、言うまでもなく人間の営みそ
持つ爆発的な価格破壊力を武器に、投資家や消
のものです。経営者の人物像、つまり経営者の社
費者の豊かな生活の創造を実現するべく邁進し
会に対する考え方や姿勢によって、
その会社の
てきました。たとえば、SBIイー・
トレード証券は業界
経営方針や社会から受ける評価が決まってくると
最低水準の株式委託手数料を実現し、SBIモー
言ってよいでしょう。人に人徳があるように、企業
ゲージは、民間では不可能といわれた35年間固
にも
「社徳」
というものが存在すると私は考えてい
定金利の住宅ローンを提供しております。あるいは、
ます。その企業が社会的正義や公正にもとるよう
ベンチャーキャタルのSBIインベストメントは、
リスク
なことをすれば、当然ながら社会的な制裁を受け
キャピタルを供給することによって、
多くのベンチャー
ることになるでしょう。同時に、本業で正しいことを
企業を育ててきました。こういった本業を通じた間
行えば利益も付いてくるものだと私は考えています。
接的な社会貢献に加えて、SBI子ども希望財団や
「利の元は義なり」、
すなわち利益の源泉は正しい
SBIユニバーシティの設立によって、SBIグループ
行いによって生み出されるものだという考え方です。
はより直接的な社会貢献にも取り組んでおります。
正しい行いをする人が信頼されるように、正しい事
企業を取り巻くステークホルダー
(利害関係者)
9
SBIグループの経営に脈々と流れる
「信」
「義」
「仁」の精神
業を行う企業は、
その事業を成功させることができ、
とは、顧客や株主の皆様、従業員だけではありま
結果として「社徳」を高めることにつながるのです。
せん。一般消費者や取引先、
あるいは広く地域
では、SBIグループが目指す社徳、企業の人格
とも言うべき
「企業パーソナリティー」
とはどういうも
のか。それは、経営者である私自身の倫理的価値
観でもある「信」
「義」
「仁」の3つに集約されてい
ます。
「信」
とは、社会や人の信頼を失うようなこと
をしないということ。
「義」
とは、正しいことを行うこと。
そして「仁」
とは、相手の立場になって物事を考え
ることです。儲かればいい、
というのではなく、社会
正義に照らして正しいことなのかどうか。この3つ
の倫理的価値観を判判断基準として常に意思決
定する。
このような考え方が、SBIグループのさまざ
まな事業に反映されており、
さらにはSBIグループ
の直接的社会貢献活動にも根付いているのです。
このたび2度目のCSR(企業の社会的責任)報
告書を発行させていただきました。社会との共存
共栄を目指すSBIホールディングスの姿勢は常に
一貫したものとして定着しております。
このCSR報
告書を通じて、SBIグループ各社による本業を通じ
た間接的な社会貢献、
そしてSBI子ども希望財団
やSBIユニバーシティによる直接的な社会貢献活
動に込められた私たちの社会的責任への熱意を
感じ取っていただければ幸いです。
北尾吉孝[きたお・よしたか]
1951年兵庫県生まれ。慶應義塾
大学経済学部、ケンブリッジ大学経
済学部卒業。野村證券勤務後、孫正
義氏の招聘によりソフトバンクへ入社。
現在、SBIホールディングス 代表取
締役 執行役員CEOのほか、SBIグ
ループ各社の代表を務める。
10
Management Message
SBIインベストメント
代表取締役 執行役員COO
中川 隆
また、投資機会を個人投資家にも開きたいと
考え、一口100万円から投資可能なファンド
Takashi Nakagawa
を開発しました。投資先企業に対し、税務・
創業間もないベンチャー企業への投資を通じ
財務管理の支援サービス、株式公開等に関
て21世紀の日本の中核的産業を育成すると
するコンサルティングサービスの提供およ
いう志を抱き、ベンチャーキャピタル・ファンド
び役職員の派遣といったフルハンズオン型
の運営を通じて、ITおよびバイオ分野を中心
の支援を行い、ベンチャー企業の成長を総
としたベンチャー企業(延べ400社以上)に
合的にサポートしており、名実共に国内最大
対してリスクキャピタルを供給してきました。
のベンチャーキャピタルとなっています。
SBIキャピタル
代表取締役 執行役員COO
岩本 和広
的な事業再編等により、企業規模の拡大による
雇用の促進が行われ、結果として社会貢献につ
Kazuhiro Iwamoto
MBO投資、企業再生投資を手がけるファンドを
ながっています。企業再生投資においては経営
全般にわたるコンサルティングや経営資源の提
運用しています。割安に放置された上場企業の
供を通じて、企業の再生・再建事業に取り組んで
MBOや、大手企業によるノンコア子会社の売却
います。ファンドの支援によって、民事再生手続
などを模索している会社に対し、私どもが運営
を申請した元上場会社がわずか1年で債務を一
するファンドがリスクマネーを提供することで経
括弁済し、約3年後には再上場するという日本で
営陣の独立を支援しています。対象会社は抜本
最初の案件を成立させた実績があります。
SBIキャピタルソリューションズ
代表取締役COO
木下 玲子
運転資金確保によって、信用力の毀損を
防ぎ、事業再生の可能性を高めることを
Reiko Kinoshita
目的としています。今後も日本では数少
当社は、通常融資と普通株の中間に位置
ないメザニンファンドの運営会社として、
する劣後債や優先株等へのミドルリスク・
メザニン投資、企業再生ファイナンス等
ミドルリターン投資を行うメザニンファン
を通じ、日本経済の再生に貢献してまい
ドを運営しています。メザニンファンドは、
ります。
私的または法的整理手続下にある企業
にリスクマネーを提供し、投資先企業の
SBIアセットマネジメント
代表取締役社長
松井 一幸
Kazuyuki Matsui
外国投資信託の管理会社の運営、証券
SBIグループの資産運用会社としての強
投資法人の運用業務を受託しています。
みを活かし、未公開株やヘッジファンドな
高い倫理観を持ち、付加価値の創造と専
どオルタナティブ投資(代替投資)を行う
門性を追求し、信頼される資産運用会社
独自の運用商品を提供するほか、国内外
を目指しています。
のリソースを活用した株式・債券の運用
商品を提供しています。また、投資信託
11
委託業務、投資助言および投資一任によ
る投資顧問業務や、海外子会社を通じた
SBIイコール・クレジット
代表取締役 執行役員COO
石井 一君
利用を促進することで、従来のローンの
あり方に変革をもたらしました。また、
ク
Kazukimi Ishii
レジット(信用力)を「スコア」としてお客
「金融機関は、全ての人に公平なクレジッ
様 に 開 示 し て お り 、W E B サ イト
ト(借り入れ)の機会を提供しなければな
(http://www.equalcredit.co.jp/)内
らない」という精神を実現すべく、設立さ
の「育てるキャッシング」を通じたスコア
れたローン提供会社です。日本で初めて
の変動により、取引の実績や借り入れの
リスクベースドプライシング(信用リスク
圧縮が信用力向上に貢献することを体験
に基づいた金利設定)を導入し、健全な
的に理解できる仕組みを提供しています。
SBIカード
代表取締役COO
ったコンセプトや特徴を持つカードやシ
根田 秀人志
ステムの開発に取り組んでいます。また、
Hidetoshi Neda
セキュアカード(担保付クレジットカード)
SBIグループが展開する各種金融サー
の発行を通じて、低与信・自己破産者等
ビスを利用する個人顧客を中心に、
クレ
を対象にした個人再生プログラム、金銭
ジットカードを発行しています。カード業
教育プログラムを展開するなど、カード
界の新規参入組として、他社との明確な
会社としての社会貢献にも取り組んでま
差別化を図るため「見たことのないデザ
いります。
イン」、
「経験したことのない機能」とい
モーニングスター
代表取締役COO
朝倉 智也
れる中、当社は日本で初めてSRI株価指
数を開発しました。これを運用会社に提
Tomoya Asakura
供しSRIファンドの商品化を後押しする
SRI(社会的責任投資)とは、従来型の財
ことで、SRIの意識向上と社会性の高い
務分析による投資基準に加え、法令遵守
企業への投資環境の構築を推進し、上場
や雇用、人権、消費者対応、社会や地域へ
企業のCSR(企業の社会的責任)への取
の貢献など社会・倫理面および環境面から、
り組みの活発化に貢献していきます。
企業を評価・選別し、安定的な収益を目
指す投資手法のことです。SRIが注目さ
SBIモーゲージ
代表取締役 執行役員COO
円山 法昭
住宅ローンの提供を2001年5月に始めま
した。常に業界最低水準の金利で長期固定
Noriaki Maruyama
「日本の住宅金融を支えていた財政投融資
住宅ローンを提供することに努め、将来の
金利変動リスクを負うことなく、安心して
と住宅金融公庫を使った仕組みは時間の
生活設計を立てられる長期固定金利住宅
問題で崩壊する」、
「住宅ローンは長期固
ローンを多くのお客様にご利用いただくこ
定金利が正しい」という二つの信念に基づき、
とで、お客様ひとりひとりの豊かな生活の
日本初のモーゲージバンク*として、民間で
実現に寄与したいと考えています。
は不可能といわれた低金利長期固定金利
*証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関
12
SBIグループの紹介
戦略的ビジネスの革新者として
アル」の販売チャネルを通じて幅広く提供してまいります。
SBIグループは、
これまで主に金融業の分野において
また、投資家・消費者の皆様がそれぞれのニーズにあう商
3つのコアビジネス「アセットマネジメント事業」
「ブロー
品やサービスを選択できるような充実した比較・検索サー
カレッジ&インベストメントバンキング事業」
「ファイナン
ビスを合わせて提供し、我が国最大規模の金融商品ディス
シャル・サービス事業」を中核的事業と位置づけ事業展開
トリビューターを目指します。さらに、
金融の枠にとどまらず、
してまいりましたが、新たに「住宅不動産事業」と「生活関
さまざまな消費活動の場においても、
金融分野同様にスマー
連ネットワーク事業」をSBIグループのコアビジネスと位
トで豊かな生活の創造に貢献する多様なサービスの提供
置づけ、金融と非金融分野を併せ持つ5つのコアビジネス
にチャレンジしてまいります。
体制へ移行し、新たな進化のプロセスを歩んでいます。
この新体制のもとで、金融事業におきましては、より一
層創造性にあふれる魅力的な金融商品の開発に取り組み、
SBIはStrategic Business Innovator(戦略的ビジ
ネスの革新者)として、あらゆる業種・業界に革新をもたら
す事業ポートフォリオを有する企業集団を目指します。
より多くの方々に利用していただけるよう「ネット」と「リ
■3つのコアビジネスから5つのコアビジネスへ
SBIインベストメントを中心とし
たIT・バイオ・企業再生・LBO
等のファンド運用業務、SBIア
セットマネジメントを中心とした
投資商品の組成業務、中国
やインドなど成長性の高い海
外市場へ投資するベンチャー
キャピタル・ファンドの設立等。
アセットマネジメント
事業
SBIイー・トレード証券と
SBI証券を中心に「ネット」
と「リアル」の融合を図り
ながら展開する総合証券
業務。
ファイナンシャル
・サービス事業
ブローカレッジ
&
インベストメント
バンキング事業
個人・事業向けローン、
リース
などの金融サービス、決済サー
ビスの提 供、金 融 向けソフト
ウェアの開発、
投資信託の評価、
金融商品の比較・検索サイト
の運営など、幅広いサービスを
提供する業務。
生活関連
ネットワーク事業
住宅ローンおよび不動産物
件への投資や不動産開発、
不動産を中心とするファンド
の組成・運営、不動産関連ビ
ジネスを展開するベンチャー
企業への投資、住宅不動産
情報の総合ポータルサイ
ト「SBI
不動産ガイド」の運営など、住
宅・不動産に関連する業務。
13
住宅不動産事業
行政サービス比較検索サイト
「生活ガイド.com」や比較・見
積もりポータルサイト「 比 較
ALL」を中心に、
ライフイベント・
ライフシーンにおけるニーズに
応えるためのネットワークを構
築し、顧客の購買行動を効率
的にサポートする業務。
SBIグループ主要各社一覧 (2006年10月31日)
● アセットマネジメント事業
SBIカード株式会社
SBIプロモ株式会社
クレジットカード関連事業
販売促進のためのコンサルティング業及び販売代理
http://www.sbicard.co.jp/
http://www.sbipromo.co.jp/
http://www.sbinvestment.co.jp/
SBIカードプロセッシング株式会社
株式会社SBI住信ネットバンク
設立準備調査会社
SBIブロードバンドキャピタル株式会社
ブロードバンドに特化したベンチャーファンドの運用
自社ブランド「SBIカード」および他のカード会社・銀
行等のクレジットカード・デビットカードに対するカード
プロセッシングサービスの提供
SBIキャピタル株式会社
SBIベリトランス株式会社
バイアウト・企業再生ファンド等の運用・管理
EC事業における電子決済サービスの提供
SBIインベストメント株式会社
ベンチャーキャピタルファンド等の運用・管理
銀行設立に係る調査・情報提供サービス業務
SBI損保設立準備株式会社
http://www.veritrans.co.jp/
SBIキャピタルソリューションズ株式会社
損害保険会社の設立準備
SBI生保設立準備株式会社
生命保険会社の設立準備
メザニンファンド等の運用・管理
SBIベネフィット・システムズ株式会社
確定拠出年金の運営管理業務、人事・福利厚生関
連業務及びシステムアウトソーシング業務
株式会社キャナウ
SBIアセットマネジメント株式会社
投資信託委託業、有価証券等に係る投資顧問業
http://www.benefit401k.com/
http://www.canow.jp/
SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
● 住宅不動産事業
金融に特化したインターネット広告代理業
http://www.sbiam.co.jp/
SBIアルスノーバ・リサーチ株式会社
バックオフィス支援サービスの提供
オルタナティブ・プロダクツの組成・運用管理・投資
家向けアドバイザリー業務
http://www.sbi-bs.co.jp/
http://www.arsnova-cr.com/
SBIテクノロジー株式会社
SBIモーゲージ株式会社
住宅ローン事業
http://www.sbi-mortgage.co.jp/
ITソリューション
● ブローカレッジ&
インベストメントバンキング事業
http://www.sbi-tech.jp/
SBIギャランティ株式会社
各種保証業務
SBIシステムズ株式会社
http://www.sbigt.co.jp/
オンライン総合証券
ITサービス開発事業、ITサービスサポート事業、ITコ
ンサルティング事業
SBIプランナーズ株式会社
https://www.etrade.ne.jp/
http://www.sbisys.co.jp/
SBIイー・トレード証券株式会社
建築工事業、建築物の設計・監理業、不動産の取
引及びフィナンシャルプランニングに関するコンサル
タント業
SBI証券株式会社
モーニングスター株式会社
証券業
インターネットによる投資信託を主体とした金融商品
の評価情報提供
http://www.sbi-planners.co.jp/
http://www.morningstar.co.jp/
株式会社ゼファー
オンライン商品先物取引業
ゴメス・コンサルティング株式会社
http://www.ecommodity.co.jp/
Webサイトの評価・アドバイス・構築サービス
不動産の売買及び仲介、土地有効活用のコンサル
ティング業、建設業、不動産の賃貸及び管理、住宅
設備関連機器の開発、一級建築士事務所
http://www.gomez.co.jp/
http://www.zephyr.co.jp/
SBI債権回収サービス株式会社
● 生活関連ネットワーク事業
http://www.sbi-sec.co.jp/
SBIフューチャーズ株式会社
E*TRADE KOREA Co., Ltd.
オンライン証券業
http://www.etrade.co.kr/
● ファイナンシャル・サービス事業
(略称:SBIサービサー)
特定金銭債権の管理及び回収ならびに買取、
その
他の債権の集金代行・事務代行業務
http://www.sbiservicer.co.jp/
http://www.equalcredit.co.jp/
人材教育、研修業務、講演会・セミナーの実施、
コン
サルティング
http://www.sbigroup.co.jp/univ/
SBIイコール・クレジット株式会社
個人向け無担保消費者ローン事業、事業者向け
ローン事業
SBIユニバーシティ株式会社
SBIインテクストラ株式会社
イー・ゴルフ株式会社
知的財産ビジネスマネジメント、
システムソリューション、
コンサルティング
ゴルフ場情報サイト運営等
http://www.intechstra.com/
http://www.e-golf.co.jp/
SBIリース株式会社
IT分野を中心とする総合リース業
SBIアートフォリオ株式会社
http://www.weblease.co.jp/
美術品売買事業
http://www.artfolio.co.jp/
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「CSRハンドブック2006」は、SBIグループの社会的責任への取り組みについて広く知っていただくことを目的に
作成したものであり、有価証券の取引およびその他の取引等の勧誘を目的としたものではなく、
また証券取引法上
のディスクロージャー資料でもありません。
SBIグループの活動を詳しくお知りになりたい方は、2007年1月発行予定の「CSRレポート2006」をご覧ください。
SBIグループ CSRハンドブック 2006
発行:SBIホールディングス株式会社 コーポレート・コミュニケーション部(2006年11月)
本冊子は、古紙含有率100%再生紙を使用し、
大豆油インキを使って印刷しております。
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