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楽天フェデレーション戦略 - 楽天株式会社

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楽天フェデレーション戦略 - 楽天株式会社
「楽天フェデレーション戦略」
国際展開の方針
2 0
楽
1 0 年
天
株
6
月
式
3 0
会
日
社
本資料に記載された意見や予測などは資料作成時点での弊社の判断であり、その情報
の正確性を保証するものではありません。
様々な要因の変化により、実際の業績や結果とは大きく異なる可能性があることを御承
知おき下さい。
楽天のゴール
世界一のインターネット・
サービス企業へ
2
楽天グループ 連結売上高の成長
(百万円)
350,000
298,252
300,000
249,883
250,000
213,938
203,271
200,000
150,000
129,775
100,000
45,567
50,000
18,082
3,225 6,780 9,894
0
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
3
楽天グループ 連結営業利益の成長
(百万円)
60,000
54,890
50,000
44,531
40,000
35,826
30,406
30,000
20,000
15,474
10,000
968
1,408 2,241
4,438
2,376
0
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
※2007年:楽天KCにおける利息返還請求に伴う損失引当金の見積もり精緻化により一過性費用245億円が発生
4
楽天のポジショニング
EC
オンライントラベル
オンライン証券
SBI Securities
Amazon
Yahoo! Shopping
オンラインブック・メディア
オンライン銀行
電子マネー
Rakuten Bank
アフィリエイトマーケティング
ツールバー
オンラインゴルフ予約
(+ Traffic Gate)
DeNA
5
インターネット企業 時価総額ランキング
(億円)
90,000
80,000
70,000
133,369
60,000
50,000
46,571
40,000
27,016
30,000
24,013
22,966
20,710
18,096
20,000
9,382
10,000
8,135
7,913
lin
e.
co
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R
A
LI
B
AB
A
In
c.
ap
an
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Ya
ho
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株価:2010年6月28日現在 US$1=¥88.8 HK$1=¥11.3975
Ya
ho
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B
In
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G
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0
6
地域別のGDPシェア予測
グローバルにおけるアジア地域のGDPシェアは、
2006年の24%から2050年には53%へと拡大が予想される
2006年
日本 12%
2020年
日本 8%
48兆ドル
2035年
日本 5%
2050年
日本 3%
155兆ドル
出典: More Than An Acronym (2007年3月), Goldman Sachs
7
各国EC化比率 比較
8%
7.30%
7%
6%
5%
4%
3.50%
2.90%
3%
2%
3.90%
1.70%
1%
0%
日本
フランス
米国
ドイツ
英国
•電子商取引比率、小売のみ(サービス除く)
出典
日本 :2008年、経済産業省「平成20年度電子商取引に関する市場調査」
米国:米国商務省 “Estimates of Monthly Retail and Food Services Sales by Kind of Business: 2009”及びComScore “U.S. E-Commerce
Spending in Q4 2009” に基づき作成
英国、ドイツ、フランス : EuroMoniter International (estimation for 2009)
8
将来像:27カ国、20兆円、70%
流通総額
進出国
(BtoC EC)
2009年ベース:
海外 8%
(進出国数)
30
米国
(BUY.com)
6%
フランス
(PriceMinis
ter)
2%
20
海外比率
その他
1%
(%)
100
80
60
20
27
(取扱高)
40
10
国
内
99%
30
%
20
6
1.8
0
現在
将来
日本(楽天
市場・ブック
ス)
91%
70 海
% 外
国
内
0
現在
将来
(2009年)
買収効果除く
9
3つの戦略的方向性
1. 全方位型拡大  各地域に事業を立上げ
 各地域・国の調査・分析を元に進出優先順位を確立
 スピード、スピード、スピード
2. 地域統括拠点制  各地域での拡大
 地域統括拠点  周辺国への進出
3. 楽天市場  その他のサービス
 楽天市場から参入し、順次、楽天トラベル、その他の
金融サービスへ拡大
10
新たな戦略オプション
進出地域・国の現状に合わせ3つのモデルを複合的に展開
BtoBtoC モデル
店舗育成、地域貢献型
安全・安心型CtoC
エスクロー、偽物補償
成長市場、
個人間取引で有効
在庫非保有直販モデル
販売主として品質保証
黎明期・新興市場で
有効
11
現在の楽天グループの国際展開
オンラインショッピングモール事業
トラベル事業
パフォーマンスマーケティング事業
Rakuten
本社
ヨーロッパ
アメリカ
PriceMinister
アジア
TARAD.com
Rakuten
Ichiba Taiwan
Buy.com
Indonesia
オンラインショッピング事業
台湾・・・ 台北
米国・・・カリフォルニア
タイ・・・バンコク
インドネシア・・・ ジャカルタ
中国・・・ 北京
フランス・・・パリ
12
各地域 BtoC EC市場
米国
フランス
CAGR +17.2%/年
250
30
216
CAGR +19.0%/年
CAGR +109.3%/年
50
24
25
43
40
200
20
15
14
bn$
134
150
bn$
bn$
中国
30
100
10
20
50
5
10
0
0
2009
2012(e)
5
0
2009
2012(e)
2009
2012(e)
日本
CAGR +10.2%/年
bn$
JV
タイ
CAGR +6.9%/年
0.1
0.103
CAGR +8.3%/年
0.06
0.04
0.02
0
2009
2012(e)
台湾
JV
0.08
bn$
出典
フランス
日本: 富士経済に基づき計算
中国: iResearch
米国:Goldman Sachs
フランス、台湾、タイ : Euromonitor International
bn$
0.08
米国
32
2009
0.12
英国
Indonesia
42
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
2012(e)
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
3.1
2.5
JV
13
2009
2012(e)
世界BtoC EC市場の成長
BtoC EC市場(兆円)
世界全体
71兆円
80
70
60
30
世界全体 11%/年
日本 6%/年
50
40
CAGR ('09-'20e)
世界全体
23兆円
20
10
0
65兆円
(92%)
20兆円
(87%)
2009年
日本 6兆円(8%)
2020e
日本 3兆円(13%)
出典: Euromonitor International
14
ヨーロッパへの参入
フランスNo.1 ECサイト等を運営する
PriceMinister S.A. 完全子会社化を決定
欧州地域において最も成長率が高いEC市場を有する
フランスへの参入決定
フランス国内No.1サイト 「PriceMinister」の全株式を取得予定
フランスを軸に、既に進出しているUK、スペインの強化と
欧州他国へ展開
会員数→12百万人、 出店店舗数→21,000店
16
PriceMinister
フランスNo.1 ECサイト
Neel
(CEO)
Greg
(COO)
17
米国へ参入
米国有数のネット通販サイト Buy.comを
完全子会社化を決定
米国EC市場への本格参入
米国有数のECサイト「Buy.com」の全株式を取得予定
直販型モデルとマーケットプレイス型モデル
マーケットプレイス事業を強化し、同社事業を新しい形で成長
会員数:14百万人
18
Buy.com
米国有数のEC事業者
Office in California
19
中国への参入
中国におけるBtoC EC事業進出に向けて
中国検索最大手Baidu(百度)と合弁企業設立
「Baidu.com」の集客力と「楽天市場」の技術、運営ノウハウ集結
楽天 51%、Baidu 49%、楽天より代表者派遣
中国国内のNo.1 BtoCインターネットショッピングモールを目指す
2010年後半サービス開始予定、将来は日本の楽天市場との提
携も検討
20
百度との合弁「楽酷天」
URL : www.rakuten.com.cn
百度 ロビン・リー CEO
乐 (Le)
= Happy (楽)
酷 (Ku)
= Cool
天 (Tian)
= Day
21
台湾への参入
コングロマリット企業 統一超商と合弁企業設立
海外進出の第一歩としてEC成長期である台湾に進出決定
台湾小売No.1企業「統一超商」とのJVを楽天51%、統一超商49%
で設立
楽天市場台湾を2008年5月に開設、2009年度第4四半期の流通総
額は前年同期比で6倍の成長
現在、ユニークユーザー数で台湾No.2。今後、クロスボーダー取引
も強化
22
楽天市場台湾
着実な成長
台湾での合弁企業設立会見
楽天市場台湾カンファレンス2010
23
タイへの参入
タイNo.1サイトと資本業務提携し、
タイにおけるEC事業参入
ASEANへの進出の第一弾としてタイへの進出決定
タイ国内 No.1サイト「TARAD社」の株式の67%を取得
登録店舗→16万店、登録商品数→140万点、会員数→200万人
「楽天市場」のノウハウ・文化を移植し、“Premium mall” を
2010年2月に開設
24
インドネシアへの参入
複合メディア企業 Global Mediacomと
合弁企業設立に合意
※サービスロゴ検討中
ASEAN進出の第二弾として最大人口と将来成長有望な
インドネシアに進出決定
インドネシアNo.1マルチメディア企業 「Global Mediacom」との
JVを楽天 51%、Global Mediacom 49%で設立
Global MediacomのTV、ラジオ、新聞、雑誌等からインターネット
にユーザー転換
2010年後半サービス開始予定、インドネシアEC市場を開拓
25
楽天の経営モデル
サービス
モデル
行動規範
戦略
オペレーション
テクノロジー
楽天主義
27
楽天の成功モデル
事業部門
国内
事業部門間での
ノウハウ共有
海外
事業部門
事業部門 事業部門 事業部門
機能
機能
機能
日本
米国
中国
欧州
アジア
機能
各国間での
ノウハウ共有
機能
機能
28
英語化の主要項目
 2012年末までに社内コミュニケーションを英語化
 高成長グローバル企業の国際化の取組みをも上回る
 人事の国際化
 開発の国際化
29
共通言語: English + プログラム
1. 全ての役員会議を英語で実施
2. 全ての経営会議を英語で実施
3. 毎週の全体朝会を英語で実施
4. 社内資料を段階的に英語化
・・・・
本社の各所にプログラム・ポスターを掲載
2012年度までに楽天グループの公用語を英語に
30
楽天主義の徹底
楽天の価値観(ブランドコンセプト、成功の5つのコンセプト)をシェア
ベンチャーマインドと徹底した実行力を兼ね備えた人材へ育成
【 日本語版 】
【 中国語(繁体)版 】
【 英語版 】
31
グローバルな人材マネージメントを実現
1. 優秀な経営幹部を獲得、育成
 買収を通じて、事業だけでなく人材も確保
 戦略的な人材維持施策も実施
 楽天から中間管理職を派遣、楽天主義を導入
2. 現地の若く、優秀な人材を採用
 国際採用チームが現地に赴き採用活動を実施
 中国とインドにおいて現地採用者数は3倍
 次世代の経営陣となる若くて優秀な人材を現地でヘッドハント
 2011年度の国内新卒採用者数全体の約20%に当たる68人の外国人
を採用予定
32
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