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「類似商品・役務審査基準」の改正案に対する御意見の概要及び御意見

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「類似商品・役務審査基準」の改正案に対する御意見の概要及び御意見
「類似商品・役務審査基準」の改正案に対する御意見の概要及び御意見に対する考え方
「類似商品・役務審査基準」の改正案に対し、提出された御意見に対する考え方は次のとおりです。
なお、今般の意見募集は、商品・役務の具体的な類似範囲(類似群コード)の見直しに関する内容を対象としたものですので、対象である類似関係に関する御意見に対してのみ考え方を提示させていただきました。
商品・役務
1
2
3
4
5
6
ビタミン剤、アミノ酸
剤、滋養強壮変質剤
育毛剤
浴剤
薬用ベビーオイル
薬用ベビーパウダー
薬剤
区 現行類似
提出者
分 群コード
5
5
5
5
5
5
01B01
01B01
01B01
01B01
01B01
01B01
団体
個人
個人
いただいた御意見の内容
御意見の理由・根拠
「育毛剤」は、現行では「薬剤(毛髪用剤)」(01B01)に含まれていま
すが、「経口発毛剤」と「外用育毛剤」とに分け、「外用育毛剤」を「育
毛料」の含まれている「化粧品」(04C01)に含まれるべきと考えられ
ます。
「毛髪用剤」 に含まれる「育毛剤」は、医薬品として取引されるものを対象とするものであり、経口に
国内の販売店で取り扱われる「育毛剤」は「外用」がすべてであり、「経口」のものはありません。
海外においては、「発毛」を標榜するものは、一部「外用」の医薬品も存在しているようですが、「経口」の医薬 限らず、外用でも医薬品として販売されているものがありますから、外用であるからといって「化粧
品」と類似する商品と推定するのは適当ではないと考えます。
品が主力のようです。
また「外用育毛剤」とは近い関係のカテゴリーと考えられる、「脱毛剤」、「染毛剤」は、国内、海外とも「3類
化粧品」に該当します。(薬事法の区分ではいずれも「医薬部外品」。)
以上を総合すれば、左記のとおりに改正すべきと思われます。
「浴剤」は、現行では「薬剤」(01B01)に含まれていますが、「バスソ 国内において、「入浴剤」は、「医薬部外品」もしくは「化粧品」として流通しているものがほとんど(一部、無許 薬事法における「医薬部外品」には、「治療や予防等の医薬品的用途に使用されるもの」として取引
ルト」「バスオイル」の含まれている「化粧品」(04C01)に含まれるべ 可の「雑貨品」あり)であり、「医薬品」としては製造されていません。また、流通量としては「医薬部外品」が多 されるものと「身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変える等の化粧品的用途に使用される
もの」として取引されるものがあり、それぞれの用途に応じて、前者は「薬剤」と、また、後者は「化粧
数を占める状況と言えます。(「薬用○○」は「医薬部外品」しか標榜できません。)
きと考えられます。
一方、海外では「医薬部外品」のカテゴリーがないため、日本メーカー製造で国内では「医薬部外品」として流 品」と類似するものと推定するのが適当と考えます。
御指摘の「浴剤」は、「医薬部外品」であっても、「皮膚疾患の治療の目的で薬品を溶解し、又は生薬
通させている製品も、ほぼすべて「化粧品」カテゴリーで販売しています。
を煎剤として浴槽に加え、全身又は局所の浴用に供する外用剤(『廣川薬科学大事典 常用版 〔第
このような取引実情を勘案いたしますと、左記のとおりに改正すべきと思われます。
3版〕』 1629頁 株式会社廣川書店発行)」であることから、医薬品的用途に使用されるものである
として、「薬剤」に類似するものと推定するのが適当と考えます。
動物用薬剤
5
01B01
薬事法における「医薬部外品」には、「治療や予防等の医薬品的用途に使用されるもの」として取引
されるものと「身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変える等の化粧品的用途に使用される
もの」として取引されるものがあり、それぞれの用途に応じて、前者は「薬剤」と、また、後者は「化粧
品」と類似するものと推定するのが適当と考えます。
ご指摘の「薬用ベビーオイル」は、「医薬部外品」であっても、乳児の湿疹の治療等、医薬品的用途
に使用されることも多く、「薬剤」と類似する商品と推定するのが適当であると考えます。
個人
「薬用ベビーオイル」は、現行では「薬剤」(01B01)に含まれています 国内において、「ベビーオイル」は、「医薬部外品」もしくは「化粧品」として流通しているものがほとんどであ
が、「ベビーオイル」の含まれている「化粧品」(04C01)に含まれるべ り、「医薬品」としては製造されていません。また、流通量としては「医薬部外品」が多数を占める状況と言えま
す。(「薬用○○」は「医薬部外品」しか標榜できません。)
きと考えられます。
一方、海外では「医薬部外品」のカテゴリーがないため、日本メーカー製造で国内では「医薬部外品」として流
通させている製品も、ほぼすべて「化粧品」カテゴリーで販売しています。
このような取引実情を勘案いたしますと、左記のとおりに改正すべきと思われます。
個人
「薬用ベビーパウダー」は、現行では「薬剤」(01B01)に含まれてい 国内において、「ベビーパウダー」は、「医薬部外品」もしくは「化粧品」として流通しているものがほとんどであ 薬事法における「医薬部外品」には、「治療や予防等の医薬品的用途に使用されるもの」として取引
ますが、「ベビーパウダー」の含まれている「化粧品」(04C01)に含ま り、「医薬品」としては製造されていません。また、流通量としては「医薬部外品」が多数を占める状況と言えま されるものと「身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変える等の化粧品的用途に使用される
もの」として取引されるものがあり、それぞれの用途に応じて、前者は「薬剤」と、また、後者は「化粧
す。(「薬用○○」は「医薬部外品」しか標榜できません。)
れるべきと考えられます。
一方、海外では「医薬部外品」のカテゴリーがないため、日本メーカー製造で国内では「医薬部外品」として流 品」と類似するものと推定するのが適当と考えます。
ご指摘の「薬用ベビーパウダー」は、「医薬部外品」であっても、オムツかぶれの治療等、医薬品的
通させている製品も、ほぼすべて「化粧品」カテゴリーで販売しています。
用途に使用されることも多く、「薬剤」と類似する商品と推定するのが適当であると考えます。
このような取引実情を勘案いたしますと、左記のとおりに改正すべきと思われます。
団体
「非農薬」を01B01類似群、「農薬」を01B02類似群とすべきであ 「農薬」と「非農薬」に類似群コードを分けることには賛成するが、類似群コードについては、本来あった類似 御意見を踏まえ修正いたしました。
る。
群から、抜き出した商品に新しい番号を付すべきである「薬剤(農薬に当たるものを除く。)」について01B01
類似群を維持する方が、基準変更時に無用な混乱を避けることができる。
01B02に含まれる予定の「動物用薬剤」を、01B03の類似群コー 用途により、人用、植物用、動物用に分け、非類似とするのが取引実情にあっている。
ドを新たにつくり、そちらに移動すべきである。
7
御意見に対する考え方
「栄養補助食品」との備考類似の設定はせず、現行の非類似扱いを 「薬剤」の下位概念の「ビタミン剤、アミノ酸剤、滋養強壮変質剤」と「加工食品」を備考類似として扱うことにな 本件は判例(平成17年(行ケ)第10763号、平成14年(行ケ)555号)に基づいたものであり、これは
継続する。
りますと、各ユーザーが保有している商標に関連する商標を出願した場合、棲み分けができていた第三者の 「ビタミン剤,アミノ酸剤,滋養強壮変質剤」と栄養補助食品とは、その商品の内容、用途、販売店舗
及び販売方法が共通し、類似するものと認定されていることから、類似基準においてもお互いの商
商標が類似と扱われる(いわゆる蹴り合い)ため、商標採択の選択肢が狭まります。
今回の改正を行うのであれば、同意制度等当事者間で調整可能な規定を新設する必要があるものと思われ 品が類似するものと推定するのが適当と考えたものです。
このように類似と推定されるものについて、「けり合い」が生じたことを理由に、当事者間の単なる同
ます。
参考までに、現状で同一または類似の商標で指定商品が「薬剤」と「加工食品」を別々のユーザーが保有し、 意書のみによって登録することは、需要者保護の観点から、妥当ではないと考えております。
併存登録されている状況は多数存在するようですし、「薬剤」または「加工食品」の製品に商標を安心して使 なお、国際分類による商品又は役務の属する区分と、商品又は役務の具体的な類似範囲とは、別
用したい場合には、費用はかかるもののいずれの指定商品にも権利を取得しているユーザーがいるのは事 個のものですから、例えばノルウェー提案の採否により具体的な類似範囲(類似群コード)に影響を
及ぼすことはありません。
実であり、現実的な対応であるものと思われます。
さらに、ニース国際分類の改正作業においてノルウェーが食品を1つの区分にまとめる提案をしていると伺っ
ておりますが、現時点であまり極端な変更を行うと上記提案が採択された場合に再度類否の見直しを行う等
の混乱を生ずる可能性もあるものと思われますのでその動向を見極めた上で改正するか否かを検討すべき
と考えます。
団体
人用、動物用の双方の薬剤を製造している製薬会社が存在し、両商品は、製造部門を共通にする
場合が多く、また、治療という用途が共通していることから、類似と推定するのが適当であると考え
ます。
商品・役務
8
9
10
11
12
13
14
区 現行類似
提出者
分 群コード
(備考)「ビタミン剤 ア
ミノ酸 滋養強壮変質
剤」は、第29類の「野
菜・果実又は魚介類
5
を主原料とする栄養
補助食品」及び第30
類の「穀物を主原料と
する栄養補助食品」に
類似する。
薬用せっけん
デンタルフロス、
歯ブラシ、
歯ブラシ入れ、
電気式歯ブラシ
育毛料
ヘアリンス
香料類
ボイラー
3
21
3
3
3
11
01B01
01B02
01C01,
21F01,
11A06
04C01
04C01
04D01
04D02
09B01
いただいた御意見の内容
御意見の理由・根拠
御意見に対する考え方
「滋養強壮変質剤」の全てに備考類似を設定するのではなく、「カル
シウム剤」など、健康食品と極めて近似したものに限定して備考類
似を設定すべきである。また、健康食品についても、類似とするのは
明らかに近いもののみに限定すべきである。
「滋養強壮剤」には、「食品強化剤」など、健康食品とはかなりかけ離れているものがあり、「滋養強壮剤」の
全てに備考類似を設定するのは妥当ではない。また、栄養補助食品の範囲が不明確であるが、健康食品に
ついては、原材料ではなく、栄養素を用いた表示とし、同じ栄養素を主原料とするものとの関係で類似を律す
るべきである。
本件は判例(平成17年(行ケ)第10763号、平成14年(行ケ)555号)に基づいたものであり、これは
「ビタミン剤,アミノ酸剤,滋養強壮変質剤」と栄養補助食品とは、その商品の内容、用途、販売店舗
及び販売方法が共通し、類似するものと認定されていることから、類似基準においてもお互いの商
品が類似するものと推定するのが適当と考えます。
薬用せっけんの採用について賛成する。
薬用せっけんも幅が広く、ハーブの成分が入ったもの、プロポリスが入ったものなど、色々種類があり、その 本改正の内容に賛成の御意見として承ります。
濃度なども様々なので判断が難しいと思われる。薬用のアルコールスプレーなどは別だが、単なる「薬用せっ
けん」であれば、第3類に入れることは「薬用化粧品」との整合性もあり、賛成である。
団体
団体
団体
個人
団体
「デンタルフロス」(01C01)、「歯ブラシ」「歯ブラシ入れ」(21F01)、「電気 デンタルフロス、歯磨き、歯ブラシ、マウスウォッシュ、歯間ブラシなどの口腔衛生用品は、製造メーカーが一 例えば、「電気式歯ブラシ」と「歯ブラシ」を見ても、オーラルケア商品全般を手がけているメーカーも
式歯ブラシ」(11A06)は、現在、別の類似群に属しているが、ひとつ 般的に共通している。また、小売店においても、口腔衛生用品コーナーにまとめて陳列されているのが実情 存在しますが、個人の身だしなみ、衛生に資する電化製品に特化した専門メーカーも多く存在してお
り、「電気式歯ブラシ」が電化製品店で販売されていることも多いことよりすれば、両商品は、それぞ
にまとめるべきであると考えられます。口腔衛生用品として新たな類 であり、出所の混同が生じやすい商品群である。
れのメーカー、販売経路等を異にする場合も多いものです。
似群を設けることが適切だと考えます。
このような事情を勘案すると、御指摘の商品をひとつにまとめて、口腔衛生用品として新たな類似群
を設けることは、適当ではないと考えます。
「育毛料」は、現行では「化粧品」(04C01)に含まれていますが、「育 国内において、「育毛剤」は、薬事法の区分では「医薬品」もしくは「医薬部外品」として流通しているものであ 薬事法における「医薬部外品」には、「治療や予防等の医薬品的用途に使用されるもの」として取引
毛剤」の含まれている「薬剤(毛髪用剤)」(01B01)に含まれるべきと り、販売店においても「化粧品」の販売コーナーでは扱われていません。また、日本において「育毛・発毛」を されるものと「身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変える等の化粧品的用途に使用される
もの」として取引されるものがあり、それぞれの用途に応じて、前者は「薬剤」と、また、後者は「化粧
標榜できるのは、「医薬品」もしくは「医薬部外品」に限られます。(「化粧品」では標榜できません。)
考えられます。
品」と類似するものと推定するのが適当と考えます。
海外においても、「発毛」を標榜するものは「医薬品」に限定されているようです。
「医薬品」として取り扱われている「育毛剤」は第5類で採択されているのに対し、第3類で採択され
以上から、左記のとおりに改正すべきと思われます。
ている「育毛料」は、「医薬部外品」として取り扱われるものであって「身体を清潔にし、美化し、魅力
を増し、容貌を変える等の化粧品的用途に使用されるもの」ですから、「化粧品」と類似する商品とし
て推定するのが適当であると考えます。
「香料類」という包括概念表示を削除することに賛成する。
「香料」と「薫料」は、販売する店も異なり、また、需要者層も異なるもので、包括表示を認めておく必要性に乏 本改正の内容に賛成の御意見として承ります。
しい。
http://www.okoushop.com/
http://www.kyukyodo.co.jp/products/index.html
http://www.loccitane.co.jp/shop/goods/search.aspx?search=x&category=54&style=E
第11類「ボイラー」の類似群(09B01)は、現行では第7類「動力機
械器具(陸上の乗物用のもの及び「水車・風車」を除く。)陸上の乗
物用の動力機械の部品」と第12類「陸上の乗物用の動力機械(そ
の部品を除く。)」にも及んでいます。しかし、第11類の09B01と第
7類及び第12類の09B01は類似するものではないと考えられま
す。
第7類及び第12類の動力機械には蒸気機関の項目があり、蒸気機関は蒸気を動力源とするものであって、
蒸気発生手段を持ちます。ボイラーは蒸気又は温水を供給する装置であって動力機械ではありませんが、動
力機械の中に蒸気機関があるため、動力機械とボイラーが同じ類似群になったものと思われます。
しかし、現在では蒸気機関は特殊なケースを除いてほぼ消滅しており、ボイラーと動力機械の結びつきは絶
たれた状態が長く続いています。ボイラーは、動力機械としての蒸気機関が衰退した後も、熱を供給する装
置として広く普及しており、ボイラーと動力機械は別の物として発展しているため、ボイラーと動力機械を同じ
類似群にする必要性は既に失われていると考えます。
なお、第7類及び第12類の動力機械の中にある蒸気タービンも蒸気を使用するものですが、蒸気タービンは
送られてきた蒸気を利用する装置であって蒸気発生部とは別個のものであるため、ボイラーとは類似するも
のではないと考えます。以上を総合すれば、左記のとおりに改正すべきと思われます。
団体
個人
「ヘアーコンディショナー」や「ヘアートリートメント」は、「ヘアーリンス」と極めて近い商品ですから、
同様の取り扱いになると考えます。
「ヘアリンス」を「シャンプー」と備考類似とする扱い自体に異存はな
いが、「ヘアーコンディショナー」や「ヘアトリートメント」についても、
実質的に同一の商品のため、同様に考えてよいか?
ご指摘のとおり、今日において動力機械器具として「蒸気機関」を利用することはあまり行われてい
ないものの、「ボイラー」は船舶のエンジンなどをはじめ様々な機器の原動部としていまだ使用され
ており、また生産においても動力機械器具(「蒸気タービン」など)と同一のメーカーで製造されてい
る実情も認められます。このような事情を勘案すると、「ボイラー」は、依然として動力機械器具ととも
に製造・利用されている商品といえますから、「09B01」の商品群と非類似とすることは適当ではない
と考えます。
商品・役務
15
16
17
18
19
20
21
22
補聴器
電気アイロン、電気ブ
ザー
現行「11A06」に係る
商品の見直し
区 現行類似
提出者
分 群コード
10
9
11
類似群の改正は行わ
ないが例示から削除
16
するものうち「電気式
鉛筆削り器」
電気式鉛筆削り
電気式歯ブラシ
携帯電話機用ストラッ
プ
プリンター用トナー
カートリッジ,プリン
ター用インクカートリッ
ジ
16
21
9
2
10D01
11A06
11A06
11A06
11A06
11A06
11B01
11C01
いただいた御意見の内容
御意見の理由・根拠
同じ「医療用機械器具」に含まれる商品であっても、個別具体的な商品同士の取引の実情等を勘案
した結果、非類似と判断され得る場合もありますが、「医療用機械器具」に含まれる商品は、大小、
性能、使用目的等に差異はあるものの、医療目的という用途においては共通し、需要者も主に医療
機関を対象とするものが多く、また、メーカーにも共通性があることから、当該機械器具に属する商
品同士はお互い類似するものと考えられます。「補聴器」については、患者が家庭で使用する医療
機器であるものの、薬事法による規制を受ける機器であり、購入する際にも医師の診断、指導を受
ける場合が多い商品であって、他の医療機器とメーカーを共通にする場合もあることから、他の「医
療用機械器具」と「補聴器」についても類似とすることが妥当であると考えられます。なお、理由に示
された審決は「医療用機械器具」と「補聴器」について非類似と判断されたものではなく、個別の商
品同士の判断に関するものです。
「電気アイロン」は「テレビ他」(11B01)との備考類似から外すべき 「電気ブザー」は通信機器・音声映像機器・民生電気機器とも関係するので、備考類似はあってよいが、「電
である。
気アイロン」は「通信機器」とは用途・機能が全く異なり、備考類似とは理解が困難である。
「電気アイロン」は、第11類に属する「家庭用電熱用品類」とともに家電製品として「テレビジョン受信
機、ラジオ受信機」などとの商品と共通のメーカーにより製造されることが多く、電気店の家電コー
ナー等において販売場所を共通にするものであることから、「電気アイロン」のみを「テレビジョン受
信機、ラジオ受信機」などとの備考類似を外し非類似とすることは適当ではないと考えます。
「家庭用電熱用品類」は大括りすぎである。具体的には「調理・台所
用品や暖房・冷房商品など、他にも独立の類似群に出来るものがあ
る。
「家庭用電熱用品類」は、家庭内での家事の労力を減らしたり、或いは日常生活するうえで欠かせ
ない電気機器を対象とするものであって、共通のメーカーにより製造されることが多く、販売におい
てもいわゆる「白物家電」として同一場所において提供されることが多い商品であることから、用途
等に分けて「調理・台所用品や暖房・冷房商品など」をそれぞれ非類似とすることは適当ではないと
考えます。
団体
団体
団体
団体
団体
既存登録及び施行後の出願で願書に積極表示される「電気式鉛筆 現行の11A06は、施行後に11A06(7,9,11類、(ヘアカーラーを除く))、11A07(身だしなみ商品)、11A08(マッサージ 「電気式鉛筆削り」は、現実にはほとんど使用されていない状況において、当該商品の類似関係を
削り器」は25B01とすべきである。
器)とすっきり整理されるにも拘らず、16類の「電気式鉛筆削り器」のみが単に例示を止めるだけだと、施行 見直すことにより、新たなけり合いを生じさせることは適当ではないと考えます。
後に7,9,11類で11A06商品を指定する出願が、16類で「電気式鉛筆削り器」を含む既存登録によって拒絶を受
ける場合が生ずる。「電気式鉛筆削り器」は近年一般に取引されていない商品という判断のもとに例示から削
除するという位置付けからすれば、単に「鉛筆削り器」に属する一つのタイプであると整理することが妥当と考
えるため。
「電気式鉛筆削り」については、例示から削除するのではなく、「文房 現在の取引実情からすれば、その他の「民生用電気機械器具」と生産者・販売者等で共通するものではなく、 「電気式鉛筆削り」は、現実にはほとんど使用されていない状況において、当該商品の類似関係を
具類」に含めるべきである。
むしろ、商品の機能・用途からみれば、「文房具類」の概念に含まれるべき商品である。なお、「文房具類」の 見直すことにより、新たなけり合いを生じさせることは適当ではないと考えます。
概念に「鉛筆削り(電気式のものを除く。)」が含まれながらも、近年あまり取引されていないという理由のみ
で、「電気式鉛筆削り」を例示から削除した場合、「電気式鉛筆削り」が如何なる区分、概念に含まれるのか
が不明確になると考える。
「電気式歯ブラシ」と「歯ブラシ」は備考類似とすべきと考えます。
「電気式歯ブラシ」は、今回の改正案で新規に創設される11A07のグループに分類されることについては賛成
いたします。しかし「電気式歯ブラシ」は、昨今では1,000円程度の安価な値段で購入できるタイプの商品もあ
り、店頭では、オーラルケア製品や美容理容健康器具として販売されているのが実情であります(ドラッグスト
アでも普通に販売されております)。
よって商品の出所混同の防止という点では「電気式歯ブラシ」は用途が同じ「歯ブラシ」と備考類似とすべきで
ものであると考えます。
「電気式歯ブラシ」は、オーラルケア商品全般を手がけているメーカーも存在しますが、個人の身だ
しなみ、衛生に資する電化製品に特化した専門メーカーも多く存在しており、同製品が電化製品店
で販売されていることが多いことよりすれば、「歯ブラシ」と「電気歯ブラシ」は、目的は同じであるも
のの、それぞれメーカー、販売経路等を異にする場合も多いものですから、統一的にこれらを類似と
扱うのは未だ困難と思われます。
11B01に例示商品として「携帯電話機用ストラップ」が追加されてい
るが、13C01(14類)とすべき。
携帯電話機用ストラップは、取引の実情に鑑み、生産部門・販売部門が携帯電話とは異なり、本質的には
キーホルダー(14類)に近い商品と考える為。
「携帯電話機用のストラップ」は専ら携帯電話機に付して使用されるものであって、それ以外の用途
は考えがたく、また、携帯電話機の附属品として携帯電話機とともに販売されている実情も認められ
ることから、「携帯電話機」と「携帯電話機用のストラップ」とを類似しない商品とするのは適当でない
と考えます。
なお、ニース同盟第27回準備作業部会において、「Cell phone Straps」(携帯電話機用ストラップ)が
「Portable telephones」(携帯電話機)の附属品であることを理由として第9類に属するものと採択さ
れております。
「プリンター用トナーカートリッジ,プリンター用インクカートリッジ」を
基準上の表示として追加すべきである。なお、その際には、「プリン
ター用トナーカートリッジ」と「プリンター用トナー」、「プリンター用イン
クカートリッジ」と「プリンター用インク」とは備考類似とすべきである。
「プリンター用トナーカートリッジ,プリンター用インクカートリッジ」は現在において多く取引される商品となって
おり、基準上の表示とするのが妥当である。現行のままだと、審査基準上、第2類に「11C01」の短冊にあた
る商品の記載がないため、どの区分で出願すればよいのか分かり難いとの問題がある。なお、「プリンター用
トナーカートリッジ」と「プリンター用トナー」又は「プリンター用インクカートリッジ」と「プリンター用インク」に同じ
商標が使用されると出所の混同が生じるおそれがあるため、備考類似で律するのが妥当である。
商品の例示に関する御意見ですので、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役務審
査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
なお、「プリンター用のインク」は印刷インクとしてインクメーカーで、「プリンター用トナー」は、顔料を
使用するため顔料若しくは化学品を扱うメーカーによって製造されているものですが、「プリンター用
トナーカートリッジ」及び「プリンター用インクカートリッジ」はプリンターの附属品としてプリンターメー
カーにより製造・販売されている商品であることから、ご指摘のそれぞれの商品同士は製造者・流通
経路等を異にするものであって、類似とすることは適当でないと考えます。
団体
団体
団体
御意見に対する考え方
「補聴器」については、第10類中の「医療用機械器具」から除き、別 「補聴器」については、不服2003-16975において、「製造業者は補聴器専門に製造する者がほとんどであっ
途新類似群とするべき。
て、かつ、その販売場所も専門店、通信販売などによるところが多く、需要者は一般消費者ということができ
る」と言及されている通り、「10D01」に含まれるその他の商品(主として医療関係従事者によって、医療機械
器具メーカーから直接又は販売代理店を通じて販売されるもの)とは性質が異なるものと思われる。
商品・役務
23
24
25
乳母車
キーホルダー
錠前類の見直し
区 現行類似
提出者
分 群コード
12
14
14
12A71
13C01
13C01
いただいた御意見の内容
「糸(「脱脂屑糸」を除
く。)」「洋服、コート、
セーター類、ワイシャ
ツ類」
23
25
15A01
17A01
御意見に対する考え方
団体
団体
「キーホルダー」について、金具類と異なる類似群コードを付与する 従来、「錠前製造者」が「キーホルダー」を製造・販売する実情は多く認められていたが、現在においては、そ 「キーホルダー」は「鍵をまとめてぶらさげる環つきの小道具」であり、その主たる機能は「鍵をまとめ
ことは評価するが、その他の錠前類(新13C02)とは別の類似群と のような実情は認められない。また、用途や需要者層等でも著しく異なるもので、これらの類似関係を維持す る」ことであり、アクセサリー等の装飾的な部分は、あくまで副次的なものであって、かつ、鍵とは需
要者層も共通にすることから、「鍵」等の商品と類似する商品として取り扱うのが適当であると考えま
べき理由は最早見当たらない。
すべきである。
す。
団体
「キーホルダー」は別類似群として、例えば13C03などを新設する(若 現行の「13C01」の類似群から変更することは賛成だが、新設の「13C02」に含ませることには違和感がある。 「キーホルダー」は「鍵をまとめてぶらさげる環つきの小道具」であり、その主たる機能は「鍵をまとめ
しくは「マネークリップ」などと同様、「21C01」に含める)。
「キーホルダー」の性質は小物・アクセサリー類に近く、いわゆる有名ブランドによる製品も多数存在する一 る」ことであり、アクセサリー等の装飾的な部分は、あくまで副次的なものであって、かつ、鍵とは需
方、「安全錠,鍵」などは「鍵、錠」の専門メーカーが多い。販売場所も「キーホルダー」は小物・アクセサリー関 要者層も共通にすることから、「鍵」等の商品と類似する商品として取り扱うのが適当であると考えま
連商品と一緒に販売される一方、「鍵・錠」は金物屋・工具店といった場所で販売されることが多いものと思わ す。
れる。
第23類の「糸(「脱脂屑糸」を除く。)」と、第25類の「洋服、コート、
セーター類、ワイシャツ類」との備考類似を設定する。
26
御意見の理由・根拠
12A71から独立させて12A75とする改正案には賛成するが、12 「乳母車」と「自動車用チャイルドシート」(現行12A05)とは、製造・販売業者、需要者層等が共通しており、 「チャイルドシート」は、「乳母車(ベビーカー)」と製造・販売業者、需要者層等が共通する場合があ
A75には「自動車用チャイルドシート」も含めるべきである。
また、「乳母車」の中にはチャイルドシートと一体型の商品も存在するため、類似関係にあると考える。なお、 るものの、多くは一般の「カー用品」や車の部品である「座席」「シートベルト」などの商品と製造・流
通経路を共通にする商品であることから、「チャイルドシート」と「乳母車(ベビーカー)」を類似の商品
「チャイルドシート」は、「自動車用」に限定し、「航空機用」(12A02)は、含めるべきではない。
とすることは適当でないと考えます。
なお、「チャイルドシート」は、現行も「自動車用」の商品として扱っており(「12A05」のみを付与)、「航
空機用チャイルドシート」(12A02)とは区別して採択されています。
団体
27
「糸(「脱脂屑糸」を除
く。)」「寝巻き類、下
着、水泳着、水泳帽」
23
25
15A01
17A02
団体
28
「糸(「脱脂屑糸」を除
く。)」「和服」
23
25
15A01
17A03
団体
被服等の商品選択において、消費者は、被服等のデザインや色彩に加え、その素材である「糸、織物、メリ
ヤス生地」等の持つ品質、機能にも注目し、これを商品選択の判断要素の一つとして捉えているのが実情で
す。すなわち、素材製品である「糸、織物、メリヤス生地」等の持つそのものの品質、機能等は、その二次製
品である「被服等」に与える影響が極めて大きなものとなっています。また、化繊各社は、素材製品の品質、
機能及びそのブランド等を表示したラベルを「素材ラベル」と称し被服等に付して、消費者の商品選択に寄与
すると共に素材製品の品質、機能等をアピールしています。併せて、アパレル・小売業者にあっても自らの製
品に「素材ラベル」を付して、被服等の特性をアピールすると共に、消費者の商品選択に寄与しているところ
です。したがって、素材である「糸、織物、メリヤス生地」とその二次製品(被服等)は極めて近い関係にあると
言えます。(御意見の理由抜粋)
原綿・糸・生地・被服は、生産者が一致する場合があるとしても、原綿等生産者、製糸メーカー、生
地メーカー、被服(アパレル)メーカーはそれぞれの商品を個別に扱っていることも少なくありませ
ん。
たとえ、各々の商品が完成品と素材の関係にあるとしても、完成品と素材が一緒に製造あるいは販
売されているものではなく、それぞれの商品は生産・販売経路を異にする商品と思料いたします。
したがって、これらの商品全体を類似とすることは適当ではありません。
第23類の「糸(「脱脂屑糸」を除く。)」と、第25類の「寝巻き類、下着、 同上
水泳着、水泳帽」との備考類似を設定する。
同上
第23類の「糸(「脱脂屑糸」を除く。)」と、第25類の「和服」との備考類 同上
似を設定する。
同上
第23類の「糸(「脱脂屑糸」を除く。)」と、第25類の「アイマスク、エプ 同上
ロン、えり巻き、靴下、ゲートル、毛皮製ストール、ショール、スカー
フ、足袋、足袋カバー、手袋、ネクタイ、ネッカチーフ、バンダナ、保
温用サポーター、マフラー、耳覆い」中の「靴下、足袋、足袋カバー、
手袋、ネクタイ、保温用サポーター、マフラー」との備考類似を設定
する。
同上
「糸(「脱脂屑糸」を除
く。)」「靴下、足袋、足
23
29 袋カバー、手袋、ネク
25
タイ、保温用サポー
ター、マフラー」
15A01
17A04
団体
「糸(「脱脂屑糸」を除
く。)」「帽子」
23
25
15A01
17A07
第23類の「糸(「脱脂屑糸」を除く。)」と、第25類の「ナイトキャップ、
帽子」中の「帽子」との備考類似を設定する。
同上
同上
団体
23
25
15A01
22A01
団体
第23類の「糸(「脱脂屑糸」を除く。)」と、第25類の「靴類(「靴合わせ 同上
くぎ・靴くぎ・靴の引き手・靴びょう・靴保護金具」を除く。)」中の「靴中
敷き」との備考類似を設定する。
同上
「糸(「脱脂屑糸」を除
31
く。)」「靴中敷き」
23
15A01
15A03
30
糸(脱脂屑糸を除く)
32
脱脂屑糸
33
「織物(「畳べり地」を
除く。)」「洋服、コー
ト、ワイシャツ類」
24
25
16A01
17A01
「脱脂屑糸」を削除して「糸」とすべきである。
「脱脂屑糸」は独立の項を設ける理由のある商品ではない。また「糸」から独立させなければならない特段の 「脱脂屑糸」も「糸」として「15A01」としてまとめるというご趣旨かと思われますが、当該商品を「糸」
理由はない。
(15A01)として統合する合理的な理由が見当たりません。
第24類の「織物(「畳べり地」を除く。)」と、第25類の「洋服、コート、
ワイシャツ類」との備考類似を設定する。
被服等の商品選択において、消費者は、被服等のデザインや色彩に加え、その素材である「糸、織物、メリ
ヤス生地」等の持つ品質、機能にも注目し、これを商品選択の判断要素の一つとして捉えているのが実情で
す。すなわち、素材製品である「糸、織物、メリヤス生地」等の持つそのものの品質、機能等は、その二次製
品である「被服等」に与える影響が極めて大きなものとなっています。また、化繊各社は、素材製品の品質、
機能及びそのブランド等を表示したラベルを「素材ラベル」と称し被服等に付して、消費者の商品選択に寄与
すると共に素材製品の品質、機能等をアピールしています。併せて、アパレル・小売業者にあっても自らの製
品に「素材ラベル」を付して、被服等の特性をアピールすると共に、消費者の商品選択に寄与しているところ
です。したがって、素材である「糸、織物、メリヤス生地」とその二次製品(被服等)は極めて近い関係にあると
言えます。(御意見の理由抜粋)
団体
団体
原綿・糸・生地・被服は、生産者が一致する場合があるとしても、原綿等生産者、製糸メーカー、生
地メーカー、被服(アパレル)メーカーはそれぞれの商品を個別に扱っていることも少なくありませ
ん。
たとえ、各々の商品が完成品と素材の関係にあるとしても、完成品と素材が一緒に製造あるいは販
売されているものではなく、それぞれの商品は生産・販売経路を異にする商品と思料いたします。
したがって、これらの商品全体を類似とすることは適当ではありません。
商品・役務
34
35
区 現行類似
提出者
分 群コード
「織物(「畳べり地」を
24
除く。)」「寝巻き類、下
25
着」
「織物(「畳べり地」を
除く。)」「和服」
24
25
「織物(「畳べり地」を
除く。)」「エプロン、
24
36 ショール、スカーフ、足
25
袋、ネクタイ、ネッカ
チーフ、バンダナ」
37
38
「織物(「畳べり地」を
除く。)」「帽子」
「織物(「畳べり地」を
除く。)」「靴中敷き」
24
25
24
25
16A01
17A02
16A01
17A03
16A01
17A04
16A01
17A07
16A01
22A01
「織物(「畳べり地」を
39 除く。)」「運動用特殊
衣服」
24
25
16A01
24C01
「メリヤス生地」「洋
40 服、コート、セーター
類、ワイシャツ類」
24
25
16B01
17A01
「メリヤス生地」「寝巻
41 き類、下着、水泳着、
水泳帽」
24
25
「メリヤス生地」「えり
巻き、足袋カバー、手 24
42
25
袋、ネクタイ、マフ
ラー」
43
「メリヤス生地」「帽
子」
24
25
16B01
17A02
24
25
16B01
24C01
「フエルト及び不織布
」「靴中敷き」
24
25
第24類の「織物(「畳べり地」を除く。)」と、第25類の「アイマスク、エ 同上
プロン、えり巻き、靴下、ゲートル、毛皮製ストール、ショール、スカー
フ、足袋、足袋カバー、手袋、ネクタイ、ネッカチーフ、バンダナ、保
温用サポーター、マフラー、耳覆い」中の「エプロン、ショール、ス
カーフ、足袋、ネクタイ、ネッカチーフ、バンダナ」との備考類似を設
定する。
同上
第24類の「織物(「畳べり地」を除く。)」と、第25類の「ナイトキャップ、 同上
帽子」中の「帽子」との備考類似を設定する。
同上
同上
団体
第24類の「織物(「畳べり地」を除く。)」と、第25類の「靴類(「靴合わ 同上
せくぎ・靴くぎ・靴の引き手・靴びょう・靴保護金具」を除く。)」中の「靴
中敷き」との備考類似を設定する。
同上
団体
第24類の「織物(「畳べり地」を除く。)」と、第25類の「運動用特特殊 同上
衣服、運動用特殊靴(「乗馬靴」を除く。)」中の「運動用特殊衣服」と
の備考類似を設定する。
第24類の「メリヤス生地」と、第25類の「洋服、コート、セーター類、ワ 同上
イシャツ類」との備考類似を設定する。
同上
第24類の「メリヤス生地」と、第25類の「寝巻き類、下着、水泳着、水 同上
泳帽」との備考類似を設定する。
同上
第24類の「メリヤス生地」と、第25類の「アイマスク、エプロン、えり巻 同上
き、靴下、ゲートル、毛皮製ストール、ショール、スカーフ、足袋、足
袋カバー、手袋、ネクタイ、ネッカチーフ、バンダナ、保温用サポー
ター、マフラー、耳覆い」中の「えり巻き、足袋カバー、手袋、ネクタ
イ、マフラー」との備考類似を設定する。
同上
第23類の「メリヤス生地」と、第25類の「ナイトキャップ、帽子」中の
「帽子」との備考類似を設定する。
同上
同上
第24類の「メリヤス生地」と、第25類の「靴類(「靴合わせくぎ・靴くぎ・ 同上
靴の引き手・靴びょう・靴保護金具」を除く。)」中の「靴中敷き」との
備考類似を設定する。
同上
第24類の「メリヤス生地」と、第25類の「運動用特殊衣服、運動用特 同上
殊靴(「乗馬靴」を除く。)」中の「運動用特殊衣服」との備考類似を設
定する。
同上
第24類の「フエルト及び不織布」と、第25類の「靴類(「靴合わせくぎ・ 同上
靴くぎ・靴の引き手・靴びょう・靴保護金具」を除く。)」中の「靴中敷
き」との備考類似を設定する。
同上
団体
団体
団体
団体
団体
団体
「メリヤス生地」「運動
45
用特殊衣服」
46
同上
16B01
17A07
16B01
22A01
16C01
22A01
御意見に対する考え方
第24類の「織物(「畳べり地」を除く。)」と、第25類の「和服」との備考 同上
類似を設定する。
団体
団体
24
25
御意見の理由・根拠
同上
16B01
17A04
「メリヤス生地」「靴中
敷き」
44
いただいた御意見の内容
第24類の「織物(「畳べり地」を除く。)」と、第25類の「寝巻き類、下 同上
着、水泳着、水泳帽」中の「寝巻き類、下着」との備考類似を設定す
る。
団体
団体
団体
商品・役務
区 現行類似
提出者
分 群コード
いただいた御意見の内容
御意見の理由・根拠
「下着」は、現行では被服の下位概念の商品に含まれているが、独 「下着」はセーター等の洋服とは販売場所が異なるのが通例である。
自のコードを創設すべきである。
47
48
下着
水泳着,水泳帽
25
25
17A02
17A02
団体
団体
御意見に対する考え方
「被服」の包括表示は、類似関係を表すものではなく、指定商品の記載にあたり、「人の身にまとうも
の」のうち、「履物」「装身具」を除いた大部分の商品について、便宜上設けられているものです。「下
着」は、「洋品店」等でも取り扱われているものであって、「被服」という括りに入らないとは言い難い
と思料いたします。
なお、製造者、販売場所等が異なることも少なくないことから、今回の改正案において、「下着」は
「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類」とは非類似の商品としております。
「水泳着,水泳帽」は、現行では25類(17A02)に含まれているが、 「水泳着,水泳帽」は、本来「水泳」というスポーツ用に着用するものであり、セーター等の普通の洋服とは異 「運動用特殊衣服」は、「スポーツをする際に限って着用する特殊な衣服」と考えられ、スポーツ以外
「運動用特殊衣服」を「運動用特殊被服」とし、この範疇(24C01)に なるものである。素材も水泳用で特殊であり、たとえファッション性があり、リゾート地等で着用して街中を歩く の日常生活でも使用され、特殊なものではないものは「被服」に属するものと解されます(現行の区
分解説参照)。
ことが可能なものであっても、普通の洋服とは同視できない。
含めるべきである。
例示の「水泳着,水泳帽」は、「スポーツをする際に限って着用する特殊な衣服」ではなく、スポーツ
用品メーカーの製造に限らず、通常の衣服、ファッションメーカーも製造し、販売場所もスポーツ用
品店に限られないこと等から、現状どおりとするのが適当であると考えます。
なお、「スポーツをする際に限って着用する特殊な衣服」である「水泳競技用水着」については、「運
動用特殊衣服」の範疇に属するものと考えております。
「家事用手袋」を、ファッション製品としての「手袋」と別類似群とした 「家事用手袋」は、商品の機能・用途からみて、「事故防護用手袋,絶縁手袋」とは明確に異なるものであり、 生産・流通過程を共通にすることも少なくなく、薬品からの肌荒れ、絶縁、防水、耐熱、切創防止等
の目的で用いたりする点においても共通性があるといえることから、これらを切り離すのは適当では
ことは評価するが、第9類「事故防護用手袋」や第17類「絶縁手袋」 その需要者層や販売場所等も大きく異なる商品であるから、別扱いにすべきである。
ないと考えます。
とは別の類似群とすべきである。
49
50
51
52
家事用手袋
手袋関連の見直し
足袋,足袋カバー
21
9等
25
ハンカチ、ポケットスク 24
エア
25
17A04
17A08
17A04
17B01
17A04
団体
「事故防護用手袋+絶縁手袋」と「家事用手袋」は、確かに目的が
共通するが、なお切り離す余地があるように思える。
「事故防護用手袋、絶縁手袋」と「家事用手袋」は、性能の高低こそあれ、素材や製法などを共通す
るものであって、絶縁、節操防止などそれぞれの用途により専門的なメーカーが取り扱っている場合
があるものの、多くはそれぞれの商品を一括して製造・販売されている商品であることから、「事故
防護用手袋、絶縁手袋」と「家事用手袋」とを分けて別の類似群コードにすることは適当でないと考
えます。
「足袋,足袋カバー」は現行では17A04のコードを付されているが、 「足袋,足袋カバー」は和服売り場で販売されていることが多く、需要者層も「和服」と重複する。
和装小物の範疇に含められるので、「和服」(17A03)の下位概念
の商品とすべきである。
「和服売り場」で販売されていることがあるとしても、製造者は足袋専門や靴下関係の業者が多く、
最近では、温泉等で靴下替わりに履く「足袋」も少なくないことから、少なくとも、「靴下 17A04」と非
類似の商品とは言い難く、現状維持が適当であると考えます。
「ハンカチ」は、現行では「24類」(17B01)に含まれており、「ポケット 背広の胸ポケット等に差し入れて使用される「ポケットチーフ」は、英語の「pocket square」が日本語に翻訳さ
スクエア」は「25類」(17A04)に含まれており、両者は非類似とされ れた際に日本語として通用(もしくは誤用)されている「ポケットチーフ」と誤訳され、従前、第24類(17B01)に
ていますが、両者は類似するとされるべきであると考えられます。 分類されていたところ、他方で「pocket square」を正しく日本語として翻訳された「ポケットスクエア」が、国際分
類では第25類(17A04)に分類されていました。すなわち、「ポケットスクエア」と「ポケットチーフ」は同一の商
品であるにも関わらず、別個の相互に非類似となる類似群コードにまたがって分類されていました。ほぼ同一
の素材や類似の形状からなる布片である「ハンカチ」と「ポケットチーフ」については、相当の期間、御庁にお
いておそらく一般的な認識・取引の実情も考慮して両者は類似するものとの判断があり、同一区分・同一類
似群コード内に分類されていたものを、訳語の相違から「ハンカチ」と「ポケットスクエア」が非類似であると取
り扱われるのは、全く不自然なことであると思われます。また、用途においても、「ハンカチ」を背広などの胸ポ
ケットに差し入れて「ポケットチーフ」として使用したり、背広などの胸ポケットから取り出した「ポケットチーフ」
を「ハンカチ」として使用することは一般的に行われていること、また百貨店等の売場も同一か近接しているこ
となども、十分ご理解いただけるかと思います。すなわち、「ハンカチ」と「ポケットチーフ」が非類似商品である
という取り扱いに無理や矛盾が生じており、「ハンカチ」と「ポケットチーフ」が類似するという取り扱いにしたと
しても、取引上や機能上、需要者による認識の上においても何ら矛盾することがなく、その方が却って自然な
取り扱いになるものと考えられます。以上を総合すれば、左記のとおりに改正すべきと思われます。(御意見
の理由抜粋)
繊維・ファッション関係の事典等によれば、「ポケットスクエア」は、「上着の胸ポケットに飾る布・装飾
用のハンカチーフ」を表すものであり、「ポケットチーフ」は、「(1)ポケットに入れて持ち歩く、日常に
使うハンカチーフ。(2)上着の胸ポケットに入れる装飾用のハンカチーフのこと。ポケットスクエアと
もいう。」の二通りの意味合いを有するものと理解されるものです。そうすると、我が国において「ポ
ケットチーフ」と称されている商品は、「ポケットスクエア」と同一の商品としての一面も有すると共に、
「ハンカチ」と同種の商品としての一面を有するものというべきであり、「ポケットチーフ」の商品名で
は、指定商品の表示としては、第24類の「ハンカチ」に類する商品であるか第25類の国際分類表
に記載されている「ポケットスクエア」と同一の商品であるかが不明確であって、適当ではないものと
考えられます。
また、「ポケットスクエア」というべき商品は、「ネクタイ」とのコーディネイトを意図して、同じ柄の生地
や同系色の色合いの生地を使用して、「ネクタイ」とセットで販売されることも多々あることから、少な
くとも、「ネクタイ」(17A04)とは類似する商品であると考えられます。他方、「ハンカチ」(17B01)自体
は、「小型、方形の手ふき布」であって、「人の身にまとうもの」ではありません。これらを勘案すると、
「ポケットスクエア」と「ハンカチ」を類似する商品とするのは適当ではないと考えます。
なお、審査実務においては、「ポケットチーフ」という表示については、指定商品の表示が不明確で
あって、かつ、政令で定める商品及び役務の区分に従ったものと判断できないとして、例えば、第2
4類「ハンカチ」又は第25類「ポケットスクエア」へ補正するよう促すことといたします。
団体
団体
個人
商品・役務
区 現行類似
提出者
分 群コード
いただいた御意見の内容
備考類似を削除すべきである。
53
54
衣服綿、ハンモック、
布団袋、布団綿
家庭用浄水器(電気
式のものを除く。)
22
11
17C01
19A05
御意見の理由・根拠
寝台とは異質の商品である。
御意見に対する考え方
御指摘を踏まえ、修正いたしました。
併せて、再度、「寝台」に係る備考類似の見直しを行い、「寝台」と「クッション,座布団」及び第24類
「かや,布団側」との備考類似を削除することといたしました。
団体
団体
改正後の「電解水生成器」(11A06)との備考類似関係の設定を検 「家庭用浄水器(電気式のものを除く。)」と「電解水生成器」とは、水を浄水するという点で用途及び需要者も 家庭用の「電解水生成器」はフィルターによる浄水機能を有する場合が多いものの、本来的には水
をイオン化することを目的とする商品であって、主に家電メーカーによって製造されているものです。
討すべきである。
一致すると考えられ、また、同じ営業主により製造又は販売されている例がある。
一方「浄水器(電気式のものを除く。)」は、浄水を目的として、フィルターや活性炭などを使用する商
http://www.up-x.com/product/index.html
品であって、繊維・化学メーカー等によって多く製造されているものです。したがって、両商品は、製
http://www.h6.dion.ne.jp/~yseco/index.html
造メーカー及び用途を異にする商品であることから、お互い非類似の商品であるとするのが適当と
http://www.curecure.jp/index.html
考えられます。
http://www.nicjp.net/index.html
「トイレットペーパーホルダー」は、第11類「便所ユニット」(07A04) 「トイレットペーパーホルダー」は、「便所ユニット」の構成品となる場合もあり、何らかの形で類似関係を担保 「トイレットペーパーホルダー」が「便所ユニット」の構成部品となっている場合もありますが、反面、
と備考類似を設定すべきである。
するのが妥当である。
デザイン性も高く、あとから設置することも可能な「トイレットペーパーホルダー」も存在しますので、
これらを一律に「便所ユニット」と類似するものとして取り扱うのは適当ではないと考えます。
55
56
57
トイレットペーパーホ
ルダー
殺虫剤用噴霧器(手
持ち工具に当たるも
のに限る。)
手鏡
21
8
20
19B39
19B54
20A01
団体
殺虫剤専用の手動噴霧器は数少ないが、特に家庭用として、現在もニーズはあり、他の用途の噴霧器が他
の分類で残っている以上は、どの区分に属する商品かを明確にするためにも、審査基準上に残しておくべき
である。また、用途・売り場の点から、19B54が付与されている「タオル用ディスペンサー」、「紙タオル取り出
し用金属製箱、せっけん用ディスペンサー」とは共通するところはなく、むしろ、「はえ取り紙」「ねずみとり器」、
「はえたたき」と同じ19B30を付与すべきである。
「手鏡」については、第20類「家具」(20A01)に含まれる概念とさ
れているが、近年の取引実情からして、「懐中鏡」と同じ21F01類
似群を付与すべきである。
「手鏡」は、化粧台で使用される商品であるために第20類「家具」に含まれる概念とされているが、小型の鏡 「家具」の概念下に例示されている「手鏡」は、携帯用のものではなく、あくまで、化粧台の前で使用
であり、現在では、化粧台の前で使用されるよりも、携帯して使用されることの多い商品である。商品の用途・ することを目的としたものであり、「懐中鏡」と類似する商品として取り扱うのは適当ではないと考え
機能から見れば、「家具」の概念よりも、「化粧用具」の一種として存在する「懐中鏡」と同じ21F01類似群を ます。
付与するのが、現在の取引実情より妥当である。
団体
団体
「殺虫剤用噴霧器(手持ち工具に当たるものに限る。)」が一般的に取引されている商品であるとは
認められず、また、「はえたたき」「ねずみ取り器」等と製造・流通経路等が共通する実情もみられな
いことから、両商品を類似とすることは適当でないと考えます。なお、「殺虫剤用噴霧器(手持ち工具
に当たるものに限る。)」は、「商品・サービス国際分類表(第9版)」に掲載されている商品であること
から、基準の例示から削除した場合であっても区分の所属は明確であると考えます。
本商品は削除されているが、残すべきであり、その場合、類似群
コードも、現状の「19B54」ではなく、「19B30」が妥当と考える。
「屋内用日よけ」と「雨覆い 天幕 屋外用日覆い よしず」は、同じ機能を有し、関連する商品といえ
るため備考類似となっているが、「屋内用日よけ」は屋内装置品であるのに対し、「雨覆い 天幕 屋
外用日覆い よしず」は屋外装置品であることから概念が異なり、販売コーナーも屋外品と屋内品と
で異なることも多いものと思料いたします。特に、20C01にグルーピングされた商品には「紙製テーブ
ルクロス」や「敷物」等も含まれており、これらの商品と「雨覆い 天幕 屋外用日覆い よしず」を一
律に類似とすることに、合理的な理由が見出せません。
58
「日よけ」「日覆い」の
表示の変更
22
20C01
20D01
団体
「屋内用日よけ」20C01と「雨覆い 天幕 屋外用日覆い よしず」20
D01は、「屋内用日よけ 雨覆い 天幕 屋外用日覆い よしず」20C
01とする。
「農業用プラスチックフィルム」は、「農業用」という用途が限定されているため、「屋内用日よけ」「す
だれ」との備考類似は削除することといたします。しかしながら、「屋内用日よけ」と「雨覆い 天幕
屋外用日覆い よしず」は同じ機能を有し、関連する商品といえる場合もあるので、備考類似の削除
はしないことが適当であると考えます。
59
「日よけ」「日覆い」の
表示の変更
22
20C01
20D01
団体
以下の備考類似を削除する。
(備考)「屋内用日よけ」は、「雨覆い 天幕 屋外用日覆い よしず」及
び第17類の「農業用プラスチックフィルム」に類似する。(備考)「農業用プ
ラスチックフィルム」は、第20類の「すだれ」及び第22類の「屋内用日よ
け」に類似する。
商品・役務
区 現行類似
提出者
分 群コード
いただいた御意見の内容
御意見の理由・根拠
「浮袋,水泳用浮き板」は、現行では24C01類似群が付与されてい 「浮袋,水泳用浮き板」は、「運動保護用ヘルメット」と商品の共通性はなく、商品の機能・用途からみれば、
るが、「マリンスポーツ」に関する類似群として新設された24C04類 「マリンスポーツ用品」とみられるものである。
似群が付与されるべきである。
60
浮袋,水泳用浮き板
9
24C01
団体
御意見に対する考え方
「浮袋,水泳用浮き板」及び「運動保護用ヘルメット」は、第28類の運動用具等の商品とともに一般
のスポーツ用品メーカーやスポーツ用品販売店で取り扱われることが多い商品といえます。なお、
新設した「24C04」の類似群コードに属する商品は、前記商品のような通常のスポーツメーカーやス
ポーツ用品販売店で取り扱われているものを対象としているのではなく、スキューバダイビングや
サーフィンなど(いわゆる「マリンスポーツ」)に使用する商品を専門とするメーカー或いは専門販売
店で取り扱われることが一般的である商品を対象としています。
新規24C01中の9類「浮袋」から「水泳用の浮袋」を抜き出して新設 水泳用の浮袋を9類に位置づけるニース協定上の根拠はなく、マリンスポーツ用品に位置づけるのが適切で 新設した「24C04」の類似群コードに属する商品は、通常のスポーツメーカーやスポーツ用品販売店
の「24C04」に移行する。
ある。
で取り扱われているものを対象としているのではなく、スキューバダイビングやサーフィンなど(いわ
ゆる「マリンスポーツ」)に使用する商品を専門とするメーカー或いは専門販売店で取り扱われること
が一般的である商品を対象としています。したがって、マリンスポーツだけでなく一般にプールや海
水浴でも使用する商品(例えば、ビート板、浮袋など)は、通常のメーカー・販売店でも取り扱われる
ものであることから「24C04」の対象とはいたしません。
61
浮袋
9
24C01
団体
新規24C01中の9類「水泳用の浮き板」は新設の「24C04」に移行
する。
62
63
64
水泳用浮き板
運動用具
運動用具
インターネット上で提
供される各種の役務
65 ダウンロードをして提
供される各種の電子
化された商品
66
写真たて
9
28
28
9
41
16
24C01
24C01
24C01
24E01
26D01
41E02
41E03
26D01
団体
水泳用の浮袋を9類に位置づけるニース協定上の根拠はなく、マリンスポーツ用品に位置づけるのが適切で 新設した「24C04」の類似群コードに属する商品は、通常のスポーツメーカーやスポーツ店等でも取
ある。
り扱われているものは対象とせず、特に販売・流通経路を異にするマリンスポーツ関連の商品を専
門とするメーカー或いは専門販売店などで取り扱われることが一般的である商品を対象としていま
す。したがって、マリンスポーツだけでなく一般にプールや海水浴でも使用する商品(例えば、ビート
板、浮袋など)は、通常のメーカー・販売店でも取り扱われるものであることから「24C04」の対象とは
いたしません。
登山・キャンプ用品に関する24C03の新設に賛成する。
本改正の内容に賛成の御意見として承ります。
マリンスポーツ用品に関する24C04の新設の賛成する。
本改正の内容に賛成の御意見として承ります。
「インターネットを利用してダウンロード可能な画像ファイル」と「インターネットによる画像の提供」、
また、「インターネットを利用してダウンロード可能な音楽ファイル」と「インターネットによる音楽の提
供」はそれぞれ「電子出版物」の場合と同様に備考類似の関係に該当するものと考えられます。
なお、上記の内容を明確にするために例示を追加するかについては、ニース協定に係る国際分類
第10版対応の類似商品・役務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
個人
インターネット上で提供される各種の役務とダウンロードをして提供 ダウンロード可能なものやパッケージされた「電子出版物」という商品の製造・販売と「インターネット上で閲覧
される各種の電子化された商品の類似関係についても検討すべき。 可能な電子出版物の提供」という役務の提供が「同一事業者によって行われているのが一般的である」、「商
(例 役務「(ダウンロードされない)インターネット上で提供される音 品と役務の用途が一致している」、「需要者の範囲が一致している」等の事情があるため、インターネット上で
楽の提供」や「(ダウンロードされない)インターネット上で提供される 提供される各種の役務とダウンロードをして提供される各種の電子化された商品の類似関係についても検討
画像の提供」と商品「インターネットを利用して受信し、及び保存する すべき。
ことができる音楽ファイル」「インターネットを利用して受信し、及び保
存することができる画像ファイル」)
団体
26D01に含まれる「写真たて」と"24E02、26D01"の「インターネットを 「写真たて」は、「インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル」「録画済みビデオ 写真を含めた画像・動画等の商品は、近年、デジタル化が進んでおり、インターネットによる配信等
に特化した業者が存在するものの、写真現像・焼付業や写真撮影業者等においては、写真のプリン
利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル」「録画済 ディスク及びビデオテープ」とは商品の性格が異なり、相互に類似しないものとするのが妥当と考える為。
トのみならず画像データ等も併せて提供・販売している現状にあります。また、上記の写真業者は、
みビデオディスク及びビデオテープ」(9類)が類似となるのには違和
写真、スライドフィルム、画像ファイル化したDVD等のほか、写真立て(パネル)や、写真用アルバム
感がある為、「写真たて」との類似関係を外す。
など画像に関する商品を広く提供している実情からすれば、「写真立て」のみを非類似とすることは
適当ではないと考えられます。
団体
団体
商品・役務
区 現行類似
提出者
分 群コード
「インターネットを利用
して受信し、及び保存
することができる画像 9及
67 ファイル 録画済みビ び
デオディスク及びビデ 16
オテープ」と「写真立
て」
68
69
70
71
菓子及びパン類
30
「肉まんじゅう」に関連
30
した商品の見直し
中華まんじゅう
29類の商品
30
29
30
26D01
30A01
30A01
32F06
32F06
32F06
いただいた御意見の内容
○○を主原料とする
栄養補助食品
29
30
32F15
御意見に対する考え方
団体
団体
今回の案の「菓子及びパン類」の例示のうち、「中華まんじゅう」は3 「菓子」と「パン類」は生産者、販売場所が別の場合が多いと思われる。例えば、パン屋兼洋菓子店はかつて 例えば、アップルパイやロールケーキなど、洋菓子の中には、パン屋で販売されたり、コンビニ等の
2F06に残した上で、「菓子」と「パン類」を分けて別の類似群コード はあったと思われるが、現在では少ない。デパート、コンビニ、スーパーでも販売場所は明確に分かれてお パン売場に陳列されたり、パンメーカーにより製造されたりする商品も多いことからすると、「菓子」と
「パン類」とを分けて別の類似群コードにすることは適当でないと考えます。
り、生産者も異なる場合が殆どである。
で振り分ける。
また、「中華まんじゅう」については、「中華まんじゅう」と「中華菓子」とが同一のメーカーで製造され
たり、同一の店舗で販売されることが多くあり、また、パンの製造メーカーや菓子の製造メーカーが
「中華まんじゅう」を製造することも多くあることからすると、「中華まんじゅう」は30A01の商品群へ移
行するのが適当であると考えます。
団体
現在の類似基準において32F06が付与されている「サンドイッチ、
肉まんじゅう、ハンバーガー、ピザ、ホットドッグ、ミートパイ」を30A0
1へ移行することには反対である。
「中華まんじゅう」の概念に「あんまん」及び「肉まん」等が含まれてい
ることを確認したい。換言すれば「あんまん」と「あんまんじゅう」は異
なる概念と理解してよいか。
既存の「菓子及びパン」に係る商標権との関係をどう処理するのかが不明だからである。もちろん、後発的無 「サンドイッチ 中華まんじゅう ハンバーガー ピザ ホットドッグ ミートパイ」と「菓子及びパン」と
効理由に該当させるべきものではないし、例えば、2012年1月1日出願から類似と判断させるとしても、実務 は、生産部門や販売部門等を共通にすることが多いものですから、「サンドイッチ 中華まんじゅう
上、それ以前の出願であれば非類似、1月1日以降であれば類似という二重の基準ができることになり、極め ハンバーガー ピザ ホットドッグ ミートパイ」を30A01の商品群へ移行するのが適当であると考え
て煩雑である。「サンドイッチ、肉まんじゅう、ハンバーガー、ピザ、ホットドッグ、ミートパイ」を現行の32F06 ます。
から分離させたいということであれば、新たな類似群(例えば30A02)を付与し、既出願商標との棲み分けを また、「中華まんじゅう」は、一般に「中華まん」と呼ばれている商品であり、「あんまん」「肉まん」「ピ
図るべきである。取引場所が同じであるという観点から、商品の類似を考えるのであれば、「パン」と備考類似 ザまん」「カレーまん」などが含まれます。
にすればよいと考える。
30A01類似群にすることに反対する。
パン屋や菓子屋で販売されるよりも、中華料理店で販売されるケースの方が多いと思われるため、32F06
類似群のままでよいと考える。
団体
個人
団体
御指摘のとおり、「中華まんじゅう」は、中華料理店の店頭で販売されることもありますが、一方で、
「中華まんじゅう」と「中華菓子」が同一のメーカーで製造されたり、同一の店舗で販売されることも多
くあります。また、パンの製造メーカーや菓子の製造メーカーが「中華まんじゅう」を製造することも多
くあります。
これらを総合的に判断した場合には、「中華まんじゅう」は30A01の商品群へ移行するのが適当であ
ると考えます。
第29類に分類される商品であるにも関わらず、32F06の類似群が 審査基準上では類似群32F06は、第30類のみに属する類似群として、クロスサーチされる小売等役務を除 第29類に属する商品のうち「総菜」に当たる商品については、第30類の「ぎょうざ,しゅうまい等」
追加的に付されるケースを明確化すべきと考えます。
いて、他類間類似に係る類似群とはされておりません。その一方、特許電子図書館の「商品・役務名リスト」 (32F06)の商品と類似すると考えられるため、32F06の類似群コードを付与しております。
では、第29類に分類される商品であるにもかかわらず、32F06の類似群が追加的に付されている商品が約 なお、個々の類似群コードのグルーピングの考え方をより明確にする手段について今後検討してま
いります。
200件強ヒットします。
今般、類似群32F06につきましては、「『肉まんじゅう』に関連した商品の見直し」として検討対象とされたよう
にお見受けしますが、「複数の類に及ぶ類似関係」としては検討がなされていないように思います。
従いまして、今後も第29類の商品に類似群コード32F06を追加的に付すことの要否、及び今後も追加して
付す場合には、どのような場合に付されるのか、その明確化を強く希望致します。
「栄養補助食品」の定義を明確すべきである。
72
御意見の理由・根拠
「インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル 録画済みビデオディスク及びビデ 写真を含めた画像・動画等の商品は、近年、デジタル化が進んでおり、インターネットによる配信等
「インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像
ファイル 録画済みビデオディスク及びビデオテープ」と「写真立て」 オテープ」は、記録済の音楽等に関する商品として新設された類似群コード(24E02)以外に従来から(26D01) に特化した業者が存在するものの、写真現像・焼付業や写真撮影業者等においては、写真のプリン
が付与されているが、同じ(26D01)が付与されている第16類の「写真立て」とは、商品の目的や販売・取引形 トのみならず画像データ等も併せて提供・販売している現状にあります。また、上記の写真業者は、
は類似しないようにして頂きたい。
写真、スライドフィルム、画像ファイル化したDVD等のほか、写真立て(パネル)や、写真用アルバム
態が異なることから、これらの商品間においては互いに類似しないものとするのが妥当と考えます。
など画像に関する商品を広く提供している実情からすれば、「写真立て」のみを非類似とすることは
適当ではないと考えられます。
これまでの「主原料+形状+加工食品」をそのままカバーする商品なのか否か、案の説明では、不明瞭であ
る。例えば、庁の説明では錠剤、カプセル状のものなどを想定している、とあるが、ゼリー状や液状のものは
この「栄養補助食品」の範疇に含まれないのか。また、「サプリメント(supplement)」との異同も明確にすべき
である。
いわゆる健康食品については、これまで適切な名称が見当たらなかったため「主原料+形状+加
工食品」のように表示していただいておりました。
今般、「いわゆる栄養補助食品の取扱いに関する検討会報告書 平成12年3月」(厚生労働省ホー
ムページより)
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1203/h0327-3_13.html
を参考にして、「栄養補助食品」の名称を採用することといたしました。
当該報告書では、「栄養補助食品」について「栄養成分を補給し、又は特別の保健の用途に資する
ものとして販売の用に供する食品のうち、錠剤、カプセル等通常の食品の形態でないもの」と定義し
ています。したがって、錠剤状やカプセル状以外の形状のもの、例えばゼリー状や液状のもので
あっても、通常の食品の形態でないものであれば、「栄養補助食品」の範囲に含まれます。
なお、「栄養補助食品」の範囲については、商品及び役務の区分解説等で明確にしてまいりたいと
考えています。
商品・役務
73
獣毛に関連した例示
の見直し
区 現行類似
提出者
分 群コード
21
22
雑誌による広告 新
聞による広告 テレビ
74 ジョンによる広告 イ 35
ンターネットによる広
告
75
76
77
小売等役務について
34E07
35A01
35 35K02~
第35類の小売等役
務と取扱い商品とのク 35
ロスサーチについて
小売等役務について
団体
デジタル画像処理
41
団体
団体
40D01
御意見に対する考え方
国際分類表の第21類の類見出しには「ブラシ製造用材料」の記載があり、第22類には「織物用の
未加工繊維」の記載がなされているところ、第21類に「Animal bristles」(ブラシ用獣毛)、「Pig
bristles」(豚の剛毛)、「Hair for brushes」(ブラシ用毛)の記載があること、牛毛・人毛・たぬきの毛・
豚毛・馬毛を材料とするブラシが存在することを考慮した結果、「牛毛・人毛・たぬきの毛・豚毛・馬
毛」のうち、「ブラシ用の毛」は、第21類に帰属するものというのが適当であると考えます。
「の代理」の文字を削除し、「○○による広告」に改める。「インター
ネットによる広告」を追加する。等の改正案に同意
現状における広告業務の分類や用語に即した表記であるため。
本改正の内容に賛成の御意見として承ります。
現行では各特定小売等役務(35K~)と当該小売等役務の取り扱
いに係る商品との間でクロスサーチが行われているが、これを一律
クロスサーチすることを廃止し、個別具体的な状況に応じて、抵触関
係を判断すべきと考えます。或いは、現行の備考類似のような取扱
への変更も考慮されるべきと考えます。
小売等役務の類似群の見直しに関しては、先に「クロスサーチすべき商品の範囲について、商品の類似群の
見直しに伴い修正する。」とされており、その様な修正が随所に為されているが、そもそも本来的に、小売等
役務とその取扱に係る商品との間でのクロスサーチの要否を、庁内のみならず民間特に小売等役務の事業
者を含めて、改めて十分且つ慎重に検討すべきと考える。制度採択時に、産構審の商標制度小委員会で
は、小売等役務とその取扱いに係る商品との間のクロスサーチの必要性が提言されたと認められるが、その
後、種々検討すると、そのクロスサーチすべきとの趣旨は、必ずしも一律にクロスサーチすべきことを提言し
たものではなく、具体的な出所の混同が生じるおそれがある場合は、当該小売等役務とその取扱いに係る商
品との関係を十分審査すべきであり、或いは、一般的な出所の混同が生じるようなおそれがある場合は、審
査の対象とすべきである旨が述べられていたと認められる。それが、特許庁において審査基準を作成する際
に、一律クロスサーチを行う旨と解されて、現在の取扱いになっていると認められる。
従って、改めて、小売等事業者などの意見・要望も広く取り入れ、一律クロスサーチが必要か否か、改めて検
討すべき時期ではないかと考える。具体的には、現在一律クロスサーチされている関係を、現行の「備考類
似」と同様に取り扱うことを検討すべきかと考える。即ち、備考類似は、情報提供、異議申立、無効審判など
で主張された場合は、それが類似関係にあるとの推定の下に審査することが認められた類似関係であるが、
一律クロスサーチよりは、この備考類似関係に基づく審査が、業界の事情も十分反映させることが可能であ
り、妥当ではないかと認められる。又、小売等役務とその取扱いに係る商品が非常に密接な関係にあること
が社会通念上明らかである場合は、それを通常の類似関係に位置付けることも可能と認められるが、それは
あくまでもその様な社会状況が明らかである場合に限るべきであり、現在の審査のように、その様な社会状
況を一切考慮せず、一律にクロスサーチすることは改めるべきと考える。なお、クロスサーチの審査が行われ
る一方で、商標法第3条第1項柱書きの運用で1区分当たり類似群の数が7つ以内とする運用が行われてい
る。しかし、クロスサーチが存在する結果第35類の35K01の「飲食料品の小売又は卸売の業務において行
われる顧客に対する便益の提供」の一つの類似について権利化することにより、禁止権的効力が43類似群
にも及ぶという不合理な事態になっている。また、「紙類」と「文房具類」は非類似であるのに、「紙類の小売」
と「文房具類の小売」は類似である。
小売等役務とその取扱商品とは、商品の販売と小売等役務の提供が同一事業者によって行われて
いるのが一般的であること、商品の販売場所と小売等役務の提供場所が一致していること、需要者
の範囲が一致していることから、小売等役務とその取扱商品とは類似すると推定するのが適当であ
ると考えます。また、「商標を小売等役務について使用した場合に、商品についての使用とは一切
みなされないとまではいうことができない。すなわち、……その使用に当たる行為が重なることもあり
得るからである。」との裁判例もあります。(平成21年(行ケ)第10203号)
そうとしますと、小売等役務とその取扱商品とのクロスサーチを廃止することは適当ではないと考え
ます。
「小売」と「商品」を機械的に類似とする取り扱いを見直す時期にきて 「小売」と「商品」を類似している点、他方「総合小売」と「個別小売」を非類似として排除できない点など、「小
いると考え、第35類の小売等役務と取扱商品とのクロスサーチを廃 売等役務」をめぐる問題は大きく残っている。広範囲な小売等役務を指定した出願が多数登録されつつあり、
将来は、小売等役務商標の登録が商品分野の商標選択の自由を妨げるおそれも懸念される。とりわけ、「飲
止することを提案する。
食料品の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」(35K03)については、一つの類
似群について権利化することで、当該役務の禁止権が食品全般(43類似群)にも及ぶという不合理な結果を
もたらすものである。一方、その逆の問題については、すでに顕在化してきており、小売等役務制度導入当
初、「小売」と「商品」を類似とすることに賛成してきた商品分野の大企業関係者も意見が変わってきているよ
うである。
小売等役務とその取扱商品とは、商品の販売と小売等役務の提供が同一事業者によって行われて
いるのが一般的であること、商品の販売場所と小売等役務の提供場所が一致していること、需要者
の範囲が一致していることから、小売等役務とその取扱商品とは類似すると推定するのが適当であ
ると考えます。また、「商標を小売等役務について使用した場合に、商品についての使用とは一切
みなされないとまではいうことができない。すなわち、……その使用に当たる行為が重なることもあり
得るからである。」との裁判例もあります。(平成21年(行ケ)第10203号)
そうとしますと、小売等役務とその取扱商品とのクロスサーチを廃止することは適当ではないと考え
ます。
「ジュエリー製品の小売又は卸売りの業務において行われる顧客 第35類のいわゆる小売等役務の類似群が35K01から35K21まで例示されているが、全ての商品に小売りが
に対する便益の提供」と改めるべきである。
存在するにもかかわらず、例示されていない商品の小売りがあまりにも多すぎる。これは日本標準産業分類
に依存したためと思われるが、日本標準産業分類は平成21年3月23日付け総務省告示第175号をもって第1
2回に設定された。そこで、類似群の見直しを行う必要性があるように思われる。特に、35K05の「身の回り
品の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」に類似群:21A01.21A02.21A
03.21B01が含まれていますが、日本標準産業分類上では傘(22B01)、杖(22C01)に対応する小売役
務として例示されている状況からすれば、むしろ第35K20の「宝玉及びその模造品の小売又は卸売りの業
務において行われる顧客に対する便益の提供」と同一又は類似関係にあるように思われる。
(御意見の理由抜粋)
御指摘の日本標準産業分類においても、小分類の「その他の織物・衣服・身の回り品小売業」の中
に細分類の「洋品雑貨・小間物小売業」があり、その中に「装身具小売業(貴金属製を除く)」や「ベ
ルト小売業」や「バックル小売業」等があります。そのため、身の回り品小売業が傘や杖に限った小
売業であるとは必ずしもいえません。したがって、御意見のように、21A01.21A02.21A03.21
B01に該当する商品を35K20の「宝玉及びその模造品の小売又は卸売りの業務において行われ
る顧客に対する便益の提供」と類似にすることは適当ではないと考えます。
改正案に反対する。
「デジタル画像処理」を基準に明示すべきである。
78
御意見の理由・根拠
現行基準の「第21類 ブラシ用豚毛 34E07」は、国際分類のアルファベティカルリストの「第21類 pig
bristles 豚の剛毛」に当たるものであり、もともと、「豚の剛毛」がブラシ用として使えるものであることから、注
釈でブラシ製造用材料を含むものとしている第21類に属するものとして取り扱われているものであろう。たま
たま、この類に入れられたということで、ブラシ用として使われる材料を全部この第21類に集めるというかた
ちにはなっていない。国際分類で具体的に挙げてある商品名「豚の剛毛」はそのまま挙げ、他の「牛毛 人毛
たぬきの毛 豚毛(剛毛でないもの) 馬毛」などを挙げる必要はない。ブラシ用として使われる材料は第17類
「(プラスチック基礎製品)毛状プラスチック基礎製品 34A01」、第22類「(毛繊維)アルパカの毛 アンゴラや
ぎの毛等 14A04」があり、「牛毛 人毛 たぬきの毛 豚毛 馬毛」だけではない。「牛毛 人毛 たぬきの毛 豚毛
馬毛」は、動物性基礎材料として分類されており、その概念のものとして取引されているのであろうから、これ
をブラシ用とそうでないものとに分けて扱うことは煩雑になるだけで何らのメリットもない。現在の基準の第21
類「ブラシ用豚毛」に変えて「豚の剛毛」とするか、「ブラシ用豚毛」のままとしておくかのいずれかでよい。この
程度なら重複記載となってもよいのではないか。(御意見の理由抜粋)
団体
団体
35
いただいた御意見の内容
団体
IPDLで40D01の類似群を採っているにも拘わらず、類似商品・役務審査基準においては41類に明示され 役務の例示に関する御意見については、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役
ていない類似群であるので、積極的に明示しておくべきである。また、40類に存する40D01との間における 務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
また、第40類の40D01に該当する役務との類否関係については、第40類の40D01には「デジタ
他類間類似も検討すべきである。
ル写真の修正」や「デジタル写真の合成」などが含まれるため、「デジタル画像処理」は第40類の4
0D01に該当する役務と類似するとするのが適当であると考えます。
商品・役務
区 現行類似
提出者
分 群コード
いただいた御意見の内容
「ビデオテープの編集」を基準に明示すべきである。
79
80
ビデオテープの編集
41
録音又は録画済み記
41
録媒体の複製
40D01
40D01
スポーツの興行の企
画・運営又は開催
41
41F01
団体
「録音又は録画済み記録媒体の複製」を基準に明示すべきである。 IPDLで40D01の類似群を採っているにも拘わらず、類似商品・役務審査基準においては41類に明示され 役務の例示に関する御意見については、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役
ていない類似群であるので、積極的に明示しておくべきである。また、40類に存する40D01との間における 務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
また、第40類の40D01に該当する役務との類否関係については、第40類の40D01に含まれる
他類間類似も検討すべきである。
「写真のプリント」と共に写真の画像データの格納及び複製を同一の事業者が行うことも多いことか
らすると、「録音又は録画済み記録媒体の複製」は第40類の40D01に該当する役務と類似すると
するのが適当であると考えます。
団体
そもそも、スポーツの興行というサービスを、商標審査基準に定めた役務の類似に関する一般的な基準に スポーツの興行の企画等については、当該役務を提供する事業者が、スポーツの種類によって特
則って判断しても、これを一纏まりにすることには相当無理があるのではないかと思われます。例えば、「ボク 定の事業者に限定されるなどの規制は特にないため、ある事業者が様々なスポーツの企画等を行
シングの興行の企画・運営又は開催」と「格闘技競技の興行の企画・運営又は開催」は、これらを類似する関 うことも多く見られます。したがって、各種のスポーツの興行の企画等を一つの類似群に係る役務と
係にすることは社会通念上妥当と認められますが、これらと、「ゴルフの興行の企画・運営又は開催」とを、類 して統合することが適当であると考えます。
似関係にすることは、先の商標審査基準に照らしても、又、社会通念に照らしても、その妥当性を見出すこと なお、競馬、競輪、競艇又は小型自動車競走の企画等については、これらはいわゆる公営ギャンブ
ルと呼ばれるものであり、それぞれの公営ギャンブルに関する法律(競馬法、自転車競技法、モー
は全くできません。
おそらく、この様な見直しが為されたのは、「興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の興行及 ターボート競走法、小型自動車競走法)によって規制されるものですから、それぞれ別々の事業者
びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競争の興行に関するものを除く。)」の類似群が「41F06」で一纏 により行われています。したがって、競馬、競輪、競艇又は小型自動車競走の企画等については、
まりにされていることに併せようとしたものかと思われます。しかし、これは、全く逆方向の見直しと思われ、 それぞれ個別の類似群のまま変更しないこととしました。
又、他の「競馬・競輪・競艇・小型自動車競争の興行が、なお個別に規定されていることとも整合しません。む
しろ、前記41F06の類似群に共に含まれる役務であっても、個別具体的に記載された役務の関係によって
は、非類似と判断すべきものも十分あると認められ、その様な個別具体的な役務の記載に基づき類似関係を
慎重に検討すべき類似群は、42Q02など他にも数多く存在すると認められます。その様な状況であり、又、
本件審査基準が、あくまでも推定の基準に過ぎないことを考慮すると、あまりに広範な範囲の役務を一つの
類似群に纏め、一律類似すると推定することに関しては、慎重に検討すべきであると考えます。尚、類似商
品・役務審査基準があくまでも推定規定に過ぎないという前提で、個別具体的な状況に応じ、適切な対応が
審査において為されるのであれば、広めの推定規定も妥当かと思われますが、殆ど審査基準に則り、杓子定
規で行われる審査を前提にすれば、類似範囲をあまり広範にすることには賛同できません。
「スポーツの興行の企画・運営又は開催」と同様に一つの類似群に いずれも公営ギャンブルに関わるものであり、類似群を細かく分けるのではなく、一つに統合すべきと考え
統合すべきである。
る。
競馬の企画・運営又
は開催
競輪の企画・運営又
82
は開催
競艇の企画・運営又
は開催
41
41G01
41G02
41G03
御意見に対する考え方
団体
従来、41F01~41F05の5つの類似群に分かれていたものを安
易に纏めることに関しては、より慎重な検討を要すると考える。
81
御意見の理由・根拠
IPDLで40D01の類似群を採っているにも拘わらず、類似商品・役務審査基準においては41類に明示され 役務の例示に関する御意見については、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役
ていない類似群であるので、積極的に明示しておくべきである。また、40類に存する40D01との間における 務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
また、第40類の40D01に該当する役務との類否関係については、第40類の40D01には「映画
他類間類似も検討すべきである。
用フィルムの現像」などが含まれるため、「ビデオテープの編集」は第40類の40D01に該当する役
務と類似するとするのが適当であると考えます。
団体
スポーツの興行の企画等については、当該役務を提供する事業者が、スポーツの種類によって特
定の事業者に限定されるなどの規制は特にないため、ある事業者が様々なスポーツの企画等を行
うことも多く見られます。したがって、各種のスポーツの興行の企画等を一つの類似群に係る役務と
して統合することとしました。
一方、競馬、競輪、競艇又は小型自動車競走の企画等については、これらはいわゆる公営ギャンブ
ルと呼ばれるものであり、それぞれの公営ギャンブルに関する法律(競馬法、自転車競技法、モー
ターボート競走法、小型自動車競走法)によって規制されるものですから、それぞれ別々の事業者
により行われています。したがって、競馬、競輪、競艇又は小型自動車競走の企画等については、
それぞれ個別の類似群のまま変更しないこととするのが適当であると考えます。
商品・役務
83
84
85
86
87
区 現行類似
提出者
分 群コード
小型自動車競走の企
41
画・運営又は開催
41G04
「貸与業」(役務)につ
いて
商標審査基準の3条
柱書き関係(基準二、
2.(2))
御意見の理由・根拠
団体
-
-
-
-
団体
団体
御意見に対する考え方
貸与されるアイテムについて個々に役務を指定する場合のほか、一
の区分において「総合レンタルサービス」を指定できるようにしては
どうか。その方がレンタル業の実態に合致すると思われるが…(柱
書は厳しくなるだろうが)。
ニース協定に係る国際分類の一般的注釈において、貸与については、その貸与の目的物によって
提供されるサービスと同じ類に分類されることとなっています。したがって、一の区分において「総合
レンタルサービス」を指定できるようにすることは、国際分類との食違いを生じさせることとなり、適当
ではないと考えます。
また、ニース協定に係る国際分類第10版の動向を見ても、今のところ「総合レンタルサービス」を一
の区分に追加する動きはありません。
「行為」態様による特定方法(現行)のほか、社会通念上、範囲不明
確とはならない程度に通用している「施設名」「業種名」「サービス
名」による役務特定方法を認めてもよいのではないか? 行為の特
定(行為を分説する場合を含む)だと、独占権の発生しているサービ
スの実態が分かり難いことがある(特にネットビジネス系)。
派遣業について派遣先の業務を表示させることは中止すべきであ
る。(例)「派遣による高速道路の提供」は如何にもおかしい。
指定役務の記載は、その内容及び範囲が明確に把握できるものでなければなりません。少なくとも
区分と類似群コードが特定できる記載でなければなりません。業種や施設名のみによる指定役務
の記載では、その役務の内容及び範囲が不明確であり、また、複数の区分にわたる可能性がある
ため認められません。
派遣業については、派遣は単なる取引方法の一形態であり、実際の取引対象は、派遣された人が
提供する役務です。そのため、派遣された人が提供する役務の内容によって区分と類似群コードが
決定されます。したがって、派遣業について派遣先の業務を表示させることを中止することは適当で
はないと考えます。
団体
役務全般について
商標審査基準の4条
1項11号関係(基準
九、(3))
団体
いただいた御意見の内容
「スポーツの興行の企画・運営又は開催」の類似群に含めるべきで 「小型自動車競走の企画・運営又は開催」は41Gが冠された他の類似群コードの役務とは異なり、公営ギャ 小型自動車競走とは、公営ギャンブルに関する法律である小型自動車競走法により規制される公
ある。
ンブルには関係せず、スポーツの一種ととらえるべきであるので、「スポーツの興行の企画・運営又は開催」 営ギャンブルの一種であり、一般にオートレースと呼ばれているものです。したがって、「スポーツの
興行の企画・運営又は開催」の類似群に含めるのは適当ではないと考えます。よって、「小型自動
に含めるべきと考える。
車競走の企画・運営又は開催」の類似群は41G04のまま変更しないこととします。
なお、“小型自動車競走法により規制される小型自動車競走(オートレース)”以外のオートバイ競走
や自動車レースの企画等であれば、現行でも「スポーツの企画・運営又は開催」に含まれる役務とし
て扱っております。
現在は、本号の拒絶理由を受けた場合の解消手段の1つとして、
「商標権者による取引の実情を示す書面を提出しその結果、本願商
標と引用商標の非類似が証明された場合」が挙げられているが、今
般の改訂により、新たに類似範囲が拡大した商品(役務)について
は、単に、引用商標権者による「本願商標が登録されることについ
ての同意書」のみで拒絶理由が解消されるような手当てを希望す
る。
今般の改訂で類似範囲が拡がった商品(役務)は、元々「けり合い」の関係もなく同一又は類似商標同士が
平和共存し得ていた状態であるので、既存登録商標に小変更を加えた商標が拡大類似商品(役務)を指定
商品(役務)に含む他の既存登録商標を引用して拒絶されてしまい的確なブランド展開を不必要に妨げること
となる弊害を少しでも緩和することを重視する方が妥当と考えられるため。
類似と推定されるものについて、「けり合い」が生じたことを理由に、当事者間の単なる同意書のみ
によって登録することは、需要者保護の観点から、非類似とするのは、妥当ではないと考えておりま
す。
なお、「けり合い」が生ずる可能性のある見直しは、必要最小限の範囲にとどめました。
今般の改訂で類似範囲が細分化され、類似群の個数が増加したと見受けられるため、それに応じて3条柱書 商標審査基準に関する御意見であり、商品・役務の類似関係に関する御意見ではありませんので、
現在は、1区分内での商品(役務)の指定が広範に及んでいるた
今後の商標審査基準及び運用の検討の際に参考とさせていただきます。
め、それら指定商品についての商標使用(意思)に疑問がある場合 きの解釈上、使用(予定)についての疑義が生じないとされる商品個数も増やすことが妥当と考えられるた
に本条の拒絶理由の対象となる目安として1区分につき指定商品8 め。
個以上(類似群個数)として運用されていますが、これを拡大して頂
きたい(例えば11個以上)。
以下の御意見は、商品又は役務の類似範囲に関するもののではなく、商品又は役務の属すべき区分や表示振り等に関するものですので、今後のニース協定に係る国際分類の第10版対応の類似商品・役務審査基準の作成作業の中で引き続き検討してまいりたい
と考えております。
商品・役務
88
防錆剤,腐蝕防止剤
天然樹脂(未加工の
89
もの)
区 現行類似
分 群コード
2
2
01A01
01A01
いただいた御意見の内容
「防錆剤,腐蝕防止剤」を基準上の表示として追加すべきである。
91
92
93
王乳
口臭消臭スプレー
塗料(「絶縁塗料」を
除く。)
5
5
3
2
01B01
01B01
01B02
03C01
備考
団体
団体
現在審査基準に記載されている「カナダバルサム,コパール,サン ニース国際分類第9版において記載されている「未加工天然樹脂」のような表現にしたほうが、どのような商
ダラック,セラック,松根油,ダンマール,マスチック,松脂」をまとめ 品が第2類の「01A01」に属する商品にあたるのか、明確になると考える。必要であれば、「カナダバルサ
ム」等を、短冊にではなく、その下に例示列挙することが考えられる。
て「天然樹脂(未加工のもの)」とすべきである。
第3類の「口臭消臭スプレー」と並列させて記載すべきである。
口中清潔剤、口中清
90
涼剤
御意見の理由・根拠
ニース国際分類第9版において、「防錆剤」は、類見出しに記載されており、「腐蝕防止剤」は、注釈欄に記載
されている商品であるため、審査基準の表示に追加することが望ましい。
団体
団体
団体
団体
「口中清潔剤」、「口中清涼剤」は一般に認知されている概念なので、どの類似群コードに含まれるか、明示す
べきである。第3類に新設された「口臭消臭スプレー」のみでは、概念が狭いと考える。
第5類の「王乳」は「医療用の王乳」等、「医療用」に限定した表示を 「王乳」は「ローヤルゼリー」のことを指し、日本では一般にサプリメントの一種として紹介されている。「食用
行うべきである。
ローヤルゼリー」は第30類の商品であるところ、第5類の「王乳」には「食用ローヤルゼリー」が含まれていな
いことを、第5類の表示上で明確にする必要があると考える。
口臭用商品について審査基準上で採用することには賛成するが、 現実の取引社会においては、液状のマウスウォッシュやフィルム状・シート状のもの、など多くの形態が見ら
「マウスウォッシュ(医薬品でないもの)」等、広い概念の表現にすべ れる。例えば、リステリン(資料1)、オーラ2(資料2)などは液状のものであり、シート(フィルム)状では、ブレ
スケア(資料3)などが存在している。アメリカなどではフィルム状のものも多い。従って、「口臭消臭スプレー」
きである。
のみでは、概念が狭いと考える。なお、ニース分類でも「Mouth wash (not for medical purpowes)」との記載が
ある。
【資料 1】http://www.listerine-jp.com/
【資料 2】http://www.ora2.com/items/breathfine_mouth_wash.html
【資料 3】http://www.kobayashi.co.jp/seihin/bc_f/
現在審査基準に記載されている「塗料」を、「塗料(「絶縁塗料」を除 国際分類に移行した際に、「塗料(電気絶縁塗料を除く。)」から「(電気絶縁塗料を除く。)」の文言が除かれ、
く。)」に変更すべきである。
「塗料」に変更されたが、たとえ「絶縁塗料」の主たる目的が電気絶縁であっても、表示が「絶縁塗料」である
以上、この商品が「塗料」に含まれるのではないかとの誤解を生じる可能性がある。従って、その点を表示上
明確にすべきである。
商品例示から削除するものとして示されていますが、存続させるべ 当社の商品は、「洗い粉」として、100年以上ご愛顧頂いており、また近年のレトロ人気も受けているロングセ
きと考えられます。
ラー商品であり、今後も主力商品として、継続、拡販を行っていく商品である。業界他社からの参入も考えら
れることから、商品例示として存続させるべきものと考えられます。(御意見の理由抜粋)
94
95
「洗い粉」
シャンプー(備考類
似)
洗い粉
96 洗いぬか
髪洗い粉
97
香料類
3
3
3
3
04A01
04A01
04A01
04D01
04D02
個人
団体
「シャンプー」と「ヘアーリンス・(ヘアートリートメント)」を備考類似に
することについては賛成するが、化粧品の項目の5番目の「頭髪用
化粧品」の中に「ヘアートリートメント」を例示として入れ、「『シャン
プー』は、『ヘアーリンス』『ヘアートリートメント』に類似する」との記
載にすべきである。
ヘアーリンスは髪の表面をカバーするための製品で、ヘアートリートメントは髪の内部まで栄養成分を浸透さ 「ヘアートリートメント」は、「ヘアーリンス」と極めて近い商品ですから、同様の取り扱いになると考え
せケアするもので、トリートメントの方が使用頻度は高い。現在は、トリートメント、又はコンディショナーとシャ ますが、本御意見は商品の表示に関するものですので、ニース協定に係る国際分類第10版対応
の類似商品・役務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
ンプーを組合せて使用する例が多い(資料1,2)。
【資料 1】http://www.shiseido.co.jp/tsubaki/index.htm
【資料 2】http://www.kao.com/jp/products/shampoo.html
削除には賛成するが、替わりに「ドライシャンプー」の採用を考える
べきである。
病院などで髪を洗うことのできない場合、あるいは介護などでも使用されている「ドライシャンプー」は介護の
面から今後もさらに多く使用される可能性がある様に思われる。
http://www.kenko.com/product/seibun/sei_685003.html
団体
個人
現行では「香料類」という包括表示がありますが、これは削除すべき 包括表示の削除理由として、04D01、04D02のそれぞれで権利を有することができる旨のご説明をいただきま 04D01の商品と04D02の商品は、それぞれの販売場所、需要者層が異なる場合が多いものとして、
ではないと考えます。
した。しかしながら、これらの間で「備考類似」の扱いにならない以上、これまでと同様の商品を指定して出願 包括表示を削除する改正案を提示したものですが、本御意見は類似関係に関するものではなく、商
することが考えられるため、実態として削除の効果が得られないと予想されます(類似群7個以下の範囲内で 品の表示に関するものですので、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役務審査
基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
あるため)。
また実務上も、包括表示を残すことで、権利者、第三者のいずれにとっても、指定商品の内容の確認が容易
であり、メリットがあると考えます。おそらく特許庁側としても、同様かと思われます。
第三者が後願を権利化したい場合には「不使用取消審判」がありますし、また権利者との交渉によっても、権
利化や使用できることが大いに予想できるため、この削除には意味がないと考えます。
以上から、左記のとおり改正すべきでないと思われます。
例示から削除すべきである。
送水管用バルブ(金
98 属製又はプラスチック 19
製のものを除く。)
09F05
団体
具体的にどのような商品を指し示しているか明確ではなく、一般に取引されているとは言い難い商品であると
考える。バルブの類似商品が多くの区分にまたがって存在している実情も考慮して、例示から削除するのが
好ましい。
商品・役務
99
100
太陽電池モジュール
太陽光発電装置及び
その部品
太陽電池
101
太陽電池モジュール
区 現行類似
分 群コード
9
11A01
11A03
9
11A01
11A03
9
11A01
11A03
いただいた御意見の内容
御意見の理由・根拠
例示商品として、追加して頂きたい。
年々、当該商品の取引量が多くなってきていることから、当該商品がどの類似群コードに属するかを明確に
する必要があると考える為。
例示商品として、追加して頂きたい。
年々、当該商品の取引量が多くなってきていることから、当該商品がどの類似群コードに属するかを明確に
する必要があると考える為。
例示商品として追加して頂きたいと考えます。
地球温暖化への関心の高まりもあって当該商品の近年の取引量が増えつつあり、当該商品がいずれの類似
群コードが付与されるのかを明確にすることが、審査の安定性や予見可能性等の観点から必要であると考え
るため。
備考
団体
団体
団体
上位概念の「電気通信機械器具」の表現は、「電気通信機械器具・ CD/DVDプレーヤや関連部品は一般には「通信機器」とは理解され難く、また外国とのハーモナイズを考慮
音声又は映像周波数機械器具」の表現に変更すべきである。
した場合、すべてを「電気通信機器」の表現でくくるのは理解し難い。なお、類似群は同一でもかまわない。
102 電気通信機械器具
電気通信機械器具、
103 電子計算機及びその
周辺機器
104 液晶パネル
105 液晶モジュール
9
11B01
9
11B01
11C01
9
9
11C01
11C01
団体
団体
未記録メディア(CD-R、DVD-R等)の類似群を明確にしていただき
たい。
未記録メディアは現在では極めて普通に取引される商品であるにも関わらず、11B01に「ビデオテープ」が例
示されているに過ぎない。用途によって異なると解するべきか不明確であるので、DVDディスク、USBメモ
リー、CD-R、MD等、改訂類似商品役務審査基準へ具体的に例示すべきと考えられるため。
例示商品として、追加して頂きたい。
年々、当該商品の取引量が多くなってきていることから、当該商品がどの類似群コードに属するかを明確に
する必要があると考える為。
例示商品として、追加して頂きたい。
年々、当該商品の取引量が多くなってきていることから、当該商品がどの類似群コードに属するかを明確に
する必要があると考える為。
団体
団体
「電子応用機械器具」の表示が改訂後も許容されるのか否かを明示 第9類の類似群コード(11C01)の見出しの改訂に伴って「電子応用機械器具」の表示が認められなくなるの
願います。
か、それとも認められるのかどうか、明確にして頂きたい。
106
電子応用機械器具及
びその部品
107 コンピュータマウス
9
9
11C01
11C01
ガイガー計数器 高周
波ミシン サイクロトロ
ン 産業用X線機械器
具 産業用ベータート
ロン 磁気探鉱機 磁
気探知機 地震探鉱
108 機械器具 水中聴音
9
機械器具 超音波応
用測深器 超音波応
用探傷器 超音波応
用探知機 電子応用
扉自動開閉装置 電
子顕微鏡
11C01
109 原料繊維
22
14A01
14A02
14A03
14A04
14A05
14A06
22
14A01
14A02
14A03
14A04
14A05
14A06
綿繊維
麻繊維
絹繊維
110 毛繊維
織物用化学繊維
織物用無機繊維
団体
団体
団体
左記表示は「電子計算機用マウス」といった他の表示に変更するの 本類似群コード内の例示商品「電子計算機」、「電子計算機用プログラム」、「電子計算機用ディスプレイ」等
が適切です。
において、共通して「電子計算機(用)」の語が用いられており、「電子計算機用マウス」とすることで、これらと
用語の統一化が図れると考えます。
また、マウスと同種同機能の装置がトラックボール、トラックパッド、ペンタブレットなど多種存在することから
すれば、「電子計算機用ポインティング装置(ポインティングデバイス)」といったような総称を用いる方が適切
であるとも考えます。
左記商品を総括する上位概念表示を設ける必要があると考えます。 左記商品に(11C02)を付すことには異存ございません。
しかしながら、指定商品・役務は公報類において公示される事項ですので、その公示機能に照らせば易読性
は維持されねばならず、従い権利範囲に不明や誤解を生じない限りにおいて簡明な表示であらねばならない
と考えます。
しかるに、今般の改訂の結果、左記商品を指定するに際して個別に羅列するほかないとなれば、易読性にお
いて現状より後退することとなり、上記公示機能が損なわれることとなります。
従って、単に「電子応用機械器具」の括りを解くだけで済ませるのではなく、総括的な上位概念表示を設ける
必要があると考えます。
(例えば、所管や分類趣旨は異なるものの国定の「日本標準産業分類」を見ますと、左記の商品は「電気機械
器具製造業」の下位概念「電子応用装置製造業」に分類されています。これに徴して『電子応用電気機械器
具』や『電子応用装置』といった表示が考えられます。)
「原料繊維(他の類に属するものを除く)」と改めるべきである。
原料繊維は原則として22類に区分し、他の類(17類)に属するものは個別に特定して表示した方が商品の
区分けが明瞭になる。
団体
団体
現行の商品表示は大正10年法の商品表示を踏襲したものなので現状に合致しない。
次のように改めるべきである。
「植物性繊維(綿繊維、麻繊維、竹繊維、芭 蕉繊維など)」
「動物性繊維(絹繊維、毛繊維、ラクダ繊維、羽毛繊維など)」
「人造繊維(合成繊維、再生繊維、半合成繊維(アセテート繊維)炭
素繊維、ガラス繊維など)」
「鉱物性繊維(石綿、ロックウールなど)」
「電子応用機械器具」の表示が第10版以降も指定商品の表示として認められるかについては、当該
表示に代わる包括的な表示を採択するか否かも含めて検討する必要があることから、商品の例示
に関する御意見として、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役務審査基準の策定
作業の中で検討してまいりたいと考えます。
商品・役務
区 現行類似
分 群コード
化学繊維(織物用の
ものを除く)
化学繊維糸(織物用
のものを除く)
糸ゴム及び被覆ゴム
17
糸(織物用のものを除
111
22
く)
23
織物用化学繊維
織物用無機繊維
織物用化学繊維糸
織物用無機繊維糸
化学繊維(織物用の
ものを除く)
112
石綿、岩石繊維、鉱
滓綿
織物用化学繊維糸
織物用無機繊維糸
(石綿糸を除く)
113
織物用特殊糸
114 石綿糸
115 布製幼児用おしめ
116 懐中鏡
117
17
23
17
25
21
にんじんきなてつぶど
33
う酒
118 茶
119 コーヒー及びココア
30
30
14A05
14A06
15A01
14A06
14A07
15A01
15A02
17A04
21F01
28A04
29A01
29B01
いただいた御意見の内容
各項目とも「織物用」の表示を削除すべきである。
「織物」は経糸と緯糸で織製した布帛を意味する。反物状に構成した繊維製品には、織物の他に編み物(メリ
ヤス、レース)、不織布(フェルト)がある。編み物は一本の糸で編成し、反物状に構成するする場合と最終製
品(ソックス、ストッキング、セーターなどのメリヤス製品)がある。不織布は繊維を絡み合わせて(紙のように)
反物状に構成する。人造繊維(レーヨンなどの再生繊維、ナイロンなどの合成繊維、ベンベルグなど)、羊毛、
綿などの天然繊維などの原料繊維、これら原料繊維から製した糸は用途に応じ、織物、編み物、フェルトに加
工される。従って、「織物用」のみに限定する表示は他の用途(編み物用、フェルト用)のものを除外している
かのごとき誤解を生じさせ適切ではない。
本来の用途から区別して特定すべき時は、特定した用途を以て表示すべきである。
次のように改める。
「人造繊維(22類に属するものを除く)」
「鉱物性繊維(22類に属するものを除く)」
22類「原料繊維」を「原料繊維(他の類に属するものを除く。)」と改め、「原料繊維」は原則として第22類に属
するとし、他の類(第17類など)に属するものは別個に特定して表示した法が商品の区分けが明瞭になる。
団体
団体
団体
御意見の理由・根拠
備考
3項目とも「織物用」の表示を削除すべきである。また、「織物用無機 織物用に限定しては他の用途(編み物:メリヤス、レース、フェルト)を除外することになり不都合である。
繊維糸(石綿糸を除く)」については「(石綿糸を除く)」を削除すべき
である。
「石綿糸(23類に属するものを除く)」と改める。
糸は原則として23類に統合し、特殊な用途のものは、用途を特定して17類に表示することとした方が実情に
合致する。また、石綿織物(16A01),石綿製フェルト(16C01)についても同様とする。
「おしめ」関連商品に17A10類似群を付与することには賛成する
が、第25類の「被服」の概念の中に「布製幼児用おしめ」を含める
べきではない。
「おしめ」は、一般的にみて「被服」の概念に入るものではなく、新設類似群を「被服」の包括概念内に含めな
ければならない必要性はない。また、ファッション商品取扱者が出願する際には、「被服」の包括表示をして出
願するのが一般的であるため、現行通り「被服」の概念に含めたままにしておくと、「おしめ」取扱業者が、
ファッション取扱者の「被服」に関する類似商標が存在するために権利化することができないという問題点は
何ら解消することができない。
「懐中鏡」を「化粧用具」の例示から削除することに反対する。
商品の例示に関する御意見ですので、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役務
「懐中鏡」は、携帯して使用される小型の鏡で、「化粧台で使用されるやや大きめの鏡」を想定した第20類
「手鏡」(20A01)とは異なる商品概念であるから、国際分類表第20類「Hand-held mirrors[toilet mirrors]」の 審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えますが、国際分類表の20類の類見出しに
存在を理由に第21類の例示から削除する必要はなく、また、今後においても、「懐中鏡」は「化粧用具」の一 は、「鏡」が明記されており、一般注釈によれば、特に、この類に含まれないものとして、「特殊な型
種として取り扱うべきである。仮に、国際的観点から第20類に移行する場合でも、類似群コードとしては21F の鏡であってその機能又は用途を基準として分類されるもの(商品のアルファベット順の一覧表参
照)」が記載されています。アルファベット順の一覧表に記載されている他の類に帰属する鏡は「歯
01を維持すべきである。
科用鏡」「バックミラー」等となっており、「懐中鏡」については第20類に該当する可能性が高いこと
から、第21類の例示から削除するのが適当であると思料いたします。
ただし、このような事情に伴って、類似関係を見直し、新たなけり合いを生じさせることは適当ではな
く、「懐中鏡」については、「21F01」の取扱いとしたいと考えます。
当該表示を例示から削除すべきである。
内容が不明確なうえ、現在あまり流通していない商品と思われる。
「茶飲料」も例示してほしい。また、加工品としてのお茶の葉と茶飲
料の両方が含まれることを例示で、明記して欲しい。
「茶入り清涼飲料」(29C01)との違いを明確にするため、この点を明確にすべきである。なお、ペットボトル
入りの茶飲料につき30類と32類の両方を押さえるというのは不合理である。「tea based beverages」は30類
扱いなのでこちらに統一してもよいのではないかと思われる。
また、「加工品としてのお茶の葉」と「茶の葉」(32D03)の違いが明確ではないため、この点を明確にすべき
である。
団体
団体
団体
団体
団体
団体
コーヒー豆、挽いたコーヒーの粉、飲料としてのコーヒーの全てが含 これらが含まれることが、例示からは不明瞭だから。
まれることを例示で明記して欲しい。
「茶飲料」の例示については、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役務審査基準
の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
また、「茶の葉」(32D03)との違いについては、現行の「商品及び役務の区分解説」でも「茶」の説
明として
「茶の葉を干製したものと、茶の葉ではないが、通常、喫茶の用法で使用される“はとむぎ茶” “玄
米茶”等もこの概念に属する。なお、干製する前の「茶の葉」そのものはこの概念に属さず、第31類
「野菜」に属する。」
と説明しておりますが、更に詳細な説明が必要であるか検討し、必要に応じて当該区分解説等で明
確にしてまいりたいと考えます。
商品・役務
120 穀物の加工品
121
車両の内外における
広告 → 交通広告
区 現行類似
分 群コード
30
35
屋外広告物による広
告 アドバ
122 ルーンによる広告 看 35
板による広告 はり紙
による広告
街頭及び店頭におけ
る広告物の配布・販
売促進
商品の実演による広
123
35
告
ダイレクトメールによ
る広告物
折込チラシによる広告
商業又は広告のため
の展示会・見本市・博
124
35
覧会の企画・製作又
は運営
125
126
127
広告文の作成 →
広告宣伝物の企画お
よび制作 ショーウ
インドーの装飾
コンピュータデータ
ベースへの情報構築
身の回り品の小売又
は卸売の業務におい
て行われる顧客に対
する便益の提供
35
35
35
家庭用電化製品の小
売又は卸売の業務に
128
35
おいて行われる顧客
に対する便益の提供
129
電子応用機械器具の
37
修理又は保守
美容院用又は理髪店
130 用の機械器具の修理 37
又は保守
建物の外壁の清掃,
131 窓の清掃,床敷物の
清掃,床磨き
32F03
35A01
35A01
35A01
35A01
35A01
35G03
42P02
35K02
-
37D06
37D50
いただいた御意見の内容
37G02
備考
スープもセットになった即席めん類もが含まれる表現を例示に含め 現行の例示は「めん」のみであるが、近年、スープ付きの即席麺が取引されれている例は多く、このような商
るべきである。
品を基準上に明記することが必要と思われる。
団体
広告媒体の多様化のため、交通広告に変更
車両の内外にとどまらず、交通機関のあらゆるものが広告媒体になり得る状況にあるので、限定的な表記は
適当でないと考えます。
広告媒体の多様化のため、アドバルーン以下を削除
アドバルーンやはり紙といった媒体については、屋外広告媒体の中では現状としては主要な位置づけには
なっておらず、表現としても陳腐化したものと考えられます。
広告媒体の多様化のため、「街頭及び店頭における広告物の配布」
を「街頭及び店頭における広告・販売促進」に変更、「折込チラシに
よる広告物の配布」を追加。「商品の実演による広告」は、「街頭及
び店頭における広告・販売促進」が採用されれば、削除。
街頭および店頭においては、広告物の配布やマネキン販売にとどまらず、現状さまざまな手法で広告・販促
活動が行われており、限定的な表記は適当ではないと思います。 折込チラシはこれまで役務として表現され
ておりませんでしたが、現状効果的な媒体として評価されており、広告投下予算的にもかなりのウェイトを占
めていると考えられるので追加表記するのが適当だと考えます。
広告媒体の多様化のため追加
展示会・見本市などのイベントによる販促活動が広義の広告領域で評価され、現状では定着しているため。
現状では「広告文の作成」が表記されているが、デザイン、CM等も
含めた表現の方が適切と思われるので変更。ショーウインドーの装
飾は、項番4の「街頭及び店頭における広告・販売促進」が採用され
れば削除。
「広告文の作成」が35A01の5として表記されていますが、これは本来35A01の6に表記されている「広告
宣伝物の制作」に包含されたものと解すべきであり、また35A01の6の表記は、「広告宣伝物の制作」と「広
告の企画」がそれぞれ別に表記されていますが、企画と制作は一体不可分のものと考えられますので、35A
01の5と6とを統合し表記するのが適当かと考えます。ショーウインドーの装飾については、店頭における販
売促進の一環と考えられるので項番4の変更がされれば、削除が適当かと考えます。削除されないとしても
項番4の中に記載する方がカテゴリー的にはベターだと考えます。
「コンピュータデータベースへの情報構築」を新設すべきである。
35G03のような磁気テープのファイリングといったサービスは今後減少の一途を辿るのではないかと思われ
る一方、左記のようなサービスが今後増えると考える。
「身の回り品」以外の語を使うべきである。
「身の回り品」の概念が極めて不明確であり、その内容が明確となるような表現とすべきである。
団体
団体
団体
ニース協定に係る国際分類表の第35類に掲載されている「販売促進のための企画及び実行の代
理」については、35A01 35A02 35B01の3つの類似群コードを付与しています。そのため、「広告」
(35A01)の包括表示の中に、より広い概念を包含するおそれのある「販売促進」を例示することにつ
いては、慎重に検討することが必要です。
いずれにしましても、役務の例示に関する御意見ですので、ニース協定に係る国際分類第10版対
応の類似商品・役務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。
団体
団体
団体
団体
団体
「家庭用電化製品の小売又は卸売の業務において行われる顧客に 小売り業務の実態に即して、「○○の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」の
対する便益の提供」の表示を追加すべきである。
例示を追加してもよいように思われる。その場合、○○部分に、類似商品役務審査基準に掲載されていない
もので、個別の商品として認められていないようなある程度幅のある商品を記載することを認めるべきであ
る。
団体
「電子応用機械器具(の修理又は保守)」の表示は第9類の類似群 第9類の類似群コード「11C01」の見出しの改訂に伴って「電子応用機械器具」の表示が認められなくなるとす
コード「11C01」の見出しに合わせて改訂が必要です。
れば、第37類の類似群コード「37D06」の見出しである「電子応用機械器具の修理又は保守」の表示も変更
する必要が生じると考えます。
団体
美容院用又は理髪店用に限定することなく、エステティックサロンや 実務上それらの役務も37D50として取り扱われているが、エステティックサロン、ネイルサロンの普及を考え
ネイルサロン用の機械器具の修理又は保守も含んだ表現へ変更す ると、明示すべきである。
べきである。
「一般家庭の室内清掃」や「ビルの屋内清掃」も基準上に明示すべ
きである。
37
御意見の理由・根拠
団体
実務上も37G02として取り扱われているが、ハウスクリーニングが業務として普及している点を踏まえれば、
これらについても基準上に明記すべきである。
「身の回り品」の語は、日本標準産業分類に「身の回り品小売業」が掲載されており、これを参考に
して、小売等役務の取扱商品として例示したものですから、必ずしも不明確ではないと考えていま
す。また、「身の回り品」に代わる適切な語は今のところ見当たりません。もし、「身の回り品」よりも
適切な語があれば、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・役務審査基準の策定作
業の中で検討してまいりたいと考えます。
商品・役務
132
インターネット上で提
供される各種の役務
区 現行類似
分 群コード
41
41E02
41E03
個人
いただいた御意見の内容
御意見の理由・根拠
インターネット上で提供される各種の役務(例(ダウンロードされな
い)インターネット上で提供される音楽の提供」、「(ダウンロードされ
ない)インターネット上で提供される画像の提供」)についても、可能
な限り審査基準上に追記していただきたい。
現在においては、例えば、「(ダウンロードされない)インターネット上で提供される音楽の提供」や「(ダウン
ロードされない)インターネット上で提供される画像の提供」のようにインターネット上でもさまざまな役務が提
供されており、これらについてはいわゆる積極表示を行うことによって登録が認められているので、インター
ネット上で提供される各種の役務(例(ダウンロードされない)インターネット上で提供される音楽の提供」、
「(ダウンロードされない)インターネット上で提供される画像の提供」)についても、可能な限り審査基準上に
追記すべき。
備考
上記35類に「広告宣伝物の企画及び制作」を設けることによる混乱 上記35類に「広告宣伝物の企画及び制作」を設けることによる混乱を避けるため、括弧書きを追加
を避けるため、括弧書きを追加
133
デザインの考案(広告
42
デザインを除く)
134 布団の貸与
43
42P01
42X12
団体
団体
「布団の貸与」は、「敷布の貸与、布団の貸与、布団カバーの貸与、 「布団の貸与」と共に「敷布、布団カバー、まくら、まくらカバー、毛布」の品もレンタルされると思われる。従っ
まくらの貸与、まくらカバーの貸与、毛布の貸与」の表示に変更して て、「布団の貸与」を「敷布の貸与、布団の貸与、布団カバーの貸与、まくらの貸与、まくらカバーの貸与、毛
布の貸与」の例示列挙に変更して頂きたいと考える。
いただきたい。
「家庭用電熱用品類の貸与」といった表現が適切と考える。
家庭用ルームクー
135
ラーの貸与
136
40
美容院用又は理髪店
44
用の機械器具の貸与
42X13
42X23
「家庭用ルームクーラー」という非常に限定的表現である。
団体
団体
「美容施設用機械器具の貸与」等の包括的な例示にして頂きたい。 最近の美容サービスは、美容院、理髪店のサービスに限られず、「エステティック」、「マッサージ」等の様々な
サービスが提供されている。また、IPDLによれば、「エステティック美容に使用する機械器具の貸与」や「タオ
ルの貸与」などは、これと同じ類似群コードとなっている。従って、この表示を、美容院や理髪店に限らず、エ
ステティックサロンなども含むことが明確になるように、「美容施設での機械器具の貸与」等の包括的な表示
にして頂きたい。
「タオルの貸与」は、「タオルの貸与、おしぼりの貸与」の表示に変更 「おしぼりの貸与」は、飲食店に対して広く行われているサービスである。従って、「タオルの貸与」は、「タオル
していただきたい。
の貸与、おしぼりの貸与」の例示列挙に変更して頂きたいと考える。
137 タオルの貸与
43
42X29
団体
第1類「非鉄金属」と
138 第6類「非鉄金属及び
団体
非鉄金属の合金」
139 中概念表示について
団体
140 中概念表示について
団体
第1類「非鉄金属」は、「水銀,アンチモン,希土類元素,アルカリ これらの中概念は明らかに同一商品を含むものとして認識される。重複登録の排除の為にも何等かの変更
類及びアルカリ土類金属」とし、第6類は、「非鉄金属(「水銀,アンチ が必要である。 ニース協定の第6類の注釈では「水銀,アンチモン,アルカリ類及びアルカリ土類金属(第1
モン,希土類元素,アルカリ類及びアルカリ土類金属」を除く。)及び 類) 」と記載されている。ニース協定のリスト商品中には「非鉄金属」の例示はなく、例示されている商品は原
子番号57番のランタン(La)から71番のルテチウム(Lu)までのランタノイドと21番のスカンジウム(Sc)と39番
非鉄金属の合金」とすべきである。
のイットリウム(Y)+89番のアクチニウム(Ac)を加えた計18種類の希土類元素、カルシウム(Ca)・ストロンチ
ウム(Sr)・バリウム(Ba)・ラジウム(Ra)をアルカリ土類金属(アルカリ土類金属、Alkaline earth metal)、92番
乃至103番の核分裂物質、水銀(Hg)である。
中概念の商品が変更されたが、これまでの第7版乃至第9版の中概
念の商品と意味合いが異なることになり、将来の権利範囲の解釈に
影響を与えることを考慮すべき。第21類「化粧用具」、第11類「家
庭用浄水器(電気式のものを除く。)」、第21類「野菜」など
他類と商品表示が重複しているものを改めるべき。
第1類「非鉄金属」と第6類「非鉄金属及びその合金」,第29類「か
き」と第31類「かき」など
現行通り「薬剤」の概念に含めるべきである。
141
日本薬局方の薬用
せっけん
142 ペトロラタム
143
観賞魚用水槽のろ過
器
5
4
11
01B01
05B01
19B33
団体
団体
団体
同商品は、治療を目的として使用される基材であり、商品の用途・機能よりすれば、第3類よりも、第5類の商 「せっけん」は、国際分類表における第3類の「類見出し」に記載されている商品であり、国際的にも
品として取り扱うのが妥当である。例えば、「日本薬局方ぶどう糖」は「ぶどう糖」が属する第30類ではなく、 当該類に属するものとして取り扱われている実情よりすれば、第3類の商品とするのが適当である
第5類の商品とされており(登録第3344139号)、また、「日本薬局方消毒用エタノール」も、「エタノール」が属 と考えます。
する第1類ではなく、第5類の商品とされているように(登録第4201687号)、他の「日本薬局方」の規格に適合
した商品は、いずれも、用途・機能に鑑みた取扱いがなされている。この点で、「医薬部外品」であっても「薬
用化粧品」が第3類の商品として取り扱われていることとは異なる。
「ペトロラタム」は「工業用油」の概念に含まれているが、「防錆油」で
あるため、第2類「防錆グリース」の範疇に含めるのが妥当ではない
か?
「ペトロラタム」は、さび止め油の基材として用いられるほか、コウ薬、軟膏などの医薬品や、香粧
品、カーボン紙等の製造に用いられるものでもあるため、「工業用油」に含まれるとするのが適当で
あると考えます。
新たに19B55を設けること自体は反対しないが、現行の21類から11 浄水類・浄水装置が第11類に属するしても、「観賞魚用水槽」用という非常に限られた用途の「ろ過器」であ
類に移行する必要性はないのではないかと考える。
り、既に21類で定着しているものを、殊更別区分に移すのは無用の混乱を及ぼすだけではないかと思わる。
また、「観賞魚用水槽」、「観賞魚用水槽の装飾」については、従来どおり21類に残るため、観賞魚の飼育用
品を扱う業者等は、これまで21類のみの出願で足りていたにも関わらず、11類についても出願する必要が
生じ、ユーザーフレンドリーに反するにも関わらず、敢えて21類に移す必要性が見出せない。
商品の区分の帰属に関する御意見ですので、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・
役務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。なお、本件の区分変更について
は、日本における当該商品の区分の取扱いがWIPOや諸外国と異なることを是正することを目的とし
たものです。
商品・役務
144
区 現行類似
分 群コード
エアーポンプ,揚水ポ
21
ンプ,ろ過器
145 体操用マット
27
19B33
24C01
いただいた御意見の内容
団体
団体
麦芽及び麦を使用し
ルコール飲料
32
28A02
団体
備考
「エアーポンプ,揚水ポンプ,ろ過器」は、現行通り第21類の商品と 新たに19B55を設けること自体には反対しないが、左記商品は「観賞魚用水槽」用という非常に限られた用 商品の区分の帰属に関する御意見ですので、ニース協定に係る国際分類第10版対応の類似商品・
取り扱うべきであり、第7類、第11類に移行することに反対する。
途の商品であり、「観賞魚用水槽」と別区分にする必要性はない(一般の「ポンプ」類や、一般の「浄水器」類 役務審査基準の策定作業の中で検討してまいりたいと考えます。なお、本件の区分変更について
とは、全く異なる商品である)。また、「観賞魚用水槽の附属品」と考えられる商品を「観賞魚用水槽」と別区分 は、日本における当該商品の区分の取扱いがWIPOや諸外国と異なることを是正することを目的とし
たものです。
とする場合には、他類間類似を増大させるだけであり、妥当ではない。
27類の「体操用マット」は、28類の24C01[運動用具]中「跳び箱」等 「体操用マット」は床に常時敷設されているものではなく、体操を行う際に敷いて用いる用具であるから、体操 商品の属すべき区分に関する御意見ですので、今後のニース協定に係る国際分類第10版の動向
が含まれる「体操用具」に位置づける。
用具としての位置付けが適切である。
をみながら検討してまいりたいと考えます。
なお、現行の国際分類第9版では、国際分類表の第27類に「gymnasium mats(270004)屋内競技用
マット」「gymnastic mats(270004)体操用マット」が掲載されていることから、「体操用マット」の類の帰
属は27類と言わざるを得ず、第28類の「運動用具」に含まれる商品として扱うことはできません。
第32類「ビール」(28A02)と同じ区分にすべきである。
146 ないビール風味のア
御意見の理由・根拠
生産者や販売者、販売場所がともに共通することが多く、同一区分内に含めるのが妥当である。個人的に
は、「ビール」を第33類に移動させた方が良いと考える。
商品の属すべき区分に関する御意見ですので、今後のニース協定に係る国際分類第10版の動向
をみながら検討してまいりたいと考えます。
なお、現行の国際分類第9版では、「ビール」は第32類、「アルコール飲料(ビールを除く。)」は第33
類であることから、「麦芽及び麦を使用しないビール風味のアルコール飲料」は第33類に属すべき
商品であるとするのが適切です。
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