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平成22年度 業務実績報告書 添付資料

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平成22年度 業務実績報告書 添付資料
平成22年度 業務実績報告書
添付資料
添付資料1
ビジットカンパニー事業(平成 22 年度訪問企業等)
1
添付資料2
開催セミナー等
3
添付資料3
平成 22 年度技術シーズ発表会実施報告書
5
添付資料4
平成 22 年度特許フェア実施報告書
17
添付資料5
外部資金による研究(一部プロジェクト研究)
35
添付資料6
文部科学省所管の科学研究費による研究
37
添付資料7
プロジェクト研究
39
添付資料8
公立大学法人大阪市立大学・地方独立行政法人
大阪市立工業研究所 包括連携に関する協定書
41
添付資料9
おおさかグリーンナノコンソーシアム
43
添付資料10
法人が後援・協力した外部機関のイベント
47
添付資料11
平成 22 年度知的財産報告書
49
添付資料12
受託研究成果に関するアンケート調査
添付資料13
共同開発研究創出業務報告書
77
添付資料14
所内施設の見学会
93
添付資料15
基盤研究
95
添付資料16
課題解決型ものづくり推進事業
99
添付資料17
業務推進委員会
105
添付資料18
職員研修
107
集計結果
71
添付資料1
ビジットカンパニー事業(平成22年度訪問企業等)
平成22年4月~ 平成23年3月
訪問先企業等の延べ数: 85社(機関)
(内 大阪市内30社(機関)、近畿圏70社(機関))
訪問研究員等の延べ人数: 133人
新規受託研究: 19社(機関)
受託研究・出願特許などのフォローアップ: 9社(機関)
課題解決型ものづくり推進事業への協力依頼など: 2社(機関)
新規開拓(工研未利用)企業: 26社(機関)
所在地
訪問先企業
業種・技術分野など
1 泉大津市
界面活性剤、工業用油剤など
2 大阪市
加工澱粉、多糖
3
4
5
6
7
8
9
訪問者所属
有機材料
大阪市
岡山市
大阪市
吹田市
京都市
加古川市
亀山市
リン系無機化合物
無機粉体
熱硬化性樹脂の製造、成形
コンポジット用フィラーなど
混練機、成形機
ロジン関連素材
機能性フィルム製造など
フィルターカートリッジ、フィルターシステム関
10 東京都品川区
連機器,オゾン関連機器
11 埼玉県比企郡 レジストインキ,銀ペースト
12 大阪市
PVA樹脂など
13 東京都品川区 めっき加工業
14 大阪市
電子デバイス
15 大阪市
精密金属製品・精密プラスチック製品
生物・生活材料
環境技術
生物・生活材料
電子材料
有機材料
有機材料
有機材料
有機材料
有機材料
受託研究
受託研究
受託研究
受託研究のフォローアップ
受託研究
受託研究
16 大阪市
光学部品
17 たつの市
変性エポキシ樹脂など
18 大阪市
光学部品
19 川崎市
化学工業、高分子
20 福知山市
化学工業、無機粉体
電子材料
21 大阪市
業界団体
22 姫路市
23 大津市
24 姫路市
微生物、バイオ分野
バイオ関連試薬
化学工業
25 たつの市
プラスチック製品
26 姫路市
化学工業、高分子
27 明石市
溶射加工
28 東大阪市
金属加工
29 東大阪市
薄膜加工
30 堺市
プラスチックリサイクル
31 門真市
切削工具
電子材料
環境技術
環境技術
環境技術
環境技術
理事長
有機材料
電子材料
電子材料
電子材料
加工技術
電子材料
加工技術
電子材料
加工技術
電子材料
加工技術
電子材料
加工技術
新規
開拓企業
受託研究・特許出願のフォ
ローアップ
電子材料
電子材料
生物・生活材料
電子材料
電子材料
企画
理事
電子材料
電子材料
生物・生活材料
環境技術
電子材料
電子材料
-1-
特記事項
受託研究
受託研究
◎
◎
受託研究
受託研究
受託研究
課題解決型ものづくり推進
事業のフォローアップ
◎
受託研究
◎
◎
◎
◎
1
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
所在地
大東市
尼崎市
大阪市
大阪市
大阪市
大阪市
大阪市
愛知県豊川市
八王子市
大阪市
伊丹市
尼崎市
高崎市
東京都文京区
葛城市
大阪市
横浜市
那須塩原市
大阪市
八尾市
大津市
東京都
奈良県吉野郡
大阪市
訪問先企業
業種・技術分野など
熱処理業
熱処理業
特許事務所
ソフト開発
化学薬品
文房具・色材
環境設備
輸送機器など
高分子
特許事務所
切削工具
鉄道部品・航空機部品
化学工業、食品素材
バイオ
ガラス受託生産
環境設備
発酵・食品、バイオ
発酵・食品、バイオ
繊維・食品素材など
石鹸、洗剤製造販売
化学工業
ゴム製品
活性炭
廃水、排ガス処理
56 三木市
食品残渣の処理
57
58
59
60
61
62
63
64
65
食品
ロボット
医療用洗浄剤など
金属プレス加工
酒造・バイオテクノロジー
化粧品の製造販売
化学工業
光学レンズ
油脂製品、化成品
大阪市
大阪市
東大阪市
大阪市
神戸市
大阪市
茨木市
大阪市
京都市
66 大阪市
同業者組合
67
68
69
70
71
72
73
74
化学製品
製油
化学製品
化学製品
めっき加工
化学工業、高分子
技術コンサルタント
界面活性剤、表面処理剤
加古川市
柏原市
東京都港区
茨木市
福井市
川崎市
大阪市
湖南市
75 神戸市
食品
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
界面活性剤
業界技術団体
特許事務所
化学製品
超臨界装置
食品
金属加工
化学、高分子
カーボン製品など
産学連携
大阪市淀川区
京都市
大阪市
吹田市
堺市
大阪市
高槻市
大阪市
豊中市
大阪市
訪問者所属
加工技術
加工技術
理事
理事
理事
理事
理事
環境技術
電子材料
理事
加工技術
電子材料
生物・生活材料
生物・生活材料
生物・生活材料
理事
生物・生活材料
生物・生活材料
生物・生活材料
生物・生活材料
理事
理事
環境技術
電子材料
特記事項
受託研究
◎
◎
受託研究
◎
受託研究のフォローアップ
◎
◎
◎
受託研究フォローアップ
課題解決型ものづくり事業
の成果品についての広報
電子材料
受託研究
環境技術
受託研究フォローアップ
生物・生活材料 受託研究
環境技術
生物・生活材料
生物・生活材料
有機材料
環境技術
受託研究のフォローアップ
理事
受託研究
電子材料
環境技術
理事
理事
理事
生物・生活材料
電子材料
電子材料
受託研究
加工技術
受託研究のフォローアップ
理事
理事
生物・生活材料
生物・生活材料
理事
理事
電子材料
理事
生物・生活材料 受託研究のフォローアップ
環境技術
受託研究
電子材料
受託研究
有機材料
受託研究のフォローアップ
理事
環境技術
-2-
新規
開拓企業
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
2
添付資料2
開催セミナー等(主催したセミナー等)(平成22年度)
開催日
継続
新規
セミナー、講演会等の名称
平成22年度技術シーズ発表会
1
11月2日
継続 (平成22年度特許フェアと併催)
2
11月2日
継続 (平成22年度技術シーズ発表会と併催)
3
12月8日
継続 「身近な植物素材の有効利用 -ポリフェノールを活
平成22年度特許フェア
開催場所
定員
産創館
産創館
-
187
163
産創館
産創館
-
187
163
―――
工研
120
48
141
府産技研・産創館
産創館
100
83
60
100
120
第1回技術情報セミナー
用した新材料開発-」
府市連携技術情報セミナー(第2回技術情報セミナー)
4
2月15日
継続 「より身近になった画像処理技術とその応用」
5
9月28日
新規 ジ大阪)~新成長戦略にチャレンジ、未来を拓く市工
「大阪市立工業研究所との産官技術交流会」(チャレン
研の業界支援・企業支援~
参加者数
共催機関
大阪商工会議所・生 商工会議
産技術振興協会
所
(H22) (H21)
-
―――
工研
20
16 17, 18
―――
工研
20
17 17, 18
産創館
工研
100
70
-
産創館
工研
90
98
-
工研シンポジウム2010(第27回科学技術講演会)
10 11月30日 継続 「レアメタルのリサイクルと代替材料開発」
―――
工研
120
86
11 10月29日 新規 第1回グリーンナノフォーラム
経済局
国際交流
センター
150
125
-
経済局
産創館
150
121
-
産創館・府産技研
産創館
-
416
-
産創館
工研
90
98
-
100
96
-
6
7月9日
継続 生物・生活材料研究部 公開セミナー
7
11月19日 継続 電子材料研究部 公開セミナー
8
10月12日 新規 「自社工場でセミナーを開催しよう!」
産創館出張セミナー
産創館出張セミナー【三菱ケミカルホールディングス
9
2月8日
新規 小林社長講演会】~日本のトップ化学メーカーがめざ
す持続的経営~
12
3月11日
新規 第2回グリーンナノフォーラム
13
9月9日
新規 術」で、高付加価値製品を生み出そう!
14
2月16日
新規 「研究開発企業は知っておきたい!秘密保持契約の
【衛生技術展】菌・臭い・汚れ 問題を解決する「衛生技
産創館出張セミナー
あれこれ」(秘密保持契約関係)
第17回けいはんな新産業創出交流センター シーズ
15 10月28日 新規 フォーラム
16 5月11日
17
8月12日
8月13日
地域イノベーションセミナー
新規 ~新製品開発のための最新高性能分析機器活用方
法~
サマースクールシティ事業
新規 「乳酸菌の不思議な力を体験しよう!」
18 3月25日 新規 ファイバーレーザーを利用した改質加工技術講習会
-3-
(財) 関西文化学術
研究都市推進機構
新産業創出交流セ 関西経済
ンター・京都府立大・ 連合会
鳥取大学・関西経済
連合会
93
近畿地域イノベーション
創出会議・産技連推
進会議近畿地域部
会食品バイオ分科会
工研
50
59
-
大阪市・各施設運営
法人・市内企業
工研
10
22
-
―――
工研
2
2
-
-4-
添付資料3
平成22年度技術シーズ発表会
実施報告書
(平成 22 年 11 月 2 日開催)
地方独立行政法人大阪市立工業研究所
-5-
目
1.
はじめに
2.
準備
3.
会計報告
4.
来場者集計結果
5.
発表ブースでの対応状況
6.
アンケート集計結果
7.
まとめ
当日来場者の所属企業・団体リスト
-6-
次
1.
はじめに
平成 22 年度の「大阪市立工業研究所技術シーズ発表会・特許フェア」を大阪市立工業
研究所と大阪産業創造館の共催により、平成 22 年 11 月 2 日(火)に大阪産業創造館3F
マーケットプラザにおいて開催した。今回の開催にあたっては、昨年に引き続き、工業研
究所の広報事業委員会が主として技術シーズ発表会の、知財等活用委員会が主として特許
フェアの企画を行い、両委員会が共同で運営にあたった。技術シーズ発表会ではプロセス
関連、材料関連、および試験分析評価技術の各分野から合計 27 件のポスターブースを開
設し、それぞれの担当研究員がポスター前にて来場者の対応を行った。さらに、これら全
てのテーマについては 1 件あたり 4 分間のショートプレゼンテーションを行った。また、
特許フェアの概要および大阪市立工業研究所単独出願特許 6 件に関してもそれぞれ 4 分間
のプレゼンテーションを行った。特許フェアでは、大阪市立工業研究所単独出願特許 6 件、
製品化事例 3 件および企業などとの共同出願特許 6 件の内容をポスター展示して、それぞ
れの担当研究員がポスター前にて来場者の対応を行った。
(特許フェアに関する詳細は別冊
報告書を参照)
。
2.
準備
・~7 月 7 日(火) ・第一広報委員会および特許活用委員会にて開催案の企画検討
・7 月 8 日(木) ・産業創造館と第 1 回打ち合わせ
・7 月 12 日(月) ・運営協議会にて「技術シーズ発表会・特許フェア」の開催案の提案
・各研究部長に技術シーズの提出依頼(締切:7 月 27 日(火))
・7月 29 日(木) ・提出されたシーズの分類整理、プログラム(案)の作成
・8 月 5 日(木) ・各発表者にパンフレット掲載要旨(100 字)の作成依頼
(締切:8 月 20 日(金))
<随時、産業創造館と打ち合わせ(パンフレット内容、会場レイアウトなど)>
・8 月 23 日(月) ・運営協議会へ最終実施案を提出
・8 月 23 日(月) ~・提出されたパンフレット掲載要旨(100 字)の校正
<パンフレットの作成(産業創造館)>
・8 月 31 日(火) ・各発表者に資料集(カラー) 兼 ポスター原稿(カラー)の作成依頼
(締切:10 月 1 日(金))
・9 月上旬
・パンフレットの完成納品
・工研にて広報案内用ポスター等の作成、貼付
<工研だより(10 月号)、HP 掲載、パンフレット配布などによる広報>
・10 月 4 日(月) ~10 月 26 日(火)
・会場展示用ポスターパネル、資料集、アンケート用紙等の作成
・各発表者に持ち込み PC、展示物、配布資料などの有無の調査
・10 月 4 日(月) ・各発表者にプレゼン用 power point ファイルの作成依頼
(締切:10 月 26 日(火))
・10 月 27 日(水) ・資料集の完成納品
・11 月 1 日(月) ・産業創造館へパネル・資料集・展示物等の搬入、会場設営
・11 月 2 日(火) ・発表会当日、16 時 45 分以降、会場後片付け、撤収
1
-7-
3.
会計報告
資料集印刷代(500 部)
ポスター作成用インク他
\199,000-(昨年比 ▼\65,075-)
\73,280-(昨年比 \27,080-)
ポスター用パネル(60 枚)
ポスター用紙(10 本)
\125,160-(昨年比 ▼\3,740-)
\78,900-(昨年比 \31,500-)
名刺用紙
消費税
4.
\13,080\24,471-
小計
運送費(往復)税込
\513,891-(昨年比
\6,000- (昨年比
\27,316-)
±0)
合計
\519,891-(昨年比
\27,316-)
来場者集計結果
総数:187 名 142 機関
平成 18 年度
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
平成 22 年度
来場者数(名)
188
183
248
163
来場者所属企業・団体
-
-
136
127
187
142
2
-8-
5.
発表ブースでの対応状況
技術説
明
意見交
換
技術相
談
試験
分析
受託研
究
資料
請求
計
微量の有害金属を簡便に測定できる手作
りの分析装置
物体表面の鏡面反射特性の高速な計測手
法
2
4
2
0
0
0
8
3
3
1
0
1
1
9
触覚情報呈示デバイス
8
8
0
0
0
0
16
12
2
0
0
0
0
14
1
7
2
0
1
1
12
0
20
0
1
0
3
24
有機性廃棄物を利用した活性炭の製造
2
8
4
0
1
0
15
グルクロン酸の新規酵素による効率的生
産法
有機亜鉛試薬を用いた官能基選択的な合
成反応
ダイマー酸ポリアミドで改質した接着性
に優れたジアリルフタレート樹脂
0
6
0
0
0
0
6
2
4
0
0
0
0
6
0
6
3
1
0
0
10
発表テーマ
Seed1
Seed2
Seed3
プ
ロ
セ
ス
関
連
Seed4
Seed5
Seed6
Seed7
Seed8
Seed9
Seed10
材
料
関
連
Seed11
食品用接着剤およびその評価法
Seed12
ポリフェノールを使った木材用接着剤
10
2
10
8
2
1
0
0
0
1
0
1
22
13
Seed13
表裏が異なる材料で境目のない傾斜機能
プラスチック
22
15
0
0
0
0
37
Seed14
ナノメートルサイズポリマー微粒子材料
Seed15
銀系ナノ粒子の合成と装飾材料への展開
5
0
12
22
2
2
0
0
0
2
0
0
19
26
有機薄膜太陽電池に用いる新規アクセプ
ター材料
リチウムイオン二次電池の全固体化を可
能にする薄膜正負極活物質
負熱膨張セラミックを分散させたマグネ
シウムの物性開拓
MALDI/TOF-MS を利用したバイオ、ポ
リマー、機能性材料の分析
1
5
1
0
0
0
7
7
12
0
0
1
0
20
3
5
0
0
0
0
8
2
5
2
0
0
0
9
レオメータによる食感の数値化
1
2
1
2
2
0
8
1
2
0
0
0
0
3
13
6
3
0
0
0
22
3
1
2
0
0
0
6
引火性液体の引火点の測定
1
5
0
5
0
0
11
核磁気共鳴法(NMR)による有機化合物
の構造解析ならびに定量分析
万能材料試験機を利用した製品・構造物
の強度評価技術
プラスチックや化学物質などの生分解性の
評価
8
6
0
0
0
0
14
2
4
20
2
0
0
26
2
2
1
2
0
0
7
113
(107)
190
(166)
49
(31)
11
(3)
9
(13)
6
(6)
378
(326)
Seed16
Seed17
Seed18
Seed19
Seed20
試
験
分
術
析
評
価
技
術
超音波援用はんだ付法によるアルミニウ
ムの高品位接合技術
断熱金型のためのセラミックコーティン
グ技術
放熱性に優れたダイヤモンド分散複合材
料
Seed21
Seed22
Seed23
Seed24
Seed25
Seed26
Seed27
X 線光電子分光分析を用いた製品外観ト
ラブルの対策
電子顕微鏡による電子デバイスの内部構
造観察
有機太陽電池の開発における有機薄膜の
評価法
(
)内は昨年度の件数
3
-9-
6.アンケート集計結果
回収:82 枚、回収率:44%(昨年度回収:55 枚、回収率:34%)
問 1 このイベントについて、お客様の同僚ま
たは友人に薦めたいと思いますか。
回答数
構成比
ややそう思う
57
69.5%
強くそう思う
20
24.4%
5
6.1%
82
100.0%
無回答
総計
理由:
(強くそう思う)
・担当者の説明がわかりやすかった。(2)
・業務改善のヒントが得られそうだから。
・これだけ幅広い内容を無料で聞けるなんていう機会はそうないから。
・5 分プレゼンは非常にわかりやすいため。
・勉強になる。
・これから先に時代の流れを感ずる。
・他分野の先端技術を知る機会が尐ない為。
・最新の技術動向の収集に有効である。
・テーマが今のニーズに合っているから。
・プロセス、材料各関連の多項目に渡って技術・情報収集が出来る。
・関連技術スタッフが在社。
・情報収集の必要性。
(ややそう思う)
・基礎的なシーズは企業で応用化できそう。
・新技術発見。
・バラエティーに富んでいる実務に近い。
・ごく稀だが、興味深い技術があるため。
・実用に近い物が多い。
・大阪市立工業研究所について理解できるため。
・シーズを探る目的では役立つから。
・弊社、食品関連企業だが、材料系が多く食品への応用が難しそう。
・わかり易い説明。
・分野が多岐に渡り、幅広い情報シーズが得られる。
・有用なシーズ情報を得ること
・5 分間プレゼンは「当たり」をつけるのに好都合。
・多数の人間が知ることによって、多くの展開が検討できると思います。
・参考になる展示もあった。
・ニーズと完全にマッチするかどうかは会って聞いてみないと判らない。
・ポスターと発表をあわせて好いのは良い方法と思います。
・自社技術又は製品を違う角度で見る事ができるチャンス、可能性を拡げる。
・有意義な研究や発表がある。
・技術情報として短時間で確認できる。
・幅広い分野の方々が一同に集まったため。
・日本企業の生命線は技術開発につきる。
4
-10-
・関連テーマがある。テーマが多岐に渡っている。
・研究動向の情報として。
・新しい知見を教えていただけるので、とても勉強になりました。
・技術的な裏付けがある。
・関連分野の研究者との関係と構築するきっかけに適していると思う。
・新しいシーズを入手できる。
・現実量産化とのかい離。
問 2 展示されていたシーズ・
特許で関心を持たれたものを
ご記入ください(1)
回答数
問2
構成比
詳細な説明を聞き
たい
回答数
構成比
無回答
73
89.0%
Seed 15
2
2.4%
K7
1
1.2%
Seed 11
1
1.2%
6.1%
Seed 12
1
1.2%
4
4.9%
Seed 13
1
1.2%
4
4.9%
Seed 25
1
1.2%
T5
1
1.2%
T6
1
1.2%
82
100.0%
無回答
17
20.7%
Seed 11
7
8.5%
Seed 15
7
8.5%
T6
5
Seed 12
Seed 14
Seed 5
4
4.9%
Seed 2
3
3.7%
Seed 3
3
3.7%
Seed 6
3
3.7%
Seed 7
3
3.7%
T5
3
3.7%
K7
2
2.4%
無回答
68
82.9%
S1
2
2.4%
Seed 12
2
2.4%
1
1.2%
総計
問 2 資料が欲しい
回答数
構成比
Seed 13
2
2.4%
K7
Seed 25
2
2.4%
S3
1
1.2%
Seed 11
1
1.2%
Seed 13
1
1.2%
Seed 15
1
1.2%
T3
2
2.4%
K3
1
1.2%
S3
1
1.2%
Seed 22
1
1.2%
Seed 10
1
1.2%
Seed 25
1
1.2%
Seed 22
1
1.2%
Seed 26
1
1.2%
Seed 26
1
1.2%
Seed 3
1
1.2%
Seed 9
1
1.2%
Seed 5
1
1.2%
T2
1
1.2%
T5
1
1.2%
82
100.0%
T1
1
1.2%
T2
1
1.2%
T4
1
1.2%
82
100.0%
総計
総計
5
-11-
問 2 展示されていたシーズ・
特許で関心を持たれたものを
ご記入ください(2)
無回答
Seed 14
Seed 6
Seed 13
Seed 15
Seed 16
Seed 20
Seed 12
Seed 17
Seed 27
Seed 5
T1
K4
K7
Seed 10
Seed 22
Seed 24
Seed 26
Seed 8
T3
T4
T5
T6
総計
問 2 展示されていたシーズ・
特許で関心を持たれたものを
ご記入ください(3)
無回答
Seed 15
T6
Seed 7
K4
K7
回答数
構成比
35
7
5
4
4
3
3
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
42.7%
8.5%
6.1%
4.9%
4.9%
3.7%
3.7%
2.4%
2.4%
2.4%
2.4%
2.4%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
82
100.0%
回答数
構成比
問 2 詳細な説明を聞きたい
構成比
無回答
77
93.9%
Seed 16
2
2.4%
Seed 12
1
1.2%
Seed 14
1
1.2%
Seed 15
1
1.2%
82
100.0%
総計
問 2 資料が欲しい
無回答
回答数
構成比
76
92.7%
K4
1
1.2%
Seed 12
1
1.2%
Seed 14
1
1.2%
Seed 22
1
1.2%
Seed 27
1
1.2%
Seed 6
1
1.2%
82
100.0%
回答数
構成比
総計
問 2 詳細な説明を聞きたい
54
6
4
3
1
1
65.9%
7.3%
4.9%
3.7%
1.2%
1.2%
S1
1
1.2%
Seed 10
Seed 12
Seed 13
1
1
1
1.2%
1.2%
1.2%
Seed 14
Seed 18
Seed 21
1
1
1
1.2%
1.2%
1.2%
無回答
Seed 22
1
1.2%
Seed 25
1
Seed 26
Seed 6
T1
T5
総計
回答数
無回答
77
93.9%
S1
1
1.2%
Seed 13
1
1.2%
Seed 15
1
1.2%
T5
1
1.2%
T6
1
1.2%
82
100.0%
総計
問 2 資料が欲しい
回答数
構成比
76
92.7%
K7
1
1.2%
Seed 15
1
1.2%
1.2%
Seed 25
1
1.2%
1
1.2%
Seed 7
1
1.2%
1
1
1
1.2%
1.2%
1.2%
T5
1
1.2%
T6
1
1.2%
82
100.0%
82
100.0%
総計
6
-12-
回答数
構成比
構成比
(昨年度)
大阪産業創造館からの各種広報
34
41.5%
40.0%
工業研究所ホームページ
14
17.1%
16.4%
各種セミナー、講演会での配布パンフレット
10
12.2%
工業研究所広報誌”工研だより”
8
9.8%
12.7%
工業研究所研究員の紹介
6
7.3%
16.4%
工業研究所内パンフレット
5
6.1%
7.3%
大阪産業創造館内パンフレット
4
4.9%
10.9%
工業研究所内貼付ポスター
3
3.7%
新聞記事
1
1.2%
その他
6
7.3%
91
111.0%
回答数
構成比
構成比
(昨年度)
54
65.9%
50.9%
26
31.7%
49.1%
無回答
1
1.2%
不明
1
1.2%
総計
82
100.0%
問 3 本日の催しを何でお知りになられましたか?(複数回答)
総計
その他の内訳:
・大阪産業創造館の会員の方より。
・産創館からのメール(2)
・社内情報。
・無記入。
・社内での回覧にて。
問 4 大阪市工業研究所の「技術シーズ発表会・特許フェア」へ
のご出席は初めてですか?
初めて
2 回以上( 回)
2 回以上( 回)の内訳:
・2 回目(13)
・3 回目(4)
・4 回目
・5 回目(2)
・6 回目
・未記入(5)
問 5 今後、大阪市立工業研究所に研究してほしい、取り組んでほしい研究テーマがあればご記入ください
・太陽電池。
・安く製造する方法の研究(特に樹脂加工等)。
・各種電子デバイスの材料プロセス(新エネルギー、電子部品の小型高機能化など)。
・金具の腐食防止研究。
7
-13-
・合成樹脂に関する応用。
・環境配慮商品に関する評価や研究。
・金属材料。
・銀系ナノ粒子は「有機保護層」をやきとばすのに、150~200℃の加熱が必要だ。
→ドライヤー(60℃?)で「有機保護層」を飛ばせる有機溶剤(アルコール?)を検討してほしい。
・リチウムイオン電池の汎用化。
・木質樹脂材料。
・環境分析も。
・有機無機ハイブリッド、成形材料。
・アレルゲン除去・環境浄化(空気、水など)。
・食品業界は臭気に対して非常に神経質になってきている。異臭分析装置(簡易型)が望まれる。
・熱伝導。
・次世代電池。生物資化。
・プレスメーカーで廃油(プレスで潤滑油として使用後の鉱物油)の始末に困っている。うまい処理方法につ
いて知りたい。
・太陽電池で色素増感タイプなど電池として何かに絞って、深めた研究テーマを取り上げて欲しい。
・産創館-府-市工研で関西発産業の取組みというか連携というのはやらないでしょうか。いろいろな技術
の総合力が必要な気もしております。
・既に研究テーマあり。
・産業用の汚水、洗浄、浄化システムの構築。
・生分解樹脂の研究開発。
・防腐剤、ハロゲン、リン含有るポリエステル繊維用。
・熱硬化性樹脂の流動解析技術。
・設計(構造)、素材、製法の一貫法開発に臨んで下さい。
・レアメタルのリサイクル技術開発。
・プリンタブル・エレクトロニクス。
・乳化重合に関する研究。
・生体接着剤、DDS 等。
問 6 今後、大阪市立工業研究所で活用したい設備、または導入してほしい設備があればご記入ください
・MALD/TOF。イオンシリング。
・摩耗摩擦試験機(有?)、ピール強変(有?)、スリッター。
・今のところ、特になし。(2)
・MNR,GC-MS,イオンクロマト、ICP。
・中性子散乱解析装置。
・電子顕微鏡、各種。
・たとえば技術特許を使って、規模が年商いくらで事業化したら、どんな市工研でのとり分になるかの具体例
がシュミレーションしてあれば活用に入りやすいですよね。
・帰ってから考えます。
・①非接触式三次元測定機(例、ミタカ光器の NH シリーズ) ②接触式表面形状測定機パナソニック UA3P。
・振動、腐食、大気条件に近い物を期待。
・電気抵抗測定装置。コーンカロリーメータ。MLLDI/TOF-MS。
・TEM、レオメーター。
・現在も利用させて頂いてますが、疲労試験機、材料試験機、蛍光 X 線分析装置等々、利用しています。
・ガスバリア評価装置(水蒸気透過率)。
8
-14-
6.
まとめ
平成 15 年度から開催されている「工業研究所技術シーズ発表会」も今年で 8 回目を数
えることとなった。発表形式は、昨年好評であったことを踏まえ、今年もポスターブース
前での対応に加えて、全てのテーマについて1件4分のショートプレゼンテーションを行
った。また、一昨年から行っている特許フェアを今年も併設し、工業研究所の単独出願特
許、企業などとの共同出願特許および製品化事例のポスター発表を行い、単独出願特許に
関しては技術シーズ発表と同様に1件4分のショートプレゼンテーションも行った。来場
者数は、昨年は 163 名であったが、今年は 187 名と約 15%増加し、平成 18 年度および
19 年度並みであった。また、来場者の所属数も昨年の 127 機関から今年は 142 機関と約
12%増加し、来場者数が最近 5 年間で最高であった平成 20 年度の機関数を上回った。
また、本発表会に初めて参加した人の割合が、昨年は 51%であったのに対し、今年は
66%に増加した(来場者アンケート問4)ことは、技術シーズ題目および要旨が多くの企
業関係者が興味をもっている項目と一致したと推察されることや、大阪工研協会や各種学
協会セミナーに加えて、昨年度まではパンフレットを配布してこなかった大阪商工会議所
関連、ものづくりビジネスセンター大阪(東大阪市)、西日本プラスチック製品工業協会、
成形加工学会セミナーなどに配布したり、化学工業日報に案内記事を掲載してもらうなど、
積極的な広報活動の成果が表れたと考えられる。また、産業創造館関連の各種広報により
本発表会の開催を知った人が例年通り約 40%いることから、工業研究所のシーズを発信す
る手段として産業創造館の協力は大きなウェートを占めていると考えられる。これらの結
果から、本発表会が工業研究所の知名度を上げ、新たな顧客獲得に繋がる可能性があるこ
とが示唆される。今後、更なる新たな企画を駆使して、工業研究所のシーズを発信してい
くことは重要であると考える。
【ポスターセッション】
ポスター発表ブースでは、工業研究所の技術シーズからプロセス関連の新たなシーズを
9 テーマ、材料関連の新たなシーズを 9 テーマ発表した。また、最近導入した機器を中心
に試験分析評価技術を 9 テーマ発表した。昨年同様、1 テーマにつき B1 サイズポスター
を 1 枚貼付し、1ブースあたり 2 テーマを配置した。また、発表者自身が補助資料やサン
プル等を準備して適宜配布するなどの工夫が多く見受けられた。各発表者に対するアンケ
ート調査によると、技術シーズに関する技術説明および意見交換を延べ 10 件以上行った
シーズが 12 テーマあり、熱心に各シーズに関して技術説明を行ったことが推察される。
全体的にみても、技術説明件数、意見交換件数および技術相談件数とも、それぞれ昨年を
約 6%、14%および 58%上回り、各ブースとも昨年よりも盛況感があった。来場者に対す
るアンケート調査の結果(問 2)から、来場者が関心をもった技術シーズに対して、改め
てさらなる詳細な説明や資料を要求している人がほとんどのシーズに対してわずか 1~2
人であったことからも、各発表者が当日の現場ブースで来場者に対して詳細な資料を準備
し、来場者が理解しやすい説明を行っていたことがわかる。
試験分析評価技術の発表では、
試験分析に結びつく可能性があると発表者が感じた案件が 11 件、受託研究などの共同研
究に結びつく可能性があると感じた案件が 9 件、合計 20 件あった。昨年の同数値が 16 件
であったことからも、来場者の興味を引くような試験分析技術であったと考えられる。今
後、これらを実現していくために個々のフォローアップが必要である。
9
-15-
【ショートプレゼンテーション】
ショートプレゼンテーションは昨年同様、全てのポスター発表テーマに対して行い、か
つ、短時間で要点のみ端的に解説し、専門外の来場者に対しても退屈感を与えないように
配慮したことは、来場者に対するアンケート結果問1からも概ね好評であった。
【事前の広報活動】
来場者によるアンケートによると、来場者が本催しを知ったきっかけは産業創造館から
の各種広報が約 42%と最も多く、産業創造館内のパンフレットを合わせると約 46%が産
業創造館関連の広報により周知されたことがわかる。しかし、工業研究所ホームページ
17%、各種セミナーや講演会での配布パンフレットが 12%、工研だより、工業研究所職員
の紹介、工業研究所内パンフレットなどを合わせ、工業研究所関連の広報の結果、本発表
会を知った人が約 56%であり、先に挙げた産業創造館関連の広報による来場を上回った。
7
特に今年度は、開催案内パンフレットを工業研究所関連の各種セミナーや講演会、大阪工
研協会会員企業やセミナーを中心とした配布にとどまらず、昨年度までは配布していなか
った大阪商工会議所関連、ものづくりビジネスセンター大阪(東大阪市)、西日本プラスチ
ック製品工業協会、成形加工学会セミナーなど多方面への配布を多くの研究員や企画部と
協力して行い、
さらに、
化学工業日報に案内記事を掲載してもらうことができたことなど、
積極的な広報活動の成果が表れたと考えられる。
平成 22 年度広報事業委員会
有機材料研究部
環境技術研究部
生物・生活材料研究部
電子材料研究部
加工技術研究部
企画部
研究主幹
研究副主幹
研究主任
研究主任
研究主任
主任
10
-16-
松本明博
齊藤 守
吉村由利香
渡瀬星児
山田浩二
白井芳一
上山直樹
添付資料4
2010(平成22)年度
第3回特許フェア
実施報告
(平成22年11月2日開催)
地方独立行政法人大阪市立工業研究所
2010(平成22)年11月22日
-17-
1.はじめに
第3回特許フェア(平成22年度技術シーズ発表会と同時開催)を地方独立行政法人大
阪市立工業研究所と大阪産業創造館の共催により、平成22年11月2日(火)に大阪産
業創造館3階マーケットプラザにおいて開催した。
本フェアは、工業研究所の中期計画において実施を定めた事項のひとつであり、その目
的は、工業研究所が保有する特許を広く公開して、技術導入等を希望する企業との交流の
場を設け、工業研究所単独保有の特許及び工業研究所が受託研究等で得られた成果をもと
に企業と共同で出願した特許のうち、企業が新たな用途展開等有効活用を希望するものを
紹介することにある。また、特許フェアを通じて技術移転を促進し、未利用特許の有効活
用を図るとともに、新たな発想のもとに新技術の創造や新製品等の開発を目指して、企業
間の技術連携のコーディネートを行うことも目的としている。
本フェアの開催にあたっては、工業研究所の企画部及び知財等活用委員会が企画を行い、
運営にあたった。企画及び運営は、広報事業委員会の協力のもとに行った。
2.開催スケジュール概要
6月 9日
7月12日
7月16日
8月 5日
8月20日
8月23日
8月31日
10 月26日
10 月27日
11 月 1日
11 月 2日
知財等活用委員会において企画検討
運営協議会にて開催案を説明し、各研究部へ出展依頼
案内及び出展希望調査を12社に対して発送 <別紙1>
プログラム(案)を作成、パンフレット掲載要旨の作成依頼
出展希望調査の締切、12社より回収 <別紙2>
運営協議会にて、スケジュールの説明 <別紙3>
ポスター作成、資料集用原稿作成依頼
ポスターをアルミフレームに入れパネルを作製
配布用特許公報の作成
産創館への物品搬入、会場設営
開催、会場撤収、産創館より物品搬出
3.開催
今回は、前年度の特許フェアにおける来場者アンケート調査結果において、企業の関心
の高かった企業との共有特許(7件)、及び、本所単独特許(6件)、すでに製品化されて
いる事例(3件)の合計16件を出展した。
すべてのポスターについて担当研究員を配置して、来場者に詳細にポスターの説明を行
い、来場者より好評を得た。
また、すべての出展について、それぞれの特許公報をラックに備えて配布した。
さらに、特許フェアの趣旨及び特許フェア出展特許の利用方法についてショートプレゼ
-18-
ンテーションを行い、続いて、工業研究所単独特許6件について、各5分間のショートプ
レゼンテーションを行った。
(1)出展リスト
<別紙4>
(2)会場配置図
<別紙5>
(3)会場写真
<別紙6>
4.開催結果
(1)来場者集計結果
総数:187人(特許フェア、技術シーズ発表会
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
合計)
<別紙7>
188人
183人
248人
163人
(2)アンケート
①配布:187 回収:82
②記名:64 無記名:18
回収率:44%
設問 <別紙8>
集計結果 <別紙9>
企業別 整理結果 <別紙 10>
出展別 整理結果 <別紙 11>
5.まとめ
本年度来場者数は187人であり、昨年度来場者数163人と比較して約15%増加し
た。これは、事前に、大阪商工会議所、モノづくりビジネスセンター(東大阪)、西日本プ
ラスチック製品工業協会等において、本フェアの開催案内を配布し、積極的に広報した結
果と推察できる。
本フェアのフォローアップについては、本所コーディネーター及び外部コンサルタント
と共同して取り組む。
以上
-19-
別紙1
No.1
平成22年7月9日
オリエント化学工業株式会社
事業本部 知財・支援・分析センター 知財室
副所長兼室長 松原 貞彦
様
地方独立行政法人大阪市立工業研究所
企画部 知的財産担当 主任
島田雅之
平成22年度「特許フェア 2010」の開催及び出展調査について
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
平素は、弊所の業務運営に格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
さて、弊所は、昨年度に引き続き「特許フェア 2010」を11月2日(火)
、大阪産業創造館(大
阪市中央区)において開催します。
本フェアにおいては、弊所単独の特許を広く公開して、技術導入を希望される企業との交流の場
を提供することにより、技術移転を促進し、未利用特許の有効活用を図るとともに、新たな発想の
もとに新技術の創造や新製品等の開発に寄与してまいりたいと考えております。
これまで、貴社と共同で特許登録又は特許出願を行っておりますが、そのうち未利用のもの、あ
るいは更に利用を促進したいものがある場合には、本フェアへの出展をぜひお願いいたしたいと考
えております。なお、出展は無料で、貴社の負担は一切ありません。
つきましては、「特許フェア出展希望調査票」及び昨年度のパンフレット(コピー)を同封いた
しますので、本フェアの趣旨にご理解をいただき、8月20日(金)までにご回答くださいますよ
うお願い申しあげます。
以上、ご検討の程よろしくお願い申しあげます。ご不明な点等がございましたら下記までお問合
せ願います。
お問合せ及びご回答先: 地方独立行政法人大阪市立工業研究所
企画部 知的財産担当 主任
島田雅之
〒536-8553 大阪市城東区森之宮 1-6-50
電話 06-6963-8011
[email protected]
-20-
別紙2
特許フェア 2010 出展希望調査票
オリエント化学工業株式会社 様
No. 1
下記出願は、昨年度特許フェアにおける来場者アンケートにおいて高い評価でした。本年度も
引き続きご出展いただきますようお願い申し上げます。
出展
状
希望
況
登
録
出願番号
登録番号
H09-327842
3238891
発明の名称
有機-無機ハイブリッド高分子
材料及びその製造方法
1.出展希望欄:特許フェアへの出展を希望する場合は○、希望しない
場合は×をご記入願います。
2.貴社No.欄:空欄の場合は、ご記入をお願いします。
担当者ご氏名
部署
役職
所在地
TEL
FAX
e-mail
-21-
貴社 No.
弊所 No.
K-265*
488
別紙3
スケジュール詳細
技術シーズ発表会
7/8(木)
特許フェア 2010
産創館と第 1 回打ち合わせ
運営協議会にて「技術シーズ発表会・特許フェア 2010」の開催案の提案
・各研究部長に製品化事例(3件)について
7/12(月)
出展依頼(締切:7/27(火))、
・各研究部長に技術シーズの提出依頼
各研究部長は、題目、担当者氏名を
(締切:7/27(火))題目、担当者氏名
中許理事まで
7/16(金)
出展企業調査の開始(郵送)(締切:8/20(金))
・提出されたシーズの選択、分類整理、
プログラム(案)の作成
7/29(木)
・B1サイズポスターの枚数決定
・パンフレットの配布先検討
・開催に関する広報の方法を検討
・技術シーズ、試験分析評価技術の各発表者
8/5(木)
・単独特許、製品化事例の
にパンフレット掲載要旨(100 字)の作成依頼
各発表者にパンフレット掲載要旨(100 字)の
(締切:8/20(金))
作成依頼(締切:8/27(金))
<随時、産創館と打ち合わせ(パンフレット内容、参加募集方法など)>
・出展企業調査の終了
8/20(金)
・共有特許の各発表者にパンフレット掲載
要旨 (100 字)の作成依頼(締切:8/27(金))
8/23(月)
運営協議会へ最終実施案を提出
8/23(月)~
提出されたパンフレット掲載要旨(100 字)の校正
<パンフレット原稿の作成(産創館との協議)>
8/27(金)
パンフレット掲載要旨(100 字)の締切
8/31(火)
各発表者に資料集(カラー) 兼 ポスター原稿(カラー)の作成依頼(締切:10/1(金))
9 月上~中
・産創館にてパンフレットの作成完了
旬
・工研にて広報案内用ポスター等の作成、貼付
<工研だより(10 月号、原稿締切:9 月上旬)、HP 掲載、メール勧誘等による広報>
10/4(月)~
・展示用ポスターパネル、資料集、アンケート用紙等の作成
10/26(火)
・各発表者に持ち込み PC、展示物、配布資料などの有無の調査
10/4(月)
各発表者にプレゼン用 power point ファイルの作成依頼(締切:10/26(火))
11/1(月)
産創館へパネル・資料集・展示物等の搬入、会場設営
・発表会当日、17 時以降、会場後片付け
11/2(火)
・産創館からパネル・資料集などの撤収
・展示物や配布資料などは各自搬入、撤収
-22-
別紙4
出展リスト
種別
法人
単独
共願
No.
共願人
公開番号
登録番号
法人
№
部
主担
754
生物
佐藤
佐藤博文、静間
基博、小野大助
発明者
T1
蛍光発光機能と界
面活性能を併せも
つ両親媒性材料
2010-195750
T2
活性炭を活用した
固体高分子電解質
型燃料電池の性能
向上法
2003-068310
3446064
584
環境
丸山
安部郁夫、丸山
純
T3
タンパク質を用いた
酸化還元触媒の製
造法
2004-217507
4555897
624
環境
丸山
安部郁夫、丸山
純
T4
酸化物薄膜の新規
湿式製膜法の開発
2004-060036
4022743
612
電子
千金
石川正巳、伊崎
昌伸、千金正也
T5
振動や騒音を低減
する鉄系制振合金
材料
2001-059139
4238292
539
加工
杉岡
大神田佳平、福
角真男、杉岡正
美
T6
高性能エポキシ樹
脂系クレイナノコン
ポジット
2004-099786
4114048
613
加工
門多
長谷川喜一、門
多丈治
K1
世界最高レベルの
熱伝導性を有する
銅/ダイヤモンド放
熱材料の開発
SPS シンテ
ックス㈱、
マイクロブ
ライト㈱
2008-248324
715
加工
水内
水内潔、上利泰
幸
K2
導電性ポリマー/無
機酸化物からなる
ハイブリッドダイ
オード
奥野製薬
工業㈱
2008-235668
722
電子
渡瀬
伊崎昌伸、千金
正也、渡瀬星児、
渡辺充、品川勉
K3
ガラス基板上への
高密着性コーティ
ングを実現するプ
ライマー
㈱巴製作
所、奥野製
薬工業㈱
2007-160285
697
有機
柏木
中許昌美、山本
真理、柏木行康
K4
空気中の VOC を光
酸化分解する方法
本荘ケミカ
ル㈱
1999-256390
504
電子
高橋
高橋雅也、渡瀬
星児
キザイ㈱
2009-256423
3824770
742
電子
藤原
榎本英彦、藤原
裕
松本油脂
製薬㈱
WO1999/03616
7
4460769
492
生物
中村
中村正樹
オリエント
化学工業
㈱
H11-209596
3238891
488
企画
島田
島田雅之、上利
泰幸
㈱カネカ
WO/2010/1036
82
759
環境
大本
大本貴士、森芳
邦彦、河野宏彰
2007-028917
749
生物
村上
2010-207777
763
電子
玉井
K5
K6
K7
S1
製品
化事
例
出展タイトル
S2
S3
鉛フリーはんだ対
応スズ-銀合金めっ
き - 銀ナノ粒子
を使った複合めっ
き法により安定し
た操業を実現 -
糖を原料とする生
分解性に優れたカ
チオン界面活性剤
プラスチックとガ
ラスの特徴をあわ
せもつ新材料 -
有機無機ハイブリ
ッド材料 -
新しい抗菌作用を
もつアルミニウム
含有コラーゲン粉
末の開発支援
「ラクトビオン酸」
含有乳糖発酵物の ユニチカ㈱
開発
ポリマーモノリス
㈱エマオス
カラムリアクター
京都
-23-
中野博文、村上
洋、木曽太郎、桐
生高明
松川公洋、玉井
聡行
別紙5
会場配置図(特許フェア)
-24-
別紙6
特許フェア会場
プレゼンテーション会場
-25-
別紙8
「大阪市立工業研究所技術シーズ発表会&特許フェア」アンケート
このたびは大阪産業創造館・大阪市立工業研究所主催の「大阪市立工業研究所技術シーズ発表会&
特許フェア」にご参加いただきありがとうございました。主催者ではご参加の皆様のご意見をお伺い
し、よりわかりやすい技術シーズの提供をしていきたいと考えておりますので、アンケートにご協力
ください。なお、お時間のない方は後日FAXをいただければ幸いです。(FAX 番号 06-6264-9899)
1.このイベントについて、お客様の同僚または友人に薦めたいと思いますか。
1 強くそう思う
2
ややそう思う
3 ややそう思わない
4
全くそう思わない
理由(
)
2.展示されていたシーズ・特許で関心を持たれたものをご記入ください。
関心を持った
シーズ・特許の番号
(例)
(1)
詳細な説明を
聞きたい
seed14
資料が
欲しい
□
□
☑
□
(2)
□
□
(3)
□
□
3.本日の催しを何でお知りになられましたか?(複数回答可)
1
3
5
7
9
大阪産業創造館内パンフレット
工業研究所内パンフレット
工業研究所広報誌"工研だより"
工業研究所ホームページ
新聞記事
2
4
6
8
10
大阪産業創造館からの各種広報
工業研究所内貼付ポスター
工業研究所研究員の紹介
各種セミナー、講演会での配布パンフレット
その他(
4.大阪市工業研究所の「技術シーズ発表会・特許フェア」へのご出席は初めてですか?
1 初めて
2 2回以上(
回)
5.今後、大阪市立工業研究所に研究してほしい、取組んでほしい研究テーマがあればご記入くだ
さい。
6.今後、大阪市立工業研究所で活用したい設備、または導入してほしい設備があれば
ご記入ください。
*差し支えなければ、是非ご記入ください。
御社名:
お名前:
お電話:
ご協力ありがとうございました
大阪産業創造館・大阪市立工業研究所
-26-
)
別紙9
アンケート集計結果
問 1 このイベントについて、お客様の同僚または友人に薦めたいと思いますか。
回答数
構成比
ややそう思う
57
69.5%
強くそう思う
20
24.4%
5
6.1%
82
100.0%
無回答
総計
理由:
(強くそう思う)
・担当者の説明がわかりやすかった。(2)
・業務改善のヒントが得られそうだから。
・これだけ幅広い内容を無料で聞けるなんていう機会はそうないから。
・5 分プレゼンは非常にわかりやすいため。
・勉強になる。
・これから先に時代の流れを感ずる。
・他分野の先端技術を知る機会が少ない為。
・最新の技術動向の収集に有効である。
・テーマが今のニーズに合っているから。
・プロセス、材料各関連の多項目に渡って技術・情報収集が出来る。
・関連技術スタッフが在社。
・情報収集の必要性。
(ややそう思う)
・基礎的なシーズは企業で応用化できそう。
・新技術発見。
・バラエティーに富んでいる実務に近い。
・ごく稀だが、興味深い技術があるため。
・実用に近い物が多い。
・大阪市立工業研究所について理解できるため。
・シーズを探る目的では役立つから。
・弊社、食品関連企業だが、材料系が多く食品への応用が難しそう。
・わかり易い説明。
・分野が多岐に渡り、幅広い情報シーズが得られる。
・有用なシーズ情報を得ること
・5 分間プレゼンは「当たり」をつけるのに好都合。
・多数の人間が知ることによって、多くの展開が検討できると思います。
・参考になる展示もあった。
・ニーズと完全にマッチするかどうかは会って聞いてみないと判らない。
・ポスターと発表をあわせて好いのは良い方法と思います。
・自社技術又は製品を違う角度で見る事ができるチャンス、可能性を拡げる。
・有意義な研究や発表がある。
・技術情報として短時間で確認できる。
・幅広い分野の方々が一同に集まったため。
・日本企業の生命線は技術開発につきる。
-27-
・関連テーマがある。テーマが多岐に渡っている。
・研究動向の情報として。
・新しい知見を教えていただけるので、とても勉強になりました。
・技術的な裏付けがある。
・関連分野の研究者との関係と構築するきっかけに適していると思う。
・新しいシーズを入手できる。
・現実量産化とのかい離。
問 2 展示されていたシーズ・
特許で関心を持たれたものを
ご記入ください(1)
無回答
回答数
17
構成比
問2
詳細な説明を聞き
たい
回答数
構成比
20.7%
無回答
73
89.0%
Seed 15
2
2.4%
K7
1
1.2%
Seed 11
1
1.2%
Seed 11
7
8.5%
Seed 15
7
8.5%
T6
5
6.1%
Seed 12
1
1.2%
Seed 13
1
1.2%
Seed 25
1
1.2%
T5
1
1.2%
1
1.2%
82
100.0%
回答数
構成比
Seed 12
4
4.9%
Seed 14
4
4.9%
Seed 5
4
4.9%
T6
Seed 2
3
3.7%
総計
Seed 3
3
3.7%
Seed 6
3
3.7%
Seed 7
3
3.7%
問 2 資料が欲しい
無回答
68
82.9%
Seed 12
2
2.4%
T5
3
3.7%
K7
1
1.2%
K7
2
2.4%
S3
1
1.2%
S1
2
2.4%
Seed 11
1
1.2%
Seed 13
1
1.2%
Seed 13
2
2.4%
Seed 15
1
1.2%
Seed 25
2
2.4%
Seed 22
1
1.2%
T3
2
2.4%
Seed 25
1
1.2%
Seed 26
1
1.2%
K3
1
1.2%
Seed 3
1
1.2%
S3
1
1.2%
Seed 5
1
1.2%
Seed 10
1
1.2%
T2
1
1.2%
T5
1
1.2%
82
100.0%
Seed 22
1
1.2%
Seed 26
1
1.2%
Seed 9
1
1.2%
T1
1
1.2%
T2
1
1.2%
T4
1
1.2%
82
100.0%
総計
総計
-28-
問 2 展示されていたシーズ・
特許で関心を持たれたものを
ご記入ください(2)
無回答
Seed 14
Seed 6
Seed 13
Seed 15
Seed 16
Seed 20
Seed 12
Seed 17
Seed 27
Seed 5
T1
K4
K7
Seed 10
Seed 22
Seed 24
Seed 26
Seed 8
T3
T4
T5
T6
総計
問 2 展示されていたシーズ・
特許で関心を持たれたものを
ご記入ください(3)
無回答
Seed 15
T6
Seed 7
K4
K7
回答数
構成比
35
7
5
4
4
3
3
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
42.7%
8.5%
6.1%
4.9%
4.9%
3.7%
3.7%
2.4%
2.4%
2.4%
2.4%
2.4%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
82
100.0%
問 2 詳細な説明を聞きたい
77
93.9%
Seed 16
2
2.4%
Seed 12
1
1.2%
Seed 14
1
1.2%
Seed 15
1
1.2%
82
100.0%
回答数
構成比
総計
問 2 資料が欲しい
無回答
76
92.7%
K4
1
1.2%
Seed 12
1
1.2%
Seed 14
1
1.2%
Seed 22
1
1.2%
Seed 27
1
1.2%
Seed 6
1
1.2%
82
100.0%
総計
構成比
構成比
無回答
問 2 詳細な説明を聞きたい
回答数
回答数
無回答
回答数
構成比
77
93.9%
S1
1
1.2%
Seed 13
1
1.2%
Seed 15
1
1.2%
T5
1
1.2%
T6
1
1.2%
82
100.0%
54
6
4
3
1
1
65.9%
7.3%
4.9%
3.7%
1.2%
1.2%
S1
1
1.2%
Seed 10
Seed 12
Seed 13
1
1
1
1.2%
1.2%
1.2%
Seed 14
Seed 18
Seed 21
1
1
1
1.2%
1.2%
1.2%
無回答
Seed 22
1
1.2%
Seed 25
1
1.2%
Seed 25
1
1.2%
Seed 7
1
1.2%
Seed 26
1
1.2%
T5
1
1.2%
Seed 6
T1
T5
1
1
1
1.2%
1.2%
1.2%
T6
1
1.2%
82
100.0%
82
100.0%
総計
-29-
総計
問 2 資料が欲しい
回答数
構成比
76
92.7%
K7
1
1.2%
Seed 15
1
1.2%
総計
問 3 本日の催しを何でお知りになられましたか?(複数回答)
回答数
構成比
構成比(昨年度)
大阪産業創造館からの各種広報
34
41.5%
40.0%
工業研究所ホームページ
14
17.1%
16.4%
各種セミナー、講演会での配布パンフレット
10
12.2%
工業研究所広報誌”工研だより”
8
9.8%
12.7%
工業研究所研究員の紹介
6
7.3%
16.4%
工業研究所内パンフレット
5
6.1%
7.3%
大阪産業創造館内パンフレット
4
4.9%
10.9%
工業研究所内貼付ポスター
3
3.7%
新聞記事
1
1.2%
その他
6
7.3%
91
111.0%
総計
問 4 大阪市工業研究所の「技術シーズ発表会・特許フェア」へ
のご出席は初めてですか?
回答数
構成比
構成比(昨年度)
初めて
54
65.9%
50.9%
2 回以上( 回)
26
31.7%
49.1%
無回答
1
1.2%
不明
1
1.2%
総計
82
100.0%
問 5 今後、大阪市立工業研究所に研究してほしい、取り組んでほしい研究テーマがあればご記入ください
・太陽電池。
・安く製造する方法の研究(特に樹脂加工等)。
・各種電子デバイスの材料プロセス(新エネルギー、電子部品の小型高機能化など)。
・金具の腐食防止研究。
・合成樹脂に関する応用。
・環境配慮商品に関する評価や研究。
・金属材料。
・銀系ナノ粒子は「有機保護層」をやきとばすのに、150~200℃の加熱が必要だ。
→ドライヤー(60℃?)で「有機保護層」を飛ばせる有機溶剤(アルコール?)を検討してほしい。
・リチウムイオン電池の汎用化。
・木質樹脂材料。
・環境分析も。
・有機無機ハイブリッド、成形材料。
・アレルゲン除去・環境浄化(空気、水など)。
・食品業界は臭気に対して非常に神経質になってきている。異臭分析装置(簡易型)が望まれる。
・熱伝導。
・次世代電池。生物資化。
・プレスメーカーで廃油(プレスで潤滑油として使用後の鉱物油)の始末に困っている。うまい処理方法につい
-30-
て知りたい。
・太陽電池で色素増感タイプなど電池として何かに絞って、深めた研究テーマを取り上げて欲しい。
・産創館-府-市工研で関西発産業の取組みというか連携というのはやらないでしょうか。いろいろな技術
の総合力が必要な気もしております。
・既に研究テーマあり。
・産業用の汚水、洗浄、浄化システムの構築。
・生分解樹脂の研究開発。
・防腐剤、ハロゲン、リン含有るポリエステル繊維用。
・熱硬化性樹脂の流動解析技術。
・設計(構造)、素材、製法の一貫法開発に臨んで下さい。
・レアメタルのリサイクル技術開発。
・プリンタブル・エレクトロニクス。
・乳化重合に関する研究。
・生体接着剤、DDS 等。
問 6 今後、大阪市立工業研究所で活用したい設備、または導入してほしい設備があればご記入ください
・MALD/TOF。イオンシリング。
・摩耗摩擦試験機(有?)、ピール強変(有?)、スリッター。
・今のところ、特になし。(2)
・MNR,GC-MS,イオンクロマト、ICP。
・中性子散乱解析装置。
・電子顕微鏡、各種。
・たとえば技術特許を使って、規模が年商いくらで事業化したら、どんな市工研でのとり分になるかの具体
例がシュミレーションしてあれば活用に入りやすいですよね。
・帰ってから考えます。
・①非接触式三次元測定機(例、ミタカ光器の NH シリーズ) ②接触式表面形状測定機パナソニック
UA3P。
・振動、腐食、大気条件に近い物を期待。
・電気抵抗測定装置。コーンカロリーメータ。MLLDI/TOF-MS。
・TEM、レオメーター。
・現在も利用させて頂いてますが、疲労試験機、材料試験機、蛍光 X 線分析装置等々、利用しています。
・ガスバリア評価装置(水蒸気透過率)。
-31-
別紙 11
アンケート設問2
整理2(出展別整理結果)
アンケート No.
出展
タイトル
担当者
No.
シーズ・特許
で関心を持た
詳細な説明を
聞きたい
れたもの
シ1
シ2
シ3
シ4
プロセス関連
シ5
シ6
技術シーズ発表会
シ7
シ8
シ9
シ 10
シ 11
材料関連
シ 12
シ 13
微量の有害金属を簡
便に測定
物体表面の鏡面反射
特性
触覚情報呈示デバイス
超音波遠洋はんだ付
け法
断熱金型のためのセラミ
ックスコーティング技術
放熱性に優れたダイヤモ
ンド分散複合材料
有機性廃棄物を利用し
た活性炭の製造
グルクロン酸の新規酵素
による効率的生産法
有機亜鉛試薬を用い
た官能基選択的
ダイマー酸ポリアミドで改質
食品用接着剤およびそ
の評価方法
ポリフェノールを使った
木材用接着剤
表裏が異なる材料で境
目のない
資料が欲しい
河野
北口
17、48、67
武内
27、35、74
74
長岡
泊
17、20、54、
20、71
67、71
17、18、20、
水内
36、38、41、
20、71
66、71
岩﨑
5、16、21、
5、16
43、53、80
桐生
27
岩井
44
大塚
47、66
7、32、33、
畠中
40、46、64、
32
40
34、79
22、34、40
75、79
75
65
22、34、40、
山内
64、69、79、
82
8、15、21、
上利
30、36、54、
75、79、80
-32-
21、30、31、
シ 14
ナノメートルサイズポリ
マー微粒子材料
38、47、52、
玉井
56、67、68、
75
52、56、75
72、75、76、
80
1、3、7、12、
24、26、31、
シ 15
銀系ナノ粒子の合成と
装飾材料への展開
山本
35、39、45、
47、48、53、
1、12、75
1、12、26、
56、75
56、57、75、
76
シ 16
シ 17
シ 18
シ 19
有機薄膜太陽電池
リチウムイオン二次電
池
負膨張セラミックス
MALDI/TOF-MS を利
用
森脇
4、45、49
高橋
2、48
渡辺
2
靜間
シ 20
レオメータによる食感
室
シ 21
X 線光電子分光分析
千金
試験分析評価技術
シ 22
シ 23
シ 24
シ 25
シ 26
シ 27
単独特許
特許フェア
T1
T2
T3
電子顕微鏡による電子
デバイス
有機太陽電池の開発
引火性液体の引火点
の測定
NMR による有機化合
物の構造解析
万能材料試験機を利
用した
プラスチックや化学物質の
生分解性の評価
蛍光発光機能と界面
活性能を併せもつ
活性炭を活用した固体
高分子電解質型
タンパク質を用いた酸
化還元触媒
4
小林
35、64、68
7
5、7、14、47、
5
68
松元
東海
33
伊藤
4、14、77
田中
5、33、77
山中
14、46
佐藤
27、56、57、
61
丸山
59
丸山
39、49、62
-33-
4
5
56、61
59
T4
T5
T6
K1
K2
K3
共有特許
K4
K5
K6
K7
製品化事例
S1
S2
S3
酸化物薄膜の新規湿
式製膜法
振動や騒音を低減する
鉄系制振合金材料
高性能エポキシ樹脂系ク
レイナノコンポジット
世界最高レベルの熱
伝導性
導電性ポリマー/無機
酸化物
ガラス基板上への高密
着性コーティング
空気中の VOC を光酸
化分解
鉛フリーはんだ対応ス
ズ-銀合金めっき
糖を原料とする生分解
性に優れた
プラスチックとガラスの
特徴
新しい抗菌作用をもつ
アルミニウム含有
「ラクトビオン酸」含有
乳糖発酵物
ポリマーモノリスカラム
リアクター
千金
杉岡
7、18、50
20、23、24、
43
20
20、23
4、79
40
2、4、31、40、
門多
44、53、57、
66、78、79
水内
渡瀬
柏木
58
高橋
15、52
52
藤原
中村
島田
大本
1、7、8、28、
52、72
28
52
15、24、70
70
61
61
村上
玉井
平成22年度知財等活用委員会
委員長 理事
中許昌美
企画部長
川舟功朗
生物生活材料研究部
研究主任
永尾寿浩
企画部
研究主任
島田雅之
-34-
-35-
20
22
22
有機薄膜太陽電池の高効率化に関する研究/有機半導体の
創製(CREST)(有機)
透明・高放熱コーティングを活用し、発光効率が増大しファッ
ション性にも優れたLED製品の開発(加工・環境)
3
4
自己修復性を有するポリマー-クレイナノハイブリッドの創製
5
(A-STEP 探索)(電子)
22
23
23
遷移金属塩の複機能性の発現による非金属系燃料電池触媒
22
7 としてのヘモグロビン炭化物の高性能化(A-STEP 探索)(環
境)
ナノ粒子と極低酸素技術による超微細銅配線樹脂基盤のイン
22
クジェット形成技術の開発(有機)
22
(補
正)
8
9
100%国産米原料による製菓用シロップ・粉体の開発
(生物・環境)
22
22
24
25
22
23
22
超音波援用はんだ付け法によるAI管の高品位接合技術の開
発(A-STEP 探索)(加工)
20
木工用刃物の高性能・長寿命化に資する金属組織ナノ化技
術の開発(加工)
2
6
19
超ハイブリッド材料技術開発(ナノレベル構造制御による相反
機能材料技術開発)(有機・加工)
交付額
(間接費含む)
(独)科学技術振興機
構(JST)
(独)科学技術振興機
構(JST)
新規
経済産業省(近畿経
済産業局)
地域イノベーション プロジェクト研究
創出研究開発事業 <エ-バイオ>
(独)新エネルギー・産
ナノテク・先端部材 プロジェクト研究
新規 業技術総合開発機構
実用化研究開発
<ア-ナノテク>
(NEDO)
新規
新規
研究成果最適支援
事業
A-STEP
フィージビリティ
研究成果最適支援
事業
A-STEP
フィージビリティ
研究成果最適支援
事業
A-STEP
フィージビリティ
0
1,775,323
1,297,858
1,300,000
1,300,000
2,707,471
経済産業省(近畿経
戦略的基盤技術高 プロジェクト研究
新規 済産業局)・中小企業
度化支援事業
<ウ-高機能材>
庁
(独)科学技術振興機
新規
構(JST)
10,967,592
(独)科学技術振興機
構(JST)
戦略的創造研究推 プロジェクト研究
進事業(CREST)
<イ-環境・エネ>
継続
23,689,159
区分
経済産業省(近畿経
戦略的基盤技術高 プロジェクト研究
継続 済産業局)・中小企業
度化支援事業
<ア-ナノテク>
庁
事業名
1,690,500
資金配分元
(独)新エネルギー・産
革新的部材産業創 プロジェクト研究
継続 業技術総合開発機構
出プログラム
<ウ-高機能材>
(NEDO)
開始 終了 新規
年度 年度 継続
1
研究テーマ(担当研究部)
外部資金による研究(一部プロジェクト研究)(平成22年度)
添付資料5
-36-
合計
22
高成形性マグネシウム素材開発のためのプロセス設計指針
の構築(加工)
13
20
21
微生物変換による新規な不飽和脂肪族アルコール製造法の
開発(生物)
12
CO2削減に関する研究
(加工)
21
微量機能成分・化学材料の高度分析技術に関する研究
(地域イノベ)(生物・環境)
11
14
20
機能性ガラス・セラミックスの開発と応用に関する研究
(地域イノベ)(電子)
22
23
23
22
22
資金配分元
継続
新規
継続
一般研究助成金
助成金による研究
(社)西日本プラスチッ
共同研究
ク製品工業協会
委託
共同研究
50,887,619
3,863,786
34,230
2,261,700
-
地域イノベーション
プロジェクト研究
創出共同体形成事
<エ-バイオ>
業
交付額
(間接費含む)
-
区分
地域イノベーション
プロジェクト研究
創出共同体形成事
<ウ-高機能材>
業
事業名
(財)天田金属加工機
一般研究開発助成 助成金による研究
械技術振興財団
(財)発酵研究所
継続 経済産業省
継続 経済産業省
開始 終了 新規
年度 年度 継続
10
研究テーマ(担当研究部)
添付資料6
文部科学省所管の科学研究費による研究(平成22年度)
科学研究費
研究
種目
研究テーマ
1
官能基相互作用を利用した、電解析出による無機酸化物の
結晶性、配向性制御
2 摩擦攪拌プロセスによるバイモーダルナノ組織の制御
基盤研究
継続 における
分類
新規
交付額
(間接経費含
む)
若手B 継続
電子-C
650,000
若手B 継続
加工-B
1,430,000
3
ホルムアルデヒドフリーのナイロン繊維の黄変防止技術の
開発
若手B 継続
生物-D
1,170,000
4
セルロース系バイオマスの酵素分解によるリサイクルモデ
ルの構築
若手B 継続
環境-A
1,040,000
若手B 継続
生物-C
1,300,000
若手B 継続
環境-B
1,690,000
若手B 新規
有機-A
975,065
5 蛍光性界面活性剤の毛髪組織への浸透挙動
6
異種生物由来の遺伝子を発現するためのコドン同調化大腸
菌の開発
7 形態制御された規則合金ナノ結晶の創製
8
化学分解機能を有する新規両親媒性化合物の創製と機能に
関する研究
基盤C 継続
生物-C
780,000
9
メソポーラスシリカの光機能性発現メカニズムの解明と光
触媒への応用
基盤C 継続
電子-C
650,000
10
結晶粒微細化によるマグネシウム合金の低温・超高速超塑
性
基盤C 継続
加工-B
1,300,000
基盤C 継続
生物-A
1,040,000
基盤C 継続
電子-C
1,690,000
基盤C 継続
電子-C
1,040,000
11 微生物による天然油脂からの新規で希少な油脂の創生
12
ビスフェニルフルオレン構造の特性を活かしたハイブリッ
ド材料の創製
13 金錯体のハイブリッド化による固体りん光材料の創製
14
洗浄力・可溶化能の向上を目指した両親媒性物質のナノ構
造制御
基盤C 新規
有機-C
2,470,000
15
有機・無機ハイブリッドラテックスの作製と薄膜材料への
応用
基盤C 新規
電子-C
3,510,000
基盤C 新規
有機-B
2,600,000
16 グリセリンを原料とするポリカーボネート合成
17
高性能樹脂用「一官能性ならびに二官能性フラーレン誘導
体」の選択的合成法の開発
基盤C 新規
有機-B
2,080,000
18
ナノ微細組織制御プロセッシングによるマグネシウムシリ
サイド系熱電材料の開発
基盤C 新規
電子-A
2,080,000
19 導電性高分子を用いた透明導電性薄膜材料の開発
基盤B
継続
(分担)
有機-A
195,000
20 摩擦攪拌作用を利用した鉄鋼材料の強加工
基盤B
継続
(分担)
(加工B)
195,000
合計
27,885,065
(うち間接経費
-37-
6,435,015円)
-38-
大テーマ
(独)新エネル
事業体
-39-
⑦ナノテク・ ナノ粒子と極低酸素技術による超微
先端部材実
7 用化開発研 細銅配線樹脂基板のインクジェット形
成技術の開発
究
0
(独)新エネル
㈱SIJテクノロジ、㈱イオック
ギー・産業技 有機 22 23 ス、日本特殊陶業㈱、(独)産
術総合開発機
業技術総合研究所
構(NEDO)
4
1
8
6
0
環境 22 24
奥野製薬工業㈱、扶桑化学
工業㈱、㈱太洋工作所、㈱タ
電子 21 23
カラインコーポレーション、ネ
オケミカル㈱
化学㈱、㈱阪和紙業社
環境 21 23 工業㈱、東洋シール㈱、日澱
大八化学工業㈱、新生紙化
有機 20 25 京都大学
加工 20 22 ㈱AMC、第一鋼業㈱
4
学
会
発
表
等
合同インキ㈱、関西電子工業
㈱、朝日電材㈱
⑥戦略的基 透明・高放熱コーティングを活用し、発
6 盤技術高度 光効率が増大しファッション性にも優 経済産業省
化支援事業 れたLED製品の開発
⑤課題解決 プラスチックへの環境負荷物質を用い
5 型ものづくり ない無電解めっきの開発と超微細電 大阪市
推進事業
子回路形成技術への展開
④課題解決 少量多品種に対応しバイオマス度の
4 型ものづくり 高い軟質ポリ乳酸フィルムの製造方
推進事業
法の開発
大阪市
③戦略的創
(独)科学技術
造研究推進 有機薄膜太陽電池の高効率化に関す
3 事業
振興機構
る研究/有機半導体の創製
(JST)
(CREST)
2 盤技術高度
木工用刃物の高性能・長寿命化に資
経済産業省
化支援事業 する金属組織ナノ化技術の開発
②戦略的基
構(NEDO)
連携機関
三菱化学㈱、香川大学、関西
23 大学
開 終
担当
始 了
研究
年 年
部
度 度
①革新的部 超ハイブリッド材料技術開発(ナノレベ
ギー・産業技 環境
19
1 材産業創出 ル構造制御による相反機能材料技術
術総合開発機 有機
プログラム 開発)
研究課題
プロジェクト研究(平成22年度)
0
0
4
0
2
1
1
論
文
掲
載
3
3
依
頼
講
演
等
3
0
特
許
出
願
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
5 10 2
1
5
技
術
解
説
等
―
―
―
―
―
―
―
製品化事例
銅ナノ粒子
ペースト
―
―
ポリ乳酸フィル
ム
―
木工用刃物
(鉋)
―
試作化
事例
―
・nanotech2011
・次世代照明展
―
―
・nanotech2011
・第2回グリーンナ
ノフォーラム
・次世代ナノテク
フォーラム
―
―
展示会
添付資料7
独自事業
⑪地域イノ
ベーション 100%国産米原料による製菓用シロッ
13 創出研究開
経済産業省
プ・粉体の開発
発事業
⑩地域イノ
ベーション レーザーを利用した次世代ものづくり
12 創出共同体
経済産業省
技術の開発
形成事業
⑨地域イノ
ベーション 微量機能成分・化学材料の高度分析
11 創出共同体
経済産業省
技術に関する研究
形成事業
9
10
独自事業
事業体
リチウムイオン二次電池用セラミック
ス材料の開発
⑧グリーン
エネルギー
技術研究開
発(独自事
業)
エレクトロニクス実装のためのナノマ
テリアルの創製
大テーマ
電子デバイス用表面処理技術の開発
独自事業
と応用に関する研究
8
研究課題
-40-
㈱大研化学、㈱巴製作所、奥
連携機関
奥野製薬工業㈱、㈱大研化
学、キザイ㈱、京セラ㈱
(独)産業技術総合研究所、大
阪大学
論
文
掲
載
技
術
解
説
等
依
頼
講
演
等
4
0
3
2
0
1
1
3
2
1
0
3
8
6
2
3
11 4 11 5
学
会
発
表
等
製品化事例
0
0
1
0
―
―
―
―
―
・銀ナノ粒子
ペースト、銅ナ
ノ粒子ペース
ト、銀-銅ナノ
粒子ペースト
(大研化学工
業)
0 ・銀ナノ粒子
ペースト、ITO
ナノ粒子ペー
スト(巴製作
所)
・ITOナノ粒子
ペースト(奥野
製薬工業)
特
許
出
願
(財)京都高度技術研究所、㈱
菱六、佐々木酒造㈱、㈱満
月、小川珈琲㈱、京都府立
生物
22
23
大、(独)産業技術総合研究
0 0 0 0 0
環境
所、奈良工業技術センター、
和歌山工業技術センター、京
都市産業技術研究所
合計件数
43 17 29 40 6
電子 20 22
㈱巴製作所、奥野製薬工業
㈱、㈱大研化学、本特殊陶業
電子 22 25
㈱、多木化学㈱、ラサ工業
㈱、㈱伏見製薬所
(独)産業技術総合研究所、奈
良工業技術センター、和歌山
生物
21 22
環境
工業技術センター、京都市産
業技術研究所
電子 22 25
日本理化㈱、日東電工㈱
加工
22 25 野製薬工業㈱、㈱シミズ、新
有機
開 終
担当
始 了
研究
年 年
部
度 度
―
―
―
―
―
・スズ系ナノ粒
子ペースト
(ATO)
・ZrO2ナノ粒
子ペースト
試作化
事例
―
―
・技術シーズ発表
会
・nanotech2011
・第2回グリーンナ
ノフォーラム
―
・新エネルギー
EXPO大阪
・nanotech2011
・第2回グリーンナ
ノフォーラム
・次世代ナノテク
フォーラム
展示会
添付資料8
-41-
-42-
添付資料9
「おおさかグリーンナノコンソーシアム」の概要
低炭素社会の実現が緊急の課題となってきた今日、大阪市立工業研究所では、
大阪地域のものづくり中小企業支援の一環として、グリーン産業及びナノテクノ
ロジー産業の技術開発振興を目指して「おおさかグリーンナノコンソーシアム」
を設立します。
おおさかグリーンナノコンソーシアム
【設立の趣旨】
低炭素社会の実現に向け、大阪地域にて蓄積したナノテク技術並びに研究の枠組みを
継承・発展させ、研究機関および企業群からなるコンソーシアムを構築し、技術開発
支援情報の提供や研究者間の連携を促すこと等により、地域におけるグリーン産業、
ナノテク産業の振興を図り、中小企業の技術開発支援強化に繋がるための基盤づくり
を目指します。
コンソーシアム
入会金・年会費
設立に至る経緯
・文部科学省からの委託により
平成19~21年度に取り組んだ
「都市エリア産学官連携促進
事業(一般型)大阪中央エリア」
におけるナノテク技術の成果
を継承
・新たに低炭素社会実現に向
け創エネ、畜エネ、省エネ分
野にナノテクを活用
○研究者会員
グリーン産業及び
ナノテクノロジー産業に関する
技術に関心がある研究者
○オブザーバー会員
その他当コンソーシアムに
関心がある企業その他の団体
及び研究又は事業化に関する
経験を有する個人
○技術力、経営力を有する
企業出身者
○関連研究・技術見識を
有する大学関係者 など
広域連携
連携
○事務局
大阪市立工業研究所
活動内容
・研究会、研究交流
・展示会出展、フォーラム開催
・その他目的に関連活動 等
連
絡
先
-43-
アドバイザー
○外部研究機関
○関連研究グループ
○広域企業・グループ
連携
・市工研の先進技術を加え、
新規枠組みで発展を目指す
○企業会員
グリーン産業及び
ナノテクノロジー産業に関して
関心のある企業
連携
アドバイス等
無料
連携
外部支援機関
行政機関
地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 企画部
おおさかグリーンナノコンソーシアム事務局
産学官連携コーディネータ 高田・高見
(直) 06-6963-8013
-44-
コンソーシアム設立準備
・コンセプトメイク
・関連調整
・規約作成
・参画メンバー要請
・新聞報道 等
設立準備
22/上
新
エ
ネ
E
X
P
O
10/6
~
10/8
(設立キックオフフォーラム)
日時:平成22年10月29日
場所:大阪市国際交流センター
内容:大阪市挨拶、趣旨説明
基調講演(グリーンナノ)
講演(電池、JED)
講演(工研技術紹介)
参加:125名
新エネEXPO
・22/10/6~8、インテックス大阪
・ポスター展示6件(技術展示5枚)
・来場者:123名 資料送付:71名
ニューテクフェア
・22/12/21、於大阪産業創造館
・府大、市大のフェア、グリーンナノ宣伝
関連展示など
企業メンバー
ニ
ュ
|
テ
ク
フ
ェ
ア
12/18
12
アンケート実施
23/1
23/上
・中長期テーマに関心
・新エネ、省エネ分野に関心
・太陽電池、二次電池、デバイス・・
・基盤、応用、材料、プロセスそれぞ
れに企業ごとの関心把握
・会員合計47(46グループ+市工研1)
・企業会員40、研究者会員4
・オブザーバー会員2
・市工研1、(市工研メンバー35名)
平成22年度末メンバー(別紙)
・稼動プロジェクトの公的資金獲得
・新規プロジェクト創生と資金獲得、運営
・研究会、フォーラム、展示会等運営
・調査、情報提供、プラットフォーム強化他
企業メンバーアンケート
平成23年度への展開
第1回アドバイザー会議
・第2回フォーラムと同時開催
・活動報告に賛同、今後に期待
・運営上いくつかの有益なコメント有
第2回グリーンナノフォーラム
公的資金獲得準備
3/11
第
二
回
フ
ォ
|
ラ
ム
日時:平成23年3月11日
場所:大阪産業創造館
内容:挨拶、活動報告、基調講演
情報提供、企業紹介、ポスター展示
参加:121名
ア
ド
バ
イ
ザ
|
会
議
3/11
3
日時:平成23年2月16日~18日
場所:東京ビッグサイト
出展:ポスター展示8件(含、サンプル)
市工研、グリーンナノ紹介もあり
来場者:979+α 資料送付:343名
2/16
~
2/18
ナ
ノ
テ
ク
2011
2
Nanotech 2011
企 業 へ の コ ン ソ ー シ ア ム 参 加 勧 誘
10/29
第
一
回
フ
ォ
|
ラ
ム
11
第1回グリーンナノフォーラム
10/1
コ
ン
ソ
|
シ
ア
ム
設
立
10
平成22年度おおさかグリーンナノコンソーシアムの活動
第1回グリーンナノフォーラムのご案内
【日 時】平成22年10月29日(金)14:00~
【プログラム】
14:00 開会挨拶 挨拶
大阪市経済局 局長 鍵田 剛
祝辞 近畿経済産業局地域経済部産学官連携推進室長 花内秀友 氏
14:20 趣旨説明「おおさかグリーンナノコンソーシアム」
大阪市立工業研究所 理事 中許 昌美
14:30 基調講演「グリーンナノサイエンス/テクノロジーのデザイン」
大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究センター特任教授 伊藤 正 氏
15:15 講演「エレクトロニクス実装における表面処理技術の役割」
大阪市立工業研究所 電子材料研究部長 藤原 裕
15:35 講演「ナノマテリアルによる導電・低温接合技術」
大阪市工業研究所 加工技術研究部長 福角 真男
15:55
(休憩)
16:10 講演「次世代蓄電池にむけた材料開発」
大阪府立大学工学研究科 教授 辰巳砂 昌弘 氏
16:55 講演「次世代光源にむけた材料開発」
大阪大学工学研究科 教授 藤原 康文 氏
17:50 ~交流会~ (大阪国際交流センター地下1F フロンティアクラブ)
【場 所】大阪市国際交流センター 小ホール
http://www.ih-osaka.or.jp/i.house/900/map.html
(〒543-0001 大阪市天王寺区上本町8-2-6)
【参加費】講演会(無料)、交流会参加費(3,500円)
【定 員】150名(先着順)
【主 催】(地独)大阪市立工業研究所
【共 催】大阪市経済局
【申込み】FAX、e-mail 又は郵送にてお願い致します
【申込先】(地独)大阪市立工業研究所 企画部
おおさかグリーンナノコンソーシアム事務局
<住所>〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50
<電話>06-6963-8013 <FAX>06-6963-8015
<e-mail> [email protected]
<WEB>www.omtri.or.jp/green-nano
第1回グリーンナノフォーラム申し込み用紙
FAX:06-6963-8015 大阪市立工業研究所 おおさかグリーンナノコンソーシアム事務局 行
貴社名
所在地
〒
氏名
部署・役職名
TEL
FAX
E-mail
交流会への参加
参加します
参加しません <いずれかを○印でお囲みください>
※お申込いただいたお名前等の個人情報は、本フォーラムの目的以外には使用いたしません
-45-
第2回グリーンナノフォーラムのご案内
大阪市立工業研究所
おおさかグリーンナノコンソーシアム
低炭素社会の実現が緊急の課題となってきた今日、グリーン産業及びナノテク産業の技術開発
振興を目指し、大阪地域のものづくり中小企業支援の一環として、平成22年10月、大阪市立
工業研究所において、「おおさかグリーンナノコンソーシアム」が設立されました。
今般、「第2回グリーンナノフォーラム」を下記の通り開催いたします。講演などに加え、関
連技術のポスターによる紹介やサンプル展示も行います。技術・市場の最新情報と産業政策を見
据え、新たな連携やビジネスチャンスが広がればと期待しております。是非ご来場ください。
【日 時】平成23年3月11日(金)13:00~17:30
【プログラム】
13:00 受付&ポスター/サンプル展示
14:00 挨拶
大阪市立工業研究所 理事長 喜多 泰夫
来賓挨拶/地域経済産業政策報告 近畿経済産業局 次世代産業課長 石原 康行 氏
14:20 活動報告「コンソーシアム趣旨並びに活動状況」
大阪市立工業研究所 理事 中許 昌美
14:30 基調講演「ナノテクが拓く次世代太陽電池の設計・製造技術」
大阪大学太陽エネルギー化学研究センター 教授 松村 道雄 氏
15:20 講演「超階層ナノ構造を有する有機薄膜太陽電池の開発」
大阪市立工業研究所 有機材料研究部長 大野 敏信
15:50
(休憩)
16:10 講演「グリーンナノ関連市場の未来はどうなるか?」
みずほ情報総研株式会社 環境・資源エネルーギー部 コンサルタント 吉田 郁哉 氏
17:00 技術/製品紹介「奥野製薬の先進技術と事業戦略」
奥野製薬工業株式会社 取締役総合技術研究所長 大塚 邦顕 氏
17:30
(フォーラム終了&移動)
17:40 交流会 (大阪産業創造館 16F)
*当日はコンソーシアム関連技術のポスター並びに関連サンプルも展示いたします
【場
所】大阪産業創造館 4Fイベントホール(http://www.sansokan.jp/map/#kouiki)
〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町1丁目4−5
【参加費】講演会(無料)、交流会参加費(3,500円)
【定 員】150名(先着順)
【主 催】(地独)大阪市立工業研究所
【共 催】大阪市
【申込み】FAX、mail又は郵送にてお願い致します
【締 切】3月9日(水)
【申込先】(地独)大阪市立工業研究所 企画部
おおさかグリーンナノコンソーシアム事務局
<住所>〒536-8553 大阪市城東区森之宮1-6-50
<電話>06-6963-8013 <FAX>06-6963-8015
<e-mail> [email protected]
<WEB>www.omtri.or.jp/green-nano
FAX:
行
06-6963-8015
大阪市立工業研究所 おおさかグリーンナノコンソーシアム事務局
貴社名
所在地
〒
氏名
部署・役職名
TEL
FAX
E-mail
交流会への参加
参加しま す・参加しま せん < いずれかを○印で お囲みく ださ い>
-46-
添付資料10
法人が後援・協力した外部機関のイベント(平成22年度)
開催日
イベント名称
主催団体
名義使用
の種類
開催場所
1
7月2日
7月5日
バイオ実習セミナー
(社)大阪工研協会
後援
工研
2
7月6日
第237回プラスチック技術講演会
プラスチック技術協会
後援
工研
3
7月7日
7月8日
初心者のための無機材料分析・評価技術実習セミナー
―製品開発や品質管理に役立つ基礎的知識の習得―
(社)大阪工研協会
後援
工研
4
7月9日
2010年KECセミナー
スマートハウス~省エネ・エコライフを目指して~
(社)関西電子工業振興
後援
センター
大阪産業創造
館(大阪市)
5
7月23日
特別セミナーⅠ
色彩を操る先端技術
(社)大阪工研協会
後援
工研
6
9月3日
技術研修会
日本セラミックス協会
関西支部
後援
工研
7
9月7日
第238回プラスチック技術講演会
プラスチック技術協会
後援
工研
8
9月17日 環境ビジネスシーズ発表会
10月19日
第59回プラスチックがわかる基礎講座と成形加工・分析
9 10月20日
評価の体験実習講習会
10月21日
10
10月27日 第42回有機合成セミナー(2010)
10月28日 時代を変える化学技術
11 11月8日
特別セミナーⅡ
電気自動車用リチウムイオン電池部材の開発現状
おおさかATCグリーン
協力
エコプラザ実行委員会
おおさかATCグ
リーンエコプラ
ザ(大阪市)
(社)大阪工研協会・プ
ラスチック技術協会
後援
工研
(社)大阪工研協会
後援
工研
(社)大阪工研協会
後援
工研
12 12月15日 環境ビジネスシーズ発表会
おおさかATCグリーン
協力
エコプラザ実行委員会
おおさかATCグ
リーンエコプラ
ザ(大阪市)
分析機器を用いた「食材」に含まれる機能成分測定セミ
13 12月17日
ナー
(独)産業技術総合研究
所関西センター・近畿
協力
地域イノベ創出協議会
他
京都市産業技
術研究所(京都
市)
14 12月21日 府大-市大ニューテクフェア
大阪市立大学・大阪府
立大学・大阪産業創造 協力
館
大阪産業創造
館(大阪市)
15
2月1日
第240回プラスチック技術講演会
プラスチック技術協会
後援
エル・おおさか
(大阪市)
16
2月3日
新春講演会
(社)大阪工研協会
後援
KKR HOTEL
OSAKA(大阪
市)
17
2月7日
ドイツ・フラウンホーファーIPA(生産技術・オートメーション フラウンホーファーIPA
大阪・大阪市・(財)大阪国 後援
研究所)大阪 開設記念セミナー
際経済振興センター
18
2月23日
第35回分析機器展と講演・技術発表会
2月24日
(社)大阪工研協会
-47-
後援
ホテル阪急イン
ターナショナル
(大阪市)
工研
-48-
添付資料11
2010(平成 22)年度
知的財産報告書
地方独立行政法人
大阪市立工業研究所
-49-
目次
1.はじめに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.これまでの主な知的財産活動
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.特許に関する手続の流れ(特許出願・実施契約フロー図)
4.特許出願及び登録
(1)所全体
2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・国内特許保有件数の推移
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・外国特許保有件数の推移
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
・国内出願及び国内登録件数の推移
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・外国出願及び外国登録件数の推移
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
・共願企業における市内企業の割合(国内)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
・共願企業における中小企業の割合(国内)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
・研究員1人当たりの出願件数の推移(国内)
(2)研究部
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
・研究部別 出願件数の推移(国内)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
・研究部別 保有特許件数の推移(国内)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
5.管理状況
7.特許収入
・国内管理状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
・外国管理状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
・実施契約締結件数の推移
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
・特許収入の内訳と推移
9
8.他公設試験研究機関との比較
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
・保有特許件数(国内及び外国)公設試 top10 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
・研究員1人当たり保有特許件数(国内及び外国)公設試 top10
・・・・
10
・特許出願件数(国内)公設試 top10 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
・研究員1人当たり特許出願件数(国内)公設試 top10
・・・・・・・・・・・・
11
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
①国内
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
②外国
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
9.保有知的財産一覧
(1)特許
(2)商標
1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・法人単独出願件数の推移(国内)
6.実施契約
1
-50-
1.はじめに
企画部 知的財産担当 島田雅之
2010(平成22)年4月1日、地方独立行政法人大阪市立工業研究所に企画部が創設
され、知的財産に関する業務について企画部が担当を開始して1年が経過した。この1年間
の本研究所における知的財産に関する活動について、整理、検討し、本報告書にまとめた。
本年度の知的財産に関する状況の概要は、以下のとおりである。保有特許総件数は、過去
5年間減少し続けたが、本年度増加に転じ、239件を記録した(p3上図)。本年度の国内
特許出願は21件に上り、2年ぶりに20件を上回った(p4下図)
。これらの実績は、全国
143地方公設試験研究機関の中でトップクラスである(p10上図、下図)。また、柔軟な
実施契約の交渉に努めた結果、実施契約締結件数は昨年度比2.5倍以上の27件に上った
(p9上図)
。特許収入については、これまで特許収入の60~70%を生み出していた特許
が特許期間満了により消滅し、その実施料がゼロになったにもかかわらず、他の特許による
実施料の増加や前記実施契約締結件数増加に伴う一時金収入の増加等により、特許収入の減
少を15%に抑えることができた(p9下図)。
また、主な知的財産活動としては、本研究所研究員の知財力のアップを目指して、第1回
知的財産研修を新規性喪失の例外について開催し、新採用者に対しても第1回新採用者研修
を実施した。両者とも本研究所において、初めての開催であり、来年度以降も継続して開催
する。さらに、近畿経済産業局主催の公設試知財担当者会議においては、幹事機関を務め、
近畿圏の公設試の連携にも努めた。
今後も以上のような実績を継続するために、知的財産活動を積極的に進めていきたい。
2.これまでの主な知的財産活動
2008 年度
4月 1日
11 月 11 日
2009 年度 11 月 12 日
11 月 20 日
2 月 25 日
2010 年度
4 月1日
4 月 26 日
4 月 27 日
9 月 22 日
10 月 18 日
11 月 2 日
12 月 3 日
1 月 27 日
2月 2日
地方独立行政法人化
大阪市より法人へ特許名義変更手続を開始
大阪市より法人へ実施契約の契約上の地位の移転手続を開始
第1回特許フェアを開催(大阪産業創造館)
第2回特許フェアを開催(大阪産業創造館)
本所ロゴ(OMTRI)について本所初の商標登録
近畿経済産業局 公設試知財担当者会議(近畿経産局)
企画部創設
知的財産契約管理の開始
受託研究の成果に関するアンケートの実施
第1回新採用者研修
近畿経済産業局 公設試知財担当者会議
(独立行政法人産業技術総合研究所関西センター)
第1回知的財産研修(新規性喪失の例外)
第3回特許フェア
近畿経済産業局 公設試知財担当者会議(福井県工業技術センター)
近畿経済産業局 公設試知財担当者会議(本研究所)
実習学生卒業研究発表会の非公開化
1
-51-
3.特許に関する手続の流れ
本研究所における、特許に関する手続の流れを下図に示す。
特許出願・実施契約等 手続フロー図 (作成日:2010年4月8日)
研究員
研
究
受
付
企画部
共同研究企業
特許事務所
受託研究等の打診
研究依頼書裏面遵守事項・
実施契約(案)の提示説明
研究依頼書裏面遵守事項・
実施契約(案)の確認
(必要に応じて)実施契約(案)
等の説明をサポート
共同研究
研究依頼書を提出
発明完成
発明完成
持分譲渡証書の作成
(工研発明者の自署、押印)
持分譲渡証書
(外部発明者の自署、押印)
発明の届出
①発明届(原本)
②発明届(ワードファイル)
②持分譲渡証書
③研究依頼書(写し)
発明届の受付
①整理番号の付与
②特許管理台帳の作成
③出願ファイルの作成
④出願シートの作成
外部資金の規定・契約を確認
出
願
特許活用委員会に出席
発明内容を説明
知財等活用
委員会
職務発明審査会に出席
発明内容を説明
職務発明
審査会
①異議申立
②発明者の自己名義で出願
③発明を改良のうえ、再度審査
職務発明
不認定・
承継不決
定・出願不
決定
職務発明認定・
承継決定・出願決定
職務発明認定通知の発行
受任
委任状の発行
明細書等の作成
明細書等の作成
受領
受領
実
施
契
約
出願
実施契約内容について協議
実施契約内容について協議
実施契約の締結
実施契約の締結
契約一時金
発明の実施
実施料
実施料報告
支払請求
支払
①国内優先権主張出願
②国際出願
③外国出願
④分割出願
⑤変更出願
出願届の提出
①国内優先権主張出願
②国際出願
③外国出願
④分割出願
⑤変更出願
出願届の受付
①整理番号の付与
②特許管理台帳の作成
③出願ファイルの作成
④出願シートの作成
①未審査請求
②拒絶査定
③放棄・取下
④特許料不納
権
利
放
棄
等
①未審査請求
②拒絶査定
③放棄・取下
④特許料不納
手続要否判断表、
理由書の提出
特許活用委員会、職務発明審
査会に出席し、理由を説明
理由書の作成、提出
知財等活用
委員会
出願書類、明細書等(写し)の
提出
設定登録の通知
特許確定一時金
補償金支払
国
際
出
願
等
出願書類、明細書等の作成
職務発明
審査会
特許管理台帳等の更新
2
-52-
4.特許出願及び登録
(1)所全体
336
国内特許保有件数の推移
327
国内出願保有件数
307
国内特許権保有件数
300
256
225
227
保有件数総合計
230
222
195
200
239
187
182
125
109
104
70
78
78
2008
2009
2010
件
数
151
171
163
54
64
71
2005
2006
2007
100
0
年度
保有件数総合計は2005年度より減少を続けていたが、2010年度増加に転じた。
一方、国内特許権保有件数は増加傾向にある。
120
外国特許保有件数の推移
111
外国出願保有件数
100
外国特許権保有件数
85
90
59
45
22
61
57
件 60
数
19
30
52
55
43
24
14
63
42
29
33
2009
2010
0
2005
2006
2007
2008
年度
外国出願保有件数と外国特許権保有件数の合計は、法人化(2008年4月)前より
減少傾向であったが、2010年度増加に転じた。
3
-53-
国内出願及び国内登録件数の推移
40
450000
439,175
国内登録
427,078
国内出願
日本国出願
391,002
25 25
367,590
件 20
数
32
31
30
22
18
21
19
17
日
本
23
21
国
21
23
350000 出
348,596
18 16
344,598 願
18
件
14
数
15
11
10
10
9
300000
7
20
19
12
13
11
10
18
16
9
9
9
7
1
2
0
1
0
2
4
3
2
400000
4
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
250000
1989
0
年度
法人化前年度(2007年度)を基準とする中期目標(24件)は未達成であったが、
日本国出願件数が激減する中、法人化(2008年4月)後毎年出願件数は増加している。
外国出願及び外国登録件数の推移
25
22
外国登録
20
22
20
外国出願
20
18
15
15
件
数
11
10
9
9
9
9
5
5
2
1
2
6
5
3
3
4
3
6
7
5
6
4
3
5
2
1
0
年度
外国における知的財産の保護が要請されているところ、法人化(2008年4月)後
外国出願は増加傾向にある。
4
-54-
共願企業における市内企業の割合(国内)
100
市内企業の割合
80
73
67
60
60
61
57
56
53
%
50
44
40
38
33
28
41
33
32
32
29
20
57
57
56
21
20
0
年度
共願企業における市内企業の割合は、2004年度以降ほぼ毎年度50%を上回っている。
共願企業における中小企業の割合(国内)
100
中小企業の割合
80
60
56
52
%
40
39
40
56
50
47
50
44
32
27
32 31
20
20
20
0
39
36 35
28
24
7
年度
共願企業における中小企業の割合は、2010年度は50%を下回った。
5
-55-
38
法人単独出願件数の推移(国内)
32
31
本研究所単独出願
30
1
企業との共願
5
25 25
20
18
23 23
1
22
21
19
18
17
件
数
2
18
22
18
15
2
31
1
26
25 24
22 23
21
18 19
21
1
3
16
13
1
20
1
11
10
19
21
17
16
15
13
19
21
19 18
17
18
14
10
0
年度
本研究所の特許出願のうち、ほとんどは企業との共願であり、単独出願は少ない。
研究員1人当たりの出願件数の推移(国内)
0.4
研究員数
96
94
93
0.3
国
内
出
願
件
数 0.2
/
研
究
員
数 0.1
91
90
89
0.20
94
95
0.32
94
95
93
92
91 91
0.27
89
0.26
0.24
100
国内出願件数/研究員数
0.35
96 96 96 96
0.22
0.27
90
0.2686
0.23
0.20
0.27
0.23
0.21
0.17 0.19
0.18
0.20
0.19
0.20
81
0.14
研
85 究
員
数
80
80
0.12
77
75
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
70
1989
0
年度
研究員数は2003年度より減少傾向が継続している。研究員1人当たりの出願件数は
1989年度より徐々に増加している。
6
-56-
(2)研究部別
研究部別出願件数の推移(国内)
35
32
30
2.0
3.0
25
23
23
21
1.0
3.0
20
件
数
4.7
18
0.0
18.5
6.5
15
15
7.1
4.0
6.0
2.7
2.0
10
8.0
4.0
3.0
3.0
4.0
5
生物・生活材料研究部
有機材料研究部
7.0
0.0
加工技術研究部
電子材料研究部
4.0
1.0
環境技術研究部
6.0
0.0
4.5
4.5
2005
2006
7.0
6.2
4.3
5.0
0
2007
2008
2009
2010
年度
2010年度は2009年度に比べて、環境技術研究部及び加工技術研究部における出願件数が増加した。
研究部別保有特許件数の推移(国内)
250
200
225
227
21.0
19.0
9.0
12.0
59.5
222
15.7
195
18.2
9.7
18.3
51.5
21.3
29.0
環境技術研究部
52.5
50.5
67.0
100
182
8.7
61.5
150
件
数
188
68.0
23.5
48.5
64.0
59.0
加工技術研究部
電子材料研究部
生物・生活材料研究部
51.0
41.0
有機材料研究部
50
67.5
77.5
62.7
55.5
56.5
2008
2009
40.0
0
2005
2006
2007
2010
年度
2010年度は2009年度に比べて、環境技術研究部における保有特許件数が大幅に増加した。
7
-57-
5.管理状況
国内管理状況
250
200
225
227
222
38
35
30
195
187
22
150
69
64
182
31
57
43
31
出願済(公開前)
21
14
件 100
数
64
64
72
64
公開済(審査請求
前)
47
審査請求中
登録済
50
0
58
54
64
71
14
19
27
70
44
78
78
消滅
26
26
2009
2010
-50
2005
2006
2007
2008
年度
2008年度まで消滅件数が増加していたが、2009年度及び2010年度はその傾向に歯止めがかかった。
外国管理状況
101
100
85
80
49
45
22
61
57
19
件
数
43
40
52
55
1
出願済
14
63
登録済
42
29
0
24
6
33
消滅
1
18
26
21
-40
2005
2006
2007
2008
2009
2010
年度
消滅件数は2008年度まで増加傾向であったが、その後減少し、2010年度は大きく減少した。
8
-58-
6.実施契約
実施契約締結件数の推移
30
27
24
20
18
16
15
件
数
13
9
10
9
15
14
12
9
11
9
11
10
8
2
4
0
1
2
0
年度
柔軟な実施契約の交渉に努めたため、2010年度は2009年度に比較して約2.5倍の
実施契約を締結できた。
7.特許収入
1690
1500
特許収入の内訳と推移
1488
1439
1313
1149
923
1000
941
869
収
入
(
万
円
)
500
1141
708
771
839
970
0
実施料(A社)
385
実施料(その他)
特許確定一時金
337
269
339
0
283
0
430
105
368
63
231
158
257
273
2007
年度
0
2004
2005
2006
0
121
182
0
120
217
2008
2009
2010
契約一時金
これまで特許収入の7割程度を占めていたA社の実施料は、特許期間満了のため
2010年度はゼロになったが、他社実施料及び一時金の増加等により、特許収入の
急激な減少を回避できた。
9
-59-
8.他公設試験研究機関との比較
特許保有件数(国内及び外国) 公設試top10
大阪府立産業技術総合研究所
272
(地独)大阪市立工業研究所
239
秋田県産業技術総合研究センター
183
福岡県工業技術センター
151
(地独)東京都立産業技術研究センター
136
北海道立工業試験場
120
愛知県産業技術研究所
96
島根県産業技術センター
90
富山県工業技術センター
90
群馬県立産業技術センター
89
0
100
200
特許保有件数
300
(本研究所のデータは2010年度、その他のデータは「平成21年度公設試験研究機関現況」記載の2008年度のデータを使用)
本研究所の特許保有件数は、全国公設試143機関中第2位である。
研究員1人当たりの特許保有件数 公設試top10
秋田県産業技術総合研究センター(研究員数45)
4.1
広島県産業科学技術研究所(13)
4.0
北海道立工業技術センター(20)
3.6
(地独)大阪市立工業研究所(77)
3.1
佐賀県窯業技術センター(16)
2.3
長崎県工業技術センター(27)
2.1
大阪府立産業技術総合研究所(128)
2.1
宮崎県工業技術センター(28)
2.1
鹿児島県工業技術センター(35)
2.0
島根県産業技術センター(48)
1.9
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
研究員1人当たり特許保有件数
(本研究所のデータは2010年度、その他のデータは「平成21年度公設試験研究機関現況」記載の2008年度のデータを使用)
本研究所の研究員1人当たりの特許保有件数は、全国公設試143機関中第4位である。研究
員数45(全機関における研究員数の平均)以上の機関について比較した場合、第2位である。
10
-60-
特許出願件数(国内) 公設試top10
(地独)東京都立産業技術研究センター
27
大阪府立産業技術総合研究所
22
(地独)大阪市立工業研究所
21
島根県産業技術センター
18
兵庫県立工業技術センター
15
石川県工業試験場
13
岡山県工業技術センター
12
富山県工業技術センター
12
福岡県工業技術センター
12
北海道立工業試験場
11
0
10
20
件数
30
(本研究所のデータは2010年度、その他は「平成21年度公設試験研究機関現況」記載の2008年度のデータを使用)
本研究所の2010年度の特許出願件数は、全国公設試143機関中第3位である。
研究員1人当たり特許出願件数(国内) 公設試top10
島根県産業技術センター(研究員数48)
0.38
北海道立工業技術センター(20)
0.35
鹿児島県工業技術センター(35)
0.31
長崎県工業技術センター(27)
0.30
(地独)大阪市立工業研究所(77)
0.27
岡山県工業技術センター(49)
0.24
(地独)岩手県工業技術センター(48)
0.23
兵庫県立工業技術センター(66)
0.23
秋田県産業技術総合研究センター(45)
0.22
富山県工業技術センター(57)
0.21
0.00
0.10
0.20
0.30
0.40
研究員1人当たり特許出願件数
(本研究所のデータは2010年度、その他は「平成21年度公設試験研究機関現況」記載の2008年度のデータを使用)
本研究所の研究員1人当たりの特許出願件数は、全国公設試143機関中第5位である。研究
員数45(全機関における研究員数の平均)以上の機関について見ると、第2位である。
11
-61-
9.保有知的財産一覧
(1)特許
①国内
ⅰ 特許権
№
登録日
登録番号
発明の名称
本研究所発明者
1
393
1997/4/18
2628010
毛髪処理剤及び毛髪処理方法
中村正樹
2
380
1998/7/31
2807949
α -アミラーゼ活性測定用試薬および測定方法
北畑壽美雄
3
413
1999/4/23
2916667
陶器製便器の防汚剤及び防汚方法
中村正樹
4
349
2000/2/4
3029925
マルトオリゴ糖誘導体およびその製造法
北畑壽美雄
5
340
2000/5/12
3064031
新規オリゴ糖およびその製造法
北畑壽美雄
6
369
2000/6/16
3078923
新規分岐シクロデキストリンおよびその製造方法
北畑壽美雄
7
333
2000/10/6
3116100
押出容器
上利泰幸、松川公洋
8
348
2000/10/27
3122797
糞尿の悪臭発生抑制乃至脱臭剤及び糞尿の悪臭発生抑制乃至脱臭
檜山圭一郎
方法
9
429
2001/1/19
3148882
酸化亜鉛膜の製造方法
伊崎昌伸
10
361
2001/6/15
3200129
α ーグルコシル糖化合物の製造方法
北畑壽美雄、中野博文
11
475
2001/7/6
3205793
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
12
499
2001/9/28
3236817
有機-無機ハイブリッド高分子材料およびその製造方法
島田雅之、上利泰幸
13
488
2001/10/5
3238891
有機-無機ハイブリッド高分子材料及びその製造方法
島田雅之、上利泰幸
14
457
2001/12/7
3256776
酸化亜鉛膜形成用組成物
伊崎昌伸
15
584
2003/7/14
3446064
固体高分子電解質型燃料電池の電極触媒用材料
安部郁夫、丸山純
16
540
2003/10/31
3486864
基板上の銅配線形成方法及び銅配線の形成された基板
伊崎昌伸
17
404
2004/2/6
3519774
フェノール樹脂組成物の製造方法
松本明博、長谷川喜一、大塚恵
子、福田明徳
18
422
2004/4/2
3539780
皮膚外用剤
浜田信威
19
405
2004/4/16
3545800
フェノール樹脂組成物の製造方法
松本明博、長谷川喜一、大塚恵
子、福田明徳
20
514
2004/4/30
3550035
有機ー無機多層材料及びその製造方法
上利泰幸、島田雅之
21 549-1
2004/7/30
3579765
金属超微粒子及びその製造方法
中許昌美
22
439
2004/10/8
3605443
酢酸セルロースの分解方法
富永嘉男、酒井清文
23
438
2004/10/8
3605444
酢酸セルロースの分解方法
富永嘉男、酒井清文
24
437
2004/10/8
3605445
酢酸セルロースの分解方法
富永嘉男、酒井清文
25
423
2005/4/8
3663520
4,6-ジアミノレゾルシン及びその塩の製造法
西口郁三、亀尾貴
26
442
2005/8/12
3707863
シリコン系層状ポリマー構造物及びその製造方法
上利泰幸、上田明、島田雅之
27
469
2005/10/28
3734905
w-3系高度不飽和脂肪酸の精製方法
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司
28
597
2005/12/22
3754653
皮膚外用剤
北畑壽美雄、中野博文、木曽太
郎
29
516
2006/2/24
3772236
耐焼付用部材及びその製造方法
中許昌美
30
470
2006/2/24
3773315
w-3系高度不飽和脂肪酸エステルの精製方法
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司
12
-62-
31
486
2006/3/3
3774799
酸化インジウム膜電解形成用組成物
伊崎昌伸
32
515
2006/3/24
3784981
有機-無機ハイブリッド材料及びその製造方法
上利泰幸、島田雅之
33
436
2006/6/16
3816554
新規分岐シクロデキストリンおよびその製造方法
北畑壽美雄、中野博文
34
504
2006/7/7
3824770
錫-銀合金電気めっき浴
榎本英彦、藤原裕
35
575
2006/7/21
3829640
抗菌剤および防カビ剤ならびに抗菌または防カビ方法
大江達彦、高橋雅也
36
530
2006/8/11
3839994
ビタミン類の製造方法
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司
37
629
2006/8/11
3840459
グリセリドおよびその製造方法
杉原耿雄、島田裕司、永尾寿浩、
渡辺嘉
38
421
2006/8/25
3844798
後洗浄性の良好な油剤組成物
中村正樹
39
602
2006/9/1
3845713
ポリ乳酸成形体
上利泰幸、酒井清文
40
581
2006/9/15
3853181
ステリルエステルの分離方法
41
611
2006/9/15
3853767
共役脂肪酸メントールエステルおよびその製造方法
42
454
2006/11/17
3880095
高度不飽和脂肪酸の精製方法
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司
43
591
2007/3/9
3926794
高熱伝導性樹脂組成物及びその製造方法
上利泰幸、島田雅之
44
577
2007/3/30
3936914
高分子材料、成形品及びこれらの製造方法
上利泰幸、島田雅之
45
509
2007/5/11
3953649
有機-無機ハイブリッド成分傾斜高分子材料、及びその製造方法
上利泰幸、島田雅之
46 582-1
2007/6/15
3970669
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司、
渡辺嘉
47
562
2007/8/10
3995409
5,8,11-エイコサトリエン酸及び/又は6,9-オクタデカジエン酸
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司
を高濃度に含有するグリセリドの製造方法
48
487
2007/8/17
3997363
酸化インジウム膜形成用組成物
伊崎昌伸
49
612
2007/10/12
4022743
酸化物皮膜
石川正巳、伊崎昌伸、千金正也
50
621
2008/1/25
4069248
無電解めっき用触媒組成物
藤原裕
51
489
2008/2/15
4079516
トリグリセリドの製造方法
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司
52
622
2008/6/27
4146221
53
596
2008/6/27
4147038
54
476
2008/7/4
4148480
55
590
2008/8/1
4161181
56 595-2
2008/9/12
4184820
57
525
2008/11/14
4214203
有機-無機複合材料およびその製造方法
上利泰幸、島田雅之
58
539
2009/1/9
4238292
制振合金材料、その製造方法およびそれを用いた工具部材
大神田佳平、福角真男、杉岡正
美
59
623
2009/2/6
4256673
シス、シス-デカヒドロ-2-ナフトールの製造方法
石野義夫、大野敏信
60
605
2009/5/15
4305612
金属酸化物超微粒子及びその製造方法
中許昌美
61
619
2009/5/22
4310387
62 582-2
2009/7/3
4335196
63
640
2009/7/10
4336853
屈折率パターンの形成方法
松川公洋、松浦幸仁
64
628
2009/8/7
4352258
金属ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理
65
644
2009/10/2
4383837
金属基複合材料の製造方法及びその方法で製造された複合材料
水内潔、杉岡正美、伊丹正郎
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司、
永尾寿浩
杉原耿雄、島田裕司、永尾寿浩、
渡辺嘉
反応性ケイ素含有基を有する共重合体、及び有機・無機ハイブリッド
島田雅之、笹尾茂広
高分子材料
北畑壽美雄、中野博文、木曽太
味質改善された羅漢果配糖体およびその製造方法
郎
3-ニトロ-o-トルイル酸の製造方法
石野義夫、大野敏信
コージオリゴ糖およびニゲロオリゴ糖を含む糖質の新規な製造方法お
北畑壽美雄、中野博文
よびそれに用いる菌体、酵素とその製造方法
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司、
コレステロールエステラーゼおよびその製造法
永尾寿浩、渡辺嘉
ω -3系高度不飽和脂肪酸含有部分グリセリド組成物及びその製造 杉原耿雄、島田裕司、永尾寿浩、
方法
渡辺嘉
富永嘉男、杉原耿雄、島田裕司、
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
渡辺嘉
13
-63-
66
517
2009/11/13
4404275
防曇ガラスおよびその製造方法
見田敬介
67
660
2009/11/27
4413748
ボロン繊維強化金属基複合材料及びその製造方法
水内潔、杉岡正美、伊丹正郎
68
643
2009/12/18
4423497
紫外線硬化型樹脂組成物
玉井聡行、渡辺充
69 549-2
2010/1/8
4436093
金属超微粒子及びその製造方法
中許昌美
70
474
2010/1/8
4436898
表面改質方法
上利泰幸、島田雅之
71
492
2010/2/19
4460769
カチオン界面活性剤、その製造法および利用
中村正樹
72
740
2010/5/14
4510045
共役リノール酸異性体の精製方法およびその用途
杉原耿雄、島田裕司、永尾寿浩、
渡辺嘉
73
624
2010/7/30
4555897
金属を含有する活性炭の製造方法
安部郁夫、丸山純
74
654
2010/9/17
4587737
ポリ乳酸組成物
酒井清文、上利泰幸
75
645
2010/10/22
4612324
有機-無機ハイブリッド樹脂組成物及びその製造方法並びに硬化物 島田雅之
76 549-3 2010/11/12
4623981
金属超微粒子及びその製造方法
中許昌美
77
653
2010/12/3
4639054
透明ハイブリッドシート
松川公洋、松浦幸仁
78
675
2011/1/14
4662829
銀ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理、柏木行康
ⅱ 公開済出願
№
公開日
1
579
2002/11/22
2
632
2004/11/25
3
650
2005/10/27
4
652
2005/11/10
5
647
2006/1/26
6
658
2006/11/9
7
666
2006/11/9
8
747
2006/12/14
9
678
2007/1/25
10
681
2007/2/8
11
685
2007/2/15
12
684
2007/2/15
13
676
2007/3/15
14
674
2007/4/12
15
692
2007/5/31
16
697
2007/6/28
17
694
2007/8/2
18
693
2007/8/30
19
696
2007/8/30
公開番号
2002332496
2004331607
2005298921
2005314692
2006022314
2006307084
2006310812
WO2006/13
2185
2007019460
2007028917
2007040916
2007040917
2007063579
2007091870
2007131714
2007160285
2007193992
2007216541
2007217673
発明の名称
本研究所発明者
洗浄剤組成物、その製造方法および消臭性繊維
中村正樹
共役脂肪酸のポリグリセリンエステルおよびその製造方法
杉原耿雄、島田裕司、永尾寿浩、
渡辺嘉
複合金属超粒子及びその製造方法
中許昌美
光重合性樹脂組成物およびその硬化物
松川公洋、松浦幸仁
膜形成用組成物及び膜の形成方法
松川公洋、松浦幸仁
金属微粒子と無機微粒子とを含む組成物およびその製造方法
松川公洋、松浦幸仁
熱伝導性シート
上利泰幸
絶縁性熱伝導性樹脂組成物及び成形品並びにその製造方法
上利泰幸
酸化物薄膜太陽電池
伊崎昌伸
アルドン酸の製造方法
中野博文、村上洋、木曽太郎、桐
生高明
温度分布測定装置
木戸博康、谷淳一
温度測定方法及びその装置
木戸博康、谷淳一
貴金属ナノ粒子の製造方法
中許昌美、山本真理、柏木行康
重合性組成物およびその硬化物
松川公洋、松浦幸仁
膜形成用組成物、その硬化物からなる硬化膜及びその製造方法
松川公洋
気相中の揮発性有機化合物を光酸化分解する方法
高橋雅也、渡瀬星児
金属酸化物超微粒子を含有する透明導電膜形成用ペースト組成物
中許昌美、山本真理、柏木行康
ポリ乳酸系樹脂積層フィルム、その製造方法、及びその易分解化処
理方法
熱硬化性樹脂組成物、当該硬化物、およびこれらから誘導される各
種物品
14
-64-
上利泰幸、酒井清文
松川公洋
20
699
2007/9/6
21
698
2007/9/13
22
700
2007/9/20
23
690
2007/9/20
24
682
2007/11/8
25
702
2007/11/22
26
706
2007/12/6
27
703
2007/12/6
28
765
2007/12/27
29
695
2008/1/31
30
704
2008/1/31
31
741
2008/5/1
32
710
2008/8/14
33
711
2008/8/14
34
718
2008/9/11
35
714
2008/9/25
36
721
2008/9/25
37
722
2008/10/2
38
726
2008/10/16
39
719
2008/10/16
40
715
2008/10/16
41
725
2008/10/30
42
720
2008/11/20
43
723
2008/11/20
44
727
2009/3/12
45
728
2009/3/12
46
733
2009/3/19
47
732
2009/3/19
48
730
2009/3/19
49
737
2009/4/16
50
752
2009/5/21
51
731
2009/10/5
52
742
2009/11/5
53
744
2009/11/19
54
751
2010/4/15
2007223934
2007235040
2007237281
2007238990
2007291313
2007302997
2007314776
2007314868
WO2007/14
8820
2008019106
2008021638
2008101230
2008184497
2008184514
2008207241
2008220236
2008222486
2008235668
2008245536
2008245587
2008248324
2008260895
2008278776
2008278781
2009050205
2009050983
2009057356
2009059651
2009060007
2009081235
2009106278
2009091905
2009256423
2009269854
2010083994
10-ハロゲノ-10H-9-オキサ-10-ホスファフェナントレン化合物の製造方法
石野義夫、大野敏信、伊藤貴敏、
三原正稔
亜酸化銅膜に金属銅層を形成する方法
藤原裕、伊崎昌伸、小林靖之
金属材の加工方法および構造物
福角真男、森貞好昭
銀酸化物膜電解形成用組成物
伊崎昌伸、渡瀬星児、渡辺充、品
川勉
紫外線硬化性樹脂組成物、当該硬化物、およびこれらから誘導され
る各種物品
松川公洋
金属材の製造方法および金属材
福角真男、森貞好昭
カーボンコイルを用いた導電性組成物およびその導電膜
喜多泰夫
金属酸化物膜の形成方法
伊崎昌伸、玉井聡行、渡辺充、品
川勉
制振用樹脂材料、成形品、制振用硬化性樹脂組成物およびプリプレ
喜多泰夫
グ
金属酸化物粒子の製造方法
中許昌美、山本真理、柏木行康
鉄含有炭素材料の製造方法
丸山純、安部郁夫
有機-無機成分傾斜複合材料の製造方法
上利泰幸、島田雅之
発泡体、及びその製造方法
松川公洋、玉井聡行、渡辺充
紫外線硬化性樹脂組成物、当該硬化物、およびこれらから誘導され
る各種物品
松川公洋
金属又は合金母材のはんだ付方法
長岡亨、福角真男
中鎖および長鎖脂肪酸モノグリセリドの製造方法
島田裕司、永尾寿浩、西村嘉、小
林敬
金属含有炭化物およびその製造方法
丸山純、安部郁夫
半導体ダイオード
乳酸菌によるアルドン酸の製造方法
ラクトビオン酸含有乳飲料の製造方法
伊崎昌伸、千金正也、渡瀬星児、
渡辺充、品川勉
中野博文、村上洋、木曽太郎、桐
生高明
中野博文、村上洋、木曽太郎、桐
生高明
ダイヤモンド粒子分散型金属基複合材料及びその製造方法
水内潔、上利泰幸
ポリ乳酸系樹脂フィルム及びその製造方法
上利泰幸、酒井清文、森芳邦彦
ラクトビオン酸含有発酵乳の製造方法
中野博文、村上洋、木曽太郎、桐
生高明
2位よりも1,3位のDHA含有率が高いトリアシルグリセロールの製造
島田裕司、永尾寿浩、西村嘉
方法
畠中芳郎、小林修、室哲雄、山内
食感の改良された麺類の製造方法
朝夫
杉岡正美、水内潔、武内孝、山田
切削時のびびり振動を抑制する減衰用部材、減衰装置及び切削工具
信司、森貞好昭
大野敏信、高尾優子、森脇和之、
メタノフラーレン誘導体及びそれを用いた光電変換素子
松元深
シルセスキオキサン系絶縁材料
松川公洋、渡辺充
シルセスキオキサン系絶縁膜の製造方法
松川公洋
n型酸化物半導体の特性制御方法
高橋雅也
発酵法によるD-乳酸の製法
酒井清文、山中勇人
ダイヤモンド粒子分散型金属基複合材料及びその製造方法
上利泰幸、水内潔、森貞好昭
プライマー組成物
中許昌美、山本真理、柏木行康
フルオレン骨格を有するケイ素化合物およびその重合性組成物
松川公洋
ホスホニウム変性層状粘土鉱物を含有するエポキシ樹脂組成物
長谷川喜一、門多丈治、平野寛
15
-65-
2010106107
20102010/9/9
195750
20102010/9/9
196087
WO/2010/1
2010/9/16
03682
20102010/9/24
207777
55
748
2010/5/13
56
754
57
753
58
759
59
763
60
764
2011/1/13
61
770
2011/3/10
グリセリドの加水分解方法
島田裕司、永尾寿浩、渡辺嘉
両親媒性物質、界面活性剤、および、界面活性剤の使用方法
佐藤博文、静間基博、小野大助
金属超微粒子分散インキ及びその製造方法
松本明博、大塚恵子、木村肇
抗菌剤及び抗菌性向上方法
大本貴士、森芳邦彦、河野宏彰
カラムリアクター及びその製造方法
松川公洋、玉井聡行
2011-6513 熱伝導性エラストマー組成物
2011046830
上利泰幸
有機-無機ハイブリッド材料の製造方法および有機-無機ハイブリッ
島田雅之
ド材料
ⅲ 2010年度 新規出願 21件
ⅳ 未公開出願 22件
16
-66-
②外国
ⅰ 特許権
No.
出願国
登録日
登録番号
発明の名称
1
1
US
1994/10/18
5356884
新規ヘテロ分岐シクロデキストリンおよびその
製造方法
北畑寿美雄
2
10
US
1995/2/28
5393660
α -アミラーゼ活性測定用試薬および測定方法
北畑寿美雄
3
28
US
1999/3/23
5885716
複合皮膜の形成方法およびその材料
中許昌美
4
11
DE
2000/5/31
4338375
α -アミラーゼ活性測定用試薬および測定方法
北畑寿美雄
5
40
TW
2000/6/20
112143
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
6
33
US
2002/3/19
6358611
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
7
34
KR
2003/7/16
0392942
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
8
83
US
2003/8/19
6607981
基板上の銅配線形成方法及び銅配線の形成された
伊崎昌伸
基板
9
37
GB
2004/9/29
0960675
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
10
38
DE
2004/9/29
69730996
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
11
39
FR
2004/9/29
0960676
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
12
35
HK
2005/4/29
HK1023961
超微粒子及びその製造方法
中許昌美
13
114
TW
2005/11/1
I 242478
金属ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理
14
106
US
2006/2/7
6995205
高熱伝導性樹脂組成物及びその製造方法
上利泰幸、島田雅之
15
107
CN
2007/4/4
02818526.9
高熱伝導性樹脂組成物及びその製造方法
上利泰幸、島田雅之
16
96
US
2007/5/22
7220873
17
98
DE
2007/7/18
18
99
ES
2007/7/18
1281750
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
19
100
FR
2007/7/18
1281750
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
20
101
GB
2007/7/18
1281750
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
21
102
IT
2007/7/18
1281750
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
22
103
NL
2007/7/18
1281750
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
23
122
EP
2009/7/29
1686155
24
144
DE
2009/7/29
1686155
25
145
ES
2009/7/29
1686155
26
146
FR
2009/7/29
1686155
27
147
GB
2009/7/29
1686155
28
148
IT
2009/7/29
1686155
29
111
US
2010/1/19
7648554
金属ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理
30
120
US
2010/7/27
7763692
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
玉井聡行、渡辺充
31
113
EP
2010/10/13
1579935
金属ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理
32
157
DE
2010/10/13
1579935
金属ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
60221199.9-08 共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
17
-67-
本研究所発明者
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
玉井聡行、渡辺充
玉井聡行、渡辺充
玉井聡行、渡辺充
玉井聡行、渡辺充
玉井聡行、渡辺充
玉井聡行、渡辺充
33
135
GB
2011/3/9
GB2449210
No.
出願国
公開日
公開番号
1
115
KR
2005/4/22
20050037566
2
104
EP
2006/1/4
3
112
HK
4
121
KR
5
134
US
6
143
PCT
7
156
EP
金属材の加工方法および構造物
森貞好昭、福角真男
ⅱ 公開済出願
発明の名称
本研究所発明者
金属ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理
1612260
共役脂肪酸含有モノグリセリドおよびその製造方法
島田裕司、渡辺嘉、杉原耿
雄、富永嘉男
2006/7/14
1083791
金属ナノ粒子及びその製造方法
中許昌美、山本真理
2007/1/2
20070000398
紫外線硬化型樹脂組成物、塗料、インキ、接着剤、
シール剤およびプライマー
玉井聡行、渡辺充
US-2009金属材の加工方法および構造物
0068492-A1
WO/2010/10368
2010/9/16
抗菌剤及びその使用方法
2
鉄鋼材の組織微細化方法、微細組織を有する鉄鋼
2010/10/20 EP2241642A1
材および刃物
2009/3/12
森貞好昭、福角真男
大本貴士、森芳邦彦、河野
宏彰
森貞好昭、福角真男、長岡
亨
ⅲ 2009年度 新規出願 11件
(2)商標
商標登録
登録日
1 2009/11/20
登録番号
商標
指定役務
商品及び役務の区分
5281039
OMTRI
第42類
化学に関する試験・検査・研究及びコンサルティング等
18
-68-
2010(平成 22)年度 知的財産報告書
発行日: 2011(平成 23)年 5 月 10 日
発行所: 地方独立行政法人大阪市立工業研究所
編集:
企画部・知財等活用委員会
知財等活用委員会委員長
中許昌美
企画部長・知財等活用委員会委員
川舟功朗
知財等活用委員会委員
永尾寿浩
企画部・知財等活用委員会委員
島田雅之
-69-
-70-
添付資料12
第2回受託研究成果に関するアンケート調査 集計結果
2011 年 調査数 83、回答数 65、回収率 78%
(2010 年 調査数 95、回答数 80、回収率 84%)
設問1 研究の成果は、貴社が期待されていたレベルと比べていかがでしたか?
回答
①期待をはるかに上回った
②期待を上回った
③概ね期待どおり
④期待に達しなかった
⑤期待に全く達しなかった
設問2 研究の成果を活用されていますか?
回答
①研究成果を活用している
②研究成果を活用する予定だ
③研究成果を活用する予定はない
④無回答
1
-71-
設問3 研究成果について特許出願を行われましたか?
回答
①特許出願を行った
②特許出願を行う予定だ
③特許出願の予定はない
設問4 研究成果をノウハウとして利用されますでしょうか?
回答
①ノウハウとして利用している
②ノウハウとして利用する予定
③ノウハウとして利用する予定はない
2
-72-
設問5 設問3において、特許出願を行う予定はないと回答された方に、その理由についてお尋ねし
ます。
(複数回答可)
回答
①本研究は特許出願を意図していないため
②研究成果として活用し、特許出願を行わないため
③ノウハウとして利用するので、特許出願で公開しないため
④本研究成果に関連する特許は、既に出願済であるため
⑤本研究成果が特許出願できる技術レベルに達していないため
⑥特許出願に要する費用が高額なため
⑦弊所の特許に関する契約条項に不満があるため
⑧特許出願をどのように行ってよいか分からないため
⑨その他
3
-73-
設問6 研究の進め方や内容、成果の利用等について、ご要望やご意見がありましたら、
自由にご記入ください。
回答
【要望】
<特許>
・現製造工程の改良とリサイクル工程の新工程の開発の並行研究を行っている。しかし、この原料とな
るものは企業秘密が多く、ノウハウとしての技術となり、他への成果の利用ができないのが残念であ
る。
・生産用機器として使用できるまで丁寧にご指導いただき有難うございました。出来上がった製品の特
許出願につきましては、公開した場合、他社が侵害してもそれを証明することは難しく、また特許の
維持費用が必要となります。小企業にとって特許出願するかどうかは悩ましいところです。
・特許に関することで、権利持分比率に対して、費用負担は全額企業側という点に疑問はある。関連の
ある特許出願は、別の契約条項があってもよい。何らかの優遇制度等があれば活用していき知が、何
があるのかよくわかっていないため活用できていない。
・最終成果は独占したい(第三社に許諾したくない)のが企業の基本理念ですが、市工研を中心に、成
果を一定条件のもとで共同利用できる仕組みができれば、面白いと考えます。
<研究内容>
・分析装置(NMR、旋光度計)が不調、故障で使えないときがありました。メンテナンスにも充分な
配慮をお願いしたいと思います。
・技術指導において、文献から得られた新しい合成反応を紹介していただいておりますが、新しい分析
技術、製造技術などの紹介もしていただけるとありがたいです。
・分析だけではなく、研究を進めていく上でノウハウや知識なのどやり取りをもう尐しやりやすくでき
れば、もう尐し成果は上がったかもしれないと思います。
・工研内で外部の人間でもインターネットが利用できる環境をととのえてほしい。受託研究の継続の手
続きを簡略化してほしい。
・出力測定の機器が故障しているので、至急修理をお願いします。
<手数料>
・依頼試験項目に無い測定で単なる機器使用等知財発生の可能性の尐ない作業については依頼試験での
実施を希望します。
<開放研究室>
・開放研究室制度をもっと拡大して下さい。今のままだと最長3年です。短すぎて腰の据わった研究が
できません。したがって、成果の利用が不十分になります。
<セミナー>
・測定した結果についての意味理解が化学に関しての下地がありませんので、とりあえず測定して機会
が数字を出してくれた、的な知識しかありませんので、有償でも、「学習塾」的なものがあればと感
じました。プラスチック講座は、人が多いし、時間がないし、個人の理解より、授業を時間に追われ
て進めているという感じがしてなりませんでした。
【その他】
・いままで弊社で利用していなかった技術をご教示していただいたので、ありがたく思っております。
4
-74-
・今後は大阪市立工業研究所を介して異業種とも連携を図り、得られた研究成果を事業化・製品化につ
なげていきたい。
・幅広い知識や経験に基づいた評価やアドバイス等は非常に有効で開発スピードを高めてくれている
・十分満足しております。
・こちらの都合でうまく進まなかった面もあり、ご迷惑おかけしています。新体制で継続しますので、
今後ともよろしくお願いします。
・大変お世話になっております。弊所のコア技術と他社様の固有技術の組み合わせにより何かシナジー
効果が得られるような事例を作ることができればよいのですが。今後ともご協力よろしくお願い致し
たく。
・研究テーマの進め方について、色々とアドバイス頂き、非常に助かった。受託研究の結果、合計3件
の出願に至った。非常に感謝している。
・迅速な対応によりスムーズに研究を推進することができました。タイムリーに的確なアドバイスをい
ただくことができ効率よく開発を進めることができました。
・短期間の中、思うような研究成果は出ませんでしたが、先生方には色々ご教示いただき大変感謝して
おります。
・まだ研究段階の状況ですので、今回の技術を生かした製品が生まれるまで、実験を続けていきます。
・難易度の高いテーマに果敢にチャレンジいただき、感謝申し上げます。残念ながら、成果を活用でき
るところまでは至りませんでしたが、よい経験として今後に生かす所存です。
・貴研究所との力強い共同体制の基に、素晴らしい自動検査装置を完成させることができて大変感謝い
たしております。これを縁としまして、貴研究所の立派な要素技術の活用で、我々がまだ着手したこ
とのない新しい装置開発の相談に、これからものっていただきたいと思っております。
・お世話になりました。今回は当方で実施した試料の前処理条件設定が今一つだったようなので、条件
を検討して再チャレンジします。
・無事に確認したかったデータが取れました。特許性があるという類のものではありませんが、今後の
開発に活かせる分析ツールがひとつ増えた形です。
・開発品については市場認知を高めるべく、より積極的な協力をお願いします。
・期待通りの成果がでており、本委託研究に関しては十分満足しております。
以上
5
-75-
-76-
添付資料13
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
地方独立行政法人大阪市立工業研究所共同開発研究創出業務
報告書
報告日:2011 年 3 月 31 日
テクノロジーシードインキュベーション株式会社
1
-77-
代表取締役
徃西裕之
担当:マネジメント事業部
成田牧子
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
<目次>
1. 業務目的
3
2. 業務実施内容
3
3. 報告1
営業候補企業スクリーニング
8
4. 報告2
訪問営業実績
9
5. 報告3
研究開発動向調査
9
6. 成果
13
7. 総括
19
<添付資料>
添付1:営業企業一覧
添付2:研究開発動向調査票(匿名希望企業を除く)
添付3:営業メモ(市工研訪問面談に進んだ事例)
報告書電子版(CD-ROM)
2
-78-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
1. 業務目的
大阪市立工業研究所殿(以下、
「市工研」と省略して記す)は、基礎研究から実用
化研究まで、技術提供や相談、受託研究を通した新規素材・技術の開発や技術移転に
より、大阪市内ものづくり企業を中心とした企業の課題解決や技術支援を行っている。
ものづくり企業にとって厳しい環境が続くなか、発展的に成長していくには競争力
のある付加価値の高い技術・製品を生み出していくことが不可欠である。本業務は、
ものづくり産業の発展により一層貢献するため、大阪市工研で蓄積されてきた最先端
の研究シーズ、知見をより多くの企業に紹介し、新たな企業との共同開発研究を創出
することが目的としている。
2. 業務実施内容
以下の流れで業務を実施した。
まず、市工研各研究部との面談を行い、各研究部で現在行われている研究開発の概要、得
意とする評価・試験、営業を希望する研究シーズ等のヒアリングを以下のスケジュールで
行った。
3
-79-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
9 月 29 日
有機材料研究部
大野部長、松本室長、山村室長、水野室長、伊藤研究主任
加工技術研究部
福角部長
10 月 1 日
電子材料研究部
藤原部長、木戸研究主幹、千金室長、森田室長、松川室長
10 月 4 日
環境技術研究部
酒井部長、齋藤室長、上利室長
10 月 5 日
生物・生活材料研究部
中野部長
有機材料研究部 ナノマテリアル研究室
大野部長、山本研究員
10 月 13 日
中許理事
営業の優先度を決めるため、営業のご要望があったものを中心に、重点的に営業してい
く研究プロジェクト、表1のように 22 件をピックアップした。
ピックアップした重点営業プロジェクトと研究開発志向がマッチする営業候補企業を探
索し、①市工研の概要説明、②相手企業に合うシーズの説明、③相手企業の研究内容とニ
ーズ、課題などのヒアリング、の内容に合わせて別のシーズの紹介や市工研との面談を勧
める、④研究開発動向調査
という内容で営業を行った。訪問時には、以下の資料を用意
した。
・市工研案内パンフレット
・2009 年度工研テクノレポート
・紹介予定シーズと研究室案内(HP からダウンロード)
4
-80-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
表1
重点営業プロジェクト一覧
案件
研究テーマ
概要
研究部
(部長名)
研究室
(室長名)
担当研究員 売りこみたい成果
熱硬化性樹脂 松本/大塚/
(松本)
木村
フェノール樹脂にナノ粒子を分
散させるのは困難とされてい
た。フェノール樹脂の特徴を損
なうことなく、成形材料の溶融
粘度が低く流動性に優れ(複雑
な成形が可能)、かつ強靭なク
レイナノコンポジット。各種工業
用部品に展開可。
2
超臨界二酸化炭素を利
用した無溶媒性合成プロ
二酸化炭素を原
セス。企業に売り込んだ
料とした医薬品中
有機材料
HY社
が動かず。浜理薬品とは
間体合成プロセス
(大野)
α ‐リポ酸(LipoEasy)を商
開発
品化したが、販売には至
らず。
精密化学
(水野)
有機溶媒を使わない。イソシア
ネート系と比較してコスト同レベ
ル、安全性でメリット。高圧装置
は必要。LipoEasyでは従来法に
比べ安定性、可溶性、味の改
質ができた。
3
摩擦攪拌による金属の
表面加工(硬化)。鉄鋼
材料を超微細化すること
で、高価な合金や時間の
加工技術
摩擦攪拌プロセス かかる鍛造をせずとも高
(福角)
硬度、高強度化する。金
属組織の微細化だけで
なく、ハイブリッド化も可
能。
先進構造材料
森貞
(福角)
4
654W/mKの高熱伝導率
を有するダイヤモンド粒
放電プラズマ焼結 子分散型銅基放熱材料
加工技術
(SPS)による放熱 を開発。ダイヤモンド粒
(福角)
性材料
子分散型アルミニウム基
複合材料(熱伝導率
403W/mK)もある。
材料プロセシ
ング
(水内)
水内
銅/ダイヤモンドの熱伝導率は
世界最高レベル。SPSでは粉末
冶金が短時間(10~15分)ででき
る。
5
切削工具防振ダ
ンパー
材料プロセシ
ング
(水内)
杉岡
住友電工ハードメタルが製品化
S社
中なので、工具以外の用途が
あれば。
機械工学
(山田)
武内
用途開発希望。小型軽量。
1
フェノール樹脂の特徴で
ある難燃性、電気絶縁性
フェノール樹脂の をいかしながらクレイで 有機材料
ナノコンポジット化 強靭化する。溶解混練の (大野)
条件、ナノ粒子の分散、
改質剤にノウハウあり。
6
アームの長い工具で加
加工技術
工するときのびびりを防ぐ
(福角)
ダンパー
共振現象を利用して、指
に振動を与えて、実際に
加工技術
触覚呈示デバイス モノを触っているように感
(福角)
じさせる。今のところ硬軟
の区別まではできない。
7
中規模メーカーでも扱い
やすいファイバーレー
レーザーを用いた ザーを用いた改質加工。
電子材料
セラミックス改質 低いエネルギーコストで
(藤原)
加工技術
必要部分だけ加熱し、電
気特性、磁気特性を変え
る。
8
透明性の高いシリカ薄
膜。無電解めっきで成膜
するのでプロセスは簡単 電子材料
(時間は150nm/3~4hrくら (藤原)
い)。反射率0.2%、透過
率約90%、親水性向上。
光透過シリカ膜
5
-81-
水野
刃物に関してはAMCが開発中
A社
なので刃物以外の用途。
セラミックス(木
木戸
戸)
補助金で開発した技術だが川
下企業なし。装置価格はレー
ザー部12M(IPG)、ステージ部5
軸16M(レザック)。
無機薄膜
(千金)
PETシートにシリカ膜をつけて反
射防止という研究成果。
プロセスは簡単で原料コストは
安いが、時間はかかる。
千金
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
研究テーマ
概要
研究部
(部長名)
研究室
(室長名)
9
SnAgめっき
RoHS規制に対応するAg
電子材料
とSnのナノコロイド粒子
(藤原)
めっき。
表面処理
(藤原)
10
画像センサによる人の動
作認識技術。魚眼カメラ
人の行動モニタリ
環境技術
で広範囲をアバウトに
ングシステム
(酒井)
(人が倒れているか程
度)に認識する。
11
金属接着性に優
れた含硫黄ポリ
マー
化学構造中にチオエステ
ル結合を有するポリマー
を合成し、エポキシ樹脂
用改質剤として利用す
環境技術
る。未改質のエポキシ樹
(酒井)
脂硬化物より銅への接
着力が3.5倍高まるととも
に強靭性も向上する(1.2
倍)。
傾斜機能プラス
チック
中間部分が組成傾斜し
た傾斜機能材料(ブレン
ド・ハイブリッド・複合材
料)。高接着性、そり防止 環境技術
力、拡散係数・導電率・ (酒井)
硬度・生分解異方性、ト
リガー月生分解などに特
徴がある。
案件
12
13
14
15
16
バイオマスプラスチックの
機能化。環境浄化に有
効な微生物をナノファイ
バー表面に付着させれ
ば、表面積が大きいの
ポリ乳酸ナノファイ で、高密度に付着させる
バー
ことができ、効率のよい
コンパクトな反応装置が
できる。保有するナノファ
イバー形成装置(エレクト
ロスピニング装置)は補
助金で購入。
ケナフを原料にした炭化
物。優れた湿度調節能
力を持つ。ケナフにはK
炭素系調湿材料 が多く含まれるため、炭
化物表面の親水性が比
較的高く、高湿度での水
蒸気吸着量が増大する。
Ag,Cuのナノペーストによ
り低温(350~450℃)で接
着する。圧をかける方
法、無圧どちらも可。
ナノペーストによ
低温焼結タイプ導電接着
る金属接着材料
剤は熱硬化樹脂が収縮
することで金属ナノ粒子
が面接触して導電性を発
現するもの。
金属成分配合により、
Au-Agは赤~黄、Ag-Cu
装飾用金属ナノ粒 は青~緑~茶の色を出
子
せる。粒子サイズが変わ
らない限り変色、退色は
ない。
担当研究員 売りこみたい成果
榎本、藤原
システム制御
斎藤
(斎藤)
異常事態、不審行為の検出が
可能なユビキタスセンサ(福
祉、介護施設での異常発見?)
魚眼カメラの歪みを補正せず、
人の形状と照合する検出方法
で簡易に行うことができる。
高機能樹脂
(上利)
平野
銅への接着性。
上利
裏表が異なるが境目のないプラ
スチック材料。上利室長の20年
来のテーマ。環境微生物の軟
質ポリ乳酸フィルムにも傾斜構
造導入で生分解速度制御機能
を付与(H20 JST可能性試験事
業)
高機能樹脂
(上利)
環境技術
(酒井)
環境微生物
(酒井)
環境技術
(酒井)
炭素材料
(酒井)
生分解性ポリ乳酸菌の単離、カ
ラムなど、(装置を)使ってくれる
ところがあれば歓迎。
長谷川
有機材料
(大野)
ナノマテリアル
山本
(大野/中許)
有機材料
(大野)
ナノマテリアル
山本
(大野/中許)
6
-82-
K社
キザイと組んでいるが12年経過
してサンプル出荷止まり。コスト
はSnCu、SnBiより高く、信頼性
上も課題はあるが、RoHS対策
には最適。
調湿建材用途。
大研工業側の問題で利用した
DD社
い企業がついていない。サンプ
ル提供中。ロウ付け、鉛フリー
はんだの代替か。フラックスフ
リー。コストは安くない。
導電接着剤は熱硬化樹脂メー
カー紹介希望。
ナノ粒子ペーストは大研工業が
DD社
製造。樹脂、塗料メーカーの紹
介希望。用途開発も希望。
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
案件
研究テーマ
17
配糖体アルブチン
の酵素重合による
機能変換
18
ポリフェノールを
使った木材用接
着剤
19
合成繊維表面を
糖類で保護する
方法
20
化学分解性乳化
剤を用いた乳化重
合反応による化学
分解性界面活性
剤
21
蛍光発光機能と
界面活性能をもつ
両親媒性材料
22
MALDI/TOF-MS
(島津製作所製
AXIMA
Confidence)
概要
アルブチン等フェノール類
を酵素によって酸化反応
を行い、配糖体を合成す
る。具体的にはコケモモ
由来アルブチンのペルオ
キシダーゼによるフェノー
ル重合。紫外線カット、抗
炎症、美白、抗酸化作用
あり。細胞毒性も低い。
カフェ酸、カテキンなど植
物ポリフェノールを架橋
剤とし、酸化触媒とともに
添加することで、タンパク
質や多糖を含む高分子
材料の接着剤を開発。水
中でもはがれにくく、環境
にやさしい。
合成繊維(ナイロン)表面
に糖をつけ、段ボールや
木箱に含まれるリグニン
由来芳香族アルデヒドと
ナイロン繊維末端アミノ
基の反応による黄変を防
止する。
界面活性剤としての役割
を果たした後、酸や光な
どの外敵因子を引き金に
疎水部と親水部の連結
部が分解し、界面活性能
を失う化学分解性界面活
性剤。
液クロ検出限界以下の
微量でも蛍光検出でき
る、界面活性能を持つ両
親媒性材料。濃度変化
(単分散~凝集)に伴っ
て蛍光発光色も変化する
ので、界面活性剤の挙
動変化を検出できる。
生体関連物質、有機化
合物、合成ポリマー等の
微量質量分析。企業に
開放しているので利用し
てほしい。公設試で保有
しているのは市工研の
み。
研究部
(部長名)
研究室
(室長名)
担当研究員 売りこみたい成果
木曽
配糖体化により水溶性が高く、
化粧品成分として提案したい。
糖を外すと導電性あり。重合度
を上げすぎると美白効果は落ち
る。
生物・生活材
微生物制御
料
(小林)
(中野)
山内
酸化触媒は乳酸鉄(Ⅱ)など安
全性の高いものを使う。工程は
混合放置するだけ。カテキンで
架橋したゼラチンゲルは熱安定
性や機械強度が著しく高まる。
生物・生活材
繊維
料
(中野)
(中野)
大江
ホルムアルデヒドフリーの安全
性の高い技術。静電気防止も。
他ではてがけていない研究。
生物・生活材
香粧品
料
(中村)
(中野)
小野
界面活性剤材料、反応系はい
ろいろもっている。
生物・生活材
分子認識材料
料
佐藤
(佐藤)
(中野)
洗浄後の洗浄剤残存量分析、
シャンプー・リンスの開発時評
価など
生物・生活材
香粧品
料
(中村)
(中野)
業界の信頼も厚い質量分析の
エキスパートがついている。試
料5個で5~6万円程度。
生物・生活材
糖質工学
料
(中野)
(中野)
静間
共同研究検討会議については、計 3 回、10 プロジェクト程度の開催予定であったが、開
催日程をうまく調整できず、開催 2 回、4 プロジェクトとなった。
共同研究検討会議を行うことにより、研究内容の有意性、課題ともに理解が深まり、企
業への提案に具体性が増した。また担当研究員の今後の展開についての御希望についても
ヒアリングすることができたので、アプローチする企業も絞りやすくなった。
第 1 回 12 月 16 日開催
「ナノコロイド粒子による成膜技術を用いたウィスカフリーメッキの開発についての検討」
プロジェクト担当者:電子材料研究部 藤原部長
7
-83-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
検討会議後のアプローチ:ウィスカフリーメッキに関心の高い大宏電機に具体的共同
開発研究の提案をする準備段階に入ることができた。
「魚眼カメラを用いたモニタリングシステム開発についての検討」
プロジェクト担当者:環境技術研究部 システム制御研究室 齋藤室長
検討会議後のアプローチ:画像のデモンストレーションが有効なアピールになり、サ
ン・エンジニアリングが共同開発研究を前向きに検討している。
第 2 回 3 月 18 日開催
「両親媒性蛍光界面活性剤」
プロジェクト担当者:生物・生活材料研究部 佐藤研究員、靜間研究主任、小野研究
主任
検討会議後のアプローチ:特許実施例にある洗濯用洗剤の評価用途だけでなく、化粧
品、シャンプー・リンス剤の浸透評価、工業用残存界面活性剤
検出、バイオ試薬についての方向性が考えられたため、化粧品
原料・化粧品会社 3 社を訪問して、意見を伺った。薬事法の規
制下にあることと、ヒトでの臨床試験が必要になることから、
化粧品評価用途は難しそうであったが、ナノレベルでの追跡が
可能であることは、今後を期待するコメントも得られた。
「機能性界面活性剤」
プロジェクト担当者:有機材料研究部 界面活性剤研究室 山村室長、懸橋研究主任、
東海研究員
検討会議後のアプローチ:関心をもっている企業があったため、より詳しい情報を得
ることができたが、震災の影響で担当部署が業務休止しており、
再開を待っている状況。
3. 報告1
営業候補企業スクリーニング
営業候補企業のスクリーニングは、以下のように行った。
① 企業データ調査会社を用いて、大阪市内に本社のある売上 20 億円以上 200 億円
未満の製造業に分類される企業を検索したところ 416 社がヒットした。その中か
ら、市工研から情報提供していただいた過去 3 年間に受託研究実績のある企業を
除き、HP で事業内容を確認して、営業候補企業 62 社を選定した。選定の基準
は、以下の通りである。
 研究開発部門またはそれに相当する商品企画、品質管理部門を有しているこ
と
8
-84-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
 市工研シーズとマッチすると考えられる事業、製品、研究テーマがあること。
特に最終製品を手掛けている企業を避け、関西企業に多い、黒子分野の企業
を抽出した。具体的に以下の通りである。
・材料・素材開発及び製造業
・表面処理等の加工業
・電子部品等の部品製造業
・組み込みソフトなどのソフトウェア受託開発業
また、補助金等の採択歴がある企業も、基礎研究からの開発志向が高いと判断
し、訪問対象とした。
② 弊社がこれまでに訪問したことのある企業、交流のある企業についても営業対象
とした。事業や研究開発内容、担当者とのコネクションが既にあるため、情報を
取りやすいという利点がある。
③ 大阪市外、大阪府外の企業についても HP 検索等で探索し、市工研シーズと事業
内容・開発内容がマッチすると思われるところも上記①と同様の基準で訪問対象
を選択し、営業した。京都や神戸の企業は、地理的条件において大阪市内企業と
あまり変わらず、地域の公設試では研究開発内容や得意とする評価・分析メニュ
ーが合わない、満足度が低いということで、関心を持っていただくケースもあっ
た。
4. 報告2
訪問営業実績
10 月中旬から訪問営業を開始し、3 月末までに 80 社を訪問した(同一社の複
数回訪問は除く)。目標の 100 社、共同開発研究成立 5 件には届かなかったが、
面談に進んだ企業は 10 社にのぼり、うち 1 社が受託研究契約締結、8 社が検討
継続中となっている。本業務実施期間、および面談後の前向き度を勘案すると、
訪問企業のニーズ・課題を引き出し、具体的な共同開発研究の検討に繋ぐという
目標については一定の成果があったと考えている。
5. 報告3
研究開発動向調査
添付研究開発動向調査票に、訪問営業担当者がヒアリングして記入する形で研究
開発動向調査を行った。
訪問企業 80 社のうち、75 社から研究開発動向調査の協力が得られた。
調査項目は以下の通りである。訪問企業の公開資料、弊社の調査データベースを用
いて調査可能な企業については、財務状況のデータも調査した。
・開発分野・領域
・新たに手掛けたいと考えている開発分野・領域
・外部から導入したい技術、外部委託したい試験
9
-85-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
・導入したい技術や試験外注先の探索方法
・公設試験研究機関等との共同研究実績
・公設試験研究機関等との共同研究における課題と要望(契約手続き、成
果帰属、研究費、課題達成評価など)
① 調査した企業の背景
所在地
本社または研究開発部署のある地域を、大阪市内、大阪市内を除く大阪府内、
近畿圏内(京都、兵庫、滋賀、奈良)、その他で分類した。75 社のうち、大阪市
内企業が 43 社、大阪市外大阪府内(東大阪市)1 社、近畿圏内 23 社、その他都
道府県 8 社となっている。大阪市外企業であっても、関心のある研究シーズや評
価系は検討したいという企業はあり、特に他の公設試では手掛けられていない研
究シーズ、評価系においては、他府県企業にも積極的に広報することも、今後の
共同開発研究創出に効果があると考えられる。
本社または研究開発所在地
その他
11%
近畿圏
内
31%
大阪市
内
57%
大阪府
内
1%
会社規模
研究開発ニーズのある企業は、新規事業開拓意欲があり、共同開発研究を行う人的、資
金的に余裕がある企業と考えており、前述のようにまず売上 20 億円から 200 億円の企業を
営業訪問対象としてスクリーニングしている。一方、上場企業 5 社を含む大企業や、売上
数千万円程度の研究開発ベンチャーも営業対象に入れている。
以下に資本金、従業員数、売上高(直近期)
、純利益(直近期)の集計結果を示す。
ちなみに中小企業庁による中小企業(製造業その他)の定義である「資本金の額又は出資
の総額が 3 億円以下の会社ならびに常時使用する従業員の数が 300 人以下の会社及び個人」、
10
-86-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
小規模企業者(製造業その他)の定義である「従業員 20 人以下」に沿って分類した。
資本金
10億円
以上
10%
従業員数
1千万
円未満
3%
20人未
満
8%
3億円
以上10
億円未
満
12%
不明
43%
1千万
以上3
億円未
満
75%
300
人以
上
12%
売上高 10億
20人以
上300
人未満
37%
純利益
▲1億
円以上 ▲1億
10% 円未満
円未
満
11%
~0
9%
不明
28%
不明
43%
100
億円
以上
24%
10億
円以
上100
億円
未満
37%
1億円
以上
21%
0~1
億円
17%
② 研究開発動向調査結果
調査対象企業の業種、分野が幅広いため、統計的に分析するのは難しく、総論的な調
査結果を以下に記述する。個々の調査結果については、添付資料(研究開発動向調査票、
ただし匿名を条件に調査協力していただいた企業を除く)を参照していただきたい。
新たに手掛けたい研究開発分野
現在進行中の研究開発分野からの展開を考えているところが大多数であり、全くの新
規分野に挑戦しようというところはほとんどなかった。一方、異なる分野での研究成
果を、自社の研究テーマに応用できないか、既存の設備機器を活用した新しいことは
11
-87-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
できないか、と考えている企業もあり、分野・領域にとらわれずにマッチングの可能
性を検討していく広い視野での目利き力が、新規共同開発研究の創出、中小企業の技
術開発力発展に必要であると考えられた。
導入したい研究開発シーズ
製造業に分類される中小企業、大企業、また商社や販売代理業を主とする企業は、
製品に近い、量産化に対応するシーズを求めるケースが多かった。
一方、自社のインフラでは対応できない、または活用頻度は低いが品質保証的なデ
ータは必要である場合など、定評のある施設への評価試験、分析試験の外注、あるい
は一時的機器利用のニーズは、会社規模に関わらずにあった。
導入したい研究開発シーズの探索方法
人的ネットワークや、営業担当者からのフィードバックというケースが多かった。
研究会、交流会や展示会、論文発表から探索するという企業研究者も尐なくはなく、
定期的に情報発信する場で人的交流を持つことから共同研究に繋がるケースもあっ
た。
公的研究機関との共同研究契約に関する要望
大学や公的機関との契約に慣れている企業が回答対象になったため、特に問題はな
いと回答する企業が多かったが、要望や改善を期待する点としては、特許出願時の費
用負担に関して、共同研究費負担や研究貢献度を反映させてほしいという要望が多か
った。
12
-88-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
6. 成果
訪問営業の成果を以下の表にまとめた。
市工研から訪問 過去3年間に受
依頼のあった企 託実績のある
業
企業
新規開拓
小計
80
研究部別内訳
生物・生
有機材料
電子材料 加工技術 環境技術
活材料研
研究部
研究部
研究部
研究部
究部
ピックアップ企業数
10
/
訪問企業数
8
13
データベース抽出416
→スクリーニング後63
+ネットワークを活用し
た探索(集計数なし)
63
うち動向調査実施企業数
8
11
59
75
市工研との面談実施企業数
0
0
10
10
2
2
1
2
3
共同開発研究を検討中の企業数
0
0
9
9
1
1
1
2
3
(可能性あり)
0
0
3
3
1
0
0
2
0
(市工研側で検討中)
(企業側で検討中)
0
0
0
0
2
3
2
3
0
0
0
1
1
0
0
0
1
2
共同開発研究成立
0
0
1
1
1
0
0
0
0
訪問した 80 社のうち、市工研との面談に進んだ企業 10 社はいずれも本業務で新規に探
索してアプローチした企業となった。
尚、市工研の各研究員様から訪問ご依頼のあった企業について、面談に進んだ実績はな
かったが、これはネガティブな理由から実績がなかったわけでなく、以下のような理由に
より面談に至らなかった。
① 現在相談できる事項がない
② 既に親しい研究員様がおられるため、他の部署への展開、つまり他の技術分野へ
の相談を行うという発想が生まれていない。
③ 既にたびたび相談をしている。
特に上記②の理由については注目すべきところであり、市工研の各技術部を横断できる
ような個別営業活動が必要と感じた。
訪問企業、開発動向調査企業の研究部別内訳については、共同開発研究テーマの関心や、
課題の相談したい内容と事業内容が必ずしも一致していないので、分類は省略している。
面談以降に進んだ案件は、各研究部に分散した。面談目的以外にも、実際に市工研に訪
問した際に展示物をみて、別の研究テーマにも関心をもつケースもあった。
訪問企業の研究開発分野別内訳を以下の表に示す。
その他
合計
訪問企業数
分野別
プラスチック・ゴム セラミックス めっき・表面処理
7
0
7
15
15
9
1
26
80
うち動向調査実施企業数
7
0
5
13
15
9
1
25
75
市工研との面談実施企業数
1
0
1
1
1
1
0
3
10
共同開発研究を検討中の企業数
1
0
1
1
1
1
0
2
9
(可能性あり)
(市工研側で検討中)
(企業側で検討中)
0
0
1
0
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
1
0
1
3
2
3
共同開発研究成立
0
0
0
0
0
0
0
1
1
13
-89-
化成品
バイオ・食品 機械・金属 繊維・紙
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
分野の分類は、工研テクノレポートで報告されている分類に従った。
「その他」に分類さ
れている分野は、電子材料、ソフト・システム開発が多い。また多くの分野にまたがる商
品を扱う商社も、その他に分類した。
ただし、会社概要に記載されている事業内容による分類であり、新たに研究開発して手
掛けたい分野が、必ずしもこの分類に一致しているわけではない。
14
-90-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
7. 総括
本業務のまとめ
新規開拓、市工研からの訪問希望・紹介企業あわせて 80 社の企業を訪問し、共同開
発研究マッチング 1 件を創出した。
また、市工研と数回の面談を継続しており、契約期間中にマッチングしなかったも
のの、今後の提案次第で可能性のある案件が 3 件、また市工研殿のご担当者様が技術
的に検討中の案件が 2 件、企業側で検討中の案件 3 件がマッチング可能性案件として
残っている。これは技術開発というテーマの性格上、ある程度の時間が必要であるた
め、やむを得ないと考えている。
市工研との面談に進んだ企業は、いずれも新規に開拓した企業であり、これまで市
工研の利用実績がない企業にとっては、他の公設試や研究機関とは違った研究テーマ
や評価・分析メニューに関心をもっていただいたという感触を得た。また、実際に訪
問営業したところ、想定外のニーズや課題が出てくるケースも予想以上にあった。こ
のような営業活動を継続していくことで、研究シーズの新しい応用展開の可能性が広
がっていくと思われる。
市工研の今後の活動に関するご提案
1.市工研が進むべき企業へのアプローチ
大阪市内だけではなく、近畿圏全体の企業への定期的訪問が望ましいと感じた。た
だし、研究所という立場上、御用聞き的な訪問は難しいとも感じている。
また、定期的な企業訪問(営業)には営業管理が必要である。具体的には、次のよ
うな管理書式をもとに各自が業務を遂行しなければならない。

業務日誌

訪問メモ(報告)

目標月次訪問企業数と結果のレビュー

企業への企画提案(提案書作成)

見積書提示・仕様書提示

クレーム対応

納品
従って、これらを研究・技術指導などの実務と合わせてこなすことは大変難しく、
専任者を、直接雇用または外部委託で配置することがよいと思われる。
また、市工研と既に接触のある企業への訪問で判明した通り、市工研の技術部を横
19
15
-91-
Technology Seed Incubation Co., Ltd.
断的に個別企業に照会していく営業活動も効果的であるため、一層専任者の必要性を
感じるところであった。
2.企業が市工研に持っているイメージ、期待している活動
すでに市工研と受託研究等実績のある企業にも訪問をしたが、特に以下のコメント
があった。
① スピード
企業側は急ぎ結果を出したいと各社が考えており、時間的なスピードがあってい
ないことも多い。ただし大学等教育機関よりは早く、公設試の中でも早いという
ことも評価されていた。
② 技術開発
古くからある技術の世界では、企業側のほうが進行してきておりお聞きすること
がない。
(メッキ業界)
③ 期待している活動:
公的機関ということで、特に材料評価などの第三者評価機関になっていただける
とありがたい。
20
16
-92-
添付資料14
所内施設の見学会(平成22年度)
実施日 実施機関名
見学会名称
見学
者数
1
近畿地域イノベーション創出会議・産 地域イノベーションセミナー
5月11日 技連推進会議近畿地域部会食品バ 「新製品開発のための最新高性能分析機器活用
イオ分科会
方法」
59
2
7月14日 日本分析化学専門学校
大阪市立工業研究所施設見学会
40
3
7月23日 ニューガラス研究会
大阪市立工業研究所施設見学会
32
4
9月3日 日本セラミックス協会 関西支部
技術研修会
20
5
9月16日
大阪市立工業研究所施設見学会
19
6
10月12日 大阪産業創造館
産創館出張セミナー
「自社工場でセミナーを開催しよう!」
70
7
10月21日
大阪市立工業研究所施設見学会
14
8
11月2日 大阪府立産業技術総合研究所
府市若手研究員第7回交流会
8
9
11月10日 平野川協議会
城東区内てくてくマップを使ったまち歩き
26
公明党視察研修会
10
(社)日本産業機械工業会関西支部
化学機械部会
大阪産業大学大学院 アントレプレ
ナー専攻
10 11月17日 公明党市議団
11 11月19日
マルティン・ツァイル バイエルン州経
バイエルン州訪日視察団見学会
済大臣
12 1月27日 近畿経済産業局
13
2月4日 摩擦接合技術協会
14 2月16日 大阪産業創造館
28
産総研・公設試の知財担当者勉強会
23
摩擦接合技術協会第3回研究会
34
産創館出張セミナー
「研究開発企業は知っておきたい!秘密保持契
約のあれこれ」
98
15
3月1日 森之宮小学校
森之宮小学校(6年生)見学会
33
16
3月1日 森之宮小学校
森之宮小学校(5年生)見学会
37
-93-
-94-
添付資料15
基盤研究(平成 22 年度)
研究テーマ
区分
大テーマ: 熱硬化性樹脂の高性能化に関する研究
小テーマ: フェノール樹脂-有機ベントナイトナノコンポジットの開発
有機-A シーズ開発
大テーマ: 熱硬化性樹脂の高性能化に関する研究
小テーマ: 長鎖アミド化合物を用いたジアリルフタレート樹脂の改質
有機-A シーズ開発
大テーマ: 熱硬化性樹脂の高性能化に関する研究
小テーマ: 成形性に優れた新規高性能熱硬化性樹脂の開発
有機-A シーズ開発
大テーマ: 電解プロセスによる錯体薄膜形成法の開発
有機-A シーズ開発
大テーマ: 導電性高分子を用いた透明導電性薄膜材料の開発
有機-A
科研費
基盤B
大テーマ: 形態制御された規則合金ナノ結晶の創製
有機-A
科研費
若手B
大テーマ: 新規スペシャリティーケミカルズの新合成プロセス開発に関する研究
小テーマ: 無機酸化物を利用する無溶媒反応の開発
有機-B シーズ開発
大テーマ: 新規スペシャリティーケミカルズの新合成プロセス開発に関する研究
小テーマ: 酸素や過酸化水素を酸化剤とする低環境負荷酸化反応の開発
有機-B シーズ開発
大テーマ: 新規スペシャリティーケミカルズの新合成プロセス開発に関する研究
小テーマ: 金属触媒・有機触媒の特性を利用した有機リン化合物の新規合成法の開発
有機-B シーズ開発
大テーマ: 新規スペシャリティーケミカルズの新合成プロセス開発に関する研究
小テーマ: 亜鉛及び金属触媒を用いた有用化成品中間体合成法の開発
有機-B シーズ開発
大テーマ: 新規スペシャリティーケミカルズの新合成プロセス開発に関する研究
小テーマ: 一酸化炭素・二酸化炭素等の未利用化学資源の有効利用とグリーン・サスティ 有機-B
ナブルケミストリーに基づいた合成プロセスの開発
科研費
基盤C
大テーマ: 高性能樹脂用「一官能性ならびに二官能性フラーレン誘導体」の選択的合成
有機-B
法の開発
科研費
基盤C
大テーマ: 洗剤および界面活性剤に関する研究
小テーマ: 新規分解性界面活性剤の開発
有機-C シーズ開発
大テーマ: 洗剤および界面活性剤に関する研究
小テーマ: 新しい高機能性界面活性剤の開発
有機-C シーズ開発
大テーマ: 洗剤および界面活性剤に関する研究
小テーマ: 機能向上を目指した両性界面活性剤の開発
有機-C
科研費
基盤C
大テーマ: 機能性糖質の開発に関する研究
小テーマ: 酸性糖の応用に関する研究
生物-A
実用化
大テーマ: 機能性糖質の開発に関する研究
小テーマ: 配糖化および酸化重合を利用した生理活性物質の改変
生物-A シーズ開発
大テーマ: 機能性糖質の開発に関する研究
小テーマ: 糖質酸化酵素の利用に関する研究
生物-A シーズ開発
大テーマ: 機能性新規脂質の製造に関する研究
小テーマ: 微生物反応を用いた効率の良い新規脂質の製造法に関する研究
生物-A シーズ開発
1
-95-
大テーマ: 機能性新規脂質の製造に関する研究
小テーマ: 微生物による天然油脂からの新規で希少な油脂の創生
生物-A
科研費
基盤C
大テーマ: 機能性新規脂質の製造に関する研究
小テーマ: 熱帯性植物種子由来の油脂をバイオディーゼル燃料に変換する実用的酵素 生物-B シーズ開発
法の開発
大テーマ: 食品素材などの機能性の向上に関する研究
小テーマ: ポリフェノールを用いた接着・結着剤の開発
生物-B シーズ開発
大テーマ: 食品素材などの機能性の向上に関する研究
小テーマ: 食品の結着素材の開発
生物-B シーズ開発
大テーマ: 食品素材などの機能性の向上に関する研究
小テーマ: 多糖、発酵乳等を利用した介護食用とろみ剤の開発
生物-B シーズ開発
大テーマ: 食品素材などの機能性の向上に関する研究
小テーマ: 植物性乳酸菌を用いた食品のバイオプリザベーション
生物-B シーズ開発
大テーマ: 香粧品材料の開発に関する研究
小テーマ: 汎用性に優れた高機能な光学活性界面活性剤の開発
生物-C シーズ開発
大テーマ: 香粧品材料の開発に関する研究
小テーマ: 乳化重合に適した化学分解性界面活性剤の開発
生物-C シーズ開発
大テーマ: 分子認識を利用した機能性マテリアルの創製に関する研究
小テーマ: 糖類をユニットとした包接化合物の化学合成と分子認識に関する研究
生物-C シーズ開発
大テーマ: 分子認識を利用した機能性マテリアルの創製に関する研究
小テーマ: アミノ糖の光学異性体を迅速に検出する技術に関する研究
生物-C シーズ開発
大テーマ: 香粧品材料の開発に関する研究
小テーマ: 化学分解機能を有する新規両親媒性化合物の創製と機能に関する研究
生物-C
科研費
基盤C
大テーマ: 香粧品材料の開発に関する研究
小テーマ: 蛍光性界面活性剤の毛髪組織への浸透挙動
生物-C
科研費
若手B
大テーマ: 繊維加工技術に関する研究
小テーマ: 染色技術におけるマイクロ波の利用
生物-D シーズ開発
大テーマ: 繊維加工技術に関する研究
小テーマ: 糖類を利用したナイロン繊維の黄変防止技術の開発
生物-D シーズ開発
大テーマ: 繊維加工技術に関する研究
小テーマ: ホルムアルデヒドフリーのナイロン繊維の黄変防止技術の開発
生物-D
大テーマ: 機能性ガラス・セラミックスの開発と応用に関する研究
小テーマ: 鉄シリサイド半導体薄膜の低温作製と応用
電子-A シーズ開発
大テーマ: エレクトロニクス用無機機能薄膜の開発と応用に関する研究
小テーマ: 水溶液からの酸化物膜の作製と光学材料への応用
電子-A シーズ開発
大テーマ: エレクトロニクス用無機機能薄膜の開発と応用に関する研究
小テーマ: 三次元構造を有する無機薄膜太陽電池の構築
電子-A シーズ開発
大テーマ: エレクトロニクス用無機機能薄膜の開発と応用に関する研究
小テーマ: 酸化物薄膜ダイオード構造体の形成と応用
電子-A シーズ開発
大テーマ: 機能性ガラス・セラミックスの開発と応用に関する研究
小テーマ: マグネシウムシリサイド系熱電変換複合材料の開発
電子-A
科研費
若手B
科研費
基盤C
2
-96-
大テーマ: 電子デバイス用表面処理技術の開発と応用に関する研究
小テーマ: 有機―無機交互積層構造体の構築と機能性材料への応用
電子-B シーズ開発
大テーマ: 高機能高分子膜材料の開発・応用とその周辺技術に関する研究
小テーマ: ポリピロール/アセチルセルロース系分画制御膜の開発
電子-C シーズ開発
大テーマ: カラムリアクターのための触媒担持型高分子モノリスの開発
電子-C シーズ開発
大テーマ: 固体発光材料とプラスチックの複合化技術の開発
電子-C
シーズ開発
連携(加工)
大テーマ: メソポーラスシリカの光機能性発現メカニズムの解明と光触媒への応用
電子-C
科研費
基盤C
大テーマ: 高機能高分子膜材料の開発・応用とその周辺技術に関する研究
小テーマ: 機能性高分子微粒子材料の開発に関する研究
電子-C
科研費
基盤C
大テーマ: ナノ構造制御された多原子系ハイブリッドの創製と機能材料への展開
小テーマ: 光学材料を目指した有機無機ハイブリッドの開発
電子-C
科研費
基盤C
大テーマ: 金錯体のハイブリッド化による固体りん光材料の創製
電子-C
科研費
基盤C
大テーマ: 高機能高分子膜材料の開発・応用とその周辺技術に関する研究
小テーマ: 官能基相互作用を利用した、電解析出による無機酸化物の結晶性、配向性
制御
電子-C
科研費
若手B
大テーマ: 環境適応型プラスチック材料の開発
小テーマ: ポリ乳酸系ポリマーアロイの開発
加工-A シーズ開発
大テーマ: 環境適応型プラスチック材料の開発
小テーマ: 高耐候性ポリオレフィン系ポリマーブレンドの開発
加工-A シーズ開発
大テーマ: 高機能プラスチック材料の開発に関する研究
小テーマ: ナノカーボン材料の表面局在化による高機能複合樹脂の開発
加工-A シーズ開発
大テーマ: 高機能プラスチック材料の開発に関する研究
小テーマ: 形状記憶効果や超弾性効果を付加したシリコーンゴム材料の開発とその応用 加工-A シーズ開発
に関する研究
大テーマ: 金属加工技術の高度化に関する研究
小テーマ: 単相マグネシウム固溶体合金を用いた微細粒超塑性におけるしきい応力発現 加工-B シーズ開発
機構の解明
大テーマ: 金属加工技術の高度化に関する研究
加工-B シーズ開発
小テーマ: 超塑性変形中のミクロ集合組織変化から考察する粒界すべりの付随調整機構
大テーマ: 結晶粒微細化によるマグネシウム合金の低温・超高速超塑性
加工-B
科研費
基盤C
大テーマ: 摩擦攪拌プロセスによるバイモーダルナノ組織の制御
加工-B
科研費
若手B
大テーマ: プラスチック成形加工の高度化に関する研究
小テーマ: セラミックコーティング断熱金型による射出成形品の高品位化
加工-C
実用化
連携(電子)
大テーマ: 設計支援技術を用いた製品開発に関する研究
小テーマ: 切削加工の高速化、高精度化に向けた防振切削工具の開発
加工-C
実用化
大テーマ: プラスチック成形加工の高度化に関する研究
小テーマ: ラマン分光法を用いた射出成形品の高次構造解析
加工-C シーズ開発
3
-97-
大テーマ: 金属加工技術の高度化に関する研究
小テーマ: レーザクラッディング技術を利用した新規接合法の開発
加工-C シーズ開発
大テーマ: 金属加工技術の高度化に関する研究
小テーマ: 放電プラズマ焼結技術を用いた金属基複合材料のプロセシング
加工-C シーズ開発
大テーマ: 設計支援技術を用いた製品開発に関する研究
小テーマ: 製品設計における物体形状の感受特性評価技術に関する研究
加工-C シーズ開発
大テーマ: 設計支援技術を用いた製品開発に関する研究
小テーマ: 触覚情報呈示デバイスの開発に関する研究
加工-C シーズ開発
大テーマ: 高度環境浄化・リサイクル技術の開発に関する研究
小テーマ: 排水等に含まれる微量物質対策のための吸着性水処理材料の開発
環境-A シーズ開発
大テーマ: 環境に配慮したバイオ技術による物質変換に関する研究
小テーマ: 環境汚染が懸念されるエーテル類の微生物分解に関する研究
環境-A シーズ開発
大テーマ: 環境に配慮したバイオ技術による物質変換に関する研究
小テーマ: 耐熱性酵素によるセルロースアセテートの分解および利用
環境-A シーズ開発
大テーマ: セルロース系バイオマスの酵素分解によるリサイクルモデルの構築
環境-A
大テーマ: 炭素材料に関する研究
小テーマ: 不純物含有有機性廃棄物原料に対応した炭素系吸着剤の製造技術の開発
環境-B シーズ開発
大テーマ: 炭素材料に関する研究
小テーマ: 調湿性能の優れた炭素材料の開発と調湿建材への応用
環境-B シーズ開発
大テーマ: 炭素材料に関する研究
小テーマ: 非貴金属系燃料電池触媒活性点の効率的生成
環境-B シーズ開発
大テーマ: 環境に配慮したバイオ技術による物質変換に関する研究
小テーマ: 新規な生体触媒固定化技術の開発
環境-B シーズ開発
大テーマ: 環境に配慮したバイオ技術による物質変換に関する研究
小テーマ: バイオリファイナリーに向けた芳香族化合物生産のための基盤技術の開発
環境-B シーズ開発
大テーマ: 無機系エコマテリアルの開発と応用に関する研究
小テーマ: 高耐食性クロメート代替化成皮膜の膜構造の解明
環境-B シーズ開発
大テーマ: 無機系エコマテリアルの開発と応用に関する研究
小テーマ: 低環境負荷・高機能スズ系めっきの開発
環境-B
大テーマ: 機能性高分子材料の開発に関する研究
小テーマ: 生分解速度を制御したポリ乳酸フィルムの開発
環境-B シーズ開発
大テーマ: 高機能プラスチック材料の開発に関する研究
小テーマ: 精密制御ネットワークポリマーの分子設計と合成
環境-B シーズ開発
大テーマ: 異種生物由来の遺伝子を発現するためのコドン同調化大腸菌の開発
環境-B
科研費
若手B
大テーマ: 微量有害金属の簡易な分析システムの開発
環境-C
実用化
大テーマ: 高度センサ情報処理技術の開発と応用に関する研究
小テーマ: 画像センサによる移動体の運動認識技術の開発
環境-C シーズ開発
大テーマ: 高度センサ情報処理技術の開発と応用に関する研究
小テーマ: 3次元モデルを用いた合成表示による作業支援に関する研究
環境-C シーズ開発
科研費
若手B
シーズ開発
連携(電子)
4
-98-
添付資料16
課題解決型ものづくり推進事業
【1】 少量多品種に対応しバイオマス度の高い軟質ポリ乳酸フィルムの製造方法の開発
1.大阪市立工業研究所 担当部署
環境技術研究部
環境微生物研究室、高機能樹脂研究室
2.研究開発概要
1)背景
近年の原油高騰に起因する景気後退に対し、脱石油社会の構築が市民レベルにおいても強く認識
されている。バイオマスプラスチックの利用はその対策の一つであり、生産量の多いポリ乳酸が大
変注目を浴びている。バイオマスプラスチックは二酸化炭素削減のためにもその普及が急がれてお
り、その物性や品質などを改善しつつ既存品と徐々に置き換わっているが、これから中小企業が得
意な少量多品種の分野で普及が進行すると予測される。その利用例として、スーパーマーケットの
レジ袋に換わるマイバッグの利用などがあり、さまざまなデザインの袋が開発されている。しかし
バイオマスプラスチックの中で最も生産量の高いポリ乳酸は、プラスチック成形品として利用され
る場合が多く、軟質化して各種の包装材料(袋やフィルム)へ利用する技術の開発が遅れているの
が現状である。実際、プラスチックフィルム中小加工企業の技術は化石資源由来のポリエチレンや
ポリプロピレンを対象としているため、ポリ乳酸を軟質化し成形する技術を開発するには、現在の
ままではハードルが高過ぎる。
一方、大阪市立工業研究所では、プラスチックの合成・物性・加工技術・生分解性に関する高い
科学的知見や独自技術を数多く有し、本事業の基礎となる研究開発を参画予定の中小企業とすでに
行い、軟質ポリ乳酸の開発に関する特許を3件(特開 2006-52257、特願 2006-040589、特願
2007-106256)申請し、論文・学会発表も数多く行っている。そこで、大阪市立工業研究所が中核と
なり、大阪地域のプラスチックフィルム中小加工企業、さらにポリ乳酸以外の重要な素材である可
塑剤メーカーやプラスチック混練メーカーまでタイアップして、一貫した生産ラインをすべて工夫
の対象として共同研究開発することで、新しい軟質ポリ乳酸フィルムを開発し、製造上の問題点を
解決し、上市まで繋げていく支援を図る。
2)目的および開発内容
脱石油社会に適合した軟質系のバイオマスプラスチック製品を開発する。バイオマス度が 90 %以
上であり、コンポストで簡単に分解できる、生分解性可塑剤を用いた軟質ポリ乳酸フィルムを、少
量多品種生産に適したインフレーション成形によって製造する技術を開発する。たとえば、米袋、
配送用部品袋、アウトドア用シートなど多種多様な製品が期待される。
これまで開発された他社技術では、少量多品種に適したインフレーション成形に用いる軟質ポリ
乳酸ブレンドでは石油系プラスチックがブレンドされ、バイオマス度が 50%以下まで低下すること
が多い。一方、可塑剤添加で軟質化できればバイオマス度の高い材料を製造できるが、技術的に成
功した例はない。これらの課題を解決するために、インフレーション成形に適した可塑剤添加ポリ
乳酸の開発や成形技術の改良をおこなう。また、より環境にやさしくするため、バイオマス度の向
1
-99-
上とともに生分解速度が遅いポリ乳酸フィルムの改善を行い、コンポストで簡単に再資源化できる
製品作りを行う。
3.波及効果
本事業終了後に、これまで石油系包装材料が主に利用されてきた分野に、環境にやさしいバイオマ
ス包装新材料である軟質ポリ乳酸フィルムを導入することができる。このフィルムは、バイオマス度
が高いだけでなく、少量多品種に対応したインフレーション成形で製造できるため、現在問い合わせ
がある肥料袋や商品配送袋、プラスチック封筒などの当面のニーズだけでなく、中小企業が取り扱う
レベルの種々の地域のニーズに即応でき、徐々に拡がっていくと考えられる。また、環境負荷の低減
と使用時の高性能の両立が求められ、目的に応じた生分解速度の必要性が増大すると予測されるニー
ズにも対応できるため、開発する可塑化ポリ乳酸フィルムの有効性は非常に高い。そのため、この開
発した材料は、2030 年には全プラスチックの 10%を占めると予測されているバイオマスプラスチッ
クの主流であるポリ乳酸の軟質包装フィルムとして利用が大きく期待される。しかし、食品包装の分
野では、野外の飲食後の環境中への廃棄の問題は現在でも大きな問題であるが、現在はバイオマス材
料であることだけが特に注目されている。そのため生分解性速度を調節したポリ乳酸材料の少量多品
種生産に、いち早く着目したこの軟質ポリ乳酸材料製造技術は先行技術として大きく他社をリードで
きると考えられる。そのため、本事業で開発したプラスチックフィルムの売り上げを大きく伸ばすこ
とが考えられ、2 億 5000 万円以上になると期待される。
現在の軟包装材は、年間約 7000 億円の市場規模(フイルム販売数量で 200 億トン)と一般に言われて
おり、最終的には、その市場の 10%をこの製品に置き換える事を目指す。また本事業では、製造ライ
ンの中核となる、大阪市内のラミネート加工会社(関西グラビア協会理事)とシール加工会社、兵庫
県のインフレーション成形会社とが連合体(環境にやさしい包装を作る会)を作り、研究開発から共
同販売までを目指している。また本事業を遂行する上で、プラスチック混練企業を始めとした種々の
企業とも連携を広げていく。そのため本事業を進めることで、大阪地域に多いプラスチック関連企業
と垂直連携が拡がっていくと確信できる。さらに、地域プラスチック産業への貢献度の大きい大阪市
立工業研究所から基礎技術が拡がり、本事業で開発した製品の事業化によって大阪地域を中心として
バイオマス利用が進み、地球温暖化防止など、環境問題への対応が徐々にではあるが確実に進めるこ
とができると考えられる。
4.中堅企業の概要
1)大八化学工業株式会社
①規模
所 在 地: 大阪市中央区平野町 1-8-13
資 本 金: 8億2500万円
従 業 員: 254名
②事業内容
可塑剤および難燃剤を主とする有機化学薬品の製造・販売。大正末から昭和初期にかけて酢酸
エステルの製造を始め、昭和10年には電線塗料用としてフタル酸エステル系可塑剤、リン酸エ
ステル系可塑剤を日本ではじめて国産化した。各種可塑剤を開発し、可塑剤のパイオニアとして
2
-100-
その市場を牽引している。また、エステル技術を基盤にエンジニアリングプラスチック用難燃剤、
ポリウレタン用難燃剤を開発し、リン系難燃剤としては世界トップの生産能力と販売量がある。
その他に金属抽出剤や樹脂改質剤などの特長のある製品を開発している。2007年に創立70
周年を迎えた。
5.参画中小企業群と新製品創出のための研究体制
上記、中堅企業を中心に書き 4 社から成る企業群で形成し、事業を推進していく。
1)新生紙化工業株式会社(此花区)
2)株式会社阪和紙業社(東住吉区)
3)新興化成株式会社(鶴見区)
4)菅野包装資材株式会社(加西市)
3
-101-
【2】プラスチックの環境負荷物質を用いない無電解めっきの開発と超微細電子回路形成技術への展開
1. 大阪市立工業研究所 担当部署
電子材料研究部 表面処理研究室、ハイブリッド材料研究室、光機能材料研究室
2. 研究開発概要
1) 技術的背景と開発課題
(背景)
プラスチック上のめっき技術のうち、電子回路形成に関する技術は、今後成長が見込まれる家電・
IT・エレクトロニクス分野における製品の製造に不可欠。非常に広い裾野を支える基盤的技術であ
り、大阪には全国のめっき業者のうち 17.2%が集積している。
めっき皮膜の密着性を得るためには、基板エッチング工程(前処理)が必須であるが、この工程
には高濃度のクロム酸など毒性の強い薬品が用いられており、生産現場での安全衛生および外部環
境への負荷が大きな問題となっている。
(開発課題)
本事業では,強い毒性を有する物質や環境への負荷が大きい物質を用いることなく,プラスチッ
ク基板への密着性に優れためっきを施すプロセスの開発を行う。
これは、従来は薬品等による表面粗化によりめっき層の密着を行っていたところを、触媒活性の
高い金属ナノ粒子を表面に吸着させることで、凹凸をつけながら高密着性を確保し、毒性の強い薬
品を使わずにめっき加工を行うものである。
工業研究所ではこの金属ナノ粒子によるめっき技術の開発を進め、実験レベルで実証ができるま
でに至ったが、今回は、実際の製品レベルで、中小企業者にも扱いやすい簡便な方法で、金属ナノ
粒子をプラスチック表面に吸着させるための技術開発(金属ナノ粒子/樹脂マイクロ粒子複合体の開
発等)を行う。
2)目的および開発内容
本研究では従来のめっき処理法における複雑な前処理および後処理工程を省き、しかも毒性のあ
る物質や環境負荷の大きい物質を用いることなく、密着性に優れためっきをプラスチック基板に施
すプロセスとそれを利用した超微細電子回路形成技術の開発に取り組むものである。
3. 波及効果
・ 今回の開発は、以下の5点の優位性がある。
①現状では競合する実用レベルの技術は全く見当たらない新規な技術である
②薬品の使用、廃液処理が大幅に削減されるため、環境負荷が著しく軽減される
③加工の工程が大幅に削減されるため、コスト削減できる
④上記②③の理由から設備投資が少なくて済み,めっき分野への新規参入が容易に
⑤最先端の超微細電子回路形成プロセスに応用でき、付加価値が高い技術である
・ この開発技術を大阪に集積しているめっき関連業者に技術移転していくことで、めっき業界全体
の競争力の強化を図り、市場規模が1兆円といわれている電子回路(プリント配線板)の市場で
大阪の企業がシェアをとっていくことを目指す。
4
-102-
・ また、大阪市域周辺に集積するエレクトロニクス・IT関連大企業とそれを取り巻くベンチャー
企業群は、超微細電子回路基板の試作や多品種小ロット生産を必要としていることから、大阪の
めっき業界の高品質化で、これらの関連企業を支援する。
4.中堅企業の概要
奥野製薬工業株式会社
①規模
所 在 地: 大阪市中央区道修町 4 丁目 7 番 10 号
資 本 金: 7000万円
従 業 員: 419名
②事業内容
電子部品用各種処理薬品、金属・プラスチックの表面処理薬品、アルミニウム・アルミニウム
合金の表面処理薬品、各種無電解めっき液、電子部品用低融点ガラスフリットおよびペースト、
焼付け用ガラス絵具、各種食品添加物・食品用品質改良剤、食品工業用各種サニタリー製品の製
造と販売
5.研究体制としては、奥野製薬工業株式会社を中核として以下に示す企業群とで構築し、共同で付加
価値の高い新技術の創出を図る。
○参加企業一覧
協力企業 扶桑化学工業株式会社(中央区)
参加企業 株式会社太洋工作所(旭区)
株式会社タカラインコーポレーション(中央区)
ネオケミカル株式会社(阿倍野区)
○企業群のイメージ
共同開発実施企業群
基板前処理薬剤メーカー
扶桑化学工業(協力企業)
表面加工薬剤用原材料の供給
大阪市立工業研究所
基板前処理薬剤メーカー
ネオケミカル( 参加企業)
基板の表面加工/めっき技術の開発
奥野製薬工業(中核企業)
表面加工基本技術の提供
基板表面加工メーカー
めっき液など薬剤の供給
タカラインコーポレーション( 参加企業)
表面加工基板へのめっき技術の開発
めっき加工業者
太洋工作所( 参加企業)
5
-103-
-104-
添付資料17
業務推進委員会(平成22年度)
委員会名
設置目的
1 排水管理委員会
研究所の敷地の外に排出する排水の適正な管理に関する調査及び審議(排水管理
規程第6条)
2 廃棄物管理委員会
研究所から排出又は発生する一般廃棄物、産業廃棄物等の管理・処理等に必要な
調査及び審議(廃棄物管理規程第6条)
3 試薬・高圧ガス管理委員会
研究所のすべての試薬等薬品類及び高圧ガスの管理と取り扱いに必要な事項の審
議(試薬・高圧ガス管理委員会規程第2条)
4 防災管理委員会
防災に関する調査及び企画立案、災害予防対策及び災害応急対策等の策定、防
災対応マニュアルの策定等、防災の推進に必要な事項(防災管理規程第7条)
5 機器管理運営委員会
機器の購入、修理、設置、廃棄等管理運営に係る調査、審議、答申、実行
6 ネットワーク委員会
所内イントラ及びインターネットワークの維持管理運営等に係る調査、審議、答申、
実行
7 安全衛生委員会
研究所の安全衛生に関する調査及び審議(安全衛生管理規程第14条)
8 職場安全衛生実行委員会
研究所の安全衛生に関する具体的事項の実施(安全衛生管理規程第9条)
9 エコオフィス推進委員会
エコオフィス推進に係る調査、審議、答申、実行
10 広報事業委員会
講演会、セミナー、シーズ発表会、特許フェア、月報管理等広報事業に係る調査、審
議、答申、実行
11 広報編集委員会
工研だより、HP、テクノレポート、要覧等広報編集発行に係る調査、審議、答申、実
行
12 研究企画委員会
研究所の競争的資金等を適正に管理及び運営するための不正防止計画の推進(競
争的資金等の取扱いに関する規程第6条)
13 規定委員会
法人規程類の作成、変更等管理運営に係る調査、審議、答申、実行
14 エックス線障害防止委員会
研究所におけるエックス線障害の防止に必要な調査及び審議(エックス線障害防止
管理規程第5条)
15 レーザー機器管理委員会
研究所におけるレーザー光線障害の防止に必要な調査及び審議(レーザー光線障
害防止規程第5条)
16
遺伝子組換え生物等の使用 研究所における遺伝子組換え生物等の使用実験の安全な実施の確保及び遺伝子
実験安全委員会
組換え生物等の適正な使用(遺伝子組換え生物等の使用等安全管理規程第2条)
17 手数料改定委員会
手数料に係る調査、審議、答申、実行
18 知財等活用委員会
知的財産等の活用に係る調査、審議、答申、実行
19 計量法・JIS検討委員会
計量法・JISに係る調査、審議、答申、実行
20 産技連推進委員会
産業技術連携推進会議及び近畿地域産業技術連携推進会議活動に係る調査、審
議、答申、実行
-105-
-106-
添付資料18
職員研修(平成22年度)
開催日
研修名称
主催団体
開催場所
1
9月22日
産総研・公設試の知財担当者勉強会(第1回)
近畿経済産業局
(独)産業技術総合研究所関西セン
ター(池田市)
2
12月3日
産総研・公設試の知財担当者勉強会(第2回)
近畿経済産業局
福井県工業技術センター(福井市)
3
1月27日
産総研・公設試の知財担当者勉強会(第3回)
近畿経済産業局
工研
4
12月9日
12月10日
公設試若手研究者研修会
近畿経済産業局
京都府中小企業技術センタ-(綾
部市)
5
9月21日
JST事業説明会および個別相談会
工研(所内研修)
工研
6
9月24日
10月7日
平成23年度科研費公募申請説明会(第1回)
工研(所内研修)
工研
7
4月1日~
4月23日
平成22年度新規採用研究員研修
工研(所内研修)
工研
8
10月18日
10月22日
第1回知的財産研修
工研(所内研修)
工研
9
3月8日
3月10日
情報公開と個人情報保護に係る研修
工研(所内研修)
工研
10
12月13日
12月24日
コンプライアンス研修
工研(所内研修)
工研
11
2月16日
2月17日
ダイバーシティ(人権)研修
工研(所内研修)
工研
12
1月6日
1月18日
メンタルヘルス研修(セルフケア)
工研(所内研修)
工研
13
1月6日
1月18日
メンタルヘルス研修(ラインケア)
工研(所内研修)
工研
14
1月12日
2月4日
プレゼンテーション研修
工研(所内研修)
工研
15
2月9日
2月10日
ビジネスマナー研修
工研(所内研修)
工研
16
11月26日
事務研修会第1回
工研(所内研修)
工研
17
1月31日
事務研修会第2回
工研(所内研修)
工研
18
2月25日
事務研修会第3回
工研(所内研修)
工研
19
3月8日
3月9日
事務研修会第4回
工研(所内研修)
工研
20
3月15日
事務研修会第5回
工研(所内研修)
工研
21
3月8日
3月10日
安全衛生等に関する研修
「試薬・高圧ガス管理に関する研修」
工研(所内研修)
工研
22
3月8日
3月10日
安全衛生等に関する研修
「防火・セキュリティに関する研修」
工研(所内研修)
工研
23
3月8日
3月10日
安全衛生等に関する研修
「排水・廃棄物に関する研修」
工研(所内研修)
工研
24
3月8日
3月10日
安全衛生等に関する研修
「労働安全衛生に関する研修」
工研(所内研修)
工研
-107-
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