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BTシリーズ 開発ストーリー - Phoenix Contact

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BTシリーズ 開発ストーリー - Phoenix Contact
DINレール用端子台 BTシリ ーズの革命はここから始まった
1
電気制御盤の設計者は
悩んでいた
2
日本でもプッシュイン式が
普及している!
3
設計者と施工者とではプッシュ
イン式の見方が違っていた
4
5
6
頭を抱えるMr.KATO
プッシュイン式(挿し込み式)の端子台
プッシュイン式の端子台は、工数を大
日本では、装置/電気制御盤設計者側か
営業マンが、プッシュイン式の良さを
これらを目の当たりにして、日本の技
にして良かったなぁ。電気制御盤内の
幅に削減できるだけでなく、制御盤内
ら見ると非常に合理的なプッシュイン式
説いて回るが、なかなか丸/Y形用端
術の責任者でもあるMr.KATOは悩ん
配線がとても楽になった。こんなに便
のスペース削減も実現するため、次第
も、現場の電気配線工事業者からは「慣
子台の伝統の壁は厚く、優位性が伝わ
でいた。
利なのに、どうして現場の配線工事に
に日本でも受け入れられ始めている。
れない」
「不安である」などの理由で従
らない。そんな場面をMr.KATOは幾
まで拡がって行かないのかなぁ…。
【プッシュイン式端子台出荷数量について】
来の丸/Y形用端子台が好まれていた。
度となく見てきた。
プッシュイン式に
変えたら
ラクラクだ!
(単位:千個)
45,000
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
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6
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0
1
9
BTシリーズ開発プロジェクト
フエニックス・コンタクト ドイツ本社相談役
クラウス・アイザート
Sickle Moon Project
加藤 裕之
前職のメーカーでは技術者として多くの開発に従事。フエニックス・
コンタクト入社後、端子台分野における日本の作業環境の遅れを痛
感。
「いくら優れた技術でもその国の文化、ユーザ目線に立たない
製品では浸透しない」と実感。日本の現実にあった製品を開発しよ
うとドイツ本国に呼びかけ、日本での開発チームを率いた。
ニックス・コンタクトならではの発想&技術
力で改良・提案することで、日本の市場
ドイツ・開発リーダー
マーケティングマネージャー
こうというプロジェクト。長い歴史と豊富
ゴードン・ブッシュ
な市場における実績から接続機器のグ
ローバルリーディングカンパニーとして、
世界に向けて画期的な新技術を発信し
続けるドイツ開発チームの要。今回のプ
ロジェクトでも、その手腕・実力を遺憾な
く発揮した。日本での技術セミナーにも
積極的に参加し、BTシリーズのコンセプ
トや特長、メリットをアピールしている。
最高品質の製品とサービスを提供してい
るドイツ本社と日本法人が緊密に協力し
あって開発を進行する事になった。
革新的な製品開発のため
日本の端子台は
まだまだ改良できる!
9
1歩先を行く
丸/Y形用端子台を作ろう!
開発には、営業や技術、そしてお客様の設計者や作
業者の多くのニーズを聞く事から始まった。ヨーロッ
パで磨き抜かれた最先端技術−プッシュインテクノ
ロジを、ねじを中心とした文化の日本に持ち込むこと
で、
トップスクリューテクノロジを開発するという革
命的課題に取り組んだのである。
細部までこだわり続けた
10
デザインレビューを
何度も繰り返す
11
これで大幅に改善。
でも、まだこだわった
ドイツから新しい図面が届くが、日本
開発スタート後もさらに改良点を見
丸/Y形用端子台の進歩はほとんど止
製品の具現化は、容易ではなかった。一度に40箇所
の現 状にはほど遠かった。とても日
つけてはドイツへ提案し、日本とドイ
まっていた。
ドイツもこの製品コンセプ
以上の訂正が入った。端子台のサイズ、色、材質、ね
台を普及させるには、工具も重要であると認識
本の背景を理解してもらえそうにな
ツ間で 技 術 者 同 士のせ めぎ 合 いが
トを理解し、成功することを確信した。
じサイズ、
ドライバー工具も日本のプラス式を適用
し、こだわった。1つの工具ですべてカバーできる
かった。
続いた。
させ、徹底的に日本仕様にこだわりながら改善。
こと、日本人の手に合うサイズなどなど。
これでは、
新製品を作る
意味がない
プッシュイン式の技術を
取り入れた新発想の
丸/形用端子台を作ろう
!
日本・開発リーダー
ICE統括本部 本部長
ニーズに対応する製品をリリースしてい
8
プッシュイン式を
そのまま持ってくる
のではなく
世界の要望に応え続けるドイツの技術者が最強タッグを組んだ
日本の端子台事情を研究・分析し、フエ
数々の画期的製品を排出したフエニックス・コンタクト社の創業者の血を引く
工学士。1961年より経営に参画。製品開発はもちろん、世界市場への販売を
統括し、多くの実績を残し、豊富なノウハウでプロジェクトを成功へと導いた。
開発は決して
順調ではなかった
Mr.KATOは決断した。
2
0
2
0
日本の現場を知り尽くした技術者と
7
そうだ、日本で通用する
端子台を新たにつくろう!
︵予測︶
2
0
1
1
︵予測︶
2
0
1
0
︵予測︶
2
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0
9
︵予測︶
2
0
0
8
︵予測︶
2
0
0
7
︵予測︶
2
0
0
6
このままでは
日本の端子台は
世界の潮流から
大きく乖離して
しまう。
う∼ん、
いい施策は
ないか・
・
・
シェア拡大中
2
0
0
5
2
伝わりにくい
プッシュイン式の優位性
日本はなんで
こんな効率の悪い
ことやってるのだ
ドイツ側からも様々な提案があった。またこの端子
そして、
ついに完成!
3
発、
本
日
へ
世界
丸/Y形用端子台とプッシュイン式の
融合による新しい価値の創出へ。
日本市場に最適化された
DINレール用端子台・BTシリーズを新開発。
革命点
1
日本市場で最も使いやすいDINレール用端子台とは?
使い勝手を高め、効率よく利用するには?
着実に改良の進むヨーロッパ式端子台の良さを取り入れるには?
フエニックス・コンタクトはこれらの課題を解決するために
ドイツと日本の技術者による共同プロジェクトチームを結成。
新コンセプトの革命的DINレール用端子台「BTシリーズ」を開発いたしました。
B T
革命点
革 命
4
盤内環境にあわせて選べる
豊富なラインナップ
ヨーロッパ式
プッシュインテクノロジを搭載
●丸形/Y形端子用端子台(端子カバー必要)
BTOシリーズ
●フェルール(棒端子)付より線を挿し込むだけで
接続完了、作業工数を大幅削減
●丸形/Y形端子用端子台 BTシリーズ
●ねじ絞め、
トルク管理が不要
電線接続後の定期メンテナンスも不要に
●丸形/Y形端子用/プッシュイン式
ハイブリッド端子台 BTHシリーズ
DINレール用端子台
●プッシュイン式端子台 BTPシリーズ
革命点
2
●緩みにくい独自の接続技術
●現場の多くの電気工事士に支持される丸/Y形用端子台と、
配電盤設計者の多くに支持されるプッシュイン式の両方を
備えた「ハイブリッド端子台」を新開発
●波形座金の採用でさらに緩みにくく
●最適なスプリングの弾力性により、ねじを簡単に
締付け可能
●ねじ台座、アーム、スプリングの関係を最適化し設計
●日本のJISねじサイズに対応
●プラスドライバー1本でねじからプッシュボタンまで
操作可能
●端子不要!裸線も接続可能
5
3
日本市場にフィットする
デザイン
●フェルール(棒端子)の使用により
作業性大幅アップ
革命点
革命点
ねじの緩みを徹底的に排除する
トップスクリューテクノロジ
●波形スリットを付けた独自形状のねじを開発
4
BTシリーズ
●コンパクトなサイズでありながら4線接続可能
豊富なアクセサリに、
裸圧着端子用圧着工具も品揃え
●端子カバー不要なシリーズ(BT,BTH,BTP)
もカバーを
装着可能。メーカー審査基準に対応
●工具なしで挿し込むだけで隣接端子台を
つなげる渡り配線金具ブリッジバーシステム
●日本市場の主要電線径3種類(1.25、2.0、3.5[mm²])に
対応するモデルをラインアップ
●9.5mm記銘板を装着可能
●日本市場に適した本体材料「ポリカーボネート」を採用
●BTシリーズの各モデルはすべて同一サイズ、
同一デザイン視認性を大幅に向上
●記銘板をカバー上面に取り付けることで
便利さが拡がる端子カバー
●裸圧着端子用圧着工具は、
手の小さな日本人でも使いやすく、
片手でラクラク操作のコンパクト設計
5
独創の「差」
が
ここ ! 日本市場に革命を起こす
う
ちが
フエニックス・コンタクトだから実現できた独創性、使いやすさ。
日本市場独自のニーズを知り尽くしているからこそ搭載できた新機能。
そのすべては、精度の高い作業を、容易に、そして短時間で行うために───。
DINレール用端子台「BTシリーズ」
12のテクニック
Point
まさに日本市場に革命を起こす、画期的な端子台の登場です。
Point
Point
1
緩みにくさを徹底追究した
トップスクリューテクノロジ
NEW
2
ねじ締結時の不安定さを大幅に改良
NEW
Point
7
8
先進性に優れたプッシュインテクノロジ
堅牢で安心感がある終端止め
グリップを効かすため、波形ス
端子台との調和がとれた
リットを付けた独自形状のねじ
黒色を採用。ねじの締め
を開発。座金部分も波形の構
付けによって容易に取り
付 けられ るにも 関 わら
造で、グリップ力をより強化し
ました。ねじのヘッド部分は、
新開発のL字型の支持台、導電板、ハウジングの構造によ
プラス/マイナスドライバーで
り締結時の不安定なぐらつきをなくすだけでなく、スプリン
も充分トルクの効くように設
グの脱落を防ぎます。
計。ねじそのものにも大きくメ
スプリング機構は、緩めた端子ねじを持ち上がった状態で
スを入れました。
保持するため、配線作業がさらに容易になります。
Point
Point
3
盤内環境にあわせて選べる
ハイブリッド端子台も登場
内線
プッシュ
イン式
外線
丸/Y型
端子用端
子台
NEW
感電防止を実現する安全設計
NEW
備えています。
シュインテクノロジを採用。作業工数削減、メンテナンス不
要、
トルク管理不要を実現。1極あたり最大4本の電線を接
続可能。裸線を接続できることも大きな特長です。
Point
4
ず、安心感ある固定力を
フェルール付きにより線を挿し込むだけで接続できる、プッ
Point
9
10
渡り配線金具ブリッジバーシステム
記銘板搭載の端子カバー
片方が丸/Y型端子用端子台、
すべてのフエニックス・コンタ
工具を使わず挿し込むだ
安全性をより重視した端
もう片方がプッシュイン式とい
クト製は非接触タイプ。感電を
けで隣 接 端 子 台を接 続
子カバーに記銘板受けを
う画期的なハイブリッド端子台
未然に防ぎます。
可能。配線と分離してい
搭載。信号線名だけでな
もラインナップ。配電盤に設置
また、従来の端子カバー付き
るため、簡単作業を実現
く、端子台名の外部表示
する内線は高効率なプッシュ
製品も品ぞろえ。各社の規格
します。ブリッジ部品は感
も可能になりました。
イン式、外線は現場の電気工
に対応します。
電しないように設計され
カバーは透明で内部の配
線状態もはっきり確認で
ています。
事士が慣れている丸/Y型端
きます。
子用端子台にできるため、両
方のニーズに合致。
Point
5
ポリカーボネートを
本体素材として採用
Point
NEW
Point
6
NEW
BTシリーズは
すべて同一サイズ
丸/Y型端子用端子台用に
最適な工具を新開発
Point
NEW
12
プッシュイン式端子台用工具も新開発
NEW
ヨーロッパで使用されること
取り付け時により美しく配置で
画期的なカム構造の採
工具のカム構造がより進化したこと
の多いポリアミドではなく、耐
きるよう、BTシリーズの各モ
用により、コンパクトで、
で、従来よりも少ない力での圧着を
衝撃性や耐久性、安定性に優
デルはすべて同一サイズで設
弱い握力で圧着が可能。
実現。よりコンパクトに。より安全に。
れた「ポリカーボネート」を本
計。BTH/BTPシリーズの4線
片 手での作 業がラクラ
さらに、0.14mm²から太い電線サイ
式もコンパクトに設計。丸/Y型
ク。0.5mm²から太い電
ズ5.5mm²まで1つの工具で対応。
端子用端子台やハイブリッド
線サイズ5.5mm²まで1
挿入口が1つだけなので、作業者が
端子台を並べても同一のサイ
つの工具で対応。
誤った入れ間違いによる圧着不良を
体素材として採用。多くの日本
製品と同様のなじみのあるボ
ディ感で製作しています。
優れ
ン
たデザイ
ズで配列できます。
6
11
引き起こす心配もありません。
7
体感!
Web
BTシリーズ
想像を超える、革新の接続性・利便性を
ぜひご自身で体感して、
その実力をしっかりとご確認ください。
詳しい製品情報や最新のニュースをタイムリーに発信中
フエニックス・コンタクトのホームページより、更に詳しい製品情報がご覧いただけます。BTシ
リーズの最新情報はもちろん、カタログダウンロード、展示会情報やセミナー情報なども随時発
信。メールによるお問合せも承っております。ぜひご覧ください。
www.phoenixcontact.co.jp
セミナー
ドイツ本社スタッフ&日本支社スタッフによる
オープンセミナーを随時開催
フエニックス・コンタクトのドイツ本社スタッフ、または日本法人スタッフによるオープンセ
●国内に広く流通している丸/Y形端子用
ミナーを開催しています。開催スケジュール等については、ホームページでご確認頂けま
端子台の使いやすさがさらに進化!
す。BTシリーズの魅力をわかりやすくお伝えしておりますので是非ご参加ください。
●新発想で丸/Y形端子用端子台の問題点を
ズバリ解決!
特約店による訪問説明
●新たな独自機能をプラスして製品を開発!
●抜群の施工性!作業効率が劇的にアップ!
専門担当者が貴社をご訪問しBTシリーズの特長を詳しくご説明
全国22特約店、約150営業拠点から、専門の営業担当が貴社をご訪問。デモ機や専
用カタログ、サンプルボックスなどを活用し、BTシリーズ端子台の特長を具体的にご
説明いたします。詳しくは特約店または弊社までお気軽にお問い合わせください。
ご指定の場所で説明会/展示会
専任スタッフがきめ細かく対応
個々のお客様ニーズにもお応え
BTシリーズ専用カタログ完成!
BTシリーズの特長や機能、各種詳細
情報をまとめた専用カタログもご用意
しております。
ご要望に応じて、お客様のご指定の場
所でBTシリーズや関連製品の説明会、
製品展示会を開催。会場ではお客様の
ホームページより
ご要望にできる限りお応えいたします
ご請求ください。
ので、貴社のご要望を営業担当までお
気軽にお申し付けください。
www.phoenixcontact.co.jp
社 〒222-0033 横浜市港北区新横浜1-7-9 友泉新横浜一丁目ビル6階
TEL: 045-471-0093 FAX: 045-277-0069
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本
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