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“薬の副作用”(Vol.34)
68.0% 「第3回くすりと製薬産業に関する生活者意識調査」より 患者さんが求めている処方薬情報は“薬の副作用” 日本製薬工業協会は、首都圏及び京阪神圏に居住する満20歳以上の男女を対象 に「くすりと製薬産業に関する生活者意識調査」を実施。その結果報告を2002年 11月に発表しました。 調査内容は患者さんが入手したい処方薬情報や処方薬に対するイメージ等。調 査の結果、患者さんの処方薬に対する信頼感が高いことがわかった反面、患者さ んが求める情報ニーズへの医療機関側の対応不足などの課題も見えてきました。 今回の調査結果から抜粋してご紹介します。 調査概要 対 象:首都圏及び京阪神圏に 居住する満20歳以上の 男女 回答数:首都圏 966名 京阪神圏 440名 計1,406名 調査時期:2002年7月 日本製薬工業協会 http://www.jpma.or.jp/ 23.0 薬の 副作用について 説明を受けた人 % 入手したい処方薬情報(回答数/1,406) 医療・医薬関係者から受けた説明(回答数/1,127) Q 薬の副作用 68.0% 入手したい 処方薬情報について 薬の名前 27.0% 1.9% 薬の保管方法 18.2% 1.2% 20 10.4% その他 13.9% 40 29.0% 薬のメーカー名 21.1% 60 79.8% 薬の服用方法 34.4% 80 60.5% 16.8% 薬の飲み合わせの注意 49.1% 処方された薬について、入手 したい情報で最も多かったのが 「薬の副作用」68.0%ですが、 医療・医薬関係者から説明を受 けたのは23.0%にとどまり、 患者さんの情報ニーズと実際に 提供される情報との間にギャッ プがあることがわかりました。 71.9% 薬の種類・成分・特長 50.7% 100 23.0% 薬の効能・効果 65.1% 1.1% 特にない 13.9% 0 0 20 40 60 80 (%) Q (%) 18.3 市販の薬に比べて 市販の薬よりもよく効く(回答数/1,406 ※無回答除く) 84.5% Q 20 40 14.9% 60 80 医薬品(処方薬)に対する 信頼感について 100(%) 処方薬のイメージについて、約9割の 患者さんが「総合的にみて、病院や診療 所で処方される薬は信頼できる」と回答 しています。市販薬との比較質問で市販 の薬に比べて副作用が強いと感じている 人はわずか18.3%でした。 市販の薬に比べて副作用が強い(回答数/1,406 ※無回答除く) 肯定層 否定層 18.3% 0 80.6% 20 40 10.0 社会に役立つなら % 治験に 参加してもよい 治験に対する考え方 治験の認知度については約 6割の患者さんが「ほとんど 知らない」という結果でした。 治験に対する考え方につい ては「社会に役立つなら治験 に参加してもよい」 (10.0%) と、治験に肯定的な意見もう かがえました。 60 80 Q 副作用が強いと思う人 % 肯定層 否定層 0 100 100(%) 治験に対する考え方(回答数/1406 ※複数回答) 治験に伴うリスクを説明した上で進めるべき 70.8% 開発中の薬を投与するのは不安がある 50.4% 医療機関や製薬会社からの情報がもっとあるとよい 44.7% 治験は新薬開発にとって必要不可欠である 41.6% 28.7% 治験はまだ正しく認識されていない 社会に役立つなら治験に参加してもよい 10.0% その他 1.0% わからない 10.2% 0 20 40 60 80 100 (%) 9