...

第6学年の実践

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

第6学年の実践
第6学年の実践
単元名
1
2
『THE 新聞』(表現運動)
運動の楽しさを体感させる指導の手だて
① 題材との出会わせ方を工夫し、イメージづくりをするために
「新聞」から表現したい記事を選んだり、記事に載っている「スポーツ」や「自然の力」の動きをイメー
ジしたりできるように、新聞記事や写真・絵を活用する。
② 学習中に題材のイメージを想起させるために
「新聞紙」
「スポーツ記事」
「自然を取り上げた記事」のそれぞれから思い浮かぶ動きやオノマトペを書い
て、イメージバスケットを作る。それを体育館や教室に掲示し、いつでも見ることができるようにしてお
く。また、
「スポーツ」や「自然の力」の様子を記事の切り抜きや言葉で表して作ったカード(
「スポーツ
カルタ」
「自然カルタ」)を二人組でめくりながら描かれている様子をイメージし、即興的に踊ることがで
きるようにする。
③ 動きを活性化させるために
毎時間の初めにダンシングタイム(リズムダンス)を行い、心と体をほぐしていく。その後、その日の
テーマにそった曲を体育館に流しておき、場をそれぞれのイメージにする。その際、児童がもった動きの
イメージを妨げない曲を流すようにする。「スポーツ」や「自然の力」では、スポーツの躍動感や自然の
脅威を感じさせる曲を流す。
④ 教師の言葉かけについて
身につけさせたい技能を引き出すために、教師の言葉かけを工夫する。「本当の動きより、表したい感
じをもっと強めて見せるための工夫」として、動きを誇張したり、動きの時間軸を変えたりすることを意
識できるように動いている児童への言葉かけを工夫する。
⑤ 4つのくずしを行うために
予め表現運動を行うときには4つのくずしが出来たらよいということを話し、それぞれの例を挙げた 4
色のカードを掲示しておく。友達の動きのよいところを見つける際にも、4 つのくずしを意識して見合え
るように掲示カードと同じ色のメッセージカードを使う。動いている児童が、4つのくずしを意識するこ
とできるような教師の言葉かけを大切にしていきたい。
3
段階
10分
ねらい1
1
指導と評価の計画(全6時間)
○オリエンテーション
・学習のねらいや学習
の進め方の見通しをも
つ。
2
ねらい3
6
40分
○即興表現をする。
・ 教師の言葉をもとに一人で転がる・回る・ねじ
る等いろいろな動きで踊る。
・ 運動カルタをもとに二人組で踊る。
・見せ合いをする。
(テーマ)
2時 新聞紙
3時 スポーツ
4時 自然の力
45分
・学習を
振り返る。
広げようタイム
・教師の言葉 ・2人組で即 ・二人組やグループで、はじめ-なか
か け を も と 興的に踊る。 -おわりのひと流れの動きを考えて
2時
に一人で踊
表現する。
・ 新聞紙の動
ダンシングタイム る。
きをもとにし
・本時の学
習の流れとめあて
の確認
4
5
○ダンシングタイ
ム
(リズムダンス)
・2~3曲メドレ
ーで踊る。
30分
やってみようタイム
ねらい2
3
本
時
20分
・整理運動
て動く。
3時・4時
カード(カ
ルタ)をもと
にして動く。
「THE 新聞」メドレー(交流会をしよう)
・表したいテーマを選んで、グループで工夫しながら小作品を作り、
交流会で表現する。
・器具の
片付け
4
本時の学習
3/6
於 体育館
(1) 主眼
○ 「スポーツ」の特徴をとらえて即興的に動いたり、動きにめりはり(速さの変化やデフォルメな
ど)をつけてひと流れの動きで踊ったりすることができるようにする。
(2) 準備
【場】 ・イメージバスケット ・カード(カルタ)
・動きの変化ヒントコーナー
【教師】・リズム太鼓 ・CD ラジカセ
(3)展開
主な学習活動
1
○
ダンシングタイム
(リズムダンス)
○ 2~3曲をリズムに乗
って踊る。
教師の指導・支援上の留意点
具体の評価規準
(評価方法)
○
リズミカルな曲を流し、定型のダンス
を踊ったり、曲に乗って自由に踊ったり
して心と体をほぐす。
○ リズムに乗れない児童は、友達や教師
と一緒に動き、まねて踊るように声をか
ける。
2「スポーツ」を表現する。
(1) 本時のめあてを確認す
る。
動きに変化をつけて、
「スポーツ」の特徴が表れるように
踊ろう。
「はじめ・なか・おわり」をつくって踊ろう。
(2)「やってみようタイム」
の活動をする。
・ 一人で即興的に踊る。
○
「スポーツ」の動きをイメージしやす ○ 跳ぶ・走る・止まる・
くなるようなカード(カルタ)を活用す
回る・ねじる等の動きを
る。
も と に 即 興 的 に 表現 す
【予想されるカード(カルタ)】 ○ 動きが分からない児童には、教師がつ
ることができる。
・「野球」ホームラン
(技能①)
いて一緒に踊ったり、二人組の相手と同
カッキーン!
(行動観察)
じ動きをしてもよいことを伝えたりす
・「卓球」コン、コン、コン、コ
る。
ン、ビシッ!サアーッ!
○
表したい感じを強調するために、めり
・「ハンマー投げ」グルン、グル
はり(速さの変化・すばやく・ゆっくり・
ン、グルグルグルグル、ドリャ
急に止まる)
(デフォルメ・大げさな動き)
ー!
をつけるとよいことに気付かせる。
・ 2人組で即興的に踊
る。
○
「スポーツ」を表現するためのいろい
ろな動きがあることに気付かせるような
言葉かけをする。
(・うねる動き・対応する動き)
(3)「広げようタイム」の活 ○ 気に入ったカルタを選び、
「やってみよ
動をする。
うタイム」の動きをもとにして、はじめ
・ はじめ・なか・おわりの
とおわりのポーズをつけ加えるとよいこ
ひと流れの動きで「スポー
とを伝える。
ツ」を表す動きをつくる。
○
はじめ・なか・おわり
の ひ と 流 れ の 動 きを 考
えて動いている。
(思考・判断②)
(行動観察、学習カード)
○
・ つくった動きを見せ合
う。
○
隣り合った二人組で見せ合いながら、
互いの動きのよいところを見つけたり、
アドバイスをしたりするように声をかけ
る。
3 本時のまとめをする。
・ 友達のよい動きや活動の
感想を発表する。
・ ゆったりとした曲で、整
理運動をする。
○
友達のよい動きや新しい動きを発表し
合うことで、全体に広める。
○
次時は「自然の力」をテーマにして、
表現することを伝える。
速さの変化(速く・ゆ
っくり・急に止まる)を
意識した動きができる。
(技能①)
(行動観察)
Fly UP