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高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス 基 本 仕 様 書

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高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス 基 本 仕 様 書
高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス
基 本 仕 様 書
1
1 業務名
高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス
(システム導入委託契約及びシステム利用契約)
2 目的
本業務は現在高松市が運用している大気環境常時監視システムの更新を行うものであり、
新規導入システムは、ソフトウェア及び機器のシステム一式について、クラウドコンピューティン
グ型サービス方式により提供されるシステムを採用した大気環境常時監視システムクラウドサ
ービス(以下「システム」という。)とする。なお、以下、高松市を「発注者」とし、システム構築業
者及びシステム提供業者を「受注者」とする。
3 概要
本システムは、大気汚染防止法第22条及び第23条並びに香川県大気汚染緊急時対策要
綱の規定に基づき、大気汚染の状況を常時測定・監視するとともに、国や県などの関係機関や
市民に対して測定したデータを提供するシステムである。
4 システム導入スケジュール
導入作業の期間
導入に関する契約締結日の翌日から平成27年3月31日まで
ただし、平成27年3月20日までにシステムを稼動させるものとする。
利用開始(使用料の発生時期)
平成27年4月1日から
5 費用の区分
費用は、次の2つの範囲に区分するものとする。
(1)システムの導入に係る費用
①システムの構築(初期設定及び整備を含む)
②情報公開機能の構築
(2)システムの利用に係る費用
6 システムの導入に関する仕様
別に定める「高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス導入仕様書」(以下「導入
仕様書」という。)のとおり。
7 システムの利用に関する仕様
別に定める「高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス利用仕様書」(以下「利用
仕様書」という。)のとおり。
8 入札金額積算方法
(1)システムの導入に係る費用(以下「導入費」という。)を入札金額とする(消費税及び地方消
費税額を除く)。なお、システムの利用に係る費用(1年間当たりの使用料。以下「使用料」と
いう。)は導入費以下とする(消費税及び地方消費税額を除く)。
(2)契約は、導入費及び使用料(会計年度ごとの契約とする。)についてそれぞれ締結する。
(3)支払い方法は次のとおりとする。ただし、支払い方法の詳細については、契約書によるもの
とする。
①導入費 導入作業完了後一括払い
②使用料 会計年度末一括払い
9 発注者との協議
受注者は発注者と十分協議し、発注者の意図を踏まえてシステムを構築するものとする。
2
10 守秘義務
受注者は業務上知り得た秘密事項について、契約期間中はもとより契約終了後においても
漏洩してはならない。なお、提供した秘密事項は、発注者の指示した時点において、全て返還
するとともに不要な事項は消去すること。
11 個人情報保護
受注者は、業務上知り得た個人情報の管理を厳重に行うこと。なお、業務で提供した個人情
報は、発注者の指示した時点において、全て返還するとともに不要な情報は消去すること。
12 権利関係
(1)著作権の取扱い
パッケージシステム等の既に受注者が著作権を有する著作物の著作権は、受注者に留
保されるが、著作権を有しない成果物に係る権利(著作権法第21条から第28条に定める
すべての権利を含む)及び成果物の所有権は無償で発注者に譲渡すること。譲渡又は改変
の許諾をした著作物に対し、著作者人格権はいかなる場合においても行使しない。
(2)特許権、実用新案、意匠権、商標権の使用に関する取扱い
特許権、実用新権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護される第三者の
権利を使用あるいは使用する際は、受注者はこれらの権利使用に関する一切の責任を負
わなければならない。当該権利の使用が発注者の指示による場合の責任については、この
限りではない。
(3)データの取扱い
システムの利用によりデータ管理サーバに登録されたデータについては、すべて発注者
に帰属するものとする。
13 仕様書の疑義
基本仕様書(導入仕様書及び利用仕様書を含む)は、システムの主要事項を明示するもの
であり、これらの仕様書に記載のない事項であっても、システムの整備に関し、必要と認められ
るものについては、発注者と協議の上決定するものとする。
なお、これらの仕様書に記載のない事項で、システムの構築、据付け等に必要な物品等に
ついては、受注者が負担するものとし、その他記載のない事項および仕様について疑義のあ
る場合は、発注者と受注者が協議して定めるものとする。
3
高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス
導 入 仕 様 書
4
1 目的
導入仕様書は、システムを利用するために必要となる、システムの導入及びその機器の仕
様・設置、また、それらに付随する作業について規定する。
2 納入場所
データ管理サーバ、管理用端末、子局保守用端末及び子局装置の納入場所は以下のとお
りとする。なお、システムでは子局の増減及び測定項目の変更又は増減に柔軟に対応できるも
のとする。
(1)データ管理サーバ
受注者が使用するデータセンターに設置
(2)管理用端末(監視局)
高松市環境指導課(発注者の定める場所)
高松市木太町2282番地1 環境業務センター2階
(3)子局保守用端末
上述「(2)」と同じ
(4)子局装置設置場所
測定局名
住所
区分
高松市役所測定局
番町1-11-22
自動車排出ガス測定局
高松競輪場測定局
福岡町1-4-46
一般環境大気測定局
東部運動公園測定局
高松町1336-6
一般環境大気測定局
南消防署香川分署測定局
香川町川東上947-1
一般環境大気測定局
国分寺測定局
国分寺町新居1710-1
一般環境大気測定局
栗林公園前測定局
栗林町1-6-25
自動車排出ガス測定局
鶴尾コミュニティセンター測定局
田村町303-1
自動車排出ガス測定局
5
3 測定(接続)項目
測定局名
高松市役所
浮
遊
粒
子
状
物
質
一
酸
化
窒
素
〇
〇
〇
〇
二
酸
化
窒
素
窒
素
酸
化
物
微
小
粒
子
状
物
質
(
PM
二
酸
化
硫
黄
光
化
学
オ
キ
シ
ダ
ン
ト
一
酸
化
炭
素
メ
タ
ン
非
メ
タ
ン
炭
化
水
素
全
炭
化
水
素
〇
〇
〇
2
.
5
)
風
向
風
速
室
温
〇
高松競輪場
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
東部運動公園
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
南消防署香川分
署
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
国分寺
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
栗林公園前
〇
〇
〇
〇
鶴尾コミュニティセンター
〇
〇
〇
〇
〇
〇
※ただし、公開用ホームページには「室温」を公開しないこと。
6
〇
〇
〇
〇
4 測定機器等
測定局
測定機種
高松市役 高松競輪 東部運動 南消防署
国分寺
所
場
公園
香川分署
栗林公園 鶴尾コミュニ
前
ティセンター
硫黄酸化物
自動測定記録計
GRH76M-1
浮遊粒子状物質
自動測定記録計
GPH74M-1
オキシダント
自動測定記録計
炭化水素
自動測定記録計
GRH106
GRH106
DUB357
微小粒子状物質
自動測定記録計
窒素酸化物
自動測定記録計
GRH76M-1
DUB33-0-12
FPM377-2
FPM377-2
FPM377-2
FPM377-1
GPH104
GPH74M-1
GPH104
GPH74M-1
APOA3700
APOA3700
APOA3700
GXH103
FPM377-2
GPH104
GPH74M-1
GHC255
GIA272H
一酸化炭素
自動測定記録計
風向風速
自動測定記録計
SPM613
WS-B16
WS-B16
7
MVS350
MVS350
WS-B16
5 システムの基本要件
システムは、以下の要件をすべて満たすものとする。
なお、以下の要件に無いことについては、発注者と協議して決定すること。
(1)システムが、提供するアプリケーションサービスをネットワーク経由で利用できる形態である
こと。
(2)原則として、データセンターと各測定局及び監視局等の通信は仮想プライベートネットワー
ク(VPN)を利用すること。
(3)原則としてクライアントには特別なソフトウェアをインストールすることなく、Web ブラウザから
利用可能であること。
(4)システムは、クラウドコンピューティング型サービス方式による提供とすること。
(5)大気汚染防止法(昭和43年 法律第97号 以下「大防法」という。)及び環境省の定める環
境大気常時監視マニュアル(第6版 平成22年3月 環境省水・大気環境局)に準拠した業
務ができること。ただし、環境省が新たにマニュアル等を作成した場合は、その最新マニュア
ル等に従うこと。
(6)過去中核市以上の規模の地方公共団体において大気環境常時監視システムの導入実績
があること。
(7)データの参照は、発注者の職員の業務用 PC で行えることとし、以下のクライアント環境で
の動作を保証するものであること。なお、インストールされているソフトウェアは今後も以下の
とおりである保証はないため、ソフトウェアのバージョンアップ等により正常稼動が保証でき
なくなった場合は、発注者と協議の上対応を決定すること。
OS: Microsoft Windows 7 professional 32 bit 版
Web ブラウザ:Internet Explorer 8 以上
アプリケーションソフト:Microsoft Office Professional Edition 2010以上、
Adobe Reader 最新版
(8)管理用端末により測定データの参照・修正、システムの設定・操作等の作業ができること。
(9)システムの提供に必要なハードウェア、ソフトウェア等は受注者の負担で用意すること。な
お、管理用端末及び子局保守用端末はハードウェアに含むものとする。
(10)使用するデータセンターは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し
ていることとし、日本データセンター協会(JDCC)が定める「データセンターファシリティスタン
ダード」において、ティア4に相当すること。
(11)保守業者並びにサポート業者は、問合せ対応の迅速化を図るため、同一業者であること
を原則とする。各々別業者の場合は、窓口を一本化して対応に当たること。
(12)通信回線、ネットワーク機器、データ管理サーバ等のシステムの稼動に必要な機器は、2
4時間365日稼動し、自動監視及び障害発生時の対応が行われること。ただし、データのバ
ックアップのための停止及びサーバの再起動に要する時間帯については発注者と協議を行
うこと。
(13)システムの利用契約における適用範囲は以下のとおりとする。
①データ管理サーバ、ネットワーク機器、管理用端末、子局保守用端末、子局装置の故障
による修理又は入替え
②データ管理サーバ、ネットワーク機器、管理用端末、子局保守用端末、子局装置の老朽
化による更新
③OS のバージョンアップ
④大防法の改正に伴う集計値・帳票の変更
(14)軽微な制度改正や管理用端末の OS、Web ブラウザ、アプリケーションソフト等のバージョ
ンに柔軟に対応可能であること。
(15)高濃度異常値、測定機器の異常又はアラームの発生等があった場合は、メール機能によ
り登録してあるメールアドレス(50件以上)へ連絡すること。また、同様に管理用端末におい
てはポップアップ機能により異常情報が容易にわかるようにすること。
8
(16)システムを活用して、過去1週間以上のリアルタイム時報、項目別日報が反映された情報
をハイパーリンクにより一般市民がインターネットで閲覧ができるものとすること。
(17)操作手順書等のドキュメントは原則開発・改修の都度メンテナンスできる形式で作成・納
品すること。一般的には MS-WORD、MS-EXCEL 等で修正できる形式を用いて作成するもの
とし、受注者固有のツール等を用いた作成は禁止する。
(18)システムを利用する組織及びユーザ数を以下に示す。
利用組織
想定ユーザ数
高松市 環境指導課
5
6 導入機器仕様等
(1)データセンター設備
「別紙1 データセンター設備仕様」に記載する。
(2)データ管理サーバ
「別紙2 データ管理サーバ仕様」に記載する。
(3)ネットワーク機器
「別紙3 ネットワーク機器仕様」に記載する。
(4)管理用端末
「別紙4 管理用端末仕様」に記載する。
(5)子局保守用端末
「別紙5 子局保守用端末仕様」に記載する。
(6)子局装置
「別紙6 子局装置仕様」に記載する。
7 業務範囲
データセンターに本サービスに必要な機器を設置し、ソフトウェアのインストールやネットワー
クの設定を行う。その後、監視局及び各測定局等との疎通確認を実施する。
データ収集、蓄積、解析が行えるアプリケーションソフト及び機器の納入、設置、調整を含む
ものとし、各構成機器調達には OS・データベース・基本ソフトウェア等を含むものとする。
また、システム利用までの業務範囲の概要は、以下のとおりとする。
(1)システムの設計及び製作
(2)システムを完全に稼動させるための機器の納入、設置、調整
(3)ソフトウェアの製作
(4)現地据付、試運転及び調整
(5)必要な諸手続き(書類作成の代行及びそれらに要するすべての費用、情報提供機能のた
めの手続き及び費用、インターネットプロバイダとの契約手続き、光回線の開設費用及び利
用開始前の通信料を含む)
(6)操作教育
(7)引渡しに必要な検査の準備
9
(8)対象機器及び作業内容
対象機器、作業内容
数量
備考
・既設システム機器の撤去
1式
発注者の指定場所への搬送を含む
・新システム機器の設置・調整
1式
管理用端末の設定等
・香川県システム接続調整作業
1式
①新システム導入時
②県システム変更時(平成27年7月更新予
定)
監視局
各測定局(子局)
・既設システム子局装置等の撤去
7か所
・新システム子局装置等の設置・調整
発注者の指定場所への搬送を含む
全局対象
8 ネットワーク機器整備
システムで使用する通信回線の申込及び開通調整・確認を行う。なお、申込費用その他の
開通に必要な費用は受注者の負担とする。
(1)より安価な通信費で安定したデータ通信が可能な通信方式を採用すること。
(2)子局装置の設置スケジュールに合わせて、通信回線の開通手続きと調整を行うこと。また、
その手続き費用その他開通に必要な費用は受注者の負担とすること。
(3)通信回線の開通確認及びシステム利用開始までは、受注者が通信費等を負担すること。
(4)更新の際に不要になった通信回線は、発注者に確認の上、受注者が廃止手続きを行なうこ
と。また、その手続き費用その他廃止に必要な費用は受注者の負担とすること。
(5)通信回線の敷設が遅れる場合、代替として専用線等の仮設回線を敷設すること。また、仮
設回線に必要な通信機器・費用は受注者が負担すること。
(6)インターネットプロバイダとの契約手続きを行うこと。手続きに要する費用は受注者の負担と
すること。
(7)通信費(システム利用開始以後)
①子局、管理用端末及びデータセンター他各機関の通信費(回線使用料、フレッツサービス
等の使用料)は発注者が負担すること。
②遠隔保守用の通信費(回線使用料、フレッツサービス等の使用料)は受注者が負担する
こと。
③発令等の一斉 FAX 送信に利用するインターネット FAX サービスの使用料は発注者が負
担すること。
④その他の通信費は受注者が負担すること。
(8)通信回線の設置場所及び機器名称
設置場所、機器名称
数量
仕様
・光回線(フレッツ光ネクスト)
1
データセンター、測定局通信用
・フレッツ・VPN ワイド
1
フレッツ・VPN ワイド
・光回線(フレッツ光ネクスト)
7
データセンター、監視局通信用
・フレッツ・VPN ワイド
7
フレッツ・VPN ワイド
監視局
各測定局(子局)
10
既存の回線による通信網から変更が必要な場合は発注者に確認の上、受注者が対応し、
必要な費用は受注者が負担すること。
なお、既存の回線は下記のとおりである。
測定局名
回線種類
高松市役所測定局
フレッツADSL
高松競輪場測定局
フレッツADSL
東部運動公園測定局
フレッツADSL
南消防署香川分署測定局
フレッツADSL
国分寺測定局
フレッツADSL
栗林公園前測定局
Bフレッツ
鶴尾コミュニティセンター測定局
Bフレッツ
9 光化学オキシダント注意報等発令情報配信・管理機能整備
光化学オキシダントに関する予報及び解除(以下「予報等発令」という。)に伴い、関係機関
への通知文書の配信及び到達状況を一元的に管理できる機能であること。これらの機能は2
段階以内の対話画面による操作で全ての情報配信の設定が可能とし、直感的に理解できる操
作性をもつこと。発令の操作に関しては、セキュリティを考慮し、閉域ネットワーク内に設置した
専用端末にインストールした専用ソフトウェアを使用することも可能とすること。この場合、専用
端末は高松市環境指導課に設置すること。
10 微小粒子状物質(PM2.5)注意喚起情報配信機能整備
PM2.5に関する注意喚起に伴い、関係機関への通知文書を配信するため、FAX通報の宛
先情報等を設定し、短時間に一斉同報可能なFAXサービスを利用した送信ができる機能であ
ること。
11 情報提供機能整備
(1)情報提供サーバ
データ管理サーバに蓄積される測定データから一般市民への公開用ホームページの作
成・更新を行うこと。データセンターに設置し、データ管理サーバと同一の機器とすることも
可能とする。
(2)要件
①各測定局で測定したデータ(1時間値)から、公開用 HP ファイルを作成し、自動又は手動
でインターネット上に公開できること。
②自動公開は毎時実施し、正時から5分以内及び30分(自動公開;2回/1時間)に更新す
ること。
③手動公開は、操作完了後直ちに更新すること。
④作成する公開用 HP ファイルは html 形式とし、公開用サーバをデータセンター内に構築
すること。
⑤公開用サーバには Web アプリケーションファイアウォール(以下、「WAF」という。)を導入
する等、外部からの攻撃に耐えうるセキュリティ対策を備えること。
⑥公開するページは、高松市の公式ホームページからリンク設定をしてアクセスできること。
⑦運用試験では、インターネット公開機能は、ファイルの自動作成を行うが、一般公開はし
ないという本運用と異なる動作をすること。
11
(3)基本ソフトウェア(一般市民向けパソコン用コンテンツ)
情報提供サーバでの処理概要について以下を満たすこと。
機能名称
リアルタイム時報
項目別日報
説明コンテンツ
リンク集
機能概要
・指定日時の1時間値を時報形式で表示する。
・初期表示は当日の最新日時を表示する。
・検索フレームで指定した条件に該当する結果をメインフレームに時報形式で表示す
る。
・検索フレームでは年月日時の指定が可能であり、最新日時から過去1週間以上を選
択可能とする。
・検索フレームで選択されている条件に該当する測定値を時報形式で表示する。
・基準値を超えたものは赤字で表示する。
・未測定又は測定機を設置していない項目及び欠測の場合は、視覚的に容易に識別が
可能なものとする。 例)「---」未測定、「***」欠測
・表のタイトル部分は、横軸に測定項目(略称を含む)、単位を表示し、縦軸に測定局の
局名称を表示する。
・検索フレームで指定した条件に該当する結果をメインフレームに表形式で表示する。
・検索フレーム内の条件を変更することにより、メインフレームの内容を検索条件に該当
する内容に切り替える。
・当日から過去1週間以上を選択可能とする。
・検索フレームで選択されている条件に該当する測定値を項目別形式で表示する。
・基準値を超えたものは赤字で表示する。
・毎時コンテンツを更新し、未測定の時間帯及び欠測の場合は、視覚的に容易に識別
が可能なものとする。 例)「---」未測定、「***」欠測
・欠測の場合、「***」を表示する。
・表のタイトル部分は、横軸に測定時間を表示し、縦軸に測定局の局名称を表示する。
・測定項目に関する説明(正式名称、略称、単位、用語説明)
・測定局に関する説明(測定局名称、所在地、用途区域、局区分、測定項目)
なお、測定局の配置がわかる地図を貼り付ける。
・環境基準に関する説明(環境基準、評価方法)
5ヶ所をリンクさせる
12 香川県連携機能
(1)収集したデータを香川県(以下「県」という。)が設置する通信サーバに5分以内に FTP 転送
できること。
(2)送信するデータは10分値及び1時間値とし、自動及び手動(回線の異常等によりデータが
送信できなかった場合に備えるため)にて送信できること。また、県システムにオンラインで
提供可能なこと。
(3)光化学オキシダントの基準値超過が発生した場合、1時間値自動送信から10分値自動送
信へ自動切替できること。
(4)送信する測定局、測定項目等のマスタデータを手動送信できること。
(5)送信したデータ及びログの保存期間は31日とし、自動的に削除すること。
(6)データ伝送仕様については、県システムの改造が発生しないようにすること。
(7)データ伝送仕様について不明な点がある場合は、受注者が現地システムを調査の上で確
定させること。なお、調査は、受注者が県システム構築業者と協議の上進めるものとし、費用
の発生についても受注者で対応すること。
(8)県システム変更に伴う対応は本契約の範囲内で行うこと。(平成27年7月更新予定)
(9)機能の詳細は「別紙7 県通信」に記載する。
13 設置仕様
機器の導入及び設置に際しては、関係各部署と調整を行い、円滑に作業が進捗するよう配
12
慮すること。
(1)監視局の設置
①既設システムが停止することのないよう配慮すること。
②システムに必要な機器の設置及び調整を行うこと。
③更新作業の完了後、既設システム機器を発注者が指定する場所へ搬出すること。
(2)子局装置等の設置
①システムの更新に際しては、極力欠測が発生しないように実施すること。
②子局装置等の設置及び調整を行うこと。
③分離 I/0ユニットは、測定機器の上部又は機側に設置し、測定機器のメンテナンス等の支
障にならないよう配慮すること。
④更新作業の完了後、既設子局装置を発注者が指定する場所へ搬出すること。
14 実施計画書の提出
受注者は、契約締結日の翌日から14日以内に作業スケジュール及び開発体制等を記載し
た実施計画書を発注者へ提出し、実施計画書の内容について発注者の承認を得ること。
また、受注者は、製作・設置・調整により測定データの欠測を極力発生させないことはもとよ
り、未収集状態が発生しないよう、全局のデータを参照できるように作業手順書を作成し、実施
計画書に添付すること。なお、この作業手順書は更新作業中、既設システムが稼動しているこ
とを前提として作成し、その内容について発注者の承認を得ること。
15 システム更新工程における考慮事項
(1)システムの品質向上、作業漏れ防止を目的とし、開発標準とともに各種作業、手続き、ドキ
ュメント・テンプレート等の標準化をすること。
(2)システムに関わる当事者間のオープンなコミュニケーションを重視し、意識のずれが生じな
いように作業を推進すること。
(3)テスト時に使用するデータ、特に個人情報に係るものは原則ダミーデータを用意するものと
し、テスト等で稼働環境に近いデータが必要な場合は、個人が特定できないように加工する
など、個人情報漏洩が起こらないようにすること。
(4)更新時に使用する稼働環境等の管理者パスワードについては、必要な関係者以外に周知
しないこと。また、関係者が使用するアカウントについても十分注意して管理し、不要なアカ
ウントを発行しないようにすること。これらのアカウント及びパスワードは、本稼働前に必ず削
除若しくは変更すること。
(5)発注者が、作業を進める上で不適格と判断した作業責任者は、作業期間中であっても変更
を求める場合がある。
(6)作業の進捗状況や課題の適確な把握のため、受注者の内部会議に発注者が参加する場
合がある。
16 進捗管理
(1)進捗報告会を定期的に開催し、活動内容や進捗状況、課題・解決方法等を共有すること。
頻度については関係者の合意に基づき、適宜見直すものとすること。
(2)緊急の問題が発生した場合等は、状況を把握した上で適宜報告すること。
(3)各開発段階の開始に当たっては、内容について事前に発注者に報告すること。
(4)受注者は、作業の進捗状況及びその他必要な事項を月1回以上、書面又は電子文書によ
り発注者に報告すること。
(5)障害発生時及び緊急事態に備えた連絡体制を整備し、システム導入中に業務の遂行上問
題・事故等が発生した場合は、受注者は速やかに発注者に報告すること。なお、重要な事項
又は急を要する事項の場合は、電話等により直ちに報告するとともに後日書面又は電子文
書にて報告すること。
13
17 打合せ及び現地調査
受注者はシステム導入業務の実施のため、発注者の指示により必要と認められる打合せ及
び現地調査等を行うものとする。なお、発注者との打合せの結果については、受注者が打合せ
議事録を作成して1週間以内に提出すること。
18 性能要件
(1)ユーザ増等への対応
今後のユーザ数や測定局数等の増加にも対応することを前提とし、各機能が遅延なく処
理できる性能を有すること。また、同時ログイン数は5以上であること。
(2)バックアップ及びリストア
システム障害時に設定やデータを含めて従来の稼動環境を迅速に復元できるよう、適切
にバックアップ及びリストアができること。
19 履行確認
受注者は、次の事項を遵守し、遅滞なく業務を行うこと。
(1)設計及び製造
受注者は、機器製作にあたり発注者の承認を得るものとする。
(2)梱包輸送
①受注者は、機器の輸送方法について、あらかじめ発注者に連絡の上、実施すること。ま
た、機器の工場出荷に際しては、輸送中に破損等が生じないよう厳重に梱包し輸送する
こと。
②輸送中における機器の損傷、建物の破損並びに第三者に与えた危害の補償修理等は、
すべて受注者が責任を負うものとする。
(3)据付調整
①受注者は、機器等の搬入、据付等に際し、事前にその手順、日時等について発注者と協
議すること。
②システムに関わる電気関連工事等については、発注者と十分に調整を行いその指示に
従うこと。
③受注者は、発注者の指定する位置に機器等の据付、配線、調整等を行い、稼働可能とす
ること。
④受注者は、実施計画書に基づき作業に着手すること。
⑤受注者は熟練技術者を派遣することとし、作業に必要な工具、器具等は、受注者が用意
するものとする。
⑥機器等の搬入、据付等に際しては、建物、設備等に損傷等を与えないような保護対策を
講ずるものとし、損傷等が生じた場合は、受注者がその責任を負うこと。
⑦システム利用開始前に生じた機器等の搬入、据付等に関わる事故、故障については、受
注者がその責任を負うこと。
(4)据付調整作業の範囲
各測定局(子局)、監視局等における付帯工事の範囲は、次のとおりとする。なお、システ
ムに必要な機器等の設置にあたっては、既存の構造物等への影響を最小限度にとどめ、操
作性及び機能性を損なうことのないよう、設置場所のレイアウトを行うこと。
①既設システムの機器等の撤去(発注者が指定する場所への搬出を含む。)及びシステム
に必要な機器等の搬入、据付工事及び調整
②分電盤等からの電源配線工事
③電話回線引き込み箇所からの電話回線配線工事
④機器等に必要となる配線工事
⑤測定機器とテレメータ子局装置との間及び各装置間すべての配線工事
14
⑥機器等の据付、配線に必要な床工事及び配管工事
⑦設置場所の原状復帰工事
⑧その他システムの運用に必要な工事
⑨機器等の設置に関して必要な諸手続き
20 データの移行
(1)既設システムに蓄積されたデータをシステムで利用可能となるようにデータ変換をし、デー
タベースに登録すること。なお、既設システムのデータエクスポートについては、受注者が既
設システム構築業者と協議の上進めるものとする。
(2)データベースに登録したデータは、過去の1時間値、月間値及び年間値とする。なお、月間
値及び年間値を過去の1時間値から再計算すると、結果が必ずしも合わない可能性がある
ので、再計算しないこととする。
(3)現在、測定を行っていない測定局のデータについても移行すること。
21 システム構成
システムの全体構成は、「別紙8 高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス構成
図」を参照すること。
22 撤去物等の処分
既設システムの撤去及びシステムの搬入、据付等に際して生じた不要物及び発注者が指示
するものは、受注者が適正に処分すること。
受注者は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年12月 法律第137号)及び資
源の有効な利用の促進に関する法律(平成3年4月 法律第48号)に基づいて品目別に分別
すること。
23 保証
システムを構成する機器等は、別に契約締結するシステムの利用に関する契約(以下、「シ
ステム利用契約」という。)の期間内において、その精度を維持し、かつ導入仕様書に定めるシ
ステムの機能を保証すること。
以下に定める事項に要する費用は、受注者の負担とする。
(1)機器等の検査、調整、工事等において、変質、消耗、破損した物品等の復旧に要する費用
(2)機器等の設置等に際して、第三者に与えた損害の補償、修理等に要する費用。なお、この
事態が生じた場合は、速やかにその旨を発注者に報告すること。
24 検査及び検収
システム導入業務が完了するまでの発注者が行う検査は以下のとおりとし、すべての検査
に合格した後に引渡しとする。また、検査・検収等に要する費用は受注者の負担とする。
(1)完了検査及び引渡し
発注者は、受注者からのシステム導入業務完了届出に基づき、完了検査を実施し、その
合格をもって引渡しとする。
(2)技術指導
①受注者は、システム納入時に、発注者側の運用管理者が利用者を教育することができる
だけのシステムに対する知識を習得できるように、運用操作及び運用管理に必要な技術
指導を行うこと。
②発注者側の利用者(運用管理者を含む)への説明会を実施すること。
③測定機器保守管理業者用に各測定機器の接続に関するマニュアルを作成すること。
25 適用法令等
15
システムの設計、開発及び設置に関しては、仕様書による他、以下関係法令、規格等を遵
守するものとする。
(1)電気事業法及び電気設備に関する技術基準を定める省令
(2)電気通信事業法、有線電気通信法及び有線電気通信設備令
(3)電気用品安全法
(4)その他関係法令等
(5)日本工業規格(JIS)
(6)日本電気工業会規格(JEM)
(7)日本電気規格調査会標準規格(JEC)
(8)日本電信電話株式会社標準規格(NTT 規格)
26 成果物図書提出
以下の完成図書を高松市環境指導課に納入すること。
文書名
部数
打合せ議事録
1
実施計画書
(作業手順書含む)
1
機器設置図面
2
ハードウェア設計書
2
試験成績表
2
操作手順書
2
各測定機器の接続に関
するマニュアル
1
提出内容
・作業スケジュール、開発体制、安全管理体制等を記述する。
・監視局及び各測定局(子局)に設置した機器の設置状態図及び配
線図を作成する。
・各サーバの OS の設定、搭載ソフトウェアの設定、インストール情報
等を詳細に記述する。
・ネットワーク機器の設定情報を詳細に記述する。
・システム全体の物理構成図、論理構成図等を詳細に記述する。
・子局装置、測定機器、ルータの接続構成図(端子接続図)を詳細に
記述する。
・ハードウェアの単体試験、開発ソフトウェアを搭載する前の各試験
について詳細に記述する。
・システム各設備の操作手順を記述する。
・子局装置の操作説明、設定及び接続等の操作手順を記述する。
・CD-ROM 等の電子媒体でも1部提出すること。
・測定機器保守管理業者用
以上
16
別紙1 データセンター設備仕様
1 建物・マシン室
(1)本基盤環境を設置するデータセンターは日本国内(沖縄本島、佐渡島、淡路島以外の島嶼
を除く地域)に設置されていること。
(2)最近の大規模震災の被害又は同程度の災害に対応した耐震・耐火構造を備えていること。
(3)津波、高波、洪水、塩害、風水害等の自然災害の影響が少ない場所に立地していること。
(4)集中豪雨、漏水などによる出水の被害を受けない対策ができていること。
(5)空調設備は自動制御により常時稼働可能であること。
(6)液状化マップにおいてリスクが少ない場所に立地していること。
(7)避雷設備を有していること。
(8)床強度は、床の耐荷重が500kg/㎡以上であること。
(9)監視カメラの設置、認証システム導入、コールセンター機能等、高度なセキュリティ機能が
装備されていること。
(10)稼動状況を常時監視し、故障の未然防止に努めるとともに、故障が発生した場合は速や
かに検知し早期復旧できる体制が整備されていること。
2 電源設備
(1)受電方式は、2回線受電方式以上であること。
(2)瞬断や停電、電圧の乱れ等からシステムやデータを守る冗長化された無停電電源装置と自
家発電装置などにより、安定した電源が供給されること。
(3)非常用発電設備の備蓄燃料は、停電時でも30時間以上の対応ができること。
(4)電気設備(受変電・無停電電源装置・非常用発電装置)の点検を年1回以上実施し、その記
録を残すこと。
(5)電気設備点検時に、マシン室の電算機器に影響がないこと。
(6)電源設備の取扱い方法、障害発生時の対処方法について定めたマニュアルを常備してい
ること。
3 空調設備
(1)自動運転により24時間365日の空調管理がされていること。
(2)空調は冗長構成とし、1台の空調設備が故障等で停止しても他の空調設備で問題なく補え
ること。
(3)定期的に点検を行うこと。
4 消火設備
(1)高感度な煙感知機能を有する火災報知設備があること。
(2)消火設備として機器に損害を与えないガス系消火設備を設置していること。
(3)消火設備の点検を年1回以上実施し、その記録を残すこと。
5 ラック
(1)耐震試験を合格しているラックを使用していること。
(2)鍵付きで個別管理されていること。
6 運用規定
(1)データセンター入退館、物品の搬入搬出、緊急時の連絡体制、バックアップ等に関する規定
等を作成し運用すること。
(2)上述(1)を基に教育・訓練を実施すること。
17
7 監視サービス
(1)24時間365日で機器の故障か否かを常時監視し、いち早く故障を検知するとともに、早期
復旧までを一元的に管理すること。
(2)機器情報(状態、性能)を常時監視することにより、故障の未然防止に努めること。
8 入退館管理
(1)データセンター各入口及びフロア内に監視カメラを設置し、24時間365日監視がされてお
り、監視映像が一定期間保存できること。また、入退館管理設備を有し、入退館記録を1年
以上保存すること。
(2)24時間365日入退館管理、警備が行われていること。
(3)IC カード及び生体認証等、二重の対策が講じられていること。
(4)共連れ防止対策ができていること。
(5)警備員、運用スタッフが24時間常駐していること。
9 バックアップ
バックアップをとる運用方針を定め、文書化すること。
10 災害対策
(1)災害時における組織の責任体制を定めること。
(2)広域災害を想定した訓練を年1回以上実施し、その記録を残すこと。
18
別紙2 データ管理サーバ仕様
1 ハードウェア仕様
(1)OS の適宜更新、ウィルス対策ソフト導入等のセキュリティ対策を講ずること。
(2)OS はメーカーサポート期限内のものを常に使用すること。
(3)過去データ及び廃止データを含め40年間以上のデータの蓄積が可能な容量を確保するこ
と。
(4)通信関連装置(ONU、ルーター)は、安定した通信実績のある通信機器を採用すること。
(5)公開用サーバ(Web サーバ、メールサーバ)を設置すること。
2 データ管理
データ管理サーバは、各子局装置から収集する定時データ、瞬時値データ、未収集復旧デ
ータ、サンプリングモニタデータ及び測定機器状態データ等をデータベースへ格納・集計を行う
こと。
3 基本ソフトウェア仕様
(1)通信機能は、子局装置で必要な機能、画面操作及び画面表示を充足するのに必要な機能
を実装していること。
(2)管理用端末により必要な操作が行えること。
(3)基本ソフトウェアの仕様は、以下のとおり。
機能名称
1時間値データ取込
1分値データ取込
機能概要
子局装置から送信された1時間値データをデータベースへ格納すること。
子局装置からのデータは、データベースに直接格納すること。
子局装置から送信された1分値データをデータベースへ格納すること。
子局装置からのデータは、データベースに直接格納すること。
警報データ取込
子局装置から送信された警報データをデータベースへ格納すること。
警報処理
データベースに格納された、収集データ、警報データの警報チェックを行うこと。また、
未収集データチェックも行うこと。
システム状態表示
子局装置、データ管理サーバの状態を色分けして、画面に表示すること。
収集状況ログ表示
年月日で指定した日の収集状況ログを画面に表示すること。
子局ステータス表示
子局装置の現在のステータスを表形式で画面に表示すること。また、1分周期で画面
を更新すること。
測定機器情報表示
現在の測定機器の状態を表示すること。また、1分周期で画面を更新すること。
画面表示される子局の一覧から子局を選択すると、選択された子局装置の画面が表
示され、各子局装置に対して、以下の制御・指示を行うことができること。
収集生値(電圧値)、工学変換値、1時換算値(推定値)の収
サンプリングモニタ
集・表示ができること。
子局選択
1時間値・1分値の
再収集
ログモニタ
測定機器警報信号ログ、エラーログの表示ができること。
遠隔保守スイッチ
各測定機器の保守(調整中、故障)の設定、解除の制御がで
きること。
時刻設定
子局装置の時刻の補正ができること。
測定機器リセット
任意の測定機器に対し、リセット信号の送信ができること。
子局装置リセット
任意の子局装置へリセット信号を送信し、装置の再起動がで
きること。
年月日時で指定された範囲の1時間値及び1分値を再収集できること。
19
二次演算処理機能
データ蓄積処理
スクリーニング機能
収集した1時間値については、次の二次演算処理を行うこと。
・窒素酸化物(NOX) = 一酸化窒素(NO) + 二酸化窒素(NO2)
・全炭化水素(THC) = メタン(CH4) + 非メタン炭化水素(NMHC)
・風向(WD)・風速(WS)
CALM 値以下の風速は、風向を CALM(静穏)とすること。なお、CALM 値について
は、マスタで設定変更が可能とする。
収集した1時間値、1分値、エラー情報をデータベース化し蓄積すること。
集計項目についてはデータベース化の際に自動的に集計を行うこと。
収集したデータから異常値を検出すること。1時間値、日平均値、月平均値を対象と
する。
上下限値、階差上限値、変分上限値、単調性、変動率のチェックができること。
集計機能
1時間値から日次、月次、年次データを集計すること。
時刻補正機能
時計装置又はインターネットのタイムサーバと時刻同期できる機能を持つこと。
メッセージ通知機能
測定機器や各機器から送られてくるエラー情報及びデータ管理サーバで判定する高
濃度異常値(測定項目毎に2段階以上設定)等をメール機能によりあらかじめ登録し
てあるメールアドレスへ通知できること。また、管理者画面等により、異常の発生情報
が容易に確認できること。
通知時間帯に際しては、平日、休日、昼間(5時~20時)、夜間(20時~5時)を区分
して設定ができること。なお、メール通知区分については、他の時間帯についても自
由に変更可能であること。
さらに、テスト送信機能を有すること。
4 データ監視機能
(1)基本ソフトウェアは、Windows 上で操作が容易に行える仕様であること。
(2)データの参照(帳票出力、グラフ出力、統計/解析等)については特別なソフトウェアを使用
せず、ブラウザでの操作ができること。ブラウザを使用し、日時、局、項目、表示内容等を操
作者が任意に指定し、指定した内容を表示すること。なお、印刷時には、様式が崩れないよ
うに一旦 PDF に出力した上で印刷すること。
(3)データ処理機能(データ修正、マスタメンテナンス等)は管理用端末により行えること。
(4)子局装置の操作は、ブラウザでの操作が可能なこと。管理用端末は、子局装置内のデータ
の参照だけでなく、設定の変更等のメンテナンスを含む全ての操作を遠隔で行えること。
(5)基本操作はすべて Windows による操作と同一で、マウスによる操作の他にコピー&ペース
ト機能により出力結果を MS-WORD、MS-EXCEL 等への貼付ができること。
(6)帳票・グラフは全て CSV 形式及び EXCEL 形式で出力できること。
(7)地図等の画像データは JPEG、TIFF 若しくは PNG 形式で出力できること。
(8)環境省報告様式、国立環境研究所データ提供フォーマット及び香川県報告様式への出力
が可能なこと。
(9)以下の各要件を満たすこと。
①起動・権限
機能名称
システム起動
システム権限
起動時画面
機能概要
ブラウザ、専用ソフトウェア共に、ログイン名、パスワード入力により、起動すること。
ユーザはログイン名によって、以下の3種類の権限に区分すること。
①管理権限 ②編集権限 ③参照権限
①管理権限:データ参照及びダウンロード、データ修正、利用者 ID 及びパスワードの作成・
削除、測定局・測定項目・帳票等の各マスタの編集、インターネット公開用雛形の編集、手動
更新の実施、アクセスログの取得等システム全般の設定変更
②編集権限:データ参照及びダウンロード、データ修正
③参照権限:データ参照及びダウンロード
全メニューを表示すること。以降の操作はメニューより行うことができること。
機能毎にわかりやすく分類し、大分類毎に明確化されたメニュー構成とすること。
20
②帳票出力
NO
画面名称
縦軸
横軸
概要
1
1、10分値報
測定局
測定項目
選択した時間の1、10分値を表形式で表示する。
集計値として平均値・最高値・最低値を表示する。
時間
測定項目
選択した時間の1、10分値を表形式で表示する。
時間
測定項目
選択した時間の1、10分値を表形式で表示する。
2
3
局別
1、10分値報
期間指定局別
1、10分値報
4
推定値時報
測定局
測定項目
5
時報
測定局
測定項目
6
現在値時報
測定局
測定項目
7
局別日報
時間
1時~
24時
測定項目
8
項目別日報
測定局
時間
1時~
24時
9
月報
測定日
時間
1時~
24時
10
月報(期間報)
測定日
時間
1時~
24時
11
曜日別集計表
測定局
曜日
12
時刻別集計表
測定局
時間
1時~
24時
13
日間値年報
月
日
14
月間値年報
測定局、
月次集
計項目
時間
4月~
翌3月
15
年間値年報
測定局
年次集計
項目
16
月間値
経年変化表
年度
月
17
年間値
経年変化表
測定局
年度
選択した時間の予測値を表形式で表示する。
集計値として平均値・最高値・最低値を表示する。
正時の場合、予測値は演算せず、時間値のテーブルより
取得する。
選択した時間の1時間値を表形式で表示する。
集計値として平均値・最高値・最低値を表示する。
最新の1時間値を表形式で表示する。
選択した年月日時・測定局の1時間値を表形式で表示す
る。
集計値として時間・合計・平均・最高・最低・超過を表示す
る。
選択した年月日時・測定項目の1時間値を表形式で表示
する。
集計値として時間・合計・平均・最高・最低・超過を表示す
る。
選択した年月(最大3ヶ月)・測定局・測定項目の1時間値
を表形式で表示する。
集計値として時間・合計・平均・最高・最低・標準偏差・カ
ームを表示する。
選択した年月日時(最大3ヶ月)・測定局・測定項目の1時
間値を表形式で表示する。
集計値として時間・合計・平均・最高・最低・超過・カーム
を表示する。
選択した年月日(最大20年)・測定項目の曜日毎の1時
間値の平均値を表形式で表示する。
集計値として平均値、最高値、最低値、合計値を表示す
る。
選択した年月日(最大20年)・測定項目の時間毎の1時
間値の平均値を表形式で表示する。
集計値として昼・夜・朝・日中・夕・全日を表示する。
選択した年度・測定局、測定項目に該当する年度内の1
時間値の平均値、最高値、最低値を表形式で表示する。
選択した年度・測定局・測定項目の月間測定結果を表形
式で表示する。
集計値として累計を表示する。
※月次集計項目(項目は環境省報告に準じる)
選択した年度・測定局・測定項目の年間測定結果を表形
式で表示する。
※年次集計項目(項目は環境省報告に準じる)
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の月間集
計値を表形式で表示する。
集計値として平均値、最高値、最低値を表示する。
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の年間集
計値を表形式で表示する。
21
18
項目別月報
測定局
19
光化学オキシ
ダント日報
測定局
20
光化学オキシ
ダント昼間値月
報
測定日
1ヶ月間
日付
1日~
31日
測定値(オ
キシダント、
風向、風
速)
測定時
(昼間)
測定局
測定項目
測定日
測定値
単位
測定局
測定項目
測定日
測定時
測定値
単位
記号
種類
選択した年月・測定項目の日間値(最高・最低・平均値)を
表形式で表示する。
集計値として平均値、最高値、最低値を表示する。
選択した日の10時~17時の光化学オキシダント濃度、
風向風速を局別に表形式で表示する。
選択した月の光化学オキシダント1時間値(昼間のみ)を
表形式で表示する。
集計値として、平均値、最高値、最低値を表示する。
横軸には測定時間数、基準値(0.06ppm、0.08ppm、0.1
2ppm、0.24ppm、0.40ppm))を超過した時間数を表示
する。
また欄外に、表示した月の最大、最小、平均、測定時間
数、測定日数、稼働率、測定値合計、標準偏差、0.06
ppm を超えた時間数と割合、0.06ppm を超えた日数、0.
12ppm を超えた時間数と割合、0.12ppm を超えた日数
を表示する。
選択した期間について、指定した濃度範囲の1時間値・日
間集計値、及び欠測、未測定データを抽出し、表形式で
表示する。
21
基準値超過一
覧
-
22
スクリーニング
結果表
-
23
障害履歴確認
-
-
年月日時分、測定局、測定項目、警報を指定し、指定警
報履歴を表示する。
縦軸
横軸
概要
選択した期間、測定局、測定項目における1時間値又は
平均値のスクリーニング結果を抽出し、一覧表形式で表
示する。
③グラフ出力
NO
画面名称
24
推定値グラフ
濃度
分
25
局別濃度推移
グラフ
(1時間値)
濃度
時間
濃度
時間
濃度
時間
濃度
時間
26
27
28
局別濃度推移
グラフ
(経日)
局別濃度推移
グラフ
(経月)
局別濃度推移
選択した測定項目、期間について、10分値の推移を折れ
線グラフ形式で表示する。また、最新の10分値から、次
の時間の予測値を計算し表示する。
正時の場合、予測値は演算せず、時間値のテーブルより
取得する
選択した年月日時(最大2ヶ月)・測定局・測定項目の1時
間値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。また、1、2、
5、10分値も指定できること。
風向は、グラフ外に矢印で16方位を表示する。
風速は、矢印の長さで表示、又は、棒グラフにて表示を選
択する。
選択した年月日(最大2年)・測定局・測定項目の日集計
結果の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして測定日毎の測定時間数を表示する。
選択した年月(最大10年)・測定局・測定項目の月集計
結果の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして測定月毎の測定時間数を表示する。
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の年集計
22
グラフ
(経年)
29
局別曜日別変
化グラフ
濃度
曜日
30
局別時刻別変
化グラフ
濃度
時間
1時~24
時
31
項目別濃度推
移グラフ
(1時間値)
濃度
時間
濃度
時間
濃度
時間
濃度
時間
32
33
34
項目別濃度推
移グラフ
(経日)
項目別濃度推
移グラフ
(経月)
項目別濃度推
移グラフ
(経年)
35
項目別曜日別
変化グラフ
濃度
曜日
36
項目別時刻別
変化グラフ
濃度
時間
1時~
24時
濃度
濃度
濃度
濃度
画面名称
縦軸
横軸
39
項目別濃度ラン
ク表
測定局
ランク
割合
40
風向別ランク表
風向
ランク
41
風速頻度表
風速
ランク
時間
1時~
24時
42
局別年間風配
図
-
-
43
年間風速風配
図
-
-
44
風向別濃度風
-
-
37
38
局別項目相関
図
項目別局相関
図
結果の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして測定年度毎の測定時間数を表示する。
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間
値の平均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして曜日毎の測定時間数を表示する。
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間
値の平均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして時間毎の測定時間数を表示する。
選択した年月日時(最大2ヶ月)・測定局・測定項目の1時
間値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。また、1、2、
5、10分値も指定できること。
風向は、グラフ外に矢印で16方位を表示する。
風速は、矢印の長さで表示、又は、棒グラフにて表示を選
択する。
選択した年月日(最大2年)・測定局・測定項目の日集計
の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして測定日毎の測定時間数を表示する。
選択した年月(最大10年)・測定局・測定項目の月集計
の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして測定月毎の測定時間数を表示する。
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の年集計
の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして測定年度毎の測定時間数を表示する。
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間
値の平均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして曜日毎の測定時間数を表示する。
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間
値の平均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして時間毎の測定時間数を表示する。
選択した年月日時(最大期間制限無し)・測定局・測定項
目(2項目)の1時間値の相関関係を表示する。
選択した年月日時(最大期間制限無し)・測定項目・測定
局(2局)の1時間値の相関関係を表示する。
④統計・解析
NO
概要
選択した年月日(最大期間制限無し)・測定局・測定項目
の1時間値のランク毎の割合を表示する。
集計項目として累計を表示する。
選択した年月日(最大期間制限無し)・測定局、測定項目
のランク別の頻度を表示する。
集計項目として累計を表示する。
選択した年月日(最大期間制限無し)・測定局の1時間値
の風速ランク毎の頻度を表形式で表示する。
集計値として合計・割合・平均を表示する。
選択した年月(年度を跨がない1年)・測定局の風向毎の
1時間値の風速頻度を年間全体及び月毎のチャートグラ
フとして表示する。
選択した年月(年度を跨がない1年)・測定局の1時間値
の風向毎の風配率及び平均風速をチャートグラフとして
表示する。
表データとして風向毎の測定時間数及び平均風速を表示
する。
風向指定局、項目指定局、項目及び年月日時(最大20
23
配図
年)の指定で、風向指定局の風向別に項目指定局の項
目平均濃度をレーダーチャート形式で表示する。
選択した年月日時(最大20年)・測定局・測定項目の1時
間値の風向毎の頻度をチャートグラフとして表示する。表
データとして風速毎の頻度を表示する。
指定された期間における測定局・測定項目毎の累積度数
分布図を表示する。
45
風向風速別濃
度風配図
46
累積度数分布
図
累積
度数
濃度
画面名称
縦軸
横軸
概要
47
測定局地図
-
-
測定局の位置を地図で表示する。
48
濃度地図
-
-
49
風向風速地図
-
-
⑤地図
NO
選択した年月日時・測定項目の1時間値を濃度別にラン
ク分けし、ランク毎に指定された色及び測定値を地図上
に表示する。
選択した年月日時・測定局の風向・風速の1時間値及び
選択項目の1時間値を地図上に表示する。
⑥データ処理
機能名称
機能概要
オフライン収集
外部データの収集処理
オフライン収集履歴
外部データの収集履歴を表示
オフライン配布
外部へのデータ配布処理
オフライン配布履歴
外部へのデータ配布履歴を表示
一括出力
対象帳票を一括印刷及びファイル出力する。
データ修正(日報)
日報形式表示でのデータ修正画面
データ修正(月報)
月報形式表示でのデータ修正画面
二項目月報修正
指定された月における二項目の時間値を修正
データ修正(グラフ付)
月報形式(グラフ付)表示でのデータ修正画面
データ修正(一括)
演算によりデータを一括修正する画面
Excel 月報修正
Excel 月報形式でのデータ修正
データ修正履歴
データ修正の履歴を表示
集計対象データ
再集計が必要なデータを一覧表示
月次集計
手動での月次集計処理
年次集計
手動での年次集計処理
経月確定状況
局項目別の年間の確定状況を表示
月別確定状況
全局全項目の月別の確定状況を表示
再スクリーニング
再スクリーニング処理
月次確定
局項目別の月の確定処理
年度確定
年度確定処理、年度確定の取消処理
環境省報告(1時間値)
環境省報告用の1時間値ファイル作成機能
環境省報告(集計値)
環境省報告用の集計値ファイル作成機能
環境省報告(日平均値)
PM2.5環境省報告用の日平均値ファイル作成機能
24
障害履歴確認
障害履歴の表示
⑦システムメンテナンス
機能名称
マスタメンテ
機能概要
[測定局マスタ]
局コード、局名称、局位置等の項目を修正/追加/削除する機能を提供する。
①局一般情報
局名称、設置年月、集計対象の有無、表示順、そらまめ送信の有無
②地図情報
緯度、経度、局紹介情報
③環境省報告情報
環境省への報告項目
④情報提供
Web への提供情報(表示名称、公開の有無)
[測定項目マスタ]
項目コード、項目名称、格納単位、出力単位(換算係数、出力桁数)の項目を修正
/追加/削除する機能を提供する。
[測定局項目マスタ]
局情報と項目情報を関連付けする機能を提供する。
[名称マスタ]
欠測コード、局種別コード等、システムで利用する各種コードと名称の対応を設定
する機能を提供する。
[通知先マスタ]
基準値超過及びシステム異常情報をメール又は端末へのポップアップで通知する
ための設定をする。
なお、上記マスタが提供できない場合は、発注者の依頼により受注者が随時修
正すること。
⑧データ操作
機能名称
月報修正ファイル
ダウンロード
月報修正ファイル
アップロード
機能概要
年月、局を指定して月報修正ファイルをダウンロードする。
指定した月報修正ファイルをシステムに登録する。
⑨管理
機能名称
機能概要
ユーザグループ
ユーザグループを作成する。
メニュー管理
ユーザグループ毎に使用する画面を編集できる。
ユーザ管理
ユーザ情報の管理ができる。
帳票カスタマイズ
帳票・グラフ出力で使用する形式の雛形を追加・変更・削除できる。ユーザによるカ
スタマイズ機能を持たない場合は、帳票の追加等について発注者と協議の上契約
の範囲に含めること。
25
別紙3 ネットワーク機器仕様
1 ネットワーク概要
(1)システム専用のネットワークを構築し、各サーバ、各端末間での通信を構築する。
(2)専用ネットワークとし、100Base-TX 又は1000Base-T にて構築すること。
2 ネットワーク整備
(1)システムの整備範囲は以下のとおり。
設置場所、機器名称
数量
備考
監視局
・テレメータ専用ルータ
1
100BASE-TX 又は1000BASE-T 対応、ブロードバンド対応、
VPN 対応、LAN ポート
7
100BASE-TX 又は1000BASE-T 対応、ブロードバンド対応、
VPN 対応
各測定局(子局)
・ルータ
(2)ブロードバンドルータ
①他の自治体で使用実績のある通信機器を採用すること。
②各測定機器の保守業者が子局装置の操作に必要な機器を接続して利用できること。
③フレッツ・VPN 等を利用した接続ができること。
④ブロードバンドルータについては、以下の仕様又はこれと同等以上のものとする。
機器、機能名称
ルータ
仕様
インターフェース
LAN:100BASE-TX 又は1000BASE-T×4以上
WAN:100BASE-TX 又は1000BASE-T×1以上
IP サービス機能
RIPv1 及び RIPv2、L2TP、L2TPv3、NAT、DHCP、DNS、OSPF
セキュリティ機能
DES、3DES、AES128、AES192、及び AES256、PKI、IPsec
ステータス確認
筐体前面に LED による状態確認が行えること
管理
Web(HTTP/HTTPS)
26
別紙4 管理用端末仕様
管理用端末は、データベースに蓄積された収集データ(測定値)の参照、修正、システムメン
テナンス、管理、帳票出力、統計、解析等の業務処理を行う。
1 ハードウェア仕様
(1)他の自治体で使用実績のある通信機器を採用すること。
(2)管理用端末は、ノート型パソコン1台及びプリンタ1台を納入すること。
(3)調達するパソコン及びプリンタは、市販の製品とすること。
(4)OS は、Microsoft Windows 7 Professional を使用すること。
(5)アプリケーションソフトとして、Microsoft Office Professional Edition 2010以上及び Adobe
Reader 最新版をインストールすること。
(6)ウイルス対策ソフトを導入すること。
(7)パソコン推奨仕様
機器、機能名称
管理用端末
仕様
OS
Microsoft Windows 7 professional 32 bit 以上
CPU
Intel® Core™ i5 3.2 GHz 以上
メモリ
8GB 以上
HDD
500GB 以上
ドライブ
DVD スーパーマルチドライブ
インターフェース
1000BASE-T×1、USB×2、マウス
消費電力
400W 以下
アプリケーションソフト
Microsoft Office Professional Edition 2010以上
Adobe Reader 最新版
(8)プリンタ推奨仕様
機器、機能名称
仕様
周辺機器
・プリント方式;インクジェット若しくはレーザー、両面印刷可能
・用紙トレイ;1段以上
モノクロA4プリンタ
2 基本ソフトウェア仕様
(1)システムに接続し、基本機能が利用できること。
3 大気環境常時監視システム機能
(1)データ管理機能
①CSV 形式及び EXCEL 形式のデータを収集、配布できること。また、履歴を表示できるこ
と。
②香川県報告様式を出力できること。
③集計が必要なデータの抽出及び手動での集計処理ができること。
④月次及び年度でデータの確定及び解除ができること。確定したデータは修正ができないこ
と。また、経月及び月別で確定状況を一覧表示できること。
⑤視覚的に容易に識別が可能なスクリーニング処理ができること。
27
⑥スクリーニング処理を自動で実行できること。
⑦スクリーニング処理を手動で再実行できること。
⑧日報形式、月報形式、月報グラフ、二項目月報形式、EXCEL 月報形式等でデータ修正が
できること。また、修正した履歴を管理できること。
⑨環境省報告様式(集計値、日平均値、1時間値等)を出力できること。
⑩データベースの手動バックアップができること。
⑪測定局、測定項目、各種基準値等のマスタ情報を修正できること。
⑫システムの障害履歴を検索、一覧表示できること。
(2)光化学オキシダント注意報等発令情報配信・管理機能
①注意報等発令に関する通知文書を関係各課、関係機関等へ FAX として一斉同時送信す
ること。
②発令対象(光化学オキシダント)、発令種類(予報、注意報、警報、重大警報、解除)、発
令地域、発令時刻等を選択・入力することで、必要な文書を自動作成できること。文書の
様式は受注者と協議の上で決定すること。なお、様式はマスタメンテナンス機能により変
更できること。
③伝文欄は、あらかじめ登録でき、画面の操作により修正できること。
④発令地域、平日・休日の別にあらかじめ送付先をグループ登録でき、発令地域及び平日・
休日別を選択することで、送付先を設定できること。
⑤送信操作を行うことで、各送信先に応じた文書が自動的に一斉同時送信できること。
⑥送付先の FAX 着信状況を確認できること。また不達先には FAX の再送信(同一内容で
あれば再送信の手法は問わない)ができること。
⑦送信内容の履歴管理(発令地域、発令内容、発令日時等)ができること。
⑧プレビュー画面で送信内容を事前に確認できること。
⑨テスト送信機能を有すること。
⑩送信先の登録・解除操作は操作画面上で、ボタン選択により可能なこと。
⑪複数回発令(一度発令解除をしても、同一日に再度発令できる)が可能なこと。
⑫注意報発令基準の追加・変更等に対応可能であること。
⑬各発令時に、あらかじめ登録した宛先に対して電子メールによる通知も行うことが可能で
あること。
⑭FAX と同様の内容を電子メールでも通知できること。
⑮送信相手先の登録、変更、削除はメンテナンス画面から簡単に行えるものとすること。
28
別紙5 子局保守用端末仕様
子局保守用端末は、子局装置の保守管理を目的に、異常発生時、データチェック、確認又は
点検等、維持管理に使用する。
(1)子局保守用端末は、ノート型パソコン1台を納入すること。
(2)調達するパソコンは、市販の製品とすること。
(3)OS は、Windows 7 Professional を使用すること。
(4)アプリケーションソフトとして、Microsoft Office Professional Edition 2010以上をインストー
ルすること。
29
別紙6 子局装置仕様
1 ハードウェア仕様
子局装置は、測定機器及びセンサーからの測定データを収集、保存、データ管理サーバへ
送信する装置で、以下の仕様を満たすこと。
(1)子局装置は、10年以上の使用に耐えうる機器とすること。
(2)故障率低減のため、ハードディスク、冷却ファン等の回転部品等を極力持たない構造である
こと。
(3)特殊な電源及び空調設備を必要としないこと。
(4)子局装置に搭載する OS は一般に入手可能な Windows 以外のリアルタイム系 OS 又は同
等のデータ処理が可能な OS とすること。
(5)データ保存を目的として、フラッシュメモリ(当該目的専用)等、市販で調達可能な移動記憶
媒体に蓄積できること。なお、フロントパネルからの操作で脱着可能とすること。
(6)子局装置の操作・表示を行う際には、入出力装置として Windows パソコン(ノートパソコン)
を接続して操作・表示できること。なお、設定が必要となる場合は、受注者が負担すること。
(7)現在の測定機器状況及び過去データについて、メンテナンス画面の操作により簡易に確認
できること。
(8)測定機器メンテナンス時の保守中信号を、画面の操作により簡易に設定できること。
(9)通信回線は、光、ADSL に対応すること。
(10)入出力装置は子局装置本体の設置環境(スペース)を考慮し、通常運転時にはこれを取り
外した状態で設置すること。
(11)入出力装置は保守作業の際に子局装置と接続し、各測定項目に対する状態確認、設定
等の操作ができること。
(12)入出力装置を取り外した状態で子局装置の稼働状態を確認するために、子局装置フロン
トパネルに次の状態を表す LED を装備とすること。
①電源
②運転状態(正常及び異常)
③データ送受信
④子局エラー表示
⑤測定機器警報(アラーム)表示
⑥保守中表示
(13)子局装置の設置調整時に既設システムとの並行稼働を考慮し、測定局に設置可能なサイ
ズとすること。また、設置に際しては、転倒しないよう、高さ、固定方法等を十分考慮するこ
と。
(14)停電時には自動的に停止(終了)し、復電後には自動的に起動し収集を開始すること。
(15)落雷等に備え、サージアブソーバ等の対策を行うこと。
(16)測定機器の追加、撤去、更新の際に、他の測定機器からのデータ収集に支障をきたさな
いこと。
(17)通信機器として、IP-VPN 網に対応したルータによる LAN 接続とすること。
(18)LAN インターフェースについては、将来的に2系統の収集に対応できるよう考慮されたも
のであることとし、HTTP 及び FTP プロトコルを実装していること。
(19)信号入力部装置(以下「分離 I/O ユニット」という。)は、子局装置本体から独立させた構
成とし、耐ノイズ性及び拡張性を確保すること。また、独立構造により誘導雷によるサージを
遮断し、万一の場合でも故障範囲を最小限に留めるものとすること。
(20)分離 I/O ユニットは、データ変換機能をもち、測定機器からのアナログ信号をデジタル信
号へ変換を行うこと。
(21)分離 I/O ユニットは、データ通信機能をもち、子局装置本体とのデータの授受はデジタル
データ通信によって行うこと。
30
(22)分離 I/O ユニットは、測定機器毎に測定機器の機側に設置し、接続すること。
(23)子局装置一式(ラック等含む)の寸法は、600mm(W)×600mm(D)×800mm(H)以下と
し、接続ケーブル以外は全てラックに収納すること。
(24)測定機器との接続のため、下記の入出力点数を必要数備えていること。
・アナログ入力:0~+1 又は 0~+5[V]
・パルス入力
・デジタル入力
・デジタル出力:オープンコレクタ(最大100mA)
・リレー出力:DC30V、100mA
(25)子局装置の基本的な仕様は以下のとおり。
機器、機能名称
子局装置本体
通信
制御
分離 I/O ユニット
測定接続ケーブル
仕様
OS
Windows 以外のリアルタイム系 OS
メモリ
256MB 以上
インターフェース
測定機器のデータ、レンジ信号、SV 信号データ等が受信でき
ること(「4 測定機器等」に示す測定機器に対応可能なこと)
入出力装置
パソコンを LAN 接続して操作可能なこと
RAS 機能
異常時自動リセット機能
通信仕様
LAN 接続(TCP/IP)に対応すること
サービスコンセント:1個 通信機器用100V max2A
分離 I/O ユニット接続台数:10台以上
入出力点数として1測定機器あたり下記の信号数を確保すること
アナログ入力:0-1又は0-5[V] 2点以上(切替可)
パルス入力:50m 秒 2点以上
デジタル入力:50m 秒 16点以上(High、Low とも)
デジタル出力:オープンコレクタ 6点以上(最大100mA)
リレー出力:DC30V、100mA 2点以上
外部インターフェースとして、下記を備えること
RS485(RJ45コネクタ)ポート×2個
測定機器毎に分離 I/O ユニットと接続する。ノイズによる測定データへの影響を考
慮し、ケーブルの長さは原則1m 以内とする。
2 基本ソフトウェア仕様
子局装置として動作する基本的なソフトウェア(データサンプリング、蓄積及びデータ管理サ
ーバとのデータ通信機能)がインストールされ、以下の機能を有すること。
(1)子局装置制御機能
①標準時刻設定(タイムサーバ等により、自動的に時刻を設定・同期できること)
②保守スイッチの設定、解除(調整中、故障中等の設定)
③測定機器リセット(手動)
④子局装置リセット
⑤子局装置ログファイルの参照(警報信号ログ、エラーログ、動作ログ)
⑥サンプリングデータの参照
⑦設定変更(子局の設定情報の変更)
(2)データサンプリング
①1 秒(平均)間隔で AD 変換値を収集すること。 パルス値は入力されるたびに割り込み
にて取り込むこと。
②入力項目数は、最低16項目以上を確保すること。
③測定機器からの状態監視信号もサンプリングし、蓄積できること。
31
(3)工学変換処理
①収集した電圧値(AD 変換値)を元に工学変換を行い、1分値としてデータを保存すること。
②工学変換変数は、項目毎に設定できること。
③測定項目毎に、演算タイプ(積算型、瞬時型、計算項目)を設定できること。
(4)データ保存機能
①1分値について、1ヶ月分以上のデータを保存すること。
②1時間値について、1年間分以上のデータを保存すること。
③市販で調達可能な外部記憶媒体に保存できること。
④外部記憶媒体に保存したデータは、特別なソフトウェアを使用せずに内容を確認できるフ
ァイル形式とすること。
(5)接点入力による測定機器からの警報信号を取り込む機能を有すること。
(6)データ通信機能
①直接データ管理サーバへ自動送信すること。
②迅速にデータを収集するため、データ収集の方式はデータ管理サーバからの順次呼び出
し方式ではなく、子局から発信する全局一括通信方式とすること。
③通信には SFTP 等の暗号化プロトコルを用いること(IP-VPN 網等ですでに暗号化されて
いる場合を除く)
④以下のような送信の設定ができること。
・定時送信(1時間値)
・自動再送信(未送信1時間値)
・常時送信(1分、10分間隔の設定収集)
・子局装置の起動通知
・測定機器からの警報信号通知(異常内容を複数設定可能であること)
(7)調整中信号出力機能
①画面操作により、測定機器毎の調整中、故障中等の設定ができること。
②調整中の場合には、一定時間経過後に自動的に調整中を解除できる機能を有すること。
③故障中の場合には、設定を解除しない限り故障状態を維持する機能を有すること。
(8)再収集機能
通信回線の異常等で収集できなかったデータについては、再収集が行え、手動送信でき
ること。
・未送信データ復旧(未送信1時間値について期間指定し再収集を実施)
・過去データ送信(1時間値の過去データを期間指定し再送信)
(9)停電対策
①停電時には、自動的に子局装置を安全に停止すること。
②復電時には、自動的にシステムを起動し、データ収集等を再開すること。
(10)測定機器制御
①子局装置がテレメータ機能を果たせない場合、全測定機器に対して接点信号にて「テレメ
ータ断」の通知を行う機能を有すること。本機能により、測定機器を単独測定へ移行させ、
記録紙でのデータ記録を確保すること。
②積算値タイプの測定機器に対しては、毎正時に測定機器へのリセット信号を出力できるこ
と。
3 操作仕様
子局装置は、特別なソフトウェアを使用せずにブラウザでの操作ができること。管理用端末
からは、ブラウザを使用しネットワーク経由(TCP/IP)にて設定変更を含む全ての操作ができ、
データが閲覧できること(遠隔操作)。
なお、設定機能の操作に対しては、ユーザ名、パスワードを要求し、管理者権限を有する場
合のみ設定変更できること。
32
操作詳細に関しては、以下の機能を有すること。
機能名称
保守設定画面
保
守
機
能
サンプリングモニタ
エラーログモニタ
警報信号ログモニタ
データ管理サーバ接続確認
出
力
機
能
設
定
機
能
子局装置データ出力
機能概要
手動にて測定機器毎に、「保守」「調整中」「故障」の設定・解除を行える
こと。
各測定データのサンプリング状況を1秒間隔にて画面表示すること。
表示対象:項目名称、収集生値(電圧値、パルスカウント値)、レンジ信
号、工学変換値、単位、測定機器警報信号
システムエラー状況の履歴をログ形式で確認できること。
測定機器から出力される警報信号(SV 信号)をログ形式で確認できるこ
と。
データ管理サーバと正常に通信できることを容易に確認する機能を有す
ること。
測定データを1分値及び時報形式で画面上に表示できること。
表示内容を CSV ファイル形式等一般的なオフィスソフトで使用できる形
式でファイルに出力できること。
表示内容:1分値、時報、局別日報、項目別日報、月報
マスタメンテナンス
子局装置で使用している各マスタの設定及び保存ができること。
アナログ入力自動補正
アナログ測定項目に関しては、測定データに対して自動補正ができるこ
と。
補正パラメータに関しては、測定項目毎に設定できること。
測定機器リセット
子局装置操作画面から測定機器毎のリセットが行えること。
子局装置リセット
子局装置のリセットが行えること。
通信デバイスリセット
通信異常を検知した場合、通信デバイスのリセットを行うこと。
4 測定機器のデジタル対応
平成26年度に環境省が公表予定である環境大気自動測定機のテレメータ取り合いの共通
仕様に対応が可能なものとし、子局装置を追加交換することなく子局装置のソフトウェアを更新
することで、測定機器からのデータ収集、測定機器精度管理情報の収集ができるものとするこ
と。
なお、デジタル出力の測定機器とアナログ出力の測定機器が混在している環境において
は、アナログ出力の測定機器との接続口に、AD コンバータを設置しアナログ信号をデジタル化
した上で、子局装置に取り込むこと(環境省推奨方式)。
デジタル出力の測定機器との接続は TCP/IP での接続を想定しておくこと。
5 屋外型 PM2.5測定機器との接続
屋外型 PM2.5測定機器を設置していることを踏まえて、伝送経路における電圧降下を少なく
し、測定機器から収集する測定データの誤差を少なくすること。
33
別紙7 県通信
1 機能
(1)1時間値
システムで用意した1時間値データファイルを、県システムが FTP で取得する。
(2)10分値
システムで用意した10分値データファイルを、県システムが FTP で取得する。
2 通信方式
内容
通信方式
タイミング
データ送信
TCP/IP
毎時5分
3 通信方式詳細
方向
市システムが所定のフォルダに出力した
1時間値データファイル、10分値データ
ファイルを、県システムが取得する。
データ内容
通信 I/F 詳細
1時間値
10分値
県システムが市システムへ FTP:GET コマンドを発
行し、市システムの1時間値データファイルを取得
する。
同様に、県システムが市システムへ FTP:GET コマ
ンドを発行し、市システムの10分値データファイル
を取得する。
4 その他
接続に関して疑義又は不明なことは、県及び県システム構築業者と協議して判断するととも
に、詳細事項を決めるものとする。
34
高松市大気環境常時監視システムクラウドサービス
利 用 仕 様 書
35
1 目的
利用仕様書は、システムを常時正常に稼動させるために必要となる、システムの保守(定期
点検、オンサイト保守等)、故障対応、問い合わせ対応、また、それらに付随する設備・機器の
故障又は老朽化による修理及び更新、OS のバージョンアップ、法改正に伴う集計値等の変更
等について規定する。
2 履行場所
システム設置場所一覧
区分
名称
所在地
管理用端末
子局保守用端末
(監視局)
高松市環境指導課
高松市木太町2282番地1
環境業務センター2階
大気環境常時監視測定局
(子局)
高松市役所測定局
高松競輪場測定局
東部運動公園測定局
南消防署香川分署測定局
国分寺測定局
栗林公園前測定局
鶴尾コミュニティセンター測定局
番町1-11-22
福岡町1-4-46
高松町1336-6
香川町川東上947-1
国分寺町新居1710-1
栗林町1-6-25
田村町303-1
3 保守拠点
子局等の障害が発生した場合には、3時間以内に現地急行できる体制を整えること。なお、
受注者が障害対応等業務の一部について外部委託する場合は、「外部委託承諾申請書」を発
注者に提出し、承諾を得ること。
4 障害対応
障害発生時の対応をあらかじめ定めておき、定期的に見直しを行うこと。
(1)障害対応ルールの策定
①障害対応マニュアルを定め、関係者間で共有すること。
②障害が発生した場合の緊急連絡体制を確立し、関係者間で共有すること。
(2)障害発生予防
①システムの定期点検等により、障害の予防を行うこと。
②障害が発生した場合、その原因を分析し再発防止の対策を講じること。
5 保守管理
導入仕様書に基づき納品したハードウェア、ソウトウェア及びそれらに付随する設備・機器全
てを対象とし、導入仕様書で規定する性能、機能が維持されるよう、本システム等に精通した
技術者をもって以下のとおり行うものとする。
(1)通常保守
安定稼働を維持するため、通常保守を行うこと。
(2)定期保守
①安定稼動を保証するため、管理用端末、子局保守用端末及び子局装置について年1回
の点検を行うこと。
②定期保守の時期は、発注者及び受注者が協議の上決定するものとする。
③定期保守の点検項目は、別途協議の上様式を定め、定期保守点検計画書を作成し、そ
の内容に従って実施すること。
④保守点検で機器の異常が判明した場合、システム利用契約の範囲内にて修理又は良品
に交換すること。
36
(3)緊急保守
受注者は、発注者からシステムが正常に作動していない旨の通報を受けた場合、又は、
システムが正常に作動していないことを確認した場合は、速やかに正常な状態に復旧させ
なければならない。
(4)異常状況遠隔監視
受注者は、システムの異常状況を遠隔操作により監視しなければならない。
(5)故障対応及び問い合わせ対応
アプリケーションソフト、機器等の故障及びシステム全般に関する受付窓口を開設するこ
と。
(6)機器等の更新
機器の故障又は老朽化による修理及び更新は、システム利用契約の範囲内にて修理又
は良品に交換すること。
(7)バージョンアップの対応
OS、データベース等の基本ソウトウェアのバージョンアップは、システム利用契約の範囲
内にて対応すること。なお、ソフトウェアのバージョンアップに関する情報を発注者に随時提
供し、その実施の要否について協議すること。
(8)通信機器の復旧・更新対応
通信機器の異常、通信回線の障害等によりデータ収集ができなくなった場合は、システム
利用契約の範囲内にて調査を行い、通信会社への復旧指示、機器の更新等により、速やか
にサービスの現況復旧をすること。
(9)法改正の対応
①大気汚染防止法の改正又は関連する通達等(以下「法改正等」という。)に伴い、ソフトウ
ェアの変更が生じた場合は、システム利用契約の範囲内にて必要な対応を行うこと。な
お、新しいソウトウェアをリリースする際には、受注者は発注者へ事前に通知し、了解を得
た上で実施すること。
②法改正等に伴い、集計値、帳票出力の変更が生じた場合は、システム利用契約の範囲
内にて変更を行うこと。
(10)保守費用
天災その他不可抗力による故障を除き、システムの保守に要する消耗品及び故障の修
理に要する費用は、受注者の負担とすること。
(11)発注者の過失による対応
発注者の過失によりシステム利用契約の提供範囲に影響が発生した場合は、発注者の
負担により現況復旧をすること。
(12)データのバックアップ
過去データを含めた全ての保存された測定データについては年1回以上 CD-R 等の外
部記憶媒体にバックアップし、発注者に提出すること。
(13)データの取扱い
①受注者が本業務により収集した発注者のデータについては、発注者が求めた場合に受注
者の費用及び責任において、EXCEL 形式若しくは CSV 形式で CD-R 等の外部記憶媒
体に格納の上提出すること。
②①により発注者にデータを提出した後、速やかに受注者の費用及び責任において、デー
タセンター内のサーバ等から発注者のデータを完全に消去し、その旨発注者へ報告する
こと。
6 システム運用
(1)24時間365日安定した稼動を実現するため、以下に示す項目について監視を行うこと。
37
項目
内容
アプリケーション管理
ハードウェア監視
ネットワーク監視
・各サーバで稼動するプロセスの稼動状態
・アプリケーションが使用するサーバリソース使用率
・アプリケーションが提供するサービスへの不正アクセス
・アラートログ、システムログ、イベントログ情報
・設備機器の稼動状態
・設備機器のハードウェアリソース状態
・設備機器の資源配備及び構成
・通信インターフェースの故障、保守作業に伴う回線の閉塞及び閉塞状態の解消
(2)サービスレベルを以下に示す。また、サービスレベルについて、年1回以上、発注者及び受
注者が協議の上見直しを行う。サービスレベルが未達成となった場合のペナルティについて
は受注者が発注者に支払う費用の減額等を想定しているが、具体的な減額等の方法につ
いては発注者及び受注者が協議の上定める。
項目
設定値
実績及び測定内容
可用性
稼動率※1
98%以上
性能
オンライン応答時間
遵守率
平均10秒以下
障害通知時間
1時間以内
復旧着手時間
6時間以内
障害監視間隔
15分
信
頼
性
障
害
対
応
受注者に起因しない回線障害、計画停止及びバ
ックアップ時間は除く。
アプリケーション障害の場合は、サービスの一部
機能のみの不具合とする。また、障害復旧にシス
テム停止を伴う場合、利用者への影響が少ない
計画停止時等に復旧作業を実現する。
アプリケーション障害については、稼動率の計算
には含めず、適切なインシデント管理を実施し管
理状況を報告する。
閉鎖網部分を除き、あらかじめ設定したシナリオ
の応答時間を定期的に測定する。
指定アドレス宛メールにより連絡する。また障害
かどうか疑わしい事象が発生した場合(例えばク
ライアント、ネットワーク等 ASP 外部に起因する
事象等)は事象内容を記した「情報メール」を送
付する。着手時間内に、障害の原因調査を開始
し、発注者に対応計画を報告する。
ウィルス定義ファイル ベンダのリリース
自動更新によりウィルス定義ファイルを適用する
セ
後、24時間以内
こと。
キ への更新間隔
ィ ュ OS 及びミドルウェアの
パッチ対応の必要性を精査し、必要と判断したパ
リ
四半期に一度
ッチをまとめて評価実装すること。
テ パッチの適用間隔
※1 稼動率の定義については、ホームページにおける測定データ公開時間を想定しているが、詳細は発注者及
び受注者が協議の上決定すること。
(3)自動運用
データ収集機能は常時稼動(メンテナンス時を除く)とすること。また、機器が故障した場合で
もデータが消失しないように、バックアップ等の機能を有すること。
(4)バックアップ機能
不慮な事故等による収集データの消失を防ぐため、必要なバックアップについては自動的に
行うこと。また、バックアップしたデータについては、容易にリストア可能とすること。
(5)停電対応
停電時には、機器等の故障が起きないよう、安全に停止すること。また、復電時には、自動
的にシステムを起動し、データ収集等を再開すること。
(6)セキュリティ
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①ネットワークセキュリティ
不当な侵入及びデータの漏洩を防護する対策を講じること。
②ウイルス対策
ウイルスの侵入対策とともに、誤ってウイルスが侵入した場合でもシステムがウイルスに
感染しない対策を講じること。
7 データの保存期間
1時間値修正前;1年間
1時間値確定値;昭和45年以降全て
1分間値生データ;10年間
8 報告
(1)定期保守が終了した場合は、定期保守点検報告書に点検結果を記載し、終了後、速やか
に発注者に提出すること。
(2)緊急保守を実施した場合は、緊急保守点検報告書及び総括表に必要な事項を記載し、終
了後、速やかに発注者に提出すること。
9 保守管理時の施設等の維持義務
受注者は、施設及び測定機器等に損害を与えたときは、直ちに発注者に報告するとともに
受注者の責任において、速やかに原状復旧すること。
10 保守管理等の作業実施上の注意
作業は、発注者と十分に協議の上実施するものとし、事故が発生しないよう注意すること。な
お、事故が発生した場合は、直ちに発注者に報告するとともに、受注者の責任において、速や
かに措置すること。
11 保守管理時の機器の停止
保守を実施するにあたり、システムの機能を停止する必要があるときは、発注者と事前に協
議し、発注者の指示に従って実施すること。ただし、部分的な機器の機能停止については、こ
の限りでない。
12 運用サポート
システム操作支援及び機能の説明のため、以下のとおり運用サポートを行うこと。
なお、窓口は一本化し、サポートは日本語で行うこと。
受付方法
サービス提供時間
受付内容
平日8:30~17:00
(祝日及び
・システムの操作方法に関する問い合わせ
電話
12月29日~
・システムで提供される機能に関する問い合わせ
1月3日を除く)
・システムのクライアント利用環境等に関する問い合わせ
24時間365日
・システム障害発生に関する問い合わせ
FAX
(計画停止時を除く)
・システムに関する業務依頼
・その他システム運用に必要な事項に関する問い合わせ
24時間365日
電子メール
(計画停止時を除く)
※光化学スモッグ発令時期(毎年4月1日~9月30日)においては、土日祝日でも、電話にて受付できる体制を
整えること。
13 作業時間
保守点検は、発注者の指示がある場合を除き、原則として祝日を除く月曜日から金曜日の
39
午前9時から午後5時までの間に実施すること。
14 測定項目の増減対応
今後、測定項目が増減した際には、適切に対応すること。
15 県システムとの通信
測定局及び測定項目の増減があった場合には、システム利用契約の範囲内で対応するこ
と。
16 成果物図書提出
以下の完成図書を高松市環境指導課に納入すること。
文書名
部数
提出内容
定期保守点検計画書
1
年1回の定期保守点検の計画書を契約後1週間以内に提出する。
定期保守点検報告書
1
定期保守点検の報告書を点検後1週間以内に提出する。
緊急保守点検報告書
及び総括表
1
緊急保守対応が発生した場合、対応後1週間以内に提出する。
臨時保守計画書
1
臨時保守報告書
1
操作教育資料
2
OS、ソフトウェアのバージョンアップを行う場合、実施の1週間前まで
に計画書を提出する。
OS、ソフトウェアのバージョンアップを行った場合、対応後1週間以内
に提出する。
システムの仕様に変更等があった場合は、操作教育に使用する資料
を準備する。
以上
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