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3D Accuitomo F17

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3D Accuitomo F17
Thinking ahead. Focused on life.
05
実現・80 μm の世界
高解像度 ー 80μmのボクセルサイズで超高解像度を実現
低被ばく ー 少ない線量で高品質な3次元画像を提供
4つの撮影モードを搭載
高解像度モードと高画質モードで従来よりさらに
高品質画像を実現
高速モードでモーションアーチファクトを低減
標準モードでは局所から大視野まで
あらゆる用途に適用可能
9つの撮影領域
φ 170 からφ 40 まで、診断目的に合わせて撮像領域を
選択することで、被ばく線量を低減
4つの解像度
診断に合わせて最小 80 μmから、125 μm、160μ m
250 μm までのボクセルサイズが選択可能
ズーム再構成
撮影済みのデータから局所領域を指定し最小 80μ mのボ
クセルサイズでズーム再構成可能
コンパクト
幅 1800 mm、奥行き 1800 mmの省スペースで設置可能
DICOM対応(オプション)
ワンデータビューアー、ワンボリュームビューアー
i-VIEW がインストールされていないパソコンでも、
3D-CT 画像、ボリュームレンダリング画像の観察が可能
09
80 μ m の超高解像度
09
4つの撮影モードを搭載
高解像度モードと高画質モードでさらなる高品質画像を実現
また高速モードでモーションアーチファクトを低減
標準モードでは局所から大視野まであらゆる用途に適用可能
80 μ m の高精細画像で、側頭骨、鼻・副鼻腔、顎骨、歯牙などが高精細で観察可能。
高解像度 (Hi-Res) モード
4つの解像度
検出器のピクセルサイズを 1/4 にして撮影することで、
4つの撮影モードの中で 最高の空間分解能 を実現します。
診断に合わせて最小 80μmから、125μm、160μm、250μm までのボクセル
耳小骨など、局所の詳細な骨構造の観察に適します。
サイズ ※ が選択可能です。※撮影領域サイズの大きさによって選択できるボクセルサイズが制限されます。
高画質 (Hi-Fi) モード
データ密度が高く、よりクリアな画像が得られます。
特にズーム再構成時に威力を発揮します。
ズーム再構成
撮影済みのデータから局所領域を指定し最小 80μ mのボクセルサイズで
高速 (Hi-Speed) モード
ハーフスキャンならわずか 5.4 秒、フルスキャン 10.5 秒。
ズーム再構成可能。
モーションアーチファクトを軽減し、小児など、動きを抑制しにくい患者さんに有効です。
観たい部位に限定してさらに小さいボクセルサイズで再計算し、高い解像度
Hi-Fi Mode φ 170 × 120 mm
標準 (Std) モード
で画像化します。
側頭骨、鼻腔、顎骨、歯牙などを含む、局所から大視野まで、あらゆる用途に適用できます。
φ 170 × H120 mm, ボクセルサイズ 250 μm 再スライス画像
Std Mode φ 60 mm
φ 50 × H50 mm, ボクセルサイズ 80 μm
Hi-Fi Mode φ 60 ズーム再構成
Hi-Res Mode φ 60 mm
11
X-ray
φ 170 x H 120 mm
φ 140 x H 100 mm
側頭骨 : φ 60 × H60 mm
コーンビームCTの特徴
フラットパネルディテクタ ( FPD ) 移動機能
撮像原理
FPD 移動機能により低被ばく、高解像度、低歪みを実現しま
関心領域を中心に回転アームを約 18 秒 (Std Mode) で 360°
した。
回転させながらコーンビーム X 線を照射します。回転角度に対応
φ 140 × 100 mm からφ 40 × 40 mm までの撮影領域
した X 線投影画像を FPD でデジタル信号化しコンピュータに
では、撮影領域中心とFPDの距離を離し、より平行線に近
送ります。 必要な補正を行い、画像再構成アルゴリズムにより
い X 線ビームにて撮影しますので、高解像度で歪みの少な
3D-CT 画像を構築し、解像度の高い画像をディスプレイに
い画像が得られます。
表示します。
撮影領域によりX 線ビームの適切なコリメーションを行うことに
より被ばく線量の低減と、散乱線を減少させます。
鼻・副鼻腔 : φ 100 × H 100 mm
低被ばく線量
撮影時間は約 18 秒 (Std Mode) で、頭部の一部を撮影対象と
170mm
9つの撮影領域
した時の CTDlw 値で比較すると、一般 CT の 1/7* 以下です。
φ170 からφ40 まで、診断目的に合わせて撮像領域を
(当社実測値に基づく)
選択することで、被ばく線量を低減
さらに、Hi-Speed Mode で約 5.4 秒 (180°
回転撮影 ) の場合、
直径 x 高さ
Std Mode に比べて、被ばく線量は 1/3 に減少します。
120mm
φ 170 x 120mm φ 170 x 50mm
40mm
φ 140 x 100mm φ 140 x 50mm
φ 100 x 100mm φ 100 x 50mm
φ 80 x 80 mm
φ 60 x 60 mm
φ 40 x 40 mm
40mm
Voxel size
左右の側頭骨の観察が可能 : φ 170 × H 50 mm
等方向ボクセル
(3D Accuitomo)
等方向ボクセル
0.25 mm
ボクセルサイズ
異方向ボクセル ( 一般 CT )
0.25 mm
0.25 mm
0.5 mm
撮影領域が大きくなっても
高解像度を維持
0.25 mm
広い撮影領域
( φ 170 × H120 mm) から、
0.25 mm
0.08 mm
0.25 mm
0.08 mm
0.25 mm
0.08 mm
狭い撮影領域
0.25 mm
ボクセルの等方性
( φ 40 × H40 mm) まで、
等方向ボクセルは立方体で、XYZ すべての断面において高精
高解像度を維持します。
細でスライスピッチやヘリカルピッチに起因するアーチファクト
のない画像が得られ、リスライスをしても高画質をそのまま維
持します。一般 CT は異方向ボクセルなのでリスライスをする
と画質が落ちることがあります。
ボクセル:三次元データの最小構成単位
鼻・副鼻腔、左右の側頭骨の観察が可能 : φ 170 × H 120 mm
ボクセルサイズ : 250 μm
ボクセルサイズ : 80 μm
拡大してもギザギザのない滑らかな 80μm の超高解像度画像
* IEC60601-2-44 に基づき算出した当社推奨条件における CTDlw 値と、ICRPPub.87
付録 A に示される顔面と副鼻腔に対する CTDlw の診断参考レベルとの比較による。
(φ 40 x H40 mm での撮影時)
Csl(ヨウ化セシウム)
シンチレータ
高品質3D-CT 画像・低照射線量
X-ray
高感度 ・ 高分解能のフラットパネルディテクタによって
ピクセル
13
デジタルデータ
a-Si ( アモルファスシリコン )
アレイ
得られる、高画質・高精細な3D-CT 画像
が側頭骨、鼻・副鼻腔、眼窩、下顎、頭蓋底
など頭部の、
より幅広い多角的な精査、
診断
をサポートします。
空間分解能 *
歪みのない X 線投影画像
フラットパネルディテクタ ( FPD )
Spatial Resolution*
受像面がフラットなため歪みのない X 線投影画像が得られます。
X 線の強度分布をデジタル信号に変換する FPD の採用
MTF: Modulation Transfer Function
アナログシステムのような画像再構成前の歪み補正は必要ありません。
により、さらなる画質向上と照射線量の低減を実現し
ました。FPD は磁場の影響を受けず、感度、分解能
MTF [%]
広いダイナミックレンジ **
に優れ、広いダイナミックレンジと豊かな階調表現、
100
FPD は 14 ビット(8 ビットの 64 倍)の広いダイナミックレンジです。
歪みの少ない高品質な 3D-CT 画像を提供します。
90
Tube Voltage: 60 kV
Tube Current: 1.0 mA
MTF at 2 lp/mm = 13.2 %
80
70
豊かな階調表現能力により、より忠実に関心領域を描出できます。
X 線は、Csl により可視光に変換され、フォトダイオード
で光電変換して電気信号として出力されます。FPD は
60
薄型で長寿命を実現しています。
50
40
高分解能
30
解像度 2.0lp/mm (MTF10%) 以上、ボクセルサイズ
20
0.08mm(立方体)の高精細な画像が得られます。
10
0
0
1
2
3
4
空間周波数 [ lp/mm ]
代表的な製品における実測データです。 高画質での描出が可能です。
* 空間分解能は解像度とも呼ばれ、空間的にどの程度小さいものが見分けられるかを示します。
一般的に、空間周波数 ( ラインペア:lp/mm) で評価されます。これは 1mm の空間に含まれ
る明暗を一組にしたの縞模様が何組識別できるかを指標とするもので、細かくなるほど縞模様
の識別は困難になります。MTF(Modulation Transfer Function) は、ラインペア解像度の客
観的な評価方法のひとつで、横軸を空間周波数 ( ラインペア )、縦軸を MTF( コントラスト ) と
して解像度特性をプロットしたもので、何ラインペアがどのくらいのコントラストで識別でき
るかを客観的に表すものです。一般的には MTF が 10% あれば目視での識別が可能であると
いわれています。
** ダイナミックレンジ:機器がどれだけ細かい信号まで再現できるかを表す数値で、
検出器の入射 X 線に対応した信号の最小値と最大値の比率をビット数で表した数値です。
ダイナミックレンジの値が大きいと、再現できる信号のコントラスト分解能が高くなります。
統合画像処理ソフト i-VIEW
15
統合画像処理ソフト i-VIEW は、院内の医療情報などを、総合的管理もできる
ファイリングシステムを兼ねた、統合画像処理ソフトです。 i-VIEW の多彩な画像処理機能により、2次元および 3 次元画像が持つ
多くの情報を容易に引き出すことができます。 ボリュームレンダリング
その他の機能
CT で撮影したデータをボリュームレンダリング
XYZ ウィンドウ表示 することにより、立体的な画像の表示が可能で
再スライス す。目的の部位に合わせてヒストグラムの調整
ズーム や設定変更をすることにより骨から皮膚まで高精
回転 細な立体像が得られます。
ヒストグラム表示 エッジ強調 リアルタイムスライス
距離測定・角度測定 ボリュームレンダリングとスライス画像がリアルタイム
白黒反転 に連動し、目的部位への操作を容易にします。
左右反転 スライス間距離測定 デンタルビュー(cMPR)
DICOM 3.0 対応 歯列弓に対する直交断面が観察できます。
輝度変換 空間周波数フィルター レポート機能
患者方向表示 簡単な操作で任意の画像データにコメントなどを
画像濃度測定
追加し、Windows プリンターや DICOM プリン
ターでレポートの印刷が行えます。
17
i-VIEW ソフト ネットワーク
3D Accuitomo F17
i-VIEW は CT データだけでなく、内視鏡、顕微鏡などの動画・静止画像、オージオ
メータ、インピーダンスオージオメータなどの検査データまで保存、管理、
診断に使用できるファイリングソフトです。
また、CR など 2 次元レントゲン画像、ビデオ眼振、デジタルカメラなどの
モダリティにも対応しています。
各社電子カルテ等との連携により、
トータル的な院内ネットワークが構築できます。
ネットワーク上の i-VIEW クライアントパソコンにより、
診察室・オペ室などで全てのモダリティの観察ができます。
院外のパソコンでも、患者さんのデータを保存した DVD などにより、
ソフトなしで3D-CT 画像の観察ができます。
ワンデータビューアー & ワンボリュームビューアー ソフト
i-VIEW は、以下の DICOM 規格に対応
ワンデータビューアーとワンボリュームビューアーは
1. Modality worklist management
i-VIEW がインストールされていないパソコンでも、
service class
3D-CT 画像並びにボリュームレンダリング画像の観察
2. Storage service class
を可能にするモリタ独自のソフトです。
3. Modality performed procedure step
院外ネットワーク
DVD での起動も可能で、院外のパソコンでも同様に
service class
3D Accuitomo をお持ちでない場合でも、
3D-CT 画像の観察ができます。
高精細な 3D-CT 画像、ボリュームレンダリング画像、
4. Print management service class
患者情報の閲覧ができます。
院内ネットワーク
オプションにより距離測定、角度測定、ズーム、
白黒反転、ブライトネス、コントラスト、ガンマ調
整機能の追加が可能です。
ビューアーソフト
ワンボリュームビューアー
ワンデータビューアー
ワンボリュームビューアー
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簡単・正確な位置付け
スカウト撮影により、簡単に位置付けができます。
より正確な位置付けが要求される場合、
トリプルレーザービームで位置を確認できます。
2方向スカウト撮影
2 方向からスカウト画像を撮影し、撮影領域を指定可能
Xカーソル
Yカーソル
2 方向スカウト撮影を行った後、出力された 2 方向スカウト画像上で関心
領域をクリックすることで、位置情報が装置本体に送信され、自動的にチェア
は関心領域の中心に移動し、適正な CT 撮影のポジショニングができます。
Zカーソル
※スカウト撮影 ( 80 kV, 2.0 mA ) を行うと被ばく線量は約 2% ( 90 kV, 5.0mA、
Std 撮影時に対し ) 増加します。
簡単・正確位置付け
トリプルレーザービームにより簡単に関心領域の位置付けができます。
撮影中は、チンレスト、ヘッドレストにより患者さんを確実にホールド
します。
関心領域を中心とした
3D-CT 画像
局部の CT 撮影により被ばく線量低減
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撮 影 領 域 を 関 心 部 位 の サ イ ズ に 応 じ て、 適 切 に 選 択 す る こ と で 患 者 さ ん の
被ばく線量を低減させることができます。
撮影領域:直径 x 高さ
φ 170 x 120mm φ 170 x 50mm
φ 140 x 100mm φ 140 x 50mm
φ 100 x 100mm φ 100 x 50mm
φ 80 x 80 mm
φ 60 x 60 mm
φ 40 x 40 mm
側頭骨画像 φ 60 x H60 mm, ボクセルサイズ 125μ m
スカウト撮影画像
鼻・副鼻腔画像 φ 170 x H120 mm, ボクセルサイズ 250μ m
関心領域をズーム再構成 80 μ m の解像力!
側頭骨、鼻・副鼻腔など
ボリュームレンダリングを行うことによ
関心領域を指定して
り、詳細な内部構造の3次元的観察が可
ズーム再構成(ボクセルサイズ 80 μm )を行い、
能です。
さらに詳細な観察が可能です。
耳小骨連鎖のズーム再構成画像
篩骨洞のズーム再構成画像
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ボリュームレンダリング
耳小骨連鎖
篩板
広い撮影領域でも高解像度
撮 影 領 域 Φ 170 × H 120 mm の 高 精 細 画 像 は、 外観寸法図
(縮尺 1/50 単位:mm)
2000
300
顎・顔面領域全体における総覧的な精査・診断が可能です。
仕 様
販 売 名
頭部用 X 線 CT 装置 3D Accuitomo
型 式
MCT-HN
タ イ プ
F17
電 源
AC100V 50/60Hz
消費電力
最大 2.0 kVA
X 線ヘッド
1800
1250
25
外観寸法図・仕様
管電圧
60 - 90 kV
管電流
1 - 10 mA (Hi-Fi、Hi-Res は最大8mA)
焦点の呼び
0.5
Std Mode:17.5 秒 / 9.0 秒
1620
850
540
撮 影 時 間
Hi-Fi Mode:30.8 秒 / 15.8 秒
Hi-Res Mode:30.8 秒 / 15.8 秒
Hi-Speed Mode:10.5 秒 / 5.4 秒
直径 170 x 高さ 120 mm 直径 170 x 高さ 50 mm
直径 140 x 高さ 100 mm 直径 140 x 高さ 50 mm
直径 100 x 高さ 100 mm 直径 100 x 高さ 50 mm
直径 80 x 高さ 80 mm
直径 60 x 高さ 60 mm
直径 40 x 高さ 40 mm
ボクセルサイズ
80 μ m 、125 μ m 、160 μ m 、250μm
1500
2080
撮 影 領 域
寸 法
本体
W 1,620 x D 1,200 x H 2,080 mm
コントロールボックス W 96 x D 40 x H 115 mm
パソコンケーブルおよび操作コード引出し口
電源引出し口 AC100 V 20 A 単相
操作引出し口 FL1200 ( CD 管呼び径 22 )
パソコンケーブル用 引出し口 ( CD 管呼び径 36 )
注 : 図中※は後方壁面のスイッチボックス止めでも可。(FL200 )
質 量
約 400kg
機器の分類
管理医療機器 ( クラス II ) 特定保守管理医療機器
医療機器認証番号 21500BZZ00390000
画像提供元:福島県立医科大学 技術導入元:NUBIC
( 日本大学産官学連携知財センター )
日本大学・株式会社モリタ製作所 共同開発
法定耐用年数
6年
ご使用に際しましては、製品の添付文書および取扱説明書を必ず お読みください。
● 仕様及び外観は製品改良のため予告なく変更することがありますのでご了解ください。
● 製品の色は印刷のため、実際とは異なる場合があります。
TEL (075) 605-2323 FAX (075) 605-2355
e-mail : [email protected]
U R L : www.jmorita-mfg.co.jp
東京営業所 TEL (048) 857-1211 FAX (048) 857-1210
名古屋営業所 TEL (052) 259-1535 FAX (052) 259-1536
九州営業所 TEL (092) 593-1160 FAX (092) 593-1161
φ 170 x H120 mm, ボクセルサイズ 250 μ m ( 90 kV, 6 mA )
JMMC PUB.No.M001 2009.07
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