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平成26年度の状況(PDF:1047KB)

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平成26年度の状況(PDF:1047KB)
堺市人事行政の運営等の状況
平成27年12月
堺
市
~
Ⅰ 任免及び職員数に関する情報
目
次
~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1 任免
(1) 採用の状況
(2) 退職の状況
(3) 役職者数・役職者比率
2 職員数の状況
(1) 職員数
(2) 部門別職員数
Ⅱ 給与の状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
1 給与決定のしくみ
2 ラスパイレス指数の状況
3 給与制度等見直し項目
4 職員の平均年齢、平均給料月額などの状況
(1) 一般行政職
(2) 現業職
5 職員の初任給の状況
6 職員の手当の状況
(1) 期末手当・勤勉手当
(2) 退職手当
(3) 地域手当
(4) 特殊勤務手当
(5) 時間外勤務手当
(6) その他の手当
7 特別職の報酬等の状況
8 特別職の給与減額措置状況
Ⅲ 勤務時間その他の勤務条件の状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
1 勤務時間の状況
2 年次有給休暇の取得状況
3 その他の休暇の状況
4 介護休暇の取得状況
Ⅳ 職員の休業の状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
Ⅴ 職員の分限及び懲戒処分の状況
1 分限
2 懲戒
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
Ⅵ 服務
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
Ⅶ 職員の研修
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
1 堺市が実施する研修
(1) 職場研修
(2) 業務主管研修
(3) 職員能力開発センター研修
(4) その他
2 消防局が実施する研修
(1) 学校研修
(2) 委託研修
(3) 一般研修
Ⅷ 人事評価
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
1 前期人事評価
2 後期人事評価
Ⅸ 福祉及び利益の保護
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
1 健康管理事業等
(1) 健康診断の実施
(2) 長時間労働による健康障害防止のための保健指導等
(3) メンタルヘルス対策の実施
2 公務災害認定件数
3 福利厚生事業
(1) 大阪府市町村職員共済組合について
(2) 堺市職員厚生会について
Ⅹ 人事委員会報告
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
1 職員の競争試験及び選考の状況
(1) 採用試験
(2) 採用選考
(3) 昇任選考
2 給与、勤務時間その他の勤務条件に関する報告及び勧告の状況
(1)
報告・勧告日
(2) 本市職員と民間従業員との給与比較
(3) 給与等の改定
(4) その他の事項
(5) 民間給与特別調査等
3 公平審査等
(1)
勤務条件に関する措置の要求の状況
(2)
不利益処分に関する不服申立ての状況
堺市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例第6条の規定に基づき、平成26年度
における人事行政の運営等の状況を次のとおり公表します。
I
任免及び職員数に関する情報
1 任免
(1) 採用の状況
平成26年度中に採用した職員数は、次のとおりです。
職種
内訳
人数(人)
男性(人)
女性(人)
事務
80
49
31
社会福祉
13
6
7
2
0
2
土木
16
15
1
建築
6
4
2
機械
4
4
0
電気
9
9
0
化学
6
5
1
13
2
11
心理
2
0
2
学芸員
1
1
0
医師
3
3
0
獣医師
1
1
0
管理栄養士
3
1
2
保健師
6
0
6
55
55
0
220
155
65
精神保健福祉士
保育士
消防吏員
合計
(注)
1
教職員を除きます。
2
任期付短時間勤務職員、再任用職員及び育児休業代替任期付職員を
除きます。
3
選考による採用も含みます。
(2) 退職の状況
平成26年度中に退職した職員数は、次のとおりです。
区分
退職者数(人)
定年退職
201
その他
90
合計
291
(注) 教職員を除きます。
1
(3) 役職者数・役職者比率
平成27年度における役職者の人数及びその比率は、次のとおりです。
平成27年4月1日現在
内
人数(人)
訳
男性(人)
女性(人)
局長級
29
25
4
部長級
80
78
2
課長級
461
402
59
課長補佐級
652
527
125
係長級
1,170
890
280
一般
2,782
1,722
1,060
5,174
3,644
1,530
合計
(注)教職員(212人)を除きます。
部長級
局長級
80人 1.5%
29人 0.6%
課長級
461人 8.9%
課長補佐級
652人
12.6%
職員数
5,174人
係長級
一般
1,170人 22.6%
2,782 人 53.8%
(注)グラフ中の網掛け部分は、管理職員を示します。
2 職員数の状況
(1) 職員数
平成27年4月の職員数は5,386人で、前年度より35人の削減となりまし
た。
市では、現在、平成21年4月を起点として、10年間で再任用職員も含めた
要員数を2割以上削減する更なる目標を掲げています。
今後も、将来にわたって発展を続けるまちづくりの実現のため、市民から信頼
される職員を育成し、効率的な行政運営に取り組みます。
2
■ 職員数(各年度4月1日現在)の推移
(人)
(人)
6,500
6,500
6,255人
6,408人
(△153人)
6,000
6,000
5,484人
5,561人
(△77人)
(△694人)
5,500
5,500
5,421人
5,386人
(△63人)
(△35人)
5,000
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
5,000
27年度
(注) 1 常勤の教育長(1人)を除きます。(平成26年度まで)
2 ( )内の数字は対前年度比較値
(2) 部門別職員数
職
員 数 の 推 移
(各年4月1日現在)
区
部
分
職
門
普
通
会
計
部
門
数
対 前 年
平成26年度 平成27年度
増 減 数
議会
27
27
―
総務
747
740
▲7
税務
234
241
7
労働
8
8
―
農林水産
39
40
1
商工
66
62
▲4
土木
589
591
2
民生
995
989
▲6
衛生
625
612
▲13
3,330
3,310
▲20
教育部門
637
625
▲12
消防部門
906
902
▲4
4,873
4,837
▲36
240
232
▲8
232
226
▲6
150
152
2
622
610
▲12
5,495
5,447
[5,754]
[5,754]
一
般
行
政
部
門
計
小
会
計
部
門
員
水道
公
営 下水道
企
業 その他
等
小
合
計
計
計
▲48
(注) 1 職員数は一般職に属する職員数で、国が実施する地方公共団体定員管
理調査の数値です。
2
[
]内は、条例定数の合計値です。
3
II 給与の状況
1 給与決定のしくみ
市職員の給与は、市人事委員会が行う勧告を受け、市長が条例案を議会へ提出し、
議決を経て定められます。
以下金額については、全て各種控除前のものを記載しています。
人事委員会
勧
告
(専門的で中立的な人事機関)
市内民間企業の従業員の
給与を調査し、市職員の給
与と比較
市長
議会
条例案
審議・議決
堺市職員の給与に関する条例
2 ラスパイレス指数の状況(各年4月1日現在)
本
平成23年度
平成26年度
98.2
95.1
101.3
100.1
市
政令指定都市平均
(注) ラスパイレス指数とは、国家公務員の給与水準を100とした場合の地方
公務員の給与水準を示す指数です。この数値が100より低いと給与水準が
国家公務員より低いことになります。
3 給与制度等見直し項目
実施年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
見直しの内容
○ 給料表の引上げ改定(0.25%)
○ 扶養手当を国と同額に改定
○
現給保障額の段階的廃止
○
持ち家に係る住居手当の廃止
○ 職員の給料の減額措置
(平成25年4月1日~平成27年3月31日)
局長・部長級
6%
課長級
4.8%
課長補佐級以下
2~3%
○
給料表の引上げ改定(0.39%)
○
退職手当の支給率の引下げ(平成 25 年 7 月~)
4
○
給料表の引上げ改定(1.15%)
○
期末勤勉手当の引上げ改定
+0.15月
再任用
+0.05月
平成 26 年度
一般職
○
交通用具使用者に係る通勤手当の引上げ改定
○
医師、歯科医師に係る初任給調整手当の引上げ改定
○
単身赴任手当の支給対象に再任用職員を追加
4 職員の平均年齢、平均給料月額などの状況(平成27年4月1日現在)
(1) 一般行政職(普通会計)
平均年齢
42.3歳
平均給料月額
平均給与月額
329,776円
391.154円
昨年比+3,906円
昨年比+4,834円
平均給料月額
平均給与月額
320,810円
367,778円
昨年比+548円
昨年比+380円
(2) 現業職
平均年齢
52.1歳
昨年比は、昨年の減額措置前の額と比較
(注) 1「平均給料月額」とは、基本給の平均
2「平均給与月額」とは、上記平均給料月額に、扶養手当、地域手当、住
居手当、管理職手当、初任給調整手当、単身赴任手当の額を合計したも
の
5 職員の初任給の状況(平成27年4月1日現在)
市の初任給
※民間の初任給平均
大学卒
200,200 円
198,659 円
高校卒
168,190 円
160,838 円
(注)地域手当に相当する額を含みます。
※ 人事委員会実施「平成27年職種別民間給与実態調査」によります。
6 職員の手当の状況
(1) 期末手当・勤勉手当(普通会計)
堺
市
国
支給実績(平成26年度決算)
8,000,839 千円
5
-
職員1人当たり平均支給年額
(平成26年度決算)
-
1,447,592円
[平成26年度支給割合]
[平成26年度支給割合]
・期末手当:2.60 月 分 (1.45 月分)
・期末手当:2.60 月 分 (1.45 月分)
・勤勉手当:1.50 月 分 (0.70 月分)
・勤勉手当:1.50 月 分 (0.70 月分)
・合計:
・合計:
4.10 月 分 (2.15 月分)
[加算措置の状況]
4.10 月 分 (2.15 月分)
[加算措置の状況]
職制上の段階、職務の級等による加算措置
職制上の段階、職務の級等による加算措置
・役職加算
5~20%
・管理職加算 なし
・役職加算
5~20%
・管理職加算 10~25%
(注)
1 ( )内の月数は、再任用職員に係る支給割合
2 [加算措置の状況]は、平成27年4月1日現在
(2) 退職手当(普通会計)
堺
市
自己都合
国
勧奨・定年
自己都合
勧奨・定年
勤 続 2 0 年 20.445月分 25.55625月分 勤 続 2 0 年 20.445月分 25.55625月分
勤 続 2 5 年 29.145月分 34.5825月分 勤 続 2 5 年 29.145月分 34.5825月分
勤 続 3 5 年 41.325月分
49.59月分
勤 続 3 5 年 41.325月分 49.59月分
最高限度額 46.545月分
49.59月分
最高限度額
49.59月分
49.59月分
その他加算措置
その他加算措置
病気特別退職時(2%加算)
定年前早期退職特例措置( 3 % ~ 4 5 % 加 算 )
1人当たり平均支給額:(平成26年度実績) 1人当たり平均支給額:(平成25年度実績)
8,314千円(自己都合)
3,447千円(自己都合)
22,132千円(定年)
36,091千円(勧奨)
26,817千円(応募退職)
22,949千円(定年)
(注) 1 当市の退職手当の1人当たり平均支給額は、前年度に退職した全職
種に係る職員に支給された事由別の平均額(教職員除く)
2
国の支給実績は、総務省「退職手当の支給状況(平成25年度退
職者)
」によります(「勧奨は平成25年10月末まで、
「応募認定退
職」は平成25年11月以降の数値)。
3
支給割合については、平成27年4月1日現在
(3) 地域手当(普通会計)
支給実績(平成26年度決算)
2,136,023千円
職員1人当たり平均支給年額(平成26年度決算)
385,912 円
支給対象地域
支 給 率
支給対象職員数
本
市(医師を除く)
10%
5,167人
10%
本
市(医師)
15%
14人
15%
18%
6人
18%
東京都特別区(東京事務所ほか)
国の制度(支給率)
(注)支給率、支給対象職員数については、平成27年4月1日現在で教職員を除
く数値
6
(4) 特殊勤務手当(普通会計)
支給実績(平成26年度決算)
153,647 千円
支給職員1人当たり平均支給年額(平成26年度決算)
109,670 円
職員全体に占める手当支給職員の割合(平成26年度)
25%
手当の種類(手当数)
18 種
(注) 手当の種類については、平成27年4月1日現在
(5) 時間外勤務手当(普通会計)
支給実績(平成26年度決算)
1,679,518 千円
職員1人当たり平均支給年額(平成26年度決算)
355,378 円
※一人当たりの算出は、管理職等の時間外勤務手当の支給がない職員を除いて算出
(6) その他の手当(平成27年4月1日現在)
種別
内容及び支給単価
配 偶 者
扶
扶養手当 養
親
族
国の制度
13,000 円
1人につき
そ
の
他 配偶者のいない1人目
の
満16歳から22歳の加算
6,500円
同じ
11,000円
5,000円
月額12,000円を超える家賃を支払っている者
居住場所によ
月額100円~27,000円
住居手当
る加算制度は
(堺市内の賃貸住宅に居住する場合については、月額
なし。
3,000円を加算。
)
徒歩通勤した場合の通勤距離が片道2㎞以上であると
き
1.交通機関等の利用者
最長定期券額を6ヶ月毎に支給
通勤手当
(月額55,000円限度)
2.自動車等の使用者
距離に応じて支給(3,000円~31,600円)
3.徒歩通勤者
支給なし
管理職手当
・局長
・部長
111,000円
91,000円
・理事
・部理事
・課長
70,000円
・参事
・総括指導主事
60,000円
1、3は同じ
2は2,000円
~31,600円
を支給
100,000円
83,000円
官職に応じて
定額(46,30
64,000円
0円~139,30
0円)を支給
(注)その他、休日勤務手当や宿日直手当などの支給があります。
7
7 特別職の報酬等の状況(平成26年4月1日現在)
区
給
料
報
酬
期
末
手
当
分
市
給
料 月 額 等
長
1,190,000円(※952,000円)
長
990,000円(※891,000円)
長
950,000円(※902,500円)
長
850,000円(※807,500円)
議
員
780,000円(※741,000円)
市
長
(平成26年度支給割合)
市
長
(加算率)
議
長
(平成26年度支給割合)
長
(加算率)
員
副
市
議
副
副
議
副
議
議
4. 10月分
20%
4. 10月分
20%
※( )内の額は、減額措置後の額で、実施期間は、「8 特別職の給与減額措置
状況」のとおり。
8 特別職の給与減額措置状況
給与の減額措置
市
長
(平成24年7月~
平成28年3月)
給料、地域手当及び期末手当につ
いて、20%減額
給料、地域手当及び期末手当につ
副
市
長
いて、10%減額(平成27年3
月までは、13%)
市
長
退職手当の特例措置
(平成21年度~)
副
市
議
長
現市長の任期に係る退職手当に
ついて、不支給
現副市長の現任期に係る退職手
当について、不支給
長
議員報酬の減額措置
(平成 25 年 7 月~
平成 27 年 4 月)
副
議
議
長
議員報酬について、5%減額
員
(注) 議会議員の退職手当制度はありません。
8
III 勤務時間その他の勤務条件の状況
職員の勤務時間、休憩時間、年次有給休暇などについては、堺市職員の勤務時間、休日、
休暇等に関する条例(昭和46年条例第18号)で定められており、次のとおりです。
1 勤務時間の状況
平成27年4月1日における職員の勤務時間は、次のとおりです。
1週間の勤務時間
1日の勤務時間
開始時刻
終了時刻
38時間45分
7時間45分
9:00
17:30
(注)
休憩時間
12:00
~12:45
この勤務時間については、本庁勤務の職員の勤務時間であり、変則勤務
職場については、別に定められています。
2 年次有給休暇の取得状況
職員の年次有給休暇は、1年度につき20日付与され、使用しなかった休暇について
は、翌年度に限り繰り越されます。
平成26年度における職員の年次有給休暇の平均取得日数は、12.9日です。
3 その他の休暇の状況
その他に堺市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例等に基づき認められている
休暇には、公民権の公使のための休暇、結婚休暇、産前・産後休暇、子の看護のための
休暇などがあります。
4 介護休暇の取得状況
介護休暇とは、職員の配偶者、父母、子、配偶者の父母などを介護するために、任命
権者の承認を得て、連続する6か月の期間内において必要と認められる期間取得できる
制度です。
平成26年度における介護休暇の取得者数は、6人です。
9
IV 職員の休業の状況
職員の休業には、地方公務員の育児休業等に関する法律(平成3年法律第110号)
に基づく育児休業、部分休業があります。
育児休業とは、任命権者の承認を得て、養育する子が3歳に達するまでの間、休業す
ることができる制度です。
また、部分休業とは、育児休業と同じく、任命権者の承認を得て、養育する子が小学
校就学に達するまでの間、1日につき2時間以内で休業することができる制度です。
平成26度において、新たに育児休業を取得した職員数は68人で、新たに部分休業
を取得した職員数は、43人です。
10
V
職員の分限及び懲戒処分の状況
1 分限
分限処分とは、地方公務員法第28条に基づき、公務能率の維持と公務の適正な運営
の確保を図るために、降任、免職、休職又は降給の不利益処分を行うことです。
平成26年度に行った分限処分の件数は、次のとおりです。
区分
免職
休職
降任
降給
合計
市長事務部局等
0
113
0
0
113
消
防 局
0
5
0
0
5
教育委員会
0
124
1
0
125
上下水道局
0
13
1
0
14
合計
0
255
2
0
257
2 懲戒
懲戒処分とは、地方公務員法第29条に基づき、公務員としてふさわしくない
非違行為を行った職員の道義的責任を追及することで服務規律の維持を図るため
に、戒告、減給、停職又は免職の不利益処分を行うことです。
平成26年度に行った懲戒処分の件数は、次のとおりです。
区分
免職
停職
減給
戒告
合計
市長事務部局等
0
2
0
1
3
消
防 局
0
1
1
1
3
教育委員会
2
1
2
2
7
上下水道局
0
6
2
0
8
合計
2
10
5
4
21
11
VI 服務
地方公務員法には、すべての職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、
全力を挙げて職務の遂行に専念しなければならないとされ、地方公務員が遵守すべき服務
の根本基準が定められています。
それ以外にも、個別の義務として、法令の遵守や上司の職務上の命令に忠実に従う義務、
職務に専念する義務や職務上知り得た秘密を守る義務が課せられています。また、争議行
為などや信用失墜行為を行うことも禁止されており、さらには、営利企業などに従事する
ことや政治的行為を行うことも制限されています。
このように、地方公務員には職務の円滑な遂行や住民の公務に対する信頼を確保するた
めに、さまざまな制約があります。
こうした服務規律を確保し、より一層の服務規律の維持向上に努めるべく、職員に対し
て周知徹底し、適切な指導に取り組んでいます。
12
VII 職員の研修
堺市職員の研修は、地方公務員法第39条の規定に基づき、職員の勤務能率の発揮及び
増進のために実施しています。
1 堺市が実施する研修
職員研修は、行政をとりまく環境の変化に対応し得る組織体制及び職場風土をつくる
ため、職務を遂行する上で必要な知識、技能等を習得するとともに、その能力の向上を
図ることにより、職員が地方自治の本旨を理解し、並びに公務員としての使命及び責任
を自覚し、並びにその行動を変容し、もって市民の付託に応える市政の推進に資するこ
とを目的として、
「堺市職員研修規程」(昭和58年庁達第1号)に基づき実施していま
す。
平成26年度は以下のとおり実施しました。
(1)職場研修
日常の業務を通じて、又は日常の業務に関連させ、業務の遂行に必要な知識、技能、
態度等の習得を図る研修
(2)業務主管研修
業務を主管する組織の長が、当該組織が主管する業務と同種の業務等を担当する他
の組織に所属する職員を対象に、実務的かつ専門的な能力の習得及び資質の向上を図
る研修
(3)職員能力開発センター研修
・特
別
研
修
- 職員に期待される役割に照らし合わせて、職場での行動
を点検し、自らの意思による意識改革・行動改革を促す
研修
・階 層 別 研 修 - 職員又は職務の階層別に、その階層に共通して必要とさ
れる知識、技能等を習得させるために行う研修
・選
択
研
修
- 広い視野及び高い識見を養成し、職務の遂行に必要な能
力等を養成するために行う研修
(4)その他
・自 己 啓 発 支 援 - 職務遂行能力の向上のために、勤務時間外に自主的に取
り組む自己啓発を支援する事業
・外 部 派 遣 研 修 - より高度な政策形成・マネジメント能力等を養成するた
め、外部機関への派遣を行う研修
13
別 特 ●
平成26年度
研
特
修
職員能力開発センター研修
名
トップセミナー
内
容
(人)
一人あたり
研修時間
延べ時間数
(時間)
(時間)
155
1.5
1.5
307
4
4
237
2
2
共 感 ミ ー テ ィ ン グ
44
1.5
6
公 募 幹 部 職 員 研 修
2
4
4
新 規 採 用 予 定 者 研 修
153
―
―
公 務 員 基 礎 研 修 Ⅰ
152
49.58
130.92
公務員基礎研修Ⅰ(任期付職員対象)
20
13.83
13.83
公務員基礎研修Ⅰ(被災地派遣職員)
2
38.83
38.83
公 務 員 基 礎 研 修 Ⅰ ( 後 期 )
149
12.67
44.83
公 務 員 基 礎 研 修 Ⅱ
160
12.5
38
公 務 員 基 礎 研 修 Ⅲ
176
19.17
64.33
研
公 務 員 基 礎 研 修 Ⅳ
106
8.17
16.33
修
政 策 法 務 研 修
107
6.5
19.5
新 任 係 長 級 研 修
106
17.17
40.67
新 任 課 長 補 佐 級 研 修
73
17
36
新 任 課 長 級 研 修
58
20.33
35.67
182
1.5
1.5
別
管理職セミナー
研
修
意識改革セミナー
文化が経済を作る
参加人数
実施状況
マネジメント、
事務事業評価
行動観察
階
層
別
新任役職者セミナー
メンタルヘルス
14
研
修
名
内
容
参加人数
(人)
一人あたり
研修時間
(時間)
延べ時間数
(時間)
段取力、議会対応力、
政策法務、市民対応、
パ ワ ー ア ッ プ 研 修
ファシリテーション、
162
6.5
52
298
3
30
接 遇 研 修 ( 短 期 臨 時 職 員 対 象 )
218
2
12
接遇研修(再任用・再雇用職員対象)
55
3
6
ルーキートレーナー研修
146
6
30
さわやかサービス推進研修(CS 向上運動)
265
3
24
事務基礎講座
822
2
33.33
人権問題講座
9
2
6
83
5
-
79
1.5
3
市政理解
107
1.25
4.25
キャリア
22
1
1
4,455
-
-
フォロワーコミュニケ
ーション、説明・説得
選
力
意思決定力、文書・デ
択
ータ整理術、情報収集
研
力、資料の作り方、地
方公務員法、民法(基
修
ステップアップ研修
礎編)、民法(項目別
編)、業務マニュアル
作成、アサーティブコ
ミュニケーション、文
書作成力
自
己
啓
発
・
職
場
研
修
支
援
地方自治法、地方公務
e-learning
員法
行政法
夜間講座
計
15
平成26年度 自己啓発支援
実施状況
・職員通信教育奨励制度
人材開発課指定の通信講座を修了した職員に奨励金を交付
平成26年度適用人数
20人
・自主研究グループ活動支援制度
自主研究グループに対する奨励金の交付、講師等の紹介、参考図書等の情報
提供及び研修室の貸出
平成26年度適用グループ数
4グループ
・大学院修学支援制度
大学院で研究する職員で、一定の要件を満たした者に奨励金を交付
平成26年度適用人数
3人
・職員資格取得等報奨制度
人材開発課指定の資格等を取得した職員に対し、奨励金を交付
平成26年度適用人数
19人
平成26年度 外部派遣研修
研修機関
自治大学校
市町村アカデミー
国際文化アカデミー
公務人材開発協会
部落解放・人権研究所
実施状況
コース名
派遣人数
(人)
第1部課程(123期)
1
第1部・第 2 部特別課程(27期)
1
政策専門課程(9期)
2
人材育成専門課程
1
政策企画
2
ステップアップ自治体リーダー
2
女性リーダーのためのマネジメント研修
1
接遇研修指導者養成研修
5
公務員倫理研修指導者養成研修(JKET)
2
部落解放・人権大学講座(107期)
2
部落解放・人権大学講座(108期)
1
16
2 消防局が実施する研修
消防局が実施する研修は、消防職員に対し消防の使命及び責務を正しく自覚し、及び
認識させるとともに、知識と技能の修得、体力の錬成と規律の保持及び人格の向上を図
ることにより、能率的に職務を遂行し得る職員を養成することを目的として、「堺市消防
職員研修規程」
(平成25年消防長庁達第17号)に基づき実施しています。
平成26年度において実施した研修は、次のとおりです。
(1) 学校研修
職員を消防学校又は消防大学校に派遣して行う教育訓練
(2) 委託研修
職員を各分野の専門知識、技能の修得又は資格取得のために、他の地方公共団体そ
の他の団体等に派遣して行う教育及び訓練
(3) 一般研修
所属長がその所属の職員に対して行う研修及び訓練並びに職務上管理監督の地位
にある者が常時部下の統率指導を通じて行う研修及び訓練として、署課において消火、
救助及び救急関係の訓練をはじめ、業務遂行上必要な知識及び技能の習得を図る研修。
また、全職員対象に警防研修会を実施。
平成26年度 学校研修・委託研修 実施状況(消防局)
科
消
防
大
学
校
学
校
研
修
府
立
消
防
学
校
目
延回数
延人数
幹部科
2
2
警防科
1
1
救助科
1
1
救急科
1
1
危険物科
1
1
指揮隊長コース
1
1
違反是正特別講習
1
1
初任教育
2
54
専科教育(救急科)
2
25
(救助科)
1
10
(警防科)
1
6
(特殊災害科)
1
4
(予防科防火査察)
1
4
(予防科消防用設備)
1
3
(予防科危険物)
1
3
(火災調査科)
1
9
幹部教育(初級幹部科)
1
6
(中級幹部科)
1
4
17
科
学
校
研
修
府
立
消
防
学
校
総
務
関
係
目
延回数
延人数
1
3
2
6
1
4
衛生管理者受験講習
1
5
安全衛生推進者養成講習会
1
5
消防職員安全衛生研修会
1
10
安全管理研修会
1
10
消防職員のための惨事ストレスの理解と予防
1
1
大型自動車運転免許取得講習
2
20
大型特殊自動車運転免許取得講習
1
3
玉掛技能講習
2
8
小型移動式クレーン技能講習
2
8
フォークリフト運転技能講習
1
3
海技免状更新講習(機関・航海)
4
3
小型船舶操縦士免許講習
2
5
10
47
警防業務リーダー講習会
1
6
整備管理者選任前研修
1
4
自家用自動車整備管理者研修
1
5
全国市有物件災害共済会講演会
1
16
災害対策専門研修
1
2
緊急自動車安全運転講習会
1
4
機関員特別講習
1
20
安全運転管理者及び副安全運転管理者講習会
1
7
危険物施設総合研修訓練
1
1
指揮研修(大阪市消防局)
1
1
消火技術指導者研修(大阪市消防局)
1
1
第一級陸上特殊無線技士養成課程
1
2
第三級陸上特殊無線技士養成課程
1
10
自家用発電設備専門技術者講習
1
1
蓄電池設備整備資格者講習
1
1
大阪市消防局指令情報センター実務研修
1
2
主任無線従事者講習
1
2
大阪市消防局高度専門教育訓練センター救急救命士養成課程
1
5
救急救命東京研修所救急救命士研修課程
1
1
救急救命九州研修所救急救命士研修課程
1
2
(上級幹部科)
特別教育(はしご車技術講習)
(潜水士養成研修)
火災調査事例発表会・研究会・研修会
委
託
研
修
警
防
関
係
救
急
関
係
エキスパート
18
科
救
急
関
係
委
託
研
修
予
防
関
係
目
延回数
延人数
救急救命士就業前研修
1
8
気管挿管病院実習
1
9
気管挿管(ビデオ喉頭鏡)病院実習
1
10
気管挿管再教育病院実習
1
16
救急救命士再教育病院実習
3
168
救急救命士業務実地修練
1
2
近畿救急医学研究会救急隊員部会
4
35
全国救急隊員シンポジウム
1
2
日本臨床救急医学会総会
1
1
救急救命士ビデオ喉頭鏡講習
4
16
処置拡大追加講習
4
5
潜水技術研修(JAMSTEC)
1
1
2 級小型船舶操縦士免許更新講習
1
2
酸素欠乏・硫化水素危険作業者主任者技能講習
1
3
ガス溶接技能講習会
1
3
低圧電気取扱業務に係る特別教育講習
1
3
毒物劇物取扱者試験講習
1
1
全国消防救助シンポジウム
1
2
NIRS放射線事故初動セミナー
1
1
羽田特殊救難隊潜水業務研修
1
2
上級救助研修
1
2
上級予防研修
1
2
予防技術検定
1
15
消防用設備製造工場等視察研修
1
20
デジタル動画セミナー
1
1
消防用設備等の性能規定に関する技術講習会
1
10
建築物防災講演会
1
7
特別研修会
1
10
危険物安全研修会
1
1
危険物安全推進講演会
1
5
ガスクロマトグラフ質量分析計講習会
1
2
高圧ガス保安研修
1
1
行政機関向け高圧ガス保安法勉強会
1
1
LPガス保安研修
1
1
屋外タンク実務担当者講習会
1
5
危険物事故事例セミナー
1
18
高圧ガス保安教育基礎講習
1
1
19
科
委
託
研
修
予
防
関
係
一
般
研
修
目
延回数
延人数
高圧ガス保安法令セミナー
1
1
高圧ガス保安法における許可・届出ポイントセミナー
1
1
保安検査のポイントと事例紹介セミナー
1
1
非破壊試験技術講習会
1
2
非破壊試験技術者資格試験
1
2
火薬類取締法研修
1
1
屋外タンク貯蔵所の泡消火設備の一体的な点検に関する講習会
1
1
危険物事故防止対策等セミナー
1
1
補職研修
1
91
交通安全運転研修会
1
57
調査担当者研修会
1
71
調査担当責任者研修会
1
38
消火技術訓練
2,521
15,604
救助技術訓練
2,445
11,920
救急技術訓練
891
4,535
通信訓練
572
4,988
特別技術訓練
1,429
7,331
応用訓練
1,048
8,855
合同訓練
28
307
防災訓練
73
737
4
10
34
230
1
28
50
216
集中講義
4
494
救急救命技術研修会
6
626
症例検討会
2
261
職員意見発表会
1
183
所属内予防実務研修
2
17
所属間実務研修
2
20
大規模訓練
水難救助訓練
後方支援隊活動(野営)研修会
救急活動訓練
20
VIII
人事評価
本市では、職員の資質を向上させ、能力を最大限に引き出す制度として、人事評価制度
を平成19年度に構築しました。
平成19年度以降、試行的に実施してきましたが、管理職員については、平成22年度
から、管理職員以外の職員については、平成25年度から本格実施しています。
人事評価制度の概要
【目的】
人材の育成を主たる目的としており、評価を通じて、実現すべき役割、発揮すべき能
力、達成すべき目標を明確化することにより、職員の意識や行動の変革を促します。
【体系】
人事評価は「能力評価」と「業績評価」で構成しています。
●能力評価
評価期間内における、職位に応じた「実現すべき役割」と、職務遂行上の過程
で「発揮すべき能力」を具体的な行動や事実に基づいて評価します。
●業績評価
管理監督者(係長級以上の職員)については「目標による管理」の手法による
評価を行い、一般職員については「担当業務の遂行度」を評価します。
個人目標や担当業務は、組織目標と連鎖するものとします。
1 前期人事評価
・評価期間
平成26年4月1日~平成26年9月30日
・人事評価対象者
正規職員、再任用職員、任期付職員
※ 堺市職員の人事評価に関する規則第3条に規定する職員(技監、国・府等
からの派遣職員等)を除く。
・人事評価対象人数
管理職
正規職員
非管理職
計
570 人
4,472 人
5,042 人
再任用職員
61 人
723 人
784 人
任期付職員
4人
121 人
125 人
5,316 人
5,951 人
計
635 人
(管理職は局長級~課長級の職員)
21
・最終評価結果
総合勤務評価
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
90~
89~
79~
59~
39~
100 点
80 点
60 点
40 点
0点
管理職
1人
65 人
528 人
41 人
0人
非管理職
5人
475 人
4,678 人
153 人
5人
計
6人
540 人
5,206 人
194 人
5人
※ 総合勤務評価とは、能力評価及び業績評価に基づき算出した5段階の評語をいう。
2 後期人事評価
・評価期間
平成26年10月1日~平成27年3月31日
・人事評価対象者
正規職員、再任用職員、任期付職員
※ 堺市職員の人事評価に関する規則第3条に規定する職員(技監、国・府
等からの派遣職員等)を除く。
・人事評価対象人数
管理職
正規職員
非管理職
計
569 人
4,467 人
5,036 人
再任用職員
60 人
718 人
778 人
任期付職員
4人
132 人
136 人
5,317 人
5,950 人
計
633 人
(管理職は局長級~課長級の職員)
・
最終評価結果
総合勤務評価
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
90~100
89~80
79~60
59~40
39~0 点
点
点
点
点
管理職
0人
74 人
509 人
50 人
0人
非管理職
2人
469 人
4,672 人
171 人
3人
計
2人
543 人
5,181 人
221 人
3人
※ 総合勤務評価とは、能力評価及び業績評価に基づき算出した5段階の評語をいう。
22
福祉及び利益の保護
1 健康管理事業等
職員が、心身ともに健康で、職務遂行にその能力を十分に発揮できるよう、本市にお
いては、
「堺市職員安全衛生管理規則」(昭和50年規則第53号)に基づく安全衛生管
理体制の整備、各種健康診断の実施等により、職員の健康保持・増進を図っているとこ
ろです。
平成26年度に実施した主な事業は、次のとおりです。
(1) 健康診断の実施
生活習慣病、結核及び職業病などの健康障害を早期に発見するとともに、その結果
を事後の健康増進のために活用することを目的として、各種健康診断を実施しました。
健康診断名
回数(回) 受診者数(人)
一般定期健康診断
特
定
業
務
従
事
者
健
康
診
断
等
1
7,491
深夜業務従事者健康診断
1
802
高気圧業務定期健康診断
2
49
病原体による汚染の著しい業務従事者健康診断
2
34
電離放射線業務従事者健康診断
2
10
特定化学物質取扱業務従事者健康診断
2
105
有機溶剤業務従事者健康診断
2
72
酸取扱業務従事者健康診断
2
61
粉じん業務従事者健康診断
1
93
頸肩腕障害等健康診断
2,659
胃X線検診
1
1
1
子宮がん検診
1
830
乳がん検診
1
959
骨粗鬆症検診
1
175
VDT作業従事者健康診断
そ
の
他
523
595
(2) 長時間労働による健康障害防止のための保健指導等
長時間労働による健康障害防止のため、産業医が、職員に対して面接指導を実施し
ました。
(延べ160人)
(3) メンタルヘルス対策の実施
① 【第一次予防】心の健康の保持増進
心の健康の保持増進を図るため、職員を対象にメンタルヘルス研修(セルフケ
ア・ラインによるケア)を実施するとともに、定期健康診断実施時にメンタルヘ
ルスチェックを行いました。
23
○ メンタルヘルス研修
区分
セルフケア
ラインによるケア
※
対象職員
回数
受講者数
全職員
4回
288人
課長級以上の職員
3回
129人
課長補佐級及び係長級の職員
2回
122人
上記のほか、人材開発課主催の研修の一環として、新規採用職員に対して
セルフケア研修を、新任役職者に対してラインケア研修を実施しています。
○ メンタルヘルスチェック
定期健康診断の実施に併せて、問診票による5項目のメンタルヘルスチェックを
行いました。
対象者数 6,527人 (平成27年3月末時点)
② 【第二次予防】心の不健康な状態への早期対応
外部機関のメンタルヘルス相談窓口
14件
庁内メンタルヘルス相談窓口(精神科医師)
44件
心とからだの健康相談(健康管理スタッフによるケア) 164件
③ 【第三次予防】円滑な職場復帰と再発の防止
○ 職場復帰のための事前訓練
精神疾患等により休職中の職員が復職する場合における当該職員の復職に対す
る不安を軽減し、疾病の再発防止を図るため、その治療の一環として職場復帰の
ための事前訓練を実施しました。 15件
○ 復職指導
休職していた職員の復職後の円滑な職場適応と再発予防を目的として、職員本人
とその所属長に対して産業医等による面談を実施しています。
精神疾患のみ 21件
2 公務災害認定件数
公務上・通勤途上の災害に被災した職員に対し、地方公務員災害補償法に基づき療養
補償、障害補償等の各種補償を行っています。
公務災害
平成 26年度
通勤災害
46件
24
18件
合
計
64件
3 福利厚生事業
本市職員の年金制度、健康保険制度などは、大阪府市町村職員共済組合で、厚生制度
は堺市職員厚生会で行っています。
(1)大阪府市町村職員共済組合について
①
負担率
ア
長期給付事業
給料に対する掛金・負担金率
職員掛金率
市負担金率
公務負担金
率
公的負担金率
4 月~8 月
103.5625/1000
103.5625/1000
0.375/1000
47.75/1000
9 月~3 月
105.775/1000
105.775/1000
0.375/1000
47.75/1000
平成 26年度
期末手当等に対する掛金・負担金率
職員掛金率
市負担金率
公務負担金率
公的負担金率
6月
82.85/1000
82.85/1000
0.3/1000
38.2/1000
12 月
84.62/1000
84.62/1000
0.3/1000
38.2/1000
平成 26年度
※
公務負担金率とは、公務等による障害共済年金または公務等による遺族共済年金の財源で、
公的負担金率とは、基礎年金(国民年金)の財源となる国庫負担分に相当するもので、い
ずれも地方公務員等共済組合法で定められた地方公共団体(市)の負担分です。
イ
短期給付事業
給料に対する掛金・負担金率
職員掛金率
市負担金率
特別財政調整負
担金率
公的負担金率
4 月~8 月
64.5/1000
64.5/1000
0.25/1000
0.4/1000
9 月~3 月
64.5/1000
64.5/1000
0.25/1000
0.4/1000
平成 26 年度
※ 上記の職員掛金率及び市負担金率には介護保険分としての 7/1000 を含んでいません。
期末手当等に対する掛金・負担金率
職員掛金率
市負担金率
特別財政調整負
担金率
公的負担金率
6月
51.6/1000
51.6/1000
0.2/1000
0.32/1000
12 月
51.6/1000
51.6/1000
0.2/1000
0.32/1000
平成26 年度
※
上記の職員掛金率及び市負担金率には介護保険分としての 5.6/1000 を含んでいません。
※
特別財政調整負担金率とは各共済組合間の掛金に係る不均衡を調整するための財源で、公
的負担金率とは、育児休業手当金及び介護休業手当金の財源となる国庫負担分に相当する
もので、いずれも地方公務員等共済組合法で定められた地方公共団体(市)の負担分です。
ウ
福祉事業
給料に対する掛金・負担金率
職員掛金率
市負担金率
4 月~8 月
2/1000
2/1000
9 月~3 月
2/1000
2/1000
平成 26 年度
25
期末手当等に対する掛金・負担金率
職員掛金率
市負担金率
6月
1.6/1000
1.6/1000
12 月
1.6/1000
1.6/1000
平成 26 年度
②
平成 26 年度市負担金決算額(全会計)7,116,542,675 円
③
事業内容
組合員(職員(以下同様。))が永年勤続して退職したときや在職中
長期給付事業
の病気やケガがもとで心身に故障が生じた場合、又は死亡したときに
年金等を給付する事業
・退職共済年金
・障害共済年金
・障害一時金
・遺族共済年金
組合員やその家族が病気やケガをしたとき、又は出産や死亡したと
短期給付事業
き等に必要な費用の一部を給付する事業
・療養の給付
・育児休業手当金 ・介護休業手当金
など
住宅取得などのための資金の貸付、宿泊施設の運営など組合員の福
福 祉 事 業
祉を増進するための各種事業
・貸付事業
保 健 事 業
・宿泊施設の運営
健康保持増進を目的に行う事業
・人間ドック
・フィットネス施設の利用補助
など
(2)堺市職員厚生会について
①
負担率
費用負担割合
職員会費:市補助金
平成 26年度
1
:
0.7
(会費は月額で職員の給料月額の 5/1000、市補助金は職員の給料月額の 3.5/1000)
②
平成 26年度市補助金決算額(全会計) 68,979,262 円
③
事業内容
会員制福利厚生事業
福利厚生代行会社の福利厚生メニュー(各種施設や
店舗等を割安な会員価格で利用)の実施
人間ドック等補助事業
人間ドック・脳ドックの受診料の補助
ライフプラン事業
生涯生活設計に関するセミナー等の開催
カフェテリアプラン事業
付与されたポイント内で、宿泊施設やスポーツ施設
等の利用助成
給付事業
育児支援金、死亡弔慰金
福利厚生施設
会議室
その他
健康増進事業、職員親睦事業、生命保険・損害保険
等の団体取扱い
26
IX 人事委員会報告
人事委員会は、任命権者から独立した中立的かつ専門的な立場から人事行政に関する事
務を公正、効率的に処理する機関で、政令指定都市には設置が義務付けられています。
1 職員の競争試験及び選考の状況
地方公務員法の規定により、職員の採用は原則として競争試験によるとされているほ
か、人事委員会の定める職についての職員の採用及び昇任は、選考によることができる
とされています。同法及び堺市職員の任用に関する規則(平成18年人事委員会規則第
13号)の規定により、平成26年度に堺市人事委員会が実施した採用等の状況は、次
のとおりです。
(1) 採用試験(任命権者に委任しているものを除きます。)
○平成26年6月実施分
試験区分
大
学
卒
程
度
採用予定
人数
事務
50 名程度
土木
13 名程度
建築
若干名
機械
5 名程度
電気
4 名程度
化学
若干名
社会福祉
10 名程度
薬剤師
若干名
獣医師
若干名
事務A
(任期付短時間
若干名
勤務職員)
事務B
(任期付短時間
勤務職員)
5 名程度
第一次試験
第一次試験
第二次試験
最終
受験者数
合格者数
受験者数
合格者数
846
522
252
244
58
(576/270)
(364/158)
(176/76)
(169/75)
(33/25)
58
28
26
25
14
(55/3)
(28/0)
(26/0)
(25/0)
(14/0)
27
16
14
14
4
(19/8)
(11/5)
(9/5)
(9/5)
(2/2)
22
13
12
10
4
(22/0)
(13/0)
(12/0)
(10/0)
(4/0)
34
17
16
14
6
(34/0)
(17/0)
(16/0)
(14/0)
(6/0)
49
33
15
14
3
(41/8)
(29/4)
(12/3)
(11/3)
(1/2)
126
90
52
49
11
(50/76)
(39/51)
(22/30)
(21/28)
(2/9)
10
8
8
8
3
(3/7)
(3/5)
(3/5)
(3/5)
(1/2)
5
3
(2/3)
(1/2)
-
-
38
31
17
17
3
(21/17)
(16/15)
(10/7)
(10/7)
(0/3)
46
37
27
27
7
(8/38)
(4/33)
(3/24)
(3/24)
(0/7)
申込者数
※()内は、男性/女性の内数
※大学卒程度(事務)の受験者数は第一次試験筆記試験の受験者数
※大学卒程度(事務)は第三次試験を実施
27
1
(0/1)
(第二次試験合格者数:108名(44名)、第三次試験受験者数:94名(36名))
※獣医師は第一次試験と第二次試験の区別なし
○平成26年9月実施分
試験区分
採用予定
人数
高校卒程度(事務)
14 名程度
司書
若干名
学芸員
〈歴史・考古学〉
各若干名
歯科衛生士
若干名
管理栄養士
若干名
保健師
5 名程度
保育士
10 名程度
身体障害者を
対象とした事務
職務経験者
(事務)
職務経験者
(土木)
職務経験者
(建築)
職務経験者
(設備)
1 名程度
10 名程度
7 名程度
若干名
8 名程度
第一次試験
第一次試験
第二次試験
最終
受験者数
合格者数
受験者数
合格者数
181
151
74
63
15
(114/67)
(96/55)
(48/26)
(41/22)
(7/8)
174
148
10
7
1
(33/141)
(28/120)
(3/7)
(3/4)
(1/0)
87
75
23
17
2
(46/41)
(39/36)
(13/10)
(9/8)
(0/2)
39
31
11
11
1
(0/39)
(0/31)
(0/11)
(0/11)
(0/1)
121
102
20
18
5
(12/109)
(9/93)
(1/19)
(1/17)
(0/5)
61
51
35
24
7
(8/53)
(5/46)
(4/31)
(3/21)
(1/6)
213
192
59
43
12
(28/185)
(26/166)
(6/53)
(6/37)
(1/11)
21
17
13
12
2
(18/3)
(14/3)
(10/3)
(9/3)
(1/1)
1,063
651
60
59
14
(744/319)
(463/188)
(41/19)
(40/19)
(9/5)
150
104
35
35
10
(149/1)
(104/0)
(35/0)
(35/0)
(10/0)
52
36
13
13
2
(47/5)
(31/5)
(11/2)
(11/2)
(1/1)
158
110
36
35
8
(157/1)
(109/1)
(35/1)
(34/1)
(8/0)
申込者数
※()内は、男性/女性の内数
※職務経験者の第一次試験受験者数は筆記試験の受験者数
※職務経験者(事務)は第三次試験を実施
(第二次試験合格者数:34名(12名)、第三次試験受験者数:33名(12名))
○平成27年1月実施分
試験区分
薬剤師【追加募集】
事務(任期付職員・被
災地派遣)
土木(任期付職員・被
災地派遣)
採用予定
人数
若干名
若干名
若干名
申込者数
1
(1/0)
第一次試験
第一次試験
第二次試験
最終合格
受験者数
合格者数
受験者数
者数
0
0
0
0
-
-
-
-
8
5
(8/0)
(5/0)
4
4
(4/0)
(4/0)
28
3
(3/0)
2
(2/0)
事務(任期付短時間勤
務職員)
若干名
65
51
15
15
2
(16/49)
(9/42)
(5/10)
(5/10)
(0/2)
※()内は、男性/女性の内数
※任期付職員・被災地派遣は第一次試験と第二次試験の区別なし
(2) 採用選考(任命権者に委任しているものを除きます。)
○その他の採用選考(任命権者に委任しているものを除きます。
)
職務の級
人
数
局
長 級
1
課
長 級
0
課長補佐級
1
係
長 級
0
一
般
1
計
3
(3) 昇任選考(任命権者に委任しているものを除きます。)
職務の級
人
数(人)
局 長 級
1
部 長 級
8
課 長 級
43
計
52
2 給与、勤務時間その他の勤務条件に関する報告及び勧告の状況
職員は、憲法で保障された労働基本権のうち、団体交渉権の一部や争議権が制約され
ています。その代償措置として、職員の勤務条件を社会一般の情勢に適応したものとし
て確保するため、地方公務員法において人事委員会による給与等の勧告制度が規定され
ています。
人事委員会では、この趣旨に基づき、職員及び市内民間事業所に勤務する従業員の給
与等を調査し、公民比較を行います。そして、職員の給与等が適当であるかを市議会及
び市長に報告するとともに、必要に応じて、講ずべき措置を勧告します。
平成26年に行った職員の給与等に関する報告及び勧告の概要は次のとおりです。
(1) 報告・勧告日
平成26年9月29日
(2) 市職員と民間従業員との給与比較
① 給与等の調査
平成26年 4 月現在の市職員及び市内に所在する民間事業所の従業員の給与等に
ついて実態調査を行いました。
民間従業員については、平成 26年 5 月から 6 月にかけて、企業全体の従業員数
が 50 人以上、かつ、事業所の従業員数が 50 人以上である250事業所を母集団と
して、そのうちの90事業所を無作為に抽出して調査を行いました。
(調査完了事業
所86事業所、調査完了率(注)96.6%)。
29
(注)抽出した90事業所から、事業所規模が対象外等の1事業所を除く89事
業所に占める調査完了事業所の割合
② 比較の結果
ア
月例給(市職員と民間従業員の平成26年 4 月分の給与をラスパイレス方式に
より、役職段階、学歴、年齢の条件が同等と認められるもの同士で比較)
民間従業員給与(A)
403,112円
市職員給与(B)
公
民 較 差
A-B=C
C/B×100
(減額前)398,547円
4,565円
1.15%
(減額後)387,536円
15,576円
4.02%
(注)本市職員の平均年齢43.8歳 (行政職給料表適用者(新規学卒採用者を除く))
イ 特別給〈ボーナス〉
(本市における期末手当・勤勉手当の年間支給月数と、民間
事業所において平成25年 8 月から平成 26年 7 月までの 1 年間に支給された特
別給の支給割合を比較)
民間支給割合 (A)
本市支給月数 (B)
月 数 差 (A-B)
4.12月分
3.95月分
0.17月
(3) 給与の改定等
①
給料表
・ 行政職給料表については、低位の号給に重点を置くとともに、より職責の重
い職位にも配慮し、引上げ。なお、初任給は、国や他都市との均衡を考慮する
ことが適当である。
・ 行政職給料表以外の給料表については、行政職給料表との均衡を基本にして
改定する。再任用職員給料表は、行政職給料表との均衡に加え、本年の人事院
勧告では改定が行われなかったこと等も総合的に勘案する。
② 期末手当・勤勉手当
民間の支給割合に見合うよう年間支給月数を引き上げる。
(3.95月分 → 4.10月分。勤勉手当に配分)
(注)勧告月数は、国と同様に、小数第2位を2捨3入・7捨8入し、0.05月単位で決
定している。
③
その他手当
・ 交通用具使用者の通勤手当の改定
・ 医師及び歯科医師に対する初任給調整手当の改定
・ 単身赴任となった再任用職員に対して単身赴任手当を支給
④ 実施時期等
・ 給料表は平成26年4月から実施
・ 期末手当・勤勉手当は平成26年12月から実施
・ 通勤手当及び初任給調整手当は、平成26年4月から実施
・ 単身赴任手当は、被災地に派遣されている再任用職員が既に存在することを
考慮し、適切に判断する。
(4) その他の事項
① 給与制度の諸課題について
・ 人事給与制度の見直し
業務の再配分と職務・職責の変化に応じた給与水準の検討等を通じ、職員の能
力とやる気をこれまで以上に引き出しつつ、市民に分かりやすい人事給与制度の
構築を図るなど人事給与制度をさらに見直していく必要がある。
30
・
管理職手当の見直し
職務・職責の観点からも、より精査し、職員の精励意欲の向上に資するものと
なるよう、早期に対応する必要がある。医師及び歯科医師の管理職手当は、定額
化に向け引き続き検討する必要がある。
・
給与制度の総合的見直し等への対応
今後、現給保障の段階的廃止が市職員の給与水準に与える影響を精査するとと
もに、他都市の動向や、国の検討会での検討状況等も注視しつつ、昇給・昇格制
度の在り方等を含め、給与制度の総合的見直しへの対応について、早期に検討を
進めていく必要がある。
②
人材確保・人材育成
・
多様で有為な人材の確保
任命権者と連携しつつ、これまで見直してきた試験の成果を検証し、採用試験
制度のさらなる改善を図っていくことが必要である。
・
公務員倫理の確保
職員においては、勤務時間の内外を問わず、自らの行動が公務の信用に大きな
影響を与えることを常に意識し、市民の疑惑、批判等を招くことのないよう、高
い倫理観に基づく行動が求められる。
・
人材育成
引き続き、職員が自信とやりがいをもって職務に取り組むことができるよう、
実効性の高い研修を提供するなど、より効果的な人材育成に取り組むことが必要
である。
・
人事評価制度
評価者、被評価者双方から理解が得られる、より客観的で公正性、透明性が高
く、実効性のあるものとなるよう必要に応じた見直しが求められる。また、地方
公務員法の改正の趣旨を踏まえ、人事評価制度の活用について、さらに検討して
いくことが必要である。
・
女性職員の登用
役職者における女性職員の割合の向上に向けて、性別にかかわらず、職員が能
力を最大限に発揮できる職場環境を整備するとともに、意欲と能力のある女性を
より積極的に登用していく必要がある。
③
・
仕事と生活の調和に向けた環境整備
時間外勤務の縮減
有効な対策について検討を進めるとともに、必要に応じ、業務量等に応じた適
切な人員配置や業務分担の見直し、さらには、市が担うべき役割の見直しやアウ
トソーシングの推進等が必要である。
・
仕事と生活の両立支援
国や他都市、民間企業の動向や職員のニーズの把握に努めるとともに、職員の
意識啓発、職場の理解促進、制度の改善等に積極的に取り組むことが必要である。
・
セクシュアル・ハラスメント及びパワー・ハラスメント等の防止
ハラスメント問題に対しては、公正かつ厳格に対処するとともに、予防に向け、
研修等による意識啓発や管理職職員による指導等を始めとする取組を全庁一丸
となって進めていく必要がある。
31
・
メンタルヘルス対策
予防から復職支援、再発防止までの一貫した支援体制を整えつつあるが、メ
ンタルヘルス不調の予防・早期発見のため、より一層効果的な対策を講じるこ
とが望まれる。
④
高齢期における職員の雇用問題
再任用職員がやりがいを持って職務に従事できる環境を整備するよう努める
必要がある。また、国や他都市の動向を注視しつつ、再任用制度の在り方を検討
する必要がある。
⑤
その他
多様な任用形態の職員について、職務内容、職責等も考慮されたうえで、引き
続き適正な勤務条件が整えられるよう要望する。
民間給与特別調査等
(5)
より幅広い民間事業所における給与水準の実態を把握するため、賃金構造基本統
計調査規則に規定する直近の調査に基づく民間給与調査及び民間事業所の給与等に
関する特別アンケート調査を実施した。
①
賃金構造基本統計調査に基づく民間給与調査
本委員会では、本市内の民間の給与実態をより広く把握するため、厚生労働省の
賃金構造基本統計調査の調査票情報を利用し、給与等に関する調査を行った。
②
民間事業所の給与等に関する特別アンケート調査
・
一昨年から引き続き、正社員30人以上50人未満の市内民間事業所の給与
制度等の状況を把握するため、職種別民間給与実態調査の対象企業となってい
ない199事業所に調査を実施
・
役職ごとの構成割合が公務とは異なり、同程度の役職・年齢の従業員であっ
ても、給与水準にかなりの開きがあった。
・
本調査に基づき、精緻に分析したり、同種・同等の者同士の給与を比較した
りするという観点から公民比較を行うには支障があり、これを直ちに活用する
ことは困難である。
・
しかしながら、対象規模事業所の給与制度等の諸状況等を広く把握するため
の貴重な資料を得ることができた。
3 公平審査等
(1) 勤務条件に関する措置の要求の状況
勤務条件に関する措置の要求の制度は、職員から、給与、勤務時間その他の勤務条
件に関し、適当な行政上の措置が執られるべきことの要求があった場合に、人事委員
会は、当該事項を調査のうえ判定を行い、当該事項に関し権限を有する機関に対し勧
告する等、事案の解決に当たるものです。平成26年度は、措置の要求の状況は次の
とおりです。(根拠法令:地方公務員法第46条から第48条まで、勤務条件に関す
32
る措置の要求に関する規則)
○係属事案の状況(件)
係属件数
区分
処理件数
前年度から
当年度
の繰越し
の申請
計
取
下
げ
却
下
(a)
打
切
り
請
求
容
認
(
一
部
)
請求
否認
翌年度へ
請
求
容
認
(
全
部
)
計
の繰越
(b)
(a)-(b)
執務環境
0
1
1
0
0
0
1
0
0
1
0
転任
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
その他
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
1
計
0
3
3
0
0
0
1
0
0
1
2
(2) 不利益処分に関する不服申立ての状況
不利益処分についての不服申立ての制度は、職員から、その意に反して不利益処
分(分限及び懲戒等)を受けたとして、不服申立てがあった場合に、人事委員会は、
口頭審理等の必要な審査を行い、その結果に基づいて、その処分を承認し、修正し、
又は取り消す裁決を行うものです。平成26年度の状況は、次のとおりです。(根
拠法令:地方公務員法第49条から第51条の2まで、不利益処分についての不服
申立てに関する規則)
○係属事案の状況(件)
係属件数
区分
前年度から
の繰越し
分
限
懲
戒
新
規
処理件数
計
却
下
取
下
げ
打
切
り
棄却
(処分承認)
翌年度へ
修
正
取
消
計
の繰越
(a)-(b)
降給
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
降任
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
休職
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
免職
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
戒告
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
減給
1
0
1
0
0
0
1
0
0
1
0
停職
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
免職
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
転任
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
その他
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
1
0
1
0
0
0
1
0
0
1
0
33
○口頭審理等審査状況(回)
実施回数
準備手続
口頭審理
0
0
(注) 1. 口頭審理は、当事者立会いの下で、証拠調べその他人事委員会が必要と認め
る事項に関する審理を口頭により行うものです。
2. 準備手続は、口頭審理を円滑に実施するため、その進め方等について、当事
者と人事委員会が行う協議です。
34
堺市人事行政の運営等の状況
平成27年12月発行
編集・発行
堺市総務局人事部
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号
電話 人 事 課 072-228-7907(直通)
労 務 課 072-228-7407(直通)
人材開発課 072-228-7194(直通)
堺 市 行 政 資 料 番 号
1-C5-15-0308
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