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平成22(2010)年度 自己点検・評価報告書

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平成22(2010)年度 自己点検・評価報告書
平成 22(2010)年度
自己点検・評価報告書
平成 22(2010)年 6 月
平安女学院大学短期大学部
目
次
《平安女学院大学短期大学部の特色》・・・・・・・・・・・・・・・・ p.1
《評価領域Ⅰ
建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標》・・・・・ p.8
《評価領域Ⅱ
教育の内容》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.13
《評価領域Ⅲ
教育の実施体制》・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.26
《評価領域Ⅳ
教育目標の達成度と教育の効果》・・・・・・・・・・・ p.37
《評価領域Ⅴ
学生支援》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.51
《評価領域Ⅵ
研究》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.66
《評価領域Ⅶ
社会的活動》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.70
《評価領域Ⅷ
管理運営》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.76
《評価領域Ⅸ
財務》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.98
《評価領域Ⅹ
改革・改善》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p.107
《将来計画の策定》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p.111
《平安女学院大学短期大学部の特色等》
(1)短期大学を設置する学校法人(以下「法人」という)の沿革(概要)及び短期大
学の沿革(概要)。
平安女学院のルーツは、明治 8(1875)年、米国聖公会から派遣されたアメリカ人教師の
ミス・エレン・ガードルード・エディが、大阪の川口居留地で女子生徒 3 人に英語を教え
るため開いた Miss Eddy’s School(エディの学校)にある。その後、明治 13(1880)年に
名称を照暗女学校(英語名:St. Agnes’ School)と改め、明治 27(1894)年には校地を京都
に移すとともに、校名を「平安女学院」と改め、翌 28(1895)年から学校を再開した。
その後の戦前・戦中期の学院の歩みは、下記の年表の通りである。
戦後は、教育制度改革に伴い中学校、高等学校を設置するとともに、昭和 25(1950)年
に専攻部を昇格させて平安女学院短期大学(英文科、保育科)を開設した。また、翌 26(1951)
年には私立学校法にもとづく学校法人としての認可を受けた。
その後、キリスト教科、家政科を増設し、時代の要請に応えてきた。学生数の増加に伴
い昭和 62(1987)年、短期大学と幼稚園を大阪府高槻市(高槻キャンパス)に移転させた。
さらに、平成 12(2000)年には滋賀県守山市に平安女学院大学(現代文化学部)を設置、
平成 14(2002)年には短期大学を短期大学部に名称変更し、キリスト教人間学科(キリス
ト教科を名称変更)を募集停止にするとともに、生活学科(家政科を名称変更)を改組転
換して生活環境学部を開設した。そして、平成 17(2005)年にはびわ湖守山キャンパスを
大学を高槻キャンパスに統合移転した。平成 21(2009)年 4 月には、短期大学部英語コミ
ュニケーション学科を短期大学部外国語文化学科へと名称変更したが、平成 22(2010)年
3 月に学生募集を停止した。
学校法人平安女学院及び平安女学院大学短期大学部の沿革(年表)
年
事
項
明治 8(1875)年 Miss Eddy's School を大阪川口居留地に開校
明治 13(1880)年 校名を照暗女学校に改称
明治 25(1892)年 京都府より私立照暗女学校の設立認可
明治 27(1894)年 現在の京都キャンパス(京都市上京区)に移転
明治 28(1895)年 校名を平安女学院に改称
予備科、普通科、裁縫科、高等科を設置
大正 4(1915)年 平安高等女学校の設立認可を受け、高等科に秘書部を増設する
聖三一幼稚園を開設
大正 10(1921)年 高等女学校を 5 年制とし、高等科に保姆部を増設する
聖三一幼稚園を平安幼稚園に改称
昭和 4(1929)年 高等科を専攻部(英文科 3 年、家政科 3 年、保育科 2 年)とする
昭和 16(1941)年 財団法人平安女学院設立
昭和 22(1947)年 平安女学院中学校を開校
1
昭和 23(1948)年 平安女学院高等学校を開校
昭和 25(1950)年 平安女学院短期大学開学(英文科、保育科)
昭和 26(1951)年 学校法人平安女学院設立認可
昭和 27(1952)年 短期大学キリスト教科増設認可
昭和 34(1959)年 短期大学家政科増設認可
昭和 41(1966)年 平安幼稚園を平安女学院幼稚園と改称
昭和 62(1987)年 短期大学と幼稚園を高槻市に移転
平成 6(1994)年 短期大学家政科を生活学科に名称変更
平成 10(1998)年 短期大学英文科を英語コミュニケーション学科に名称変更
平成 12(2000)年 平安女学院大学(現代文化学部)をびわ湖守山キャンパスに開学
短期大学キリスト教科をキリスト教人間学科に名称変更
平成 14(2002)年
短期大学生活学科を改組転換し、生活環境学部を開設
短期大学を短期大学部に名称変更
平成 16(2004)年 短期大学部キリスト教人間学科及び生活学科を廃止
平成 17(2005)年
びわ湖守山キャンパスを高槻キャンパスに統合
現代文化学部を人間社会学部に名称変更
人間社会学部と生活環境学部を改編して、国際観光学部を京都キ
平成 19(2007)年 ャンパスに、生活福祉学部を高槻キャンパスに設置する
平安女学院幼稚園を平安女学院大学附属幼稚園に名称変更
短期大学部英語コミュニケーション学科を外国語文化学科に名称
平成 21(2009)年 変更
生活福祉学部を改編して子ども学部を開設
平成 22(2010)年
平成 22(2010)年 3 月 31 日をもって外国語文化学科の学生募集を
停止
なお、この間の短期大学部の変遷を図示すると、次のようになる。
昭和25(1950)年
平成14(2002)年
平安女学院短期大学
平安女学院大学短期大学部
昭和25(1950)年
平成10(1998)年
平成21(2009)年
英文科
英語コミュニケーション学科
外国語文化学科
※平成22(2010)年4月より募集停止
昭和25(1950)年
保育科
昭和27(1952)年
平成12(2000)年
キリスト教科
キリスト教人間学科
昭和34(1959)年
平成6(1994)年
家政科
生活学科
平成16(2004)年3月廃止
※平成14(2002)年4月より募集停止
平成16(2004)年3月廃止
※平成14(2002)年4月より募集停止
2
(2)短期大学の所在地、位置(市・区・町・村の全体図)、周囲の状況(産業、人口等)
等。
① 所在地
大阪府高槻市南平台 5 丁目 81 番 1 号
② 位置
下図参照
③ 周囲の状況
高槻市は大阪市と京都市の中間に位置し、人口は平成 22(2010)年 4 月末現在で 35 万
9,026 人である。市域は北部が北摂山地に続く山並みと丘陵、南部が芥川・桧尾川などによ
って形成された平野で構成されている。本学はその北部の丘陵地に位置する。
かつては淀川と山陽道(のちの西国街道)という水陸2大交通路の要衝であった。歴史
上では継体天皇陵といわれる今城塚古墳やキリシタン大名の高山右近が有名である。
現在はJRと阪急電鉄が走り、名神高速道路や幹線道路である国道 171 号線が市内を通
る交通至便の土地であり、大規模工場の誘致とともに大阪・京都のベッドタウンとして、
昭和 40 年代から人口が急増している。平成 15(2003)年には中核市に指定された。
また、本学を含め大学の転入が続き、京都大学の農場を含むと現在は市内に 5 つの大学
があり、学生の多い活気のある街となっている。
(3)法人理事長、学長の氏名、連絡先及びその略歴、ALOの氏名、連絡先及びその
略歴。なお、連絡先としては、TEL、FAX、E-Mail等を記載して下さい。
氏
名
T E L
F A X
E メールアドレス
理事長
山岡 景一郎
075-414-8139
075-414-8105
[email protected]
学
山岡 景一郎
075-414-8139
075-414-8105
[email protected]
君島
075-414-8139
075-414-8105
[email protected]
長
ALO
茂
3
① 山岡 景一郎(理事長・学長)の略歴
立命館大学経済学部卒。国家公務員を経て、経営コンサルタント山岡景一郎事務所を
開業。これまでに、京都市社会福祉審議会委員、京都市市政改革懇談会委員などを務め
た。平成 21(2009)年 11 月に、生活衛生及び私学振興への功績により、旭日中綬章を受
章。平成 15(2003)年 4 月に学校法人平安女学院理事長、院長に就任。平成 17(2005)
年 4 月より平安女学院大学学長及び平安女学院大学短期大学部学長を兼任。平成 19
(2008)年 4 月より平安女学院大学国際観光学部国際観光学科教授。
② 君島茂(ALO)の略歴
京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。平安女学院短期大学一般教育科専任講師、
助教授を経て昭和 60(1985)年 4 月より教授。その間、同志社女子大学講師、奈良女子
大学大学院講師を務める。学校法人平安女学院大学設立推進委員会副委員長を務め、平
成 13(2001)年 4 月より平安女学院大学教授就任。その後も教学部長、平安女学院大学
文化創造センター長等を歴任。平成 21(2009)年度より学務担当主幹、大学自己評価担
当者、短期大学部ALOを務める。
4
(4)平成16年度から22年度までの学科・専攻(通信による教育を行う学科(以下
「通信教育学科」という)、専攻科を含み、以下「学科等」という)ごとの入学定員、入
学者数、入学定員充足率(%)、収容定員、在籍者数、収容定員充足率(%)を作成して
下さい。廃止、募集停止等の学科等を含む、該当する期間内に設置されたすべての学科
等について作成して下さい。なお、在籍者数は毎年度5月1日時点とします。
平成 16 年度~22 年度の設置学科、入学定員等
学科・専攻名
(英語コミュニ ケーション学 科)
外 国 語 文 化 学 科
16 年度
17 年度
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
入学定員
100
100
100
100
50
50
50
入学者数
80
70
33
40
43
28
13
80
70
33
80
86
56
26
収容定員
200
200
200
200
150
100
100
在籍者数
183
158
104
74
86
70
40
91
79
52
37
57
70
40
入学定員
100
100
100
100
100
100
100
入学者数
123
134
103
102
95
71
87
123
134
103
102
95
71
87
収容定員
200
200
200
200
200
200
200
在籍者数
261
258
239
207
196
163
157
130
129
119
103
98
81
78
入学定員
充足率%
収容定員
充足率%
保
入学定員
育
充足率%
科
収容定員
充足率%
5
22 年度
備考
平
成
21
年
度
名
称
変
更
(5)平成19~21年度に入学した学生の出身地別人数及び割合(10程度の区分)
を毎年度5月1日時点で作成して下さい。なお、短期大学の実態に沿って地域を区分し
て下さい。
出身地別学生数(平成 19 年度~21 年度)
(各年度 5 月 1 日現在)
平成 19 年度
地域
平成 20 年度
平成 21 年度
人数(人) 割合(%) 人数(人) 割合(%) 人数(人) 割合(%)
関東
0
0.0
0
0.0
0
0.0
北陸
1
0.7
2
1.4
1
1.0
東海
0
0.0
0
0.0
0
0.0
滋賀県
24
16.9
15
10.9
15
15.2
京都府
29
20.4
32
23.2
18
18.2
大阪府
68
47.9
68
49.3
53
53.5
兵庫県
4
2.8
4
2.9
1
1.0
奈良県
3
2.1
3
2.2
0
0.0
和歌山県
4
2.8
4
2.9
4
4.0
中国
3
2.1
6
4.3
4
4.0
四国
2
1.4
2
1.4
0
0.0
九州
2
1.4
0
0.0
1
1.0
その他
2
1.4
2
1.4
2
2.0
142
100.0
138
100.0
99
100.0
近畿
合計
(6)法人が設置する他の教育機関の名称、所在地、入学定員、収容定員及び在籍者数
をそれぞれ平成22年5月1日時点で作成して下さい。
法人が設置する他の教育機関の現状
(平成 22 年 5 月 1 日現在)
教育機関名
平安女学院大学
所在地
京都市上京区下立売通烏丸西入
五町目町 172 番地の 2
入学定員
収容定員
在籍者数
180
805
443
大阪府高槻市南平台 5 丁目 81 番
1号
平安女学院高等学校
京都市上京区下立売通烏丸西入
五町目町 172 番地の 2
―
960
303
平安女学院中学校
京都市上京区下立売通烏丸西入
五町目町 172 番地の 2
―
480
237
6
平安女学院大学
附属幼稚園
大阪府高槻市南平台 5 丁目 81 番
1号
95
95
85
※平安女学院高等学校及び平安女学院中学校は学則上に入学定員を規定していない。
(7)その他
評価員が誤解しないように事前に知ってもらいたい事項や事情があれば、記述して下さ
い。
特になし
7
《Ⅰ建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標》の記述及び資料等について
【建学の精神、教育理念について】
(1)建学の精神・教育理念を記述し、その意味するところ及び建学の精神・教育理念が
生まれた事情や背景をできるだけ簡潔に記述して下さい。
本学の建学の精神は、
「知性を広げ、望みを高くし、感受性を豊かにし、そして神を知ら
せる」である。ここに掲げる建学の精神は、聖テモテ学校の校長を勤めたクインビー司祭
が明治 8(1875)年、女学校の創設にあたって本国(米国聖公会)に送った書簡の中に綴ら
れた「教育の方針と神への感謝の言葉」によるものである。
書簡(日本語訳)には「彼女達の知性を広げ、望みを高くし、感受性を豊かにし、身も
心もそのすべてを受け入れて下さる神様を彼女たちに知らせるのに何という素晴らしい機
会でしょう。」と記されており、その精神は創立者のミス・エレン・ガードルード・エディ
に引き継がれ、本学の母体である「エディの学校」の礎となった。
建学の精神を受け、本学では学則第 1 条に「本学はキリスト教精神に基づく教育を通じ
て、自由で自立した人格を形成するとともに、建学の精神―「知性を広げ、望みを高くし、
感受性を豊かにし、そして神を知らせる」―を体得した人間を育成し、地域社会ならびに
国際社会に積極的に貢献する人材を養成することを目的とする。」と定め、キリスト教精神
に基づく教育を教育理念に掲げている。
また、
「エディの学校」は女子のために発足した学校であった。当時の理念である女子教
育を継承しており、「躾・心得・愛」の三つの資質を備えた女性の育成に努めている。
(2)現在は建学の精神・教育理念をどのような形や方法で学生や教職員に知らせている
かを記述して下さい。
学則やホームページにおいて公表している。特に、学生に対しては、入学前の段階から
『大学案内』
『募集要項』
『入学の手引き』などで確実に伝えている。入学後に配付する『学
生手帳』においても、本学の沿革から背景までを記述している。また、校舎内には、建学
の精神を記したタペストリーを常時掲示している。このタペストリーは、入学式や卒業式
などの主要行事においても会場に設置している。
その他、『平安女学院創立 130 周年記念誌』などの出版物にて詳細を掲載している。
8
【教育目的、教育目標について】
(1)多くの短期大学が複数の学科等を設置しています。その場合、それぞれの学科等で
は建学の精神や教育理念から導き出された、より具体的な教育目的や教育目標を掲げてい
るものと思います(例えば、設置認可の際に「設置の趣旨」等で示されたもの等)。ここ
では全学的に示された教育目的や教育目標ならびにそれぞれの学科等が設定している具
体的な教育目的や教育目標を記述して下さい。
① 短期大学部
短期大学部としては、学則第 1 条に定めるとおり、キリスト教の精神に基づく教育
を通じて、自由で自立した人格を形成するとともに、建学の精神―「知性を広げ、望
みを高くし、感受性を豊かにし、そして神を知らせる」―を体得した人間を育成し、
地域社会ならびに国際社会に積極的に貢献する人材を養成することを目的としている。
② 外国語文化学科
平成 21(2009)年度より名称変更した外国語文化学科では、前身である英語コミュニケ
ーション学科の教育目的を踏まえ、学則第 1 条の 2 第 1 号に「語学教養を高め、言語コミ
ュニケーション能力を涵養するとともに、バランスある国際感覚と豊かな社会適応能力を
もつ人材の育成を目的とする」としている。
③ 保育科
保育科では、幼児期の教育の重要性を考え、幼児のために働く資質の高い保育者の養成
を目指して開設された。以来、真に幼児を理解する保育者の養成を使命とし、キリスト教
の人間観に基づいた保育の学びを展開してきた。その教育目的をより明確化させるため、
平成 16(2004)年度には、学則第 1 条の 2 第 2 号に「乳幼児の保育と教育に関する専門的
知識と技能を涵養するとともに、全人的な幅広い教養に富む人間性豊かな人材の育成を目
的とする。」と定めた。
子どもを取り巻く社会環境は変化し、保育へのニーズは多様化しているが、キリスト教
信仰に基づく教育理念は現在に至るまで受け継がれている。
(2)それぞれの学科等の教育目的や教育目標を、現在はどのような方法で学生や教職員
に周知し、またどのような方法で学外に公表しているかを記述して下さい。
ホームページや『大学案内』に掲載することにより、学内外に公表している。
入学予定者に対しては、オープンキャンパスや進学説明会で説明している。また、新入
生ガイダンスの中で教育目的や教育目標の周知を図っている。教職員については、これら
の場や教育目的等を記載したツールの作成を通じて再確認されている。
9
【定期的な点検等について】
(1)建学の精神や教育理念の解釈の見直し、教育目的や教育目標の点検が、定期的に行
われている場合はその概要を記述して下さい。また点検を行う組織、手続き等についても
記述して下さい。
建学の精神は創立以来、教育の根底にあるものとして、不変的に受け継がれてきたもの
であり、平成 19(2007)年度より学則に建学の精神を明示した。
建学の精神に基づく教育目的や教育目標については、教育課程等の再検討と併せて学科
会議や教授会で恒常的に検討されている。平成 21(2009)年度に英語コミュニケーション
学科を外国語文化学科へと名称変更した際には、教育目的を見直している。教育目的につ
いては、学則第 1~2 条に定める事項であるため、教授会及び理事会の承認手続きを経て改
正している。
(2)建学の精神や教育理念の解釈の見直し、教育目的や教育目標の点検及びそれらを学
生や教職員に周知する施策等の実施について、理事会または短期大学教授会がどのように
関与しているかを記述して下さい。
教授会では、学則に定める教育目的等の変更を協議している。理事会では教授会で決定
した内容を点検し、学則変更の承認手続きを通じて最終的に決定している。変更事項につ
いては、会議報告や告示の掲示を通じて、速やかに教職員に報告し、学則や各種出版物等
に反映させている。学生に対しては、各種行事や出版物等を通じて周知している。
【特記事項について】
(1)この《Ⅰ建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標》の領域で示した評価項目や
評価の観点の他に、建学の精神・教育理念、教育目的・教育目標について努力しているこ
とがあれば記述して下さい。また短期大学で独自の使い方や別の語句を使っている場合は
その旨記述して下さい。
建学の精神に則り、キリスト教精神に基づいた教育を行うために、日本聖公会から派遣
されたチャプレン(学校付き牧師)を 1 人置いている。チャプレンの職務は、礼拝をはじ
めとする宗教行事や学生の相談等であり、建学の精神の浸透に大きな役割を果たしている。
また、チャプレンは以下の活動を通して、キリスト教精神に基づく教育を推進してい
る。
① 年間行事
月
行事
内容
4月
入学式感謝礼拝
新入生オリエンテーション期間、「キリスト教学」の授業に
おいてチャプレンによる入学感謝礼拝を行っている。
10
5月
チャペルトーク
昼休みにチャペルにて、キリスト教の人間観や人生観を学ぶ
目的で、学内外講師による講話を行っている。
6月
花の日礼拝
礼拝の後、施設に花を持って慰問する。
8月
セメスター留学出発礼拝
留学出発を前に、学生と教員対象に、研修への祝福と無事の
帰国を祈る。
11 月
逝去者記念礼拝
11 月 1 日の「諸聖徒日」に、逝去された学院関係者へ、祈
りを捧げている。
12 月
クリスマス・カンタータ
キリストの降誕を祝う音楽と歌による聖劇が行われている。
学生、教職員、多数の市民ボランティアによる手作りの劇。
1月
3月
新年感謝礼拝
新年賀詞交歓会とともに全教職員の参加で行われている。
成人感謝礼拝
成人を迎えた学生対象の礼拝。
学院創立記念礼拝
1 月 21 日の学院創立記念日に教職員が出席して行う。
卒業礼拝
卒業式の前に、卒業生の新たな成長と自己実現を目指して、
礼拝を実施している。
② チャペルアワー
さと
平成 22(2010)年度は、年間テーマを「智恵と諭 し」と決め、毎日チャプレンによ
る礼拝を行っている。曜日ごとの内容は、下表の通りである。
平成 22 年度チャペルアワー
曜
日
形
式
内
月曜日~金曜日
昼の礼拝
お祈り、お話
木曜日
英語礼拝
お祈り、お話
容
外国語文化学科の教員・学生ボランティアによる聖
書と詩編の朗読
③ その他
各学期の開始時期には、始業礼拝を開催している。学生寮である「聖アグネス寮」
においては、入寮式・退寮式の礼拝、クリスマス礼拝、晩祷(2 回/月)などを行って
いる。また、礼拝等の予定や活動報告を記載した「チャペル便り」の発行なども実施
している。
(2)特別な事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求めることが実現(達成)でき
ないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[添付資料Ⅰ-1]「平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部 Guide Book 2011」(p.2)
[添付資料Ⅰ-2]「2010 年度学生手帳」(巻頭)
11
[添付資料Ⅰ-3]「平安女学院創立 130 周年記念誌」(p.4,43)
12
《Ⅱ
教育の内容》の記述及び資料等について
【教育課程について】
(1)学科等の現在の教育課程を作成して下さい。なお学科等に複数の履修コースを設定
し、学生に別の教育課程表として提示している場合はコースごとに記載して下さい。
平成 22 年度に学科改組等を行った場合は、平成 21 年度の教育課程表を別途作成し、巻
末に綴じて下さい。
外国語文化学科
教育課程
平成 22(2010)年度入学生
(平成 22 年 5 月 1 日現在)
授業形態
科目の種別
授業科目名
基本科 目
全学共通科 目
キリスト
キリスト教学
教科目
言語
科目
体育
科目
情報
処理
科目
単位
教員配置
前年度の
履修人員
講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任
(クラス数)
○
2
○
29
英語Ⅰ
○
1
○
14
英語Ⅱ
○
1
○
14
英語Ⅲ
○
1
○
11
英語Ⅳ
○
1
○
10
フランス語Ⅰ
○
1
○
0
フランス語Ⅱ
○
1
○
0
フランス語Ⅲ
○
1
○
0
フランス語Ⅳ
○
1
○
0
中国語Ⅰ
○
1
○
0
中国語Ⅱ
○
1
○
2
中国語Ⅲ
○
1
○
3
中国語Ⅳ
○
1
○
3
日本語表現法Ⅰ
○
1
○
16
日本語表現法Ⅱ
○
1
○
17
日本語表現法Ⅲ
○
1
○
0
日本語表現法Ⅳ
○
1
○
0
○
スポーツ B
体育理論
○
1
情報処理の方法Ⅰ
○
情報処理の方法Ⅱ
○
情報科学
1
13
29
○
1
○
27
2
○
22
2
○
17
2
○
○
備考
授業形態
科目の種別
授業科目名
現代文化科 目
全学共通科 目
自然と 生 命 と 環 境
環境 風 土 と 文 化
単位
教員配置
前年度の
履修人員
講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任
(クラス数)
○
2
○
2
○
6
4
○
2
人間の
文化人類学
探求
○
2
芸術と人間
○
2
○
13
異文化理解
○
2
○
23
世界の中の日本
○
2
心理学
国際
理解
○
海外文化研究
現代
社会
特別
講座
専門科目
英語基本
科目
外国語基
本科目
○
26
○
○
0
6
0
2
現代社会論
○
2
情報社会論
○
2
日本国憲法
○
2
○
12
○
2
○
16
○
2
○
5
現代文化特別講義Ⅰ
○
2
○
0
現代文化特別講義Ⅱ
○
2
○
0
漢字の世界
○
2
女性の
女性学
視座
生涯
健康の科学
スポーツ
備考
○
○
0
22
0
Topic Reading and WritingⅠ
○
2
○
27(2)
Topic Reading and WritingⅡ
○
2
○
27(2)
Topic Listening and SpeakingⅠ
○
2
○
27(2)
Topic Listening and SpeakingⅡ
○
2
○
27(2)
Research and WritingⅠ
○
2
○
年次進行中
Research and WritingⅡ
○
2
○
年次進行中
Research and SpeakingⅠ
○
2
○
年次進行中
Research and SpeakingⅡ
○
2
○
年次進行中
中国語の基礎Ⅰ
○
1
○
24(2)
中国語の基礎Ⅱ
○
1
○
23(2)
中国語の基礎Ⅲ
○
1
○
年次進行中
中国語の基礎Ⅳ
○
1
○
年次進行中
フランス語の基礎Ⅰ
○
1
○
3
フランス語の基礎Ⅱ
○
1
○
3
フランス語の基礎Ⅲ
○
1
○
年次進行中
フランス語の基礎Ⅳ
○
1
○
年次進行中
中国語演習Ⅰ
○
1
○
年次進行中
中国語演習Ⅱ
○
1
○
年次進行中
14
授業形態
科目の種別
専門科目
言語文化
科目
キャリア
外国語
科目
早期英語
教育科目
授業科目名
教員配置
前年度の
履修人員
講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任
(クラス数)
備考
英語文化論
○
2
○
27
異文化コミュニケーション論
○
2
○
27
現代英米事情
○
2
現代中国事情
○
2
○
中国語文化論
○
2
○
日本語文化論
○
2
○
英語の世界・世界の英語
○
2
○
英語の語彙と表現
○
2
○
年次進行中
英語で読む日本文学
○
2
○
年次進行中
英米文学鑑賞
○
2
○
年次進行中
○
20
15
年次進行中
年次進行中
14
映画で学ぶ文化 Ⅰ
○
1
○
年次進行中
映画で学ぶ文化 Ⅱ
○
1
○
年次進行中
観光英語Ⅰ
○
1
○
27
観光英語Ⅱ
○
1
○
27
観光中国語Ⅰ
○
1
○
年次進行中
観光中国語Ⅱ
○
1
○
年次進行中
旅行実務英語Ⅰ
○
1
○
年次進行中
旅行実務英語Ⅱ
○
1
○
年次進行中
TOEIC セ ミ ナ ー Ⅰ
○
1
○
26
TOEIC セ ミ ナ ー Ⅱ
○
1
○
26
通訳の基礎
○
1
○
年次進行中
翻訳の基礎
○
1
○
年次進行中
発音クリニック
○
1
○
英米の童謡
○
1
○
17
18
英米児童文学
○
2
○
6
早期英語教育論
○
2
○
12
早期英語教育教材論
○
2
○
年次進行中
2
○
年次進行中
○
早期英語インターンシップ
ビジネス
資格科目
単位
ビジネス実務論
○
2
マルチメディア論
○
2
○
15
○
年次進行中
自己発見ゼミⅠ
○
1
○
27(2)
自己発見ゼミⅡ
○
1
○
27(2)
自己創造ゼミⅠ
○
1
○
○
年次進行中
自己創造ゼミⅡ
○
1
○
○
年次進行中
ゼミ
15
保育科
教育課程
平成 22(2010)年度入学生
(平成 22 年 5 月 1 日現在)
授業形態
科目の種別
基本科 目
全学共通科 目
言語
科目
授業科目名
単位
教員配置
前年度の
履修人員
講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任
(クラス数)
英語Ⅰ
○
1
○
25(2)
英語Ⅱ
○
1
○
25(2)
英語Ⅲ
○
1
0
英語Ⅳ
○
1
0
フランス語Ⅰ
○
1
○
7
フランス語Ⅱ
○
1
○
7
フランス語Ⅲ
○
1
0
フランス語Ⅳ
○
1
0
中国語Ⅰ
○
1
○
39
中国語Ⅱ
○
1
○
38
中国語Ⅲ
○
1
0
中国語Ⅳ
○
1
0
日本語表現法Ⅰ
○
1
1
日本語表現法Ⅱ
○
1
1
日本語表現法Ⅲ
○
1
0
日本語表現法Ⅳ
○
1
0
体育
科目
スポーツ A
情報
処理
科目
情報処理の方法Ⅰ
体育理論
情報科学
自然と 生 命 と 環 境
環境 風 土 と 文 化
○
1
○
1
○
○
70(2)
○
68
○
2
69(2)
○
2
○
0
○
2
○
41
○
2
14
0
○
2
人間の
文化人類学
探求
○
2
芸術と人間
○
2
71
異文化理解
○
2
0
世界の中の日本
○
2
心理学
国際
理解
○
海外文化研究
現代
社会
○
0
○
0
2
0
0
現代社会論
○
2
情報社会論
○
2
日本国憲法
○
2
○
71
○
2
○
0
○
2
○
54
女性の
女性学
視座
生涯
健康の科学
スポーツ
16
○
1
備考
前年度の
履修人員
講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任
(クラス数)
授業形態
科目の種別
現代文化科 目
全学共通科 目
特別
講座
専門科目
教育系
科目
保育系
科目
福祉系
科目
心理学
系科目
授業科目名
単位
教員配置
現代文化特別講義Ⅰ
○
2
0
現代文化特別講義Ⅱ
○
2
0
漢字の世界
○
2
0
教育原理(教育の制度を含む)
○
教師論
○
教育課程総論
○
91(2)
2
○
71(2)
○
2
○
91(2)
幼児教育方法論
○
2
教育相談(幼児理解を含む)
○
2
キリスト教保育Ⅰ
○
2
○
71
キリスト教保育Ⅱ
○
2
○
91
保育原理Ⅰ
○
2
○
71(2)
保育原理Ⅱ
○
2
○
71(2)
保育原理Ⅲ
○
2
○
91
○
○
2
91(2)
91
保育内容総論Ⅰ
○
1
○
71(2)
保育内容総論Ⅱ
○
1
○
71(2)
保 育 内 容 研 究( 健 康 )
○
1
○
91(2)
保育内容研究(人間関係)
○
1
○
91(2)
保 育 内 容 研 究( 環 境 )
○
1
保 育 内 容 研 究( 言 葉 )
○
1
保育内容研究(造形表現)
○
1
保育内容研究(表現活動)
○
1
○
○
91(2)
71(2)
○
71(2)
○
91(2)
社会福祉
○
2
○
71
児童福祉
○
2
○
71
養護原理Ⅰ
○
2
○
71(2)
養護原理Ⅱ
○
2
○
69(2)
養護内容
○
1
○
91(2)
社会福祉援助技術Ⅰ
○
1
○
91(2)
社会福祉援助技術Ⅱ
○
1
○
91(2)
障害児保育
○
1
○
70(2)
乳児保育Ⅰ
○
1
○
70(2)
乳児保育Ⅱ
○
1
○
71(2)
2
○
91(2)
○
71(2)
家族援助論
○
発達心理学Ⅰ
○
発達心理学Ⅱ
○
教育心理学
○
精神保健
○
2
○
71(2)
臨床心理学
○
2
○
77(2)
2
○
2
○
2
17
51(2)
91
備考
授業形態
科目の種別
授業科目名
教員配置
前年度の
履修人員
講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任
(クラス数)
専門科目
小児保健Ⅰ
○
2
○
74
小児保健Ⅱ
○
2
○
70
小児保健Ⅲ
○
2
○
小児保健実習
保育関連
科目
単位
0
1
○
91(4)
小児栄養Ⅰ
○
1
○
91(2)
小児栄養Ⅱ
○
1
○
91(2)
保育基礎演習Ⅰ
○
1
○
○
70(5)
保育基礎演習Ⅱ
○
1
○
○
70(5)
保育・教職実践演習(幼稚園)
○
2
保育内容総合研究
○
1
○
0
2
○
26
児童文化論
○
年次進行中
幼稚園教育実習Ⅰ
○
2
○
71
幼稚園教育実習Ⅱ
○
3
○
91
保育実習Ⅰ
○
5
○
○
91
保育実習Ⅱ
○
2
○
○
91
保育実習Ⅲ
○
2
見学・観察実習
○
1
実習科目
基礎技能
科目
音楽(声楽)
○
音楽(器楽)
○
幼児音楽Ⅰ
○
1
幼児音楽Ⅱ
○
1
音楽理論
0
○
1
○
1
○
○
1
体育
○
1
国語
○
2
生活
○
2
18
○
71(2)
○
71(3)
○
71(3)
○
91(2)
○
2
図画工作
備考
91(2)
○
80(2)
○
91(4)
○
91(2)
○
91(2)
○
91(2)
(2)教養教育の取組み、専門教育の内容、授業形態のバランス、必修・選択のバランス
、専任教員の配置等について特に強調したいことがあれば記述して下さい。
① 教養教育の取組
全学共通科目において、キリスト教科目(外国語文化学科にて 1 科目)、言語科目(4 種
類 16 科目)、体育科目(2 科目)、情報処理科目(外国語文化学科 3 科目、保育科 2 科目)、
現代文化科目(7 分野 16 科目)を設置し、一般教養を幅広く履修できる条件を整えている。
その中でも、キリスト教科目では「キリスト教学」を必修とし、キリスト教精神に基づく
教育理念を反映している。
現代文化科目は、現代の社会文化がかかえる問題を自らの生き方とかかわらせて考察す
るもので、「自然と環境」「人間の探究」「国際理解」「現代社会」「女性の視座」「生涯スポ
ーツ」および「特別講座」の7つのテーマで構成している。特に、
「女性の視座」は女子教
育を展開する本学における特徴的な科目区分であり、「女性学」を設けている。
② 外国語文化学科
(専門教育の内容)
英語と中国語を中心とした言語基本科目を置き、かつ外国語文化関連科目を系統的に配
置している。また、学生のキャリア形成を視野に入れ、キャリア外国語関連科目、早期英
語教育科目、ビジネス関連科目を配置している。
(授業形態のバランス)
講義 15 科目、演習 36 科目を配置している。演習科目の比率が 71%を占めているが、言
語コミュニケーション能力を涵養する学科の性格を反映したもので、妥当であると考える。
(必修・選択のバランス)
必修 14 科目に対して、選択 38 科目と選択科目の比率が全体の 73%であり、学生の自主
的なカリキュラム構築の要望に応えるものとしている。
(専任教員の配置)
専任教員7人のうち、英語分野(英語教育学、英語学、英文学)5人、西洋文化関係(キ
リスト教図像学)、情報処理(情報工学)各 1 人となっている。カリキュラム構成上、中国
語の専任教員が 1 人配置されることが望ましい。なお、平成 22 年 4 月 1 日から 2 人(英語
教育学、英語学)が国際観光学部へ転籍となり、専任教員は 5 人となった。
③ 保育科
(専門教育の内容)
幼稚園教諭ならびに保育士の養成課程をもつ学科の性格上、免許・資格に関わる
科 目 が そ の 大 半 を 占 め て い る 。そ の 中 で 、
「キリスト教保育Ⅰ」
「キリスト教保育Ⅱ」
と 「 保 育 基 礎 演 習 Ⅰ 」「 保 育 基 礎 演 習 Ⅱ 」 を 必 修 と し て い る の は 、“ キ リ ス ト 教 保 育
者養成の伝統”と“課題探究能力の育成”に力を入れているためであり、本学科の
特色である。また、保育実習及び幼稚園教育実習の導入教育として、実際に保育園
や 幼 稚 園 を 訪 問 す る「 見 学・観 察 実 習 」を 開 設 し て い る こ と も 本 学 科 の 特 色 で あ る 。
19
(授業形態のバランス)
講 義 27 科 目 、演 習 26 科 目 、実 習 等 7 科 目 を 開 設 し て い る 。演 習 と 実 習 等 で 55%
を占めているが、これは即戦力の保育者養成という学科の性格によるものである。
(必修・選択のバランス)
必 修 16 科 目 に 対 し て 、 選 択 44 科 目 を 配 置 し 、 学 生 が 目 指 す 進 路 に 応 じ た 科 目 選
択を保障している。
(専任教員の配置)
年度
専任教員数
教育系
保育系
福祉系
心理系
実習系
一般教養
平成 22 年度
11
2
4
1
1
2
1
平成 21 年度
9
1
4
1
1
1
1
(3)当該教育課程を履修することによって取得が可能な免許・資格を示して下さい。ま
た教育課程に関係なく免許・資格等を取得する機会を設けている場合は、その免許・資格
名とどのような履修方法であるかを記述して下さい。
教育課程の履修によって取得できる両学科の免許・資格は次の通りである。
① 外国語文化学科
取得可能な資格
情報処理士
その他、TOEIC および観光英語検定につながる科目として「TOEIC セミナーⅠ」「TOEIC
セミナーⅡ」
「観光英語Ⅰ」
「観光英語Ⅱ」
「旅行実務英語 I」
「旅行実務英語Ⅱ」を設けてい
る。その他、実用英語技能検定の受験準備のために課外で学科教員が個々に特別補習を行
っている。
また、
「中国語の基礎Ⅰ」
「中国語の基礎Ⅱ」
「中国語の基礎Ⅲ」
「中国語の基礎Ⅳ」
「中国
語演習Ⅰ」
「中国語演習Ⅱ」
「観光中国語Ⅰ」
「観光中国語Ⅱ」は、中国語検定につながる科
目である。
② 保育科
幼稚園教諭二種免許状
取得可能な資格
保育士
規定単位を取得すれば、希望者全員が両方の免許・資格を取得することが可能で
ある。
(4)選択科目を学生が適切に判断して選択できるように、学生便覧やガイダンス等で
どのように指導しているか、また学生が希望する選択科目を履修しやすいように、時間
割上どのような工夫を施しているか等について記述して下さい。
『2010 年度講義要項』において、すべての科目のシラバス(①履修条件②授業の概要③
学習・講義の目標④(年間)授業計画⑤成績評価(基準)⑥教科書・参考図書)を記載し
ており、同時にホームページ上から常時閲覧可能としている。
各学期に履修ガイダンスの日を設け、担任教員が履修要項をもとに選択科目等の履修に
20
関する相談にのっている。
また、全学共通科目の開設曜日と開設講時を固定し、専門科目と重なることなく受講で
きるよう時間割上の工夫も行っている。
(5)卒業要件単位数及びその他の卒業要件(必修単位の修得、学生納付金の納付等)を
示して下さい。また学生にはどのような方法で卒業要件を周知させているかを記述して
下さい。
卒業要件単位数
(単位)
授業科目
外国語文化学科
保育科
全学共通科目
13
13
専門科目
46
48
全学共通科目および専門科目
3
1
62
62
合
計
両学科とも、卒業要件は在学期間の充足、科目区分ごとの必修単位の修得、卒業要
件単位数の充足および学生納付金の納付となっている。各学科の履修ガイダンスやク
ラスアワーにおいて学生一人ひとりに卒業要件を知らせ、確認を行っている。
(6)教育課程の見直し、改善について、学科等の現状を記述して下さい。なおこの項
はできれば学科等の責任者(学科長、学科主任等。
以下、
「学科長等」という)が記述
して下さい。
① 外国語文化学科
この 10 年間は、英語・ビジネス・早期英語教育を 3 本柱とする教育課程を展開し、平成
19(2007)年度には文法力の強化(「Grammar for Use Ⅰ」「Grammar for Use Ⅱ」の開設)
とキャリア英語の拡充(「TOEIC セミナーⅠ」
「TOEIC セミナーⅡ」
「TOEIC セミナーⅢ」
「TOEIC
セミナーⅣ」「観光英語Ⅰ」「観光英語Ⅱ」の開設)を行った。平成 20(2008)年度には、
外国語文化学科への名称変更に向けて、教育課程の再編成に取り組んだ。その結果、ビジネ
ス志向から文化教養志向へと比重を移し、外国語修得・多文化理解・早期英語教育を3本
柱とし、英語のほかに中国語・フランス語の修得と日本・英米・中国の文化理解をもとに、
発信する能力と社会適応能力を兼ね備えたバランス感覚のある人材の育成を目指すことに
なった。
この中で新設された主な科目は、
「中国語の基礎Ⅰ」
「中国語の基礎Ⅱ」
「中国語の基礎Ⅲ」
「中国語の基礎Ⅳ」「フランス語の基礎Ⅰ」「フランス語の基礎Ⅱ」「フランス語の基礎Ⅲ」
「フランス語の基礎Ⅳ」「観光中国語Ⅰ」「観光中国語Ⅱ」「旅行実務英語Ⅰ」「旅行実務英
語Ⅱ」
「映画で学ぶ文化Ⅰ」
「映画で学ぶ文化Ⅱ」
「日本語文化論」
「中国語文化論」
「英語文
化論」「現代英米事情」「現代中国事情」などである。
21
平成 21(2009)年度より 1 年次生は外国語文化学科となり、平成 22 年(2010)年 4 月に
1、2 学年が揃った。
② 保育科
平成 17(2005)年度から教育課程の見直しを進めてきた。この間の改訂のポイントは以
下の通りである。
1) 科目の開講年次を見直し、より適切な学年に開講するよう変更した。
2) 通年科目として開講していた科目を、セメスター制の導入にともない学期で完結する
形とした。
3) 保育内容研究に関する科目について、科目名に領域を明示した。
(例:「保育内容研究Ⅲ」→「保育内容研究(環境)」)
4) 平成 19(2007)年度から「幼稚園教育実習」の実施時期を見直し、従来の 2 年次春・
秋から1年次秋と 2 年次春に行うこととした。これによって、早くから保育者に向け
ての自覚を促すことができるようになった。
5) 従来、夏季に同一保育所で行っていた「保育実習Ⅰ」「保育実習Ⅱ」を、平成 20
(2008)年度からは 2 ヵ所に分けて行うように変更した。
【授業内容・教育方法について】
(1)シラバスあるいは講義要項を作成・配布する際に配慮していることや学生への周
知方法等を記述して下さい。
平成 21(2009)年度からシラバスは Web 上で担当教員が直接入力し、公開する方法をと
っている。また、環境保護の観点からペーパーレス化を推進するため、独立した冊子形式
として印刷する部数は限定し、学生は基本的に Web 上から閲覧するシステムとした。この
新システムにより、学生は自宅のパソコンからもシラバスを閲覧できるようになり、また
検索も容易になったことから利便性が高まった。
学生への周知方法としては、新学期最初の履修登録ガイダンスの際に『2010 年度履修要
項』を配布するとともに Web 上でのシラバスの閲覧方法やシラバスの読み方等を説明して
いる。
シラバスのアウトライン項目は以下の 13 項目である。
①科目名
の概要
②担当者名
③単位数
⑨学習・講義の目標
④期別
⑩授業計画
⑤年次
⑥形態
⑪成績評価
⑦履修条件
⑧授業
⑫教科書・参考図書
⑬
関連リンク
各担当教員は、毎年授業内容、教育方法の改善に取り組み、学生の自学自習を促し、
明確な到達目標を与えるために、次の点に留意してシラバスを作成している。
・学生が何を目標に学習の準備をすればよいかが示されていること。
・授業を終了したとき何が達成できているかが示されていること。
・単位認定の方法、成績評価に「出席」「レポート」「期末試験」「小テスト」「授業
参加度」の観点がパーセンテージで示されていること。
22
(2)学生の履修態度、学業への意欲等について、学科長等はどのように把握し受け止
めているか記述して下さい。
① 外国語文化学科
入学時には意欲にばらつきが見られるが、クラス担任による個人面接等によって学生
個々の問題点を把握し、学生に応じた指導をくり返すうちに履修態度や意欲にも変化が見
られるようになる。一般に、進路について意思が固まる1年次秋学期頃から格段の進歩が
見られ、授業へも積極的に参加する者が多くなっている。平成 21(2009)年度の授業評価
アンケートにおいても、
「あなたは、この授業に意欲的に出席した」の設問に対して、約 77%
の学生が「そう思う」もしくは「ほぼそう思う」と回答している(外国語文化学科、英語
コミュニケーション学科の専門科目)。
② 保育科
学生のほぼ全員が保育・教育職を目指しているため、その履修態度と意欲は、全般的に
良好である。特に 2 年次になると学生の態度はさらによくなり、就業への意欲も十分高ま
ってくる。ただし、一部ではあるが勉学への関心を失ってしまう学生も見うけられるため、
教員間の連携、学科会議での情報交換などによって個別に対処している。平成 21(2009)
年度の授業評価アンケートにおいても、
「あなたは、この授業に意欲的に出席した」の設問
に対して、約 78%の学生が「そう思う」もしくは「ほぼそう思う」と回答している(保育
科の専門科目)。
【教育改善への努力について】
(1)学生による授業評価を行っている場合はその概要を記述して下さい。行っていな
い場合にはその事由等を記述して下さい。
自己点検・評価活動の一環として、自己点検・評価委員会において「学生による授
業評価アンケート」を実施している。平成 21(2009)年度については、春学期と秋学
期の学期毎に実施した。
「学生による授業評価アンケート」の目的は、個々の授業に対する学生の評価を把
握するとともに、担当教員にその結果をフィードバックすることによって、より一層
の授業の工夫・改善を図ることにある。また、各学科が目指す教育目的が達成されて
いるか検討するにあたっての基礎資料を得ることも目的である。
実施にあたっては、各教員に「学生による授業評価アンケート実施要領」を配布し、
趣旨及び実施方法の周知を図った。学生に対しては、目的外に利用しないことを周知
し、協力を要請している。
実施後は、各授業担当教員に結果をフィードバックするとともに、各学科にて今後
の改善策を検討している。また、平成 21(2009)年度春学期の「学生による授業評価
アンケート」では、授業担当教員に対して、評価結果に関する意見や感想の提出を要
請した。その内容を学生に公表することにより、学生と教職員の意思疎通を図り、一
23
層の授業改善を促進している。
(2)短期大学全体の授業改善(ファカルティ・ディベロップメント(FD)活動等)へ
の組織的な取組み状況について記述して下さい。また短期大学の責任者(以下「学長等」
という)は授業改善の現状について、どのように受け止めているかを記述して下さい。
FD活動については、UD(ユニバーシティー・ディベロップメント)委員会のもとに
設置したFD委員会が実施している。平成 21(2009)年度について、第 1 回は 7 月 29 日に
本学教育の1つの特色としての担任制度の発展と内実化を図る目的で「クラスアワー」の
各学科の実践事例を公開し、意見交流を通じて相互の充実改善に努めた。また、第 2 回は
11 月 25 日に今年度から実施している「リメディアル教育」について現状を把握分析し、意
見交流を通じて次年度の教学内容の充実改善に役立てるよう努めている。今後も組織的な
FD活動を推進し、教育効果の向上に努めていきたいと考えている。
(3)担当授業について教員間の意思の疎通や協力体制、または兼任教員との意思の疎
通について、学科長等は現状をどのように受け止めているかを記述して下さい。
① 外国語文化学科
同一科目を担当する教員間では、教科書選定からシラバス執筆、授業内容、課題作成、
授業方法、評価にいたるまで情報交換をしており、意思疎通が円滑に行われている。また、
学科の授業全般について、学生の状況、問題点の指摘、改善点の提案など学科会議で話し
合う機会をもっている。また、非常勤講師とも、出校日の昼食休憩時(カンバセーション・
ラウンジ)や授業の合間などを利用して面談し、情報交換を行っている。
② 保育科
保育の専門科目に関しては、多くの科目が隣接する分野であり、担当教員間の授業につ
いての意見交換、情報交換は学科会議などで随時行っている。従って、教員間の意思疎通
や協力体制は整っている。今後は、意見交換や情報交換にとどまることなく、相互の授業
の改善・発展に寄与できるような議論や研究の場を設けていく必要がある。
【特記事項について】
(1)この《Ⅱ教育の内容》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、例えば、他
の教育機関との単位互換制度、習熟度別授業、情報・メディア教育、国際理解教育、海
外研修制度、インターンシップ、女子教育の伝統継承と発展への取組み等、学科等にお
いて努力していることがあれば記述して下さい。
① 単位互換制度
併設の平安女学院大学との間に単位互換制度を設け、学生の派遣、受け入れを行ってい
る。平安女学院大学で実施している単位互換制度で修得した科目は、全学共通科目の「現
代文化科目」の単位として認定し、入学前の既修得単位として認定された単位数や他大学
等で修得した単位互換科目の単位数と併せて、30 単位を越えない範囲で単位認定している。
24
また、財団法人大学コンソーシアム京都の単位互換制度により、単位互換協定を結んで
いる他大学・短期大学の授業科目を履修することができる。
② セメスター留学制度
セメスター留学制度は、異文化社会での語学研修を通して、語学能力の向上をめざすと
ともに、国際的視野を養うことを目的としている。外国語文化学科では本学と提携してい
る研修校において、在学しながら 1 セメスターの間、語学(英語)の研修を受けることが
でき、一定の単位数を専門科目に読み替えしている。
③ 習熟度別授業
外国語文化学科の英語科目では、入学当初と 2 年次進級時に「A.C.E Placement Test
(英語プレイスメントテスト)」〔英語運用能力評価協会〕を実施して習熟度別にクラス分
けを行い、年度途中にも各学年 1 回の実施で授業と能力向上に効果をあげている。
保育科の音楽(器楽)科目では、初回の授業において受講生の演奏技術を確認し、習熟
度に応じたクラス分けで授業を実施している。
④ ピアノ個人レッスン
ピアノ演奏が未経験の入学生が近年増加している。そのために学生の習熟度に対応した
ピアノの個人レッスンを受益者負担で実施している。学生個々の習熟度に即した個人レッ
スン指導により、ピアノの演奏技能の習得に努めている。
⑤ 女子教育の伝統継承と発展の取組
キリスト教女子教育の伝統をふまえて、品格のある女性づくりを使命として教育活動を
行っている。社会人として要求される基本的な能力を大切にし、教養とマナー、コミュニ
ケーション能力を養うことによって「新入社員教育のいらない人材の育成」に努めている。
(2)特別の事由や事情があり、この《Ⅱ教育の内容》の評価項目や評価の観点が求め
ることが実現(達成)できないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[添付資料Ⅱ-1]「2010 年度履修要項」(p.8~13)
[添付資料Ⅱ-2]「2010 年度講義要項」
[参考資料Ⅱ-1]
①「2010 年度時間割」(外国語文化学科)(保育科)
②「履修登録マニュアル」
[参考資料Ⅱ-2]
①「平成 21(2009)年度春学期授業評価アンケート実施要領」
②「平成 21(2009)年度春学期授業評価アンケート票」
③「平成 21(2009)年度春学期授業評価アンケート調査結果」
[参考資料Ⅱ-3]「平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部UD委員会規程」
25
《Ⅲ
教育の実施体制》の記述及び資料等について
【教員組織について】
(1)現在の専任教員数を下表に作成して下さい。
専任教員表
(平成 22 年 5 月 1 日現在)
設置基準
で定める
教員数
専 任 教 員 数
学 科 名
教授 准教授 講師
外国語文化学科
2
2
1
助教
計
〔イ〕
〔ロ〕
0
5
(5)
―
助手 〔ハ〕
0
0
備考
文学関係
教育学・
保育科
5
2
4
0
11
(8)
―
0
0
保育学関
係
(小計)
7
4
5
0
16
(13)
―
0
0
〔ロ〕
0
0
0
0
0
―
(3)
0
0
(合計)
7
4
5
0
16
(13)
(3)
0
0
〔イ〕は短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のイに定める学科の種類に応じて定める教員数
〔ロ〕は短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のロに定める短期大学全体の入学定員に応じて定める教
員数
〔ハ〕は助手以外の者で短期大学全体もしくは学科等の教育研究活動に直接従事する教職員(事務
職員を除く)をいう(例えば副手、補助職員、技術職員等)
(2)短期大学の教員にふさわしい資格と資質の有無については、訪問調査の際に、教員
の個人調書(①履歴書、②研究業績書、③担当授業科目名、④その他)を提示していただ
きます。したがって、個人調書をこの報告書に添付する必要はありません。
(3)教員の採用、昇任が適切に行われている状況を記述して下さい。その際、選考基準
等を示した規程等があれば訪問調査の際にご準備をお願いいたします。
教員の採用・昇任を含む人事については、「学校法人平安女学院 就業規則」第 6 条
において「教職員の採用、異動、休職、復職、退職および解雇に関する人事は、所属
長の意見具申に基づき、理事長がこれを行う」と定めている。
具体的な採用までのプロセスについては、①退職予定の教員の調査②学科長からの
要請③学長による募集方法の決定(公募もしくは推薦)④候補者を人事委員会にて審
議⑤理事会にて審議・承認⑥教授会にて報告・了承、となる。
26
採用については、「平安女学院大学短期大学部専任教員選考基準」に基づき、人事
委員会にて教育業績及び研究業績と募集分野の適合性を審査するとともに、履歴書を
もとに人格なども含めて総合的に判断することになっている。また、キリスト教教育
を柱とする建学の精神への理解も重要視している。
昇任については、人事委員会にて審議の後に理事会、教授会をへて最終決定してい
る。
(4)教員の年齢構成について現状を記載してください。
専任教員の年齢層は、50~60 代にやや偏りがあるものの、30 代の若手教員を 2 人置くな
ど全体的なバランスに配慮している。
専任教員等の年齢構成表
(平成 22 年4月 1 日現在)
年齢ごとの専任教員数(助教以上)
助手等の
区分
合計人数
(人)
割合
70 以上
60~69
50~59
40~49
30~39
29 以下
1
6
5
2
2
0
6.2
37.5
31.3
12.5
12.5
平均
年齢
平均年齢
55.1
-
備考
-
0.0
(5)専任教員は、
(a)授業、
(b)研究、
(c)学生指導、
(d)その他教育研究上の業
務に対して意欲的に取り組んでいるか。また上記4つの分野の業務取組み状況にはどのよ
うな傾向があるかを学長等が記述して下さい。その際、過去3ヶ年(平成19年度~21
年度)程度の教員の担当コマ数(担当コマ基準、平均担当コマ数等を含む)、教員の研究
業績、教員が参画する学生指導の業務、教員が参画するその他の教育研究上の業務概要を
示して下さい。
専任教員の基準コマ数は原則 13 コマである。なお、役職者については、過剰な負担
を抑制する目的で、軽減措置を講じている。
授業では、視聴覚資料の活用や丁寧な実習指導など教育効果の向上を図るべく、意欲
的に取り組んでいる。専任教員は授業や学生指導で多忙を極める中、研究活動において
も『平安女学院大学研究年報』、『英学』(外国語文化学科)、『保育研究』(保育科)など
に研究成果を発表することに努めている。
また、本学ではクラス担任制を導入しており、履修指導や学生生活の相談、進路相
談など幅広く学生を支援している。毎週 1 回、クラスアワーにて一斉指導を行いつつ、
オフィスアワーの時間を設定し、学生の個別相談にも応じている。特に、近年は学生
が多様化しており、学生一人ひとりの実情に合わせた学生指導が求められている。
その他では、各種委員会の職務や課外活動の支援、高大連携による講師派遣など、
27
専任教員の業務は多岐にわたっている。そのため、全般的に研究時間の確保が厳しく、
学術論文をはじめとした研究成果の発表数が減少傾向にある。今後は、授業改善や学
生指導への取り組みを継続しながら、研究活動についても奨励する必要があると考え
ている。
平成 21 年度
教員担当コマ数
学科
職位
基準コマ数
平均コマ数
専任教員
13
11.33
特任教員
10
10.00
専任教員
13
9.50
特任教員
10
10.67
外国語文化学科
保育科
平成 20 年度
教員担当コマ数
学科
職位
基準コマ数
平均コマ数
専任教員
13
12.93
特任教員
10
12.00
専任教員
13
9.73
特任教員
10
11.00
英語コミュニケーション学科
保育科
平成 19 年度
教員担当コマ数
学科
職位
基準コマ数
平均コマ数
専任教員
13
11.57
特任教員
10
10.00
専任教員
13
9.46
特任教員
10
8.50
英語コミュニケーション学科
保育科
(6)助手、副手、補助職員、技術職員等を充分に、あるいは可能な限り配置しているか、
また助手等が教育研究活動等において適切に機能しているかを学長等が現状を記述して
下さい。
保育実習や幼稚園教育実習に係る実習事務の担当職員として、教務チームの専任職員 2
人を実習指導室及び保育科事務室に配置している。実習指導室には、幼稚園等での現場経
験を有する教員 2 人(うち 1 人は併設大学の所属教員)が交代で対応しており、教員と職
員が連携して実習支援にあたる体制を構築している。具体的には、職員が実習先との連絡
調整や手続き等を担い、教員が実習指導や実習先訪問等を行っている。なお、実習指導室
28
は併設大学の実習事務も担っていることから、併設大学に編入学した学生には 4 年間を通
じた実習指導が可能となる。
また、情報関連の演習授業については、教務チームの情報担当職員 1 人が事前準備等を
補助している。
(7)2以上の校地(校地が隣接はしていないものの極めて近接しており、学生に対する
日常的な学習相談、進路指導、厚生補導等が支障なく行うことができる体制にある場合な
ど例外的な場合以外)において教育研究を行う場合においては、それぞれの校地の専任教
員の配置状況について記述して下さい。
特になし。
(併設大学においては、高槻キャンパスの他に、京都キャンパス(京都市上京
区下立売通烏丸西入五町目町 172 番地の 2)を設けているが、短期大学部の教育研究活動は
高槻キャンパスで行っている。)
【教育環境について】
(1) 校舎・校地一覧表を作成して下さい。
校舎について、まず短期大学設置基準第31条(通信教育学科を置く短期大学の場合には
短期大学通信教育設置基準第10条を含む)の規定による短期大学全体の基準面積(基準
面積を算出する計算式を含む)を示して下さい。また校舎を法人が設置する他の学校等と
共用している場合は、他の学校の校舎の基準面積も記載して下さい。さらに校舎の配置図、
用途(室名)、専用・共用の別を示した各階の図面を準備しておいて下さい。なお主要校
舎については訪問調査の際にご案内いただきます。
校舎・校地一覧表
(平成 22 年 5 月 1 日現在)
区分
収容
定員
校舎
基準面積
現有面積
校地
差異
基準面積
平安女学院
大学
300 人
3,350 ㎡
794 ㎡
― ㎡
3,000 ㎡
平安女学院
大学
760 人
5,386 ㎡
10,156 ㎡
― ㎡
7,600 ㎡
共用
― 人
― ㎡
13,135 ㎡
― ㎡
3,350 ㎡
13,929 ㎡
10,579 ㎡
短期大学部
合計
300 人
※小数点以下切捨て
29
現有面積
㎡
― ㎡
5,288 ㎡
― ㎡
㎡
37,415 ㎡
― ㎡
3,000 ㎡
42,703 ㎡
39,703 ㎡
―
―
差異
校舎面積算出式
①
平安女学院大学短期大学部
短期大学設置基準上必要な校舎面積
短期大学設置基準に定める基準校舎面積(短期大学設置基準別表第2より)
学科
分類
収容定員
保育科
教育学・保育学関係
短期大学設置基準に定める加算面積
学科
分類
外国語文化学科
文学関係
必要面積
200 人
2,350 ㎡
(a)
別表第2のロより
収容定員
100 人
必要面積
1,000 ㎡
(b)
(a)+(b)=3,350 ㎡
②
平安女学院大学
大学設置基準上必要な校舎面積
大学設置基準に定める基準校舎面積(大学設置基準別表第3のイより)
学科
分類
収容定員
国際観光学部
社会学・社会福祉学関係
380 人
子ども学部
教育学・保育学関係
380 人
必要面積
(380-200)×661÷200+2,644
=3,238.9 ㎡
(c)
(380-200)×661÷200+2,644
=3,238.9 ㎡
(d)
大学設置基準に定める加算面積(大学設置基準別表第三のハによる)
学科
分類
収容定員
国際観光学部
社会学・社会福祉学関係
380 人
2,148 ㎡
(e)
子ども学部
教育学・保育学関係
380 人
2,148 ㎡
(f)
基準校舎面積及び加算校舎面積は、両学部とも同一である
{(c)=(d)}+{(e)=(f)}=5,386.9 ㎡
校地面積算出式
①
平安女学院大学短期大学部
短期大学設置基準上必要な校地面積
保育科(収容定員 200 人)+外国語文化学科(収容定員 100 人)×10 ㎡=3,000 ㎡
②
平安女学院大学
大学設置基準上必要な校地面積
国際観光学部(収容定員 380 人)+子ども学部(収容定員 380 人)×10 ㎡=7,600
㎡
30
(2)校地・校舎について、他の学校等との共有部分がある場合は、教育研究上の支障が
生じないように、どのような措置をとっているかについても記述して下さい。
校地・校舎については、併設の平安女学院大学との共有部が大半であるが、時間割
編成において配慮するなど、教育研究上支障がないよう留意している。
(3) 教育研究に使用する情報機器を設置するパソコン室、マルチメディア室、学内L
AN、LL教室及び学生自習室の整備状況(機種、台数等を含む)について記述して下さ
い。またその使用状況(使用頻度等)についても記述して下さい。なお、2以上の校地に
おいて教育研究を行う場合においては、校地ごとに記述して下さい。
① パソコン室
パソコン室は 3 教室あり、授業時間以外は学生に開放している。利用時間は通常 9 時 00
分~18 時 30 分としているが、レポート作成等利用実態に応じて、時間を延長する場合もあ
る。その他、図書館等にも学生が利用できるパソコンを設置している。主な整備状況及び
授業における利用状況は次のとおり。
パソコンの設置状況及び授業における利用状況
平成 22 年 5 月 1 日現在
台数
授業コマ数
41 台
3 コマ
Dell Dimention3100C
41 台
1 コマ
Dell OptiplexGX110
41 台
1 コマ
Dell Dimention3100C
図書館
16 台
-
学生サービスチーム
8台
-
設置場所
情報処理演習室A
(9201 教室)
情報処理演習室B
(5407 教室) ※
情報処理演習室C
(2304 教室)
主な機種名
Dell OptiplexGX110:10 台、NEC MateNX MA46H:6 台
HP dc5100:2 台、Lenovo Think Centre A53 8702:6
台
※ 5407 教室は、併設大学の専用施設であるが、短期大学部の学生も利用可能
※ 授業コマ数は、平成 22(2010)年度の授業における利用予定
31
② 学内LAN
学生用パソコンは、履修登録や成績閲覧の学内学生教育用サーバーとインターネット回
線に接続している。また、各教職員にパソコンを貸与し、各パソコンを学内のネットワー
ク回線とインターネット回線に接続している。学内のネットワークを教育系サーバーと事
務系サーバーに大別し、情報管理やウィルス対策に万全を期している。
ネットワークの状況
Univnet
インターネット
ャ
京
都
キ
ン
パ
ス
教育系
ネットワーク
事務系
ネットワーク
情報演習室
大学事務
教員執務室
法人本部
その他(図書館等)
VPN(拠点間接続)
ャ
高
槻
キ
教育系
ネットワーク
事務系
ネットワーク
情報演習室
大学事務
教員執務室
ン
パ
ス
その他(図書館等)
インターネット
OCN
③ マルチメディア室、LL教室及び学生自習室等
マルチメディア室、LL教室は設置していない。
学生自習室については、外国語文化学科では学生研究室として、保育科では資料室とし
て設け、専門図書や資料等の閲覧・貸出しを行っている。また3号館にはピアノレッスン
室を設けている。
(4) 授業用の機器・備品の整備状況及び整備システム(管理の状況、整備計画等を含む)
について、その概要を記述して下さい。2以上の校地において教育研究を行う場合におい
ては、校地ごとに記述して下さい。なお機器・備品の整備状況については訪問調査の際に
校舎等をご案内いただく際にご説明いただきます。
① 授業用の機器・備品の整備状況
4 号館の各教室は、テレビ、VHS ビデオデッキ、スクリーン等の常設を基本としてい
る。DVD プレイヤーについては小教室、中教室、大教室、演習室に各 1 台(計 17 台)
常設しており、平成 22(2010)年度に新たに 5 台増設をした。液晶プロジェクターに
ついては大教室に計 3 台、中教室に 1 台、貸出用 2 台を整備している。その他、貸出
用ノートパソコンも用意している。
保育科では、ピアノ 34 台(アップライト 28 台、グランド 6 台)、電子ピアノ 27 台、
エレクトーン 3 台、オルガン 5 台、タンバリン、カスタネット、鈴、トライアングル、
32
マラカス、マリンバ、ヴィブラフォンなどの楽器をはじめ、遊具(サイバーホィール、
鉄棒、積木、ままごとセット、ドールハウス、人形、各種カードゲーム、ボードゲー
ム他)、小児保健関連備品(ベッド、ベビーバス、身長計、体重計、沐浴人形、洗濯機
他)、その他OHP、紙芝居、絵本、パネルシアターなどを設置している。
② 整備システム(管理の状況、整備計画等を含む)
機器・備品に関しては、定期的に保守点検を行い、耐用年数に応じて機種を更新し
ている。故障発生時には学内の管財担当者が迅速に対処している。
今後も、4 号館各教室に DVD プレイヤーの増設を計画している。
(5) 校地、校舎の安全性、障害者への対応、運動場、体育館、学生の休息場所等につ
いて記述して下さい。訪問調査の際にご案内いただき、ご説明願います。
① 校地、校舎の安全性
正門は守衛が 24 時間体制で常駐し、西門は開門時に守衛を常駐させ、かつ防犯カメラを
4 台設置するなど、防犯体制を整えている。守衛所では、不審者の進入を阻止するため、入
構チェックを徹底している。
校舎の安全確保については、自動火災報知機や防火・防排煙設備、緊急放送設備、エレ
ベータなどの法定点検を確実に励行するとともに、防火管理者は教務チーム内及び委託の
守衛に対して自動火災報知機や放送設備の講習を行っている。
② 障害者への対応
平成 17(2005)年度に「障害者用トイレ改修(3 ヵ所)」「車イス用スロープ設置」「車イ
ス対応のため各教室の机・椅子の改造」「1号館事務室入口ドア(1 ヵ所)の改造(アシスト
ドア)」「保健室入口のインターホン設置」など、バリアフリー化を実施した。通学手段と
なる高槻市営バスについては、過去に併設大学において車イス利用の学生が在籍した際に、
低床バスの運行および乗降補助の協力を得た実績がある。
③ 運動場、体育館、学生の休息場所等
運動場及び体育館・卓球場・テニスコートをキャンパス内に設置している。
また、学生の休息場所等としては、食堂・北広場・中庭・ピロティー・学生ラウン
ジ・チャペルがある。その他、随所に植栽や花壇、ベンチを配置しており、キャンパ
ス全体が学生の安らぎの場となっている。
【図書館・学習資源センター等(以下「図書館等」という)について】
(1)図書館等の概要について、全体の配置図、座席数、年間図書館予算、購入図書等選
定システム、廃棄システム、司書数、情報化の進捗状況等を含めて記述して下さい。なお
図書館等には訪問調査の際にご案内いただきます。
① 図書館の概要
図書館については、高槻キャンパスと京都キャンパスにそれぞれ設置しており、短期大
学部の学生は主に高槻キャンパス図書館を利用する。開館時間は平日の 9 時 15 分から 19
33
時までとしている。
図書館の概要について
(平成 22 年 5 月 1 日現在)
キャンパス
座席数(席)
図書館職員及び司書数(人)
延面積(㎡)
高槻キャンパス図書館
155
1 ※うち司書 1
1,714.91
京都キャンパス図書館
58
1 ※うち司書 1
304.28
213
2 ※うち司書 2
2,019.19
全
体
② 配置図
③ 年間図書館予算
平成 22(2010)年度の図書館予算は、併設大学と合わせて 322 万 4,000 円であり、その
内訳は逐次刊行物等購入費(出版物費)87 万 9,000 円、図書購入費(学生用図書費)73 万
円である。他の項目としては、報酬委託費 101 万 3,000 円、印刷製本費 31 万円、消耗品費
14 万 5,000 円、その他 14 万 7,000 円である。
④ 図書購入選定システム及び廃棄システム
図書等購入については、学科及び学生サービスチームの選定案をもとに、学長決裁によ
り決定している。また、図書館蔵書の廃棄については、書架の収容力等を勘案し、現在の
34
ところ実施していないが、図書の増加状況を踏まえて廃棄に関する規程の制定を検討中で
ある。
⑤ 情報化の進捗状況
平成 13(2001)年度より WEB-OPAC を導入し、学内外からの蔵書検索を可能とすると
ともに、NACSIS-CAT(オンライン共同目録システム)及び NACSIS-ILL(図書館間相互
貸借サービス)に参加した。さらに、平成 19(2007)年度の京都キャンパス図書館開
設に際しては、WEB-OPAC の活用によりキャンパス間の相互利用を実現した。
(2)図書館に備えられている蔵書数(和書、洋書、学術雑誌数、AV資料数等)を
下表に作成してください。
図書館等蔵書数一覧
和書
(平成 22 年 5 月 1 日現在)
洋書
学術雑誌
AV資料
高槻キャンパス図書館
145,752 冊
30,818 冊
214 種
1,103 点
京都キャンパス図書館
13,049 冊
873 冊
80 種
352 点
158,801 冊
31,691 冊
294 種
1,455 点
合
計
※上記はすべて併設大学との共用である。
(3)図書館等には学生が利用できる授業に関連する参考図書、その他学生用の一般図書
等は整備されているか。また、学生の図書館等の利用は活発かを、図書館等の責任者(図
書館長等)が現状をどのように捉えているかを記述して下さい。
授業に関連する参考図書としては、各学科と連携して、シラバス掲載図書や授業展開に
対応した図書を配置している。また、一般図書については、学生のリクエストを重視して
購入している。授業や学生のニーズに合致した資料の整備を進めているが、今後、学科や
各教員との連携をよりいっそう強化して、最新の資料等を積極的に収集・提供していく必
要があると考えている。
平成 21(2009)年度の図書館の延べ入館者数は、両キャンパスあわせて 1 日平均 133 人
(平成 20(2008)年度 140 人)、貸出冊数は年間で 4,353 冊(平成 20(2008)年度 4,520
冊)に及ぶ。入館者数・貸出冊数ともに学生数の減少に伴い、前年比微減となった。学生
の読書への関心は授業関連の学問領域や関連図書にとどまることから、大学図書館におい
ても学生への読書活動の普及・推進を視野に入れた図書館運営を検討する必要があると考
えている。また、利用促進に向けては、①複数回の図書館ガイダンスの実施②ブックリス
トの作成③「図書館かわら版」による情報発信、などに努めている。
(4)図書館等からの学内外への情報発信、他の図書館等との連携等、現在の図書館活動
について、図書館長等がどのように受け止めているかを記述して下さい。
主に、大学ホームページ、学内掲示物、「図書館かわら版」を通して情報発信している。
情報収集の場としては、国立情報学研究所、私立大学図書館協会、私立短期大学図書館協
35
議会、聖公会関係学校等のネットワークが挙げられる。
他大学との連携としては、大学コンソーシアム京都の「加盟大学図書館共通閲覧システ
ム」に参加しており、加盟大学間における相互利用を容易にしている。また、平成 20(2008)
年 10 月には、京都市立芸術大学、立命館大学等とともに、「京都文化発信に向けた包括協
定」を締結し、その中に図書館の相互利用を盛り込んでいる。今後、具体的な利用方法に
ついて検討していく。
大学ホームページ、学内掲示物、
「図書館かわら版」に関しては、学生が欲している情報
の内容をリサーチしながら、内容の見極めと情報量をより増大させることが課題である。
【特記事項について】
(1)この《Ⅲ 教育の実施体制》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、例えば
外国人教員の採用、授業の公開、学習評価活動等、努力していることがあれば記述して下
さい。
外国人教員については、平成 16(2004)年度より英語コミュニケーション学科(外国語
文化学科)に専任教員 1 人(カナダ国籍)を配置していた。平成 22(2010)年度からその
専任教員は国際観光学部に配置換えとなったが、平成 22(2010)年度の授業においては、
非常勤講師 5 人(カナダ籍 2 人、中国籍 2 人、アメリカ籍 1 人)を採用し、特に語学系授
業の効果向上に努めている。
(2)特別な事由や事情があり、この《Ⅲ 教育の実施体制》の評価項目や評価の観点が
求めることが実現(達成)できないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[参考資料Ⅲ-1]個人調書
[参考資料Ⅲ-2]
①「平安女学院大学短期大学部専任教員選考基準」
②「教員資格審査規程」
[参考資料Ⅲ-3]
①「高槻キャンパス校舎配置図」
②「校舎平面図」
③「キャンパス間のアクセスマップ」
36
《Ⅳ 教育目標の達成度と教育の効果》の記述及び資料等について
【単位認定について】
(1)単位認定の方法と評価の実態を記載して下さい。なお、この表は平成21年度卒業
生が入学時より卒業までに履修した科目について作成して下さい。
英語コミュニケーション学科卒業生の単位認定の状況表(平成 21 年度卒業生)
授業
形態
履修
人員
主な単位認
定の方法
単位の取得状況
%
本試
再試等
計
A
B
C
D
キリスト教学
講義
42
期末テスト
95.2
2
97.6
59.5
31.0
7.1
0
英語Ⅰ
演習
39
期末テスト
82.1
5
87.2
28.2
35.9
23.1
0
英語Ⅱ
演習
37
期末テスト
70.3
3
73.0
45.9
16.2
10.8
5.4
英語Ⅲ
演習
11
期末テスト
81.8
9
90.9
54.5
18.2
18.2
0
英語Ⅳ
演習
10
期末テスト
70.0
0
70.0
70.0
0
0
0
フランス語Ⅰ
演習
9
小テスト
55.6
44.4
100
0
33.3
66.7
0
フランス語Ⅱ
演習
8
小テスト
37.5
62.5
100
12.5
12.5
75.0
0
フランス語Ⅲ
演習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
フランス語Ⅳ
演習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
中国語Ⅰ
演習
21
期末テスト
85.7
14.3
100
81.0
4.8
14.3
0
中国語Ⅱ
演習
21
期末テスト
90.5
9.5
100
71.4
19.0
9.5
0
中国語Ⅲ
演習
3
期末テスト
100
0
100
66.7
33.3
0
0
中国語Ⅳ
演習
3
期末テスト
100
0
100
66.7
33.3
0
0
日本語表現法Ⅰ
演習
18
課題
88.9
0
88.9
44.4
22.2
22.2
0
日本語表現法Ⅱ
演習
15
課題
86.7
0
86.7
46.7
26.7
13.3
6.7
日本語表現法Ⅲ
演習
0
課題
0
0
0
0
0
0
0
日本語表現法Ⅳ
演習
0
課題
0
0
0
0
0
0
0
スポーツ B
実技
42
出席・授業
への参加
92.9
0
92.9
45.2
23.8
23.8
0
体育理論
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
情報処理の方法Ⅰ
演習
41
出席・課題
95.1
4.9
100
90.2
4.9
4.9
0
情報処理の方法Ⅱ
演習
14
出席・課題
85.7
7.1
92.9
64.3
21.4
7.1
7.1
情報科学
講義
34
期末テスト
91.2
2.9
94.1
58.8
23.5
11.8
0
生命と環境
講義
6
期末テスト
33.3
0
33.3
16.7
0
16.7
0
風土と文化
講義
0
小テスト
0
0
0
0
0
0
0
心理学
講義
40
期末テスト
95.0
2.5
97.5
47.5
42.5
7.5
2.5
文化人類学
講義
1
期末テスト
100
0
100
100
0
0
0
芸術と人間
講義
25
96.0
4.0
100
56.0
40.0
4.0
0
授業科目名
出席・期末テ
スト
37
最終の評価
%
異文化理解
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
世界の中の日本
講義
17
出席・期末
テスト
64.7
11.8
76.5
41.2
23.5
11.8
0
海外文化研究
演習
0
0
0
0
0
0
0
0
現代社会論
講義
33
88
6.1
93.9
42.4
33.3
18.2
6.1
情報社会論
講義
31
83.9
12.9
96.8
41.9
32.3
22.6
3.2
日本国憲法
講義
18
期末テスト
44.4
27.8
72.2
16.7
16.7
38.9
27.8
女性学
講義
7
小テスト
71.4
28.6
100
28.6
14.3
57.1
0
ジェンダー論
講義
6
期末テスト
83.3
16.7
100
33.3
50.0
16.7
0
健康の科学
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
現代文化特別講義Ⅰ
講義
0
出席・レポート
0
0
0
0
0
0
0
現代文化特別講義Ⅱ
講義
0
出席・レポート
0
0
0
0
0
0
0
漢字の世界
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
Topic ReadingⅠ
演習
41
100
0
100
41.5
41.5
17.1
0
Topic ReadingⅡ
演習
41
80.5
19.5
100
43.9
31.7
24.4
0
Grammar for UseⅠ
演習
40
小テスト
95.0
5.0
100
42.5
22.5
35.0
0
Grammar for UseⅡ
演習
40
小テスト
92.5
7.5
100
40.0
25.0
35.0
0
Topic WritingⅠ
演習
41
97.6
2.4
100
58.5
26.8
14.6
0
Topic WritingⅡ
演習
41
90.2
9.8
100
43.9
29.3
26.8
0
ConversationⅠ
演習
41
82.9
17.1
100
41.5
31.7
26.8
0
ConversationⅡ
演習
41
87.8
9.8
97.6
31.7
34.1
31.7
0
Listening for ProductionⅠ
演習
41
95.1
4.9
100
51.2
36.6
12.2
0
Listening for ProductionⅡ
演習
41
87.8
9.8
97.6
39.0
46.3
12.2
0
Research and WritingⅠ
演習
38
94.7
5.3
100
28.9
42.1
28.9
0
Research and WritingⅡ
演習
38
92.1
7.9
100
44.7
34.2
21.1
0
Research and SpeakingⅠ
演習
38
86.8
13.2
100
34.2
42.1
23.7
0
Research and SpeakingⅡ
演習
38
86.8
13.2
100
26.3
23.7
50.0
0
観光英語Ⅰ
演習
40
95.0
5.0
100
42.5
27.5
30.0
0
観光英語Ⅱ
演習
37
94.6
2.7
97.3
48.6
24.3
24.3
0
授業への参
加・レポート
授業への参
加・レポート
出席・期末
テスト
提出物・小
テスト
提出物・小
テスト
小テスト・課
題の発表
小テスト・課
題の発表
レポート・授
業への参加
レポート・授
業への参加
期末テスト・
授業への参
加
期末テスト・
授業への参
加
レポート・小
テスト
レポート・小
テスト
レポート・授
業への参加
レポート・授
業への参加
課題・小テス
ト
小テスト・
Presentation
38
TOEIC セミナーⅠ
演習
40
期末テスト
95.0
2.5
97.5
35.0
37.5
25.0
0
TOEIC セミナーⅡ
演習
40
期末テスト
82.5
12.5
95.0
30.0
30.0
35.0
0
TOEIC セミナーⅢ
演習
32
小テスト
93.8
6.3
100
46.9
43.8
9.4
0
TOEIC セミナーⅣ
演習
32
小テスト
68.8
15.6
84.4
25.0
28.1
31.3
12.5
Business PresentationⅠ
演習
9
課題
88.9
11.1
100
11.1
88.9
0
0
Business PresentationⅡ
演習
8
課題
50.0
0
50.0
50.0
0
0
0
Office CommunicationⅠ
演習
12
75.0
0
75.0
33.3
33.3
8.3
0
Office CommunicationⅡ
演習
12
58.3
0
58.3
41.7
16.7
0
0
通訳英語Ⅰ
演習
34
79.4
14.7
94.1
41.2
38.2
14.7
0
通訳英語Ⅱ
演習
33
66.7
21.2
87.9
36.4
27.3
24.2
3.0
異文化コミュニケーション論
講義
40
小テスト
97.5
2.5
100
85.0
10.0
5.0
0
英語概論 A
講義
42
期末レポート
92.9
4.8
97.6
69.0
23.8
4.8
0
英語概論 B
講義
11
レポート
72.7
9.1
81.8
72.7
0
9.1
0
英米文学鑑賞
講義
10
レポート
90.0
10.0
100
40.0
40.0
20.0
0
英米文化論
講義
16
発音クリニック
演習
29
子どもの国際理解
演習
20
英米児童文学
講義
早期英語教育論
レポート・授
業への参加
レポート・授
業への参加
課題・授業
への参加
課題・授業
への参加
出席・レポー
ト
レポート・授
業への参加
出席・レポー
ト
100
0
100
62.5
31.3
6.3
0
72.4
3.4
75.9
31.0
31.0
13.8
0
75.0
5.0
80.0
65.0
10.0
5.0
0
29
レポート
100
0
100
93.1
6.9
0
0
講義
17
小テスト・授
業への参加
58.8
0
58.8
52.9
0
5.9
0
早期英語教育教材論
講義
9
小テスト
77.8
0
77.8
55.6
22.2
0
0
早期英 語教育 イン タ ーンシ ップ
演習
8
実習および
模擬授業へ
の取り組み
87.5
0
87.5
87.5
0
0
0
ビジネス実務論
講義
35
期末テスト
94.3
2.9
97.1
68.6
17.1
11.4
2.9
オフィスマネージメント
講義
20
期末テスト
65.0
15.0
80.0
55.0
0
25.0
10.0
組織と経営
講義
22
期末テスト
63.6
13.6
77.3
18.2
22.7
36.4
0
貿易業務論
講義
22
期末テスト
50.0
40.9
90.9
9.1
13.6
68.2
4.5
国際経営論
講義
19
期末テスト
57.9
26.3
84.2
42.1
15.8
26.3
5.3
ビジネス実務演習Ⅰ
演習
18
レポート
61.1
38.9
100
27.8
22.2
50.0
0
ビジネス実務演習Ⅱ
演習
17
レポート
76.5
5.9
82.4
35.3
29.4
17.6
11.8
マルチメディア論
講義
34
73.5
20.6
94.1
47.1
17.6
29.4
2.9
プログラミング演習Ⅰ
演習
36
86.1
11.1
97.2
63.9
19.4
13.9
2.8
ビジネスインターンシップⅠ
演習
34
レポート
82.4
0
82.4
41.2
41.2
0
0
ビジネスインターンシップⅡ
実習
6
実習ノート
66.7
0
66.7
16.7
50.0
0
0
自己発見ゼミⅠ
演習
41
小テスト・授
業への参加
100
0
100
82.9
14.6
2.4
0
出席・期末
テスト
出席・課題
提出
39
自己発見ゼミⅡ
演習
41
自己創造ゼミⅠ
演習
38
自己創造ゼミⅡ
演習
38
小テスト・授
業への参加
授業への参
加・レポート
授業への参
加・レポート
97.6
2.4
100
53.7
41.5
4.9
0
100
0
100
55.3
39.5
5.3
0
97.4
2.6
100
47.4
31.6
21.1
0
※「-」は不開講である。評価「D」は「不可」に相当する。なお、失格者を含まないため、合計数値が一致
しない場合がある。
保育科卒業生の単位認定の状況表(平成 21 年度卒業生)
授業
形態
履修
人員
主な単位
認定の方
法
本試
再試等
計
A
B
C
D
英語Ⅰ
演習
63
小テスト
92
7.9
100
31.7
33.3
34.9
0
英語Ⅱ
演習
63
小テスト
97
3.2
100
22.2
25.4
52.4
0
英語Ⅲ
演習
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
英語Ⅳ
演習
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
フランス語Ⅰ
演習
0
小テスト
0
0
0
0
0
0
0
フランス語Ⅱ
演習
0
小テスト
0
0
0
0
0
0
0
フランス語Ⅲ
演習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
フランス語Ⅳ
演習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
中国語Ⅰ
演習
28
期末テスト
100
0
100
96.4
3.6
0
0
中国語Ⅱ
演習
28
期末テスト
96.4
3.6
100
89.3
7.1
3.6
0
中国語Ⅲ
演習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
中国語Ⅳ
演習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
日本語表現法Ⅰ
演習
0
課題
0
0
0
0
0
0
0
日本語表現法Ⅱ
演習
0
課題
0
0
0
0
0
0
0
日本語表現法Ⅲ
演習
0
課題
0
0
0
0
0
0
0
日本語表現法Ⅳ
演習
0
課題
0
0
0
0
0
0
0
スポーツ A
実技
91
出席・活動
内容
99
1.1
100
68.1
19.8
12.1
0
体育理論
講義
91
レポート
99
1.1
100
78.0
17.6
4.4
0
情報処理の方法Ⅰ
演習
91
出席・レポート
100
0
100
87.9
11.0
1.1
0
情報科学
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
生命と環境
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
風土と文化
講義
91
小テスト
81
18.7
100
45.1
23.1
31.9
0
心理学
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
文化人類学
講義
91
期末テスト
93
4.4
98
42.9
30.8
24.2
2.2
芸術と人間
講義
1
0
0
0
0
0
0
0
異文化理解
講義
0
0
0
0
0
0
0
0
世界の中の日本
講義
52
100
0
100
69.2
28.8
1.9
0
授業科目名
出席・期末
テスト
出席・期末
テスト
期末テスト
単位の取得状況
40
%
最終の評価
%
授業への
参加・レポ
0
ート
授業への
参加・レポ
0
ート
出席・期末
100
テスト
出席・期末
70.7
テスト
海外文化研究
演習
0
0
0
0
0
0
0
現代社会論
講義
0
0
0
0
0
0
0
情報社会論
講義
38
0
100
63.2
31.6
5.3
0
日本国憲法
講義
92
28.3
99
42.4
22.8
33.7
1.1
女性学
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
ジェンダー論
講義
91
期末テスト
95.6
4.4
100
70.3
24.2
5.5
0
健康の科学
講義
0
小テスト
0
0
0
0
0
0
0
現代文化特別講義Ⅰ
講義
0
出席・レポート
0
0
0
0
0
0
0
現代文化特別講義Ⅱ
講義
0
出席・レポート
0
0
0
0
0
0
0
漢字の世界
講義
0
期末テスト
0
0
0
0
0
0
0
講義
91
出席・レポート
99
1.1
100
47
37.4
15.4
0
教師論
講義
91
期末テスト
99
1.1
100
36.3
50.5
13.2
0
教育課程総論
講義
91
レポート
98.9
1.1
100
92.3
5.5
2.2
0
幼児教育方法論
講義
91
レポート
94.5
5.5
100
26.4
34.1
39.6
0
教育相談(幼児理解を含む)
講義
91
期末テスト
98.9
0
98.9
81.3
14.3
3.3
1.1
キリスト教保育Ⅰ
講義
91
期末テスト
100
0
100
100
0
0
0
キリスト教保育Ⅱ
講義
91
期末テスト
100
0
100
90.1
9.9
0
0
保育原理Ⅰ
講義
91
期末テスト
100
0
100
84.6
15.4
0
0
保育原理Ⅱ
講義
91
期末テスト
100
0
100
87.9
11.0
1.1
0
保育原理Ⅲ
講義
91
レポート
100
0
100
91.2
8.8
0
0
保育内容総論Ⅰ
講義
91
期末テスト
61.5
38.5
100
19.8
16.5
63.7
0
保育内容総論Ⅱ
講義
91
レポート
87.9
12.1
100
52.7
20.9
26.4
0
保育内容研究(健康)
演習
91
授業活動
98.9
1.1
100
27.5
38.5
34.1
0
保育内容研究(人間関係)
演習
91
レポート
100
0
100
90.1
9.9
0
0
保育内容研究(環境)
演習
91
期末テスト
100
0
100
90.1
9.9
0
0
保育内容研究(言葉)
演習
91
レポート
99
1.1
100
87.9
9.9
2.2
0
演習
91
レポート
100
0
100
90.1
8.8
1.1
0
保育内容研究(表現活動)
演習
91
レポート
96.7
3.3
100
44.0
50.5
5.5
0
社会福祉
講義
91
期末テスト
79.1
20.9
100
23.1
33.0
44.0
0
児童福祉
講義
91
期末テスト
87.9
12.1
100
46.2
31.9
22.0
0
養護原理Ⅰ
講義
92
期末テスト
93.5
4.3
97.8
14.1
53.3
30.4
1.1
養護原理Ⅱ
講義
69
期末テスト
88.4
8.7
97.1
14.5
30.4
52.2
0
養護内容
演習
91
期末テスト
100
0
100
68.1
18.7
13.2
0
教 育 原 理 (教 育 の 制 度
を含む)
保 育 内 容 研 究 (造 形 表
現)
41
社会福祉援助技術Ⅰ
演習
91
期末テスト
98.9
1.1
100
45.1
51.6
3.3
0
社会福祉援助技術Ⅱ
演習
91
期末テスト
96.7
3.3
100
18.7
37.4
44.0
0
障害児保育
演習
91
期末テスト
97.8
2.2
100
79.1
15.4
5.5
0
乳児保育Ⅰ
演習
91
期末テスト
84.6
15.4
100
58.2
19.8
22.0
0
乳児保育Ⅱ
演習
92
期末テスト
71.7
26.1
97.8
32.6
17.4
47.8
2.2
家族援助論
講義
91
期末テスト
97.8
2.2
100
6.6
38.5
54.9
0
発達心理学Ⅰ
講義
91
期末テスト
98
2.2
100
80.2
14.3
5.5
0
発達心理学Ⅱ
講義
51
期末テスト
80.4
0
80.4
27.5
27.5
25.5
11.8
教育心理学
講義
91
期末テスト
97.8
2.2
100
51.6
29.7
18.7
0
精神保健
講義
92
期末テスト
89
9.8
99
29.3
35.9
33.7
1.1
臨床心理学
講義
77
期末テスト
97.4
2.6
100
66.2
23.4
10.4
0
小児保健Ⅰ
講義
95
期末テスト
90.5
5.3
95.8
30.5
38.9
26.3
4.2
小児保健Ⅱ
講義
91
期末テスト
98.9
1.1
100
65.9
29.7
4.4
0
小児保健Ⅲ
講義
-
-
-
-
-
-
-
-
-
小児保健実習
実習
91
レポート
100
0
100
67.0
30.8
2.2
0
小児栄養Ⅰ
演習
91
期末テスト
100
0
100
90.1
9.9
0
0
小児栄養Ⅱ
演習
91
期末テスト
98.9
1.1
100
86.8
11.0
2.2
0
保育基礎演習Ⅰ
演習
91
論文
100
0
100
95.6
4.4
0
0
保育基礎演習Ⅱ
演習
91
論文
100
0
100
90.1
7.7
2.2
0
総合演習
演習
91
小課題・レ
ポート
97
3.3
100
71.4
17.6
11.0
0
保育内容総合研究
演習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
児童文化論
講義
26
3.8
73.1
69.2
0
3.8
0
幼稚園教育実習Ⅰ
実習
91
5.5
100
71.4
22.0
6.6
0
幼稚園教育実習Ⅱ
実習
91
0
100
47.3
51.6
1.1
0
保育実習Ⅰ
実習
91
0
100
53.8
45.1
1.1
0
保育実習Ⅱ
実習
91
1.1
100
78.0
20.9
1.1
0
保育実習Ⅲ
実習
-
-
-
-
-
-
-
-
-
見学・観察実習
実習
91
レポート
93
6.6
100
12.1
41.8
46.2
0
音楽(声楽)
演習
91
期末テスト
99
1.1
100
34.1
49.5
16.5
0
音楽(器楽)
演習
91
期末テスト
99
1.1
100
51.6
46.2
2.2
0
幼児音楽Ⅰ
演習
91
期末テスト
96.7
3.3
100
33.0
51.6
15.4
0
幼児音楽Ⅱ
演習
91
期末テスト
95.6
2.2
97.8
63.7
31.9
2.2
0
音楽理論
演習
23
期末テスト
26
0
26
17.4
8.7
0
0
図画工作
演習
91
作品提出
100
0
100
57.1
37.4
5.5
0
体育
演習
91
活動状況
86.8
13.2
100
47.3
17.6
35.2
0
国語
講義
91
レポート
97.8
2.2
100
50.5
46.2
3.3
0
小課題・レ
69.2
ポート
施設からの
94.5
評価
施設からの
100
評価
施設からの
100
評価
施設からの
98.9
評価
42
生活
講義
91
期末テスト
100
0
100
87.9
12.1
0
0
※「-」は不開講である。評価「D」は「不可」に相当する。なお、失格者を含まないため、合計数値が一致
しない場合がある。
(2)学科長等がそれぞれの学科について、単位認定の方法、単位取得状況及び担当教員
による評価の現状をどのように受け止めているかを記述して下さい。
① 外国語文化学科
単位認定の方法については、
『2010 年度講義要項』に明記している。主に、定期試験、小
テスト、レポート、授業への参加度などの組合せである。各授業科目の内容に応じて、こ
れらを適切に配分しており、単位認定の方法としては妥当であると考えている。
単位の取得状況については、卒業要件を満たした学生の途中放棄が目立っていたが、履
修指導を強化するとともに、平成 21(2009)年度より GPA(Grade Point Average)を導入
したこともあり、単位取得状況は改善傾向にある。
② 保育科
単位認定の方法については、
『2010 年度講義要項』に明記している。主に、定期試験、小
テスト、レポート、授業への参加度などの組合せである。また、幼児教育・保育に関する
実習科目では、実習先からの評価と学内評価を総合的に判断しており、単位認定の方法は
妥当なものと考えている。単位取得状況も適切である。
(3)学長等は、単位認定の方法、単位の取得状況及び担当教員による評価の現状につい
て、短期大学全体の状況をどのように受け止めているのかを記述して下さい。
単位認定の方法、単位取得状況、評価については、いずれも適切と考えている。
定期試験については、交通機関の事故や忌引きなどやむを得ない事情で受験できなかっ
た学生に対して、追試験を実施している。これは不可抗力により学生の受験機会が喪失さ
れることに配慮したものである。また、定期試験の不合格者に対しては、3 科目まで再試験
の受験を認めている。再試験では、担当教員の指導により、受験者の大半が単位認定の水
準に達している。他にも、学科会議で成績不振者の情報を共有するなど、単位取得状況の
向上に努めている。
ただし、保育科では、希望する免許・資格を 2 年間で取得できず、科目等履修生制
度を利用して卒業後に取得する学生もいるため、より一層改善が必要である。
【授業に対する学生の満足度について】
(1)各授業について、終了後に「学生の満足度」の調査を実施していればその調査の概
要を記述して下さい。また調査票の様式等を訪問調査の際にご準備下さい。
各授業に関する調査としては、
「学生による授業評価アンケート」を実施している(「評
価領域Ⅱ:教育の内容」にて記述)。
その他に、自己点検・評価委員会において「大学生活の満足度に関するアンケート
43
調査」を実施し、教育課程全般に関する満足度や学生生活の充実度まで幅広く学生の
満足度を調査している。平成 21(2009)年度の調査結果の概要については、各学科及
び各事務部署に報告し、改革・改善に向けた基礎資料として活用していく。
(2)担当教員が授業終了後の学生の満足度に配慮しているかについて、学科長等が現状
をどのように受け止めているかを記述して下さい。
① 外国語文化学科
<分析>授業満足度、知識・興味の増加、授業内容理解のいずれにおいても、7割
の学生が高い評価をしている。また、授業の環境、進度、説明の明快さ、教師の熱意
においても7~8割の肯定的評価が出ている。以上の点から、教員の授業への取組全
般について学生が満足していることが窺われる。
授業には学生の8割が積極的に取り組んでいるが、予習については約半数にとどま
っている。演習の授業では、時間内に発表する機会が与えられるので、その準備を促
すための工夫を講じる必要があるだろう。
<今後の改善に向けて>語学学習では、受容(読む、聞く)する力をつけることが
重要であるが、伝えたい内容を表現(書き、話す)することによって運用能力を伸ば
すことができるので、その方面の力を伸ばすための教材整備、課題提示、授業展開に
これまで以上に取り組みたい。
② 保育科
保育科では、授業終了直後に学生からの質問に答えることはもちろん、学生が個別
に教員執務室を訪れて授業に関する質問をすることも多く、学生の理解が不完全なか
たちで終わらないよう対応している。これらは、学生と教員相互の高い学習意欲と教
育意欲に基づくもので、学生の満足度が高いのも、このようなきめ細やかな指導によ
るものと認識している。
(3)学長等は短期大学全体の現状をどのように受け止めているかを記述して下さい。
学修及び学生生活について、本学の学生は、全般的に満足しているものと考えてい
る。
平成 22( 2010)年 1 月 22 日に実施した「学生生活に関する満足度調査」(回収率 76.6%)
によれば、学生生活全般について、充実していないと答えた者の割合は、外国語文化
学科及び英語コミュニケーション学科で 17.3%、保育科では 6.4%にとどまっており、
それぞれ8割、9割以上の者が本学の学生生活に適応している。
外国語文化学科及び英語コミュニケーション学科についてみると、教員とのコミュ
ニケーションが良好 73%、交友関係に満足 69%となっており、教員と学生、学生間の
コミュニケーションがよく図られているものと考えている。
一方、保育科についてみると、入学してよかったとする者が 74.4%となっている。
その理由として、資格取得に満足 84.8%、就職指導に満足 76.0%が高いのは当然とし
て、交友関係に満足している者が 82.4%と多い点はたいへん心強い。
その他として、施設・設備の充実・改善、食堂への満足度向上の課題があると考えてい
44
る。また、キャンパス立地や学費負担への注文も多く寄せられているが、学生生活全般の
満足度をあげていくことで、それらの課題に応えて生きたいと考えている。
【退学、休学、留年等の状況について】
(1)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の退学、休学、留年等の数を、学科等ごと
に記載し、学科等の状況を明らかにして下さい。
外国語文化学科(英語コミュニケーション学科)の退学者等一覧
(平成 22 年 3 月 31 日現在)
区
分
19 年度入学
20 年度入学
21 年度入学
40
44(※)
28
うち退学者数
3
5
2
うち休学者数
0
1
2
休学者のうちの復学者数
0
0
2
0
1
0
37
39(※)
―
入学者数
うち留年者数(通常の学年進行によらな
い者)
卒業生数
備
考
※平成 20 年度入学生のうち1人は再入学であり、平成 21 年 3 月に卒業した。
保育科の退学者等一覧
(平成 22 年 3 月 31 日現在)
区
分
19 年度入学
20 年度入学
21 年度入学
102
95
71
うち退学者数
2
4
2
うち休学者数
3
0
1
休学者の内の復学者数
2
0
1
2
0
0
98
91
-
入学者数
うち留年者数(通常の学年進行によらな
い者)
卒業生数
45
備
考
(2)退学者の退学理由割合、退学理由の最近の傾向及び退学者、休学者(復学者を含む)
及び留年者に対する指導(ケア)の現状について学科等ごとに記述して下さい。
退学者の退学理由別人数
平成 19 年度
退学理由
平成 20 年度
英語コミュニ
ケーション学
英語コミュニ
保育科
ケーション学
科
保育科
科
平成 21 年度
外国語文
化学科※
保育科
1 年次生
進路変更
1
0
1
2
2
1
一身上の都合
-
-
-
-
-
-
経済的理由
-
1
-
-
-
-
就学意欲の低下
-
-
-
2
-
1
除籍
-
-
-
-
-
-
その他
-
1
-
-
-
-
進路変更
-
-
-
-
2
-
一身上の都合
1
-
-
-
1
-
経済的理由
-
-
-
-
-
-
就学意欲の低下
-
-
-
-
-
-
除籍
1
-
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
-
-
3
2
1
4
5
2
2 年次生
1・2 年次合計
※平成 21 年度については、1 年次生が外国語文化学科、2 年次生が英語コミュニケーション学科
① 外国語文化学科
入学後、就学不適応あるいはアルバイト等生活面での問題を抱える学生が出てくるが、
学科教員間で情報を交換して注意を払いつつ、クラス担任が中心となって日常的に学生と
接触し、助言を与えている。特に必要性があると認めた場合は保護者とも連絡を取り合っ
ている。休学者にもクラス担任が適宜連絡を入れて様子を聞き、助言をしている。退学・
復学のいずれになる場合も、最後は学生本人が最も望む道を選ぶように後押しをすること
を惜しまない。
② 保育科
退学、休学者は近年1~2 人程度で推移している。こうした学生の指導として、クラス担
任の指導経過報告書をもとに学科会議で意見交換し、学科の教員総がかりで指導できる体
制を構築している。なお、クラス担任との三者面談、学科長を入れての四者面談にて、問
題解決を行っている。
46
(3)退学、休学、留年等の現状を、学科長等がどのように受け止めているかを学科等ご
とに記述して下さい。
① 外国語文化学科
志望理由書の記述や面接での発言にも拘らず、実際は進路について確固とした考えがな
いまま入学し、就学不適応を生じるか、進路変更のために休学・退学となるケースが一定
数見られる。この数年は、高校時からの就学不適応を引きずった形で入学してくる学生の
途中退学が目立っている。退学には経済的理由が絡んでいることもある。受け入れ側とし
ては、個々の学生の思いを大切にして、退学もやむを得ないと考えている。
平成 20(2008)年度入学生に2年目を休学して海外留学を目指した学生が 3 人いた。う
ち 2 人は進路変更で退学、1 人は復学した。
② 保育科
休学・退学・留年の兆候がある学生に対しては、クラス担任を中心に学科全体で指導し
ているが、進路変更や経済的理由による休学・退学は、本人の意向や家庭の事情があるた
め、学科としての対応に限界がある。ただし、奨学金支給の支援など可能な範囲でバック
アップする。また、就学意欲の不振による休学・退学・留年については、引き続き、きめ
細やかな対応に努め、改善をはかりたい。
(4)学長等は、短期大学部全体の現状をどのように受け止めているかを記述して下さい。
本学では授業の多欠者調査やクラス担任による面談など、休学・退学・留年を未然に防
ぐ対策を講じている。また、両学科ともに小規模校としての強みを活かし、学科をあげて
一人ひとりの学生を丁寧に指導していることは評価できる。しかし、毎年度、数人が退学
していることから、退学者削減の対策を一層強化する必要があると考えている。
【資格取得の取組みについて】
(1)
《Ⅱ教育の内容》の【教育課程について】
(3)で報告頂いた取得が可能な免許・資
格、また教育課程とは別に取得の機会を設けている免許・資格の取得状況(取得をめざし
た学生数、取得者数、取得割合等)を学科等ごとに示して下さい。
免許・資格の取得状況
(平成 21 年度卒業生)
学
科
英語コミュニケーション学科
保
育
取得をめざし
取得数
取得割合
た学生数(人)
(人)
(%)
ビジネス実務士
26
8
31%
-
情報処理士
30
12
40%
-
幼稚園教諭二種免許状
91
90
99%
-
保育士資格
91
90
99%
-
免許・資格
科
※取得をめざした学生数は入学時の人数
47
備考
(2)今後導入を検討している免許・資格があれば記述して下さい。
特になし。
【学生による卒業後の評価、卒業生に対する評価について】
(1)学科等ごとに専門就職(当該学科等で学習した分野に関連する就職)状況(専門就
職数、割合等)について記述して下さい。また、学科等ごとに専門就職先からの卒業生に
対する評価について何か文書や資料があれば参考資料として準備して下さい。
①
英語コミュニケーション学科
仕事で英語の知識を直接生かす仕事としては、旅行業や商社、運輸あるいは金融の外為
部門、メーカーでの貿易関連業務等がある。平成 21(2009)年度卒業生 38 人のうち、就職
希望が 19 人、そのうち 16 人が就職をし、上記の対象業種には 5 人(就職した者のうちの
約 31%)が就職している。専門職を約束する免許・資格が取得できない学科で、31%の者
が対象業種に就職しているのは決して低い数値とは考えていない。
②
保育科
平成 21(2009)年度卒業生 91 人のうち 74 人が就職を希望し、74 人全員が就職を決定し
ている。そのうち 73 人(99%)が幼稚園・保育所等の専門職に就職し、一般企業への就職
者は 1 人のみである。このように、本学科では、学びを活かした専門職への就職率が非常
に高い状況にある。
(2)卒業生に対する就職先(専門就職に限らない)及びその他の進路先(編入先等)か
らの評価をどのように受け止めているかについて、短期大学全体については学長等が、学
科等については学科長等が記述して下さい。
①
短期大学部全体
就職先からの評価について、数値的に示すことはできないが、学生サービスチームの職
員による企業訪問等の際には良好な反応であることが多い。また、編入学先からの評価に
ついては、聖公会関係学校をはじめとした多数の大学より指定校推薦の依頼を受けている
ことから、一定の評価を得ていると考えている。
②
英語コミュニケーション学科
過去数年高い就職内定率をあげていた(平成 17-19 年度 100%、平成 20 年度 92%)こと
から、企業先から高い評価を得ていたといえる。しかし、平成 21(2009)年度は希望者の
内定率が 84%にとどまった。数社の企業で連続採用され、それぞれの職場で卒業生が喜ば
れる働きをしていたことが窺える。企業の要請に応える人材を送り出すためには、職業や
社会的責務への意識向上、基礎学力、思考力、思いやる力の養成に力を入れることが必要
である。
③
保育科
幼稚園・保育園・施設からは、卒業生に対しておおむね良好な評価を得ている。卒業生
48
の就職先の多くは実習に協力を得ている幼稚園・保育所・施設であり、実習中の巡回指導
や研修会、懇談会等で卒業生の就業態度等を知ることができる。現在のところ、各所から
の卒業生の評価はおおむね良好であり、多くの関連施設と良好な関係が構築できている。
(3)卒業生に対して「学生時代についてのアンケート(卒業後評価等)」等を実施
している場合はその概要とその結果を記述して下さい。また教育の実績や効果を確認
するための卒業生との接触、同窓会等との連携等を行っている場合もその取組みの概
要と結果について記述して下さい。
卒業生に対する組織的なアンケート調査は実施していない。しかし、企業や幼稚園、保
育所等に求人開拓や実習指導に訪問した際、卒業生と話す機会を設け短期大学部で受けた
教育についての感想やその効果について尋ねている。
また、保育科で実施している「実習園合同懇談会」において、実習先の指導者の中に卒
業生が含まれ、活躍ぶりを確認できると同時に、大学に対する要望も伺うことができる。
これらは学科会議を通して、ただちに在学生への教育に反映させるように努めており、教
育的効果をあげている。
さらに、在校生向けの就職講座に先輩を招き、職場での活躍を話してもらう機会を設け
るなど、卒業生との関わりを大切にしている。
(4)卒業生が社会からどのように評価されているか、学科長等、学長等は現状をど
のように受け止めているかを記述して下さい。
①
英語コミュニケーション学科
統計資料としてまとめられていないが、米国の医師免許取得者やニュースキャスター、
言語学博士ほか企業、社会で活躍する卒業生が数多くいる。また、地域の諸活動において
活躍する卒業生も多く、社会で高く評価されていると認識している。
②
保育科
幼稚園・施設・保育所の各実習先や卒業生の勤務先から得られる評価は、概ね良好と判
断している。それは高い就職率が証明している。一方で、幼児教育・保育の養成校が増加
していることもあり、入学生の学力水準を維持することが困難になりつつある。音楽の技
術、特にピアノの技能も含めて、卒業生が社会から高い評価を得られるよう育成に努めた
い。
【特記事項について】
(1)この《Ⅳ教育目標の達成度と教育の効果》の領域で示した評価項目や評価の観点の
他に、教育目標の達成度と教育の効果について努力していることがあれば記述して下さ
い。
49
①
外国語文化学科
入学前に実施する「英検プラスワン講座」を引き継ぐ科目として「TOEIC セミナーI」
「TOEIC セミナーⅡ」を設置しているが、
「実用英語検定」または「TOEIC」を受験する
学生のうち希望者には特別講座を設けて準備の手助けをしている。
②
保育科
ピアノ演奏の技術向上のため、課外でピアノの個人レッスン受講を 1 年生に義務付
けている。また、ピアノ技能の向上が望ましい 2 年次生に対しても受講を奨励し、幼
稚園教諭及び保育士としての基礎技能の修得を支援している。
③
平安女学院大学附属幼稚園との連携
同キャンパス内に設置している平安女学院大学附属幼稚園と連携している。附属幼稚園
であり、かつ隣接地に立地する強みを活かして、教員間の交流や附属幼稚園行事への学生
参加を活発に行っている。外国語文化学科では「早期英語インターンシップ」、保育科では
「見学観察実習」などの授業科目において協力を得ている。
(2)特別な事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求められることが実現(達成)
できないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[参考資料Ⅳ-1]
①学生生活の満足度に関するアンケート調査票
②学生生活の満足度に関するアンケート調査結果
50
《Ⅴ
学生支援》の記述及び資料等について
【入学に関する支援について】
(1)入学志願者に対し、短期大学は建学の精神・教育理念や設置学科等の教育目的・教
育目標、求める学生像をどのような方法、手段で明示しているかを記述して下さい。なお
それらが記載されている短期大学案内等の印刷物を添付して下さい。
『大学案内』やホームページにて入学志望者に示している。特に、建学の精神及び教育
理念については、本学の基本的な考え方を示すことから、
『大学案内』の巻頭に掲載するな
ど入学志願者への周知に努めている。求める学生像としては、学科別に定めているアドミ
ッションポリシーを入試ガイド及び募集要項に明示している。
『大学案内』については、資料請求者や高等学校に配布するとともに、デジタルパンフ
レットを作成し、Web 上でも閲覧可能としている。また、オープンキャンパスや全国各地
で開催する進学相談会において、入試ガイドや募集要項と併せて配布している。
(2)入学志願者に対し、入学者選抜の方針、選抜方法(推薦、一般、AO入試等)をど
のような方法、手段で明示しているかその概要を簡潔に記述して下さい。なおそれらが記
載されている募集要項等の印刷物を参考資料としてご準備下さい。
平成 22(2010)年度入試では、多様な資質をもった入学生確保のため、学内特別推薦入
試、指定校推薦入試、キリスト教推薦入試、同窓生特別推薦入試、専門学科・総合学
科推薦入試、公募推薦入試、AO入試、一般入試、センター試験利用型入試、社会人
入試、帰国生入試、外国人留学生入試を実施した。
募集要項では、選抜方法別に、日程、出願資格、出願手続、選考方法、入学手続締切日
等の詳細を記載している。また、募集要項のダイジェスト版として、試験日などの概要を
取りまとめた『入試ガイド』も配布している。AO入試については、学科で選抜方法が若
干異なることを考慮し、独立した別冊子を作成している。
なお、本学では印刷物のみならず、対面での情報提供を重視しており、高校教員対象の
単独説明会や入学志願者に対する個別相談を通じて、選抜方法への理解を深めるよう取り
組んでいる。
(3) 広報及び入試事務についての体制(組織等)の概要を記述して下さい。また入学
志願者、受験生等からの問い合わせにはどのような体制で応じているかを記述して下さ
い。
入試に関する中核的な組織として入試本部を置いている。現在は、学長が本部長を務め
ており、その下に、入試副本部長、事務を担当する入学センターを設置している。入学セ
ンターには 8 人(平成 22 年 5 月 1 日現在)の職員を配置し、入試事務の全般を担当してい
る。具体的な業務内容は、大学案内や募集要項の作成、オープンキャンパスや説明会の開
催、入試問題や出願書類の管理、入学試験の実施、合否判定資料の作成、合格通知の発送
51
などである。
入学志願者や受験生等の窓口は、入学センターの職員が担当しており、問い合わせ内容
によっては、各学科や大学事務部と連携しながら対応している。高等学校からの問い合わ
せに対しては、各地域担当の職員が進路指導部に直接足を運ぶなど、きめ細やかに対応し
ている。
報道発表や広告掲出などの広報活動については、法人本部広報チームが担っている。
(4)願書受付から合否通知にいたる入学試験の流れについて、選抜方法ごとにその概要
を記述して下さい。また多様な選抜を公正かつ正確に実施しているかどうか、入試事務の
責任者は現状をどのように受け止めているかを記述して下さい。入学願書等を参考資料と
してご準備下さい。
①
学内特別推薦入試
系列の平安女学院高校からの生徒を受け入れるもので、推薦基準を満たし、校長の
推薦及び志望理由書が必要となる。入学試験の流れは次の通り。
出願→個人面接→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合否通知。
②
推薦入試
推薦入試には、指定校推薦入試、キリスト教推薦入試、同窓生特別推薦入試、専門
学科・総合学科推薦入試、公募推薦入試があり、各々の入学試験の流れは次のとおり。
・指定校推薦入試、キリスト教推薦入試、同窓生特別推薦入試、専門学科・総合学
科推薦入試
出願→個人面接→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合否通知。
・公募推薦入試
出願→基礎学力試験→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合否通知。
なお、推薦入試については下記の推薦者の推薦が必要となる。
平成 22(2010)年度の推薦入試における推薦者
種別
推薦者
指定校推薦入試
専門学科・総合学科推薦入試
出身高等学校長
公募推薦入試
キリスト教推薦入試
同窓生特別推薦入試
③
キリスト教系高等学校の宗教主事、チャプレン
又はキリスト教会の牧師・神父の推薦
同窓生
AO入試
志願者に課題を課すことにより、志願者の高校での活動状況、今後の学習計画の情
報を入手し、課題の説明、面接により、大学が求める人物であるかを評価するという、
科目のペーパーテストに頼らない多面的な選抜を行うための試験であり、その流れは
以下の通り。
52
入試説明(オープンキャンパス・入試説明会・大学見学等)→エントリーシート提出→
課題提出・説明・面談→入試本部で成績を集約→内定→内定通知→出願→教授会で
の審議→合否通知。
④
一般入試
一般 A 及び B・C 入試があり、一般 A 及び B は学科試験を課し、一般 C は志望理由
書の提出と面接試験のみで行っている。その流れは、以下の通りである。
出願→学科試験(面接)→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合否通知。
⑤
センター試験利用型入試
当該年度の大学入試センター試験において受験した当大学が指定する科目の中から、
高得点の科目 1 つを合否判定に使用する。その流れは以下の通り。
出願→大学入試センターに成績照会→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合
否通知。
⑥
社会人入試
社会において 3 年以上の経験を有する満 21 歳以上の者を対象とする入試である。そ
の流れは次の通り。
出願→面接→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合否通知。
⑦
帰国生入試
外国に継続して 2 年以上滞在し、その国又は日本で高等学校を卒業した者、出願時
点で帰国後 2 年以内の者を対象とする入試である。その流れは次の通り。
出願→面接→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合否通知(本人宛郵送)。
⑧
外国人留学生入試
外国人留学生入試は、指定校推薦と国内出願の 2 通りを実施しているが、前者は面接試
験と志望理由書、後者はそれに加えて作文試験を行っている。その流れは次の通りである。
出願→面接・作文→入試本部で成績を集約→教授会での審議→合否通知。
一般入試や公募制推薦入試など全ての入試選抜の願書は、入学センターが一括で受付け
た。受験生の情報については、全てデータベースによる電算システムで管理し、受験票や
合格通知を正確かつ迅速に発送できるよう取り組んだ。各入学試験の当日は、入試本部が
統括し、各学科の教員と入学センター職員および大学職員の連携により進めた。合否判定
は、入学センターで作成した資料をもとに、入試本部で原案を作成し、学科会議・教授会
の義を経て学長が決定した。入試結果は透明性を確保するために、入試ガイドにて前年度
の受験倍率や合格者最低点などを公表している。
平成 23(2011)年度入試については、入試・募集委員会にて、入学者選抜制度に関する
必要な事項について審議する。また、新型インフルエンザ対策をはじめ、不測の事態を想
定しながら、より公正かつ正確に実施したいと考えている。
(5) 合格者もしくは入学手続き者に対し、入学までの間、授業や学生生活についてど
のような方法、手段で情報の提供を行っているかを記述して下さい。なおそのための印刷
物等があれば参考資料としてご準備下さい。
入学手続者に対しては、
『入学の手引き』
(案内冊子)を送付し、情報提供を行っている。
53
『入学の手引き』では、入学の諸準備に関する資料の提出・寮・下宿の紹介・定期券の購
入方法・入学式・入学以降に行われる各種ガイダンスを案内している。
また、外国語文化学科の入学予定者に対しては、入学前教育を実施した。その際、
英語の学習に加えて、教員との交流の機会を設け、授業や学生生活の理解が深まるよ
う努めた。
その他、学生生活や授業については、ホームページにおいても随時情報を発信している。
(6)入学後(入学直前を含む)、入学者に対して行っている学業や学生生活のためのオ
リエンテーション等の概要を示して下さい。
本学では、入学式後 3 日間をかけて学業および学生生活に関するオリエンテーショ
ンを実施している。主な内容は、以下の通りである。
①
教学部オリエンテーション
大学および学科の教育目標、カリキュラムの構成、単位制度、履修登録、試験制度
等について説明を行っている。
②
学生部オリエンテーション
学生部長代理より学生生活における全般的な事項を説明するとともに、学校保健法
にもとづく健康診断を実施した。また、学生会主催の新入生歓迎会・クラブ紹介を実
施した。
③
交通安全セミナー
毎年 4 月に交通安全セミナーを開催し、バイク通学を希望する者に講座の受講を義
務付けている。
【学習支援について】
(1)入学時もしくは学期ごとに行っている学習や科目選択のためのガイダンス等
の概要を示して下さい。
入学当初の履修登録ガイダンスにおいて、履修の意味、単位制度、試験制度、卒業要件
等を説明するとともに、学科別ガイダンスにおいて、免許・資格・時間割・履修方法、受
講登録等について具体的な指導を行っている。また、学年・学期ごとに学科別ガイダンス
を行い、単位未修得者の再履修に関する指導など、必要な場合には担任が個別指導にもあ
たっている。
(2)学習や科目選択のための印刷物(学生便覧等を除く)があれば参考資料とし
てご準備下さい。
(3)基礎学力不足の学生に対し補習授業等の取組みを行っている場合は、その概要
を記述して下さい。
54
基礎学力不足により学習が困難な学生に対しては、オフィスアワー等で個別に指導して
いる。科目の担当者によっては、定期試験の直前や再試の直前にも指導している。コンピ
ュータ関連授業の対応としては、情報演習室を開放し、学生が自由に学習できる環境を提
供している。
外国語文化学科では、教員個々に補習の必要な学生に対して教員執務室等で特別講
座を開いている。また、全学共通科目の「英語Ⅰ」「英語Ⅱ」をリメディアル科目と
位置付けて、希望学生に履修を勧めている。さらに、留学生に対しての英語補習(平
成 20(2009)年度は中国人留学生 2 人に週1回(4 月~12 月:水曜日 2 講時))を行
った。
保育科では、ピアノの演奏技術向上のため、個人レッスン室を開放している。
(4)学生の学習上の問題、悩み等に対し指導助言のための取組みや体制があれば記
述して下さい。
①
クラス担任制度
本学では平成 18(2006)年度の入学生からクラス担任制を導入し、学習や学生生活全般
にわたって、学生が抱える悩みや相談ごとに対応し、指導している。クラス担任を置くこ
とで、学生の学習上の問題や悩みなどに対する相談窓口として、教員の指導責任を明確に
している。
②
クラス委員
各クラスより 2 人のクラス委員を選出し、学生のリーダーとしてクラス運営に参加
している。
③
クラスアワー
クラス担任制度を補完するものとして、時間割上に週 1 コマ、クラスアワーの時間
を設定している。クラスアワーは、本学の教育システムを理解させるとともに、教員
と学生、学生間のコミュニケーションを促す重要な場である。その他、英語運用能力
試験、新入生歓迎行事、英米文化関連行事(ハロウィーン、クリスマスなど)の実施、
卒業生との交流などに活用している。
ただし、保育科では時間割の関係上、昼休み等の空き時間にクラスアワーを実施す
る場合もある。また、クラスアワーの他に、個別面談を随時行い、個々の学生の事情
を十分に把握するように努めている。
(5)進度の早い学生や優秀学生に対する学習上の配慮や学習支援を行っていれば、
記述して下さい。
外国語文化学科では、週 1 回昼休み時間に「カンバセーション・ラウンジ」を開き、
外国人教員と希望学生の英会話の場を設けている。このほか、進度の早い、熱意ある
学生とはオフィスアワーなどにおいて特別指導を行っている。
保育科では「音楽(器楽)」及び「幼児音楽Ⅰ」において、習熟度別に編成したクラスで
授業を展開している。また、課外の取組であるピアノのレッスンでは、学生一人ひとりの
55
進度に応じた指導が可能となるよう個人レッスンの形態としている。
【学生生活支援体制について】
(1)学生生活を支援するための組織や体制(教員組織、事務組織のいずれも)の現状
を示して下さい。
学生生活支援の中心的な組織は、学生サービス・就職委員会である。奨学金や学寮等に
関する事項を協議するとともに、学生会の動向や日常的な学生生活の状況等について定期
的(月 1 回)に情報交換を行っている。
教員体制としては、クラス担任制度を取り入れ、担任教員が学生生活全般の相談に応じ
ている。また、時間割上にクラスアワーの時間を組み込み、連絡事項等の伝達を行ってい
る。その他、教員が執務室に待機し、随時相談に応じるオフィスアワーの時間を設けてい
る。
事務組織においては、学生サービスチームが担当し、奨学金や学寮、学生会活動、クラ
ブ活動、就職支援、図書館業務、保健室業務など学生生活全般にわたって支援している。
また、同チームでは個々の学生からの相談を受けているが、特に心理面のケアでは学生相
談室でカウンセラーが対応している。
(2) クラブ活動の現状、学友会の現状、学園行事(学園祭、短大祭等)の実施の
状況を、その指導体制及び学生の活動状況を含めて記述して下さい。
①
クラブ活動
各クラブには専任教員が顧問として配置され、指導・支援を行っている。また、必要
に応じて学内外からコーチを招聘している。なお、クラブ活動費の一部を学生会費より
支弁している。
平成 22(2010)年度クラブ一覧
体育系クラブ
文化系クラブ
バレーボール部
硬式テニス部
吹奏楽部
和太鼓部
卓球部
バドミントン部
人形劇部
手話部
ソフトテニス部
バスケットボール部
幼児キャンプ
着物クラブ
軽音楽部
ハンドベルクワイヤ
ダンス部
ちょこっとボランティアクラブ
※併設大学との合同運営のため、短期大学部生が所属していないクラブもある
②
学生会
学生会は、諸活動全般を審議・決定している。主催行事としては、新入生歓迎会、
リーダーズセミナー、クリスマス祝会等がある。教職員が活動を支援しているが、基
本的には学生の主体的な運営に委ねている。
56
③
大学祭
併 設 大 学 と と も に 開 催 し た 平 成 21(2009) 年 度 大 学 祭 「 平 女 祭
Saint Agnes’
Festival 2009」では、「ROND~あいのWaを広げよう~」をテーマに掲げ、実行委
員会(43 人のうち、短期大学部の学生 17 人)が企画・運営にあたり、晴天にもめぐま
れ約 1,500 人が来場した。
(3)学生の休息のための施設・空間、保健室、食堂、売店の設置の概要について記述し
て下さい。なお訪問調査の際にご案内いただきます。
①
休息施設・空間
高槻キャンパスは閑静な住宅街に立地し、自然観察林など豊かな自然に囲まれた環
境にある。随所に植栽や花壇、パラソル付きガーデンテーブル・チェア、ベンチを配
置しており、学生にとってはキャンパス全体が休息の空間となっている。
授業の合間の休息場所としては、全学科の授業が実施される 4 号館 1 階にカンバセ
ーションラウンジ(学生ラウンジ)を設置している。
②
保健室
2 号館 2 階に「保健室・学生相談室」を設置している。ベッドを置いており、ケガや
病気の応急処置や健康相談に応じている。
③
食堂・売店
8 号館 1 階に、「平安女学院生活協同組合」が運営している食堂と売店を設置してい
る。食堂の座席数は 245 席あり、併設大学の学生を含めても充分な収容力をもたせて
いる。食堂に隣接する売店は、食料品や文具、書籍などを販売している。
(4) 短期大学が設置する学生寮の状況、下宿・アパート等の宿舎の斡旋の体制、通学
のための便宜(通学バスの運行、駐輪場・駐車場の設置等)の概要を示して下さい。
①
学寮の状況及び宿舎の斡旋体制
高槻キャンパスから徒歩 3 分の場所に、入寮定員 75 人の「聖アグネス寮」を設置し
ている。下宿希望の学生に対しては、学生サービスチームが安全性や価格設定、通学
の利便性などの要件により選定した業者を紹介している。
②
通学への便宜
最寄駅の「JR高槻駅」から高槻市営バスが運行されている。通学への支障がない
よう事業者(高槻市交通局)には充分な本数のバス運行を要請している。
キャンパス内には自転車駐輪場及びバイク駐車場(約 80 台)を設置している。ただ
し、バイク通学は許可制とし、交通安全セミナーの受講を条件に認めている。なお、
自動車通学は一切認めていない。
57
(5) 平成21年度の日本学生支援機構等の外部奨学金の取得状況を記述して下さい。
また短期大学独自の奨学金等があればその概要を記述して下さい。
日本学生支援機構、民間教育ローン、地方自治体等の奨学金による対応を基本とし、
これらで対応できない緊急な場合は、本学の奨学金によって支援している。日本学生
支援機構の奨学金の貸与については、希望学生と面接して経済状況を的確に把握した
上で、応募を指導している。本学独自の奨学金として、経済的に厳しい学生及び成績
優秀者に対する制度を設けている。
<日本学生支援機構
奨学金>
第一種
第二種
緊急
応急
9人
34 人
0
0
<日本学生支援機構
奨学生
予約
定期
推薦者
採用率
数
採用
採用
数
(%)
43 人
30 人
13 人
13 人
100 人
備考
留学生奨学金>
名称
学科・学年
給付者
給付額(円)
私費外国人留学生学習奨励費
外国語文化学科 1 年
1人
50,000
<平安女学院貸与奨学金>
経済的に困難な学生への貸与奨学金(無利子)。
志願者及び貸与者なし
<入学試験成績優秀者特別奨学金>
一般入試Aで、優秀な成績を修めた者(各学科の合格者の上位約 5%)に、入学年度
から最長 4 年間(短期大学部は 2 年間)継続して学費の半額(秋学期分)を給付。
学科
給付者数
給付額(円)
英語コミュニケーション学科
1人
635,000
2008 年度~
保育科
1人
550,000
2009 年度~
外国語文化学科
1人
550,000
2009 年度~
3人
1,735,000
計
給付年度
<外国人留学生学修奨励奨学金>
学生生活や学業態度に著しい評価のある学生(若干名)に対して年間 100,000 円を
給付。
第 1 年次は入学試験の成績、第 2 年次以降は在学中の成績を1年ごとに判定。
学科
英語コミュニケーション学科
給付者数
給付額(円)
2人
200,000
58
給付年度
2009 年度
<セメスター留学奨学金>
大学・短期大学部の学生で、海外の提携大学へセメスター留学する学生の中から給
付対象者を選考委員が決定。
「セメスター留学奨学金規程」に基づき、留学支援金を給
付。
なお、平成 21(2009)年度については対象者なし。
(6)学生の健康管理、メンタルケアやカウンセリングの体制の概要を示して下さい。
①
保健室における学生の健康管理
学生の健康管理については、保健室にて対応している。高槻キャンパスにおける勤務体
制は、嘱託の看護師 1 人、パ-ト職員 1 人を配属し、少なくとも 1 人を常駐としている。
年間を通じて、常に学生対応が可能となる体制の維持に努めている。また、校医について
も毎週 1 回、保健室に待機している。健康診断は毎年度実施している。平成 21(2009)年
度の受診率は 98%であり、前年度と同事業者に継続委託することで、検査結果の経年デ-
タを蓄積・分析している。
その他、キャンパス内を全面禁煙とし、保健指導や啓発活動による禁煙指導を実施して
いる。現在、保健室は学生と教職員の健康管理の場としてだけでなく、学生の安息の場と
しても重要な機能を果たしている。
②
学生相談室によるメンタルケア
学生相談室を設置しており、平成 20(2008)年度よりカウンセリング日を週 3 日設
定している。カウンセラーと教職員による定期的な連絡会を開いており、必要に応じ
て学生サ-ビス・就職委員会とも情報交換している。これにより、教職員の協力体制
が確立され、間接的なアドバイスや迅速な対応が可能となった。
過去 3 ヵ年の学生相談室の利用状況
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
利用延べ人数
延べ 297 人
延べ 129 人
延べ 145 人
開室日数
週 4 日(208 日)
週 3 日(156 日)
週 3 回(130 日)
※開室時間は 11 時~16 時。
(7) 学生支援のために学生個々の情報等を記録していれば、それらはどのように
保管・保護されているかを記述してください。
個人情報の収集及び取扱は、「学校法人平安女学院 個人情報保護規程」に従ってい
る。学生支援のための学生個々の情報としては、入学時に提出する「学生カード」が
あり、学生サービスチームの事務所内で施錠・保管している。また、学生名簿、奨学
金や留学生に関する諸文書等、個人情報に関する重要な文書も、施錠・保管している。
疾病及びカウンセリングに関するカルテについては、保健室にて施錠・保管している。
59
教学に関する学生の個人情報としては、学生からの相談内容や指導内容を記録する
「教学指導カード」
「教職履修指導カード」がある。これらは年度当初に教務チームよ
りクラス担任に配布され、年度末に教務チームへ返還される。担任教員に対しては、
利用範囲の特定や第三者への提供禁止などを記載した文書を配布し、個人情報保護の
徹底を図っている。
なお教務チームでは施錠・保管の上、管理している。
就職活動に関する学生の個人情報としては、「進路登録票(兼求職票)」を作成して
おり、就職支援講座への参加状況や面談履歴を記録している。これは、学生サービス
チームのサーバーにデータで保存しており、他の教職員が閲覧できないよう留意して
いる。学生サービス・就職委員会では紙ベースにて配布することもあるが、会議終了
後は原則として回収している。
60
【進路支援について】
(1)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の就職状況を学科等ごとに記載して下さ
い。また進路一覧表等の印刷物があれば参考資料としてご準備下さい。
平成 19~21 年度
英語コミュニケーション学科の進路状況表
区分
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
人
人
人
a 卒業生数
b 就職希望者
%
29
―
%
39
―
%
38
―
b/a
20
69.0
23
59.0
19
50.0
c うち学校で斡旋した就職者数 c/b
15
75.0
21
91.3
9
47.4
d うち自己開拓分の就職者数 d/b
5
25.0
6
26.1
7
36.8
e 就職未定者 e/b
0
0.0
2
8.7
3
15.8
f 進学・留学希望者数 f/a
4
13.8
5
12.8
3
7.9
g その他 g/a
5
10.3
11
28.2
16
42.1
平成 19~平成 21 年度
区分
a 卒業生数
保育科の進路状況表
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
人
人
人
%
100
―
%
98
―
%
91
―
b 就職希望者 b/a
77
77.0
85
86.7
74
81.3
c うち学校で斡旋した就職者数 c/b
67
87.0
68
80.0
53
71.6
d うち自己開拓分の就職者数 d/b
10
13.0
17
20.0
21
28.4
e 就職未定者 e/b
0
0.0
0
0.0
0
0.0
f 進学・留学希望者数 f/a
5
5.0
2
2.0
2
3.0
18
17.0
11
11.2
15
16.5
g その他 g/a
(2)学生の就職を支援する組織や体制(教員組織、事務組織のいずれも)の現状を記
述してください。
本学では、教員と学生サービスチーム職員の連携により、学生個人の状況を把握すると
ともに、情報交換によってきめ細かいサポートを実現している。その中核的な組織として、
学生サービス・就職委員会(各学科及び職員から委員を選出)を設置し、月 1 回の委員会
にて情報共有に努めている。また、学生サービス・就職委員会では、就職指導や就職先の
開拓・確保、学生の進路に関する事項等を協議し、就職支援の骨格を固めている。さらに
61
は、クラス担任・ゼミ担当教員と学生サービスチームが学生個々の現状を把握する目的で
「学生評価シート」を作成・運用している。
就職支援に関する事務や学生相談の窓口として 2 人の職員を配置している。両人ともキ
ャリアカウンセラーの有資格者である。具体的な取組みとしては、就職ガイダンス・就職
講座や就職試験実力養成講座の実施、個別のキャリア相談や就職活動指導、求人情報の提
供及び求人開拓、各種資格検定取得支援、キャリア開発科目授業のサポート等である。
(3)就職支援室、就職資料室等の現状を示し、学生にどのように就職情報等を提供し
ているかを記述して下さい。
6 号館の学生サービスチーム事務室内に、企業、幼稚園、保育園、福祉施設の資料を事業
所別にファイルで整理し、学生が自由に閲覧できる環境を創出している。また、就職活動
専用パソコンを 8 台、就職関連図書、各種就職情報サイトの資料などを設置して、就職活
動に必要な事業所の情報やWeb 情報を検索できるように整備している。また、学内求人検
索サイト「ジョブハンター」を導入し、常に最新の求人情報を学生に提供できるようにし
ている。なお、学生サービスチームの職員が常時相談に応じており、相談ブースにはロー
カウンターを採用するなど利用環境にも配慮している。
また、職業現場に関する情報提供の場として、社会で活躍する卒業生を招聘し、学
生と交流する機会を設けている。卒業生からは、職場の様子、業務内容、就職活動、
就職試験に関するアドバイスを受けている。
(4)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の就職状況について、就職率及び就職先
を学長等、学科長等はどのように受け止めているかを記述して下さい。
① 英語コミュニケーション学科
学生サービスチームとの連携により、学生の就職活動を支援している。この 3 ヵ年は就
職内定率 100%、92%、84%である。
就職先は、旅行・運輸、メーカー、小売、金融・保険など各種企業であり、専門職の資
格課程をもたない学科の就職先としては、妥当ではないかと考えている。平成 22(2010)
年度より外国語文化学科の学生を社会に送り出すが、今後も各種企業の事務・営業・接客
の職種を中心に学生を送り出したい。
② 保育科
過去 3 年間の就職状況を見ると、毎年非常に高い就職率(100%)を保っている。特に、
入学時からの希望通り、幼稚園や保育所その他関連施設へと就職する割合が非常に高
い。これらのことは、毎年、優秀な保育者が育っており、また、学生サービスチーム
の強力な支援体制のもとに個々の学生の進路について十分な支援が行われていること
を示している。今後も教育・支援体制を一層強化して学生の進路選択に役立ちたい。
62
(5) 過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の進学(四年制大学、専門学校等)及び
海外留学の実績について、その支援はどのような方法、体制で行ったかを記述して下さい。
①
大学への編入進学
本学では多数の大学から指定校推薦入学枠をいただいている。進学を希望する学生につ
いては、編入学ガイダンスを実施しているほか、クラス担任や、教務チームの窓口にて個
別相談に応じている。
短期大学部過去3年編入状況
年度
平成 19(2007)年度
平成 20(2008)年度
平成 21(2009)年度
実数
5人
6人
3人
大学名
関西学院大学
佛教大学
平安女学院大学(2)
奈良女子大学
関西学院大学
大阪青山大学
大阪学院大学
龍谷大学(2)
関西外国語大学
羽衣国際大学
神戸親和女子大学
京都教育大学
編入以外の進学データ
年度
平成 19(2007)年度
平成 20(2008)年度
平成 21(2009)年度
実数
4人
1人
1人
京都医療福祉専門学校
滋賀県堅田看護専門学校
ECCアーティスト学院
関西美容学校
学校名
キャットミュージックカレ
ッジ専門学校
湊川短期大学
②
海外留学等
平成 19(2007)年度~平成 21(2009)年度卒業生で海外の大学に進学した学生はい
ない。多くの学生は就職を希望しており、進学をする場合は国内の4年制大学や専門
学校に進学している。海外留学に関心をもつ学生に対しては、文化創造センター及び
学科教員が随時相談に応じ、情報提供や助言を行っている。
【多様な学生に対する支援について】
(1)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の留学生・社会人・帰国子女・障害者・長
期履修学生・科目等履修生の受け入れ状況を示し、その学習支援、生活支援はそれぞれど
のような方法、体制で行っているかを記述して下さい。なお、学生数はいずれの年度も 5
月 1 日時点とします。
63
多様な学生の受け入れ状況(平成 19~21 年度)
種別
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
計
留学生(人)
3
6
1
10
社会人(人)
2
2
2
6
帰国子女(人)
0
0
0
0
障害者(人)
0
0
0
0
長期履修学生(人)
-
-
-
-
科目等履修生(人)
3
5
5
13
〔注意〕
1.留学生とは日本の国籍を有しない者で、勉学を目的として来日した者とします。
2.社会人とは、受験年度の 4 月 1 日現在 21 歳以上で、次のいずれかに該当する女性。
① 高等学校を卒業後、社会において 3 年以上の経験を有する方。
② 通常の課程による 12 年の学校教育を修了し、社会において 3 年以上の経験を有する方。
③ 学校教育法施行規則第 150 条により、高等学校を卒業した方と同等以上の学力があると
認められ、かつ社会において 3 年以上の経験を有する方。
3.帰国子女とは、外国に継続して 2 年以上滞在し、その国または日本において高等学校もし
くは中等教育学校を卒業した方。または同等以上の学力があると認められた方。ただし、
出願時点で帰国後 2 年以内の方。
留学生及び社会人学生については、他の学生と同様に支援している。具体的には、クラ
ス担任及び学科教員による履修指導、学生部による学生生活の支援、教学部による学習支
援などである。ただし、留学生については、学生サービスチームにおいて個別の情報を把
握し、日本での生活に必要な手続き等に遺漏がないよう留意している。
科目等履修生については、教務チームが連絡窓口となり、個別相談に応じている。図書
館等の施設利用も認めている。
なお、帰国子女及び障害者の学生については、平成 19(2007)年度~平成 21(2009)年
度は受け入れていない。
【特記事項について】
(1)この《Ⅴ学生支援》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、例えば、学生の
個人情報保護への取組み、成績不良者への支援、長期欠席者への援助、学生に対する表彰
制度等、学生支援について努力していることがあれば記述して下さい。
①
長期欠席者への対応
各学期に学生の出欠状況を調査し、初回の授業から連続で 3 回以上欠席した学生を
把握している。欠席が多い学生に対しては、クラス担任が個別面談で成績不振や退学
につながらないよう指導している。
64
②
学生に対する表彰
学生に対する表彰制度として「学長賞」
「アグネス賞」
「エディ賞」を設けている。
「学
長賞」は、各学科で最も優秀な成績の学生を表彰している。
「アグネス賞」及び「エディ賞」は、社会的に顕著な活動をした学生や課外活動で
活躍した学生を対象とし、
「アグネス賞」は毎年の創立記念日に、
「学長賞」
「エディ賞」
は卒業式にて表彰している。
③
学生の個人情報保護
学生の個人情報に関する書類は、各部署において施錠した金庫・書棚に保管している。
データについては、原則として、関係部署の教職員のみ閲覧できるようサーバーにアクセ
ス制限を設けている。
(2)特別の事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求めることが実現(達成)でき
ないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[添付資料Ⅴ-1]「平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部 Guide Book 2011」
[参考資料Ⅴ-1]
①「2010 年度入試募集要項」
②「2010 年度指定校推薦入学募集要項」
③「2010 年度学内特別推薦募集要項」
④「2010 年度AO入試募集要項」
⑤「2010 年度同窓生特別推薦入学試験募集要項」
⑥「2010 年度外国人留学生入試(国内出願)募集要項」
⑦「2010 年度指定校外国人留学生推薦入学募集要項」
⑧「2010 年度入試ガイド」
⑨「2010 年度AO入試ガイド」
⑩「2010 年度入学願書」
[参考資料Ⅴ-2]「2010 年度入学の手引き」
[参考資料Ⅴ-3]
①「2010 年度履修要項」
②「2010 年度講義要項」
[参考資料Ⅴ-4]
①「学生カード」
②「2010 年度教学指導カード」
③「2010 年度教職履修指導カード」
④「2010 年度進路登録票(兼求職票)」
[参考資料Ⅴ-5]
①「2007~2009 年度短大業種別就職先企業一覧【抜粋版】」
②「過去 3 年間の主な就職先【短大保育職 2007 年度~2009 年度】」
65
《Ⅵ研究》の記述及び資料等について
【教員の研究活動全般について】
(1)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の専任教員の研究状況を記載し、その成果
について記述して下さい。
平成 19 年度~21 年度
専任教員の研究実績表
研究業績
学科
氏名
職名
著作数
論文数
学会等
発表数
国際的
社会的
活動の
活動の
その他
有無
有無
備考
外国語文化学科
財団法人短期大学基
準協会評価員
保育科
原川 博善
教授
0
0
0
24
無
有
横川 典古
教授
0
0
0
0
無
無
伊藤 紀美江
准教授
0
1
0
0
無
有
森 千里
准教授
0
0
0
0
無
無
中村 勝則
講師
0
3
1
0
有
無
岡本 幸治
准教授
0
0
0
0
無
有
日本私立短期大学協会
学生生活委員会委員
金子 眞理
教授
0
3
0
1
無
有
大阪市立図書館ボランテ
ィア養成講師
川北 典子
教授
0
0
0
1
無
無
田中 昭
教授
0
0
0
3
無
有
全日本吹奏楽連盟主催
吹奏楽コンクール審査員
清水 民子
教授
0
1
0
0
無
有
近江八幡市児童福祉問題懇
話会委員及び次世代育成支
援市行動計画策定委員
早川 勝廣
教授
1
2
0
11
無
有
堺市幼児教育懇話会
座長
青木 好子
准教授
1
0
1
0
無
無
宮里 慶子
講師
2
1
0
0
無
有
NPO 法人「児童虐待防
止協会」の電話相談
員、運営スタッフ
河野 望
講師
0
1
0
0
無
無
論文(1)は投稿中
福地 洋子
講師
0
0
0
0
無
無
松﨑 美幸
講師
0
0
0
0
無
有
66
実用英語検定試験
(STEP)面接委員
ミカエル子ども聖歌隊
の指導及びボランティ
ア活動
(2)教員個人の研究活動の状況を公開していれば、その取組みの概要を記述し、公開し
ている印刷物等を訪問調査の際にご準備下さい。
教 員 各 個 人 の 最 新 の 研 究 業 績 に つ い て は 、「 研 究 開 発 支 援 総 合 デ ィ レ ク ト リ ReaD
(Directory Database of Research and Development Activities)」に個人の責任におい
て登録・付加することになっている。なお、内容の公開の範囲については各自の判断によ
るものとなっている。
また、『平安女学院大学研究年報』の収録論文について、「CiNii(NII 論文情報ナビゲー
タ)」に本文データを提供している。「CiNii」には、『平安女学院短期大学紀要』(昭和 45
年~平成 14 年、平成 15 年より『平安女学院大学研究年報』に合併のため廃止)の収録論
文も公開している。
(3)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の科学研究費補助金の申請・採択等、外部
からの研究資金の調達状況(件数)を一覧表にして下さい。
外部研究資金の申請・採択状況(平成19年度~21年度)
(件数)
外部資金調達先
平成19年度
平成20年度
平成21年度
申請
採択
申請
採択
申請
採択
科学研究費補助金
3
0
2
0
0
0
その他の外部研究資金
0
0
0
0
0
0
(4)学科等ごとのグループ研究や共同研究、短期大学もしくは学科等の教育に係る研究
の状況について記述して下さい。
①
外国語文化学科
FDの一環として、学科会議の中で担当科目の授業方法と問題点について報告と意見交
換を行なっている。なお、学科の教員と学生で構成する学会「英学会」の活動は、外部講
師招聘による講演会と機関誌『英学』出版であるが、出版活動は低調となっている。
②
保育科
『保育研究』を毎年刊行している。寄稿できる者は、保育科の教職員、学生、卒業生、
その他の会員としている。
FDを年に 1~2 度開催し、担当科目の授業方法・学生指導の問題点等の報告会を行なっ
ている。
67
【研究のための条件について】
(1)研究費(研究旅費を含む)についての支給規程等(年間の支出限度額等が記載され
いるもの)を整備していれば訪問調査時に拝見します。なお規程等を整備していない場合
は、過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の決算書から研究に係る経費を項目(研究費、
研究旅費、研究に係る施設、機器・備品等の整備費、研究に係る図書費等)ごとに抽出し
一覧表にして参考資料として準備して下さい。
(2)教員の研究成果を発表する機会(学内発表、研究紀要・論文集の発行等)の確保に
ついて、その概要を説明して下さい。なお過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の研究
紀要・論文集を訪問調査の際に拝見いたしますのでご準備下さい。
併設大学との合同で『平安女学院大学研究年報』を毎年度発行し、教職員にも配布し、
Web 上でも公開している。投稿にあたっては、「研究年報執筆・投稿規定」に則り、短期大
学部教員の論文も掲載している。
教員、学生で構成する「平安女学院大学短期大学部英学会」では 3 月に研究紀要『英学』
を発行し、会員のほか、新入生に配布し、他大学の図書館等へも送付してきた。ただし、
平成 21(2009)年度は学生作品集のみの発行となっている。
また、教員、学生、卒業生、その他賛同会員で構成される「平安女学院大学短期大学部
保育科保育研究会」が毎年 3 月に研究紀要『保育研究』を発行し、同研究会会員のほか、
新入生や教職員に配布し、他大学の図書館等へも送付している。
『保育研究』への論文投稿
は、日頃の教育研究活動の成果を広く知らせる良い機会となっている。
(3)教員の研究に係る機器、備品、図書等の整備状況について、平成21年度の決算よ
りその支出状況を記述して下さい。また、訪問調査の際の校舎等案内時に教員の研究に係
る機器、備品、図書等の状況を説明して下さい。
平成 21 年度機器、備品、図書等の支出状況
学科
機器・備品
図書
(円)
合計
外国語文化学科
366,801
606,220
973,021
保育科
107,120
187,165
294,285
合計
473,921
793,385
1,267,306
(4)教員の教員室、研究室または研修室、実験室等の状況を記述して下さい。なお訪問
調査の際に研究室等をご案内願います。
本学では、専任・特任教員に各一部屋の教員執務室を充てている。教員執務室には机、
椅子、保管庫、書棚、ロッカー、応接セット、電話機、ネットワーク端末、洗面台が標準
で設置されている。教員の専門分野によっては、実習室と教員執務室とが隣接するよう配
68
置している。また、教員相互の情報共有や共同研究の促進等を目的として、合同教員執務
室を設置し、全教員の利用に供している。
(5)教員の研修日等、研究時間の確保の状況について記述して下さい。
専任教員は週 40 時間、特別任用教員は週 24 時間の勤務が課せられている。このうち、
専任教員は、授業、校務に差し障りのない範囲で、学長の承認を得て、週 8 時間まで学外
研修が認められている。また、夏期、冬期、春期の学休期間中に限り、専任教員は週 16 時
間、特別任用教員は週 8 時間の学外研修が認められている。さらに、校務、諸行事のため
土・日・祝日に出勤した場合は、振替休日を取得できるようになっている。
【特記事項について】
(1)この《Ⅵ研究》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、教員の研究について
努力していることがあれば記述して下さい。
特になし
(2)特別の事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求めることが実現(達成)でき
ないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし
[参考資料Ⅵ-1]個人調書
[参考資料Ⅵ-2]平安女学院大学研究年報(第 8~9 号)
[参考資料Ⅵ-3]研究に係る経費一覧表(平成 19 年度~21 年度)
[参考資料Ⅵ-4]
①英学(第 41 号)
②保育研究(第 36~38 号)
69
《Ⅶ
社会的活動》の記述及び資料等について
【社会的活動(国際的活動は別項で記述)への取組みについて】
(1)社会的活動への取組みについて、その理念や方針等、教育・研究における位置づ
けについて、短期大学ではどのように考え、また今後どのように取組む予定かを記述し
教育研究の成果にもとづき、教員・学生を地域に積極的に派遣することは、本学の地域
社会に対する使命のひとつと考えている。本学では、これまでにも公開講座、市民講座の
実施など地域の多様な要請に積極的に応じてきている。今後とも、本学の教員や学生に適
した要請については積極的に応じていきたいと考えている。
(2)社会人受け入れの状況について、生涯学習の観点から短期大学では社会人の受け
入れを今後どのように考えているかを記述して下さい。
本学では、社会人が学びやすい環境を整えるため、社会人入試制度及び科目等履修生制
度を設け、積極的に受け入れている。社会人学生を積極的に受け入れることは一般学生
へのよい刺激となる。しかし一方では、社会人学生には一般学生とは異なる支援体制
が必要であり、社会人学生がその目的を果たせるよう指導体制を整備していく必要が
ある。短期大学部として、地域のニーズに対応しつつ、社会人がふたたび社会で自信
をもって活躍できるよう、今後ともその使命を果たしていきたいと考えている。
(3)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)に短期大学が行った地域社会に向けた公
開講座、生涯学習授業、正規授業の開放等の実施状況を記述して下さい。
平成 19~21 年度の公開講座等の実施状況
年度
開催日
6月 19 日
平成
10 月 19 日
年度
19
講座タイトル等
今こそ、放射能の基礎知識を学ぶ時
講師
小出裕章
(外部講師)
大笑いゼーションでノーマライゼーシ
音福亭MAKA
ョン
(外部講師)
11 月 29 日
なにくそ、負けるものか!
1 月 26 日
HIV感染拡大とその対応
70
竹岡広信
(外部講師)
速水正憲(客員教授)
市川誠一(外部講師)
参加数
90 人
93 人
220 人
38 人
7月1日
平成
10 月 21 日
年度
20
多様な性を考える~性同一性障害者の
森村さやか
挑戦~
(外部講師)
ダイオキシンと環境ホルモンの怖さ~
宮田秀明
食品や容器への複合汚染~
(外部講師)
12 月 14 日
DV被害者と子どもへのサポート
1 月 11 日
“いい子”じゃなきゃいけないの?
6 月 20 日
平成
年度
21
11 月 29 日
12 月 2 日
1 月 12 日
香山リカ
(外部講師)
吉田孝次郎
「今年の祇園祭の見どころ」
(外部講師)
「第1部:祇園祭おもしろ話」
※第 2 部は「ゆかたファッションショー」
10 月 11 日
(外部講師)
第 1 回アグネス文化講座
第 2 回アグネス文化講座
7 月 12 日
井上摩耶子
若者の雇用とこれからの日本社会
山岡景一郎
(学長)
湯浅誠
(外部講師)
ジェンダーの視点から見る「ホームレ
北村年子
ス」襲撃事件
(外部講師)
藤澤一夫
環境先進国ドイツの試み
(外部講師)
崔善愛トークコンサート~平和と人権
崔善愛
のために~
(外部講師)
124 人
98 人
26 人
500 人
110 人
131 人
第 2 部含
167 人
33 人
30 人
90 人
※全て併設大学との共同開催
(4)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の短期大学と地域社会(自治体、商工業、
教育機関、その他団体等)との交流、連携等の活動について記述して下さい。
「高槻市地域子育て支援拠点事業ひろば型」運営施設として「どんぐりの森」を高
槻キ ャン パ スに 設置 し てい る。「 どん ぐり の 森」 は、 子 育て 支援 の 各種 事業 を 行う と
ともに、乳幼児とその親に交流の場を提供する施設であり、近隣の母子にとっての集
いの場となっている。また、学生もボランティアで乳幼児と交流しており、ソフト と
ハードの両面で資源を提供している。
自治体からのイベント等への参加要請に対しては、積極的に応じている。平成 19(2007)
年度は、高槻商工会議所創立 60 周年記念「2008 たかつき産業フェア」の展示ブース及びス
テージイベントに参加した。平成 20(2008)年度には、高槻市主催の「高槻市食育フェア・
食育シンポジウム 2008」に参加し、食育体操や食育紙芝居のイベントを実施した。平成 21
(2009)年度には、高槻市が実施する「大学交流センター事業」への参加要請を受け、
「市
内 5 大学リレー市民講座」において学長が講演した。
また、平成 21(2009)年 12 月に高槻市教育委員会と連携協力に関する協定を締結した。
連携協力の事項は、学生が高槻市立幼稚園等の教育現場に参加することや教職員の交流促
71
進などとしている。
【学生の社会的活動について】
(1)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の学生による地域活動、地域貢献あるいは
ボランティア活動等社会的活動の状況を記述して下さい。
学生による社会的活動の状況(平成 19 年度~平成 21 年度)
年度
活動日
活動内容
8 月 4,5 日他
高槻まつり等参加(高槻市立桃園小学校一帯他)
9 月 30 日
京都 SeeL フェア参加(京都キャンパス)
和太鼓部
11 月 23 日他
よはねの丘まつり等にて演奏(聖ヨハネ学園他)
年
吹奏楽部
4 月 29 日他
こいのぼりフェスタ等にて演奏会(芥川桜堤公園他)
度
人形劇部
平
成
団体
学生会
19
クローバー
平
成
20
年
度
偶数月第 3 日曜
ほほえみセンター「お姉さんと遊ぼう」にて公演
(守山市子育てセンター)
学生会
8 月 2,3 日他
高槻まつり等参加(高槻市立桃園小学校一帯他)
幼児キャンプ
8 月 4~8 日
子どものキャンプ参加(大阪府立総合青少年野外活動センター)
吹奏楽部
8 月 11 日他
若草作業所夏祭等にて演奏(若草作業所他)
人形劇部
クローバー
偶数月第 3 日曜
ほほえみセンター「お姉さんと遊ぼう」にて公演
(守山市子育てセンター)
和太鼓部
7 月 18 日他
摂津特養光夏祭り(摂津光幼稚園)
平
吹奏楽部
8 月 11,14 日他
若草作業所夏祭等にて演奏(若草作業所他)
成
幼児キャンプ
8 月 25~30 日
子どものキャンプ参加(大阪府立総合青少年野外活動センター)
21
人形劇部
年
クローバー
度
手話部
ちょこっとボラ
ンティアクラブ
偶数月第 3 日曜
ほほえみセンター「お姉さんと遊ぼう」にて公演
(守山市子育てセンター)
7 月 2,9 日
授業でのボランティア(柳川中学校)
10 月 31 日
わくわくストリート(芥川商店街)
※各団体は併設大学と合同で活動
(2)短期大学では学生の地域活動、地域貢献あるいはボランティア活動等についてどの
ように考え、どのように評価しているか記述して下さい。
学生の地域活動については、社会参画の機会として意義深いものである。特に、保育科
の学生にとっては、子どもに関わる教育実践の場でもあると考えている。
72
そこで、各学科及び学生サービスチームでは、学生の社会的活動全般を積極的に支援し
ている。また、活動が顕著であった学生・団体については、卒業式や学院の創立記念式典
で表彰するなど評価している。
【国際交流・協力への取組みについて】
(1)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の学生の海外教育機関等への派遣(留学
〈長期・短期〉を含む)の状況を記述して下さい。
本学には「セメスター留学」および「海外研修旅行」の制度がある。「セメスター留学」
は 1 年次の秋学期に3、4ヵ月間、提携している海外の教育機関に派遣するもので、10 単
位を上限として単位認定をしている。「海外研修旅行」は、「海外文化研究」の授業の一環
として、夏期休暇期間を利用して約 3 週間、提携している海外の教育機関に派遣する制度
であり、課題に取り組むことにより 2 単位が認定される。過去3ヵ年の派遣状況は下記の
通りである。平成 20(2008)年度の海外研修旅行については、一時的なドル高や原油価格
高騰の影響もあって費用を高く設定せざるを得なかったために、最少催行人数に達せず、
中止となった。また、平成 21(2009)年度は新型インフルエンザのため中止にした。
学生の海外教育機関等への派遣状況(平成 19~21 年度)
年度
平成 19(2007)年度
平成 20(2008)年度
平成 21(2009)年度
英語コミュニケーション学科(2)
英語コミュニケーション学科(1)
外国語文化学科(1)
オークランド工科大学(ニュージ
バンクーバーアイランド大学(旧マラス
バンクーバーアイランド大学(カナ
セメスター
ーランド)(1)
ピナ大学(カナダ)(1)
ダ)(1)
留学先内訳
サザン・クイーンズランド大学(オ
セメスター
留学者数
ーストラリア)(1)
海外研修旅行
研修先:マラスピナ大学(カナ 最少催行人数に達しなかっ
新型インフルエンザのた
ダ)
たため中止(ニュージーランド研
め中止(ニュージーランド研修)
参加者:英語コミュニケーション
修)
学科(6)
73
(2)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の短期大学と海外教育機関等との交流の
状況を記述して下さい。
平成 19(2007)年度から平成 21(2009)年度までの間、この項目に該当する相互交流は
行っていない。
(3)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の教職員の留学、海外派遣、国際会議出
席等の状況を記述して下さい。
平成 19(2007)年度から平成 21(2009)年度までの間、この項目に該当する留学、海外
派遣、国際会議出席等の状況はない。
【特記事項について】
(1) この《Ⅶ社会的活動》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、例えば高大
連携等の他の教育機関との連携、外国人への日本語教育等、社会的活動について努力して
いることがあれば記述してください。
高大連携の取組として、平安女学院高等学校との交流や学びの提供に努めている。その
他、高等学校から講師派遣等の依頼があれば、積極的に協力している。実施状況は下記の
通りである。
平成 21 年度の高大連携の実施状況
実施日
内容
8 月 26 日
「保育の仕事って!」
9月2日
「ぐりとぐら」のひろばへようこそ
11 月 10 日
保育者になるっていうことは
11 月 5 日
子どもの世界をのぞいてみよう
74
講師
金子眞理
(保育科)
金子眞理
(保育科)
金子眞理
(保育科)
川北典子
(保育科)
対象校
好文学園女子高等学校
淀之水高等学校
大阪女子高等学校
好文学園女子高等学校
(2)特別の事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求めることが実現(達成)でき
ないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[添付資料Ⅶ-1]
①「2010 年度入試募集要項」
②「2010 年度科目等履修生申込要項」
[参考資料Ⅶ-1]
①「2009 年度平安女学院大学海外留学ハンドブック」
②「2007 年度平安女学院大学夏期カナダ研修旅行」
75
《Ⅷ 管理運営》の記述及び資料等について
【法人組織の管理運営体制について】
(1)短期大学を設置する法人のトップである理事長は、短期大学の運営に対して適切に
リーダーシップを発揮しているか、また短期大学に係る重要事項はどのような流れで決定
し、その流れのなかで理事長はどのように関与しているかを、できれば理事長自身が率直
に現状を記述して下さい。
現理事長は平成 15(2003)年 4 月に就任し、平成 17(2005)年 4 月より大学及び短期大
学部の学長を兼務している。就任時に学院運営の基本方針として「平安女学院のミッショ
ン宣言」を教職員に示すなど、理事長・学長が先頭にたち学院運営を牽引してきた。また、
理事会や教授会では積極的に発議しており、管理運営及び教学の両面においてリーダーシ
ップを発揮している。
重要事項については、事前に理事長・学長をはじめ、副学長や幹部教職員等で検討した
上で、教授会の議を経て理事会で最終決定している。そのため、理事長・学長は計画当初
から関与し、短期大学部も含めた法人全体の適切な運営に努めている。
(2)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の理事会の開催状況(主な議案、理事の出
席状況等を含む)を開催日順に記述して下さい。加えて理事会についての寄附行為上の規
定を記述して下さい。平成22年5月1日現在の理事・監事・評議員名簿等を準備し、理
事の構成に著しい偏りがないことをお示し下さい。また理事会議録は必要に応じて閲覧い
たします。
①
過去 3 ヵ年(平成 19 年度~21 年度)の理事会の開催状況
平成 19 年度の理事会開催状況
年
月
日
主な議案
出席者数
定数
5
5
1.守山市長損害賠償請求行為への補助参加について
2.教職員の人事評価に関する規程の改定について
3.「2008 年度資格取得課程の一部廃止」について
4.2007 年度大学役職者のコマ数軽減について
平成 19
4
24
5.「 大 学 専 任 教 員 の 担 当 コ マ 数 の 算 定 基 準 に 関 す る 内
規」の改定について
6.大学部長会規程制定について
7.国際観光学部教授会規程、生活福祉学部教授会規程お
よび短期大学部教授会規程の制定について
8.高等学校の新制服について
76
1.「2006 年度決算」について
2.「2006 年度 事業報告」について
3.資産の総額(正味財産)変更登記について
4.大学および短期大学部学則変更について
平成 19
5
24
5.学 校 法 人 平 安 女 学 院 退 職 給 与 引 当 金 設 定 基 準 の 改
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
定について
6.学 校 法 人 平 安 女 学 院 徴 収 不 能 引 当 金 設 定 基 準 の 改
定について
7.2007 年度夏期休暇について
8.学部教授会・全学教授会・執行部会の規程について
1.特別任用教員に関する規程施行細則の改定について
2.中学校高等学校常勤講師就業規則の改定について
3.中学・高等学校教員室改修工事について
平成 19
6
19
4.2007 年度アグネス・イルミネ-ションの企画について
5.平安女学院校友会の設立について
6.第 2 号評議員の解任と第 2 号評議員の選任について
1.中学校高等学校校舎・グランド等の改修計画について
2.京都キャンパス室町館等の改修計画について
3.2008 年度幼稚園納付金について
平成 19
7
11 4.生 活 福 祉 学 部 生 活 福 祉 学 科 お よ び 短 期 大 学 部 英 語 コ
ミュニケ-ション学科の定員変更について
5.2007 年度中高諸費の徴収について
6.第 2 号評議員の選任について
1.外国人研究生規程について
2.中学高校 2008 年度の授業料値上げについて
平成 19
8
7
3.大学 2008 年度の入学金値上げについて
4. 大学 2008 年度の諸費について
1.高等学校学則(カリキュラム)の変更について
成 19
9
11
2.研究生規程および申し合わせの変更について
3.高 槻 市 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 事 業 ひ ろ ば 型 実 施 に つ い
て
77
4.英 語 コ ミ ュ ニ ケ - シ ョ ン 学 科 改 革 検 討 委 員 会 の 設 置
について
平成 19
9
11
5.平成 19 年度私大経常費補助金(特別補助)定員割れ
改善促進特別支援経費にかかる「定員割れ改善計画書」
について
6.関連当事者との取引について
1.法人本部組織規程について
平成 19
10
9
2.大学組織規程について
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
3.「平安女学院大学短期大学部学則」の一部変更につい
て
1.評議員の辞任・選任について
2.平安女学院大学専任教員選考基準の改定について
3.立命館との出向協定について
平成 19
11
5
4.教職員の子女に係る奨学金給付規程について
5.「平安女学院教育研究強化事業の募金」について
6.「平安女学院大学組織規程」について
1.「平安女学院大学学則」の一部変更について
平成 19
12
3 2.「平安女学院大学短期大学部学則」の一部変更につい
て
1.未利用国有地等(京都裁判所官舎跡地)の取得等要望
について
2.2008 年度明治館保存改修工事について
平成 19
12
10
3.創立 133 周年記念式典表彰者の選考について
4.学校法人会計システム導入について
5.教職員等の子女に係る奨学金給付について
1.2008 年度予算編成について
2.生活福祉学部「一級建築士国家試験受験資格」及び「精
神保健福祉士国家試験受験資格」の廃止について
平成 20
1
16 3.大学および短期大学部の「休学在籍料」の設定と学則
変更について
4.高 槻 キ ャ ン パ ス ニ ュ - プ ラ ン 推 進 委 員 会 の 設 置 に つ
いて
1.寄附行為の変更について
平成 20
2
20
2.常任理事の選任について
78
3.学院入試本部の設置について
4.2008 年度学院行事等日程について
5.校友会会員へのカ-ド発行について
平成 20
2
20 6.大学教員採用・昇任・移籍人事について
7.大学名誉教授称号授与選考委員会の設置について
8.中学校および高等学校学則変更について
9.功労金の授与について
1.中学校校長の任免について
2.退職金規程の改定について
3.役職手当規程の改定について
平成 20
3
25 4.京都キャンパス室町館第 3 期工事について
5
5
出席者数
定数
5
5
4
5
5.大学および短期大学部の改組について
6.大学教員の人事について
7.大学・短期大学部UD委員会規程の制定について
平成20年度の理事会開催状況
年
月
日
主な議案
1.給与規程施行細則の改定について
2.役員慰労金規程の改定について
3.資金運用規程の改定について
平成 20
4
22 4.平成 20 年度明治館保存修理工事について
5.新学部設置計画の概要について
6.英語コミュニケ-ション学科の名称変更について
7.大学教員昇任・移籍人事について
1.平成 19 年度決算について
2.資産の総額(正味財産)変更登記について
3.平成 20 年度予算について
平成 20
5
27
4.平成 19 年度事業報告について
5.校友センタ-の設置について
6.平成 20 年度アグネス・イルミネ-ションの企画につ
いて
7.大学学則変更について
79
8.大学子ども学部教授会規程について
9.大学教員採用人事について
10.中高教員・実習助手の勤務時間変更について
平成 20
5
27
11.客員教授の委嘱について
12.入学試験成績優秀者特別奨学金規程の改正について
13.中国四川省地震募金活動について
1.入学試験成績優秀者特別奨学金規程の改定について
平成 20
6
16
5
5
5
5
4
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
2.公益通報等に関する規程の制定について
1.有栖館の購入および銀行借入について
2.平安女学院短期大学部学則変更について
3.日本文化および京都文化の教育・研究・社会発信の協
力に関する包括協定の締結について
平成 20
7
22
4.公益通報等に関する規制の制定について
5.嘱託就業規則の改定について
6.平成 21 年度学生生徒納付金について
7.平成 20 年度中学校高等学校学年諸費について
1.平安女学院大学短期大学部学則変更について
平成 20
8
25
2.平成 21 年度大学諸費について
平成 20
9
9 1.明治館見学・使用規程について
1.寄附行為第 4 条の変更について
2.有栖館取得に伴う平成 20 年度予算の補正について
平成 20
10
7 3.平成 21 年度からの本学生活福祉学部生活福祉学科の
募集停止について
4.平成 22 年度から本学子ども学部の指定保育士養成施
設の定員を増加することについて
平成 20
11
25 1.中学校・高等学校組織規程の改正について
平成 20
12
8
1.創立 134 周年記念式典表彰者の選考について
2.大学教員採用人事について
1.学長についての協議と任免について
2.1 号理事と 3 号理事の選任について
平成 21
1
20
3.評議員の選任と推薦について
4.監事候補の選任について
80
5.平成 21 年度予算案について
6.大学、短期大学部の第三者評価の実施組織について
平成 21
1
20 7.平成 22 年度から本学の子ども学部の指定保育士養成
施設の定員を増加することの中止について
8.大学教員人事について
1.理事長の選任について
平成 21
1
20 2.常務理事の選任について
5
5
5
5
5
5
出席者数
定数
3.監事の選任について
1.給与規程の改正について
2.特別任用教員に関する規程施行細則の改定について
平成 21
2
23 3.客員教授規程の改正について
4.客員教授の任用について
5.寄付金募集について
1.大 学 名 誉 教 授 称 号 授 与 選 考 委 員 会 の 設 置 お よ び 名 誉
教授称号授与について
平成 21
3
2.有栖館の造園費について
23 3.監事の選任について
4.平成 20 年度補正予算について
5.平成 21 年度予算について
平成21年度の理事会開催状況
年
月
日
主な議案
平成 21
4
21 1.平安女学院組織規程の改定について
5
5
平成 21
4
22 1.利益相反取引承認の件
4
5
平成 21
5
26
5
5
5
5
1.2008 年度決算について
2.2008 年度事業報告について
1.保育士養成課程による学則変更について(大学・短期
大学部)
2.平 安 女 学 院 大 学 教 員 養 成 カ リ キ ュ ラ ム 委 員 会 規 程 に
平成 21
6
23 ついて
3.大学組織規程委員会設置について
4.厦 門 大 学 嘉 庚 学 院 内 に 設 置 す る 国 際 観 光 学 科 予 科 に
ついて
81
1.「平安女学院大学学則」および「平安女学院大学短期
大学部学則」の改正について
2.「平安女学院大学における保育士養成課程に関する規
程」および「平安女学院大学における保育士養成課程に
関する規程」案について
平成 21
7
28
3.大学・短期大学部の 2010 年度学費について
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
4.大学・短期大学部の 2010 年度諸費について
5.大学教員採用人事について
6.中学校・高等学校の 2010 年度学費について
7.中学校・高等学校の 2010 年度諸費について
8.中学校・高等学校の 2010 年度入試要項について
1.学校法人平安女学院就業規則の改定について
平成 21
9
2.平 安 女 学 院 大 学 学 則 お よ び 平 安 女 学 院 大 学 短 期 大 学
14 部学則の改定について
3.専 任 教 員 の 担 当 コ マ 数 の 算 定 基 準 に 関 す る 内 規 の 改
定案について
1.(財)私立大学退職金財団に対する平成 22 年度~平
平成 21
10
6 成 24 年度までの補正掛金率の変更の提案(依頼)につ
いて
平成 21
10
20 1.学校法人平安女学院規程・規則等の改定について
1.旅費規程の改定について
平成 21
11
17
2.平女生協への助成金について
3.高 槻 市 教 育 委 員 会 と の 連 携 協 力 に 関 す る 協 定 書 に つ
いて
1.創立 135 周年記念式典表彰者(アグネス貢献賞)の選
考について
2.将来計画策定委員会の設置について
3.平安女学院大学、平安女学院大学短期大学部の履修規
平成 21
12
程について
15 4.平安女学院大学、平安女学院大学短期大学部の教員人
事について
5.平安女学院高等学校の学則変更について
6.平安女学院大学、平安女学院大学短期大学部の専任教
員選考基準について
1.創立 135 周年記念式典表彰者の選考について
平成 22
1
19
2.学校法人平安女学院 規程・規則等の改定について
82
平成 22
2
23
1.2010 年度予算案について
5
5
5
5
5
5
2.2010 年度事業計画について
3.学校法人平安女学院 規程・規則等の改定について
4.2011 年度 短期大学部 外国語文化学科(定員 50 名)
の学生募集停止について
平成 22
2
23
5.2010 年 4 月 1 日採用人事について
6.平安女学院大学の学則変更について
7.山岡理事長・学長への叙勲受章祝いについて
1.2009 年度補正予算について
2.2010 年度予算について
3.2010 年度事業計画について
4.学校法人平安女学院 規程の改定について
5.高等学校学則変更について
6.平安女学院大学の学則改定について
平成 22
3
30
7.平安女学院大学短期大学部の学則改定について
8.平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部組織規程
の改定について
9.平安女学院大学履修規程の改定について
10.平安女学院大学短期大学部履修規程の改定について
11.教授会規程の改定について
12.教授会代議員会規程の新設および改定について
13.客員教授の選任について
②
理事会の寄附行為上の規定
理事会は、寄附行為第 15 条に規定され、理事長の招集により月に 1 回開催している。ま
た監事も常時出席している。
理事会の議案は、報告事項と協議事項に大別し、報告事項は各学校に関する事項が詳細
に報告され、意見交換や指導助言が行われる。また協議事項は、提案事項について採否を
決し、学院の意思としている。
(3)理事会の下に理事会の業務を一部委任する常任理事会、幹部会等を置いている場合
は、その名称と根拠規程、理事会との関係、構成メンバー等を記述して下さい。
常任理事会、幹部会等は設置していない。
83
(4)監事の業務についての寄附行為上の規定、平成21年度における監事の業務執行状
況について、できれば監事自身が率直に現状を記述して下さい。
学校法人平安女学院 寄附行為第 5 条及び第 8 条に則り、監事 2 名を任期 4 年で設置して
いる。監事は、理事・教職員・評議員会以外の者を理事会において選出し、評議員会の同
意を得て理事長が選任している。また、業務については寄附行為第 14 条に規定しており、
業務の監査、財産状況の監査、監査報告書の作成・報告などである。平成 21(2009)年度
の業務としては、次の通り。
平成21年度における監事の業務執行状況
職務内容
平成 21 年度職務執行状況
(1) 財産状況の監査
① 実施時期・期間
平成 22 年 5 月 14 日
② 対象分野・事項
平成 21 年度における財産目録および計算書類(資金収支計算
書・消費収支計算書・貸借対照表・附属明細表)
③ 監査結果
上記計算書類は学校法人会計基準に準拠しており、平成 22 年 3
月 31 日現在の財政状況及び経営状況を適正に表示している。
また法人の財産に関して不正の行為又は法令若しくは寄附行
為に違反する事実がないことを確認した。
④ 公認会計士との連
携の状況
公認会計士が行っている期中期末監査および取引試査等、随時
報告を受けている。(公認会計士より期末監査の報告を受け
た。)
(2) 業務状況の監査
① 方法
理事会に出席(13 回中 12 回)
評議員会に出席(2 回中 2 回)
② 内容
理事会および評議員会における、報告事項および協議事項等、
開催状況・出席状況も合わせ法人の業務全般について
③ 監査結果
法人の業務に関し、不正行為又は法令若しくは寄附行為に違反
する事実がないことを確認した。
(3) 財産状況、理事の業
無し
務執行状況について
の理事への意見具申
84
(5)平成21年度の評議員会の開催状況(主な議案、評議員の出席状況等を含む)を開
催日順に記述し、評議員会についての寄附行為上の規定を記述して下さい。
平成21年度の評議員会開催状況
年
月
日
主な議案
平成 21
5
26 1.2008 年度決算について
出席者数
定数
11
11
11
11
1.2009 年度補正予算について
平成 22
3
30 2.2010 年度予算について
3.2010 年度事業計画について
評議員会の設置については、寄附行為第 18 条に規定している。議決事項および諮問事項
については、寄附行為第 20 条および第 21 条にそれぞれ規定している。評議員数は、寄附
行為第 23 条に「11 名以上 18 名以内とし、かつ理事数の 2 倍を超える数」と規定しており、
現在、評議員 11 名、理事 5 名の構成になっている。
(6)法人の管理運営について今後改善や変更をしたいと考えている事項があれば記述し
て下さい。また法人が抱えている問題あるいは課題について差し支えのない範囲で記述し
て下さい。
学校法人における管理運営の重要性及び社会的責務を踏まえ、規程等の精査に取組みた
い。また、法人全体として、学納金以外の収益源を確保するなど、財政基盤の強化に努め、
経営の安定に努めたいと考えている。
【教授会等の運営体制について】
(1)短期大学の教育・研究上のトップである学長は、短期大学の教育活動全般について
適切にリーダーシップを発揮しているか、また短期大学に係る教育・研究上の事項はどの
ような流れで決定し、その流れのなかで学長はどのように関与しているかを、できれば学
長自身が率直に現状を記述して下さい。なお、学長選考規程等があれば訪問調査の際に拝
見することがありますのでご準備下さい。
短期大学部教授会規程第 2 条では、
「教授会は、原則として月1回以上学長が招集する。」
と規定している。審議事項として、教育課程などの他に、
「学長が諮問した事項」も定めて
いる。意思決定の流れは、各学科や各委員会からの提案事項を教授会もしくは教授会代議
員会で審議し、事項によっては理事会の承認を得て最終決定としている。学長はこれらの
過程において積極的に発議するなどリーダーシップを発揮している。
85
(2)教授会についての学則上の規定(教授会で議すべき事項等を含む)、平成21年度
における開催状況(主な議案、構成メンバー、出席状況等を含む)を年月日の順に記述し
て下さい。なお、学則を添付して下さい。
①
平安女学院大学短期大学部学則(抜粋)
第 30 条
本学に教授会を置く。
2
②
教授会についての規程は別に定める。
短期大学部教授会規程(抜粋)
第4条
教授会は、次の事項を審議する。
(1)教育および研究に関すること。
(2)教育課程、単位の認定および授業に関すること。
(3)教員の資格審査に関すること。
(4)学生の入学、退学、除籍、休学、復学及び卒業に関すること。
(5)入学試験に関すること。
(6)学生の指導および賞罰に関すること。
(7)学長が諮問した事項。
③
平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部 全学教授会規程(抜粋)
第4条
全学教授会における審議事項及びその他の事項は、学部教授会に準ずる。
平成 21 年度の短期大学部教授会開催状況
年
月
日
主な議案
出席者数
定数
15
15
15
15
14
15
15
15
1.2009 年度春学期科目等履修生について
平成 21
4
29 2.入試日程について
3.指定校推薦について
1.公欠申請について
平成 21
5
2.2009 年度単位認定について
27 3.現代文化特別講義(アグネス講座)単位認定について
4.授業補完者採用について
1.新 型 イ ン フ ル エ ン ザ に よ る 休 校 措 置 に 伴 う 春 学 期 授
業終了日の変更等について
平成 21
6
24
2.春学期試験日程等について
3.授業補完者採用について
1.平安女学院大学短期大学部学則の改正について
2.平 安 女 学 院 大 学 短 期 大 学 部 に お け る 保 育 士 養 成 課 程
平成 21
7
22 に関する規程について
3.2010 年度授業配当時間の変更について
4.公欠申請について
86
1.平安女学院大学短期大学部学則の改正について
2.専 任 教 員 の 担 当 コ マ 数 の 算 定 基 準 に 関 す る 内 規 の 改
平成 21
9
定について
30 3.2009 年度秋学期会議日程について
16
17
16
18
15
18
17
18
17
18
17
18
15
18
4.資格科目必修、選択の変更について
5.公欠申請について
1.クラス増設について(保育)
平成 21 10
28
2.2009 年度秋学期科目等履修生の受け入れについて(保
育)
3.2010 年度入試合否判定
1.2010 年度入試(公募 B)合否判定について
平成 21 11
25
2.2010 年度入試(指定校Ⅰ期・インフルエンザ対応 1
名)合否判定について
3.2010 年度入試(公募 B)合否判定について
1.2010 年度入試(指定校Ⅱ期、専門学科・総合学科Ⅱ
平成 21 12
16
期、キリスト教Ⅱ期、同窓生推薦後期)合否判定につい
て
2.2010 年度教員採用・昇任人事について
1.2010 年度入試(一般入試A)の合否判定について
2.2010 年度入試(社会人Ⅱ期)の合否判定について
平成 22
1
27 3.2010 年入試(3 年次編入Ⅱ期)の合否判定について
4.2010 年度入試(学内特別推薦B)の合否判定につい
て
平成 22
3
3 報告事項のみ
1.平安女学院大学短期大学部の学則変更について
2.平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部組織規程
の変更について
3.平安女学院大学短期大学部履修規程について
4.2010 年度入試(一般C)合否判定について
平成 22
3
24 5.2010 年度入試(センター利用型Ⅲ期)合否判定につ
いて
6.2010 年度入試(外国人入試Ⅲ期)合否判定について
7.2010 年度入試(編入・同窓生)追加合否判定につい
て
8.2011 年度入学試験関連日程案について
87
平成 21 年度の短期大学部教授会代議員会の開催状況
年
月
日
平成 21
4
平成 21
平成 21
主な議案
出席者数
定数
29 1.学籍異動について
5
5
7
29 1.学籍異動について
5
5
9
7 1.学籍異動について
5
5
平成 21 10
7 1.学籍異動について
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
1.学籍異動について
平成 21 11
9 2.公欠申請について
3.2009 年度秋学期試験日程について
1.公欠申請について
平成 22 12
4 2.2009 年度卒業式について
3.2010 年度入学式について
1.公欠申請について
2.2010 年度大学コンソーシアム京都
平成 22
2
単位互換・京カ
22 レッジ公開授業提供科目について
2010 年度入試(一般B・外国人留学生Ⅱ期、センター
試験利用型入試Ⅱ期)の合格判定について
平成 22
3
1 1.卒業判定について
(3)学長もしくは教授会の下に教育・研究上の各種の委員会等を設置している場合は、
その名称と根拠規程、主な業務、構成メンバー、平成21年度の開催状況等を記述して下
さい。
各種委員会の一覧
平成 22 年 5 月 1 日現在
委員会名称
短期大学部教授
会
構成員
学長、副学長、
短期大学部教員
平安女学院大学
短期大学部教授
会代議員会
学長、副学長、
教学部長、学科
長
主な業務
開催状況
教育および研究に関すること。 11 回
教育課程、単位の認定および授
業に関すること。教員の資格審
査に関すること。学生の入学、
退学、除籍、休学、復学及び卒
業に関すること。入学試験に関
すること。学生の指導および賞
罰に関することなど
教授会の審議事項のうちの基 8回
本的事項に関すること。その
他、学長の諮問した事項に関
することなど
88
根拠規程
短期大学部教
授会規程
平安女学院大
学短期大学部
代議員会規程
人事委員会
教務委員会
学生サービス・
就職委員会
(平成 21 年度
は学生サービ
ス委員会と就
職員会)
※学生サービス
委員会
※就職委員会
学術研究委員会
自己点検・評価
委員会
平安女学院大学
短期大学部UD
委員会
大学FD委員会
学長、副学長、
教学部長、国際
観光学部長、子
ども学部長
教学部長、各学
科教員、教務チ
ームチームリー
ダー
学生部長、学生
部副部長、学生
部長代理、各学
科教員、学生サ
ービスチームチ
ームリーダー、
学生サービスチ
ームスタッフ
各学科教員、キ
ャンパスライフ
サポートチーム
スタッフ
各科教員、キャ
リアサポートチ
ームリーダー
学長、副学長、
各学科委員
学長、副学長、
学部長、法人本
部事務局長、学
科長、学務担当
主幹、法人本部
総務部マネージ
ャー、理事長・
学長室長、大学
事務部サブマネ
ージャー兼理事
長・学長室長サ
ブマネージャ
ー、理事長・学
長室サブチーム
リーダー
学長、副学長、
理事長・学長室
長、FD委員会
委員、SD委員
会委員
学長、副学長、
教学部長、学生
部長、学部長、
学科長
教員人事計画の調整、検討。教
員昇任人事の調整、検討など
3回
人事委員会規
程
教育課程に関すること。学籍に 14 回
関すること。学部、学科の充実、
改善に関することなど
教務委員会規
程
学生生活の支援、学生の就職、
図書館の運営に関することな
ど
―
学生生活に関する諸事項につ
いて審議し、教育環境の改善を
図ること
学 生 サ ー ビ
ス・就職委員会
規程
11 回
学生サービス
委員会規程
学生の就職および進路に関す 10 回
る諸事情について審議し、改善
を図ること
研究政策の策定に関すること。 1回
研究条件の整備充実に関する
こと。研究成果の刊行に関する
ことなど。
自己点検・評価の対象分野・領 5回
域、項目の設定。自己点検・評
価の実施計画の策定。 自己点
検・評価の実施に関することな
ど。
就職委員会規
程
FD・SD活動推進のために必
要な事項など
0回
FDに係る基本方針の策定。教
育・授業の内容や方法の改善に
向けた諸施策の調査・研究及び
企画・立案。FD研修会の企
画・実施など
2回
89
学術研究委員
会規程
自己点検・評価
規程
平安女学院大
学・平安女学院
大学短期大学
部UD委員会
規程
平安女学院大
学・平安女学院
大学短期大学
部UD委員会
規程
大学SD委員会
入試・募集委員
会
(平成 22 年度
より入試委員
会から名称変
更)
入試委員会
学長、理事長・
学長室長、事務
部マネージャ
ー、教務チーム
チームリーダ
ー、理事長・学
長室サブチーム
リーダー、入学
センターヘッド
スタッフ、広報
チームチームリ
ーダー
学長、各学科教
員、理事長・学
長室サブチーム
リーダー、入学
センターヘッド
スタッフ
学長、各学科教
員、入試課長
SDに係る基本方針の策定。事
務職員の能力開発の推進に向
けた諸施策の調査・研究及び企
画立案。SD研修会の企画・実
施など
本学の入学者選抜制度に関す
る必要な事項および学生募集
に関することについて審議す
ること
本学の入学者選抜制度に関す
る必要な事項について審議す
ること
文化創造センタ
ー運営委員会
(平成 21 年度
は下記の各委
員会)
※キリスト教文
化センター運営
委員会
センター長、副
センター長、運
営委員
文化創造センターの事業に関
する諸事項について審議し、セ
ンターの円滑な運営を図るこ
と
センター長、副
センター長、運
営委員
※国際言語文化
センター運営委
員会
センター長、副
センター長、運
営委員
※生涯学習セン
ター運営委員会
センター長、副
センター長、運
営委員
※情報メディア
センター運営委
員会
センター長、副
センター長、運
営委員
どんぐりの森運
営委員会
事務部サブマネ
ージャー、子ど
も学科教員、短
期大学部保育科
教員、大学事務
部ヘッドスタッ
フ、どんぐりの
森専属スタッフ
キリスト教文化センターの事
業に関する諸事項について審
議し、センターの円滑な運営を
図ること
国際言語文化センターの事業
に関する諸事項について審議
し、センターの円滑な運営を図
ること
生涯学習センターの事業に関
する諸事項について審議し、セ
ンターの円滑な運営を図るこ
と
情報メディアセンターの事業
に関する諸事項について審議
し、センターの円滑な運営を図
ること
どんぐりの森運営委員会の管
理および運営に関することな
ど
0回
―
0回
―
平安女学院大
学・平安女学院
大学短期大学
部UD委員会
規程
入試・募集委員
会規程
入試委員会規
程
―
8回
キリスト教文
化センター運
営委員会規程
4回
国際言語文化
センター運営
委員会規程
0回
―
2回
情報メディア
センター運営
委員会規程
7回
―
※の各委員会は平成 22 年 3 月 31 日で廃止。
90
(4)短期大学の運営全般について抱えている問題あるいは課題について差し支えがない
範囲で記述して下さい。
平成 22(2010)年度より外国語文化学科の募集を停止したが、在学生が卒業するまでは
引き続き教育研究活動を保障する必要がある。在学生に不利益が生じることのないよう現
状の教育水準を廃科まで維持することが課題と考えている。また、卒業生に対する説明責
任や文部科学省への諸手続きを適切に進めることも課題である。
91
【事務組織について】
(1)現在の法人全体の事務組織図を記載し、その中に短期大学の事務部門を記入して下さ
い。また組織図には短期大学の事務部門の役職名(課長、室長相当者以上。兼職の有無を含
む)、各部門の人員(専任・兼任の別を含む)、各部門の主な業務を含めて記入して下さい。
また事務組織が使用している部屋等は、機器・備品を含めて訪問調査の際にご案内いただき
ます。
学校法人平安女学院 事務組織図(網掛:短期大学部に関わる事務組織)
※役職者については課長・室長相当者について記載
法人本部事務局
事務局長
評
議
員
会
平安女学院大学
理事会
理事長
1.教務事務
学長
大学事務部
教務チーム 2.総務事務
3.キャンパス保全業務
京都キャンパス
4.コンピュータ(情報部門)
平安女学院大学
短期大学部
監
事
1.大学の基本計画・長期計画のための調査および企画立案
理事長・学長室 2.学長業務
3.自己点検・評価及び第三者評価業務
4.学生の授業評価に関する業務
室長
職員7(兼1)
マネージャー
(欠)
サブマネージャー
1(兼1)
チームリーダー
職員4
1.学生生活業務
学生サービス 2.就職支援業務
3.図書館業務
チーム
4.保健室業務
チームリーダー 5.学生相談業務
職員9(兼1)
副学長
1.教務事務
チャプレン
教務チーム 2.総務事務
3.キャンパス保全業務
高槻キャンパス
平安女学院大学
附属幼稚園
4.コンピュータ(情報部門)
サブマネージャー
1
チームリーダー
職員13
園長-主任
1.学生生活業務
学生サービス 2.就職支援業務
3.図書館業務
チーム
職員9
4.保健室業務
5.学生相談業務
1.学生募集業務
入学センター 2.入試業務
3.大学入試センター試験業務
入試本部
本部長
副本部長
職員8
平安女学院中学校
校長-副校長
中高事務部
平安女学院高等学校
校長-副校長
-平 成 22( 2010)年 5 月 1 日 現 在 -
92
(2)事務職員の任用(役職者の任免を含む)について現状を訪問調査時にご説明下
さい。
(3)事務組織について整備している諸規程名を列記してください。なお諸規程等は
訪問調査の際に拝見することがありますのでご準備下さい。
事務組織についての諸規程としては、次の規程を定めている。
① 学校法人平安女学院 組織規程
② 学校法人平安女学院 就業規則
④ 学校法人平安女学院 嘱託就業規則
⑤ 学校法人平安女学院 契約職員就業規則
⑥ 学校法人平安女学院 パートタイマー就業規則
⑦ 平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部組織規程
(4)決裁処理の概要と流れ、また公印や重要書類(学籍簿等)の管理、防災の状況、
情報システムの安全対策等の現状を記述して下さい。
①
決裁処理の概要と流れ
一般的な事務決裁処理は起案書により行われている。各部署担当者が起案、所属長(チ
ームリーダー、サブマネージャー)からマネージャー、副学長を経て、法人本部事務局長、
学長、理事長の決裁を受けている。予算執行関連の決裁は、学校法人平安女学院 予算執行
規程に則り行われている。決裁に要する期間を短縮するために、決裁者は 3 人以内とする
とともに、決裁者が内容を容易に把握できるよう、5W2Hを盛り込んだ全学共通の書式を
使用している。
起案書で承認された事項は、関係部署の役職者に回付され、決定事項を共有できる仕組
みとしている。
②
公印や重要書類(学籍簿等)の管理
公印は、法人本部事務局長、理事長・学長室および事務部教務チーム(高槻キャンパス)
が公印取扱規程に則り管理している。押印は権限のある者が起案書による決裁を確認のう
え、公印使用控簿に記載のうえ行っている。
重要書類(学籍簿等)は、事務部教務チームが耐火金庫で管理している。また、マネー
ジャー、事務局長、学長、理事長名の文書には、発刊番号を付与し、文書発刊簿で管理し
ている。
③
防災の状況
消防署の立入検査、エレベータの定期検査などには教務チームが対応している。また、
火災報知器および非常呼出し装置の動作確認、マニュアル確認を随時実施し、不具合箇所
については、早急な補修・改善を行っている。例年、大学祭前には、模擬店での火の使用
について、教務チームによる学生対象の講習会を開催している。
④
情報システムの安全対策等
業者ならびに情報教育担当教員、教務チーム職員が主に安全管理を行っている。
93
コンピュータ室、給与データ管理室、教務データ管理室では施錠を徹底し、担当者以外
は入室禁止としている。
学内の事務系システム、教学系システムそれぞれの使用者にはパスワードが割り当てら
れ、アクセス管理が行われている。
(5)事務職員は教員や学生から支持され信頼されているか、できれば事務組織の責任者
(事務局長等)が現状を率直に記述して下さい。
教員に対しては、競争的資金の獲得支援や実習・演習科目の側面支援など、日常的な業
務での協力体制により、信頼関係を構築している。
学生に対しては、学生生活や就職活動を支援する学生サービスチーム職員は、大半の学
生の氏名を記憶しており、小規模校の良さを活かしたきめ細かな支援により、学生の信頼
を得ている。なお、職員の中には卒業生も在職しており、より身近な存在として各職場で
学生を支援している。
(6)事務組織のスタッフ・ディベロップメント(SD)活動(業務の見直しや事務処理
の改善等、授業改善を支援する職員等の研修等、事務職員の能力開発、内部研修、外部へ
の研修等)の現状を記述して下さい。
職員の資質向上は、大学改革の成否に関わる課題として認識している。大学のUD(ユ
ニバーシティー・ディベロップメント)委員会規程には、SD委員会の設置、業務および
構成が明記されている。現在、SDの一環として毎月 1 回、常務理事(法人本部事務局長)
が役職職員を召集し、理事会報告会を開催している。理事会での重要決定事項を周知する
ことが目的であるが、各部署からの諸報告とともに学内の諸問題についての討議も行って
いる。この会議での報告事項および討議内容は、役職者が各職場で職員に伝達している。
また、学外研修についても職員を積極的に派遣している。平成 21(2009)年度について
は、「平成 21 年度私立大学等経常費補助金事務担当者研修会」(主催:日本私立学校振興・
共済事業団)や「外国人留学生の在留審査手続きの申請取次ぎに係る研修会」
(主催:日本
学生支援機構)など業務上に不可欠な事項の研修会に加え、
「教員免許事務勉強会」
(主催:
全国私立大学教職課程研究連絡協議会)や「目録システム研修会」
(主催:国立情報学研究
所他)など特定業務のスキルアップを図るための研修会にも参加した。終了後は報告書を
作成・回覧し、専門的な知識や最新の情報を共有している。
(7)短期大学の事務組織が抱えている問題あるいは課題について差し支えがなけれ
ば記述して下さい。
事務職員の時間外勤務の削減を課題と考えている。これは、財務上の支出を抑制す
るとともに、事務職員の健康維持を図ることが目的である。
また、近年は事務組織の業務内容が多様化・複雑化しているため、事務職員の研修
も課題であり、今後も学内外の研修を積極的に活用していく。
94
【人事管理について】
(1)教職員の就業について、現在、短期大学が抱えている問題あるいは課題について差
し支えがない範囲で記述して下さい。なお教職員の就業についての規程(就業規則、給与
規程等)を訪問調査の際にご準備下さい。
教職員ともに、就業規則に則り就業している。
教員は、各授業期間、各学休期間の初めに勤務時間表を提出することになっており、日々
の勤務状況については勤務時間ボードで掲示している。学内外の活動についても適宜報告
している。
事務職員については、業務上の都合による休日出勤や超過勤務の抑制が課題と考えてい
る。休日出勤を削減するためには、休日の行事における要員を絞込むなどの対策を講
じている。また、日常的に管理職が業務の進捗状況を把握することなどにより、就業
時間内に業務を終えるよう努めている。
なお、事務職員については、平成 22(2010)年 6 月 1 日付で法人全体としての新規
採用を計画しており、人件費支出とのバランスを考慮しつつ、増員する予定である。
(2)法人(理事長及び理事会等)と短期大学教職員の関係について、できれば理事長及
び学長がそれぞれ記述して下さい。
理事長は学長との兼務であり、理事会、教授会、全学FDに出席している。また、学生
部長及び入試本部長も兼ねており、各種委員会でもリーダーシップを発揮するとともに、
教職員との意思疎通を図っている。短期大学部と法人本部は別キャンパスに所在している
が、理事長・学長はキャンパス間を往来している。
小規模校であることから、日常的に教職員と直接対話の機会が多いことも特徴であり、
教職員からの意見等を政策に反映することも少なくない。
(3)教員と事務職員との関係について、できれば学科長等及び事務局長がそれぞれ記述
して下さい。
①
外国語文化学科
学科長
平成 21(2009)年度以来、教員が学科事務を兼務する形となり、指示命令系統などの面
で齟齬をきたすことがあるので、教員が事務を兼務することは好ましいことではないと考
える。
②
保育科
学科長
保育科では、特に実習に関する業務で職員と連携している。実習指導室及び保育科事務
室には職員各 1 名が配置されており、事務作業を補助している。また、教員とともに実習
園との連絡・調整にあたっている。さらに、ピアノの個人レッスンを受ける学生の時間割
等の作成においても職員が補助している。
③
事務部サブマネージャー
教員と職員の関係は良好であり、日常的な意見交換等も活発である。
95
大学運営に関しては、教員組織と事務組織の連携を強化するため、教授会に事務部門か
ら大学事務部サブマネージャーが構成員として参加している。また、各委員会は教職員の
双方から委員が選ばれ、一致した見解のもとに運営されるよう構成されている。
また、学生募集活動、オープンキャンパス、公開講座、入試説明会等の重要なイベ
ントについては、教職員一体になった取組みを展開している
(4)教職員の健康管理、就業環境の改善、就業時間の順守等の現状を率直に記述して下
さい。
①
教職員の健康管理
教職員の定期健康診断は毎年 1 回実施している。また、メンタルヘルス面で問題を抱え
る者は、カウンセラーの面談を受けることが可能であり、相談内容は厳秘扱いとされてい
る。
人間ドック受診者については、検診結果の提出を求めている。風邪やインフルエンザ等
の対策としては、流行時期の到来前に、予防・対策をまとめた「保健室だより」として発
行、ポスターを掲示して健康管理に対する意識を高めている。
教室および職員の事務室は、セントラル空調機になっており、教務チームの職員が一括
で快適な温度の保持に努めている。また、教員執務室は個別空調となっており、個人の体
調に合わせることがきる。
②
就業環境の改善、就業時間の順守等
始業の際は毎日朝礼を行い、行事予定や連絡事項を伝達している。
職員の超過勤務については、極力行わないように努めている。ただし、各部署の繁
忙期は、所属長と相談のうえで限定的にしている。また、グループウェアを活用して、
各人が勤務時間を管理するとともに、役職者が各職員の状況を把握できる仕組みを作
り、習慣的な超過勤務を抑制し、職員の健康維持に努めている。
【特記事項について】
(1)この《Ⅷ管理運営》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、管理運営につい
て努力していることがあれば記述して下さい。
毎週はじめに、理事長、学長、事務局長、副学長、学部長の週間予定表を幹部教職員に
配信し、動向を共有している。全教職員の緊急連絡網も配布しており、休日等の緊急事態
にも対応できる体制をとっている。
(2)特別の事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求めることが実現(達成)でき
ないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
96
[添付資料Ⅷ-1]「学校法人平安女学院 寄附行為」
[添付資料Ⅷ-2]「平安女学院大学短期大学部学則」
[参考資料Ⅷ-1]「学校法人平安女学院 役員名簿」
[参考資料Ⅷ-2]「平成 21 年度理事会議事録」
[参考資料Ⅷ-3]「学長選出規程」
[参考資料Ⅷ-4]
①「短期大学部教授会規程」
②「平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部代議員会規程」
③「人事委員会規程」
④「教務委員会規程」
⑤「学生サービス・就職委員会規程」
⑥「学生サービス委員会規程」
⑦「就職委員会規程」
⑧「学術研究委員会規程」
⑨「自己点検・評価規程」
⑩「平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部UD委員会規程」
⑪「入試・募集委員会規程」
⑫「入試委員会規程」
⑬「キリスト教文化センター運営委員会規程」
⑭「国際言語文化センター運営委員会規程」
⑮「情報メディアセンター運営委員会規程」
[参考資料Ⅷ-5]
①「学校法人平安女学院 組織規程」
②「平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部組織規程」
[参考資料Ⅷ-6]
①「学校法人平安女学院 就業規則」
②「学校法人平安女学院 嘱託就業規則」
③「学校法人平安女学院 契約職員就業規則」
④「学校法人平安女学院 パートタイマー就業規則」
⑤「学校法人平安女学院 給与規程」
97
《Ⅸ
財務》の記述及び資料等について
【財務運営について】
(1)学校法人もしくは短期大学において「中・長期の財務計画」を策定している場合
は、計画の名称、策定した経緯等を簡潔に記述して下さい。なお中・長期の財務計画は
訪問調査の際に参考資料として拝見いたしますのでご準備下さい。
①
計画の名称:消費収支中期計画(案)
②
策定した経緯等
1)平成 20(2008)年度に、高槻キャンパスの「生活福祉学部」を「子ども学部」に
改組する設置計画書を文部科学省に届出し、平成 21(2009)年 4 月に開設した。
これに伴い平成 21(2009)年度から平成 25(2013)年度までの、短期大学部を含
めた学校法人全体の中期財政状況の想定収支計画(案)を作成した。平成 22(2010)
年 6 月以降の理事会で決定する予定である。
2)平成 20(2008)年度、教育施設として有栖館(旧京都地方裁判所所長官舎)を購
入。借入金の増加に伴い、既存借入金と併せた借入金全体の中期の償還計画を見
直すこととした。
(2)学校法人及び短期大学の毎年度の事業計画及び予算決定に至る過程、手続を簡潔
に記述して下さい。
予算手続は次の通り。
①法人全体事業計画策定:各単位
※
別事業計画の取り纏め
②予算編成方針原案策定:①の事業計画にもとづき予算編成方針原案、および経常的経
費予算原案を作成
③予
算
説
明
会:予算編成基本方針、予算編成日程、予算概算
出席者(理事長、学校長、マネージャー
他)
④予 算 編 成 作 業:各部門にて予算要求書策定
⑤予 算 要 求 書 提 出:法人本部へ提出
⑥予 算 要 求 書 査 定:理事長ヒアリング(各単位
※
責任者)
⑦予算(案)及び事業計画(案)の作成
⑧評議員会に予算(案)及び事業計画(案)を諮問
⑨理事会にて予算(案)及び事業計画(案)の承認
⑩経理単位
※
※
責任者へ予算決定額の通知
単位区分は、(イ) 法人、(ロ) 平安女学院大学・同短期大学部、(ハ)平安女学院高等学校・
同中学校、(ニ) 平安女学院大学附属幼稚園である。
98
(3)決定した予算の短期大学各部門への伝達方法、予算執行に係る経理、出納の業務の
流れを必要な承認手続きを含めて簡潔に記述して下さい。なお経理規程等の財務諸規程に
ついて、整備している規程名を列記して下さい。財務諸規程は訪問調査の際に参考資料と
して拝見いたしますのでご準備下さい。
①
決定予算伝達
理事会決定による予算のうち経常的経費予算額および事業計画に基づく予算額は、理
事長より各経理単位責任者宛文書にて通知する。
短期大学部各部署へは、短期大学部学長から、まず各部署長へ短期大学部部署別予算
額を回付する。その後大学事務部マネージャーから、各部署へ予算額を送達する。
②
予算執行の流れ
各部署は、証憑書類にもとづく支出伺兼支出伝票を作成し、
「決裁権限基準」に定めら
れた支出金額および内容による決裁権限者の決裁により執行する。
平成 14(2002)年度より経費支出事前協議制を実施しており、予算内であっても事前
に執行経費を抑制する体系が構築できている。
また、特に必要があるときは理事長に起案書を事前に提出して決裁を受ける。
③
出納の業務
支出伺兼支出伝票は、法人本部財務チームで精査の後、取り纏めて支払を行う。
但し、起案書にて決裁を受けた案件については、起案書コピーを伝票に貼付または決
裁日付および No.を記載している。
④
財務諸規程一覧表
名
称
概
学校法人平安女学院
経理規程
学校法人平安女学院
予算執行規程
学校法人平安女学院
資金運用規程
要
関連細則等
経理に関する基準を定める
施行細則
物件費予算の執行および管理の円滑
な運営を図る
-
資金運用に関する事項を定める
-
(4)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の公認会計士監査状況の概要を開催日順に
記述して下さい。公認会計士の監査と監事がどのように連携しているか、また公認会計士
から指摘を受けた事項があれば、その対応について記述して下さい。
① 公認会計士による監査実施状況
公認会計士による監査実施状況
年度
月
日
概要
19
8
1
監査契約
9
25
中間取引試査
(平成 19 年度~21 年度)
備考
仕訳伝票
他
99
10
中間取引試査
仕訳伝票
他
11 15・16 中間取引試査
主たる監査項目
①学費、②人件費、③その他
12
17
中間取引試査
仕訳伝票
他
1
25
中間取引試査
仕訳伝票
他
2
20
29
14・15 中間取引試査
3
24
中間取引試査
4
8
現預金・有価証券
等 実査
5
12~16 決算監査
主たる監査項目
①補助金、②寄付金、③貸付金、
・指摘事項なし。
④施設利用料、⑤証明手数料、
⑥事業収入、⑦その他
仕訳伝票
他
計算書類全般
6
2
監査報告書
8
6
監査契約
9
29
中間取引試査
仕訳伝票
他
10
27
中間取引試査
仕訳伝票
他
11 13・14 中間取引試査
主たる監査項目
①学費、②人件費、③その他
12
19
中間取引試査
仕訳伝票
他
1
19
中間取引試査
仕訳伝票
他
20
2
17・18 中間取引試査
3
23
中間取引試査
4
6
現預金・有価証券
等 実査
21
5
6
11~15 決算監査
2
・指摘事項なし。
・平成 20 年度補正予算に
おいて、私大退職金財団交
付金一時停 止に係る雑 収
入額をマイ ナス修正す る
こと。
・5/16 決算監査報告会に
監事出席。
・指摘事項なし。
主たる監査項目
①補助金、②寄付金、③貸付金、
・指摘事項なし。
④施設利用料、⑤証明手数料、
⑥事業収入、⑦その他
仕訳伝票
他
計算書類全般
監査報告書
100
・指摘事項なし。
・5/16 決算監査報告会に
監事出席。
8
6
監査契約
9
25
中間取引試査
10
27
中間取引試査
他
11 16・17 中間取引試査
主たる監査項目
①学費、②人件費、③その他
12
18
中間取引試査
仕訳伝票
他
1
25
中間取引試査
仕訳伝票
他
2
3
②
仕訳伝票
15・16 中間取引試査
29
中間取引試査
・指摘事項なし。
主たる監査項目
①補助金、②寄付金、③貸付金、
・指摘事項なし。
④施設利用料、⑤証明手数料、
⑥事業収入、⑦その他
仕訳伝票
他
公認会計士の監査状況の概要
公認会計士による監査実施状況は、上記のとおりである。
過去 3 ヵ年の決算監査の結果については、各年度ともに指摘事項はない。
③
公認会計士の監査と監事との連携
監事(外部監事 2 人)は、決算監査および許す限りの中間取引試査に立会い、公認会計
士より随時報告を受けている。
特に決算監査は、公認会計士監査と同時期に行い、互いに監査状況の意見交換をおこ
なうなど連携がはかられている。
なお、過去 3 ヵ年の監査結果については、各年度ともに学校法人の業務または財産に
関し、不正の行為又は法令若しくは寄附行為に違反する事実のない旨、理事会・評議員
会に報告されている。
(5)財務情報の公開は今までどのように行ってきたか、また私立学校法第47条第2項
に基づき、財務情報の公開をどのように実施しているか。それぞれの概要を記述して下さ
い。
情報公開の実施概要は次の通り。
① 学院書類閲覧規程により、財産目録、貸借対照表、資金収支計算書、消費収支計算書、
事業報告書及び監査報告書を閲覧に供している。
② 学院ホームページに、財産目録、貸借対照表、資金収支計算書、消費収支計算書、事
業報告書及び監査報告書を掲載し一般に公開している。
③ 『平安女学院広報誌-Agnes-』により資金収支計算書、消費収支計算書、貸借対照表
の概要を公開している。
101
④ 重要な取引先に対し、事業報告書・計算書類等により詳細に説明している。
事業報告書記載の財務状況に関しては、平易な解説を心がけ、前年度比較を記載して
いる。財務比率等経年変化の状況を分かりやすくするため、表ならびにグラフで示して
いる。
(6)寄附行為に基づき、どのような基本方針で資金等の保有と運用を考えているか簡
潔に記述して下さい。なお資金等の保有と運用に関する規程等が整備されていれば、訪
問調査の際に参考資料として拝見いたしますのでご準備下さい。
①
基本方針
恒常的な運転資金に支障のない範囲で、安全かつ有利を基本として運用している。
②
運用対象
国公債、金融債、電力社債等の安全な有価証券及び預貯金等である。
(7)寄附金・学校債の募集を行っていればその概要を記述して下さい。なお寄附金・
学校債の募集についての印刷物等を訪問調査の際に参考資料としてご準備下さい。
募集を行っている寄附金一覧表(学校債募集は行っていない)
名
称
目
的
期
間
大学・短期大学部・高等学校・
2009 年 4 月
整備事業等
業(募金)
象
目標額
学生・生徒・
中学・大学附属幼稚園の校舎
教育研究強化事
対
~2012 年 3 月
有栖館施設整備事業
園児の保護者等
学院賛助者
1 億 5 千万円
・同窓生・一般
等
【財務体質の健全性と教育研究経費について】
(1)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の資金収支計算書・消費収支計算書の概
要を、別紙様式 1 にしたがって作成し、添付してください。
①
法人全体の収支計算書の概要は次の通り。
消費収支は、平成 19(2007)年度・平成 20(2008)年度は校舎改修整備工事等に関す
る基本金組入れにより消費支出超過であったが、平成 21(2009)年度は、4,300 万円の
消費収入超過となった。この要因は、学生生徒納付金の前年比 1 億 100 万円減少を補っ
て、人件費は前年比 6,900 万円減少、教育研究経費・管理経費合計では前年比 9,700 万
円減少したことによる。帰属収支は 3 ヵ年とも収入超過(黒字)である。学生数が年々
減少し、経営状況は厳しいながら概ね良好な状況にあり、財務状況は健全に推移してい
102
る。
(法人全体)消費収支差額・帰属収支差額の推移
平成 19 年度
②
(単位:千円)
平成 20 年度
平成 21 年度
消 費 収 支 差 額
△215,063
△135,620
43,290
帰 属 収 支 差 額
104,580
59,012
154,542
短期大学部については、平成 21(2009)年度は学生生徒納付金の減少により、消費
支出合計の 1.4%、約 540 万円の消費支出超過となってしまった。しかし、帰属収支差
額は 3 ヵ年とも収入超過(黒字)である。経営状況は厳しいながら概ね良好な状況にあ
り、財務状況は健全に推移している。
(短期大学部)消費収支差額・帰属収支差額の推移
平成 19 年度
平成 20 年度
(単位:千円)
平成 21 年度
消 費 収 支 差 額
52,392
42,612
△5,384
帰 属 収 支 差 額
102,086
88,934
19,455
(2)学校法人の貸借対照表の概要(平成22年3月31日現在)を、別紙様式2にし
たがって作成し、添付して下さい。
貸借対照表については、平成 21(2009)年度は、平成 20(2008)年度に続き京都キャン
パス有栖館・室町館などの改修工事を実施したが、建物等の減価償却および機器備品グル
ープ償却分除却等により、固定資産が約 1 億 400 万円減少、資産の部合計は前年の 80 億
2,300 万円から 79 億 2,500 万円へ、9,900 万円減少した。
借入金返済は順調に実行し、2 億 1,300 万円減少、また退職給与引当金は 2,800 万円減少
し、これらが主要因となり、負債の部合計は前年の 30 億 4,500 万円から 27 億 9,200 万円
へ、2 億 5,300 万円減少した。
1 号基本金は、当年度取得分 7,700 万円と、過年度借入金により取得した固定資産の当年
度借入金返済額等 7,100 万円の合計 1 億 4,800 万円が組入額である。一方、取崩しとして、
取崩しとして機器備品等の除却分 3,700 万円があるため、組入額から取崩額を差引いた 1
億 1,100 万円を組入れた。
正味財産は、前年度末の 49 億 7,800 万円から 1 億 5,500 万円増加し、平成 21(2009)年
度末は 51 億 3,300 万円である。
(3)財産目録及び計算書類(資金収支計算書、資金収支内訳表・人件費支出内訳表・
消費収支計算書・消費収支内訳表・貸借対照表・固定資産明細表・借入金明細表・基
本金明細表)について、過去3ヶ年(平成19年度~21年度)分を訪問調査の際に
参考資料としてご準備下さい。
103
(4)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の短期大学における教育研究経費比率(消
費収支計算書の教育研究経費を帰属収入で除した比率)を、小数点以下第2位を四捨五
入し第1位まで求め記述して下さい。
教育研究経費比率の推移(平成 19 年度~21 年度)
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
教育研究経費支出
(a)
98,684 千円
106,573 千円
92,444 千円
帰属収入
(b)
449,335 千円
458,718 千円
395,662 千円
教育研究経費比率(a/b)
22.0%
23.2%
23.4%
【施設設備の管理について】
(1)固定資産管理規程、図書管理規程、消耗品及び貯蔵品管理規程等、施設設備等の
管理に関する諸規程を、財務諸規程を含めて一覧表として示して下さい。なお整備した
諸規程を訪問調査の際に参考資料としてご準備下さい。
施設設備等の管理に関する諸規程一覧表
名
称
学校法人平安女学院 固定資産
概
要
関連細則等
固定資産・物品の調達・売却手続
-
固定資産・物品・借入物件の管理
-
および物品調達規程調達規程
学校法人平安女学院 固定資産
および物品管理規程
学校法人平安女学院 経理規程
経理に関する基準を定める
学校法人平安女学院
経理規程施行細則
※図書管理規程については現在策定中。
(2) 火災等の災害対策等、以下の危機管理対策について現状を簡潔に記述して下さい。
① 火災等の災害対策 ② 防犯対策 ③ 学生、教職員の避難訓練等の対策 ④ コンピュー
タのセキュリティ対策 ⑤ 省エネ及び地球環境保全対策 ⑥ その他
①
火災等の災害対策
火災等の災害発生の対策としては、消防計画を策定するとともに、発生時の避難誘導等
を指揮する自衛消防組織を編成している。また、教務チーム職員及び外部業者による火災
報知器及び非常呼出し装置の動作確認、マニュアル確認を随時実施している。一部教職員
に向けては、消防訓練(消火器・消火栓の使用訓練)を実施している。
平成 20(2008)年度には、学生への緊急連絡の方法に携帯メールアドレスへの一斉送信
システムを導入した。
このほか全学院対象の一括損害保険(火災保険)契約を締結して、万一の保障としている。
104
②
防犯対策
キャンパスの防犯に関しては、正門は守衛が 24 時間体制で常駐し、西門は開門時に守衛
を常駐させ、かつ防犯カメラを 4 台設置するなど防犯体制を整えている。
・不審者の侵入を防止するため、入構チェックを徹底している。特に校門の開放を抑制
して、車両の一旦停止を義務付けている。
・守衛所及び1号館事務室に、さすまた、特殊警棒を常備している。
・各学生にロッカーを貸与して、学生に持ち物の自主管理を促している。
・学寮においては、出入口をオートロックシステムとし、夜間は、寮母が宿泊している。
③
学寮の避難訓練等の対策
学寮において、毎年 4 月(平成 19 年 4 月 5 日、平成 20 年 4 月 8 日、平成 21 年 4 月 8 日、
平成 22 年 4 月 7 日)に避難訓練を実施している。
④
コンピュータのセキュリティ対策
コンピュータのセキュリティに関しては、教務チームにおいて、システムを一元管理し、
情報の流出防止やハッカー等の侵入等に備えている。施錠徹底によるコンピュータ室の出
入管理ならびにアプリケーションソフトの導入規制等を含む対策を次のとおりを講じてい
る。
1) 教務系と事務系で別系統システムの構築(相互アクセス原則不可)
2) 二重ファイヤーウォール装置による外部からのシステム侵入防止
3) アンチウィルスソフト導入による侵入常時監視
4) パスワード設定による無権限者のアクセス制限
5) ⅠPアドレス管理による学内からの部外者のアクセス抑止
⑤
省エネ及び地球環境保全対策
教職員・学生に節電・節水を呼びかけている。特に、冷暖房については、セントラル空
調機の運転時間短縮および冷暖房温度設定の抑制など集中管理を徹底している。また、白
熱灯から省エネ蛍光ランプへの切り替えによる電気使用量の節減、水道流量コントロール
(節水バルブ)による水道使用量節減などの省エネ対策を講じている。
地球環境保全対策としては、高槻市のリサイクル施策に応じて、ごみの分別収集を実施
している。
⑥ その他
特記事項なし。
【特記事項について】
(1)このⅨ《財務》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、財務管理について努
力していることがあれば記述してください。
会計業務の処理は、本学独自に開発したオフコンにて行い、法人全体の会計データの一
元管理を進めてきた。平成 20(2008)年度に、パソコンによる会計処理システムの導入を
図り、迅速な処理を行っている。各部門においては、随時、予算執行状況(予算差引簿)
を確認して、予算管理をしている。
105
(2)特別の事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求めることが実現(達成)でき
ないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[添付資料Ⅸ-1]別紙様式1(資金収支計算書・消費収支計算書の概要(過去 3 ヵ年))
[添付資料Ⅸ-2]別紙様式2(賃借対照表の概要)
[参考資料Ⅸ-1]
①「学校法人平安女学院 経理規程」
②「学校法人平安女学院 経理規程施行細則」
③「学校法人平安女学院 予算執行規程」
④「学校法人平安女学院 資金運用規程」
[参考資料Ⅸ-2]「平安女学院を支える事業募金のお願い」
[参考資料Ⅸ-3]
①「財産目録(平成 19~21 年度)」
②「計算書類(平成 19~21 年度)」
[参考資料Ⅸ-4]「学校法人平安女学院 固定資産および物品調達規程調達規程」
106
《Ⅹ
改革・改善》の記述及び資料等について
【自己点検・評価について】
(1)短期大学では自己点検・評価を、短期大学の運営のなかでどのように位置づけてい
るか、また自己点検・評価を実施するための組織、規程等の整備状況を記述して下さい。
また、今後、自己点検・評価をどのように実施しようと考えているかについても記述して
下さい。
平安女学院大学短期大学部学則第 2 条にて、
「本学はその教育研究水準の向上を図り、前
条の目的および社会的使命を達成するため、本学における教育研究活動等の状況について
自ら点検および評価を行う。」と規定し、実施に関する必要事項は「自己点検・評価規程」
に定めている。
実施するための組織としては、「自己点検・評価委員会」を設置している。「自己点検・
評価委員会」では、自己点検・評価を全学的な取組みとして進めるべく、自己点検・評価
規程第 4 条で委員長を学長と規定するとともに、委員には学科長や事務部マネージャーな
ど幹部教職員を委嘱している。また、自己点検・評価報告書の作成に向けて、学内外のコ
ーディネート役として平成 21(2009)年度より学務担当主幹の職を新たに設けた。さらに、
事務部門としては、平成 21(2009)年度は理事長・学長室を担当部署に充てている。
今後も「自己点検・評価規程」に則り、全学的な取組みとして自己点検・評価を実施し
ていく。
(2)過去3ヶ年(平成19年度~21年度)の自己点検・評価報告書の発行状況を記述
して下さい。またその報告書の配布先の概要を記述して下さい。なお過去3ヶ年(平成1
9年度~21年度)にまとめられた自己点検・評価報告書を訪問調査の際にご準備下さい。
①
平成 19(2007)年度
『学校法人平安女学院大学短期大学部自己点検・評価報告書
2006 年度(2007 年度作成)』
を作成し、学内に配布している。現在のところ、学外には配布していないが、図書館に収
蔵して公開している。
②
平成 20(2008)年度
『平成 20(2008)年度平安女学院大学短期大学部自己点検・評価報告書』を作成し、学
内に配布している。現在のところ、学外には配布していないが、図書館に収蔵して公開し
ている。
③
平成 21(2009)年度
平成 22(2010)年 3 月開催の自己点検・評価委員会において、『平成 21(2009)年度自
己点検・評価報告書』を審議・決定した。平成 22(2010)年 5 月下旬に印刷製本したもの
が完成する予定であり、学内の各部署に配布するとともに、図書館にて公開する計画であ
る。また、短期大学として社会への説明責任を果たすべく、ホームページにおいても公開
する。
107
【自己点検・評価の教職員の関与と活用について】
(1)平成21年度までに行った自己点検・評価に関わった教職員の範囲を記述して下さ
い。また今後、どのような教職員の関わり方が望ましいと考えているかを記述して下さい。
平成 21(2009)年度の自己点検・評価には、自己点検・評価委員として、学長、常務理
事・事務局長、副学長、学科長、学務担当主幹などの幹部教職員が関与した。
また、自己点検・評価報告書の作成にあたっては、各学科や事務部の教職員が原稿執筆
やデータ収集、原稿校正に携わっており、ほぼ全ての教職員が関与したといえる。全教職
員を関与させた目的は、自己点検・評価を通じて、短期大学部の改革・改善を促進するた
めであり、引き続き、自己点検・評価委員会を中心として、全学的に自己点検・評価を実
施したいと考えている。
(2)平成21年度までに行った自己点検・評価結果の活用についてその実績を記述して
下さい。また今後、自己点検・評価の結果をどのように活用しようと考えているかについ
ても記述して下さい。
自己点検・評価規程第 7 条において、
「各学部、各部、各センター等は、自己点検・評価
結果をふまえ、教育研究活動等の改善・向上に努めるものとする。」と評価結果の活用を促
している。具体的な成果としては、各種規程の見直し、入学センターにおける学生募集活
動の強化などがあげられる。
自己点検・評価の一環として実施している「学生による授業評価アンケート」について
は、結果を担当教員にフィードバックし、各授業科目の改善を促進している。また、各学
科においても結果を検証するとともに、改善策を検討している。
今後も自己点検・評価の結果を改革・改善の指標として積極的に活用していく。
【相互評価や外部評価について】
(1)平成21年度までに行った相互評価及び外部評価の概要を示し、評価結果の活用に
ついてその実績を記述して下さい。
平成 11(1999)年度に名古屋柳城短期大学との相互評価を実施した。評価項目や基準に
ついては、財団法人短期大学基準協会編著『短期大学の自己点検・評価』
(平成 8 年)の事
例に従い、「教育理念・目標」の項目に限定して実施した。評価結果は、『平安女学院短期
大学と名古屋柳城短期大学の相互評価報告書(Ⅰ)1999 年度』として取りまとめ、教育改
善の参考資料とした。
平成 12(2000)年度には活水女子短期大学との間で相互評価を実施した。評価項目とし
ては、「教育理念・目標等」「教育活動」の 2 項目を設定し、最終的には『平安女学院短期
大学と活水女子短期大学の相互評価報告書』に取りまとめ、教育改善の参考資料とした。
平成 13(2001)年度以降は相互評価及び外部評価を実施していないが、認証評価機関の
108
評価基準に準拠した自己点検・評価を実施している。
(2)相互評価や外部評価を実施するための組織、規程等の整備状況を記述して下さい。
また今後、相互評価や外部評価をどのように実施しようと考えているかについても記述し
て下さい。
相互評価及び外部評価については、自己点検・評価委員会が実施組織としている。
「自己
点検・評価規程」の第 5 条では、委員会の任務として「外部評価に関する事項」を規定し
ている。
平成 22(2010)年度の相互評価は、現在のところ予定していない。平成 22(2010)年度
は短期大学部と併設大学のそれぞれにおいて認証評価機関による第三者評価を受審するた
め、相互評価については平成 23(2011)年度以降の取組として実施を検討する。
【第三者評価(認証評価)について】
(1)第三者評価を実施するための学内組織の概要を記述して下さい。
自己点検・評価委員会を第三者評価実施のための組織とし、実施計画の策定から報告書
の作成、実地調査の対応まで全体を通じて中核的な役割を担う。事務局については、理事
長・学長室とし、自己点検・評価委員会の事務や提出資料収集、実地調査の準備などを担
当する。
認証評価機関と学内の調整役としては、平成 21(2009)年 4 月 1 日付けで、学務担当主
幹をALO(第三者評価連絡調整者)に任命した。
(2)第三者評価に当たって短期大学の決意を述べて下さい。理事長、学長、各部門の長
及びALO(第三者評価連絡調整責任者)がそれぞれ記述されても結構です。
認証評価機関による第三者評価の受審は、学校教育法第 109 条に定められた大学として
の社会的責務である。本学としては第三者評価を受審することにより、社会的責務を果た
すとともに、短期大学部の一層の改革・改善を図りたいと考えている。従って、第三者評
価の結果については、謙虚に受け止め、将来の発展への契機としたい。
また、第三者評価に向けた自己点検・評価では、本学の強みと弱みを認識し、優れた事
項を伸ばしつつ、課題等に取り組んでいく。
【特記事項について】
(1)この《Ⅹ改革・改善》の領域で示した評価項目や評価の観点の他に、例えば評価に
関する教職員への研修の実施等、当該短期大学が改革・改善について努力していることが
あれば記述して下さい。
109
自己点検・評価報告書の作成に向けて、教職員対象の説明会を開催している。説明会で
は、自己点検・評価の意義を周知した上で、全学的な取組みであることを確認している。
また、自己点検・評価報告書の作成過程にて課題を発見した場合には、それぞれの部署に
おいて対応することも呼び掛けている。
その他、認証評価機関が開催する研修会やセミナーに教職員を派遣し、より効果的な自
己点検・評価が実施可能となるよう努めている。
(2)特別の事由や事情があり、評価項目や評価の観点が求めることが実現(達成)でき
ないときはその事由や事情を記述して下さい。
特になし。
[参考資料Ⅹ-1]
①「学校法人平安女学院大学短期大学部自己点検・評価報告書
②「平成 20(2008)年度自己点検・評価報告書」
③「平成 21(2009)年度自己点検・評価報告書」
[参考資料Ⅹ-2]「自己点検・評価規程」
110
2006 年度」
《**将来計画の策定(自由記述)》の記述について
この「将来計画の策定」は自由記述です。したがって、必ずしも記述する必要はありませ
ん。しかし短期大学の現在を理解するためには、将来どのような方向に向かおうとしてい
るのかを知ることも重要です。その意味で、短期大学の将来計画(中期・長期計画)があ
りましたら、差し支えのない範囲で記述して下さい。
理事会において、併設大学も含めた学院全体の方針や事業計画を常に検討してきた。平
成 22(2010)年 1 月には、
「学校法人平安女学院将来計画策定委員会」を開催し、学校法人
全体としての将来構想及び中長期計画に着手したところである。
外国語文化学科については、学生募集活動を強化してきたが、入学定員を大幅に割り込
む見通しとなり、理事会及び教授会にて平成 22(2010)年 3 月 31 日をもって募集停止する
ことを決定した。在学生に対しては、教育条件の維持に努め、在籍者が存在しなくなった
時点で学科を廃止する。なお、所属の教職員及び施設設備については、保育科及び併設の
平安女学院大学に移管する。
111
平成 22(2010)年度
自己点検・評価委員
委員長
山岡景一郎
(理事長・院長・学長)
副委員長
小林敬三
(常務理事・事務局長)
副委員長
坂口慶治
(副学長)
副委員長
君島茂
(学務担当主幹)
委員
荒川雄次
(国際観光学部長)
委員
広滝道代
(子ども学部長・教学部長)
委員
原川博善
(外国語文化学科長)
委員
岡本幸治
(保育科学科長)
委員
井本長子
(法人本部総務部マネージャー)
委員
大峯有次郎
(理事長・学長室長兼大学事務部サブマネージャー)
委員
大前正人
(理事長・学長室サブチームリーダー)
平成 22(2010)年度 平安女学院大学短期大学部
自己点検・評価報告書
発行日:2010 年 6 月 25 日
編
集:平安女学院大学 自己点検・評価委員会
発行者:平安女学院大学短期大学部
〒569-1092 大阪府高槻市南平台 5-81-1
℡072-693-2311(代)
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