閉鎖配電盤および電力用フィルタ等の整備 引合仕様書 平成 28 年 6 月

閉鎖配電盤および電力用フィルタ等の整備
引合仕様書
Maintenance of the electric power distribution panels and AC filter
for JT-60SA
平成 28 年 6 月
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
核融合エネルギー研究開発部門 那珂核融合研究所
トカマクシステム技術開発部
JT-60 電源・制御開発グループ
目
次
1. 件名 .................................................................................................................................... 1
2. 目的及び概要 ..................................................................................................................... 1
3. 整備場所............................................................................................................................. 1
4. 納期 .................................................................................................................................... 1
5. 整備実施期間 ..................................................................................................................... 1
6. 整備対象設備 ..................................................................................................................... 1
7. 整備範囲............................................................................................................................. 2
8. 整備内容............................................................................................................................. 2
8.1 電力管理機器の整備..................................................................................................... 2
8.2 既設機器の整備 ............................................................................................................ 3
9. 支給品及び貸与品 .............................................................................................................. 4
10. 提出書類........................................................................................................................... 4
11. 検収条件 ........................................................................................................................... 5
12. 適用法規，規程等 ............................................................................................................ 5
13. 特記事項........................................................................................................................... 6
14. 総括責任者 ....................................................................................................................... 6
15. グリーン購入法の推進..................................................................................................... 7
添付資料
添付資料 1 TFC 電源用監視機器の整備項目
添付資料 2 整備及び調整試験項目
添付資料 3 11kV 真空遮断器の分解を伴う整備項目
添付資料 4 P 電源真空遮断器の分解を伴う整備項目
添付資料 5 T 電源真空遮断器の整備項目
添付資料 6 屋外 11kV 閉鎖配電盤保護継電器の整備及び動作試験項目
添付資料 7 T 電源 18kV 屋内閉鎖配電盤保護継電器の整備及び動作試験項目
添付図
添付図-1 TFC 電源 11kV 閉鎖配電盤単線結線図
添付図-2
18kV 閉鎖配電盤単線結線図
添付図-3 中央変電所 機器配置図
添付図-4 能動粒子線電源室 機器配置図
添付図-5 18kV 閉鎖配電盤 機器配置図
添付図-6 中央変電所（屋外）用 11kV 閉鎖配電盤外形図
添付図-7 中央変電所（屋外）用 11kV 閉鎖配電盤側面図(1)
添付図-8 中央変電所（屋外）用 11kV 閉鎖配電盤側面図(2)
添付図-9 中央変電所（TR23 系）力率改善用コンデンサ設備
添付図-10 中央変電所（TR23 系）力率改善用コンデンサ
添付図-11 中央変電所（TR23 系）力率改善用リアクトル
添付図-12 中央変電所（TR23 系）第 5 調波フィルタコンデンサ設備
添付図-13 中央変電所（TR23 系）第 5 調波フィルタコンデンサ
添付図-14 中央変電所（TR23 系）第 5 調波フィルタリアクトル
添付図-15 中央変電所（TR23 系）第 7 調波フィルタコンデンサ設備
添付図-16 中央変電所（TR23 系）第 7 調波フィルタコンデンサ
添付図-17 中央変電所（TR23 系）第 7 調波フィルタリアクトル
添付図-18 中央変電所（TR23 系）高次調波フィルタコンデンサ設備
添付図-19 中央変電所（TR23 系）高次調波フィルタコンデンサ
添付図-20 中央変電所（TR23 系）高次調波フィルタリアクトル
添付図-21 中央変電所（TR23 系）高次調波フィルタ抵抗器
添付図-22 中央変電所（TR23 系）直接制御盤外形図
添付図-23 JT-60SA TFC 電源 11kV 主回路三線結線図
添付図-24 P 電源 18kV 閉鎖配電盤外形図
添付図-25 T 電源 18kV 閉鎖配電盤外形図
添付図-26 TFC 電源 11kV 閉鎖配電盤外形図
添付図-27 FPPC 電源 18kV 閉鎖配電盤外形図
添付図-28 FPPC 電源限流リアクトル外形図
1. 件名
閉鎖配電盤および電力用フィルタ等の整備
2. 目的及び概要
本件は、老朽化した施設の防災対策として、再利用する特別高圧の閉鎖配電盤、遮断器
及び電力用フィルタ等の整備を実施するものである。すなわち、那珂核融合研究所の電気
工作物保安規則に基づく整備を実施するとともに、TFC電源用11kV配電盤の電流、電圧、
受電電力等の運転上必要なデータを遠方で監視可能な電力管理機器等を設置して、今後の
安全な運転に資する。
3. 整備場所
整備場所は、以下の場所及びその周辺の量子科学技術研究開発機構（以下「量研機構」
という）が指定する場所とする。
中央変電所
JT-60 実験棟（放射線管理区域）
JT-60 地下ダクト（一部は放射線管理区域）
JT-60 実験棟増設部
JT-60 発電機棟
JT-60 整流器棟
4. 納期
平成 29 年 2 月 28 日（火）
5. 整備実施期間
詳細については別途量研機構と受注者の間で協議の上決定する。
6. 整備対象設備
整備の対象機器は次の通りとする。対象機器の単線結線図を添付図-1,2 に、機器配置図を
添付図-3~5 に示す。なお、各機器の詳細については添付図-6~28 を参照すること。
(1) 屋外 11kV 閉鎖配電盤（M/C1）
4面
(2) 屋外 11kV 閉鎖配電盤保護継電器
15 台
-1-
(3)11kV 真空遮断器（F231,F232,F233）
3台
(4) 11kV 力率改善用コンデンサ（SC）
1式
(5) 11kV 交流フィルタ（5 次、7 次、高次）
3式
(6) P 電源直接制御盤
1面
(7) TFC 電源用 11kV 閉鎖配電盤（413M/C1）
2面
(8) P 電源操作監視盤（147LP2）の電力管理用指示計及び変換器
1式
(9) P 電源 CAMAC 補助盤（147LP3）の電力管理用変換器
1式
(10)P 電源 18kV 閉鎖配電盤（141M/C3A～3AX）
25 面
(11)P 電源 18kV 真空遮断器（52GP1,52FP11）
2台
(12)P 電源 18kV 相非分割母線（141BUS1A,141BUS2）
2式
(13)T 電源 18kV 屋内閉鎖配電盤（131M/C31～40,132M/C16～18） 13 面
(14)T 電源 18kV 真空遮断器（52RT11～14,52RT21,RT22）
6台
(15)T 電源屋内閉鎖配電盤保護継電器
28 台
(16)FPPC 電源限流リアクトル（414EP1）
1台
(17)FPPC 電源 18kV 閉鎖配電盤（414M/C1）
2面
7. 整備範囲
整備範囲は、TFC 電源用 11kV 配電盤の電流、電圧、受電電力等の運転上必要なデータ
を遠方で監視できるように電力管理機器等の整備を行う。また、既設機器は整備及び調整
試験一式を実施する。なお、11kV 真空遮断器と 18kV 真空遮断器の 52GP1 及び 52FP11
は分解を伴う詳細な調整及び整備、保護継電器は整備及び動作試験を実施するものとする。
8. 整備内容
整備内容の概略を以下に示す。個々の機器の整備内容は添付資料1から7によるものとす
る。JT-60実験棟及びJT-60地下ダクトの放射線管理区域での作業は、放射線作業従事者が
行うこと。
8.1 電力管理機器の整備
JT-60実験棟増設部のTFC電源用11kV配電盤で計測している電流、電圧、受電電力等の
データをJT-60整流器棟のP電源操作監視盤で監視できるように電力管理機器及び信号変換
器の整備を行う。
(1)信号ケーブルの敷設
添付図-23の「JT-60SA TFC電源11kV主回路三線結線図」に示す電流を測定する変流器
（CT）と電圧を測定する変成器（VT）の信号ケーブルをJT-60実験棟増設部からJT-60整
流器棟まで布設する。ケーブルの敷設ルートは、受注者が詳細な現場調査を行い決定し、
-2-
量研機構の了解を得ること。なお、想定されるケーブル布設ルートの一部は放射線管理区
域内となる。
(2)電力管理機器の整備
P電源操作監視盤及びP電源CAMAC補助盤内の電力管理機器の整備を行う。各盤には、
電流、電圧、有効電力、無効電力、力率、積算電力等を表示する計器及び信号変換器が設
置されているので機器の整備及び入出力特性試験を行う。整備する計器及び信号変換器は、
添付図-23の「JT-60SA TFC電源11kV主回路三線結線図」と添付資料1の「TFC電源用監
視機器の整備項目」を参照のこと。
8.2 既設機器の整備
詳細な整備項目は、添付資料 2～7 を参照のこと。
(1) 各機器の清掃及びフィルタ類の清掃を行う。
(2) 各機器を適宜分解し、過熱、ゆるみ、溶断、変色、油漏れ、損傷等の異常の有無の確
認を行う。
(3) 屋外11kV閉鎖配電盤は以下の調整、整備を行う。
① 計器類の校正試験
② 保護継電器の単体試験
③ 接地型計器用変成器のヒューズ交換
④ 警報確認試験及び機能確認試験
(4) 11kV真空遮断器は分解を伴う調整、整備を行う。
(5) 11kV力率改善用コンデンサ及び交流フィルタは以下の調整、整備を行う。また、リア
クトルの絶縁油の油面を確認し、不足している場合は補充すること。なお、各リアクトル
についてはPCB汚染のないことを確認済である。
① ブッシング及び放熱器からの油漏れ有無の確認
② 油量調整器の異常膨張の有無の確認
③ コンデンサの静電容量の測定
④ リアクトルの絶縁油の油中ガス分析等
⑤ 計器、継電器等の調整、整備
⑥ リアクトルのダイヤル温度計交換
⑦ 警報確認試験
(6) 直接制御盤は以下の整備を行う。
① 指示計、操作スイッチ、表示ランプ類の動作確認
② 警報確認試験及び機能確認試験
-3-
(7) TFC電源用11kV配電盤は以下の整備を行う。
①一般的な調整、整備
② 受電試験
(8) P電源18kV閉鎖配電盤は、主回路母線について調整、整備を行う。
(9) P電源18kV閉鎖配電盤の141M/C3W及び141M/C3Rについては、盤内及び収納機器に
ついて調整、整備を行う。
(10) P電源18kV真空遮断器52GP1,52FP11は、分解を伴う調整、整備を行う。
(11) P電源18kV相非分割母線は、点検口を開けて内部導体及び碍子等に損傷がないことを
確認する。
(12) T電源18kV屋内閉鎖配電盤は、盤内及び収納機器について調整、整備を行う。また、
T電源18kV真空遮断器は一般的な調整及び整備、保護継電器は動作試験を行う。
(13) FPPC電源の限流リアクトル及び18kV閉鎖配電盤は、一般的な調整、整備を行う。
(14) 主回路母線、主回路ケーブル及び動力用電源ケーブル等の絶縁抵抗測定を行う。
(15) 整備の結果、異常を認めた部分の調整を行う。ただし、調整ができない機器、部品等
が発生した場合は速やかに量研機構担当に報告し協議すること。
9. 支給品及び貸与品
(1) 現地作業で必要な水（上水、工業用水）及び電気は無償で支給する。支給する電気
（AC100V,AC200V）は、量研機構の指定するコンセントまたは実験盤とする。
(2) 装置専用の特殊工具、ハンドル、治工具、リフタ、その他装置に付属する作業工具は
無償で貸与する。
(3) その他、量研機構が必要と認めたものを支給又は貸与する。
10. 提出書類
受注者は、下記に示す提出書類を遅滞なく提出すること。
いずれの書類も標準的な形式（MS Word、MS Excel、AutoCAD 等）で作成し、印刷媒
体と CD–R/DVD–R 等を用いた電子媒体の両方で納入するものとする。その際、電子媒体
にはオリジナルのファイルの他に PDF 出力も添付すること。
提出書類の種類
提出期限
提出部数
確認
(1) 総括責任者届
契約締結後、速やかに
1部
不要
(2) 全体工程表
契約締結後、速やかに
1部
不要
(3) 整備要領書
契約締結後、速やかに
1部
（体制表含む）
※確認後コピー2 部提出のこと
-4-
(2 部)
要
(4) 月間工程表
(5) 週間工程表
当該月 第 3 月曜日の午前中
当該週 月曜日の午前中
（当該週前後 1 週間を含む）
1部
不要
1部
不要
(6) 作業日報
整備期間中毎日
1部
不要
(7) 整備報告書
整備終了後速やかに
2部
不要
1部
要
必要部数
不要
(8) 再委託承諾願
(9) その他量研機構が必要とする書
類
整備開始2週間前まで
（量研機構指定様式）
その都度（詳細は別途協議）
(提出場所)
那珂核融合研究所 JT-60 制御棟 415 号室
(確認方法)
「確認」は次の方法で行う。
量研機構は、確認のために提出された図書を受領したときは、期限日を記載した受領
印を押印して返却する。また、当該期限までに審査を完了し、受理しない場合には修正
を指示し、修正等を指示しないときは、受理したものとする。この確認は、確認が必要
な書類 1 部をもって行うものとし、受注者は、量研機構の確認後、残りの書類のコピー
を量研機構へ送付するものとする。
但し、再委託承諾願（量研機構指定様式）については、2 週間以内に量研機構から変更
請求をしない場合は、自動的に承認したものと見做す。
11. 検収条件
提出書類の確認並びに仕様書の定めるところに従って業務が実施されたと量研機構が認
めたときをもって業務完了とする。
12. 適用法規，規程等
下記の関係規格・基準等に準拠すること。
(1) 那珂核融合研究所電気工作物保安規程
(2) 那珂核融合研究所電気工作物保安規則
(3) 日本工業規格 (JIS)
(4) 日本電機工業会標準規格 (JEM)
(5) 日本電気規格調査会標準規格 (JEC)
(6) 日本電線工業会規格 (JCS)
(7) 日本電気協会内線規程 (JEAC)
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(8) 電気設備の技術基準を定める省令
(9) グリーン購入法
(10) その他関係する諸規格・基準
13. 特記事項
(1) 受注者は量研機構が量子科学技術の研究・開発を行う機関であるため、高い技術力及
び高い信頼性を社会的にもとめられていることを認識し、量研機構の規程等を遵守し
安全性に配慮し業務を遂行しうる能力を有する者を従事させること。
(2) 受注者は業務を実施することにより取得した当該業務及び整備に関する各データ、技
術情報、成果その他のすべての資料及び情報を量研機構の施設外に持ち出して発表も
しくは公開しまたは特定の第三者に対価をうけ、もしくは無償で提供することはでき
ない。ただし、あらかじめ書面により量研機構の承認を受けた場合はこの限りではな
い。
(3) 受注者は異常事態等が発生した場合、量研機構の指示に従い行動するものとする。
(4) 受注者は、安全関係法令及び量研機構の諸規定を遵守し、安全について万全の注意を
払うとともに量研機構の安全管理担当者の指示に従うこと。
(5) 受注者は本整備を行うに際し、同時に行われる他の作業と協調を図り、工程調整に協
力すること。
(6) 量研機構が貸与した物品は、受注者が善良な管理を行い、使用後は速やかに返却する
こと。
(7) 整備に伴う停電及び復電操作は、量研機構の担当者が行うものとし、監督する責任者
は、停電及び復電操作に立会うことを原則とする。
(8) 整備を行う際は、量研機構内の必要な手続きを遅滞なく行うこと。
(9) 本整備で必要となる養生材、消耗品等は受注者が用意すること。
(10) 本契約に基づく整備を行う上で疑義が生じた場合には、量研機構と受注者で協議の
上決定する。
14. 総括責任者
受注者は本契約を履行するにあたり、受注者を代理して直接指揮命令する者（以下「総
括責任者」という。
）及びその代理者を選任し、次の任務に当たらせるものとする。
(1) 受注者の従事者の労務管理及び作業上の指揮命令
(2) 本契約業務履行に関する量研機構との連絡及び調整
(3) 受注者の従事者の規律秩序の保持並びにその他本契約業務の処理に関する事項
-6-
15. グリーン購入法の推進
(1) 本契約において、グリーン購入法（国等による環境物品等の調達の推進等に関する法
律）に適用する環境物品（事務用品、ＯＡ機器等）が発生する場合は、これを採用す
るものとする。
(2) 本仕様に定める提出図書（納入印刷物）については、グリーン購入法の基本方針に定
める「紙類」の基準を満たしたものであること。
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添付資料 1
TFC 電源用監視機器の整備項目
(1) P 電源操作監視盤（147LP2）
① 外観、その他
ａ. 指示計、トランスデューサ等の発錆、損傷の有無
ｂ. 11kV 受電用指示計の入出力測定
・電圧計、電流計、電力計、電力量計、無効電力計、力率計
ｃ. 11kV 受電用トランスデューサの入出力測定
・電圧、電流、電力、無効電力、力率
② 絶縁抵抗測定
ａ. 絶縁抵抗測定（11kV 受電変換器用電源回路のみ）
(2) P 電源 CAMAC 補助盤（147LP3）
① 外観、その他
ａ.トランスデューサ等の発錆、損傷の有無
ｂ. 11kV 受電用トランスデューサの入出力測定
・電圧、電流、電力、無効電力、力率
② 絶縁抵抗測定
ａ. 絶縁抵抗測定（11kV 受電変換器用電源回路のみ）
添付資料 1
添付資料 2
整備及び調整試験項目
(1) 屋外 11kV 閉鎖配電盤（M/C1）
① 外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 扉の緩みの有無、開閉状態の確認
② 内部
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
ｂ. 主回路断路部の緩み、損傷、変色の有無及び接触状態の確認
ｃ. シャッター、リミットスイッチの緩み、損傷の有無
ｄ. 引出機構の緩み、損傷の有無及び動作状態の確認
ｅ. 主回路母線の損傷、変色及びボルトの緩みの有無
ｆ. 碍子、絶縁物の損傷、変色、汚損の有無
ｇ. 制御回路配線、端子台の損傷、変色、汚損及び端子部の緩みの有無
ｈ. 表示灯、表示器、操作スイッチの動作確認
ｉ. 接地線及び接地導体の緩み、損傷の有無
③ 収納機器（真空遮断器、EVT、SA、CT、ZCT、保護継電器、スペースヒータなど）
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
ｂ. 真空遮断器（3 台）の分解を伴う調整、整備（詳細は添付資料 2 に示す）
ｃ. EVT の整備
ｄ. SA の整備
ｅ. CT 及び ZCT の整備
ｆ. 保護継電器の動作試験（詳細は添付資料 5 に示す）
ｇ. スペースヒータの整備
ｈ. EVT 用ヒューズの交換（3 本）
④ 主回路ケーブル
ａ. ケーブル接続部の損傷、変色、汚損及びボルトの緩みの有無
ｂ. ケーブル貫通部塞ぎ板の損傷の有無
⑤ 絶縁抵抗測定
ａ. 高圧回路及び低圧回路の絶縁抵抗測定
⑥ 警報確認試験
ａ. 本盤で検出する警報を模擬出力し、遮断器のトリップ及び鎖錠（86 リレー）動作
が行われることを確認する。また、直接制御盤へ警報が出力されることを確認する。
⑦ 機能試験
ａ. 本盤で行う操作が展開接続図に従って正常に操作できることを確認する。
添付資料 2-1
(2) 11kV 力率改善用コンデンサ（SC）
① コンデンサ
ａ. 発錆、損傷、油漏れの有無及び清掃
ｂ. 接地線の緩み、損傷の有無
ｃ. ブッシングの油漏れ、変色、締付ボルトの緩みの有無及び清掃
ｄ. 油量調整器の異常膨張、油漏れの有無
ｅ. 静電容量の測定
ｆ. 絶縁抵抗測定
② リアクトル
ａ. 発錆、損傷、油漏れの有無及び清掃
ｂ. 接地線の緩み、損傷の有無
ｃ. ブッシングの油漏れ、変色、締付ボルトの緩みの有無及び清掃
ｄ. 放熱器の発錆、損傷、油漏れの有無
ｅ. 絶縁油の油中ガス分析、絶縁破壊電圧、酸化測定、抵抗率測定の実施
ｆ. 計器、継電器の発錆、損傷の有無及び動作試験
ｇ. ダイヤル温度計の交換
ｈ. 絶縁抵抗測定
③ その他（ダクト、放電コイル、CT）
ａ. 発錆、損傷、油漏れの有無及び清掃
ｂ. 接地線の緩み、損傷の有無
ｃ. 主回路母線締付ボルトの緩みの有無
ｄ. 絶縁抵抗測定
④ 警報確認試験
ａ. 本機器で検出する警報を模擬出力し、直接制御盤へ警報が出力されることを確認す
る。
(3) 11kV 交流フィルタ（5 次、7 次、高次）
① コンデンサ
ａ. 発錆、損傷、油漏れの有無及び清掃
ｂ. 接地線の緩み、損傷の有無
ｃ. ブッシングの油漏れ、変色、締付ボルトの緩みの有無及び清掃
ｄ. 油量調整器の異常膨張、油漏れの有無
ｅ. 静電容量の測定
ｆ. 絶縁抵抗測定
添付資料 2-2
② リアクトル
ａ. 発錆、損傷、油漏れの有無及び清掃
ｂ. 接地線の緩み、損傷の有無
ｃ. ブッシングの油漏れ、変色、締付ボルトの緩みの有無及び清掃
ｄ. 放熱器の発錆、損傷、油漏れの有無
ｅ. 絶縁油の油中ガス分析、絶縁破壊電圧、酸化測定、抵抗率測定の実施
ｆ. 計器、継電器の発錆、損傷の有無及び動作試験
ｇ. ダイヤル温度計の交換（3 台）
ｈ. 絶縁抵抗測定
③ その他（ダクト、放電コイル、CT）
ａ. 発錆、損傷、油漏れの有無及び清掃
ｂ. 接地線の緩み、損傷の有無
ｃ. 主回路母線締付ボルトの緩みの有無
ｄ. 絶縁抵抗測定
④ 警報確認試験
ａ. 本機器で検出する警報を模擬出力し、直接制御盤へ警報が出力されることを確認す
る。
(4) P 電源直接制御盤
① 外観、その他
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 接地線の緩み、損傷の有無
ｃ. 盤内器具の発錆、損傷、緩みの有無
ｄ. 指示計、操作スイッチ、ランプ類の発錆、損傷の有無及び動作確認
ｅ. 絶縁抵抗測定
② 警報確認試験
ａ. 本盤で表示する警報を模擬し、正常に表示されることを確認すること。
③ 機能試験
ａ. 本盤で行う操作が展開接続図に従って正常に操作できることを確認すること。
(5) TFC 電源用 11kV 閉鎖配電盤（413M/C1）
① 外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 扉の緩みの有無、開閉状態の確認
② 内部
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
添付資料 2-3
ｂ. 主回路断路部の緩み、損傷、変色の有無及び接触状態の確認
ｃ. シャッター、リミットスイッチの緩み、損傷の有無
ｄ. 引出機構の緩み、損傷の有無及び動作状態の確認
ｅ. 主回路母線の損傷、変色及びボルトの緩みの有無
ｆ. 碍子、絶縁物の損傷、変色、汚損の有無
ｇ. 制御回路配線、端子台の損傷、変色、汚損及び端子部の緩みの有無
ｈ. 表示灯、表示器、操作スイッチの動作確認
ｉ. 接地線及び接地導体の緩み、損傷の有無
ｊ. 収納機器の発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無
③ 主回路ケーブル
ａ. ケーブル接続部の損傷、変色、汚損及びボルトの緩みの有無
ｂ. ケーブル貫通部塞ぎ板の損傷の有無
④ 絶縁抵抗測定
ａ. 高圧回路及び低圧回路の絶縁抵抗測定
⑤ 受電試験
ａ. 中央変電所から受電し、表示器、計器等が正常に動作することを確認する。
ｂ. 異音、異常な振動等がないことを確認する。
(6)P 電源 18kV 閉鎖配電盤（141M/C3A～3AX）
①外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 扉の緩みの有無、開閉状態の確認
②主回路母線
ａ. 主回路母線の損傷、変色及びボルトの緩みの有無
ｂ. 支持碍子、絶縁物の損傷、変色、汚損の有無
ｃ. 絶縁抵抗測定
③その他
ａ. 接地線及び接地導体の緩み、損傷の有無
(7)P 電源 18kV 閉鎖配電盤（141M/C3W,141M/C3R）
上記の(1)に示す確認等に加えて、以下の調整・整備を行う。
①盤内
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
ｂ. 主回路断路部の緩み、損傷、変色の有無及び接触状態の確認
ｃ. シャッター、リミットスイッチの緩み、損傷の有無
ｄ. 引出機構の緩み、損傷の有無及び動作状態の確認
添付資料 2-4
ｅ. 制御回路配線、端子台の損傷、変色、汚損及び端子部の緩みの有無
ｆ. 表示灯、表示器、操作スイッチの動作確認
②収納機器（真空遮断器、SA など）
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
ｂ. 真空遮断器 52GP1 及び 52FP11 の分解を伴う調整・整備（詳細は添付資料 3 に示す）
ｃ. SA の整備
③主回路ケーブル
ａ. ケーブル接続部の損傷、変色、汚損及びボルトの緩みの有無
ｂ. ケーブル貫通部塞ぎ板の損傷の有無
(8) P 電源相非分割母線（141BUS1A,141BUS2）
ａ. 発錆、損傷、汚損の有無及び清掃
ｂ. 点検カバーボルト及びユニット間接続ボルトの締付確認
ｃ. 内部の漏水、結露及び異物の有無
ｄ. 導体、接続部の変色、損傷の有無
ｅ. 支持碍子の損傷の有無
ｆ. 主回路絶縁抵抗測定
(9)T 電源 18kV 屋内閉鎖配電盤（131M/C31～40,132M/C16～18）
①外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 扉の緩みの有無、開閉状態の確認
②内部
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
ｂ. 主回路断路部の緩み、損傷、変色の有無及び接触状態の確認
ｃ. シャッター、リミットスイッチの緩み、損傷の有無
ｄ. 引出機構の緩み、損傷の有無及び動作状態の確認
ｅ. 主回路母線の損傷、変色及びボルトの緩みの有無
ｆ. 碍子、絶縁物の損傷、変色、汚損の有無
ｇ. 制御回路配線、端子台の損傷、変色、汚損及び端子部の緩みの有無
ｈ. 表示灯、表示器、操作スイッチの動作確認
ｉ. 接地線及び接地導体の緩み、損傷の有無
③収納機器（真空遮断器、EVT、SA、CT、ZCT、保護継電器など）
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
ｂ. 真空遮断器（6 台）の一般的な調整・整備（詳細は添付資料 4 に示す）
ｃ. EVT の調整、整備
添付資料 2-5
ｄ. SA の整備
ｅ. CT 及び ZCT の整備
ｆ.保護継電器の動作試験（詳細は添付資料 6 に示す）
ｇ. EVT 用ヒューズの交換（3 本）
④主回路ケーブル
ａ. ケーブル接続部の損傷、変色、汚損及びボルトの緩みの有無
ｂ. ケーブル貫通部塞ぎ板の損傷の有無
⑤その他
ａ. 盤内主回路母線の絶縁抵抗測定
(10)FPPC 電源 18kV 閉鎖配電盤（414M/C1）
①外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 扉の緩みの有無、開閉状態の確認
②内部
ａ. 全般的な発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無及び清掃
ｂ. 主回路断路部の緩み、損傷、変色の有無及び接触状態の確認
ｃ. シャッター、リミットスイッチの緩み、損傷の有無
ｄ. 引出機構の緩み、損傷の有無及び動作状態の確認
ｅ. 主回路母線の損傷、変色及びボルトの緩みの有無
ｆ. 碍子、絶縁物の損傷、変色、汚損の有無
ｇ. 制御回路配線、端子台の損傷、変色、汚損及び端子部の緩みの有無
ｈ. 表示灯、表示器、操作スイッチの動作確認
ｉ. 接地線及び接地導体の緩み、損傷の有無
ｊ. 収納機器の発錆、変色、損傷、汚損、異物の有無
③主回路ケーブル
ａ. ケーブル接続部の損傷、変色、汚損及びボルトの緩みの有無
ｂ. ケーブル貫通部塞ぎ板の損傷の有無
④絶縁抵抗測定
ａ. 高圧回路及び低圧回路の絶縁抵抗測定
(11)FPPC 電源限流リアクトル（414EP1）
①一般構造部分
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 扉の緩みの有無、開閉状態の確認
ｃ. 締付けボルトの緩みの有無
添付資料 2-6
②コイル
ａ. 変色、剥離、亀裂、変形の有無
ｂ. 金属粉あるいはカーボン性のほこりの有無
ｃ. 絶縁抵抗測定
③碍子及び支持絶縁物
ａ. 締付けボルトの緩みの有無
ｂ. 亀裂、割れ等の有無
④リード線及び接続導体
ａ. 締付けボルトの緩みの有無
ｂ. 変色、腐食、変形等の有無
ｃ. 締付けボルトの緩みの有無
⑤主回路ケーブル
ａ. ケーブル接続部の損傷、変色、汚損及びボルトの緩みの有無
ｂ. ケーブル貫通部塞ぎ板の損傷の有無
ｃ. 絶縁抵抗測定
添付資料 2-7
添付資料 3
11kV 真空遮断器の分解を伴う整備項目
遮断器の分解を伴う詳細な調整、整備を行うこと。遮断器の型式、定格及び主な整備内
容を以下に示す。
(1) 遮断器の型式と数量
フィーダ No.
型
式
数
量
F231
F232
F233
（141-52TP）
（141-52CP）
（141-52SP）
VGA5-10M50
VGA5-10J50M
VGA5-10J50M
(東芝製)
(東芝製)
(東芝製)
1台
1台
1台
(2) 遮断器の定格
形
VGA5-10M50
12kV
定格電圧
定格電流
VGA5-10J50M
1200A
600A
定格周波数
50／60Hz
絶縁階級
10 号
定格遮断電流
25kA
定格短時間電流
25kA
定格投入電流
63kA
定格遮断時間
3 サイクル
定格開極時間
0.03 秒
定格投入操作電圧
DC100/110V
定格投入操作電流
50A
2.2A
定格引外し電圧
DC100/110V
定格引外し電流
4.5A
無負荷投入時間
0.2 秒
標準動作責務
O－1 分－CO－3 分－CO
重量
215kg
添付資料 3-1
210kg
(3) 整備内容
① 全般及び外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 過熱、変色、アーク痕の有無
ｃ. ボルト、ナット類の緩みの有無
ｄ. 割ピンの脱落の有無
ｅ. 開閉表示器の表示及び動作確認
② 操作機構部
ａ. リミットスイッチの動作確認
ｂ. インターロック機構の動作確認
③ 主導電部
ａ. 電極消耗量の確認及び調整
ｂ. 真空バルブの真空度確認
・耐電圧試験
④ 操作試験
ａ. 手動操作試験
ｂ. 電動操作試験
⑤ 絶縁抵抗測定
ａ. 主導電部と大地間
ｂ. 同相主回路端子間
ｃ. 異相主回路間
添付資料 3-2
添付資料 4
P 電源真空遮断器の分解を伴う整備項目
遮断器の分解を伴う詳細な調整、整備を行うこと。遮断器の型式及び主な整備内容は以
下に示す。
(1)遮断器の型式と数量
フィーダ No.
型
式
数
量
52GP1
52FP11
VGA2-20Q170
VGA2-20M170
(東芝製)
(東芝製)
1台
1台
(2)遮断器の定格
形
VGA2-20Q170
24kV
定格電圧
定格電流
VGA2-20M170
3000A
1200A
定格周波数
50／60Hz
絶縁階級
AC50kV-1min
定格遮断電流
40kA
定格短時間電流
40kA
定格投入電流
100kA
定格遮断時間
5 サイクル
定格開極時間
0.035 秒
定格投入操作電圧
DC100/110V
定格投入操作電流
5A/5.5A
定格引外し電圧
DC100/110V
定格引外し電流
5A/5.5A
無負荷投入時間
0.07 秒
標準動作責務
O－1 分－CO－3 分－CO
重量
600kg
添付資料 4-1
460kg
(3)整備内容
①全般及び外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 過熱、変色、アーク痕の有無
ｃ. ボルト、ナット類の緩みの有無
ｄ. 割ピンの脱落の有無
ｅ. 開閉表示器の表示及び動作確認
②操作機構部
ａ. リミットスイッチの動作確認
ｂ. インターロック機構の動作確認
③主導電部
ａ. 電極消耗量の確認
ｂ. 真空バルブの真空度確認
・耐電圧試験
④操作試験
ａ. 手動操作試験
ｂ. 電動操作試験
⑤絶縁抵抗測定
ａ. 主導電部と大地間
ｂ. 同相主回路端子間
ｃ. 異相主回路間
ｄ. 低圧回路と大地間
添付資料 4-2
添付資料 5
T 電源真空遮断器の整備項目
遮断器の一般的な調整、整備を行うこと。遮断器の型式及び主な整備内容は以下に示す。
(1)遮断器の型式と数量
フィーダ No.
型
式
数
量
52RT11,52RT12,52RT13,52RT14
52RT21,52RT22
VGA2-20M170
VGA2-20P170
(東芝製)
(東芝製)
4台
2台
(2)遮断器の定格
形
VGA2-20Q170
24kV
定格電圧
定格電流
VGA2-20P170
1200A
2000A
定格周波数
50／60Hz
絶縁階級
AC50kV-1min
定格遮断電流
40kA
定格短時間電流
40kA
定格投入電流
100kA
定格遮断時間
5 サイクル
定格開極時間
0.035 秒
定格投入操作電圧
DC100/110V
定格投入操作電流
5A/5.5A
定格引外し電圧
DC100/110V
定格引外し電流
5A/5.5A
無負荷投入時間
0.07 秒
標準動作責務
O－1 分－CO－3 分－CO
重量
460kg
添付資料 5-1
540kg
(3)整備内容
①全般及び外観
ａ. 発錆、損傷の有無及び清掃
ｂ. 過熱、変色、アーク痕の有無
ｃ. ボルト、ナット類の緩みの有無
ｄ. 割ピンの脱落の有無
ｅ. 開閉表示器の表示及び動作確認
ｆ. 操作機構部の調整、整備
ｇ. 一次、二次断路部の調整、整備
ｈ. 補助スイッチの調整、整備
②操作試験
ａ. 手動操作試験
ｂ. 電動操作試験
③絶縁抵抗測定
ａ. 主回路の絶縁抵抗測定
添付資料 5-2
添付資料 6
屋外 11kV 閉鎖配電盤保護継電器の整備及び動作試験項目
(1)対象継電器
名
称
器 具 番 号
数 量
50-51TP,50-51CP,50-51SP
6台
61CP,61SP
2台
地絡過電圧継電器
64TP
1台
過電圧継電器
59TP
1台
67CH1,67CP,67SP1,67SP2,67SP3
5台
過電流継電器
平衡継電器
地絡方向継電器
(2) 整備内容
① 過電流継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 時限要素動作値の測定
ｃ. 時限要素動作時間の測定
ｄ. 瞬時要素動作値の測定
② 電流平衡継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 動作値の測定
ｃ. 動作時間の測定
③ 地絡過電圧継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 動作値の測定
④ 過電圧継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 動作値の測定
ｃ. 動作時間の測定
⑤ 地絡方向継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 動作値の測定
ｃ. 動作時間の測定
ｄ. 位相特性の測定
添付資料 6
添付資料 7
T 電源 18kV 屋内閉鎖配電盤保護継電器の整備及び動作試験項目
(1)対象継電器
名称
過電流継電器
器具番号
50-51RT11,50-51RT12,50-51RT13,50-51RT14,
数量
18 台
50-51RT21,50-51RT22 の各相（R,S,T）
地絡過電流継電器
50GRT11,50GRT12,50GRT13,50GRT14,
6台
50GRT21,50GRT22
地絡過電圧継電器
64GLS
1台
不足電圧継電器
27LS
3台
(2)整備内容
①過電流継電器及び地絡過電流継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 時限要素動作値の測定
ｃ. 時限要素動作時間の測定
ｄ. 瞬時要素動作値の測定
②地絡過電圧継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 動作値の測定
③不足電圧継電器
ａ. 外観目視確認
ｂ. 動作値の測定
添付資料 7
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