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こころの健康だより No.35 (平成26年6月発行)

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こころの健康だより No.35 (平成26年6月発行)
2014.06
No. 35
内 容
こころのアトリエ
ችᅕᅹἙỶ Ὁ ἃỴ˺Լᨼ
華道
絵手紙
料理教室
精神科デイ・ケアでは、集団活動での楽しく充実した経験を
積み重ねながら、社会復帰や社会参加を目指しています。
興味のある方は、心の健康センターまでお問合せください。
●こころのアトリエ
●心の健康センター所長 あいさつ
●トピックス
「県が助成する自殺予防・自殺防止活動
を行う民間団体等が決定しました!」
富山県厚生部健康課
●ホタルイカ先生の診察日誌
「睡眠障害」
●心の健康センターからのお知らせ
「精神障害者保健福祉手帳制度に
ついて」
「図書紹介」
●こころのバリアフリーコーナー
「インターネット依存症」
∼気付きから回復に至るまで∼
独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター
中山 秀紀
●インフォメーション
団体活動紹介 「富山県自殺対策補助事業
認定民間団体 虹ノ音」
心の健康センター
所長 就任挨拶
心の健康センター所長 引網 純一
今年の4月に富山県心の健康センター所
長を拝命しました引網 純一(ひきあみ じゅんいち)と申します。どうぞよろしく
お願いいたします。私は富山医科薬科大学
(現富山大学)医学部を卒業し、同大学附
属病院、富山県立中央病院で研修医として
勤務しました。その後、新潟県長岡市の田
宮病院での精神科臨床を経て、平成9年10
◦◦
月から平成25年3月まで心の健康センター
で、平成25年度は県立中央病院精神科で勤
務していました。これまでセンターでは、
主に診療、ストレスドックの診察、研修会
の講師をしていましたが、今年度は所長と
いうことで、責任の重さを感じております。
さて、この4月に精神保健福祉法が一部
改正され、精神障害者の医療に関する指針
が示されました。それによると、入院中心
の精神医療から、精神障害者の地域生活を
支えるための精神医療の実現へということ
で、医師、看護師などの配置の充実を促
すといった精神病床の機能分化、多職種の
チームによる訪問支援のような居宅等にお
ける保健医療サービスと福祉サービスの提
供、精神障害者の医療の提供に当たり、医
療従事者と保健福祉従事者とが多職種で連
携することなどが謳われています。精神障
害があっても、できるだけ入院せず、地域
で安心して生活できるように、保健医療
サービス、福祉サービスを充実させる、ま
た、たとえ入院しても、できるだけ短期間
で退院できるよう、手厚く治療するという
ことです。
心の健康センターとしても、
今後、
◦◦
ますます医療、福祉との連携を強め、それ
ぞれの機能の向上に寄与してまいりたいと
思います。さらに、医療保護入院の保護者
制度が廃止されました。今後はセンターが
事務を務める精神医療審査会において、入
院医療のあり方についても細かく問われて
いくことになると考えられます。
平成25年度から始まった富山県医療計画
では、これまでの4疾病(がん、脳卒中、
急性心筋梗塞、糖尿病)に精神疾患が加わ
りました。このように精神保健福祉の重要
性がますます大きくなるなか、各厚生セン
ター、支所、保健所との連携をこれまで以
上に緊密にし、お互いに協力して地域精神
保健活動を推進していきたいと思っており
ます。
また、従来からの事業である相談・診療、
教育研修、精神科デイ・ケア、調査研究、
広報普及、組織支援、ストレス対策事業、
自殺予防対策、こころのリスク相談、ひき
こもり地域支援にも力を注ぐ所存です。今
後とも、これまで以上のご指導とご鞭撻を
賜るよう、よろしくお願い申し上げます。
トピックス
県が助成する自殺予防・自殺防止活動を
行う民間団体等が決定しました!
県では、自殺によって多くの県民の尊い命が失われているという現実を重く受け止め、自ら命を
絶たれる方が一人でも少なくなるよう、自殺防止のための施策に積極的に取り組んでいます。
この一環として、自殺予防への理解者や活動の担い手が増えるよう、自殺対策に取組む民間団体
を広く募集したところ、多くの応募をいただき、次のとおり、11の助成団体を決定しました。
団 体 名(取組内容)
連絡先(代表者又は担当者)
富山ダルク
富山市
076−407−5777(林)
グループ女綱(なづな)~ストップDVとやま~
富山市
eメール:[email protected]
(草野)
自死遺族死別の体験分かち合い「風の道(富山)
」
富山市
076−421−5388(本田)
富山・生と死を考える会
高岡市
0766−31−0744(豊原)
特定非営利活動法人 ここらいふ
富山市
076−441−6678(松本)
社会的ひきこもり家族自助会とやま大地の会
上市町
090−3768−1733(米谷)
虹ノ音
富山市
080−6367−2010(谷内)
ストップ性暴力ネットワーク富山Let’
s Voice
富山市
076−421−5388(本田)
(薬物・アルコール依存による自殺を防ぐための電話相談の実施等)
(DV被害者がうつ状態に陥り、自殺念慮が高まるという状況に対応するため、平
日夜間(週1回)の電話相談を実施)
(自死遺族支援、自死遺族への社会的偏見をなくすための啓発、スタッフ養成を実施)
(電話相談、自死などによる遺児のグリーフケアの実施、移動分かち合いの場の提供)
(うつ病などの精神疾患や人間関係で職場を失われた方等、心身共に行き詰まり、
自殺実行を選択する危険性のある方に対して、気軽に相談できる場所を提供)
(ひきこもり当事者、家族及び支援者が、安心して参加できるわかちあいの会の開
催、電話相談、人材養成)
(うつ病やひきこもりの本人や家族への傾聴を主に、音楽鑑賞と音楽的療法を契機
にした学業・社会・生活復帰の支援)
(性暴力被害者への電話相談など心のケアを実施するとともに、性暴力根絶や被害
者への社会的偏見をなくす啓発活動を実施)
りばてぃー One
(うつ病やうつ状態の人、及び心理的援助を必要とする人や家族などを対象に、認
知行動療法やアサーション・トレーニング等のコミュニケーションスキルの支援、
電話やメールでのサポート、スタッフ養成の実施)
射水市
090−3888−5310(五十嵐)
特定非営利活動法人 村の音
富山市
076−424−7308(廣野)
リカバリーとやま
富山市
090−3296−6767(神通)
(自殺念慮等の悩みのある人の夜間の相談窓口の提供)
(精神的な危機的状況にある人に対する休日の居場所や相談の場、対話のある学び
の場を通した人と人との緩やかな支え合いの輪の提供)
詳しくは、http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1205/index.htmlをご覧ください。
◦◦
ホタルイカ先生の診察日誌
「睡眠障害について」
(*-*;)夜、時々、寝つきが悪いことがあったり、夜中に目が覚めて、その後、眠れなかったりする
ことがあるのですが、大丈夫でしょうか?
ホ わが国では5人に1人が睡眠不足で悩んでいるといわれています。
睡眠不足は日中の眠気につながり、
作業能率の低下、情緒不安定、判断ミスとそれによる事故の発生の原因にもなります。また、うつ病な
どの精神疾患の症状のひとつであることもあります。
(*-*;)睡眠は十分とることが大事なんですね。ところで睡眠には、どんな役割があるのですか?
ホ 心身の疲労回復、記憶の定着、免疫機能の強化の3つがあります。このように睡眠には大切な働きが
あるので、睡眠は心身の健康には不可欠なものといえるでしょう。
(*-*;)「睡眠障害」にはどんな種類があるのですか?
ホ 睡眠の異常として、眠ろうにも眠れない不眠症、日中に居眠りを繰返す過眠症、睡眠中に呼吸停止を
繰返すことで、日中、強い眠気が生じる睡眠時無呼吸症、過眠に情動性脱力発作(強い感情の動きが引
き金になって、体の力が抜ける発作)や入眠時幻覚(寝入りばなに鮮明な怖い夢を見るもの)を伴うナ
ルコレプシー、環境条件(寝室の温度や湿度、寝具の状態、睡眠習慣)に起因する睡眠障害があります。
睡眠覚醒リズムの障害として概日リズム睡眠障害、睡眠中に夢遊病や夜驚症と呼ばれる異常行動や身体
症状を伴うものとして睡眠時随伴症があります。様々な精神疾患、身体疾患でも睡眠が障害されます。
アルコールやカフェイン、その他、薬物にも睡眠に影響を与えるものがあります。
(*-*;)睡眠障害にこんなにたくさん種類があるなんて初めて知りました。それでは、
よい眠りとは、
どんな眠りなのでしょう?
ホ 朝、起きた時にスッキリしていて、日中、それほど眠気がなく、活動に支障がない程度の休息がとれ
ていれば、よい眠りといえるでしょう。夜の睡眠よりも日中の活動に目を向けることが大切です。
(*-*;)8時間眠らなくてもよいのですか?
ホ 睡眠には個人差があります。平均睡眠時間は、25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳で6時間と短く
なります。加齢により中途覚醒の増加や徐波睡眠の減少がみられ、
若い頃のようには眠れなくなります。
自分の睡眠を、他人や自分の若い頃と比べることは意味がありません。
(*-*;)どうしたら、よく眠れますか?
ホ 眠くなってから布団に入りましょう。日中は活動的に過ごします。食事、カフェイン、アルコールは
寝る時刻の2、3時間前までに、入浴は1、2時間前までにすませましょう。寝酒はやめましょう。眠
りの質を低下させ、飲酒量の増加にもつながります。就寝前の1、2時間は照明を落とし、音楽を聴く
など、自分なりのリラックス法を見つけましょう。寝床で本を読んだり、テレビを見たり、飲食したり
せず、寝床は睡眠のためだけに使いましょう。健康な人は床に入って15分以内に眠ります。15分たって
も眠れなければ、他の部屋でリラックスできることをしましょう。眠れないまま、長い時間、寝床で過
ごすと、不眠と寝床を条件付けてしまうことになります。本当に眠くなってから寝室に行きましょう。
睡眠時間に関係なく、朝は決まった時刻に起きます。起きる時刻を一定にすることで体が睡眠覚醒のリ
ズムを覚えやすくなります。それでも眠れない時は、早めに医師に相談しましょう。先程も言ったよう
に睡眠の障害は体や心の病気のサインのこともあります。
◦◦
心の健康センターからのお知らせ
精神障害者保健福祉手帳制度について
1 目的
一定の精神障害の状態にあることを認定して交付することにより、精神障害者の自立と社
会参加の促進を図ることを目的としています。
手帳の交付を受けた方に対しては、各方面のご協力により、税金の減免や公共交通機関の
運賃の割引等さまざまな支援を受けることができます。
2 対象となる方
精神疾患(てんかん、発達障害を含みます)により、長期にわたり日常生活又は社会生活
への制約がある方。ただし、精神疾患による初診から6ヶ月以上経過していることが必要です。
3 申請窓口
居住地の市町村
4 有効期間
2年間(更新申請は、有効期限の日の3ヶ月前からできます。
)
図 書 紹 介
新たに図書を購入しました。
心の健康センターでは、精神医療・精神障害者福祉・心の健康づくりに関わる関係者の方に
図書の閲覧・貸出し(2週間以内・5冊まで)をしています。気軽に利用下さい。
思春期・ひきこもり関連
発達障害・摂食障害関連
*中高生のためのメンタル系サバイバルガイド
*14歳からの精神医学
*子どもの心の診療シリーズ6 子どもの人格発達の障害
*図解 よくわかる思春期の発達障害
*人事担当者のための発達障害の人の面接・採用
マニュアル
*摂食障害への援助
*ひきこもってよかった 暗闇から抜け出して
*高齢化するひきこもりのサバイバルライフプラン
*僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由
アディクション(薬物・アルコール等)関連
*家族を依存症から救う本
*薬物依存とアディクション精神医学
*共依存 心のレッスン
*共依存 苦しいけれど、離れられない
*依存症と家族
*「やめられない心」依存症の正体
*物質使用障害のグループ治療
*ドラッグ問題をどう教えるか
*薬物・アルコール依存症からの回復支援ワークブック
*解離性障害とアルコール・薬物依存症を理解するためのセルフ・ワークブック
*CRAFT依存症患者への治療動機づけ
*CRAFT依存症者家族のための対応ハンドブック
◦◦
こころのバリアフリーコーナー
平成25年12月5日(木)富山県総合福祉会館サンシップとやま1階福祉ホールにて実施した「平成25年度アディ
クション問題研修会」の一部をご紹介します。
講演 「インターネット依存症
∼気付きから回復に至るまで∼」
独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター 医師 中山 秀紀 先生
1.インターネット依存症とは
依存とは、あるものに頼ることが止められない、又は、制御(コントロール)しにくくなる状態のことです。
つまり、インターネット依存症とは、インターネットやゲームの使用、動画鑑賞などが止められない、又は、
制御(コントロール)が難しくなってしまう状態のことをいい、それに伴い、以下のような支障を来してしま
います。
学業、仕事
精神面
遅刻 、欠席
留年 、退学
成績低下
就労不能
失職
作業能力低下
イライラ
うつ、不安
ひきこもり
昼夜逆転
不眠
身体面
人間関係
やせや肥満
家族や親戚との不和
少食、過食
友人の減少
運動機能低下
孤立
骨密度低下
家族のうつ
栄養障害
家族のストレス
エコノミークラス症候群
家族の不眠
金銭面
その他
浪費(課金等)
収入減
家出
暴言
暴力
警察沙汰
2.診断
インターネット依存症の診断の際には、以下のような要点を用いて診断していきます。
過剰使用
時間の感覚を忘れ、基本的な活動(食事を食べる、風呂に入る等)ができなくなる。
離 脱
インターネットができないようにされると、取り上げた相手への憎しみ以上に、使用を急に中断したことによ
る離脱症状(怒り、緊張状態、抑うつ状態)が強く出る。暴言や暴力をふるう場合もある。
耐 性
より良いインターネット環境を整備しようとする。インターネットを使用するために、より多くの時間を必要とする。
悪 影 響
言い争いや嘘、業績悪化、社会的孤立、疲労など、日常生活において様々な問題が生じる。
また、インターネット依存症になっていないか、自己チェックできる、以下のようなインターネットアディク
ションテスト(IAT)がありますので、参考にして下さい。
【インターネットアディクションテスト(IAT)
】
以下の項目を
「全くない(1点)」
「稀にある(2点)
「ときどきある
」
(3点)
「よくある
」
(4点)
「いつもある
」
(5点)
」
で判定し合計します。「20〜39点」は平均的なオンラインユーザー、
「40〜69点」はインターネットで問題がある、
「70〜100点」はインターネットに重大な問題があり治療の必要がある、と判断されます。
1.気がつくと、思っていたより長い時間インターネットをして
いることがありますか。
2.インターネットをする時間を増やすために、家庭での仕事や
役割を疎かにすることがありますか。
3.配偶者や友人と過ごすよりも、インターネットを選ぶことが
ありますか。
4.インターネットで新しい仲間をつくることがありますか。
5.インターネットをしている時間が長いと周りの人から文句を
言われたことがありますか。
6.インターネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業
に支障をきたすことがありますか。
7.他にやらなければならないことがあっても、まず先に電子メー
ルをチェックすることがありますか。
8.インターネットのために、仕事の能率や成果が下がったこと
がありますか。
9.人にインターネットで何をしているのか聞かれた時、防御的
になったり、隠そうとしたことがどれ位ありますか。
10.日々の生活の心配事から心をそらすためにインターネットで
心を静めることがありますか。
11.次にインターネットをする時のことを考えている自分に気が
付くことがありますか。
12.インターネットの無い生活は、退屈で空しく、つまらないも
のだろうと、恐ろしく思うことがありますか。
13.インターネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いら
いらしたり、怒ったり、大声を出したりすることがありますか。
14.睡眠時間を削って、深夜までインターネットをすることがあ
りますか。
15.インターネットをしていない時でも、インターネットのこと
ばかり考えていたり、インターネットをしているところを空
想したりすることがありますか。
16.インターネットをしている時「あと数分だけ」と言っている
自分に気がつくことがありますか。
17.インターネットをする時間を減らそうとしても、できないこ
とがありますか。
18.インターネットをしていた時間の長さを隠そうとすることが
ありますか。
19.誰かと外出するより、インターネットを選ぶことがありますか。
20.インターネットをしていないと憂うつになったりいらいらして
も、再開すると嫌な気持ちが消えてしまうことがありますか。
◦◦
3.治療
久里浜医療センターでは、以下の治療を行っています。
(1)個人精神療法
・インターネット等の使用歴、使用時間、種類、その問題点、生活実態、その他の問題行為などを詳細に聞
き取る。またIATや日記など記載してもらい、インターネット問題使用の自覚を促す。
・医師と面接し、個々の事情に合わせて方向性を決め、家族に対してのアドバイスをする。
・必要に応じて検査(採血、心電図、骨密度、MRI、脳波、体力測定など)や食事調査も行う。
・再来時には、患者に生活状況やインターネット使用状況を記載する日記をつけてきてもらい、それらをも
とに目標を決めながら治療を進めていく。
・臨床心理士による心理テストや心理療法なども併せて行う。
・合併精神疾患の治療も同時に行う。
(2)デイケア(1回/週)
・インターネットから離れる時間を作り、生活習慣を改善し、インターネット以外の活動を楽しみ、他者と
の現実でのコミュニケーションをとることによって、インターネット依存症からの脱却を図る。
・具体的には、朝9時から開始し、スポーツや芸術活動、電子的ではないゲームなどを行い、またスタッフ
による短時間の講義や参加者同士のディスカッションを行う。
(3)家族会(2回/月)
・インターネット依存症の家族同士が、スタッフを交えた安心できる環境で、それぞれの悩みや不安などを
共有し、問題解決に向けて意見交換、インターネットに関連する情報交換・知識の習得、家族の対応や嗜
癖者の心理について理解を深める。
4.本人との関わり方
周囲から見ると、インターネットばかりしていて、現実的に起こっている問題を認識していない、そして真
面目にその問題に取り組もうとしないように見えることが多くあります。ただ、本人には、インターネットを
したいという思い、インターネットをしていてはダメだという思いの両方の感情があります。
家族や周囲は、本人のインターネットの問題使用をやめさせたいと思う場合、本人は両方の感情を併せ持つ
ものだと認識しながら、時間はかかると思いますが、本人が正しい選択が出来るよう、誘導しながら本人に寄
り添います。
その中で、以下の5段階に沿った関わりを進めていきます。
無関心期(インターネットの使用を止める必要がないと考
えている)
何を言っても、本人の反発を食らうだけでお互いに疲弊
するため、様子を見守りながら、本人には、食事や買
い物に誘い、ネットから離れるよう仕向けたり自然な
対応を心がける。
実行期
維持期
関心期(インターネットの使用について考えている)
依存をやめるための小さい変化ならしてみようと思って
いる場合がある。本人が頑張っていることを声に出し
て賞賛したり、認めてあげる。
準備期
再度依存
状態
準備期(インターネットを止める等のための計画を立てる)
周囲はこの程度の頑張りじゃ治らないと思っても、本人
自身が決断したことについては応援する。
関心期
実行期(インターネットを止める等のための行動をとる)
時にはインターネットの問題使用をしたり、失敗するか
もしれませんが、責めずに応援し続けます。
維持期(長い期間依存を止めたりコントロール使用している)
インターネットをやめるか、コントロールして使えるよ
うになり、回復という状態になります。
無関心期
おわりに~
インターネット依存症は、早期であればあるほど回復が早いです。様子を見ていては、インターネットの深み
にはまり、抜け出しにくくなくなります。多くのものを失う前に、いま一度、インターネットの使用について考
えてみましょう。
◦◦
0.0
0.2
0.4
0.6
0.8
1.0
インフォメーション
‫෇˳ׇ‬ѣ
ኰʼ
富山県自殺対策補助事業認定民間団体
虹ノ音(にじのおと)
富山県心の健康センターまでの交通のご案内
路線バスを利用される方
富山駅前バス乗り場から
⑤番乗り場 笹津行・猪谷行・春日温泉行
最勝寺で下車
(徒歩10分)
高速道路を利用される方
富山インターチェンジから、
国道41号を700m程南下
(大沢野方面)
し、
蜷川交差点で右折
◦◦
Fly UP