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「当社のEPA活用」(PDF)

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「当社のEPA活用」(PDF)
当社のEPA活用
2013年2月6日
常務取締役 盆野 禎宏
TASCO Profile
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株式会社 タ ス コ
英文社名: TASCO CORPORATION
資本金: 2,000万円
従業員: 4名
代表者: 代表取締役社長 盆野 頌二
ホームページ: www.tasco.co.jp
• 本社: 大阪市東成区中道3-15-16
• 1971年6月 高砂商事株式会社として
大阪市東区(現在の中央区)にて創業
• 1993年6月 株式会社タスコへ社名変更
同時に自動車用品の輸入販売部門を新設
• 2011年6月 創業40周年
TASCO Profile
防災関連事業 輸出部門
消防車、ポンプ(消防用、産業用)、消火器、ホース etc.
TASCO Profile
• 仕向先
インドネシア、シンガポール 他
TASCO Profile
防災関連事業 輸入部門
消防車両用リモコン式投光装置、
超高輝度LEDライト、大量送水用ターボポンプ etc.
TASCO Profile
• 輸入元
アメリカ、ドイツ etc.
• 主な納入先
全国消防本部、消防団、
地方自治体 等
TASCO Profile
自動車関連事業
アメリカ製 高品質潤滑油
・エンジンオイル
・オートマチックトランスミッションフルード(ATF)
・ギアオイル
・パワーステアリングフルード
・ディーゼル黒煙減少剤
・食品機械用 無色透明グリース
・その他工業用潤滑油
日本インドネシアEPA
日本インドネシアEPAへの
への
取り組み
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
• 2010年6月
インドネシア客先より、消火器、産業用ポンプ
EPA活用のため、JIEPA Cert.取得要請
→ 難しそう、できない・・・ と一旦は断った。
• 2011年1月 外務省主催EPAセミナー(大阪)に参加
• 2011年2月 消火器メーカーと協業で、
原産判定方法など調査。
• 2011年3月 当社初のJIEPA Cert.付き船積み実施
• 2011年7月 産業用ポンプ、同部品へ適用拡大
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
メディアでの紹介
テレビ東京
ワールドビジネスサテライト
2013年1月16日放送
ABCラジオ1008
磯部・柴田ののびのび大放送
2012年6月3日放送
日本経済新聞
2012年8月4日 朝刊
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
• 当初、付加価値基準(RVC)のみしか適用でき
ないと認識していた。
(問題点)
・メーカー: コスト情報の開示したくない
・輸出者: 輸出価格(FOB) 開示したくない
・原価計算実務の煩雑さ
・加工・組立工数の評価レート?
・非原産品の為替変動をどうみる?
etc.
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
• 2011年1月28日 外務省主催
実践EPAセミナー(大阪)に参加
株式会社ジェイテクトさん の事例紹介
関税番号変更基準の採用
この方法ならば、我々でもできると確信!
消火器メーカーと協業で、キックオフ。
EPA実践
EPA
実践
消火器 Fire Extinguisher
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
①現地関税率の調査
インドネシア 消火器の輸入関税
消火器 HS: 8424.10.90
・基本税率: 15.0%
・MFN: 12.5%
・B10譲許品目
FedEx World Tariff より
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
2013年現在
5.7%削減効果
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
• 関税削減 効果
ASEAN-中国FTAを活用した中国製品
製品価格のみならず、関税でも負けてしまう
• コスト
関税番号変更基準使用であれば、
実質的には、特定原産地証明の発行手数料のみ
・現地パートナー:
現地パートナー: 現地での競争力アップ
・メーカー:
メーカー: 販売数量の増加を享受できる
*関税削減額は、弊社の担当する商品の輸出額に対するもので、消火器メーカーのインドネシア向け輸出総額に対する効果額ではありません。
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
②原産性の判定
(関税番号変更基準)
部品名
柱掛け
封ロック
図面より
部品展開
ロックマーク
安全栓
ホース
ノズル
ホーン
レバー
バルブ・キャップ
加圧用ガス容器
本体
ガス導入管
粉末放出管
防湿機構・封板
薬剤
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
部品名
原産国*
HS code
柱掛け
原産
8424.90
封ロック
原産
8424.90
ロックマーク
原産
8424.90
消火器 完成品のHS
完成品のHSコード
コード
安全栓
原産
8424.90
.90
8424.10.90
8424.10
ホース
原産
8424.90
ノズル
原産
8424.90
ホーン
原産
8424.90
レバー
非原産
8424.90
バルブ・キャップ
原産
8424.90
加圧用ガス容器
原産
8424.90
本体
原産
8424.90
ガス導入管
非原産
8424.90
粉末放出管
非原産
8424.90
防湿機構・封板
原産
8424.90
薬剤
非原産
3813.00
モデル:
YP-10NR
*本表に記載した原産国(原産・非原産)は、本プレゼンテーション用に、
便宜的にモデル化したものであり、実際の原産国ではありません。
上6桁レベルで
HS
HSコードが変わる
コードが変わる
→CTSH
CTSH基準
基準
・CC基準(上2桁変更)
・CTH基準(上4桁変更)
・CTSH基準(上6桁変更)
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
③製品のグルーピング
単にサイズが異なるだけで、構造が同一の
製品は、一つの品目へ集約
一つの品目へ集約
→原産判定の工数の削減
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
グルーピング例
大型YA50型
小型YP10型
粉末を使用する消火器だが、大きさだけで
はなく、構成部品が全く異なる。
→グルーピングしない
陸上用YP20NR
船舶用SA20NR
目的が異なる消火器だが、受けるべ
き「検定」の違いのみで、製品として
は、実質的に同じ。 →グルーピング
TASCO EPA
EPAへの取り組み
への取り組み
全36
36モデル
モデル
メーカー カタログ上での分類
EPA原産判定のグルーピング
1. 粉末消火器(陸上用)
① 粉末消火器 ホース無
2. 中性強化液消火器
② 粉末消火器 ホース付
3. 水性膜消火器
③ 大型粉末消火器 車輪付
4. 炭酸ガス消火器
④ 大型粉末消火器 固定式
5. 船舶用消火器
⑤ 中性強化液消火器
形態分類
⑥ 水性膜消火器
構造が同じで、単なるサイズの違いの
製品についてグルーピングした。
⑦ 大型水性膜消火器 車輪付
構成部品が異なる場合には、区分する
必要がある。
原産判定作業工数
→ 実質1/3
⑧ 炭酸ガス消火器
⑨ 大型炭酸ガス消火器 車輪付
化学泡消火器
⑩ ポータブルタイプ
⑪ 車輪付きタイプ
⑫ 固定式
TASCO EPA 人員体制
本プロジェクトで、
特定原産地証明取得に要した正味労働時間
部品展開・
HSコード調査
原産性判定作業
3時間
資料収集・作成
グルーピング
原産判定依頼
30分
発給申請 (出荷毎)
30分
電子申請
専任者は、置いていない
サプライチェーンの中のEPA
サプライチェーンの中のEPA
日本
インドネシア
材料
メーカー
商社
材料
(生産者)
港
港
輸入
販売者
税関
(輸出者)
お客様
材料
・通常の輸出
FOB価格
100
物流費+保険
5
関税(対CIF)
(100+5)x20%
=21
利益
10
お客様の払うお金
=100+5+21+10
=136
・EPA利用
FOB価格
100
物流費+保険
5
関税(対CIF)
(100+5)x0%
=0
利益
10
お客様の払うお金
=100+5+10
=115
(関税を20%と仮定)
21ものコスト格差
サプライチェーンの中のEPA
• 何に対してのコスト削減か?
部品代の2割、運賃の2割ではない。
→ CIF
CIF価格(売価)総額に対しての
価格(売価)総額に対しての20%
20%
販売価格への影響度が極めて大きい!!
経営戦略として、積極的に取り組む価値が
あるとは思いませんか?
現地からのフィードバック
• 超円高(ルピア安)下において、少しでも「為替損失」を埋め
ることができた。
• 輸入通関で支障が出たことは無い。手続き自体も簡素で
あった。
• 関税削減率 (2012年)
適用品目
適用前 適用後
消火器
12.5%
8.2%
-4.3%
産業用ポンプ
5.0%
2.5%
-2.5%
同
5.0%
Free
-5.0%
スペアパーツ
ご清聴ありがとうございました。
Terima kasih
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