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No.405 12・1月号

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No.405 12・1月号
12・1 月
合併号
平成 25 年・26 年
No.405
八王子市富士見町から望む富士山
●年頭挨拶
2
● 精神神経科学教室 鬼頭伸輔講師
● 学 長 選 挙 を 実 施 跡 見 裕 学 長 再 任
5
日本総合病院精神医学会で最優秀ポスター賞を受賞
●産学連携キャリア支援交換会を開催
5
●手術部 日本泌尿器内視鏡学会総会で
●文科省グローバル事業
「第 1 回 Go Global Japan Expo」 開 催
6
●文科省地 ( 知 ) の拠点事業
杏 林 CCRC フ ォ ー ラ ム を 開 催
6
●文科省がんプロ養成事業
がん患者コーディネーター養成コース修了
○八王子だより
7
●本学と台湾国立高雄餐旅大学が
12
「未 来 の 匠 賞ヤングエンドユロロジストアワード」 を 受 賞
12
● 平 成 25 年 度 医 学 教 育 等 関 係 業 務 功 労 者 表 彰
13
● 第 42 回 杏 林 医 学 会 総 会 を 開 催
14
●当院とタイ国コンケン病院が交流協定を締結
14
● JMECC の受講が奏効、心肺停止の患者を迅速に救助
15
● 医学部感染症学教室で高校生が体験講義・実習
15
● 平成 25 年秋の火災予防運動・消防演習を実施
16
○教職員紹介
(18) 野﨑江里子さん、 若林俊夫さん
17
○文化・スポーツ
学術交流協定を締結
8
● 外国語学部生が英語プレゼンの全国大会等で活躍
8
●平成 25 年度看護専門学校戴帽式を挙行
18
●総合政策・外国語学部 就活イベントを実施
9
●平成 25 年度看護専門学校戴帽式記念講演会を開催
18
●八王子キャンパスで総合防災訓練を実施
9
●大学コンソーシアム
● 本学の交通安全活動に警察と安全協会から感謝状 10
○三鷹だより
10
●病理学教室 矢澤卓也准教授
日本病理学会学術研究賞を受賞
11
●衛生学公衆衛生学教室 吉田正雄講師
日本民族衛生学会総会優秀論文賞を受賞
18
●第 59 回桐朋学園院内コンサートを開催
19
○ KRL だより
●生化学教室 今泉美佳准教授・永松信哉教授
妊 娠 期 母 体 のインスリン分 泌 亢 進 のメカニズムを 解 明
八王子学生発表会に 6 団体が出場
● 第 14 期 決 算 報 告 ・ 第 15 期 事 業 計 画
○ Road to 50th(9)
・12 月 の 理 事 会 ・ 評 議 員 会 ・ 各 種 助 成 金 ・ 寄 付 金、 物 件 申 込 者 芳 名 ・ 教 職 員 メ デ ィ ア 情 報
11
20
22
新年のご挨拶
皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
三 鷹 キ ャ ン パ ス で は 一 昨 年 の 第 3 病 棟 完 成 に 続 き、 昨 年 は 第 2 病 棟 お よ び 一
部外来棟の改修を行い、病棟間の連携・移動の利便性を高めることが出来ました。
病院の建設計画はとりあえず一区切りとなりますが、 病院の理念である “ 良質な
医療の提供 ” に向けて、引き続き施設・設備の充実に努めていきます。
一方、八王子キャンパスの移転につきましては、昨年秋に三鷹キャンパスの北
700 メートルの三鷹市下連雀の土地の購入契約を終えて、現在建設計画の詰めの
作業に入っています。新キャンパスは「井の頭キャンパス」と命名し、三鷹市の
景観審議会や地元の皆様への事前説明を経て、5 月末までには工事に取り掛かり
たいと願っております。2 つのキャンパスが近接することで全学的な連携が可能
理事長 松田 博青
となり、総合大学の利点を活かした教育・研究活動が出来るものと確信しており
ます。
景気回復への期待感で資材や人件費が高騰し、新年度の診療報酬改訂も抑制され、相変わらず学園、病院を取
り巻く状況は、大変厳しいものがありますが、皆さんとともに精一杯努力し、学生・保護者、患者さん・ご家族、
納税者の方々の期待に少しでも応えていきたいと思っております。
引き続き教職員の皆様のご協力をお願いしつつ、本年の皆様のご多幸をお祈り致します。
新年、明けましておめでとうございます。
昨 年 は、 付 属 病 院 に お い て、 第 2 病 棟 の 改 装 お よ び 外 来 棟 と の 接 続 工 事 が 進
みました。 これにより、 院内アメニティの充実が図られたと思います。 本年は、
外来待ち時間の短縮、紹介率・逆紹介率の向上、高齢患者への対応、そして専門
診療と救急診療の調和、などに取り組みたいと思っております。また、関連病院
の充実も将来に向けての重要な課題と考えております。
医学部においては、 昨年のクリニカル・クラークシップの海外実習には 12 名
が参加しましたが、本年の希望者は 25 名に上っております。シンシナティ大学、
シカゴ大学に加え、本年はニューヨーク州立大学、カリフォルニア大学サンディ
副理事長 松田 剛明
エゴ校、 オーベルニュー大学(フランス) そしてウィーン大学(オーストリア)
が 学 生 の 受 け 入 れ を 了 承 し て く れ て お り ま す。 医 学 部 で は す で に 少 人 数 で の 英
語 教 育 を 実 施 し て お り ま す が、 今 後 は 英 会 話 の み な ら ず、USMLE (United States
Medical Licensing Examination) の Step1(基 礎 医 学) の 受 験 対 策 も 進 め る 予 定 で す。 こ の 米 国 の 医 師 国 家 試 験 に
ついては、2023 年よりアメリカ医科大学協会や世界医学教育連盟の認証を得ないと受験を認めないとの通達が
出ており、これに対応するには臨床実習の時間数を大幅に増やさなくてはなりません。慎重に検討する必要があ
りますが、質の高い学生を確保するためには避けて通れない道であり、我が校がレベルアップするための素晴ら
しい挑戦の機会であると考えます。医学部および付属病院の関係者が一丸となり、この対策に取り組んで頂きた
いと思います。
平成 28 年 4 月に開校予定の井の頭キャンパスの建設計画は、 概ね順調に進んでおります。 当初全体計画を発
表した後に、 大手ゼネコン 4 社より見積もりを取りましたが、 設計会社の予想を遥かに上回った価格が出てき
ました。これは、各社の前年度の赤字決算、東北の復興需要による人件費の高騰、そして為替変動による材料費
の 値 上 が り、 な ど が 主 な 要 因 と の こ と で あ り ま す。 そ の 結 果、 計 画 変 更 を 余 儀 な く さ せ ら れ ま し た が、 そ れ で
も当初予算より 25 億円以上増額し、建物の面積も現在の 10% 増し、と致しました。よって、土地・建物で総額
250 億 円 以 上 の 大 事業となりますので、 八王子 3 学 部 の 教 職 員 は 井 の 頭 キ ャ ン パ ス へ の 移 転 お よ び そ の 後 の 運
営に全力を注いで頂きたいと思います。 皆様には、 詳細設計が完了次第説明を致します。 関係者の努力により、
2 KYORIN GAKUEN
素晴らしいキャンパスが造られることを確信しております。
医学部のグローバル化については上述した通りでありますが、 八王子 3 学部についても同様に進めて頂きた
いと 思 い ま す。 保健学部は、 看護学科において 昨 年 2 名 が シ ン シ ナ テ ィ 大 学 に 短 期 留 学 を 致 し ま し た。 移 転 に
加えて、このような取り組みを全学科的に行うことで、他大学との差別化を図り、さらに質の高い学生確保を目
指し て 頂 き た い と 思います。 文系 2 学部につい て は、 ス ノ ー ド ン 副 学 長 を 中 心 に 今 後 の 両 学 部 の あ り 方、 留 学
制度、そしてカリキュラム編成などを精力的に調整中であります。移転に向けて、低迷している受験者数の増加
と学生の質の向上を図るべく、グローバル化を含めた改革に取り組んで頂きたいと思います。
昨年も書きましたが、私は、上述した取り組みを通じて本学を国際的な総合大学とし、社会に必要とされ、人
の役に立つ人財育成に力を注ぎたいと考えております。学園関係者の皆様には、本学発展のために一層のご協力
をお願いし、新年のご挨拶と致します。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本学は昨年、 文部科学省の「地(知) の拠点整備事業」 に採択され、 三鷹市・
八王子市・羽村市との連携のもと、地域を志向した教育・研究・社会貢献に全学
あげての取り組みがスタートしました。24 年度の「グローバル人材育成推進事
業」 に 続 き、 多 数 の 応 募 校 の 中 か ら 難 関 を 突 破 し て 2 年 連 続 の 文 科 省 プ ロ ジ ェ
クトの採択となりました。また、改革に取り組む大学を国が支援する「私立大学
等 改 革 総 合 支 援 事 業」 に も 本 学 は 2 つ の タ イ プ で 選 定 さ れ、 杏 林 大 学 の 存 在 感
を内外に広くアピールすることが出来ました。 これも “ 杏林大学をよりよくした
い ” という教職員の皆さんの日ごろの取り組みが実を結んだものと深く感謝致し
学長 跡見 裕
ます。
ご承知の通り、学園創立 50 周年の 2016 年(平成 28 年)に八王子キャンパス
が 移 転 し て 井 の 頭 キ ャ ン パ ス が 開 設 さ れ、 本 学 は 新 た な 局 面 を 迎 え ま す が、18
歳人口が減少して大学淘汰の時代を迎えるという 2018 年問題が指摘されるなど、 大学を取り巻く状況は厳しい
ものがあります。この厳しい状況を切り拓いていくためには、これからの数年がきわめて重要で、留学生の増加
や地域志向科目の充実など 2 つの文科省採択事業の実績を高めることや、 教育の質の向上など中期計画の迅速・
確実な取り組みが急務となります。全学の教職員、学生諸君が一致結束して頑張ろうではありませんか。
最後になりましたが、本年が皆様にとって良い年でありますよう祈念申し上げます。
KYORIN GAKUEN
3
New Year’s Greetings to all Students and Staff of Kyorin University! Since I joined
Kyorin in April, 2013, this is my first New Year here, and I am looking forward to
spending my first complete year with everyone in 2014. My plans for this year
will concentrate on two big tasks: introducing more and more globalization to our
community and our curriculum, and working harder and harder to prepare for moving
to the Inokashira Campus in 2016. Both of those tasks are closely related to each
other.
At the new campus, we can look forward to a more integrated community, which will
make communication among the faculties smoother. We are receiving government
副学長 Paul Snowden
support for working more closely with the local community, and we are also receiving
government support for expanding our commitment to developing “Global Human
Resources.” I want to join everybody in aiming to create more opportunities for
our students and staff to (1) develop a global point of view based on wide knowledge of the world, (2) discover new
points of view by experiencing other cultures face to face, and (3) have confidence in communicating in their own
native language, and in English, and in another foreign language. In that way everybody will become “Global Human
Resources,” and will find new horizons in their lives.
学生諸君、教職員の皆様、明けましておめでとうございます。杏林大学の一員としての初めてのお正月、お喜
びを申し上げます。
今年のタスクとして、大学の「グローバル化」及び「井の頭キャンパス」への移転の準備に一生懸命にかかわ
りたいと思っています。地域の皆様との連携も強化しながらより纏まった大学のコミュニティーの結成に協力し
ます。 学生も教職員も(1) 世界についてのより広い知識、(2) 多文化と対面しながら新しい視点、(3) 自分の
母語以外にも英語プラスもう一つの外国語でのコミュニケーションの自信を発達させることによって、正に「グ
ローバル人材」に変身して人生の新しい展望が見つかるのに違いありません。
新年おめでとうございます。
皆 様 に お か れ ま し て は、 お 健 や か に 新 春 を お 迎 え の こ と と お 慶 び 申 し 上 げ ま
す。
昨年度は病棟の整備も終わり、 病院中央通りはギャラリー・アートスペース、
休憩所、カフェなどの充実した「やすらぎ」の空間となりました。2 月に導入となっ
た電子カルテも大きな混乱もなく稼働しております。脳卒中センターでは急性期
t-PA 療法を 36 例実施致しました。 もの忘れセンターは、 東京都が定めた「認知
症疾患医療センター」に登録されました。このように病院機能は継続的に進歩を
していると確信致しております。 また、12 月に受審した、 病院機能評価第 3 世
病院長 甲能 直幸
代 Ver. 1.0 で は 高 い 評 価 を 得 る こ と が 出 来 ま し た。 特 に 病 院 職 員 が 明 る い 雰 囲
気の中、一体となって活動している様子が印象的であったとのコメントを頂きま
した。全職員の努力の結果が高評価に繋がり、誇らしく思うとともに、改めて職
員の皆様に感謝申し上げます。
本年も、 杏林大学病院の更なる発展のために、 皆で力を合わせて努力をしていきたいと考えておりますので、
関係各位のご理解、ご協力、また、ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
最後になりましたが、本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
4 KYORIN GAKUEN
学長選挙を実施 跡見裕学長が再任
跡 見 裕 学 長 が 平 成 26 年 3 月 31 日 を も っ て 任 期 満
学長候補者として選ばれ、 昨年 12 月 6 日の理事会で
了 に な る の に 伴 い、 昨 年 10 月 24 日 と 25 日 の 両 日、
次期学長として再任が決定し、9 日告示されました。
次期学長候補者選出のための専任講師以上の選挙資格
跡見学長の 2 期目の任期は平成 26 年 4 月 1 日から
者による投票が行われました。その結果、跡見学長が
平成 30 年 3 月 31 日までの 4 年間です。
産学連携キャリア支援交換会が盛大に開催
学長、ポール・スノードン副学長が紹介された後、跡
見学長が「日頃の皆様のご支援、ご協力に深く感謝い
たします。景気は回復しつつありますが、本学では今
な お 就 職 活 動 を 続 け て い る 4 年 生 が お り ま す。 ま た、
昨 日 か ら は 3 年 生 の 就 職 活 動 も 始 ま り ま し た。 皆 様
には引き続き本学学生にお声をかけていただくように
宜しくお願い申し上げます」と挨拶しました。
こ の あ と 保 健、 総 合 政 策、 外 国 語 学 部 の 3 学 部 の
教員とキャリアサポートセンターの職員が紹介された
のに続いて、ご来賓の企業を代表して竹中工務店の田
昨年、12 月 2 日(月)、年末恒例の産学連携キャリ
中隆吉常務執行役員から「今後も大学側に協力して杏
ア支援交換会を新宿の京王プラザホテルに多数の企業
林大学の学生の就職支援に努めてまいります」とお話
関係者をお招きし開催しました。
をいただきました。
この産学連携キャリア支援交換会は日頃本学の学生
このあと情報交換会に移り、大学側の教職員が企業
の採用やインターンシップなどをはじめ様々な就職支
関係者に採用計画の展望等について詳しく聞くととも
援活動にご支援、ご協力をしていただいている企業関
に今後の協力をお願いしていました。
係者をお招きして情報交換をさせていただこうとキャ
こうして産学連携キャリア支援交換会は 1 時間半
リアサポートセンターが毎年開いているもので、今回
ほ ど で 終 わ り ま し た が、 出 席 者 も 大 幅 に 増 え た だ け
は前回より 17 社多い 140 社の企業から 240 人の方々
に、例年になく熱気に満ちた会となりました。
が出席されました。
(キャリアサポートセンター)
初めに松田博青理事長、松田剛明副理事長、跡見裕
KYORIN GAKUEN
5
グローバル推進事業採択校による
「第 1 回 Go Global Japan Expo」が開催
プレゼンテーションを行うポール・スノードン副学長
来場者の相談に応じる教職員
文部科学省及びグローバル人材育成推進事業採択大
ゲ ス ト と し て AKB48 の メ ン バ ー が 出 演 し、 会 場 を 大
学 の 主 催 に よ る 第 1 回「Go Global Japan Expo」 が 昨
いに盛り上げました。
年 12 月 15 日( 日 ) 早 稲 田 大 学 に お い て 開 催 さ れ ま
杏 林 大 学 の 相 談 ブ ー ス で は 多 数 の 方 が 来 場 し、 入
した。これは、グローバル人材育成推進事業、グロー
試、入学後の留学システム、授業内容、学生生活、就
バル 30 及び大学の世界展開力強化事業に採択された
職活動等の多岐に渡る相談を受け、本学の教職員が個
47 大 学 の 相 談・ 体 験 イ ベ ン ト で、 世 界 各 国 の 大 使 館
別相談を行いました。
等 の ブ ー ス も 出 展 さ れ、 高 校 生 を 中 心 と す る 若 者 に、
また大学別プレゼンテーションでは、ポール・スノー
海外留学の重要性についてアピールをしました。
ドン副学長および外国語学部中国語学科 井上俊治教
午前中の基調講演では、下村博文文部科学大臣、株
授より、「Going Global, At Last! 杏林大学:Plans for the
式 会 社 ロ ー ソ ン CEO の 新 浪 剛 史 氏、 野 球 評 論 家 で 元
Future」、「杏林大学での中国語の学び」 と題して、 グ
メ ジ ャ ー リ ー ガ ー の 小 宮 山 悟 氏 が、「若 者 は 海 外 に 飛
ローバル人材育成の重要性や本学での取組み、外国語
び出すべき!」と、強く訴えました。またサプライズ
学部の特色等について紹介しました。 (国際交流課)
文科省地の拠点事業 杏林 CCRC フォーラムを開催
育・研究・社会貢献を展開していくことを目的とした
もので、昨年 11 月 2 日(土)の第 1 回フォーラムでは、
本 学 の 教 職 員 や 学 生 等 あ わ せ て 約 150 人 が 参 加 し ま
した。
跡見裕学長が本学の事業計画「新しい都市型高齢社
会における地域と大学の統合知の拠点」について説明
したあと、地域交流推進室長の古本泰之准教授(外国
第 2 回フォーラムパネルディスカッション
語学部)が杏林大学の地域交流活動の現状と今後の展
文部科学省のプロジェクト「地(知)の拠点整備事
開について報告し、 最後に、 杏林 CCRC 研究所長の蒲
業」に本学の計画が採択されたのを受けて、事業計画
生忍教授(保健学部)が「高齢化社会における大学の
を広く知ってもらうとともに事業促進を図ろうと「杏
統合知の役割:杏林 CCRC 研究所の目指すもの」 と題
林大学・地の拠点事業 CCRC フォーラム」 を昨年 2 回
して今後の研究所の方針を述べました。
にわたり、三鷹駅前の三鷹ネットワーク大学で開催し
昨 年 11 月 30 日( 土 ) に「 子 ど も の 虐 待 防 止 」 と
ました。
い う テ ー マ で 行 わ れ た 第 2 回 フ ォ ー ラ ム に は、 近 隣
この「地(知)の拠点整備事業」は、大学が立地す
住民、行政・大学関係者を中心に 100 人以上が参加し、
る自治体との連携を前提に全学的に地域を志向した教
始めに外国語学部の金田一秀穂教授が「子どものこと
6 KYORIN GAKUEN
ば」と題して講演しました。続いて、保健学部の熊井
ン ビ ニ 代 表 理 事)、 加 藤 雅 江 医 療 福 祉 相 談 室 課 次 長 が
利廣准教授がコーディネーターを務めてパネルディス
パネリストとして登壇し、それぞれの立場から子ども
カッションが行われ、濱仲純子氏(三鷹市子ども政策
の 虐 待 防 止 の 取 り 組 み や 成 果、 課 題 な ど を 語 り ま し
部 子 ど も 子 育 て 支 援 課 長)、 清 水 節 子 氏(三 鷹 市 子 ど
た。各パネリストの報告後は、熊井准教授からの質問
も 家 庭 支 援 セ ン タ ー 長)、 向 井 百 重 氏(三 鷹 市 民 生 児
や、会場一般参加者からの質問をもとに、活発な意見
童委員協議会会長)、 小林七子氏(NPO 法人子育てコ
交換が行われました。
【がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン】
保健学研究科 がん患者コーディネーター養成コース
( インテンシブコース ) 修了
教 員 3 名 ( 連 携 校 2 名・ 他 校 1 名 )・ 保 健 学 研 究 科 大
学院生 3 名)。
が ん 医 療 に 従 事 す る 看 護 師 の 方 々 に 対 し、「が ん 看
護を学び、短期間にがん医療とその看護、並びに地域
連携を推進する基礎的知識を習得し、がん患者に対し
質の高い看護が実践出来るようになること」という到
達目標のもと、本事業責任者である古瀬純司教授の腫
瘍 学 総 論 の 講 義、 本 プ ラ ン 保 健 学 研 究 科 代 表 中 島 恵
美子教授の講義の他、がん看護にまつわるスペシャリ
文部科学省のがんプロフェッショナル養成基盤推進
ストの方々による講義・演習を受け、最終日には受講
プラン事業の一つとして、大学院保健学研究科では「が
生からの事例提供を受けて事例検討を実施し、今後の
ん看護専門看護師養成コース」
「 がん患者コーディネー
がん看護のあり方も含め意見交換を行いました。
タ ー 養 成 コ ー ス(イ ン テ ン シ ブ コ ー ス)」 が 設 置 さ れ
本年度においてもリンパ浮腫緩和に対するリンパ
て い ま す。 そ の う ち、「が ん 患 者 コ ー デ ィ ネ ー タ ー 養
マッサージの技術演習やコーディネーションスキルを
成 コ ー ス」 が 3 ヶ 月 間 の プ ロ グ ラ ム を 昨 年 12 月 14
学ぶための体験学習は特に受講生から大変好評でし
日(土)に終えました。
た。自己啓発の為に参加された方が多く、受講生にとっ
2 年目を迎えたこのコースでは、 がん患者の症状マ
て有意義で、大変学びの深い時間となりました。本コー
ネジメントに必要な知識や技術、病院から在宅へ移行
スは次年度も開講しますので、がん看護に興味のある
するためのコーディネート学習などが学べるように更
方は是非ご参加下さい。
に充実したプログラムが組まれ、 今年度は 15 名が受
(がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事務局)
講 し ま し た(看 護 師 ( 杏 林 7 名・ 他 施 設 2 名)・ 大 学
KYORIN GAKUEN
7
八王子だより
本学と台湾国立高雄餐旅大学が学術交流協定を締結
・学部学生の相互受け入れ並びに便宜供与
・学術情報・学術資料の交換
・共同研究・会議・教育活動の推進
国立高雄餐旅大学は、ホスピタリティ業界において
高いスキルと外国語の応用力を兼ね備え、即戦力とし
て 活 躍 で き る 人 材 を 養 成 す る こ と を 目 的 と し て 1995
年 12 月に設立されたこの分野での唯一の国立大学で
す。
昨 年 3 月 に 本 学 教 員 2 名 と 職 員 1 名 が、 グ ロ ー バ
ル人材育成推進事業の一環として当大学を訪問し、本
本 学 と 台 湾 の 国 立 高 雄 餐 旅 大 学 は 平 成 25 年 12 月
学との交流の可能性について検討しました。施設、カ
2 日付けで、 両大学の友好協力を促進するため、 学術
リキュラム、受け入れ体制、現地学生の質など全てに
交流協定を締結しました。
おいて今後の本学との交流に期待のできるものでし
た。この度の協力協定により、先ずは外国語学部を中
両大学の学術交流内容は、次のとおりです。
心とした交流が進められていくことになります。
・専任教員及び研究者の相互受け入れ並びに便宜供与
(国際交流課)
外国語学部生が英語プレゼンテーションの全国大会等で活躍
全国大学生マーケティング
全国学生英語プレゼンテーション
コンテスト出場学生
コンテスト出場学生
グローバル人材育成フォーラム参加学生
外国語学部の李超さん、小林哲也さん、山崎莉奈さ
よるプレゼンテーションをしました。惜しくもファイ
ん、 望月美沙さんが昨年 11 月 9 日(土) に神戸市外
ナル進出を逃しましたが、貴重な経験となりました。
国語大学で開催された第 3 回全国大学生マーケティ
さらに、グローバル人材育成推進事業の採択校(東
ン グ コ ン テ ス ト 決 勝 に 出 場 し ま し た。 決 勝 大 会 出 場
日 本 第 2 ブ ロ ッ ク ) イ ベ ン ト「 グ ロ ー バ ル 人 材 育 成
校は杏林大学のほか、 関西大学、 甲南大学等、7 大学
フ ォ ー ラ ム 」 が、 昨 年 11 月 24 日( 日 ) に お 茶 の 水
8 チーム。 コンテストでは課題のマーケティングプラ
女子大学徽音堂で開催されました。
ン を 作 成 し、 英 語 で プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン を 行 い ま し
第 1 部 で は、 日 産 自 動 車 代 表 取 締 役 副 会 長 志 賀 俊
た。 杏 林 大 学 チ ー ム は、 上 位 3 位 以 内 入 賞 は 叶 い ま
之 氏 の 講 演 に 続 き、 第 2 部 で は、 本 学 を 含 む 選 抜 8
せんでしたが、堂々全国ベスト 8 に勝ち進んだことで、
大 学 の 学 生 が「世 界 を 変 え る ア イ デ ィ ア」 に つ い て、
学生たちも大いに自信がついたことと思います。
英語によるプレゼンテーションを披露しました。
翌 週 11 月 16 日( 土 ) に 神 田 外 国 語 学 院 で 開 催 さ
本学の学生チーム Apricot Jaguars は、外国語学部の
れた全国学生英語プレゼンテーションコンテストに外
李 超 さ ん、 雨 宮 未 真 さ ん、 塩 野 早 希 さ ん、 村 上 奈 々
国 語 学 部 の 根 上 千 鶴 さ ん、 高 橋 依 千 夏 さ ん、 佐 々 木
さん、 白井美帆さんの 5 人で構成され、「First Mother
小夏さんが出場し、1 次予選を経て全国から集まった
Camp」 と い う テ ー マ で プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン を 行 い、
273 人の学生たちと、与えられた課題について英語に
高い評価を受けました。 (国際交流課)
8 KYORIN GAKUEN
総合政策・外国語学部 就活イベントを実施
総合政策学部 模擬面接
外国語学部 グループディスカッション
総合政策学部と外国語学部がそれぞれ、 昨年 11 月
名前後の学生たちが司会と書記、タイムキーパーの役
9 日(土)、30 日(土) に今年度 2 回目となる就活イ
割をあらかじめ決めた上でそれぞれ意見を述べ合った
ベ ン ト を 行 い ま し た。 就 活 イ ベ ン ト は 3 年 生 を 対 象
後、最後に代表が討論内容を発表し、積極性や協調性、
に実施するもので、 就職活動が 12 月 1 日(日) に解
役割の遂行能力などを試されていました。
禁されるのを前に、採用選考に少しでも慣れてもらう
間近に迫った就職活動の絶好の訓練となるとあっ
ことを目的としています。
て、学生たちは本番さながらに真剣な表情で参加して
この日は揃いのリクルートスーツを着た学生が筆記
いましたが、6 月に 1 回目の就活イベントを体験して
試 験、 模 擬 面 接、 グ ル ー プ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 等 に 臨
いるだけに、その時に比べると緊張もほぐれたようす
みました。 このうちグループディスカッションでは 6
で臨んでいました。
八王子キャンパスで総合防災訓練を実施
建物の倒壊の恐れも出てきたという想定にもとづ
いて、特定の建物、階層を中心に約 700 名の学生
が、教員の指示に従って教室からグラウンドに避
難する訓練を行いました。東日本大震災以降も日
本列島各地で地震が頻発しているだけに学生たち
も真剣な表情で訓練に参加していました。
避難完了後、グラウンドで八王子キャンパス総
合防災本部副本部長を務める赤井孝雄外国語学部
長が講評し「日ごろから防災意識を持っていただ
昨年 11 月 27 日(水)、 授業中に首都直下型の大地
きたい」と災害への備えを促し、訓練を終えまし
震が発生したという想定の下、八王子キャンパスで総
た。
合防災訓練が行われました。
当日は天候にも恵まれ、スムーズに訓練が進め
訓 練 は 2 時 限 目 の 授 業 終 了 前、 午 前 11 時 50 分 か
ら れ ま し た が、 教 職 員 か ら「 全 館 非 常 放 送 が 聞
ら 12 時 10 分 ま で の 20 分 間 を 使 っ て 行 わ れ、 ま ず、
き づ ら か っ た 教 室 も あ っ た」 等 の 声 が 寄 せ ら れ、
大地震発生を告げる全館非常放送により約 1,200 名の
万一の場合に備え関係部署で早急に対策を講じる
学生が机の下に身を潜らせるなど、各自で身の安全を
ことになりました。
確保する訓練を行いました。次いで、強い余震により
(八王子事務部庶務課)
KYORIN GAKUEN
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本学の交通安全活動に「警察署長・安全協会長 連名賞」
を実施しています。これにあたるのは、学生支援課を
中心に庶務課、教務課、入学センター、キャリアサポー
トセンター、図書館の職員で、期間中は登下校時にあ
わせて配置につき、学生や近隣の小学校の児童、地域
住民の交通事故防止を図っています。
これらの活動や取り組みが、警視庁八王子警察署長
と八王子交通安全協会から交通事故防止寄与団体とし
て認められ、本学に感謝状が贈られました。
昨 年 11 月 29 日( 金 ) 八 王 子 市 教 育 セ ン タ ー で 開
催された表彰式には、交通安全運動の期間外も三愛病
院入口交差点などで交通指導にあたっている学生支援
八王子キャンパスでは毎年、春と秋の全国交通安全
課 三 浦 和 春 調 査 役 が 本 学 を 代 表 し て 出 席 し、 八 王 子
運動期間中に、杏林坂下交差点、三愛病院入口交差点、
警察署長より感謝状を受け取りました。
宮下駐在所前交差点の 3 ヵ所で交通整理や交通指導
(八王子事務部庶務課)
三鷹だより
生化学教室研究グループ
妊娠期母体のインスリン分泌亢進のメカニズムを解明
妊娠期の母体では、胎児へのエネルギー源となるグ
明らかにしました。次いで、遺伝子操作を行ったセロ
ルコース(ぶどう糖)を母から子へ効率的に供給する
トニン受容体ノックアウトマウスを用いた実験によ
ために、血中のグルコース濃度(血糖)を下げるホル
り、分泌されたセロトニンがβ細胞自身のセロトニン
モンであるインスリンが効きにくくなる、インスリン
受容体(Htr3)を活性化し、β細胞膜の興奮性を高め
抵抗性が引き起こされます。しかし母体では多量のイ
ることによってグルコース刺激に対する感受性を高め
ンスリンを膵臓のランゲルハンス島のβ細胞とよばれ
ていることを明らかにしました。すなわち妊娠中のβ
る細胞から分泌することでインスリン抵抗性を抑えて
細胞はセロトニンの作用により通常よりも刺激に応答
お り、 血 糖 値 が 上 昇 し な い よ う に 調 節 さ れ て い ま す。
しやすい状態に準備しており、血糖上昇時のグルコー
インスリンが十分に分泌されないと妊娠糖尿病とな
ス刺激に対してインスリン分泌が促進されていること
り、近年、妊婦の診断で約1割程度の割合でこの疾病
がわかりました。
が見つかっています。しかし、これまで妊娠時のβ細
この研究成果は妊娠糖尿病の成因だけでなく、イン
胞のインスリン分泌増大のメカニズムは明らかではあ
スリン分泌不全による 2 型糖尿病の新たな治療法の
りませんでした。
開発につながる可能性を秘めたものとして期待されま
医学部生化学教室の今泉美佳准教授と永松信哉教授
す。この研究は、アメリカ・カリフォルニア大学や順
ら の 研 究 グ ル ー プ は、 始 め に マ ウ ス を 用 い た 実 験 で、
天堂大学、自治医科大学等との共同研究として、昨年
妊娠期に限ってβ細胞でセロトニンが顕著に合成され
11 月 26 日 に 発 行 さ れ た ア メ リ カ の 学 術 専 門 誌「 米
ており、インスリンと共に細胞外へ分泌されることを
国科学アカデミー紀要」110 号に掲載されました。
10 KYORIN GAKUEN
病理学教室 矢澤卓也准教授が日本病理学会学術研究賞を受賞
昨年 11 月 22 日(金) に、 甲府市で開かれた第 59
回日本病理学会秋期特別総会において、医学部病理学
教室の矢澤卓也准教授が、国内で行われた優れた病理
学の研究に贈られる日本病理学会学術研究賞を受賞し
ました。
矢澤准教授は、筑波大学、横浜市立大学、杏林大学
を通じて 20 年以上にわたり続けてきた研究成果をま
と め、「小 細 胞 肺 癌 の 細 胞 形 質 を 制 御 す る 転 写 因 子 の
機能解析から見えてくるもの」のテーマで、受賞演説
を行いました。小細胞肺癌は最も予後の悪い癌のひと
つです。小細胞癌の腫瘍形質を規定する転写制御系の
解明は、新たな治療法の開発につながるため、矢澤准
教授の研究成果は、国際的に大きな関心を集めていま
写真中央が、 矢澤卓也准教授
す。 (病理学教室教授 菅間 博)
衛生学公衆衛生学教室 吉田正雄講師が
日本民族衛生学会総会優秀論文賞を受賞
授 与 さ れ た も の で、 こ れ は 過 去 1 年 間 に 本 誌 に 投 稿
された論文の中から、最も優れた論文に与えられる賞
です。
本論文は、緑内障の発症および進行と最も関連が深
い眼圧に影響を及ぼす因子を大規模疫学研究に基づき
明らかにしたものです。吉田講師は「このような名誉
ある賞を頂き、大変嬉しく思っております。これもこ
れまでご指導頂きました先生方、協力機関のスタッフ
の方々、そして何よりも本研究に協力して下さいまし
吉田正雄講師 (左) と大野秀樹教授
た研究対象地域にお住まいの皆様のお蔭と思っており
ます。今後もさらに研究に邁進し、研究の成果を社会
医学部衛生学公衆衛生学教室の吉田正雄講師が、昨
に還元できるように努めて参ります」 と話していま
年 11 月 15 日(金) から 16 日(土) に佐賀市で開催
す。
された第 78 回日本民族衛生学会総会において、 優秀
吉田講師はこの他にも、 日本人約 60 万人の大規模
論文賞を受賞しました。
コホートを対象に、高度近視に伴う網脈絡膜変性や白
こ の 論 文 賞 は、 吉 田 講 師 が Journal of Health and
内障の発症リスクについても研究を進めており、失明
Human Ecology に 投 稿 し た 論 文 “Association of Blood
予防に寄与する研究の発展が期待されます。
Pressure and Body Mass Index with Intraocular Pressure
in Middle-aged and Older Japanese Residents” に 対 し て
(衛生学公衆衛生学教室 教授 大野秀樹
准教授 苅田香苗)
KYORIN GAKUEN 11
精神神経科学教室 鬼頭伸輔講師が
日本総合病院精神医学会で最優秀ポスター賞を受賞
昨 年 11 月 29 日( 金 )、
チから脳活動を測定し、計測したデータを解析、描出
30 日( 土 ) に 京 都 テ ル サ
することで、経頭蓋磁気刺激の作用機序や病態生理の
で 開 催 さ れ た 第 26 回 日 本
解明に取り組んでいます。今回の研究は、経頭蓋磁気
総合病院精神医学会総会で
刺激が左背外側前頭前野のガンマ帯域の脳波活動を増
精神神経科学教室の鬼頭伸
大させることを明らかにしたものです。
輔講師が最優秀ポスター賞
鬼頭講師は「左背外側前頭前野のガンマ活動は、認
を受賞しました。
知、 特 に 作 業 記 憶 と 関 連 が あ る こ と が 知 ら れ て い ま
日本総合病院精神医学会
す。 経 頭 蓋 磁 気 刺 激 に よ っ て、 う つ 病 が 良 く な る と
は、1988 年 に 第 1 回 総 会
ともに認知機能が改善すれば、うつ病の治療目標であ
が開催されて以来、精神医学の専門領域の学会として
る 社 会 復 帰 の 一 助 と な る 可 能 性 が あ り ま す。 今 後 も、
歴史を重ねており、高度医療や末期医療におけるメン
臨床に根差した研究に励みたいと思っています」 と述
タルケアをはじめ、 医療の場での精神的問題の研究・
べ て い ま す。 な お、 鬼 頭 講 師 は、2014 年 の 韓 国 心 身
教育に関する闊達な議論が行われています。
医学会との国際交流の招待者となることを申し添えま
鬼頭講師は、治療抵抗性うつ病に対して経頭蓋磁気
す。 (精神神経科学教室)
刺激による治療を行うとともに神経生理学的アプロー
手術部 日本泌尿器内視鏡学会総会で
「未来の匠賞ヤングエンドユロロジストアワード」を受賞
ドユロロジストアワードを受賞しました。
本学会は、泌尿器内視鏡手術に関わる医師の専門学
会で、看護師としての参加は珍しく、今回の発表は医
師とは違った角度から患者さんの安全に配慮した点が
評 価 さ れ ま し た。2012 年 に、 当 院 手 術 部 に da Vinci
Surgical System を 導 入 す る こ と が 決 ま っ て 以 来、 ロ
ボット支援下前立腺摘除術チームの一員として関わっ
てきたので、その成果が評価されたことを大変光栄に
左から、 扇山美徳さん、 臼井裕美さん、 松久藍さん
思います。
2013 年 現 在、 国 内 の da Vinci Surgical System 導 入
第 27 回日本泌尿器内視鏡学会総会が「内視鏡戦国
施設は 100 施設を越え、 今後、 手術適応の拡大など、
時代~理想の医療を求めて~」をメインテーマに、昨
ロボット支援下手術の増加が期待されています。私た
年 11 月 7 日(木) から 3 日間、 ウェスティンナゴヤ
ち手術看護師も手術チームの一員として、より安全な
キャッスル名古屋能楽堂で開催され、当院手術部が「ロ
手術環境づくりと、患者さん中心のケアを目指して努
ボット支援下前立腺摘除術における顔面保護ネットの
力していきたいと思います。
作成」と題した演題を発表し、未来の匠賞ヤングエン
12 KYORIN GAKUEN
(手術部看護師長 根本康子)
平成 25 年度医学教育等関係業務功労者表彰
文部科学省は、医学教育の関係業務で特に功績のあった方を毎年、医学教育関係業務功労者として表彰してい
ます。今年度本学から付属病院薬剤部 加藤一雅薬剤科長補佐、病院病理部 田島訓子主任技師が選ばれ、昨年 11
月 21 日(木)、ホテルフロラシオン青山において表彰式が行われました。
お二人とそれぞれの上長より喜びのコメントを頂きましたので、ご紹介いたします。
薬剤部薬剤科長補佐 加藤 一雅
こ の 度、 学 園 か ら の 推 薦 を い た だ き 昨 年 11 月 21 日 に 文 部 科 学 省 か ら 大 学 病
院関係部門の薬剤関係業務に尽力したとして『平成 25 年度医学教育等関係業務
功労者表彰』を受けてまいりました。
私は、1983 年 4 月に入職しました。 当時の薬剤科(現在薬剤部) は、 薬剤師
が 20 名(現在の 3 分の 1) に満たず、 外来中心の業務であり外来処方を 如 何 に
正確に早く調剤できるかが一人前の証でもありました。その後、平成 4 年から病
院薬剤師の業務としては画期的な業務である入院患者への服薬指導業務を立ち上
げました。 以後 18 年間病院薬剤師として最前線である業務を遂行し、 薬剤管理
指導業務の礎を築けたと考えています。3 年前よりオペ・ICU 担当薬剤師として
特に要注意薬の管理を専門に行わせていただいています。
私自身としては、一貫して病院と薬剤部の役に立ちたいと考え業務を遂行してきただけであり、改めて松田理
事長をはじめ、学園・病院関係者の皆様、そして薬剤部長、薬剤部スタッフの皆様に厚く御礼を申し上げるとと
もに、今後も日々の努力を怠らないよう精進したいと思っております。
上長の永井茂 薬剤部長より
この度、 平成 25 年度医学教育等関係業務功労者に加藤科長補佐が表彰されたことに非常にうれしく思ってい
ます。
加藤科長補佐は薬剤部に 1983 年に入職し約 30 年間薬剤関連の業務、 特に入院患者さんの服薬指導等に関わ
る薬剤管理指導業務の礎を築いたことが認められ、今回の表彰になったと考えています。今後も引き続き活躍さ
れることを期待しております。
病院病理部主任技師 田島 訓子
この度、医学教育等関係業務功労者として表彰を受けました。
私は入職後、診断病理、実験病理に従事させていただき、標本作製を中心に的
確な病理診断へと繋がるように技術の習得、向上を目指し努力を重ねてまいりま
した。
昨年、思いもかけず家族が大きな手術を受けることになり、初めて患者家族と
しての立場を経験致しました。次々と到着する術中迅速診断のための組織・・・・
毎日たんたんと熟していた凍結切片作製が手が震えて困難となり、かなりの時間
を要しました。長時間に渡る手術をお引き受け下さった先生方への感謝の思いと
共に、術中迅速診の持つ大きな意義、そして私の携わるひとつひとつの業務が患
者の方々のこれからの人生をも背負っているのだと改めて身をもって痛感致しま
した。これからも日々自己研鑽に努め、真摯に向きあい取り組んでまいりたいと思います。ご推薦いただきまし
た関係各位の皆様に深く感謝申し上げます。
上長の大倉康男 病院病理部長より 田島訓子主任技師は杏林大学に入職し、病理検査業務一筋に従事してこられました。病院病理部の中で他の職
員の模範となり、指導的役割を担っています。最近では特定化学物質作業主任者の資格を取得し、責任ある立場
でホルマリン管理業務に従事されています。受賞を機にますますご活躍されることを期待しています。
KYORIN GAKUEN 13
第 42 回杏林医学会総会開催
昨 年 11 月 16 日(土) に 後 藤 元 医 学 部 長 を 会 長 と
して、 第 42 回杏林医学会総会が開催されました。 医
学 部 眼 科 学 教 室 が 幹 事 教 室 と な り、 医 学 部 の 感 染 症
学、高齢医学、精神神経科学、小児科学、保健学部の
公衆衛生学の各教室が当番教室となって総会が運営さ
れました。
同日 12 時より開かれた杏林医学会総会・事務総会
では、 平成 24 年度の事業報告、 決算報告、 監査報告
が承認され、 平成 26 年度の事業予定および予算案が
医学部講義棟第 1 講堂で行われた市民公開講演会
提起され、 承認されました。 事務総会後に第 22 回杏
数の市民の方々にご参加いただき、皆様興味深く各講
林 医 学 会 賞・ 第 2 回 杏 林 医 学 会 研 究 奨 励 賞 授 与 式 お
演に耳を傾けられていました。質疑応答も活発に行わ
よび記念講演が行われました。今回の医学会賞受賞者
れ予定時刻をオーバーして成功裏に市民公開講演会が
は大河戸光章博士(保健学部病理学研究室、論文タイ
終了しました。
ト ル:Human papillomavirus(HPV)16 型 の physical
15 時 か ら 医 学 部 共 同 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト・ 研 究 奨 励
status と持続感染に関する縦断的研究)でした。
賞受賞者の中間報告ならびに保健学部共同研究プロ
13 時から 15 時まで市民公開講演会 “ 加齢と医学~
ジェクト・個人研究奨励賞受賞者の報告が行われ、医
上手な年のとり方~ ” が開催されました(座長:医学
学 部 か ら 8 名、 保 健 学 部 か ら 3 名 の 受 賞 者 に よ り 研
部高齢医学教室 神﨑恒一教授)。 保健学部理学療法学
究成果が発表されました。同報告と並行して一般口演
科 榎 本 雪 絵 准 教 授 よ り「健 や か な 生 活 を 続 け る た め
が行われました(演題数 20)。 本口演は例年若手研究
の運動のポイント」、 次いで、 総合政策学部 野山修教
者にとって有意義な学術交流の場になっているものと
授 よ り「健 康 な 食 生 活 を 目 指 し て」、 保 健 学 部 看 護 学
思われます。
科 松 下 美 穂 子 講 師 よ り「先 人 か ら 学 ぶ 豊 か に 生 き る
本総会の運営にご協力いただきました各教室の先生
ために今できること~豊かな生活を送る為に今からす
方、口演していただきました先生方、座長をお引き受
る事~」のテーマにて講演いただきました。最後に国
けいただきました先生方、ならびに杏林医学会員各位
立長寿医療研究センター病院長 鳥羽研二先生より「認
に感謝申し上げます。
知症の予防と治療、ウィズエイジングの考え方」の特
(杏林医学会総務幹事/医学部感染症学教授 神谷 茂)
別講演をいただきました。今回は立ち見も出るほど多
当院とタイ国公衆衛生省立コンケン病院が交流協定を締結
昨 年 11 月 5 日
( 火 )、 当 院 と タ
理 事 長 を 訪 れ た 際 に、 学 術 的 交 流 に 関 す る 提 案 が あ
り、実現の運びとなったものです。
イのコンケン病院
協 定 締 結 に 先 立 っ て コ ン ケ ン 病 院 の Weraphan
との間で、双方の
Suphanchaimat 病院長をはじめ 9 名の関係者が当院の
関心のある教育お
見学に訪れました。一行は松田理事長、甲能直幸病院
よび研究プログラ
長らと挨拶を交わした後、双方の病院の規模や設備等
ムを推進すること
の 概 要 を 互 い に 説 明 し ま し た。 そ し て 第 3 病 棟 を 中
を目的として交流
心に、集中治療室や脳卒中センター、個室病棟等を回
協定を締結しまし
り、午後からはメンバーが各専門分野に分かれ、手術
た。
部、外来、放射線関係部署、薬剤部等を見学し、担当
今 回 の 協 定 締 結 は、 コ ン ケ ン 病 院 が 救 命 救 急 セ ン
者から詳しい説明を受けました。
タ ー を 開 設 す る に あ た り、1996 年 に 当 院 の 高 度 救 命
見 学 後、 甲 能 病 院 長 と Weraphan Suphanchaimat 病
救 急 セ ン タ ー を 訪 問 し た こ と が き っ か け で(そ の 後、
院長が協定書にサインし、正式に交流協定が締結され
コ ン ケ ン 病 院 は JICA の 支 援 を 得 る な ど し て、 救 命 救
ました。この協定により、今後、両病院のスタッフの
急センターを設立しました)、 昨年 6 月にコンケン病
交換留学や共同研究が可能となります。
院の救命救急センター長を含め医師 3 名が松田博青
14 KYORIN GAKUEN
JMECC(内科救急・ICLS 講習会)の受講が奏効、
院内で倒れ心肺停止の患者を迅速に救助
昨年 12 月 1 日(日) 午後 9 時過ぎ、 胸の痛みを訴
え、1・2 次救急外来を訪れた 50 代の男性患者が心筋
梗塞で突如意識不明となり、JMECC(内科救急・ICLS
講習会)を受講した医師や看護師らによる迅速な救急
対応で一命を取り留めました。
こ の 患 者 さ ん は、 救 急 外 来 で 受 付 を 済 ま せ た 直 後、
待合室で突然意識不明の状態に陥り倒れました。これ
を目撃した受付の事務職員が救急外来のスタッフに連
絡し、救命救急センターの高野裕也看護師が心肺停止
状態であることを確認し、その場で心臓マッサージを
左から、松田剛明教授、高野裕也看護師、植地貴弘医師、
野村英樹教授
開 始 し ま し た。 そ の 後 す ぐ に ATT 科 の 植 地 貴 弘 医 師
救急初期診療に参加できるよう、突然の心停止をきた
も駆けつけ、状況を確認し応援を要請したところ、複
し た 患 者 へ の 対 応 を 学 ぶ 日 本 救 急 医 学 会 の ICLS コ ー
数の医師や研修医・看護師らが除細動器や救急カート
スを基礎に、内科学会独自の「内科救急」コンテンツ
などを持って到着しました。植地医師はモニターの波
を取り入れて開発された、医師対象のシミュレーショ
形により心室細動であることを確認し、直ちに電気的
ン講習会です。本学では ATT 科と各内科の協力により、
除細動を実施、心臓マッサージを再開したところで患
昨年度は 5 回、今年度は 2 回の開催が予定されており、
者さんの意識が回復しました。その後、カテーテル検
学園はこれを全面的にバックアップしています。高野
査、経皮的冠動脈形成術などの適切な処置を行い、患
看護師はこの講習会でインストラクターを務めてお
者さんは無事一命を取り留めることができました。患
り、植地医師は昨年度の講習会を受講していました。
者さんは治療と経過を診るために一時入院しました
今回の救助を振り返り、高野看護師は「今回は私た
が、 後遺症も残らず、7 日後に元気に歩いて退院され
ちだけでなく、たくさんの医師や看護師・事務の方を
たということです。
含 め た チ ー ム で、 様 々 な と こ ろ を 補 い 合 え た か ら こ
このような迅速かつ円滑な救急対応が行えた背景に
そ、患者さんの救助に繋がったのだと思います」と語
は、 植 地 医 師 や 高 野 看 護 師 ら が JMECC を 受 講 し て い
り、植地医師は「JMECC では、ICLS の知識だけでなく、
たことが大きく関係しています。今回のような致死性
内科救急のトレーニングも積んでいたので、心原性の
不整脈のケースでは、除細動が 1 分遅れるごとに救命
不整脈を考え、心筋梗塞の診断に結びつけることがで
率 が 10% ず つ 低 下 す る と い わ れ、1 秒 で も 早 い 処 置
き ま し た。 こ れ か ら も JMECC の ト レ ー ニ ン グ を 繰 り
が求められます。そのためには全ての医師が定型化さ
返していきたいと思います」と話しました。
れた救命措置を確実かつ迅速に行えるよう、定期的に
ATT 科 と 内 科 で は、 今 後 も 医 療 関 係 者 へ の JMECC
トレーニングを積んでおく必要があります。植地医師
受講を勧め、心肺停止した患者さんの急変に柔軟に対
ら が 受 講 し た JMECC と は、 全 て の 内 科 医 が 積 極 的 に
応できるように努めていくということです。
感染症学教室で聖徳学園高校生が体験講義・実習
本学では、大学での学びや研究の面白さを知っても
らおうと、高校生を対象とした体験講義・実習を実施
しています。
昨年 11 月 30 日(土)、 聖徳学園中学高等学校の生
徒 10 人が三鷹キャンパスの実習室で、 医学部感染症
学教室教員(神谷茂教授他)による体験講義・実習を
受けました。
この日のためにつくられた「細菌学体験実習テキス
KYORIN GAKUEN 15
ト」 を も と に、20 分 程 度 の 講 義「細 菌 と は ど ん な 生
い た 細 菌 の コ ロ ニ ー を ス ラ イ ド ガ ラ ス に 採 り、 乾 燥、
き 物 な の か」 を 受 講 し、 続 い て 白 衣 に 着 替 え、「手 洗
火炎固定、染色の工程を経て、顕微鏡でブドウ球菌や
い効果の判定」、「グラム染色―手の表面にはどんな細
枯草菌の芽胞などを観察してスケッチを行いました。
菌がいるか?―」 の 2 つの実習を約 90 分にわたり体
生徒たちからは「聞いたことしかなかったブドウ球菌
験しました。
を 初 め て 観 察 で き た」「普 段 の 実 験 と 違 う 薬 品 や 機 器
講義は、実習室内のモニターに映し出された「見て
を使えて楽しかった」「手にある細菌の多さに驚いた」
みよう!細菌の世界」のスライドをもとに、細菌、カ
などの感想が聞かれました。
ビ、ウイルスといった微生物の仲間の性質や感染症や
一 連 の 体 験 実 習 を 終 え、 神 谷 教 授 は 聖 徳 学 園 の 生
細菌との上手なつきあい方について理解を深めまし
徒 へ の メ ッ セ ー ジ と し て “It is a long lane that has no
た。
turning”( 明けぬ夜はない 吉川英治・訳)を示して「ど
講義をふまえて、2 種類の実習を行いました。 日ご
んなに辛いことがあっても、頑張れば道は必ず拓ける
ろ行っている手洗いの効果を手洗いチェッカーを用い
ので、勉学にスポーツに前向きに対応して下さい」と
て判定する「手洗い効果の判定」では、洗い残しを実
語 り か け ま し た。 そ し て、「皆 さ ん は 将 来、 い ろ い ろ
際に確認し、正しい手洗いのポイントをつかむことが
な道に進まれることでしょう。感染症分野の仕事に関
できました。
心をもたれる人がいたならば、私たちは同じ研究者と
手指にどんな細菌がいるのかをグラム染色をして調
して喜んで迎えたいと思います」 と振り返り、 講座・
べ る 実 験「グ ラ ム 染 色 手 の 表 面 に は ど ん な 細 菌 が い
実習を終えたことを証明する修了証を一人ひとりに手
るのか?」では、教員の指導のもと前日から培養して
渡しました。 (高大連携促進部会)
秋の火災予防運動・消防演習を実施
全国秋の火災予防
名の職員が逃げ遅れたという想定で、三鷹消防隊のは
運 動 が 昨 年 11 月 9 日
しご隊による救出活動及び救出完了後に、三鷹消防署
( 土 ) か ら 15 日( 金 )
の ポ ン プ 車、 は し ご 隊 2 隊、 自 衛 消 防 隊 の 計 4 隊 で
ま で 実 施 さ れ ま し た。
一斉放水するといった一連の活動訓練を行いました。
この一環として、杏林
演習を終了して、三鷹消防署増田哲生署長より「病
大学病院において、当
院は、火災が起こったときには患者さんや職員等、被
院の自衛消防隊と三鷹
災者を守る立場にあります。消防署と一緒に地域の安
消 防 署 と の 合 同 で 11
全・安心を守っていければと思います」と挨拶があり
月 7 日( 木 )、 消 防 演
ました。
習を行いました。
その後、消火器を使用しての初期消火訓練やはしご
演習では、当院の外
車への搭乗体験も行われ、参加者はいざという時に迅
来棟 3 階エレベーター
速に対応できるよう注意深く消火器を扱い、また普段
ホール前のカンファレンスルームで火災が発生、初期
搭乗する機会のないはしご車の体験に、緊張の面持ち
消 火 活 動 を 行 っ た も の の、3 階 に 1 名、6 階 屋 上 に 2
で臨んでいました。
平成 25 年度 地(知)の拠点整備事業
FD・SD 講演会のご案内
講演テーマ : 「三鷹市と杏林大学 - 包括的な連携協定締結に際して」(仮)
講 師 : 三鷹市長 清原慶子 氏
日 時 : 平成 26 年 1 月 22 日 (水) 17 時 30 分~ 19 時 (予定)
場 所 : 三鷹キャンパス 大学院講堂
対 象 : 教員、 職員
16 KYORIN GAKUEN
職 員 紹 介
教
第
18 回
杏林学園で働いている様々な職種の皆さんを紹介していきます。 実はこんな人だった…!など、 新しく教職員の輪
が広がる、 そんなコーナーです。
●医学研究科(共同研究施設蛋白質・核酸解析部門)
実験助手
主任技師
●
● ● ●リハビリテーション室(理学療法士)
● ● ● ● ● ● ● ● ● 野﨑 江里子
若林 俊夫
感染症学教室の新倉保先生
よりご紹介いただきました蛋
白質・核酸解析部門の野﨑江
里子です。私は埼玉の管理栄
養士養成校で学んだ後、首都
大学東京大学院に進学し修士
号を取得した後、医学部の実
験助手として杏林で働かせて
いただいています。
私が杏林に来たのは 3 年前
ですが去年から蛋白質・核酸解析部門に配属されまし
た。蛋白質・核酸解析部門は医学部の共同研究施設の
一 つ で、 私 は 普 段 臨 床 医 学 研 究 棟 3 階 に あ る 共 同 実
験室に常駐しています。共同実験室 ? そんな部屋あっ
た の ? と 思 う 方 も い る と 思 い ま す が、 あ る ん で す !!
共同実験室には遺伝子発現の解析に用いる大型の精密
機器や、塩基配列を解析するための高性能のシークエ
ンサー等が置いてあります。その他にも画像解析のた
めの撮影機や標本作成に必要な薄切機械、分子生物学
の実験に必要なサーマルサイクラーなどが揃っていま
す。また現在準備中ですが細胞培養などの細胞実験を
するためのスペースも出来る予定です。私はそれらの
機器や実験室の管理を
させていただいていま
すが、今後さらに多く
の方に共同実験室を
知っていただき、広く
ご利用していただける
ように努力していきた
いと思っています。
↑次世代シークエンサー
→イメージアナライザー
ちょっと部屋をのぞくだけでも大歓迎ですし、機器
の利用についてもご相談いただければ対応しますので
ぜひぜひお尋ねください !!
次回は研究室や学年は違うのですが同じく首都大院
出身の先輩で、栄養部でご活躍中の小田浩之さんをご
紹介します。
SCU 病 棟 看 護 師 の 松 本 芽
衣さんからご紹介いただき
ま し た、 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ
ン室理学療法士の若林俊夫
です。 私は他の大学病院で 9
年間臨床勤務し、当院に移っ
て 3 年 目 と な り ま す。 現 在
は SCU、3-4 病棟を中心に脳
卒中科の患者さんの急性期リ
ハビリテーションを主に行っ
ています。時に脳血管疾患は急性期に様々な症状を呈
し、教科書や文献では出ていないような説明のつきづ
らい症状が出てくることもあり、それらを調べていく
う ち に 脳 の 奥 深 さ に 感 心 す る 毎 日 で す。 ま た、SCU、
3-4 病棟のスタッフの方々は非常にチームワークよく
仕事をしているので、私たちリハビリスタッフもよい
環境の中で仕事をさせてもらっています。
小さい頃から体を
動かすことが好きな
私は、休みの日でも
家にいることは少な
く、外にいることが
多いです。その中で
も野球は小、中、高
校と続けてやってお
り、現在でもクラブ
チームを作って日曜
や祝日などに試合を
し て い ま す。 ま た、
昨年 8 月には私立
医科大学野球大会に
↑先日ゴルフのラウンドで初球を
杏林大学チームの一
打った写真。結果は OB でした…。 員として出場しまし
た(上の顔写真は杏
林 チ ー ム の ユ ニ フ ォ ー ム を 着 て い ま す)。 こ の 大 会 で
は 1 回戦を無事突破し、2 回戦で敗退でした。
最近ゴルフのクラブを新調し、コースに出てきまし
た が 結 果 は 散 々 で し た …。 野 球 の よ う に 動 い て い る
ボールは打てるのに、何で止まっているボールが打て
ないんだろう…なんて少し悲しくなりましたが、練習
す る し か な い な と 思 い、 前 向 き に 練 習 に 励 ん で い ま
す。他にも冬にはスノーボードをやったりと、家でじっ
としていることは少ないですね。
さて、次回は保健学部作業療法学科の原田祐輔先生
にお願いしたいと思います。
KYORIN GAKUEN 17
文化・スポーツ
平成 25 年度 看護専門学校戴帽式を挙行
昨年 11 月 16 日(土)
ンゲール誓詞を唱和した後、キャンドルの灯で会場を
三鷹キャンパス松田記念
一周しました。その後、古賀良彦校長の訓辞、付属病
館 で、 松 田 博 青 理 事 長
院看護管理職会や同窓会から花束の贈呈、在校生代表
はじめ多くの学園関係者
から励ましの言葉が贈られ、これに対し、戴帽生代表
のご臨席のもと、「第 38
が 不 安 や 葛 藤 を 乗 り 越 え、 こ の 日 を 迎 え ら れ た 喜 び
回戴帽式」を行いました。
や、今後は患者の心に寄り添い、その人らしい生き方
この式典は「自らの看護
を支えることのできる看護師を目指し、志を高くして
への認識を深め、看護に
学習継続していくことを誓う言葉を述べた後、「キャッ
進む決意を新たにする」
ピングの歌」 で式典は終了しました。戴帽式挙行への
た め に、2 年 次 の 基 礎 看
ご理解を頂き、温かいご支援ご協力を賜りました関係
護学実習後に行っていま
者の皆様に厚くお礼を申し上げます。 す。 今 年 度 の 戴 帽 生 は 103 名 で、 跡 見 裕 学 長 の 式 辞
(看護専門学校副校長 大木順子)
の後、一人一人がキャップを戴き登壇、全員でナイチ
平成 25 年度看護専門学校戴帽式記念講演会
昨 年 12 月 14 日 ( 土 )、「 で き る! ナ ー ス に な る た
ションの一つのツールで
めのスマイル整理術」 というテーマで戴帽式記念講演
あり、事故防止・患者ケ
会を行いました。講師は有賀照枝氏で、人生のどん底
アの時間の捻出にも繋が
で「整理収納」と出会い、人生が好転した経験から整
る こ と、 ま た 笑 顔 で コ
理収納を仕事とされ、「部屋磨きは自分磨きに通じる」
ミュニケーションの上手
をモットーに活躍されています。講演は、整理の効果
なできるナースになって
や整理を妨げる要因、整理収納の法則、すぐできる実
ほしいと語りました。学
践法等について、実例や片付け「癖」診断ワークなど
生は「整理が患者と接す
を取り入れ進められました。また、誰にでも訪れる死
る時間や看護の質にも影
を受け入れて、未来に繋がる今を大切に生きるために
響することがわかった」「いい看護ができるように日頃
行 う「 未 来 整 理 」 の 考 え 方 を、 整 理 は 目 的 が 大 事 で
から整理をしていきたい」と感想を述べていました。
それが明確であれば誰でもできるもの、コミュニケー
(看護専門学校副校長 大木順子)
大学コンソーシアム八王子学生発表会に 6 団体が出場
学生が、自由な発想で研究成果やアイデアを発表す
る「 大 学 コ ン ソ ー シ ア ム 八 王 子 学 生 発 表 会 」 が 昨 年
12 月 7 日(土)
・8 日(日)、八王子市学園都市センター
で開催されました。
発表会は、学生の自由な発想や意見が八王子市政に
活かされるよう八王子市長に直接提案する「市政提案
部 門 」 な ど 3 つ の 部 門 に 分 か れ て お り、 各 団 体 と も
研究の成果を遺憾なく発揮しました。
この結果、久野ゼミが「市政提案部門・市長とのふ
れ あ い ト ー ク 」 で 準 優 秀 賞、「 市 政 提 案 部 門・ 発 表 」
18 KYORIN GAKUEN
で田中ゼミが準優秀賞を受賞。両ゼミとも昨年に続く受賞となりました。
出場した団体と発表タイトルは次のとおりです。
発表部門
産学公連携部門
凄いぞ!キミ割
タイトル
代表者
竹腰 連
口頭発表
所属ゼミナール
久野ゼミナール
総合政策学部
市政提案部門
「駅前」から八王子を活性化【準優秀賞】
総合政策学科 2 年
百田 友弥
田中ゼミナール
総合政策学部
市政提案部門
市政提案部門
企業経営学科 3 年
エイズピアエデュケーションを活性化させる 横田 拓馬
為に
総合政策学部
若年層の投票率向上プロジェクト
総合政策学科 3 年
加瀬 敦士
北島ゼミナール
木暮ゼミナール
総合政策学部
市政提案部門
スポーツツーリズムで八王子を元気に!
学生と市長とのふれあいトーク
市政提案部門
企業経営学科 2 年
石井 貴大
進邦ゼミナール
総合政策学部
総合政策学科 3 年
マッチング・ステッカー普及プロジェクト【準 佐本 武典
学生と市長とのふれあいトーク 優秀賞】
久野ゼミナール
総合政策学部
総合政策学科 2 年
♫
♫ 第 59 回桐朋学園院内コンサートを開催
F. ショパンの「12 のエチュード 変ホ長調」、N. パガ
ニーニの「24 の奇想曲 第 24 番 イ短調」など次々
と演奏し、集まった方々はその美しい音色に耳を澄ま
せていました。
予定の演奏プログラム終了後、本学の松田博青理事
長 が 素 晴 ら し い 演 奏 へ の 感 謝 の 気 持 ち を 伝 え、 ア ン
コールをリクエストしました。アンコール曲は東日本
大 震 災 の チ ャ リ テ ィ ー ソ ン グ「花 は 咲 く」、 ま た、 中
迫さんと玉置善己教授(桐朋学園大学音楽学部)のピ
ア ノ 連 弾「 ハ ン ガ リ ー 舞 曲 第 5 番 」 の 2 曲 で、 演
昨年 12 月 21 日(土)、 桐朋学園大学音楽学部によ
奏 が 終 わ っ た 後 に は ひ と き わ 大 き な 拍 手 が 鳴 り 響 き、
る院内コンサートが外来棟待合ホールで行われまし
会場がひとつになりました。
た。 このコンサートは 1999 年 7 月から年 4 回、 桐朋
次 回 は 60 回 目 と な る 記 念 の コ ン サ ー ト で、4 月 5
学園のご厚意により行われています。コンサートは毎
日に開催予定です。
回大盛況で、今回も入院患者さんやお見舞いに来られ
た方など約 120 名が会場に集まりました。
<来年度開催スケジュール> 今回のコンサートは桐朋学園大学音楽学部の篠山
第 60 回:2014 年 4 月 5 日(土)
春 菜 さ ん(ヴ ァ イ オ リ ン)、 中 迫 研 さ ん(ピ ア ノ) の
第 61 回:2014 年 7 月 12 日(土)
2 名にご出演いただき、1 曲目は E. エルガーの「愛の
第 62 回:2014 年 10 月 18 日(土)
あいさつ」 を演奏しました。 続いて、L.v. ベートーベ
第 63 回:2014 年 12 月 20 日(土) ンの「ヴァイオリン・ソナタ第 5 番「春」第 1 楽章」、
※各回 午後 3 時 30 分~午後 4 時 30 分
KYORIN GAKUEN 19
KRL だより
第 14 期実績・第 15 期計画
昨年 12 月 13 日(金) に開催された(株) KRL定時株主総会にて、 第 14 期決算報告及び第 15 期事業計画
が承認されましたので、お知らせいたします。尚、株主として杏林学園松田理事長より老人ホーム「アプリコ武
蔵小金井」の運営及び当社の財務状況について厳しい意見の言明がありましたことを補足いたします。
Ⅰ.第 14 期事業報告
株式会社KRLの第 14 期(平成 24 年 10 月 1 日~平成 25 年 9 月 30 日)の損益状況は、売上高は 16 億 8 千万円、
粗利益は 7 億 3 千万円と前期比順調に増加したものの、 新たな事業として開所した老人ホームが当初の収入を
下回ったため大幅な赤字となり、 会社設立以来初の経常損失(8 千万円) を計上しました。 そのため杏林学園へ
の寄付は、期初に実行した 5 百万円余に止まりました。詳細につきまして、以下ご報告申し上げます。
1. 老人ホーム(アプリコ武蔵小金井:全 33 室) において、 当初の入居者計画を大幅に下回ったことにより、 赤字を計上しました。
2. 病院の第 2 病棟再編により直営店舗(ローソン、理・美容室、介護福祉用品店)及び管理店舗(スターバックス)
が円滑に増床移転いたしました。その成果はローソン、介護福祉用品店において売上高及び営業利益の著しい
増加を示しました。同時に患者、学生及び教職員のニーズに応えたサービスの提供と向上に努めました。
3. 学園から委託された学生・職員寮、駐車場、郵便室及び食堂、自販機の管理業務につきましては、①学園の借
り上げ寮の減少に相応する業務委 ( 受) 託料の減額 ②駐車場でのタイムズとの提携により学園の収益確保を
図りつつ機器、看板の更新等向上 ③自動販売機及び食堂運営業者との契約更新後の手数料増額、学生、教職
員への還元 ④不動産業の資格を取得したことにより、 学生のための賃貸住宅物件情報ネットワークは三鷹、
八王子双方において活用され、収益源ともなりました。
4. 外部の病院:都内及び横浜における病院での売店運営及びSPDの実施により会社の業績に寄与しました。
5. 人材事業に関しましては、 学園への派遣及び請負業務を円滑に遂行することを第一に取り組むとともに、 改
正労働者派遣法に規定された系列外での派遣割合を 20%に上げるため積極的に営業活動を行い、 僅かながら
改善してきました。
6. リゾートトラストと契約した福利厚生施設での学園職員の利用は、 大幅に増加しました。(利用者 前期 1 年
間 116 口・334 名、今期半年間 120 口・361 名)
Ⅱ.第 15 期事業計画
第 15 期(平成 25 年 10 月 1 日~平成 26 年 9 月 30 日) におきましては、 深刻な事態に陥った経営を単年度
黒字に転換し、 当社設立の目的である「杏林学園の財政的基盤の安定、 強化に寄与する」「患者、 学生及び教職
員のニーズに応えたサービスの提供と向上」を実行いたします。
第 15 期事業計画詳細につきまして、以下ご報告申し上げます。
1. 昨年 5 月開所し、 赤字計上となった老人ホーム「アプリコ武蔵小金井」 の運営を早急に軌道に乗せるため具
体的且つ積極的な営業活動を行います。
2. 直営店舗であるローソン、 売店(デイリーストア)、 理容・美容室、 介護福祉用品店、 カフェ及びサブウェイ
の売上増・収益増は、 当社の重要課題として、 今期におきましても、 サービス向上を図りながら実行します。
特 に、 第 2 病 棟 の再編成に伴う各店舗の配置 換 え 後 も、 そ れ ぞ れ の 特 色 を 生 か し て、 よ り 質 の 高 い 店舗 経 営
を行います。
3. 学 園 か ら 委 託 さ れ た 業 務 で あ る 学 生・ 職 員 寮、 駐 車 場、 郵 便 室、 自 販 機、 食 堂 の 管 理 に 関 し て、 業 務 を 適 切
に遂行、サービス向上に努めます。特に学生・職員寮について、経費を削減しつつ、学園の方針に沿った管理
を行います。また学生・教職員食堂運営に伴う還元策については、利用者にアピールする内容で継続します。
20 KYORIN GAKUEN
4. 三鷹、八王子キャンパスにてスタートした学生のための賃貸住宅物件情報ネットワークをより積極的に推進し、
不動産業として収益向上に努めます。
5. 新 規 顧 客 の 開 拓 は、 今後とも当社の売上・利 益 を 増 加 さ せ る た め 不 可 欠 で す が、 今 期 は、 こ れ ま で 開拓 し た
外部の病院での売店、SPD業務に関して、より高い営業利益を計上すべく効率的な活動を行います。
6. 八 王 子 キ ャ ン パスの三鷹への移転に関連して、 ア メ ニ テ ィ 諸 施 設、 特 に 食 堂、 コ ン ビ ニ 及 び 留 学 生 対 応 に つ
いて学園の計画に沿って活動いたします。
7. 人材事業部の計画に関しましては、学園への派遣及び受託している業務を円滑に遂行することを第一としつつ、
労働者派遣法を順守する対策を講じます。
8. 平成 17 年許可された建設業について、 経営業務管理責任者及び専任技術者の人件費をも吸収出来ない業務実
績のため、廃業することといたします。
併せて、各部門において人件費削減策を講じます。
以上の施策により、 今期(第 15 期) 売上高は 19 億、 粗利益は 8 億 6 千万円、 経常利益 2 千万円を上げる計
画ですが、前期損失から繰越される金額を減らすため、全社一丸となって取り組みます。今後とも杏林学園関係
者のご協力をお願い申し上げます。 (代表取締役 村田晋一)
12 月の理事会・評議員会
理事会
日 付 平成 25 年 12 月 6 日 (金)
場 所 帝国ホテル 本館 2 階 蘭の間
議案・報告
1 平成26年度予算編成方針について
3 医師への給与処遇改善に伴う手当の支給について
2 CTスキャナ装置 (2件) 及びデジタル式X線一般撮影シ
4 次期学長の決定について
5 台湾国立高雄餐旅大学との学術交流協定について [報告]
ステムの支出について
評議員会
日 付 平成 25 年 12 月 6 日 (金)
場 所 帝国ホテル 本館 2 階 蘭の間
議案・報告
1 平成26年度予算編成方針について
3 医師への給与処遇改善に伴う手当の支給について
2 CTスキャナ装置 (2件) 及びデジタル式X線一般撮影シ
ステムの支出について
KYORIN GAKUEN 21
Road to 50th
懐かしの学園風景(9)
2016 年の 50 周年まであと 2 年となりました。 学園の歴史を振り返るこのコーナー、 今回も懐かしい写真を紹
介いたします。
第 1 回理事長杯争奪職場対抗綱引大会の様子。
参加 19 チーム。1 チーム 8 名とし、 うち 3 名は
女性を含み、 体重合計 560kg 以下とするルールにて
施行されました。
昭和 60 年 10 月 21 日から 25 日にかけて行われ
たこの大会、 残念ながら第 2 回が行われることはあ
りませんでした。
(その理由はあんず前号 (No.404) の、 黒田前大学
事務部長の定年にあたっての挨拶をご覧ください)
上)CT 装置を用いての検査
下) 医事課におけるレセプト請求業務の機械処理
昭和 52 年頃の病院内風景。 上の CT 装置は当時の最新型で、 英国 EMI 社製。
まだ国内での導入は数少なく、 当院設置時には東京でも 1~2 台しかなかったそうです。
下の医事業務は、 コンピューター稼働まもない頃。 検査箋、 処方箋、 処置伝票などの変更や手書きにより
処理されていた伝票の切り替えなど、 電子化の波が訪れました。
◆教職員の皆さまへ◆
広報・企画調査室では Road to 50th で紹介する「懐かしい写真」や「思い出話」などを募集しています。
22 KYORIN GAKUEN
◆
各種助成金
◆
◆
平成 25 年度
公益財団法人明治安田厚生事業団 第 30 回(平成 25 年度)若手研究者のための健康科学研究助成(一般課題研究)
小笠原準悦 医学部衛生学公衆衛生学教室・ 持久的運動トレーニングは白色脂肪細胞のブライト脂肪細 50 万円
胞化を促すか
学内講師
公益財団法人母子健康協会平成 25 年度(第 26 回)小児医学研究助成
伊藤雄伍
医学部小児科学教室・助教(任期)ポドサイトの分化と機能維持を制御する新規エピジェネ 140 万円
ティック分子 NSD3 の役割
公益財団法人ファイザーヘルスリサーチ振興財団第 22 回(2013 年度)国内共同研究助成
山田昌和
医学部眼科学教室臨床教授
成人を対象とした眼疾患スクリーニングの予算影響分析
100 万円
公益財団法人内視鏡医学研究振興財団平成 25 年度研究助成金
奴田原紀久雄 医学部泌尿器科学教室教授
腎盂尿管内病変の表記法について―3D プリンターを用いた 50 万円
新しい表記法の開発
寄付金・物件寄付申込者芳名
10・11 月分
このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとう
ございます。皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
◆寄付金申込者芳名
教育研究募金
金
2,000,000 円
匿名寄付
医学部 奨学寄付金 匿名寄付 57 件 51,200,000 円
(リハビリテーション医学、衛生学公衆衛生学、外科学Ⅰ、外科学Ⅱ、眼科学、救急医学、形成外科学、高齢医学、産婦人科学、耳鼻咽喉科学、
心臓血管外科学、整形外科学、精神神経科学、総合医療学、内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学Ⅲ、脳神経外科学、泌尿器科学、皮膚科学、麻酔科学)
保健学部 奨学寄付金 匿名寄付 1 件 500,000 円
(看護学科医療科学Ⅱ教室)
◆物件寄付申込者芳名
物件名・規格など
絵画『玉川上水の秋』他
数
6点
設置・使用場所
病院内 廊下
寄付者名
枝川 髙子 様
教職員メディア情報
新 聞・ 雑 誌・ テ レ ビ な ど マ ス コ ミ の 取 材 を 受 け、 テ レ ビ に 出 演 し た り あ る い は 記 事 に 掲 載 さ れ た 教 職 員 の 皆 さ ま を ご 紹 介 し
ます。(広報・企画調査室で把握したものを掲載しています)
杏林大学病院
アイセンター
週刊ダイヤモンド
「頼 れ る 病 院 ラ ン キ ン グ」 で、 全 国 1205 病 院 中 総 合 25 位 (東 京 で 8 位)、 救 急 受 け 入 れ
10/26 特大号
件数 44 位等が紹介される
醫學振興
第 2 病 棟 の 改 修 工 事 に よ っ て、 各 階 の 中 央 通 路 開 通 で 他 施 設 と 直 結 し 利 便 性 が 高 め ら れ
第 77 号
たことなどが紹介される
10 月 27 日
「夢の扉+」 の番組内で当院アイセンターを紹介、 オープンカンファレンスの様子を放送
TBS
山田昌和
11 月 16 日
医学部教授
NHK E テレ
「健康フォーラム」 で、 目の不快な症状や検査について解説
古賀良彦
SUNTORY 美感遊創
雑誌のコーナー 「脳の栄養学」 で、 脳の老化予防で大切な ARA・DHA・EPA という 3 つの
医学部教授
11 月 1 日発行
オメガ脂肪酸について解説
SUNTORY オメガエイド「60 代・70 代 新 健 考 発 見 ぐ る り 旅」 と い う サ プ リ メ ン ト 紹 介 の 番 組 で、 特 集 「必 須 脂
BS フジ FNS 各局
肪酸の重要性」 について解説
KYORIN GAKUEN 23
古賀良彦
SUNTORY
「緊 急 ス ペ シ ャ ル 対 談」 で、 脳 の 老 化 を 防 ぐ に は 3 つ の オ メ ガ 脂 肪 酸 ARA・DHA・EPA を
医学部教授
サントリー研究レポート 一緒に摂取することが良いと解説
小冊子「コーヒーとから「コーヒーとからだのおいしい話 3」で、コーヒーの香りが脳にもたらす効果について解説
だのおいしい話」
全日本コーヒー協会
健康情報誌 「Life」
脳の健康を保つために日々の生活の中でできる 「脳力向上法」 について取材協力
1 月号
杏林大学
11 月 29 日
社 会 人 野 球・ バ イ タ ル ネ ッ ト 野 球 部 の 来 季 新 戦 力 の 顔 ぶ れ に 本 学 総 合 政 策 学 部 4 年 亀 谷
スポーツニッポン
卓朗投手が紹介される
大学タイムズ
本学が文科省地 (知) の拠点事業に採択されたことが紹介される
2013 年 12 月 Vol.11
中村貴枝子
12 月 3 日
ケーブルテレビ「デイリー武蔵野三鷹」の番組内で、11 月 30 日に行われた公開講演会「冬
医療安全管理部師長
JCN 武蔵野三鷹
に流行する感染症 ノロウィルス・インフルエンザの予防と対策」 の様子が放送される
馬田啓一
12 月 5 日
総合政策学部教授
生産性新聞
層的な取り組みの必要性を語る
塩川芳昭
12 月 11・12・15 日
シリーズ企画 「『患者を生きる』 脳と神経」 の中で、 塩川教授が手がけた脳動脈瘤の患者
医学部教授
朝日新聞
さんへの治療と経過が紹介される
「アジアと日本:経済連携と企業活動の課題」 と題するインタビューで、 広域 FTA への重
ピーター・マックミラン 12 月 25 日
平 成 26 年 1 月 26 日 ま で 相 田 み つ を 美 術 館 で 開 催 さ れ て い る、 マックミラン客 員 教 授 の 版
外国語学部教客員教授 毎日新聞夕刊
画展 「新・富獄三十六景」 展が紹介され、 その中で富士山への思いについて本人が語る
田久保忠衛
田久保名誉教授が産経新聞正論大賞特別賞を受賞したことが紹介される
杏林大学名誉教授
12 月 10 日
産経新聞
12 月 10 日
沖 縄 「正 論」 友 の 会 第 23 回 セ ミ ナ ー で、“ 激 変 す る 国 際 秩 序 と 日 本 ” と 題 し て 講 演 し た
産経新聞
ことを紹介
12 月 26 日
安倍首相が 12 月 26 日に靖国神社参拝をしたことについてコメント
読売新聞夕刊
12 月 27 日
「金曜討論」 で “3 年後には衆参同日選と同時に改憲についての国民投票を ” と論説
産経新聞
12 月 31 日
「正論」 のコーナーで、“ 強い国、 強い同盟以外に道はなし ” と題して論説
産経新聞
冨田泰彦
1月1日
医学部准教授
NHK 総合テレビ
1 月 9 日~ 3 月 20 日
正月時代劇 「桜ほうさら」 で医事指導を行う
ドラマ 「Dr.DMAT」 で医療監修を行う
TBS
◇ お 願 い 広 報・ 企 画 調 査 室 を 経 由 せ ず に、 取 材 や 出 演 を 直 接 受 け ら れ た 場 合 は、 広 報 ([email protected]) ま で ご 連 絡 い た だ き
ますよう、 よろしくお願いいたします。
看護の道へ進む決意を新たにした 103 名の看護専門学校生 (2013 年 11 月第 38 回戴帽式) 撮影:光雅スタジオ
発 行 平 成 26 年 1 月 17 日
あんず編集委員会
東 京 都 三 鷹 市 新 川 6-20-2
連 絡 先 ℡ 0422-44-0611
杏林大学広報・企画調査室
24 KYORIN GAKUEN
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