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SR-53V

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SR-53V
取扱説明書[接続編]
WIRELESS BROADBAND VoIP ROUTER
SR-53V
IP電話/[IEEE802.11a(W52/W53)/b/g]規格対応
本書は、最初にお読みください。
本製品の基本的な内容について説明しています。
詳細な機能を設定するときなどは、必要に応じて付属
CDに収録の取扱説明書[活用編]をご覧ください。
ご使用になる前に
1
有線LANの接続
2
無線LANの接続
3
インターネット接続設定
4
一般加入電話回線の接続
5
1対1でIP電話をする
6
その他の基本設定
7
保守について
8
ご参考に
9
商用IP電話接続業者と契約してIP電話を
ご使用の場合は、設定ガイド(別紙)を参考
に接続設定をしてください。
はじめに
このたびは、本製品をお買い上げいただきまして、まこ
とにありがとうございます。
本製品は、[IEEE802.11a(W52/W53)]※1 規格と
[IEEE802.11b/g]※2規格の無線LANを内蔵するIP電話
(VoIP)対応のワイヤレスブロードバンドルータです。
ご使用の前に、この取扱説明書をよくお読みいただき、
本製品の性能を十分発揮していただくとともに、末長くご
愛用くださいますようお願い申し上げます。
※1 本書では、[IEEE802.11a]の無線LAN規格を、次のように表記します。
[IEEE802.11a(J52)]
:従来の無線LAN規格
[IEEE802.11a(W52/W53)] :新しい無線LAN規格
[IEEE802.11a(J52)]規格には対応していません。
※2 [IEEE802.11g]規格は、[IEEE802.11b]規格と互換性があります。
[IEEE802.11]規格(14ch)には対応していません。
電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)の無線
LANを使用することは禁じられています。
情報処理装置等電波障害自主規制について
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスA情
報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがありま
す。この場合には使用者が適切な対策を講ずるように要求されることがあります。
登録商標について
アイコム株式会社、アイコム、Icom Inc.、
、WAVEMASTERは、アイコム株式会
社の登録商標です。
Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国にお
ける登録商標です。
本文中の画面の使用に際して、米国Microsoft Corporationの許諾を得ています。
FOMA、i-modeは、株式会社NTTドコモの登録商標です。
Adobe、Adobe Readerは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の
登録商標です。
AtherosおよびSuper AG、Atheros XR、Total 802.11のロゴは、Atheros
Communications, Inc.の商標です。
その他、本書に記載されている会社名、製品名は、各社の商標および登録商標です。
i
はじめに
本製品が対応する無線LAN規格ついて
は
じ
め
に
本製品が対応する無線LAN規格は、以下のとおりです。
◎ [IEEE802.11a(W52/W53)] :54Mbps(5.2GHz/5.3GHz帯)
◎ [IEEE802.11g]
:54Mbps(2.4GHz帯)
◎ [IEEE802.11b]
:11Mbps(2.4GHz帯)
本製品の出荷時や設定を初期化したときは、[IEEE802.11g]規格で通信できます。
[IEEE802.11g]規格は、[IEEE802.11b]規格と互換性があります。
※ [IEEE802.11b/g]規格と[IEEE802.11a(W52/W53)]規格の同時通信には対応していません。
※ [IEEE802.11a(J52)]規格には対応していません。
※ [IEEE802.11]規格(14ch)には対応していません。
[IEEE802.11a(W52/W53)]規格の無線通信チャンネルについて
5.2GHz帯の新しい無線通信チャンネル4個(W52)は、日本国内で使用されている無線
通信チャンネル4個(J52)の中心周波数から10MHz高い周波数に移行され、さらに新
しく5.3GHz帯の無線通信チャンネル4個(W53)が追加されました。
[IEEE802.11a]規格の周波数(MHz)
従来の
無線LAN規格
新しい
無線LAN規格
[IEEE802.11a(J52)]規格
34ch
38ch
36ch
42ch
40ch
46ch
44ch
48ch
[IEEE802.11a(W52)]規格
5170
5190
5180
5210
5200
52ch
56ch
60ch
64ch
[IEEE802.11a(W53)]規格
5230
5220
5240
5260
5280
5300
5320
[IEEE802.11a(W52/W53)]規格で使用できる無線通信チャンネルは、上図で示すよ
うに、合計8個になります。
[IEEE802.11a(J52)]規格の無線LANが本製品の近くで稼働している環境で、本製品
の[IEEE802.11a(W52)]規格をご使用になると電波干渉の原因になりますので、ご注
意ください。
右の表記は、新しく[IEEE802.11a(W52/W53)]規格で採用さ
れた無線通信チャンネルに対応した製品を意味し、本製品のシリ
アルシールにも記載されています。
ii
はじめに
本製品の概要について
◎ 本製品の無線LANは、[IEEE802.11a(W52/W53)]規格に対応していますので、
5.2GHz帯の新しいチャンネル(36∼48ch)と、追加された5.3GHz帯の新しいチャ
ンネル(52∼64ch)が使用できます。
※従来のチャンネル(34∼46ch)を使用する機器とは通信できません。
◎ DFS機能が搭載されていますので、5.3GHz帯[IEEE802.11a(W53)]規格で通信し
ているときは、気象レーダーなどによる電波干渉を自動で回避します。
※DFS機能については、本書3-6章をご覧ください。
◎ 無線AP(アクセスポイント)間通信機能により、無線で本製品どうしを接続できます。
◎ FTTH、xDSL、CATVに対応のブロードバンドルータ機能を搭載しています。
◎ 一般加入電話回線は、アナログ回線に対応しています。
◎本製品の子機として、NTTドコモ社製FOMA N900iL、弊社製IP電話機(VP-43、
VP-501)を最大18台まで増設できます。
◎ 本製品に接続されたアナログ電話機、NTTドコモ社製FOMA N900iL、弊社製IP電
話機(VP-43、VP-501)など、子機どうしで内線通話や内線転送ができ、商用IP電話
接続業者、アナログ回線を使用して外線通話ができます。
◎ 従来の弊社製無線LAN機器に搭載の[WEP RC4]や[OCB AES]暗号化方式に加え、
[TKIP]、[AES]暗号化方式に対応しています。
◎ ネットワーク認証は、「共有キー」、「オープンシステム」、「WPA-PSK」、「WPA2PSK」、「WPA」、「WPA2」、「IEEE802.1X」に対応し、「WPA」、「WPA2」、
「IEEE802.1X」を使用すると、RADIUSサーバを使用した信頼性のある無線通信が
できます。
◎ 本製品のおもな設定は、WWWブラウザでできます。
◎ 本製品のQoS機能は、Wi-Fiアライアンスが規定するWMM(Wi-Fi Multimedia)機能
に対応しています。
※2006年12月現在、本製品はWi-FiアライアンスよりWMM認定されていません。
◎ 本製品は、Atheros Communications社の「Super AG(無線LAN高
速化技術)」と「XR(無線伝送可能領域を拡大する技術)」を使用した通信
に対応しています。
◎ 本製品は、技術基準適合証明を取得していますので、無線局の免許は
不要です。
iii
はじめに
標準構成品
■ 梱包内容の確認
本製品のパッケージには、次のものが同梱されています。
本製品をご使用になる前に、すべて揃っていることを確認して
ください。
は
じ
め
に
本書
スタンド
クッションシート
アンテナ
取扱説明書
SR-53V本体
電波干渉
注意シール
保証書
ACアダプター
LANケーブル
(ストレートタイプ)
IP電話回線設定ガイド
モジュラーケーブル
本製品で使用できるIP電話機について
CD
(Windows版)
(2006年12月現在)
本製品の子機として、下記以外の製品は使用できませんのでご注意ください。
VP-501
(VoIP PHONE)
VP-43
(WIRELESS IP PHONE)
FOMA N900iL
(NTTドコモ社製)
※NTTドコモ社製FOMA N902iLについて、弊社ホームページで対応ファームウェアの公開を予定して
います。
iv
はじめに
MACアドレスの表記について
本製品をインターネットに接続してご使用になる場合、ご契約の接続業者またはプロバ
イダーや提供を受けるサービスによっては、本体MACアドレス(機器固有の番号)を、接
続業者またはプロバイダーに対して事前申請する必要があります。
そのような場合、申請および登録が完了するまで、本製品を利用してインターネットに
接続できません。
すでに登録したMACアドレスでご使用の場合は、取扱説明書[活用編]の[WAN側MAC
アドレス変更機能]をご参照ください。
本体MACアドレス(機器固有の番号)
モデムに直接接続するネットワーク機器(本製品など)がそれぞれ独自に持っている機器
固有の番号で、本製品のシリアルシール(☞下図)に12桁で記載されています。
※ 本製品の有線LANに対する番号であり、無線LANのものではありませんのでご注意
ください。
シリアルシール
MACアドレス
※シリアルシールの記載内容に変更があった場合、
MACアドレスの記載位置は、お買い上げの製品に
よって若干異なる場合があります。
SR-53V
v
はじめに
本書の表記について
本書は、次の表記規則にしたがって記述しています。
「
」表記 :オペレーティングシステム(OS)の各ウィンドウ(画面)、ユーティリティー、
設定画面の各メニューとそのメニューに属する設定画面の名称を(「」)で囲
んで表記します。
[
]表記 :タブ名、アイコン名、テキストボックス名、チェックボックス名、各設定
〈
〉表記 :ダイアログボックスのコマンドボタンなどの名称を(〈 〉)で囲んで表記し
は
じ
め
に
画面の設定項目名を([ ])で囲んで表記します。
ます。
※ Microsoft® Windows® XP Professional、Microsoft ® Windows® XP Home
Editionは、Windows XPと表記します。
※ 本書は、Ver1.00のファームウェアを使用して説明しています。
※ 本書では、紙面上の都合により、設定画面の一部を省略して掲載しています。
※ 本書中の画面は、OSのバージョンや設定によって、お使いになるパソコンと多少異
なる場合があります。
無線LAN機器の表記について
ご使用になる無線LAN機器によっては、本製品と記載が異なる場合ありますが、同
じ意味として使用されています。
【本製品の場合】
「SSID」、「チャンネル」、「ネットワーク認証」、「キー更新間隔」、「キーインデックス」
【本製品以外の場合】
「ESSID」、「チャネル」、「認証モード」、「Re-Key間隔」、「キーID」
vi
はじめに
出荷時の設定について
本製品のおもな出荷時の設定は、次のとおりです。
ネットワーク設定
LAN側IP設定 本体名称/IPアドレス IPアドレス
サブネットマスク
DHCPサーバ設定
無線LAN設定
無線LAN設定 無線LAN設定
DHCPサーバ機能を使用
する
割り当て開始IPアドレス
192.168.0.10
割り当て個数
30個
デフォルトゲートウェイ
192.168.0.1
無線LANを使用
する
SSID
LG
ANY接続拒否
しない
チャンネル
11(2462Hz)
暗号化設定
暗号化設定
暗号化方式
なし
セキュリティ
MACアドレス
MACアドレス
しない
設定
フィルタリング設定
フィルタリングを使用
システム設定
本体管理設定 管理者ID設定
管理者ID
空白(設定なし)
管理者パスワード
空白(設定なし)
※上記以外の設定値については、本書9-2章をご覧ください。
vii
192.168.0.1
255.255.255.0
はじめに
取り扱い上のご注意
◎ 本製品は、高度な信頼性が必要な用途に使用されることを目的とした製品ではありま
せん。
本製品が原因で発生したいかなる損害についても弊社は一切その責任を負いかねます
のであらかじめご了承ください。
は
じ
め
に
◎ 本製品が対応しているインターネット・プロトコルは、「IPv4」です。
※「IPv6」には対応していません。
◎ 法律により、一般加入電話回線(内線通話およびIP電話を除く)を本製品で使用してい
るときは、次の規制条件が定められています。
本製品の使用方法によっては、この条件に合致したとき、意図しない動作となること
がありますが、故障ではありません。
¡相手から応答がない場合、一般加入電話回線を2分以内に強制切断します。
※2分間の無応答切断は、電話回線の極性反転により応答を検出して動作していますので、「0120」
などの特殊な番号へ掛けた場合にも働く場合があります。
この場合は、本製品の[TEL]ポートに接続したアナログ電話機をご使用いただくことで、強制切断
を回避できます。
¡話中などの場合、一般加入電話回線での再発信は3分間に2回までとなっています。
※最初の発信から3分が経過するまでは3回目の再発信はできません。
◎ 動作中に接続ケーブルなどが外れたり、接続が不安定になると、誤動作の原因になり
ます。コネクターをしっかり接続してください。
動作中は、コネクターの接続部に触れないでください。
◎ モデムおよびパソコンやその他の周辺機器の取り扱いは、それぞれに付属する取扱説
明書に記載する内容にしたがってください。
◎ 本製品は、無線アクセスポイント機能を内蔵していますので、家庭環境で使用すると
電波妨害を引き起こすことがあります。
このようなときは、妨害を受けている機器から本製品をできるだけ離して設置してく
ださい。
◎ 本製品の設定保存ファイルや弊社ホームページ(http://www.icom.co.jp/)より提供
されるバージョンアップ用ファームウェアファイルを、本製品以外の機器に組み込ん
だり、改変や分解したことによる障害、および本製品の故障、誤動作、不具合、破損、
データの消失あるいは停電などの外部要因により通信、通話などの機会を失ったため
に生じる損害や逸失利益または第三者からのいかなる請求についても弊社は一切その
責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
◎ 本書の著作権およびハードウェア、ソフトウェアに関する知的財産権は、すべてアイ
コム株式会社に帰属します。
◎ 本書の内容の一部または全部を無断で複写/転用することは、禁止されています。
◎ 本製品の仕様、外観、その他の内容については、改良のため予告なく変更されること
があり、本書の記載とは一部異なる場合があります。
viii
はじめに
2.4GHz無線LANの電波干渉についてのご注意
2.4GHz帯の無線LANで通信をするときは、次のことがらに注意してください。
この機器の使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製
造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を必要とする無線局)およ
び特定小電力無線局(免許を必要としない無線局)並びにアマチュア無線局(免許を必要と
する無線局)が運用されています。
○ この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局
並びにアマチュア無線局が運用されていないことを確認してください。
○ 万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生
した場合には、速やかに使用周波数を変更するか、または電波の発射を停止した上、
下記連絡先にご連絡いただき、混信回避のための対処等についてご相談ください。
○ その他、この機器から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に
対して有害な電波干渉の事例が発生した場合など、何かお困りのことが起きたときは、
次の連絡先へお問い合わせください。
連絡先:アイコム株式会社
サポートセンター 06-6792-4949
(平日 9:00∼12:00、13:00∼17:00)
表記の意味について
「2.4」
:2.4GHz帯を使用する無線設備
「OF・DS」
:OFDM方式/DS-SS方式
「4」
「
:40m以下
」
:全帯域を使用し、かつ移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線
局並びにアマチュア無線局の帯域を回避可能
ユーザー登録について
本製品のユーザー登録は、アイコムホームページでお受けしています。
インターネットから、「http://www.icom.co.jp/」にアクセスしていただき、ユーザー
登録用フォームにしたがって必要事項をご記入ください。
ご登録いただけない場合、サポートサービスをご提供できませんのでご注意ください。
ix
はじめに
無線LANの電波法についてのご注意
は
じ
め
に
● 電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)の無線LANを使用することは
禁じられています。
● 本製品に使用している無線装置は、電波法に基づく小電力データ通信システムの無線
設備として、特定無線設備の認証を受けています。
したがって、本製品の使用に際しては、無線局の免許は必要ありません。
● 本製品に使用している無線装置は、電波法に基づく認証を受けていますので、本製品
の分解や改造をしないでください。
● 本製品に使用している無線装置は、電波法に基づく認証を受けていますので、設定さ
れたアンテナ以外は使用できません。
● 本製品を使用できるのは、日本国内に限られています。
本製品は、日本国内での使用を目的に設計・製造しています。
したがって、日本国外で使用された場合、本製品およびその他の機器を壊すおそれが
あります。
また、その国の法令に抵触する場合があるので、使用できません。
● 心臓ペースメーカーを使用している人の近くで、本製品を使用しないでください。
心臓ペースメーカーに電磁妨害をおよぼして、生命の危険があります。
● 医療機器の近くで本製品を使用しないでください。
医療機器に電磁妨害をおよぼして、生命の危険があります。
● 電子レンジの近くで本製品を使用しないでください。
電子レンジによって本製品の無線通信への電磁妨害が発生します。
● 同じ周波数帯を利用する機器がある場合、電波の干渉により、本製品の無線通信が阻
害され、通信できなくなる場合があります。
お知らせ
無線LAN製品をご使用になるときは、下記のアドレスにアクセスしていただき、「無線
LAN製品ご使用時におけるセキュリティーに関するご注意」をご覧ください。
アドレス:http://wavemaster.icom.jp/html/security/security_wirelesslan.html
x
はじめに
取扱説明書の構成について
本書では、本製品をご使用になる前に知っておいていただきたい機能や本製品の一般的
な使用方法について説明しています。
接続編では記載していない詳細な機能をご使用になる場合は、本製品のCDに収録され
ている活用編やN900iLご利用ガイド、VP-501ご利用ガイドをご覧ください。
接続編(本書)
本製品のおもな機能の説明と基本的な方法について、
本書を順番に読みながら設定できるように構成されて
います。
商用IP電話接続業者と契約してIP電話をご使用の場合
は、設定ガイド(別紙)を併せてご覧ください。
活用編(CD収録)
本製品に設定できる詳細な機能について、設定メニュ
ーごとに詳細を説明しています。
N900iLご利用ガイド(CD収録)
NTTドコモ社のFOMA N900iLを内線電話としてご
利用いただくための設定ガイドです。
VP-501ご利用ガイド(CD収録)
弊社製VoIP PHONE(固定IP電話)を内線電話として
ご利用いただくための設定ガイドです。
CDの使いかたについて
q本製品のCDをご使用のCDドライブに挿入します。
wメニュー画面で、目的のボタンをクリックします。
※メニュー画面が表示されないときは、付属のCDに収録された「AutoRun.exe」をダブルクリックし
てください。
Acrobat® Reader® 4.0以上をインストールされていないかたは
メニュー画面で、目的のボタンをクリックする前に、〈Adobe® Reader® インストール〉をクリック
して、表示される画面にしたがって操作してください。
※Windows XP/Windows 2000以前のOSをご使用のかたは、Adobe®ホームページからソフト
ウェアをダウンロードしてください。
xi
はじめに
ご使用までの流れ
は
じ
め
に
本製品を設定されるときは、次の手順にしたがってお読みください。
順番に基本的な設定ができる構成になっています。
※右端に記載する数字は、本書の参照箇所です。
Step. 1
スタンドとアンテナの取り付け
1-2章
▼
Step. 2
アース線と電源の接続
1-2章
▼
Step. 3
有線LANの接続
2章
※運用形態により選択
Step. 4
無線LANの接続
3章
▼
インターネットへの接続設定
4章
▼
Step. 5
一般加入電話の接続
5章
▼
Step. 6
※運用形態により
選択
SIPサーバでIP電話をする
[設定ガイド](別紙)
1対1(Peer to Peer)で
IP電話をする
6章
▼
Step. 7
内部時計など、その他の基本設定について
7章
▼
Step. 8
設定初期化など、保守について
8章
▼
ご参考に
困ったときは?
9-1章
xii
もくじ
はじめに───────────────────────────i
もくじ ──────────────────────────xiii
安全上のご注意(必ずお読みください。) ────────────xv
第1章
ご使用になる前に
1
q 各部の名称と機能 ……………………………………………………2
w 付属品の取り付け ……………………………………………………4
e 本製品のおもな機能 …………………………………………………6
r 本製品の設置について ………………………………………………11
t IP電話使用時のご注意 ………………………………………………12
y 設定画面の名称と機能 ………………………………………………13
第2章
有線LANの接続
15
q パソコンを接続する …………………………………………………16
w 電源を接続する ………………………………………………………17
e パソコンの電源を入れる ……………………………………………17
r IPアドレスを確認する ………………………………………………18
t 本製品の設定画面を確認する ………………………………………20
第3章
無線LANの接続
21
q 無線LANで通信するパソコンについて …………………………22
w 無線LANセキュリティーについて ………………………………23
e 無線LANの構築について …………………………………………24
r 本製品と無線LAN端末を接続するには …………………………28
t 無線ネットワーク名(SSID)を設定するには ……………………30
y [IEEE802.11a(W52/W53)]規格で無線通信するには …………31
u [WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには ………………32
i [WPA-PSK(TKIP)/(AES)]暗号化を設定するには ……………39
o MACアドレスフィルタリングを設定するには …………………40
!0 [IEEE802.11b]規格の通信を制限するには ……………………41
!1 無線AP(アクセスポイント)間通信機能を使用するには ………42
!2 無線LAN端末どうしの通信を禁止するには ……………………47
第4章
インターネット接続設定
Step
Step
Step
Step
Step
xiii
49
q 回線接続業者との契約について ……………………………50
w お使いになるモデムタイプの確認 …………………………50
e ご契約回線への接続方法を確認する ………………………51
r 回線種別を設定する …………………………………………52
t モデムの接続/インターネットへの接続を確認する ……58
もくじ
第5章
一般加入電話回線の接続
61
q 一般加入電話回線を接続するには …………………………………62
w アナログ電話機などの接続について ………………………………63
e 一般加入電話回線への発信を確認する ……………………………64
第6章
1対1でIP電話をする
も
く
じ
65
q ご使用までの流れ ……………………………………………………66
w 1対1でIP電話をするには …………………………………………67
e 設定のしかた …………………………………………………………68
r 電話のかけかた ………………………………………………………73
t ダイナミックDNS機能を設定するには …………………………74
第7章
その他の基本設定
77
q 本製品の時計を設定する ……………………………………………78
w 曜日と時間でアクセスを制限するには ……………………………79
e 設定画面へのアクセスを制限するには ……………………………80
r 本体IPアドレスを変更するには ……………………………………81
t 自動割り当て開始IPアドレスを変更するには ……………………82
第8章
保守について
83
q 設定内容の確認または保存 …………………………………………84
w 保存された設定の書き込み …………………………………………85
e 設定を出荷時の状態に戻す …………………………………………86
r ファームウェアをバージョンアップする …………………………89
第9章
ご参考に
93
q 困ったときは …………………………………………………………94
w 設定項目の初期値一覧 ………………………………………………98
e 機能一覧 ……………………………………………………………101
r 設定画面の構成について …………………………………………102
t 定格 …………………………………………………………………104
y 用語解説 ……………………………………………………………106
u 対応無線LANカードについて ……………………………………108
i 故障のときは ………………………………………………………109
xiv
安全上のご注意
安全にご使用いただくために、必ずお読みください。
¡ ここに示した注意事項は、使用者および周囲の人への危害や財産への損害を未然に防
ぎ、製品を安全に正しくご使用いただくために、守っていただきたい事項を示していま
す。
¡ 次の『R警告』『R注意』の内容をよく理解してから本文をお読みください。
¡ お読みになったあとは、いつでも読める場所へ大切に保管してください。
■本製品について
下記の記載事項は、これを無視して誤った取り扱いをすると「使
R 警告
用者および周囲の人が、死亡または重傷を負う可能性が想定され
る内容」を示しています。
◎ 付属のACアダプター以外は使用しな
いでください。
火災、感電、故障の原因になります。
◎ 指定以外の付属品、および別売品は使
発熱などにより、火災、感電、故障の
原因になります。
◎ 水などでぬれやすい場所(加湿器のそ
用しないでください。
ばなど)に設置しないでください。
火災、感電、故障の原因になります。
火災、感電、故障の原因になります。
◎ 接続ケーブルを加工したり、無理に曲
◎ 設置する場合は、必ずアース線を接続
げたり、ねじったり、引っ張ったり、
してください。
加熱したりしないでください。
また、アース線は、ガス管や水道管に
傷ついて破損し、火災、感電、故障の
接続しないでください。
原因になります。
◎ 接続ケーブルの上に重いものを載せた
り、挟んだりしないでください。
傷ついて破損し、火災、感電、故障の
原因になります。
◎ 本製品を使用中は、ぬれた手で本製品
火災、感電の原因になります。
◎ DCジャック以外の端子に電源を接続
しないでください。
火災、感電、故障の原因になります。
◎ 万一、煙が出ている、変なにおいがす
る、変な音がする、水などが入った場
に触れないでください。
合は、使用を中止してください。
感電の原因になります。
そのまま使用すると、火災、感電、故
◎ 完全調整していますので、分解、改造
xv
◎ 通気口をふさがないでください。
障の原因になります。
は、絶対にしないでください。
すぐに、本製品に接続しているACア
また、ご自分で修理しないでください。
ダプターのプラグとその他のケーブル
火災、感電、故障の原因になります。
類を取り外してください。
◎ 電源コードや接続ケーブルは、赤ちゃ
煙が出なくなるのを確認してからお買
んや小さなお子さまの手が届かない場
い上げの販売店、または弊社営業所カ
所で使用、設置してください。
スタマーサービス担当に連絡してくだ
感電、けがの原因になります。
さい。
安全上のご注意
下記の記載事項は、これを無視して誤った取り扱いをすると「人
R 注意
が傷害を負う可能性が想定される内容、および物的損害だけの発
生が想定される内容」を示しています。
◎屋外に設置しないでください。
故障の原因になることがあります。
◎ 強い磁界や静電気の発生する場所、温
度、湿度が取扱説明書に定めた使用環
境を超えるところでは使用しないでく
ださい。
故障の原因になることがあります。
◎上に乗ったり、重い物を載せたり、挟
んだりしないでください。
故障の原因になることがあります。
◎説明と異なる接続をしないでくださ
◎ぐらついた台の上や、傾いたところな
ど、不安定な場所に置かないでくださ
い。
落ちたり、倒れたりして火災、けが、
故障の原因となることがあります。
◎長時間、使用しないときは、安全のた
め本製品に接続するACアダプターを
取りはずしてください。
発熱、発火、故障の原因になることが
あります。
◎結露させないために、温度差の激しい
い。
環境へ急に移動させないでください。
また、本製品への接続を間違えないよ
内部や外部に水滴がつき、変形、変色、
うに十分注意してください。
火災、故障の原因になることがありま
故障の原因になることがあります。
す。
◎落としたり、強い衝撃を与えたりしな
いでください。
けが、故障の原因になることがありま
す。
◎湿気やホコリの多い場所、風通しの悪
自然乾燥させるか、長いあいだ同じ環
境に置いたあと、ご使用ください。
◎近くに雷が発生したときは、ACアダ
プターを接続しているコンセントから
抜いて、ご使用をお控えください。
い場所には設置しないでください。
また、ケーブルの接続や切断、または
また、本製品どうしやほかの製品と重
製品の導入や保守の作業をしないでく
ねて置かないでください。
ださい。
火災、故障の原因になることがありま
火災、感電の原因になることがありま
す。
す。
◎直射日光のあたる場所やヒーター、ク
◎清掃するときは、シンナーやベンジン
ーラーの吹き出し口など、温度変化の
を絶対に使用しないでください。
激しい場所では使用しないでくださ
ケースが変質したり、塗料がはげたり
い。
する原因になることがあります。
変形、変色、火災、故障の原因になる
普段はやわらかい布で、汚れのひどい
ことがあります。
ときは水で薄めた中性洗剤を少し含ま
◎テレビやラジオの近くで使用しないで
安
全
上
の
ご
注
意
せてふいてください。
ください。
電波障害を与えたり、受けたりする原
因になることがあります。
xvi
安全上のご注意
■ACアダプターについて(付属品)
下記の記載事項は、これを無視して誤った取り扱いをすると「使
R 警告
用者および周囲の人が、死亡または重傷を負う可能性が想定され
る内容」を示しています。
◎本製品以外の機器で使用しないでくだ
◎風通しの悪い場所で使用したり、タコ
さい。
足配線やACアダプターどうしを密着
火災、感電、故障の原因になります。
させたりして使用しないでください。
◎AC100V以外の電源電圧で使用しな
発熱、火災、感電、故障の原因になり
いでください。
火災、感電、故障の原因になります。
◎ACアダプターの金属部分や、その周
辺にホコリが付着している場合は、乾
いた布でよくふき取ってください。
ます。
◎水などでぬれやすい場所で使用しない
でください。
火災、感電、故障の原因になります。
◎コンセントの奥まで確実に差し込んで
そのまま使うと、火災の原因になりま
ください。
す。
差し込みが不十分な場合、火災、感電
◎電源コードの上に重いものを載せた
り、挟んだりしないでください。
の原因になります。
◎抜き差しするときは、必ずDCコネク
傷ついて破損し、火災、感電、故障の
ターやACアダプター本体を持ってく
原因になります。
ださい。
◎電源コードを加工したり、無理に曲げ
火災、感電、故障の原因になります。
たり、ねじったり、引っ張ったり、加
◎コンセントの差し込みがゆるかった
熱したりしないでください。
り、電源コードが傷ついたりしたとき
傷ついて破損し、火災、感電、故障の
は、使用しないでください。
原因になります。
火災、感電、故障、データの消失また
◎ぬれた手でACアダプターや機器に絶
は破損の原因になりますので、お買い
対触れないでください。
上げの販売店、または弊社営業所カス
感電の原因になります。
タマーサービス担当に連絡してくださ
い。
xvii
ご使用になる前に
第
1章
この章では、
本製品を使う前に必要な準備などを説明します。
q 各部の名称と機能 ……………………………………………………………………………2
■ 前面部 ………………………………………………………………………………………2
■ 後面部/側面部 ……………………………………………………………………………3
w 付属品の取り付け ……………………………………………………………………………4
■ スタンドとクッション ……………………………………………………………………4
■ アンテナ ……………………………………………………………………………………4
■ アース線と電源の接続 ……………………………………………………………………5
e 本製品のおもな機能 …………………………………………………………………………6
■ IP電話(VoIP)機能…………………………………………………………………………6
■ 簡易中継サーバ機能 ………………………………………………………………………7
■ 無線AP(アクセスポイント)間通信機能 ………………………………………………8
■ 無線LANの収容台数について …………………………………………………………10
r 本製品の設置について ……………………………………………………………………11
■ 設置場所について ………………………………………………………………………11
■ 無線通信距離について …………………………………………………………………11
t IP電話使用時のご注意 ……………………………………………………………………12
■ 回線への接続形態について ……………………………………………………………12
■ 停電中の使用について …………………………………………………………………12
y 設定画面の名称と機能 ……………………………………………………………………13
1
1
ご使用になる前に
1
各部の名称と機能
■ 前面部
q
w
e
r
t
y
スタンド
q [PWR]ランプ
WAN側の接続状態を表示します。
点 灯:本製品の電源が入っているとき
点 滅:「設定初期化」モードで動作中は、
[MSG]ランプと同時点滅します。
点 灯:WAN側への接続が正常なとき
消 灯:LANケーブルが接続されていない
とき
点 滅:データを送受信しているとき
※回線接続および切断中は、1秒
間隔で点滅します。
w [MSG]ランプ
動作モードを表示します。
点 滅:「設定初期化」モードで動作中は、
[PWR]ランプと同時点滅します。
e [TEL]ランプ
電話の使用状態を表示します。
点 灯:一般加入電話回線およびIP電話で
発着信のとき
高速点滅:一般加入電話回線およびIP電話通
話中のとき
低速点滅:SIPサーバとの接続中、またはそ
の接続に失敗したとき
2
r [WAN]ランプ
電源の状態を表示します。
t [LAN]ランプ
有線LANの状態を表示します。
点 灯:LAN側への接続が正常なとき
消 灯:LANケーブルが接続されていない
とき
点 滅:データを送受信しているとき
y[
]ランプ
無線LANの接続状態を表示します。
点 灯:本製品と通信を確立したとき
消 灯:本製品と通信中の無線LAN端末が
存在しないとき、または4∼5分
間以上、無線通信しない状態がつ
づいたとき
点 滅:DFS機能が動作したとき(☞P31)
ご使用になる前に
1
■ 後面部/側面部
q
※ 十分な性能でご使用いただくため、アンテ
ナ(付属品)を必ず接続してください。
w
e
r
t
y
i
u
スタンド
1
q アンテナコネクター
付属のアンテナを接続します。
w [LAN]ポート(RJ-45型)
HUBなどのネットワーク機器を接続
します。
e [WAN]ポート(RJ-45型)
CATVやブリッジタイプのADSLモデ
ムと接続します。
※FTTHの場合は、メディアコンバーターと
接続します。
r [TEL]ポート(RJ-11型)
アナログ電話機を接続します。
t [LINE]ポート(RJ-11型)
一般加入電話回線を接続します。
※ADSLを使用する場合は、ADSLモデムと
接続します。
y DCジャック
付属のACアダプターを接続します。
u アース端子
アース線(市販品)を接続します。
i〈MODE〉ボタン(赤色)
「初期化モード」にするとき押します。
※誤作動を防ぐため、ボタンは奥にあります。
ペン先などを利用して押してください。
ご参考に
◎本製品の[LAN]ポートは、MDI(ストレート)/MDI-X(クロス)の自動判別機能に対応していません。
本製品を自動判別機能に対応しないHUB(☞2-1章)と接続するときは、極性にご注意ください。
極性を間違えると、[LAN]ランプが点灯しません。
クロスケーブル(市販品)でHUBと本製品を接続するか、極性反転機能のあるHUBの場合は、極性
を切り替え、[LAN]ランプの点灯をご確認ください。
また、切り替えかたについては、ご使用のHUBに付属する取扱説明書をご覧ください。
3
1
2
ご使用になる前に
付属品の取り付け
■ スタンドとクッション
付属のクッションをシートからはずして、スタンドの底面部に貼り付けます。
スタンドは、本体側面の溝に沿って取り付けます。
スタンド(付属品)
クッション
SR-53V
クッションシート
(付属品)
■ アンテナ
取り付けるときは、アンテナの根元を右方向に手で締まる程度まで回します。
アンテナは、手前に0∼90度の範囲で折り曲げて使用できます。
また、折り曲げた状態で、左右に回転できます。
取りはずすときは、アンテナの根元を持って左方向に回します。
SR-53V
90度
R警告
本製品に取り付けたアンテナの端を持って本製品を振り回さないでください。
本人や他人に当たって、けがや故障、および破損の原因になります。
R注意
本製品は、技術基準適合証明を取得していますので弊社指定以外のアンテナは使用できません。
4
ご使用になる前に
1
■ アース線と電源の接続
電源を接続すると、[PWR]ランプが点灯します。
後面
ACコンセント
ACアダプター
(付属品)
DCプラグ
アース端子へ
DCジャックへ
アース端子へ
アース線(市販品)
1
SR-53V
R注意
アース線は、本製品に付属していません。市販品をご用意ください。
本製品のアース端子は、必ず接続してください。
落雷したときの電気的ショックをやわらげたり、感電やノイズの回り込みを防止できます。
アース線は、必ずコンセントのアース端子につなぐか、市販のアース棒につないで地中に
埋めてください。
また、ガス管や水道管につながないでください。
5
1
ご使用になる前に
3
本製品のおもな機能
■ IP電話(VoIP)機能
本製品に接続されたアナログ電話機からADSLやCATVなどのブロードバンド回線を使
用して、外線電話できる機能です。
アナログ回線のモジュラーコネクター
メディアコンバーター/
ブロードバンド(ブリッジタイプ)モデム
FTTHの場合
アナログ電話機
ADSLの場合
ADSL
SR-53V
TEL
スプリッター
アナログ回線の
モジュラーコネクター
[LINE]
[WAN]
[TEL]
FTTHの場合
本製品でIP電話を使用するには、「050」などで始まる電話番号を使用するために、商用
IP電話接続業者(SIPサーバ)と契約する必要があります。
また、簡易中継サーバ機能(☞P7)で本製品に接続できるIP電話機を増設できます。
IP電話以外は、本製品の[LINE]ポートに接続された一般加入電話回線に発信します。
次のような環境では、IP電話(VoIP)をご使用いただけない場合があります。
¡ インターネット接続業者またはプロバイダーとの契約後、工事が完了していないとき
¡ ルータタイプ(☞4章:Stepw)のブロードバンドモデムを接続しているとき
¡ 「インターネット接続設定」(☞4章)の設定をしていないとき
¡ SIPサーバ(☞設定ガイド/CD収録)の設定をしていないとき
¡ 商用IP電話接続業者のサービスにより、本製品での使用に対応していない場合や発信
先によっては発信できない場合があります。
¡ 商用IP電話接続業者からプライベートIPアドレスが割り当てられたとき
¡ 本製品のWAN側にファイアウォールを設置しているとき
¡ ご契約の回線が128kbps以上の帯域が確保できないとき
※回線で十分な帯域を確保できない場合は、音飛びなどが起こることがあります。
6
ご使用になる前に
1
■ 簡易中継サーバ機能
本製品を簡易中継サーバ(親機)として使用すると、最大18台の子機※を登録できます。
アナログ電話機(☞P6)と合わせて、合計19台の電話機を使用できます。
(親機:簡易中継サーバ)
HUB
SR-53V
[LAN]
[TEL]
子機
VP-
501
受話音
量
着信音
量
▼スピ
ーカ音
量▲
機 能
ア
電話帳
タ
スピーカ
マ
保 留
7
ヤ
8
ワオン
記号
0
1
カ
GHI
4
ナ
PQRS
5
サ
ハ
TUV
ラ
ABC
2
JKL
DEF
3
MNO
6
WXYZ
9
子機
子機
VP-501
(有線IP電話機)
1
1
2
4
5
7
8
9
0
♯
*
FOMA N900iL
3
6
1
2
4
5
7
8
9
0
♯
*
3
6
VP-43
アナログ電話機
子機として本製品に登録できるのは、VP-43、VP-501、FOMA N900iLです。
※NTTドコモ社製FOMA N902iLについて、弊社ホームページで対応ファームウェア
の公開を予定しています。
(2006年12月現在)
簡易中継サーバ機能の制限事項について
¡ 最大通話本数は、本製品に接続したアナログ電話機を含めると、最大19通話です。
ADSL回線等を使用する場合は、実際に使用する回線のスループットに依存します。
¡ 本製品で6台以上の無線IP携帯を使用したい場合や、無線伝送可能領域を拡張したい
場合は、無線アクセスポイントを増設してください。
増設する場合、1台の無線アクセスポイントに対して、子機6台を収容できるように
してください。
※無線帯域の制約により、本製品には6台以上の無線IP携帯を同時に使用できません。
¡ 商用IP電話からの着信数は、IP電話接続業者により違います。
7
1
ご使用になる前に
3
本製品のおもな機能
■ 無線AP(アクセスポイント)間通信機能
無線AP間通信機能を使用すると、最高54Mbps(IEEE802.11a/g)の伝送速度で本製
品(図:A-B間)どうしを無線ブリッジで接続できます。
無線アクセス
ポイント通信
有線LAN端末
無線LAN端末
HUB
HUB
A
有線LAN
端末へ
B
無線ブリッジ通信
SR-53V
無線アクセス
ポイント通信
SR-53V
C
障害物
C
障害物で[A]と直接通
信できないため、[B]
側に移動して通信。
移動
無線LAN端末
無線LAN端末
無線ブリッジ接続により、レピータ(図:B)としても使用できます。
無線LAN端末(図:C)の電波が障害物等で近くの無線アクセスポイント(図:A)と直接通
信できないとき、障害物のない無線アクセスポイント(図:B)の場所に移動することで、
障害物を回避できます。
無線ブリッジ(無線レピータを含む)を使用する場合
通信相手とのあいだで本製品に内蔵された無線LANカードの[BSSID]を登録しあう必要
があります。
¡ 本製品の[BSSID]は、本製品の設定画面で確認できます。(☞P44)
上図では、[B]の[BSSID]を[A]に、[A]の[BSSID]を[B]に登録します。
¡ 各機器の[BSSID]は、[SSID]を通信相手と同じ設定にすると、通信相手の[BSSID]
を検出(☞P45)できますので、通信相手を容易に登録できます。
8
ご使用になる前に
1
レピータ機能を使用する場合
本製品(図:AとB)の[SSID]と暗号化を同じ設定にしてください。
なお、無線AP間通信(図:A-B間)だけで使用する場合は、異なる[SSID]でも通信に影
響しません。
AP間通信機能の制限事項について
¡ [IEEE802.11a(W53)]規格の通信チャンネル(52∼64ch)を設定しているときは、
無線AP間通信機能を使用できません。
¡ 「TKIP」と「AES」の暗号化方式、および「IEEE802.1X」認証は、無線AP間通信と併用
できません。
¡ 無線AP間通信する本製品は、すべて同じ「チャンネル」(☞P44)に設定してください。
¡ 暗号化を使用する場合は、本製品どうしで同じ暗号鍵(キー)を設定してください。
¡ 通話の品質を確保するため、無線AP間通信を含む同一の無線規格上に、IP電話通信
とパソコンによるデータ通信を混在させないことをおすすめします。
通話品質安定確保のため、IP電話の音声とパソコンのデータを無線規格上で分離して
ご使用ください。
1
¡ 無線ブリッジとして収容できるのは、最大7台(自分の機器を含む)までです。
9
1
ご使用になる前に
3
本製品のおもな機能
■ 無線LANの収容台数について
無線ネットワーク内に収容できる本製品とパソコンの理論的な台数を図に示します。
7台まで収容可能
(推奨台数:3台以下)
1017台まで収容可能(本製品7台使用した場合)
(本製品1台につき無線端末推奨台数:10台以下)
有線LAN
無線AP
SR-53V
無線端末
無線
ブリッジ
有線端末
有線LAN
無線AP
SR-53V
無線
ブリッジ
有線LAN
無線AP
SR-53V
※ 無線IP電話機(VP-43、FOMA N900iL、FOMA N902iL)を本製品に接続できる推奨台数は、簡易
中継サーバ機能(☞P7)をご覧ください。
※ 無線アクセスポイントと無線ブリッジは、同じ無線LAN規格を使用します。
※ カッコ内の数値は、複数の機器が煩雑に通信するような環境での推奨台数です。
無線LAN端末と無線IP電話機の接続が混在する環境では、上記および簡易中継サーバ機能で説明する
推奨台数より少なくなるようにしてください。
10
ご使用になる前に
4
1
本製品の設置について
■ 設置場所について
無線LANでご使用になる場合、設置場所に注意してください。
次の設置条件によっては、無線LANの通信範囲や速度、IP電話の音質などに影響します。
◎ 室内で、なるべく見通しの良い(高い)場所
◎ 振動や傾きがなく、落下の危険がない安定した場所
◎ 同じ周波数帯を利用したワイヤレス機器のない場所
◎ その他、以下のことを考慮して設置してください。
¡ 本製品の上に物を置いたり、本製品どうしやほかの製品と重ねて置いたりしないで
ください。
¡ 電波は壁やガラスを通過しますが、金属は通過しません。
コンクリートの壁でも、金属補強材が埋め込まれていて、電波を遮断するものがあ
ります。
ガラスの場合も、「熱線吸収ガラス」や「熱線反射ガラス」など、電波を遮断するもの
があります。
¡ 通信範囲はオープンスペースだと最も広くなりますが、倉庫の中のように大きな金
属製の壁があると、電波を反射することがあります。
1
¡ 床にはふつう、鋼製の梁がはいっており、金属製防火材が埋め込まれていることが
あります。
そのため多くの場合、違う階に設置した無線LANとは通信できません。
■ 無線通信距離について
無線通信距離は、設置場所や通信周波数によって異なりますので、以下の距離を目安に
ご使用ください。
[IEEE802.11a(W52/W53)]規格
54Mbps(5.2GHz/5.3GHz帯)通信時
約30m(室内:見通し)
[IEEE802.11g]規格
54Mbps(2.4GHz)通信時
約30m(室内:見通し/オープンスペース)
[IEEE802.11b]規格
11Mbps(2.4GHz)通信時
約30m(室内:見通し)
約70m(オープンスペース)
R注意
電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)の無線LANを使用することは禁じ
られています。
11
1
ご使用になる前に
5
IP電話使用時のご注意
本製品でIP電話をご使用になるときは、次のことに注意してください。
¡ インターネット通話は、ネットワークを経由して通話をする性質上、第三者により盗
聴される可能性がありますので、通話される内容にはご注意ください。
¡ IP通話(VoIP)機能をご使用いただくには、プロバイダーから本製品にグローバルIP
アドレスが割り当てられている必要があります。
この条件に該当しているかどうかについては、ご契約の接続業者、またはプロバイダ
ーにお問い合わせください。
¡ インターネット通話はネットワークの状態により音声が途切れたり音質が低下する場
合があります。
このため、FAXやモデムでは正常に通信できないことがあります。
¡ IP電話の通話中に一般加入電話(アナログ)回線から着信を受けたとき、この回線の仕
様により発信者には話中音ではなく通常の呼び出し音が聞こえます。
¡ 商用IP電話接続業者のサービスにより、本製品での使用に対応していない場合や発信
先によっては発信できない場合があります。
詳しくは、ご契約の商用IP電話接続業者にお問い合わせください。
¡ 5.3GHz帯[IEEE802.11a(W53)]規格の無線通信チャンネル(52∼64ch)とIP電話
を併せて使用する場合、DFS機能(☞P31)が動作したときは、通話が切断されること
がありますのでご注意ください。
IP電話機を使用した場合、一部のフリーダイヤルでも同様に切断されることがありま
す。
■ 回線への接続形態について
IP電話を常に待ち受け状態でご使用になる場合は、本製品をブロードバンド回線に常時
接続された状態で使用してください。
インターネットへの回線が切断されていると、IP電話として待ち受けできません。
■ 停電中の使用について
IP電話は、停電中に使用できません。
本製品に電話回線が接続されている場合は、一般加入電話として使用できます。
停電時でも、一般加入電話回線を使用するには、あらかじめ、本製品の[TEL]ポートに
接続された電話機について、ダイヤル方式の設定(電話機にある「トーン」と「パルス」の
切り替えスイッチ)をご使用の回線種別に設定しておいてください。
また、一般加入電話で通話中に停電から復帰したときは、その段階で通話が切断されま
すのでご注意ください。
12
ご使用になる前に
6
1
設定画面の名称と機能
本製品の設定画面の名称と各画面に含まれる項目を説明します。
設定画面の構成について、詳しくは9章をご覧ください。
ホームページの
リンク
設定画面選択
メニュー
1
設定ボタン
設定画面表示エリア
設定画面選択メニュー
設定ボタン
各設定画面を用途別に、メニューとして
まとめています。
設定した内容の登録や取り消しをします。
〈登録〉をクリックして、「再起動が必要
メニュー名をクリックすると、各設定画
な項目が変更されています。」と表示され
面へのリンクを表示します。
るとき、〈登録して再起動〉をクリックす
ると、画面上で確定された内容が有効に
設定画面表示エリア
なります。
設定画面選択メニューで選択されたタイ
※表示画面によって、表示されるボタン
トルの画面を表示します。
の種類や位置が異なります。
ホームページのリンク
本製品がインターネットに接続できる環
境で、
/
R
アイコンをクリッ
クすると、アイコムやWAVEMASTER
のホームページを閲覧できます。
13
有線LANの接続
第
2章
この章では、
パソコンを本製品の[LAN]ポートに接続してご使用になる場合、パソコンの接続と設定
について説明します。
q パソコンを接続する ………………………………………………………………………16
w 電源を接続する ……………………………………………………………………………17
e パソコンの電源を入れる …………………………………………………………………17
r IPアドレスを確認する ……………………………………………………………………18
t 本製品の設定画面を確認する ……………………………………………………………20
DHCPサーバ機能について
出荷時や全設定初期化時、本製品のDHCPサーバ機能を「有効」に設定されていますので、本製品を既
存のDHCPサーバ上で稼働するネットワークと接続しないでください。
HUBへの接続について
本製品は、54Mbpsの高速無線ユニットを内蔵しているため、有線LANとの通信についても高速通
信できるよう設計されています。
本製品に低速なHUBを接続した場合、意図しない動作で通信に障害を与えることがありますので、
必ず100BASE-TX対応のスイッチングHUBをご使用ください。
15
2
有線LANの接続
1
パソコンを接続する
本製品を有線LANでご使用になる場合は、パソコンに[LAN]ポートが必要です。
※ ご使用のパソコンに[LAN]ポートが装備されていない場合は、本製品の設置を始める
前に、LAN(Ethernet)カードをパソコンに取り付けてください。
R注意
LANケーブルは、本製品および接続する機器の電源を切ってから接続してください。
後面
LANケーブル
ストレート結線(付属品)
[LAN]ポートへ
SR-53V
ご参考に
◎本製品の[LAN]ポートは、MDI(ストレート)/MDI-X(クロス)の自動判別機能に対応していません。
本製品を自動判別機能に対応しないHUBと接続するときは、極性にご注意ください。
極性を間違えると、[LAN]ランプが点灯しません。
クロスケーブル(市販品)でHUBと本製品を接続するか、極性反転機能のあるHUBの場合は、極性
を切り替え、[LAN]ランプの点灯をご確認ください。
また、切り替えかたについては、ご使用のHUBに付属する取扱説明書をご覧ください。
16
有線LANの接続
2
2
電源を接続する
電源を接続すると、[PWR]ランプが点灯します。
ACコンセント
SR-53V
ACアダプター
(付属品)
後面
DCプラグ
アース端子へ
DCジャックへ
アース端子へ
R注意
3
アース線(市販品)
アース線は、本製品に付属していません。市販品をご用意ください。
本製品のアース端子は、必ず接続してください。
落雷したときの電気的ショックをやわらげたり、感電やノイズの回り込みを防止できます。
アース線は、必ずコンセントのアース端子につなぐか、市販のアース棒につないで地中に
埋めてください。
また、ガス管や水道管につながないでください。
2
パソコンの電源を入れる
パソコンの電源を入れると、[LAN]ランプが点灯します。
前面
[LAN]ランプが点灯しないときは、LANケーブルの接続
をご確認ください。
q点灯確認
LANケーブル
ストレート結線(付属品)
[LAN]ポートへ
w点灯確認
SR-53V
17
2
4
有線LANの接続
IPアドレスを確認する
正しく接続されると、IPアドレスを本製品からパソコンに自動で割り当てます。
ここでは、パソコンに割り当てられたIPアドレスを確認する方法について説明します。
確認のしかた
[例:Windows XPの場合]
本製品に接続するパソコンは、IPアドレスを「自動取得」できるように設定(☞P19)して
おきます。
1
マウスを〈スタート〉→[コントロールパネル(C)]の順に操作します。
2
[ネットワークとインターネット接続]をクリックします。
3
[ネットワーク接続]アイコンをクリックします。
4
ご使用のEthernetカード名が表示された[ローカルエリア接続]アイコンを
右クリックすると表示されるメニューから、[状態(U)]をクリックします。
q右クリック
wクリック
5
[サポート]タブをクリックします。
本製品から取得したパソコンのIPアドレスを表示します。
確認する
クリックすると、本製品か
らパソコンのIPアドレス
を解放して再取得します。
18
有線LANの接続
2
パソコンのIPアドレス自動取得について
Windows XPを例に、パソコンのIPアドレスを自動取得するための手順を説明します。
〈設定のしかた〉
q マウスを〈スタート〉→[コントロールパネル(C)]の順に操作します。
w [ネットワークとインターネット接続]をクリックします。
e [ネットワーク接続]アイコンをクリックします。
r ご使用のEthernetカード名が表示された[ローカルエリア接続]アイコンを右クリッ
クすると表示されるメニューから、[プロパティ(R)]をクリックします。
q右クリック
wクリック
2
t 「ローカル エリア接続のプロパティ」画面の[全般]タブで、「インターネット プロトコ
ル(TCP/IP)」を選択し、〈プロパティ(R)〉をクリックします。
「インターネット プロトコル(TCP/IP)のプロパティ」画面(別画面)を表示します。
y 「IPアドレスを自動的に取得する(O)」、「DNSサーバのアドレスを自動的に取得する
(R)」のラジオボタンをクリックして、チェックを入れ、〈OK〉をクリックします。
qクリック
wクリック
eクリック
u 「ローカル エリア接続のプロパティ」画面で、
〈閉じる〉をクリックします。
19
2
5
有線LANの接続
本製品の設定画面を確認する
設定画面にアクセスするには
[例:出荷時の場合]
本製品に接続されたパソコンのWWWブラウザから、本製品を設定する画面にアクセス
する手順について説明します。
1
WWWブラウザを起動します。
2
本製品に設定されたIPアドレスをWWWブラウザのアドレスバーに入力します。
出荷時、本製品のIPアドレスは「192.168.0.1」に設定されています。
http://192.168.0.1/
3
入力する
[Enter]キーを押します。
本製品の設定画面が表示されます。
※最初に「接続設定」画面を表示します。
WWWブラウザについて
ご使用になるWWWブラウザは、Microsoft Internet Explorer6.0以降、またはNetscape6.0以
降をご用意ください。
本書では、Internet Explorer6.0を使用して説明しています。
20
無線LANの接続
第
3章
この章では、
パソコンを本製品にワイヤレス接続してご使用になる場合の手順について説明します。
q 無線LANで通信するパソコンについて …………………………………………………22
■ ノートブック型パソコンの場合 ………………………………………………………22
■ デスクトップ型パソコンの場合 ………………………………………………………22
w 無線LANセキュリティーについて ………………………………………………………23
e 無線LANの構築について …………………………………………………………………24
■ アクセスポイント機能について ………………………………………………………24
■ 付加機能について ………………………………………………………………………25
■ ローミング機能について ………………………………………………………………26
■ レピータ機能について …………………………………………………………………27
r 本製品と無線LAN端末を接続するには …………………………………………………28
t 無線ネットワーク名(SSID)を設定するには ……………………………………………30
y [IEEE802.11a(W52/W53)]規格で無線通信するには ……………………………31
u [WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには ………………………………………32
■ 暗号鍵(キー)の入力について …………………………………………………………32
■ 16進数で暗号鍵(キー)を入力するには ………………………………………………33
■ ASCII文字で暗号鍵(キー)を入力するには …………………………………………34
■ ワイヤレスネットワーク接続のしかた ………………………………………………36
■ 暗号鍵(キー)を生成するには …………………………………………………………38
i [WPA-PSK(TKIP)/(AES)]暗号化を設定するには ……………………………………39
o MACアドレスフィルタリングを設定するには …………………………………………40
!0 [IEEE802.11b]規格の通信を制限するには …………………………………………41
!1 無線AP(アクセスポイント)間通信機能を使用するには ………………………………42
!2 無線LAN端末どうしの通信を禁止するには ……………………………………………47
21
3
1
無線LANの接続
無線LANで通信するパソコンについて
本製品と無線LANで通信する場合は、無線LAN機能搭載のパソコンをご用意ください。
本製品は、3種類[IEEE802.11a(W52/W53)/b/g]の無線LAN規格に対応しています。
■ ノートブック型パソコンの場合
本製品の無線LAN規格に対応する無線LAN機能を搭載していない場合は、PCカードス
ロットに無線LANカードの取り付けが必要です。
※ 対応する弊社製無線LANカードについて、詳しくは本書9-7章をご覧ください。
無線LANカード
PCカード
スロット
[IEEE802.11a(J52/W52/W53)/b/g]規格
対応カード:SL-5200W(弊社製)
■ デスクトップ型パソコンの場合
無線LAN機能を搭載していない場合は、内部の拡張スロットに無線LANカードアダプ
ターの取り付けが必要です。
SA-10PCI
(弊社製)
無線LANカード用
アダプター
無線LANカード
【LANポートを装備するパソコンの場合】SE-50W
【USBポートを装備するパソコンの場合】SU-50W
22
無線LANの接続
2
3
無線LANセキュリティーについて
本製品は、無線LAN通信に必要なセキュリティーとして、次の機能を搭載しています。
安心してご使用していただくため、必ず暗号化設定をしてください。
これらの説明について詳しくは、取扱説明書[活用編]をご覧ください。
¡ MACアドレスフィルタリング
同一無線ネットワークグループ内の通信において、あらかじめ本製品に登録された
MACアドレスを持つ無線LAN端末だけにアクセスを許可するとき使用します。
¡WEP RC4/OCB AES
無線ネットワーク間で送受信するデータを、設定された文字列を元に暗号化して安全
性を確保します。
※通信相手と暗号化方式や鍵(キー)の設定が異なるときは、通信できません。
¡ TKIP/AES
Windows XP(Service Pack1)に修正プログラムを適用、またはWindows
XP(Service Pack2)のパソコンで使用できる暗号化方式です。
※無線AP間通信に対応していません。
※「TKIP」は、「WEP RC4」より強力な暗号化方式です。
※「AES」は、「TKIP」より強力な次世代の暗号化方式です。
¡ WPA/WPA2
「TKIP」、「AES」暗号化方式を使用して、RADIUS認証します。
※「WEP RC4」、「OCB AES」暗号化方式では使用できません。
3
¡ WPA-PSK/WPA2-PSK
RADIUSサーバを使用しない簡易的な認証方式で、共有鍵を使用します。
※無線AP間通信に対応していません。
¡ IEEE802.1X
「WEP RC4」暗号化方式を使用して、RADIUS認証します。
※無線AP間通信に対応していません。
※「WEP RC4」以外の暗号化方式では使用できません。
※パソコンは、Windows XPまたはWindows 2000(Service Pack4)搭載のものをご使用ください。
無線ネットワーク名(SSID)について
本製品と無線LAN端末には、通信するお互いを識別するための無線ネットワーク名とし
て、SSID(もしくはESS ID)が設定されています。(☞3-5章)
※ 異なる[SSID]を設定している無線LAN端末とは通信できません。
※ 無線LANカードでは、無線LAN端末側で「ANY」に設定されていると、本製品の[SSID]の設定に関係
なくこの無線LAN端末から通信できます。
「ANY」に設定されている無線LAN端末との通信を拒否する場合、[ANY接続拒否]を「する」に変更して
ください。(☞3-5章)
23
3
無線LANの接続
3
無線LANの構築について
複数の無線LAN端末で本製品をご使用になるとき、知っておいていただきたい本製品の
機能について説明します。
■ アクセスポイント機能について
本製品は、[IEEE802.11a(W52/W53)/b/g]規格の無線アクセスポイントとして機
能します。
※ [IEEE802.11]規格(14ch)の無線LAN端末とは通信できません。
※[IEEE802.11b/g]規格と[IEEE802.11a(W52/W53)]規格の同時通信には対応し
ていません。
SR-53V
192.168.0.11
192.168.0.1
192.168.0.10
【例】 [IEEE802.11g]規格の「11ch」で通信する無線LAN端末
同時に使える無線LAN端末の台数について
本製品に多くの無線LAN端末、または[IEEE802.11b]規格と[IEEE802.11g]規格の無線LAN端末
が同時にアクセスすると、通信速度が著しく低下することがあります。
同じ無線LAN規格★で同時に使える無線LAN端末の台数は、接続端末制限機能(☞P25)により最大
63台に制限されていますが、10台以下をおすすめします。
[IEEE802.11b]規格と[IEEE802.11g]規格の無線LAN端末が混在する環境では、[11g保護機
能](☞3-10章)と併せてご使用ください。
★[IEEE802.11b]規格の無線LAN端末は、本製品の[IEEE802.11g]規格に含まれるものとします。
24
無線LANの接続
3
■ 付加機能について
本製品は、無線LAN通信を向上させる付加機能として、下記を搭載しています。
出荷時や全設定初期化時は、設定されていません。
¡ 「WMM」機能
Wi-Fiアライアンスが、規定するWMM(Wi-Fi Multimedia)機能に対応したQoS機能
です。
音声、ビデオ、ベストエフォートおよびバックグラウンドの4種類の順位に応じた優
先制御により、マルチメディアネットワークの性能が向上します。
パソコンに装着する無線LANカードは、「WMM」対応のものが必要です。
※2006年12月現在、本製品は、Wi-FiアライアンスよりWMM認定されていません。
※「WMM」機能と「Super AG」機能は、併用できません。
¡ 「XR(EXTENDED RANGE)」機能
米国Atheros Communications社が開発した、無線伝送可能領域を拡大する技術で
す。
パソコンに装着する無線LANカードは、「XR」対応のものが必要です。
※「XR」機能対応の弊社製無線LANカードは、SL-5200Wです。
※「XR」機能と「Super AG」機能は、併用できません。
¡ 接続端末制限機能
3
本製品に同時接続できる無線LAN端末の台数を制限して、接続が集中するときに起
こる通信速度の低下を防止する機能です。
※出荷時、最大63台に設定されています。
¡ 「Super AG」機能について
米国Atheros Communications社が開発した、独自の無線LAN高速化技術です。
パソコンに装着する無線LANカードは、「Super AG」対応のものが必要です。
※「Super AG」機能対応の弊社製無線LANカードは、SL-5200、SL-5200Wです。
※「Super AG」機能と「WMM」機能は、併用できません。
※「Super AG」機能と「XR」機能は、併用できません。
■ 内蔵無線LANユニットのON/OFFについて
本製品の出荷時や全設定を初期化したときは、無線アクセスポイント機能が動作します。
無線アクセスポイント機能を使用しないときなど、お使いの環境に応じて、無線LANユ
ニットごとにその機能を「ON」/「OFF」してください。
※「無線LAN設定」メニューの「無線LAN設定」画面で設定できます。
25
3
3
無線LANの接続
無線LANの構築について
本製品を2台以上用意して、無線LAN端末をご使用になるとき、知っておいていただき
たい本製品の機能について説明します。
■ ローミング機能について
無線LAN端末を移動させても、自動的に電波の状況のよいアクセスポイント(本製品)に
切り替えることによって、工場など広い場所で無線LANが利用できる機能です。
[802.11g]:「6ch」
[SSID] :「LG」
[802.11g]:「11ch」
[SSID] :「LG」
HUB
SR-53V
SR-53V
有線LANへ
192.168.0.1
192.168.0.2
192.168.0.10
[SSID]:「LG」
移動すると
切り替わる
移動
無線LAN端末
¡ ローミング機能を使用する場合、有線LANに接続する本製品と無線LAN端末は、無線ネットワーク名
(SSID)や暗号化をすべて同じ設定にしてください。
¡ DHCPサーバ機能が「有効」に設定された本製品などが同一ネットワーク内に複数存在すると、IPアド
レスが重複して不測の事態になりますので、接続にはご注意ください。
※出荷時、本製品のDHCPサーバ機能は「有効」に設定されています。
電波干渉について
2.4GHz帯(IEEE802.11b/g)で通信するときは、電波干渉を避けるため、本製品の[チャンネル]は、
相手側と4チャンネル以上空けて設定してください。
それ以下のときは、下図に示すように帯域の1部が重複して混信する可能性があります。
例えば、隣接する無線ネットワークグループの[チャンネル]を「1-6-11」に設定すると混信しません。
※5.2GHz/5.3GHz帯[IEEE802.11a(W52/W53)]規格の通信については、「本製品が対応する無
線LAN規格について」(☞Pii)をご覧ください。
1チャンネル
6チャンネル
2チャンネル
11チャンネル
7チャンネル
3チャンネル
12チャンネル
8チャンネル
4チャンネル
5チャンネル
13チャンネル
9チャンネル
10チャンネル
周波数(MHz):2400 2410 2420 2430 2440 2450 2460 2470 2480
26
無線LANの接続
3
■ レピータ機能について
無線AP(アクセスポイント)間通信する相手側の機器を無線中継器として使用する機能
です。
無線LAN端末の移動や障害物などの影響で、本製品(図:A)と通信できなくなっても、
お互いに相手の[BSSID]を登録することで、自動的に電波の状況のよい無線アクセスポ
イント(図:B)を中継して通信を継続できるようになります。
BSSID:「00-90-C7-C9-00-01」
BSSID:「00-90-C7-C9-00-02」
無線AP間通信
SR-53V
192.168.0.1
A
移動前
[802.11g]:「11ch」
障
害
物
B
SR-53V
192.168.0.2
移動すると 移動後
切り替わる
無線LAN端末
192.168.0.10
移動
3
[802.11g]:「11ch」
[SSID]
:「LG」
無線AP間通信機能について
(本書9ページと併せてご覧ください)
¡同時に無線AP間通信できる台数は、最大7台(自分の機器を含む)までです。
¡無線AP間通信する本製品は、すべて同じ「チャンネル」に設定し、併せて暗号化する場合は暗号化
も同じ設定にしてください。
¡無線AP間通信機能は、あらかじめ通信相手の[BSSID]を本製品に登録してください。
登録していないほかの本製品とは通信できません。
¡本製品どうしを無線AP間通信だけに使用する場合は、それぞれの機器に異なる無線ネットワーク
名(SSID)を設定できますが、レピータ機能で使用する場合は、本製品(図:AとB)の[SSID]を同じ
に設定してください。
[SSID](☞3-5章)を通信相手と同じ設定にすると、通信相手の[BSSID]を検出(☞3-11章)できます
ので、通信相手を容易に登録できます。
経路のループについて
上図に加えて、次のような接続をした場合は、経路がループしないようなネットワーク構成に変更し
てください。
¡同一ネットワーク上に無線AP間通信している本製品が3台以上ある場合
¡無線AP間通信している本製品(図:A-B間)どうしをLANケーブルで接続した場合
27
3
4
無線LANの接続
本製品と無線LAN端末を接続するには
Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続(ゼロコンフィグレーション)で使用す
る無線LAN端末を例に、本製品に無線で接続するまでの手順を説明します。
接続のしかた
[例:Windows XP (Service Pack2)の場合]
本製品に接続するパソコンは、IPアドレスを「自動取得」できるように設定(☞P19)して
おきます。
1
本製品の電源を入れます。(☞2-2章)
2
無線LANに対応するパソコンの電源を入れます。
3
[ワイヤレス ネットワーク接続]アイコンを右クリックします。
右クリック
※ 状況によっては、しばらくしてから接続できる無線アクセスポイントを見つけ、上記のよ
うなメッセージを表示する場合があります。
4
本製品に設定された[SSID]を選択し、〈接続(C)〉をクリックします。
q選択する
wクリック
※ 出荷時や全設定初期化時、無線ネットワーク名(SSID)は「LG」に設定されています。
28
無線LANの接続
5
3
表示された画面の〈接続(C)〉をクリックします。
クリック
※ 本製品に暗号鍵(キー)を設定した場合は、「ネットワークキー」入力画面が表示されますので、
画面にしたがって暗号鍵(キー)を入力してください。
6
「接続」と表示されたことを確認します。
確認する
3
7
本製品のランプが点灯したことを確認します。
SR-53V
q点灯確認
w点灯確認
無線LAN端末
29
3
5
無線LANの接続
無線ネットワーク名(SSID)を設定するには
無線ネットワーク名(SSID)の設定を変更する手順を説明します。
設定のしかた
「無線LAN設定」 ➔ 「無線LAN設定」
出荷時や全設定初期化時、無線ネットワーク名(SSID)は「LG」に設定されています。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「無線LAN設定」メニューの[無線LAN設定]をクリックします。
「無線LAN設定」画面を表示します。
3
[SSID]を大文字/小文字の区別に注意して、任意の英数字(半角31文字以内)
で入力します。
入力する
ANYによる不正アクセスを防
止するときは、「する」のラジオ
ボタンをクリックします。
4
〈登録して再起動〉をクリックします。
※無線LAN端末を使用している場合は、ここで設定された[SSID]で接続しなおしてください。
「ANY」での不正アクセスについて
暗号化を設定しないで無線LAN端末をご使用の場合、無線LAN端末側の[SSID(もしくはESS ID)]が
「ANY(または空白)」に設定されていると、本製品の[SSID]設定に関係なくこの無線LAN端末から本
製品にアクセスを許可します。
アクセスを許可しない場合は、「無線LAN設定」画面で[ANY接続拒否]の設定を「する」に変更すると、
Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続画面に、本製品の[SSID]を表示させないようにで
きます。
30
無線LANの接続
6
3
[IEEE802.11a(W52/W53)]規格で無線通信するには
[IEEE802.11a(W52/W53)]規格の無線LANカードを装着するパソコンを使用して、
本製品と36∼64チャンネルで無線通信するには、次の手順で変更してください。
設定のしかた
「無線LAN設定」 ➔ 「無線LAN設定」
出荷時や全設定初期化時、チャンネルは「11(2462MHz)」に設定されています。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「無線LAN設定」メニューの[無線LAN設定]をクリックします。
「無線LAN設定」画面を表示します。
3
[チャンネル]を選択します。
選択する
4
3
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、[IEEE802.11a(W52/W53)]規格対応の無線LAN端末と通信できます。
DFS機能について
[IEEE802.11a(W53)]規格の「52∼64」チャンネルを設定するときだけ有効になる機能です。
チャンネルを設定すると、本製品の再起動後および電源投入直後の約1分間は、気象レーダーの電波
検出を開始します。
電波検出を開始すると、本製品の[
]ランプの点滅を約1分間繰り返します。
そのあいだは、[PWR]、[
]ランプ以外は消灯し、本製品へのアクセスをすべて停止します。
※本製品の起動中および運用中に検出したときは、干渉しない[IEEE802.11a(W52/W53)]規格の
「36∼64」チャンネルに自動で変更されます。
[IEEE802.11a(W52)]規格の「36∼48」チャンネルに変更されると、DFS機能を停止します。
R注意
電波法により、屋外で[IEEE802.11a]規格(5GHz帯)の無線LANを使用することは禁じ
られています。
31
3
7
無線LANの接続
[WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには
[WEP RC4/OCB AES]の暗号鍵(キー)による設定は、次のとおりです。
¡ 16進数で暗号鍵(キー)を直接入力する(☞P33)
¡ ASCII文字で暗号鍵(キー)を直接入力する(☞P34)
¡ [キージェネレータ]に入力した文字列より暗号鍵(キー)を生成する(☞P38)
■ 暗号鍵(キー)の入力について
[暗号化方式]と[入力モード]の設定によって暗号鍵(キー)に入力する桁数および文字数が
下記のように異なります。
ネットッワーク認証
オープン
システム
共有キー
入力モード
16進数
(HEX)
ASCII文字
WEP RC4 64(40)ビット
10桁
05文字(半角)
WEP RC4 128(104)ビット
26桁
13文字(半角)
WEP RC4 152(128)ビット
32桁
16文字(半角)
OCB AES 128(128)ビット
32桁
16文字(半角)
暗号化方式
※入力できる桁数および文字数は、( )内のビット数に対する値です。
通信する相手側の設定について
¡設定後、無線LAN端末は、本製品と同じ暗号鍵(キー)に設定するとアクセスできます。
¡通信相手間で[キーインデックス]が異なる場合でも、暗号鍵(キー)は、相手と同じ番号のテキスト
ボックスに、同じ暗号鍵(キー)を設定してください。
※通信相手間で暗号鍵(キー)の内容が異なると通信できません。
キーインデックスの設定について(Windows XP Service Pack適用時を除く)
弊社製無線LAN機器の[キーインデックス](キーID)の選択範囲は、「1」∼「4」ですが、Windows XP
標準のワイヤレスネットワーク接続の選択範囲は、「0」∼「3」になっています。
本製品で、「1」を選択した場合は、Windows XPの[キーのインデックス(詳細)(X)]で「0」を設定する
のと同じ意味になります。
キージェネレーターについて
¡入力モードが「16進数」(出荷時の設定)のとき、使用できます。
¡任意の文字列を入力すると、暗号鍵(キー)を各キー番号のテキストボックスに自動生成できます。
¡各キー番号のテキストボックスに生成される桁数および文字数は、選択する[暗号化方式]によって
異なります。
※キージェネレーターは、弊社以外の機器と互換性はありません。
「OCB AES」暗号化について
「OCB AES」暗号化方式を設定するときは、「オープンシステム」認証を選択してください。
※「オープンシステム・共有キー」認証では、「無効な設定」と表示され登録できません。
32
無線LANの接続
■16進数で暗号鍵(キー)を入力するには
3
「無線LAN設定」 ➔ 「暗号化設定」
出荷時や全設定初期化時、暗号化は設定されていません。
次の条件を設定する場合を例に説明します。
¡ [ネットワーク認証]
¡ [暗号化方式]
¡ [入力モード]
¡ [キーインデックス]
¡ [キー1]
:「オープンシステム・共有キー」(出荷時の設定)
:「WEP RC4 128(104)」ビット
:「16進数」(☞P35)
:「1」(☞P32)
:「11-11-11-11-11-11-11-11-11-11-11-11-11」
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「無線LAN設定」メニューの[暗号化設定]をクリックします。
「暗号化設定」画面を表示します。
3
[暗号化方式]を「WEP RC4 128(104)」ビットに選択して、〈登録〉をクリック
します。
※ 「なし(出荷時の設定)」の場合、データの暗号化はしません。
wクリック
出荷時の設定である
ことを確認します。
3
q選択する
4
キーインデックス「1」のテキストボックスに入力します。
※「- (ハイフン)」を入力しなくても設定できます。
「キーインデックス」と「入
力モード」を確認します。
入力する
5
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
33
3
7
無線LANの接続
[WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには
■ ASCII文字で暗号鍵(キー)を入力するには
「無線LAN設定」 ➔ 「暗号化設定」
出荷時や全設定初期化時、暗号化は設定されていません。
次の条件を設定する場合を例に説明します。
¡ [ネットワーク認証]
¡ [暗号化方式]
¡ [入力モード]
¡ [キーインデックス]
¡ [キー1]
:「オープンシステム・共有キー」(出荷時の設定)
:「WEP RC4 128(104)」ビット
:「ASCII文字」(☞P35)
:「1」(☞P32)
:「LANWAVEMASTER」
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「無線LAN設定」メニューの[暗号化設定]をクリックします。
「暗号化設定」画面を表示します。
3
[暗号化方式]を「WEP RC4 128(104)」ビットに選択します。
※ 「なし(出荷時の設定)」の場合、データの暗号化はしません。
出荷時の設定である
ことを確認します。
選択する
4
「ASCII文字」のラジオボタンをクリックして、〈登録〉をクリックします。
wクリック
qクリック
34
無線LANの接続
5
3
キーインデックス「1」のテキストボックスに入力します。
「キーインデック
ス」を確認します。
入力する
6
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
3
ASCII文字→16進数変換表
ご使用になる無線LANカードや無線LAN対応のパソコンが両方の入力モードに対応していない場合は、
下記の変換表を参考にしてパソコンに設定するキーを相手に指示してください。
[例]16進数入力で「4153434949」(10桁)を設定している場合、ASCII文字では、「ASCII」(5文字)にな
ります。
ASCII文字
16進数
!
” # $ % &
’ (
)
* +
,
.
/
21 22 23 24 25 26 27 28 29 2a 2b 2c 2d 2e 2f
ASCII文字 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 :
; < = > ?
16進数
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 3a 3b 3c 3d 3e 3f
ASCII文字 @ A B C D E F G H
I J K L M N O
16進数
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 4a 4b 4c 4d 4e 4f
ASCII文字 P Q R S T U V W X Y Z [ ¥ ] ^ _
16進数
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 5a 5b 5c 5d 5e 5f
ASCII文字
`
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
k
l m n o
16進数
60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 6a 6b 6c 6d 6e 6f
ASCII文字
p
q
r
s
t
u
v
w
x
y
z
{ │
}
~
16進数
70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 7a 7b 7c 7d 7e
35
3
7
無線LANの接続
[WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには
「WEP RC4」方式で暗号化された本製品に、Windows XP標準のワイヤレスネットワー
ク接続で、接続する無線LAN端末側の手順を説明します。
※ワイヤレスネットワーク接続は、「OCB AES」方式に対応していませんので、弊社製無線LANカードに
付属の設定ユーティリティーをご使用ください。
※[キーインデックス]を「1」(出荷時の設定)でご使用の場合は、本書3-4章の手順で接続できます。
■ワイヤレスネットワーク接続のしかた
[例:Windows XP(Service Pack2)の場合]
下記の条件で、SR-53V側を設定している場合を例に説明します。
¡ [SSID]
¡ [ネットワーク認証]
¡ [暗号化方式]
¡ [入力モード]
¡ [キーインデックス]
¡ [キー2]
1
:「SR53V」
:「オープンシステム・共有キー」
:「WEP RC4 128(104)」ビット
:「16進数」(☞P35)
:「2」(☞P32)
:「486F7473706F74416363657373」
※ネットワークキーを設定するときは、「-(ハイフン)」を使用できません。
[ワイヤレス ネットワーク接続]アイコンを右クリックします。(☞P28)
「ワイヤレス ネットワーク接続」画面を表示します。
2
[優先ネットワークの順位変更]をクリックします。
「ワイヤレス ネットワーク接続のプロパティ」画面を表示します。
3
[ワイヤレス ネットワーク]タブを選択し、
〈追加(A)...〉をクリックします。
「ワイヤレス ネットワークのプロパティ」画面を表示します。
4
SR-53V側の設定内容を登録し、〈OK〉をクリックします。
「ワイヤレス ネットワークのプロパティ」画面を閉じます。
q設定する
クリックして、チェックマークを
はずすと、[ネットワーク キー]を
入力できます。
wクリック
36
無線LANの接続
3
弊社製無線LANカードに付属の設定ユーティリティーで本製品に接続する場合は、下記
の設定例を参考にしてください。
暗号鍵(キー)値の設定例
「WEP RC4 128(104)」ビットの暗号化方式を例に、暗号鍵(キー)を16進数(26桁)で直接入力する場合
を説明します。
[例] キーインデックス「2」と「3」に、「48-6F-74-73-70-6F-74-41-63-63-65-73-73」と「57-4156-45-4D-41-53-54-45-52-4C-41-4E」を下記のように入力します。
※「-(ハイフン)」を入力しなくても設定できます。
◎キーインデックス「2」のWEPキー(値)が同じなので通信できます。
SR-53V側
弊社製無線LANカード側
◎キーインデックス「2」と「3」のWEPキー(値)が同じなので通信できます。
SR-53V側
弊社製無線LANカード側
3
◎キーインデックス「2」と「3」のWEPキー(値)が異なるので通信できません。
SR-53V側
弊社製無線LANカード側
37
3
7
無線LANの接続
[WEP RC4/OCB AES]暗号化を設定するには
■ 暗号鍵(キー)を生成するには
「無線LAN設定」 ➔ 「暗号化設定」
出荷時や全設定初期化時、暗号化は設定されていません。
次の条件を設定する場合を例に、キージェネレーターについて説明します。
¡ [ネットワーク認証]
¡ [暗号化方式]
¡ [キージェネレータ]
¡ [入力モード]
¡ [キーインデックス]
:「オープンシステム・共有キー」(出荷時の設定)
:「WEP RC4 128(104)」ビット
:「SR53V」(☞P32)
:「16進数」(☞P35)
:「1」(☞P32)
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「無線LAN設定」メニューの[暗号化設定]をクリックします。
「暗号化設定」画面を表示します。
3
[暗号化方式]を「WEP RC4 128(104)」ビットに選択します。
※ 「なし(出荷時の設定)」の場合、データの暗号化はしません。
出荷時の設定である
ことを確認します。
選択する
4
[キージェネレータ]欄に、
任意の文字列(半角英数字31文字以内)を入力します。
※ 入力した文字は、すべて「*(アスタリスク)」または「¡(黒丸)」で表示されます。
入力する
「キーインデックス」と「入
力モード」を確認します。
5
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、生成されたWEPキーが有効になります。
38
無線LANの接続
8
3
[WPA-PSK(TKIP)/(AES)]暗号化を設定するには
[WPA-PSK(TKIP)/(AES)]の共有鍵(キー)による設定は、次の2とおりです。
¡ 16進数で64桁を入力する
¡ ASCII文字で8∼63文字を入力する
共有鍵(キー)を入力するには
「無線LAN設定」 ➔ 「暗号化設定」
出荷時や全設定初期化時、暗号化は設定されていません。
次の条件を設定する場合を例に説明します。
¡ [ネットワーク認証]
¡ [暗号化方式]
¡ [PSK(Pre-Shared Key)]
:「WPA-PSK」
:「TKIP」
:「wavemaster」
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「無線LAN設定」メニューの[暗号化設定]をクリックします。
「暗号化設定」画面を表示します。
3
[暗号化方式]を「TKIP」に選択します。
※ 「なし」の場合、データの暗号化はしません。
3
選択する
4
[ネットワーク認証]欄の「WPA-PSK」を選択します。
5
[PSK(Pre-Shared Key)]欄に、「wavemaster」と半角で入力します。
6
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
通信する相手側の設定について
設定後、無線LAN端末は、本製品と同じ共有鍵(キー)に設定するとアクセスできます。
※弊社製無線LANカードに付属の設定ユーティリティーは対応していません。
39
3
9
無線LANの接続
MACアドレスフィルタリングを設定するには
無線端末のMACアドレスを登録する手順について説明します。
登録されたMACアドレスの無線LANカードを装備する端末と通信できます。
設定のしかた
「無線LAN設定」 ➔ 「セキュリティ設定」
出荷時や全設定初期化時、MACアドレスフィルタリングは設定されていません。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「無線LAN設定」メニューの[セキュリティ設定]をクリックします。
「セキュリティ設定」画面を表示します。
3
本製品と通信する無線端末のMACアドレスを、半角英数字で入力し、〈追加〉
をクリックします。
※「- (ハイフン)」を入力しなくても設定できます。
q入力する
wクリック
4
[MACアドレスフィルタリングを使用]欄で、「する」のラジオボタンをクリック
します。
5
〈登録〉をクリックします。
設定が有効になります。
受信中の端末について
[受信中の端末]欄にMACアドレスが表示されている場合、右欄の〈追加〉をクリックすると、その無
線端末との接続が許可されます。
この場合の「受信中の端末」とは、本製品と同じ[SSID]の無線端末の存在を意味します。
40
無線LANの接続
3
10 [IEEE802.11b]規格の通信を制限するには
本製品にアクセスする無線LAN端末が混在する環境で、[IEEE802.11g]規格との通信
を優先、または限定することで混信による通信速度の低下を防止および緩和できます。
[11g保護機能]の設定により、下図のような通信ができます。
※「無線LAN設定」画面で設定できます。
[11g保護機能]の設定が「有効」のとき(出荷時の設定)
※ [IEEE802.11b]規格との混在により、[IEEE802.11g]規格の速度が低下するのを防止でき、極端に
通信速度が遅い場合にだけ効果があります。
有線 LAN
優先接続
54Mbps
SR-53V
IEEE802.11g
11Mbps
IEEE802.11b
[11g保護機能]の設定が「無効」のとき
有線 LAN
3
54Mbps
SR-53V
IEEE802.11g
11Mbps
IEEE802.11b
[11g保護機能]の設定が「g専用」のとき
有線 LAN
54Mbps
SR-53V
IEEE802.11g
11Mbps
IEEE802.11b
41
3
無線LANの接続
11 無線AP(アクセスポイント)間通信機能を使用するには
無線AP間通信機能をご利用になる場合は、次の手順にしたがってお読みください。
順番に基本的な設定ができる構成になっています。
本製品を2台用意して、無線AP間通信機能をご使用になる場合(☞下図)を例として、説
明します。
※無線AP間通信機能は、通信相手の[BSSID]を登録するまで使用できません。(☞P45)
Step 1
Step 2
Step 3
Step 4
Step 5
本体IPアドレ
スとDHCPサ
ーバ機能を設
定する(☞P43)
チャンネルを
設定する
BSSIDを確認
する
BSSIDを登録
する
無線AP間通信
を確認する
(☞P44)
(☞P44)
(☞P45)
(☞P46)
[802.11g]:「11ch」
無線AP間通信
[802.11g]:「11ch」
[SSID]
:「LG」
A
SR-53V
192.168.0.1
B
障
害
物
移動前
SR-53V
192.168.0.2
移動後
無線LAN端末
無線LAN端末
192.168.0.10
移動すると切り替わる
本製品[A]
本製品[B]
DHCPサーバ機能:「ON」(出荷時の設定)
BSSID:「00-90-C7-C9-00-01」
SSID :「LG」(出荷時の設定)
DHCPサーバ機能:「OFF」
BSSID:「00-90-C7-C9-00-02」
SSID :「LG」(出荷時の設定)
¡ 無線LAN端末は、無線AP間通信で使用する本製品と通信できることを確認してください。(☞3-4章)
¡ 無線AP間通信する本製品を、すべて同じ「チャンネル」に設定してください。
¡ 無線AP間通信機能を設定後、本製品どうしを同じ有線ネットワークに接続しないでください。
経路がループして、ネットワーク障害の原因になります。
¡暗号化を使用する場合は、本製品どうしで同じ暗号鍵(キー)を設定してください。
¡[IEEE802.11a(W53)]規格の通信チャンネル(52∼64ch)を設定しているときは、無線AP間通信機能
を使用できません。
¡「TKIP」と「AES」の暗号化方式および「IEEE802.1X」認証は、無線AP間通信と併用できません。
42
無線LANの接続
3
Step 1
本体IPアドレスとDHCPサーバ機能を設定する
設定のしかた
「ネットワーク設定」 ➔ 「LAN側IP設定」
本製品[B]の本体IPアドレスとDHCPサーバ機能の設定を変更します。
※本製品を出荷時の状態で使用すると、無線AP間通信を開始したとき、IPアドレスやDHCPサーバが重
複しますので、必ず設定または確認してください。
ここでは、設定例として、本製品[B]のIPアドレスを「192.168.0.2」に変更します。
※本製品[A]側の本体IPアドレスとDHCPサーバは、出荷時の設定とします。
1
本製品[B]の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「ネットワーク設定」メニューをクリックします。
「LAN側IP設定」画面を表示します。
3
本製品[B]のIPアドレスを変更して、[DHCPサーバ機能を使用]欄で「しない」
のラジオボタンをクリックし、
〈登録〉をクリックします。
設定の変更が確定されます。
eクリック
3
q変更する
wクリック
43
3
11
無線LANの接続
無線AP(アクセスポイント)間通信機能を使用するには
Step 2
チャンネルを設定する
設定のしかた
「無線LAN設定」 ➔ 「無線LAN設定」
本製品[A]、[B]のチャンネルを同じ設定にします。
1
「無線LAN設定」メニューの[無線LAN設定]をクリックします。
「無線LAN設定」画面を表示します。
2
[チャンネル]を選択し、〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
wクリック
q選択する
Step 3
BSSIDを確認する
確認のしかた
「無線LAN設定」 ➔ 「無線LAN設定」
本製品[A]、[B]のBSSIDを確認します。
1
「無線LAN設定」メニューの[無線LAN設定]をクリックします。
「無線LAN設定」画面を表示します。
2
[BSSID]を確認します。
この12桁で表示される数字は相手側に登録する[BSSID]です。
「AP間通信設定」画面でも確認できます。
確認する
44
無線LANの接続
3
Step 4
BSSIDを登録する
登録のしかた
「無線LAN設定」 ➔ 「AP間通信設定」
通信相手のBSSIDを登録します。
※[BSSID]は、「情報表示」メニューの「ネットワーク情報」画面に表示される[本体MACアドレス]とは異
なりますのでご注意ください。
1
「無線LAN設定」メニューの[AP間通信設定]をクリックします。
「AP間通信設定」画面を表示します。
2
[自動検出された端末]欄に、登録する相手の[BSSID]が表示されたことを確認
して、〈追加〉をクリックします。
相手の[BSSID]を検出できないときは、[登録の追加]に入力します。
手動で入力するときは、「- (ハイ
フン)」がなくても設定できます。
q確認する
3
wクリック
3
[登録済み端末リスト]欄に登録されたことを確認します。
必要でない[BSSID]が複数登録されている場合、通信速度低下の原因になりますのでご注意
ください。
相手の[BSSID]を自動検出するには
本製品の[チャンネル]と[SSID]を通信相手と同じ設定にすると、通信相手の[BSSID]を自動的に検出
でき、通信相手の新規登録や切り替えなど、相手の[BSSID]の登録が容易になります。
¡通信相手の[BSSID]を自動検出するため、同じ[SSID]に設定しますが、無線AP間通信機能設定後、
意図しないローミング(☞P27)を防止するため、[SSID](☞3-5章)を異なる設定にしてください。
¡近くに、同じ条件の弊社製ビル間通信ユニットが存在する場合は、それらの機器の[BSSID]と併せ
て検出されますので、登録を間違わないようご注意ください。
¡検出できないとき、または、近くに弊社製の無線アクセスポイントやほかのビル間通信ユニットが
稼働しているような環境では、相手の[BSSID]を手動で入力することをおすすめします。
45
3
11
無線LANの接続
無線AP(アクセスポイント)間通信機能を使用するには
Step 5
無線AP間通信を確認する
確認のしかた
「無線LAN設定」 ➔ 「AP間通信設定」
本製品と通信する無線LAN端末(☞3-4章)から、通信相手の本体IPアドレスを指定して、
相手側の設定画面にアクセスできることを確認します。
※ 通信相手を自動検出するために[SSID]を同じ設定にしていると、ローミング機能(☞P26)も動作して
いますので、確認するときにはあらかじめ[SSID]を異なる設定にしてください。
[例] 本体IPアドレスを本製品[A]に「192.168.0.1」、本製品[B]に「192.168.0.2」を設定している場合
1
本製品[A]と通信する無線LAN端末でWWWブラウザを起動します。
2
本製品[B]の本体IPアドレスをWWWブラウザのアドレスバーに入力します。
入力する
http://192.168.0.2/
3
[Enter]キーを押します。
本製品[B]の設定画面(☞2-5章)が表示されます。
本製品と無線LAN端末が通信できていますので、本製品の[
]ランプが点灯します。
「192.168.0.1」
802.11g:「11ch」
「192.168.0.2」
802.11g:「11ch」
A
B
SR-53V
※無線LAN端末から
「192.168.0.2」を
指定して、本製品 [B]の画面へアク
セスを確認します。
46
点灯確認
SR-53V
障
害
物
点灯確認
無線LANの接続
3
12 無線LAN端末どうしの通信を禁止するには
無線LAN端末どうしが本製品を介して通信しないように設定できます。
※本製品と無線LANで接続された端末に対して有効な機能です。
※本製品に接続された有線LAN端末と無線LAN端末は、通信できます。
SR-53V
無線LAN端末
無線LAN端末
[無線端末間通信を禁止]:「する」
※本製品と有線で接続された端末
とは通信できます。
設定のしかた
1
「無線LAN設定」 ➔ 「セキュリティ設定」
「無線LAN設定」メニューの[セキュリティ設定]をクリックします。
3
「セキュリティ設定」画面を表示します。
2
[無線端末間通信を禁止]欄で、「する」のラジオボタンをクリックします。
クリック
3
〈登録〉をクリックします。
設定が有効になります。
47
インターネット接続設定
第
4章
この章では、
本製品をインターネットに接続する場合の設定について説明しています。
Step q 回線接続業者との契約について …………………………………………………50
Step w お使いになるモデムタイプの確認 ………………………………………………50
Step e ご契約回線への接続方法を確認する ……………………………………………51
■ ルータタイプモデムをご使用のかた …………………………………………51
■ ブリッジタイプモデムやメディアコンバーターをご使用のかた …………51
Step r 回線種別を設定する ………………………………………………………………52
A 「接続しない」を選択した場合 …………………………………………………53
B 「DHCP」(DHCP)を選択した場合 ……………………………………………54
C 「DHCP」(固定IPアドレス)を選択した場合 …………………………………55
D 「PPPoE」を選択した場合………………………………………………………56
E 「PPPoE複数固定IP」を選択した場合…………………………………………57
Step t モデムの接続/インターネットへの接続を確認する ……………………………58
1. ルータタイプモデムの場合 ……………………………………………………58
2. ブリッジタイプモデムやメディアコンバーターの場合 ……………………59
本書2章∼3章で、パソコンの接続と設定を完了してから、上記の手順にしたがって
本製品を設定し、ブロードバンドモデムまたはメディアコンバーターに接続してくだ
さい。
フレッツ・光プレミアム(NTT西日本)をご利用の場合は
IP電話サービスをご利用になるとき、加入者網終端装置(CTU)にPPPoEのセッションを設定します。
本製品側は、ご契約に応じてPPPoEおよびPPPoE複数固定IPを設定してください。
※加入者網終端装置(CTU)には、プロバイダーのアカウントを登録しないでください。
設定について、詳しくはご契約の商用IP電話接続事業者にご確認ください。
49
4
インターネット接続設定
Step 1
回線接続業者との契約について
インターネットに接続するためには、接続業者との契約および工事が完了している必要
があります。
契約や工事の完了についてご不明な場合、ご契約の接続業者やお買い上げの販売店などにご相談ください。
ご契約の接続業者やサービスによって、供給されるモデムタイプや回線への接続方法が異なりますので、
本製品を設定する前にご確認ください。
Step 2
お使いになるモデムタイプの確認
ご契約の接続業者から供給されるADSLモデムやCATVケーブルモデムには、ルータタ
イプとブリッジタイプがあります。
IP電話を使用する場合は、ブリッジタイプをご用意ください。
ルータタイプ
ルータ機能搭載のモデムです。
(IP電話は使用できません)
SR-53V
無線LAN端末
[LAN]ポート
ルータ
タイプモデム
HUB
ADSL/CATV
接続業者
HUBと接続して複数のパソコンで使用するタイプです。
パソコンには、ルータタイプモデムからプライベートIPアドレスが割り当てられます。
ブリッジタイプ
IP電話を使用するときは、このタイプのモデムを使用します。
無線LAN端末
SR-53V
ブリッジ ★
タイプモデム
ADSL/CATV
接続業者
[WAN]ポート
[LAN]ポート
通常1台のパソコンをモデムに接続して使用するタイプです。
接続されたパソコンには、ご契約のプロバイダーからIPアドレスが割り当てられます。
★[FTTH](メディアコンバーター)でご使用の場合は、ブリッジタイプをご覧ください。
50
インターネット接続設定
Step 3
4
ご契約回線への接続方法を確認する
■ ルータタイプモデムをご使用のかた
アッカネットワークスやイー・アクセスなどでご契約の場合に該当します。
ご使用のルータタイプモデムのLAN側IPアドレスと重複する場合は、本製品のLAN側IPアドレス(出荷
時:192.168.0.1)の変更が必要です。
あらかじめモデムのLAN側IPアドレスを、モデムに付属する取扱説明書でご確認ください。
※そのほかのプロバイダーでも、ルータタイプモデムに該当する場合がありますので、モデムのタイプに
ついては、接続業者またはプロバイダーにご確認ください。
■ ブリッジタイプモデムやメディアコンバーターをご使用のかた
ご契約の接続業者からブリッジタイプモデムまたはメディアコンバーターを供給されて
いる場合、接続業者またはプロバイダーからインターネットへの接続方法と設定内容が
指定されます。
ご契約内容と併せてご覧になり、該当する接続方法と設定項目を確認してください。
「DHCP」方式での接続を指定された場合
CATVやYahoo! BBでご契約の場合に該当し、本製品のWAN側に設定するIPアドレスをプロバイダ
ーから自動取得する方式です。
¡コンピュータ名(ホスト名/本体名称)
¡ドメイン名
「固定IPアドレス」での接続を指定された場合
本製品のWAN側に設定するIPアドレスがプロバイダーから指定されます。
¡コンピュータ名(ホスト名/本体名称)
¡ドメイン名
¡固定IPアドレス
¡サブネットマスク
¡デフォルトゲートウェイ
¡プライマリDNSサーバのIPアドレス
¡セカンダリDNSサーバのIPアドレス
4
「PPPoE」方式での接続を指定された場合
Bフレッツ(FTTH)やフレッツ・ADSLでご契約された場合などに該当する方式です。
¡ユーザID(アカウントID)
¡パスワード(ログインパスワード)
¡固定IPアドレス
¡サブネットマスク
¡デフォルトゲートウェイ
¡プライマリDNSサーバのIPアドレス
¡セカンダリDNSサーバのIPアドレス
「PPPoE複数固定IP」方式での接続を指定された場合
ご契約のプロバイダーから割り当てられるグローバル固定IPアドレスの範囲にしたがって、本製品の
WAN側と本製品に接続されたパソコンに直接設定する方式です。
¡ユーザID(アカウントID)
¡パスワード(ログインパスワード)
¡契約した数の固定IPアドレス
¡サブネットマスク
¡デフォルトゲートウェイ
¡プライマリDNSサーバのIPアドレス
¡セカンダリDNSサーバのIPアドレス
MACアドレスの申請が必要なときは、「MACアドレス表記について」(はじめに☞P v)をご確認ください。
51
4
インターネット接続設定
Step 4
回線種別を設定する
設定のしかた
「WAN側設定」 ➔ 「WAN側設定」
本製品の[回線種別]を回線への接続方法に応じて変更します。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「WAN側設定」メニューをクリックします。
「WAN側設定」画面を表示します。
3
該当する接続方法のラジオボタンをクリックします。
※接続方法を選択すると、設定項目が切り替わります。
選択する
4
〈登録〉をクリックします。
選択した[回線種別]が確定されます。
5
回線種別以外にプロバイダーから指定された内容を、
下記の手順で設定します。
※設定した回線種別によって、設定する画面や方法が異なります。
52
ルータタイプ
ブリッジタイプ・メディアコンバーター
「接続しない」 「DHCP」
「DHCP」方式で
(出荷時の設定)
の接続を指定さ
れた場合
「DHCP」
「固定IPアドレ
ス」での接続を
指定された場合
「PPPoE」
「PPPoE」方式
での接続を指定
された場合
「PPPoE複数固定IP」
「PPPoE複数固定IP」
方式での接続を指定さ
れた場合
d
A
d
B
d
C
d
D
d
E
(☞P53)
(☞P54)
(☞P55)
(☞P56)
(☞P57)
インターネット接続設定
A 「接続しない」を選択した場合
4
「ネットワーク設定」 ➔ 「LAN側IP設定」
ルータタイプモデムのDHCPサーバ機能を使用しますので、本製品のDHCPサーバ機
能を次の手順で無効にします。
1
「ネットワーク設定」メニューをクリックします。
「LAN側IP設定」画面を表示します。
2
[DHCPサーバ機能を使用]欄で、「しない」のラジオボタンをクリックします。
ご使用のルータタイプモデムの
LAN側IPアドレスとDHCPサ
ーバの割り当て範囲に重複して
いないかご確認ください。
クリック
3
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
▼
4
設定が完了したら、Step 5-1に進みます
本製品のLAN側IPアドレスについて
ご使用のルータタイプモデムのLAN側IPアドレスと重複する場合は、本製品のLAN側IPアドレス(出
荷時:192.168.0.1)の変更が必要です。
例えば、ルータタイプモデムのLAN側IPアドレスが「192.168.0.1」の場合は「192.168.0.250」、
「192.168.1.1」の場合は「192.168.1.250」などに変更してください。
53
4
インターネット接続設定
Step
4
回線種別を設定する
B 「DHCP」(DHCP)を選択した場合
「ネットワーク設定」 ➔ 「LAN側IP設定」
プロバイダーからDHCPでの接続を指定されたときの設定です。
指定のない項目は、空白(設定なし)のままにしておきます。
1
「ネットワーク設定」メニューをクリックします。
「LAN側IP設定」画面を表示します。
2
指定された「本体名称」と「ドメイン名」を入力します。
q入力する
w入力する
3
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
▼
設定が完了したら、Step 5-2に進みます
54
インターネット接続設定
C 「DHCP」(固定IPアドレス)を選択した場合
4
「WAN側設定」 ➔ 「WAN側設定」
プロバイダーから固定IPアドレスでの接続を指定されたときの設定です。
指定のない項目は、空白(設定なし)のままにしておきます。
1
[回線設定 DHCP]項目に指定された内容を入力し、〈登録〉をクリックします。
wクリック
q入力する
2
「ネットワーク設定」メニューをクリックします。
「LAN側IP設定」画面を表示します。
3
4
指定された「本体名称」と「ドメイン名」を入力します。(☞P54)
4
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
▼
設定が完了したら、Step 5-2に進みます
55
4
インターネット接続設定
Step
4
回線種別を設定する
D 「PPPoE」を選択した場合
「WAN側設定」 ➔ 「WAN側設定」
プロバイダーからPPPoEでの接続を指定されたときの設定です。
指定のない項目は、空白(設定なし)のままにしておきます。
1
[回線設定]項目と[接続設定]項目に、指定された内容を入力します。
q入力する
w入力する
e選択する
2
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
3
[接続状況]項目に表示された内容を確認します。
確認する
▼
設定が完了したら、Step 5-2に進みます
56
インターネット接続設定
E 「PPPoE複数固定」を選択した場合
4
「WAN側設定」 ➔ 「WAN側設定」
プロバイダーからPPPoE複数固定IPでの接続を指定されたときの設定です。
指定のない項目は、空白(設定なし)のままにしておきます。
グローバル固定IPアドレスについて
プロバイダーから指定された複数のグローバル固定IPアドレスのうち1つを、[回線設定]項目の[IPア
ドレス]欄に入力します。詳しくは取扱説明書[活用編](☞8章)をご覧ください。
1
[回線設定]項目と[接続設定]項目に、指定された内容を入力します。
q入力する
w入力する
e選択する
4
2
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
3
[接続状況]項目に表示された内容を確認します。
確認する
▼
設定が完了したら、Step 5-2に進みます
57
4
インターネット接続設定
Step 5
モデムの接続/インターネットへの接続を確認する
ADSLまたはCATVでご使用の場合は、お使いのモデムタイプ(☞P50)に該当する接続
方法にしたがって接続します。
FTTHでご使用の場合は、メディアコンバーターを接続します。
1. ルータタイプモデムの場合
本製品とルータタイプモデムを接続します。
接続後、本製品に接続するパソコンのIPアドレスは、ルータタイプモデムから再取得してください。
後面
SR-53V
前面
ランプの点灯例は、[LAN]ポートにモ
デムを接続し、無線LAN端末で本製品
と無線通信を確立している場合です。
点灯確認
LANケーブル
ストレート結線(付属品)
ルータタイプの
ADSL/CATVケーブルモデム
Ethernet
点灯確認
※接続状況に
応じて点灯
します。
DC
MDI MDI-X
▼
ランプの点灯を確認したら、インターネットへの接続を確認します
WWWブラウザを起動して、アドレスバーにお好みのURLを入力するとインターネット
に接続できます。
(入力例 http://www.icom.co.jp/)
切り替え機能があるモデムについて
モデムがルータタイプの場合は、IP電話を使用できません。
切り替え機能があるモデムの場合は、ブリッジタイプモデムに切り替えてから、59ページの図を参
考に接続してください。
※切り替えかたについては、モデムに付属する取扱説明書をご覧ください。
58
インターネット接続設定
4
2. ブリッジタイプモデム/メディアコンバーターの場合
本製品とブリッジタイプモデムまたはメディアコンバーターを接続します。
後面
SR-53V
ランプの点灯例は、[LAN]ポートに有
線LAN端末を接続し、無線LAN端末で
本製品と無線通信を確立している場合
です。
[WAN]ポートへ
点灯確認
LANケーブル
ストレート結線(付属品)
点灯確認
ブリッジタイプの
ADSL/CATVケーブルモデム
Ethernet
前面
点灯確認
※接続状況に
応じて点灯
します。
DC
MDI MDI-X
▼
ランプの点灯を確認したら、インターネットへの接続を確認します
4
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「WAN側設定」メニューをクリックします。
「WAN側設定」画面を表示します。
(表示例:回線種別がPPPoEの場合)
59
4
インターネット接続設定
Step
5
モデムの接続/インターネットへの接続を確認する
2. ブリッジタイプモデム/メディアコンバーターの場合
3
[接続状況]欄を確認します。
「未接続」のときは、
〈接続〉をクリックすると接続を開始します。
クリックすると、
回線を切断し、
〈接続〉に切り替わります。
確認する
4
WWWブラウザを起動して、アドレスバーにお好みのURLを入力するとイン
ターネットに接続できます。
(入力例 http://www.icom.co.jp/)
【PPPoEで接続している場合】
出荷時や全設定初期化時、常時接続が設定されていますので、WWWブラウザのアドレスバー
にお好みのURLを入力するとインターネットに接続できます。
※[接続状況]項目の〈切断〉をクリックするまで、回線は切断されません。
5
60
回線を強制切断するときは、
〈切断〉をクリックします。
一般加入電話回線の接続
第
5章
この章では、
一般加入電話回線を本製品に接続する方法について説明します。
q 一般加入電話回線を接続するには ………………………………………………………62
w アナログ電話機などの接続について ……………………………………………………63
e 一般加入電話回線への発信を確認する …………………………………………………64
停電中の使用について
IP電話は、停電中に使用できません。
本製品に電話回線が接続されている場合は、一般加入電話として使用できます。
停電時でも、一般加入電話回線を使用するには、あらかじめ、本製品の[TEL]ポートに接続された電
話機について、ダイヤル方式の設定(電話機にある「トーン」と「パルス」の切り替えスイッチ)をご使用
の回線種別に設定しておいてください。
また、一般加入電話で通話中に停電から復帰したときは、その段階で通話が切断されますのでご注意
ください。
61
5
1
一般加入電話回線の接続
一般加入電話回線を接続するには
アナログ回線のモジュラーコネクターと本製品の[LINE]ポートを接続します。
R警告
本製品および接続するほかの機器の電源を切ってから、モジュラーケーブルを接続してく
ださい。
後面
【ADSLモデムやメディアコンバーターと併用する場合】
スプリッター内蔵モデムを接続する場合
は、モデムの[TEL]ポートと接続します。
スプリッター
TEL
モジュラーケーブル
(付属品)
ADSL
モデムへ
アナログ電話回線の
モジュラーコネクター
【一般加入電話回線を直接接続する場合】
SR-53V
モジュラーケーブル
(付属品)
ブロードバンドモデムなどでご使用のスプリッターと接続する場合
これらの機器の[TEL]ポートと本製品の[LINE]ポートを接続してください。
CATVケーブルモデムやFTTHでご使用の場合
アナログ電話回線のモジュラージャックに直接接続してください。
ナンバーディスプレイをご契約の場合
本製品は、NTTのナンバーディスプレイサービス(有料)に対応しています。
出荷時、ナンバーディスプレイ機能が設定されていませんので、「電話設定」画面にある[基本設定]項
目の[ナンバーディスプレイを使用]欄を「する」に変更してからご使用ください。
ナンバーディスプレイ対応電話機から一般の電話機に変更、またはその逆で使用する場合についても
同様に、設定をご確認ください。設定を間違えると、正しく機能しません。
※ADSL回線、または回線分配器でほかの機器と本製品を並列に接続している場合は、ナンバーディ
スプレイが正常に動作しないことがあります。
62
一般加入電話回線の接続
2
5
アナログ電話機などの接続について
アナログ電話機やG3ファクシミリは、本製品の[TEL]ポートに接続します。
R警告
本製品および接続するほかの機器の電源を切ってから、モジュラーケーブルを接続してく
ださい。
後面
【アナログ電話機を接続する場合】
モジュラーケーブル
(市販品)
電話機
【G3ファクシミリを接続する場合】
モジュラーケーブル
(市販品)
SR-53V
G3ファクシミリ
¡電話機にダイヤル方式の設定(「トーン」と「パルス」の切り替え)スイッチが付いている機
種は、そのスイッチがご使用の回線種別に設定されていることをご確認ください。
¡ダイヤル方式の設定は、アナログ機器に付属の取扱説明書でご確認ください。
5
¡本製品は、出荷時、[電話機のダイヤル方式]を自動判別(全方式に対応)するように設定
されていますので、そのままでもご使用いただけますが、停電時は外線への発信がで
きなくなることがあります。
R注意
本製品の[TEL]ポートにつなぐことができる機器は、プッシュボタンが付いたアナログ回
線用の電話機とG3ファクシミリです。
本製品の[TEL]ポートには、電話機を1台接続してください。
モジュラー2分配用コネクターなどを使って1つのポートに複数の機器をつなぐと、誤動
作の原因になります。
※IP電話によるファクシミリの動作は、保証いたしません。
63
5
3
一般加入電話回線の接続
一般加入電話回線への発信を確認する
本製品の[TEL]ポートに接続したアナログ電話機を使用して外線発信を確認する手順を
説明します。
確認のしかた
電話回線および電話機を本製品に接続した状態で確認してください。
ツー
一般加入電話
の相手に発信
q受話器を上げる
w「0000」+「電話番号」でダイヤルする
(例:00009876543210)
外線への発信ができないときは
出荷時、本製品の回線種別は「自動」に設定されています。
「接続設定」画面にある[電話回線の設定]項目の[回線種別]欄を、ご契約の一般加入電話回線種別に変
更してからご使用ください。
※回線の種類が不明な場合は、電話料金の明細でお調べいただくか、電話局にお問い合わせください。
電話回線発信番号とは
出荷時、本製品の電話回線発信番号は「0000」に設定されています。
発信先をIP電話から一般加入回線に切り替えるとき、電話機からダイヤルする番号です。
変更するときは、「接続設定」画面にある[使用回線の設定]項目で設定できます。
64
1対1でIP電話をする
第
6章
この章では、
SIPサーバを使用しないで、通話相手と1対1(Peer to Peer)の接続方法でIP電話する
方法について説明しています。
q ご使用までの流れ …………………………………………………………………………66
w 1対1でIP電話をするには …………………………………………………………………67
■ アナログ電話だけを使用する …………………………………………………………67
■ 無線IP電話機と併せて使用する ………………………………………………………67
e 設定のしかた ………………………………………………………………………………68
r 電話のかけかた ……………………………………………………………………………73
t ダイナミックDNS機能を利用するには …………………………………………………74
■ ダイナミックDNSとは…………………………………………………………………74
■ ダイナミックDNSサービスの利用について…………………………………………74
■ ダイナミックDNSを設定する…………………………………………………………75
■ 登録状態について ………………………………………………………………………76
IP電話について
ルータタイプモデム(☞4章:Stepw)でご使用の場合は、IP電話を使用できません。
商用IP電話業者から指定のSIPサーバに接続して、付与された電話番号(050などで始まる)をご使用
になるまでのSIPサーバ接続設定は、商用IP電話業者によって異なりますので、設定ガイド(別紙)を
ご覧ください。
65
6
1
1対1でIP電話をする
ご使用までの流れ
1対1(Peer to Peer)の接続方法でIP電話をご使用いただくには、次のステップにした
がって準備や設定をする必要があります。
各ステップの右端に記載する数字は、本書の参照箇所です。
Step. 1
アナログ電話機を接続する
5-2章
お使いのアナログ電話を本製品の[TEL]ポートに接続します。
▼
Step. 2
パソコンを用意する
2章、3章
「有線LANの接続」(☞2章)または「無線LANの接続」(☞3章)を参考に、本製品で使用
するパソコンを準備します。
▼
Step. 3
インターネット接続設定をする
4章
インターネット接続のための設定をして、ネットワーク上のパソコンからインターネ
ットできることを確認します。
▼
Step. 4
互いのSIP URIと電話番号を設定する
6-2章、6-3章
本製品の設定画面(☞1-6章)にアクセスして、6-3章の手順で設定します。
また、通信相手についても同様に設定します。
▼
Step. 5
1対1で通話をする
1-5章、6-4章
本製品に接続したアナログ電話機で、電話帳に登録した相手に電話をかけて通話を確
認します。
▼
Step. 6
ダイナミックDNSを使用する
6-5章
互いのWAN側IPアドレス(☞P68)をSIP URIの一部として本製品に登録するか、ダ
イナミックDNSサーバから取得(☞6-5章)したドメイン名をIPアドレスの代わりに登
録できます。
※ドメイン名で登録する場合は、ダイナミックDNS機能(☞6-5章)も併せて設定して
ください。
66
1対1でIP電話をする
2
6
1対1でIP電話をするには
1対1(Peer to Peer)の接続方法でIP電話を使用する基本的なタイプとして、次の2種類
があります。
※ルータタイプモデム(☞4章:Stepw)でご使用の場合は、IP電話できません。
■ アナログ電話だけを使用する
本製品を使用するものどうしが、本製品の[TEL]ポートに接続された電話機を使用して
通話します。
一般加入電話と併用する場合は、
一般加入電話回線を[LINE]ポー
トに直接接続してください。
SR-53V
電話機
モデム
[TEL]
ポート
SR-53V
[TEL]
ポート
電話機
モデム
■ 無線IP電話機と併せて使用する
(下記を例に本書6-3章で説明します。)
本製品を使用するものどうしが、本製品の[TEL]ポートに接続された電話機と無線IP電
話機(例:VP-43)を使用して通話します。
VP-43
内線番号:200
[TEL] SR-53V
ポート
モデム
電話機
内線番号:10
1
2
4
5
7
8
9
0
♯
*
3
6
一般加入電話と併用する
場合は、一般加入電話回
線を[LINE]ポートに直接
接続してください。
電話機
内線番号:20
SR-53V
1
2
4
5
7
8
9
0
♯
*
6
3
6
VP-43
内線番号:100
モデム
[TEL]
ポート
67
6
1対1でIP電話をする
3
設定のしかた
手順1∼6の設定内容は、相手側で使用する本製品にも設定が必要です。
1. WAN側IPアドレスを確認するには
「WAN側設定」 ➔ 「WAN側設定」
ご契約のプロバイダーから本製品に割り当てられたIPアドレスを確認する手順を説明し
ます。
※通話するには、通信する互いのWAN側IPアドレスを知る必要があります。
※ご契約のプロバイダーや接続業者から「固定IPアドレス」を指定されている場合は、そのIPアドレスをプ
ロバイダーから送られてきた書類でも確認できます。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「WAN側設定」メニューをクリックします。
「WAN側設定」画面を表示します。
3
[接続状況]項目の[本体側のIPアドレス]欄に表示されるIPアドレスが、本製品の
WAN側IPアドレスです。
※表示されていないときは、
〈接続〉をクリックして回線と接続してください。
クリックすると、
回線を切断し、
〈接続〉に切り替わります。
確認する
※[回線種別]を「PPPoE」に設定したときの画面を例に説明しています。
※通信相手と同じ環境の場合は、上記と同じ手順で相手側の機器についても同様に確認します。
確認したWAN側IPアドレスについて
ご契約のプロバイダーや接続業者への接続方式が「PPPoE」や「IPアドレスの自動割り当て」に指定さ
れている場合、ここで確認したWAN側のIPアドレスは、回線の接続や切断操作を繰り返したり、常
時接続していても意図しないうちに変更されますのでご注意ください。
このように、プロバイダーや接続業者から「固定IPアドレス」を指定されてインターネット接続されて
いる場合を除いては、WAN側IPアドレスが定期的に変更されるため、通信相手間でたびたびアドレ
スを教え合い本製品のVoIP電話帳に登録しなおさないとIP電話できません。
本製品では、ダイナミックDNS機能を設定することで、WAN側IPアドレスが変更されるたびに本製
品のVoIP電話帳に登録しなおす必要がありません。
変更されるWAN側IPアドレスをダイナミックDNS機能で自動更新するには、あらかじめ本機指定の
ダイナミックDNSサイトの中からどれか1つを選んで登録する必要があります。
詳しくは、「ダイナミックDNS機能を利用するには」(☞6-5章)をご覧ください。
68
1対1でIP電話をする
2. IP電話の接続方法を設定する
1
6
「電話設定」 ➔ 「接続設定」
「電話設定」メニューをクリックします。
「接続設定」画面を表示します。
2
[VoIP接続設定]項目の[接続方法の選択]欄を、「Peer to Peer」に設定します。
設定する
3
〈登録〉をクリックします。
設定が有効になります。
3. 内線ドメインを設定する
「電話設定」 ➔ 「簡易サーバ設定」
IP電話機(例:VP-43)を本製品に接続するための設定です。
1
「電話設定」メニュー[簡易サーバ設定]のをクリックします。
「簡易サーバ設定」画面を表示します。
2
任意の文字列(本製品のsr53v)を[内線ドメイン]欄に入力します。 (例:sr53v)
6
入力する
3
〈登録〉をクリックします。
設定が有効になります。
69
6
3
1対1でIP電話をする
設定のしかた
4. SIP URIと内線着信番号を登録する
「電話設定」 ➔ 「SIP設定」
アナログ電話機とIP電話機(例:VP-43)が発信に使用するSIP URIと内線着信番号を、
本製品に登録する手順について説明します。
※SIPとは、IP電話で通信するための規格で、通信する互いのSIP URIを登録する必要があります。
1
「電話設定」メニュー[SIP設定]のをクリックします。
「SIP設定」画面を表示します。
2
発信に使用するSIP URIを[SIP URI]欄、内線番号を[着信内線番号]欄に入力し
ます。
入力する
¡「番号」が空白のときは、自動的に使われていない小さい番号(1∼20)になります。
3
〈追加〉をクリックします。
[現在の登録]欄に登録されたことを確認します。
確認する
SIP URIの入力について
SIP URIは、必ず「sip:」を先頭に付けて、SIPユーザー名(例:sr53v)を任意の英数字(半角31文字
以内)で入力します。
[SIP URI]欄で使用できない文字は、スペース、(、
)
、<、>、¥、コンマ、セミコロン、[、
]です。
「@」より以下の部分には、本製品のWAN側IPアドレス(☞P68)、またはダイナミックDNSサービス
(☞P74)に登録して取得したホスト名(例:telephone)と指定されたドメイン名(例:icom.co.jp)を
半角英数字(63文字以内)で入力します。
◎設定例1 「sip:[email protected]」
◎設定例2 「sip:[email protected]」
70
1対1でIP電話をする
5. 内線設定をする
6
「電話設定」 ➔ 「簡易サーバ設定」
アナログ電話機とIP電話機(例:VP-43)の内線番号と、発信に使用するSIP URIを設定
します。
1
「電話設定」メニューの[簡易サーバ設定]をクリックします。
「簡易サーバ設定」画面を表示します。
2
アナログ電話機の内線番号(例:10)を、[TELポート内線設定]項目の[内線番号]
欄に入力して、
〈登録〉をクリックします。
wクリック
〈画面省略〉
「SIP設定」画面で設定
した登録番号を確認、
または選択します。
q入力する
※[発信設定]欄は、「SIP設定」画面を設定すると、「登録番号(電話番号/SIP
ユーザー名)」の表示になります。
3
IP電話機について、[名前]、[内線番号(例:100)]、[パスワード]の各欄を入力し、
[発信設定(Peer to Peer)]を選択します。
入力する
6
「SIP設定」画面で設定
した登録番号を確認、
または選択します。
¡「番号」が空白のときは、自動的に使われていない小さい番号(1∼18)になります。
4
〈追加〉をクリックします。
[現在の登録(子機内線設定)]欄に登録されたことを確認します。
確認する
71
6
3
1対1でIP電話をする
設定のしかた
6. 相手の電話番号を電話帳に登録する
「電話設定」 ➔ 「VoIP電話帳」
相手の[SIP URI]の登録と、その[SIP URI]に対応する電話番号を、本製品の電話帳に
登録する手順について説明します。
※ここで登録する電話番号(内線番号)を、本製品に接続した電話機からダイヤルすることで、その相手と
通話できます。
1
「電話設定」メニューの[VoIP電話帳]をクリックします。
「VoIP電話帳」画面を表示します。
2
相手の電話番号や[SIP URI]を、[登録の追加]項目の各欄に半角で入力します。
名前は、任意で半角
31文字(全角15文字)
まで入力できます。
入力する
¡「番号」が空白のときは、自動的に使われていない小さい番号(1∼200)になります。
※[E-Mailアドレス]欄は、相手がFOMA N900iLを使用している場合に設定します。
3
〈追加〉をクリックします。
[現在の登録]欄に登録されたことを確認します。
確認する
電話番号について
110、118、119の番号やその3桁ではじまる番号、または*(アスタリスク)ではじまる番号は、
本製品に電話番号として設定できません。
また、使用できる記号(半角)は、#(シャープ)、*(アスタリスク)、–(ハイフン)の3種類です。
72
1対1でIP電話をする
4
6
電話のかけかた
1対1(Peer to Peer)の接続方法で、相手にIP電話をかける手順について説明します。
電話のかけかた
本製品の[TEL]ポートに接続された電話機を使用する場合を例に説明します。
1
本製品をインターネット回線と接続します。
2
本製品に接続している電話機の受話器を上げて、「ツー」と発信音が聞こえること
を確認します。
3
本製品のVoIP電話帳(☞P72)に登録した電話番号へダイヤルします。
¡ダイヤルを始めると本製品の[TEL]ランプが点灯します。
※出荷時、ダイヤル待ち時間は、5秒に設定されています。
電話番号の末尾で「#」(例:200#)を押すと、一時的にダイヤル待ち時間がなくなります。
4
呼び出し音が聞こえますので、相手が出るまでそのままの状態で待ちます。
¡通話中、本製品の[TEL]ランプと[WAN]ランプは高速で点滅します。
5
通話後は、どちらかが受話器を置くとIP電話が切れます。
¡受話器を置くと、[TEL]ランプが消灯します。
SR-53V
6
qインターネットに接続します。
VoIP電話帳に登録した電話番号の確認
ツー
VoIP電話帳
の相手に発信
eダイヤルする。(例:9999)
w受話器を上げる。
73
6
5
1対1でIP電話をする
ダイナミックDNS機能を利用するには
■ ダイナミックDNSとは
ご契約のプロバイダーや接続業者への接続方式が「PPPoE」や「自動割り当て」でご使用
の環境では、インターネットをしているうちに本製品のWAN側IPアドレスが変更され、
登録したSIP URI(相手先のIPアドレス)でIP電話を利用できなくなることがあります。
ダイナミックDNSサービスに登録すると、そこからドメインを取得して、取得したド
メイン名と変更される本製品のWAN側IPアドレスを関連付けできます。
WAN側IPアドレスの変更情報は、本製品のダイナミックDNS機能を使用することで、
WAN側IPアドレスが変更されたとき、指定のダイナミックDNSサーバへアップデート
されます。
※ダイナミックDNSサイトで公開されているアップデートソフトは不要です。
w
グローバルIPアドレスの
更新情報を送信する
ダイナミック
DNSサーバ
グローバルIPアドレスが
動的に割り当てられる
接続業者/
プロバイダー
モデム
q
SR-53V
■ ダイナミックDNSサービスの利用について
本製品でご利用いただけるダイナミックDNSサーバは、本製品の設定画面から選択で
きるサーバに限ります。
2006年12月現在、ご利用いただけるのは、次のダイナミックDNSサーバです。
¡ieServer
登録先☞ http://www.ieserver.net/
¡Dynamic Do!.jp
登録先☞ http://ddo.jp/
¡Zenno.Com
登録先☞ http://zenno.com/
¡Earth Dynamic System
登録先☞ http://mydns.to/
¡DynDNS.org(英語)
登録先☞ http://www.dyndns.org/
ダイナミックDNSサイトでユーザー登録後、返送されたメールには、本製品の設定に
必要なドメイン名、ユーザーID、パスワードなどが記載されています。
※ダイナミックDNSサービスに登録することで基本的に無料でご使用いただけますが、テスト公開され
ているサーバなどは、有料化されることがありますので、ご利用規約などを確認の上ご使用ください。
74
1対1でIP電話をする
■ ダイナミックDNSを設定する
6
「システム設定」 ➔ 「ダイナミックDNS設定」
ダイナミックDNSサービスから取得したドメインと、本製品のWAN側IPアドレスの関
連付けを自動更新するための設定をします。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「システム設定」メニューの[ダイナミックDNS設定]をクリックします。
「ダイナミックDNS設定」画面を表示します。
3
[自動更新を使用]欄で、「する」のラジオボタンをクリックします。
クリック
4
登録した「ダイナミックDNSサーバ」を選択し、サイトから通知された情報(ド
メインなど)を半角で入力します。
q選択する
6
w入力する
5
〈登録〉をクリックします。
本製品のWAN側IPアドレスがダイナミックDNSサーバに通知されると、[登録状況]項目の
[登録状態]欄に「IPアドレスを更新しました」と表示します。
75
6
1対1でIP電話をする
5
ダイナミックDNS機能を利用するには
■ 登録状態について
「システム設定」 ➔ 「ダイナミックDNS設定」
本製品のWAN側IPアドレスがダイナミックDNSサーバに通知されると、下記のように
[登録状況]項目に表示します。
◎ 本製品のダイナミックDNS機能でIPアドレスを更新後は、〈登録〉を必要以上にクリ
ックしないでください。
必要以上にクリックすると、約30分のあいだダイナミックDNSサーバへの連続更新
保護機能が動作して、IPアドレスの更新を禁止します。
保護機能動作が動作すると、[登録状態]欄に、「ダイナミックDNSの連続更新を禁止
する保護期間中です 保護期間は更新後30分間です」を表示します。
◎ [登録状態]欄に次の内容が表示されたときは、ダイナミックDNSサービスから通知
された情報を上記の各欄に間違って入力していないかどうかをご確認ください。
¡「回線に接続していません」
¡「ダイナミックDNSサーバにアクセスできませんでした」
¡「ダイナミックDNSサーバとの通信を確立できませんでした」
¡「ダイナミックDNSサーバにログインできませんでした」
¡「ダイナミックDNSサーバからエラーが返されました」
¡「ダイナミックDNSサーバが選択されていません」
など
76
その他の基本設定
第
7章
この章では、
設定の追加や変更が必要と思われる基本的な項目について説明します。
q 本製品の時計を設定する …………………………………………………………………78
w 曜日と時間でアクセスを制限するには …………………………………………………79
e 設定画面へのアクセスを制限するには …………………………………………………80
r 本体IPアドレスを変更するには …………………………………………………………81
t 自動割り当て開始IPアドレスを変更するには …………………………………………82
77
7
その他の基本設定
1
本製品の時計を設定する
本製品の内部時計を設定する手順について説明します。
設定のしかた
「システム設定」 ➔ 「時計設定」
本製品の内部時計を正確に表示させるため、設定されることをおすすめします。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「システム設定」メニューの[時計設定]をクリックします。
「時計設定」画面を表示します。
3
パソコンから自動取得した時刻が表示されているのを確認します。
[設定する時刻]欄に表示されている時刻がパソコンと異なるときは、はじめからやりなおすと
正確な時刻を取得できます。
確認する
インターネットに接続され
ると、自動的に時計を設定
できます。
4
〈時刻設定〉をクリックします。
内部時計に設定された時刻が、[本体の時刻]欄に表示されてます。
※「時計設定」画面の〈登録〉では、時刻を設定できません。
R注意
本製品の電源を切ると、本製品の内部時計設定は出荷時の状態に戻ります。
全設定の初期化、停電や不慮の事故で電源が一時的にでも切れたときは、再設定が必要です。
なお、設定を初期化しても、自動時計が設定されていますので、インターネットに接続できる状態に
設定後は、自動的に時計が設定されます。
78
その他の基本設定
2
7
曜日と時間でアクセスを制限するには
設定された曜日と時間に、無線LAN端末が本製品と接続できないようにする手順を説明
します。
※[管理者IPアドレス]項目に登録(☞7-3章)されたIPアドレスの無線LAN端末からは、ここで設定する制
限時間内でもアクセスできます。
※1つの登録で2日間にわたるような登録はできません。
※停電などに備えて、自動時計設定も併せてご使用になることをおすすめします。
設定のしかた
「システム設定」 ➔ 「時計設定」
例として、23時(土曜日)∼1時(日曜日)のアクセスを制限する場合を説明します。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「システム設定」メニューの[時計設定]をクリックします。
「時計設定」画面を表示します。
3
[接続制限設定]項目の[制限時間]欄に、「23:00∼24:00」を半角で入力し、
[有効曜日]欄の[土]のチェックボックスをクリックしてチェックを入れます。
4
[接続制限設定]項目の[制限時間]欄に、「00:00∼01:00」を半角で入力し、
[有効曜日]欄の[日]のチェックボックスをクリックしてチェックを入れます。
7
設定する
5
〈登録〉をクリックします。
設定が有効になります。
79
7
3
その他の基本設定
設定画面へのアクセスを制限するには
管理者用の[管理者ID]と[管理者パスワード]を設定することで、管理者以外がWWWブラ
ウザから本製品の設定を変更できないようにします。
管理者は、[ID]と[パスワード]でアクセス
設定画面
管理者
使用者
(使用者)
使用者
SR-53V
設定のしかた
(管理者)
「システム設定」 ➔ 「本体管理設定」
IDとパスワードは、大文字/小文字の区別に注意して入力してください。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「システム設定」メニューの[本体管理設定]をクリックします。
「本体管理設定」画面を表示します。
3
管理者IDを、任意の英数字(半角31文字以内)で入力します。
入力する
4
管理者パスワードを、任意の英数字(半角31文字以内)で入力します。
入力した文字は、すべて「*
( ア ス タ リ ス ク ) 」 、ま た は
「¡(黒丸)」で表示されます。
入力する
5
〈登録〉をクリックします。
[ユーザー名(U)]と[パスワード(P)]を求める画面が表示されますので、設定した[管理者ID]、
[管理者パスワード]を入力します。
80
その他の基本設定
4
7
本体IPアドレスを変更するには
本製品のIPアドレスを変更する手順について説明します。
変更のしかた
「ネットワーク設定」 ➔ 「LAN側IP設定」
接続するほかのネットワークとIPアドレスが重複しないようにしてください。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「ネットワーク設定」メニューをクリックします。
「LAN側IP設定」画面を表示します。
3
本製品のIPアドレスを変更して、
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
wクリック
q変更する
DHCPサーバ機能を使用
しないときは、「しない」
に変更します。
DHCPサーバ機能を使用するときは、割り
当て開始IPアドレスの「ネットワーク部」も
併せて変更してください。
(☞P82)
IPアドレスの割り当てかた
7
IPアドレスは、「ネットワーク部」と「ホスト部」の2つの要素から成り立っています。
出荷時の本製品のIPアドレス「192.168.0.1」(クラスC)を例とすると、最初の「192.168.0.」まで
が「ネットワーク部」で、残りの「1」を「ホスト部」といいます。
「ネットワーク部」が同じIPアドレスを持つネットワーク機器(パソコンなど)は、同じネットワーク上
にあると認識されます。
さらに「ホスト部」によって同じネットワーク上にある各ネットワーク機器を識別しています。
以上のことから、IPアドレスを割り当てるときは、次のことに注意してください。
¡同じネットワークに含めたいネットワーク機器に対しては、「ネットワーク部」をすべて同じにする
¡同じネットワーク上の機器に対して、「ホスト部」を重複させない
¡ネットワークアドレス(ホスト部の先頭および「0」)を割り当てない
¡ブロードキャストアドレス(ホスト部の末尾および「255」)を割り当てない
81
7
5
その他の基本設定
自動割り当て開始IPアドレスを変更するには
自動割り当て開始IPアドレスを変更する手順について説明します。
変更のしかた
「ネットワーク設定」 ➔ 「LAN側IP設定」
自動割り当て開始IPアドレスのネットワーク部が、本製品のIPアドレスのネットワーク
部と同じになるように設定します。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「ネットワーク設定」メニューをクリックします。
「LAN側IP設定」画面を表示します。
3
割り当て開始IPアドレスを変更して、
〈登録して再起動〉をクリックします。
再起動後、設定が有効になります。
wクリック
q変更する
DHCPサーバ機能について
本製品のDHCPサーバ機能を「有効(出荷時の設定)」にすると、パソコンが本製品に接続したときに、
本製品からIPアドレスを自動的に取得できます。
本製品を既存のLANやルータタイプモデムにつなぐ場合、本製品がパソコンに自動で割り当てるIP
アドレスの範囲が、既存のネットワーク機器(パソコンなど)の固定で割り当てたIPアドレスと重複し
ないように設定してください。
自動割り当て個数について
本製品で設定できる自動割り当て可能なIPアドレスの個数は、0∼128個(無線LANを含む)までです。
出荷時の割り当て開始IPアドレスとサブネットマスクの設定値の場合、理論上割り当て可能なIPアド
レスの個数は、最大254個までですが、128個を超える分については、手動でクライアントに割り
当ててください。
82
保守について
第
8章
この章では、
本製品の設定内容の保存、初期化やファームウェアのバージョンアップを確認する手順
などについて説明しています。
q 設定内容の確認または保存 ………………………………………………………………84
w 保存された設定の書き込み ………………………………………………………………85
e 設定を出荷時の状態に戻す ………………………………………………………………86
A〈MODE〉ボタンを使用する ……………………………………………………………86
B設定画面を使用する ……………………………………………………………………88
r ファームウェアをバージョンアップする ………………………………………………89
■ ファームウェアについて ………………………………………………………………89
■ バージョンアップについてのご注意 …………………………………………………89
A ファームウェアファイルを指定して更新する ………………………………………90
B オンラインバージョンアップをする …………………………………………………91
■ ファームウェア更新情報について ……………………………………………………92
83
8
1
保守について
設定内容の確認または保存
本製品の設定画面で変更された内容を確認したり、その内容を設定ファイルとしてパソ
コンに保存できます。
確認と保存のしかた
「メンテナンス」 ➔ 「設定保存」
保存しておくと、予期せぬ事故によって設定内容が失われたときに利用できます。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「メンテナンス」メニューの[設定保存]をクリックします。
「設定保存」画面を表示します。
3
[ファイルに保存する]欄の〈保存〉をクリックします。
「ファイルのダウンロード」画面(別画面)を表示します。
クリック
出荷時から変更された設定内容
を表示します。
※出荷時は、本製品の基本的な
設定内容だけ表示します。
4
「ファイルのダウンロード」画面の〈保存(S)〉をクリックします。
「名前を付けて保存」画面(別画面)を表示します。
5
「名前を付けて保存」画面の[保存する場所(I)]をクリックし、保存する場所を
選択します。
6
「名前を付けて保存」画面の〈保存(S)〉をクリックします。
「.sav」の拡張子がついた設定ファイルが、選択した場所に保存されます。
[現在の設定の確認]の表示について
¡[管理者パスワード](出荷時の設定:空白(設定なし))の内容を、暗号化して表示します。
¡暗号化設定(WPA-PSK)で、[PSK(Pre-Shared Key)]の内容は、暗号化しないで表示されますの
でご注意ください。
84
保守について
2
8
保存された設定の書き込み
保存した設定ファイル(☞8-1章)を本製品に書き込む手順を説明します。
書き込みかた
「メンテナンス」 ➔ 「設定保存」
回線と接続中の場合は、回線を切断してください。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「メンテナンス」メニューの[設定保存]をクリックします。
「設定保存」画面を表示します。
3
設定ファイルへのリンク先を指定するため、
〈参照...〉をクリックします。
「ファイルの選択」画面(別画面)を表示します。
クリック
保存した設定ファイルを書き込
む前の内容です。
※出荷時は、本製品の基本的な
設定内容だけ表示します。
4
保存された設定ファイルを指定して、〈開く(O)〉をクリックします。
「保存したファイルを書き込む」欄のテキストボックスに、保存先が表示されます。
5
[設定の保存と書き込み]項目の〈書き込む〉をクリックします。
設定ファイルの内容を本製品に書き込みます。
6
書き込み後、設定画面を閉じて、新たに設定画面にアクセスします。
※現在開いている画面の状態では、書き込んだ設定ファイルの内容に反映されません。
8
R注意
保存した本製品の設定ファイルを同じ機種どうしや本製品以外の機種に書き込まないでください。
本製品の設定ファイルを本製品以外の機器に組み込んだり、改変や分解したことによる障害、および
本製品の故障、誤動作、不具合、破損、データの消失あるいは停電などの外部要因により通信、通話
などの機会を失ったために生じる損害や逸失利益または第三者からのいかなる請求についても弊社は
一切その責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
85
8
保守について
3
設定を出荷時の状態に戻す
ネットワーク構成を変更するときなど、本製品の設定をはじめからやりなおしたり、既
存の設定データをすべて消去したいなど、設定内容を出荷時の状態に戻す(初期化する)こ
とができます。
そのときの状況に応じて、次の2とおりの方法があります。
A〈MODE〉ボタン(赤色)を使用する
※本製品に設定されたIPアドレスが不明な場合など、設定画面を呼び出せないとき
B 設定画面を使用する(☞P88)
A〈MODE〉ボタン(赤色)を使用する
初期化を実行すると、すべての設定項目が出荷時の状態になります。
パソコンに設定されたIPアドレスのネットワーク部が本製品(出荷時の設定:192.168.0.1)と異なると、
本製品にアクセスできなくなりますので、必要に応じてパソコンのIPアドレスを変更してください。
1
電源を切るため、本製品に接続するDCプラグをはずします。
2
本製品に接続するすべてのネットワーク機器をはずします。
3
〈MODE〉ボタン(赤色)を押しながらDCプラグを接続して、電源を入れます。
ペン先などを利用して、〈MODE〉ボタン(赤色)を押してください。
DCプラグ
4
ペン先などを使用
右図のようにランプが同時点滅に切り替わったら、
〈MODE〉ボタン(赤色)をはなします。
「設定初期化」モード(出荷時の設定)に移行して、動作を開始
します。
移行しないときは、操作をはじめからやりなおしてください。
86
点灯確認
保守について
8
5
本製品に有線、または無線で接続するパソコンを起動します。
6
WWWブラウザを起動して、出荷時のIPアドレス(192.168.0.1)で、本製品
の設定画面にアクセスします。
※無線LAN端末から初期化操作をしたあとは、パソコン側の[SSID]や[暗号化]セキュリティ
ーの設定を出荷時の状態に戻すと、設定画面にアクセスできます。
7
「設定初期化モード」画面が表示されたら、
〈初期化実行〉をクリックします。
クリック
初期化を実行する前の
IPアドレスとサブネッ
トマスクを表示します。
▼
再起動しています。しばらくお待ちください。
8
本製品のランプが「設定初期化」モードに移行する前の状態に戻って、「接続設
定」画面を表示したら、本製品の初期化が完了です。
必要に応じてパソコンのIPアドレスを変更してください。
8
「設定初期化」モードについて
〈MODE〉ボタン(赤色)の操作で「設定初期化」モードに移行すると、実際に初期化操作(手順u)をする
まで、一時的に本製品のIPアドレスやSSID、動作モードを出荷時の設定に置き替えます。
手順uの操作をしないで、本製品の電源を再投入すると、元の状態に戻ります。
87
8
3
保守について
設定を出荷時の状態に戻す
本製品に設定されたIPアドレスがわかっていて、そのIPアドレスで設定画面にアクセス
できるときは、本製品の設定画面から、すべての設定を出荷時の状態に戻せます。
B 設定画面を使用する
「メンテナンス」 ➔ 「設定初期化」
IPアドレスが不明な場合などの初期化については、86ページをご覧ください。
1
本製品の設定画面にアクセスします。(☞2-5章)
2
「メンテナンス」メニューの[設定初期化]をクリックします。
「設定初期化」画面を表示します。
3
初期化したい条件に該当するラジオボタンをクリックします。
クリック
4
〈初期化実行〉をクリックします。
選択した項目を出荷時の状態に戻して、「接続設定」画面表示に戻ります。
初期化の条件について
¡全設定初期化を選択した場合
本製品に設定されたすべての内容を出荷時の状態に戻します。
初期化を実行すると、「192.168.0.1(出荷時の設定)」で動作します。
初期化によって、パソコンに設定されたIPアドレスのネットワーク部が本製品と異なったときは、
アクセスできなくなりますので、必要に応じてパソコンのIPアドレスを変更してください。
¡電話設定初期化を選択した場合
「電話設定」メニューにあるすべての内容を出荷時の状態に戻します。
88
保守について
4
8
ファームウェアをバージョンアップする
本製品の設定画面からファームウェアをバージョンアップできます。
A ファイルを指定して更新する(☞P90)
オンラインバージョンアップできない環境では、あらかじめ弊社ホームページからダウンロードした
ファームウェアを指定して、手動でバージョンアップできます。
B オンラインバージョンアップ(☞P91)
インターネットから本製品のファームウェアを最新の状態に自動更新できます。
■ ファームウェアについて
本製品を動作させるために、出荷時から本製品のフラッシュメモリーに書き込まれてい
るプログラムです。
このプログラムは、機能の拡張や改良のため、バージョンアップされることがあります。
バージョンアップの作業をする前に、本製品の設定画面にアクセスして、下記のフレー
ム内に表示するバージョン情報をご確認ください。
バージョンアップをすると、機能の追加など、本製品を最良の状態にできます。
バージョン情報
■ バージョンアップについてのご注意
◎ ファームウェアの更新中は、本製品の電源を切らないでください。
更新中に電源を切ると、動作しなくなるおそれがありますので、更新後、自動的に再起動するまでそ
のままの状態でお待ちください。
◎ できるだけ、有線で接続したパソコンからのバージョンアップをおすすめします。
なお、本製品と無線LANで通信するパソコンを使用する場合は、本製品に接続されたLANケーブルを
取り外し、本製品とパソコンの距離は1m以内にしてください。
◎ Windows XPやウィルス対策ソフト、またはインターネットセキュリティソフトを
ご使用の場合、それらのファイアウォール機能を無効にしてください。
ファイアウォール機能が動作していると、バージョンアップ用ファームウェアファイル転送時、転送
が阻止されることがあります。
8
◆ バージョンアップの結果については、自己責任の範囲となりますので、次のことを守
って作業を始めてください。
本製品の設定ファイルや弊社ホームページ(http://www.icom.co.jp/)より提供されるバージョンアッ
プ用ファームウェアファイルを、本製品以外の機器に組み込んだり、改変や分解したことによる障害、
および本製品の故障、誤動作、不具合、破損、データの消失あるいは停電などの外部要因により通信、
通話などの機会を失ったために生じる損害や逸失利益または第三者からのいかなる請求についても弊
社は一切その責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
89
8
保守について
4
ファームウェアをバージョンアップする
A ファイルを指定して更新する
「メンテナンス」 ➔ 「ファームウェアの更新」
バージョンアップの前に、現在の設定ファイルの保存(☞8-1章)をおすすめします。
※バージョンアップ後、既存の設定内容が初期化されるファームウェアファイルがあり
ますので、ダウンロードのときは、弊社ホームページに記載の内容をご確認ください。
1
本製品の設定画面にアクセス(☞2-5章)します。
2
「メンテナンス」メニューをクリックします。
「ファームウェアの更新」画面を表示します。
3
弊社ホームページよりダウンロードしたファームウェアファイル(拡張子:dat)
の保存先を、次のどちらかの方法で指定します。
¡ [ファームウェアファイルを指定]項目のテキストボックスに直接入力する
¡〈参照...〉をクリックして指定する
クリック
ファームウェアファイル(拡張子:dat)の
保存先を、入力または確認します。
4
〈書き込み〉をクリックします。
メッセージを表示後、選択したファームウェアの更新を完了すると、「接続設定」画面表示に戻り
ます。
ファームウェア更新中
ファームウェアの更新中は、絶対に本体の電源を切らないでください。
ファームウェアの更新が完了すると、本体は自動的に再起動します。
▼
再起動しています。しばらくお待ちください。
バージョンアップにかかる時間について
ファームウェアのデータファイルを本製品に転送して再起動が完了するまでの時間の目安です。
¡転 送=30∼60秒 ¡再起動=約10秒
90
保守について
B オンラインバージョンアップをする
8
「メンテナンス」 ➔ 「ファームウェアの更新」
バージョンアップの前に、現在の設定ファイルの保存(☞8-1章)をおすすめします。
※バージョンアップ後、既存の設定内容が初期化されるファームウェアファイルがあり
ますので、ダウンロードのときは、弊社ホームページに記載の内容をご確認ください。
1
本製品の設定画面にアクセス(☞2-5章)します。
2
「メンテナンス」メニューをクリックします。
「ファームウェアの更新」画面を表示します。
3
〈表示〉をクリックします。
ファームウェアの更新情報を表示します。
クリック
▼
表示される更新状況について
は、
次ページをご覧ください。
4
〈ファームウェアを更新〉をクリックします。
弊社のWebサーバにアクセスを開始します。
5
弊社のWebサーバに接続されると、ファームウェアのダウンロードを開始し、
更新後は、自動的に再起動します。
完了するまで、そのまま数分程度お待ちください。
8
ファームウェア ダウンロード
91
8
保守について
4
ファームウェアをバージョンアップする
■ ファームウェア更新情報について
◎ 「新しいファームウェアはありません」と、[ファームウェア更新情報]項目に表示され
るときは、現在のファームウェアが最新ですので、オンライン バージョンアップの
必要はありません。
◎ 「情報取得成功」と[ファームウェア更新情報]項目に表示され、[ファームウェア情報]
項目に更新内容が表示されたときは、最新のファームウェアをアイコムホームページ
(弊社Webサーバ)からダウンロードできます。
◎ 「接続失敗」や「通信エラー」が表示されるときは、本製品から弊社Webサーバへ接続
できる環境であることを、下記を参考に確認してください。
¡本製品のWAN側ポートに回線が接続されていますか?
¡本製品のWAN側ポートの接続先が設定されていますか?
¡DNSサーバアドレスが設定されていますか?
¡本製品からWeb通信することを、IPフィルターで遮断していませんか?
92
ご参考に
第
9章
この章では、
困ったときの対処法、設定画面の構成、設定項目の初期値、仕様などを説明しています。
q 困ったときは ………………………………………………………………………………94
w 設定項目の初期値一覧 ……………………………………………………………………98
e 機能一覧 …………………………………………………………………………………101
r 設定画面の構成について ………………………………………………………………102
t 定格 ………………………………………………………………………………………104
■ 一般仕様 ………………………………………………………………………………104
■ 有線部 …………………………………………………………………………………104
■ 各種ポート仕様 ………………………………………………………………………104
■ 無線部 …………………………………………………………………………………105
y 用語解説 …………………………………………………………………………………106
u 対応無線LANカードについて …………………………………………………………108
i 故障のときは ……………………………………………………………………………109
93
9
1
ご参考に
困ったときは
次の症状でお困りの場合の対処方法について説明しています。
CDをドライブに挿入後、メニュー画面を表示しない
CDのAuto Run機能が動作しない
➔ CDに収録されている「AutoRun.exe」を直接ダブルクリックする
[PWR]ランプが点灯しない
q ACアダプターが本製品に接続されていない
➔ ACアダプターおよびDCプラグの接続を確認する
w ACアダプターをパソコンなどの電源と連動したコンセントに接続している
➔ 本製品のACアダプターを壁などのコンセントに直接接続する
[LAN]ランプが点灯しない
q パソコンまたはHUBの電源が入っていない
➔ パソコンとHUBの電源が入っていることを確認する
w パソコンのEthernetカードが機能していない
➔ パソコンを既存の有線LANやブロードバンドモデムに直接接続するなどして、Ethernetカード
が正常動作していることを確認する
e 使用するEthernetカードを「使用不可」に設定している
➔ Windowsのデバイスマネージャで、使用する「ネットワークアダプタ」のプロパティから「使用不可」
にしていないことを確認する
r ルータタイプモデムをご使用の場合、その接続を間違えている
➔ ルータタイプモデムの電源および接続を確認する
t 付属のLANケーブルでHUBの[カスケード(=)]ポートと接続している
➔ 付属のLANケーブルでHUBの[クロス(×)]ポートと接続する
パソコンのIPアドレスを取得できない
q DHCPサーバ機能がルータタイプモデムと本製品の両方に設定された状態で接続したため、本製品と
のあいだでIPアドレスの競合が起きている
➔ 本製品の[DHCPサーバ機能を使用]欄を「しない」に設定する(☞7-4章)
w パソコンを起動してから、本製品およびルータタイプモデムの電源を入れた
➔ 本製品およびルータタイプモデムの電源を入れた状態で、パソコンを再起動する、またはパソコン
のIPアドレスを再取得させる
e EthernetカードのIPアドレスを固定に設定している
➔ 本製品と接続しているパソコンのIPアドレスを「IPアドレスを自動的に取得」に設定されていること
を確認する
r パソコンに装着された無線LANカードとEthernetカードが同時に動作している
➔ どちらかのカードを取りはずすか、OSのデバイスマネージャなどで、どちらかを「使用不可」に設定
する
94
ご参考に
9
本製品の設定画面にアクセスできない
q 本製品と接続するパソコンのIPアドレスを設定していない
➔ 本製品の出荷時や全設定初期化時は、パソコンのIPアドレスをDHCPサーバから自動取得できる設
定にする
w ご使用のWWWブラウザにプロキシサーバの設定がされている
➔ Internet Explorerをご使用の場合は、「インターネットオプション」の[接続]タブ→〈LANの設定
(L)...〉ボタンを操作して、[設定を自動検出する(A)]や[LANにプロキシサーバーを使用する(X)]にチ
ェックマークが入っていないことを確認する
e ファイアウォールが機能している
➔ Windows XPやウィルス対策ソフト、またはインターネットセキュリティーソフトをご使用の場合、
それらの機能を無効にする
[
]ランプが点灯しない
q 本製品の「無線LAN設定」画面で、[無線LANを使用]欄を「しない」に設定している
➔ [無線LANを使用]欄が「する」に設定されていることを確認する
w パソコンに装着する無線LANカードが機能していない
➔ 無線LANカードのドライバーが正しくインストールされていることを確認する
e 本製品との通信終了後、無通信状態が4∼5分以上つづいた
➔ 本製品に再度アクセスしたとき点灯することを確認する
r ルータタイプモデムをご使用のかたで、パソコンを起動したあとで、本製品およびルータタイプモデ
ムの電源を入れた
➔ 本製品およびルータタイプモデムの電源を入れた状態で、パソコンを再起動する
t 無線LANカードの無線通信モードが「アドホック」になっている
➔ 無線LANカードの無線通信モードを「インフラストラクチャ」に変更する
y SSID(もしくはESSID)の設定が異なっている
➔ 本製品と無線LAN端末のSSIDの設定を確認する
u 無線AP間通信機能を使用する場合で、通信相手の「BSSID」が登録されていない。
➔ 互いが使用する本製品の「AP間通信設定」画面に、通信相手の「BSSID」が登録されているか、また
は登録内容が正しいかどうかを確認する
i ネットワーク認証モードが異なるタイプである
➔ 無線LANカードまたは本製品の認証モードを同じ設定にする
o MACアドレスフィルタリングを使用している
➔ パソコンに装着する無線LANカードのMACアドレスを本製品に登録する
[
]ランプが点灯しているが通信できない
暗号化セキュリティーの設定が異なっている
➔ 本製品と無線LAN端末の暗号化セキュリティーの設定を確認する
9
95
9
1
ご参考に
困ったときは
[WAN]ランプが点灯しない
q ブリッジタイプモデム、またはメディアコンバーターの電源が入っていない
➔ 電源が入っていることを確認する
w 本製品とブリッジタイプモデム、またはメディアコンバーターが接続されていない
➔ 本製品の[WAN]ポートとブリッジタイプモデム、またはメディアコンバーターをLANケーブルで接
続する
e 本製品とブリッジタイプモデム、またはメディアコンバーターを接続しているLANケーブルの結線方
式(ストレート、クロス)とプロバイダーから支給、または指定されたケーブルの結線方式が異なる
➔ プロバイダーが指定(ブリッジタイプモデムまたはメディアコンバーターに付属)するケーブルを使用
する
インターネットに接続できない
q プロバイダーに契約をしたが、工事完了または使用開始の通知がない
➔ 契約または工事の完了日をご契約のプロバイダーに確認する
w 使用する機器のMACアドレスを登録していない
➔ 登録が必要なプロバイダーの場合は、本製品のMACアドレスを登録する
すでにMACアドレスを登録している場合は、そのMACアドレスを「WAN側詳細設定」画面の
[WAN側MACアドレス変更機能]欄に入力する
e ブリッジタイプモデムまたはメディアコンバーターをご使用の場合で、ご契約のプロバイダーへの接
続方法を間違えている
➔ 該当する接続方法(PPPoE、DHCPクライアント、固定IPアドレス)を、ご契約のプロバイダーに確
認する
r モデムタイプの設定(ブリッジ/ルータ選択)を間違えている
➔ 4章(本書)のStepwを参考に、ご使用のモデムタイプを確認する
t ブロードバンドモデム、またはメディアコンバーターが本製品と正しく接続されていない
➔ ブリッジタイプモデム、またはメディアコンバーターの場合は、本製品の[WAN]ポートと接続する
ルータタイプモデムの場合は、本製品の[LAN]ポートと接続する
y 回線種別が正しく選択されていない
➔ 4章(本書)のStepe∼rを参考に選択を確認する
u [WAN](プロバイダー)側からIPアドレスが取得できていない
➔ 本製品とブリッジタイプモデム、またはメディアコンバーターの接続を確認する
[WAN]側から取得したIPアドレスを確認するときは、本製品の「WAN側設定」画面から、[接続状況]
に表示される内容を確認する
i〈切断〉で、回線を強制的に切断している
➔ 「WAN側設定」画面の[接続状況]に表示される〈接続〉をクリックして、回線を強制的に接続する
o DNSサーバのIPアドレスが正しく指定されていない
➔ 「ネットワーク設定」メニュー、または「WAN側設定」メニューでDNSサーバの設定を確認する
96
ご参考に
9
WAN側から本製品にアクセスできない
出荷時に登録されているIPフィルターおよびステルスモードの設定により、WAN側から本製品へのアク
セスを遮断しているため
➔ R注意 IPフィルターおよびステルスモードの変更によるセキュリティーの低下で生じる結果について
は、弊社では一切その責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
[TEL]ランプが点灯しない (ダイヤルしたとき点灯しない)
電話機のモジュラーケーブルが本製品と正しく接続されていない
➔ モジュラーケーブルが[TEL]ポートに接続されていることを確認する
IP電話ができない
q ルータタイプモデムを接続している
➔ 本製品をルータタイプモデムで使用する場合は、使用できません
w 本製品のWAN側にファイアフォールを設置しているとき
➔ ご契約のプロバイダーや商用IP電話接続業者からグローバルIPアドレスが本製品に直接割り当て
られる環境で使用する
e 本製品のWAN側にグローバルIPアドレスが割り当てられていない
➔ 「WAN側設定」画面の[接続状況]欄で、「未接続」と表示されている場合は、〈接続〉をクリックして
WAN側回線と接続する
r SIPサーバに対応していない、またはIP電話サービスを契約していない
➔ ご契約のプロバイダー、または商用IP電話接続業者がSIPサーバに対応していて、その契約が完了
していることと、IP電話サービスの契約を確認する
【接続方法が1対1(Peer to Peer)の場合】
q 本製品のWAN側にプライベートIPアドレスが割り当てられている
➔ ご契約のプロバイダーや接続業者からグローバルIPアドレスが割り当てられる環境で使用する
w 自分および相手のSIP URIが未登録であるか登録内容を間違えている
➔ 自分と相手のSIP URIの登録内容を確認する
e ご契約のプロバイダーや接続業者から割り当てられたIPアドレスとSIP URIとして登録したWAN側
IPアドレスとが異なる
➔ SIP URIの登録をダイナミックDNSサービスから取得したドメイン名に変更する
【接続方法が1対1(Peer to Peer)以外の場合】
SIPサーバに対応していない、またはIP電話サービスを契約していない
➔ ご契約のプロバイダー、または商用IP電話接続業者がSIPサーバに対応していて、その契約が完了
していることと、IP電話サービスの契約を確認する
9
97
9
2
ご参考に
設定項目の初期値一覧
本製品の設定画面について、全設定を初期化したとき表示される各項目の初期値です。
■ 「電話設定」メニュー
「接続設定」画面
「SIP設定」画面
電話回線の設定
¡回線種別:自動
¡電話回線音量(受話音量/送話音量):標準
¡電話回線鳴り分け判別:外線
エコーキャンセラーの設定
¡エコーキャンセラーを使用:
する(最適化自動)
使用回線の設定
¡電話回線発信番号:0000
Peer to Peer設定
¡SIP URI:sip:(空白)
「電話設定」画面
基本設定
¡電話機のダイヤル方式:全方式に対応
¡ナンバーディスプレイを使用:しない
¡ポート使用設定:発着信で使用
¡音量(受話音量/送話音量):標準
¡呼出音(内線呼出音/外線呼出音):呼出音1
¡エコーキャンセラーを使用:する
VoIPダイヤルタイミング
¡ダイヤル待ち時間(秒):5
¡フッキング判定時間(秒):1
トーン設定
¡ダイヤルトーン:トーン2
¡ウェイトトーン:有効
着信転送設定
¡起動タイミング:即時起動
¡呼出回数(回):4
「簡易サーバ設定」画面
簡易中継サーバ設定
¡転送切り戻り時間(秒):20
¡鳴動時間(秒):30
「VoIP詳細設定」画面
VoIP音質設定
¡受信バッファ:50ms
TOS設定
¡TOS種別:TOS
¡メディア(RTP)優先度:7
¡メディア(RTP)サービスタイプ:0
¡呼制御(SIP)優先度:6
¡呼制御(SIP)サービスタイプ:0
TELポート付加機能設定
¡通信中着信:しない
¡通信中発信:する
¡通信中転送:する
※「電話設定」メニューの設定項目は、現在ご利
用の事業者によって異なります。
■ 「ネットワーク設定」メニュー
98
「LAN側IP設定」画面
「簡易DNS設定」画面
本体名称/IPアドレス設定
¡本体名称:SR-53V
¡IPアドレス:192.168.0.1
¡サブネットマスク:255.255.255.0
DHCPサーバ設定
¡DHCPサーバ機能を使用:する
¡割り当て開始IPアドレス:192.168.0.10
¡割り当て個数:30
¡サブネットマスク:255.255.255.0
¡リース期間(時間):72
¡デフォルトゲートウェイ:192.168.0.1
DNSサーバ設定
¡DNSサーバの代理応答を使用:する
「RIP設定」画面
RIP設定
¡RIP設定:RIP
¡LAN側RIP動作:使用しない
¡WAN側RIP動作:使用しない
「QoS設定」画面
QoS設定
¡QoSを使用:する
¡送信帯域制限(Mbbps):100.0 (※各欄)
ご参考に
9
■ 「無線LAN設定」メニュー
「無線LAN設定」画面
「認証サーバ設定」画面
無線LAN設定
¡無線LANを使用:する
¡SSID:LG
¡ANY接続拒否:しない
¡WMMを使用:しない
¡XRを使用:しない
¡チャンネル:11(2462MHz)
¡Rts/Ctsスレッシュホールド:なし
¡11g保護機能:有効
¡11gベーシックレート:802.11b
¡パワーレベル:高
¡接続端末制限:63
¡ビーコン間隔(ミリ秒):100
¡DTIM間隔:1
¡Super AGを使用:しない
RADIUS設定
¡サーバのポート番号 :
プライマリ:1812
セカンダリ:1812
¡再認証間隔(分):120
「セキュリティ設定」画面
無線端末間通信設定
¡無線端末間通信を禁止:しない
MACアドレスフィルタリング設定
¡MACアドレスフィルタリングを使用:しない
「暗号化設定」画面
暗号化設定
¡ネットワーク認証:
オープンシステム・共有キー
¡暗号化方式:なし
¡キー更新間隔(分):120
※[WPA-PSK(TKIP/AES)]設定時
¡キーインデックス:1
WEPキー[WEP RC4/OCB AES]設定時
¡入力モード:16進数
¡キー1:00-00-00-00-00
■ 「WAN側設定」メニュー
「WAN側設定」画面
「アドレス変換」画面
¡回線種別:接続しない
アドレス変換設定
¡アドレス変換:する
¡PPTPパススルーを使用:する
「WAN側詳細設定」画面
共通詳細設定
¡WAN側通信速度:自動
¡WAN側MACアドレス変更機能:デフォルト
¡ステルスモードを使用:する
¡DNSサーバアドレスを自動取得:する
UPnP設定
¡UPnPを使用:しない
¡ポートマッピング有効期間(日):2
「IPフィルタ」画面
現在の登録
¡57番(FTPをデフォルトで通過させる)
¡58番(WAN側からの不正アクセス防止)
¡59∼64番(Windowsのアプリケーションを
外部からリモートコントロールさ
れる危険性を防止)
9
99
9
2
ご参考に
設定項目の初期値一覧
■ 「システム設定」メニュー
「本体管理設定」画面
「ダイナミックDNS設定」画面
認証回数制限機能
¡認証回数制限機能を使用:する
ダイナミックDNS設定[(1)/(2)]
¡自動更新を使用:しない
¡定期更新間隔(日):10
¡登録するIPアドレス:WAN
¡ダイナミックDNSサーバ:設定なし
¡接続状態:オンライン
「時計設定」画面
内部時計設定
¡本体の時刻:2003年01月01日00時00分
自動時計設定
¡自動時計設定を使用:する
¡NTPサーバ1 IPアドレス:133.100.9.2
¡アクセス時間間隔(日):1
位置情報通知設定
¡自動プレゼンス切替:使用しない
「SYSLOG設定」画面
「WEBページ設定」画面
SYSLOG設定
¡DEBUGを使用:しない
¡INFOを使用:しない
¡NOTICEを使用:する
¡ファシリティ:1
ページ設定
¡ロゴ画像:表示あり/URL:(空白)
¡背景色:白
「SNMP設定」画面
SNMP設定
¡SNMPを使用:する
¡コミュニティID(GET):public
¡コミュニティID(SET):private
100
「位置通知設定」画面
ご参考に
3
9
機能一覧
■ 電話機能
■ ルータ機能
¡IP電話(Peer to Peer/SIPサーバ)
¡ナンバーディスプレイ
(加入電話回線接続時/IP電話使用時)
¡内線通話/内線転送/着信転送
¡VoIP通信中着信/発信/転送
¡呼び出しベル音選択(3種類)
(内線呼び出し/外線呼び出し)
¡音量調節(TELポート)
¡トーン設定
¡簡易中継サーバ機能
¡ダイヤルイン機能
¡コールピックアップ(代理応答)
¡代表着信機能
¡サーバ発信プレフィクス
¡メール通知転送機能
¡不在着信転送機能
下記の機能は、FOMA N900iLをご利用時に使
用できる機能です。
¡IM(インスタントメッセージ)対応
¡プレゼンス対応
¡位置情報通知設定
¡自 動 接 続 / 自 動 切 断 機 能 ( 「 P P P o E 」 ま た は
「PPPoE複数固定IP」設定時)
¡各種接続制限機能
¡PPPoE、PPPoE複数固定IP、DHCP固定IP
接続方式に対応
¡スタティックルーティング機能(WAN-LAN間)
¡IPフィルター機能
¡静的 IPマスカレード
¡NAT/IPマスカレード
¡DMZ機能
¡DNS代理応答機能
¡ダイナミックDNS機能
¡PPTPパススルー機能
¡マルチセッション機能(「PPPoE」設定時)
¡ステルス機能
¡UPnP機能
¡VoIP優先QoS機能
■ 無線LAN機能
¡[IEEE802.11a(W52/W53)]無線LAN
¡[IEEE802.11b/g]無線LAN
¡アクセスポイント機能
¡ローミング機能
¡無線AP間通信機能(IEEE802.11a/g)
¡SSID(Service Set IDentifier)
¡ANY端末接続拒否機能
¡MACアドレスフィルタリング
¡11g保護機能
¡パワーレベル調整機能
¡接続端末制限機能
¡Super AG機能
¡暗号化セキュリティー
WEP RC4(Wired Equivalent Privacy)
OCB AES(Offset Code Book Advanced
Encryption Standard)
TKIP(Temporal key Integrity Protocol)
AES(Advanced Encryption Standard)
¡ネットワーク認証
(オープンシステム、共有キー、IEEE802.1X、
WPA、WPA2、WAP-PSK、WAP2-PSK)
¡WMM機能
¡XR機能
¡DFS機能
■ その他
¡ルーティングプロトコル
TCP/IP(RIP、RIP2、スタティック)
¡RIP機能(RIP2対応)
¡DHCPサーバ機能(有線LAN/無線LAN)
¡DHCPスタティック機能
¡WWWメンテナンス
¡TELNETメンテナンス
¡ファームウェアのバージョンアップ
(ファイル指定)
¡接続時間帯制限機能(無線クライアントの制限)
¡接続制限機能(管理者ID/パスワード)
¡認証回数制限機能
¡内部時計設定
¡内部時計自動設定
■ ネットワーク管理機能
¡SYSLOG
¡SNMP
9
101
9
ご参考に
4
設定画面の構成について
本製品の全設定を初期化したとき、WWWブラウザに表示される設定項目です。
設定メニュー
設定画面
設定項目
電話設定
接続設定
VoIP接続設定
電話回線の設定
エコーキャンセラーの設定
使用回線の設定
基本設定
VoIPダイヤルタイミング
トーン設定
着信転送設定
SIPサーバ接続設定
Peer to Peer設定
簡易中継サーバ設定※1
特番設定
TELポート内線設定
子機内線設定
現在の登録(子機内線設定)※2
代表着信設定
現在の登録(代表着信設定)
VoIP音質設定
TOS設定
TELポート付加機能設定
電話帳の保存と書き込み
登録の追加
現在の登録
登録の追加
登録済み端末
本体名称/IPアドレス
DHCPサーバ設定
静的DHCPサーバ設定
DNSサーバ設定
簡易DNSサーバ設定
URLフィルタ設定
RIP設定
IP経路情報
スタティックルーティング設定
QoS設定
QoSルール設定
現在の登録
BSSID
無線LAN設定
暗号化設定
WEPキー
RADIUS設定
BSSID
通信AP設定
登録済み端末リスト
無線端末間通信設定
MACアドレスフィルタリング設定
電話設定
SIP設定
簡易サーバ設定
VoIP詳細設定
VoIP電話帳
位置情報設定
ネットワーク設定
LAN側IP設定
簡易DNS設定
RIP設定
ルーティング設定
QoS設定
無線LAN設定
無線LAN設定
暗号化設定
認証サーバ設定
AP間通信設定
セキュリティ設定
102
ご参考に
設定メニュー
設定画面
設定項目
WAN側設定
WAN側設定
接続状況
回線種別
共通詳細設定
UPnP設定
アドレス変換設定
静的マスカレードテーブル設定
静的NATテーブル設定
IPフィルタ設定
現在の登録
管理者ID設定
管理者IPアドレス
認証回数制限機能
内部時計設定
自動時計設定
接続制限設定
SYSLOG設定
SNMP設定
登録状況
ダイナミックDNS設定(1)/(2)
位置情報通知設定
ページ設定
リンク設定
電話通信記録
通信記録
ネットワーク インタフェース リスト
ブリッジポート情報
本体MACアドレス
UPnP IGD情報
UPnP IGDポートマッピングテーブル
子機内線情報表示
ファームウェアファイルオンライン更新
ファームウェアファイルを指定
設定初期化
「設定初期化」モード※3
設定の保存と書き込み
現在の設定の確認
WAN側詳細設定
アドレス変換設定
IPフィルタ設定
システム設定
本体管理設定
時計設定
SYSLOG設定
SNMP設定
ダイナミックDNS設定
位置情報通知設定
WEBページ設定
情報表示
電話通信記録
通信記録
ネットワーク情報
UPnP情報
メンテナンス
簡易サーバー情報
ファームウェアの更新
設定初期化
設定保存
9
9
※1 〈設定ウィンドウを開く〉をクリックすると、「多機能電話設定」画面(別画面)を表示します。
※2 〈詳細〉をクリックすると、「子機内線詳細情報設定」画面(別画面)を表示します。
※3 SR-53V本体の〈MODE〉ボタンを操作すると、「設定初期化」モードになります。
103
9
ご参考に
5
定格
■ 一般仕様
¡入
力
電
圧 :DC12V±5% [DCプラグ極性:
]
ACアダプター(付属品)は、AC100V±10%
¡消 費 電 流 :最大1.0A
¡接 地 方 式 :マイナス接地
¡使 用 環 境 :温度0∼+40℃、湿度5∼95%(結露状態を除く)
¡外 形 寸 法 :39(W)×140(H)×125(D)mm
※突起物および付属のスタンドを除く
¡重 量 :約0.3kg
¡適 合 規 格 :クラスA情報技術装置(VCCI)
¡ア ン テ ナ :デュアルバンド対応外部アンテナ
¡インターフェース :状態表示ランプ(PWR、MSG、TEL、WAN、LAN、
〈MODE〉ボタン
■ 有線部
¡インターフェース :[WAN]ポート(RJ-45型)×1
※IEEE802.3/10BASE-T準拠
※IEEE802.3u/100BASE-TX準拠
[LAN]ポート(RJ-45型)×1
※IEEE802.3/10BASE-T準拠
※IEEE802.3u/100BASE-TX準拠
¡適 用 回 線 :CATV、xDSL、FTTH、ローカル
¡通 信 速 度 :10/100Mbps(自動切り替え/全二重)
¡呼制御プロトコル :SIP
¡コ ー デ ッ ク :G.711
■ 各種ポート仕様
¡[LINE]/[TEL]
¡[LAN]/[WAN]
RJ-11型(6pin)
123456
104
1. 未使用
3. L2
5. 未使用
RJ-45型(8pin)
2. 未使用
4. L1
6. 未使用
12345678
1.
3.
5.
7.
送信(+)
受信(+)
未使用
未使用
2.
4.
6.
8.
送信(−)
未使用
受信(−)
未使用
)、
ご参考に
9
■ 無線部
¡国
際
規
格 :IEEE802.11a準拠、IEEE802.11b/g準拠
※IEEE802.11a規格は、W52/W53に対応
¡国 内 規 格 :ARIB STD -T71(IEEE802.11a規格)
ARIB STD -T66(IEEE802.11b/g規格)
¡通 信 方 式 :単信方式
¡伝 送 方 式 :[IEEE802.11a/g]規格
直交周波数分割多重方式(OFDM)
[IEEE802.11b]規格
直接スペクトラム拡散
¡変 調 方 式 :[IEEE802.11a/g]規格
OFDM-BPSK、QPSK、16QAM、64QAM
[IEEE802.11b]規格
DBPSK、DQPSK、CCK
¡使 用 周 波 数 範 囲 :5180∼ 5320MHz(IEEE802.11a規格)
2412∼ 2472MHz(IEEE802.11b/g規格)
¡チ ャ ン ネ ル 数 :[IEEE802.11a]規格
全8ch(36/40/44/48/52/56/60/64ch)
[IEEE802.11b/g]規格
全13ch(1ch∼13ch)
¡通 信 速 度 :[IEEE802.11a/g]規格
自動、54/48/36/24/18/12/9/6Mbps
[IEEE802.11b]規格
自動、11/5.5/2/1Mbps
¡最 大 伝 送 距 離 :[IEEE802.11a]規格(54Mbps通信時)
約30m(室内:見通し)
※電波法により、屋内使用に限定
[IEEE802.11g]規格(54Mbps通信時)
約30m(室内:見通し/オープンスペース)
[IEEE802.11b]規格(11Mbps通信時)
約30m(室内:見通し)、約70m(オープンスペース)
¡復 調 方 式 :[IEEE802.11a/g]規格
OFDM復調
[IEEE802.11b]規格
デジタル復調(マッチドフィルター方式)
9
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
※最大伝送距離は、通信速度や環境によって異なります。
105
9
6
ご参考に
用語解説
ADSL(Asymmetric Digital Subscriber
Line)
加入者電話回線を使って数Mbps∼数十Mbpsの
デジタル伝送を行う通信方式です。
基本的に常時接続で、データの送信と受信で通
信速度が違い受信側が高速となっている。
ADSLでは従来の音声通話とは違った周波数を
用いるため電話局の交換機を使用できず、電話
局側にもADSLモデムの設置が必要です。
ADSLモデム
パソコンやルータをADSL回線に接続するため
に使用する通信機器。
BSSID(Basic Service Set-IDentifier)
無線LANをMAC層で識別するためのIDです。
本製品の無線AP間通信機能で使用しています。
CATV(Cable Television)
電波ではなく銅線などの物理的な線を使用して
テレビ放送を家庭に配信する方法です。
DMZ(DeMilitarized Zone)
インターネット公開サーバやインターネット対
戦ゲームなどを利用する場合、これらのアプリ
ケーションが使用するポートに対してDMZネッ
トワークに設定し、内部ネットワークへの不正
な接続を阻止する機能です。
DNS(Domain Name System)
TCP/IPネットワークにおける名前解決サービス
のことです。
DNSにしたがって、ドメインネームサーバにコ
ンピューター名やドメイン名を登録して、ドメ
インネームサービスを提供しています。
ドメインネームサービスを利用すると、IPアドレ
スなどの数字ではなく、分かりやすいドメイン
名やホスト名で、目的のサイトを指定できます。
FTTH(Fiber To The Home)
光ファイバーを使ったインターネット接続サー
ビスです。
LAN(Local Area Network)
同一フロアーや敷地内の比較的小さな規模のネ
ットワークのことです。
106
NAT(Network Address Translator)
LAN側で使用しているプライベートIPアドレス
をWAN側で使用しているグローバルIPアドレス
に1対1で変換する機能です。
ONU(Optical Network Unit)
光ファイバーから10BASE-TのEthernet信号
に変換する装置です。
PPP(Point to Point Protocol)
WANにおいて端末が1対1の通信に使用するプ
ロトコルです。
PPPoE(PPP over Ethernet)
パソコンとプロバイダーのあいだでPPP接続す
るプロトコルの一種です。
パソコンのPPPクライアント機能を使用して、
電話局のアクセスサーバとのあいだにPPP接続
を確立します。
PPTP(Point to Point Tunneling Protocol)
インターネット回線を使用してVPNをするため
に必要なプロトコルです。
SIP(Session Initiation Protocol)
VoIP技術を利用したIP電話で利用するためのプ
ロトコルです。
SNMP(Simple Network Management
Protocol)
TCP/IPネットワークにおいて、ネットワーク上
の各ホストから自動的に情報を収集して、ネッ
トワーク管理を行うためのプロトコルです。
SYSLOG
システムメッセージをネットワーク上に出力す
る機能です。
この機能に対応していると、SYSLOGサーバに
よって、ログ情報を管理できます。
UPnP(Universal Plug and Play)
パソコンや家電製品などの機器をTCP/IPを利用
したネットワークを介して簡単に接続できるよ
うにするプロトコルです。
この機能を利用すると、Windows Messenger
が利用できます。
ご参考に
URI(Uniform Resource Identifier)
URL(Uniform Resource Locator)
インターネット上のホームページなどにアクセ
スできる情報やネットワークサービスを利用す
るために指定します。
URLは、URIの一部の仕様に属します。
また、SIPで通話相手を指定するときのアドレス
形式のことを[SIP URI]と表記します。
弊社URLは、http://www.icom.co.jp/です。
VoIP(Voice Over IP)
インターネットプロトコル(TCP/IP)を利用して
音声データを伝送するIP電話などに使用されて
いる技術です。
9
プッシュ(トーン)回線
アナログの電話回線で、2種類の音の組み合わせ
を電気信号にして、電話番号を電話局の交換機
に通知するタイプ、またはその電話回線を指す。
押しボタン(PB)電話がこの方式を採用していま
す。
フラッシュメモリー
本製品が持つ書き込みが可能な記憶装置です。
ここに記憶された情報は、電源を切っても消え
ることがありません。
VPN(Virtual Private Network)
パケットトンネリングなどの技術を使用して、2
地点間のLANをインターネット回線などの公共
ネットワークを介して接続する技術で専用線と
同じ感覚での利用が望めて安全性や経費の面で
優れています。
WAN(Wide Area Network)
LANどうしを一般電話回線、ADSL、FTTH、
CATVなどで結ばれた比較的大規模なネットワ
ークです。
WMM(Wi-Fi Multimedia)
無 線 LAN機 器 に 搭 載 の QoS(Quality of
Service)を必要とする音声や映像を扱う認証プ
ログラムで、[IEEE802.11e]規格に準拠してい
ます。
QoS(Quality of Service)
ネットワーク上で通信の遅延や停止が起こると
問題になる特定の通信に対して、各インターフ
ェイスの使用帯域を制限して、パケットに優先
順位を設定することで通信品質を保証する技術
の総称です。
ダイヤル(パルス)回線
アナログ電話機で、回したダイヤルが戻るごと
に発信される電気信号(パルス)の回数で電話番号
を電話局の交換機に通知する電話機、またはそ
の電話回線のことです。
9
107
9
7
ご参考に
対応無線LANカードについて
本製品と無線で通信をするパソコンに装着する無線LAN製品は、弊社指定の下記のもの
をご使用ください。
(2006年12月現在)
[IEEE802.11a(J52/W52/W53)/b/g]規格:SL-5200W
[IEEE802.11a(J52/W52)/b/g]規格
:SL-5200、SL-5000XG※、SL-5100※
[IEEE802.11a(J52)/b]規格
:SL-5000
[IEEE802.11b]規格
:SL-11、SL-12、SL-110、SL-120
¡ 弊社製無線LANカード(SL-5000、SL-5000XG、SL-5100、SL-5200、SL-5200W)をご使用にな
るときは、Card Bus対応のPCカードスロットを装備するパソコンをご用意ください。
¡ SA-10PCI(無線LANカードアダプター)は、Card Busに対応しています。
¡ [LAN]ポート、または[USB]ポートを装備するパソコンと接続することで、無線LAN端末としてご利
用いただけるように、弊社製WIRELESS LANユニット(SE-50W、SU-50W)をご用意しています。
¡ 今後弊社から発売される無線LAN製品の対応については、弊社各営業所カスタマーサービス担当にお
問い合わせください。
※ SL-5000XG、SL-5100の[IEEE802.11a(J52/W52)]規格への対応は、弊社ホームページでファ
ームウェアの公開を予定しています。
暗号化対応表
弊社製無線LANカードの暗号化方式の対応状況は、以下のとおりです。
OCB AES
WEP RC4
無線LANカード
128bit
64bit 128bit 152bit
SL-11/SL-110
×
○
○
SL-12/SL-120
×
○
SL-5000
○
SL-5000XG
SL-5100
暗号化方式
TKIP
AES
×
×
×
○
×
×
×
○
○
○
×
×
○
○
○
○
×
×
○
○
○
○
×
×
○
○
SL-5200
○
○
○
○
○
SL-5200W
○
○
○
○
○
※ 通信相手と暗号化方式や暗号化ビット数が異なるときは、通信できません。
※ Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続は、[OCB AES]暗号化方式に対応していませんの
で、弊社製無線LANカードに付属の設定ユーティリティーをご使用ください。
108
ご参考に
8
9
故障のときは
¡保証書について
保証書は販売店で所定事項(お買い上げ日、販売店名)を記入のうえお渡しいたします
ので、記載内容をご確認いただき、大切に保管してください。
¡修理を依頼されるとき
取扱説明書にしたがって、もう一度、本製品とパソコンの設定などを調べていただき、
それでも異常があるときは、次の処置をしてください。
保証期間中は
お買い上げの販売店にご連絡ください。
保証規定にしたがって修理させていただきますので、保証書を添えてご依頼ください。
保証期間後は
お買い上げの販売店にご連絡ください。
修理することにより機能を維持できる製品については、ご希望により有料で修理させ
ていただきます。
■ 弊社製品のお問い合わせ先について
¡お買い上げいただきました弊社製品の技術サポートなどご不明な点がございましたら、
下記のサポートセンターにお問い合わせください。
連絡先:アイコム株式会社
サポートセンター 06-6792-4949
(平日 9:00∼12:00、13:00∼17:00)
電子メール:[email protected]
アイコムホームページ:http://www.icom.co.jp/
¡弊社製品の故障診断、持ち込み修理などの修理受付窓口は、下記の弊社各営業所カス
タマーサービス担当にお問い合わせください。
北海道営業所 003ー0806 札幌市白石区菊水6条2ー2ー7
仙 台 営 業 所 983ー0857 仙台市宮城野区東十番丁54ー1
東 京 営 業 所 103ー0007 東京都中央区日本橋浜町3ー42ー3
カスタマーサービス
名古屋営業所
大阪営業所
広島営業所
四国営業所
九州営業所
468ー0066
547ー0004
733ー0842
760ー0071
815ー0032
名古屋市天白区元八事3ー249
大阪市平野区加美鞍作1ー6ー19
広島市西区井口3ー1ー1
高松市藤塚町3ー19ー43
福岡市南区塩原4ー5ー48
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
011ー820ー3888
022ー298ー6211
03ー5847ー0722
03ー5847ー0724
052ー832ー2525
06ー6793ー0331
082ー501ー4321
087ー835ー3723
092ー541ー0211
9
109
A-6572H-1J
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547ー0003 大阪市平野区加美南1ー1ー32
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