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経済ニュースまるごと1週間

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経済ニュースまるごと1週間
『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
経済ニュースまるごと1週間
●先週末
英7-9GDP 予想通り+2.3%
仏 大統領選挙予備選 中道右派フィヨン氏勝利
米感謝祭翌日の「ブラックフライデー」
、株式市場は短縮取引
小型株ラッセル2000が15連騰
●11月28日(月) 1万8,356.89円(-24.33円)
緑の党、米大統領選の「再集計」要求
カジノ法案 審議入り思惑
鳥インフル、新潟で31万羽処分 青森でも検出
●11月29日(火) 1万8,307.04円(-49.85円)
OPEC事務協議で思惑交錯
OECD世界経済見通し上方修正 2017年+3.3%、
米国2.3(前回2.1)
、日本1.0(0.7)
感謝祭から週末の支出額が前年比減、ブラックフライデーのオンライン売上げは+22%、30億ドル
を突破
国内電機大手、AIに3年で3000億円
10月の国内建設受注額、5.6%増
今国会会期を延長、TPPやカジノ法案焦点
JMCが東証マザーズに新規上場
エルテスが東証マザーズに新規上場
スタジオアタオが東証マザーズに新規上場
10月失業率3%横ばい、有効求人倍率25年2か月ぶりの高水準
10月家計調査 前年比-0.4%8カ月連続で減少、野菜高騰も影響か
逆日歩銘柄、7年8ヶ月ぶり高水準
●11月30日(水) 1万8,308.48円(+1.44円)
ECB イタリア国債買い支える方針、国民投票で混乱の場合
独11月消費者物価指数速報値 予想下回る+0.7%
米GDP改定値(7-9月) +3.2%に上方改定、個人消費伸びる
米11月CB消費者信頼感指数 07年以来の高水準
鳥インフル、新潟県上越でも
10月住宅着工13.7%増
●12月1日(木) 1万8,513.12円(+204.64円)
OPEC、8年ぶり減産合意
欧ドラギECB総裁が講演
ユーロ圏11月消費者物価 伸び小幅加速、予想通り
米11月ADP民間雇用者数21.6万人増 予想上回る
米10月 個人消費支出0.3%増に鈍化、所得4月以来の大幅な伸び、PCE価格2年ぶり上昇率
米11月シカゴPMI購買部協会景気指数 7.0ポイント上昇1年10カ月ぶり高水準
米地区連銀経済報告(ベージュブック) 経済は大半の地区で引き続き拡大、製造業にドル高が重し
法人企業統計調査(法人季報7-9月期) 設備投資は3年半ぶり前年割れ
※本資料は、ラジオ NIKKEI の音声コンテンツ(『和島英樹のウィークエンド株!』)の内容を補足し、あくまで情報提供を目的としたものであり、投
資その他の行動を勧誘するものではありません。投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断
でなさるようにお願いします。コンテンツご利用の際には、必ずラジオ NIKKEI web サイト免責条項をご確認ください。
無断複製・転載等禁止
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
11月新車販売7.4%増 登録車は2年8カ月ぶり2ケタ増
中国11月の製造業PMI(国家統計局) 14年7月以来の高水準で市場予想も上回る
製造業PMI(財新)は50.9と、前月からやや低下
●12月2日(金) 1万8,426.08円(-87.04円)
ユーロ圏11月製造業PMI改定値53.7 2014年1月以来の高水準
英11月製造業PMI 予想下回る
ユーロ圏10月失業率9.8% 7年3カ月ぶり低水準
米新規失業保険申請件数(先週) 予想より悪化
米11月 ISM製造業景気指数 5カ月ぶり高水準新規受注好調
米10月建設支出0.5%増、金額は7カ月ぶり高水準
☆今晩 米11月雇用統計(予想:NFP+17.5万人、失業率4.9%)
~来週以降の主な予定~
5日 消費者態度指数、深センと香港の株式相互取引開始、米ISM非製造業
6日 毎月勤労統計、米貿易収支、米製造業受注
7日 景気動向指数、インド準備銀行金融政策決定会合
8日 国際収支、7-9GDP改定値、オフィス空室率、街角景気、中国貿易収支、ECB理事会
9日 10-12法人企業景気予測調査、大SQ、中CPIなど、米12月ミシガン
13~14日 FOMC
14日 日銀短観
15~16日 露プーチン大統領来日
今週の日経平均株価
※本資料は、ラジオ NIKKEI の音声コンテンツ(『和島英樹のウィークエンド株!』)の内容を補足し、あくまで情報提供を目的としたものであり、投
資その他の行動を勧誘するものではありません。投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
和島英樹の銘柄一本勝負!
1.一本勝負銘柄
NSユナイテッド海運(9110)
203 円(▼2 円) 百株単位
石炭や鉄鉱石、小麦などを輸送する「バラ積み船」が主力。2010年に新和海運と日
鉄海運が合併して誕生している。筆頭株主は新日鉄住金。
中国が石炭の生産量を引き締める政策を打ち出したことで、ここに来て中国の石炭在庫
が減少し、一方、景気の回復もあり、輸入量が増えている。粗鋼生産も年初を底に出直り、
原料の鉄鉱石のニーズも拡大している。新日鉄向けシェアは3割程度と見られる。バラ済
み船運賃の指標である2月9日には291ポイントだったが、今年11月18日には12
57ポイントと急回復している。これは2014年11月以来の高水準だ。13年末には
2330ポイントという高値があった。同社業績はバルチック海運指数に連動する傾向が
ある。
また、ここにきての円安も追い風となっている。同社は下期の想定為替レートを1ドル
=105円としている。上期には17億円の為替差損を営業外で計上した。これが112
円程度のドル円水準であればすべて解消されるため、経常利益以下も大きく改善する可能
性が高まっている。一方、燃料費の指標である内地C重油価格は安値で安定。同社にとっ
ては運賃高、円安、燃料安というトリプルメリットになっている。
上期は円高にも関わらす、売上高は会社計画を27億円強超過達成、営業利益も6億円
強上回った。効率的な輸送が奏功したという。17年3月期通期では売上高1230億円
(前期比10%減)、営業利益49億円(同24%減)、1株利益12.3円を計画してい
る。市況が堅調だった15年3月期の営業利益は94億円だった。
株価は15年1月の395円高値以降は業績悪化を受けて大幅な調整を余儀なくされた。
今年7月には120円安値を付け、回復基調にある。中国がインフラ投資を加速していた
2007年には1370円を付けた実績もある。トランプ次期大統領が米国でのインフラ
投資加速を公約に掲げている。今回もインフラ関連として活躍することが期待される。
※本資料は、ラジオ NIKKEI の音声コンテンツ(『和島英樹のウィークエンド株!』)の内容を補足し、あくまで情報提供を目的としたものであり、投
資その他の行動を勧誘するものではありません。投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断
でなさるようにお願いします。コンテンツご利用の際には、必ずラジオ NIKKEI web サイト免責条項をご確認ください。
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
2.おまけ銘柄
キャリア(6198・マザーズ)
4,450 円(変わらず) 百株単位
人材派遣の中堅。シニア派遣のシニアワーク事業、介護施設に看護師や介護士を派遣す
るシニアケア事業とシニアに特化している。
少子高齢化で労働力不足が深刻化している。労働人口は1990年に8000万人以上
あったが、以降は徐々に減少。総務省によれば、2020年には15年と比べて340万
人減り、30年には同900万人減少するという。30年には人口の3分の1が65歳以
上と予測している。こうした中、勤労意欲のあるシニア世代への期待が高い。直近でシニ
ア(55~75歳)の未就業率は54%。一方、60歳代で「働きたい」との回答は83%、
70歳代でも5割に達している。労働人口減の対策にはシニアの活用が必要で、シニアも
就労を望んでいる。これをマッチングするのが同社のシニアワーク事業だ。同社は創業以
来、シニアの特性や企業のニーズを汲み取って実績を積み上げてきた。オフィスビルの清
掃やベッドメイクなどの軽作業やコールセンターなどが多い。
シニアケア事業では、要介護者の増加に伴って、介護施設が年々増加していることに対
応。介護士や看護師などの供給が追いつかず、施設に入所できない要介護者が増加。特に
団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になる2025年は「2025年問題」ともいわ
れる。介護職員は2017年に12万人が不足、25年には38万人が不足すると見られ
る。同社では資格があるものの就労していない潜在看護師、潜在介護士の市場開拓に成功。
このマッチングもあり業績は順調に拡大している。
16年9月期の売上高74億1500万円(前年比28%増)、営業利益4億1700万
円(同59%増)に続き、今期は売上高92億700万円(前期比24%増)、営業利益5
億4200万円(同30%増)、1株利益160.6円)を計画している。
株価は今年6月に新規上場し、その直後の7月4日に最高値7140円を示現。その後
はマザーズ市場の調整もあり、8月には2410円という安値をつけた。ここに来て好業
績やビジネスモデルを再度見直す動きが出始めている。まずは半値戻りの4775円を目
指す展開を想定。その後も上値を試す展開が継続しよう。
※本資料は、ラジオ NIKKEI の音声コンテンツ(『和島英樹のウィークエンド株!』)の内容を補足し、あくまで情報提供を目的としたものであり、投
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
福永博之のテクニカルマスターへの道
◎特集:戻りの目処を探る(18)
・日経平均株価(日足)直近1年:
ボリンジャーバンド(25 日)&MACD(12 日-26 日、9 日)
ボリンジャーバンドの+σを上回って推移
MACDは横ばいに変化
+σ上を維持できるかどうかがポイント
割り込んだ場合は25日移動平均線辺りまでの下落もありそう
MACDがクロスした場合は要注意
※上昇が続いた場合の戻りの目途
①2015年12月高値~2016年6月安値
61.8%戻し=18017.74 円
76.4%戻し=18784.53 円
②2015年6月高値~2016年6月安値
61.8%戻し=18599.89 円
76.4%戻し=19504.22 円
※本資料は、ラジオ NIKKEI の音声コンテンツ(『和島英樹のウィークエンド株!』)の内容を補足し、あくまで情報提供を目的としたものであり、投
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
・日経平均株価(月足)ここ 10 年:移動平均線(12、24、60 ヶ月)
24ヵ月移動平均線を上回って終了
24ヵ月移動平均線上を維持できるかカギ
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
・ドル円(日足)直近 1 年:ボリンジャーバンド(20 日)&モメンタム
+σ上を維持して推移するも、2月16日の高値114円87銭の手前で押し返される
モメンタムは低下傾向
+σ上を維持できるか、2月16日の高値を更新できるか
モメンタムの低下が続いたり、0ラインを割り込むようだと要注意
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
・NYダウ(日足)直近 1 年:
ボリンジャーバンド(25 日)&MACD(12 日-26 日、9 日)
※ストックウェザーアイチャートより
+σ上を維持して推移、+2σは 19500 ドル台に到達
MACDは横ばいに変化し、シグナルに接近中
+σが上昇するかがカギ
上昇が続くようだと、倍返しも・・・
※2016年8月15日高値~2016年11月4日安値
倍返し=19453 ドルに到達したり、接近したところで伸び悩んだ場合は要注意
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
ウィークエンド・アラカルト
「教えて!マーケットトピック」
◎各社2017年の見通しをチェック!
米大統領選挙後、一斉に各社が来年の予想を出してきた。
為替の推奨トレードなど、年の前半でこれに沿った動きが出ることも多いらしい。
(16年のユーロ、ポンドなど)
*三菱UFJモルガン
年前半1ドル=102~120円、後半105~123円
①2017年の世界経済は16年よりマシ。世界的ディスインフレ圧力は軽減しよう。
②2017年の米経済はと乱歩考課で上方修正含み。2%台後半から3%程度。
成長セクターは消費からインフラを含む固定資本形成へ。
③インフレも上昇。米10年債利回り2%台後半へ。
④ただし、ドル高は実質金利が上昇したレーガン政権時ほどではない。
名目のほうが目立つ。
⑤円のバリュエーションもすでに1割程度は割安。
*モルガンスタンレー証券
17年末TOPIX1800、1ドル=125円
2017年グローバル市場の相場見通し
全市場共通「リフレーション・トレード」
米国と新興国株売り・日本と欧州株買い
なかでも日本推奨、「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に。
米10年債 9月末2.75%、年末2.5%
欧州17年後半にテーパリング議論始まる。ドイツ国債年内に1%まで上昇
推奨トレード
○ドル円ロング、金利差拡大で日本から資金流出。期待インフレ率も高い。
○ユーロショート英ポンドロング、英国発の悪いニュースが出尽くし、ポンド割安で回復。
○豪ドルロング・カナダドルショート、米国と中国の成長格差が反映される。
*クレディ・スイス 2017年半ばに日経平均株価が2万円に乗せる
日本株を「オーバーウェイト」へ引き上げ。
世界景気の強含みを前提にした場合に日本市場には景気敏感株が多いため。
(10月中旬時点のターゲットプライスは1万8000円)
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『和島英樹のウィークエンド株!』補足資料 2016.12.2
レポートはロンドンから
*シティグループ
11日付け
日本株をオーバーウェイトに引き上げ
*UBSウエルス・マネジメント
オーバーウェイトしていた米国株を半分に減らし、利益を確定
金利上昇、ドル高続けば米企業の収益期待への懸念に、株式市場のボラ高まる。
新興国からの資金流出警戒。
*JPモルガン・チェース S&P500種指数は来年末までに8%上昇して2,4
00pt
17年の米国株、定期的に急激な相場変動に見舞われる
マクロ経済リスクと比較した場合、現状VIXは3ポイントほど低め
欧州と中東地域における地政学リスクの高まりを予想
ドナルド・トランプ次期米大統領が打ち出す新たな政策を巡る疑問が市場に広がる
*ゴールドマン・サックス
17年TOPIX3.7%下落、S&P500年末2,
200pt
金融市場の10大テーマ
・世界の株式で有望性の改善が最も大きいのは日本を除くアジアで、プラス12.5%の
リターンが見込まれる(16年見通しは3.8%)。一方、日本株についてはTOPIX
3.7%下落を予想する(16年見通しは5.2%下落)。
・インフレ率:先進市場全般で上昇
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