...

2005活動報告 - So-net

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

2005活動報告 - So-net
「2005年度JASSの活動を振り返って」
2006 年 2 月 5 日
第12回ベトナムの「子どもの家」を支える会総会議提出議案
(役員会原案)
2005年度
ベトナムの「子どもの家」を支える会 活動の計画(案)
2005年度活動の基本
★ 「子どもの家」創立10周年を終え、名実共に「現地の自立」を具体的に実現するため活動を
進めます。
▲ (2005年の活動を総括的に振り返って)
・一人一人の子どもたちの個性・特性を生かした「個別」の自立へ向けた指導を進め、 3人
の大学進学、10人の退所式を行い、社会や家庭へ送り出し、10名の新たな子どもたちを入
所させ将来の自立に向けた取り組みをすすめました。
・現地の財政自立のための取り組みが前進しました。
年間538人のベトナム事務所訪問者やスタディーツアー、大学の授業などを受け入れコー
ディネート料や「子どもの家」協力金など現地での財政確立を進めました。
日本語学校の運営・オートバイ修理工場・日本料理店の設立など現地の財政自立へ向けての
基礎作りを行いました。
・多くの日本人訪問者を受け入れ日越友好の一助を担い、日本語学校を充実させ、187人に
日本語を教え、45人の卒業生を送り出しました。
静岡・フエ友好都市提携の「仲人役」を果たし、文字通り日越友好を市民レベルで取り組み
ました。
小山代表の「火炎樹日記」は3年間で16万通のアクセスがあり、
「子どもの家」やベトナ
ム情報などを日本の若者や支援者などに紹介しました。
・日本事務所では定期的に日本事務所会議を開催。日比谷国際協力フェスティバル・小山代表
の講演会・現地でのボランティア体験報告会・JASS主催スタディーツアー・支援バザ−な
どを行い、日本国内からベトナムへの支援活動を行いながら、現地ベトナム事務所が自立でき
るよう、かなりの部分の仕事をベトナム事務所へ移行しました。
●一人一人の子どもたちの個性・適性を生かした自立=自活をめざします。
●現地の自立化に向け人的自立、財政的自立を一層具体的に進めます。
●ベトナム人を中心にしたベトナム事務所運営に習熟するようサポートを強めます。
●日本語教育など日越友好・文化交流を進めます。静岡市―フエ市の友好都市提携をサポートしま
す。
●日本事務所に参加するボランティア希望者が参加しやすいよう、より一層開かれた日本事務所と
します。
【Ⅰ】ベトナムでの取り組み
(1)
「子どもの家」関連の取り組み
① 一人一人の子どもたちに寄り添い、子どもたちの能力と適正、本人の希望を聞きながら、将
来への自立に向けての進路指導を個別的・具体的に進めます。進路指導の目標を「自立=自活」
「自分の力で仕事をし生きていく」ことに置きます。
● 2005年度は10人の子どもたちが「子どもの家」を巣立っていきました。
・手に職を付けて自立した子どもたち、大学に進学し退所した子どもなど。
・18歳未満で退所した子どもたちは親や親戚などの元に帰り家庭生活に復帰しました。
No
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
名前
THAO 女
THAO 男
HIEN 女
HUY 男
DANG 男
THAO 男
LY 女
MEN 女
TUAN 男
PHOI 男
年齢
20
16
17
11
13
12
13
21
18
18
現在の状況
美容院就職
日本料理店ー料理研修
高校 1年
中 2
中 1
中 2
中 2
フエ経済大入学
靴屋就職
彫刻仕事
● 2005年は10人の子どもたちが新たに入所しました。
No
01
02
03
04
05
名前
年齢
12
9
7
14
12
THANH 男
DUY 男
LUOM 男
BUN 男
THAO 男
06
LY 女
13
07
08
09
10
PHUONG 女
HONG 女
LY 女
HOA 男
11
14
8
14
現在の状況
中2
小1
小1
中4
中2
8月25日退所 (退所№06)
中2
8月25日退所 (退所№07)
中1
中4
小3
中4
● 2005年度(
(2004年9月1日∼2005年8月31日)40人の子どもたちが学校へ
通いました。
・ 小学校10人(2年生:1人、3年生1人、4年生3人、5年生5人)
・ 中学校25人(1年生:8人、2年生5人、3年生4人、4年生8人)
・ 高校5人(1年生1人、2年生3人、3年生1人)
★ 40人の成績は以下のようです。
最優秀:6
優秀:12
普通:13
弱い:9
※2006年度新学期の通学者は45人です。
(2006年1月時点)
・ 小学校:10人
・ 中学校:25人
・ 高校:8人
・ 短大、大学:3人
● 通学した子どもたち全員が進級を果しました。
・また大学合格者が3人。フエ師範大学(数学科)
、フエ経済大学(経済管理科)
フエ師範短大(小学校課程)
。
・ 専門学校合格者1人。
・ 高校合格者:3人
・ 中学校合格者:6人
● 各種コンテストなどに参加し優秀な成績を残しました。
・UNESCO 主催絵の展示会に参加した LE THI THANH HONG が入賞しました。
・愛知万博「ストリートチルドレン芸術祭」に参加したLE VAN SON君とNGU
YEN VANTHANH君が入選し、2006「THARITY CALENDAR」
の1月2月のカレンダーを飾った。
・フエ市主催の料理作り試合に参加し、子どもの班が受賞しました。
②セン委員長・ロック寮長を中心にベトナム人スタッフの教育的力量を一層高め、全スタッフが一
致団結して子どもたちの養育に当たります。
・セン委員長の努力で「子どもの家」の管理・運営は大きく改善されました。スタッフが今
まで以上に子どもたちに目を向けるようになりました。また、土曜日・日曜日などの各種行事
などにも積極的に参加してくれるようになりました。まだ、一部のスタッフには以前のような
怠惰な勤務態度がみられる所もありますが全体的には大きく改善・前進しました。今後、残さ
れた問題を更に改善していく努力が求められています。
・バオミン・ベトナム事務所とセン「子どもの家」運営委員長との連絡が密になり、子ども
たちの事、
「子どもの家」の様々な問題などがベトナム事務所にも詳細に届くようになり、
「子
どもの家」スタッフとベトナム事務所が一体となって子どもたちの教育・指導、問題解決など
が出来るようになりました。
③里親里子制度を今後も大切にし続けます。
・ 里親里子担当の渡辺和代さんを中心に日本事務所の的確な会計・事務処理、里親への綿密
な連絡などがあり、里親里子制度はしっかりと機能しました。ベトナム事務所側でも担当のハ
ンさんやバオミン・ベトナム事務所長を中心に関係者が子どもたちからの手紙、絵画、写真な
どを里親へ郵送するなどの取り組みがあり、日本事務所・ベトナム事務所との協力体制で里親
里子システムはうまく運営できました。
・里親会費の値上げを行ないましたが、一部里親辞退者が出たりし、若干の問題を残しました。
(2)
「フエ市越日交流委員会」の充実と活動の一層の発展を目指します。
①「子どもの家」
・
「オートバイ研修センター・工場」
・
「静岡フエ青年交流会館」の
3つの施設の運営に習熟し目に見える成果をあげるよう取り組みます。
・ 「フエ市越日交流委員会」のニエン委員長、小山副委員長の連絡・協力・協議体制が機能し、
問題が起こったら直ちに協議解決することが出来るようになりました。2005年もフエ市の
一部勢力が外国人のストリートチルドレン活動に対する様々な妨害工作をしてきました。
突然、
児童保護委員会が「フエ市内のこどもの家にフエ市外の子どもたちを入所させてはいけない」
と言う趣旨の副市長名の通達を出して来ました。私たちの「子どもの家」の多くの子どもたち
はフエ市郊外や他省の子どもたちです。この通達は事実上、私たちの「子どもの家」にストリ
ートチルドレンや生活困難な子どもたちを入所させてはいけないというものでした。
直ちに「フエ市越日交流委員会」を開き協議し、フエ市人民委員会として、この通達と
関係なく、我が「子どもの家」には、どこの子どもたちも入所させて良いとの決定を得ました。
その後、突然この副市長と児童保護委員会委員長は役職を解任されました。現在、新任の副市
長、児童保護委員長と新たな友好関係を作り上げています。
・
「フエ市越日交流委員会」名で日本のODAを申請。オートバイ修理研修センターの空き地に縫
製工場(700㎡)を作ることにしています。
・フエ市人民委員会財政部を通さずに、
「フエ市越日交流委員会」を通してJASSからの各種支
援金は3つの施設に届けられるようになりました。途中で支援金が「消えてしまう」という危
険がなくなりました。
②静岡市―フエ市友好都市提携に協力し、都市提携がうまく進むようサポートします。
・2005年4月12日、静岡市役所にて「フエ市・静岡市友好都市提携」調印式が行われまし
た。
フエ市側からはフエ市共産党委員長のクアン氏、フエ市長のカオ氏、フエ市外務部長ニエン氏、
フエ省警察本部副本部長などが参加。JASS代表の小山氏、JASS静岡の会笠井氏も参加。
・2005年5月10日、フエ市人民委員会にて「フエ市・静岡市行友好都市提携」ベトナム語
版調印式が行われました。静岡市長の小嶋氏など静岡市代表団とフエ省共産党委員長のマン氏、
フエ市共産党委員長クアン氏、フエ市長カオ氏などが参加。JASSベトナム事務所員全員も参
加。
・11年前、JASS静岡の会が主催した「子どもベトナム訪問団」が静岡市長とフエ市長との
メッセージ交換の仲立ちをしたのが両市交流の始まりで、その後、静岡・フエ青年交流会館設立
などJASS静岡の会を中心に様々な市民レベルの交流を積み重ね両市友好都市提携になりま
した。JASSが両国の行政を動かし友好都市提携の仲人役が出来たことを喜びたいと思います。
③フエ市人民委員会をはじめフエ省・フエ市の各種公的機関などとの提携・協力関係を更に強めま
す。
JASSベトナム事務所と「フエ市越日交流委員会」を基盤にフエ市・フエ省・ベトナム中
部でJASSの様々な活動が円滑に推進できるよう地元行政・共産党などとの提携を強めた。
フエ省やフエ市の各種会議でJASSの活動が高く評価されました。
2005年8月15日には小山代表に「ベトナム愛国人士表彰」が与えられました。これは
フエ市の推薦でフエ省知事から贈られたものです。ベトナム事務所、
「子どもの家」などで行っ
た様々な問題もフエ市・省などの公的機関との折衝で解決することが出来ました。
フエ省観光局と連携し「日本語ガイド国家ライセンス」認定業務を行い、フエ省との提携も
深まりました。
④「静岡フエ青年交流会館」付属日本語学校を引き続き運営し、地元の青年・観光関係者などへの
日本語教育を進めます。必要な場合にはベトナム人教師の新たな採用も検討します。
・一般コース(初級・中級・上級・特別会話)
、レストラン・レセプションコース、日本語ガ
イドコースを設定し、地元の若者187人に実践的な日本語教育を行った。2005年度日本
語学校はホテルレセプションコース29人、レストランコース11人の卒業生を出し、フエの
ホテル、レストランなどで活躍しています。
・坂本文子さんが 1 月に任期を終えて帰国。原かおりさんが 10 月に任期を終えて帰国。松下安
希子さん、中村友香さん、石岡寛子さん、税田真理子さん、フーンさん(日本語学校主任)
、サ
ンさんという体制で日本語学校の運営・教育が行われました。
・ハノイの観光省・フエ省観光局と提携して「日本語ガイド国家ライセンス」認定日本語学校
に指定され(ベトナム中部で1校)
、認定試験を行い、8名の日本語ガイド国家ライセンスを発
行しました。JASSの日本語学校が既にベトナム中部で最も権威のある日本語学校の位置を
占めるに至りました。
・新たなベトナム人日本語教師の採用はしませんでしたが、引き続きベトナム人教師採用を視
野に入れた日本語学校の運営を行います。
(3)ベトナム事務所の充実と自立
①バオミン・ベトナム事務所長を中心としたベトナム事務所運営を一層充実させます。そのため
必要に応じ、ベトナム事務所を側面からサポートする日本人スタッフを採用します。
バオミン・ベトナム事務所長を中心としたベトナム事務所の運営は一層安定定着してきました。
サンさんが訪問者応対、フーンさんが日本語学校とミン・ベトナム事務所長の片腕となりベト
ナム事務所運営を支えました。また、2005年4月に正式採用した「子どもの家」第一期生
のソンさんもこの1年間で様々な経験を積み上げ、将来のベトナム事務所を支える人材となっ
てくれることを願っています。
2005年5月、京都出身の税田真理子さんが、ベトナム事務所員と赴任。バオミン・ベト
ナム事務所長を支え、ベトナム事務所運営が一層「自立化」し円滑に進められるよう支援を強
めています。
②ベトナム事務所スタッフ・日本人教師の労働条件・勤務条件を検討し、健康管理・待遇の改善
につとめます。
ベトナム事務所のベトナム人スタッフの労働条件・勤務条件の向上に努めました。7月8月9
月と訪問者の多い時期には3週間休みがないなどかなり厳しい仕事内容となっています。テト正
月や必要な休暇を取れるようにしました。日本人スタッフについては、労働条件や勤務条件など
に問題を残しました。
(4)現地の財政確立を一層現実のものとします
①オートバイ研修センターの空き地に「縫製工場」を建設します。
「子どもの家」のミシン教室を
改組し、研修卒業生を縫製工場で受け入れます。縫製工場を「子どもの家」の子どもたちや地域
の青年の雇用の受け入れ先とします。同時に宇都宮縫製工業協同組合などとも協力し、実際に縫
製工場として生産活動を行い、利益を上げるよう努力します。
ハノイ大使館にODA申請を行い、申請は受け取られました。2005年12月には大使館か
ら現地調査があり、ODA支給はほぼ確定的な状況です。今後、ODA支給が確定され次第、建
築工事を始め、2007年春までには縫製工場の建築を完成し、操業を始められるようになりま
す。宇都宮縫製工業組合とも連携し、日本からのファッション衣類の発注先との打ち合わせも行
いました。いくつかの縫製業者からの発注希望が出ています。
②地球の歩き方ツアー、京都産業大学スタディーツアーなど日本の若者やシニアを対象としたボ
ランティア体験を組織し、適正なコーディネート料を頂き、財政自立の柱とします。
・地球の歩き方ツアー(95人)
、大学生協ツアー(35人)
、京都産業大学授業(23人)
、ピー
スボート(39人)
、独協大、法政大、福島大など538人(確認できる範囲の人数)の訪問者を
受け入れ、必要なコーディネート料、
「子どもの家」協力費などをもらい、現地財政自立の資金と
しました。
③オートバイ修理工場を一層活用し、相応の収益を上げるようにします。
オートバイ修理工場での収益は地理的な条件、知名度などもあり、収益が十分あがらないまま1
年間が推移した。オートバイ修理工場の運営について大胆な改革が必要である。
【Ⅱ】日本での取り組み
(1)
「現地の自立」を目指し、ベトナム事務所の活動をサポ−トしていきます。
① 管理業務等
会計業務や里親里子支援、バンベー編集など、ここ数年の間に,ベトナム事務所と日本事務所で
の役割分担が形づくられてきています。
引き続き、
「現地の自立」を念頭に置き、業務を整理継続していきます。
「現地の自立」を念頭におき業務を引き続き分担しました。
● 里子里親支援:ハンさん ・ 渡辺さん
● バンベ編集:ミンさん ・ 西山さん
● 会計:ハンさん ・ 山西さん
● ホームページ:ミンさん ・ 山西さん
業務の現地移行を促進できなかった点を今後の課題にしていきます。
② 支援金/資金調達
一昨年までのボランティア貯金の助成金額に代わる、何らかの資金の確保を
目指し下記のような活動をさらに検討していきます。
1) 各種助成金
・日本郵政公社より 2004 年に引き続き、障害児医療センターの支援金として、ボンティア貯金の申請
で 165 万 8 千円の支給が決定しました。
(2005 年 7 月・2006 年 1 月に分割で振り込まれる)
・キヤノン株式会社よりベトナムの子ども達への教育支援として、50 万円の支援をいただきました。
(参考)キヤノン㈱HPの掲載内容
-- ベトナムの子ども達への教育支援 -「ブリッジ エーシア ジャパン」を通して、視覚障害や知的障害、聴覚障害のある子どもたちの自
立支援活動や職業訓練活動を支援しています。ベトナムの「子どもの家」を支える会をとおして、ベ
トナム中部の都市、フエ市でストリートチルドレンの立・自活に向けた活動を中心に行っている「子
どもの家」での補習授業を支援しています。
キヤノンHPアドレス→http://web.canon.jp/scsa/education/04/index.html
2) ホ−ムペ−ジの活用
HP自体は、基本的な情報提供が中心で、新たに改善を推進する事ができませんでしたが、
小山代表の火焔樹日記は充実し、アクセス数も安定しています。
3) 募金促進キャンペ−ン等の実施
12 月にバンベ 28 号にて支援金の呼びかけを行いました。多くの支援者の皆様に、プラスアルファの
カンパをいただきました。数年支援金がなかった方からも送金がありました。
HPを活用したり、企業対象の大口カンパを働きかけるなどの、新しい資金調達の方法を探る事がで
きませんでしたので、今後の課題にしていきます。
③ 現地日本語教師の採用関連
現地での活動ができるだけスム−ズに行われるよう、赴任前の研修を必要に応じて設定していきま
す。
採用関連は副代表の福田さんが窓口担当をし、サポートとして同じく副代表の西山さんが担当し
ています。現地での実体験を生かし、人間性や現地での適応能力などを中心に、面接やレクチャ
ーをしています。2005 年の 1 年間で 13 名の応募/問い合わせがありました。今年の採用枠は 1 名
で、採用決定した石岡さんが現地へ 9 月に赴任され、現在日本語教師として、松下さん、中村さ
ん、石岡さんの 3 名が活動しています。
(参考)JASSが会のHP以外で、日本語教師の求人を掲載しているサイト→
http://www.alc.co.jp/jpn/teacher/kyujin/
④ 小山代表のスケジュ−ルとサポ−ト体制
1) 昨年以上に小山代表の日本滞在日数を増やしていきます。
小山代表は国内講演会・支援者懇談のため3回日本へ帰国し、学校を中心に32回の講演会、
4747人
「子どもの家」やベトナム・ボランティアなどについて話を行いました。また、35回支援者と
の懇談を行い「子どもの家」への寄金・理解・現地のボランティア活動などについて話しました。
滞在日数を比較しますと、2004 年の春の帰国が 3 月中旬まで延びた事やソン君の訪日もあり、約
160 日でした。2005 年は、今までいた日本人スタッフが帰国した事で、小山代表の現地での役割
が一時的に増えて、2005 年は約 110 日と少なくなっていますが、帰国中の会の活動のない日数が
昨年よりやや増えました。
(約 50 日/年)
。
2) 現地活動体験者を中心として、小山代表講演会のサポ−トを出来る範囲で行っていきます。
講演会や報告会等のサポートは下記のような実績となります。
1/24・・・芝川町立柚野中学校講演会(静岡) 《小山/西山》
2/9・18・3/24・・・ボ貯金の報告会(浦安/富津/君津) 《山西》
4/16・・・静岡の会総会 《福田》
6/24・・・ボ貯金配分決定通知式(霞ヶ関:日本郵政公社内)
《小山/山西》
8/22・・・アットマーク国際高等学校(品川区)講師 《福田》
9/25・・・東南アジア理解講座(京都) 《福田》
⑤「国内連絡窓口」としての日本事務所
日本事務所の機能は、
「国内連絡窓口」として、引き続き越日の円滑な業務を目指していきます。
現地の活動がうまく運ぶように、連絡窓口としてすみやかに問い合わせに応えるよう努力してい
ます。
また、役員会機能を生かし、現地への早いアクションやアドバイスを心がけています。
(2)国内でのボランティア体験の受け皿としての活動
海外ボランティアの中で、
国内での支援活動を体験したいという方への機会を提供していきます。
下記項目を検討していきます
1) 日比谷国際協力フェスティバルへの参加
10 月 1 日・2 日に日比谷公園での「国際協力フェスティバル」に参加しました。
ここ数年安定した人気のフエ名物のうどん ブンボーフエ の販売を中心に、刺繍作品やベトナ
ム雑貨を販売し、約 33 万の売上を上げました。大変忙しい作業と真夏日が重なり、ハードな両
日でしたが、中学生からベテランスタッフまで一致団結し、会の活動広報とともに、ベトナムの
味と文化をお届けしました。
2) 小山代表の講演会の開催
7/10(日)に小山代表の講演会を実施しました。
講演会では、現地での活動を終えた、福田さん、坂本さんのお話、在カナダ中の日本事務所スタ
ッフの益子さんのお話も取り入れ、大変好評でした。 同時に持ち込みフリーマーケットを開催
し、中古/新品の衣服や採れたての農作物(内田さん、火焔樹の会様より進呈)などもありまし
た。
参加者数約 80 名 フリマ等の売上が約3万 6 千円、他作文コンテスト入賞賞金のカンパの申し
出をいただき、高校生の於曽能さん長嶺さんからそれぞれ 3 万円をいただきました。
3) 現地でのボランティア体験報告会の開催
2005 年は開催できませんでした。
4) スタディツアーの実施
8 月 20 日∼27 日の期間において全 14 名の参加者でのスタディツアーを実施しました。
一般参加者の 4 割が小中学生となったように、子供を単独でも参加させることができる安全面と
現地でやりたいことを自ら決めていく自由度を重んじたツアーとして好評をいただきました。
5) 支援バザ−やコンサ−ト等の実施
5 月 21 日に浦安にて日本事務所としては初めてのフリーマーケットを開催しました。
店先に会の活動紹介のチラシを置き、手渡しをしながら活動を伝えました。
9 時から 3 時の短い時間でしたが、4 万強の売上となり、カンパと致しました。
コンサート企画は、あるミュージシャンの方へ具体的な資料などを作り、お願いを致しましたが、
実現はできませんでした。
(3)日越友好交流の促進
①ベトナム事務所スタッフ・寮母さんや子どもたちの訪日など、
必要に応じて実施していきます。
2005 年はベトナムの関係者の訪日はありませんでした。
②静岡市―フエ市の友好都市提携をサポートします。
2005年4月11日から16日までフエ市長・フエ省共産党委員長などが日本を訪問し、そ
の間、JASSとしてフエ市代表団の案内・交流を行いました。特に 4 月 12 日に静岡市役所
にて「静岡市・フエ市友好都市提携書」の調印式が行われ、その仲介をしました。
また 4 月 14 日にはフエ市長より福田もえ子副代表へ「フエ市名誉市民賞」が贈られ、日越友
好に尽力したJASSや福田もえ子副代表への高い評価となりました。
Fly UP