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通信距離1.5kmの温湿度モニタリングシステム

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通信距離1.5kmの温湿度モニタリングシステム
無線タイプ
温湿度
通信距離1.5kmの温湿度モニタリングシステム
文化財保存とともに20年。現場の声から誕生した、Hanwell ( ハンウェル社 )博物館・美術館専用
温湿度データロガーおよび環境モニタリングシステムは、現場での使い易さを第一に開発されました。
特徴
・ 特定小電力426.025MHz無線通信。独自の技術による電波干渉や減衰の心配が無い比類なき電波伝搬
・ 一目でわかる液晶表示
・ 環境モニタリングに掛かる学芸員の手間と労力を大幅削減。
・ 独立型ショーケース内、収蔵庫への設置も可能
・ 24時間データを収集。異常時には指定メールへアラーム発報
・ 指定日時に温湿度レポートを自動作成。PDF形式で指定したメールまで自動配信
・ iPadやスマホを利用してどこからでもモニタリング
・ 電源不要、電池寿命3年、高精度 ( 温度 0.1℃ 湿度 2% )
・ 欧米の主要な美術館・博物館へ多数導入
・ 災害や非常時にもデータを継続的にバックアップ
無線化のメリット
4000JP - TH01
センサ一体型
4000JP - TH02
リモートセンサ型
・ データ回収に要する手間とコストを大幅に削減できます。
特に使用台数の多い大規模施設では、無線化によるメリットは大きくなります。
・ 館内への配線工事が困難な施設や歴史的建造物に対しても、工事をせずにシステムを導入することが可能です。
・ 展示内容に合わせたレイアウトの変更や、
ロガーの追加が簡単に行えます。
・ 異常値発生時には、指定メールまでアラームを発報します。
また停電や災害時にもバックアップを取り続けます。
館内の美観を損ねない工夫
欧米主要施設への導入経験と豊富な実績
4000JP-TH02
Hanwellは世界各国の販売店と緊密な連携をとりながら、常に現場で求められる
製品を作り続けています。
欧米の主要施設での導入実績は、Hanwellブランドの信頼の証しです。
→
ー Hanwell無線モニタリングシステム導入施設 ( 一部抜粋 ) ー
エクステンションプローブ
4000Series
4000Series
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館/イギリス
大英図書館/イギリス
① データロガー本体から、
センサ部分だけを
切り離すことができます。
独立型ショウケース内では、本体を裏側に隠して
センサ部分のみを露出させれば、殆ど目立ちません。
スミソニアン博物館/米国
大英博物館/イギリス
ルーブル美術館/フランス
ベルギー近代美術館/ベルギー
拡大図
ゲッティ美術館/米国
マカオ博物館/マカオ
香港文化博物館 /香港
バチカン博物館/イタリア
② 本体の液晶表示を隠すための、専用目隠しケースをご用意。
壁面やショウケースの色に合わせて塗装をすることも可能です。
特定小電力 ( Hanwell )とWi-Fiの違い
Wi-Fi ( 無線LAN )
電波伝搬
通信距離
・ 波長が短く、壁や扉などの影響を受け易い。
優れた電波伝搬の理由
Hanwell特定小電力
・ 波長が大きく、障害物の影響を受けにくい。
・ 人が多い場所では通信できなくなることがある。
・ 人の多い場所でも電波の繋がり易さに変化なし。
・ 機器同士が相互に無線通信を行いネットワークを形成する
ため1カ所が不通になると全体に影響が出たり、多くのリピ ・ 各子機と親機が一対一で通信を行うので、1カ所が
不通になっても他への影響はない。
ーターを必要とするケースがある。
・ Wi-Fiは既に多く使用されている帯域なので、電波干渉が
起こり易い。
・ あまり使用されていない帯域なので、他の機器との
電波干渉が生じない。
屋内20∼30m 直線距離 100m
屋内150m 直線距離 1.5km
Hanwellではパフォーマンスを可能な限り引き
出せるよう狭周波帯域の特殊なモジュールを
採用しています。
このモジュールにはトランスミッ
ションコードが組み込まれていませんが、
これは
Hanwellの20年以上の研究から生まれた独自
のトランスミッションコードです。
この独自のトランスミッションコードを使用する
ことで、Hanwell社は狭周波帯域において3500
mの通信距離を実現することに成功しました。
これは他の同等品の3倍以上の通信範囲となり
ます。
日本国内では電波法の制限により、電波の
飛距離は訳1500mに減衰してしまいますが、
そ
れでも電波伝搬は国内の同等品と比較すると
圧倒的に有利です。
館内への設置イメージ
①設置
展示室や収蔵庫内の計測ポイントにロガー本体を置きます。
→ 電源および配線工事の必要がないので、何処にでも置けます。
展示室 2
③ 閲覧
展示室 1
学芸員質 PC でデータの閲覧やアラームを確認。
→ スマホや iPad を使ったデータ確認も可能です。
→ 親機が集めたデータは PC 上のサーバに保存されます。
PC で・・・
※ アラーム
無線親機
※ 設置環境やシステム構成に
よって異なるケースがあります。
スマホや iPad で・・・
収蔵庫
② 収集
ロガーが測定した温湿度データを無線親機が集めます。
→ 24 時間データを収集し続けます。
→ 無線親機は受付エントランスや事務所など LAN が来ている場所に設置します。
専用ソフトSynergy ( シナジー )
館内の専用PCやサーバーに
「 シナジー 」
をインストールするだけで、簡単に温湿度計測システムやアラームシステムの利用が可能となります。
インターネット経由でログインすれば、
ブラウザ上で温湿度データの閲覧やグラフ表示が可能となります。閾値を設定するれば、
アラームシステム
としてもご利用頂けます。
ユーザー制限などのセキュリティ対策も行われており、効率的な環境管理に非常に有効なツールとなります。
特徴
̶ PC、
スマホ、iPadなど複数の端末から下記の作業が行えます。̶
・ 現場の温湿度環境やアラーム状況を、離れた場所からリアルタイムで確認できます。
・ ユーザーの閲覧制限など、権限に応じた管理とコントロールが容易に行えます。
・ 過去の履歴を簡単に引き出せます。
・ アラームはEメールやSMSで通知することが可能です。
理想環境の管理と制御を自由自在に
・ 温湿度データをCSVに変換できます。
・ 毎週指定日時にPDFレポートをメールへ自動受信できます。
・ 後から購入したデータロガーをシステムに簡単に追加できます。
・ 館内の地図を取り込んで、
ロガーをマッピング表示させることができます。
展示室毎に分類
温湿度データ一覧表示
グラフ表示
Synergy
無線ロガー
温湿度
無線温湿度データロガー
本体・センサ仕様一覧
センサ仕様
温湿度ロガー ( リモートプローブ型 )
概要
温湿ロガー ( センサ内蔵型 )
型番
4000JP - TH01
4000JP - TH02
無線詳細
特定小電力 ( 426.025MHz )
特定小電力 ( 426.025MHz )
J140 : 外付温湿度プローブ
外付プローブ
Y421-3 : 専用ケーブル ( 3m )
4000JP-TH01
Y421-5 : 専用ケーブル ( 5m )
内蔵温度センサ
サーミスタ
測定範囲
-10 C ∼ +50 C
精度
分解能
外付温度センサ
重さ : 200グラム
0.1 C
サンプリング間隔 : 10秒 ∼ 24時間
0.1 C
測定範囲
精度
温度依存性
分解能
メモリ容量 : 100,000サンプル
サーミスタ
-10 C ∼ +50 C
精度
湿度センサ
ロガー本体機能 ( TH01・TH02共通 )
本体サイズ : 110 x 80 x 35mm ( アンテナを含まない )
測定範囲
分解能
電池寿命 : 3年 ( 単三リチウム電池 )
0.1 C
躯体素材 : ABS樹脂、ポリカーボネート
0.1 C
高分子膜抵抗式
2%RH
0.1% RH
本体使用環境 : ­20℃ ∼ +60℃ / 0∼100%RH ( 結露なきこと )
高分子膜抵抗式
0 ∼ 100%RH
0 ∼ 100%RH
< (0.025 + 0.0003 x RH) [
4000JP-TH02
通信方式 : 無線通信 ( 特定小電力無線 )
周波数 : 426.025MHz 出力 : 1mW
2%RH
%RH
C
]
< (0.025 + 0.0003 x RH) [
%RH
C
]
0.1% RH
校正 : 全機種において専門機関による校正証明書付キャリブレーションサービスを行っています。
通信距離 : 屋外 1.5km ( 見通しの良い ) / 屋内:150m ( 障害物がある )
ソフトウェア : Synergy, Radiolog8.4 ( Windows 98以降対応 )
その他ハードウェア : CR2 ( サーバー兼無線親機 ) SR2 ( 無線親機 )
REP-JP ( 無線増幅器 )
別売アクセサリ : 目隠し用壁面取り付けユニット
無線モニタリングシステム構築に必要となる周辺機器の一覧です。
無線モニタリングシステム関連機器 ̶ ご使用になる環境や用途に応じてお選び頂けます。
CR2はデータロガー本体が計測したデータを24時間継続的に収集します。
サーバー機能も有しているため、
データを収集すると同時に蓄積することが
可能です。
無線タイプ、有線タイプいずれのデータも収集・蓄積が可能です。
本体のフロントパネルは、現在のステータス表示の他温度や湿度の異常値
発生時にはアラームを表示します。本体をUSBでお使いでのPCに接続すれ
ば、専用ソフトウェア上でデータの閲覧やグラフ表示など、様々なデータ活用
をご利用頂けます。
既存のネットワークが利用できない環境、LAN工事などが難しい環境下で
無線化させてご利用頂く場合に適しています。
SR2はデータロガー本体が計測したデータを24時間継続的に収集します。
収集したデータはPCに送られ、
そこでデータは蓄積されます。
データはPC上、
またはiPadやスマートフォンなどを利用して、
どこからでも
閲覧することが可能です。
SR2は収集機能に特化しており、無線タイプ、有線タイプ両タイプのデータを
収集します。
また本体は最大で253個までのセンサ情報を収集することができます。
既存のLANなどのネットワークを利用する場合、PCやスマホで遠隔地から
管理したい場合などに推奨されます。
無線モニタリングシステム専用無線増幅器 ( リピーター )です。
電波伝搬の弱い場所や、屋外、建物と建物の間で無線を飛ばす
際に、
データロガーと無線親機の中継ポイントに設置し、電波の
補強を行います。無線増幅器 ( リピーター )が必要かどうかは
電波テストを行う事で簡単に判ります。
CR2 ( 無線親機 )
寸法 : 204 x 156 x 68mm
重さ : 1kg
電源 : 110V ー 240VC
設置環境
温度 : 5 ∼ 40℃
湿度 : 0 ∼ 100%RH ( 結露なきこと )
通信方式 : 無線通信 ( 特定小電力無線 )
周波数 : 426.025MHz 出力 : 1mW
ソフトウェア : Radiolog8.4
( Windows 98以降対応 )
SR2 ( 無線親機 )
寸法 : 300 x 200 x 85mm
重さ : 1.2kg
電源 : 110V ー 240VC
設置環境
温度 : 5 ∼ 40℃
湿度 : 0 ∼ 100%RH ( 結露なきこと )
通信方式 : 無線通信 ( 特定小電力無線 )
周波数 : 426.025MHz 出力 : 1mW
ソフトウェア : Synergy, Radiolog8.4
( Windows 98以降対応 )
REP­JP ( 無線増幅器 )
寸法: 197 x 106 x 60 mm
重量:300 g
使用環境 : -20℃∼60℃
0∼95%RH ( 結露なきこと )
メーカー・Hanwell ( ハンウェル社 ) について
Hanwell ( ハンウェル社 ) は、大学の研究機関で培われたモ
ニタリングシステムの開発技術を民生用 に広める事を目的に
1990年に設立された英国の老舗データロガーメーカーです。
基礎研究に基づいたトランスミッター専門会社として、20年以
上に渡り データロガーの製造・販売に携わってきました。
特に主力分野として、特定小電力無線機器を用いたモニタリン
グシステム、パケットサービスを利用したモニタリングシステム
警報システム、制御システムの提供および データロガーの開発
製造が挙げられます。
同社はこれらの開発・設計・生産までの全ての行程を自社内で
行っています。現在、
ハンウェル社の環境モニタリングシステム
は、欧米を中心に多くの製薬会社や、美術館博物館で導入さ
れ、特定小電力無線分野に於いては、他の追随を許さないリ
ーディングカンパニーとして知られています。
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