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Arcserve D2D for Linuxインストールガイド

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Arcserve D2D for Linuxインストールガイド
TECHNICAL GUIDE: CA ARCSERVE D2D FOR LINUX R16.5 INSTALL GUIDE
CA ARCserve® D2D
for Linux r16.5
インストールガイド
Rev: 1.1
2013 年 8 月
改定履歴
2013/07
初版リリース
2013/08
rev1.1
主な変更箇所:製品メディア(DVD)からのインストール手順を追加
すべての製品名、サービス名、会社名およびロゴは、各社の商標、または登録商標です。
本ガイドは情報提供のみを目的としています。CA は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負いません。CA は、該当する法律が許す範囲で、いか
なる種類の保証(商品性、特定の目的に対する適合性または非侵害に関する黙示の保証を含みます(ただし、これに限定されません))も伴わずに、このドキュメ
ントを「現状有姿で」提供します。CA は、利益損失、投資損失、事業中断、営業権の喪失、またはデータの喪失など(ただし、これに限定されません)、このドキュ
メントに関連する直接損害または間接損害については、CA がその損害の可能性の通知を明示的に受けていた場合であっても一切の責任を負いません。
Copyright © 2013 CA and / or one of its subsidiaries. All rights reserved.
CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
目次
1.
2.
3.
はじめに............................................................................................................................................................ 2
1.1
CA ARCserve D2D for Linux とは? ..................................................................................................................... 2
1.2
バックアップ先について ...................................................................................................................................... 2
インストール前の準備 .................................................................................................................................... 3
2.1
動作要件の確認 ................................................................................................................................................ 3
2.2
D2D Linux のダウンロード手順 ............................................................................................................................ 3
2.3
インストール時の注意点 ..................................................................................................................................... 4
2.4
ファイアウォール設定 ......................................................................................................................................... 4
2.5
前提ソフトウェアの確認 ...................................................................................................................................... 5
2.6
前提ソフトウェアのインストール............................................................................................................................ 5
D2D LINUX のインストールと環境設定 ..................................................................................................... 6
3.1
ダウンロードファイルからのインストール ............................................................................................................... 6
3.2
製品メディア(DVD)からのインストール ................................................................................................................. 8
3.3
補足<ブラウザからの初回ログイン> .................................................................................................................... 9
4.
ライセンスの登録......................................................................................................................................... 17
5.
バックアップの実行 ..................................................................................................................................... 20
6.
5.1
バックアップ対象ノードの登録 ........................................................................................................................... 20
5.2
バックアップジョブの作成 .................................................................................................................................. 21
5.3
除外ボリュームの設定方法 .............................................................................................................................. 26
製品情報と無償トレーニング情報 ............................................................................................................ 27
6.1
製品情報 ......................................................................................................................................................... 27
6.2
トレーニング情報 .............................................................................................................................................. 27
6.3
お問い合わせ .................................................................................................................................................. 27
Page: 1
CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
1. はじめに
このガイドでは CA ARCserve D2D for Linux r16.5 (以降 D2D Linux と表記)のインストールから、バックアップ運用の開
始までを説明します。D2D Linux のインストールは短時間で完了し、バックアップサーバ以外のインストール作業は丌要な
ので、環境構築に手間がかかりません。このガイドを利用し、Linux サーバを丸ごと保護できるバックアップ環境の構築に
お役立てください。
1.1
CA ARCserve D2D for Linux とは?
D2D Linux は以下のような特長をもつ製品です。

詳細レベルのリカバリが可能なイメージ・バックアップ
任意時点の復旧ポイントからファイル・レベルでリストアを行えるため、迅速にかつ細かく復旧することができます。

ストレージ使用量を抑えるブロック・レベルの増分バックアップ
変更のあったブロックだけをバックアップすることで、保護対象サーバの負荷を軽減しつつ、バックアップ時間を
短縮し、ストレージ使用量を抑制します。

異なるハードウェアにも対応するベアメタル復旧(BMR)
OS、データを含めたシステム全体をすばやく復旧します。異なるハードウェアへの復旧機能も標準で提供します。

簡単・手間いらずの環境構築で負荷とコストを削減
バックアップ・サーバ以外のインストール作業は丌要なため、構築にかかる負荷とコストを削減できます。バックア
ップ・サーバでバックアップ対象のサーバ登録とジョブ設定を行うだけで、各サーバの初回バックアップ時にリモー
ト・インストールを自動的に行います。

Windows 版同様の簡単操作による一元管理
CA ARCserve D2D for Windows と同じ簡単な操作で、Web ベースの管理コンソールから複数サーバのジョブ
設定、実行、状況監視、履歴、ログの集中管理が可能です。
1.2
バックアップ先について
D2D Linux のバックアップでは 3 種類のバックアップ先を選択することができます。ローカルストレージを選択した場合
はバックアップ対象サーバのそれぞれのローカルストレージへ保存し、NFS 共有または CIFS 共有を選択した場合は
ネットワークを経由しリモートの NAS や Windows/Linux サーバの NFS/CIFS 共有フォルダへバックアップできます。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
2. インストール前の準備
2.1
動作要件の確認
D2D Linux のサポートページで動作要件を確認します。
http://www.casupport.jp/resources/D2D165lnx/sysreq.htm
2.2
D2D Linux のダウンロード手順
ダウンロード手順については近日中に変更を予定しています。変更後は画面指示に従いダウンロードしてください。
(1) D2D Linux のダウンロード先 URL にアクセスすると、ダウンロードマネージャの説明画面が表示されます。 ダウンロ
ードを開始するには[Click to download your file now]をクリックします。
(2) ファイルの保存先を指定し、[OK]をクリックします。
(3) ダウンロードマネージャが起動しダウンロードが開始します。ダウンロードの終了は[Progress]が 100%になったこと
を確認し [Exit]をクリックし終了します。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
2.3
インストール時の注意点
(1) ログインユーザ
D2D Linux のインストール前の準備やインストールは、”root”権限をもつユーザとしてログインし実行します。
(2) ロケール設定
D2D Linux は日本語環境として UTF8 環境のみをサポートします。ログオン環境が日本語表示可能な環境であ
ることを確認します。ローカルコンソールで日本語を表示できない場合には、日本語表示可能な SSH 対応のリモ
ート端末(TeraTerm など)からログオンしインストールします。
2.4
ファイアウォール設定
ファイアウォール越しに D2D Linux にアクセスする場合は、下図の受信ポートをそれぞれ開放します。
< firewall 設定例>
/etc/sysconfig/iptables ファイルを編集し、運用に必要な受信ポート設定を追加し、反映させます。
<D2D サーバ>
-A INPUT –m state – state
-A INPUT –m state – state
-A INPUT –m state – state
-A INPUT –m state – state
<バックアップ対象サーバ>
-A INPUT –m state – state
Page: 4
NEW
NEW
NEW
NEW
–m
–m
–m
–m
tcp –p tcp –dport 22 –j ACCEPT
tcp –p tcp –dport 8014 –j ACCEPT
udp –p udp –dport 67 –j ACCEPT
udp –p udp –dport 69 –j ACCEPT
NEW –m tcp –p tcp –dport 22 –j ACCEPT
CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
2.5
前提ソフトウェアの確認
インストールする際に前提ソフトウェアを確認します。追加インストールが必要となるパッケージはサーバ環境によって
異なるため、環境に応じ括弧内の機能を含むパッケージをインストールします。
<D2D Linux サーバに必要なパッケージ>

perl

ssh

glibc.i686

genisoimage

nfs-utils

cifs-utils
<バックアップ対象ノードに必要なパッケージ>

perl

ssh

nfs-utils

cifs-utils
前提ソフトウェアの導入状況は、以下のコマンドで確認できます。実行結果が何も表示されない場合はインストールさ
れていません。[2.6 前提ソフトウェアのインストール]手順を参考に必要なパッケージをインストールします。
<インストール状況の確認>
実行するコマンド: yum list installed | grep <パッケージ名>
実行例: yum list installed | grep glibc.i686
2.6
前提ソフトウェアのインストール
Linux サーバでは、最新パッケージをインターネット経由でインストールします。この場合は、以下のコマンドを使い各パ
ッケージをインストールします。
<インターネットからインストールする場合>
実行するコマンド: yum install <パッケージ名>
実行例: yum install glibc.i686
外部ネットワークに接続せず DVD などのインストールメディアからインストールする場合は、以下のコマンドでパッケー
ジをインストールします。
<OS メディアからインストールする場合>
実行するコマンド: yum --disablerepo=\* --enablerepo=c6-media install <パッケージ名>
実行例: yum --disablerepo=\* --enablerepo=c6-media install glibc.i686
※ この実行例は CentOS のインストールメディアを/media/cdrom にマウントした場合の実行例です。
他のフォルダにマウントする場合は、/etc/yum.repo.d/CentOS-Media.repo の baseurl=パラメータに
メディアのマウントパスを追加してから実行します。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
3. D2D Linux のインストールと環境設定
3.1
ダウンロードファイルからのインストール
(1) インストールする環境に root ユーザでログインします。
(2) インストールに使用する2ファイルを、root ディレクトリにコピーします。
D2DLinux_16_5_GA.bin
D2DLinux_restore_utility_16_5_GA.iso
インストール用ファイルを root ディレクトリ以外にコピーして実行することもできます。この場合はコピー先のパスに
"a-z"、"A-Z"、"0-9"、"_"以外の文字が含まれていないことを確認します。
(3) "D2DLinux_16_5_GA.bin"ファイルの実行権限と所有者を確認し、実行権が無い場合は以下のコマンドで実行
権を追加します。
実行するコマンド:chmod 755 D2DLinux_16_5_GA.bin
(4) インストールを開始するには、インストールファイルのコピー先ディレクトリで、D2DLinux_16_5_GA.bin を実行しま
す。
実行するコマンド: ./D2DLinux_16_5_GA.bin
[参考:インストールの開始画面]
(5) ファイルが展開され、インストールに使用する言語の選択が表示されます。"2) Use system setting language"
を選択すると、以降のインストール中のメッセージが日本語で表示されます。
"2"を入力し、Enter キーを押します。
Please choose language:
1) English
2) Use system setting language
2
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
(6) ライセンス許諾のメッセージが表示されるのでスペースキーを押して読み進め、ライセンス許諾に同意する場合
は"y"を入力し Enter キーを押します。
上記の使用許諾契約の条項に同意し、インストール プロセスを続行するには
「YES (Y)」を入力します。
インストール プロセスを中止するには「NO (N)」を入力します。
インストール処理を続行しますか? [y|n] (デフォルト: n) y
(7) 本体のインストールが実施され、続けてリストア ユーティリティのインストール、BMR メディアとして使用する"Live
CD”の ISO イメージが自動生成され、インストールが完了します。
(8) LiveCD の ISO イメージは/opt/CA/d2dserver/packages ディレクトリに作成されます。この ISO イメージをメデ
ィアに書き込んでおくことで、メディア起動したサーバのシステム全体を迅速に復旧できます。
※ ISO イメージをメディアに書き込むには、別途ライティングソフトが必要です。
[参考:インストール完了時画面]
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
3.2
製品メディア(DVD)からのインストール
製品メディア(DVD)からのインストールでは 2 枚のメディアを使用します。
D2D Linux サーバ本体 インストール用メディア
CA ARCserve D2D for Linux r16.5 – DVD 1 of 2
リストア機能追加用メディア
CA ARCserve D2D for Linux r16.5 – DVD 2 of 2
(1) インストールする環境に root ユーザでログインします。
(2) インストール用メディア(DVD 1 of 2)をマウントします
実行権を付不するため、メディアからインストールファイル” GEN06094000M”を root ディレクトリにコピーします。
他のディレクトリにコピーする場合は、コピー先のパスに"a-z"、"A-Z"、"0-9"、"_"以外の文字が含まれていな
いことを確認します。
実行するコマンド: cp /media/cdrom/GEN06094000M /root
※ /media/cdrom に製品メディア(DVD 1 of 2)をマウントした場合の実行例です
(3) コピーした"GEN06094000M"ファイルに実行権を付不します。
実行するコマンド:chmod 755 GEN06094000M
(4) 製品メディア(DVD 1 of 2)を取り出し、(DVD 2 of 2)をマウントします。
(5) インストールを開始するには、メディア内の ISO ファイルへのパスを指定し GEN06094000M を実行します。
実行するコマンド: ./GEN06094000M --path=/media/cdrom/DVD06102951M.iso
※ /media/cdrom に製品メディア(DVD 2 of 2)をマウントした場合の実行例です
(6) ファイルが展開され、インストールに使用する言語の選択が表示されます。"2) Use system setting language"
を選択すると、以降のインストール中のメッセージが日本語で表示されます。
"2"を入力し、Enter キーを押します。
Please choose language:
1) English
2) Use system setting language
2
(7) ライセンス許諾のメッセージが表示されるのでスペースキーを押して読み進め、ライセンス許諾に同意する場合
は"y"を入力し Enter キーを押します。
上記の使用許諾契約の条項に同意し、インストール プロセスを続行するには
「YES (Y)」を入力します。
インストール プロセスを中止するには「NO (N)」を入力します。
インストール処理を続行しますか? [y|n] (デフォルト: n) y
(8) 本体のインストールが実施され、続けてリストアユーティリティのインストール、BMR メディアとして使用する"Live
CD”の ISO イメージが自動生成され、インストールが完了します。
LiveCD の ISO イメージは/opt/CA/d2dserver/packages ディレクトリに作成されます。この ISO イメージをメデ
ィアに書き込んでおくことで、メディア起動したサーバのシステム全体を迅速に復旧できます。
※ ISO イメージをメディアに書き込むには、別途ライティングソフトが必要です。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
3.3
補足<ブラウザからの初回ログイン>
D2D Linux 製品ページへの初回ログイン時にブラウザのセキュリティ設定によっては、WEB UI へのアクセスがブロック
されます。 以降の作業を実施することで WEB UI へのアクセスがブロックされることなく D2D Linux と暗号化通信が
行えます。
<Firefox の場合>
(1)
(2)
[例外を追加]をクリックします。
[次回以降も、この例外を有効にする]にチェックを入れると、次回以降は例外登録作業は丌要で製品ページ
へアクセスできます。[セキュリティ例外を承認]をクリックします。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
<Internet Explorer の場合>
(1) [このサイトの閲覧を続行する(推奨されません)]をクリックします
(2) [追加]をクリックし、サーバを信頼済サイトに追加します。
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(3) アドレスバー横の[証明書のエラー]をクリックし、表示されたダイアログ内の[証明書の表示]をクリックします。
(4) [証明書のインストール]をクリックします。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
(5) [次へ]をクリックします。
(6) [証明書をすべて次のストアに配置する]をチェックし、[参照]をクリックします。
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(7) [証明書ストアの選択]ダイアログで、[信頼されたルート証明機関]を選択し[OK]をクリックします。
(8) [次へ]をクリックします。
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(9) [完了]をクリックします。
(10) [はい]をクリックし、証明書をインストールします。
(11) [OK]をクリックします。
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(12) [OK]をクリックし、証明書ダイアログを閉じた後、Internet Explorer を再起動します。
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<Chrome の場合>
(1) Chrome を使用する場合は Chrome 上での設定は丌要です。<Internet Explorer の場合>手順を参考に[サー
バ証明書]をインストールし、その後 Chrome からアクセスします。
※ Chrome のアドレスバーのアイコン表示について
Chrome を使い D2D Linux の WEB UI に接続すると、アドレスバーに下図のようなアイコンが表示されま
すが、Chrome と D2D Linux 間のデータは暗号化されています。
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4. ライセンスの登録
D2D Linux のライセンスは WEB UI より登録します。ライセンスを登録しない場合は、30 日間すべての機能を評価す
ることができます。
(1) ブラウザを起動し以下の URL から、D2D Linux に接続します。
URL: https://<D2D Linux サーバ名>:8014
(2) D2D のログイン画面で、[ユーザ名]と[パスワード]を入力し[ログイン]をクリックします。ここでは root ユーザとして
ログインします。
(3) D2D Linux のホーム画面右上の[ヘルプ]をクリックします。
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(4)
ドロップダウンメニューから[ライセンスの管理]をクリックします
(5) ライセンス管理画面下部の[ライセンスキー]にハイフンも含めた 29 桁のライセンスキーを入力し、[追加]をクリ
ックします。
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(6) ライセンスステータス欄に追加したライセンス製品が表示されます。複数のバックアップ対象ノードのライセンス
を追加する場合は、(5)手順を繰り返し登録します。
(7) 登録したライセンスは、バックアップの実行によりバックアップ対象ノードに自動的に割り当てられます。下図の例
では2ライセンスが登録され、その中の 1 ライセンスがバックアップ対象に割り当てられています。
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5. バックアップの実行
5.1
バックアップ対象ノードの登録
ノードを登録する際に、D2D サーバ以外のインストール作業は丌要です。
(1) D2D Linux のメインページから、[ノード]の追加アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから[ホスト名/IP アドレ
ス]を選択します。
(2) 追加ノードのホスト名と、root 権限を持つユーザ名とパスワードを入力します。複数のノードを登録する場合は
[追加して続行]をクリックします。ここでは[追加して終了]をクリックし、ノード登録を終了します。
(3) ノードが追加されます。
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5.2
バックアップジョブの作成
(1) バックアップ対象ノードを画面上で選択し、[バックアップ]アイコンのドロップダウンメニューから[選択したノードの
バックアップ]を選択します。
(2) バックアップウィザードが開始されるので、D2D サーバ名を確認し[次へ]をクリックします。
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(3) バックアップ対象ノードが追加されていることを確認し[次へ]をクリックします。
<複数のバックアップ対象ノードの登録方法>
バックアップジョブに複数のバックアップ対象を追加する場合は、[追加]をクリックしてノードを追加します。追加
されたバックアップ対象 ノードは、同じバックアップ設定で同時にバックアップされます。
※ 追加するバックアップ対象 ノードへのソフトウェアのインストール作業は丌要です。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
(4) バックアップ先を指定します。下図の例では NFS 共有フォルダとして”d2d-linux-svr1:/nfs”を指定しています。
設定内容を確認し[次へ]をクリックします。
<バックアップ先の指定方法>
D2D Linux では 3 種類のバックアップ先をサポートします。共有フォルダをバックアップ先とする場合、バック
アップ対象ノードから、バックアップ先共有フォルダへの書き込み権限が必要です。
NFS 共有
ジョブに登録したバックアップ対象ノードを NFS 共有フォルダにバックアップします。
NFS 共有フォルダをバックアップ先に指定する場合は、以下の形式で共有フォルダを指定します。
<NFS サーバ名:/共有フォルダ名>
CIFS 共有
ジョブに登録したバックアップ対象ノードを CIFS 共有フォルダにバックアップします。Linux/Windows ど
ちらの共有フォルダにもバックアップすることができます。
CIFS 共有フォルダをバックアップ先に指定する場合は、以下の形式で共有フォルダを指定します。
<//ホスト名/共有フォルダ名>
ソースローカル
バックアップ対象サーバの、それぞれのローカルストレージパスにバックアップします。指定したローカ
ルディスクのパスが存在しない場合にはディレクトリが作成されます。ローカルストレージがバックアップ
先の場合、バックアップ先フォルダが存在するボリューム(パーティション)全体がバックアップ対象か
ら除外されます。バックアップ先以外のボリュームを除外する場合は、[5.3 除外ボリュームの設定方
法]を参照します。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
(5) スケジュールを設定します。開始時刻はバックアップウィザードを開始した時刻の 5 分後が自動的に設定され
ます。ここでは、[シンプル]設定のまま[次へ]をクリックします。
スケジュールタイプとして[シンプル]を選択すると、以下のスケジュールでバックアップが実行されます。
•
[繰り返し実行する]:1 日 1 回の増分バックアップ
•
[開始時刻]:バックアップウィザード開始時刻の 5 分後
•
[復旧セット数]:2 (1 セット=日曜日でフルバックアップ、日曜日以外は増分バックアップ)
※ 指定したセット数を超えた場合は、古いセットを自動的に削除しディスクの使用量を削減します。
•
※ フルバックアップを取得する曜日や日付を変更できます。
スクロール
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
(6) バックアップジョブのサマリ画面が表示されます。内容を確認し[サブミット]をクリックします。ジョブは実行時刻待
ちの状態になります。
※ 指定したバックアップ時刻を過ぎてから[サブミット]をクリックした場合、[指定された開始日は有効ではあ
りません(過去の日付です)]とダイアログが表示されます。[OK]をクリックした後、[戻る]ボタンで手順(6)
画面に戻り、バックアップ開始時刻を再度設定し[サブミット]をクリックします。
(7) ホーム画面から[ジョブステータス]タブをクリックすると、ジョブの登録状況や実行中のステータスをリアルタイム
に確認することができます。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
5.3
除外ボリュームの設定方法
以下の手順で、任意のボリュームをバックアップ対象から除外できます。
(1) バックアップウィザードのバックアップ対象ノードの追加画面で、ボリュームを除外するノードを選択し[検証]をクリ
ックします。ノードへのアカウントを入力し[除外ボリューム]アイコンをクリックします。
(2) 除外ボリュームの設定画面が表示されます。バックアップ対象として選択可能な[種類]は ext2、ext3、ext4 だ
けなので、これ以外のボリュームは自動的にバックアップ対象から除外されます。バックアップ対象のボリューム
を確認し[OK]をクリックします。
注意!この画面で、チェックされたボリュームはバックアップ対象から除外されます。
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CA ARCserve D2D for Linux r16.5 インストールガイド
6. 製品情報と無償トレーニング情報
製品のカタログや FAQ などの製品情報、動作要件や注意事項などのサポート情報については、ウェブサイトより確認してく
ださい。
6.1
製品情報
製品情報
http://www.arcserve.com/jp/products/ca-arcserve-d2d/ca-arcserve-d2d-l-features-overview.aspx
FAQ
http://www.arcserve.com/jp/products/ca-arcserve-d2d/d2d-faq/d2d-linux-faq.aspx
製品マニュアル
http://www.casupport.jp/resources/D2D165lnx/manuals/
動作要件
http://www.casupport.jp/resources/D2D165lnx/sysreq.htm
その他のサポート情報
http://www.casupport.jp/resources/D2D165lnx/
6.2
トレーニング情報
今後、準備ができ次第、以下の URL よりご案内します。

無償トレーニング
機能を速習する ARCserve シリーズの無償ハンズオン(実機)トレーニングを毎月実施しています。どなたでも参
加いただけますので、この機会にご活用ください。(競業他社の方はお断りしております。)
http://www.ca.com/jp/events/seminars.aspx

セルフ トレーニング
ウェブで気軽に ARCserve シリーズの画面を操作できるセルフ トレーニングも用意しています。色々なコンテン
ツがアップロードされていますが、タイトルにセルフトレーニングと記載のあるコンテンツにアクセスしてください。
http://www.arcserve.com/jp/products/online-demo.aspx
6.3
お問い合わせ
本ガイドに関するご質問やお問い合わせ、製品ご購入前のお問い合わせはジャパンダイレクトまでご連絡ください。
CA ジャパン・ダイレクト連絡先
フリーダイヤル:0120-702-600
E-mail : Web フォーム(http://www.ca.com/jp/about-us/local/japandirect-form)
営業時間:平日 9:00~17:30 ※土曜・日曜・祝日・弊社定休日を除きます。
※ARCserve 製品に関しては、Facebook ページ(ARCservejp)でも受け付けています。
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