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高い専門性と総合力を駆使したグループ一体での トータル・ソリューション

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高い専門性と総合力を駆使したグループ一体での トータル・ソリューション
ご挨拶
トップインタビュー
トップインタビュー
高い専門性と総合力を駆使したグループ一体での
トータル・ソリューションをご提供していきます。
私ども三井住友トラスト・グループは、お客さまからのより一層の信頼の獲得と、
財務ハイライト
企業価値のさらなる向上を目指してまいります。
Question
上期施策の進捗状況と下期の重点施策について教えてください。
上期は、中期経営計画(平成 26 ∼平成 28 年度)の
特集
三井住友トラスト・グループの総合力
2 年目として、既存業務における収益力強化、新たな
たトータル・ソリューションの提供に努めました。
また、
成長分野への戦略的な経営資源配分と効率経営の
近時のコーポレートガバナンス強化の動向を踏まえた
両立、
そして財務基盤とリスク管理・コンプライアンス
総合コンサルティングの提供、株主総会サポート等に
態勢の高度化の3点を重点施策として取り組みました。
積極的に取り組みました。
このうち、既存業務における収益力強化の事例を
いくつかご報告させていただきます。個人のお客さま
に対しましては、従来からの当グループの強みである
下期は、足元の環境変化を踏まえ、年度で定めた
重点施策のさらなる高度化に取り組んでいます。
1点目の既存業務における収益力強化においては、
「長期・分散・安定」運用を重視したコンサルティング
お客さまのニーズをいち早くつかみ、
的確なソリューショ
営業スタイルに一層の磨きをかけるとともに、
よりお客
ンを提供するために、各営業部門の人員を大幅に増や
さまのニーズにお応えできるよう商品ラインアップの充
し、
お客さまとの接点を一層拡張・強化しています。
トピックス
実にも努めました。
また、相続関連業務では、結婚・子
2 点目は、国内唯一の自主独立の専業信託銀行
育て支援信託<愛称:つなぐ想い>の提供を開始し、
新
グループとして、国内外の金融機関等とも双方有益と
たなお客さまとの取
なる形の
「三井住友トラスト・グループならでは」
のネッ
引拡大を進めました。
トワーク構築を進め、経営資源を効率的に投入し、
法人のお客さまに
金融円滑化への取り組みについて
4
し、銀行・信託・不動産等の各機能を複合的に生かし
対しましては、国 内
持続的成長を実現すべく、
環境に左右されない安定的
な新規ビジネスの確立にも取り組んでいます。
外での貸出業務のみ
3点目は、当グループの活動がグローバルに広がるな
ならず、
あらゆるニー
か、国際的な金融規制の強化への対応を適切に進め、
ズや経営課題に対し
安定的な財務基盤を維持するとともに、従来以上に、
て、グループ各 社の
リスク管理の高度化、
およびコーポレートガバナンスの
機能を最大限に活用
充実等を進めています。
三井住友トラスト・ホールディングス 2015 中間期ディスクロージャー誌
トップインタビュー
ご挨拶
トップインタビュー
Question
コーポレートガバナンス強化の取り組みについて教えてください。
こうした一連のコーポレートガバナンス強化の取り
年」
といわれ、
ステークホルダーの皆さまのコーポレート
組みにより、
当グループの持続的な成長と、
中長期的な
ガバナンスに対する関心が、
これまでにも増して高まっ
企業価値の向上を目指してまいります。
ています。
当社は、
平成27年6月から適用が開始された
※ 株式会社東京証券取引所において制定され、平成27年6月1日から上場会社
財務ハイライト
平成27年は日本における
「コーポレートガバナンス元
に対して適用が開始されています。
※
コーポレートガバナンス・コード の趣旨を尊重し、
当該
コードの主な原則等に対する当グループの取組方針と
して、
『コーポレートガバナンス基本方針』
(以下、
「基本
ガバナンス強化の取り組みとして、
主に次の3点を実施
しました。
委員長 荒木 幹夫(社外取締役)
委員
篠原 総一(社外取締役)
委員
鈴木 武(社外取締役)
委員
常陰 均(取締役会長)
委員
北村 邦太郎(取締役社長)
原則として委員の過半数を社外取締役が占めます
なる強化のため、取締役会における社外取締役の占め
監査委員会
る割合を原則3分の1以上とすることを基本方針に規
委員長 篠原 総一(社外取締役)
定しました。
これに伴い、
平成27年6月の定時株主総会
委員
鈴木 武(社外取締役)
委員
荒木 幹夫(社外取締役)
において社外取締役を増員し、
取締役9名のうち3名が
委員
越村 好晃(内部監査部統括役員)
委員
土屋 正裕(三井住友信託銀行内部監査部担当役員)
社外取締役となりました。
原則として委員の過半数を社外取締役が占めます
三井住友トラスト・グループの総合力
1点目は、経営体制とコーポレートガバナンスのさら
指名・報酬委員会
特集
方針」
といいます。)
を制定するとともに、
コーポレート
〈指名・報酬委員会、監査委員会の概要〉
(平成27年9月30日現在)
2 点目は、取締役会の諮問機関として、社外役員が
参画する
「指名・報酬委員会」
と
「監査委員会」
を任意
トピックス
に設置しました。
これにより、役員の指名、報酬および
内部監査に関する重要事項等の決定に際し、
さらなる
経営の透明性とプロセスの適正性が確保されるよう、
取り組んでいます。
金融円滑化への取り組みについて
3点目は、
コーポレートガバナンスにおける社外役員
の役割・機能の重要性に鑑み、社外役員の独立性を
客観的に判断するための基準を制定しました。なお、
当社の現任の社外取締役および社外監査役は、全て
この基準を充足しています。
三井住友トラスト・ホールディングス 2015 中間期ディスクロージャー誌
5
トップインタビュー
ご挨拶
トップインタビュー
Question
新たな成長分野への取り組みとして注力している戦略について教えてください。
財務ハイライト
これまで長年にわたり当グループが培ってきた経験
地域金融機関との個人のお客さま向け資産運用業
やノウハウを生かしつつも、現状にとらわれず新たな
務の協働については、中長期的かつ安定的な資産
分野に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
運用に資する投資商品の提案を通じて、各地域金融
既に数多くの取り組みを進めていますが、足元の事例
機関のお客さまの資産形成を支援する活動を、
より
としてシティカードジャパン株式会社(以下、
「シティ
一層強化することを目指しています。
特集
カードジャパン」
といいます。)
の株式取得と、地域金融
こうした方針に基づき、株式会社横浜銀行と平成
機関との個人のお客さま向け資産運用業務の協働に
26年 11月に資産運用会社であるスカイオーシャン・
ついてご説明したいと思います。
アセットマネジメント株式会社を共同設立し、平成
三井住友トラスト・グループの総合力
トピックス
シティカードジャパンの株 式 取 得 については 、
27 年 4月から業務を開始致しました。5月には第 1 号
クレジットカード事業の一層の強化を図るとともに、
ファンドとして、
「スカイオーシャン・コアラップ
(安定型/
双方がこれまで積み重ねてきたブランド力と伝統を
成長型)」の設定・運用を開始しています。同商品は、
生かし、お客さまにこれまで以上に優れた、特徴の
三井住友信託銀行がこれまで培ってきた
「コア&サテ
ある商品・サービスを提供することが可能になると
ライト運用戦略」に基づくノウハウやインフラを活用
考えています。株 式 取 得 後の新 社 名を「 三 井 住 友
し、
お客さまに安心して長期保有していただくことができ、
トラストクラブ株式会社」
として新たなスタートを切り、
投資タイミングにかかわらず安定的な成長を目指す
三井住友信託銀行のお客さまにはシティカードジャパン
商品です。販売開始以来、9月末時点で、純資産総額
が取り扱っていた
「ダイナースクラブ」
カードをはじめと
は200億円を超え、
多くのお客さまからご好評をいただ
する、上質で付加価値の高いカードサービスを提供
いています。
今後とも各地域金融機関との協働により、
させていただくとともに、
シティカードジャパンのお客
お客さまの資産形成を支援する活動をより一層強化
さまであった方々には三井住友信託銀行のさまざまな
してまいります。
商品・サービスを幅広くご活用いただく機会を提供
投信販売に関するノウハウ提供
してまいります。
金融円滑化への取り組みについて
6
34%出資
三井住友トラスト・ホールディングス 2015 中間期ディスクロージャー誌
資産運用に関する
ノウハウや
インフラを提供
安心して長期間
保有いただける
投資信託を提供
66%出資
トップインタビュー
ご挨拶
トップインタビュー
Question
株主還元策について教えてください。
成長機会とのバランスや資本効率性改善効果を踏ま
方針の一つとして位置付けており、業績に応じた株主
えた自己株式取得等の実施により、
中期的に株主還元
利益還元策として、普通株式配当につき、連結配当性
の強化を目指す方針としています。
財務ハイライト
当社は、株主の皆さまへの利益還元を重要な経営
向30%程度を目処とする配当還元を維持しつつ、利益
1株当たり配当金と連結配当性向の推移
(円)
15
(%)
60
10
5
8.50
30.3%
4.5
9.00
27.2%
10.00
29.6%
6.50
(予想)
30%程度
(予想)
6.50
6.50
29.3%
13.00
(予想)
5.00
4.75
40
特集
12.00
20
4.25
5.00
5.50
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
中間配当金(左軸)
期末配当金(左軸)
連結配当性向(右軸)
0
0
Question
三井住友トラスト・グループの総合力
4.0
皆さまへのメッセージをお願いします。
精神をベースとした「お客さまの側に立った真の顧
いますが、国内外の経済・金融環境の変化をはじめ、
客本位の姿勢」
をグループ全社で徹底するとともに、
お客さまの抱えておられる金融資産の課題やニーズも
お客さまにご提供する商品・サービスの品質向上に
高度化・複雑化するなか、
当グループが果たすべき役割
役員および社員一同、全力を尽くしてまいります。
私どもは、今後一層の厳しさを増す競争環境をさ
皆さまには、今後とも温かいご支援を賜りますよう、
心からお願い申し上げます。
らなる成長のチャンスと前向きに捉え、信託の受託者
三井住友トラスト・ホールディングス 2015 中間期ディスクロージャー誌
金融円滑化への取り組みについて
も従来以上に拡大していると認識しています。
トピックス
銀行統合による新たな船出から4年を迎えようとして
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