Social Innovation by ICT and Yourself

神戸情報大学院大学
副学長
福岡
賢二
学園について
・学園の教育モットー「人間力のある人材の育成」
・同じ学園に神戸電子専門学校
・日本初のコンピュータスクール（1953年創立）
半世紀以上に渡りコンピューター、IT業界に
人材を輩出
・日本初のプログラミング教科書出版（1971年）
当時大学の教科書として広く利用される
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大学院（IT専門職大学院）について
教育の2大特徴
１・探究実践 社会の課題を発見し自身の強み（IT技術や
人間力）を磨きつつ解決を目指す生き方
“Social Innovation by ICT and Yourself”
＊学長炭谷俊樹著「ゼロからはじめる
社会起業」がテキスト
＊東大i.school（ｲﾉﾍﾞｰｼｮﾝｽｸｰﾙ）でも採用
＊探究ラボを設置し、産官学で叡智を結
集して実際の社会課題解決に率先して
取り組んでいる
２・グローバル展開
探究実践について
演習の流れ
課題設定
仮説の立案
仮説検証１
人は喜んでく
れるか？
仮説検証２
独自性は
あるか？
実行
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仮説検証３
収支は
とれるか？
探究実践
事例
BERT(Bikers Emergency Response Team)プロジェクト
片山敬済によるライディング講習風景
開発中の放射線量測定器
3.11を受けて結成された緊急災害対策バイクレキュー
活動向けシステム開発支援を通じたIT人材育成
BERTのウェブサイト http://bert-japan.org/
Bikers Emergency Response Team（BERT）
探究チャート
提供価値
問題意識
国や行政の救援体制だ
けでは災害時の対応能
力に制限がある。
がれきや道路寸断等で
レスキューが困難なこ
とも。
バイカーが持つ機動性
や危機回避能力を活用し、
民間のﾊﾞｲｸﾚｽｷｭｰ体制を構築
自らの生命と安全を守る
価値を実現するために必要なもの
資金源
・バイクレスキュー訓練事業
・防災関連グッズ販売
・企業や個人からの寄付
・公的支援
技術・ノウハウ
・高度なﾊﾞｲｸ操作とﾚｽｷｭｰｽｷﾙ
・現場でGPS, モバイル機器を
駆使し、後方でICTシステム
による支援
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人材
・ﾌﾟﾛやｱﾏのﾗｲﾀﾞｰ個人や団体
・自衛隊、消防、警察、行政
との平時からの連携体制
・その他高防災意識志願者
本学がアフリカと関わるきっかけ
あるITカンファレンスで偶然知り合ったマラウイの
青年が語ったアフリカにおけるICTの動きに釘付けに
・極端に不足する高等教育に対する通信教育ニーズ
＊写真右はﾀﾌﾞﾚｯﾄを使ったオンライン教育の事例紹介
（マラウイの文部科学省にて）
本学がアフリカと関わるきっかけ
・大統領の強いリーダーシップにより2020年までに
ICTを基軸としたイノベーションによる経済発展を
成し遂げようとしているルワンダ
＊写真は左から、国土中に張り巡らされた光ファイバーの側
溝、国中を巡回するIT出張講習用「ITバス」、都会から離
れた過疎地で誰でもITが利用できる「テレセンター」
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アフリカに「探究実践」は通用するだろうか？
―JICAと共同で検証することに－
「ICT活用による開発課題解決」コース
通称“TFA(Tankyu for Africa)”
・2012年2月5日(日)から3月17日(土)の42日間
・アフリカ8か国から29名の政府高官等が参加
・「医療、農業、産業振興、行政サービスの効率化、教育」等
自国で解決すべき題材を持ち寄り、ICTを活用して各々の課
題を解決するための能力を向上させることを目的とした研修
アフリカに「探究実践」は通用するだろうか？
―JICAと共同で検証することに－
・アフリカの社会課題をアフリカ人自らの力で解決するために
考えられた初の探究チャート
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アフリカに「探究実践」は通用するだろうか？
―JICAと共同で検証することに－
・TFA最終プレゼンテーションの模様
(2012.03.14 於：学園ソニックホール)
ルワンダではすでに”Tankyu ”が共通の合言葉
になりつつある
今月初め、ルワンダ現地で“TFA(Tankyu for Africa)”
フォローアップ研修を実施
・2012年11月1日(木)から11月3日(土)の3日間
・ルワンダの政府、教育関係者向けと、企業向けに各1日ずつ、
TFA研修を最小化して実施
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なぜルワンダで”Tankyu”なのだろうか？
一般的にルワンダと言えば…
しかしこれだけではありません
・ICTイノベーション立国を目指し
・東アフリカ共同体に加盟
アフリカの奇跡を起こすべく国民が一丸となっている！
故に今解決すべき社会課題が山積みに
ICT4D(ICT for Development)
ICT4Dとは主に国際協力で用いられている用語で
「ICTを活用した途上国開発」のこと
アメリカ、イギリスに１研究科ずつ、ICT4Dを専門的に学べる
大学院があるが、国際協力大国とも言える日本にはなかった
このようなアフリカでの“Tankyu practice”の大きな反響を得た
ことで、日本初となるICT4D修士コースを来秋スタートさせる
ことに
日本にいながら、実際に途上国からの留学生と共に実践的に
ICT4Dが学べ、修士の学位(Master of Science in Information
Systems)が取得できる新コース
ICTのバックグラウンドがなくとも、2年後にはICTイノベー
ターとして世界で活躍できる人材になれる画期的なカリキュラ
ムと教授陣で、現在準備を行っている
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KIC、探究実践、新設ICT4Dコースに関しては
・本学ウェブサイト http://www.kic.ac.jp
・Facebook http://www.facebook.com/KIC.GSIT
・日経ビジネスオンライン連載コラム
「炭谷学長の探究型で生きろ」で検索
・炭谷俊樹著「ゼロからはじめる社会起業」
出版元：日本能率協会マネジメントセンター
アフリカやルワンダでの探究実践に関しては
・神戸情報大学院大学内 探究ラボ
[email protected]
ご清聴ありがとうございました
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