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収益構造変化の過渡期、EC業務支援システムが主力へ

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収益構造変化の過渡期、EC業務支援システムが主力へ
Morningstar Equity Research Report 2016.4.1
モバイル用アクセサリー販売とEC業務支援事業が両輪
投資判断(3/31)
Hamee(3134・マザーズ)
株価
投資単位
537円
時価総額
昨年来高値
42.0億円
100株
(3/31)
新規 Neutral
昨年来安値
1,101円
(3/31)
PER
(予)
455円
(15/4/22)
15.2倍
(16/1/18)
(3/31)
収益構造変化の過渡期、
EC業務支援システムが主力へ
■
「ネクストエンジン」
好調で3Q累計は2ケタ増収・増益
16年4月期3Q累計(15年5月-16年1月)の連結業
績は、売上高4,844百万円(前年同期比12.0%増)
、営業
利益306百万円(同15.2%増)だった。自社開発のEC(電
子商取引)事業者向けバックオフィス業務一元管理システ
ム「ネクストエンジン」が総契約数、利用店舗数とも順調
に積み上がり、利益率が高いプラットフォーム事業が売上
高583百万円(同26.6%増)
、
セグメント利益137百万円(同
36.6%増)と急拡大し、業績成長をけん引した。一方、ス
マホケースなどモバイル用アクセサリーを販売するコマー
ス事業では、国内販売で収益性の高い自社企画商品販売が
好調に推移したものの、主に北米での先行投資が重しとな
り利益の伸びを鈍化させた。
■プラットフォーム事業の利益は計画超過ペース
16年4月期の連結業績は、売上高6,349百万円(前期比
12.2%増)
、
営業利益464百万円(同38.3%増)を計画する。
3Q時点での進ちょく率は売上高が76.3%に対し、営業利
益では65.9%と若干低位にとどまる。コマース事業の利益
の伸び悩みが響いた。ただ、成長が続くプラットフォーム
事業だけで見た場合、セグメント利益の進ちょく率は同事
業の通期計画に対しすでに97.7%と超過ペースで、コマー
ス事業の出遅れをある程度補えるものと見込まれる。コマ
ース事業でも、新型スマホ「iPhone SE」発売に伴うケー
ス等の需要喚起への期待もくすぶり、モーニングスターで
は会社計画に近い数字での着地は可能と予想する。
「ネクストエンジン」と契約するEC事業者の商品の受注
件数は3Q累計で3,154万件と、前期通期実績の3,300万
件を超える勢いで、これに連動して従量課金額が押し上げ
られている。さらに、追加機能であるアプリの利用も増大
傾向。アプリ利用に伴う月額固定料金が上積みされ、収益
性を一段と高める要因となっている。プラットフォーム事
業のセグメント利益率は3Q累計で23.6%と、同事業の通
期計画17.6%を上回って推移している。アプリはネットオ
ークションサイト「ヤフオク!」への全自動出品など、販
路拡大・受注件数増加につながり、結果的に当社の従量課
金に寄与するタイプも人気だ。
500円~ 700円
想定株価レンジ
(円)
1,500
1,200
1,101
900
26週線
600
455
300
(月)4 5
6
(千株)
13週線
出来高
15,000
10,000
5,000
0
13週平均線
7
8
9
10
11
12
1
2
3
13週移動平均線
26週移動平均線
出来高
(13週平均)
534円
567円
226,385株
17年4月期は「ネクストエンジン」の増勢が続き、連
結業績の利益率が一層向上する見通しで、モーニングスタ
ーでは売上高7,200百万円、営業利益545百万円を予想す
る。集積されたEC取引データを活用する、ビッグデータ
関連事業の本格始動にも期待が掛かる。コマース事業でも
国内市場でのシェア拡大、高収益の自社企画商品の販売比
率上昇に加え、ライセンス商品拡充や物流効率化を通した
北米での損益改善により、さらなる成長が見込まれる。
株価は500円台を中心としたボックス圏での値動きが続
く。もっとも、
株式市場では当社に対して
「スマホケース屋」
との印象が先行し、EC業務支援事業を軸とした高収益の積
み上げ型ビジネスが成長中であるなど、事業の実態が十分
に浸透していない可能性がある。
EC業務支援システムで直接的な競合関係にあるアイル
(3854)と比べ当社はシェア等で優位にありながら、株価
指標面では相対的に過小評価。モーニングスターによる16
年4月期予想EPS(1株利益)31.3円基準でも、仮にPER
でアイルと同水準(22.9倍、3月31日終値基準)まで評
価が進めば、株価は700円を超える計算になる。直近16
年2月にも人工知能関連の材料に刺激され714円まで吹き
上げており、十分射程内。また、16年4月期業績の着地点
を慎重に見定める必要はあるものの、株価は来期以降の成
長を織り込む段階に入りつつある。想定株価レンジは500
円~ 700円、投資判断は新規「Neutral」とする。
(松尾 繁)
業績動向(3/31時点)
売上高
(百万円)
14 年 4 月期
15 年 4 月期
16 年 4 月期
17 年 4 月期
実績
4,681
前年比
(%)
12.3
営業利益
(百万円)
226
前年比
(%)
23.8
経常利益
(百万円)
222
前年比
(%)
5.3
純利益
(百万円)
121
前年比
(%)
EPS
(円)
▲14.0
19.7
実績
5,657
20.9
336
48.1
329
47.9
192
58.4
31.0
会社予想
6,349
12.2
464
38.3
432
31.3
271
40.7
35.4
MS 予想
6,430
13.7
420
25.0
390
18.5
245
27.6
31.3
MS 予想
7,200
12.0
545
29.8
530
35.9
300
22.4
38.3
※ 14 年 12 月 11 日付で 1 株につき 200 株の、16 年 3 月 1 日付で 1 株につき 4 株の株式分割を実施
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(1/3)
Morningstar Equity Research Report 2016.4.1
Hamee(3134・マザーズ)
■ 会社概要
EC業務支援システム「ネクストエンジン」の概要
スマホケースなどモバイル用アクセサリーを販売する
コマース事業と、EC事業者向けに業務支援用のシステム
を提供するプラットフォーム事業が両輪。1998年5月
設立、神奈川県小田原市に本社を構える。13年5月に現
社名へ商号変更、15年4月に東証マザーズ市場へと上場
した。コマース事業では雑貨等の商品企画・仕入を行い、
ネット通販として自社サイトの他、楽天市場、yahoo!シ
ョッピングなどのモールで販売。また、大手雑貨量販店、
大手家電量販店向けに卸販売を行い、EC事業者向けにネ
ット卸販売サイトを運営する。米国・韓国など海外向け
販売も展開する。
プラットフォーム事業の主軸サービス「ネクストエン
ジン」は、受発注・在庫管理などEC事業者向けのバッ
クオフィス業務を一元管理するクラウド・ASPサービス。
自社のEC業務用に開発した、現場目線のシステムである
点が強み。標準機能を一括した「メイン機能」に加え、
個別のニーズに対応した拡張機能の「アプリ」を追加的
に選択できる仕組みで、13年12月にAPIを公開し拡張
性が一段と高まった。売上高構成比(15年4月期実績)
はコマース事業88.8%、プラットフォーム事業11.2%だ
が、セグメント利益ではコマース事業63.3%、プラット
フォーム事業36.7%とプラットフォーム事業の利益率が
高い。
「ネクストエンジン」=クラウド型のECバックオフィスシステム
ご注文
ありがとうご
ざいます
EC 関連市場は世界的に拡大傾向にある。経済産業省
によれば、国内 EC 市場規模は 14 年実績で 12.8 兆円(前
年比 14.6%増)
。一部シンクタンクでは 20 年を前に 20
兆円を超えると試算する。市場の拡大は当社事業の追
い風となっており、特に EC 業務支援システム「ネクス
トエンジン」は 16 年 4 月期 3Q 末時点で OEM(相手先
ブランドでの生産)除く有料の総契約数 2,119 社(15
年 4 月期末比 303 社増)
、利用店舗数 1 万 5,772 店(同
2,300 店増)と拡大が継続。会社側では総契約数 5,000
社突破を中期的な目標に掲げる。今後は規模拡大に伴い
集積される膨大なデータの活用も視野に入れ、16 年 2
月には人工知能・機械学習を研究するネクストエンジン
AI ラボの設立を発表。併せて、北米、アジアなどグロ
ーバル規模でのプラットフォーム化も構想する。コマー
ス事業では、収益性の高い自社企画商品の販売比率を高
め、
「メーカー化」を目指す流れにある。
ご意見ご感
想お聞かせ
下さい
出荷
しました
梱包
出荷
注文
受取
ネットショップ・EC企業のルーティン業務を可能な限り自動化
生まれた時間を
複数店舗の
売上増の施策
一元管理を実現
経営戦略に
充当
出所:会社資料からモーニングスター作成
各セグメント利益および連結営業利益率の推移
(百万円)
500
(%)
10.0
コマース事業(左軸)
プラットフォーム事業(左軸)
400
8.0
連結営業利益率(右軸)
300
6.0
プラットフォーム事業の利益は
計画超過ペース
200
4.0
100
0
■ 事業環境と展望
○月○日○
時頃にお届け
します
2.0
13年4月期
14年4月期
15年4月期
0.0
16年4月期
(会社計画)
出所:モーニングスター作成
リスク要因
当社の主な事業領域である EC 関連市場の成長が阻
害された場合、業績は伸び悩む可能性がある。主要
EC モールの運営方針の変更により、EC 店舗の出店規
制や費用増加につながれば、当社業績も影響を受ける
恐れがある。EC 業務支援システム
「ネクストエンジン」
に不具合が生じた場合、プラットフォーム事業のみな
らず、同システムを業務に利用するコマース事業も影
響を受ける。この他、当社の売上高は第 3 四半期(11
月~翌年 1 月)に盛り上がり、第 1 四半期(5 ~ 7 月)
に最も小さくなるなど、季節変動性がある点には留意
する必要がある。
株主還元(3/31時点)
■ 株主優待
■ 配当の状況
1株当たり配当金
中間期末
期末
年間
14年4月期
実績
0円
0円
0円
15年4月期
実績
0円
0円
0円
16年4月期
会社予想
0円
0円
0円
毎年 4 月 30 日または 10 月 31 日現在の株主名簿に記載・記録された、100 株以
上保有する株主が対象。
① Hamee 本店(http://www.strapya.com/)で利用できる 1,500 円分のクーポンを
贈呈。
②ネクストエンジン利用料金 1,500 円分の割引クーポンを贈呈。
※上記①または②のいずれか。ただし、②はネクストエンジンの契約があり、別
途メールにて株主優待を申し込んだ株主のみが利用可能。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(2/3)
Morningstar Equity Research Report 2016.4.1
Hamee(3134・マザーズ)
競合他社比較(赤太字は競合他社に比べ優位な数値)(3/31時点)
Hamee
(3134・マザーズ)
基本事項
537円
948円
1,081円
投資単位
100株
100株
100株
53,700円
94,800円
108,100円
最低投資金額
4月
7月
3月
PER
(予)
15.2倍
22.9倍
PBR
(実)
2.4倍
3.2倍
配当利回り
(予)
0.0%
1.6%
13.7%
14.1倍
2.7倍
売上高成長率
(予)
成長性
12.2%
38.1%
営業利益成長率
(予)
EPS成長率
(予)
売上高営業利益率
(予)
収益性
14.4%
101.7%
7.3%
4.1%
16.0%
7.0%
総資産経常利益率
(実)
14.2%
9.5%
59.8%
デット・エクイティ・レシオ
(実)
30.6%
345.5%
流動比率
(実)
-
▲0.7%
0.3%
自己資本当期純利益率
(実)
自己資本比率
(実)
財務安定性
Eストアー
(4304・JQ)
株価
決算月
株価指標
アイル
(3854・JQグロース)
4.4%
37.9%
10.4%
30.5%
16.3%
47.5%
32.8%
2.2%
10.7%
186.3%
133.2%
競合企業として、ネットショップ一元管理 ASP サービス「 CROSS MALL(クロスモール)
」を提供するアイル( 3854)と、ネット通販総合支援サービスの E ストアー( 4304)
を選定した。
■ 成長性
■ 収益性
■ 財務安定性
16 年 4 月期連結業績の会社計画
は、売上高が前期比 12.2%増、営
業利益が同 38.3%増。売上高成長
率は競合のアイルを若干下回るも
のの、営業利益成長率では開発コ
ストがかさむアイルに対し、2 ケ
タ増益を見込む。当社の 3Q 時点で
の営業利益進ちょく率は、コマー
ス事業の北米での損益悪化が響き
65.9%とやや低水準にあるが、高
収益のプラットフォーム事業のセ
グメント利益が計画を上回るペー
スで推移。
「ネクストエンジン」の
契約数等の順調な積み上がりを背
景に、17 年 4 月期以降も持続的な
成長が見込まれる。将来的には海
外事業の加速や、ビッグデータ関
連での事業展開にも期値が掛かる。
収益性の面では E ストアーにや
や見劣りするものの、競合の中で
は中位の水準。このうち、自己資
本当期純利益率について、当社の
自己資本比率が競合の中で随一の
高さにある点には留意する必要が
ある。将来的に、利益率の高いプ
ラットフォーム事業の売上比率が
さらに高まれば、連結ベースでの
収益性は今後も向上していくもの
とみられる。また、コマース事業
においても、高収益の自社企画商
品比率(16 年 4 月期 3Q 累計では
同事業の 6 割程度)を高めていく
方針。北米事業でも諸施策を打ち、
損益改善を図る。
自己資本比率、流動比率は競合
内でトップ。自己資本比率は 16 年
4 月期 3Q 末時点では 64.9%と、前
期末時点の 59.8%から上昇してい
る。IPO(15 年 4 月 20 日上場)後
という状況は考慮する必要がある
ものの、高い流動比率から機動的
な投資が可能な状態にある。デッ
ト・エクイティ・レシオについても、
相対比較では高さが目に付くが、
100%を大きく下回り健全な水準。
全体的に見て、当社の財務面には
安定性がある。
モーニングスター株式会社
プロダクト開発本部 株式分析部 アナリスト 松尾 繁
03-6229-0810 [email protected]
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(3/3)
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートの読み方
特 徴
Overweight (オーバーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上上回ると
予測される場合
Neutral (ニュートラル)
今後、半年間の株価推移が現値水準の- 15%~+ 15%に
とどまると予測される場合
Underweight(アンダーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上下回ると
予測される場合
(1)第三者機関として中立的な立場を重視
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートは、
モーニングスターが位置する中立的な第三者としての立場
を重要視し、客観的な比較・評価情報の提供に努めていま
す。モーニングスターがカバーする全銘柄に対し、アナリ
スト個人の見解に加え、複数のアナリストから成る銘柄評
価委員会の意見を反映し、投資判断・想定株価レンジ・業
績予想を決定しています。
(2)カバー銘柄のユニバース
カバー銘柄は下記対象銘柄から銘柄評価委員会が選出し
ています。
【銘柄選定基準】
●アナリストのカバー率が低い国内新興市場上場銘柄
●個 人投資家からの人気が高い銘柄(各オンライン証券
のデータを参考)
●時価総額を考慮(50 億円程度以上を目安)
●整理、監理銘柄や継続疑義、債務超過銘柄を除く
(3)3 段階の投資判断
カバー銘柄に対する投資判断は、モーニングスターの各
アナリストによる調査・取材・分析を基に銘柄評価委員会
の協議を経て決定しています。下記の基準を基に 3 段階(最
上位から「Overweight 」
(オーバーウエート)
、
「Neutral」
(ニュートラル)
、
「Underweight」
(アンダーウエート)
)
で予測しています。
モーニングスターでは業績見通しや財務状況、株価の値
動きなどに関する見解の変更により、機動的に投資判断を
変更します。ただし、影響力のある、新しい情報が明らか
となり、判断に時間を要する場合には投資判断を「Under
Review」
(保留)とする場合があります。また、取引時間
中の投資判断の変更は行いません。アナリストが退職した
場合などは投資判断をいったん「Suspension」
(停止)と
する可能性があります。
(4)中期的な想定株価レンジ
向こう半年間で想定される株価のレンジを示します。株
価指標などを用いた適正株価水準のほか、チャートのフシ
目や直近の高値・安値、トレンドライン、移動平均線など
テクニカル面や価格帯別出来高なども考慮して、中期的な
上値メド、下値メドを決定しています。
項目説明
■ アナリストコメント
直近の業績動向や事業環境につい
て、取材に基づいた評価をコメント
しています。投資判断の根拠や業績
予想に対する見方、今後の事業展望
などを記載し、株式投資をするうえ
で最も重要な情報を掲載していま
す。
また、
読みやすさを考慮してテー
マごとに 2 ~ 4 つのパラグラフに
まとめているほか、重要なポイント
を太字で強調しております。
■ 業績動向
通期決算の実績 2 期分と会社予
想、およびモーニングスターの独自
予想を今期、来期の 2 期分掲載し
ております。
各銘柄への取材に加え、
四半期毎での過去の業績傾向やセグ
メント毎での分析に基づいて業績数
値を予測しています。
■ 会社概要
各銘柄がどのようなビジネスを展
開しているのか、どこに収益源があ
るのかなどを詳しく解説するほか、
今後どの事業に力を入れていくの
か、中期的にはどのような事業展開
を図っていくのかなどの中期的な見
通しも取材を踏まえて掲載します。
■ 事業環境と展望
各銘柄が属する業界について、足
元の状況や将来の成長性などの観点
から解説します。競合他社への取材
も実施することで業界全体を多方面
から捉えるほか、業界団体のデータ
など具体的な数値も掲載します。
■ リスク要因
各銘柄が有するリスクを解説しま
す。事業面でのリスクに加え、業績
面や財務面、株式市場独自のリスク
なども考慮して様々な角度から見た
リスクを示します。
■ 成長性
今期会社計画の売上高成長率、営
業利益成長率、EPS 成長率を競合他
社と比較するほか、過去の経緯や主
力事業の成長力などを評価します。
■ 収益性
今期会社計画の売上高営業利益率
と前期実績の自己資本当期純利益
率、総資産経常利益率を競合他社と
比較するほか、過去からの収益性の
変動などを評価します。
■ 財務安定性
前期実績の自己資本比率、
デット・
エクイティ・レシオ(=有利子負債
/ 自己資本× 100)、流動比率(=流
動資産 / 流動負債× 100)を競合他
社と比較するほか、現預金やキャッ
シュフローなどの観点から財務安定
性を評価します。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見は作成日に
おける判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではありません。著作権、知
的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
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