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調査対象企業:プレミアグループ株式会社

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調査対象企業:プレミアグループ株式会社
調査 対 象企業
プレミアグループ株式会社
成 長 企業
の
内
査
を調
面
企業調査報告書 発 行 日
2016 年 03 月 09 日
企業調査報告書 有効期限
2017 年 03 月 08 日
Developing Asian Companies Research Association
一般社団法人アジア成長企業調査協会
© 2016 一般社団法人アジア成長企業調査協会
報告書の趣旨について
About the Report
本報告書は、企業からの依頼により一般社団法人アジア成長企業調査協会(以下:DACRA)が第三者として調査を行って発
行した報告書となっており、企業の内面や抱えている想いを、正確に外部に発信することを目的としています。
DACRA とは
DACRA とは、Developing Asian Companies Research Association の略称です。成長企業に関する情報を調査し、広く世
の中に伝えていくために発足された協会です。正確な企業情報の発信や情報収集による統計結果の情報発信を通じて、成長企
業の雇用ミスマッチを失くしたり、企業間取引を円滑化したりすることによって、アジア圏の成長企業の発展に寄与することを目
的としています。
企業調査報告書とは
DACRA では、大きく分けて二種類の報告書を手掛けています。一つ目の調査報告書は、企業の働く環境に関する内面調査で、
従業員の働きがいや働きやすさ、教育体制等をはじめとして「従業員にとってどんな魅力がある会社」なのかを調査して報告書
に纏めています。これにより、求職者が企業の魅力や仕事のやりがいを正しく知ることができるような環境を作り出すことを目的
としています。二つ目の調査報告書は、商品・サービスに関する内面調査で、その企業が提供している商品(サービス)に対して ,
社長や社員の抱いている想いを調査して報告書に纏めています。その内面調査に加えて既存のお取引先からの声もヒアリングを
して報告書に掲載することで、商取引における関係構築が安心して正しく行えるような環境を作り出すことを目的としています。
調査方法について
DACRA では、調査員の対面による取材調査と、企業で実際に働いている従業員に対して行うアンケート調査を行い、客観的
で信用のおける情報を提供しています。従業員アンケートにおける評価点やコメントは、コンプライアンスやインサイダー情報に
関わらないものを除き、そのままのリアルな声を掲載しています。
一般社団法人アジア成長企業調査協会
http://dacra.org/
1
© 2015 - 2016 Developing Asian Companies Research Association
調査 対 象企業
プレミアグループ株式会社
調査時期︓2016 年 1 ⽉
© 2015 - 2016 Developing Asian Companies Research Association
2
目次
Contents
3
報告書の趣旨について
1
DACRA 企業調査報告書(調査対象企業:プレミアグループ株式会社)
2
企業概要・書面調査
4
企業概要
5
VISION
6
企業の強み / 特徴
7
企業のセルフチェック
8
インタビュー調査
9
インタビュー対象者
10
インタビュー① 代表取締役 柴田 洋一
11
インタビュー② 営業推進部
13
インタビュー③ コーポレート本部
15
コーポレートイメージ
17
従業員アンケート調査
18
アンケート回答者
19
評点
20
項目別詳細結果
21
社長力
21
成長性
22
働きがい
23
働きやすさ
24
社員結束力
25
教育体制
26
フォトギャラリー
27
調査員からの総評
28
企業調査報告書取扱規定
30
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企業概要 ・ 書面調査
Company Data
企業概要や会社の状況に関するデータを集め掲載しています。これらを認識することで、
会社の雰囲気を感じ取っていただくとともに、従業員の傾向や企業の特徴について理解を
深めていただくことができます。
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4
企業概要
Company Profile
社名
プレミアグループ株式会社
住所
〒106-0032 東京都港区六本⽊ 1-9-9 六本⽊ファーストビル 17 階
代表者
柴⽥ 洋⼀(しばた よういち)
設立年月
2007 年 7 ⽉
資本金
15 億 1,500 万円
事業内容
オートクレジットを中⼼としたファイナンス事業
ワランティ(⾃動⾞保証)事業
各種サービスの企画及び提供
社員状況
従 業 員 数︓308 名
前年度採⽤⼈数︓20 名
サイト URL
http://p-fs.co.jp/
財務状況(連結)
(年次)
5
(売上)
2015 年 3 ⽉期
56 億 5,100 万円
2014 年 3 ⽉期
46 億 4,238 万円
2013 年 3 ⽉期
34 億 7,508 万円
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VISION
Go!6
Change!Break through!With us!
MISSION
世界中の人々に最高のファイナンスとサービスを提供し、
豊かな社会を築き上げることに貢献します
常に前向きに、一生懸命プロセスを積み上げることのできる、
心豊かな人財を育成します
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6
企業の強み / 特徴
Features
事 業 モ デル に つ いて
同社は信販業界で唯⼀の銀⾏傘下ではない独⽴系信販会社だ。独⽴系だからこその強みである「経営の⾃由度」
を武器に、新規参⼊にもかかわらず⽬覚ましい成⻑を続けている。事業の柱となるのは、オートクレジット ( ⾞を分
割払いで購⼊できるしくみ ) を中⼼としたファイナンス事業とワランティ事業 ( ⾃動⾞保証 ) である。「お気に⼊りのク
ルマを購⼊して充実したカーライフを過ごしたい」――クルマを購⼊するとき多くの⼈はこう思うだろう。しかし、⾃
動⾞は家に次ぐ⾼額商品だから慎重にならざるを得ない。しかも、購⼊後も故障やトラブルに⾒舞われる度に、修理
⼯場やクレジット会社、保険会社、パーツ販売店などに連絡する⼿間を思うと憂鬱になる。そんなカーライフにつき
まとう煩雑で⾯倒なことをもっとシンプルにできないだろうか――。それが同社の出発点だ。同社は、オートクレジッ
トとワランティサービスを中⼼に、⾃動⾞の分割購⼊、整備・修理のサポート、365 ⽇ 24 時間対応のロードサービス、
第三者査定による売却・購⼊のアドバイスなどをワンストップで提供することを⽬指している。
商 品 / サー ビス の 特 長
同社のオートクレジットは新⾞だけではなく中古⾞の購⼊時にも利⽤できるのが特徴である。これは同社が⼤⼿中
古⾞販売会社の⾦融部⾨として発⾜したことと無縁ではない。通常の分割払いに加え、⾞両価格から 3 年〜 5 年後の
推定下取り価格(残価据置額)を差し引き、それ以外の部分を分割払する残価据置プランなど、お客様の希望に合わ
せた⽀払プランを⽤意。また、⾃動⾞をより安⼼して購⼊できるように誕⽣したサービスがワランティだ。中古⾞は新
⾞と⽐較して⾃動⾞保証が充実しているとは決していえない。そこで、保証部位数最⼤ 395 ヶ所と業界では最多の保
証内容に加え、365 ⽇ 24 時間の緊急ロードサービス、新⾞の延⻑保証、全国の認証⼜は指定⼯場で修理が可能など、
まさにかゆいところに⼿が届くサービスを実現。これも⾃動⾞業界に精通しているからできたサービスだろう。
この 会 社で 得 ら れるスキル や 経 験
同社の教育の指針になっているのは「強い」
「明るい」
「優しい」の 3 つの価値観(=バリュー)だ。新⼈研修、リーダー
シップ研修などを通して、また⽇々の仕事を通して、この三つの価値観に対しての理解を深める⽅法をとっている。社
員が同じ価値観を持つことで団結⼒が⽣まれ、⽬標に向かって社員⼀⼈ひとりが努⼒を重ねる社⾵が浸透する。仲間
と共にチャレンジをしていく環境があるからこそ、着実に⾃分の可能性や活躍するフィールドを広げてキャリアを積ん
でいくことができるのだろう。⾦融イノベーションの未来を⽬指して常に挑戦し続けている同社。会社が成⻑期にある
今だからこそ、様々なことに挑戦できるはずだ。会社と共に成⻑して、新しい⾦融の未来を作り続けていきたいとい
う志を持つ⼈にとっては最適な環境といえるだろう。
7
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企業のセルフチェック
Self Check
企業を深く知るための参考情報として、社内環境に関する項目をパラメーターにて示しています。このパラメーターは、書面調査
により企業側から提出された情報をもとに作成しています。このパラメーターの数値は、
企業調査時点のデータを元に出しています。
男性が
多い
女性が
多い
年功序列度
強い
弱い
平均年齢
高い
若い
少ない
多い
有給消化率
低い
高い
インセンティブ割合
なし
多い
平均勤続年数
短い
長い
少ない
多い
残業時間
多い
少ない
既婚率
低い
高い
男女比
ボーナスの格差
社内イベント
若手社員でも責任ある仕事を任せてもらえ、活躍することができる会社です。
そして、結果だけでなく、プロセスや人間性もきちんと評価されます。
また、社員同士の距離が近く、
役職問わず「さん」付けで呼びあう、風通しのよい風土です。
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8
インタビュー調査
Interview Report
本インタビュー調査は会社の代表者・役員から一名、従業員から二名の合計三名の方々
に対して、調査員による対面取材を行っています。従業員二名は企業側の協力によって選
出しています。取材時間は、一人に対して約一時間程度です。
9
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インタビュー対象者
Target Persons
プレミアグループ株式会社
代表取締役 柴田 洋一
出身校
明治学院⼤学 ⽂学部
趣味
ゴルフ、テニス、旅⾏、読書
大学卒業後、商社を経て大手信販会社へ転職。都内を中心に支店長を歴任。
2003 年に大手自動車販売会社へ転身し、金融子会社の立ち上げに携わっ
たのち、執行役員に就任。2007 年にジー・ワンクレジットサービス(現:
プレミアグループ)を設立。国内だけでなく、海外へもビジネスを展開
させ、今後も更なる躍進を目指します。
社員 新卒入社3年目
営業推進部
出身校
⽇本⼤学 法学部
趣味
旅⾏(国内・海外)
、スキー、スキューバダイビング、劇団四季、お酒、野球
学生時代の就職活動中、漠然と金融業界を志望し、当社に魅了され入社
しました。2014 年度 新卒入社後、営業推進部 関東中央支店(埼玉県)
へ配属され、現在 2 年目。埼玉県所沢市・川越市周辺にある自動車販売
店様を担当しています。自他ともに認める多趣味である事から、休日に
暇するもことはなく、公私ともに充実した日々を過ごしています!
社員 新卒入社5年目
コーポレート本部
出身校
⻘⼭学院⼤学 経営学部
趣味
ダンス、ホットヨガ、サッカー観戦
2012 年度 新卒入社後、審査部門であるクレジットセンターへ配属。
その後、経営企画部へ異動し、大阪本部の立ち上げや経営会議の事務局
などを経験。
現在は広報・人財開発チームで新卒採用を担当しています。
社内の部活では登山部に所属!初心者ながら楽しんで参加しています!
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10
インタビュー ① | Interview Report
常に挑戦を楽しむ心を持ち、
当社のバリューに共感できる人と共に
成長したいと考えます。
プレミアグループ株 式会社 代表取 締役
柴田 洋一
Yo i c h i S h i b a t a
◆ 会社設立のきっかけ
当社は、⼤⼿中古⾞販売会社の⾦融部⾨として発⾜し、その後、完全独⽴をした会社です。もともと私は⼤⼿の信販
会社で 20 年間、⾦融ビジネスに携わり、仕事を通じて接点があった同社にスカウトを受け⼊社しました。同社の⾦融
部⾨の⽴ち上げに参画することにしたのは、⾃分の業界経験を活かしながら新たなフィールドでチャレンジできると判
断したからです。その後、同社の⽅針が変わって⾃動⾞売買に特化していくこととなり、⾦融事業からの撤退が決まり
ました。しかし、この⽴ち上げた⾦融事業に可能性を感じ、私が中⼼となって事業の独⽴化を⾏いました。当時、リー
マン・ショックの影響もあり苦労した時期もありましたが、安定した資⾦⼒を持つ⼤⼿⾦融グループ会社のもとへ⼊る
ことが決まりました。しかし、その⼤⼿⾦融グループは、銀⾏を傘下に持っていたため、当社を銀⾏の⼦会社にしたい
との要望が出ました。「これは事業の⾃由度を⼤きく妨げる可能性がある」と思ったことから銀⾏グループから離れ、⾃
由な経営を⽀えてくれる親会社のもとに移って現在に⾄ります。信販業界で唯⼀の銀⾏傘下ではない独⽴系信販会社と
いう強みを⽣かして、新規参⼊にもかかわらず成⻑を続けてこられているのも、このときの決断が功を奏したといえる
かもしれません。
◆ 社員に対して
当社がここまで急成⻑してこれた最⼤の要因は、「⼈財」です。⼈財は会社の最も基礎になる部分です。個々の社員の
成⻑なくしては、会社の成⻑はありえません。社員が成⻑するためには、仕事に対して価値を⾒出すことが何よりも⼤
切で、もし成⻑を阻害する要因があるのなら、その要因を取り除くのが会社の役割だと考えています。昨年、営業サポー
ト部を発⾜させ、強化したのもその⼀環です。⼟⽇に発⽣する営業スタッフへの問い合わせ電話を営業サポートチーム
へ転送し、⼟⽇の問い合わせ対応は営業サポートチームで⾏うようにしました。それにより、オンとオフの切り替えがはっ
きりでき、営業担当がより仕事に集中できる環境へと改善。そのように、働きやすい環境を整えることが会社の成⻑に
繋がると考えています。⼀⽅で、社員教育は徹底しています。とくに⽇頃から、社員には、「強い、明るい、優しい」の
3 つの価値観 (=バリュー ) を伝えています。単純な数字上の評価だけでなく、その⼈の⼈間性をしっかりと⾒て評価を
することも⼤事だと考えておりますので、成績のみならず当社の掲げるバリューに対しての達成度も評価に含まれてい
ます。バリューに対しての達成度が低いと、私たちの⽬指すクオリティに達しませんし、⼈として周りから尊敬されな
い限り、⾼い評価を得ることはできません。もちろんその評価は給与や賞与にもきちんと反映させるようにしています。
11 © 2015 - 2016 Developing Asian Companies Research Association
プレミアグループ株式会社 代表取締役 柴田 洋一
◆ 会社について
当社の強みは、クレジットとワランティ(⾃動⾞保証)の両⽅を⼿掛けていることです。ワランティとは、お客さま
が購⼊した⾃動⾞が突然の故障に⾒舞われた際に、保証適⽤範囲において、無償で修理が受けられるサービスです。⾃
動⾞販売店がクルマを売り、信販会社がクレジットを提供するというのが従来の常識でしたが、「この常識や壁を壊した
い」という想いから、当社ではファイナンス・⾃動⾞・ワランティのナレッジを組み合わせて、単なる信販会社では⽣
み出すことのできなかった新たな付加価値をもったサービスを提供することにしました。創業した 2007 年の 12 ⽉に
はわずか 5 億円だったクレジット債権残⾼が、7 年で 1,000 億円を突破できたのも、当社の考えるサービスが多くのお
客様の⽀持を得た証だと思っています。
◆ 会社の展望
2020 年に向けて新たなビジョンを⽴ち上げました。
新規事業の確⽴、5 倍の利益成⻑、そして株式上場です。新規事業の中のファイナンス分野として、エコロジークレジッ
トの取扱い増加を⽬指しています。エコロジークレジットとは、太陽光発電システムやオール電化商品の購⼊、設置⼯事
費⽤の⽀払に利⽤できるクレジットのことです。例えば太陽光発電システムの場合、最⻑ 180 回までの⻑期分割払いがで
きるようにし、地球にも財布にもスマートなエコライフを実現するお⼿伝いをしたいと思っています。新規事業の⼆つ⽬は
アフターカー事業です。将来的には国内に数箇所に直営の整備⼯場を置く予定です。⾃動⾞の整備・修理を当社で受ける
ことで、オートクレジット、ワランティ、整備・修理のワンストップサービスを実現します。そして新規事業三つ⽬は海外
事業です。タイを拠点にしてミャンマー、ラオス、ベトナムといったメコンラインと呼ばれる地域をターゲットに、海外進
出を計画しています。すでにタイでは地元の提供企業とともにオートファイナンスに関する業務⽀援を⾏っています。タイ
を拠点にしたのは、カントリーリスクも低く、市場規模が⼤きいことです。タイの⼈はクレジットを組むことに抵抗がなく、
ファイナンス⽐率は⽇本の 3 倍といわれています。市場規模そのものは⽇本の 3 分の 1 といわれていますが、ファイナン
ス率が 3 倍あるので、全体の市場規模は⽇本とほぼ同等といえます。これからモータリゼーションが本格化することが予
測されているので、当社にとってもチャンスがたくさんあると思っています。
◆ この会社に入ろうとしている人へのアドバイス
当社が⾶躍的な成⻑を遂げているのは、常に挑戦を楽しむ⼼を持ち、会社を変化させていこうとする情熱を持っている
からだと思います。⼤きく成⻑している⼈に共通しているのは、当社のバリューに共感し、努⼒を惜しまない⼈です。⾦融
の仕事に携わり、かつ若い⼒でも即戦⼒として扱ってくれる企業はさほど多くはありません。しかし、当社では意欲があれ
ば 20 代でも国内だけでなく、海外事業に携わる責任のある仕事を任せます。
学⽣の皆さんが、⼤企業や知名度が⾼い企業を⽬指す気持ちは分かります。私⾃⾝も⼤企業で働いた経験もあります。
⼤企業という傘の下で仕事するというのは安⼼感もあります。しかし、仕事をするうえでは「⾃分が何をしたいのか=仕事
のスタンス」を考えることが⼤切だと思います。例えば、リーダーになりたい、⾃分の考えや思いを仕事に反映させたい
と思うのなら、⼩さい会社の⽅がチャンスはたくさんあります。しかも成⻑⼒という⾯では、⼤企業に⽐べてベンチャー企
業のほうが⾼いと思います。⼤企業での競争を勝ち抜く努⼒をするのか、中⼩企業で会社を成⻑させる努⼒をするのか。
⾃分にとって達成感の⾼い⼈⽣とはどんな⽣き⽅なのかをよく考えて、就職する会社を選んでほしいと思います。
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インタビュー ② | Interview Report
社員 新卒入社3年目
営業推進部
仕事に取り組む上での思い・考え方
◆ 入社を決めたきっかけ
もともと実家が公務員の家系だったので、就活前は⾃分も公務員になるつもりでしたが、改めて考えてみた時、与えられ
た仕事を黙々とこなすよりも⾃ら積極的に動いて仕事をする環境の⽅が⾃分には向いていると感じ、⺠間企業への就職を決
めました。就活のときは業界を絞ることなく、興味が持てそうな会社に⼿当たり次第に訪問。商社やメーカーなどの会社説
明会に参加していくうちに⾦融業に興味が湧き、そこで出会ったのが当社でした。
⾦融業に惹かれたのは、扱う商品が他と違って「⽬に⾒えない商品」だから。お客様と信頼関係を築いていくなかで、⾃
分を売っていくという営業スタイルに⾯⽩さを感じたのです。また、就活中の⾯接では、学⽣に対して⼀⽅的に質問する企業
が多いなか、当社の⾯接担当官は⾃分の失敗体験や成功体験を交えて、仕事の楽しさややりがいを話してくれました。その
楽しそうに話す姿を⾒て「こんな⼈と⼀緒に仕事をしたい」「この会社なら成⻑できそうだ」と思い、⼊社を決意しました。
◆ 社長について
私の中では最終⾯接のときの印象が⾮常に強く残っています。緊張して社⻑とまともに⽬を合わせられないくらいでした
が、そんな私の状況を察してくれ、やさしく接してくれたことを今でも覚えています。そして、社⻑の最も尊敬している部
分が、常に新しいことに挑戦していく姿勢です。例えば海外展開についても、海外進出のためのパートナーを探すために、
⾃らタイや東南アジア各国へ何度も⾜を運んでいます。そのような社⻑の姿を間近で⾒ているので、社員も常に現状に満
⾜せず、常に先を⾒て⾏動するという⾵⼟があると感じます。
そのように、仕事に対しては強い責任感を持っているため、時には厳しい時もありますが、仕事を離れると、とてもフラ
ンクな⽅です。会社でお酒を飲む機会では社⻑⾃ら社員の輪の中に⼊ってきて、新⼈にビールを注いでくれたりします。
それも単なるパフォーマンスではなく、すごく⾃然にそうしてくれるのです。そして、
「最近、営業成績がいいじゃない。頑
張っているね」という声を掛けていただいたり、
「今度、旅⾏に⾏くんだって︖楽しんでおいで」などと⾔っていただいたり、
プライベートの話も積極的にしてくれます。常に社員たちのことを気にしてくれています。
◆ 成長性について
創業以来、年々成⻑していることは数字に表れています。常に右肩上がりの業績は素直にすごいと思います。この数字
だけを⾒ると、すごく順調に伸びていると思いますが、先輩たちの話をきくと⼭あり⾕あり、業績が伸びず苦しい状況が
続いたこともあったそうです。そんなとき、さまざまな施策や営業⼿法などを出し合い、⼀丸となって取り組んだからこそ、
今現在があるのだと思います。その根底には、社⻑を筆頭にして、常に挑戦を楽しむ⼼を持ち、会社を変化させていこう
13 © 2015 - 2016 Developing Asian Companies Research Association
営業推進部
とする情熱があったからだと思います。社⻑は常々「意欲がある⼈なら年齢問わず、責任のある仕事を任せたい」と⼝に
しています。そういった姿勢は社員のモチベーションを⾼めます。それが会社としての成⻑⼒の源になっているのは間違い
ありません。
◆ 働きがいについて
私たち営業は、当社のオートクレジットやワランティ(⾃動⾞保証)の加盟店になっていただけるように⾃動⾞販売店様
に提案し、販売促進を⾏うことが⼤きな役⽬です。信頼関係を築くためにお客様のもとへ訪問し、親しみを持っていただく
ことが⾮常に重要です。私が担当している埼⽟エリアは、⾮常に競争が激しく、業界では激戦区として有名。
お客様との信頼関係はほんの些細な⾏き違いやトラブルで崩れてしまうので、お客様が不安に感じていることや⼼配に思っ
ていることを円滑に解決することが⾮常に⼤切になります。しかも⼩⼿先のテクニックではなく、お客様に⼼より納得して
いただけないといけません。私の尊敬する先輩は、他社と条件勝負になったとき、社内に持ち帰らず、その場で上司に連絡
して「○○という条件で提⽰したいので、許可をいただきたい」と直談判して契約を結んでいました。その様⼦を間近で⾒
ていて無事契約できた時の先輩の達成感に満ちた表情を⾒て、営業の最前線で働くことの楽しさを肌で感じました。また、
営業は数字を挙げることも⼤きな仕事のひとつです。⾃分の努⼒が数字として評価されるので会社への貢献度も分かり、モ
チベーションが⾼まります。ただ営業というと個⼈の⼒によると思いがちですが、当社の場合は違います。
「同僚の調⼦が悪
いなら、オレが頑張ろう」とチームとしてひとつの⽬標に向かって頑張るのが当社のやり⽅です。だから⽬標を達成したと
きは、チームのみんなで喜びを分かち合います。社内で表彰を受ける先輩たちが「営業チームはもちろん、審査部⾨をはじ
めとするバックオフィスなどの関係各部署の協⼒があってこその賞です」と⼝を揃えて⾔うのも、チームワークを⼤切に考え
ている⾵⼟があるからだと思います。
◆ この会社に入ろうとしている方へのアドバイス
私はこの業界に対して何の知識もなく就活をスタートしました。今思えばそれが良かったと思います。なんの予備知識
もなかったので、知名度や条件ではなく、
「⾃分に合うか合わないか」「⾃分がそこで成⻑できるのかどうか」ということ
だけをポイントにしました。⼀部上場企業からも内定をいただきましたが、当社を選んだのは、このふたつのポイントで、
内定をもらった会社よりも当社のほうが活躍できると思ったからです。こうした感覚は、就活中に養われるものです。です
から、時間が許す限り⾊々な会社にアプローチしたほうがいいと思います。
また、当社の良いところはオンオフのメリハリがあることです。上下の関係が近く、実にフランクな社⾵です。上司も役
職名ではなく「○○さん」と呼びます。それは社⻑に対しても同じです。社員全員が社⻑を「柴⽥さん」と呼んでいるく
らいです。しかし、仕事に対しての向上⼼は⾮常に強く、それだけ厳しい⾯もあります。ですから、⾃ら考えて動くタイプ
の⽅が当社には向いていると思います。それは営業職に限ったことではありません。たとえば福利厚⽣ひとつをとっても、
社員が使える施設の数なども増え、年々充実しています。それは担当部署が「社員のために使える施設を増やしたい」といっ
て⾏動した結果です。どんな部署に配属されたとしても、会社づくりに参加しているという⼿応えがあります。そこが若い
当社の魅⼒のひとつだと思います。成⻑著しい会社だからこそ、得られるものがここにはあります。会社とともに成⻑し
たいと思っている⽅は、ぜひ当社で⾃分の⼒を試してみてください。
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14
インタビュー ③ | Interview Report
社員 新卒入社5年目
コーポレート本部
仕事に取り組む上での思い・考え方
◆ 入社を決めたきっかけ
⼤学時代の⼤半を占めていたのが所属していたストリートダンスサークルの活動でした。就活をスタートさせた当初
は業界を絞ることなく、商社、サービス、⾦融、メーカーなど、多種多彩な会社にアプローチをしました。当時は「⾃
分が何をやりたいのか」「将来どうなりたいのか」ということを決めきれずにいたので、就活を通じて少しでも興味が持
てる仕事に出会いたいと思って活動を続けていました。
当社との出会いも本当に偶然でした。就活サイトを⾒ていて、たまたま⾒つけたのが当社でした。説明会に出席する
までは、⾦融ということで堅苦しい会社だろうと想像していたのですが、説明会でその印象がガラリと変わりました。
社⻑をはじめ先輩社員がイキイキとし、また仕事に対して熱い情熱を持っている姿にすごく魅かれました。そして、さ
らに魅⼒を感じたのが 1 次選考のグループワーク。学⽣にとってはハードルが⾼い課題でしたが、チーム全員でひとつ
の⽬標に向かって考え、そして達成するというプロセスが、ダンスサークルの活動にすごく近い部分があり、親近感を
持ちました。選考の⼀環でグループワークを⾏う会社はいくつもありましたが、ワークを⾏ったらすぐそれで終わり。
そんな中、当社のワーク後にはフィードバックの時間があり、その中で「当社はチームで⽬標を達成することを⼤切に
している」という会社の考えを知りました。その考えに⾮常に共感し、ここでなら楽しく働けそうだと直感。その後の
選考の中でも社員の⽅々と接することで直感は確信に変わり、⾃分に合っている会社だと感じたため⼊社を決意しまし
た。
◆ 社長について
会社説明会で初めてお会いしたときの第⼀印象は「強い信念を持っている⼈」でした。その印象は今も変わりません。
また、仕事だけでなく何事にも真剣で、社内での対抗ゲームがある際には社員と⼀緒になって本気で楽しんでくれます。
そのほかにも、社⻑⾃らが、新⼊社員研修や飲み会などにも顔を⾒せてくださり、プライベートの話も進んでしてくれ
るという⼀⾯もあります。「今度、友だちと⾷事に⾏こうと思っているのですが、どこかいいお店はありませんか︖」と
尋ねると、オススメのお店を紹介してくださるなど、新卒の若⼿社員に対しても真剣に向き合ってくださるような⽅です。
そのような姿勢が、社員との絆をより深めているのだと思います。
⼈事は他の部署と⽐べて社⻑と関わる機会が多くありますが、トップダウンで全部が決まっていくということは全く
ありません。私たちがこうしたいと思うことに、「そこまで強い想いがあるならやってごらん」と社⻑が背中を押してく
れるパターンが⼤半です。そして、例え失敗したとしても、咎められることはありません。「失敗を糧に次に頑張ればい
い」というのが社⻑の考えであり、当社の社⾵です。もちろん、それだけプレッシャーはありますが、こうして若⼿に
も⼤きな裁量権を与えてくれるので、仕事へのやりがいは⼤きいと感じています。
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コーポレート本部
◆ 教育体制について
教育制度が充実しているのも当社の強みです。新⼈研修をはじめ、ビジネス基礎研修、オフサイトの合宿形式による
バリュー研修、リーダーシップ研修など、教育体制は⾮常に⼿厚いと思います。新⼈研修では、仕事をしていくうえで
基礎となる、ビジネスマナー、信販・クレジットに関する基礎知識、部署ごとの役割や業務内容等についてしっかりと
学ぶローテーション研修があります。中でも⼒を⼊れているのは、バリュー研修。これは当社が掲げる「強い」「明るい」
「優しい」の 3 つのバリューについて理解を深めるための研修です。机上の研修と異なり、体験を通して熱い議論を交
わすことでバリューへの理解を深めていきます。新⼊社員が参加するものから、階層別、職種別などがあり、参加者同
⼠刺激を受けることで視野を広げ、⼈間⼒を⾼めていきます。単なる座学ではなく、チーム単位で⽬標を決めて、さま
ざまなテーマでの課題を⾏うので、チームとしての⼀体感が⽣まれ、それが会社としての結束⼒につながっているよう
な気がします。
また、それ以外にも新卒フォローアップ研修、個⼈情報保護研修、コンプライアンス研修、⽇本クレジット協会資格・
検定、資格取得⽀援や部署ごとに⾏われる勉強会等があります。⼊社時に特別な能⼒は必要ではありません。どの職種
においても、仕事やこうした教育を通じて、きちんと成果が出るような教育体制になっています。
◆ 働きやすさ
会社の雰囲気はすごくアットホームで、社員全員が同じ⽬標を共有し、⼀体感を持って働いています。私が⼊社時に
配属された先は、クレジットを希望されるお客様の⽀払能⼒の審査を⾏うクレジットセンターでした。ここは、営業と
密接に関わる部署でしたが、⾃分たちの部署のことだけではなく、営業や他部署の⽴場にも⽴って親⾝に対応すること
を⼼掛けていました。これは、どの部署にも共通した考え⽅で、他部署と協⼒することは当たり前という意識があります。
そのため、部署間における摩擦は無く、協⼒しあう社⾵があるのも当社の魅⼒のひとつだと思います。
福利厚⽣の⾯では、年々、社員優待の施設が増えていますし、部活動なども活発になっています。また、⼥性にとっ
ては産休・育休制度が充実しているのも嬉しいところです。時短勤務ができることはもちろん、産休・育休期間中には、
会社からパソコンが⽀給されるので、社内の情報を共有することができ、会社と繋がっていることができますし、クリ
スマスや誕⽣⽇の際には会社からプレゼントが届いたりもします。このようなところから、会社の社員に対する思いや
りを強く感じられます。また、産休・育休を経てマネージャーとしての職位で復帰した⼥性社員の⽅もいますので、仕
事にも復帰しやすい環境があります。
◆ この会社に入ろうとしている方へのアドバイス
私は、当社の説明会で社⻑の考え⽅にすごく惹かれました。会社選びをするにおいて社⻑の考えを知るということは
すごく⼤切です。会社のリーダーの考えを知って、共感できてこそ、会社選びができると思っています。まずは、先⼊
観をなくし、企業の知名度や条件ではなく「⾃分が共感できる会社を選ぶ」という意識で臨んでほしいです。当社は⼊
社 1 年⽬の新⼈でも「こうしたらいい︕」と思うことがあれば、⾃由に発⾔できますし、上司も先輩もそれを聞こうと
してくれる環境があります。⾃分⾃⾝の成⻑によって会社も⼀緒に成⻑していくことをダイレクトに実感したいという
想いに共感できる⼈であれば、ぜひ当社の⾨を叩いていただきたいと思います。
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16
コーポレートイメージ
Corporate Image
会議室
コーヒーブース
六本⽊⼀丁⽬にオフィスを構えている同社。ビ
ルの 17 階から臨める眺望は開放的な気分にさ
せてくれる。休憩スペースにはネスカフェのコー
ヒーメーカーやオフィスグリコのお菓⼦ボックス
が設置されており、仕事に疲れた社員がリフレッ
シュするための休憩スペースが⽤意されている。
会議室はガラス張りとなっており、⾵通しの良
い社⾵がそのままオフィス内装にも表れている。
エントランス
フリースペース
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ビジョンポスター
従業員アンケート調査
Questionnaire Results
本アンケートは企業協力のもと、全従業員を対象にしたアンケート調査の結果を記載して
います。本アンケートに関する回答はすべて匿名で回答をいただいているアンケートとなっ
ており、人事査定に関係しないように配慮し、できる限り多くの社員の本音を拾い上げま
した。正社員数の 51% 以上の有効回答を基準として得られたデータの集計となっています。
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18
アンケート回答者
A Survey Respondent
男女比
男性
女性
72.7 %
27.3 %
中途採用
新卒採用
入社時の情報
38.5 %
61.5 %
役職
管理職
一般
40.6 %
契約社員・アルバイト
59.4 %
0.00 %
入社してからの年数
∼2年未満
5年以上∼10年未満
17.5 %
2年以上∼5年未満
49.0 %
10年以上∼
32.2 %
1.4 %
職種
営業系
営業 / セールス
営業マネージャー
営業事務 / アシスタント
アドバイザー / コンサルタント
企画 / 事務系
21.0 %
18.9 %
7.0 %
2.8 %
技術系
SE / プログラマ / オペレーター
デザイナー / エンジニア
研究 / 建設関連技術者 / 生産技術者
調理師 / セラピスト
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経営企画 / マーケティング
4.8
%
広報 / 人事 / 教育 / 法務 / 総務 / 知財
7.7
%
経理 / 財務 / 会計職種
3.5
%
17.5
%
0.0
0.0
2.8
9.8
%
一般事務 / 秘書 / コールセンター関連
その他
3.5
0.7
0.0
0.0
%
店舗管理者 / スーパーバイザー / 接客販売
%
編集 / プロデューサー/ディレクター
%
経営全般 / マネジメント
%
その他
%
%
%
評点
Score
レ ー ダー チャート
社長力
調査員
社員
高評価項目
5
4
教育体制
成長性
3
高評価項目
2
1
働きがい
社員結束力
高評価項目
働きやすさ
社 員評点
4.4
4.2
3.8
3.8
4.0
3.6
社長力
成長性
働きがい
働きやすさ
社員結束力
教育体制
4.5
4.0
3.7
3.9
4.1
4.1
社長力
成長性
働きがい
働きやすさ
社員結束力
教育体制
調 査 員評点
総 合ス コア
4.1点
高評 価獲 得項目
社長力
成長性
社員結束力
Excellent Results
Excellent Results
Excellent Results
高評価項目とは:この項目は社員 / 調査員の評価共に特に高評価だった項目です。
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20
社長力
Management Ability
評価点数
回答項目
各項目 5 点満点中
会社のビジョン・ミッションは浸透して、理解されていますか。
4.4
経営者との距離は近く、アドバイスを受けられるような環境があると思いますか。
4.1
経営者が会社をどのようにしていくつもりなのか理解していますか。
4.5
経営者のリーダーシップは強いと思いますか。
4.8
会社が社員のことを大切にしてくれていると感じますか。
4.3
従 業 員 のリアル な 声
経営者の魅力的なところや良い点を教えてください。
・どんなに会社が⼤きくなっても社員の研修には必ず参加し、夜遅くまで⼀緒にお酒を交わしながら、1 ⼈ 1 ⼈の性格・考えを
知ろうとする所に魅⼒を感じます。とても社員想いの素晴らしい経営者だと思います。
・毎年会社の⽅針や⽬標を⾃分の⾔葉で全社員に向けて発信しており、社内の透明性が⾼いと感じる。
・強いリーダーシップを発揮しているが、オン・オフのメリハリがあり、⾷事の席では⼀緒になって楽しむ事ができる。
・営業出⾝でありながら、経営にかかる極めて広い分野についても深い⾒識・鋭い分析⼒があり、かつ意思決定が迅速であり正
確であること。また、当社が「更なる⾼み」に進んでいけると誰よりも社員を強く信じている点。
・⼤きな⽅針を⽰して、細かな部分は下にまかせてくれる。それでいて個々の社員のことをよく⾒てくれている。
・社員⼀⼈⼀⼈に対して、未来について語る機会を作ってくれる。現状に満⾜することなく、常に新しいことへ取り組む姿勢を社
⻑⾃らが率先して⽰し、組織へ⾵を送り続けてくれていること。
・リーダーシップがありこの⼈についていけば必ず成功すると素直に思える点。また、若⼿・ベテラン問わず、社員のことを本当
に⼤切にしてくれているなと感じられる点です。
・⼈間的に深みがあり、社員を第⼀に考えていただいている印象があります。また、福利厚⽣や待遇⾯を充実を考えてくれるので、
社員のみならず家族への還元も感じられます。
・リーダーシップが⾮常に強く、会社のビジョンが全社員に浸透している。決定したことに社員が従うだけという訳ではなく、社
員の意⾒もきちんと聞き⼊れてくれる。⼈間⼒が⾮常に⾼く、カリスマ性が備わっている。
・社員に会社をどうしていくのかを丁寧に伝え、そのためにどうすれば良いかを浸透させてくれる。それにより、会社全体が⼀丸
となって動くことができる。また、当社の⽴ち位置、どこを⽬指すか、何が⾜りないかを常に考えて伝えている。
・能⼒・⼈間性ともに兼ね備えた⼈物だと思う。全社員のことを把握していて、本社と距離が離れている拠点でも経営者との距
離があるとは感じない。また、⼈のことをしっかり⾒極める審美眼のある⼈だと感じる。
・⼈として社会⼈として成⻑する為のステージを⽤意して頂ける。また有⾔実⾏である為、⽬標から未来を⾒る事ができる。代表
者との距離が近く直接話を聞く場や質問できる場を頂戴できる為、躊躇なく前進し続ける事ができる。
・⾃⾝の全てをかけて、社員・会社を良い⽅向へと導こうとする強い想いがあるところ、⾏動する強さ。全ての社員に興味を持っ
ており、⼊社の新旧問わず、進んでコミュニケーションを取ってくださるところ。
・普段から⾷事の席や研修などで接する機会が多く、距離が近い点。また、社員⼀⼈⼀⼈の名前と顔を覚えてくれているところが
嬉しい。
・全社員に向け⾃分の⾔葉で夢を語ってくれる。また、夢に向かってのプロセスを伝えてくれる点。
社 長 力とは
社長力とは、会社全体のマネジメントや企業風土作り等に関連する項目を指しています。
評価点数は、「1:全く感じない」「2:あまり感じない」
「3:少し感じる」
「4:そう感じる」
「5:とてもそう感じる」の 5 段階
評価で従業員に点数をつけていただき、その平均点を割り出して示しています。
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成長性
Growth Potential
評価点数
回答項目
各項目 5 点満点中
本体や関連会社の事業は拡大していると思いますか。
4.4
会社や個人で決められている目標設定は高く設定されていると思いますか。
4.2
商品のニーズや市場規模が今後大きくなっていくと思いますか。
3.7
新規事業や M&A など、事業拡大の取組みをしていると思いますか。
4.3
従業員数は年々増えていると感じますか。
4.5
従 業 員 のリアル な 声
会社の成長性を感じる点を教えてください。
・社員数・事業所数・福利厚⽣において、年々成⻑している。上場という事も視野に⼊っているためより成⻑を感じる。
・常に新しい事にチャレンジしている状況がある。
・社員⼀⼈ひとりの成⻑スピードが速い。そのため組織としても常に成⻑している。
・上場を⽬標に利益数値だけでなく、業務改善⾯でもスピード感をもって対応出来ている。
・売上や利益成⻑だけでなく、新しいシステムの導⼊や新しい部署の増加など、すべてにおいて変化をしている点。そのような変
化が多い中でも、常に⼀体感を保っている点にさらに成⻑性を感じる。
・ジョブローテーションが活発。その分個⼈の成⻑スピードが早い。
・マーケット規模が横ばいの中で、当社は右肩上がりで成⻑している。上場が迫っている。
・信販会社の枠を超え、複数の新規事業に向けて動き出している点。
・保証とクレジットを⼀緒に提供できる会社は当社のみである為、この強みを⽣かしてもっと成⻑できると考えます。
・2020 年に向け新たなビジョンが発信され、それに対して全員が本気で取り組もうとしていることを強く感じる。この強い気持
ちがあればどこまでも伸びていくのだろうなと感じます。
・当社は同業他社と⽐べ規模は⼩さいものの、他社にはできないサービスを持ち、当社の存在が重要なものになっていると感じ
るところ。
・⽀店が全国に広がっている点や、海外進出、新規事業が増えていく様を⾒て、成⻑を感じます。
・現状維持は衰退という価値観があり、事業や社員数、新しい福利厚⽣の導⼊など常に新しい事にチャレンジし続けていると思う。
・⼀番は働く環境の変化である。福利厚⽣や給与⾯が会社の成⻑に応じて変化しており、有給休暇の取得促進制度や毎年実施さ
れる給与のベースアップなどが⾝近な点である。
・経営者が中期経営計画を明確に打ち出している。主⼒事業であるクレジットは後発の参⼊であるが、逆に飽和状態の他⼤⼿より、
新規で参⼊できる余地がある。新事業についても当社の強みを絡めた拡⼤を⾒込める。
・社員数やオフィスの規模が短期で急成⻑している。また海外事業の展開も進められている点。
・売上や利益など事業計数、社員数の推移など、ほんの数年を振り返っただけでも劇的な変化があり、成⻑を実感させられる。
・海外展開や新規事業、株式公開へ向けての準備など、早いスピードでどんどん⼤きくなっていると感じます。
・社員数と拠点が年々増え、規模が拡⼤しているところに成⻑性を感じる。
・常に変化を求めている点。
成 長 性とは
成長性とは、企業の成長性や事業の拡大・発展等に関連する項目を指しています。
評価点数は、「1:全く感じない」「2:あまり感じない」
「3:少し感じる」
「4:そう感じる」「5:とてもそう感じる」の 5 段階
評価で従業員に点数をつけていただき、その平均点を割り出して示しています。
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働きがい
Job Satisfaction
評価点数
回答項目
各項目 5 点満点中
給与や人事評価は適正だと感じますか。
3.7
仕事を通じてビジネススキルや能力・知識の向上を実感できますか。
3.9
個人の成績に直結しない部分も適切に評価されていると感じますか。
3.8
社員が新しい事にチャレンジしやすいと思いますか。
4.0
仕事を通じて取引先やお客様から感謝をされていると感じますか。
3.7
従 業 員 のリアル な 声
会社で働きがいを感じる点を教えてください。
・⾃分が挑戦したいことに⼿を挙げればチャレンジしやすい環境がある。また、相互に理解しようとする姿勢がありどんな仕事で
もやりやすい⾵⼟がある。
・若⼿でも重要な仕事を任せてもらえること。ただし、まかせっきりではなくきちんとフォローをしてくれる点。
・社員⼀⼈⼀⼈を⼤切にしている事。また、会社組織が⼤きくなる事が実感でき福利厚⽣含め全ての⾯で成⻑している事。
・加盟店に熱意を伝えて当社のクレジットを利⽤して頂いたときや、プレミアのファンを増やせた時に働きがいを感じます。
・常に新しく始まることばかりなので、⾃分で効率の良い⽅法を探れる点。こういう運⽤だからこうする、ではなくルールにとら
われず、⾃分で考えて⾏動できる。
・責任も⼤きいが、⽀店⻑は⼀経営者のような感覚で⽀店運営を任せてもらえる。
・ジョブローテーションを通し、やりたい事・未体験の仕事ができる可能性が⾼い
・部署ごとの壁があまりないため、各部署で協⼒して問題を解決できる環境にあるところです。
・社員ひとりひとりが主体性を持って業務に取り組むことを尊重しているため、
『なぜ』『なんで』を検討・反省しながら業務がで
きること。
・半年に 1 回、成績表彰式があり、成果を認めてもらえる所。
・営業活動の中で、年々会社の知名度が上がっていることを実感でき、働きがいを感じます。そして、その会社の⼀員であること
を誇りに思います。
・成果を確り評価してくれる体制がある。またプロセスについても⾒てくれ、表⾯だけではない評価軸がある。
・とにかく、働きやすい環境。上司と部下の関係も良い意味で近く、何でも相談・発⾔しやすい。年齢に関係なく、責任ある仕
事を任せてもらえ、会社の⼀員という実感が湧く。
・個⼈が責任を持って⾏動できる環境であり、⾃分のキャパオーバーした際には周りのサポートがあるため、全⼒で取り組める点
・⾦融業界特有の取引など、業務上学べる分野が広いところ。業務改善や効率化を実現できた時にやりがいを感じる。
・⾃由に意⾒を⾔え、⾏動をおこせる点。それにより、常に⾃分⾃⾝が会社に参加しているという意識が持てる点。
・新⼈やベテラン関係なく、やる気さえあれば様々な事に挑戦できる環境がある。また、若⼿の頑張りを⾒落とさない。成⻑し
た分は必ず評価される。
・基本⽅針のもと、個⼈の裁量である程度⾃由に動くことができるところ。また、社内環境を良い⽅向に改善してくれる取組みが
常にあるので、社員としてはやりがいを感じる。
・⾃分の仕事の頑張りや業績を評価にしっかりと反映してくれる点。
働 き が いとは
働きがいとは、仕事のやりがいや従業員のパフォーマンス向上等に関連する項目を指しています。
評価点数は、「1:全く感じない」「2:あまり感じない」
「3:少し感じる」
「4:そう感じる」「5:とてもそう感じる」の 5 段階
評価で従業員に点数をつけていただき、その平均点を割り出して示しています。
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働きやすさ
Ease of Work
評価点数
回答項目
各項目 5 点満点中
時短勤務や産休・育休制度などは充実していると思いますか。
3.6
会社や上司に対して意見や提案を言える風通しの良さを感じますか。
4.1
有給休暇や振替休暇は取得しやすいと思いますか。
3.5
気持ちよく働ける、きれいでおしゃれなオフィスだと思いますか。
4.1
女性社員が適切に評価され、管理職や要職に就いていると感じますか。
3.7
従 業 員 のリアル な 声
会社で働きやすいと感じる点を教えてください。
・平均年齢が若く、新卒の割合も多い。仕事が終わった後は性別・年齢・役職にかかわらず飲みに⾏けるような環境。
・派閥は⼀切なく、⾜の引っ張り合いなどのいざこざがない点。
・すれちがったら必ず挨拶を交わす。部活動など社員同⼠の交流が盛んで、仕事以外で関われる時間も多い。
・上位者に対しても気軽に声をかけれる雰囲気がある点。
・若い社員は、⾔いたい事が⾔える会社ではないかと思う。会社は若い⼈を重視していると思う。
・逆に働きづらいと感じることがない。
・育休、時短を経て、復帰後より、管理職として仕事を任せてもらっています。育休・産休制度は取得しやすく、復帰してからも会社・
同僚の協⼒的なサポートのおかげで、変わらず今も楽しく仕事をしています。
・振替休⽇や残業時間等は⾮常に良い待遇であり、社員を⼤切にしていると強く実感しています。
・有給休暇の取得が積極的に奨励されていて、振替休⽇も取得しないとチェックされるほどのレベルである点です。
・仕事だけでなくプライベート⾯も充実させてくれる会社であり、社員同⼠が趣味を通じてお互いを知れ、『仲間』という意識が
持てる。
・上司が部下それぞれを思い、近い距離感でもって接している点。会社もスタッフ層の環境にまで気を配り、福利厚⽣や⼿当の充
実など、様々な⼿⽴てを⾏っている点。
・全社員のコミュニケーションの場があり、⾵通しが良い。上司・部下を役職ではなく「さん」で呼ぶ社⾵がアットホームな感じ
がある。ただし、馴れ合いになっておらずお互いが敬い信頼しあう雰囲気・⾵⼟である。
・決められた仕事を決められたとおりに実⾏するのではなく、⾃分の考えで⾏動させてくれる場⾯が多く、そこに対して共感して
くれる上司がいる。
・福利厚⽣およびオフィスの充実。年齢に関係なく、チャンスが与えられる点
・⾵通しがとてもよいと思います。上司との距離が近く、⼀対⼀の⾯談の場も作っていただいているので意⾒を⾔いやすいと感じ
ています。
・残業や休暇について適正に管理されており、仕事と休みが完全に分離されていることから、リフレッシュして仕事に取り組むこ
とができます。また、社内報が配布され、他部署の仕事や社員のことを知れるところ。
・代表者が個々従業員の能⼒を把握しているため、適材適所の部署で活躍できる。そういったところに⼈財に対しての企業の⽅
針が⾒て取れる。
・社員の⼈柄がよい
働 き やす さとは
働きやすさとは、従業員が働く環境や会社の福利厚生等に関連する項目を指しています。
評価点数は、「1:全く感じない」「2:あまり感じない」「3:少し感じる」
「4:そう感じる」「5:とてもそう感じる」の 5 段階
評価で従業員に点数をつけていただき、その平均点を割り出して示しています。
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24
社員結束力
Unity of Employees
評価点数
回答項目
各項目 5 点満点中
職場の雰囲気は元気で明るく活気にあふれていると思いますか。
4.2
チームで目標を達成する意識は高いと思いますか。
4.3
社内旅行や社内部活動など、勤務時間外での社内交流の場が多くありますか。
3.9
尊敬できる上司や同僚が多いと思いますか。
4.0
会社を良くしていくための意見交換は活発だと思いますか。
3.8
従 業 員 のリアル な 声
社員の結束力を感じる時はどんな時か教えてください。
・⼀致団結する際のパワーは凄い。
・繁忙期や会社イベントでは、全社員がいつも以上に本気で関わりあうので、⼀体感がとても感じられる時です。また、研修時
も全員の⼒を集結し課題に⽴ち向かうので、結束⼒が強く、すごいパワーを感じます。
・悩んだ時や壁にぶち当たった時に傷の舐めあいをするのではなく、時には厳しいことも伝えながらも⼼⾝になってアドバイスや
フォローをしているとき。
・仕事はもちろんだが、仕事以外の社員の交流の場で皆が率先して参加しており、雰囲気が良いと感じる。
・研修で異なる部署や新卒・中途を超えた関係が作りやすく、共通体験をすることで仲間になれる。
・やると決まったことに対する実⾏⼒。チームや部署の垣根を越えて、互いに協⼒し合い⽬的を達成しようとする組織⾵⼟がある。
・ビジョン達成に向け、1⼈1⼈が今何をやるべきなのか考え、またお互いの意⾒を⾔い合い、⾼めあっているとき。
・⽬標を共有し、それに向かっているとき。誰に対しても相談しやすい環境がある。
・研修や社内活動が多く、たくさんの社員と⾯識を持つ事ができるので意識の共有がしやすいと感じる。
・半年に 1 回の営業表彰式の際は、全国から社員が集結し、⼠気を⾼めることができる。
・全社員約 300 名が全国から⼀堂に会す、年末の⼤忘年会等、⼀体感を⾼めるイベントが多い。業務外でも全社員が積極的に
集まる。
・トラブル時も誰かを責めることなく皆でフォローして乗り越えているとき。
・⽬標達成に向けた熱気。何ともいえない⾼揚感・緊張感があり、これを体感する度に「この会社に⼊ってよかった」という強く思う。
・全社会議にて、柴⽥さんの講話を全社員で聴いている時、未来に向けこの仲間たちと⼀緒に頑張ろうという気持ちになる。
・全員が多忙の中でも協⼒しあいながら、
業務を遂⾏している点。また、それぞれが⾃主的に助け合いを⾏い、業務にあたっている。
・⽬標達成意識が⾼い点はもちろん、忘年会や創⽴記念イベントなどで常に全国の社員同⼠がお互いの存在を感じることができ
る。
・新しいことが始まったときに全員が運⽤を考える点。忙しいときに⾃分の仕事だけでなく周りを⾒て助け⾈をだす時。
・常に数字に対する意識がチーム内にある。社内イベントの出席率が⾼い点。
・事業計画に対し、全社の気持ち・⽅向性・達成意欲を強く感じる。社内イベント(忘年会・部活動・BBQ・その他⾏事)での
参加率が⾼い点。
・年末の全社員忘年会が全社員⼀体となって毎年盛り上がります。
社 員 結 束 力とは
社員結束力とは、従業員の一体感やチームワーク等に関連する項目を指しています。
評価点数は、「1:全く感じない」「2:あまり感じない」
「3:少し感じる」
「4:そう感じる」「5:とてもそう感じる」の 5 段階
評価で従業員に点数をつけていただき、その平均点を割り出して示しています。
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教育体制
Educational System
評価点数
回答項目
各項目 5 点満点中
先輩社員による OJT や勉強会など、新人教育に力を入れていると思いますか。
4.2
ビジネスマナーやビジネススキルを高める研修を受ける機会は多いと感じますか。
3.3
社内で事例やナレッジの情報共有はきちんとされていると思いますか。
3.7
商品や業界に関する勉強の社内研修や教育体制が整っていると思いますか。
3.5
業界や競合の動向など、常に新しい情報が手に入る社内環境はありますか。
3.6
従 業 員 のリアル な 声
会社が行っている社員教育の中で、自分が良いと感じるものについて教えてください。
・1 年間のトレーナー&メンター制度。新卒社員 1 ⼈につき、教育担当とメンタル担当の 2 名体制で研修を⾏っていること。⼊社
した時の研修以外にも、毎年のように研修があり⾃⼰成⻑を加速させていると思う。
・全社員特別な研修を受講できること。感動します︕
・合宿型の研修(バリュー研修)は、団結⼒・⽬標達成意識が強まり⼀番良い研修だと感じます。
・営業企画部⾨で実施しているナレッジテスト。テキストも充実している。
・若⼿社員を中⼼に合宿を開催し、会社の将来を担う⼈財を育成している点。また、それらの⼈財の『⼈間⼒を⾼める』社員教
育を⾏っている点が良いと感じる。若⼿が育たない会社には推進⼒や成⻑性がないと考える。
・バリュー研修。精神論を押し付けるものではなく、グローバル企業が考えたプログラムであるため世界で共通して必要だと思わ
れる能⼒を養える。
・コールセンター研修。外部の講師の⽅に⾃分の電話対応を聞いてもらうことにより、⾃分では気づかない良い点や悪い点を指摘
してもらうことができています。
・やはり会社の理念をきっちりと共有するため⾏うバリュー合宿だと思います。研修内容⾃体は⼤変ですが、終わった後は受けて
よかったと素直に思える合宿であり、素晴らしいなと感じております。
・ジョブローテーション制度。
・資格取得補助制度
・新卒⼊社も中途⼊社も、⼊社時には⾃分の配属以外の部署の研修があるところ。他部署の業務の流れを知れることは後から振
り返ると、かなり貴重な経験だったと感じる。
・部署で毎週開催される勉強会や、年末の全体会議などにて業界歴も⻑く知識の豊富な先輩たちの話を聞ける機会はとても勉強
になります。
・新卒⼊社して初めに実施する各部署を回るローテーション研修は仕事の流れを覚えるだけではなく、様々な部署の社員と交流
することができる。たとえその部署に配属されなかったとしてもずっと繋がっていられることができ、
仕事の連携をする際もスムー
ズになる。
・弊社の共通の価値観であるバリューについて学ぶ機会は企業を⼀致団結させるために必ず必要であり、新⼊社員はもちろん中
途社員にも濃い内容となっている。
・チームで結束して問題をクリアしたり、普段体験できない事を経験できるバリュー研修では、参加した⼈が皆、考え⽅が変わっ
たと⾔っている。
教 育 体 制とは
教育体制とは、会社の教育・研修制度や従業員の成長に関連する項目を指しています。
評価点数は、「1:全く感じない」「2:あまり感じない」
「3:少し感じる」
「4:そう感じる」「5:とてもそう感じる」の 5 段階
評価で従業員に点数をつけていただき、その平均点を割り出して示しています。
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26
フォトギャラリー
Photo Gallery
①バリュー研修
②Premium BBQ
④ボランティア旅行 in 富士
③表彰式
⑤野球部
⑥忘年会
①新卒研修プログラムの 1 つであり、「プレミアの価値観」を学ぶバリュー研修。ここで⽣まれたパワーが会社を盛り上げ
るエネルギーとなります︕ ② 毎年恒例の社内イベントである BBQ。東京・⼤阪の 2 ヶ所で開催し、合計 100 名近くの
社員が集まりました︕ ③ 営業・バックオフィス部⾨の成績優秀者を讃える表彰式。半年間の頑張りが成果として⽬に⾒え
る瞬間です。この優勝カップを⼿にすることを⽬指し、⽇々全⼒で⾛り続けています︕ ④ 富⼠⼭のごみ拾いボランティア
に⾏きました︕参加した 42 名で集めたごみの量はなんと 230kg にも︕夜は飲み会が開催され、年齢・部署関係なく社内
親睦を深めるとても良い機会となりました。⑤ 結成 2 年⽬を迎えたプレミア野球部。社会⼈になっても皆で⻘春していま
す︕野球部を引っ張ってくれる若い新メンバー、随時募集中です︕ ⑥ 全国の拠点から社員全員が東京に集結する忘年会。
内定者にも参加して頂き、社員と⼀緒になって出し物やチーム対抗ゲームを楽しみます。会社の⼀体感を改めて感じるこ
とができる、年末のビックイベントです︕
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調査員からの総評
Commented by Inspector
◆会社を訪問しての雰囲気
⾦融会社というと堅実ではあるが堅苦しいというイメージや、社内の派閥や出世争いが激しいイメージを持つ⼈も多い
のではないだろうか。プレミアグループに⾜を運ぶ前、私もそうしたイメージを持っていた。ところが、今回、柴⽥社⻑や
先輩社員にお会いして印象がガラリと変わった。まず驚いたのが、社員全員が社⻑のことを「柴⽥さん」と呼ぶことだ。
これまで⾊々な企業を訪問したが、部課⻑クラスを「さん」付けで呼ぶ会社はあっても、社⻑を「さん」付けで呼ぶのは
かなり珍しい。社員を役職名ではなく、「さん」付けで呼ぶようにしたのは柴⽥社⻑の発案で、
「社員同⼠でフラットな⼈
間関係を築いた⽅が、仕事のスピード感も上がる」と考えたからだそうだ。
柴⽥社⻑は社員とコミュニケーションを取ることを最も⼤切にしており、懇親会はもちろん、研修にも必ず参加し、社
員との距離を縮めるよう⾃ら⾏動している。上下の距離感を近くするということは、下の意⾒を常に聞く体制にあるという
ことだ。現場で働く社員と、経営者サイドの距離が離れてしまうと、会社の⽅向性が上層部の判断に委ねられる傾向が強
くなる。それはややもすると独善的になり、社員の想いと離れてしまうことにもなりかねない。現場のスタッフと上層部の
意識が乖離してしまうと、
組織として⼀体感を⽋くことになり、会社としての総合⼒が落ちてしまう。同社が「強い」
「明るい」
「優しい」のバリューを掲げているのも、それを共有することで会社として⽬指す⽅向性を明確にするためだろう。同社は、
柴⽥社⻑を中⼼に⼀つの⼤家族のような雰囲気で、この規模感の会社で、役職関係なくしっかりとした意思疎通ができて
いる会社は⾮常に珍しい稀有な存在であると感じた。
◆取材調査を通じて感じた印象
⾦融業界では、営業・バックオフィス問わず、⼀定のマニュアルや規則があり、それに沿って決まりきった対応をしなけ
ればならない「堅い」仕事だと思っている⼈も多いのではないだろうか。また、⼥性社員は男性社員のサポート要員に過
ぎないという会社が圧倒的に多く、⼥性の昇進や活躍が難しい業界だ。窓⼝業務や事務作業としての要員になることがほ
とんどだろう。ところが、同社では男性でも⼥性でも平等に評価される⼟壌があり、何よりも全員がイキイキと働いている。
営業部⾨でもバックオフィス部⾨でも、常に全員に改善しようとする意欲があり、いい意⾒があればそれを採り⼊れてくれ
るという。そういった積極性も男⼥関係なく評価される⾵⼟なので、どんな部⾨に配属されようが、みんなで会社の経営
に参画しているという共通意識があり、それが社員のモチベーションにつながっているのだろう。また、社⻑の⽅針として
新卒採⽤は今後もずっと続けていくという。会社のバリューをゼロから⾝に着けられる⼈材であり、会社の価値観を伝導し
ていく⼤切な存在だと考えているからだ。こういった強い想いや信念が社員全員に伝播し、絆の強い組織が作り上げられ
ているのだろうと感じた。
◆まとめ
創業以来、⾶躍的な成⻑を遂げている同社。⾦融会社だから⾦融の知識や法律の知識など、仕事をするうえで必要と
なる知識も多い。最前線部隊となる営業なら、市場状況やクルマの知識も必要になる。しかし同社は、そんな知識はさほ
ど問題にしない。それは仕事を通じて⾝につくと考えているからだ。それよりも⼤切なのは「挑戦を楽しむ⼼を持ち、会
社を変化させていこう」とする情熱だ。何事にもまずチャレンジしたいという⽅には、同社で仕事をすることはきっとエキ
サイティングな経験になるはずだ。
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断し、当協会の定める基準で評価しています。
2.
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協会により確認しています。
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ではありません。また、将来についての見通しも、経営環境の変化等に伴い、日々変化し得るものであり、企業調査報
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