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大阪大学 21世紀懐徳堂 活動報告書 2015

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大阪大学 21世紀懐徳堂 活動報告書 2015
大阪大学 21世紀懐徳堂
活動報告書 2015
大阪大学 21 世紀懐徳堂
活動報告書 2015 目次
はじめに
······································································································································································
1. 今年度の事業概観
··············································································································································
3
4
2. 公開講座・催しの実施
2-1. 大阪大学公開講座(第 47 回) ···············································································································
8
2-2. Handai-Asahi 中之島塾 ···························································································································
14
2-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座 ··································································································
20
2-4. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」 ·················································································
26
2-5. 大阪・京都文化講座 ·································································································································
30
2-6.
植物探検隊 ···················································································································································
34
2-7. 大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画 ························································································
36
2-8. 大阪大学×ナレッジキャピタル「わたしの研究、今、ココです!」 ····································
40
2-9.
ラボカフェ ···················································································································································
44
2-10. 大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ ·······················································································
46
2-11. 大阪大学シンポジウム「成熟する社会の生態系(ネットワーク)
∼クリエイティブアイランド中之島の共創に向けて」 ···
50
大阪大学 21 世紀懐徳堂だより ··············································································································
54
3-2. 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン ··························································································
58
3-3. みのおエフエム「まちのラジオ」 ········································································································
62
3-4.
大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ·································································································
64
3-5.
学内媒体掲載実績 ·····································································································································
67
3-6. 学外媒体掲載実績(新聞、タウン誌、WEB など) ·······································································
68
3-7.
70
3. 広報・情報発信
3-1.
プレスリリース ············································································································································
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
4-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要 ······································································
71
4-2.
アウトリーチ活動支援 ····························································································································
77
4-3. 自治体・大学・企業等との連携 ··········································································································
81
4-4.
卒業生との連携 ··········································································································································
84
4-5.
社学連携関連授業 ·····································································································································
85
5. 活動スペースの運営
5-1.
活動スペースの概要 ·································································································································
86
5-2.
活動スペースの利用実績 ························································································································
87
6. 組織の概要
6-1.
運営体制 ·························································································································································· 92
6-2.
スタッフ ·························································································································································· 94
はじめに
大阪大学 21 世紀懐徳堂学主
永田 靖
大阪大学の社学連携活動を本年度も活発に実施できましたことをご報告させていただきます。大阪大学公
開講座、大阪大学シンポジウム、OSAKAN CAFÉ、アートエリア B1 でのラボカフェなど大阪大学が主催す
る事業、また i-spot 講座、大阪・京都文化講座、Handai-Asahi 中之島塾、
「まちのラジオ」、大阪大学・大
阪音楽大学ジョイント企画など大阪市、立命館大学、朝日カルチャーセンター、みのお FM ラジオ、大阪
音楽大学と豊中市などの学外の自治体や大学、企業などと連携して実施する事業など、例年のように多岐
に渡る活動を展開できました。これもひとえに、関連の諸機関や諸団体の皆さまの積極的な協力の賜物と
思います。この場をお借りして、お礼を申し上げたく存じます。
本年度は大阪大学の総長選のあった年で、8月に選出されました西尾総長のもと、新しい大学執行部が
誕生いたしました。西尾総長のイニシアチブによって、新しく男女共同参画・社学連携室という、いわば
各部局と大学本体を結ぶ新しい体制が構築されました。その結果社学連携活動にも一層拍車がかかり、私
たちも一丸となって大阪大学の社学連携活動に邁進して参りました。従来から実施しております事業の他
に、グランフロントのナレッジキャピタルとの共催による「わたしの研究、今、ココです!」、宇宙航空研
究開発機構(JAXA)とディスカバリーチャンネルの主催する「ディスカバリーキッズ科学実験館∼コズミ
ック・カレッジ∼in 関西」などの新しい取り組みを定着させるとともに、昨年度新たに包括協定を締結し
た能勢町との連携活動を開始するなど、新しい企画を続々と発信し続けております。
これらの活動は、大阪大学の研究の成果を社会に公開し、また広く市民の皆さんとの対話の中で研究活
動を新しいものにしていく「アウトリーチ活動」として行うもので、すべて大阪大学の教員の研究成果を
基にしています。このような積極的な社学連携活動を行っている大阪大学は、日経新聞系列「日経グロー
カル」誌の「大学地域貢献度調査」において全国 15 位にランクされ、都市型総合大学としては高い評価を
頂戴したと自負しております。
また大阪大学では 2012 年度よりアウトリーチ活動に関するワーキンググループを立ち上げ、その実施方
法や評価方法について検討を重ねてきました。その成果の報告の一環として『大阪大学における社会貢献・
アウトリーチ活動の現状と成果∼大学と社会のよりよいつながりを目指して∼』を刊行し、近年の大阪大
学の社学連携活動のあり方を自己点検し、今後の活動に生かすべく広く内外に公開いたしました。
一方で昨今の大学運営をめぐる情勢は一層の厳しさを増し、運営費の配分や人員の削減の波は、私たち
21 世紀懐徳堂にも現実のものとなっております。しかし研究と教育に加えて社会貢献することが今日の大
学に課せられた使命であることを今一度思い起こし、大阪大学の社学連携活動の気運を低下させることの
ないように、今後も大阪大学と社会との架け橋であり続けたいと思います。
今後とも皆さまのお力添え、そして忌憚のないご意見を頂戴できれば幸甚です。
3
1.今年度の事業概観
1. 今年度の事業概観
大学執行部に室体制が敷かれ、社学連携関係の体制にも大きな変化があり、21 世紀懐徳堂は男女共同参画・社学
連携室のもとで運営することとなり、同室の社学連携を担当する私と他の室員の2名が 21 世紀懐徳堂に携わるこ
ととなった。
21 世紀懐徳堂は、これまでに積み上げてきた社学連携活動の蓄積と継承によって充実した活動を行っているが、
効率的にかつ更なる活性化を目指すには、学内における社学連携活動の周知と学内の社学連携活動を担う他の組
織との連携が不可欠であり、そのためには機能分化による系統的な社学連携活動の構築が求められる。そこで、
まず手始めに 21 世紀懐徳堂を中心とした各組織の社学連携活動を検証することから始めることとなる。ここでは、
今年度実施した 21 世紀懐徳堂の諸活動を振り返り、検証に向けた準備の一つとしたい。
(副理事、21 世紀懐徳堂運営委員会副委員長
1)公開講座・催し関係
上田 貴洋)
けていく企画は、正に 21 世紀懐徳堂の真骨頂である。
次年度もこのような催しの開催が求められるが、いかに
公開講座関係ついては、例年通り「大阪大学公開講座」、
待兼山で植物観察する「植物探検隊」、大阪ガスとの共催講
座「アカデミクッキング」、朝日カルチャーセンターとの共
催講座「Handai-Asahi 中之島塾」、立命館大学との共催講座
「大阪・京都文化講座」、大阪市との共同講座「i-spot 講座」
アカデミックなものに仕上げるか、演じるものと伝えたい
ことをどのようにして組み合わせて構成するかは、企画内
容の精査と充分な準備期間が必要であるため、これまでの
実績を振り返り、出演者とのコミュニケーションを図り、
効率よく進めることが求められる。
を開講した。また、昨年度新たな試みとして開始したナレ
今年度の大阪大学シンポジウムは、
「成熟する社会の生態
ッジキャピタルとの共催事業『大阪大学×ナレッジキャピ
系(ネットワーク)∼クリエイティブアイランド中之島の
タル「わたしの研究、今、ココです!」』を定期的に開催す
ることとなった。開催場所が「グランフロント大阪」であ
るため、これまでにない年代層からの参加があり、受講者
の幅が広がることとなった。
共創に向けて∼」をテーマに、コミュニケーションデザイ
ン・センターと共同で企画制作に当たり、本学発祥の地で
ある中之島のこれまでとこれからについて、教育、文化、
芸術、マスメディア、交通、情報発信など様々な視点から
何れの講座も好評で、沢山の方に受講していただいたが、
2010 年から 5 年間にわたり「専門分野の講義」とそれにち
なんだ「料理実習」を融合した「アカデミクッキング」は、
当初の目的を達成したため、いったん終了することとなっ
た。
メッセージを発信した。年の瀬の開催にもかかわらず、多
数の方に来場いただいた。参加者の皆様に大学からのメッ
セージをどのように受け止めていただいたかを、アンケー
トを検証することで洗い出し、次年度の企画に繋げたいと
考えている。
催し関係では、豊中市と大阪音楽大学とのジョイント企
京阪中之島線なにわ橋駅のアートエリア B1 でのイベン
画が第7回目を迎え、久方ぶりに会場を大阪大学会館に移
トとして定着しているラボカフェについては、大阪大学か
し、
「境界面上の音楽会∼箏と光の競演」と題して開催した。
らの情報発信として多様な話題を提供しており、アウトリ
最新のテクノロジーを駆使し、日本古来の伝統楽器である
箏の世界を音と光で表現することで、様々な境界を発見し、
そして越境するような幻想的で煌びやかなものとなった。
OSAKAN CAFÉ は、年度末も迫った 3 月の中旬に、中之島
ーチ活動実施の場として頻繁に使用されている。大阪大学
シンポジウムでのメッセージ発信もあることから、大阪大
学のアウトリーチ活動の充実にあわせて、更なる有効活用
が望まれる。
センター佐治敬三メモリアルホールにおいて 2 日連続で開
催した。1 日目は日本の人形浄瑠璃やアジアの人形劇を、
「人
形遣い」という視点から紐解くとともに、ワークショップ
2)アウトリーチ活動・社学連携活動の支援
としてプロによる人形浄瑠璃の実演を行うことで、よりダ
イナミックな人形劇の世界が繰り広げられた。2 日目は、
アウトリーチ活動の活性化を目指して、平成24年度に
大正時代に栄えた大阪のジャズ文化「道頓堀ジャズ」に脚
策定された主たる取組のうち、専ら社学連携を担う部署で
光を当てた。蓄音器が奏でるジャズの調べが参加者を魅了
実施した活動におけるアンケート結果を集積し、社学連携
した。
活動の運営、広報、効果などを分析評価し、報告書に取り
いずれも会場を満席にする参加があり、アカデミックな
まとめ全教員に配布した。この報告書はこれまでアウトリ
雰囲気の中にも実演を上手く組合せ、人々を次々に惹きつ
ーチ活動の支援に携わる熟練者が感じていることを、数値
4
で示し体系的に整理したものであり、その結果から読み取
で諸事業の広報を継続的に行うことした。
れることは多岐にわたる。今後、この報告書を基にアウト
リーチ活動の実施方法の再考や、効率的な実施が期待でき
る。共通アンケート様式の使用を全学的に広げ、引き続き
データ集積を進めることで、幅広いデータの集積が可能と
なり、アウトリーチ活動の更なる活性化につながると考え
られる。
社学連携活動の支援については、会場提供と広報支援の
件数が増加した。その他の支援項目は、アウトリーチ WEB
の掲載件数を除きほぼ例年並みの実績となった。
6)活動スペース運営
活動スペースのスタジオ・楽屋は、社学連携に係る授業
やイベント開催等で利用され、利用者数が大幅に増加した。
これは社学連携活動以外にも課外活動団体の発表の場とし
て提供しており、年々利用が増えているためである。
また地域との連携の場として、今年度は、大阪大学と豊
中市選挙管理委員会との連携事業である期日前投票所の会
場として利用されたほか、箕面市の学生と地域住民等との
3)社学連携関連授業の支援
協働・協創促進事業の企画打合せ場所としても提供し、有
社学連携関連の授業への支援は、今年度も活動スペース
「スタジオ」の提供を中心として、本学の教育活動に実績
を残している。直接的な教育研究活動にはあたらないが、
今後、学生の主体的な取り組みにも支援することで、社学
効活用を図っている。
スタジオは、本格的な照明機材等を常備していることか
ら、安全にこれらの機材を使用することができるよう、昨
年度に引き続き講習会を開催し、安全な運用を進めている。
連携活動の裾野が広がると期待できる。
総括と来年度への課題
4)自治体等との連携
総括と課題の前にスタッフ体制について、一言述べたい。
自治体との連携については、大阪市との連携講座である
これまで、21 世紀懐徳堂の諸事業で本学学生をアルバイ
i-spot 講座が毎回大好評であり、大学院言語文化研究科・
トとして一時的に雇用していたが、これを一歩進め、非常
外国語学部が主催する学生がフィールドワークや留学を通
じて学んだことを報告する「学生たちがみた 生きた 学び」
の連携講座も継続している。豊中市との連携では、近畿圏
で初めてとなる大学構内での期日前投票所を 21 世紀懐徳
勤職員として雇用し、コラボレーションアシスタント(略
称:CA)と称する支援スタッフとして従事させた。平成 27
年度は諸事業の補助的業務が中心となったが、学生の柔軟
な発想や感覚、行動力を活用して、我々が苦戦している若
堂スタジオに設置した。大学関係者だけでなく近隣住民の
年層の参加を促す企画に参画させ、その力を遺憾なく発揮
利用も多数見られ、市民との交流の一助となった。平成 28
し、活躍してもらえればと考えている。
年 6 月から選挙権年齢が 18 歳に引き下げられることから、
引き続き選挙啓発活動を連携して実施し、この取り組みの
更なる成果向上を目指す。また、平成 27 年 2 月に能勢町と
連携協定を締結し、同町との連携が始まった。能勢町の特
さて、今年度の総括であるが、催し関係では規模が大き
い企画が例年より若干減りはしたが、これまでの実績と経
験を踏まえ、効果的・実効的に新規事業・継続事業が展開
でき、活発な社学連携活動を行ったと言える。特にアウト
徴を生かし、近隣自治体とは異なる、これまでにない展開
リーチ活動支援については、教員のアウトリーチ活動の代
が期待できる。
理入力が軌道に乗り、データの集積が進んでいる。また、
社学連携活動の運営、広報、効果などを分析評価した報告
書がまとまり一定の成果を上げた。
5)広報・情報発信事業
大きな課題は、予算の削減にともなう特任研究員の減員
ホームページ、メールマガジン、情報誌「21 世紀懐徳堂
が挙げられる。慢性的なマンパワー不足に加え、今回の人
だより」の広報媒体が、社学連携活動を支える情報発信ツ
員削減は、従来通りの企画の実施に黄色や赤信号がともる
ールとして活用されている。特にホームページでは、21 世
かもしれない。場合によっては 21 世紀懐徳堂の活動そのも
紀懐徳堂の主催事業で使用している WEB フォームによる
のを揺るがしかねない、憂慮すべき事態を招く恐れがある。
受付機能を、各部局等の催事情報発信のプラットホームと
例年にない課題ではあるが、これまで蓄積してきた経験
やCAの活用により克服するとともに、社学連携担当の室
して提供し、受付業務の省力化、効率化に寄与した。
課題としては、学内広報が充分になされていない、21 世
紀懐徳堂の活動が認識されていないとの意見があるため、
まず手始めに全学ディスプレイシステム「O+PUS(オーパ
ス)」を利用して「21 世紀懐徳堂 NEWS&TOPICS」の名称
7
員の協力を得て、この難局を乗り越えて行きたい。
引き続き、大阪大学および大阪大学全構成員の理解とさ
らなる支援をお願いする。
9~12月に
全14講座
頻度
年4期21講座
のべ 1,274名
前期
受講者数のべ302名
後期
受講者数のべ390名
受講者・参加者数等
一般
一般・学生
対象
無料
全2回 3,240円
全1回 1,620円
朝日カルチャーが徴収
前期 6,400円
後期 7,500円
前期・後期 8,500円
1講義のみ 1,500円
受講料等
大阪大学中之島センター 主催:21世紀懐徳堂、朝日カルチャーセンター
大阪大学中之島センター 主催:大阪大学
実施体制
大阪大学公開講座(第47回)
年4期
各5~8講座
一般
開催場所・配布場所等
Handai-Asahi中之島塾
前期 197名
後期 169名
一般(15歳以上)
男子限定、親子等
回により異なる
1回2,100円
(5/2は1,500円)
大阪ガスが徴収
全7回以上一括受講
10,000円
(1回ずつの場合1,500
円)
21世紀懐徳堂スタジオ、
主催:21世紀懐徳堂
待兼山周辺
協力:総合学術博物館
待兼山修学館
主催:21世紀懐徳堂、大阪音楽大学、豊中市
主催:21世紀懐徳堂、
一般社団法人ナレッジキャピタル
株式会社KMO
56件
7件
0件
共催:4件、後援:1件
協力:52件
112件
(うち 59件は授業)
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
─
─
─
─
─
─
学生アルバイト謝金
その他(ポスター掲示、チラシ発送・配架、備品貸出等)
21世紀懐徳堂ホームページへのイベント情報掲載
(21世紀懐徳堂の主催分含む)
・放送局:みのおエフエム
放送地域:
箕面市を中心とした北摂エ ・番組名:「まちのラジオ(大阪大学社学連携事
業」)
リア
アウトリーチ活動支援
―
2015年
4月
●
4/30
講座委
●
4/18
H25年度分
●
5月
● ●
5/2・22
●
5/9
●
5/20
●
6月
●
6/25
●
●
vol.23
●
6/24
7月
8月
9月
●
9/3
10月
● ●
10/10・24
随時対応
11月
●
11/23
12月
● ●
11/25 12/8
●
12/20
2月
●
●
3月
後期:「水の都の物語」
「都市大阪、今昔」
2016年
1月
●
1/12
●
2/17
●●
3/19・20
●
3/3
後期「京都・大阪「悪所」の研究ー遊郭と芝居町の他所性・両義性をめぐってー」
前期:「江戸時代の関西人」
「五感で感じる」
主催:21世紀懐徳堂、大阪市都市計画局
年2期
各6講座
受講者数
134名
一般
無料
大阪大学会館講堂
大阪大学×ナレッジキャピタル「超」学校シリーズ
ラボカフェ
大阪市
まちづくり情報発信施設
「アイ・スポット」
大阪大学21世紀懐徳堂i-spot講座
原則として
毎月1回
前期 909名
後期 902名
一般
無料
グランフロント大阪北館
ナレッジキャピタル1F
CAFE Lab.(カフェラボ)
・主催:アートエリアB1
(大阪大学+NPO法人ダンスボックス
+京阪電気鉄道株式会
社)
・共催:21世紀懐徳堂
・企画制作:CSCD、NPO法人ダンスボックス
●
4/21
年2期
各8講座
春 55名
秋 49名
一般
500円(1ドリンク代)
ナレッジキャピタルが徴
収
アートエリアB1
主催: 21世紀懐徳堂
協力:①NPO法人 人間浄瑠璃文楽座
主催:21世紀懐徳堂、大阪ガス株式会社
年2回
各2日
299名
高校生以上
無料
中之島センター
大阪大学21世紀懐徳堂塾OSAKAN CAFÉ
①第7回「人形遣い物語」
②第8回「服部良一と道頓堀ジャズ・エイジ」
大阪ガス
クッキングスクール千里
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
11/23開催
359名
一般
無料
大阪国際会議場
(グランキューブ大阪)
12階特別会議場
前期『「大阪・京都の遺跡を読み解く-考古学研究最前
大阪・京都文化講座
毎月1回めどに開
催
計68回開催
のべ2,513名
一般
無料
アウトリーチWeb 226件
―
―
―
―
―
─
●
vol.24
●
●
●
●
●
vol.25
●
●
●
●
vol.26
H26年度分
活動支援の広報チラシ作成・配布
教員基礎データ代理入力の開始
研鑽チーム・支援チームによる共通アンケートの検討、実施、検証、教員基礎データ代理入力の検
立命館大阪梅田キャンパ 共催:大学院文学研究科、21世紀懐徳堂、
ス
立命館大学文学部
植物探険隊
毎月不定期
複数回開催
① 160名
② 150名
(両日とも定員150名)
一般
第7回大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画「境界面上の音楽
会〜箏と光の競演」
①3/19
②3/20
298名
(広報支援、学生アルバイト
補助、会場提供ほか)
一般
―
学外・学内に配布
―
大阪大学シンポジウム
「成熟する社会の生態系(ネットワーク) ~クリエイティブアイラン
ド中之島の共創に向けて~」
会場提供
支援は通年
(月平均 約 5,300ビジター)
学内、
関係機関
―
過去の公開講座受講生、
配信希望者
一般
―
─
名義使用
随時更新
500部発行
一般
―
主催:大阪大学
共催:朝日新聞社、京阪電気鉄道、国立国際美術館
後援:朝日放送
企画制作:大阪大学21世紀懐徳堂、
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
協力:中之島まちみらい協議会
制作協力:アートエリアB1
支援:JST(科学技術振興機構)科学技術コミュニケーショ
ン
推進事業「ネットワーク形成型」
大阪大学21世紀懐徳堂ホームページ
年1回
4回 7,000~
11,000部発行
一般
学内
―
大阪大学21世紀懐徳堂活動報告書
年4回程度
登録者 2,276名
(2016年3月現在)
72回配信
掲載等の実績 15件
―
―
大阪大学21世紀懐徳堂だより
週1回程度
随時
─
21世紀懐徳堂スタジオ、
ギャラリー、楽屋
大阪大学21世紀懐徳堂メールマガジン
毎月第2(木)
+再放送
講師派遣
みのおエフエム「まちのラジオ」
学内媒体掲載
―
―
―
一般
21世紀懐徳堂スタジオ、
ギャラリー、楽屋
掲載等の実績 38件
―
随時
―
学外媒体掲載(TV・新聞・タウン紙等)
─
イベント時の利用人数
4,977名
平日9:00~17:00
随時
問合せ対応等
活動スペース提供(スタジオ、ギャラリー、楽屋)
依頼に応じて
随時対応
12/20開催
名称
2015年度 大阪大学21世紀懐徳堂の主な取り組み
分類
公開講座・催し
社学連携
事業等の支援
広報・情報発信
活動スペース運
営
5
備考
前期テーマ「文化の遠心力」計5回
後期テーマ「科学の求心力」計7回
前期:7/29、8/4、8/7、8/10、8/21、9/18
後期:1/26、2/3、2/10、2/19、2/25、3/3
5/2は、大阪ガスハグミュージアムで午前の部(一
般対象)、午後の部(小学4~6 年生とその保護
者)の2回開講
前期:5/18、5/25、6/1、6/8、6/15、6/22、6/29、
7/6
後期:10/5、10/19、10/26、11/2、11/9、11/16、
11/30、12/7
大阪大学21世紀懐徳堂、大阪音楽大学連携支
援センター、豊中市の連携事業によるシリーズ企
画
「超」学校シリーズのなかでも、
2/17は「もういちど自分進化論」
その他は「わたしの研究、今、ココです!」
2.公開講座・催しの実施
> 2-1. 大阪大学公開講座(第 47 回)
2-1. 大阪大学公開講座(第 47 回)
大阪大学は 1968 年に総合的な公開講座を開講した。当初は「大阪大学開放講座」という名称であったが、2004
年に「大阪大学中之島講座」と改め、大阪大学中之島センターを主会場として開講している。2011 年度には「大
阪大学 21 世紀懐徳堂講座」、2012 年度からは「大阪大学公開講座」と名を改め、本学の基幹講座として連綿と続
く社会貢献の伝統を引き継いでいる。本年は「文化の遠心力」
「科学の求心力」という二つのテーマで講座を実施
した。本講座は、今後も総合大学である本学の強みを活かした講師陣により、諸問題を様々な角度から掘り下げ、
さらに充実した内容で多くの市民の方々とともに学ぶ公開講座を目指してゆく。
(吉岡 絢子)
・対象/一般・学生
・定員/各講座 70 名
・会場/大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島 4-3-53)
・受講料/テーマ A(5 講義)をすべて受講する場合
6,400 円
テーマ B(7 講義)をすべて受講する場合
7,500 円
A、B の 12 講義すべてを受講する場合
8,500 円
全 12 講義のうち、1∼数講義を選択受講する場合
1 講義あたり
1,500 円
・受講者数/テーマ A のべ 302 名、テーマ B のべ 390 名
・申込/大阪大学広報・社学連携オフィス社学連携課
・主催/大阪大学
・時間/原則として 1 講義 90 分
・開催頻度/年 1 回
9 月∼12 月の期間内
・開設時期/1968 年
受講生募集パンフ表紙
成果
課題
第 47 回は、前年度と同様に、共通テーマを設けず、前期
今年度は、申込者数・受講者数ともに昨年度並みであっ
テーマ「文化の遠心力」、後期テーマ「科学の求心力」とい
た。受講生に協力いただいたアンケート結果を見ると、受
う二つのテーマを設定した。
講のきっかけとして「テーマ・講義内容に興味があったか
前期テーマでは、自分のまわりに広がる社会や環境につ
ら」、という意見のほか、
「教養を高めるため」
「大阪大学の
いて、後期テーマでは、身体や細胞の中で起こっているこ
講座を以前受講してよかったから」という意見が多かった。
と、またそれらに関連する技術などについて、分野を超え
リピーターが多く、安定して受講生を確保できている半面、
て講義が行われた。
新規、特に若年層の受講生の獲得が課題である。
受講者のアンケートでは、分かりやすく説明してもらえ
本講座を所掌する大阪大学公開講座運営委員会等で、今
た、最新の情報や資料画像・映像を見ることができてよか
後、どの年代層をターゲットとして講座を実施するのかと
った、という意見をいただいた。今後希望する講義内容で、
いったことを踏まえて議論を進めていただき、充実した講
「最先端の研究」を挙げる方が多く、そういった要望に応
座としていきたい。
えることができたと言える。また、
「阪大の最先端をちょっ
とずつ、いわば学問の 幕の内弁当 ですね。」という印象的
な感想もいただいた。総合大学として、分野を超えた公開
講座を今後も展開していきたい。
8
第 47 回 大阪大学公開講座
◎前期テーマ「文化の遠心力」
■ 前期-1「大都市・大阪の課題」
砂原 庸介
5 月に住民投票が行われた「大阪都構想」をめぐる議論は、大都市とし
(大阪大学大学院法学研究科・准教授)
ての大阪が抱えるさまざまな課題を明らかにするものでした。住民投票
9/16(水)18:30∼20:00
を終えて、改めて大阪の抱える問題やそれについての対応を考えてみた
申込者数
いと思います。
79 名
■ 前期-2「考古学が掘り起こす地域社会と文化−野中古墳、待兼山遺跡を中心に−」
中久保 辰夫
考古学は発掘調査と出土品の分析を通じ、忘れ去られた地域社会や文化
(大阪大学埋蔵文化財調査室・助教)
の一端を明らかにしてきました。本講義では大阪大学が調査に携わった
9/30(水)18:30∼20:00
申込者数
古墳・遺跡の発掘調査から、考古学の世界を紹介したいと思います。
76 名
■ 前期-3「 大大阪イメージ とメディア・芸術−マンモス都市誕生との相克−」
橋爪 節也
90 年前の市域拡張で大阪市は、人口面積で日本第 1 位、世界第 6 位のマ
(大阪大学総合学術博物館・教授)
ンモス都市に成長しました。この 大大阪 誕生はどのように報じられ、
10/7(水)18:30∼20:00
文化芸術にどんな影響を与え、現代にどうつながるのかを、作品や資料
申込者数
から読み解きます。
76 名
■ 前期-4「近代大阪の大衆音楽」
輪島 裕介
近代の大阪では、「官」主導で西洋音楽を導入した東京とはやや異なる、
(大阪大学大学院文学研究科・准教授)
独自の大衆音楽文化が開花しました。本講義では、「道頓堀ジャズ」「中
10/14(水)18:30∼20:00
之島教養主義」などをキーワードに、その融通無碍で混淆的な魅力を明
申込者数
らかにします。
75 名
■ 前期-5「Back to the "Future"」
佐井 りさ
時は江戸時代、8 代将軍徳川吉宗のもと享保の改革が断行された頃、こ
(大阪大学大学院経済学研究科・講師)
こ大阪では世界に先駆けてすごい金融商品が発明されました。「先物
10/28(水)18:30∼20:00
申込者数
Futures 」です。この講義ではデリバティブの世界と 300 年前の大阪商
人の叡智を皆様にご紹介いたします。
78 名
9
2.公開講座・催しの実施
> 2-1. 大阪大学公開講座(第 47 回)
◎後期テーマ「科学の求心力」
■ 後期-1「がんはなぜこわい病気なのか?」
松浦 成昭
(大阪大学大学院医学系研究科・特任教授
わが国で最も死亡率の高い病気はがんで、がんで亡くなる人は増加の一
大阪大学名誉教授、大阪府立成人病センター総長)
途をたどっています。どうして人はがんにかかるのか、なぜがんで命を
11/4(水)18:30∼20:00
落とすのか、どうすれば防ぐことができるのか、がんを治すことはでき
申込者数
ないのか等を最新の医療現場からお話しします。
79 名
■ 後期-2「細胞の中の分子を見て、その働きを解き明かすナノバイオロジー」
上田 昌宏
近年のバイオイメージング技術の進展により、生きた細胞の中で生体分
(大阪大学大学院理学研究科・教授)
子の振る舞いを捉えることが可能になり、細胞の様々な機能が生み出さ
11/6(金)18:30∼20:00
れる仕組みが明らかになってきました。本講座では、最新のバイオイメ
申込者数
ージング法が解き明かす細胞のダイナミックな姿を紹介します。
79 名
■ 後期-3「医療は文化です!病院で外国人を診るとき」
中村 安秀
日本の病院は多言語による対応は苦手。東京オリンピック・パラリンピ
(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)
ックまでには、外国人が安心して受診できる医療体制が必要になります。
11/11(水)18:30∼20:00
そのカギを握るのが医療通訳士。その活動から医療は文化だということ
申込者数
が見えてきました。
79 名
■ 後期-4「細胞社会を支える「細胞外マトリックス」と再生医療」
関口 清俊
私たちの体をつくる細胞は、周囲の 細胞外マトリックス と呼ばれる構造
(大阪大学蛋白質研究所・教授)
物に接着し、足場を確保できないと、増殖することも、機能を正しく発
11/18(水)18:30∼20:00
揮することもできません。なぜ、細胞は足場が必要なのか?再生医療が
申込者数
直面する問題と関連づけて、その理由を考えてみたいと思います。
78 名
■ 後期-5「ロボティクスと看護学」
大野 ゆう子
医療・介護現場は最新科学技術の応用現場でもあります。大阪大学の「ロ
(大阪大学大学院医学系研究科・教授)
ボティクス&デザイン看工融合講座」では看護系【ユーザー】と工学系
11/25(水)18:30∼20:00
【設計・開発】が共に学んでいます。そこで見えてきた様々な課題をお
申込者数
話したいと思います。
77 名
■ 後期-6「がんと老化を制御する細胞老化の仕組みと役割」
原 英二
私達の身体を構成する細胞には異常が起こると増殖を停止する安全装置
(大阪大学微生物病研究所・教授)
が備わっています。細胞老化はこの安全装置の一つであり、発がんを抑
12/9(水)18:30∼20:00
制する一方で、個体老化を促進する副作用を持っています。今回は細胞
申込者数
老化の仕組みと役割についてお話します。
77 名
■ 後期-7「目を動かしても世界が動かないのはなぜか」
北澤 茂
私たちの「そと」に広がる世界は動きません。でも私たちの目は、1 秒に
(大阪大学大学院生命機能研究科・教授)
3 回も動いていて、網膜に映る像は飛び跳ねています。どうしてブレた網
12/11(金)18:30∼20:00
膜像が私たちの意識には上らないのでしょうか。視覚世界を安定させる
申込者数
ための、脳の「うち」なる仕組みについてお話しします。
77 名
10
講義風景
前期 2「考古学が掘り起こす地域社会と文化−野中古墳、
前期 5「Back to the Future 」(10/28 佐井講師)
待兼山古墳遺跡を中心に−」(9/30 中久保助教)
後期 1「がんはなぜこわい病気なのか?」
後期 3「医療は文化です!病院で外国人を診るとき」
(11/4 松浦名誉教授)
(11/11 中村教授)
後期 5「ロボティクスと看護学」
(11/25 大野教授)
後期 7「目を動かしても世界が動かないのはなぜか」
(12/11 北澤教授)
11
2.公開講座・催しの実施
> 2-1. 大阪大学公開講座(第 47 回)
第 47 回大阪大学公開講座
アンケート集計結果より(抜粋)
■講座を知ったきっかけは?
(複数回答) (単位:人)
ホームページ
前期
後期
110
142
SNS
3
6
ポスター・チラシ
39
58
新聞・タウン誌
2
0
自治体の広報誌
8
1
21 世紀懐徳堂の郵送物
108
128
21 世紀懐徳堂のメルマガ
64
82
その他
8
16
ホームページ詳細:大阪大学HP(前期:32・後期:42)、21 世紀懐徳堂HP(前期:70・後期:78)、その他(前期:20・後期:40)
■受講のきっかけは?(複数回答)
(単位:人)
前1
前2
前3
前4
前5
後1
後2
後3
後4
後5
後6
後7
テーマに関心があった
32
32
21
21
30
30
25
20
28
19
21
23
講義内容に関心があった
24
21
20
17
17
27
21
20
28
16
26
26
講師に関心があった
6
4
10
3
2
6
4
4
5
3
4
5
大阪大学の講義を受けたかった
16
12
8
12
11
7
12
6
6
8
10
11
教養を高めるため
29
27
19
17
24
16
18
23
19
19
16
21
仕事に役立つと思われたから
2
1
0
0
2
3
2
1
3
1
2
1
日常生活に役立つと思われたから
4
0
2
2
2
11
0
7
0
6
3
5
余暇を有効に利用したかった
13
19
12
12
15
7
9
8
9
7
5
13
大阪大学の講座を以前受講してよかったから
27
20
18
14
13
15
14
14
15
16
10
16
その他
2
2
1
2
1
2
1
1
2
2
1
1
12
■本講座はいかがでしたか?
①=回答者数(単位:人)、②=割合(単位:%)
前期テーマ「文化の遠心力」
前期 1
①
前期 2
②
①
②
前期 3
①
②
前期 4
①
②
前期 5
①
②
非常に満足
14
23.0
17
28.8
18
38.3
7
16.3
8
15.4
満足した
30
49.2
31
52.5
20
42.6
21
48.8
28
53.8
どちらともいえない
10
16.4
7
11.9
6
12.8
6
14.0
10
19.2
あまり満足できず
5
8.2
0
0.0
0
0.0
6
14.0
5
9.6
不満
0
0.0
0
0.0
0
0.0
3
7.0
0
0.0
無回答
2
3.3
4
6.8
3
6.4
0
0.0
1
1.9
61
100
合計
59
100
47
100
43
100
52
100
後期テーマ「科学の求心力」
後期 1
①
後期-2
②
①
②
後期 3
①
後期 4
②
①
②
後期 5
①
後期 6
後期 7
②
①
②
①
②
非常に満足
24
47.1
19
41.3
20
44.4
20
38.5
6
14.3
21
39.6
15
31.3
満足した
19
37.3
18
39.1
20
44.4
26
50.0
17
40.5
27
50.9
30
62.5
どちらともいえない
3
5.9
5
10.9
3
6.7
4
7.7
13
31.0
4
7.5
0
0.0
あまり満足できず
1
2.0
2
4.3
0
0.0
0
0.0
3
7.1
1
1.9
0
0.0
不満
0
0.0
0
0.0
1
2.2
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
無回答
4
7.8
2
4.3
1
2.2
2
3.8
3
7.1
0
0.0
3
6.3
51
100
46
100
45
100
52
100
42
100
53
100
48
100
合計
13
2.公開講座・催しの実施
> 2-2. Handai-Asahi 中之島塾
2-2. Handai-Asahi 中之島塾(沢村
有生、中込 咲綾)
Handai-Asahi 中之島塾は、2004 年に大阪大学第 3 キャンパス・中之島センターの誕生を機に設けられた、朝日カ
ルチャーセンターと大阪大学との共同講座。大阪大学が取り組むユニークな研究の成果を、主に学外からの受講
生に向け、大阪大学の研究者が講義する。知識を吸収しながら問題を発見し、考察する力をも養う。
(※2007 年、
大阪外国語大学との統合により箕面キャンパスが第 3 キャンパスに。現在、中之島センターは第 4 キャンパスと
いう位置づけ)
・対象/一般
・定員/各講座により異なる
・会場/大阪大学中之島センター
・年間受講者数/のべ 1,274 名
・受講料/各回 1,620 円
(朝日カルチャーセンターへの入会金不要)
・申込/朝日カルチャーセンター
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、朝日カルチャーセンター
・時間/1 コマ 90 分×1 日、または 1 コマ 90 分×2 日
・開催頻度/年 4 期、各 5∼6 講座
・開設時期/2004 年 10 月
成果
課題
年間を通じてコンスタントに開講。統一テーマは設けず
中之島センター利用者の増大に伴い、土曜の講義室の無
総合大学の強みとしてバラエティに富んだ講座を提供して
料確保が年々危ぶまれていることなどの事情から、平日開
いる。以下は直近 6 年間の講座数と受講者数の推移。
催も検討する必要があるが、講義日程調整の際土曜日を希
・2010 年度・・・19 講座、のべ 1,308 名
望する講師も多く、例年通り土曜日を中心に開催した。
・2011 年度・・・21 講座、のべ 1,439 名
50 代以下の受講者を増やす方策も毎年の課題とされてい
・2012 年度・・・25 講座、のべ 1,664 名
るが、60 代以上のシニア世代に「学び」に対する大きな需
・2013 年度・・・27 講座、のべ 2,293 名
要が存在することも事実であり、この講座はその需要に応
・2014 年度・・・25 講座、のべ 1,554 名
え得る事業の1つであるともいえる。
医療系の講座は、講座終了後も受講者の質問の列が並ぶ
・2015 年度・・・21 講座、のべ 1,274 名
「個人的なお悩み相談」となり、大幅な時間延長となるこ
とが多くある。講義終了後の質問を受けるか否かを事前に
講師と相談し、受けない場合はその旨受講者に伝える、ま
たは時間で切るなどの対策が必要であろう。
8/22 アルツハイマーは、脳の糖尿病だった
∼「メタボケ」予防のためにすべきこと
12/19
14
自閉スペクトラム症の視覚世界を体験
Handai-Asahi 中之島塾
2015 年 4∼6 月期
講座一覧
■ 戦後 70 年の歴史認識問題にどう向き合うか
坂元 一哉
第二次世界大戦から 70 年の今年、いわゆる歴史認識問題に日本はどう向き合うべ
(大阪大学大学院法学研究科・教授)
4/11(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
題、慰安婦問題を中心に検討します。二つの問題の本質を探ったうえで、両問題に
講義室 304
∼ちゃんと読んだことありますか?
成立から 70 年近く経つ日本国憲法ですが、実はちゃんと読んだことがないという
谷口 真由美
方が大半のようです。前文は暗記したことがある。9 条は知ってる。でも他の条文
(大阪大学・非常勤講師、大阪国際大学・准教授)
5/16(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
対する日本のこれまでの対応を振り返り、今後のあるべき対応を議論します。両問
題が日米関係に与える影響にも注意します。
92 名
■ 日本国憲法を知る
きでしょうか。中国、韓国との外交関係に多大な影響を与えてきた靖国神社参拝問
はどうでしょうか?最近、改憲論議も盛んですが、知らないモノを変えた方が良い
とか変えない方が良いとか、何だか話が噛みあってないんじゃないでしょうか?改
講義室 304
102 名
憲・護憲の前にまず知憲。一度、しっかり読んでみませんか?大阪大学の学生投票
で「ベストティーチャー賞」に 4 度選ばれた講義をベースに、大阪弁で日本国憲法
を読み解いていきます。
■ 古代語の謎を解く
日本の古代のことばについて、形や意味を変えたりもしながら現代でも用いられて
蜂矢 真郷
いるものを中心に、その語の成り立ちや由来を考えます。あまり根拠のない語源説
(大阪大学・名誉教授、中部大学・教授)
6/6(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
のようなものではなく、国語学の、語構成を研究する立場から、いろんな語の表す
ところに迫ります。多くの語を合わせて比べてみると分かってくることもありま
講義室 507
40 名
す。分かりにくいことに迫る時には謎解きのようなおもしろさが、その由来に迫る
時にはルーツを探るようなおもしろさがあるでしょう。(取り上げることばは毎回
変わります)
■ 運動が「うつ」「認知症」の予防に役立つのはなぜ?
近藤 誠
運動には、「うつ」や「認知症」の予防や症状の改善など、脳にとって有益な効果
(大阪大学大学院医学系研究科・助教)
6/20(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
があることが知られています。運動は、脳内物質や脳の神経細胞に様々な変化を引
き起こしますが、なぜ運動が脳に有益な効果をもたらすのか、その詳しい 仕組み
講義室 304
105 名
は分かっていませんでした。大阪大学の最新の研究結果を紹介するとともに、特に
「うつ」の予防効果を中心に、その脳の仕組みに迫りたいと思います。
■ 上方落語を生んだ面白がりの風土
高島 幸次
落語の歴史を語るとき、その多くは「落語の祖」や「中興の祖」あるいは「四天王」
(大阪大学 CSCD・招へい教授)
6/20(土)15:00∼16:30
大阪大学中之島センター
受講者数
47 名
などの落語家歴代の紹介が中心になっているようです。しかし、個々の落語家がど
んなに才能豊かで卓越した芸を演じたとしても、落語が隆盛するためには、笑いに
講義室 507
貪欲な大衆の存在が不可欠です。本講座では、明治・大正期に天満天神裏の「天満
八軒」と呼ばれる寄席文化を生み出した面白がりの風土を紹介します。
15
2.公開講座・催しの実施
> 2-2. Handai-Asahi 中之島塾
Handai-Asahi 中之島塾
2015 年 7∼9 月期
講座一覧
■ なーるほど日本語学:フィクションの日本語とリアルな日本語
金水 敏
映画、ドラマ、アニメ、マンガ等のフィクションには会話がたくさん出てきますが、
(大阪大学大学院文学研究科・教授)
その言語は私たちが日常用いている会話の言語とどこが同じでどこが違うのでし
ょうか。そしてその違いは、どこから生じてくるのでしょうか。よく考えると「こ
7/27(月)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
んな嘘くさいこと、ゆわんやろう」という台詞も、ドラマの中では何となく受け入
講義室 304
れてしまうのはなぜなのでしょうか。こういった問題を考えることを通じて、「人
71 名
に伝わりやすい発話とはどんなものか」ということも考えていきます。
■ アルツハイマーは、脳の糖尿病だった
∼「メタボケ」予防のためにすべきこと
認知症、アルツハイマー病患者の増加は社会問題となっています。10 年後の認知症
森下 竜一
患者を 10%減らせると、在宅介護費が 4000 億円、医療費が 1000 億円年間に削減
(大阪大学大学院医学系研究科・教授)
8/22(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
できます。アルツハイマー病は生活習慣病であり、糖尿病・肥満・メタボからなる
「メタボケ」が増加しています。糖尿病の患者では、アルツハイマー病の発症リス
講義室 703
72 名
クが 5 倍も高いことがわかってきました。まだまだアルツハイマー病の治療は難し
いですが、予防は可能です。講座では、生活習慣病、特に肥満・糖尿病からなる「メ
タボケ」の予防のために必要な生活習慣や食事について考えていきます。
■ 古代語の謎を解く
日本の古代のことばについて、形や意味を変えたりもしながら現代でも用いられて
蜂矢 真郷
いるものを中心に、その語の成り立ちや由来を考えます。あまり根拠のない語源説
(大阪大学・名誉教授、中部大学・教授)
8/22(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
ところに迫ります。多くの語を合わせて比べてみると分かってくることもありま
講義室 507
変わります)
∼歯周病治療の最前線
歯周病は成人が歯を失う 1 番の原因に挙げられ、「くちの生活習慣病」とも言われて
村上 伸也
(大阪大学大学院歯学研究科・教授)
9/4(金)14:30∼16:00
大阪大学中之島センター
受講者数
す。分かりにくいことに迫る時には謎解きのようなおもしろさが、その由来に迫る
時にはルーツを探るようなおもしろさがあるでしょう。(取り上げることばは毎回
46 名
■ 歯無しにならない話
のようなものではなく、国語学の、語構成を研究する立場から、いろんな語の表す
いる病気です。残念ながら、日本の中高年者の8割以上の方が歯周病にかかっている
といわれています。最近の研究から、歯周病が様々な全身の健康を脅かす可能性があ
ることもわかってきました。一生、自分の歯で食事を楽しみ、体全体の健康を維持す
講義室 703
54 名
るためにも、普段から歯周病の予防・治療に心を配ることが大切です。講座では、
「歯
周病の原因」
「歯周病と全身との関わり」
「歯周病の治療法と予防法」に焦点を当てて、
最新の情報を紹介します。
■ 翼のある大阪 ∼モダン建築と彫刻
橋爪 節也
大阪には、大阪市中央公会堂をはじめ建築史に残る数々の近代建築の名作がありま
(大阪大学総合学術博物館・教授)
す。「神は細部に宿る」という言葉のように細部を飾る彫刻について見ていくと、
中央公会堂のミネルヴァとメルクリウス像、そごう心斎橋店の藤川勇造《飛躍》な
9/5(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
ど、彫像の図像的な意味や歴史、造形性において、商都大阪の特色が浮かび上がっ
講義室 703
てきます。近代建築の装飾に用いられた彫刻から、モダン都市大阪の特色を見てい
きましょう。
47 名
■ 文学でたどる中之島の履歴書
高島 幸次
(大阪大学 CSCD・招へい教授)
9/19(土)15:00∼16:30
大阪大学中之島センター
受講者数
中之島は、江戸時代には蔵屋敷の町として、近代には公官庁や大企業ビルが建ち並
ぶシビックセンターとして、大阪の発展を支えてきました。そのため、小説・エッ
セイや落語などにも中之島が数多く登場します。それらはフィクションではあって
講義室 507
も、時系列に読み込むことによって、中之島の成長過程を知る貴重な史料にもなり
ます。大阪大学中之島センターの教室で、中之島の時空を自在に駆け巡りませんか。
52 名
16
Handai-Asahi 中之島塾
■ 睡眠を科学する
2015 年 10∼12 月期
講座一覧
∼よりよい睡眠をとるために
足立 浩祥
社会生活の 24 時間化に伴う昼夜の区別のない光環境などにより、人間本来の生活リ
(大阪大学保健センター・准教授)
ズムからかけ離れた不規則な生活をしている人が増え、多くの人が睡眠の質の低下を
招きやすい状態になっています。長期間続く不眠、睡眠不足は、精神にも身体にもト
10/21(水)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
ラブルを引き起こす原因になります。講座では本来だれもが知っておくべき睡眠と覚
講義室 304
51 名
醒に関する基礎知識と科学的な根拠をお伝えします。みなさんご自身で実際にその知
識を用い、睡眠健康を高めていただければと思います。
■ うっかりミスはなぜ起きる? ∼安全と失敗の心理学
臼井 伸之介
私たちはできればミスをしたくないのに、ついしてしまうことがあります。人はなぜ
(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)
ミスをするのでしょうか?ついうっかりとしか言いようのないミスでも、そこには理
由があります。臼井教授の研究チームが開発したエラー体験システムを紹介しなが
11/7(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
ら、人は誰でも間違えること、また注意力だけではミスは防げないことをお話ししま
講義室 304
95 名
す。ミスの発生メカニズムとその防止策についても、認知心理学の知見からわかりや
すく解説します。
■ 唾液の機能とドライマウスに対する口腔ケア
阪井 丘芳
我々は誤嚥性肺炎予備軍として、ドライマウス(口腔乾燥症)患者の口腔ケア活動を
(大阪大学大学院歯学研究科・教授)
11/28(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
にくく、肺炎のリスクが高いと言われています。実際に気道に問題が生じる様子を示
講義室 304
60 名
■ 金銅仏きらきらし
行っています。一般的にドライマウス患者は健常者と比較して、口腔内の汚れがとれ
し、唾液の機能と肺炎予防との関連についてわかりやすく解説します。みなさんには、
口臭や歯周病の予防をめざした唾液腺マッサージもマスターしていただきます。
∼いにしえの技にせまる
藤岡 穣
金銅仏とはブロンズ製の金色に輝く仏像です。中国から朝鮮半島や日本に仏教が伝播
(大阪大学大学院文学研究科・教授)
した際、礼拝像として伝えられたのも多くは金銅仏でした。金銅仏はブロンズを溶か
して型に流し込む「鋳造」で作られます。ただ、その技法には謎が多く、また持ち運
11/28(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
びが容易なため制作地についてもしばしば見解が分かれます。科学的調査を駆使した
講義室 304
22 名
近年の金銅仏研究に基づき、技法や制作地、さらには真贋(しんがん)問題について
新知見をご紹介します。
■ 自閉スペクトラム症の視覚世界を体験
長井 志江
(大阪大学大学院工学研究科・特任准教授)
12/19(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
自閉スペクトラム症は、従来、社会的能力の問題と考えられてきましたが、近年の研
究により、その原因が知覚過敏や鈍麻といった感覚・運動レベルにあることが指摘さ
れています。講座では、自閉スペクトラム症の特異なものの見え方を知り、体験して
講義室 304
いただくことで、なぜ彼らがコミュニケーションに問題を抱えているのか、そして、
どうしたら当事者にとって真に役立つ支援ができるのかを考えます。
70 名
17
2.公開講座・催しの実施
> 2-2. Handai-Asahi 中之島塾
Handai-Asahi 中之島塾
■
2016 年 1∼3 月期
講座一覧
麦の酒の歴史と中之島界隈
松永 和浩
日本で初めてビールを醸造したオランダ商館長・ヅーフ、日本人で初めてビールを
(大阪大学適塾記念センター・准教授)
1/16(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
■
実験醸造した蘭学者・川本幸民、日本人初のビール事業を開始した実業家・渋谷庄
三郎、日本初の常設ビヤホール・アサヒ軒、国産ウイスキー第 1 号を生んだ実業家・
講義室 703
鳥井信治郞と蒸留技師・竹鶴政孝。日本のビール史・ウイスキー史を語る上で、欠
くことのできない中之島界隈の歴史を紹介します。
34 名
集団だと何故怠ける
釘原 直樹
人が集団になると怠ける理由のひとつは、集団の中では責任感が希薄になり一生懸
(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)
1/16(土)14:30∼16:00
大阪大学中之島センター
受講者数
命さが失われることによるものです。このような現象はさまざまな状況で出現しま
す。投票率の低下、生活保護の増大、年金の不払い、授業中の私語やカンニング、
講義室 703
国会での議員の居眠り、相撲の八百長など、その例には事欠きません。講座では集
団の中で怠けが生じる原因とそれに関連した現象を取り上げます。
38 名
■ 視覚再生を目指して ∼人工網膜を中心に∼
不二門 尚
近年、眼の再生医療が話題となっていますが、われわれは視覚再生という同じゴー
(大阪大学大学院医学系研究科・教授)
ルを目指して、人工網膜の開発を行っています。昨年度から、進行した網膜色素変
性症の患者さんに、人工網膜を1年間慢性的に埋め込む臨床研究を行い、得られた
2/13(土)10:30∼12:00
大阪大学中之島センター
受講者数
■
人工視覚が日常生活に役立つことが分かってきました。本講演では、見にくくなる
講義室 703
43 名
て分かりやすく解説します。
紛争地をたずねる旅 ∼東南アジアから中東へ
松野 明久
冷戦が終わり、世界戦争の脅威が遠のいたかに思われたのもつかの間、新たな種類
(大阪大学大学院国際公共政策研究科・教授)
3/5(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
■
眼の病気のしくみについて概説した後、人工網膜の原理、適応、今後の展望につい
の戦争、そしてテロリズムが世界を覆いました。現代の世界は、新たな分断の深化、
パワーバランスの変化によってますます不安定になっています。国民国家、そして
講義室 301
44 名
グローバリゼーションによる一元化の圧力の中で、多文化共生の道は遠のいている
のでしょうか。紛争地を歩きながら考えます。
落語からみえる江戸時代の大阪
高島 幸次
古典落語では、江戸時代の生活や風俗だけではなく、人々の精神世界までもが語ら
(大阪大学 CSCD・招へい教授)
3/19(土)13:30∼15:00
大阪大学中之島センター
受講者数
89 名
れています。それなのに、落語はフィクションの世界でしかないと切り捨てられる
傾向があります。しかし、大阪で生まれた古典落語を丹念に読み解けば、いまは忘
講義室 703
れられた大阪の歴史が浮かんでくるのです。落語から史実を掘り起こす作業は、落
語より面白く、歴史より奥深い。喜六・清八ともう一つの大阪を旅してみませんか。
18
◆アンケート結果
アウトリーチ支援チームの共通アンケートを活用し、受講生のプロフィールと社学連携活動への理解度を調査した
(1,274 名中、804 名が回答)。70%以上の参加者年代が 60 歳代以上、約 75%がこれまでにも大阪大学の事業に参加
経験ありという点に、顕著な特徴が見えた。
●性別(人)
●年代(人)
●職業(人)
●阪大主催事業の参加経験(人)
男
性
419
10 歳未満
0
学生
女
性
369
10 歳代
5
会社員
115
16
20 歳代
16
自営業
48
804
30 歳代
20
公務員
22
40 歳代
45
阪大教職員
50 歳代
103
無職
424
よく知っていた
328
60 歳代
318
その他
126
聞いたことはある
259
70 歳以上
275
無回答
45
今回初めて知った
168
無回答
計
●満足度(人)
1-不満足
5
2
11
3
67
4
256
5-満足
336
無回答
19
11
1
ある
604
ない(今回が初回)
192
無回答
8
●阪大が社学連携活動に力を注いで
いるとを知っていましたか?(人)
無回答
48
申込は朝日カルチャーセンターにて受付(電話、ウェブサイト)。朝日カルチャーセンターは講座案内冊子、ウェブ
サイト、新聞掲載により広報を行っている。写真、講義概要等の素材は 21 世紀懐徳堂が各講師に提供を依頼している。
集客状況が芳しくない場合は朝日カルチャーセンターの twitter や新聞広告等に追加掲載する。
19
2.公開講座・催しの実施
> 2-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
2-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座(肥後
楽)
大阪大学が大阪市都市計画局と協同で提供する公開講座で、それぞれの専門分野からともに「学び合う」を意識
したテーマ設定と講座スタイルが特徴。講師は、原則として本学若手教員を中心に構成し、まちづくりをはじめ
幅広い分野の講座を展開している。
・対象/一般
・定員/各回 30 名(小学生対象講座の場合 12 組、24 名)
※開講日までに定員に達した場合、45 名まで受付
・会場/大阪市まちづくり情報発信施設「アイ・スポット」
(大阪市中央区今橋 4-1-1 淀屋橋 odona2F)
・受講者数/前期 197 名、後期 169 名
・受講料/無料
・申込/アイ・スポット
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪市都市計画局
・時間/原則として 1 講義 90 分
・開催頻度/年 2 期、各 6 講座
・講座開設時期/2008 年 10 月
課題
成果
当講座は、肩肘を張らずに気軽に参加できる 21 世紀懐徳
大阪市側と互いに協力しながらの制作・運営は安定し大
変順調である。事業体制やボリュームは現状維持が望まし
堂の公開講座として定着している。
各講座の実施 1 ヶ月前から申込受付を開始すると 1 週間
い。しかし一方で、当講座に 3 回以上参加したことのある
ほどで定員に達する人気の講座である。今年度も好評で、
リピーターの参加が常に半数を超え、参加者は固定化しつ
ほとんどの講座の申込者数が定員の 30 名に達した。
つある。年代・性別を問わずより多くの人に参加していた
少人数かつ比較的小さいスペースでの実施であることか
ら、講師と受講者の距離感が近く、受講者が質問や意見を
だけるように、講座の内容、難易度、開講時間帯、広報経
路などをより細やかに見直したい。
出しやすい和やかな雰囲気で実施することができる。講座
終了後も、積極的に質問をする参加者が多々みられた。
7/29「江戸時代を駆け巡る関西の豪商たち」
8/7「空高くジャンプしてみよう!」
20
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座 2015 年度前期 講座一覧
「江戸時代の関西人」「五感で感じる」の 2 シリーズ
■ 江戸時代を駆け巡る関西の豪商たち(江戸時代の関西人①)
巨万の富を築いた商家では家の存続と事業の継承を次世代に託すため、ど
のような家訓を定めていたのでしょうか。そこで働く人びとはどのように
鈴木 敦子
採用され、勤務していたのでしょうか。財政状況や営業成績をどのように
(大阪大学大学院経済学研究科・助手)
帳簿に記帳していたのでしょうか。銅山経営に進出した住友、諸大名の蔵
7/29(水)18:30∼20:00
米を扱った鴻池、三都に店を持ち呉服・両替を商った三井越後屋、総合商
受講者数
社への礎を築いた近江商人伊藤忠兵衛、江戸日本橋で木綿問屋を営んだ伊
40 名(申込者数 45 名)
勢商人長谷川治郎兵衛などをとりあげ、江戸時代の経営に迫ってみましょ
う。
■ わたしたちにとって望ましい空間とは?∼視聴覚実験による商業空間の評価事例∼(五感で感じる①)
わたしたちにとって商業空間は、単に購買活動を行う場所にとどまらず、
娯楽や憩い、コミュニケーションの場としても重要な役割を果たしていま
青野 正二
す。そのため、望ましい商業空間をデザインすることは、地域の人々の生
(大阪大学大学院人間科学研究科・准教授)
活を豊かにし、さらに街全体の活性化につながると考えられます。本講座
8/4(火)18:30∼20:00
受講者数
では、わたしたちが商業空間の中で、どのような環境要因をどのように感
31 名(申込者数 40 名)
じているのかといった視点から、望ましい空間のあり方について考えてい
きます。
■ 空高くジャンプしてみよう!(五感で感じる②)
古川 正紘
アリになってみたら世界はどう見えるのだろう?人間はとても大きく見え
(大阪大学大学院情報科学研究科・助教)
るのかな?キリンのように大きかったら,もっと早く走れるかな?月に行
ったら高く飛べるって聞いたけど,どういう景色が見えるのだろう?こん
8/7(金)14:00∼16:00
受講者数
なふうに、自分の体の大きさが変わったら・自分が超人のジャンプ力で高
12 組(小学 4∼6 年と保護者)
く飛び上がれたとしたらどんな体験ができるのか,のぞきこめる箱「ハコ
(申込者数 12 組)
スコ」をみんなで作りながら、最新技術を使って紹介します。
■ 色の変化で化学反応を追いかけるー光で瞬時に色の変わるインクを体験しようー(五感で感じる③)
伊都 将司
分子の形は分子の色と深く関係しています。化学反応によって分子の形が
(大阪大学大学院基礎工学研究科・准教授)
変わると色も変化しますので、視覚(色覚)によって反応が起こったかど
うかが分かります。本講座では、光をあてると色が変わる現象(フォトクロ
8/10(月)14:00∼15:30
受講者数
ミック反応)により一瞬で色がついたり消えたりする分子材料を紹介し、実
12 組(小学生と保護者)
際に光で起こる色変化の様子を観察します。フォトクロミック分子で作っ
(申込者数 54 組)
たインクを使って、光を当てると一瞬で浮かび上がる絵を描きます。
■ 洋学の時代と適塾(江戸時代の関西人②)
西洋の学知・技術を学ぶ学問は、はじめ蛮学、次いで蘭学、そして洋学と
呼ばれました。洋学と一口に言ってもその対象とする分野は広く、当時の
福田 舞子
社会情勢に応じて変化しています。特に、洪庵が適塾を開いていた 19 世
(大阪大学適塾記念センター・特任研究員)
紀後半の社会的緊張状態は、外交や軍事技術に直接関係する分野の需要を
8/21(金)18:30∼20:00
受講者数
高める要素となりました。本講座では、緒方洪庵が蘭医学を学び、適塾で
37 名(申込者数 42 名)
門弟たちに教授した社会情勢を整理し、当時の洋学の潮流のなかで適塾が
どのように位置づけられるかを改めて考えたいと思います。
■ 漢詩で旅する幕末の大坂(江戸時代の関西人③)
私たちが都市に感じる魅力とは何でしょうか?観光名所的な賑々しさにも
合山 林太郎
目がとまりますが、重要なのは、そこで暮らす人々と風景が織りなす様々
(大阪大学コミュニケーションデザイン・
な情緒ではないでしょうか。江戸時代の漢詩には、こうした都市風俗を活
写したものが多数見られます。藤沢東畡編『浪華四時雑詞』や広瀬旭荘「浪
センター・准教授)
華雑詩十九首」などの詩集・作品を丁寧に読み解きながら、200 年前の大
9/18(金)18:30∼20:00
受講者数
坂へタイムトリップをしましょう。詩に描かれているのは、今宮、阿倍野、
41 名(申込者数 45 名)
天満、心斎橋筋、道修町、堂島など、今でもよく知られた場所です。どの
ような風景が私たちの目の前に広がるのでしょうか?
21
2.公開講座・催しの実施
> 2-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座 2015 年度後期
「水の都の物語」「都市大阪、今昔」の 2 シリーズ
講座一覧
■ 水がつなぐスカンディナヴィアの生活と文化∼北欧の水都ストックホルムから学ぶ(水の都の物語①)
私たちは世界を見渡そうとするときに、陸地に引かれた境界線に着目しな
古谷 大輔
がら理解しがちです。しかし人間の交流の歴史を振り返ると、その実態は
(大阪大学大学院言語文化研究科・准教授)
海や湖、川によって育まれてきたことに気がつきます。今日では環境先進
1/26(火)18:30∼20:00
国として注目されているスウェーデンの首都ストックホルムはバルト海に
受講者数
つながるメーラレン湖に浮かぶ島々に築かれた町です。この講義では、こ
24 名(申込者数 37 名)
うした環境を背景に北欧の人々が築いた生活と文化の姿を振り返ります。
■ 大阪の課題∼都構想をめぐる政治(都市大阪、今昔①)
2010 年に大阪都構想と呼ばれる制度改革構想が打ち出されて以降の大阪
北村 亘
の政治を振り返りたいと思います。大阪都構想とはそもそも何なのか、そ
(大阪大学大学院法学研究科・教授)
してそれは何を目指していたのか、最終的にはどのような結末を辿って行
2/3(水)18:30∼20:00
ったのか、ということを説明したいと思います。大阪の本当の課題は何な
受講者数
のか、改革のための道筋をどのように模索していけばいいのか、というこ
37 名(申込者数 45 名)
とを考える手助けになれば幸いです。
■ 水の都からグローバル都市へ(水の都の物語②)
タイ王国の首都バンコクは 1782 年、現王朝の始祖ラーマ 1 世によってチ
ャオプラヤー川河口近くのデルタに開かれた都市で、多くの運河がめぐら
村上 忠良
され、20 世紀初頭までは「東洋のベニス」と称されていました。今でも都
(大阪大学大学院言語文化研究科・准教授)
内のトンブリー地区では、庶民の水辺の生活を見ることができます。しか
2/10(水)18:30∼20:00
し、近年の経済成長と都市圏の拡大にともない陸上交通網が整備され、世
受講者数
界有数の国際都市に変貌しています。本講座では、バンコクの歴史やバン
22 名(申込者数 34 名)
コクにおける人と水との関わりを紹介します。
■ ごみ問題の「空間」と「地域性」∼近代以降の大阪市を事例に(都市大阪、今昔②)
近代以降の大阪市は、大都市としての発展に伴い、ごみ問題に絶えず悩ま
されてきました。ごみがあふれ悪臭を放つ埋立地や、ごみ焼却場の立地を
波江 彰彦
めぐる紛争など、局所的に起きる問題もあれば、ごみの多さやリサイクル
(大阪大学大学院文学研究科・特任研究員)
率の低さなど、大阪市全体でとらえるべき問題もあります。また、東京や
2/19(金)18:30∼20:00
受講者数
名古屋などとの比較から、大阪市の地域性を見出すこともできます。この
23 名(申込者数 33 名)
ような空間的所在や地域的特徴に注目しながら、大阪市のごみ問題の「む
かし」と「いま」について考えてみたいと思います。
■ 大化改新と難波長柄豊碕宮(都市大阪、今昔③)
誰もが知っている「大化改新」。『日本書紀』によると、大きな政治改革
であったと読み取れます。しかし『日本書紀』は後世に編纂された歴史書
市 大樹
であるため、その実像は検討を要します。20 世紀末まで大化改新の評価は
(大阪大学大学院文学研究科・准教授)
低く、改新否定論まで出されました。しかし近年、飛鳥時代の木簡の大量
2/25(木)18:30∼20:00
受講者数
出土、難波宮の発掘調査の進展にともない、その評価は改められようとし
31 名(申込者数 45 名)
ています。本講座では、難波宮を手がかりに大化改新の実像に迫ってみま
す。
■ 水の都・大阪の水はきれい?汚い?∼川、港そして海(水の都の物語③)
水の都・大阪は、昔は縦横に掘割が巡らされ、まさに水の都と呼ぶべきま
ちでした。堀は道路や駐車場になり、まちは川に背を向け発展してきまし
入江 政安
た。だから、「大阪の水は汚い!」と思われるのも無理はありません。ど
(大阪大学大学院工学研究科・准教授)
れぐらい汚いのか、はたまたどれぐらいきれいになったのか、どうしてそ
3/3(木)18:30∼20:00
受講者数
うなのか、について私の専門である「流れ」と「水質」の面からお話した
32 名(申込者数 45 名)
いと思います。そして、水の都・大阪の、川(道頓堀)から海(大阪湾)
の「今」について、お話します。
22
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
2015 年度
チラシ
21 世紀懐徳堂ホームページ上で告知する他、毎期チラシを作成し、モノレール駅や大阪市内およ
び北摂エリアの図書館等の公共施設に配架している。大阪市都市計画局との共催講座であるため、
A0 サイズに拡大したチラシの市営地下鉄駅構内への掲示による告知など、大阪市内での広報は特に
充実している(左から、前期チラシ、後期チラシ)。
2/25「大化改新と難波長柄豊碕宮」
8/10「色の変化で化学反応を追いかける
ー光で瞬時に色の変わるインクを体験しよう」
23
2.公開講座・催しの実施
> 2-3. 大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
アンケート結果より(抜粋)
○あなたの年齢は?
2014 年後期
回答者数
2015 年前期
割合(%)
回答者数
2015 年後期
割合(%)
回答者数
割合(%)
20 歳未満
0
0
0
0
0
0
20 歳代
6
4
7
5
5
3
30 歳代
15
10
15
10
6
4
40 歳代
19
12
16
11
11
7
50 歳代
24
16
12
8
28
18
60 歳代
61
40
69
45
68
44
70 歳以上
28
18
33
22
35
23
153
100
152
100
153
100
計
受講者の年齢層(%)
2014年後期
4
10
2015年前期 11
2015年後期
3
0%
12
11
4
16
40
16
7
49
18
10%
20%
20歳未満
18
22
44
30%
20歳代
40%
30歳代
50%
40歳代
23
60%
50歳代
70%
60歳代
80%
90%
70歳以上
100%
参加者の 6 割以上が 60 歳代
以上のシニア世代である。
○あなたのお住まいは?
受講者の住所(%)
47
2015年前期
4 31
29
17
21 世紀懐徳堂主催の他の
講座に比べて、北摂から
の参加者が少ない。一方
2015年後期
37
7
9
1
29
で、大阪市内に住む参加
17
者が多く参加している。
他府県からの参加者は、
主に西宮市や川西市な
0%
10%
大阪市内
20%
豊中市
30%
40%
吹田市
50%
箕面市
60%
70%
大阪府その他
24
80%
90%
他府県
100%
ど、兵庫県からの参加が
多かった。
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
アンケート結果より(抜粋)
○i-spot 講座を受講されるのは何回目ですか?
2014 年後期
回答者数
2015 年前期
割合(%)
回答者数
2015 年後期
割合(%)
回答者数
割合(%)
初回
45
28
62
39
36
23
2 回目
26
16
21
13
18
12
3 回目以上
92
56
75
47
102
65
163
100
158
100
156
100
計
受講回数(%)
2014年後期
28
16
2015年前期
56
39
13
「3 回以上参加したことがあ
47
る」と回答する、リピーター
の参加が多い。参加者の満足
度が高いことの証左とも取れ
2015年後期
23
12
65
るが、より多様な参加者を獲
得できるよう、広報の経路や
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
講座テーマの設定について見
90% 100%
直す必要がある。
初回
2回目
3回目以上
○「今までに i-spot 講座を何回受講しましたか?」・「今回の講座は何で知りましたか?」
後期
情報源×受講回数(件数)
前期
情報源×受講回数(件数)
チラシ
20
懐徳堂だより
6
8
チラシ
19
4
i-spot HP
2
i-spotメルマガ
懐徳堂HP
10
4
11
5
その他
4
0%
10%
20%
30%
初回
1
40%
2回目
50%
60%
80%
90%
100%
3回目以上
26
28
2
3
25
1
19
口コミ
2
70%
7
9
懐徳堂メルマガ
1
20
32
3
懐徳堂HP
4
1
2
5
i-spotメルマガ
11
口コミ
7
i-spot HP
6
17
懐徳堂メルマガ
10
懐徳堂だより
20
10
クロス集計
2
0%
1
20%
40%
初回
2回目
60%
1
80%
3回目以上
メールマガジンをきっかけに参加したと答える参加者が、3 回以上参加したことのあるリピーターには多い。実際
には 2015 年度前期の 2 講座しか 21 世紀懐徳堂のメールマガジンでは案内をしていないにも関わらず、2015 年度の
後期にも「大阪大学 21 世紀懐徳堂からのメールマガジンで講座を知った」と答える参加者がいた。
一方で、初参加の参加者は主にチラシと 21 世紀懐徳堂のホームページによって i-spot 講座を見つけていることが
わかった。今後は、どのような場所にチラシを配布するかということや、情報公開とメールマガジン配信のタイミ
ングなど、広報のツールやそれぞれのルートについて再考したい。
25
100%
2.公開講座・催しの実施 > 2-4. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
2-4. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
(沢村 有生)
大阪ガス株式会社との連携により、「専門分野の講義」とそれにちなんだ「料理実習・試食」を通して実践的に
教養を深める、新しいタイプの公開講座。講義の後に料理実習・試食をすることで、机の上の勉強が日常とつな
がり、学問することの面白さを実感してもらう試み。
・会場/大阪ガスクッキングスクール千里
(豊中市新千里東町 1-3-141(せんちゅう PAL 1F 北))
・定員/各回 28 名(応募者多数の場合は抽選)
・対象/一般(15 歳以上)
・受講料/2,100 円(税込)
・申込み/大阪ガスクッキングスクール千里
・会場/ハグミュージアム
(大阪市西区千代崎 3 丁目南 2-59)
・対象と定員/一般(15 歳以上)の回 48 名、小学生と保護者の回 12 組(応募者多数の場合は抽選)
・受講料/1,500 円(税込)
・申込み/ハグミュージアム
・年間受講者数/134 名
・開催頻度/2015 年度より不定期
・開設時期/2010 年 10 月
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪ガス株式会社
成果
課題
ハグミュージアムでは、昨年度までの平日夜の千里での
今回の小学生対象講座は、近隣の小学校の土曜登校日と
開講には参加しづらく、アカデミクッキングの存在は知っ
重ならざるを得なかったことが残念であった。また受講料
ていたけれど今回が初めての参加となった受講生が何名か
が当日払いであったからか、当日欠席が多く、大きな会場
見られ、大阪市内での土曜日昼の開講は歓迎を受けた。
を用意していただいた値が半減してしまった。
5 月 22 日 vol.56-2 ホットドッグ学概論 ∼羊腸に詰められた挽肉と文化(大阪ガスクッキングスクール千里)
26
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
2015 年度
講座一覧(4 月∼6 月)
■ vol.56-2「発生学的鶏料理考」 (一般公募はせず、2014 年 2 月 27 日開講の、落選者が受講)
仲野 徹
すべての細胞はたった一個の受精卵からできてきます。その過程をしらべる
(大阪大学大学院医学研究科・教授
のが発生学です。今回は「からだというのはどうやってできてくるのか」に
/生命機能研究科・教授)
ついてわかりやすくお話をした後、B級グルメ鶏料理のフルコース(?)を
4/21(火)18:30∼21:00
楽しんでいただきます。材料は、キモ(肝臓)、ハツ(心臓)、砂肝(砂嚢)、
受講者数
玉ヒモ(卵黄と卵管)、ササミ(筋肉)、皮(皮膚)と、発生学的にいろい
27 名(申込者数 28 名)
課題料理=B 級グルメ鶏づくし(鶏モツ煮、カリカリ
鶏皮のサラダ添え、鶏ガラスープ、とりそぼろ丼)
協力/大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室
ろな部位をとりそろえました。「おぉ、この臓器はこうやって発生して、こ
んな味、歯ごたえになるのか。」と思いながら楽しんでいただこうという趣
向です。むちゃ美味しいです。お楽しみに!
■ vol.58「ようこそ!タンパク質ワンダーランド」
(ハグミュージアムで開講)
栗栖 源嗣
(大阪大学蛋白質研究所・教授)
5/2(土)10:30∼13:00
タンパク質と聞いて、栄養素としてのタンパク質(お肉や卵)を思い浮かべ
受講者数
ませんでしたか?でも、それだけではありません。血液やだ液、ホルモンや
35 名(申込者数 48 名)
抗体・分解酵素などなど、私たちの体を動かしているもの全てに、タンパク
5/2(土)14:30∼17:00
受講者数
18 名(小学 4∼6 年生と親 8 組)
(申込者数 27 名)
質が深く関係しています。体を作っているのも、主にタンパク質と水です。
植物の光合成や色素のカギとなるのだってタンパク質。この身近で不思議な
モノ タンパク質 のはたらきと形について勉強しながら、おいしくタンパク
課題料理=ワンダービビンバ、ふわふわ卵のワカメ
質を食べてみましょう!
スープ、シュワシュワサイダーゼリー
協力/大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室
■ vol.59「ホットドッグ学概論 ∼羊腸に詰められた挽肉と文化」
ホットドッグを食べたことがない、という人はまずいないでしょう。でも、
日本最初のホットドッグがいつどこで誕生したか、ごぞんじですか?それは
小倉 明彦
昭和 9(1934)年 11 月 24 日、西宮でのことです。この日、阪神甲子園球
(大阪大学大学院生命機能研究科・教授)
場では、沢村栄治や久慈次郎を主軸とする日本選抜軍が、ベーブ・ルースや
5/22(金)18:30∼21:00
ルー・ゲーリッグを主軸とする大リーグ選抜軍を迎えうったのでした。ホッ
受講者数
トドッグは「本場 NY の野球観戦にはこれがつきもの」と聞き知った神戸の
26 名(申込者数 31 名)
課題料理=手作り腸詰めソーセージ(ホットド
ドイツ人肉屋ヘルマン・ウォルシュケが、この日に合わせて送り込んだ必勝
ッグ、ポトフ)
メニューです。しかし、当時の日本人はこの肉の塊になじめず、ソーセージ
は捨ててパンだけ食べたそうです。無念のヘルマンさん。今夜はそのソーセ
ージを再現してみましょう。そしてヘルマンさんの無念を晴らしましょう。
■ vol.60「意外と身近な漢方医学
∼漢方で、心も体もすっきりと!」
漢方医学は、大阪と深いつながりがあるのを御存じでしょうか? 大阪は、
萩原 圭祐
道修町を中心とした薬の町という一面もあり、その流れは、八代将軍吉宗の
(大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
時代にまでさかのぼります。大阪にゆかりの深い名医を紹介し、緒方洪庵の
6/25(木)18:30∼21:00
適塾につながっていることを解説していきます。漢方で使われている生薬
受講者数
は、高価で珍しいものだと思っているかもしれませんが、ショウガやナツメ、
28 名(申込者数 91 名)
課題料理=食べる漢方でおいしく健康に!(甘辛な
みかんの皮など、意外と日常遭遇するものが使われています。梅雨のじめじ
炒め物、サムゲタン風おかゆ、ゼリー
めで、体調をくずしがちな季節ですが、講義では、漢方が持つ心のバランス
を整えてくれるような働きを解説します。
27
2.公開講座・催しの実施 > 2-4. 大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
大阪大学×大阪ガス「アカデミクッキング」
vol.56-2∼60 アンケート結果より(抜粋)
■大阪大学の公開講座等への参加経験のない方の受講が多く、本学の研究と初めて出会う場を創出している。
(注)vol.58 は一般と保護者の回答のみを集計
①参加経験ある
講師(講義テーマ)
回答者
②今回が初めて
割合(%)
回答者
(人)
割合(%)
無回答
計
回答者
割合
回答者
割合
(人)
(%)
(人)
(%)
(人)
vol.56-2 仲野(発生学)
17
66.0
6
22.2
4
14.8
27
100.0
vol.58 栗栖(分子生物学)
15
34.9
27
62.8
1
2.3
43
100.0
vol.59 小倉(神経生物学)
16
61.5
7
26.9
3
11.5
26
100.0
vol.60 萩原(東洋医学)
5
22.7
15
68.2
2
9
22
100.0
全
53
44.9
55
46.6
10
8.5
118
100.0
体
■講義または、講義と料理実習の組合せに魅力を感じての受講者が大多数で、企画の趣旨が理解されている。
(注)vol.58 は一般と保護者の回答のみを集計
講師(講義テーマ)
①講義を受講
②料理実習に参
したくて
加したくて
③講義と料理実
その他(家族・
習の組合せが魅
友人のすすめ、
力で
無回答など)
計
回答者
割合
回答者
割合
回答者
割合
回答者
割合
回答者
(人)
(%)
(人)
(%)
(人)
(%)
(人)
(%)
(人)
割合
(%)
vol.56-2 仲野(発生学)
6
22.2
3
11.1
15
55.6
3
11.1
27
100.0
vol.58 栗栖(分子生物学)
8
18.6
4
9.3
24
55.8
7
16.3
43
100.0
vol.59 小倉(神経生物学)
6
23.1
4
15.4
12
46.2
4
15.4
26
100.0
8
36.4
1
4.5
8
36.4
4
18.2
22
100.0
24
20.3
12
10.2
59
50.0
18
15.3
118
100.0
vol.60 萩原(東洋医学)
全
体
21 世紀懐徳堂ホームページ
上で告知する他、毎回チラ
シを作成し、モノレール駅
や大阪市内および北摂エリ
アの図書館等の公共施設に
配架している。
28
①
②
③
写真①②/5 月 2 日午前中の一般対象講座。昨年
度までは小学生向けに開講してきたが、言葉遣
いを変えるのみで、大人でも充分聞きごたえの
ある講義となり、むしろ大人だからこそ実験の
真意を日頃の経験に照らし理解できる有意義な
講座となった。
写真③④⑤/5 月 2 日午後の小学 4∼6 年生と保
護者対象講座。料理という科学実験を通じ、タ
ンパク質の性質と働きを体感し、理科への関心
を高めた。
⑤
④
29
2.公開講座・催しの実施
> 2-5. 大阪・京都文化講座
2-5. 大阪・京都文化講座(肥後
楽)
21 世紀懐徳堂が大阪大学大学院文学研究科、立命館大学文学部と共催する公開講座。歴史や文化などに関して共
通テーマを設定し、大阪と京都、それぞれについての講座を複数回開講している。
・対象/一般
・定員/各回 130 名
・会場/立命館大阪梅田キャンパス
(大阪市北区小松原町 2-4 大阪富国生命ビル 5F)
・のべ受講者数/前期=909 名(申込者数 1,277 名)
後期=902 名(申込者数 1,419 名)
・受講料/全 7 回以上一括受講 10,000 円(1 回ずつの場合 1,500 円/回)
・申込/立命館大阪梅田キャンパス
・共催/大阪大学大学院文学研究科、大阪大学 21 世紀懐徳堂、立命館大学文学部
・時間/1 講義 100 分
・開催頻度/年 2 期、各 8 講座(大阪大学担当 4 回、立命館大学担当 4 回)
・講座開設時期/2009 年 10 月
成果
課題
2 大学が連携し、一つのテーマに関して多様な専門分野
2 大学が連携して取り組む講座ではあるが、広報、申込
の研究者が講義を展開するという講座スタイルが好評を博
受付、当日運営など実務面において全般的に立命館大学が
し、毎回、シニア層を中心とする多数の受講生が熱心に学
中心となり進めている。そのためか、
「本講座を何でお知り
んでいる。立命館大阪梅田キャンパスでは新聞紙面での広
になりましたか?」という問いに対し、21 世紀懐徳堂経由
告等充実した広報を行い、安定した集客につながっている。
の広報を挙げる参加者が圧倒的に少ない。
2009 年の事業開設以来、毎期設定する共通テーマにおい
広報に充てられる予算等、クリアすべき問題は多いが、
て、主要な文系分野をほぼ網羅することができた。今後も
立命館大阪梅田キャンパスの充実した広報活動を見習いつ
柔軟なテーマ設定により、文学研究科に限らず本学の多様
つ、より多様な参加者の獲得を目指し広報活動を展開した
な研究を発信する場としていきたい。
い。
6/15「野中古墳と河内政権」
11/16「織田作之助の<遊郭>」
30
大阪・京都文化講座 2015 年度前期「大阪・京都の遺跡を読み解くー考古学研究最前線̶」講座一覧
■ 大阪の先史時代̶弥生文化の盛行と変質̶
長友 朋子(大阪大谷大学文学部・准教授、
弥生時代に河内潟を有していた大阪では、水稲農耕が定着し、その生産
元大阪大学招聘准教授)
受講者数
基盤を基礎に集落が展開していく。やがて鉄器技術を習得し階層化も促
進するが、大阪の弥生文化は古墳時代へ向かってどのように変質し、発
5/18(月)14:00∼15:40
展していくのだろうか。技術と生産に着目しつつ考えてみたい。
113 名
■ 縄文時代の京都
日本ではじめて縄文土器の図が本に掲載されたのは、実は京都市岡崎発
矢野 健一(立命館大学文学部・教授)
見の土器である。京都盆地には、数多くの縄文遺跡があり、縄文時代の
5/25(月)14:00∼15:40
受講者数
村の様子を知ることのできる貴重なフィールドである。縄文の村の様子
116 名
や、災害、環境変化への対応など、最新成果を交えてお話したい。
■ 卑弥呼時代の大阪
福永 伸哉(大阪大学大学院文学研究科・教授)
紀前半に焦点をあてた考古学の調査研究は、近年急速に進展した。河内
6/1(月)14:00∼15:40
受講者数
日本の国の成り立ちに深くかかわる邪馬台国。女王卑弥呼が生きた3世
湖デルタ地帯から大和盆地にかけて存在した諸集団の勢力関係に注目し
115 名
て、邪馬台国期の歴史動向を大胆に探ってみたい。
■ 平安京前夜̶割拠する古墳時代の首長たちー
下垣 仁志(立命館大学文学部・准教授)
平安京が誕生する前に、諸王が割拠した古墳時代の京都盆地を、最近の
6/8(月)14:00∼15:40
受講者数
発掘調査をふまえて解説する。
119 名
■ 野中古墳と河内政権
中久保 辰夫(大阪大学大学院文学研究科・助教)
古代史の主要な論点の1つである。本講演では、「世界遺産暫定リスト」
6/15(月)14:00∼15:40
受講者数
謎に包まれた5世紀、当時の政権中枢地をめぐる「河内政権論」は日本
に記載された古市古墳群の内実を示す大阪府藤井寺市野中古墳出土品の
116 名
再検討から、この論争に挑んでみたい。
■ 瓦からみた平安京
高 正龍(立命館大学文学部・教授)
平安京の建築は現在残されていないが、遺跡から瓦などの遺物が出土し、
6/22(月)14:00∼15:40
その断片をうかがいしることができる。瓦をとおしてどのようなことが
受講者数
分かるのか。平安京、ならびに律令国家の変遷を考えてみたい。
107 名
■ 土器からみた平安京
高橋 照彦(大阪大学大学院文学研究科・教授)
類などとして用いられた土器・陶磁器である。平安京以前の都や平安時
6/29(月)14:00∼15:40
受講者数
平安京の出土品として、屋根に葺かれる瓦と並んで特に多いのが、食器
代の全国各地の遺跡などと比較しながら、土器・陶磁器類を材料にして、
110 名
平安京の特質やその時代の歴史の一端を紹介したい。
■ 京都の近現代を考古学するー伝統工芸と戦争を中心にー
近現代考古学の視点から、京都の伝統工芸と戦争との関わりについて、
木立 雅朗(立命館大学文学部・教授)
学生とともに調べた成果を紹介したい。陶器製手榴弾や友禅染、防空壕
7/6(月)14:00∼15:40
受講者数
など、京都に残された戦争の痕跡、伝統工芸がそれと深く関わった物的
113 名
証拠は、知られざる京都の一面を物語っている。
31
2.公開講座・催しの実施
> 2-5. 大阪・京都文化講座
大阪・京都文化講座 2015 年度後期「京都・大阪「悪所」の研究̶遊郭と芝居町の他所性・両義性を巡ってー」講座一覧
■ 浮世絵に描かれた京大坂の悪所
18 世紀に上方で制作された肉筆画や絵本などには、色を売る男女の姿が
石上 阿希(国際日本文化研究センター・特任助教)
数多く描かれている。また、売色の種類・風俗や遊び方の心得などを記
10/5(月)14:00∼15:40
した出版物も残る。それらのテキストとイメージを紹介しながら、悪所
受講者数
に生きる人々がどのように捉えられ、伝えられていたのかを探ってみた
120 名
い。
■ 遊女の芸能史∼月澄み渡る河水に遊女の謡ふ船遊び∼
中世、神崎川のほとりの江口・神崎,蟹島に発達した遊里では、船に乗
中尾 薫(大阪大学大学院文学研究科・准教授)
った遊女が客をとる風景が、大江匡房の『傀儡子記』『遊女記』に記さ
10/19(月)14:00∼15:40
れるほか、和歌や能の題材にもなっていた。芸能者としての遊び女にお
受講者数
ける神聖性、遊里の遊び女における罪業観が、複雑に入り交じった遊女
117 名
の姿を、芸能史の視点から読み解く。
■ 明治大阪のスラムと盛り場∼悪所のヘテロトポロジー∼
大阪ミナミの盛り場《千日前》は、明治の初年まで大規模な墓地であっ
た。墓地から盛り場への変貌をたどる時、現在の「でんでんタウン」で
ある日本橋筋とをまたにかけて活躍した、一人の侠客の姿が浮かんでく
る。本講演では、その謎めいた人物に注目し、悪所の異他なる貌を浮き
彫りにしてみたいと思う。
加藤 政洋(立命館大学文学部・准教授)
10/26(月)14:00∼15:40
受講者数
110 名
■ 大坂の遊里案内『みをつくし』を読む
新町は、江戸の吉原、京都の島原と並んで、幕府に公認された大坂の遊
飯倉 洋一(大阪大学大学院文学研究科・教授)
郭。新町の遊女夕霧と豪商の若旦那伊左衛門の恋を描く歌舞伎『廓文章』
11/2(月)14:00∼15:40
(通称吉田屋)は有名である。では新町とはどういうところだったのか?
受講者数
新町の案内書『みをつくし』を読んで、江戸時代の大坂の遊郭にタイム
110 名
スリップする。
■ 京都花街の近代文化誌
京都には上七軒、先斗町、祇園甲部・乙部、宮川町、嶋原の六花街が
中川 成美(立命館大学文学部・教授)
室町期から江戸初期にかけて成立し、今もその繁栄の跡を留めているこ
11/9(月)14:00∼15:40
とは世界に知られている。本講演では特に近代以降の花街の変遷をたど
受講者数
りながら、それを描いた文学や映画を紹介しながら悪所のもつ魅惑と耽
118 名
溺、そして女性の問題を考えてみたい。
■ 織田作之助の<遊郭>
斎藤 理生(大阪大学大学院文学研究科・准教授)
ば取りあげられている。たとえば『夫婦善哉』の蝶子と柳吉が関東煮屋
11/16(月)14:00∼15:40
受講者数
京阪の地を多く描いた織田作之助の作品には、遊廓とその周辺もしばし
を開くのは「飛田大門前」であった。織田はそれらの地をどのように描
109 名
き、用いているのか。作品に即して考えたい。
■ 遊歩者の想像力∼探偵小説とツーリズムが重なり合う「都市の悪所」∼
探偵小説のキャラクターも、ツーリストも、見世物小屋、盛り場といっ
遠藤 英樹(立命館大学文学部・教授)
た様ざまな都市の悪所を遊歩する。本講演では、大阪や京都を事例に、
11/30(月)14:00∼15:40
こうした近代社会を揺籃した場所を遊歩する者たちの想像力について、
受講者数
乱歩、正史をはじめとする日本の探偵小説とツーリズムを重ね合わせな
107 名
がら探りたい。
■ 芝居はいつから悪所ではなくなったのか?
遊廓と合わせ、芝居を指して「悪所」と呼ぶ慣習は幕末ごろには存在し
横田 洋(大阪大学総合学術博物館・助教)
たとされるが、その慣習は今でも続いているのだろうか。現在の劇場や
12/7(月)14:00∼15:40
受講者数
劇場のある街を「悪所」とは呼ばないのならば、どのような歴史的文脈
111 名
の中で、その慣習が変化したのか、考えたい。
32
大阪・京都文化講座
前期・後期
アンケート結果より(抜粋)
本日の講座を受けて満足しましたか(単位=%)
43.5
5/18 大阪の先史時代
37.0
15.2
68.6
5/25 縄文時代の京都
63.8
6/1 卑弥呼時代の大阪
6/8 平安京前夜…
10.6
73.1
17.3
7/7 京都の近現代を…
38.3
15.6
やや満足
8.9
28.6
48.8
満足した
3.71.9
6.7
69.0
11/2 大阪の遊里案内…
2.1 4.3
9.3
42.2
10/26 明治大阪のスラムと…
6.4
8.5
44.4
26.7
2.1
12.8
21.3
40.7
10/19 遊女の芸能史∼…
2.0
12.5
63.8
10/5 浮世絵に描かれた…
5.8 3.8
45.8
42.6
6/29 土器からみた平安京
2.1
36.7
39.6
6/22 瓦からみた平安京
3.9 3.9
23.4
61.2
6/15 野中古墳と河内政権
4.3
23.5
2.4
43.9
どちらとも
いえない
4.9 2.4
やや不満
11/9 京都花街の近代文化誌
67.3
11/16 織田作之助の<遊郭>
20.4
8.2
74.5
11/30 遊歩者の想像力̶…
17.6
31.0
40.5
25.5
12/7 芝居はいつから悪所…
0%
10%
20%
30%
40%
50%
4.8 2.4
23.4
60%
70%
不満
5.9 2.0
21.4
40.4
2.02.0
6.4
80%
未回答
4.3
90%
100%
本日の講座の難易度はいかがでしたか(単位=%)
63.0
5/18 大阪の先史時代
15.2
17.4
78.4
5/25 縄文時代の京都
76.6
6/1 卑弥呼時代の大阪
6/8 平安京前夜…
4.3
9.6
75.5
20.8
14.9
16.7
60.0
10/19 遊女の芸能史∼…
4.3
14.9
75.9
17.8
10/26 明治大阪のスラムと…
2.1
12.8
80.9
7/7 京都の近現代を…
4.3
3.7 3.7
15.6
6.7
90.5
11/2 大阪の遊里案内…
9.5
73.2
9.8
18.4
80.4
15.7
69.0
11/30 遊歩者の想像力̶…
12/7 芝居はいつから悪所…
21.4
59.6
10%
20%
30%
6.4
40%
前期チラシ
33
50%
60%
80%
4.12.0
易しかった
3.9
難しかった
7.1 2.4
31.9
70%
適切
17.1
75.5
11/9 京都花街の近代文化誌
11/16 織田作之助の<遊郭>
0%
14.3
4.2
68.1
10/5 浮世絵に描かれた…
7.7 1.9
10.2
72.9
6/22 瓦からみた平安京
6/29 土器からみた平安京
2.03.9
19.1
80.8
6/15 野中古墳と河内政権
4.3
15.7
未回答
2.1
90%
100%
後期チラシ
2.公開講座・催しの実施 > 2-6. 植物探検隊
2-6. 植物探検隊(沢村 有生、中込 咲綾)
豊中キャンパスにある待兼山は、遊歩道以外、普段は一般には解放されておらず、里山の自然がそのままの状態
で残された貴重なスポット。植物探検隊は、2001 年に新型授業開発プロジェクトに採択された基礎セミナー「植
物を知り、植物に学ぶ」の一部を、一般の方に体験してもらおうとスタートした野外ワーク型の公開講座である。
2015 年度は、春に第 13 回植物探検隊を、秋に第 14 回植物探検隊を、各 2 日ずつ開講した。
・対象/一般
・定員/各回 20 名
・会場/待兼山周辺、大阪大学総合学術博物館待兼山修学館、
大阪大学 21 世紀懐徳堂スタジオ
・受講料/無料(事前申込要)
・申込/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・協力/大阪大学総合学術博物館
・講師/栗原佐智子(大阪大学 21 世紀懐徳堂招へい研究員、大阪大学出版会)
・開催頻度/年 2 回
・開設時期/2009 年 10 月
●「第 13 回植物探検隊@春の待兼山を訪ねて」
・日時/1 回目 4 月 18 日(土)13:30∼15:30、2 回目 5 月 9 日(土)13:30∼15:30
・受講者数/4 月 18 日=27 名(申込受付 28 名/晴れ)
、5 月 9 日=28 名(申込受付 28 名/晴れ)
●「第 14 回植物探検隊@秋の待兼山を訪ねて」
・日時/1 回目 10 月 10 日(土)13:30∼15:30、2 回目 10 月 24 日(土)13:30∼15:30
・受講者数/10 月 10 日=25 名(申込受付 26 名/晴れ)
、10 月 24 日=24 名(申込受付 25 名/晴れ)
成果
課題
開講 6 年目となり、人気講座として定着。春、秋ともに
人気講座であり、申込が殺到し、申込者から苦情もよせ
申込受付開始数時間で定員に達した。植物という身近さと
られたことから、来年度より応募者多数の場合、抽選を行
高度な学術的内容が頃合いよくブレンドされ、参加者の満
うことを検討。2016 年 4 月より実施予定である。
足度も高い。
待兼山での植物観察の様子
スタジオでのトークセッション
34
(上)待兼山の植物/平成 21 年度新型授業開発プロジェクト基礎セミナー「植物を知り、植物に学ぶ」より
90 分間たっぷりと待兼山を散策。講師が事前に下見をしておいた みどころ を中心に植物を順次解説する。待兼山の地理を知
り尽くした栗原講師に導かれ、舗装遊歩道をはずれて、生い茂る草をかき分け進む 探検隊 ならではのルートが魅力。スタジオ
でのトークセッション(30 分)は、第 13 回はたんぽぽなど身近な植物の在来種と外来種について、第 14 回は雑草の遺伝子解
析の学術的意義などについての講義があった。
■アンケート結果
●性別(人)
男 性
女 性
計
●年代(人)
41
58
99
●過去の阪大のイベント
参加有無(人)
ある
ない
48
52
●知ったきっかけ(人/複数回答)
9
●満足度(人)
10 歳未満
0
メールマガジン
10 歳代
2
20 歳代
2
大阪大学 HP
チラシ
23
22
1(満足しなかった)
2
3
0
1
15
30 歳代
40 歳代
50 歳代
60 歳代
70 歳代
2
1
14
43
36
知人から
自治体の広報・掲示
37
2
4
5(満足した)
46
33
・
とても良い催しですね。開かれた大学と思います。
・
普通には見れないいろいろな植物が見れてよかった。
・
待兼山の自然の植相がよく理解出来ました。単に雑草としか思っていなかったものの名前を知り、これから
もっと興味をもって山里を歩きたいです。
・
身近な植物だけれども知らないことが多いが、詳しく説明してもらえてよかった。
・
2 回目の参加でも、新たな発見が...。また参加させてください!
・
今回のイベント、初日にエントリーをして参加できたのですが、翌日には満席になっていて驚きました。
35
2.公開講座・催しの実施 > 2-7. 大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
2-7. 大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画(肥後 楽)
2011 年 11 月に、21 世紀懐徳堂、大阪音楽大学連携支援センター、豊中市の 3 者が取り交わした連携協力事業に
関する覚書に基づき、開催する事業。豊中市に所在する文理融合型総合大学と専門性の高い芸術系単科大学のそ
れぞれの持ち味をいかした社学連携事業により、地域社会への貢献を柱に、科学技術に対するリテラシー向上を
含めた広い意味での芸術・文化活動に貢献する。
第 7 回 大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
「境界面上の音楽会∼箏と光の競演」
・日時/2015 年 11 月 23 日(月・祝)14:00 開演(13:30 開場)
・出演/伊藤 雄一(大阪大学クリエイティブユニット・准教授)
久保 田テツ(大阪大学コミュニケーションデザイン
・センター・特任准教授)
片岡 リサ(大阪音楽大学・講師)
西本 淳(大阪音楽大学・講師)
井手 智佳子(関西国際大学・非常勤講師)
・対象/一般
・参加料/無料(要事前申込)
・定員/300 名
・来場者数/299 名(申込受付は 362 名)
・会場/大阪大学会館 講堂
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪音楽大学、豊中市
・開設時期/2011 年 12 月
【プログラム】
14:00
主催者挨拶 豊中市副市長
田中 逸郎
大阪大学副学長・21 世紀懐徳堂学主
14:05 【第 1 部】
永田 靖
演奏:片岡 リサ(箏)、トーク:伊藤 雄一、久保田 テツ、片岡 リサ
演奏曲:日本古謡さくら、六段の調、手事(第 3 楽章)
15:00
休憩
15:15 【第 2 部】
演奏:片岡 リサ(箏)、西本 淳(サクソフォン)、井手 智佳子(ピアノ)
トーク:伊藤 雄一、久保田 テツ、片岡 リサ
演奏曲:剣の舞、春の海、初恋、チャルダッシュ
16:00
終演
成果
課題
演奏者の重心位置データの分析結果を用いた光の演出と、和
他のイベントと同じく、半数以上の参加者が 50 代以上で
楽器・洋楽器のアンサンブルとの競演という、大阪大学と大
あり、参加する年齢層に偏りが見られた。今後は、豊中市内
阪音楽大学それぞれの持ち味を存分に生かした連携事業なら
を中心とした小中高校生への広報をより積極的に行い、幅広
ではの企画となった。「とよなか音楽月間」期間中の 1 事業
い年齢層の参加を目指したい。また、マスコミに向け積極的
として、阪急電車駅構内での宣伝等、充実した広報活動が展
にリリースし、より広い範囲に向け活動を PR したい。
開された。申込受付開始から半月で定員に達し、地域の文化
振興に貢献するイベントに成長していることを印象付けた。
36
「境界面上の音楽会」参加者アンケート結果より
■一般参加者 299 名のうち 262 名が回答(87.6%)。自由記述から抜粋。
●演奏について
・何とも初めての演奏会を見る/聴く体験が出来てよかった。
・美しい景観の中にあるキャンパスで安らぐ音色に心癒されました。
・知っている曲ばかりで親しみがわいた。サキソフォンで尺八みたいな音が出たのはびっくりした。片岡先生の
演奏とトークを堪能しました。
・サックス、ピアノ、箏のコラボは初めてで大変良かった。
・昔、箏を習っていたので懐かしくとても楽しませていただきました。普段、縁のないサイエンスも分かり易く
接することが出来て、面白かったです。春の海、素晴らしかったです。
・箏と洋楽器の斬新な組み合わせが素晴らしかったです。
●光の演出について
・サイエンス分野の可能性、期待を持つことができました。大学の研究を一般人に公開される機会についても有
意義でした。
・演奏者の体の動きを視覚化するおもしろい試みで大変興味深かったです。
・境界面上のお話があり演奏をスクリーン上で表現しているのが面白い。
・音と光のデザインがもう少し合っていたら素敵になると思います。後半は説明も詳しくてよかった。
・椅子デバイス以外の入力センサーの全てを紹介して欲しかった。
・興味深く鑑賞できました。映像にもう少しデザイン性があればさらに良かったと思います。
●光と箏の競演について
・さすがだなと思った。大学の研究ってすごいなと思った。わかりやすくそれを伝えてくれたことがまたよかっ
たです。音楽が聴きたくて申し込みましたが、チラシの言葉から生じた、なんなんだろうという疑問が解消し
て理解出来ました。開かれた大学は魅力的です。
・日本の伝統楽器などの演奏を IT 技術とのコラボ(?)考えてもみませんでした。
・音楽とコンピューターとの連動した映像がとてもふしぎでファンタスチックでした。
・光と箏の共演に興味があり、参加しましたが、工学技術の解説もあり、とても思っていた以上におもしろかっ
たです。インターフェイスの考え方と技術について知れたことも良かったです。
・境界面上というのがはじめはよくわかりませんでしたが、斬新な企画でたいへんおもしろかったです。こうし
た実験的な試みをこれからも企画してください。
・感動しました。今度は 3 名様でコンサート(有料)で開催希望したい!
・今回のように、伝統的な技術と最先端技術が融合したイベントを行ってほしい。そして、わかりやすく、おも
しろく解説していただきたい。
●大阪大学と大阪音楽大学の共催について
・世界初の企画のイベントに参加できて本当に喜ばしいです。
・大学同士の連携プロジェクトが大学ならではですね。このようなことがもっとあればと思います。有名アーテ
ィストを呼ぶというより意義があり興味深かったです。
・豊中市に引っ越してきて半年ですが、市の文化の豊かさを感じる事が出来てとてもよかったです。
・阪大と音大ならではのアイデアの組合せで、非常に良かった。
・貴学の学際的、分野横断的研究の姿勢が伝わってきた。
37
2.公開講座・催しの実施 > 2-7. 大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
□あなたの性別は?
□あなたの年齢は?
年代
10才未満
1%
4%
性別
10代
3%
4%
4%
人
20代
7%
男
女
97
40代
30%
16%
123
31%
無回答
計
30代
6
50代
60代
70代以上
無回答
226
10 歳未満
3
10 代
6
20 代
8
30 代
9
40 代
16
50 代
37
60 代
70
70 代以上
68
無回答
計
□あなたのお住まいは?
□今回のイベントを知ったきっかけは?
□大阪大学主催イベントに参加したことがありますか?
□本日のイベントの満足度は?
□大阪大学が社学連携に力を注いでいることはご
□本日のイベントに参加して大阪大学に対す
存知でしたか?
る印象の変化はありましたか?(複数回答可)
38
人
9
226
●第 7 回大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画「境界面上の音楽会」開演中の様子
主催者あいさつ。左から、永田靖大阪大学 21 世紀懐徳堂学主、
大阪大学・大阪音楽大学双方の学生が企画・当日運営に
田中逸郎豊中市副市長
携わり、光の演出をサポートした(写真手前)。
片岡リサさんによる「さくら」の独奏。背景は、伊藤雄一
第 2 部では、箏・サクソフォン・ピアノのトリオによる演奏
准教授による光の演出。
や、箏とサクソフォンの二重奏での演奏があった。
演奏中に計測した体動を
スクリーンに映し出し、
奏者の体の動きと演奏の
関係について考察する学
会風コーナーも設けられ
た。
39
2.公開講座・催しの実施
> 2-8. 大阪大学×ナレッジキャピタル共催企画
2-8. 大阪大学×ナレッジキャピタル共催企画
(沢村 有生、中込 咲綾)
2014 年度より始まったナレッジキャピタルとの共同企画。ナレッジキャピタル「超学校シリーズ」の枠組みの中
へ、21 世紀懐徳堂が講座を企画、ナレッジキャピタルが会場を提供(グランフロント大阪内 CAFÉ Lab.)。本年度
は 5 月∼3 月まで7回の講座を開催した。21 世紀懐徳堂の独自企画として行う「わたしの研究、今、ココです!」
シリーズと、ナレッジキャピタルの企画内に 21 世紀懐徳堂が講師を提供する「MOUICHIDO 自分進化論」の 2 シ
リーズを展開した。
・対象/高校生以上
・定員/30 名
・会場/CAFÉ Lab.(カフェラボ/
ナレッジキャピタル北館 1F/グランフロント大阪)
・参加料/500 円(1 ドリンク代)
・年間参加者数/359 名
・開催期間/2014 年 11 月∼2015 年 3 月
・時間/19:00∼20:30
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、一般社団法人ナレッジキャピタル
・開設時期/2014 年 11 月
成果
「わたしの研究、今、ココです!」は 4 月、7 月、8 月、
10 月、2 月を除く月1回の計 7 回開催、
「MOUICHIDO 自分
課題
進化論」は 2 月に1回開催した。グランフロント大阪とい
回数が重なるに従い、参加者が常連を中心に固定され、
う利便性の高い場所と平日夜という時間帯から、広い世代
高齢化する傾向にあった。ナレッジキャピタル側の担当者
の集客を可能にした。
によると、他の大学の「超」学校シリーズ全体として参加
カフェ内イベントスペースでの開催だが、仕切りのない
者年代が高い傾向にあるとのことである。しかし、中には
オープンスペースであり、参加登録をしていないカフェ客
若い世代が多いイベントもあり、参加者の年代分布は内容
もレクチャーに耳を傾ける様子が見られた。また、通常の
次第である。
「わたしの研究、今、ココです!」は広報をナ
講義型イベントよりも講師と参加者の距離が近く、また、
レッジキャピタルのルートのみで行うことにより若い世代
熱心な参加者が多いことから、レクチャーを行った講師か
へのアクセスを試みてきたが、コンテンツの工夫により、
ら「楽しかった」
「充実した」など満足度の高いコメントを
より広い年代の参加を促す努力も必要である。
得られることが多かった。
ナレッジキャピタル「超」学校シリーズ
大阪大学 × ナレッジキャピタル
「わたしの研究、今、ココです!」
2015
vol.1
大阪大学特別教授 大阪大学大学院基礎工学研究科・教授
石黒 浩
2015.5.20(wed)19:00∼20:30
CAFE Lab. グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル1F
50 名(高校生以上/要事前申込/申込先着順)
500 円(1drink 代) ※ 5 月中旬より申込受付開始
申込フォーム http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/knowledge
いかに精巧なアンドロイドをつくるか -----。アンドロイドのあまりのインパクトの強さに、そこに
心血を注いでいると誤解されがちですが、石黒教授の研究の真の目的は「人間とはなにか」の探求
にあります。この哲学的領域に踏み込むため、「たまたま自分がもっていたロボット関連のアドバン
テージを活かしているだけ、手段は別にロボットじゃなくてもよかった」とまで石黒教授は言い切
ります。人間の能力や存在感を、技術でひとつひとつ機械に置き換えていき、最終的に置き換えら
れなかったものにこそ、人間を人間たらしめている芯があるはずと、まるで、人間から技術で引き
算をしているかのような研究です。
石黒教授によると、人は他人と関わることで、互いに心の存在を実感しあっているのであって、
世界に人間が一人しかいなければ、その人におそらく心はないだろうとのことです。
石黒教授の作るロボットには心があるように思えます。機械に心なんかないはずなのに? 心まで
機械に置き換えられてしまったということ? 考えてみれば、あなたやわたし、友達や恋人やかわい
いペットのワンコにも当たり前に「心がある」と信じられている根拠はどこにあるのでしょう。
ロボットと人間の境界が必ずやあいまいになる近い未来に、ロボットではなく、あなたである必
要はなんですか?と尋ねられた時、あなたは答えを用意できているでしょうか。
あ
な
た
と
ロ
ボ
ッ
ト
の
境
界
線
は
ど
こ
で
す
か
?
写真は Geminoid HI-4。「今日はジェミノイドは来ないんですか?」なんて石
黒教授に言うたらあきませんよ。ジェミノイドへの講演や取材依頼がぐぐっ
と増えて、
「自分が作った自分そっくりのアンドロイドに、猛烈に嫉妬する」
という、人類初のジレンマに陥っている、ああ見えて結構ナイーブな石黒教
授なんですからね☆ (大阪大学 21 世紀懐徳堂 沢村)
主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、一般社団法人ナレッジキャピタル
■お問い合わせ : 大阪大学 21 世紀懐徳堂 TEL. 06-6850-6443(平日 10:00∼17:00) [email protected]
ナレッジキャピタル「超」学校シリーズ
大阪大学 × ナレッジキャピタル
「わたしの研究、今、ココです!」
2015
vol.3
大阪大学理事・副学長 小川哲生
2015.9.3(Thu)19:00∼20:30
CAFE Lab. グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル1F
50 名(高校生以上/要事前申込/申込先着順)
500 円(1drink 代) ※8 月中旬より申込受付開始
申込フォーム http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/knowledge
今年は国際連合が定めた国際光年です。なぜ今年が国際光年なのかを,
「光の
研究」の歴史を振り返りながら易しく解説します。光に対する人間の興味と理
解が,物理学の歴史そのものになっていて,現代物理学の柱である量子力学と
相対性理論にもつながっています。
「数式」が物理学においてどのように使われ
ているかも含めながら,光を通じて,自然界の不思議さと物 理学の美しさをお
伝えします。 小川教授曰く「中学時代から物理
学や数学にのめり込んできました」
とのこと。みなさんには、光の物理
学の美しさとともに、自らの研究対
象にのめり込む研究者の魂と思い
を、肌で感じていただければと思い
ます。
(大阪大学 21 世紀懐徳堂 中込)
講師略歴
1962 年岡 山 県 玉 野 市 生 ま れ。東 京
大 学 工 学 部 卒 業 以 来、東 京 大 学 大
学院、日本電信電話株式会社、大阪
市 立 大 学、東 北 大 学 と 数 々 の 企 業、
大学を経て 2000 年より大阪大学大
学 院 理 学 研 究 科 教 授。故 に こ れ ま
での居住地履歴は中国地方から東
北地方まで本州をほぼ網羅 (?)。
2015 年 8 月より大阪大学理事・副
学長。
大阪大学
X
ナレッジキャピタル
「わたしの研究、今、ココです!」2015 Vol.❺
国
際
光
年
と
現
代
物
理
学
︵
入
門
編
︶
大阪大学大学院人間科学研究科・教授
中道正之
PRIMATOLOGY
サ
ル
の
人
間
科
学
を
一
緒
に
楽
し
ん
で
く
だ
さ
い
。
ヒ
ト
の
共
通
の
先
祖
に
た
ど
り
着
き
ま
す
。
だ
か
ら
、
彼
ら
を
鏡
と
し
て
、
自
分
を
見
つ
め
る
こ
と
が
で
き
る
の
で
す
。
ニ
ホ
ン
ザ
ル
や
ゴ
リ
ラ
の
世
界
に
ご
案
内
し
ま
す
。
遠
い
、
遠
い
昔
に
遡
れ
ば
、
ニ
ホ
ン
ザ
ル
と
ゴ
リ
ラ
、
そ
し
て
サ
ル
を
見
つ
め
て
い
る
と
、
ヒ
ト
も
見
え
て
く
る
の
で
す
。
ヒ
ト
の
本
性
の
理
解
に
近
づ
け
る
の
で
す
。
﹁
進
化
の
隣
人
﹂
で
あ
る
サ
ル
を
見
て
楽
し
み
な
が
ら
、
サ
ル
の
心
に
触
れ
て
く
だ
さ
い
。
そ
う
す
る
と
、
い
つ
の
間
個
性
豊
か
な
生
き
も
の
で
、
ヒ
ト
で
あ
る
私
た
ち
と
近
い
存
在
で
あ
る
こ
と
が
分
か
り
ま
す
。
開催場所:
ろ
ん
、
母
と
娘
の
よ
う
に
顔
が
似
た
サ
ル
た
ち
も
い
ま
す
。
で
も
、
顔
の
区
別
が
で
き
る
よ
う
に
な
る
と
、
サ
ル
も
サ
ル
た
ち
を
見
て
い
る
と
、
サ
ル
の
顔
が
一
頭
一
頭
異
な
り
、
見
分
け
る
こ
と
が
で
き
る
よ
う
に
な
り
ま
す
。
も
ち
叱
る
こ
と
も
あ
る
。
こ
れ
は
あ
な
た
の
こ
と
で
は
あ
り
ま
せ
ん
。
サ
ル
の
こ
と
で
す
。
社
会
の
中
で
暮
ら
し
て
い
る
サ
ル
の
中
に
ヒ
ト
を
見
る
|
サ
ル
の
人
間
科
学
12
月
8
なかみち まさゆき<略歴>
1986 年大阪大学人間科学研究科修
人間科学研究科教授、2014 年より
人間科学研究科研究科長。専門は
霊長類行動学、動物園行動学。
著書に『ゴリラの子育て日記』
『ニ
ホンザルの母と子』など。
開
場
18
定員:50
00
20
30
︵
終
了
予
定
︶
名(高校生以上、事前申込要、申込先着順)
円(1 ドリンク代)
会費:500
11 月中旬より申込開始<申込フォーム>
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/knowledge-1208
■お問い合わせ : 大阪大学 21 世紀懐徳堂 TEL. 06-6850-6443(平日 9:00∼16:00)
[email protected]
21 世紀懐徳堂
TEL06-6850-6443(平日 9:00∼16:00)
[email protected]
主催:大阪大学 21 世紀懐徳堂、一般社団法人ナレッジキャピタル、株式会社 KMO
広報用チラシ(一部)
40
ら
ず
、
8
つ
の
惑
星
は
個
性
豊
か
で
、
地
球
に
だ
け
海
が
あ
り
生
命
が
栄
え
て
き
ま
し
た
。
解
説
し
ま
す
。
火
CAFE lab(グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル 1F)
問合せ先:大阪大学
−太陽系年代学入門−
30
/
開
演
19
開場 18:30 /開演:19:00∼20:30(終了予定)
主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂、一般社団法人ナレッジキャピタル
青い地球ができるまで
日
了。大阪大学人間科学部助手、助
教授を経て 2007 年より大阪大学
大阪大学 X ナレッジキャピタル
「わたしの研究、今、ココです!」2016 Vol.❼
し
ま
し
た
。
﹁
ほ
ぼ
同
じ
材
料
物
質
﹂
か
ら
﹁
ほ
ぼ
同
じ
時
期
﹂
に
で
き
た
に
も
か
か
わ
今
か
ら
約
46
億
年
前
、
ガ
ス
と
少
し
の
塵
か
ら
な
る
星
雲
ガ
ス
か
ら
太
陽
系
が
誕
生
3
月
3
日
寺田健太郎 (てらだ けんたろう)
生まれも育ちも甲子園。1994 年大阪大学理学
研究科修了(理学博士)
。広島大学助手、
准教授、
教授を経て 2012 年より大阪大学理学研究科教
授。地球型惑星の誕生と進化の「偶然性と必然
性」
、
「普遍性と多様性」に魅せられ、地球や月
をはじめとする太陽系の歴史を紐解く「太陽系
年代学」を推進。平成 23 年度文部科学大臣表
彰「科学技術賞 研究部門」受賞。
広島大学時代には、
「
『理が苦』を『理楽』へ」
を合い言葉に、広大サイエンスカフェを主催。
関西においても科学館や小学校での講演など、
市民向けの活動に尽力する。大阪大学21世紀懐
徳堂が企画中の阪大サイエンスカフェ(仮称)
にも協力。中秋の名月の頃に講演予定(?)
。
開
場
18
30
/
開
演
19
00
20
30
︵
終
了
予
定
︶
CAFE lab
開催場所:
(グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル 1F)
開場 18:30 /開演:19:00∼20:30(終了予定)
定員:50
名(高校生以上、事前申込要、申込先着順)
円(1 ドリンク代)
会費:500
2月上旬より申込開始<申込フォームは下記へ>
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/knowledge
問合せ先:大阪大学
21 世紀懐徳堂
TEL06-6850-6443(平日 9:00∼16:00)
[email protected]
主催:大阪大学 21 世紀懐徳堂、一般社団法人ナレッジキャピタル、株式会社 KMO
わたしの研究今ココ 阪大
木
わたしの研究、今、ココです!
開催一覧
■ あなたとロボットの境界線はどこですか?
いかに精巧なアンドロイドをつくるか-----。アンドロイドのあまりのインパクトの強
さに、そこに心血を注いでいると誤解されがちですが、石黒教授の研究の真の目的は
「人間とはなにか」の探求にあります。この哲学的領域に踏み込むため、「たまたま
自分がもっていたロボット関連のアドバンテージを活かしているだけ、手段は別にロ
ボットじゃなくてもよかった」とまで石黒教授は言い切ります。人間の能力や存在感
を、技術でひとつひとつ機械に置き換えていき、最終的に置き換えられなかったもの
石黒 浩
にこそ、人間を人間たらしめている芯があるはずと、まるで、人間から技術で引き算
(大阪大学大学院基礎工学研究科・教授)
5/20(水)19:00∼20:30
受講者数
59 名
をしているかのような研究です。
石黒教授によると、人は他人と関わることで、互いに心の存在を実感しあっている
のであって、世界に人間が一人しかいなければ、その人におそらく心はないだろうと
のことです。石黒教授の作るロボットには心があるように思えます。機械に心なんか
ないはずなのに? 心まで機械に置き換えられてしまったということ? 考えてみれ
ば、あなたやわたし、友達や恋人やかわいいペットのワンコにも当たり前に「心があ
る」と信じられている根拠はどこにあるのでしょう。ロボットと人間の境界が必ずや
あいまいになる近い未来に、ロボットではなく、あなたである必要はなんですか?と
尋ねられた時、あなたは答えを用意できているでしょうか。
■ 教育を経済学で考える
「競争社会はよくない」と言われますが、競争のない社会より競争のある社会の方
が物質的には豊かです。競争の参加者からみると競争はつらいものかもしれませ
ん。でも、モノやサービスの買い手にとってみると、売り手が競争してくれる方が、
良いモノを安く買えます。競争がない社会になってしまうことのコストは大きいの
です。競争的な社会を維持していくためには、競争に参加する機会が誰にでもある
ことが大事なのはもちろんですが、努力すれば競争に勝つ可能性が高くなると世の
大竹 文雄
中の人が思えることが重要だそうです。運やコネで人生が決まると思えば、競争社
(大阪大学社会経済研究所・教授)
6/24(水)19:00∼20:30
受講者数
50 名
会を維持したいと思えないのです。競争や協力に対する価値観は、家庭での教育だ
けではなく、学校教育でも形成されます。日本の小学校教育には、意外にも大きな
地域差があるそうです。グループ学習が重視される地域もあれば、小学校の運動会
で徒競走に順位をつけない地域もあります。こうした教育を受けた人は、その後、
競争をどのように考えるように成長したでしょうか? 互いを思いやる人に成長し
たのでしょうか? 大竹教授は経済学でこうしたことを明らかにされています。
経済学者の大竹教授が「教育」を研究するのは、豊かな社会を維持していくには、
教育の充実、教育への投資が欠かせないからです。教育を経済学の視点から大竹教
授がお話します。
■ 国際光年と現代物理学(入門編)
今年は国際連合が定めた国際光年です。なぜ今年が国際光年なのかを,「光の研
小川 哲生
(大阪大学理事・副学長)
9/3(木)19:00∼20:30
受講者数
44 名
究」の歴史を振り返りながら易しく解説します。光に対する人間の興味と理解が,
物理学の歴史そのものになっていて,現代物理学の柱である量子力学と相対性理論
にもつながっています。「数式」が物理学においてどのように使われているかも含
めながら,光を通じて,自然界の不思議さと物理学の美しさをお伝えします。
■大学教授が起業し、そして儲ける
阪大名誉教授の森嶋通夫先生は「なぜ日本は行き詰ったか」を2004年に出版され、
工学博士でジャーナリストの西村吉雄さんは「電子立国は、なぜ凋落したか」を2014
年に出版し、阪大医学部出身で三重大の元学長の豊田長康先生は最近の日本の科学論
文数の減少を分析して発表されています。たしかに最近の日本は元気がない。ソニー
河田 聡
やホンダ、パナソニックが生まれてきた時代は遠い過去になってしまい、新しい「も
(大阪大学大学院工学研究科・教授)
の」が生まれない社会になってしまいました。ガラパゴス化とは、一国だけの平和主
11/25(水)19:00∼20:30
受講者数
29 名
義の鎖国文化と言えるかもしれません。そんな沈滞ムードを打ち破って、新しい会社
や科学を生み出したいですよね。今回の講演では、
なぜ大学教授が起業して儲けようとするのか?
なぜ製造業なのか?
なぜ大学発なのか、なぜ産学連携でなく中小企業なのか?
なぜ阪大なのか?
をテーマにお話をし、日本の元気ある未来を創る相談をしたいと思います。
41
2.公開講座・催しの実施
> 2-8. 大阪大学×ナレッジキャピタル共催企画
■サルの中にヒトを見るーサルの人間科学
一緒に食べる、遊ぶ。時にはケンカして、仲直りもする。母が子を抱っこする、お
んぶする、そして、叱ることもある。これはあなたのことではありません。サルのこ
とです。社会の中で暮らしているサルたちを見ていると、サルの顔が一頭一頭異なり、
見分けることができるようになります。もちろん、母と娘のように顔が似たサルたち
中道 正之
もいます。でも、顔の区別ができるようになると、サルも個性豊かな生きもので、ヒ
(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)
トである私たちと近い存在であることが分かります。
「進化の隣人」であるサルを見て楽しみながら、サルの心に触れてください。そ
12/8(火)19:00∼20:30
受講者数
うすると、いつの間にか、自分の周りの人や、あるいは自分自身と似ているところが
27 名
あると感じるでしょう。そうです。サルを見つめていると、ヒトも見えてくるのです。
ヒトの本性の理解に近づけるのです。ニホンザルやゴリラの世界にご案内します。遠
い、遠い昔に遡れば、ニホンザルとゴリラ、そしてヒトの共通の先祖にたどり着きま
す。だから、彼らを鏡として、自分を見つめることができるのです。サルの人間科学
を一緒に楽しんでください。
■食から見た近世東アジアの『大分岐』
東アジア諸国の文化には、共通点の一方で大きな違いがあります。共通点はたとえ
ば、欧米のことにばかり関心を持ち近隣諸国のことを知ろうとしない点。では違いは
どんなところにあるでしょうか。食文化を例にとれば、中国やベトナムから外国慣れ
していないお客さんが来たら、料理や弁当を出すときに気をつけねばならないことは
桃木 至朗
何か、みなさんご存じですか。そういう身近なところに、国際対立のタネが隠れてい
(大阪大学大学院文学研究科・教授)
るかもしれませんよ。
さて、食文化の共通点や違いにも歴史がかかわっています。
1/12(火)19:00∼20:30
受講者数
日本人がふつうにインディカ米を食べていたのをご存じですか。
48 名
キムチはいつトウガラシ味になったのでしょう。
中国料理はなぜ火を通した料理ばかりになったのでしょうか。
16∼17 世紀の「大航海時代」以後におこった、グローバルな交流と人口変動や、
「鎖
国」を背景とした食の変化を手がかりに、アジアと日本のくらしの歴史をご紹介しま
す。楽しくて国際理解の役に立つ、本当の歴史教育を味わっていただきましょう。
■(MOUICHIDO 自分進化論)MOUICHIDO 音楽「電子楽器の物理学̶過去からきた未来の音テルミンー」
菊池 誠
普段何気なく聞こえてくる色々な音。音とは全て物理学の法則にしたがう「波」で
(サイバーメディアセンター・教授)
す。今回登場する不思議な楽器テルミンも、物理学における「うなり」という、二つ
の波が干渉した時に生じる現象によって音が生み出されます。世界最古の電子楽器が
2/17(水)19:00∼20:30
受講者数
生み出す「音」を「楽」しみながら、音が出る原理を考えます。
51 名
■青い地球ができるまでー太陽系年代学入門ー
今から約 46 億年前、ガスと少しの塵からなる星雲ガスから太陽系が誕生しました。
寺田 健太郎
「ほぼ同じ材料物質」から「ほぼ同じ時期」にできたにもかかわらず、8つの惑星は
(大阪大学大学院理学研究科・教授)
個性豊かで、地球にだけ海があり生命が栄えてきました。このような特徴は、いつ、
3/3(火)19:00∼20:30
受講者数
どのようにして決定づけられたのでしょうか?最新の隕石やアポロ月資料の分析か
51 名
ら明らかになってきた太陽系の歴史について解説します。
◆参加者アンケートデータ
●性別(人)
●年代(人)
●職業(人)
男
性
157
10 歳未満
0
会社員
134
女
性
105
10 歳代
8
自営業
32
無回答
5
20 歳代
37
主婦
13
30 歳代
44
学生
21
40 歳代
54
その他
56
50 歳代
58
無回答
13
60 歳代
42
70 歳以上
13
無回答
11
計
267
●阪大主催事業の参加経験(人)
ある
122
ない(今回が初回)
151
無回答
4
42
会場がグランフロント大阪と
いう利便性から、幅広い層の参
加者が得られている。回を重ね
るごとに、
「わたしの研究、今、
ココです!」の常連客の参加割
合が増えて行った。事業として
定着はしてきたが、より多くの
集客を見込める場所であり、新
規参加者を集めることができ
るようコンテンツの多様化等
内容改善の努力が引き続き必
要である。
「わたしの研究、今、ココです!」参加者アンケートより抜粋
•
とても新しい考え方に触れられた。
•
哲学的なお話が聴けてとても考えさせられました。こんな講義がうけられて学生の方が羨ましく思いました。
•
良心的な料金で阪大の先生の講義がきけてすばらしかったです。
•
質疑応答の時間がきちんととってあり、進行も良かった。
•
パワポより板書方式の方が学んでる感があってよかったです。
•
先生が酒場で同業者と話しているのを近くで聞き耳たてたら、さぞ酒がうまくなりそう。理系もつきつめる
と問答みたいで文系的。学ぶことはおもしろい。
•
難しすぎましたが、それが良かった。
•
質問しにくい雰囲気があったので、もう少し対話があってもいいのかなと感じました。
•
creative でまったく新しい発想で面白かった。
•
レジメがしっかりしていたので、お話しに集中できました。
•
飲み物を飲みつつ気軽に話を聞けるのが楽しかったです。
オープンなスペースで行われるため参加者以外
のカフェ客にも講義が聞こえる。
窓は梅田の通りに面しており、イベントの様子
をうかがう通行人も時折見かけられる。
9/3 小川哲生先生の回は本人の希望によりスラ
イドではなくホワイトボードを用いて行った。
ホワイトボードはライティングシートを窓に貼
って代用した。
講師と参加者の距離が近いためか、質疑応答の
時間は会場から積極的に質問がでる。講演する
研究者をうならせる発言もしばしば。
43
2.公開講座・催しの実施 > 2-9. ラボカフェ
2-9. ラボカフェ
当事業は、大阪大学、京阪電気鉄道株式会社、NPO 法人ダンスボックスの三者協同による事業体「アートエリア
B1」が主催し、21 世紀懐徳堂が共催する対話プログラムです。京阪電鉄中之島線「なにわ橋駅」構内のコミュニ
ティースペース「アートエリア B1」を会場に、哲学、アート、サイエンス、臨床医療、最先端研究など、毎月多
様なテーマについて対話を重ねており、シリーズ化する人気企画も多数。本学のコミュニケーションデザイン・
センターによる企画が多いが、学内公募により本学の教職員の持ち込み企画も受け付けている。
(土田 真弓)
・対象/一般
・定員/回によって異なる
・会場/アートエリア B1(京阪電車中之島線「なにわ橋駅」地下 1 階コンコース)
・受講料・事前申込/無料(一部有料あり)・不要
・主催/アートエリア B1(大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+京阪電気鉄道株式会社)
・共催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・企画制作/大阪大学コミュニケーションデザイン・センター、NPO 法人ダンスボックス
・開催頻度/毎月不定期に複数回開催
今年度は計 68 回開催・参加者数 2,513 名(学内公募プログラムは計 3 件、
のべ参加者数 383 名)
・講座開設時期/2008 年 10 月(なにわ橋駅での開催開始)
大阪大学中之島サイエンスカフェ(11 月 4 日)
「老化の原因だけじゃない、治療に役立つ活性酸素のはたらき
とは」
マンガカフェ 24(12 月 13 日)
「今年のマンガ界をふり返るぞ!2015」
■学内公募■
実施希望日の 3 カ月前の末日迄に
「ラボカフェプログラム学内公募」
窓口
(21 世紀懐徳堂 labcafe@21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp)
に申込みが必要。「アートエリア B1 運営委員会」での選考後、主催者が準備を進めて実施する。詳しくは、21 世紀懐徳堂 HP
「ラボカフェプログラム学内公募のお知らせ」を参照。
成果
課題
なにわ橋駅のイベントとして定着し、多様な話題を提供
全開催プログラムに占める学内公募プログラムの件数が
している。リピーターも多く、今年度ものべ 2,513 名の来
少なく、
「学内公募」についての認知度が低いと考えられる。
場者があった(昨年度比約 300 名増)。学内公募プログラム
一度、企画して実施すると、ラボカフェというブランド
企画は、今年度は 3 件(昨年度と変わらず)の応募であっ
と、立地の良さなどのメリットを実感してもらえるので、
た。
21 世紀懐徳堂サイトやアウトリーチ支援相談を通して、ま
すます積極的に「学内公募」の呼びかけをしていきたい。
44
ラボカフェ
2015 年度に実施した学内公募プログラム一覧
申込
プログラム名:
プログラム名:
No
カフェ名称
テーマ・タイトル
開催日
ゲスト名・所属
各回の実施体制
主催:アートエリア B1(大
阪大学+NPO 法人ダンス
ボックス+京阪電気鉄道
(株))、大阪大学文学研究
ゲスト:
科「劇場・音楽堂・美術館等
7/20…カイ・ファン・
と連携するアート・フェス
アイケルス(ベルリン
ティバル人材育成事業<声
自由大学客員教授)
なき声、いたるところにか
7/20(月・祝)
8/8…本間 直樹(大阪
かわりの声、そして私の声
8/8(土)
大学 CSCD 教員、文学
>芸術祭Ⅲ」
研究科兼任)
共催:大阪大学コミュニケ
9/27…陸奥 賢(観光家
ーションデザイン・センタ
参加者数:のべ
/コモンズ・デザイナー
ー、大阪大学国際公共政策
325 名
/社会実験者)
研究科、大阪大学総合学術
カフェマスター:(全
博物館
日)古後 奈緒子(大阪
協力:大阪大学 21 世紀懐
大学文学研究科助教)
徳堂、ウルリケ・カウフマ
「劇場・音楽堂・美
術館等と連携する
アート・フェステ
ィバル人材育成事
1
業」<声なき声、
いたるところにか
かわりの声、そし
「声が聞かれる場を
つくる-クリストフ・
シュリンゲンジーフ
作品」
て私の声>芸術祭
9/27(日)
全 日 12 : 30 ∼
19:00
Ⅲ
ン、フェスティバル/トー
キョー、filmgalerie 451、
ahoimedia
、
『FREAKSTARS3000』字幕
翻訳プロジェクト
ゲスト:金 水縁(大阪
老化の原因だけじゃ
2
大阪大学中之島サ
ない、治療に役立つ
イエンスカフェ
活性酸素のはたらき
大学産業科学研究所特
主催:アートエリア B1(大
11/4(水)
任助教)
阪大学+NPO 法人ダンス
19:00∼20:30
カフェマスター:川人
ボックス+京阪電気鉄道
参加者数:23 名
よし恵(大阪大学大型
(株))、大阪大学大型教育
教育研究プロジェクト
研究プロジェクト支援室
とは
支援室 URA)
ゲスト:雑賀 忠宏(マ
ンガ学会関西交流部会
3
マンガカフェ 24
「今年のマンガ界を
ふり返るぞ!2015」
代表)、吉村 和真(京
主催:アートエリア B1(大
都精華大学マンガ学部
阪大学+NPO 法人ダンス
12/13(日)
教授、京都国際マンガ
ボックス+京阪電気鉄道
16:00∼18:00
ミュージアム研究員)
(株))
参加者数:35 名
カフェマスター:伊藤
共催:大阪大学 21 世紀懐
遊(京都精華大学国際
徳堂、京都精華大学国際マ
マンガ研究センター研
ンガ研究センター
究員)、金水 敏(大阪
大学文学研究科教授)
45
2.公開講座・催しの実施
> 2-10. 大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ
2-10. 大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ(荒木 基次)
21 世紀懐徳堂の情報発信活動を充実させるため、大阪大学 21 世紀懐徳堂塾を冠にし、大阪が生んだ文化や科学
などを掘り起して地域に発信し、「ともに学び、ともに考える」ことを目的として「OSAKAN CAFÉ」を企画し、
2013 年3月より実施している。第7回目となる 2016 年3月 19 日には、
「人形遣い物語」。また、第 8 回目はおな
じく 3 月 20 日に実施し、「服部良一と道頓堀ジャズ・エイジ」として大阪のジャズを採り上げた。
OSAKAN CAFÉ 第7回:「人形遣い物語」
・日時/2016 年3月 19 日(土)13:30∼16:00
・対象/一般
・会場/大阪大学中之島センター
・参加者/160 名(定員 150 名)
・参加費/無料(要申込)
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
・協力/NPO 法人人形浄瑠璃文楽座
・企画制作/大阪大学 21 世紀懐徳堂
◎第1部
・登壇:
・「写真で見るアジアの人形劇」/荒木 基次
(大阪大学 21 世紀懐徳堂・特任研究員)
文楽の若手一行の東南アジアでのワークショップに
同行。その際の記録写真を見ながら、アジアの人形劇を
考察した。
・「オモテからカシラまでー表情の変化(へんげ)」
ポスター
中尾 薫(大阪大学大学院文学研究科・准教授/演劇学)
表情を削ぎ落した「オモテ」と「カシラ」。
「オモテ」と「カシラ」の成り立ちを解説。
◎第2部
・登壇者
・吉田 簑紫郎(人形浄瑠璃文楽座人形主遣い)
・桐竹 勘次郎(左遣い)
・桐竹 勘介(足遣い)
吉田 簑紫郎さんが、人形の遣い方を解説。
文楽人形を間近に見ることが出来、
また人形や道具に触れることが出来て、
聴衆の皆さんは満足してお帰りになった。
満席の会場風景
46
成果
「なぜ、人はさまざまな感情を人形に「仮託」しなければならないのだろう。」そんな疑問から、大阪が生んだ最高位の伝統
芸能「人形浄瑠璃文楽」の「人形遣い」を考察した。第5回は豊竹英大夫のゲストによる「近松っあんの大阪弁」で考察したが、
義太夫に続く、文楽の第2弾である。能のオモテも、その表情自体は動かないが、かすかな面の傾きで「多彩な表情」を表現で
きる。文楽人形は、ただの木偶(でく)が全身の動きで、あふれる感情を表現する。その秘密や本質を演劇学から解き明かし、
「NPO 人形浄瑠璃文楽座」の人形遣いの方々に、実際の技の表現で「人形遣い」の奥義を教えていただいた。間近で人形の動
きが見られ、人形の中身を見ることができて構造がよくわかったと感激する方が多かった。
課題
文楽ということもあり、聴衆の年齢層は高かった。学生など若い人にも響く仕掛けと広報が今後必要だとも思う。
中尾薫准教授による能面と文楽のカシラの比較
吉田簑紫郎氏による文楽人形遣いの解説と実演
47
2.公開講座・催しの実施
> 2-10. 大阪大学 21 世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFÉ
OSAKAN CAFÉ 第 8 回:「服部良一と道頓堀ジャズ・エイジ」
・日時/2016 年 3 月 20 日(日)13:30∼16:30
写真提供:服部音楽出版
大阪大学 21 世紀懐徳堂塾
・対象/一般
OSAKAN CAFÉ ❽
・参加者/参加 150 名(定員 150 名)
服 部 良 一 生 誕 109 年 記 念
・会場/大阪大学中之島センター
10F
佐治敬三メモリアルホール
I
OR
B
ON
E
G
A
Z
Z
JA
・参加費/無料(要申込)
・主催/大阪大学 21 世紀懐徳堂
良一
服部
・企画制作/大阪大学 21 世紀懐徳堂
◎トーク
T
OH
とD
*写真は時計回りに「カフェ・ユニオン夜景」/「ダンスホールの夜」
(
『近代大阪』より)/「カルトン・ジャズバンド」
(
『松竹座ニュース』より)/「赤玉食堂酒場」
(
『道頓堀通』より)
・登壇者
3 20
大正 12(1923)年のモダンな大阪。
輪島 裕介(大阪大学大学院文学研究科・准教授)
【日時】:2016 年
豪商のスポンサードで日本初のプロフェッショナルな
以来、服部良一が「道頓堀ジャズ」と呼び、大阪は日本のジャズ
先進地として歩んできました。懐かしの時代が新しい息吹を運ぶ
◎蓄音器と SP レコード鑑賞会
トーク&SP レコード・コンサートです。
名(参加無料/要申込)
☜
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/osakancafe_8
*「FAX」でお申込の際は:
・古川武志(大阪市史料調査会調査員/蓄音器・SP レコードコレクター)
古川 武志
【定員】:150
OSAKAN CAFE ジャズ・エイジ を検索。
・輪島裕介(大阪大学大学院文学研究科・准教授/音楽学)
◉第2部:「蓄音器で聞く大阪歌謡史」
日(日)
10F:佐治敬三メモリアルホール/開演 13:30∼16:00(開場 13:00)
*「申込フォーム」は下記のサイトで
◉第1部:「服部良一と道頓堀ジャズ」
・解説者
月
【場所】:大阪大学中之島センター
ジャズバンド「ラフィング・スターズ」が誕生。
・性別・年代・連絡先電話・返信先 FAX 番号」を明記の上、
「氏名(フリガナ)
右記へ。FAX:
06-6444-2338
主催:大阪大学 21 世紀懐徳堂
(大阪市史料調査会調査員/SP レコードコレクター)
◉お問合せは:
大阪大学 21 世紀懐徳堂/社学連携課
☎06-6444-2137(土日祝を除く 9:00∼17:00)
大阪市北区中之島 4-3-53 大阪大学中之島センター内
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/
成果
ポスター
第 8 回の OSAKAN CAFÉ は、大阪のジャズ発祥の地を探ろうと
道頓堀のジャズシーンを検証。
大阪が生んだ偉大な作曲家「服部良一」にスポットを当てた。
その時代の新しいリズムを採りいれ、斬新なメロディを生み出
した服部良一。数多くのヒット曲を生み出したが、その背景と
してクラシックの素養と道頓堀のカフェ・バーが大きな役割を
果たしていたと思われる。
課題
全 8 回を通して、大阪がリードしてきたこと、大阪で一番の内容を採り上げてきた。毎回実施しているアンケート結果では、
大阪について再発見できた、今まで知らなかった大阪の良いところを知ることができた、という意見があった。また、今後も大
阪に関する音楽的な内容を採り上げてほしいという意見も多数あった。
輪島裕介准教授の解説
48
SP レコードコレクターの古川氏
約 100 年前の蓄音器による懐かしい歌曲を鑑賞
49
2.公開講座・催しの実施
> 2-11. 大阪大学シンポジウム
2-11. 大阪大学シンポジウム
ネットワーク
「成熟する社会の生態系∼クリエイティブアイランド中之島の共創に向けて∼」
「大阪大学 21 世紀懐徳堂シンポジウム」として始まった社学連携のシンポジウムであるが、第4回より「大阪大
学シンポジウム」と改称。全学的な広報をめざすこととなり、企画制作を 21 世紀懐徳堂が担当している。第 9 回
目となる今回は、大阪大学開学の地・中之島を舞台に、成熟社会をテーマとした。登壇者として、美術家と中之
島の公共性を担う機関の代表者が集い、地域社会を成熟させる文化・経済という 2 つの要素について、それぞれ
の立場から語り合った。なお、企画制作はコミュニケーションデザイン・センターと共同で行った。
(吉岡 絢子)
・日時/2015 年 12 月 20 日(日)13:30∼18:00
・対象/一般・学生
・定員/350 名
・会場/大阪国際会議場(グランキューブ大阪)12 階特別会議場
・参加者/298 名(申込者数 450 名超)
・参加費/無料(要申込)
・主催/大阪大学
・共催/朝日新聞社、京阪電気鉄道、国立国際美術館
・後援/朝日放送
・企画制作/大阪大学 21 世紀懐徳堂、
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
・協力/中之島まちみらい協議会
・制作協力/アートエリア B1
・支援/JST(科学技術振興機構)科学技術コミュニケーション
支援事業「ネットワーク形成型」
チラシ
成果
課題
第 1 部では、世界的に著名な美術家である森村泰昌氏、
第 2 部では中之島に縁のある組織の代表者に登壇いただい
た。本学の教員だけでなく、美術家や中之島を代表する企
業や公的機関のトップが一堂に会し、中之島を事例に、地
域社会の有機的なつながりについて意見を交わすことがで
登壇者から様々な意見が出た一方、会場からの質問を元
にした議論の時間が短くなってしまった。開始時間や全体
の時間を含め、参加してもらいやすいタイムスケジュール
を検討する必要がある。
昨年度の適塾シンポジウムと比較して、10 代∼30 代まで
の申込者が増加したが、依然として 60 代の申込者が全体の
きたのは大きな成果である。
地域の中での「大学」の役割・重要性について、企業等
のトップからの提案や意見を伺う貴重な機会となった。
また、今回は朝日新聞社、朝日放送の代表者に登壇いた
だいたこともあり、シンポジウムの様子が新聞やテレビで
3 割を占めている。まずは、イベントの対象(年代や性別、
職業など)を定めたうえで、どういった媒体で広報するの
かを戦略的に考える必要があるだろう。
今年度途中から、WEB 申込みフォームでの申込み項目に、
「どの媒体でイベントを知ったか」という内容を追加して
採り上げられるなど、広報面でも成果があった。
いる。今後、この情報を有効に使い、どの年齢層にはどの
広報が有効か、ということを検討していきたい。
50
大阪大学シンポジウム
ネットワーク
「成熟する社会の生態系∼クリエイティブアイランド中之島の共創に向けて」概要
■プログラム
挨
拶:西尾 章治郎総長
第1部:基調講演(約 60 分)
森村 泰昌
美術家
講演タイトル:「路地」スティックな都市文化論
ネットワーク
第2部:シンポジウム「文化と経済の生態系∼クリエイティブアイランド中之島をめぐって」(約 195 分)
前半:登壇者による話題提供
後半:ディスカッション
・加藤 好文(京阪電気鉄道代表取締役社長 CEO 兼 COO 執行役員社長)
・後藤 尚雄(朝日新聞社常務取締役大阪本社代表)
・山梨 俊夫(国立国際美術館館長)
・脇阪 聰史(朝日放送代表取締役社長)
・西尾 章治郎(大阪大学総長)
ファシリテーター:木ノ下 智恵子(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授)
第1部:基調講演
第 1 部では、美術家独自の芸術文化の視点から、森村泰昌氏による『「路地」スティックな都市文化論』についての講演を行
った。大阪で生まれ、世界で活躍している森村氏が育った路地のある「まち」の話、市民目線での「町」の在り方、開発されて
いく「街」の可能性など、「オモシロくて魅力的な まち とは何なのか」について発表があった。
第 1 部基調講演:森村泰昌氏
51
2.公開講座・催しの実施
> 2-11. 大阪大学シンポジウム
第2部:シンポジウム
第 2 部は、コミュニケーションデザイン・センターの木ノ下智恵子准教授をファシリテーターに、中之島の公共性を担う機関
の代表者である加藤社長・後藤大阪本社代表・山梨館長・脇阪社長・本学西尾総長によるシンポジウムを行った。
前半は、各登壇者から、それぞれの機関の中之島での活動や歴史、将来の展望、大学との連携の在り方などの話題提供があっ
た。後半は、前半の話題提供を受けてのディスカッションを行った。中之島のポテンシャルを高めるための各組織間のネットワ
ークの可能性をどのように考えるのか、地域に大学があることの意義と期待といった話題で意見が交わされ、会場内の森村氏か
らは「中之島というエリアをイメージづけるために必要なもの」を提起いただいた。
また、第 2 部の休憩時間には、参加者から登壇者への質問・意見も質問用紙にて収集した。「中之島の活性化には大学生の力
を借りるべき」や「他の都市と比較したときの中之島の特徴」といった意見や質問があり、それに対する各登壇者の発言もあっ
た。
京阪電車
朝日放送
加藤社長
脇阪社長
朝日新聞大阪本社
大阪大学
後藤代表
国立国際美術館
山梨館長
西尾総長
第 2 部登壇者による
ディスカッション
52
大阪大学シンポジウム
参加者アンケートより(抜粋)
Q. 次回に希望する内容や気がついたことなど、自由にお書きください。
・大学生の生活を通して、魅力あるエリアとして学生を引きつける姿を示してもらえると、より具体的に見えてきたんではない
かと思います。
・芸術、文化がなぜ大阪では、現代発展性がないのか。
・今日の参加の方、パネラーが全員自分たちの幼少∼学生時代にどんな町で育ててもらったかを忘れている。将来の人間造りに
近代的よりもノスタルジックな町をリフォームしなければならない。
・京阪・朝日新聞・ABC と阪大・国際美術館は確かに特色が違った、前者 3 社を後者 2 社の雰囲気にもうひと押し近づけられ
たらもっと面白かったのでは、と思った。
・森村さんの講演はプレゼン資料の映写等があればより理解しやすかったかな、と思います。
・継続的な活動を考えるなら、大学や企業のトップだけではなく(全員ではなくとも)年齢構成やジェンダーを考慮していただ
いていろんな視点の意見を伺えれば嬉しい。今日の参加者の分布をみてもかなり高齢でした。もっと若い層にも訴えかける内
容や広報が必要。
・誰に(どのような層)、どのような魅力をうったえるのか、その二次的影響も含めてもっと考えて欲しい。
・中之島アゴラ構想について具体的なプランがあれば聞きたい。
・パネラーのプレゼンテーションの持ち時間が少ない。
・おもしろかったです。
・老朽化する社会の生態系∼近代都市インフラニューランド、千里・吹田の「再耕」に向けて
・中之島が経済・文化の発信拠点であった(これからも…)ことが認識できた。「歴史を知り、未来を見る」これって、大事な
ことやなあ!*福沢諭吉の 実学 精神にも通じる。
・中之島・大学キャンパスは良いですね。どうしても京都の大学に心がひかれてしまいますが、中之島大阪大学キャンパスは大
賛成です。
・今の中之島は、モノの動きはロジスティクスであるが人の動きはそうでない。(特に西側)人の動きが少ないから、バスの本
数も少ない。では、何が原因かといえば、地方から直結できる鉄道が京阪しかないこと。しかも、終点駅からの接続線がない
こと。中之島に人の往来を活発にするには、なにわ数線の鉄道建設と、そこへ京阪をつなぐ線が必要となる。これこそロジテ
ィクスの最低限の型となる。
・大阪の元気、活気につながる取り組みを知りたいです。懐徳堂の会員で中之島センターで時々講演をお聞きしていますが今日
はとても元気の出てくる内容でうれしかったです。大阪大学頑張ろう!大阪市民頑張ろう!大阪人頑張ろう!
・中之島の開発だけでなく、大阪市を潰して都にする市長に対して大阪大学として何とかやめさせるよう関西財界も一緒にやっ
て下さい。阪大病院が福島にあった頃は北新地もにぎわっていたが、今はさびれてしまったように阪大病院は福島で建て替え
て残しておくべきだった。町がさびれてしまった。京都のように町中に大学を残して学生でにぎわいを作るべきだった。
・「生態系」というタイトルは学問的に正しくても一般には難しい。もう少し心にひびくネーミングにしてほしい。
・日本が世界に誇りに思う科学的技術を人類に発信してもらいたい。
・大阪の有名人にご出席していただき、楽しいシンポジウムを希望します。
・芸術家に興味があるので、その方面だと参加したいと思います。
・中之島について理解が深まった(今まであまり意識していなかったので)。
・この会場に来るのに、梅田とつながってない(鉄道)のが不便と感じていました。
・生∼死迄中之島周辺で過ごせる環境が必要では?海外からみれば、天王寺周辺が大阪的特長が多いのでは?大学移転よりも、
朝日カルチャー他、貸しスペースを使った授業も可能では。
53
3.広報・情報発信
> 3-1. 大阪大学 21 世紀懐徳堂だより
3-1. 大阪大学 21 世紀懐徳堂だより(沢村
有生、中込 咲綾)
21 世紀懐徳堂が主催、共催、協力するイベントや一般公開講座、また大阪大学各部局が主催、共催するイベント
や一般公開講座情報を集約し、学内外に告知するフリーペーパー。7,000∼11,000 部発行。
・対象/学外、学内
・発行日/vol.23=2015 年 5 月 28 日、vol.24=9 月 18 日、vol.25=12 月 18 日、vol.26=2016 年 3 月 24 日
・部数、サイズ/7,000∼11,000 部、A3 変形
・配布先/学外=大阪科学記者クラブ、報道機関、タウン誌、関西経済連合会、関西経済同友会、
大阪商工会議所、地方公共団体、近畿各府県公共施設、博物館・美術館、図書館、
生涯学習センター、大阪 21 世紀協会、近畿地区国公立私立大学、モノレール 2 駅、
石橋商店街、公開講座受講生、各種イベントで配布、その他
学内=本部事務機構、各部長・室長、各部局および各部局同窓会事務局、総合学術博物館、
吹田・豊中・箕面学生センター、吹田・豊中・箕面図書館、中之島センター、適塾
・発行頻度/年 4∼5 回
・発行開始時期/2009 年 11 月
成果
課題
複数の一般公開講座シリーズや各種イベントをまとめて
学内外各所に配布しているが、大阪大学広報課では毎回
告知することにより、21 世紀懐徳堂の社学連携事業の厚み
余っている一方で、モノレール駅では短期間でなくなって
を見せた。モノレール駅(千里中央、阪大病院前)にも設
いる。配布先と部数の再検討の必要がある。
置しているが、配布後短期間でなくなっており、イベント
周知における一定の効果を出している。
2015 年度発行 21 世紀懐徳堂だより表紙
54
21 世紀懐徳堂だより 23 号 外面
55
3.広報・情報発信
> 3-1. 大阪大学 21 世紀懐徳堂だより
21 世紀懐徳堂だより 23 号 内面
56
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.23
(2015 年 6∼12 月号)7,000 部
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.25
(2015 年 12∼2016 年 3 月号)7,000 部
●2015 年 6 月∼12 月の一般公開講座告知
・Handai-Asahi 中之島塾
…………………
・大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
……
●2015 年 12 月∼2016 年 3 月の一般公開講座告知
6 講座
・Handai-Asahi 中之島塾
6 講座
・ラボカフェ
・異分野交流を楽しむ
大阪大学ドイツ文化研究会 60 周年記念講座
・ラボカフェ
………
…………………………………
8 講座
………………………………
5 講座
・植物探検隊@秋の待兼山を訪ねて
・Handai-Asahi 中之島塾
・大阪・京都文化講座
3 講座
………
1 講座
…………………
3 講座
・ラボカフェ
8 講座
………………………………
6 講座
●適塾特設展示
開催告知
●第 7 回大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画開催告知
●オクトーバフェストみのお
開催告知
●おおさかのてっぺんフェスティバル
●大阪大学シンポジウム
●適塾記念講演会
…………………… 5 講座
……………………
●総合学術博物館第 9 回特別展
・大阪大学学術研究機構会議の
研究ときめき*カフェ
2 講座
総合学術博物館休館のお知らせ
●2016 年 4 月∼6 月の一般公開講座告知
5 講座
………………
5 講座
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.26
(2016 年 4∼6 月号)7,000 部
…………………
・サイエンスカフェ@待兼山
……………
・OSAKAN CAFÉ ……………………………
●
●2015 年 10 月∼12 月の一般公開講座告知
・ラボカフェ
5 講座
6 講座
・サイエンスカフェ@待兼山
4 講座
■大阪大学 21 世紀懐徳堂だより vol.24
(2015 年 10∼12 月号)7,000 部
・Handai-Asahi 中之島塾
…………………
………………………………
開催告知
開催予告
開催予告
●公開講座フェスタ 2015 開催予告
●大阪大学公開講座受付終了のお知らせ
●21 世紀懐徳堂メールマガジン登録案内
※各 21 世紀懐徳堂だより PDF ファイルを 21 世紀懐徳堂ウェブサイトに掲載している。
57
開催告知
3.広報・情報発信
> 3-2. 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン
3-2. 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン(肥後
楽)
21 世紀懐徳堂が主催する公開講座やシンポジウムなどの参加者のうち、希望者に対して 2010 年 8 月より配信を
開始した。プッシュ型 の情報発信手法として、公開講座や催しの告知に活用している。
・対象/一般
・登録人数/2,276 名(2016 年 3 月末現在)
・登録方法/公開講座やイベントの際に登録用紙を配付し、登録希望者から回収
・配信開始時期/2010 年 8 月
・配信頻度/週 1∼2 回程度。今年度は計 72 回配信。
メールマガジンの例
課題
成果
メールマガジン登録者数は昨年度末の約 1,800 名から
メールマガジンは受信者一人ひとりに確実に情報発信す
2,276 名となった。今年度は 21 世紀懐徳堂のホームページ
ることが可能な、21 世紀懐徳堂が持つ数少ないプッシュ型
にメールマガジン登録ページへのバナーを設置し、web か
の広報ツールである。今後も、イベント時には参加者に積
らの購読申込みを可能にしたことが登録者数の増加につな
極的にメールマガジンへの登録を案内していきたい。
他部局のメールマガジン配信利用者が年々増えているこ
がったと考えられる。
21 世紀懐徳堂メールマガジンでの配信は、受信者登録数
とに伴い、案内するイベント内容や主催部局も多様化して
が多いことから集客に効果があり、他部局から継続的な依
いる。今後は、配信頻度や案内の内容、メールマガジンの
頼がある。また、メールマガジン受信者からご意見やイベ
構成について再考し、大阪大学の社学連携活動をよりわか
ントの感想等のメールが届くこともあり、21 世紀懐徳堂と
りやすい形で伝える方法について検討したい。
社会をつなぐ貴重なツールとなっている。
58
大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン一覧(2015 年 4 月∼7 月発行分)
No.
送信日
★は他部局等の主催事業
告知内容
1
4 月 2 日(木)
2
4 月 8 日 ( 水 ) ★大阪大学 一般公開講座「ひろば 臨床哲学」
3
4 月 8 日 ( 水 ) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
4
4 月 10 日(金) ・アカデミクッキング vol.58 「ようこそ!タンパク質ワンダーランド」
5
4 月 13 日(月) ★大阪大学 一般公開講座「ひろば 臨床哲学」
6
4 月 21 日(火)
・Handai-Asahi 中之島塾「日本国憲法を知る∼ちゃんと読んだことありますか?」
★シンポジウム「超高齢社会の中で障がいを考える」
★大阪大学
一般公開講座「ひろば
★大阪大学
いちょう祭
臨床哲学」
7
4 月 24 日(金)
8
5 月 8 日 ( 金 ) ・アカデミクッキング vol.60 「意外と身近な漢方医学」
9
5 月 13 日(水) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
★産業科学研究所
一般公開
10
5 月 20 日(水) ★<声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声>芸術祭 受講生募集
11
5 月 25 日(月) ★新価値創造展(第 10 回中小企業総合展)
12
5 月 28 日(月) ・Handai-Asahi 中之島塾「古代語の謎を解く」「上方落語を生んだ面白がりの風土」
13
6 月 1 日(月)
14
6 月 5 日 ( 金 ) ★第 16 回動物園前サイエンスカフェ「西アフリカ・マリ 精霊と暮らす人々」
15
6 月 10 日(水) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
16
6 月 22 日(月) ★第 3 回夏休みおもしろ理科実験「電気をつくって確かめよう!」
17
6 月 25 日(木)
18
6 月 29 日(月)
19
7 月 1 日 ( 水 ) ★大阪大学 夏まつり
20
7 月 3 日 ( 金 ) ★高校生のための公開講座「素数定理の証明に触れてみよう」
21
7 月 6 日 ( 月 ) ★第 12 回行動経済学研究センターシンポジウム「小説の中の経済学」
22
7 月 8 日(水)
23
7 月 10 日(金)
24
7 月 13 日(月) ★ひらめき☆ときめきサイエンス「ものづくり教室:放射線検出器を作ってみよう!」
25
7 月 15 日(水)
26
7 月 24 日(金) ★シンポジウム「超高齢社会の中で地域包括ケアを問いなおす」
★大阪大学 EDGE プログラム
アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「スタートアップの創り方∼弁護士が教える創業前後の法律上の留意点∼」
・2015 年度前期 i-spot 講座「江戸時代を駆け巡る関西の豪商たち」「私たちにとって望ましい空間とは?∼
視聴覚実験による商業空間の評価事例∼」
★大阪大学 EDGE プログラム
アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「EdTech システムを創る」
・みのおエフエム
まちのラジオ「大阪大学社学連携」
★第 8 回適塾講座「伝統と革新̶阪神地域と世界市場をつなぐ技術」
・Handai-Asahi 中之島塾「なーるほど日本語学
★大阪大学産業科学研究所
フィクションの日本語とリアルな日本語」
ものづくり教室「手づくり楽器を作ろう!」
★学祭融合教育 FusiOn!!!!!!シリーズ「社会人サロン」
★グローバルアントレプレナーシップ「Key principles in how to lead and build brands globally」
59
3.広報・情報発信
> 3-2 大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン
大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン一覧(2015 年 7 月∼11 月発行分)
No.
送信日
★は他部局等の主催事業
告知内容
27
7 月 31 日(金) ★大阪大学総合学術博物館 夏の小学生科学体験教室
28
8 月 6 日(木)
29
8 月 11 日(火) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
30
8 月 18 日(火) ★第 13 回市民フォーラム「口の病気で困る、その前に」
31
8 月 21 日(金) ・第 47 回大阪大学公開講座
32
8 月 24 日(月) ・Handai-Asahi 中之島塾「歯無しにならない話∼歯周病治療の最前線」「翼のある大阪∼モダン建築と彫刻」
33
8 月 27 日(木) ★大阪大学ドイツ文化研究会 60 周年記念講座 第 1 回「未知を楽しむ教養ー人体から宇宙まで」
34
9 月 1 日 ( 火 ) ★環境経済・政策学会設立 20 周年記念シンポジウム「フューチャー・デザイン」
35
9 月 9 日(水)
36
9 月 17 日(木) ★第 89 回中崎北天満サイエンスカフェ「なぜ 10 億人も飢えている人がいるのだろうか?」
37
9 月 24 日(木) ★シンポジウム 出産リテラシーセミナーシリーズ「出産と明日の視点」
38
10 月 2 日(金) ★豊中市文化芸術企画政策講座「「ご近所映画」を作る!」
39
10 月 6 日(火) ★野中古墳出土品の重要文化財指定記念国際シンポジウム「百舌鳥・古市古墳群と古代日韓交流」
40
10 月 7 日(水)
41
10 月 13 日(火) ★大阪大学ドイツ文化研究会 60 周年記念講座 第 3 回「現代を生き抜く教養̶生きづらさを乗り越える」
42
10 月 15 日(木) ★大阪大学総合学術博物館第 8 回特別展「待兼山少年」スペシャルトーク
43
10 月 20 日(火) ★大阪大学 EDGE プログラム アイデア発想ワークショップ「センサークラウドで社会を変える」
44
10 月 23 日(金) ・第 7 回大阪大学×大阪音楽大学ジョイント企画「境界面上の音楽会∼箏と光の競演」
45
10 月 28 日(水) ★大阪大学中之島サイエンスカフェ「老化の原因だけじゃない。治療に役立つ活性酸素のはたらきとは」
46
11 月 2 日(月)
47
11 月 6 日(金)
48
11 月 11 日(水) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
49
11 月 12 日(木) ★大阪大学病院第 12 回市民公開フォーラム「がん診療を支える多職種の専門家たち」
50
11 月 16 日(月) ・Handai-Asahi 中之島塾「唾液の機能とドライマウスに対する口腔ケア」
・Handai-Asahi 中之島塾「アルツハイマーは、脳の糖尿病だった∼メタボ予防のためにすべきこと」
「古代語の謎を解く」
・Handai-Asahi 中之島塾「文学でたどる中之島の履歴書」
・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
・Handai-Asahi 中之島塾「睡眠を科学する∼よりよい睡眠をとるために」
・みのおエフエム
まちのラジオ「大阪大学社学連携」
・大阪大学シンポジウム 2015「成熟する社会の生態系(ネットワーク)∼クリエイティブアイランド中之島
の共創に向けて∼」
★学祭融合教育 FusiOn!!!!!!シリーズ「最強のリベラルアーツとしての短歌∼クリティカルシンキング編
ばをデザインする∼」
60
こと
大阪大学 21 世紀懐徳堂メールマガジン一覧(2015 年 11 月∼2016 年 3 月発行分)
No.
送信日
★は他部局等の主催事業
告知内容
51
11 月 18 日(水) ★日本比較文学会第 51 回関西大会 シンポジウム「関西・浄瑠璃・文学」、特別講演「マンガと戦争」
52
11 月 24 日(火)
53
11 月 26 日(木) ★平成 27 年度 大阪大学適塾記念講演会
54
11 月 30 日(月) ★大阪大学ドイツ文化研究会 60 周年記念講座 第 4 回「異分野交流を楽しむー阪大独研卒業生からの提言」
55
12 月 3 日(木)
56
12 月 8 日(火)
57
12 月 14 日(月) ★第 18 回動物園前サイエンスカフェ「森の人オランウータンが私たちに問いかけていること」
58
12 月 28 日(月) ・Handai-Asahi 中之島塾「麦の酒の歴史と中之島界隈」「集団だと何故怠ける」
59
1 月 5 日 ( 火 ) ★第 10 回ゑびす男選び@阪大坂 2016
60
1 月 13 日(水) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
61
1 月 20 日(水) ★声フェス「伝統音楽の現代化」展覧会
62
1 月 29 日(金) ・Handai-Asahi 中之島塾「視覚再生を目指して∼人口網膜を中心に∼」
63
2 月 8 日(月)
64
2 月 10 日(水) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
65
2 月 19 日(金) ・Handai-Asahi 中之島塾「紛争地をたずねる旅∼東南アジアから中東へ」
66
2 月 22 日(月) ★声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声 芸術祭Ⅲ クロージング・シンポジウム
67
3 月 7 日 ( 月 ) ・みのおエフエム まちのラジオ「大阪大学社学連携」
68
3 月 9 日 ( 水 ) ・Handai-Asahi 中之島塾「落語からみえる江戸時代の大阪」
69
3 月 16 日(水)
70
3月 25 日(金)
71
3月 29 日(火) ★サイエンス・カフェ「科学と音楽 光合成にまつわる話&シター演奏」
72
3 月 31 日(木)
★大阪大学 EDGE プログラム
アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「テクノロジー分野でサラリーマン、海外駐在、上場会社社長、外資系社長を経験した立場から」
★大阪大学 EDGE プログラム
アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「世界一の経済メディアを作り上げる」
・Handai-Asahi 中之島塾「自閉スペクトラム症の視覚世界を体験」
・みのおエフエム
まちのラジオ「大阪大学社学連携」
・第 7 回 OSAKAN CAFÉ「人形遣い物語」
・第 8 回 OSAKAN CAFÉ「服部良一と道頓堀ジャズ・エイジ」
★大阪大学 EDGE プログラム
アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「シリコンバレーに学ぶ、大阪大学発グローバルイノベーション」
・大阪・京都文化講座「京都・大阪の「祭礼」再考̶その祝祭的・非日常的イヴェントはどのような変貌を
とげてきたかー」(全 8 講座)
★大阪大学 EDGE プログラム
アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「起業家という楽しい人生」
61
3.広報・情報発信
> 3-3. みのおエフエム「まちのラジオ」
3-3. みのおエフエム「まちのラジオ」
連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局している「タッキー816 みのおエフエム」が放
送する番組「まちのラジオ」において、2010 年 4 月から大学から地域へ、大学から社会に向けて社学連携事業を
中心に大阪大学を紹介している。大阪大学を身近に感じていただくとともに、大学と市民とが連携・協働を展開
する上での足がかりとなることを期待し、毎月、教職員、学生に出演していただいている。大阪大学の取り組み、
研究活動や社会に向けた特色ある活動等を紹介すると同時に、
「地域に生きる」大阪大学をアピールすることを目
指している。
(土田 真弓)
【番組概要】
・番組名/「まちのラジオ(大阪大学社学連携事業)」
・放送日/毎月第2木曜日
午後 3 時∼4 時
再放送は同日の午後 9 時∼10 時と翌週の日曜日
午後 1 時から
みのおエフエムホームページからインターネットでも聴取可(同時配信のみ)
・形
態/原則スタジオ収録
・周波数/FM81.6MHz
・みのおエフエムホームページ/http://fm.minoh.net/
・番組開始時期/2010 年 4 月
文学研究科教授の藤岡 穣先生と総合学術博物館の
企画に携わった研究室のみなさん(2015 年 11 月)
大阪大学競技かるた会のみなさん
(2016 年 1 月)
成果
課題
地域との連携強化のツールとして、箕面市のみならず北
摂地域に大阪大学の教職員、学生の特色ある研究や取り組
み等を発信することができた。
今後も大阪大学の魅力をわかりやすく情報発信していく
ことが重要なポイントであると考えている。
また、大学との連携に積極的な箕面市と協働し、知恵を
今年度も学内から幅広く教職員・学生が出演するととも
出し合いながら、リスナーの声も汲み上げ、地域に生き世
に、番組内で大学イベント情報なども併せて案内すること
界に伸びる大阪大学を具現化する情報発信を進めたいと考
ができ、広報活動の一助となったと考える。
えている。
62
2015 年度「まちのラジオ(大阪大学社学連携事業)」放送内容
放送日
出
2015 年 4 月 9 日
演
放
情報科学研究科教授
送 内
容
数学者を目指すようになったきっかけや、著書「コミック
日比 孝之先生
究
証明の探
高校編!」について紹介した。
総合学術博物館助教
5 月 14 日
横田 洋先生
大阪大学総合学術博物館の特別展「待兼山少年」について紹介した。
美術家 伊達 伸明さん
6 月 11 日
大学院工学研究科博士前期課程
「大阪大学オリジナルウイスキー開発プロジェクト」について紹介し
岡村 昂典さん
た。
大学院工学研究科教授
村田 勲先生
7月9日
技術部副技術主監
村田先生の研究内容や中性子を使った最新のがん治療BNCTにつ
伊達道 淳さん
いて紹介した。
技術部技術職員
三宅 陽治さん
8 月 13 日
9 月 10 日
10 月 8 日
大学院文学研究科准教授
橋本先生の研究分野である比較文学について紹介した。
橋本 順光先生
大阪大学レゴ部
レゴの持つ魅力や地域に密着したレゴ部の活動について紹介した。
大学院文学研究科助教
岡田先生のご専門である東洋史学について紹介した。
岡田 雅志先生
大学院文学研究科教授
11 月 12 日
仏教美術や総合学術博物館の企画展「金銅仏きらきらし
藤岡 穣先生と
研究室のみなさん
12 月 10 日
2016 年 1 月 14 日
2 月 11 日
3 月 10 日
いにしえの
技にせまる」について紹介した。
微生物病研究所教授
高倉先生のご専門である血管とがん細胞の関係や血管と美容につい
高倉 伸幸先生
て紹介した。
競技かるた会の普段の練習の様子や競技かるたの魅力について紹介
大阪大学競技かるた会
した。
大学院国際公共政策研究科教授
松繁先生のご専門である労働経済学について紹介した。
松繁 寿和先生
大学院歯学研究科准教授
口のガンと放射線治療のお話や、味覚について紹介した。
村上 秀明先生
63
3.広報・情報発信
> 3-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ
3-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ
社会に開かれた大学として本学の各学部・研究科、附置研究所、センター、附属病院、総合学術博物館などが主
催するイベント、公開講座など多彩な社学連携事業(講演会、講座、シンポジウム、ワークショップ、カフェな
ど)の開催情報を集約し、内容や日時・場所、申込窓口の情報を知らせるポータルサイト(情報の玄関口)とし
て開設している。その他、本学の社学連携事業関連ニュースや、21 世紀懐徳堂の事業概要・アクセスなどを紹介
するページも設けている。
(吉岡 絢子)
2015 年度
全体
2014 年度
月平均
全体
月平均
訪問者数
63,963
5,330
67,199
5,600
ユーザー数
39,585
3,298
43,193
3,600
212,639
17,719
200,712
16,726
ページビュー数
2014 年度:2014 年 4 月 1 日∼2015 年 3 月 31 日
2015 年度:2015 年 4 月 1 日∼2016 年 3 月 31 日
[サイトマップ]
・ホーム
・イベント情報
−開催中/これからのイベント
−カテゴリ別
−終了したイベント
文化・芸術/語学/医療・健康/科学・技術/
社会・政治・法律/教育・学校/スポーツ/その他
・ニュース
・21 世紀懐徳堂とは
・学内の方へ(社学連携事業支援の利用方法)
・アクセスマップ
・このサイトについて
トップページ
・サイトご利用にあたって
・個人情報保護方針
・お問い合わせ
成果
成果
課題
今年度は、ニュースに「イベントレポート」を掲載した
訪問者数・ユーザー数が昨年度と比較し微減であった。
り、トップページのバナーを整理するなど、情報が見やす
また、掲載しているイベント情報の数も、昨年度と比較し
いページ、情報を得やすいページづくりを始めている。
て横ばいとなっており、ホームページのあり方の転換期に
特に、イベントレポートは、今まであまり掲載していな
差しかかかっているという印象がある。これまで、大阪大
かった、イベントで実際にどのようなことが行われている
学のイベント告知情報をメインに掲載してきたが、「21 世
かを知っていただくことができる、新しいコンテンツであ
紀懐徳堂が何を行っているか」をより多くの人に知ってい
る。これにより、イベントを発見→申込み→イベントに参
ただくための活用も検討していきたい。
加→イベントレポートで復習、という流れで 21 世紀懐徳堂
今年度は、イベント実施後の報告レポートを掲載し、発
ホームページを継続して利用していただくことが可能とな
信する情報内容に新たな項目を追加した。今後、学内の教
った。
職員への情報提供の充実も図りたい。
64
■イベント情報
発行のお知らせ(PDF ダウンロード可能)を掲載していた
21 世紀懐徳堂ホームページでは、大阪大学の学部・研究
が、今年度から、
「イベントレポート」も新しく掲載してい
科や研究所・センター等が公開している様々な催しのうち、
る。これは、イベント開催の告知をメインに行っていたが、
一般市民の方を対象に含んだイベントを公開している。
21 世紀懐徳堂が行っているイベントの中身についても積極
各イベントは、カテゴリー別やキーワードで検索できる
的にアピールするべきだ、というスタッフ会議での意見を
ほか、カレンダーで日時指定し絞り込むなど多数の検索手
基に実行したものである。1 ヶ月に約 2 件、主催事業の報
段を用意している。
告として作成している。
2015 年度に公開したイベント情報は 272 件にのぼり、昨
年度と同程度である。今後は、掲載するイベント件数を増
加させることだけではなく、情報の質や見やすさを重視し
■その他
運用 3 年目となった、申込み受付用の WEB フォームにつ
いて、21 世紀懐徳堂主催事業以外での利用が計 6 件に増加
たページ作りをしていきたい。
した。これまで、学内事務組織への貸し出しのみの実績で
■ニュース
あったが、学内教員・同窓会組織からの使用希望があり、
ニュース記事は、2015 年度に 32 件更新している。
それぞれへの貸出しルールを作成した。アウトリーチ活動
これまでは主に、みのおエフエムでの大阪大学社学連携
の支援や同窓会組織との連携を図るツールとしての利用が
事業番組(ラジオ放送)の告知と「21 世紀懐徳堂だより」
個別のイベント情報ページ
ニュース内のイベントレポート
65
期待される。
3.広報・情報発信
> 3-4. 大阪大学 21 世紀懐徳堂ホームページ
■イベント情報更新の内訳(2015.4.1∼2016.3.31)
主催(共同主催を含む)
主なイベント
件数
大阪大学公開講座、Handai-Asahi中之島塾、植物探検隊、
大阪・京都文化講座、私の研究、今、ココです!、地域連携事
業、イベント等
52
文学研究科
国際シンポジウム、ワークショップ
19
人間科学研究科
研究セミナー
3
法学研究科
講演会
3
経済学研究科
講演会、ゑびす男選び
4
理学研究科
高校生のための公開講座、サイエンスカフェ
13
医学系研究科
シンポジウム
1
歯学研究科
市民フォーラム
1
工学研究科
高校生・高専生向け講座、講演会
7
基礎工学研究科
公開講座
1
言語文化研究科
地域との連携協力講座、セミナー
7
国際公共政策研究科
公開講座、高校生向け夏休み合宿
7
高等司法研究科
講演会
1
連合小児発達学研究科
ワークショップ
1
微生物病研究所
レクチャー
2
産業科学研究所
研究所一般公開、ものづくり教室、テクノサロン
6
接合科学研究所
シンポジウム
2
社会経済研究所
シンポジウム
1
国際教育交流センター
シンポジウム
3
医学部附属病院
市民公開フォーラム、見学会
4
総合学術博物館
サイエンスカフェ@待兼山、博物館企画展、シンポジウム
12
全学教育推進機構
アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ、学際融合教育
FusiOn!!!!!!シリーズ
7
コミュニケーションデザイン・センター
知デリ、ワークショップ
5
グローバルコラボレーションセンター
GLOCOLセミナー、シンポジウム
7
サイバーメディアセンター
市民講座
2
免疫学フロンティア研究センター
サイエンスカフェ
2
産学連携本部
ワークショップ、アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
5
未来戦略機構
シンポジウム
2
適塾記念センター
適塾講座、適塾記念講演会
3
大型教育研究プロジェクト支援室
サイエンスカフェ
1
アートエリアB 1
ラボカフェ
67
学生部、学生団体
大阪大学夏まつり
1
学内その他
シンポジウム、講演会等
9
21世紀懐徳堂
学部・研究科
附置研究所
学外
11
66
3.広報・情報発信
> 3-5. 学内媒体掲載実績
3-5. 学内媒体掲載実績
21 世紀懐徳堂の活動告知や開催報告について、学内の媒体に次の内容で掲載された
(沢村 有生、中込 咲綾)
■『大阪大学 NewsLetter』
NO.70 2015 winter
大阪大学シンポジウム
告知記事
NO.71 2016 spring
大阪大学シンポジウム
報告記事
■ 大阪大学の今を紹介する情報誌『阪大 NOW』
2015 年 4 月号
Handai-Asahi 中之島塾(4∼6 月期)告知
(No.144)
アカデミクッキング vol.58, 59, 60 告知
2015 年 10 月号
大阪大学シンポジウム
告知記事
2016 年 1 月号
大阪大学シンポジウム
報告記事
(No.147)
大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
(No.146)
■ 大阪大学ホームページ
2015 年 7 月
第 46 回大阪大学公開講座
2015 年 11 月
大阪大学シンポジウム
告知
2015 年 12 月
大阪大学シンポジウム
報告記事
2015 年 4 月∼2016 年 3 月
2015 年 4 月
∼2016 年 3 月
受講生募集
告知
21 世紀懐徳堂の公開講座、催事のすべて
告知(セミナー/シンポジウム情報)
大阪大学シンポジウム、大阪大学公開講座、Handai-Asahi 中之島塾、大阪大学×大阪ガスアカデミク
ッキング、大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座、大阪・京都文化講座,植物探検隊@待兼山を訪ねて、
ラボカフェ,大阪大学 21 世紀懐徳堂 OSAKAN CAFÉ の紹介(トップページ「大阪大学公開教室」)
■ 全学ディスプレイシステム『O+PUS』
2015 年 11 月
みのお FM 「まちのラジオ 大阪大学社学連携」
2015 年 1 月
21 世紀懐徳堂スタジオ講習会
2015 年 2 月
みのお FM 「まちのラジオ 大阪大学社学連携」
課題
成果
大阪大学シンポジウムや 21 世紀懐徳堂主催イベント、定
期開講の公開講座について学内に周知することができた。
大阪大学 NewsLatter、阪大 NOW の掲載実績が昨年度よ
り減少している。今後は広報課などへの積極的な情報提供
を行う必要がある。
67
3.広報・情報発信
> 3-6. 学外媒体掲載実績(新聞、タウン誌、WEB など)
3-6. 学外媒体掲載実績
(新聞、タウン誌、WEB など)
21 世紀懐徳堂の活動告知や開催報告について、次の内容で掲載された。
(沢村 有生、中込 咲綾)
■新聞
朝日新聞
2015 年 5 月 21 日
2015 年 5 月 21 日
Handai-Asahi 中之島塾「フィクションの日本語とリアルな日本語」
Handai-Asahi 中之島塾「アルツハイマーは脳の糖尿病だった」「フ
告知広告(囲み)
告知広告(囲み)
ィクションの日本語とリアルな日本語」
2015 年 7 月 14 日
2015 年 7 月 24 日
Handai-Asahi 中之島塾「フィクションの日本語とリアルな日本語」
Handai-Asahi 中之島塾「歯なしにならない話∼歯周病治療の最前
告知記事(囲み)
告知広告(囲み)
線」
「翼のある大阪」「文学でたどる中之島の履歴書」
2015 年 8 月 4 日
Handai-Asahi 中之島塾「歯なしにならない話∼歯周病治療の最前
告知広告(囲み)
線」
2015 年 10 月 29 日
Handai-Asahi 中之島塾「唾液の希望とドライマウスに対する口腔ケ
告知広告(囲み)
ア」
「金銅仏きらきらし」
「自閉症スペクトラム症の視覚世界体験」
2015 年 11 月 12 日
大阪大学シンポジウム
告知記事
2015 年 11 月 19 日
Handai-Asahi 中之島塾「麦の酒の歴史と中之島界隈」「集団だとな
告知広告(囲み)
ぜ怠ける」「視覚再生を目指して」
2015 年 11 月 30 日
大阪大学シンポジウム
告知記事
2015 年 12 月 21 日
大阪大学シンポジウム
告知記事
2016 年 1 月 13 日
大阪大学シンポジウム
報告記事
2016 年 1 月 26 日
Handai-Asahi 中之島塾「視覚再生を目指して」
告知広告(囲み)
2016 年 2 月 18 日
Handai-Asahi 中之島塾「くずし字史料から読み解く江戸期の商家経
告知記事
営」
「大阪弁ぼちぼち講座」
2016 年 3 月 19 日
大阪・京都文化講座
告知記事
2016 年 3 月 24 日
ナレッジキャピタル広告(
「超」学校シリーズ参画機関として)
告知記事
2015 年 6 月 25 日
ナレッジキャピタル「超」学校シリーズ
特集記事
2015 年 12 月 11 日
大阪大学シンポジウム
告知記事
大阪日日新聞
2015 年 11 月 30 日
大阪大学シンポジウム
告知記事
日経新聞
2016 年 3 月 21 日
ナレッジキャピタル広告(
「超」学校シリーズ参画機関として)
告知記事
2015 年 12 月 1 日号
大阪大学シンポジウム
告知記事
2016 年 2 月 1 日号
OSAKAN CAFÉ vol. 7,8
告知記事
TOKK
2015 年 10 月 1 日
大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
告知記事
サンケイリビング
2015 年 9 月 26 日
第 14 回植物探検隊@春の待兼山を訪ねて
告知記事
2016 年 2 月 6 日
i-spot 講座
告知記事
2015 年 9 月 10 日
未知を楽しむ教養(大阪大学ドイツ文化研究会 60 周年記念事業)
告知記事
2016 年 2 月 1 日
OSAKAN CAFÉ 7
告知記事
産経新聞
■タウン情報紙、ミニコミ
月刊島民
ともも
68
■自治体広報誌
吹田市役所生涯学習課
2015 年 8 月∼11 月号
広報誌「学びの情報」
Handai-Asahi 中之島塾、大阪大学公開講座、大阪・京都文化講座、
21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
告知記事
告知
広報とよなか
2015 年 10 月号
大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
告知記事
とよなか音楽月間
2015 年 9 月
大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
告知記事
■WEB
JS 学びの学校
2015 年 7 月
i-spot 講座
告知記事
中之島スタイル
2015 年 11 月
大阪大学シンポジウム
告知記事
サイエンスポータル
2015 年 11 月∼12 月
『超』学校シリーズ「わたしの研究、今、ココです!」
告知記事
サンケイリビング WEB
2016 年 2 月 4 日
i-spot 講座
告知記事
シティライフ WEB
2015 年 4 月 14 日
第 13 回植物探検隊
告知記事
ほとんど 0 円大学
2015 年 5 月 17 日
アカデミクッキング「台所から世界を変える/食べる/考える」
取材記事
2015 年 7 月 29 日
「超」学校シリーズ「わたしの研究、今、ココです!」vol.2
取材記事
2015 年 11 月 6 日
第 14 回植物探検隊
取材記事
2016 年 1 月 6 日
大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
取材記事
69
3.広報・情報発信
> 3-7. プレスリリース
3-7. プレスリリース
一般公開講座やイベントの開催情報を、広報課を通じて記者クラブに発信した。
(中込 咲綾)
・対象/大阪科学・大学記者クラブ
・発信時期/随時
発信日
事業名とリリースタイトル
プレスリリースによる掲載実績
2015 年 8 月 29 日
●コズミックカレッジ∼in 関西「もうひとつの地球
<開講日>
へ、大冒険!」
8 月 29 日、8 月 30 日
■世界最大級のドキュメンターリーチャンネル「ディ
8 月 29 日 NHK ニュース
スカバリーチャンネル」と JAXA が共催で展開する親子
対象の事業。大阪大学からは理学系研究科寺田健太郎
教授による特別講演、月隕石の観察を実施
2015 年 11 月 16 日
●大阪大学シンポジウム「成熟する社会の生態系」
11 月 12 日朝日新聞
<開講日>
■中之島を舞台に社会の都市文化論をテーマとしたシ
11 月 30 日大阪日日新聞
12 月 20 日
ンポジウムを開催。
11 月 30 日朝日新聞
■第1部に美術家森村泰昌氏の講演、第2部に中之島
12 月 11 日産経新聞
の公共性を担う機関の代表者が集い語り会う。
12 月 21 日朝日新聞
課題
成果
2 件のイベント情報をマスコミ各社に発信し、両方のリ
リースが TV ニュースでの放送、新聞掲載につながった。
本年度プレスリリースを行ったイベントは 2 件のみであ
った。今後積極的に、リリースを発信しイベント情報をよ
り広く周知していきたい。
70
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
4-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
21 世紀懐徳堂は、自ら主催して開催する公開講座やイベント、ホームページなどによる情報発信を行うほか、各
部局等や研究者が取り組んでいる社学連携事業を支援し、学外からの社学連携に関する協力依頼が寄せられた時
に対応するという重要なミッションも担っている。スタジオなど会場提供のほか、部局等が開催する一般の方を
対象としたイベントにおける WEB での広報活動だけでなく、チラシ発送・配架並びにメールマガジン配信での広
報協力も行っている。
(土田 真弓)
・対象/学内外の社学連携に関する取り組み(会場提供に関しては授業も含む)
・支援申請方法/協力依頼申請書の提出
・「依頼申請書」様式は 21 世紀懐徳堂 HP からダウンロード可能
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/forinternal
※学内の方へ(社学連携事業支援の利用方法)参照
大阪大学シンポジウム(未来戦略支援事務室)
/「参加申込み WEB フォーム」の提供
第 10 回ゑびす男選び@阪大坂/広報協力
課題
成果
昨年度まで支援実績のなかった 5 部局等(環境・エネル
これまで支援を受けた団体からの依頼が多く、満足度が
ギー管理部、センター・オブ・イノベーション研究推進機
高いことがうかがえる。しかし支援依頼の内容は、チラシ
構、社会経済研究所、国際教育交流センター、卒業生室)
の学内配架や学外発送、メールマガジンによる配信等様々
から、新たに支援依頼があり、21 世紀懐徳堂の社学連携事
で、個別に対応する必要があるため、今後依頼がさらに増
業支援にますます広がりがでてきている。また、自治体や
加しても対応できる体制づくりを検討していくことが重要
企業等の学外組織からも依頼があり、これまで以上に学内
である。
外組織と連携した事業を推進していくことができた。
講師派遣について、その実績を管理・把握した件数は 0
件であったが、学外からの問い合わせや派遣依頼に対し、
講師を紹介した事例は 6 件あった。
71
講師派遣についても、さらに多くの依頼が受けられるよ
うアピールを行い、その派遣実績も管理、公表していく必
要があると考える。
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
2015 年度支援実績概要(詳細は次ページ以降)
会場提供
* 今年度新たに支援した部局等(単位:件)
名義使用
アルバイト
雇用経費支援
講師派遣
ポスター・チラシ発送、
配架、メルマガ等
文学研究科 15 8 8 経済学研究科 1 1 1 法学研究科 1 理学研究科 5 4 5 医学系研究科 1 1 医学部附属病院 1 1 歯学研究科 1 1 工学研究科 2 2 基礎工学研究科 1 1 1 国際公共政策研究科 2 1 情報科学研究科 11 産業科学研究所 1 2 1 2 コミュニケーションデザイン・センター 44 グローバルコラボレーションセンター 1 未来戦略支援事務室 1 1 全学教育推進機構 3 10 10 産学連携本部 2 2 免疫学フロンティア研究センター 2 2 教育学習支援センター 1 適塾記念センター 2 2 *環境・エネルギー管理部 2 大型教育研究プロジェクト支援室 1 1 1 *センター・オブ・イノベーション研究推進機構 1 1 *社会経済研究所 1 1 *国際教育交流センター 1 1 総合学術博物館 4 2 2 環境イノベーションデザインセンター 1 1 学術研究機構会議 1 1 1 男女共同参画推進オフィス 1 教育推進部 4 *卒業生室 1 2 2 学生団体 16 1 1 学外 5 6 6 計 112 57 0 7 56 (うち59件授業) 72
主催団体
№
開催日
行事名
所属
職名
氏名
第2劇場
会
場
提
供
名
義
使
用
1
2015.4.4
「春の演劇ワークショップ」
○
2
2015.4.7~ 豊中市
4.9
選挙管理委員会
大阪府議会議員選挙 投票所
○
3
2015.4.11
阪大殺陣部
「殺陣のための短編集」下見
○
4
2015.4.13
C SC D
教授
森栗
【授業】C S C D 科目「みち・まちづくり特論I」
○
5
2015.4.14
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
6
2015.4.15
文学研究科
教授
浜渦
【授業】一般公開セミナー「ひろば臨床哲学」
○
7
2015.4.16
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
8
2015.4.17
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
9
2015.4.21
~4.23
豊中市
選挙管理委員会
豊中市議会議員選挙 投票所
○
10
2015.4.24
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
11
2015.4.26
国際公共政策
教授
松野
ES S 英語劇
「ノートルダムの鐘」仕込
○
12
2015.4.27
C SC D
教授
森栗
【授業】C S C D 科目「みち・まちづくり特論I」
○
13
2015.4.28
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
14
2015.4.29
全学教育推進機構
准教授
中村
阪大殺陣部
「殺陣のための短編集」下見
○
15
2015.4.17
~7.29
文学研究科臨床哲学専門分野
教授
浜渦
ひろば 臨床哲学
○
協力
16
2015.4.1~
国際公共政策研究科
2016.3.31
教授
野村
グローバルリーダーシップ・プログラム
○
協力
17
2015.5.1
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
18
2015.5.1~
大阪大学(主担当:卒業生室)
5.2
第10回大阪大学ホームカミングデイ
○
情報科学研究科
卒業生室長 理
大竹
事・副学長
講
師
派
遣
雇
ア
用
ル
経
バ
費
イ
支
ト
援
メチ
報ル ラ
的 マシ
支 ガ配
援等架
広
○
○
協力
○
○
拠点長
審良
サイエンスカフェ オンザエッジ
○
協力
広報室長
吉田
大阪大学いちょう祭 産業産業科学研究所一般公開
○
協力
○
教授
松野
ES S 英語劇
「ノートルダムの鐘」公演
○
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
2015.5.7
経済学研究科
准教授
深尾
【授業】アジア環境マネジメント
○
2015.5.8
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
25
2015.5.11
C SC D
教授
森栗
【授業】C S C D 科目「みち・まちづくり特論I」
○
26
2015.5.12
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
27
2015.5.14
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
○
○
後援
○
○
協力
○
19
2015.5.2
20
2015.5.1~
産業科学研究所
5.2
免疫学フロンティア研究センター
21
2015.5.5~
国際公共政策
5.6
22
2015.5.7
23
24
28
2015.5.14
文学研究科
教授
永田
現代芸術を考える会
新入生歓迎公演「日本の大人」照明下見
29
2015.5.15
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
30
2015.5.19
大型教育研究
プロシ ゙ェクト支援室
統括
マ ネ ー シ ゙ャー
池田
競争的資金の公募情報についての説明会
○
31
2015.5.20
~5.25
文学研究科
教授
永田
現代芸術を考える会
新入生歓迎公演「日本の大人」
○
32
2015.5.26
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
33
2015.5.27
~5.29
産学連携本部 e-square
特任講師
濱田
新価値創造展 2015 in K ansai (第10回 中小企業総合展)
34
2015.5.28
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
35
2015.5.29
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
36
2015.5.29
総合学術博物館
助教
横田
W EB B IN G P R O JEC T
○
37
2015.5.30
文学研究科臨床哲学専門分野
「ケアの臨床哲学」研究会
教授
浜渦
公開シンポジウム「超高齢社会のなかで障がいを考える」
38
2015.6.3.
C SC D
センター長
三成
C S C D プレ・ラウンドテーブル
○
39
2015.6.4
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
40
2015.6.4~
全学教育推進機構
6.8
准教授
中村
阪大殺陣部
「殺陣のための短編集」公演
○
41
2015.6.9
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
42
2015.6.10
文学研究科
教授
浜渦
【授業】一般公開セミナー「ひろば臨床哲学」
○
73
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
主催団体
№
開催日
行事名
所属
職名
氏名
会
場
提
供
43
2015.6.11
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
44
2015.6.11
全学教育推進機構
准教授
松行
大阪大学ED G Eプログラム アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「スタートアップの創り方 ~弁護士が教える創業前後の法律上の留意点~」
45
2015.6.12
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
46
2015.6.18
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
47
2015.6.19
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
48
2015.6.23
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
49
2015.6.25
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
50
2015.6.26
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
51
2015.6.27
~
2016.3.31
文学研究科
教授
永田
平成26年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアー
ト・フェスティバル人材育成事業―〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭
Ⅲ
52
2015.7.1
文学研究科
教授
浜渦
【授業】一般公開セミナー「ひろば臨床哲学」
○
53
2015.7.2
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
54
2015.7.3
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
55
2016.7.3
公益社団法人日本易学連合会
理事長
奈良
名
義
使
用
メチ
報ル ラ
的 マシ
支 ガ配
援等架
広
○
協力
○
○
協力
○
シンポジウム「孫子の兵法を語る」
○
共催
○
56
2015.7.4
大阪大学夏まつり実行委員会
山本
大阪大学夏まつり
○
協力
57
2015.7.4
理学研究科
講師
長野
第16回 動物園前サイエンスカフェ
○
協力
58
2015.7.7
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
59
2015.7.8
C SC D
准教授
木ノ下
【授業】超域イノベーション・展開力
○
60
2015.7.9
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
61
2015.7.10
情報科学研究科
准教授
伊藤
【授業】基礎セミナー「映像表現入門」
○
62
2015.7.15
全学教育推進機構
准教授
松行
大阪大学ED G Eプログラム アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ
「EdT echビジネスを創る」
63
2015.7.16
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
64
2015.7.17
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】領域横断・演劇創作ゼミナール
○
65
2015.7.18
~8.1
適塾記念センター・適塾記念会
適塾記念セン
ター長
永田
第8回適塾講座「伝統と革新〜阪神地域と世界市場をつなぐ技術」
66
2015.7.19
アカペラサークル
Inspiritual V oices
67
2015.7.20
全学教育推進機構 企画開発部 大学院
准教授
横断教育部門
松行
学際融合教育社会人サロン (学際融合教育サロンFusiO n!!!!!! シリーズ 第2回)
68
2015.7.21
C SC D
准教授
本間
【授業】領域ゼミ コミュニケーションデザインのいろは
○
69
2015.7.23
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
松行
大阪大学ED G Eプログラム Entrepreneurship S peaker S eries
G lobal E ntrepreneurship: K ey principles in h ow to lead and build brands globally
Inspiritual V oices 演奏会 控室
准教授
雇
ア
用
ル
経
バ
費
イ
支
ト
援
○
2015年度委員
長
全学教育推進機構
講
師
派
遣
○
○
○
○
協力
○
○
協力
○
○
協力
○
○
協力
○
○
70
2015.7.23
71
2015.7.25
~7.26
産業科学研究所
准教授
古崎
W ordC am p K ansai2015
○
72
2015.7.29
文学研究科
教授
浜渦
【授業】一般公開セミナー「ひろば臨床哲学」
○
73
2015.8.2
理学研究科
講師
長野
第87回 中崎北天満サイエンスカフェ
○
協力
○
○
○
○
74
2015.8.4
工学研究科技術部
工学主監
藤谷
工学研究科技術部 第3回夏やすみおもしろ理科実験「電気をつくって確かめよう!」
○
協力
75
2015.8.5
基礎工学研究科
研究科長
河原
平成27年 大阪中学生サマー・セミナー「低温物理学の挑戦!- 超伝導と超流動-」
○
協力
76
2015.8.8
教育推進部
非常勤講師
尾池
【授業】教職科目「特別活動論」授業応用編
77
2015.8.9
経済学研究科松村ゼミ
准教授
松村
阪大坂流しそうめん
○
協力
○
○
○
○
○
78
2015.8.11
理学研究科 数学専攻
教授
髙橋
高校生のための公開講座「素数定理の証明にふれてみよう」
○
協力
79
2015.8.17
工学研究科 環境・エネ ル キ ゙ー 工学専攻
教授
村田
ひらめき☆ときめきサイエンス「ものづくり道場:放射線検出器を作ってみよう!」
○
協力
80
2015.8.17
~8.19
教育推進部
教育企画課
事務職員
南原
教員免許状更新講習会
81
2015.8.18
~8.20
大阪大学総合学術博物館
館長
橋爪
夏の小学生科学体験教室
○
協力
○
82
2015.8.19
社会経済研究所附属行動経済学研究
センター
教授
池田
大阪大学社会経済研究所・第12回行動経済学研究センターシンポジウム
○
協力
○
83
2015.8.19
~8.21
産業科学研究所 技術室
技術室長
田中
産業科学研究所ものづくり教室
○
協力
84
2015.8.24
~8.25
総合学術博物館
助教
横田
人形浄瑠璃衣装他の資料の調査整理作業
74
○
○
○
○
主催団体
№
開催日
行事名
所属
85
職名
氏名
会
場
提
供
2015.8.29
全学教育推進機構
教授
杉山
S EED S プログラム
86
2015.8.30
文学研究科臨床哲学専門分野
「ケアの臨床哲学」研究会
教授
浜渦
公開シンポジウム「超高齢社会のなかで地域包括ケアを問いなおす」
87
2015.9.11
男女共同参画推進オフィス
特任教授
工藤
平成27年度第1回男女共同参画セミナー
○
88
2015.9.16
環境・エネルギー管理部
副部長
下田
大学会館見学会
○
89
2015.9.16
C SC D
特任研究員
中谷
ワ ー クシ ョップテ ゙サ ゙イナ ー 育成プログラム の集団面接
○
90
2015.9.18
法学部
教授
三成
文部科研 研究成果総合シンポジウム
○
91
2015.9.21
環境経済政策学会・大阪大学環境イノ
特任教授
ベーションデザインセンター・吹田市
栗本
環境経済・政策学会設立20周年記念シンポジウム:『フューチャー・デザイン 』
92
2015.9.21~ アカペラサークル
9.22
Inspiritual V oices
93
2015.10.1
C SC D
特任講師
94
2015.10.1
C SC D
特任講師
95
名
義
使
用
講
師
派
遣
雇
ア
用
ル
経
バ
費
イ
支
ト
援
メチ
報ル ラ
的 マシ
支 ガ配
援等架
広
○
Inspiritual V oices 公開オーディション
○
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
蓮行
【授業】領域横断・演劇創作ゼミナール
○
助教
赤尾
『ディブック』刊行記念イベント
朗読劇及び講演会
○
2015.10.2
文学研究科
96
2015.10.3
アカペラサークル
Inspiritual V oices
Inspiritual V oices 公開オーディション
○
97
2015.10.8
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
98
2015.10.14
国際教育交流センター 伊藤研究室
准教授
伊藤
シンポジウム「出産リテラシーセミナーシリーズ:出産と明日の視点」
99
2015.10.15
○
協力
○
○
協力
○
○
協力
○
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
100 2015.10.18
理学研究科
講師
長野
第89回 中崎北天満サイエンスカフェ
101 2015.10.22
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
102 2015.10.24
豊中市
市長
淺利
豊中市文化芸術企画制作講座(全10回)
○
協力
○
103 2015.10.27
センター・オブ・イノベーション(C O I)研究
機構長
推進機構
上野山
第4回大阪大学C O Iシンポジウム「潜在力と脳」
○
協力
○
104 2015.10.28
環境・エネルギー管理部
副部長
下田
平成27年度省エネ大賞現地確認審査の為
○
105 2015.10.29
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
議長(核物理研
究センター長)
中野
大阪大学学術研究機構会議・ナレッジキャピタル主催 研究ときめき*カフェ
106
2015.10.29
大阪大学学術研究機構会議
~2016.1.21
2015.11.1~
107
映画研究部
11.3
まちかね祭における自主作成映画上映会
○
○
協力
○
共催
108 2015.11.4
池田
109 2015.11.5
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
教授
伊東
国際学術フォーラム「多文化社会の音楽学」関連行事
○
○
○
○
協力
○
○
協力
○
○
共催
○
○
協力
○
大阪大学大学院歯学研究科・歯学部附属病院第13回市民フォーラム
○
協力
○
野中古墳出土品重要文化財指定記念国際シンポジウム「百舌鳥・古市古墳群と古代日韓交流」
○
協力
○
○
協力
○
111 2015.11.7
大阪大学総合学術博物館
助教
横田
112 2015.11.7
全学教育推進機構
准教授
松行
大阪大学ED G Eプログラム
アイデア発想ワークショップ~センサークラウドで社会を変える~
岡本
中之島のっと(芸術文化魅力育成プロジェクト)
○
Inspiritual V oices ワークショップを含む交流イベント
○
115 2015.11.10
C SC D
特任講師
内野
【授業】世界観の歴史
○
116 2015.11.11
グローバルコラボレーションセンター
特任助教
安藤
U N H C R 難民映画祭作品「目を閉じれば、いつもそこに~故郷・私が愛したシリア~」上映会
○
産学連携本部
理事
吉川
大阪大学イノベーションフェア2015
118 2015.11.12
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
119 2015.11.12
文学研究科
教授
伊東
117
120
2015.11.11
~11.12
2015.11.13
~11.15
121 2015.11.14
122 2015.11.14
123
2015.11.17
~11.19
現代芸術を考える会
歯学研究科・歯学部附属病院
歯学研究科長
文学研究科考古学研究室
文学研究科教
授
天野
福永
豊中市
選挙管理委員会
○
○
協力
待兼山少年 最終章
伊達伸明×チチ松村(ゴンチチ)
芸術文化魅力育成プロジェクト実行委員 大阪府府民文
2015.11.7~
113
会(大阪府府民文化部、大阪市経済戦 化部都市魅力
11.8
略局)
創造局長
アカペラサークル
114 2015.11.8
Inspiritual V oices
○
○
大阪大学中之島サイエンスカフェ
「老化の原因だけじゃない。治療に役立つ活性酸素のはたらきとは」
2015.11.5~
文学研究科
11.7
○
○
大型教育研究プロジェクト支援室、アート統括マネー
エリアB 1
ジャー
110
○
○
芸術祭Ⅲ(12/5, 1 2/12)における撮影機材設定確認
○
現代芸術を考える会 P V 撮影
○
大阪府知事選挙 投票所
○
○
124 2015.11.26
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
2015.11.27
125
~12.4
全学教育推進機構大学院横断教育部
門
准教授
松行
最強のリベラルアーツとしての短歌
126 2015.11.28
教育推進部 学生・キャリア支援課
係長
小谷
全国七大学総合体育大会
75
○
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-1. 社学連携事業支援メニューおよび支援実績の概要
主催団体
№
開催日
行事名
所属
職名
氏名
会
場
提
供
名
義
使
用
講
師
派
遣
雇
ア
用
ル
経
バ
費
イ
支
ト
援
メチ
報ル ラ
的 マシ
支 ガ配
援等架
広
127 2015.11.28
文学研究科 比較文学研究室
准教授
橋本
日本比較文学会関西支部
第51回全国大会
○
協力
○
128 2015.11.29
医学系研究科附属ツインリサーチセン
ター
センター長・教
授
岩谷
「ふたごフェスティバル2015」
○
協力
○
129 2015.11.30
文学研究科
教授
伊東
芸術祭Ⅲ ワークショップ
○
130 2015.12.3
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
131 2015.12.5
文学研究科
教授
伊東
芸術祭Ⅲ ワークショップ
○
大阪大学(主担当:卒業生室)
卒業生室長 理
大竹
事・副学長
大阪大学の集い(東京)
○
協力
○
○
132 2015.12.5
133 2015.12.5
医学部付属病院
病院長
金倉
市民公開フォーラム
○
協力
134 2015.12.5
全学教育推進機構
准教授
松行
大阪大学ED G Eプログラム
学生×ベンチャー共創ワークショップ~ベンチャーを体感せよ~
○
協力
○
○
協力
○
E.S .S
ES S ドラマセクション冬公演
「A nnie」仕込み
136 2015.12.7
全学教育推進機構
准教授
松行
大阪大学ED G Eプログラム「テクノロジー分野でサラリーマン、海外駐在、創業、上場会社社長、外
資系社長を経験した立場から(アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ)」
137 2015.12.10
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
138 2015.12.12
文学研究科
教授
伊東
芸術祭Ⅲ ワークショップ
○
139 2015.12.14
適塾記念センター・適塾記念会
センター長
永田
平成27年度 大阪大学適塾記念講演会
○
協力
○
○
協力
○
135 2015.12.6
○
140 2015.12.16
全学教育推進機構
准教授
松行
大阪大学ED G Eプログラム
世界一の経済メディアを作り上げる(アントレプレナーシップ・スピーカーシリーズ)
141 2015.12.17
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
142 2015.12.18
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】領域横断・演劇創作ゼミナール
○
143 2015.12.19
文学研究科
准教授
中尾
能楽関連イベント
○
E.S .S ドラマセクション冬公演
「A nnie」公演
○
2015.12.22
144
~23
E.S .S
145 2016.1.7
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
146 2016.1.8
文学研究科
教授
永田
豊中市 永田先生「P O R T A L」鼎談
○
147 2016.1.8
豊中市
市長
淺利
豊中オリジナル演劇「P O R T A L」を語る
○
協力
148 2016.1.9
理学研究科
講師
長野
第18回 動物園前サイエンスカフェ
○
協力
149 2016.1.10
ゑびす男選び実行委員会
准教授
松村
第10回ゑびす男選び@阪大坂
○
協力
○
150 2016.1.13
現代芸術を考える会
現代芸術を考える会 3月実施分仕込み確認
○
151 2016.1.14
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
○
152 2016.1.15
ナカノシマ大学事務局(株式会社140B ) 代表取締役
中島
ナカノシマ大学1月講座「O T V 、誕生から終焉までの820日」
○
共催
○
153 2016.1.21
C SC D
特任講師
蓮行
【授業】パフォーミングアーツの世界
154 2016.1.22
免疫学フロンティア研究センター
拠点長・事務部
審良
門長
サイエンスカフェ オンザエッジ
○
協力
○
教授
平成27年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアー
ト・フェスティバル人材育成事業―〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭
Ⅲ 「伝統芸術の現代化 <受講生企画V ol. 2 >」展覧会
○
協力
○
大阪大学未来戦略支援事務室
大阪大学シンポジウム 共創に向けた新しい協奏のかたち
~オープン化が進む時代の「知」の役割 ~
○
協力
○
160 2016.3.6
文学研究科
教授
永田
平成27年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアー
ト・フェスティバル人材育成事業―〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭
Ⅲ クロージング・シンポジウム
○
協力
○
161 2016.3.2
文学研究科
准教授
中尾
○協力
○
155
2016.2.4~
2.7
文学研究科
永田
現代芸術を考える会
「ゲロリスツ」公演
○
157 2016.2.23
劇団六風館
劇団六風館 2 0期生卒業公演
「T H E B EE」下見
○
2016.2.26
~2.28
教育推進部
O UC AT
「C O M ED Y N IG H T at O U 」上演
○
159 2016.3.2
162
2016.3.3
~3.7
163
2016.3.13~
劇団六風館
3.20
高木
現代芸術を考える会
2016.3.22~
164
総合学術博物館
3.24
165
係長
助教
横田
2016.3.28~
劇団六風館
3.29
166 2016.3.30
全学教育推進機構
准教授
松行
第26回能楽フォーラム
○
現代芸術を考える会
劇団夜光鯨×阪大殺陣部「エンプティブルー」
○
劇団六風館 2 0期生卒業公演
「T H E B EE」公演
〇
人形浄瑠璃衣装他の資料の調査整理作業
〇
劇団六風館
4月公演分下見
〇
大阪大学ED G Eプログラム
シリコンバレーに学ぶ、大阪大学発グローバルイノベーション
76
○
○
2016.2.15~
156
現代芸術を考える会
2.21
158
○
○
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-2. アウトリーチ活動支援
4-2. アウトリーチ活動支援
教職員へのアウトリーチマインドの涵養と、アウトリーチ活動を活性化させるため、学内外への広報活動を継続
して行った。2014 年 12 月から実施している「教員基礎データへの代理入力」や 2015 年から運用を開始した「共
通様式アンケート」は着実にその実施件数を積み重ね、本学におけるアウトリーチ活動実績を目に見えるデータ
として蓄積してきた。本年度はさらに、その蓄積したデータを分析評価した報告書を作成し、学内外へ幅広く配
付した。
(土田 真弓)
■アウトリーチ活動報告書「大阪大学における社会貢献・アウトリーチ
活動の現状と成果∼大学と社会のよりよいつながりを目指して∼」を作成
2015 年から大阪大学で実施した各種社学連携イベントの参加者、スタッフ、
出演者向けのアンケート調査結果を蓄積し、そのデータを基に社学連携活動の
運営、広報、効果などを分析・評価した結果をまとめた報告書を作成した。
80 ページにて概観を紹介する。
■大阪大学アウトリーチ WEB
「大阪大学アウトリーチ WEB」は、アウトリーチ活動情報の
発信だけでなく、学内の教職員に対してはアウトリーチ活動
のノウハウや活動事例等を提供し、アウトリーチ活動の促進
につなげることをめざしている。
昨年度に引き続き、イベント、WEB・メディア、プレスリリ
ース等のコンテンツに情報を掲載した。
また、教員・研究者に対し、より魅力的で分かりやすいサイ
トとなるよう、一部ページのデザインリニューアルも行った。
支援メニューの充実をアピールしている
77
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
大阪大学アウトリーチ WEB
> 4-2. アウトリーチ活動支援
大阪大学アウトリーチ WEB
アクセス数
情報更新状況[件
数]
2015 年度
(2015.4.1∼2016.3.31 更新分)
全体
月平均
訪問者数
12,816
1,068
ユーザー数
10,487
873
ページビュー数
30,025
2,502
イ
ベ
ン
ト
・公開講座
51
・サイエンスカフェ
81
・シンポジウム
25
・研究施設公開
2
・その他
2014 年度
67
小
月平均
訪問者数
10,303
859
ユーザー数
8,475
706
ページビュー数
26,500
2,208
WEB
全体
・
メ
デ
ィ
ア
226
・出演
12
・出版
0
・受賞
0
・その他
0
小
プレスリリース
計
12
51
お知らせ
0
合
成果
計
計
289
課題
2014 年 12 月から実施してきた代理入力については、学
外への発信力向上という点のみならず、教員からの喜びの
今後の社学連携活動をさらに発展させるためには、引き
声も見受けられる等、学内の教員・研究者にとっても少な
続き代理入力やアンケート調査によるデータを蓄積・分析
からずメリットを感じてもらえていると自負する。
していくことが必須である。特にアンケート調査について
アウトリーチ活動報告書については、これからの大阪大学
は、そのデータの信頼性を高めるために、より多くの部局
における社学連携活動を一層効果的なものにするための多
等に共通様式のアンケート徴求に協力いただくことが理想
くの示唆を含む内容に仕上がった。
である。そのためには、各部局等の活動を把握したうえで、
積極的にメリットを説いてアンケート利用を呼び掛けるな
ど、地道な連携・協力体制の構築も必要となると考える。
78
■21 世紀懐徳堂を窓口とした大阪大学のアウトリーチ推進体制
□アウトリーチ研鑽チーム
[設置目的]
大阪大学におけるアウトリーチ活動の効果検証及び評価分析のための手法を確立するとともに、アウトリーチ活
動の評価(効率的かつ効果的な活動の実践検証評価を含む)を行う。
[構成員]
(所属部署等は発足当時)
永田 靖
副学長、21 世紀懐徳堂学主(文学研究科教授)
小川 哲生
広報・社学連携担当理事補佐(理学研究科教授)
三成 賢次
企画・評価担当理事補佐(コミュニケーションデザイン・センター長、法学研究科教授)
川端 亮
企画・評価担当理事補佐(人間科学研究科教授)
斉藤 貴浩
未来戦略機構准教授
伊藤 雄一
クリエイティブユニット准教授
木ノ下 智恵子
コミュニケーションデザイン・センター特任准教授(常勤)
岩崎 琢哉
大型教育研究プロジェクト支援室特任研究員(常勤)
□アウトリーチ支援チーム
[設置目的]
21 世紀懐徳堂及び全学のアウトリーチ活動と関連した6つの部局・部署から組織し、それぞれの組織が連携
を図り、アウトリーチ活動に関するPDCAサイクルを確立させる。
・大阪大学のアウトリーチ活動(研究成果公開活動)の推進をサポートする。
・アウトリーチに関する学内外のニーズを把握し、支援機能を強化する。
[構成員] (所属部署等は発足当時)
伊藤 雄一
クリエイティブユニット准教授
岩崎 琢哉
大型教育研究プロジェクト支援室特任研究員(常勤)
川人 よし恵
大型教育研究プロジェクト支援室特任研究員(常勤)
豊田 二郎
総合学術博物館准教授
木ノ下 智恵子
コミュニケーションデザイン・センター特任准教授(常勤)
内田 みや子
コミュニケーションデザイン・センター特任研究員
森川 優子
コミュニケーションデザイン・センター特任研究員
前田 健一郎
広報課主任
肥後 楽
21 世紀懐徳堂特任研究員
※2015.4∼
中込 咲綾
21 世紀懐徳堂特任研究員
※2015.8∼
徳野 光男
社学連携課長補佐
土田 真弓
社学連携課事務職員
※2015.4∼
79
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-2. アウトリーチ活動支援
アウトリーチ活動報告書概観
イベント時に回収した共通アンケートの結果について、
「参加者の年代」と「参加したきっかけ」や「満足度」と
「周囲への伝達・拡散欲求度」などをクロス集計分析することで、通常の集計で把握しうる傾向以上のものが見
え、今後のイベント開催時の課題とすべき点や引き続き重視すべき点などが明らかになった
アンケート中の自由記述回答については、テキストマイニング法を用いて、頻出語の分析や同時に使用されやす
い語句と語句を分析することによって、どのような改善・要望が多いか、どうすれば講義内容の理解度が向上す
るか等も読み取ることができた
80
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-3. 自治体・大学・企業等との連携
4-3. 自治体・大学・企業等との連携
21 世紀懐徳堂は、本学の社学連携事業の窓口として、自治体、大学、企業等と連携した社学連携事業を推進し
ている。ここでは、実際にどのような連携が行われたか概観する。個別の事業詳細については別項を参照。
(藤原 強)
・21 世紀懐徳堂が事業連携している自治体/大阪府、大阪市、吹田市、豊中市、能勢町、箕面市
[参考]大阪大学が包括協定を結んでいる自治体/尼崎市、池田市、茨木市、大阪市、堺市、吹田市、摂津市、
豊中市、能勢町、箕面市
・21 世紀懐徳堂が事業連携している大学等/大阪音楽大学、立命館大学、大学コンソーシアム大阪
[参考]21 世紀懐徳堂が連携協力覚書を結んでいる大学/大阪音楽大学
・21 世紀懐徳堂が事業連携している企業等/株式会社朝日カルチャーセンター、国立研究開発法人宇宙航空研
究開発機構、大阪ガス株式会社、一般財団法人懐徳堂記念会、京阪電気鉄道株式会社、NPO 法人ダンスボッ
クス、ディスカバリージャパン株式会社、一般社団法人ナレッジキャピタル
成果
課題
21 世紀懐徳堂が 2008 年 4 月に発足以来、周辺の連携先
大学にとって、新たな連携事業や連携・協力先を増やし、
等(自治体、大学、企業など)と個別の事業毎に多様な連
多様な社学連携事業を展開していくことは望ましいことで
携・協力関係を築き、本学と地域・社会をつなぐ役割を担
あるが、人員配置、予算など厳しい状況での対応には限界
う 21 世紀懐徳堂として、適切な事業運営が行われている。
があり、更に事業展開を広げていくことは困難と思われる。
それぞれの連携事業は、連携先等により目的や企画内容、
しかし、今後、自治体等と新たな連携・協力を進めてい
役割分担も異なるが、従来から連携している事業について
く可能性もあるため、事業毎の目的に対する効果なども勘
は大学と連携先等で意見交換を重ねるごとに、より良いも
案した運営や効率化を進めることにより、できる限りの余
のに仕上がっている。また、これまでにない学生と地域を
力を生み出し、新たな連携・協力先との事業を進めていく
結ぶ連携事業も動き始め、21 世紀懐徳堂単独では実現でき
ことが求められている。また、予算面の厳しい状況をクリ
ない事業が自治体、地域住民、学生及び教員と協同で展開
アするため、他大学、他機関等と共同で事業を運営するこ
し始めたことは成果である。
とや外部資金の獲得も検討しなければならない。
浄瑠璃の里
能勢浄瑠璃公演「観劇ツアー」
「期日前投票所」の設置
ディスカバリーキッズ科学実験館
∼コズミックカレッジ 2015 in 関西
81
4. 学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-3. 自治体・大学・企業等との連携
自治体との連携事業等一覧<2015 年度実績>
主な事業名等
自治体名等(担当部署)
概要等
大阪府
(府民文化部)
大阪市
中之島のっと(芸術文化魅力育成プロジェ
クト)(新規)
・ 大阪の将来に向け、大阪府と大阪市が共同で取り組む新たな文化事業に共催
し、停滞する大阪の文化振興に対し、大学として積極的に取り組む姿勢を示し、
新たな文化交流の機会を提供した。
大阪大学 21 世紀懐徳堂 i-spot 講座
・ 2008 年 10 月にスタートし、年 2 期・各 6 講座を開講。
・ 文系・理系多彩な講座ラインナップで好評の人気講座に成長し、12 講座を提
供した。
(経済戦略局)
大阪市
(都市計画局)
吹田市
(人権文化部文化のまちづくり室)
(まち産業活性部地域自治推進室)
・ 吹田市と 5 大学・1機関が連携した事業の実施を目的に結成された。
吹田市・大学・研究機関連携協議会
・ 2015 年度は協議の実績はないが、吹田市の関連部署からの事業等への協力依
(大阪大学、関西大学、大阪学院大学、千
頼(吹田市関係委員会への委員推薦など)に対し、専門的な知識を有した教員
里金蘭大学、国立民族学博物館及び吹田市)
を推薦するなど協力した。
・ 「アジェンダ21すいた」の会員として、吹田市域の市民、事業者、行政が共
同で策定した「アジェンダ21すいた計画」を実践し、子孫が豊かに暮らし続
けることができる持続可能な社会の実現に向け、引き続き連携協力を行った。
・ チラシ、ポスター等の学内掲示協力など
(まち産業活性部 地域経済振興室)
アジェンダ21すいた計画
(総務部市長室広報課)
(環境部地球環境室)
ほか
Inforest すいた との連携事業
(新規)
・ 2015 年 11 月に万博記念公園南側に開業した大型複合施設「エキスポシティ」
内に設置された「Inforest すいた」と連携協力を行った。
・ 本学のイベント情報の発信を行うなど、今後、資料の展示のほか、連携事業を
展開する予定
大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
・ 2011 年 11 月 1 日「大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪音楽大学連携支援センター
及び豊中市による連携協力事業の実施に関する覚書」締結。三者が「文化、教
育等のさまざまな分野において、人的交流および知的・物的資源の相互活用そ
の他の連携協力事業を進めることにより、それぞれの活動の充実を図るととも
に、地域社会の持続的な発展に資すること」を目的として企画を開始した。
・ 第 7 回「境界面上の音楽会 箏と光の競演」
・ 2015 年 11 月 23 日(月・祝)、大阪大学会館講堂
選挙啓発に係る大阪大学と豊中市との連携
事業
(新規)
・ 「期日前投票所」の設置
若年層(本学学生)への選挙参加へのきっかけを作り、投票への関心を高め、
各種選挙の投票率向上に繋げ、また、本学関係者の投票についての利便性向上
による投票率向上のため、豊中キャンパスに豊中市選挙管理委員会管轄の「期
日前投票所」の設置を認めることとした。(2014 年 11 月 17 日承認)
・ 2015 年 4 月 8 日(水)∼9 日(木)【大阪府議会選挙】
・ 2015 年 4 月 22 日(木)∼23 日(金)【豊中市議会選挙】
・ 2015 年 11 月 18 日(水)∼19 日(木)【大阪府知事選挙】
・ 「選挙はじめまして」プレイベント講演会
・ 2015 年 10 月 12 日(月・祝)、大阪大学会館アセンブリーホール
豊中市
(豊中市教育委員会)
(人権文化部文化芸術室)
(教育委員会事務局)
(選挙管理委員会)
豊中市文化芸術企画制作講座
能勢町
(能勢町観光文化課)
浄瑠璃の里
(新規)
能勢浄瑠璃公演「観劇ツアー」
(健康福祉部健康増進課)
箕面市・箕面市教育委員会
(人権文化部)
ž 2012 年にスタートし、今年度は開催の後援を行った
ž 2015 年 10 月 18 日(日)∼2016 年 2 月 18 日(木)に 7 講座を提供
・ 能勢町が毎年 9 月の夕刻に野外で開催している「浄瑠璃の里 能勢浄瑠璃公
演」に本学の外国人留学生を中心に招待。地域芸能を媒体にした観光振興及び
国際交流を展開
・ 2015 年 9 月 12 日(土)(能勢町浄るりシアター)
食育に関する住民意識調査
(新規)
・ 能勢町、大阪府池田保健所、本学の教員及び学生が連携し、能勢町食育推進に
関する住民意識調査の実施に向け検討を始めた。
みのおエフエム「まちのラジオ(大阪大学
社学連携事業)」
・ 2010 年 4 月にスタートした、大阪大学社学連携事業の紹介番組
・毎月 1 回の放送で 21 世紀懐徳堂がコーディネートし
た本学の教職員・学生がゲスト出演する。
・ 2015 年度は 12 回を放送
学生と地域住民等との協働・協創促進事業
・ 箕面市との連携企画「オクトーバーフェストみのお」(第4回)。
・ 2015 年 10 月 3 日(土)、4 日(日) みのお Q's mall ふれあいパーク
(生涯学習部)
(教育委員会事務局)
・ 2014 年 2 月にスタートした大阪大学大学院言語文化研究科・外国語学部及び
箕面市教育委員会で行う生涯学習の事業
・ 今年度のテーマ「世界の文化を知ろう!∼学生たちが見た 『生きた』 学び∼」
に共催し、計 4 講座開講。
大阪大学・箕面市連携協力講座(共催事業)
・ 2016 年 1 月 31 日(日):インドネシア(箕面市立みのお市民活動センター)
・ 2016 年 2 月 7 日(日):スウェーデン・デンマーク(
〃
)
・ 2016 年 2 月 11 日(祝):イタリア(箕面キャンパスB棟プレゼンテーションルーム)
・ 2016 年 2 月 20 日(土):台湾(
〃
)
82
大学等との連携事業等の一覧
大学名等(担当部署)
主な事業名等
概要等
大阪音楽大学
(連携支援センター)
大阪大学・大阪音楽大学ジョイント企画
大学コンソーシアム大阪
・ 2011 年 11 月 1 日に締結した「大阪大学 21 世紀懐徳堂、大阪音楽大学連携支
援センター及び豊中市による連携協力事業の実施に関する覚書」に基づき、音
楽関連イベントを共同で実施している。
・ 第 7 回「境界面上の音楽会 箏と光の競演」
・ 2015 年 11 月 23 日(月・祝)、大阪大学会館講堂
ž 大阪中学生サマー・セミナー推進協議会(大学コンソーシアム大阪、南大阪地
域大学コンソーシアム、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、堺市教育委員
会)が主催
ž 中学生向けの講義や体験型講座に、本学から基礎工学研究科(2 講座)、総合
学術博物館(1 講座)、コミュニケーションデザイン・センター(1 講座)か
ら計 4 講座を提供
大阪中学生サマー・セミナー
立命館大学
(立命館大阪オフィス)
・ 2009 年 10 月にスタートし、年 2 期・各 8 講座(阪大 4 講座、立命大 4 講座)
開講している。
・ 毎期、歴史、文化、文学、地理学等の共通テーマを設定し、2 大学の多様な専
門分野の研究者が講義を展開。
大阪・京都文化講座
企業等との連携事業等の一覧
企業名等
主な事業名等
概要等
株式会社朝日カルチャーセンター
Handai-Asahi 中之島塾
・ 2004 年 10 月、中之島センター誕生を機に立ち上げられ、以来ほぼ毎月開講
している公開講座
・ 医学・薬学・言語学を中心に、個性豊かな講師陣が出講し、リピーター受講も
多く、21 回開講
大阪大学×大阪ガス
「アカデミクッキング」
・2010 年 10 月にスタートした公開講座。
・
「専門分野の講義」とそれにちなんだ「料理実習・試食」を組み合わせた新しい
スタイルが好評を博しており、メディアからも注目されている。
・ 4 回開講
公開講座への協力
・大阪大学の精神的な源流である懐徳堂を顕彰する財団法人懐徳堂記念会が開催
する各種公開講座への協力を行った。
ラボカフェ
・京阪「なにわ橋駅」地下 1 階コンコースのアートエリア B1 を会場に、毎月複
数回開かれている対話プログラム。主催はアートエリア B1(大阪大学+NPO
法人ダンスボックス+京阪電気鉄道株式会社)、共催は 21 世紀懐徳堂で、2010
年からプログラムの学内公募を実施し、今年度は3件の応募があった。
ディスカバリーキッズ科学実験館∼コズ
ミックカレッジ 2015 in 関西∼
『もうひとつの地球へ、大冒険!』
(新規)
・ 世界最大級のドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」と国
立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共催で展開している、親子で
楽しめる宇宙科学イベントに協賛した。大阪大学では、大阪大学理学研究科宇
宙地球科学専攻の寺田健太郎教授による特別講演や、月から飛んできた石(月
隕石)の観察を実施した。
・ 2015 年 8 月 29 日(土)、30 日(日)法経 5 番講義室
大阪ガス株式会社
財団法人懐徳堂記念会
京阪電気鉄道株式会社
ディスカバリージャパン株式会社、
国立研究開発法人宇宙航空研究開
発機構
一般財団法人ナレッジキャピタル
・ 大阪大学とナレッジキャピタルが、研究の発想やプロセスを学び対話する本学
教員と市民との交流事業を開催することとなり、その中の事業の一つとして、
大阪大学学術研究機構会議及びナレッジキャピタルが行う『研究ときめき*カ
フェ 「考える」を考える学校』に共催
・ 計 5 講座開講。(グランフロント大阪ナレッジキャピタル)
ナレッジキャピタル「超」学校シリーズ
大阪大学×ナレッジキャピタル
83
・ ナレッジキャピタルが行う研究の発想やプロセスを学び対話する本学教員と
市民との交流事業を開催することとなり、その中の事業の一つとして、「わた
しの研究、今、ココです!」、「MOUICHIDO 自分進化論」を実施。
・ 2014 年 11 月にスタート 毎月1回(グランフロント大阪ナレッジキャピタ
ル)
・ 8 講座開講
4.学内外との連携による社学連携事業推進
> 4-4. 卒業生との連携
4-4. 卒業生との連携
卒業生の参画・共同による社学連携事業のあり方を模索し、卒業生との連携を強化するためのパイロット事業
として、大阪大学ドイツ文化研究会の OB が主宰する 60 周年記念事業を 21 世紀懐徳堂が共に企画し、協力の位
置付けで全 4 回の記念公開講座について会場提供・広報協力を行った。
(肥後 楽)
・対象/一般・学生
・定員/各講座 100 名
・会場/大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島 4-3-53)
・参加者/4 講座合計 244 名
・参加費/無料
・主催/大阪大学ドイツ文化研究会 60 周年事業実行委員会
・協力/大阪大学 21 世紀懐徳堂
第1回
実施日:9/26(土)14:00∼15:30
「未知を楽しむ教養̶人体から宇宙まで」
受講者数:76 名(申込者数 100 名)
第2回
「地球を駆ける教養̶国際ビジネスの現場から」
第3回
「現代を生きぬく教養̶生きづらさを乗り越える」
第4回
「異分野交流を楽しむー阪大独研卒業生からの提言」
実施日:10/31(土)14:00∼16:30
受講者数:62 名(申込者数 86 名)
実施日:11/7(土)14:00∼15:30
受講者数:66 名(申込者数 100 名)
実施日:12/23(水・祝)14:00∼16:00
受講者数:40 名(申込者数 41 名)
成果
各講座において多数の一般参加者を集め、本学卒業
生が卒業後も大学とのつながりを保ちつつ各方面で活
躍している姿を印象づけた。また、特に第 2 回講座に
は多数の現役の大阪大学学生が参加し、卒業生と現役
学生の交流・議論の場となった。
第 4 回「異分野交流を楽しむー阪大独研卒業生からの提言」
84
4. 学内外との連携による社学連携事業推進 > 4-5. 社学連携関連授業
4-5. 社学連携関連授業
本学で開講されている学生向けの授業の中には、社会連携の内容を含むものがあり、授業を通じて 21 世紀懐徳堂
の活動と連携を図っているものがいくつかある。また、社学連携の施設である 21 世紀懐徳堂スタジオ・ギャラリ
ーは、社学連携要素を含む授業の教室としても利用されている。
(鄭 浩世)
[2015 年度に 21 世紀懐徳堂協力のもと行われた、社学連携関連授業一覧]
授業科目
分類
担当教員
コミュニケーション
蓮行特任講師他(コミュニケーシ
デザイン科目
ョンデザイン・センター)
コミュニケーションデザインの
コミュニケーション
本間直樹准教授他(コミュニケー
いろは
デザイン科目
ションデザイン・センター)
高度副プログラム
蓮行特任講師(コミュニケーショ
科目
ンデザイン・センター)
コミュニケーション
森栗茂一教授(コミュニケーショ
デザイン科目
ンデザイン・センター)
パフォーミングアーツの世界
領域横断・演劇創造ゼミナール
みち・まちづくり特論 I
超域イノベーション・展開力
世界観の歴史
映像表現入門
参加型プログラム
ーションデザイン・センター)
コミュニケーション
内野花特任講師(コミュニケーシ
デザイン科目
ョンデザイン・センター)
共通教育科目:基礎
セミナー
ひろば臨床哲学
一般公開セミナー
「特別活動論」授業応用編
教職課程科目
アジア環境マネジメント
木ノ下智恵子准教授(コミュニケ
科目
協力内容
会場提供(27回)
会場提供(8回)
会場提供(2回)
会場提供(3回)
会場提供(1回)
会場提供(1回)
伊藤雄一准教授(情報科学研究科) 会場提供(11回)
浜渦辰二教授(文学研究科)
尾池良一非常勤講師(全学教育推
進機構)
高度副プログラム
21 世紀懐徳堂の
会場提供(4回)
広報
会場提供(1回)
深尾葉子准教授(授経済学研究科) 会場提供(1回)
成果
課題
授業を通じて、本学の学生が社学連携活動に参画する場
21 世紀懐徳堂と連携している授業は、どうしても豊中キ
を提供している。これは、市民の方に本学への親しみを感
ャンパスで開講される一部のものに偏ってしまう。社学連
じてもらえる効果が期待できるとともに、学生にとっても、
携事業の輪をより一層広げるためには、21 世紀懐徳堂のス
実践活動を通じて大きな学びを得る機会として有効である。
タジオおよびギャラリー施設について学内に周知し、多様
な社学連携関連授業の会場として活用されるように促す必
要がある。
85
5.活動スペースの運営 > 5-1. 活動スペースの概要
5-1. 活動スペースの概要
21 世紀懐徳堂は、大阪大学会館 1F に、演劇を始めとするパフォーマンスやトークイベントなどに利用可能な多
目的なスタジオ(「楽屋」付き)および、展示やミーティングに利用できるギャラリー(事務オフィス併設)とい
う独自のスペースを持ち、主催事業の会場として利用する他、部局等が主催する社学連携事業や社学連携関連の
授業の会場として提供している。
(土田 真弓)
[仕様]
●21 世紀懐徳堂スタジオ
・面積/165 ㎡(縦 18.2m×横 9.1m)
・壁・天井/黒色、天井に照明吊用バトンをグリッド配置
・床/木製フローリング仕上げ(イベント内容により、リノリウム、パンチカーペットを敷くことが可能)
、平台
設置により階段状客席の設置も可
・設備/
設置済=天井吊りプロジェクター、電動式スクリーン、天井蛍光灯、インターネット有線 LAN コンセント(グ
ローバル)、ODINS 無線 LAN あり
客席用=演台1、イス(メモ台付き)80 脚
音響関係=調整卓・アンプ、DVD デッキ、マイク(ワイヤレス 4 本)、スピーカー類
照明関係=調光卓、スイッチボックス、調光ユニット、灯体(フレネルライト、凸ライト、PAR ライト、LED
ライト)、スモークマシン、その他機材類
舞台用=平台・馬足・箱馬、ダンス用リノリウム、パンチカーペット
●楽屋
・面積/83 ㎡(ホール備品収納スペース兼用)
・設備/化粧前(洗面台・鏡・テーブル・椅子付)2、コート用ロッカー2 台、折り畳みテーブル・椅子、ソファ
ー、テレビ 1、簡易畳、ホワイトボード 2 台(その他:*移動式パーティション 20 台 *CSCD 備品)
●ギャラリー
・面積/50 ㎡
・設備/可動式テーブル 12 台、椅子 14 席、テレビ(52 型)
、ブルーレイ、DVD デッキ、
パソコン(Win、Mac
各1台
※インターネット接続)
※テーブル・椅子は全て移動・組み合わせ可能
※ギャラリーには、カウンターをはさんで事務オフィスが併設されている
スタジオ
楽屋
86
5.活動スペースの運営
> 5-2. 活動スペースの利用実績
5-2. 活動スペースの利用実績
21 世紀懐徳堂の主催事業、協力事業等の会場、21 世紀懐徳堂協力授業の教室として利用された。また、本年度は
社学連携事業以外のイベントや学生団体のイベント開催場所としても大いに利用された。今年度のスタジオ、楽
屋およびギャラリーの利用状況をふりかえる。
(鄭 浩世)
[利用実績の概要](2015 年 4 月∼2016 年 3 月)
・活動スペース全体の利用人数(イベント時の合計)/4,977 名
・ギャラリー利用人数(通常時+イベント時の合計)/1,836 名
・スタジオ稼働率/月平均 39.3%(授業を含めると 57.9%)
・社学連携事業に関する使用件数/スタジオ 18 件、楽屋 16 件、ギャラリー5 件
・授業に関する使用回数/計 59 回(スタジオ&楽屋 58 回、ギャラリー1 回)
スタジオ利用風景/『ディブック』刊行記念イベント
スタジオ利用風景/OUCAT
朗読劇及び講演会
「COMEDY NIGHT at OU」リハーサル
成果
課題
2015 年度は、各種社学連携関連事業及び他イベント・授
業等の活動拠点として大いに利用された。
社学連携活動の中で、スタジオ・楽屋の有効利用を図る
ため、教員・部局への学内アウトリーチイベントをいかに
21 世紀懐徳堂の主催事業としては、「植物探検隊」のレ
クチャーを開催。また 4 月には大阪府議会議員選、豊中市
広く誘致していくか、再度検討する必要がある。
また本年度は、学生が主体となる使用日数が前年比 250%
議会議員選、11 月には大阪府知事選の「期日前・不在者投
の 58 日に及んだ。これは今後も増加する見込みである為、
票会場」としてスタジオを提供、学生の投票意識向上に貢
特に夜間、土日利用に際し、安全かつ効率よく充実した利
献した。
用ができるような指導の徹底が不可欠である。
また、芸術祭、WEBBING PROJECT、国際学術フォーラム
また、教員申込による「Word Camp Kansai2015」といっ
「多文化社会の音楽学」、能楽フォーラムなど、昨年度以上
た有償貸付イベントでの利用もある為、金額規定等も含め
に、年間を通し多岐にわたるイベント会場として利用され、
た施設案内、使用細則等の整備は急務である。
昨年比約 209%の総計 4,977 名が使用した。
ギャラリーは、主に内部スタッフの打合せに、楽屋は授
業やイベント時の控え室として有効に利用されている。
87
5.活動スペースの運営
> 5-2. 活動スペースの利用実績
活動スペース利用人数内訳(スタジオ+ギャラリー+楽屋/イベント時)
利用人数
教職員
学生
学外者
総数
4月
10
28
783
821
5月
38
203
161
402
6月
52
120
75
247
7月
0
20
106
126
8月
10
5
66
81
9月
76
112
88
276
10 月
27
134
111
272
11 月
25
314
698
1,037
12 月
2
82
56
140
1月
1
20
36
57
2月
5
335
234
574
3月
8
433
503
944
合計
254
1,806
2,917
4,977
ギャラリー利用人数内訳(通常時+イベント時の合計)(2015.4.1∼2016.3.31)
午前(9:00∼13:00)
午後(13:00 以降)
合計
教
員
学
生
大
学
関
係
者
学
外
者
総
数
教
員
学
生
大
学
関
係
者
学
外
者
総
数
教
員
学
生
大
学
関
係
者
学
外
者
総
数
4月
16
11
43
17
87
10
9
35
18
72
26
20
78
35
159
5月
9
8
42
14
73
10
7
34
13
64
19
15
76
27
137
6月
9
9
45
16
79
11
9
28
9
57
20
18
73
25
136
7月
8
3
42
7
60
8
6
35
7
56
16
10
77
14
117
8月
7
6
41
6
60
2
5
57
4
68
9
11
98
10
128
9月
15
4
46
13
78
11
5
40
28
84
26
9
86
41
162
10 月
10
1
40
14
65
26
6
83
26
141
36
7
123
40
206
11 月
13
2
51
26
92
14
6
51
41
112
27
8
102
67
204
12 月
16
5
35
5
61
15
2
42
12
71
31
7
77
17
132
1月
8
2
35
5
50
9
8
22
13
52
17
10
57
18
102
2月
8
6
46
21
81
22
4
35
25
86
30
10
81
46
167
3月
9
5
73
14
101
14
4
55
12
85
23
9
128
26
186
合計
128
62
539
158
887
152
71
517
208
948
280
134
88
1,056 366
1,836
2015 年度スタジオ稼働率
※1
※2
稼働可能日数※1
利用日数(土日含む)
稼働率(%)
(a)
( )は授業を含んだ日数
(b)
( )は授業を含んだ数字
(b)/(a)
4月
27
12(20)
44.4(74.1)
5月
28
16(24)
57.1(85.7)
6月
28
8(18)
28.6(64.3)
7月
29
5(19)
17.2(65.5)
8月
29
6( 7)
20.7(24.1)
9月
25
7( 7)
28.0(28.0)
10 月
29
8(14)
27.6(48.3)
11 月
28
23(27)
82.1(96.4)
※2
12 月 ※2
23
6(11)
26.1(47.8)
1 月 ※2
21
3( 6)
14.3(28.6)
2 月 ※2
27
14(15)
51.9(55.6)
3 月 ※2
29
19(19)
65.5(65.5)
年間計
323
127(187)
月平均
26.8
10.6(15.6)
大学会館の稼働日数をスタジオの稼働可能日数とした。
11、12 月:計画停電日あり。 1、2、3 月:入学試験日あり。
39.3(57.9)
3 月:ワックス日あり
2015 年度授業に関する活動スペース使用回数
使用場所
使用回数
授業名
楽屋
CSCD 蓮行特任講師 / パフォーミングアーツの世界
●
●
CSCD 本間准教授 / 領域ゼミ(コミュニケーションデザインのいろは)
●
CSCD 蓮行特任講師 / 領域横断・演劇創作ゼミナール
●
●
2
CSCD 内野特任講師 / 世界観の歴史
●
●
1
CSCD 森栗教授 / まち・みちづくり特論Ⅰ
●
●
3
CSCD 木ノ下特任准教授 / 超域展開力・アート/キュレーション
●
●
1
経済学研究科
浜渦教授 / ひろば臨床哲学
深尾教授 / アジア環境マネジメント
人間科学研究科 西森准教授 / 「特別活動論」授業応用編(尾池非常勤講師)
●
89
●
11
●
●
4
●
●
1
●
●
1
58
合計
27
8
情報科学研究科 伊藤准教授 / 基礎セミナー「映像表現入門」
文学研究科
ギャラリー
(回)
スタジオ
1
59
5.活動スペースの運営
> 5-2. 活動スペースの利用実績
2015 年度社学連携等に関する活動スペース使用回数
90
≪ハンダイ映像祭≫
2010 年度の CSCD 授業科目の中で、学生の地域連携コーデ
ィネータ育成を目的とし、初めて企画・実施され、2013 年
度以降は、単独の社学連携事業として開催されている。
当初より 2014 年度までは、一貫して 21 世紀懐徳堂が広報
活動・経費負担・物品貸与等のバックアップを行った。
本年度は、立上から実務・運営に至るまでを学生が主体と
なり実施、21 世紀懐徳堂は開催会場としてスタジオを提供
した。
(応募作品 11 点)
2015 年
ハンダイ映像祭チラシ
≪学生団体による使用状況≫
本年度、学生が利用主体となるイベントは 58 日あり、現
状復帰の点では概ね良好であった。が、特定の演劇団体に
対しては、毎回異なる理由で繰り返し厳重注意を行った。
原因としては、メンバーが公演ごとに複数の所属団体から
再編成される為、使用責任に対する意識が希薄になること
が理由として考えられる。
今後は、団体代表者だけでなく使用者全員に直接、口頭で
注意喚起を行う等、より一層の指導を重ね、学生の意識向
上を図っていきたい。
そして学生が外部に向けて発信する課外活動の場として、
今後も空きがある場合にはスタジオを会場提供したい。
スタジオ利用風景/E.S.S(優良団体)
「ANNIE」リハーサル
≪スタジオ講習会≫
昨年度に引き続き、本年度も 6・10・2 月の 3 回、講習会
を開催し、直前の自習時間も併せ 7 団体を含む合計 27 名
にレクチャーを行った。
前半は、スタジオ利用に関する説明と音響系統関連の案
内、そして脚立使用ポイントについて解説した。
後半は、受講者が単独で調光卓を操作出来るようになるま
で繰り返しプロ講師による手ほどきがなされた。
使用者の安全意識向上と機材等の適正利用の徹底を図る
為今後も継続して開催する予定である。
スタジオ利用風景/スタジオ機材使用講習会
調光卓・照明機材レクチャー
※寄せられた学生の感想
・今回の講習会の前半、とても為になったのですが、借り方や清掃の話などは舞台監督や部長、座長など
他の人も聞きたい話だと思います。
・この会が、照明講習会というよりは懐徳堂スタジオ説明会として、いろいろな人が懐徳堂スタジオにつ
いて説明を受けられる機会となったら更に良いと思います。
・昨日の講習会に参加させていただき、懐徳堂の規約や設備について詳細にお尋ねすることができて得る
ものがたくさんありました。
・照明に詳しい人だけでなく、私のような舞台監督関係の人や団体の代表も是非参加するべきだと思いま
した。
91
6.組織の概要
> 6-1. 運営体制
6-1. 運営体制
21 世紀懐徳堂の運営は、これまで 21 世紀懐徳堂運営委員会の審議を経て、担当理事、学主及び広報・社学連携
主担当の理事補佐のもとで業務運営を行っていたが、9 月に大学執行部の運営体制に変更があり、社学連携を担当
する理事のもとに男女共同参画・社学連携室が置かれ、室会議、運営委員会、スタッフ会議の 3 段階の検討の場
で業務運営を行うこととなった。なお、21 世紀懐徳堂の主催事業の一部については、これまで通り、兼任教員の
指導、助言及び招へい研究員の支援を受けて実施している。また、21 世紀懐徳堂の事務は広報・社学連携オフィ
ス社学連携課が所掌している。
(徳野 光男)
[運営体制]
● 男女共同参画・社学連携室
男女共同参画・社学連携に係る将来構想、中期目標・中期計画及び年度計画、組織又は施設の運営に関する事
項、及び推進に関する事項等を審議
・構成員/男女共同参画・社学連携室長(理事のうちから総長が指名)
総長が指名する本学の教授 6 名(原則として部局長を除く。)、21 世紀懐徳堂学主、広報・社学連携
オフィス社学連携課長、総務企画部多様な人材活用推進支援室長、総長が特に必要と認めた者
・開催頻度/月 2 回
・任
期/職名指定の者以外は 1 年を超えない範囲内で総長がその都度定める
● 21 世紀懐徳堂運営委員会
運営及業務の実施に関する必要事項を審議
・構成員/学主、総合学術博物館長、コミュニケーションデザイン・センター長、グローバルコラボレーショ
ンセンター長、全学教育推進機構長、中之島センター長、教育推進部長、その他委員会が必要と認
めた者
・開催頻度/年 2 回程度(6 月 22 日及び 3 月 23 日)
・任
期/職名指定の者以外は 2 年
● 21 世紀懐徳堂企画会議
21 世紀懐徳堂の事業企画検討
・構成員/運営委員会委員長、運営委員会副委員長、学主が推薦する教員若干名、21 世紀懐徳堂スタッフ
・開催頻度/必要に応じて
・任
期/定め無し
● 21 世紀懐徳堂スタッフ会議(10 月以降)
運営実務および事業実施に係る検討、調整
・構成員/学主、社学連携担当の男女共同参画・社学連携室員、21 世紀懐徳堂スタッフ、社学連携課員
・開催頻度/月 1 回程度
男女共同参画・連携室会議
21 世紀懐徳堂
スタッフ会議
学主
・兼任教員、招へい研究員
・21 世紀懐徳堂スタッフ
・社学連携課員
92
21 世紀懐徳堂
運営委員会
21 世紀懐徳堂
企画会議
男女共同参画・社学連携室(2016 年 3 月現在)
室長
工
藤
眞由美
理事・副学長(男女共同参画・社学連携担当)
【社学連携担当室員】
氏名
所属・職
上
田
貴
洋
総合学術博物館 教授
大
谷
順
子
人間科学研究科 教授
永
田
靖
21 世紀懐徳堂 学主
大阪大学 21 世紀懐徳堂運営委員会
氏
◎
永
田
○
上
田
大
谷
任期
2015.9.10∼
2016.8.25
2015.9.10∼
2016.8.25
氏名
西
村
藤
原
所属・職
理
任期
2015.9.10∼
2016.8.25
行
歯学研究科 教授
強
広報・社学連携オフィス
社学連携課長
────
────
名簿(2016 年 3 月現在)
名
職
名
任
期
靖
21 世紀懐徳堂学主
2017. 8.25
洋
男女共同参画・社学連携室員(総合学術博物館教授)
2015. 8.26
2015.11.11
∼
貴
∼
2016. 8.25
順
子
男女共同参画・社学連携室員(人間科学研究科教区)
2015.11.11
∼
2016. 8.25
2015.11.11
∼
2016. 8.25
西
村
理
行
男女共同参画・社学連携室員(歯学研究科教授)
橋
爪
節
也
総合学術博物館長
──────────
池
田
光
穂
コミュニケーションデザイン・センター長
──────────
平
田
收
正
グローバルコラボレーションセンター長
──────────
下
田
正
全学教育推進機構長
──────────
工
藤
眞由美
中之島センター長(理事・副学長)
──────────
水
野
晴
央
教育推進部長
──────────
湯
浅
邦
弘
文学研究科教授(懐徳堂関係)
2014. 4. 1
∼
2016. 3.31
木
下
タロウ
免疫学フロンティア研究センター教授(適塾関係)
2014. 4. 1
∼
2016. 3.31
野
村
美
国際公共政策研究科教授
2014. 4. 1
∼
2016. 3.31
明
◎委員長、○副委員長
[事務担当]
大阪大学 21 世紀懐徳堂企画会議
所属・職
広報・社学連携オフィス社学連携課
名簿(2016 年 3 月現在)
氏
名
備
考
【オブザーバー】
21 世紀懐徳堂 学主
【教
永田
靖
21 世紀懐徳堂運営
委員会委員長
員】
男女共同参画・社学連携室員
所属・職
名
古谷
大輔
生命機能研究科 教授
仲野
徹
総合学術博物館 教授
コミュニケーションデザイン・センター
招へい教授
橋爪
節也
高島
幸次
サイバーメディアセンター 教授
菊池
誠
上田
貴洋
全学教育推進機構 准教授
中村
征樹
文学研究科 教授
金水
敏
文学研究科 教授
伊東
信宏
理学研究科 教授
中嶋
悟
特任研究員
荒木
基次
工学研究科 教授
森
勇介
特任研究員
中込
咲綾
言語文化研究科 教授
井元
秀剛
特任研究員
肥後
楽
(総合学術博物館教授)
[事務担当]
【21 世紀懐徳堂スタッフ】
名簿(2015 年 4 月当初)
氏
任
備
広報・社学連携オフィス社学連携課
兼任教員、招へい研究員
兼
議長
氏
言語文化研究科 准教授
教
員
招へい研究員
伊
東
金
水
三
成
名
所属・職
信
宏
文学研究科 教授
敏
文学研究科 教授
賢
次
法学研究科 教授(コミュニケーションデザイン・センター長)
木ノ下
智惠子
コミュニケーションデザイン・センター 特任准教授
栗
佐智子
大阪大学出版会
原
93
備考
考
6.組織の概要
> 6-2. スタッフ
6-2. スタッフ
21 世紀懐徳堂のスタッフは、学主および担当教員、特任研究員、事務職員で構成されている。実務レベル
で特任研究員と事務職員が密にコミュニケーションをとることで目的意識を共有しながら、日々の業務の
円滑な運営を目指している。また、今年度から新たに 2 名の学生が事務補佐員として着任した。
(肥後 楽)
(2016 年 3 月現在)
学主
副学長
永田 靖
男女共同参画・社学連携室
副理事
上田 貴洋
副理事
大谷 順子
副理事
西村 理行
特任研究員
荒木 基次
特任研究員
中込 咲綾
特任研究員
肥後 楽
企画実務
事務職員
広報・社学連携オフィス
社学連携課
課長
藤原 強
同上
課長補佐
徳野 光男
同上
社学連携第一係
事務職員
吉岡 絢子
同上
社学連携第一係
事務職員
藤本 藍
同上
社学連携第一係
事務職員
土田 真弓
同上
社学連携第一係
事務職員
田村 美樹
同上
事務補佐員
同上
事務補佐員 S(CA:コラボレーションアシスタント) 権守 勤
同上
事務補佐員 S(CA:コラボレーションアシスタント) 武田 侑果
鄭 浩世
94
コラボレーションアシスタント(CA)より
CA になってからこれまでの間、共通アンケートの集計
社学連携課でお仕事をさせていただいた半年間に、本
および分析や代理入力の支援を主に行ってきました。こ
当に多くのことを学ばせていただきました。公開講座の
の仕事を通じて、一学生のままではほぼ触れることのな
アンケート入力では、講師の先生方の様々な専門分野を
い大阪大学の多様な活動を知るとともに、大学の知識を
知ることができ、学問の面白さや奥深さを感じました。
発信する場をつくりあげること、学んできた知識を現実
また、イベントスタッフとしてたくさんのお客様の嬉し
の活動につなげることの難しさを痛感しました。業務に
そうなお顔を拝見でき、CA としてお仕事させていただけ
も慣れてきた今、学生だからこその視点を活動へとつな
たことに喜びを感じました。今後も、このような貴重な
げられるようにより一層頑張りたいと思います。
体験をさせていただけることに感謝しながら、精一杯頑
(経済学研究科博士前期課程 1 年
張りたいと思います。
権守 勤)
(外国語学部 2 年
武田 侑果)
編集後記
2011 年 3 月、21 世紀懐徳堂は、「イ号館」が生まれ変わった「大阪大学会館」の1階に移動し、新
たに出発いたしました。大阪大学の社学連携事業に関する情報を随時提供している他、活動スペース
としてスタジオとギャラリーも併設していますので、お気軽にご利用ください。
21 世紀懐徳堂が発足してから 7 年目を終え、大阪大学という大きな組織の中で事業展開する難しさ
の一方で、徐々に社学連携活動の輪が広がりつつある手ごたえを感じつつ、スタッフ一同、日々業務
に取り組んでいます。引き続きご支援・ご指導のほどよろしくお願いいたします。
95
大阪大学 21 世紀懐徳堂 活動報告書 2015
2016 年 4 月発行
編集・発行/大阪大学 21 世紀懐徳堂
(広報・社学連携オフィス社学連携課)
〒560-0043 豊中市待兼山町 1-13 大阪大学会館 1F
TEL 06-6850-6443/06-6444-2137(大阪大学中之島センター)
FAX 06-6850-6449
[email protected]
印
刷/サンエクセル株式会社
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