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平成16年3月期 事業報告書(PDF:24ページ, 1100KB)

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平成16年3月期 事業報告書(PDF:24ページ, 1100KB)
vol.25
平
成
1 6
年
3
月
期
事 業 報 告 書
平成 15 年 4 月 1 日から
平成 16 年 3 月 31 日まで
4:00
携帯電話料金支払い 工事現場
10:00
国民年金保険料支払い 魚屋さん
23:04
自動車保険料支払い サラリーマン
11:15
通販代金支払い 主婦
20:00
航空券代金支払い OL
17:40
NHK受信料支払い おばあちゃん
もう始まってる!いつでもどこでも!
「Pay-easy(ペイジー)」
─
株
主
の
み
な
さ
ま
へ
戦略的投資により、成長性を追求
証券コード 9613
─
v o l . 2 5
表紙について:ITでつくる豊かな社会
テーマは「24時間いつでもどこでも」。
「あ!もう銀行窓口が閉まってる」。
Pay-easy(ペイジー)により、時間や場所を気にすることなく、いつで
NTTデータはITにより時間や空間の制約を解
もどこでも公共料金などの支払いが可能となりました。
き放ち、みなさまの生活に新しい可能性を広げていきます。
CONTENTS
目次
1
6
10
11
12
財務リポート
戦略的投資により、成長性を追求
14
連結貸借対照表
ビジネスフロンティア
15
連結損益計算書
Pay-easy(ペイジー)
:いつでも、どこでも、簡単に!
16
連結キャッシュ・フロー計算書
トピックス
17
主要財務数値のポイント
お知らせ
18
会社のデータ
事業の概況について
20
言葉の解説
Investor Relations
www.nttdata.co.jp/investors/
24
14
株主のみなさまへ
Insight for the New Paradigm vol.25
株主様向けホームページ
「メール配信サービス」
当社ホームページに
「投資家・株主の皆様へ」
のコーナーを設け、
投資
家・株主の皆様に役立てていただける便利な情報を掲載しています。
NTTデータに関するニュースリリースなどの情報もご希望の方
にメールでお届けしておりますので、お気軽にご登録ください。
株 主 の み な さ ま へ
戦略的投資により、
成長性を追求
NTTデータが成長していくための原点はお客さま
当期純利益が微減ながら、
売上高と経常利益は微増と、
にあります。お客さまに満足度の高いサービスを提
ほぼ計画どおりの業績で終えることができました。
供すること、つまり「この仕事はNTTデータに是非
しかし、
市場の動向や顧客のニーズ、
当社グループ
頼みたい」と真っ先に思っていただけるような会社
の事業構造など全体を俯瞰すると、将来起こりうる
にしたいと考えています。今後3年にわたる変革へ
問題や現在対処すべき課題が顕在化してきていま
のチャレンジとその成果に期待してください。
す。
第一の課題は受注が大幅に落ち込んだことです。
平成15 年度、当社グループの受注額は、前期より約
当社グループは、
多くの企業がIT投資を控えている
900億円減少しており、今後すぐに受注の拡大を見込
という厳しい事業環境の中、
平成15年度については、
むのは難しい状況にあります。
その背景には、
いくつ
かの要因があります。
まず、システムは構築後数年で見直しや再構築と
いう「更改」を行いますが、当社が手がけるいくつか
の大規模システムの更改のサイクルが重なってきて
おり、ここ数年は端境期として受注の谷間となる時
期が続きます。これが受注の低下につながっていま
す。
また、
システム構築費に対する値下げ圧力は今後
も続くと予想しており、ハードの価格低下につられ
てソフト価格も低下傾向にあります。
これにより、
売
上高が低下していくことが考えられます。
代表取締役社長
浜口 友一
これらの観点から、
私は、
この時期こそ当社グルー
プが自ら変革すべきチャンスであると捉えていま
す。
十分な体力がある今だからこそ、
将来を見据えた
思い切った投資と施策を実行し、よりお客さま満足
度を高め、当社を新たな成長軌道に乗せるため、
「新
中期経営計画」を策定いたしました。
Insight for the New Paradigm vol.25
1
Q
社長就任後1年が経過しました。事業環境や
どおりの体制で従来型の業務を続けていていいの
NTTデータグループの現状をどのように捉
か。それは違います。
えていますか?
景気や事業環境に左右されない活力ある発展を目
指すべきです。
お客さまのIT投資に対する考え方が変化
そこで、
今の端境期にこそ次の飛躍を目指し、
成長
してきています。単なる事務のIT化では、満
のための基盤固めを行うべきと考えたのです。それ
足していただくことが難しくなってきており、目に
を踏まえ、業界の現状、市場の動向、当社グループの
見える業務効率化投資や、投資効果を期待できるシ
強みと弱みを分析し、
今後3年間で実施していく新中
ステム開発に大きな関心と期待が持たれています。
期経営計画を策定しました。
A
つまり投資効果を厳しく追求するようになってきて
いるのです。
今回の経営計画は、さらなる成長を目指した事業
構造の転換推進計画です。
多くの企業が、
売上を落と
一方、景気は回復基調にあり、IT投資も法人・金融
してでも利益を確保するという構造改革をしている
分野を中心に増加していくことが見込まれます。当
中、あえて新経営計画の目標を売上高の拡大にしま
社の収益は、これまで特定の大規模システムの伸び
した。
まず、
売上高向上に向かって積極果敢にチャレ
に伴って成長してきましたが、
今後、
この収益モデル
ンジすること、そして合わせて鋭敏なコスト感覚も
で成長を続けていくことは難しいと考えます。今こ
身につけること、それが当社が成長するための重要
そ、顧客基盤の多様化を図り事業構造を転換して行
課題であると考えています。
くことが必要であり、
また、
それにより他社に先がけ
て競争優位に立てると考えています。
Q
A
Q
具体的にはどのようなことをするのですか?
平成18年度までの3ヵ年計画である新中期経
営計画の基本的な考え方は何でしょうか?
端的に言えば、不況時にあっても、大規模
システムの更改の端境期にあっても、
持続的
A
まず、
売上の拡大においては、
法人分野の事
業拡大を第一の課題としています。
国内のIT
サービス市場では法人分野が6割を構成している中、
当社グループにおける売上構成比は2割程度に過ぎま
な成長力と収益力を維持できる企業にする、これが
せん。
早急にこの不整合を矯正する必要があります。
目標です。
当社グループは、
利益が大幅に減少してい
特に力を入れるのが営業力の向上です。お客さま
るわけではありませんし、現状のままでも急激に業
に対する迅速な対応、前向きに商品やサービスの提
績が悪化することはないでしょう。
しかし、
これまで
案ができる営業を育成し、お客さまから選ばれる会
2
Insight for the New Paradigm vol.25
NTTデータグループの中期経営方針
お客さま満足度NO.1
カスタマーバリューを向上させるシステム・サービスの提供
成長施策
・法人分野などにおける営業・開発パワーの増強
・先進的ソリューション・サービスの開発
・次世代基幹システム構築基盤の開発、整備
売上
(計画)
営業力強化
SI競争力強化
積極的な新商品・サービスの創造
販売管理費の効率的な活用
人財が育つ環境づくり
基礎体力の向上
当社の中期経営計画については以下のURLからご覧になれます。
http://www.nttdata.co.jp/investors/i073.html
社となることを目指します。
そのためには、
営業組織
るものに即したサービスを提供できるはずです。
の中に顧客営業責任者
(CR)
とソリューション※営業
加えて、
優秀なプロジェクトマネージャー
(PM)
を
という役割を新たにつくり、専任の担当
責任者
(SR)
育成し、さらにPMO(プロジェクト・マネージメン
者を任命しました。お客さまと、開発中の製品、社内
ト・オフィス)
の設置により全社を挙げて組織的にプ
の開発チームの間に立って、プロジェクトの進行度
ロジェクトの支援を強める体制とします。当社グ
合いの管理や、製品の技術面でのサポートを行う仕
ループには数多くのプロジェクトが進行しています
事で、お客さまと製品の間に立つのがCR、製品と開
ので、PMOが進行管理や情報の共有、開発環境の整
発チームとの間に立つのがSRです。
これによって、
お
備などを進めることで、
システムインテグレータ※と
客さまの要望が細かく社内に伝わり、より求められ
しての強みがより強化されると期待しています。
※ P.20の「言葉の解説」をご参照ください。
Insight for the New Paradigm vol.25
3
Q
それら事業構造の転換を推進するには費用
ループを目指し、必要と思われる部分には思い切っ
もかかるのでは?
た投資を行い、最大限の効果を引き出したいと考え
ているからです。
A
こうして人材を育成したり、
能力のある人
を採用したり、
新しいソリューションを創出
Q
したりするには、もちろん費用がかかります。今後3
事業構造の転換でどのように変わりますか?
年間、
毎年150億円を投資する計画です。
平成16年度
には、
法人分野の営業強化に20億円、
将来を見越した
A
次世代の基幹システ
製品・サービスの開発に70億円、
ム開発費として60億円を投じる計画です。
営業が変わり、法人分野の事業も拡大し
て、
バランスの良い事業構造にするためには
競争力が必要です。営業力と高品質サービスを両輪
これだけの金額を事業構造の転換費用として投入
として展開していけるよう営業・開発体制を改革し
するのは、企業として体力のある今だからこそ可能
ます。
これまでの受動的な姿勢から、
これからはあえ
なことで、より大きく、よりダイナミックな企業グ
てリスクをとる営業を展開していきます。例えば、
売上(計画)
目指すは
1兆円企業!
成長施策、
M&A等により実現
市場成長率
並みの成長
8,300億円
売上
成長施策費
2005/3期
150億円
利益
2005/3期
4
Insight for the New Paradigm vol.25
2006/3期
2007/3期
オープン化対応のミドルソフトをあらかじめ用意し
でこの構成比を平準化していき、
将来的には3:3:3:
て、お客さまに提案していく。また、これまではオー
1にしていきたいと考えています。
ダーメイドの開発でしたが、今後は受注前のリスク
今は、
二兎は追わず、
あえて売上の拡大に重点をお
テイクを積極化し、お客さまのニーズを先取りして
まず
くべきと考えています。
そのため、
今後3年間は、
モデルシステムを先行開発するなどで、新規の受注
売上の拡大を優先し、並行して事業構造の転換を推
を増やしていきます。
進する投資と社内改革にエネルギーを投じていきま
ただし、効果が利益に反映されるようになるには
時間がかかります。
新規分野では受注、
売上拡大を目
標とする半面、従来案件や得意分野の開発について
す。もちろん、その間も将来の利益確保に向け、筋肉
質の体質にするための施策も進めていきます。
改革の後には、
事業環境がいかに変化しようとも、
は、原価率を5% 引き下げることを目標としていま
よどみない成長が期待できる企業へと生まれ変わっ
す。
つまり、
既存のビジネスでの利益率を向上させる
ているはずですので、
株主のみなさまも、
ぜひご期待
ことにより、法人を中心とする新規事業の当面の低
いただきたいと思います。
利益率をカバーしていけると考えています。
Q
計画達成後のあるべき姿と目指す将来像を
A
今回の経営計画終了年度は平成18年度で
どのように描いていますか?
す。その時点で達成すべき目標を1兆円の売
上と設定しています。
新しいお客さまを増やし、
ご要
望に合った新しい商品を提案しながらきちんと管理
された開発を行い、お客さまに最大の満足を提供す
る。
あたりまえのことですが、
こうして売上を増やし
ていきます。現在の売上構成比は、公共:金融:法人:
その他が4:3:2:1になっているのですが、
今後3年間
平成16年6月
代表取締役社長
浜口 友一
Insight for the New Paradigm vol.25
5
ビジネスフロンティア
Pay-easy(ペイジ−):
いつでも、
どこでも、
簡単に!
ペイジーってご存知ですか?最近テレビや雑誌、地
下鉄の広告などで目にされた方もいらっしゃるので
は?自宅に届いた請求書や納付書の支払いが、パソ
コンや携帯電話、
ATMなどから、いつでも、どこでも
簡単にできるサービスです。このサービスについて
開発を担当した釘宮と佐藤がご説明します。
ペイジーって何?
「Pay-easy」
と書いて
「ペイジー」
と読みます。
公共料
金や税金、航空券の購入やクレジットカード、イン
ターネットショッピングの支払いを、
パソコン、
携帯
電話、
金融機関のATMから好きな時にできる次世代
の電子決済サービスです。
みなさまの中には、
支払い
をしたくても土・日は金融機関が閉まっている、
平日
は銀行に行けないし、昼休みに行ったら順番が来る
前に時間切れ、というような経験をお持ちの方々も
いらっしゃると思います。そんなストレスから解放
してくれるのが「ペイジー」なのです。
ペイジーを使うチャンスはあるの?
現在、公共料金や税金などの支払い件数は年間約
60億件あり、そのうち40億件弱は口座からの振替、残
りの20億件が金融機関やコンビニの窓口などからの
支払いと推定されます。
この20億件に、
ペイジーによ
る支払いの可能性があるのです。
現在、
国民年金保険
料や税金などの行政機関への支払いの大部分、携帯
電話料金、
航空運賃、
生命保険料などの支払いに対応
しており、今後このサービスへの参加機関(法人な
ど)が増えれば、利用件数はさらに拡大します。
6
Insight for the New Paradigm vol.25
ペイジーマークのついた請求書や納付書を受け取
とに利用者が払ったことを記録し、さらに入金額の
り、
支払いをする場面に遭遇したら、
ぜひ使ってみて
チェックも行います。
この一連の作業は、
これまで多
ください。
くの人間と時間を費し、間違うことのできない大変
な仕事でしたが、ペイジーによって大幅に軽減され
みんなにメリットのある仕組みです!!
るようになります。
また、
収納機関にとってはお客さ
このようにペイジーは、支払いをする人にメリッ
まの支払い結果がすぐに通知されるため、
例えば、
電
トがあるのはもちろんですが、請求書を発行してい
話代を支払ったのに、未入金扱いで再び請求をする
る企業や官公庁、
自治体
(収納機関といいます)
、
金融
というような例がなくなるなど、顧客サービスの向
機関にもメリットのある仕組みです。
上にもつながります。
まず収納機関と金融機関にとっては、業務の効率
化に大変役立ちます。窓口で支払いを受けた金融機
関は払込票を収納機関ごとに仕分け、払込票と入金
通知書を収納機関に送付した後、
口座に入金します。
収納機関側では、金融機関から送られた払込票をも
釘宮 英治(くぎみや えいじ)
決済ソリューション事業本部
マルチペイメントネットワーク
ビジネスユニット長
佐藤 哲(さとう てつ)
決済ソリューション事業本部
マルチペイメントネットワーク
ビジネスユニット
MPNシステム担当部長
Insight for the New Paradigm vol.25
7
ビジネスフロンティア
NTTデータのビジネス上のメリットは?
その後は、参加する金融機関と収納機関がなかな
当社のメリットは主に二つあります。ペイジーの
か増えず苦労しました。
しかし、
先行する金融機関と
機能は、金融機関と収納機関を結んで決済の効率化
ともに電子政府の決済手段として官公庁へ提案をし
を目指すマルチペイメントネットワークにより実現
た結果、平成13年、政府によるe-Japan重点計画でマ
されています。
NTTデータはこのセンターシステム
ルチペイメントネットワークの採用が発表される
を構築・運営しており、
ペイジーの利用拡大によって
と、
このシステムへのニーズが急速に高まりました。
センタービジネスが拡大することを期待していま
今年1月からの国と1,200を超える金融機関との接続
す。
もう一つは、
マルチペイメントネットワークへ接
に向けて準備も本当に大変でしたが、無事サービス
続するための通信サーバの提供です。金融機関はも
拡大にこぎつけることができました。
ちろん、自治体や企業向けに今後も拡大が見込める
その一方で、事故の発生は絶対に避けなければい
有望な新規市場であり、セキュリティ面の観点から
けません。
金融機関と収納機関の間は、
専用線による
も当社の強みを発揮できる分野として高いシェアの
接続と暗号化でセキュリティレベルを高めました。
獲得を目指しています。
利用者と金融機関の間のインターネット・バンキン
グやモバイル・バンキングも強固なセキュリティを
先駆者としての苦労はどんなところに?
ゼロからのスタートであったうえ、
お客さまのニー
備えていますので安心してお使いいただけるしくみ
となっています。
ズに応えられるようセンター構築の期間を短く設定
したことから、
時間との厳しい戦いでしたが、
約半年
で個別運用開始にこぎつけることができました。
Pay-easyマーク
緑色の4つの球は、
「利用者−チャネル−金融機
関−収納機関」
を表し、
ペイジーの頭文字であるP
を通過することで、
4者が結ばれ、便利で素早い、新
しいサービスが可能となることを表現していま
す。
このマークが表示されているATM、
画面、
窓口
などでマルチペイメントネットワークの収納サー
ビスが可能となります。
8
Insight for the New Paradigm vol.25
ペイジーの将来は?
現在、
銀行、
日本郵政公社、
信用金庫など、
1,200を超
える金融機関がペイジーに参加していますが、
今後も
るなど、このシステムの有用性に対する認識が高ま
さらに増えていくと考えています。
収納機関について
り、その他多くの企業などが導入を検討しておりま
も、
国民年金保険料や税金などの国庫金を中心に、
携
す。
このようにニーズの高さを目のあたりにすると、
帯電話料金、
航空運賃、
生命保険料、
一部のクレジット
ペイジーが世の中で
「あたりまえの支払方法の一つ」
カード会社への支払いなどがすでに可能となってい
として普及する日も近いと確信しています。
Pay-easy(ペイジー)のしくみ
電子政府の決済に
電子自治体の決済に
ショッピングにも
官公庁
地方公共団体
民間収納企業
マルチペイメントネットワーク
都
市
銀
行
地
方
銀
行
第
二
地
方
銀
行
信
用
金
庫
信
用
組
合
専用回線
労
働
金
庫
J
A
日
本
郵
政
公
社
1,200を超える金融機関が接続
パソコン
携帯電話
ATM
Insight for the New Paradigm vol.25
9
トピックス
1月
統合ATMサービス開始
TOPICS
2003.4∼2004.3
11月
SIコンピテンシー
本部を設置
SIビジネスの競争力強化の施
策をより一層促進するため、
専門組織として設置しました。
7月
地域会社を発足
6
7
マルチペイメント
ネットワーク本格稼動
重点経営方針であるSIビジネス
の競争力強化への取り組みとし
て、今後当社として、より大き
な受注を目指すミドルマーケッ
トSIビジネスへの取り組みを強
化するため、地域におけるグ
ループ会社の再編などの構造改
革を実施しました。
4 5
金融機関同士のATM
(現金自動
預入引出機)
・CD(現金支払い
機)を相互接続するためのオン
ライン中継サービスである統合
ATMスイッチングサービスを
開始しました。
8
9
(P.6に掲載)
10月
1りそなホールディングス
セイコーインスツルメンツ1
とシステム開発・運用のアウ
と資本提携で基本合意
(その後、1NTTデータアイテック設立)
トソーシングで基本合意
(その後、NTTデータソフィア1
設立)
10
11
12
1
6月
1月
浜口社長就任
地銀共同センター
日本板硝子1と資本提携
9月
サービス開始
で基本合意
無線ICタグを利用した
同センターへの参加予定行は、
平成 16 年 3 月 31 日現在で10 行
となっています。
(その後、1NTTデータ
ビジネスブレインズ設立)
アレア品川ビル完成
実証実験を開始
(当社事業報告書Vol.24に掲載)
当社、丸紅1および1マルエツ
の3 社は、食品流通分野におけ
る無線IC タグの活用に関する
実証実験を行いました。
12月
e-チェックイン(航空チェックイン手続きの電
子化)等に関する実証実験への参加
e-チェックインとは、空港における各種の渡航手
続に最新のIT
(情報通信技術)
とバイオメトリク
ス(生体認証)技術を活用することにより、航空
の保安・セキュリティを確保しつつ、空港を利用
される旅客の利便性向上
(搭乗手続きの簡素化・
迅速化)
を図るものです。当社は新東京国際空港
公団、日本航空1、全日本空輸1とともに、この
検証を目的とした実証実験を行いました。
ユビキタス※環境の実現を目指し
た高機能IPビルが完成しました。
10
Insight for the New Paradigm vol.25
お知らせ
3月
e-タグ実証実験への参加
当社は、国土交通省が推進す
る、国際空港の高度IT化を先導
する構想「e- エアポート構想※」
の一環として実施される、
RFID※を利用した、宅配手荷物
と航空手荷物のワンストップ
サービス※「手ぶら旅行」に関す
る実証実験(e- タグ実証実験)」
に参加、成田空港より出発され
る旅客にモニターとして「手ぶ
ら旅行」サービスをご利用いた
だき、サービスの受容性、運用
手法の検証を行いました。
当社では、
株主のみなさまとのコミュニケー
ションがとても大切であると考えています。
是非、
同封のハガキのアンケートにお答えく
ださい。
● アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で
3,000名さまに、当社オリジナルの風呂敷をプレゼ
ントいたします。
この風呂敷は、
新進気鋭の書道家
柿沼康二氏がNTTデータをイメージして書下ろ
した文字を使用して、
オリジナルに制作したもの
です。
● なお、当選の結果は風呂敷の発送をもってかえさ
せていただきます。
2
3
2月
CAFIS※開設20周年
CAFISは、24時間全国サービス
でカード会社、流通企業、金融
機関、加盟店などを幅広くオン
ラインで接続したネットワーク
システムです。昭和59年にサー
ビスを開始して以来、接続会社
数・取引量ともに日本で最大の
カードビジネスの総合ネット
ワークサービスとなっており、
20 年経った今もさらなる進化
を遂げています。
柿沼康二(かきぬまこうじ)略歴
父親の影響を受け、16歳で故手島右卿(独立書人団創始者)の門を叩く。本
7独立書人団50
格的に書の道を志し、19歳で現師匠上松一条に師事する。
周年記念大作賞など国内での数々の受賞を始め、海外でも2002年アート・
インスティテュート・オブ・シカゴ、ニューヨークメトロポリタン美術館で
のデモンストレーション&ワークショップなどで活躍。
書道の領域に留ま
らない幅広い活動を行っている。
※ P.20の「言葉の解説」をご参照ください。
Insight for the New Paradigm vol.25
11
事業の概況について
厳しい事業環境の中、前年並みの業績を確保
当期における我が国の経済は、企業収益の回復や
株価上昇による心理的な押し上げ効果もあり、景気
回復のすそ野が広がりつつあるものの、企業収益の
営業利益は減少しました。
この結果、
売上高は6,854億円
(前期比2.1%増)
、
営
業利益は634億円(同1.8%減)となりました。
増加が設備投資の拡大にはつながらず、
また、
失業率
次期の見通しについては、当期に完成した大型シ
が高水準で推移するなど、依然として予断を許さな
ステムの減影響にくわえ、さらなる成長に向けた諸
い状況が続いております。
施策などの展開に伴う施策費の支出を予定している
このような情勢のもと、当社グループは引き続き
ことから、売上高は6,730 億円、営業利益は450 億円
「SIビジネスの競争力強化」および「新規ビジネスの
と、ともに当期に対して減少を予想しております。
推進」
を重点経営方針として掲げ、
事業の強化に取り
組んでまいりました。
この結果、
売上高は8,467億円
(前期比1.8%増)
、
経
【ネットワークシステムサービス事業】
市場のニーズに合わせて、インターネットに代表
常利益は496億円
(前期比4.9%増)
、
当期純利益は269
されるコンピュータネットワークを基盤として、
億円(前期比5.6%減)となりました。また、期末の配
種々の情報提供、情報処理などのサービスを提供す
当金は1株当たり1,000円とし、中間配当金と合わせ
るネットワークシステムサービス事業については、
て、年間配当金は1株当たり2,000円としました。
クレジットカードやデビットカードのインフラであ
るCAFISなどが堅調に推移したものの、
前期にISP事
事業別の営業成績
業を営むドリームネット
(株)
を譲渡したことなどに
より、売上高および営業利益ともに減少しました。
この結果、
売上高は577億円
(前期比4.1%減)
、
営業
【システムインテグレーション事業】
利益は28億円(同22.2%減)となりました。
お客さまの個別ニーズに合わせて、データ通信シ
次期の見通しについては、主力であるANSER ※・
ステムを開発し、その販売、賃貸、サービスの提供な
CAFISは堅調に推移する見通しであるものの、回線
どを行うシステムインテグレーション事業について
リセールビジネスにおいて、一部お客さまとの契約
は、M&A※型ITパートナービジネス※戦略による連
が終了したことなどにより、売上高は550億円、営業
結範囲の拡大などにより売上高は増加したものの、
利益は20億円と、ともに当期に対して減少を予想し
システム更改に伴う減価償却費などの影響により、
ております。
※ P.20の「言葉の解説」をご参照ください。
12
Insight for the New Paradigm vol.25
目標とする経営指標
【その他の事業】
お客さまの経営上の問題点に係る調査および分
析、
データ通信システムの在り方に係る企画および提
当社グループは成長性、
収益性、
株主価値および資
案、
メンテナンスおよびファシリティマネジメント※
本効率の向上を図る観点から、売上高、営業利益、
などを行うその他の事業については、
テレコム関連シ
ROE、フリー・キャッシュ・フローを経営指標として
ステムに対する保守・運用の受注が増加したことなど
おります。投下資本の収益性および投資効率の改善
により、
売上高および営業利益ともに増加しました。
に努め、
平成19年3月期は、
売上高10,000億円、
営業利
この結果、
売上高は1,777億円
(前期比2.2%増)
、
営
益750億円、
ROE8%、フリー・キャッシュ・フロー100
億円を目標としてまいります。
また、
次期の配当につ
業利益は88億円(同11.4%増)となりました。
いては、1株当たり年間配当金は2,000円を予定した
次期見通しについては、
売上高は当期並みの1,770
いと考えております。
億円の予想としているものの、
営業利益については、
さらなる成長に向けた施策費の影響により、当期に
対して減少となる60億円を予想しております。
システムインテグレーション事業
6,506
6,712
6,854
6,249
(億円)
ネットワークシステムサービス事業 (億円)
■ 売上高
■ 営業利益
582
602
577
その他の事業
■ 売上高
■ 営業利益
(億円)
■ 売上高
■ 営業利益
2,095
521
1,738
631
604
646
1,777
1,424
634
33
37
28
110
126
79
88
6
平成12年度
13年度
14年度
15年度
平成12年度
13年度
14年度
15年度
平成12年度
13年度
14年度
15年度
Insight for the New Paradigm vol.25
13
財務リポート
連結貸借対照表
前期に引き続き有利子負債を削減
(単位:百万円)
平成15年3月期 平成16年3月期
(平成14年度) (平成15年度)
科 目
(
資
産
の
部
動
資
産
279,724
286,896
固
定
資
産
838,633
778,616
有 形 固 定 資 産
401,343
345,333
無 形 固 定 資 産
329,799
326,249
投資その他の資産
107,490
107,033
42
35
延
資
産
(
流
固
負
負
産
合
計
1,118,400
債
動
定
債
の 部
負
負
)
債
債
合
計
251,130
428,741
679,872
211,822
388,494
600,317
2,813
6,385
142,520
139,300
154,079
△184
–
435,714
1,118,400
142,520
139,300
176,858
655
△486
458,846
1,065,549
(少数株主持分)
少
数
株
主
持
分
( 資 本 の 部 )
資
本
金
資
本
剰
余
金
利
益
剰
余
金
その他有価証券評価差額金
為 替 換 算 調 整 勘 定
資
資
平成15年3月期 平成16年3月期
(平成14年度) (平成15年度)
科 目
)
流
繰
(単位:百万円)
1,065,549
本
合
計
負債、少数株主持分及び資本合計
注:当期の連結範囲は、連結子会社数が前期の37社から42社に、持分法適用会社数が2社となっています。
総資産
(億円)
有利子負債
(億円)
株主資本・株主資本比率(億円、%)
43.1%
11,137 11,184
10,716 10,864
10,655
4,518
4,303 4,268
33.9
3,707
3,170
平成11年度 12年度
13年度
14年度
15年度
平成11年度 12年度
13年度
14年度
15年度
注:有利子負債とは、社債・借入金およびCP
(コマーシャル・ペーパー)です。
14
Insight for the New Paradigm vol.25
3,637
35.8
3,885
平成11年度 12年度
37.1
4,129
13年度
39.0
4,357
14年度
4,588
15年度
0
連結損益計算書
厳しい事業環境の中、前年並みの業績を確保
(単位:百万円)
科 目
平成15年3月期
(平成14年度)
平成16年3月期
(平成15年度)
売
上
高
売
上
原
価
売
上
総
利
益
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
営 業 利 益
営 業 外 収 益
営 業 外 費 用
経 常 利 益
特
別
利
益
特
別
損
失
税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益
法 人 税 、住 民 税 及 び 事 業 税
法 人 税 等 調 整 額
少 数 株 主 利 益
当 期 純 利 益
832,109
622,072
210,036
148,492
61,544
2,049
16,278
47,315
3,617
–
50,932
27,271
△5,032
131
28,562
846,705
637,910
208,794
149,069
59,725
1,973
12,059
49,638
8,460
13,657
44,440
18,675
△2,252
1,061
26,956
注:当期の連結範囲は、連結子会社数が前期の37社から42社に、持分法適用会社数が2社となっています。
売上高
(億円)
8,010 8,019
8,321 8,467
経常利益・売上高経常利益率(億円、%)
4.8
5.8
5.9
460
471
473
13年度
14年度
5.7
当期純利益
(億円)
5.9%
496
244
15年度
平成11年度 12年度
264
285
269
14年度
15年度
7,253
346
△ 181
平成11年度 12年度
13年度
14年度
15年度
平成11年度 12年度
13年度
注:平成11年度は、特別損失を計上しました。
Insight for the New Paradigm vol.25
15
財務リポート
連結キャッシュ・フロー計算書
フリー・キャッシュ・フローは黒字を確保
(単位:百万円)
科 目
平成15年3月期
(平成14年度)
平成16年3月期
(平成15年度)
営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー
216,193
178,926
投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー
△149,013
△134,882
フ リ ー ・ キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー
67,180
44,044
財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー
△60,474
△66,295
現金及び現金同等物に係る換算差額
90
△359
現金及び現金同等物の増加額又は減少額(△)
6,795
△22,609
現金及び現金同等物の期首残高等
83,328
91,744
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高
90,123
69,135
注: 1. 当期の連結範囲は、連結子会社数が前期の37社から42社に、持分法適用会社数が2社となっています。
2.
3.
4.
5.
6.
△はキャッシュの流出を意味します。
営業活動によるキャッシュ・フローは、営業活動で生じる現金収支(営業活動でいくらの現金を獲得したか)を表します。
投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資や出資といった投資活動で生じる現金収支を表します。
フリー・キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計額を表します。
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の調達・返済、配当金の支払いといった財務活動で生じる現金収支を表します。
キャッシュ・フロー
(億円)
2,161
1,906
1,747
1,613
■
営業キャッシュ・フロー
■
1,789 ■
フリー・キャッシュ・フロー
■
株主資本当期純利益率(ROE)
(%)
6.5
6.6
6.7
6.0
株価収益率(PER)
(倍)
69.4
57.8
46.1
31.8
△ 237
177
平成11年度 12年度
△ 17
671
13年度
14年度
440
△ 4.9
平成11年度 12年度
15年度
Insight for the New Paradigm vol.25
14年度
15年度
前年度末株主資本+当年度末株主資本
注:株主資本=
16
13年度
2
平成11年度 12年度
13年度
14年度
15年度
注:平成11年度は、1株当たり当期純損失でした。
主要財務数値のポイント
グループ経営の推進強化により売上高は増加
当期は、当社グループの優位性を活かせる大規模
SIビジネスにおいて営業力の強化を図り、経営資源
を集中するとともに、
ITパートナービジネスなどに
積極的に取り組んだ結果、売上高が8,467億円と145
億円(前期比1.8%増)増加しました。また、システム
フリー・キャッシュ・フローは黒字を確保。前期
に引き続き有利子負債を削減
当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、売上
債権の増加による収入の減少などがありましたが、
税
金等調整前当期純利益及び減価償却費などにより、
1,789億円の収入となりました。前期よりも372億円収
更改などに伴う減価償却費などの増加により、原価
入が減少しましたが、これは、前期に前受金などの一
率が悪化したものの、営業利益は 597 億円(前期比
過性の収入があったことなどによるものです。
投資活
3.0%減)とほぼ前年並みの水準を確保しました。一
動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却
方、
支払利息などの金融費用の減少などにより、
経常
などにより、前期よりも141億円支出が減少し、
1,348
利益は496 億円(前期比4.9% 増)と増益となりまし
億円の支出となりました。
これにより、
当期のフリー・
た。さらに、
構造改革関連費用として特別損失136億
キャッシュ・フローは、
前期よりも231億円減少しまし
円を計上し、これを補うため特別利益に保有有価証
たが、
440億円の黒字を確保しました。財務活動による
券売却益84億円を計上しました。
以上の結果、
当期純
キャッシュ・フローは、フリー・キャッシュ・フローの
利益は269億円と前期比5.6%の減益となり、
1株当た
黒字を有利子負債の削減に充当し、
財務基盤の強化に
り当期純利益は9,578円(前期10,151円)と減少しま
努めたことなどにより、
662億円の支出となりました。
した。
これらの結果、
当期の現金及び現金同等物の期末残
高は、
前期末に比べ209億円減少し、
691億円となりま
した。なお、株主資本は前期末比5.3%増加し4,588億
円となり、
総資産に対する株主資本の比率も43.1%と
前期末の39.0%から向上しました。
Insight for the New Paradigm vol.25
17
会社のデータ
会社の概要
取締役及び監査役
(平成16年6月24日現在)
役 名
代
代
代
代
常
常
常
常
常
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
常
常
常
監
表 取 締 役 社
表取締役副社
表取締役副社
表取締役副社
務 取 締
務 取 締
務 取 締
務 取 締
務 取 締
締
締
締
締
締
締
締
締
締
締
締
締
締
締 役 相 談
締
勤 監 査
勤 監 査
勤 監 査
査
長
長
長
長
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
役
従業員の状況
(平成16年3月31日現在)
氏 名
従
業
員
数
7,232名
浜口 友一
中村 直司
小出 寛治
品川 萬里
牧谷 嘉孝
谷口 正作
山下 徹
小南 俊一
宇治 則孝
鈴木 義伯
澤 源太郎
重木 昭信
井上 裕生
村松 充雄
和田賢太郎
山田 伸一
海野 忍
榎本 隆
寺嶋 健二
柳衛 寛重
岩本 敏男
荒田 和之
青木 利晴
山村 雅之
本合 紘
松本利太郎
芳賀 光雄
藤井 友位
平
均
年
齢
36.1歳
平 均 勤 続 年 数
13.3年
注: 1. 山村雅之氏は、商法第188条第2項第7号ノ2に定める社外取締役です。
2. 本合紘、松本利太郎、芳賀光雄氏は、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律
第18条第1項に定める社外監査役です。
注:当社の実態をよりよくご理解いただくため、平成11年度から、当社からの出向者を含めず
当社への出向者を含めて記載しています。
従業員数の推移(名)
12,843
14,651
15,971
17,389
■ 連結
■ 単体
10,500
9,307
8,718
平成11年度 12年度
主な事業所
7,550
13年度
14年度
7,232
15年度
(平成16年3月31日現在)
名 称
本
7,434
所在地
社
東京都江東区豊洲三丁目3番3号
北海道営業支店
北海道札幌市中央区北二条西四丁目1番地
東北営業支店
宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡四丁目3番10号
東海営業支店
愛知県名古屋市中区錦二丁目17番21号
西日本営業支店
大阪府大阪市北区堂島三丁目1番21号
中国営業支店
広島県広島市南区比治山本町11番20号
九州営業支店
福岡県福岡市博多区博多駅前一丁目17番21号
主なNTTデータグループ会社(平成16年3月31日現在)
●連結子会社
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ・シ ステ ム ズ
エ ヌ・ティ・ティ・デ ータ・システム技 術 1
1 エヌ・ティ・ティ・データ・システムサービス
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 関 西 ※ 1 - 1
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 東 海 ※ 1 - 2
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 九 州 ※ 2 - 1
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 東 北 ※ 2 - 2
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 北 海 道 ※ 2 - 3
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 信 越 ※ 1 - 3
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 北 陸 ※ 2 - 4
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 中 国 ※ 1 - 4
18
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 四 国 ※ 2 - 5
エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ・テ クノロジ 1
エヌ・ティ・ティ・データ東京エス・エム・エス1
エヌ・ティ・ティ・デ ータ・クリエイション1
エヌ・ティ
・ティ
・データ・カスタマサービス1 ※1-5
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 経 営 研 究 所
エ ヌ・テ ィ・テ ィ・デ ー タ・フ ィット 1
エ ヌ・テ ィ・ティ・デ ー タ・フォ ー ス 1
エ ヌ・テ ィ・テ ィ・デ ー タ・ネ ッ ツ 1
エヌ・ティ・ティ・デ ータ・ソリューション1
エ ヌ・テ ィ・ティ・デ ー タ 先 端 技 術 1
エヌ・ティ・ティ・デ ータ・フィナンシャル 1
Insight for the New Paradigm vol.25
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ・サ イエ ン ス
エヌ・ティ
・ティ
・データ・マネジメント・サービス1
1エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ 三 洋 シ ステ ム
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ・スリ ー シ ー
1 エヌ・ティ・ティ・デ ータ・ユニバ ーシティ
1 エヌ・ティ・ティ・デ ータ・イントラマ ート
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ー タ・ウ ェ ー ブ
日 本 カ ー ド プ ロ セ シ ン グ 1 ※3
2 エ ス エ ヌ テ ィ・ ソ フ ト ウ ェ ア ※ 3
恩 梯 梯 数 据( 中 国 )有 限 公 司 ※ 3
北 京 恩 梯 梯 数 据 系 統 集 成 有 限 公 司 ※3
NTT DATA INTERNATIONAL L.L.C.※3
N T T D A T A U S A L . L . C . ※3
ジ ャ パ ン ネ ット ワ ー ク シ ス テ ム 1
1 エ ヌ・テ ィ・テ ィ メ デ ィア ク ロ ス
1 エヌ・ティ・ティ・データ・フロンティア※ 1 - 6 ※ 3
N T T D A T A A g i l e N e t L . L . C . ※3
1 エ ヌ・ティ・ティ・デ ータ・アイテック ※3
1 エヌ・ティ
・ティ
・データ・ビジネスブレインズ※3
M . I . S . I . C o . , L t d .
M I S I C O M ,
I n c .
※3
※3
●持分法適用関連会社
株式の状況
(平成16年3月31日現在)
株式の所有者別分布状況
発行株式数および株主数
会社の発行する株式の総数
11,220,000株
発 行 済 株 式 の 総 数
2,805,000株
株
主
数
所有株式数比率
191,088名
個人・その他
金融機関
17.78%
17.10%
証券会社
大株主(上位10名)
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
(平成16年3月31日現在)
会社名
持株数(株) 持株比率(%)
日本電信電話株式会社
1,520,010 54.18 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 153,558 5.47 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
108,468 3.86 第一生命保険相互会社
31,562 1.12 バークレイズバンクピーエルシーバークレイズキャピタルセキュリティーズ 20,461 0.72
日本生命保険相互会社
20,147
0.71
ビー・エヌ・ピー・パリバ・セキュリティーズ(ジャパン)リミテッド
18,586 0.66 ソシエテジエネラルパリオービーイーデエプト
14,855 0.52 クレディ・スイス・ファースト・ボストン・セキュリティーズ・ジャパン・リミテッド 14,447
0.51 NTTデータ社員持株会
13,705 0.48 0.96%
外国法人など
8.64%
その他の法人
55.52%
注:持株比率は、小数点第3位以下を切り捨てて表示しています。
(注)1. ※1-1 1エヌ・ティ
・ティ
・データ関西は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ関西テクシス1
に関西エヌ・ティ
・ティ
・データ通信システムズ1を合併し、
商号変更を行ったものであります。
※1-2 1エヌ・ティ
・ティ
・データ東海は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ東海テクシス1
に東海エヌ・ティ
・ティ
・データ通信システムズ1を合併し、
商号変更を行ったものであります。
・ティ
・データ信越は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ信越テクシス1
※1-3 1エヌ・ティ
に長野エヌ・ティ
・ティ
・データ通信システムズ1を合併し、
商号変更を行ったものであります。
・ティ
・データ中国は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ中国テクシス1
※1-4 1エヌ・ティ
に中国エヌ・ティ
・ティ
・データ通信システムズ1を合併し、
商号変更を行ったものであります。
※1-5 エヌ・ティ
・ティ
・データ・カスタマサービス1は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ関
西エス・エム・エス1、
エヌ・ティ
・ティ
・データ関西カスタマサービス1と合併しております。
・ティ
・データ・フロンティアは、
平成15年9月1日に日本ネットワーク開発1にエ
※1-6 1エヌ・ティ
ヌ・ティ
・ティ
・データ・クオリティ1を合併し、
商号変更を行ったものであります。
2. ※2-1 1エヌ・ティ
・ティ
・データ九州は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ九州テクシス1
から商号を変更しております。
・ティ
・データ東北は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ東北テクシス
※2-2 1エヌ・ティ
1から商号を変更しております。
・ティ
・データ北海道は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ北海道テク
※2-3 1エヌ・ティ
シス1から商号を変更しております。
※2-4 1エヌ・ティ
・ティ
・データ北陸は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ北陸テクシス
1から商号を変更しております。
・ティ
・データ四国は、
平成15年7月1日にエヌ・ティ
・ティ
・データ四国テクシス
※2-5 1エヌ・ティ
1から商号を変更しております。
3. ※3の会社は、当連結会計年度より新たに連結した会社であります。
Insight for the New Paradigm vol.25
19
言葉の解説
本文中のIT用語などの解説をしています。
ソリューション
e-エアポート構想
業務上の問題点の解決や要求の実現を行うための
e-エアポート構想は、新東京国際空港においてIT
情報システム。専門の業者が顧客の要望に応じてシ
を活用した世界最先端の空港を目指す官民一体プロ
ステムの設計を行い、
必要となるあらゆる要素
(ハー
ジェクトであり、IT国家の早期実現のために掲げら
ドウェア、ソフトウェア、通信回線、サポート人員な
れたe-Japan戦略の具体的施策の一つです。
ど)を組み合わせて提供するもののことをいう。ソ
リューションの構築を請け負う業者のことを「シス
テムインテグレータ」
「 システムプロバイダ」
「ソ
RFID
無線通信により非接触でデータを交信する識別技
リューションプロバイダ」
「ソリューションベンダ」
術。
情報を電子回路に記憶するIDタグと、
データを読
などと呼ぶ。
み書きするリーダライタで構成され、非接触型 IC
カードなどと呼ばれることもあります。
システムインテグレータ
顧客の業務内容を分析し、問題に合わせた情報シ
ワンストップサービス
ステムの企画、
構築、
運用などの業務を一括して請け
一度の手続きで、必要とする関連作業をすべて完
負う業者のこと。
システムの企画・立案からプログラ
了させられるようにつくられたサービスのことで、
ムの開発、必要なハードウェア・ソフトウェアの選
主に行政手続きを一度に行えることを指す場合が多
定・導入、完成したシステムの保守・管理までを総合
い。
また、
一ヵ所で食料品や雑貨など必要なものがす
的に行う。
べて調う複合商業施設などを
「ワンストップショップ」
と呼ぶ。
ユビキタス
生活や社会の至るところにコンピュータが存在
CAFIS(キャフィス)
し、コンピュータ同士が自律的に連携して動作する
クレジット・ショッピングやクレジット・キャッシ
ことにより、人間の生活を便利に豊かにする情報環
ング、さらにキャッシュカードで買い物ができるデ
境で、
今後、
家電製品へ普及することで身近にその恩
ビットカードなどが注目されていますが、これらの
恵を受けることが可能となります。
サービスを提供するために利用されているシステム
に、NTTデータのCAFIS
(Credit And Finance Infor-
20
Insight for the New Paradigm vol.25
mation System)があります。CAFISは24時間、全国
テムの共同企画開発、ITノウハウをコアとした複数
サービスでカード会社、流通企業、金融機関、加盟店
企業の共同出資事業など、状況やニーズに応じたさ
などを幅広くオンラインで接続した、
接続会社数・取
まざまな形態のパートナーシップを通じて、お客さ
引量ともに日本で最大のカードビジネスの総合ネッ
まのビジネスプランの実現に不可欠のパートナーと
トワークシステムです。CAFISは信頼性を高めるた
して、お客さまの本業とITの融合による新たなビジ
めに2サイトで運用されているほか、
ネットワーク中
ネスを創出しています。
継ポイントを全国に展開しており、低コストでの
サービスのご利用を可能としています。
ANSER(アンサー)
M&A(Merger & Acquisitionの略)
ANSER(Automatic answer Network System for
Electrical Request)は、金融機関と企業・個人を通信回
企業の合併・買収のこと。M&Aを行うことで、新
線で結び、
音声応答装置などを利用することにより、
しい技術や商圏を取り込み、企業価値の拡大を図る
金融機関から顧客への通知業務や顧客からの照会・
ことが出来ます。
依頼に対する金融機関の応答業務を自動化するサー
ビスのことです。1 9 8 1 年のサービス開始以来、
ITパートナービジネス
従来、ITは業務の効率化を目的として導入されて
きましたが、今やITを利用して新しいビジネス創造
ANSERは多種多様な端末(電話・FAX・パソコン・携
帯電話など)のサポートやサービスメニューの追加
を重ねており、常に進化し続けています。
をする時代へと変わりつつあります。
NTTデータで
はこうした時代の変化をとらえ、顧客企業のIT革新
ファシリティマネジメント
にビジネスパートナーとして取り組む「 IT パート
企業の重要な経営資源である土地・建物・電力設備
ナービジネス」
を推進しています。
“ITパートナー”
と
といった資産を、経営戦略的な視点から総合的に企
は、最新のインターネットビジネス事例にも精通す
画し、いつも最適の状態で最大限に活用できるよう
るNTTデータのITノウハウと、
顧客企業の持つ業務
に管理・運営することをいいます。
ノウハウを融合し、お客さまとの共同出資などによ
り新規事業を推進していくものです。NTT データ
は、
お客さまとのジョイントベンチャーの設立、
シス
当社のホームページでもITに関する用語の解説を掲載しておりますの
で、どうぞご覧下さい。http://www.nttdata.co.jp/service/s0801.html/
掲載されているサービスおよび商品等は、株式会社NTTデータあるい
は各社の登録商標または商標です。
Insight for the New Paradigm vol.25
vol.24
21
商 号
本 社
設立年月日
資 本 金
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
〒135-6033 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 豊洲センタービル
電話:
(03)5546-8119(IR室)
URL:http://www.nttdata.co.jp/
1988年(昭和63 年)5月23日
142,520百万円(平成16年3月31日現在)
◎ 株 主 メ モ ◎
決算期
3月31日
定時株主総会
株主確定日
定時株主総会・
利益配当金
中間配当金
6月
3月31日
9月30日
名義書換代理人
大阪市中央区北浜四丁目5番33号
住友信託銀行株式会社
同事務取扱所
東京都千代田区丸の内一丁目4番4号
住友信託銀行株式会社 証券代行部
同取次所
住友信託銀行株式会社 全国本支店
手数料
名義書換手数料
新券交付手数料
無料
新たに発行する株券に係る印紙税相当額および消費税相当額
上場取引所
東京証券取引所市場第一部
公告掲載新聞名
日本経済新聞
証券コード
9613
お知らせ
■住所変更・配当金振込指定書等の用紙を下記の方法で請求できます。
[ご請求できる用紙]変更届(住所、印鑑、姓名等)、配当金振込指定書、買取請求書、名義書換請求書
☆郵便物送付先 住友信託銀行株式会社 証券代行部
〒183-8701 東京都府中市日鋼町1番10
☆受付フリーダイヤル 0120-175-417(住所変更など用紙のご請求)
0120-176-417(その他ご照会)
☆インターネットによるご請求先 http://www.sumitomotrust.co.jp/STA/retail/service/daiko/index.html
7
*株券等保管振替制度ご利用の方は、お取引口座のある証券会社へご照会ください。
株式事務のお問い合わせは
電話:0 1 2 0 - 1 7 6 - 4 1 7
住友信託銀行株式会社 証券代行部
―株式名義書換代理人および株式事務取扱場所変更のお知らせ―
当社は平成16年6月25日より、当社株式の名義書換代理人をUFJ信託銀行株式会社から住友信託銀行株式会社に
変更いたしましたのでお知らせいたします。同封の株式名義書換代理人および株式事務取扱場所変更のご通知を
ご参照ください。
2004/6/199,000
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