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平成28年度 下水道事業予算の概要

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平成28年度 下水道事業予算の概要
平成28年度
下水道事業予算の概要
1.下水道関係予算の概要
2.新規事項
(1) 効率的雨水管理支援事業制度の創設
(2) 下水道ストックマネジメント支援制度の創設
(3) 民間活力イノベーション推進下水道事業の拡充
(4) 下水道整備推進重点化事業の拡充
(5) 市町村合併支援制度の延伸
3.下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)
4.行政経費等
(参考) 下水道事業予算等の推移
(参考) 下水道法等の改正の概要
(参考) 持続的な機能確保のための下水道管理
(参考) 東日本大震災からの復旧・復興
(参考) 下水道におけるPPP/PFIについて
(参考) 本邦技術の海外展開の推進(ベトナム)
(参考) オリンピック・パラリンピックに向けた下水道の取組
(参考) ストック効果事例
平成27年12月
国土交通省水管理・国土保全局下水道部
1.下水道関係予算の概要
平成28年度予算の基本方針及び公共事業関係費
>
平成28年度国土交通省予算については、「東日本大震災からの復興加速」、「国民の安全・安心の確
保」、「豊かで利便性の高い地域社会の実現」及び「日本経済の再生」の4分野に重点化し、施策効果の早
期実現を図る。
これを踏まえ、下水道事業においては、以下の施策等を展開していく。
防災・減災対策
老朽化対策等を含むアセットマネジメント
未普及地域の早期解消
民間活力の導入
再生可能エネルギー等の利用
水ビジネスの国際展開
平成28年度予算額
平成27年度予算額
国費
国費
対前年度
倍率
区分
5,178,695
公共事業関係費(国土交通省計上分)
(単位:百万円)
5,176,655
1.00
社会資本整備総合交付金、防災・安全交付金
地方公共団体が行う社会資本整備について、基幹的な事業や関連する社会資本整備、効果を促進す
る事業等を一体的に支援する経費として計上。
また、防災・安全交付金により、「防災・安全」に対して重点的な支援を実施。下水道事業におい
ては、主に①地震対策、②浸水対策、③老朽化対策、④合流改善対策を支援。 (単位:百万円)
平成28年度予算額
平成27年度予算額
国費
国費
対前年度
倍率
区分
社会資本総合整備
1,998,566
1,996,554
1.00
898,332
901,805
1.00
1,100,234
1,094,749
1.01
うち社会資本整備総合交付金
うち 防災 ・ 安全交付金
※下水道事業に係る費用は、この内数である。
下水道事業費補助、下水道事業調査費等、下水道防災事業費補助
PPP/PFI等民間活力を活用し、未普及対策やエネルギー利用を推進するため民間事業者に直接支援
する民間活力イノベーション推進下水道事業、日本下水道事業団による代行制度(下水道事業費補
助)、国が自ら技術実証を行う下水道革新的技術実証事業(下水道事業調査費)及び官民連携して地
域の浸水対策を進めるため民間事業者を直接支援する特定地域都市浸水被害対策事業(下水道防災事
業費補助)等の推進を図るために必要な予算を計上。
(単位:百万円)
区分
平成28年度予算額
平成27年度予算額
国費
国費
対前年度
倍率
下水道事業費補助
1,091
1,062
1.03
下水道事業調査費等
4,084
4,086
1.00
200
200
1.00
5,375
5,348
1.01
下水道防災事業費補助
合計
上記のほか、○内閣府計上の地方創生推進交付金※
1,000億円【内数】
○内閣府計上の沖縄振興公共投資交付金 807億円【内数】
○復興庁計上の東日本大震災復興交付金 1,477億円【内数】
がある。
※まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、地方創生の深化のための新型交付金として創設
(予算額の一部は地域再生基盤強化交付金(汚水処理施設整備交付金)からの再編)
1
2.新規事項
安全・安心を守るための防災・減災、老朽化対策
○重点的、効率的な防災・減災対策の推進を図るため、
既存施設の最大限の活用等を行い浸水リスクに応じた効率的な浸水対策を推進
ストックマネジメントの観点を導入した戦略的な維持管理・更新を推進
の観点から、新規制度を創設。
(1)効率的雨水管理支援事業制度の創設
浸水被害が頻発している一般市の住宅地等において、浸水リスクに応じたきめこまやかな目標設
定と、迅速かつ経済的な対策を実施するための、浸水シミュレーション等に基づく計画の策定、
既存施設を最大限活用した下水道整備や止水板の設置等を支援する。
(2)下水道ストックマネジメント支援制度の創設
下水道施設全体を一体的に捉えたストックマネジメント計画の策定とそれに基づく点検・調査、
改築を支援し、施設全体の持続的な機能確保及びライフサイクルコストの低減を図る。
地方の活力・豊かな生活環境を生み出す下水道整備
○まちづくりへの貢献、持続的なシステムによる汚水処理概成に向け、
民間による下水熱等の再生可能エネルギー利用の推進
下水処理施設の統合を支援し、持続的な下水処理システムの構築
未普及地域早期解消に向け、市町村合併支援制度の延伸
の観点から、制度を拡充。
(3)民間活力イノベーション推進下水道事業の拡充
民間事業者が管渠の改築事業と一体的に下水熱利用のための熱交換器をDB方式で設置する場合
等において、民間事業者に直接支援できるように拡充することで、下水熱利用及び民間活力を
用いた効率的な改築の促進等を図る。
(4)下水道整備推進重点化事業の拡充
効率的な下水処理の整備・運営管理推進の観点から、既設の下水処理場を他の下水処理場へ統
合する場合に必要な経費への支援を拡充し、地方公共団体の下水処理の効率化を促進する。
(5)市町村合併支援制度の延伸
公共下水道管渠の交付対象範囲は市町村規模ごとに定められているため、下水道事業を実施し
ている市町村が合併による不利益を生じることのないよう交付対象の特例措置を平成31年度ま
で延伸する。
2
(1)効率的雨水管理支援事業制度の創設
~雨に強いまちづくりの推進~
《
》
社会資本整備総合交付金 防災・安全交付金
浸水被害が頻発している一般市の住宅地等において、浸水リスクに応じたきめこまやかな目標設
定と、迅速かつ経済的な対策を実施するための、浸水シミュレーション等に基づく計画の策定、
既存施設を最大限活用した下水道整備や止水板の設置等を支援する。
既存施設を含めたシミュレーションに基づき、
既存施設を含めたシミュレーションに基づき、
きめ細やかな対策目標を設定し、迅速かつ経済的な雨水対策を実施
きめ細やかな対策目標を設定し、早く安い雨水対策を実施
低い浸水リスクに応
じた対策目標を設定
高い浸水リスクに応
じた対策目標を設定
既存水路
の活用
浸水:小
浸水:大
管渠の
縮小
民間による
止水板等の設置
河川等
既存施設を活用し
たネットワーク化
経済的な対策の例
浸水:大
【凡例】
下水道施設(整備済み)
下水道施設(新たに整備)
浸水リスク
きめ細やかな対策目標
迅速かつ経済的な雨水対策
早く安い雨水対策の例
河川等
ボトルネックの解消
(2)下水道ストックマネジメント支援制度の創設
~効率的な施設管理の推進~
《 社会資本整備総合交付金
防災・安全交付金
》
下水道施設全体を一体的に捉えたストックマネジメント計画の策定とそれに基づく点検・調査、
改築を支援し、施設全体の持続的な機能確保及びライフサイクルコストの低減を図る。
ストックマネジメントの導入事例
ストックマネジメントの導入による事業費の平準化・削減(イメージ)
耐用年数である50年で単純更新
【単純更新50年】
200
200
事業費(億円)
160
140
120
100
80
60
40
20
100
50
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
65
70
75
80
85
90
95
100
95
100
90
85
80
75
70
65
60
55
45
40
35
30
25
20
15
5
10
50
経過年数
150
0
0
現況
延長(km)
事業費(億円)
180
経過年数
3
(3)民間活力イノベーション推進下水道事業の拡充
~民間活力による下水熱利用の推進~
《下水道事業費補助》
民間事業者が管渠の改築事業と一体的に下水熱利用のための熱交換器をDB方式で設置する場合
等において、民間事業者に直接支援できるように拡充することで、下水熱利用及び民間活力を用
いた効率的な改築の促進等を図る。
商業施設
要件の拡充
●PFI手法等へDB(Design-Build)方式の追加
→管渠等について、民間事業者のノウハウ等が想定される場合、PFI、DBO方式に加え、DB方式でも適用可能な
制度とする
(4)下水道整備推進重点化事業の拡充
~効率的な下水処理の推進~
《社会資本整備総合交付金》
効率的な下水処理の整備・運営管理推進の観点から、既設の下水処理場を他の下水処理場へ統
合する場合に必要な経費への支援を拡充し、地方公共団体の下水処理の効率化を促進する。
処理区の統合にあたって必要となるポンプ施設及び管渠の整備等を支援。
現
況
処理区の統合
下水処理場
下水処理場
ポンプ場等を整備し、
ポンプ施設等を整備し、
A処理区の下水道と統合
A処理区の下水道と統合
下水処理場
ポンプ施設
ポンプ場
B下水処理区
A 下水処理区
経済財政運営と改革の基本
方針2015
(骨太の方針)
A下水処理区
A下水処理区
処理区の統合にあたって必要となるポンプ施設及び管渠の整備を支援し、
地方公共団体の下水処理の効率化を推進
(5)市町村合併支援制度の延伸
~未普及地区の早期解消~
公共施設の管理・運営につい
ては、人口減少・高齢化を反映
して、(中略)、生活密着型施設
の統廃合やネットワーク化を進
める等、必要な機能を維持しつ
つストック量を適正化していく。
《社会資本整備総合交付金 防災・安全交付金》
公共下水道管渠の交付対象範囲は市町村規模ごとに定められているため、下水道事業を実施し
ている市町村が合併による不利益を生じることのないよう、交付対象の特例措置を平成31年度
まで延伸する。
合併前
処理場
合併後
特例措置が
なかったら
処理場
旧C村
市町村規模が大きくなることに
より、交付対象管渠が減少
特例措置により
旧市町村区分を適用
処理場
旧A市
処理場
処理場
旧B町
処理場
管渠
交付対象管きょ
4
管渠
単独費施工管きょ
3.下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)
エネルギー需給の逼迫等の社会情勢の変化を踏まえ、下水道事業においても、革新的技術による創エ
ネルギー・省エネルギー化等を推進する必要がある。
下水道における革新的な技術について、国が全額負担し、実規模レベルの施設を設置して技術的な検
証を行い、ガイドラインを作成し、民間企業のノウハウや資金も活用しつつ、全国展開。
革新的技術の全国展開の流れ
《下水道事業調査費:約36億円》
民間企業
B-DASHプロジェクトの効果
■ 低炭素・循環型社会の構築やライフサイクルコスト縮減、浸水対策等
を実現する革新的技術の開発(パイロットプラント規模)
水ビジネスの国際展開支援
■ 国際的な基準づくりに反映
■ 実証プラントをトップセールス等
に活用
B-DASHプロジェクト
国土交通省
■ 地方公共団体の下水道施設において、革新的技術の普及可能性等
を検討すると共に、国が全額負担し、実規模レベルの施設を設置し、
技術の適用性等を検討・実証
■ 当該新技術を一般化し、ガイドライン化
LCCの大幅縮減
<国土交通省>
予算の範囲内で、社会資本整備総合
交付金を活用し導入支援
創エネ・省エネ化
実証事業は、国総研下水道研究部か
ら民間企業等への委託研究方式にて
実施
地方公共団体
■ 革新的技術を全国の下水道施設へ導入
H23~H27年度実証事業の概要について
H23年度公募テーマ
⑰降雨・浸水予測
⑩管渠マネジメント
⑱空洞探査
⑬ICTを活用した浸水対策
⑯設備劣化診断
下水処理場
管渠
流
入
⑥下水
熱利用
水処理
①固液分離
⑫省エネ型水処理
⑬ICTを活用した運転制御
再生水利用
農業、都市等
⑲再生水利用
エネルギー
下水処理
熱
資源
放流
発電所
製紙工場等
汚泥処理
⑨バイオマス発電
場内・
場外利用
エネルギー
資源
肥料
⑧
リン
回収
H24年度公募テーマ
⑤下水汚泥の固形燃料化
⑥未処理下水の熱利用
⑦栄養塩(窒素)除去
⑧栄養塩(リン)除去・回収
H25年度公募テーマ
下水汚泥
⑦
窒素
除去
①水処理(固液分離)
②バイオガス回収
③バイオガス精製
④バイオガス発電
都市ガス・発電
・工場等
⑤固形燃料化
②
ガス
回収
③ガス精製
バイオ
ガス
④ガス発電
⑪水素創出
H26年度公募テーマ
処理場内
利用等
CNG車
FCV等
⑭ガス集約
資源
⑮CO2回収
5
⑨バイオマス発電
⑩管渠マネジメント
有用藻類の培養
農業利用等
⑪水素創出
⑫省エネ型水処理
⑬ICTを活用した戦略的維持管理
H27年度公募テーマ
⑭バイオガス集約・活用
⑮CO2分離・回収・活用
⑯設備劣化診断
⑰降雨・浸水予測
⑱空洞探査
⑲再生水利用
平成28年度新規実証技術
①中小規模処理場を対象とした下水汚泥の有効利用プロセスの実証
中小規模の下水処理場から発生する下水汚泥を燃料化・肥料化する低コスト技術について、
国が主体となって実規模レベルで技術的な検証を行い実用性等を評価することで、中小規模
処理場における下水汚泥の有効利用を促進する。
(例)
一体型脱水乾燥設備
一体型により
維持管理を省力化
脱水・乾燥機
下水汚泥
緑農地利用
下水処理場
乾燥汚泥
発電利用
用途に合わせた水分調整機能
機器費・維持管理費を低減
燃料や肥料として有効利用
高濃度メタン発酵技術や既存施設の有効活用技術について、国が主体となって実規模レベル
で技術的な検証を行い実用性等を評価することで、中小規模処理場における下水汚泥の有効
利用を促進する。
(例)
攪拌機を横型にすることで
高濃度消化を実現
通常の濃縮汚泥(4%)に対し、高濃度濃縮(10%)
にした場合、消化槽容量の6割縮小が可能
濃縮機・脱水機
濃縮汚泥
脱硫設備
下水処理場
脱水機を濃縮工程にも活用
脱水
汚泥
バイオ
ガス
横型汚泥
消化槽
下水汚泥
ガスホルダ
バイオガス発電
消化汚泥
(返送)
ガスホルダ、脱硫設備をユニット化させ、施設全体
のコンパクト化と維持管理の集約化・簡素化を図る
汚泥処分
②ダウンサイジング可能な水処理技術の実証
既存の施設を活用しつつダウンサイジング可能な水処理技術について、国が主体となって実
規模レベルで技術的な検証を行い実用性等を評価することで、施設の改築更新費や維持管理
費を低減するとともに処理施設のコンパクト化を図る。
(例)
余剰汚泥削減型水処理技術
最終沈殿池
下水
放流
汚泥処理設備
反応タンク内を多段に区切り、特殊繊維を配置して微生物を保持
⇒下流部に比較的大きい生物が生息し、食物連鎖が発生することで
余剰汚泥発生量が削減
6
汚泥処理施設
:ダウンサイジングにより改築更新費
や維持管理費が低減
4.行政経費等
(1)行政経費
①官民連携による浸水対策に関する検討経費(新規)
【予算額:国費 約20百万円】
下水道法改正により創設された管理協定制度により下水道管理者が民間の雨水貯留施設を管理する場
合のポンプ施設等の操作、清掃、点検等の管理方法を検討し、ガイドラインを作成する。
②下水道におけるPPP/PFIの導入に向けた検討経費(新規)
【予算額:国費 約30百万円】
コンセッション等の導入に先行的に取り組むモデルとなる地方公共団体において、実施方針や募集要項
等の作成を行うとともに、導入に関する課題抽出と解決方策の検討を行い、ガイドラインを作成する。
③施設管理計画と経営改善等検討経費(新規)
【予算額:国費 約42百万円】
管理体制(人)、施設(モノ)、経営(カネ)の面から下水道事業の持続的な運営を図るため、施設管理計画
策定、経営改善、執行体制強化等について検討を行い、マニュアルを作成する。
-
④下水処理場における総合バイオマス利活用検討経費(拡充)
【予算額:国費 約43百万円】
生ごみ等の地域バイオマス資源の下水処理場への集約・利活用の促進のための方策や、都市再開発事
業等において下水道資源の利用者である民間事業者との連携強化のための方策等を検討し、ガイドライ
ン等を作成する。
(2)税制改正
エネルギー環境負荷低減推進設備等を取得した場合の特別償却又は特別控除
(グリーン投資減税)の拡充・延長
対象資産イメージ
(税制対象)
下水熱又は下水汚泥固形燃料の利活用のた
めの設備等を取得した際の所得税・法人税に
係る特例措置(取得価額の30%の特別償却又
は7%の税額控除(中小企業者))について、対
象資産を見直した上で適用期限(平成28年3
月31日)を2年間延長する。
熱媒体循環ポンプ
熱交換器
下水管渠
下水熱利用設備
(3)国土交通本省下水道関係組織等決定概要
①戦略的な下水道経営・管理の推進
下水道企画課「管理企画指導室」の設置
②アセットマネジメントの強化
下水道事業課「事業マネジメント推進室」の設置
③都市浸水対策の強化
流域管理官付課長補佐の増員
※組織名は仮称
7
(参考)下水道事業予算等の推移
年度
(単位 : 億円)
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
元
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
2,582
5,004
4,353
7,869
5,678
9,858
6,887
補対事業費
11,428
6,901
国費
12,152
7,085
12,251
7,090
10,648
7,082
10,114
7,021
10,096
6,925
10,956
7,056
12,338
8,555
16,213
8,129
15,273
8,297
15,629
8,331
15,650
8,923
16,617
11,289
21,098
14,335
26,900
10,991
20,375
14,704
27,298
12,458
23,122
12,184
22,578
17,813
33,114
13,048
24,198
12,624
23,133
11,864
21,678
10,674
19,378
9,250
16,738
8,899
16,452
8,453
15,832
7,950
14,977
7,515
14,432
7,177
14,005
6,947
5,586
10,544
5,218
9,878
5,125
9,763
5,346
5,135
0
13,712
5,000
10,407
9,783
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
(注) 1.12年度以前は、住宅宅地関連公共施設整備促進事業等を含む。
2.17年度以降は、汚水処理施設整備交付金の実績額を含む。
3.21年度以前は、国土交通省下水道部が当該年度に配分した国費(補正予算を含む)の集計値である。
4.22年度以降は、地方公共団体が当該年度に執行した国費の集計値である。
5.24年度以降は、沖縄振興公共投資交付金の実績額を含む。
8
35,000
(参考)下水道法等の改正の概要
(平成27年11月19日全部施行)
多発する浸水被害への対応を図るため、想定し得る最大規模の洪水・いわゆる内水 ※1)
・高潮に係る浸
水想定区域制度への拡充、雨水貯留施設に係る管理協定制度の創設等の措置を講ずるほか、下水道
管理をより適切なものとするため、下水道の維持修繕基準の創設等所要の措置を講ずる。
※1) 内水…公共の水域等に雨水を排水できないことによる出水。
背景・必要性
○ 近年、洪水のほか、内水・高潮により、現在の想定を超える浸水被害が多発
○ 都市における浸水被害の軽減のため、下水道整備のみでは対応が困難な
地域における民間の協力等が必要
○ 今後、老朽化した下水道施設が増加する一方で、地方公共団体での執行
体制の脆弱化が進む中、予防保全を中心とした戦略的維持管理・更新により、
下水道機能を持続的に確保することが必要
○ エネルギー基本計画等を踏まえ、再生可能エネルギーの活用促進が必要 平成25年8月大阪市梅田駅周辺での浸水
改正の概要
※ 多発する浸水被害への対応を図るため、ハード・ソフト両面からの対策を推進する。
想定し得る最大規模の洪水・内水・高潮への対策
[ソフト対策](水防法)
現行の洪水に係る浸水想定区域※2)について、想定し得る最大規模
の降雨を前提とした区域に拡充
新たに、内水及び高潮に係る浸水想定区域制度を設け
想定し得る最大規模の降雨・高潮を前提とした区域を公表
※2)浸水想定区域…市町村地域防災計画に洪水予報等の伝達方法、避難場所、避難経路等
が定められ、ハザードマップにより、当該事項が住民等に周知されるとともに、地下街等の
所有者等が避難確保等計画を定めること等により、避難確保等が図られる。
高潮浸水想定区域
比較的発生頻度の高い内水に対する地域の状況に応じた浸水対策
[ハード対策](下水道法)
官民連携による浸水対策の推進
都市機能が集積し、下水道のみ
では浸水被害への対応が困難な
地域において、民間の協力を得
つつ、浸水対策を推進するため、
「浸水被害対策区域」を指定し、
民間の設置する雨水貯留施設を
下水道管理者が協定に基づき
管理する制度等を創設
雨水貯留施設
雨水排除に特化した公共下水道の導入
汚水処理区域の見直しに伴い、下水道による
汚水処理を行わないこととした地域において、
雨水排除に特化した下水道 雨水排除に特化した下水道
(雨水公共下水道)
整備を可能とするよう措置
見直し前の下水道(汚水・雨水)の区域
豪雨による浸水発生
見直し後の下水道(汚水・雨水)の区域
持続的な機能確保のための下水道管理(次ページ参照)
下水道の維持修繕基準の創設(下水道法)
下水道の維持修繕基準を創設するとともに、事業計画の記載事項として点検の方法・頻度を追加
地方公共団体への支援の強化(下水道法、日本下水道事業団法)
下水道管理の広域化・共同化を促進するための協議会制度を創設(構成員は協議結果を尊重)
地方公共団体の要請に基づき、日本下水道事業団が、高度な技術力を要する管渠の更新等
や管渠の維持管理をできるよう措置、併せて代行制度を導入
再生可能エネルギーの活用促進(下水道法)
下水道の暗渠内に民間事業者による熱交換器の設置を可能とする規制緩和を実施
9
(参考)持続的な機能確保のための下水道管理
下水道法・日本下水道事業団法の一部改正(課題・背景)
課題
地方公共団体の下水道事業の執行体制が脆弱化
10年間(H14→H24)で
・ 全国の下水道技術職員は 約2割減少。
・ 下水管渠延長は
約2.5割増加 (約36万km→約45万km)
下水管渠の点検
を計画的に実施し
ている地方公共団
体の割合は約2割
下水管渠の腐食
等に伴う道路陥没
が多発
→ 年間約4000件
下水道事業を実施する 約1,500団体のうち、
下水道担当職員が5人未満の市町村は約500
方向性
下水道の計画的な維持管理を推進
(下水道の維持修繕基準の創設、事業計画の記
載事項として点検の方法・頻度を追加)
地方公共団体が実情に合わせて選択できる下水道事業
の執行体制支援の充実
(協議会制度の創設、日本下水道事業団による代行制度の導入)
新たな事業計画の全体像
○事業計画の記載事項として、新たに「点検の方法・頻度」等を追加。
○施行以前に定めた計画は施行後3年以内(平成30年11月18日まで)に見直しが必要。
改正下水道法施行前後における事業計画新旧対比表
施行前
施行後
●管渠の配置・構造・能力及び点検の方法・頻度
●管渠の配置・構造・能力
(主要な管渠のうち腐食するおそれの大きい箇所について
5年に1回以上の適切な頻度で点検)
●予定処理(排水)区域
●予定処理(排水)区域
●処理場の配置・構造・能力
●処理場の配置・構造・能力
○段階的整備計画
汚泥の最終処分計画及び処分地
○施設の設置及び機能の維持に関する
中長期的な方針
(1)施設の設置に関する方針
(2)施設の機能の維持に関する方針
日本下水道事業団による建設代行(千葉県長生村(平成27年度より実施))
【代行の目的】
○施設の老朽化が進み、早急な改築が必要。
○長生村役場の下水道担当職員は3名(事務職2名、技術
職1名)であり、執行体制が脆弱。
長生村
○本制度を活用することで執行体制を補完するとともに、
日本下水道事業団(JS)のノウハウ・技術力を活用した
事業実施が可能。
【事業の概要等】
○長生浄化センターの水処理設備・電気設備の更新工事。
○平成27年9月18日に長生村とJSは特定下水道工事の代行に関する基本協定を締結。
10
長生浄化
センター
(参考)東日本大震災からの復旧・復興
(1)復旧
<平成27年11月30日現在>
○平成27年度末に仙台市南蒲生浄化センターの水処理施設の復旧が完了するなど、復旧は最終
段階に。
【南蒲生浄化センターの復旧工事状況(H27.11)】
【下水管渠】
被災のあった11都県134市町村等の下水管渠総延長は、約65,000km。
このうち、被災延長は675km(被災率は約1.0%)、
復旧延長は664km(復旧率は約98%)。
【下水処理場】
震災当初は120箇所(福島県内の避難指示区域内に位置する9箇所
を除く)が被災し、そのうち48箇所が稼働停止。
被害が甚大で規模が大きい南蒲生浄化センター(仙台市)でも復
旧した施設での水処理を開始。
○南蒲生浄化センターの復旧状況
・主に津波により、処理機能に甚大な被害。
・地震や津波に強い新たな処理場を建設するためには5年程度の期間を要することか
ら、その間は応急仮復旧処理を実施。
・迅速な作業により平成27年11月から、復旧した1系列での水処理を開始し、
平成27年度末までに、全ての系列で復旧完了の見込み。
・沈殿池を2階槽にするなど、構造物の高さを確保することにより、東日本大震災の
津波にも耐えられる施設として復旧。
(2)復興
⃝ 復興まちづくり事業として実施される土地区画整理事業等の進捗にあわせ、下水管渠等の整備を
推進。
⃝ 地盤沈下に伴い生じた浸水被害を軽減するため、雨水排水のためのポンプ施設等の整備を推進。
【東日本大震災からの復興状況(下水道事業)】
【復興】
凡 例(復興交付金事業実施状況)
土地区画整理事業に伴う下水道事業(10箇所)
雨水排水対策事業(6箇所)
区画整理等に伴う下水道事業+雨水排水(9箇所)
久慈市
野田村
【宮城県石巻市・新蛇田地区(H25~28) 】
宮古市
被災リスクの低い内陸部(新蛇田地区)へ
新市街地を形成し、住環境を整えるために
下水道の面的な整備を実施。
山田町
陸前高田市
松島町
利府町
仙台市
名取市
岩沼市
亘理町
東松島市
七ヶ浜町
塩竈市
多賀城市
相馬市
白河市
【岩手県釜石市(H28~29)】
いわき市
11
気仙沼市
石巻市
女川町
新地町
土地区画整理事業に併せて下水管渠整備
と雨水ポンプ施設整備等を実施(予定)。
大槌町
釜石市
大船渡市
(参考)下水道におけるPPP/PFIについて
<平成27年12月現在>
【PPP/PFIの実施状況】
○管路施設や下水処理施設の管理については9割以上が民間委託を導入済み。
○下水道施設の点検・調査等、運転管理・修繕等を一括して複数年にわたり民間に委ねる
「包括的民間委託」は約390件導入されており、件数は近年増加中。
○下水汚泥を利用してガス発電や固形燃料化を行うPFI事業等は28件実施されており、件数
は近年増加中。
○国土交通省としては、導入に向けた支援やガイドラインの整備による横展開等によりPPP/
PFIを促進。
下水道施設
処理施設(全国約2,200箇所)
管渠等
汚泥処理施設
(全国約46万km)
水処理施設
下水汚泥
有効利用施設
包括的民間委託(管渠)
包括的民間委託(処理場)
約10件
約380件
・PFI事業:10件
・DBO事業:18件
【PPP/PFIの実施状況】
収益施設の併設・土地活用
コンセッション(浜松市)
コンセッション導入スケジュール
平成26年度
事業スキームの検討
公募書類の作成
資産調査 など
平成27年6月
実施方針(素案)の公表
平成27年12月
実施方針(案)、
要求水準書(案)の公表
平成28年2月
実施方針の公表
特定事業の選定・公表
平成28年4月~
西遠流域下水道移管
平成29年2月
優先交渉権者の選定
平成29年10月
運営権設定
実施契約の締結
平成30年4月
コンセッション事業開始
国土交通省において、財政
的支援・技術的助言を実施
包括的民間委託
東京都 芝浦水再生センター
○対象施設:西遠浄化センター、中継ポンプ場2箇所
(平成28年4月に静岡県から浜松市に移管予定)。
○移管に伴う職員増員と経費を抑制するため、可能
な限り業務を民間に委ねる。
○事業期間:20年間(平成30年度~平成49年度)
第三者機関によるモニタリングを実施。
○下水処理場の敷地の借地権(30年間)を民間企業に
譲渡し、その対価としてオフィスビルの床を取得。
○ビルの空調に下水熱を活用し、トイレ洗浄水に再生
水を利用。
12
(参考)本邦技術の海外展開の推進(ベトナム)
○ベトナム国建設省と国土交通省との間では平成22年に下水道分野に関する技術協力覚
書を締結して以来、定期的に政府間協議を実施するなど、良好な政府間関係を構築。
○覚書に基づき、セミナーや研修による人材育成、技術基準や法制度の整備支援、JICA
専門家派遣等を実施。
○これらを背景に、円借款事業を本邦企業が受注する等の成果があがっている。
下水道分野における技術協力覚書
○平成22年に国土交通省とベトナム国建設省との間で、
下水道分野に関する技術協力覚書を締結。
(平成25年度、覚書を3年間更新)
○ 覚書の協力分野は以下のとおり。
①雨水排水・汚水処理
②下水処理水・下水汚泥の有効利用
③下水道システムに関する投資・建設・維持管理
④管路布設・処理技術に関する技術基準策定
⑤下水道関連法制度策定
⑥地下インフラ
○ 覚書に基づく政府間協議をこれまでに8回開催。
第8回定期協議の様子(平成27年10月)
国土交通省によるベトナム国への支援
○下水道に関する本邦研修
本邦研修の様子
○推進工法関連基準類の策定支援
日越協働で作成した
推進工法基準類(改訂版)を手交
(平成27年10月)
推進工法
○この他、JICA専門家派遣、人材育成や推進工法など本邦技術に対する理解醸成等のためのセミナー
を実施。
○推進工法の特徴
道路を掘り返すことなく下水管渠の布設が可能
長距離スパン、カーブでも下水管渠の布設が可能
近年の本邦企業の受注実績
これまでの取組により、近年、円借款事業を本邦企業が受注する等の成果があがっている。
(平成26年以降の実績)
○フエ市水環境改善事業
下水処理場・ポンプ施設の建設、運転管理を受注。(契約金額:約70億円、水ingと韓国企業のJV)
○南部ビンズン省水環境改善事業(第1期)
推進工法パイロットプロジェクトを受注。(契約金額:約1億円、ヤスダエンジニアリング)
○南部ビンズン省水環境改善事業(第2期)
下水処理場の建設、運転管理を受注。(契約金額:約17億円、神鋼環境ソリューション)
○第2期ホーチミン市水環境改善事業
下水処理場等の建設を受注。(契約金額:約154億円、日立製作所・フランス企業・韓国企業のJV)
推進工法等による下水管渠布設工事を受注。(契約金額:約109億円、ヤスダエンジニアリングと韓国企業のJV)
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(参考)オリンピック・パラリンピックに向けた下水道の取組
○円滑な大会運営及び競技会場周辺における観光客の安全・安心を確保するため、
水質改善や災害対策に資する下水道整備を実施。
浸水対策及び合流式下水道の改善
<浸水対策>
浸水対策の推進により、局地的集中豪雨に対する安全性を向上。
<合流式下水道の改善等>
合流式下水道の改善や高度処理の推進により、大会の舞台となる東京湾をはじめ、河川や海の水環境を改善。
第二溜池幹線の整備( 浸水対策及び合流式下水道の改善事例)
・平成27年4月から供用中。
・時間50mm以内の降雨に対し、浸水安全度を確保するとともに、皇居内濠への越流水の流入を解消。
浸水状況
皇居内濠
第二溜池幹線
内径6.5m~8.0m 延長約4.5km
(幹線は供用済み。引続き枝線を整備中)
溜池山王駅付近(平成12年度)
競技会場周辺や選手村周辺
における下水道整備
晴海選手村(イメージ)
地震対策
老朽化対策
地震対策の推進により、地震発生の際にも下水道機能を維持。
更生工法を活用した再構築の推進や局
所的な補修工事を組み合わせ、道路陥
没を未然に防止。
マンホールと管の接続部の耐震化
マンホールの浮上抑制対策
(例)過剰間隙水圧消散タイプ
14
(例)更生工法
浸水のないまちづくりが
地域の安心とにぎわいを支える
before
after
●平成5年7月(時間最大雨量:66mm)
●平成17年9月(時間最大雨量:77mm)
整備前
整備後
浸水被害
なし
商業施設区域
ショッピングセンター
商業施設区域
ショッピングセンター
総合病院
総合病院
公園
公園
朝ヶ谷雨水幹線
(平成16年完成)
○管径
2,800mm ~
3,000mm
○延長
L=1,030m
☆浸水面積:9.8ha
☆道路冠水延長:300m
☆通行止実施時間:約4時間
須崎市では、平成5年に大規模な浸水被害が発生し、地域の主要な道路とその周辺において長時間に及ぶ通行止め
を実施するなど住民生活に大きな打撃を与えた。
浸水対策の強化を図るため、平成6年から朝ヶ谷雨水幹線の整備を実施し、平成16年に完成。
下水道の浸水対策等により、浸水被害の軽減が図られたことで、平成17年に発生した時間70mmを
超えるような大雨においても浸水被害の発生は無かった。
さらに、平成27年の90mmを超える大雨においても、浸水が30分という短時間で解消され、
通行止実施時間が大幅に減少した。(約4時間(平成5年)⇒約30分(平成27年))
15
よみがえった伊勢の伝統行事初穂曳き!!
before
after
五十鈴川(平成10年)
五十鈴川(現在)
生活排水・工場排水等により水質が悪化していた五十鈴川は、下水道の普及に伴い水質が大幅に改善。
水質改善により、途切れていた初穂曳き(初穂を内宮に奉納する行事)の川曳きがH12に19年ぶりに復活。
さらに周辺整備と遷宮効果もあり、参拝客数が増加、五十鈴川は訪れる方々の憩いの場にもなっている。
水質改善による内宮参拝客数の増加
下水道処理人口普及率と水質改善の効果
下水道の普及に伴い、五十鈴川の水質が改善
普及率(%)
BOD(mg/l)
9
8
7
6
下水道処理人口普及率
下水道普及率
(宇治中村地区)
80%
2
1
0
式年遷宮
普及率(%)
1,000
800
60%
下水道処理人口普及率
下水道普及率(旧伊勢市内)
(旧伊勢市内)
内宮参拝客数(年間)
700
50%
600
70%
供用開始
3
参拝客数
(万人)
900
90%
BOD
五十鈴川
5
4
100%
水質改善に加え周辺整備により、内宮参拝客数が増加
60%
50%
500
40%
400
300
30%
200
100
40%
0
20%
H18H19H20H21H22H23H24H25H26
16
参拝客が集まるおはらい町
蘇った紫川 人々が集う都市の「顔」に!
after
before
平成27年
昭和50年代前半
紫川は、以前死の川と呼ばれていたが、下水道処理人口普及率の増加もあり、水質は改善。
また、紫川の河川改修にあわせ、川を中心とした一体的なまちづくりを推進し、九州の玄関にふさわしい
都市の「顔」としての水辺空間を創出。
約2,000億円以上の民間開発の誘発や、観光客数が大幅増加と地域が活性化。
紫川と周辺の整備事業効果
紫川の水質と下水道処理人口普及率(平成25年度末)
BOD(mg/l)
BOD平均値(mg/l)(旦過橋)
BOD平均値(mg/l)(旦過橋)
下水道処理人口普及率(%)
40
下水道処理人口普及率(%)
30
BOD20~30mg/l以上:魚が住めない
BOD10~20mg/l以上:魚が住みにくい
BOD10mg/l以上:悪臭が発生
10
50
40
30
≈
約3倍に増加
20
10
H23
H22
H21
H20
H19
H18
H17
≈
H16
0
H15
H14
H13
H24
H20
H16
H12
H8
H4
S63
S59
S55
S51
S47
S43
S39
17
60
S63
0
70
)
20
小倉城周辺の観光客数
80
観光客数 万(人
50
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
下水道処理人口普及率 %( )
60
下水道がよりよい食を作ります!
【佐賀市】 下水処理水/下水汚泥の活用
【岩見沢市】 下水汚泥の活用
おいしさ最上級!「ゆめぴりか」!
養殖期の冬季には窒素濃度を
高くして放流し栄養塩を供給 下水汚泥由来肥料を活用し農作物を栽培
下水汚泥由来肥料を活用したお米の栽培状況
岩見沢市における取組
ミミズが生息する良質な堆肥、稲
わらを混合し堆肥を切り返し
大型重機導入による効率化
(市が重機を借り上げ支援)
佐賀市の好事例
BISTRO下水道ブランド
で高級海苔を一般販売
岩見沢市の好事例
下水汚泥由来肥料の活用により、アスパラガス生産
農家の利益向上が図られ、若い夫婦が後継者に!
岩見沢地区
汚泥利用組合員数の増加
(人)
18
地域に貢献する循環型農業の意義を
知り、生産者の家族が取組を継承
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