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重点1 生活習慣病予防対策

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重点1 生活習慣病予防対策
2 重点施策・取組指標の評価と今後の方向性論
1 重点施策の評価 …………………………………………………………………
重点1 生活習慣病予防対策
◇目指す姿
・自分の健康状態を知り、生涯にわたり望ましい生活習慣を実践する人を増やします。
・生活習慣病の有所見者数や糖尿病予備群の数を減らします。
◇指標の達成状況
★評価:ほぼ達成 ( ◎ ) 改善傾向 ( ○ ) 横ばい ( → ) 悪化傾向 ( △ ) 評価なし ( - )
【保健医療の水準】
№
指
1
肥満の割合
2
3
標
㊟
(BMI 25.0 以上)
やせの割合
(BMI18.5 未満)
4
H21
H24
目標値(H28)
25~39 歳 男性
22.1%
26.3%
40~64 歳 男性
31.4%
33.3%
25~39 歳 女性
19.0%
18.7%
25~39 歳 男性
33.1%
40.4%
5
HbA1c ㊟ 5.2%(JDS 値)以上
25~39 歳 女性
24.1%
35.4%
6
の割合
40~64 歳 男性
70.4%
62.4%
40~64 歳 女性
75.2%
63.0%
40~64 歳 男性
40.9%
40.2%
40~64 歳 女性
33.7%
31.8%
7
8
正常高値血圧以上の割合
(収縮期血圧 130mmHg
9
以上)
㊟
㊟
11
12
朝食欠食率(朝食を週4日
以上食べない人の割合)
H21
H25
△
○
△
H21 の 25%減少
△
○
○
H21 の 5%減少
○
◎
13
1日の食塩・カリウム摂取
量(16 歳以上)
目標値(H28)
評価
7~15 歳 男性
1.1%
4.6%
0%
△
7~15 歳 女性
4.8%
0%
0%
◎
19~39 歳 男性
26.4%
24.1%
15%以下
○
食塩摂取量推測値
14
15.0%以下
△
BMI 身長と体重から求める国際的な体格の判定方法。体重 kg ÷ ( 身長m×身長m )
HbA1c 過去1~2か月の血糖の状態を反映する糖尿病の指標のひとつ
【市民自らの行動指標】
№
指 標
10
15.0%以下
評価
(H24・25)
男性
12.8g
女性
11.6g
カリウム摂取量推測値
男性
11.6g
男性
9.0g 以下
男性 ○
女性
10.3g
女性
7.5g 以下
女性 ○
(H24・25)
15
男性
1,726mg
男性
2,371mg
男性 2,500mg 以上
男性 ◎
16
女性
1,649mg
女性
2,396mg
女性 2,000mg 以上
女性 ◎
7
№
指
標
H21
17
毎食、野菜を食べる人の割
18
合
16~39 歳
H25
目標値(H28)
朝食
47.2%
55.3%
昼食
60.0%
80.1%
19
25~39 歳
男性 8,485 歩
9,726 歩
20
25~39 歳
女性 7,095 歩
9,927 歩
40~64 歳
男性 7,904 歩
8,594 歩
40~64 歳
女性 8,443 歩
8,320 歩
21
1 日の平均歩数
22
評価
○
70%以上
◎
◎
H21の歩数から
1,000歩増加
◎
○
△
【行政・関係団体等の取組指標】
№
23
24
指
標
H21
国保特定健康診査受診率
(40~74 歳)
国保特定保健指導実施率
(40~74 歳)
H24
目標値(H28)
評価
47.9%
46.5%
対象者数 60,734人 対象者数 60,220人
受診者数 29,108人 受診者数 27,993人
*65.0%
20.0%
12.2%
対象者数 3,439人 対象者数 2,860人
受診者数 689人 受診者数 350人
*45.0%
↓
△
56.0%
↓
△
50.0%
*国保第二期特定健康診査等実施計画に基づき変更
○ 肥満(BMI25.0 以上)とやせ(BMI18.5 未満)の割合
(図1)
肥満(BMI25.0以上)の割合
H21
H24
%
35
30
25
20
15
10
5
0
16~
18歳
19~
24歳
25~
29歳
30~
34歳
35~
39歳
40~
64歳
65歳
以上
16~
18歳
19~
24歳
25~
29歳
男性
30~
34歳
35~
39歳
40~
64歳
65歳
以上
女性
(図2)
やせ(BMI18.5未満)の割合
H21
%
H24
25
20
15
10
5
0
16~
18歳
19~
24歳
25~
29歳
30~
34歳
男性
35~
39歳
40~
64歳
65歳
以上
16~
18歳
19~
24歳
25~
29歳
30~
34歳
35~
39歳
40~
64歳
65歳
以上
女性
健診結果等の収集データ 8
・ 男性は 20 歳代と 30 歳代後半が肥満の割合が増加しており、やせは 10 歳代後半が増加し
ています。(図1)
・ 女性は 30 歳代後半が肥満の割合が増加し、やせは 10 歳代後半と 30 歳代後半が増加して
います。(図2)
・ 若年世代では肥満もやせも割合が増加しており、この世代にはアプローチが少なかったこ
とが要因のひとつと考えられます。
○ 糖尿病の状況
(図3)
HbA1c(JDS値)の年代別割合
%
国(H23)
50
長野市(H23)
40
30
20
10
0
40代
50代
60代
70代以上
糖尿病のリスクが高い
HbA1c(JDS)5.2~5.5
40代
50代
60代
70代以上
糖尿病の可能性が否定できない
HbA1c(JDS)5.6~6.0
40代
50代
60代
70代以上
40代
糖尿病が強く疑われる
HbA1c(JDS)6.1%以上+服薬者
50代
60代
70代以上
[再掲]
服薬者
長野市 : 国保特定健診 国 : 国民健康 ・ 栄養調査
(図4)
%
HbA1c(JDS値)5.2%以上の人の割合
90
80
70
60
50
・ 年代別の HbA1c の状況をみる
糖尿病のリスクが高い
HbA1c(JDS)5.2~5.5
と、40 歳代の「糖尿病のリスク
糖尿病の可能性が否定できない
HbA1c(JDS)5.6~6.0
が高い人(HbA1c(JDS 値 )5.2 ~
糖尿病が強く疑われる
HbA1c(JDS)6.1%以上:服薬者除く
5.5%)」の割合が国と比較して特
服薬者
に高い状況です。(図3)
40
・ 40 歳以上において、糖尿病の
30
指標となる HbA1c(JDS 値 )5.2%
20
以上の人の割合は、減少してい
10
ます。(図4)
0
H21
H24
H21 ・ H 24 年長野市国保特定健診
9
○ 朝食を週4日以上食べない人の割合(朝食欠食率)
(図5) (図6)
女性の朝食欠食率
男性の朝食欠食率
(%)
(%)
40
40
H21
35
H21
35
H25
30
30
25
25
20
20
15
15
10
10
5
5
0
0
H25
H21 ・ H25 年健康づくりに関するアンケート
・ 男性の欠食率は、小学生及び中・高校生で増加しました。(図5)
・ 女性の欠食率は、19 ~ 29 歳及び 40 ~ 64 歳はほぼ同じですが、その他の年代では減少し
ました。(図6)
○ 食塩と野菜(カリウム)の摂取状況
(図7)
1日の食塩の摂取量
g
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
15.3
12.2
14.4
14.3
13.4
12.5
11.7
11.9
12.8
11.6
10.3
10.5
11.6
11.9
10.2 9.7
10.0
10.9
11.6
10.3
H21
H25
16~24歳
25~39歳
40~64歳
65歳以上
全体
16~24歳
25~39歳
男性
40~64歳
65歳以上
全体
女性
(図8)
1日のカリウム摂取量
㎎
3,500
3,000
3,044
2,765
2,755
2,734
2,359
2,500
1,938
2,000
1,601
1,711
1,759
2,371
2,077
1,952
1,726
2,396
2,015
1,735
1,410
1,500
2,228
1,649
1,490
H21
H25
1,000
500
0
16~24歳
25~39歳
40~64歳
男性
65歳以上
全体
16~24歳
25~39歳
40~64歳
65歳以上
全体
女性
H21 : 健康づくりに関するアンケート H25 : H24 年国民健康 ・ 栄養調査及び H25 年県民 ・ 健康栄養調査
10
(図 9)
・ 16 ~ 24 歳以外は、食塩摂取量は減少し
朝食に野菜料理を食べている人の割合
H21
(%)
H25
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
目標
カリウム摂取量は全年代で増えています。
(図7・8)
・ 16 ~ 39 歳は朝食に野菜を食べている
人は増加しましたが、他の年代と比較し
てまだ少ない状況です。(図9)
幼児
小学生
中学生
16~39歳 40~64歳 65歳以上
H21 ・ 25 年健康づくりに関するアンケート
(図 10)
一日の平均歩数
(歩)
12,000
H21
10,000
H25
8,000
6,000
4,000
2,000
男性
女性
H21 ・ H25 年歩数調査
・ 40 歳代の女性の歩数が減少しましたが、他の年代や男性は増加しました。
要因のひとつには、生活習慣病の予防や改善に運動が効果的であるということが浸透してき
たと考えられます。(図 10)
◇今後の方向性
・ 生活習慣病予防のうち糖尿病の予防を主として、若年世代へのアプローチを更に強化し
ます。
・ 働く若い世代や子育て世代に、望ましい食習慣及び運動習慣を身につけるための正しい知
識を普及啓発します。
・ 糖尿病等の重症化を予防するため、特定健康診査等の受診率向上と特定保健指導の実施率
の向上を図り、また、それ以外の保健指導の内容の充実を図ります。
11
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