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西ノ島町・海士町・知夫村

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西ノ島町・海士町・知夫村
よ こ あ な ぼ
歴史にいろどられた島々・隠岐島前
西ノ島一の横穴墓
よく見ると高まりがわかるぞ
中世の貝殻が今も拾える
焼火神社
来居横穴墓群
海神社古墳
外浜貝塚
た
西ノ島町・海士町・知夫村
焼火神社
岩窟に鎮座する海上鎮護の神
く
ひ
西ノ島町美田
<指定>町・史跡
み
西ノ島町別府
た
標高452mにある焼火山 の頂上に
面に造られた横穴墓群。発掘調査で
古墳。丘の上はなだらかで、1.5mほ
砂丘の中に黒い層が含まれる所があ
ほど近い神社。岩の絶壁にある岩窟
8穴の横穴墓が発見され、そのうちの
ど盛り上がった高まりがすぐわかる。
る。これが中世の人びとが捨てた貝殻
に差し込むように本殿が、急斜面に
1穴はコンクリ−トの壁の間にあり、
直径15mほどの円墳と考えられ、古
がたまった貝塚。アワビやサザエ、カ
はみ出すように拝殿が建てられてい
いまでも入ることができる。かなり規
墳の上には石が見られる。海神社の
キなどがあり、海に面した人びとの暮
る。社殿は見事な彫刻や浮き彫りで
模が大きく、整美な横穴墓だ。
境内にも板状の石があることから、石
らしをしのばせる遺跡だ。
飾られ、社殿と屋根が複雑に組み合
<交通>浦郷港から車5分
棺などがあったものと考えられるがは
<交通>浦郷港から車10分
うすばらしい建築は国指定重要文化
<いにしえ>3巻P38、7巻P17
っきりはしない。
たくひやま
ご だ い ご
く
ろ
き
ご
<いにしえ>6巻P18
し
ょ
美しい流れ造りの本殿
黒木御所跡
み
西ノ島中 文
国賀港
外浜貝塚
●
美田小
文
来居横穴墓群
●
西ノ島役場
浦郷小
文
○
●
由良比女神社
菱浦港
海士港
●兵庫遺跡
▲ ◆ 美田ダム
愛宕山
浦郷港
西
ノ
島
町
▲ 焼火山
竹田遺跡
諏訪港
●
◆ 海中展望船
発着場
文
東古墳
● ● 神崎横穴墓群
福井小 文
●
新開古墳群
●
● 後鳥羽上皇御火葬塚・隠岐神社
○
●
海士町役場
村上家 海士町
文
因家城跡 歴史民俗資料館
海士中
清水寺 ●
保々見港
日之津港
● 焼火神社
海
士
町
トモド ●
波止港
須賀港
醐天皇の行在所と伝えられる所。約1
、町・建
俗文化財(田楽 )
軍の係累と言われ、江戸時代には全
を起こしたと言われる。近くには三位
つぼね
せんふくじ
知夫村役場
○
知夫小・中 文
知夫赤壁
<交通>菱浦港から車5分
西ノ島町浦郷
碧風館の裏山には、つくりのよい横穴
定重要無形民俗文化財。この美田八
<指定>町・建造物(本
墓群( 黒木山横穴墓群)がある。8時
幡宮の田楽は全部で2時間近くも費や
殿、社殿 )
から5時30分。11月21日から3月20日
す本格的なものだ。衣装も美しく、全
休館。一般200円。
国的に見ても屈指の田楽芸能である。
れる、イカ寄せ浜に面した神社。社殿
<交通>別府港から徒歩10分
<交通>別府港から徒歩5分
は明治時代に建て替えられたものだ
<連絡先>08514-7-8556
くろきやま
イカが大群でやって来て打ち寄せら
が、装飾性豊かで壮麗な本殿だ。祭
神の由良比女はイカに乗って、出てい
ったり帰ったりするという伝承もある。
<交通>浦郷港から徒歩5分
海の民具が特徴
に し
し ま
西ノ島ふるさと館
知 夫
● 御崎横穴墓群
後鳥羽上皇御火葬塚
・隠岐神社
お
き
港を見おろす古墳
海士町中里
美田尻古墳
<指定>町・建造物
み
た
じ
り
西ノ島町美田
隠岐に流された後鳥羽
上皇の遺灰がこの地に納められてい
美田八幡宮の裏、別府港
ると言う。火葬塚の奥には行在所と
なったと言われる源福寺跡がある。南
岩穴の祭祀遺跡
を見おろす小高い丘の上に
月にオープンし、西ノ島の遺跡から出
ある古墳。全体がこんもり丸い円墳
となりの隠岐神社はこの後鳥羽上皇
聖ヶ岩遺跡
た遺物や、隠岐独特の牧畑などの農
で、直径およそ20mと大型の古墳だ。
を祭神として1939年に造営された。
具や漁具、さらに貝や甲殻類などの
古墳の斜面には石が見られ、もとは
広大な敷地に大規模な社殿が鎮座し
ており、町指定文化財。
<交通>菱浦港から車5分
い わ
標本を展示する。とくに漁具などの
古墳を石で飾っていたのだろう。
西ノ島の南端に突き出
海に関する民具は、残っているものが
<交通>別府港から徒歩5分
した鼻の先端近く、丘陵
少ないだけに貴重だ。町内の文化財
<いにしえ>3巻P39
斜面に露出した大岩に、岩穴が開い
や観光地をビデオで見ることもでき
ている。ここから勾玉が3個出土して
る。一般300円、高大生200円、小中
おり、古墳時代の祭りの遺跡と考え
生150円。
られる。眼前には海が開け、正面には
<交通>別府港からすぐ
焼火山や中ノ島が望める。古代の祭
<連絡先>08514-7ー8877
徒歩15分
●
高津久
横穴墓群
ご と ば じ ょ う こ う
後鳥羽上皇にまつわる遺跡
別府港近くに1996年3
猫ヶ岩屋古墳 ●
聖ヶ岩遺跡
ひよし
西ノ島町別府
<交通>浦郷港から車20分、下車後
● 知夫村郷土資料館
垣や門に往時の様子がしのばれる。周
と呼ばれる城跡だ。
する人がいないとややわかりにくい。
● 松養寺
国の長者番付に載ったこともある。石
日吉神社の庭の舞と合わせて、国指
へきふうかん
りを考えるうえで貴重な遺跡だ。案内
● アカハゲ山
別府港に程近い丘の上にある神社。
が建てられている。
展示する
「碧風館」
西ノ島町珍崎
清水寺
造物(本殿 )
囲の山は、屋敷地も含めて
「 因屋城」
め
まがたま
来居港
でんがく
指定文化財。ここで行われる田楽は、
ひ
堤港
古海港
鳥羽上皇の御墓守を勤め
てきたのが村上家。瀬戸内の村上水
などゆかりの遺跡もある。関連資料を
ら
ひじり
●
聖ヶ岩遺跡
おはかもり
<指定>国・重要無形民
さ い し
御波港
ご
海士の豪族で、代々後
隠岐に配流された後醍
<連絡先>08514ー6ー0675
御波横穴墓群
●
海士町海士
本殿は装飾性豊かな流れ造りで、町
宇受賀命神社
海士小
や
村上家・因屋城跡
西ノ島町美田
<指定>県・史跡
年間の滞在の後、脱出し、建武中興
由良比女神社
国賀海岸
ん
局屋敷跡、千福寺跡、隠岐判官館跡
ゆ
西ノ島
● 黒木御所跡
ふるさと館●
別府港
●
美田八幡宮
美田尻古墳
い
とばじょうこう
さんみの
宇受賀命神社
●
忠勤の豪族の屋敷跡
美田八幡宮
西ノ島町別府
御波横穴墓群
村
隠
岐
部
た
けんむちゅうこう
イカに乗ってやって来る神さまを祀る
道路の脇の崖を見ると、
む ら か み け
後醍醐天皇行在所の跡
徒歩15分
<連絡先>08514-6-0860
えんぷん
<交通>別府港から徒歩15分
あんざいしょ
<交通>別府港から車15分、下車後
海神社古墳
●
外浜海水浴場に接する
海神社の裏の丘の上にある
有形民俗文化財だ。
来居横穴墓群
西ノ島町美田
黒木御所の西側にある、
美田湾に面した海辺の斜
特有の漁船トモドがあり、国の重要
N
そ と は ま
殿)など、県・町指定多数
す。ふもとの波止の鳥居近くには隠岐
西ノ島ふるさと館
か い
い
<指定>国重文(本殿、拝
が残り(県指定)
、荘厳さをかもしだ
由良比女神社
る
西ノ島町美田
財。周辺から山頂にかけては自然林
村上家・因屋城跡
く
げんぷくじ
海士の歴史が見えてくる
魚をお供えする祭りの跡か
へ
い
ご
兵庫遺跡
あ
ま
海士町歴史民俗資料館
海士町海士
<指定>県・工芸( 来
西ノ島町美田
「あたごさん」と呼ばれる
形のよい山のふもとにあ
国光大刀)
海士町に流された後鳥羽上皇関連
こおりやま
たけだ
る、古墳時代のお祭りの遺跡。道路
資料を中心に、郡山遺跡、竹田遺跡、
工事に伴って2度発掘調査され、大量
御波横穴墓群などから発見された考
のお祭りの土器や玉類などとともに、
古資料・文書類などを展示。来国光
魚の骨や歯が多く出土した。なかで
作刀は県指定文化財。9時から5時。
も、コブダイが多いのは注目。
11月15日から3月15日休館( ただし
<交通>浦郷港、別府港から車10分
事前に連絡すれば開館してもらえる)
。
<いにしえ>7巻P32
300円。
みなみ
らいくにみつ
<交通>菱浦港から車5分
かんなづき
由良比女神社の神さまは、神無月に行われる出雲での会議から帰ると
きは、イカに乗って帰って来るという。実際、神さまが帰って来る11月
<連絡先>08514-2-1470
( 資料館)
、
または2-0111(役場)
29日の神帰祭
(いかよせ祭)のころには、イカの大群が神社の前の浜に押
し寄せてくるというから不思議。
アカハゲ山
70
猫ヶ岩屋古墳
松養寺
71
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