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1 2014年度事業報告書

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1 2014年度事業報告書
2014年度事業報告書
(2014年4月1日から2015年3月31日まで)
公益社団法人 企業市民協議会
1.事業活動の概況
(1) 国際貢献事業に関する参加協力(定款第4条第1項第1号関係)
① プロジェクト選考委員会の開催(2014 年 6 月 27 日/2015 年 3 月 30 日)
理事会より諮問のあった国際貢献事業候補案件を審査し、新たに「サンフラン
シスコ近代美術館(SFMOMA)拡張キャンペーン」ならびに「パリ・アメリカ
ン・ホスピタル『2020 年に向けた戦略プラン』実現のための募金」を CBCC 国
際貢献事業として選定した。
② 承認プロジェクトの推進状況
上記 2014 年度承認プロジェクト、および 1989~2013 年度に承認した国際貢
献事業計 140 件の内、以下 8 件に対する寄附金送金を実施した。
・タイ北西部奨学金支給事業
・カンボジアにおける孤児院建設プロジェクト
・コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所「世界的視野から見る
日本の経済と金融システム」
・パリ日本文化会館における国際文化交流および日本語普及事業支援プロジ
ェクト
・TOMODACHI イニシアチブ
・中国大学生の訪日視察事業
・慶長遣欧使節団派遣 400 周年記念行事に伴う日墨文化交流事業
(セルバンティーノ国際芸術祭への参加)
・サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)拡張キャンペーン
(2) 海外事業活動に関する諸問題や企業市民活動に関する情報の収集提供
(定款第4条第1項第2号関係)
海外事業活動関連問題の周知を図るため、以下の機関誌等を会員および内外
の関係者に配付した。また、インターネット上に、CBCC の活動を紹介するホー
1
ムページ(日英両文)を、1998 年度より開設している。
①
機関誌「Stakeholders(ステークホルダーズ)/CBCC ニュース」(1 号)
・第 1 号(通巻 84 号)2014 年 9 月発行
特集①: CBCC 第 6 回総会を開催
特集②: CBCC 訪米 CSR 対話ミッション
②
CSR 情報誌「CSR ニュース」(第 112~123 号の計 12 号)
米国の企業会員組織 "Business for Social Responsibility(BSR)" のニュース
レター "BSR Insight" からの抜粋記事と、インターネット上で CSR レポート
の デ ィ レ ク ト リ ー ・ サ ー ビ ス を 提 供 す る CorporateRegister.com 社 の
"ReportAlert" において配信された主要企業の CSR レポートに関するプレスリ
リースを翻訳し、配信した。
(3) 海外事業活動に関する諸問題や企業市民活動に関するシンポジウム、セミナー、
懇談会等の開催(定款第4条第1項第3号関係)
① シンポジウム、セミナーの開催
会合名
開催日
講
テーマ
師
CBCC/BSR セミナー
「社会的責任投資をめぐるトレンドと
社会的責任投資をめぐる最近の動き
5 月 30 日 持続可能な金融」
や持続可能な金融
ジョン・ホッジズ
BSR 金融担当サービスディレクター
② 懇談会等の開催
(イ) CBCC 企画部会
開催日
3 月 17 日
テーマ
2015 年度の CBCC の活動方針ならびに具体的な活動計画等
2
(ロ) その他
会合名
開催日
講
テーマ
師
ポール・ディッキンソン
CDP エグゼクティブチェアマンとの
10 月 17 日 懇談会
ポール・ディッキンソン
CDP エグゼクティブチェアマン
欧州における CSR に関する懇談会
10 月 20 日
1 月 23 日
CDP の活動や、気候変動・水資源管理
等に関する日本企業の取り組みへの
評価と期待など
欧州における CSR をめぐる最新状況
や、CSR ヨーロッパの対応や活動
ステファン・クレッツ
CSR ヨーロッパ事務局長
英国スチュワードシップ・コードに
関する懇談会
トニー・ヘイ
Responsible Investor(RI)発行人
英国スチュワードシップ・コードをめ
ぐる最新情勢
統合報告をめぐる最新動向に関し、
ロドニー・アーウィン WBCSD マネ
ージングディレクターとの懇談会
3 月 11 日
ロドニー・アーウィン
WBCSD(World Business Council for
Sustainable Development:持続可能な
発展のための世界経済人会議)
マネージングディレクター
統合報告をめぐる最新の動向と
WBCSD の取り組み
(4) 海外事業活動に関する諸問題や企業市民活動に関する調査研究
(定款第4条第1項第4号関係)
・CBCC 訪北欧 CSR 対話ミッションの派遣
(2 月 1 日~7 日、於
ストックホルム、オスロ)
スウェーデン、ノルウェー両国における CSR の捉え方や関連政策、CSR を積
極的に実践する両国の企業の CSR に対する考え方や具体的な取り組み、ステー
クホルダー・エンゲージメントの実態、責任投資をめぐる動向等について、訪問
先との対話を通じ理解を深めた。
主な訪問・懇談先は以下のとおり。
(ストックホルム)
スウェーデン政府、CSR スウェーデン、Electrolux 社、H&M 社、ENACT Sustainable
Strategies 社、ナチュラル・ステップ スウェーデン
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(オスロ)
トーレセン ヘッドマーク大学准教授、ノルウェー財務省、ノルウェー政府年金基
金グローバル倫理委員会、KOMpact ワーキンググループ、ミットゥン BI ノルウェ
ービジネススクール教授、ノルウェー産業連盟(NHO)
また、ミッションに先立ち、以下の通り結団式を開催した。
開催日
1 月 27 日
講
師
テーマ
阿部 治
立教大学社会学部教授
スウェーデンにおけるサステナビリティを
めぐる動向
(5) 海外事業活動に関する諸問題や企業市民活動に関する内外関係機関等との
交流(定款第4条第1項第6号関係)
① BSR との協力
米国の企業会員組織 Business for Social Responsibility(BSR)とアグリーメ
ントを締結し、セミナーの開催等に関し協力を得ているほか、ニュースレタ
ー(BSR Insight)等を通じて CSR に関する情報提供を受けている。
② WTO 経済導刊との協力
CBCC と協力関係にある中国商務部傘下の WTO 経済導刊が発行する機関
誌「WTO 経済導刊」
(※)に、CBCC 会員企業の CSR に関する取組みや CBCC
活動に関する記事を定期的に寄稿し、日本企業の CSR 活動および CBCC 活動
に関する対外発信を行っている。
また、CBCC 機関誌「ステークホルダーズ」にも、WTO 経済導刊の協力を
得て、中国企業の CSR 活動についての記事を連載している。さらに、2008 年
より毎年、WTO 経済導刊が主催する「Golden Bee 国際 CSR フォーラム」を
後援するとともに、スピーカーを派遣している。
※WTO 経済導刊
2002 年に創設された中国商務部が主幹する月刊経済紙。2001 年の WTO 加盟後、
中国国内で WTO の規制やルールに対する関心が高まったことを受けて、世界経済
が中国経済へ与える影響や世界経済の動向などを国内で広めることを目的として
いる。
③ CSR Asia との協力
香港に本部を置く CSR Asia との間で、相互に情報提供等を行っている。
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2.総会・理事会
(1) 総
会
・第 6 回総会(2014 年 6 月 19 日)
佐藤会長が議長となり、会員 75 名の出席(委任状出席を含む)を得て開催
され、以下議案について、満場一致で可決・承認された。
第1号議案: 2013 年度事業報告案および財務諸表案の承認を求める件
第2号議案: 役員改選の件
(2) 理事会
① 第 12 回理事会(2014 年 5 月 26 日)
佐藤会長が議長となり、5 名の理事出席を得て開催され、以下議案につい
て、いずれも満場一致で可決・承認された。
第1号議案: 2013 年度事業報告案の承認を求める件
第2号議案: 2013 年度財務諸表案の承認を求める件
第3号議案: 2014 年度定時総会招集の件
第4号議案: CBCC 国際貢献事業候補案件のプロジェクト選考委員会への
諮問に関する件
第5号議案: 新規入会申込みの件
② 第 13 回理事会(2014 年 6 月 19 日)
佐藤理事が議長となり、8 名の理事出席を得て開催され、以下議案につい
て、満場一致で可決・承認された。
第1号議案: 会長・副会長・専務理事・常務理事選任の件
③ 第 14 回理事会(2015 年 3 月 23 日)
佐藤会長が議長となり、7 名の理事出席を得て開催され、以下議案につい
て、いずれも満場一致で可決・承認された。
第1号議案: 2015 年度事業計画案の承認を求める件
第2号議案: 2015 年度収支予算案の承認を求める件
第3号議案: CBCC 国際貢献事業候補案件のプロジェクト選考委員会への
諮問に関する件
以
5
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