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HP CloudSystem Matrix 7.2 Update 1 リリースノート

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HP CloudSystem Matrix 7.2 Update 1 リリースノート
HP CloudSystem Matrix 7.2 Update 1
リリースノート
概要
このリリースノートでは、HP CloudSystem Matrix 7.2 リリースの内容を紹介し、制限事項について説明します。また、重
度の問題と軽度の問題についてその推奨処置を含めて解説します。
HP 部品番号: 734378-191
2013 年 7 月
第1版
© Copyright 2013 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
ご注意
本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり、その保有、使用、または複製には、HP から使用許諾を得る必要があり
ます。FAR 12.211 および 12.212 に従って、商業用コンピューターソフトウェア、コンピューターソフトウェアドキュメンテーション、お
よび商業用製品の技術データ(Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items)
は、ベンダー標準の商業用使用許諾のもとで、米国政府に使用許諾が付与されます。
本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。HP 製品およびサービスに対する保証については、当該製品およびサービスの保証
規定書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期してお
りますが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、脱落に対して、責任を負いかねますのでご了承ください。
商標
Adobe® は、米国 Adobe Systems Incorporated の登録商標です。Microsoft® および Windows® は、Microsoft Corporation の米国における登
録商標です。
本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用される場合は、仕様の変更を必要とすることがあります。
本書に掲載されている製品情報には、日本国内で販売されていないものも含まれている場合があります。
改訂履歴
発行時期
変更点
マニュアルバージョン
2013 年 7 月
HP CloudSystem Matrix 7.2 Update 1 リリース
734378-191
• HP SUM Integrity CloudSystem Matrix バンドル、バージョン 7.2.1.0
を追加。このバンドルは、CloudSystem Matrix がサポートされる
Integrity BL860c/BL870c/BL890c i2 および i4 サーバーブレードに適
用されます。ネットワークメザニンおよび HBA 用の OA、VC、およ
び I/O ファームウェアも含まれます。
• オペレーティングシステム RHEL 6.4 を追加
• ハイパーバイザー KVM を RHEL 6.4 および VMware ESXi 5.1 Update
1 に追加
• VMware vCenter 5.1b および 5.1 Update 1 を追加
• 同じ Virtualization Services Platform(VSP)上での Integrity vPar と VM
ゲストのオンライン共存のサポートを追加
• Virtual Connect(VC)を 4.01 にアップグレード
• ProLiant 向けに iLO 4 バージョン 1.22 をアップグレード
• HP ファームウェアフラッシュ for Emulex ファイバーチャネルホスト
バスアダプターおよびコンバージドネットワークアダプターを、ProLiant
向けに 4.2.401.2215 に、Integrity 向けに 4.2.401.2212 にアップグ
レード
2013 年 4 月
HP CloudSystem Matrix 7.2 リビジョン
720068-002
• HP SUM Integrity CloudSystem Matrix バンドル、バージョン 7.2.0.1
を追加。このバンドルは、CloudSystem Matrix がサポートされる
Integrity BL860c/BL870c/BL890c i2 および i4 サーバーブレードに適
用されます。ネットワークメザニンおよび HBA 用の OA、VC、およ
び I/O ファームウェアも含まれます。
• Integrity サーバーブレード向けに統合ネットワークアダプターを追加
• ProLiant G6 サーバーブレードと同じ Flex-10 エンクロージャー内に、
ProLiant Gen8 サーバーブレードのサポートを追加
• 同じ FlexFabric エンクロージャー内に、ProLiant G6 サーバーブレー
ドのように構成された ProLiant Gen8 サーバーブレードのサポートを
追加
• HP ファームウェアフラッシュ for Emulex ファイバーチャネルホスト
バスアダプターおよびコンバージドネットワークアダプターをバー
ジョン 4.2.401.605 にアップグレード
2013 年 3 月
HP CloudSystem Matrix 7.2 リリース
720068-191
目次
1 説明.........................................................................................................4
アップデートの推奨事項..........................................................................................................4
後継製品.................................................................................................................................4
オペレーティングシステムおよびデバイス................................................................................4
拡張機能.................................................................................................................................4
問題の修正..............................................................................................................................5
前提条件.................................................................................................................................5
2 インストールと設定..................................................................................6
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール...........................................................................6
インストールと設定の追加要件..............................................................................................33
3 問題と推奨処置.......................................................................................35
HP CloudSystem Matrix CMS...................................................................................................35
Insight managed system setup wizard........................................................................................35
HP Insight Control ソフトウェア..............................................................................................36
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア........................................................................48
管理対象ノードのインストール..............................................................................................74
その他の問題と推奨処置........................................................................................................75
4 サポートと他のリソース..........................................................................77
HP への問い合わせ................................................................................................................77
関連情報...............................................................................................................................78
表記規約...............................................................................................................................78
目次
3
1 説明
HP CloudSystem Matrix は、展開が容易なリソースのプールを通じて IT キャパシティを配布す
ることで、インフラストラクチャ、アプリケーション、およびクラウドサービスの展開を簡単
にするように設計されています。Matrix Operating Environment(Matrix OE)の目標は、プロ
ビジョニングの高速化、物理環境と仮想環境にまたがる IT キャパシティの最適化、およびユー
ザーが予想できる配布/サービスレベルの保証です。
CloudSystem Matrix は、モジュール形式の標準ベース HP BladeSystem および、Virtual Connect
(VC)や Matrix OE、など、HP BladeSystem の定評のある革新技術をベースに構築されてい
ます。CloudSystem Matrix は、そのオープンで拡張性の高いアプローチを活用して、アプリ
ケーションワークロードを実行し、サーバー、ストレージ、ネットワーキングを含むインフラ
ストラクチャ全体を短時間でプロビジョニングします。CloudSystem Matrix は、HP
ProLiant/Integrity サーバーブレードや HP 製のストレージ、ネットワーク装置向けに最適化さ
れていますが、他社製の x86 サーバーやネットワーク装置、ストレージもサポートします。
CloudSystem Matrix は、たとえば、仮想マシン(VM)テンプレートライブラリの統合を通じ
て、VMware や Microsoft などの仮想化テクノロジーと緊密に統合されています。
アップデートの推奨事項
•
CloudSystem Matrix 7.2.0.0 から 7.2 Update 1 へのアップグレードは、ユーザーがインス
トールできます。
•
CloudSystem Matrix 7.2.0.1 から 7.2 Update 1 へのアップグレードは、ユーザーがインス
トールできます。
•
CloudSystem Matrix 7.2 以前のバージョンから HP CloudSystem Matrix 7.2 以降にアップ
グレードする場合は、必ず HP Technology Services が実施する必要があります。
後継製品
7.2 Update 1 は、リリース済みの 7.2.0.0 および 7.2.0.1 バージョンに代わる製品です。
オペレーティングシステムおよびデバイス
サポートされるオペレーティングシステムとデバイスは、次の Web サイトで入手できる『HP
CloudSystem Matrix 7.2 互換性チャート v7.2.1.0』で示しています。
http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manual
拡張機能
HP CloudSystem Matrix 7.2 Update 1 ソリューションでは、最も重要なハードウェアコンポー
ネントに対して特定のファームウェアバージョン要件が含まれています。『HP CloudSystem
Matrix 7.2 互換性チャート v7.2.1.0』では、サポートされているハードウェアコンポーネント
を示し、必要なファームウェアバージョンを定義しています。
ハードウェアとファームウェアの強化
HP CloudSystem Matrix 7.2 Update 1 ファームウェアセットでは、特に以下のハードウェアと
ファームウェアの強化が図られています。
4
説明
•
Virtual Connect(VC)4.01 を追加
•
HP 3PAR OS 3.1.2 MU1 を追加
•
HP ファームウェアフラッシュ for Emulex ファイバーチャネルホストバスアダプターおよ
びコンバージドネットワークアダプターを、ProLiant 向けに 4.2.401.2215 に、Integrity
向けに 4.2.401.2212 にアップグレード
ソフトウェアの強化
Insight Management 7.2 Update 1 では各ソフトウェアの機能が強化されています。ここではそ
の一部を紹介します。
新しいオペレーティングシステム、データベース、およびハイパーバイザー
•
RHEL 6.4
•
RHEL6.4 上の KVM
•
VMware ESXi 5.1 Update 1
•
VMware vCenter Server 5.1b
•
VMware vCenter Server 5.1 Update 1
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーション
新しく提供されるカスタムホスト名機能により、HP Matrix Operating Environment インフラス
トラクチャ オーケストレーションの管理者はサーバーホスト名を生成する方法をより詳細にコ
ントロールすることができます。詳細については、http://www.hp.com/go/matrixoe/docs (英
語)で提供される『HP Matrix Operating Environment 7.2 Update 1 Infrastructure Orchestration
User Guide』を参照してください。
Matrix OE 論理サーバー管理
HP Matrix OE 論理サーバー管理は、同一 VSP(Integrity VM ホスト)上で、Integrity vPars(専
用)および VM ゲスト(共有)の作成とオンライン共存をサポートします。
問題の修正
今回のリリースの目的は、最新の HP ハードウェアプラットフォームのサポート、すでにサポー
トされているオペレーティングシステムおよびハイパーバイザーの最新バージョンのサポー
ト、新機能の追加、ならびにソフトウェアの問題の修正です。
ソフトウェアアップデートにより、大規模環境でのパフォーマンスが向上しています。
前提条件
•
このリリースのハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェア要件は、『HP
CloudSystem Matrix 7.2 互換性チャート v7.2.1.0』で示しています。
•
インストールとアップグレードの前提条件は、ここに記載されています。
CloudSystem Matrix のマニュアルは、次の場所から入手可能です。
http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manual
問題の修正
5
2 インストールと設定
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
CMS ソフトウェアのインストール
HP Insight Management Incremental Update Installer ユーティリティは、ISO ファイルの形式で
配布されます。このユーティリティは、現在サーバーにインストールされているコンポーネン
トを評価し、サーバー上にないすべてのソフトウェアアップデートを自動でインストールしま
す。
インストールの前提条件
1.
中央管理サーバー(CMS)が次の条件を満たすことを確認します。
a. HP Insight Management 7.2 がインストールされている
b. HP Insight Management サービスが起動して実行されている
2.
次のサイトから Insight Management 7.2 U1 ISO DVD イメージを取得してください。
3.
•
HP Insight Management のダウンロード Web サイト:http://www.hp.com/go/
insightupdates (英語)
•
HP Software Depot:http://software.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do
(英語)
ISO マウンティングユーティリティを使用して ISO イメージをマウントするか、または
ISO 構造をフォルダーに抽出します。
重要: ISO イメージをフォルダーに抽出する場合は、ISO の内容全体を抽出します。ファ
イル/ディレクトリ構造を変更しないでください。
4.
アップデートを開始する前に、ウィルススキャンソフトウェアを閉じるかまたは無効にし
ます。ウィルススキャンソフトウェアが原因で、アップデートの時間が延びたり、コン
ポーネントのアップデートが失敗したりすることがあります。
インストール手順
1.
2.
3.
管理者権限を持つユーザーとして CMS にサインインします。
マウントしたディレクトリまたは ISO イメージの抽出先フォルダーに移動します。
ISO のルートで Setup.exe ファイルをクリックして、Insight Management Incremental
Update Installer を起動します。
以下では、Insight Management で CMS Incremental Update Installer がソフトウェアをアッ
プデートする方法について説明します。
HP Insight Management Incremental Update Installer の概要
1.
現在サーバーに Insight Management 7.2 がインストールされていることを確認し、以前に
リリースされたどの 7.2 アップデートがインストールされているか調べます。
2.
必要なアップデートをすべてインストールするために十分なディスク容量が使用できるか
調べます。
バックグラウンドであらかじめ定義された Insight Management Advisor テストの一部を実
行して、サーバーの稼動状態を検査します。
3.
構成の重大な問題が検出された場合は、ユーザーが手動で Insight Management Advisor を
実行し、テスト結果を参照して問題を解決できます。
4.
6
現在のソフトウェア構成に基づき、インストールする必要があるソフトウェアアップデー
トを検出し、そのリストを表示します。該当するソフトウェアアップデートをすべてイン
ストールします。このため、適用するアップデートをユーザーが選択することはできませ
インストールと設定
ん。インストールするアップデートがない場合は、Insight Management Incremental Update
Installer からユーザーにその旨が通知されます。
Insight Management 7.2 コンポーネントがアップデート済みの場合や、ソフトウェアコン
ポーネントが以前にインストールされておらず、検出されない場合、リストにはそのコン
ポーネントに関連するソフトウェアアップデートは表示されません。
5.
アップデートされるファイルのバックアップ位置を入力するようユーザーに求め、ユー
ザーが指定した位置にファイルのバックアップコピーを作成します。
アップデートが失敗してロールバックが必要な場合は、このバックアップ位置から元の
ファイルが取得されます。コンポーネント自身のインストーラープログラムがある場合
は、そのインストーラープログラムがロールバックを処理します。その他のすべてのコン
ポーネントについては、Insight Management Incremental Update Installer がロールバック
を実行します。
[インストール] をクリックする前にアップデートのリストを確認するようにユーザーに求
めます。
7. アンチウィルスソフトウェアをオフにするよう通知します。
8. HP Systems Insight Manager サービスおよび依存するサービスを停止します。
9. すべてのアップデート操作を記録するために、C:\HPIC\logs\IMUpdate72U1 にアップ
デート専用フォルダーとログファイルを作成します。
10. アップデートの完了後、HP Systems Insight Manager サービスを再起動して、すべてのコ
ンポーネントのサービスが起動して動作していることを確認します。
11. アップデートに成功した各コンポーネントの既存のレジストリエントリーを更新します。
6.
Matrix Operating Environment では、既存の 7.2 レジストリエントリーをアップグレード
するのではなく、新しい 7.2.1 エントリーを作成します。
12. アップデートされた各コンポーネントのステータスを示す UpdateResults.txt ファイ
ルを生成します。このファイルは、[完了] 画面(ユーザーインターフェイスの最後の画
面)から表示できます。
インストール後の手順
1.
2.
HP Matrix Operating Environment にログインする前に、次の手順を実行してブラウザーの
キャッシュをクリアします。
•
Microsoft Internet Explorer では、[ツール]→[インターネットオプション]→[閲覧の履歴
の削除]を使用します。
•
Mozilla Firefox では、[ツール]→[最近の履歴を消去]を使用します。
Insight Management 7.2 Update 1 がインストールされていることを確認します。
a. Systems Insight Manager の[ヘルプ]→[バージョン情報]メニューを開きます。次の各ソ
フトウェアバージョンがリストに掲載されていることを確認します。
b.
•
HP Systems Insight Manager 7.2.0(7.2.1 のホットフィックスのリストも表示さ
れます)
•
HP Matrix Operating Environment 7.2.1
•
HP Matrix インフラストラクチャオーケストレーション 7.2.1
次のコンポーネントのホームページ、または Windows コントロールパネルの [プロ
グラムの追加と削除] または [プログラムと機能] のエントリーを確認します。次の各
ソフトウェアバージョンがリストに掲載されていることを確認します。
•
HP System Management Homepage 7.2.1
•
Pegasus WMI Mapper 7.2.1
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
7
結果とログファイル
•
アップデートの結果が含まれる UpdateResult.txt ファイルは、デフォルトの保存場所
である C:\Program Files\HP\HP Insight Management incremental update
installer\IMDVD72u1 に保存されます。
•
ログファイルは、CMS の C:\HPIC\logs\IMUpdate72U1 フォルダーに保存されます。
HP Matrix KVM Private Cloud アプライアンスのアップデート
以前に Matrix 7.2 KVM Private Cloud をインストールした場合は、アップデートキットをイン
ストールすることをおすすめします。このアップデートキットは、Insight Management 7.2
Update 1 キットとは別に提供されます。
Matrix KVM 7.2 Update 1 Private Cloud のダウンロードとインストールについては、http://
www.hp.com/go/matrixoe/docs (英語)の『HP Matrix 7.2 Update 1 KVM Private Cloud Getting
Started Guide』(英語)のアップデート手順を参照してください。
HP Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンスのアップデート
以前に Insight Control サーバープロビジョニング 7.2 をインストールした場合は、アップデー
トキットをインストールすることをおすすめします。このアップデートキットは、Insight
Management 7.2 Update 1 キットとは別に提供されます。
Insight Control サーバープロビジョニング 7.2 Update 1 のダウンロードとインストールについ
ては、http://www.hp.com/jp/insight (英語)の『HP Insight Control Server Provisioning 7.2
Update 1 Installation Guide』(英語)のアップデート手順を参照してください。
HP Insight Control サーバー配備のアップデート
以前に Insight Control サーバー配備 7.2 をインストールした場合は、7.2 Update 1 パッチをイ
ンストールすることをおすすめします。このパッチは、Insight Management 7.2 Update 1 キッ
トとは別に提供されます。
Insight Control サーバー配備 7.2 Update 1 のダウンロードとインストールについては、http://
www.hp.com/jp/insight (英語)の『HP Insight Control Server Deployment 7.2 Update 1
Installation Guide』(英語)を参照してください。
ファームウェアのインストール
このセクションの手順は、CloudSystem Matrix 7.2 Update 1v7.2.1.0 リリースにのみ関連す
るものです。今後のファームウェアリビジョン(v7.2.1.1 など)のインストール手順について
は、『HP CloudSystem Matrix Firmware, Agents, and Drivers Upgrade Guide』(英語)で説明
します。
前提条件
ダウンロードの実行
次の章の手順に進む前に、アップデートを実行するために必要なコンポーネントとツールをダ
ウンロードしてください。
1. CloudSystem Matrix Versioning Tool をダウンロードします。
a. www.hp.com/go/matrixcompatibility (英語)を開きます。
b. お使いの CloudSystem Matrix のバージョンに対応するタブをクリックします。
c. [Matrix Versioning Tool] セクションにスクロールし、適切なツールの [Download] を
クリックします。
2.
8
ProLiant 用の MatrixConfig.xml ファイルをダウンロードします。
a. www.hp.com/go/matrixcompatibility (英語)を開きます。
b. お使いの CloudSystem Matrix のバージョンに対応するタブをクリックします。
インストールと設定
c.
[Matrix Versioning Tool] セクションにスクロールし、Matrix Configuration(XML)の
[Download] をクリックします。
注記: ファームウェアコンポーネント VC 4.01 および iLO 4 1.22 は Matrix 構成 XML
ファイルにありますが、HP SUM 5.3.5 には提供可能なアップデートとして表示されませ
ん。これらのコンポーネントは、「手順 3:ProLiant エンクロージャー、ファームウェア、
エージェント、およびドライバーをアップデートします」 (14 ページ) に示すようにダウ
ンロードし、オフラインでインストールできます。
3.
環境内に Integrity BL8x0c i4 または BL8x0c i2 サーバーブレードがある場合は、HP SUM
Integrity CloudSystem Matrix バンドルをダウンロードし、サポートされる最新バージョン
の OA および VC を入手してください。
注記: Integrity の OA バージョンは OA 3.60 である必要があります。このバージョン
は、バンドルで提供されます。
ネットワークメザニンと HBA ファームウェアも、Integrity バンドルにあります。BL8x0c
i4 組み込み SAS コントローラーファームウェアは、後からダウンロードできます。
a. CMS に、アップデートバンドルをダウンロードするディレクトリを作成します。
b. www.hp.com/go/matrixcompatibility (英語)を開きます。
c. [Matrix Versioning Tool] セクションにスクロールし、Matrix Firmware Bundle for HP
Integrity の [Download] をクリックします。
d. [Firmware – Bundle] をクリックします。
e. Windows ベースの HP Smart Update Manager のバンドルを選択し、CMS にバンドル
をダウンロードします。
追加の手順
関連するファームウェアコンポーネントが SPP または HP SUM Integrity バンドルに含まれてい
ないことが『HP CloudSystem Matrix 互換性チャート』に示される場合は、次の手順を実行す
る必要があります。個々のファームウェアコンポーネントをダウンロードするには、次の手順
を実行します。
1. エンクロージャーに ProLiant サーバーブレードと Integrity サーバーブレードが混在する場
合は、OA ファームウェアコンポーネントをダウングレードする必要があります。ファー
ムウェアを OA 3.60 にダウンロードするには、次の手順を実行します。
a. www.hp.com/go/oa (英語)を開きます。
b. 右側の [Support] の下で [Software & Drivers] をクリックします。
c. [HP BLc7000 Onboard Administrator Option] をクリックします。
d. [Cross operating system (BIOS, Firmware, Diagnostics, etc.)] をクリックします。
e. [Firmware – Blade Infrastructure] で [HP BladeSystem c-Class Onboard Administrator
Firmware] をクリックします。
f. [Revision History] タブをクリックします。
g. 下方向にスクロールし、『HP CloudSystem Matrix 互換性チャート』に記載のバージョ
ンをクリックし、[Download] をクリックします。
h. ダウングレードの必要がある OA にネットワーク接続されているシステム(CMS な
ど)に、スマートコンポーネントをダウンロードします。
2.
VC ファームウェアコンポーネントをアップデートする必要がある場合は、次の手順を実
行します。
注記: VC 4.01 は Integrity バンドルにありますが、SPP にはないため、個別にダウンロー
ドする必要があります。
a.
b.
c.
www.hp.com/go/vc で適切なモジュールをクリックします。
[Support & Drivers] をクリックします。
オペレーティングシステムをクリックします。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
9
d.
3.
適切なバージョンの [Download] をクリックします。
iLO コンポーネントをアップデートする必要がある場合は、次の手順を実行します。
注記: iLO 4 は Integrity バンドルにありますが、SPP にはないため、個別にダウンロード
する必要があります。
a.
b.
c.
d.
e.
f.
4.
www8.hp.com/jp/ja/home.html で、[サポート & ドライバー]をクリックします。
[ドライバー & ダウンロード]をクリックします。
製品名(iLO 4 など)を入力し、[検索]をクリックします。
適切なコンポーネントを選択します。
オペレーティングシステムをクリックします。
[ファームウェア - Lights-Out マネジメント] で適切なバージョンを選択し、[ダウンロー
ド]をクリックします。
ネットワークアダプターをアップデートする必要がある場合は、次の手順を実行します。
注記: HP ファームウェアフラッシュ for Emulex ファイバーチャネルホストバスアダプ
ターおよびコンバージドネットワークアダプターのアップデート済みファームウェアは
Integrity バンドルにありますが、SPP にはないため、個別にダウンロードする必要があり
ます。
a.
b.
c.
d.
e.
5.
www8.hp.com/jp/ja/home.html で、[サポート & ドライバー]をクリックします。
[ドライバー & ダウンロード]をクリックします。
(NC553m などの)製品名を入力して、[検索]をクリックします。
適切なコンポーネントを選択します。
CloudSystem Matrix 環境の各オペレーティングシステムの種類について、次の手順を
実行します。
a. オペレーティングシステムをクリックします。
b. [ファームウェア - ストレージ ファイバー チャネル]をクリックします。
c. 適切なアダプターファームウェアを選択し、[ダウンロード]をクリックします。
SAS コントローラーをアップデートする必要がある場合は、次の手順を実行します。
注記: Integrity BL8x0c i4 サーバーブレード用の内蔵 SAS コントローラーファームウェ
アはバンドルに含まれないため、個別にダウンロードする必要があります。
a.
b.
c.
d.
e.
6.
10
http://www.hp.com/go/hpsc の [HP 製品の検索]にサーバーブレードのモデル(BL860c
i4 など)を入力し、[実行]をクリックします。
[この製品に対応するすべてのドライバー、ソフトウェア、ファームウェアを表示して
ダウンロードします。]をクリックします。
[HP-UX 11.31(IA)] を選択します。
[ファームウェア - ストレージ コントローラ]をクリックします。
適切な SAS IO ファームウェアを選択し、[ダウンロード]をクリックします。
VMware を使用している場合は、VMware の最新バージョンの HP カスタムビルド.ISO
か、既存の VMware ホストを更新するために必要な個別のドライバーおよびエージェント
をダウンロードします。
a. http://h18004.www1.hp.com/products/servers/software/vmware/esxi-image.html
(英語)を開きます。
b. [HP Customized ESXi Image] の下で、ご使用の VMware バージョンを探します。
•
HP カスタムビルド.ISO をダウンロードするには、[Download here] をクリックし
ます。.ISO は、HP FlexFabric FlexibleLOM を使用するすべての ProLiant G7 サー
バーブレードと Gen8 サーバーブレードに必要です。
•
個々のドライバーおよびエージェントをダウンロードする場合は、[Contents of
above images available here] をクリックします。
インストールと設定
アップデートに必要な情報の収集
「インストール手順」 (11 ページ) のアップデート手順を実行する前に、次の情報を収集する
必要があります。
•
環境内のすべてのプライマリ OA の IP アドレスおよび管理認証情報
•
環境内のすべての VCM の管理認証情報
•
環境内のすべてのサーバーブレード iLO の管理者レベルのログイン認証情報
•
サーバーブレード上で実行されている Windows または Linux サービスの管理(ホスト)
IP アドレスおよび管理者レベルのログイン認証情報
アップデートの準備
アップデートを準備するには、「ダウンロードの実行」 (8 ページ) でダウンロードしたファー
ムウェアを、HP SPP DVD ファイルをコピーした CMS 上のディレクトリにコピーします。
インストール手順
以下の手順を実行して、Matrix 環境をアップデートします。Matrix 環境に 3PAR ストレージが
含まれている場合は、ストレージシステムで必要なアップデートがあるかどうかを HP 3PAR
のサービス担当者に問い合わせください。アップデートがある場合は、以下で説明する手順に
進む前に実行します。
手順 1:CloudSystem Matrix Versioning Tool をインストールします
CloudSystem Versioning Tool を CMS にインストールします。
1. インストーラーファイル(例:cp019311.exe)をダブルクリックします。
2. ポップアップウィンドウで [Run] をクリックします。
3. [Extract] をクリックします。
4. ファイルの抽出先にするディレクトリを選択するか新しく作成し、[OK] をクリックしま
す。
5. インストーラーウィンドウで、[Close] をクリックします。
6. 「ダウンロードの実行」 (8 ページ) でダウンロードした XML ファイルを Versioning Tool
の抽出先ディレクトリにコピーします。
手順 2:Versioning Tool を使用してバージョンを設定します
Versioning Tool を使用すると、CloudSystem Matrix のバージョンをお使いの CloudSystem Matrix
環境にインストールできるアップデート済みバージョンに設定することができます。Versioning
Tool を使用するには、次の手順を実行します。
1. Versioning Tool ファイルを保存したフォルダーを開いて、MatrixIDGUI をダブルクリック
します。
Versioning Tool を初めて実行する場合は、HP のエンドユーザー使用許諾契約書の画面が
表示されます。ライセンス付与の条件を受け入れ、[Next] をクリックします。
ようこそ画面が表示されます。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
11
2.
3.
[Welcome] 画面では、次の操作を行えます。
•
[What's New] タブで、ツールの新機能を参照する。
•
[Usage] タブでツールの使用方法を参照する。
•
[About] タブでツールに関する情報を参照する。
[Next] をクリックします。
MatrixConfig.xml ファイルが作業ディレクトリにない場合は、ポップアップウィンド
ウが開きます。[Browse] をクリックし、適切な MatrixConfig.xml ファイルを検索して
選択します。
4.
12
[Continue] をクリックして、Onboard Administrator(Active)のログイン画面を開きます。
インストールと設定
5.
[IPv4/IPv6 address] または [DNS name]、[User name]、および [Password] フィールドに
OA の認証情報を入力します。[Login] をクリックします。
注記:
6.
OA のログイン認証情報は大文字と小文字が区別されます。
ツールにより、CloudSystem Matrix の現在のバージョンが表示されます。新しい
CloudSystem Matrix バージョンを設定するには、バージョンを選択して [Submit] をクリッ
クします。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
13
注記: CloudSystem Matrix のバージョンを設定してもエンクロージャー内のソフトウェ
アやファームウェアがアップデートされるわけではありません。設定されるのは、現在実
行されているソフトウェアとファームウェアのバージョンの識別に使用される CloudSystem
Matrix のバージョン番号だけです。
7.
8.
ツールには、エンクロージャーで設定された新しい CloudSystem Matrix のバージョンが表
示されます。[Logout] をクリックして、OA をログアウトします。
エンクロージャーを追加するたびに、手順 5~7 を繰り返します。CloudSystem Matrix バー
ジョンのアップデートが完了したら、[Exit] をクリックして OA からログアウトし、ツー
ルを閉じます。
手順 3:ProLiant エンクロージャー、ファームウェア、エージェント、およびドライバーをアッ
プデートします
注記: 以下の手順は、ProLiant サーバーブレードに対してのみ実行してください。Integrity
サーバーの場合は、「手順 4:Integrity エンクロージャー、ファームウェア、エージェント、
およびドライバーをアップデートします」 (25 ページ) に進んでください。
エンクロージャーおよび管理対象サーバーブレードのアップデート
OA、iLO、VC モジュール、および管理対象サーバーブレード(オペレーティングシステムが
インストールされたサーバーブレード)をアップデートします。「ダウンロードの実行」
(8 ページ) の説明に従って、SPP にないファームウェアバージョンをダウンロードする必要が
あります。また、すべてのダウンロード済みファームウェアコンポーネントを「アップデート
の準備」 (11 ページ) の説明に従って CMS にコピーしてください。
1. コンポーネントの展開方法(オフラインモードまたはオンラインモード)を決定します。
次のガイドラインに注意してください。
2.
14
•
スペアサーバーブレード(OS がインストールされていない)はオフラインでアップ
デートして、サーバーブレードを SPP から起動できるようにする必要があります。
•
errata カーネルを含む SLES 11 を実行し、Emulex FC HBA を搭載するサーバーブレー
ドは、オフラインでアップデートする必要があります。
•
VM ホストサーバーブレード(VMware または Windows Hyper-V を実行するサーバー
ブレード)はオフラインでアップデートして、サーバーブレードを SPP から起動でき
るようにする必要があります。次のオプションを検討して、お使いの CloudSystem
Matrix 環境に最も適したオプションを実行します。
◦
VM を別の VM ホストに移動し、そこで稼動する。SPP からコンポーネントをイ
ンストールした後で、必要に応じて VM を元の VM ホストに戻します。
◦
VM ホストと、その VM ホストがホストするすべての VM のダウンタイムのスケ
ジュールを設定する。VM ホストをバックアップします。SPP からコンポーネン
トをインストールした後で、バックアップから VM ホストを復元します。
「アップデートの準備」 (11 ページ) で作成した、ダウンロード済みコンポーネントファ
イルを含むディレクトリに移動します。
インストールと設定
3.
4.
[hpsum.exe] をダブルクリックします。
[次へ]をクリックします。[ソース選択] 画面が表示されます。
5.
[ステータス] に [レポジトリを追加しました]と表示された場合は、デフォルトのみが選択
されていることを確認し、[次へ]をクリックします。[ターゲットの選択] 画面が表示され
ます。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
15
16
6.
[単体のターゲットを追加]をクリックします。[新しいターゲットの追加] 画面が表示され
ます。
7.
エンクロージャー内のアクティブな OA の IP/DNS アドレス、ターゲットの種類、説明、
ログイン認証情報を入力します。[OK] をクリックし、HP SUM がエンクロージャーを検出
するまで待ちます。[関連ターゲットの選択] 画面が表示されます。
インストールと設定
8.
9.
関連付けられたターゲットがすべて選択されていることを確認します。関連付けられた
ターゲットは、サーバーブレードの iLO と VCM です。[OK] をクリックし、関連付けられ
たすべてのターゲットが検出されるまで待ちます。[ターゲットの選択] 画面が表示されま
す。
[単体のターゲットを追加]をクリックします。[新しいターゲットの追加] 画面が表示され
ます。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
17
10. Linux または Windows オペレーティングシステムがインストールされている各システムに
対し、管理ホストネットワークインターフェースの IP アドレス、ターゲットの種類、説
明、およびログイン認証情報を追加します。[OK] をクリックします。[ターゲットの選択]
画面が表示されます。
18
インストールと設定
11. [ステータス] 列に [認証情報が必要]と表示された場合は、該当するターゲットを選択し、
[認証情報の入力]をクリックします。[グループの認証情報の入力] ウィンドウが表示され
ます。
12. 同じ認証情報を持つターゲットを選択し、[認証情報の追加]をクリックします。ポップアッ
プウィンドウにログイン認証情報を入力し、[OK] をクリックします。認証情報が必要なす
べてのターゲットに対し、この手順を繰り返します。
13. すべてのターゲットに必要な認証情報を入力後、[終了]をクリックします。[ターゲットの
選択] 画面が表示されます。HP SUM がターゲットの検出を終了し、[ステータス] に [開始
の準備ができました]と表示されるまで待ちます。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
19
14. すべてのターゲットを選択し、[次へ]をクリックします。[レビュー/アップデートのイン
ストール] 画面が表示されます。
15. すべてのサーバーブレード、iLO、VC モジュール、および OA が選択されていることを確
認します。[インストール]をクリックし、HP SUM がすべてのアップデートを完了するま
で待ちます。
20
インストールと設定
Virtual Connect ファームウェアのインストール
ファームウェアをダウンロードする方法については、「ダウンロードの実行」 (8 ページ) を
参照してください。VC ファームウェアをインストールするには、VCSU を使用して VC モ
ジュールにアクセスできる、Windows システムのスタンドアロンのスマートコンポーネント
を使用します。
1. VCSU をダウンロードします。
a. www.hp.com/go/vc の “HP Virtual Connect Support Utility (VCSU)” で [Windows] をク
リックします。
b. スマートコンポーネントを開き、目的のフォルダーにすべてのファイルを抽出しま
す。
2.
3.
スマートコンポーネントの VCSU と BIN ファイルを使用し、ターゲットサーバーにファー
ムウェアをインストールします。
各エンクロージャーで、手順 2 を繰り返します。
SPP データによる G5、G6、G7、および Gen8 のスペアサーバーブレードのアップデート
SPP のファームウェアを使用し、G5、G6、G7、および Gen8 のスペアサーバーブレード(OS
がインストールされていない)をアップデートします。これらのサーバーブレードはオフライ
ンでアップデートして、サーバーブレードを SPP から起動できるようにする必要があります。
SPP に含まれていないファームウェアをアップデートする必要がある場合は(『HP CloudSystem
Matrix 互換性チャート』を参照)、まず SPP に含まれるファームウェアを使用して、サーバー
ブレードをアップデートします。次に、「SPP に含まれていないファームウェアを使用した、
スペアサーバーブレードのアップデート」 (23 ページ) の手順を実行します。
1. DVD 書き込みツールを使用し、「ダウンロードの実行」 (8 ページ) でダウンロードした
SPP ISO イメージを書き込みます。ISO は、ファイルではなくイメージとして DVD に書
き込む必要があります。そうしなければ、DVD から起動することができません。DVD に
書き込み後、その DVD をサーバーブレードの 1 つで起動して、書き込みが成功したかど
うかを確認します。
2. USB DVD ドライブを OA USB ポートに接続し、前の手順で作成した DVD を挿入します。
3. OA Web インターフェースにログインし、[エンクロージャー情報]→[エンクロージャー設
定]→[DVD ドライブ]を選択します。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
21
22
4.
すべてのスペアサーバーブレードを選択します。すべてのサーバーブレードの [電力の状
態] が [オフ]であることを確認します。必要であれば、[仮想電源] メニューを使用してス
ペアサーバーブレードをオフにします。
5.
[DVD]→[エンクロージャー DVD に接続]を選択します。すべてのスペアブレードの [iLO
DVD の状態] が [接続済み]になるまで待ちます。
6.
すべてのスペアサーバーブレードを選択し、[仮想電源]→[瞬間的に押す]を選択し、サー
バーブレードをオンにします。
インストールと設定
これで、サーバーブレードが DVD から起動します。HP SUM が自動的に実行され、DVD から
すべてのコンポーネントをアップデートします。すべてのスペアブレードの [iLO DVD の状態]
が、HP SUM のアップデートが完了したことを意味する [切断]になるまで待ちます。
SPP に含まれていないファームウェアを使用した、スペアサーバーブレードのアップデート
このセクションでは、CloudSystem Matrix サーバーブレードシステム ROM、HBA/コンバージ
ドネットワークアダプターファームウェア、および SPP に含まれていないその他のファーム
ウェアをアップデートする方法について説明します。VMware ESX/ESXi 環境の場合は、「VM
ホストの G5、G6、G7、および Gen8 サーバーブレードのアップデート 」 (24 ページ) を参
照してください。
重要:
このアップデートは、システムのダウンタイムに実施する必要があります。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
23
1.
SPP DVD から起動可能な USB フラッシュドライブを作成します。
a. 「アップデートの準備」 (11 ページ) で SPP DVD をコピーしたディレクトリの /usb/
hpusbkey ディレクトリを探し、hpusbkey.exe ファイルを [ダブルクリック]しま
す。
b. スプラッシュ画面で、[次へ]をクリックします。
c. EULA を読んで [同意する]を選択し、次へをクリックします。
d. USB フラッシュドライブを空き USB ポートに挿入します。SPP DVD を光学ドライブ
に挿入するか ISO イメージをマウントし、[次へ]をクリックします。
e. コピー元(CD、DVD、または ISO)のドライブ文字を選択し、コピー先 USB フラッ
シュドライブのドライブ文字を選択し、[次へ]をクリックします。
注意:
f.
g.
2.
3.
4.
コピー先 USB フラッシュドライブのすべてのデータが削除されます。
警告メッセージ画面で [次へ]をクリックします。USB フラッシュドライブがフォー
マットされ、DVD のコンテンツが USB フラッシュドライブにコピーされます。
[終了]をクリックし、転送した CD-ROM から README.TXT ファイルを表示します。
「アップデートの準備」 (11 ページ) に示すように、ダウンロードされたファームウェア
コンポーネントファイルが CMS のディレクトリにあることを確認します。
新たに作成された USB フラッシュドライブを、各サーバーブレードの iLO 仮想メディア
にリンクします。
USB フラッシュドライブから起動し、HP SUM の手順に従ってファームウェアアップデー
トを完了します。
注記: サーバーブレードシステムの ROM アップデートを反映するには、再起動する必
要があります。
VM ホストの G5、G6、G7、および Gen8 サーバーブレードのアップデート
G5、G6、G7、および Gen8 のすべてのサーバーブレードで、VM ホストサーバーブレード
(VMware または Windows Hyper-V を実行するサーバーブレード)をアップデートします。
これらのサーバーブレードはオフラインでアップデートして、SPP から起動できるようにする
必要があります。次のオプションを検討して、お使いの CloudSystem Matrix 環境に最も適した
オプションを実行します。
24
•
「SPP データによる G5、G6、G7、および Gen8 のスペアサーバーブレードのアップデー
ト」 (21 ページ) の手順を実行する間、VM を別の VM ホストに移動し、そこで稼動させ
ます。最新の HP カスタムビルド.ISO か、「ダウンロードの実行」 (8 ページ) でダウン
ロードした個々のドライバーやエージェントで VM ホストをアップデートします。詳細
は、http://h20000.www2.hp.com/bizsupport/TechSupport/DocumentIndex.jsp?
contentType=SupportManual&lang=en&cc=us&docIndexId=64179&taskId=101&
prodTypeId=18964&prodSeriesId=420496 (英語)の「お使いになる前に」を参照して
ください。アップデートの完了後、必要に応じて VM を元の VM ホストに戻します。
•
VM ホストと、そのホストがホストしているすべての VM のダウンタイムのスケジュール
を設定します。VM ホストをバックアップし、計画していたダウンタイム中に「SPP デー
タによる G5、G6、G7、および Gen8 のスペアサーバーブレードのアップデート」
(21 ページ) の手順を実行します。最新の HP カスタムビルド.ISO か、「ダウンロードの
実行」 (8 ページ) でダウンロードした個々のドライバーやエージェントで VM ホストを
アップデートします。詳細は、http://h20000.www2.hp.com/bizsupport/TechSupport/
DocumentIndex.jsp?contentType=SupportManual&lang=en&cc=us&docIndexId=64179&
taskId=101&prodTypeId=18964&prodSeriesId=420496 (英語)の「お使いになる前に」
を参照してください。アップデート完了後、VM ホストをバックアップから復元します。
インストールと設定
OA のダウングレード
エンクロージャーに ProLiant サーバーブレードと Integrity サーバーブレードが混在する場合
は、OA ファームウェアコンポーネントをダウングレードする必要があります。ファームウェ
アをダウンロードする方法については、「ダウンロードの実行」を参照してください。
ファームウェアをダウングレードするには、次の手順を実行します。
1. コンポーネントをダブルクリックして、[展開]をクリックします。
2.
3.
4.
5.
ファイルを展開する場所を選択します。
[スタート]→[ファイル名を指定して実行]をクリックし、cmd と入力します。
コマンドプロンプトで、手順 2 でファイルを展開したディレクトリに変更します。
oaupgrade.exe /f を実行し、手順に従います。ファームウェアのファイル名を求めら
れたら、手順 2 で展開した hpoa< バージョン番号 >.bin(hpoa360.bin など)を入力
します。
手順 4:Integrity エンクロージャー、ファームウェア、エージェント、およびドライバーをアッ
プデートします
エンクロージャー内のすべての Integrity サーバーブレードでファームウェアとドライバーを
アップデートします。追加情報については、各バンドルに含まれる README.TXT ファイルを参
照してください。
HP SUM Integrity バンドルを使用し、BL860c i2/i4、BL870c i2/i4、および BL890c i2/i4 HP
Integrity サーバーブレードをアップデートします。
Integrity BL860c i2、BL870c i2、BL890c i2、BL860c i4、BL870c i4、および BL890c i4 サー
バー ブレード用の Integrity 専用 HP SUM バンドルを使用して、HP Integrity サーバーブレード
ファームウェアをアップデートします。CMS サーバーは CloudSystem Matrix 環境内のすべて
のサーバーブレードへの接続が保証されているため、HP SUM Integrity バンドルの抽出と HP
SUM の実行には CMS サーバーの使用をおすすめします。CMS サーバー上で以下の手順を実
行します。
注記: アップデートはサーバー ブレードの稼動中でも実行できますが、新しいファームウェ
アはサーバー ブレードを再起動するまではアクティブになりません。HP SUM のデフォルト設
定は「アップデートするがアクティブ化しない」(後から再起動する)ですが、「ファーム
ウェアをアクティブ化する」(完了後に再起動する)オプションも選択できます。
CMS 上で以下の手順を実行します。
1. 「ダウンロードの実行」 (8 ページ) でダウンロードしたバンドルを展開します。
•
Windows の場合:< ファイル名 >.exe をダブルクリックし、[展開]をクリックし
ます。
•
Linux の場合:gunzip <filename>.tar.gz; tar -xvf <filename>.tar コマ
ンドを実行します。
バンドルのコンテンツは、バンドルファイルと同じフォルダーに展開されます。HP
SUM およびファームウェアコンポーネントは、同じフォルダーに格納されます。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
25
2.
3.
[HPSUM.exe] をダブルクリックし、展開したフォルダーから HP SUM を起動します。
初期画面で、[次へ]をクリックします。[ソース選択] 画面が表示されます。HP SUM が稼
動しているディレクトリが、デフォルトレポジトリとして自動的に追加されます。HP SUM
は、ファームウェアをアップデートするために使用されるファームウェアバンドル/パッ
ケージのインベントリを構築します。
注記: また、HP SUM から ftp.hp.com にアクセスし、追加のファームウェアやソフトウェ
アスマートコンポーネント(このバンドルでサポートされるサーバー用の新しいコンポー
ネントや、他のサーバータイプのコンポーネントなど)があるかどうかを確認することも
可能です。
26
インストールと設定
4.
[ステータス] に [レポジトリを追加しました]と表示されると、[レポジトリコンテンツ]を
クリックし、コンテンツを確認します。
5.
[デフォルト]だけが選択されていることを確認し、[次へ]をクリックします。[ターゲット
の選択] 画面が表示されます。
[単体のターゲットを追加]をクリックします。[新しいターゲットの追加] 画面が表示され
ます。
6.
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
27
7.
エンクロージャー内のアクティブな OA の IP/DNS アドレス、ターゲットの種類、説明、
ログイン認証情報を入力します。[OK] をクリックし、HP SUM がエンクロージャーを検出
するまで待ちます。[関連ターゲットの選択] 画面が表示されます。
注記: BL870c i2、BL890c i2 など結合構成のサーバーブレードについては、必要なのは
モナークサーバーブレードの iLO IP アドレスだけです。
28
インストールと設定
8.
[関連ターゲットの選択] 画面で [OK] をクリックします。ステータスが [開始の準備ができ
ました]になったら、すべてのターゲットを選択して [次へ]をクリックします。[レビュー/
アップデートのインストール] 画面が表示されます。
9.
強制インストールオプションを設定する必要がある場合は、[インストールオプション]を
クリックします。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
29
10. 適切な強制インストールオプションを設定し、[OK] をクリックします。
11. 再起動オプションを設定する必要がある場合は、[再起動オプション]をクリックします。
30
インストールと設定
12. 適切な再起動オプションを設定し、[OK] をクリックします。
13. サーバーブレード、iLO、VC モジュール、および OA が選択されていることを確認しま
す。[インストール]をクリックし、HP SUM がすべてのアップデートを完了するまで待ち
ます。
ファームウェアバージョンを確認してアップデートが正常に完了したことを確認します。
•
HP が提供する最終のリビジョンステータスをチェックするには、[View log] をクリッ
クします。
•
OA、VC、および iLO バージョンを、iLO を使用して手動で確認するには、次の手順
を実行します。
1. iLO との SSH 接続を確立します。
2. cm を実行し、iLO コマンドメニューに入ります。
3. SysRev コマンド(sr)を実行します。HP SUM によるアップデートの実行を選択
しなかった場合は、「pending」 の下のリストにファームウェアが表示されます。
ファームウェアをアクティブにするには、サーバーの電源を切って再起動する必
要があります。iLO コマンドメニューから PowerOff コマンド(pc –off)を実
行してください。また、この情報は、iLO の GUI の[Status Summary]→[FW
Versions] で参照することもできます。
14. HP SUM を終了します。
HP-UX サーバーのアップデート
1.
2.
3.
HP SUM を起動し、HP-UX をアップデートします。
初期画面で、[Next] をクリックします。[ソース選択] 画面が表示されます。
[Next] をクリックします。[ターゲットの選択] 画面が表示されます。
HP CloudSystem Matrix 7.2.1.0 のインストール
31
4.
[単体のターゲットを追加]をクリックします。[新しいターゲットの追加] 画面が表示され
ます。
HP-UX サーバーの IP/DNS アドレス、ターゲットの種類、説明、およびログイン認証情報
を入力します。[OK] をクリックし、HP SUM がサーバーを検出するまで待ちます。
6. [次へ]をクリックします。[レビュー/アップデートのインストール] 画面が表示されます。
7. 強制インストールオプションを設定する必要がある場合は、[インストールオプション]を
クリックします。
8. 適切な強制インストールオプションを設定し、[OK] をクリックします。
9. 再起動オプションを設定する必要がある場合は、[再起動オプション]をクリックします。
10. 適切な再起動オプションを設定し、[OK] をクリックします。
11. [インストール]をクリックし、HP SUM がすべてのアップデートを完了するまで待ちます。
インストールが成功したことを示すメッセージが表示されます。
5.
32
インストールと設定
12. インストールの前に再起動オプションを設定しなかった場合は、インストール後に HP-UX
を再起動するよう [すぐに再起動]をクリックします。
Integrity サーバーブレードの SAS コントローラーのアップデート
Integrity BL8x0c i4 サーバーブレード用の内蔵 SAS コントローラーファームウェアは HPSUM
Integrity バンドルに含まれていないため、個別にダウンロードする必要があります。
1. ファームウェアをダウンロードします。
a. http://www.hp.com/go/hpsc の [HP 製品の検索]に、サーバーブレードのモデル
(BL860c i4 など)を入力します。
b. [この製品に対応するすべてのドライバー、ソフトウェア、ファームウェアを表示して
ダウンロードします。]をクリックします。
c. [HP-UX 11.31(IA)] を選択します。
d. [ファームウェア - ストレージ コントローラ]をクリックします。
e. 適切な SAS IO ファームウェアを選択し、[ダウンロード]をクリックします。
2.
HP SUM Integrity CloudSystem Matrix バンドルに含まれる手順を実行し、アップデートを
完了します。
インストールと設定の追加要件
Windows 2008 R2 または Windows 2008 R2 SP1 の Microsoft ホットフィックス
のインストール
ネットワーク通信の問題の原因となるソケットリークを修正するには、Microsoft KB2577795
が必要です。このホットフィックスは Windows アップデートでは提供されないため、CMS に
インストールと設定の追加要件
33
手動でインストールする必要があります。http://support.microsoft.com/default.aspx?
scid=kb;EN-US;2577795 のホットフィックスをインストールします。
Microsoft Windows Server 2008 Hyper-V システムに必要なパッチ
Hyper-V ホストに必要なパッチをインストールします。パッチをインストールした後、更新後
のホストから各 VM ゲストに、念のために Hyper-V Integration Services をインストールまたは
更新する必要があります。すべてのパッチがゲスト上の Integration Services に影響を及ぼすわ
けではありません。
•
Hyper-V を含む Microsoft Windows Server 2008 SP2 では、数多くの VM が同時に稼動し
たときにホストサーバーがハングするという問題を修正する次のパッチをインストールす
る必要があります。このパッチは、http://support.microsoft.com/kb/980081 にあります。
•
Windows 2008 または 2008 R2 Hyper-V サーバーがいずれかのバージョンの Windows
2012 を実行している場合は、http://support.microsoft.com/kb/2744129 のパッチをイン
ストールする必要があります。
Microsoft Windows Server 2008 R2 以降のエディションで必要になる可能性があるその他の
パッチについて詳しくは、『Managing Microsoft Windows Server 2008 Hyper-V with HP Insight
Software』テクノロジー概要を参照してください。この資料は、次の HP の Web サイトにあ
ります。
http://www.hp.com/go/matrixoe/docs (英語)
HP 3PAR StoreServ Storage のインストールと設定
HP 3PAR StoreServ StorageHP CloudSystem Matrix スターターキット実装サービスを開始する
前に、取り付けおよび構成が完了したが完全に動作している必要があります。ストレージデバ
イスに付属している HP 3PAR StoreServ Storage Software Installation and Startup Service を使
用し、HP 3PAR StoreServ Storage のインストールと設定を完了します。
OS のインストールの前にアップデートが必要な場合は、Integrity I/O ファーム
ウェアを手動で更新する
HP SUM Integrity CloudSystem Matrix バンドルバージョン 7.2.1.0 は、Integrity サーバーブレー
ドでのみ I/O ファームウェアのオンラインアップデートをサポートしています。オペレーティ
ングシステムをインストールする前に I/O ファームウェアをアップデートする必要がある場合
は、EFI パッケージを使用して I/O ファームウェアを手動でアップデートする必要があります。
34
インストールと設定
3 問題と推奨処置
HP Insight Management 製品または機能領域別に、このリリースでの問題と制限事項を以下に
示します。以下のカテゴリが使用されます。
制限事項
このリリースで実装されている機能の制限事項
重度の問題
このリリースの機能および操作性に著しく影響する可能性のある問題
軽度の問題
認識される場合はあるが、機能やユーザビリティに大きく影響しない問題
HP CloudSystem Matrix CMS
制限事項
CMS の ID 変更の要件
Insight Management をインストールした後で CMS オペレーティングシステムの以下の主要属
性を変更する必要がある場合は、CMS 再構成ツールを使用します。
主要属性は次のとおりです。
•
ホスト名
•
ホスト名に関連付けられた IP アドレス
•
フルネームまたはドメイン(完全修飾ドメイン名(FQDN)を含む)
•
ホスト名とドメインに対応するドメイン名システム(DNS)エントリー
Insight Management のインストール後にこれらの属性のいずれかを変更しても、CMS 再構成
ツールを使用しなかった場合、ソリューションの数多くの機能が正しく動作しなくなります。
CMS 再構成ツールを使用する方法については、から使用できる『HP Systems Insight Manager
ユーザー ガイド』の「CMS 再構成ツール」の項を参照してください。“
新しいホスト名または IP アドレスを使用する予定の新しく導入した CMS に既存のデータを移
行するには、データマイグレーションツールの使用を検討してください。データ移行の詳細に
ついては、Matrix OE Information Library のホワイトペーパー『Data Migration of an Existing
Microsoft Windows CMS to a New Insight Management System』(英語)を参照してください。
Insight managed system setup wizard
制限事項
権限昇格ツールがパスワードを要求する方式の権限昇格設定がサポートされない
Insight managed system setup wizard がサポートする権限昇格機能は、権限昇格ツール(su、
sudo コマンドなど)がパスワードを要求しないように設定されている CMS 上でのみ有効で
す。権限昇格が有効でパスワードが要求される場合に、機能を設定しようとすると、ウィザー
ドの実行出力にエラーが表示されることがあります。
推奨処置
権限昇格のパスワード要求が原因で機能が正しく設定されない場合は、managed system setup
wizard の外部で機能を設定します。
パスワード要件をオフにするには、Systems Insight Manager の[オプション]→[セキュリティ]→[権
限の昇格]を使用し、[この権限の昇格用のツールはパスワードを要求します。]チェックボック
スをオフにします。この構成変更を反映するには、CMS で管理されるシステムを再設定する
必要があります。
HP CloudSystem Matrix CMS
35
HP Insight Control ソフトウェア
HP Insight Control 電力管理
制限事項
電力供給デバイスは、解決可能なホスト名を利用してはならない
電力供給デバイスが解決可能なホスト名で作成された場合は、HP Systems Insight Manager(HP
SIM)検出は、そのタイプを変更してホスト名と一致させることがあります。その場合、電力
供給デバイスを表示しようと試みる電力管理分析ビューに次のエラーメッセージが表示される
場合があります。
Circuit {Name} does not exist.
推奨処置
デバイスのシステムタイプを電力供給デバイスに修正します。
1. Systems Insight Manager の [検索] ボックスにデバイス名を入力します。
2. デバイスの [システム] ページで、デバイス名リンクをクリックします。
3. [ツール & リンク]タブをクリックします。
4. [システムプロパティの編集]を選択します。
5. [システムタイプ:]を [電力供給デバイス]に変更します。
6. [検出、識別、データ収集プロセスがこれらのシステムプロパティを変更しない]オプショ
ンが選択されていることを確認します。
7. [OK] をクリックします。
重度の問題
「スケジュール済みタスク」のリストの下に HP パワー レギュレーターまたは消費電力上限に
対するスケジュール済みタスクが表示されない、または編集できない
電力管理 6.0 以前を使用してパワー レギュレーターまたは消費電力上限タスクをスケジュー
リングした場合、システムを電力管理 7.2 にアップグレードするとき、タスクが「スケジュー
ル済みタスク」リストに表示されない場合があります。またはタスクを編集しようとすると
き、エラーになる場合があります。
推奨処置
既存のパワーレギュレーターまたは消費電力上限タスクを削除し、新しいタスクをスケジュー
リングします。
軽度の問題
検出後、ラックとデータセンターの電力データがない
検出後、管理対象でないノード(ラックおよびデータセンター)には電力データがありませ
ん。
推奨処置
管理対象でないノードが電力データを受信するには、次のいずれかの手順を実行します。
•
[レポート]→[電力管理]→[電力履歴の計算]を選択して、電力履歴を計算します。または、
•
[電力/温度データの表示] ページの [データの更新]をクリックして、管理対象でないノー
ドのデータを更新します。
データセンターまたはラックを構築/編集しているときに Web ブラウザーがクラッシュする
データセンターまたはラックを構築/編集しているときに Web ブラウザーがクラッシュしま
す。Mozilla Firefox のクラッシュ情報ダイアログ(about:crashes)に、次の署名が含まれてい
る場合があります。
36
問題と推奨処置
Caused by a plugin: Shockwave Flash (npswf32.dll)
推奨処置
http://get.adobe.com/flashplayer からサポートされるバージョンの Adobe Flash プレイヤーを
ダウンロードし、インストールしてください。
強制的な方法でも正しい手順による方法でもホストおよびゲストをシャットダウンできない
VMware ESXi のいくつかのバージョンは SSH 機能をサポートしません。
推奨処置
ゲストまたはホストを手動でシャットダウンします。
複数のブラウザーインスタンスを開いて同じユーザーセッションを共有すると、表示されるシ
ステム詳細が一致しない場合がある
複数のブラウザーウィンドウを開いて異なるシステムを表示し、これらのブラウザーインスタ
ンスが同じブラウザーセッションを共有している場合、一部のブラウザーインスタンスに表示
されるシステム詳細データが一致しない場合があります。
推奨処置
一致しないシステム詳細を表示しているブラウザーウィンドウを更新します。別のブラウザー
セッションを使用して、HP SIM を起動し、サインインします。
•
Microsoft Internet Explorer 8 の場合は、[ファイル]、[新規セッション]をクリックして新し
いブラウザーセッションを開始します。
•
Mozilla Firefox の場合は、別々のプロファイルを使用して複数のブラウザーセッションを
開始します。たとえば、firefox.exe -no-remote -P profile_name と入力しま
す。
CMS と OA 間の時間差が 24 時間を超えると、グラフとレポートを表示できない
CMS と管理対象ノード間の時間差が 24 時間を超えると、データ収集ステータスが正常と報告
されていても、Insight Control 電力管理は電力/使用量/温度のグラフを表示できません。電力
データは、管理対象ノードに設定された時間に基づいて格納されます。
推奨処置
必要に応じて、CMS と管理対象ノードの日時をそれぞれのタイムゾーンに合わせてアップデー
トしてください。
HP Insight Control サーバー移行
制限事項
“、:、または\の文字を含むパスワードを使った、CMS からソースサーバーへのエージェント
の起動はサポートされない
Windows ソースエージェントの展開では、“、:、または\の文字を含む管理者パスワードはサ
ポートされません。
マルチパス I/O は、Windows ではサポートされていない
Insight Control サーバー移行は、ソースシステムがマルチパス上で構成されていて、ターゲッ
トシステムがシングルパス上で構成されている場合にのみ、Linux でマルチパス I/O をサポー
トします。
HP Insight Control ソフトウェア
37
重度の問題
ターゲットディスクで論理ボリュームを消去しないと、移行後にターゲットサーバーでオペ
レーティングシステムが起動に失敗する
Insight Control サーバー移行の完了後、ターゲットサーバーで OS が起動しないことがありま
す。この問題は、サーバーが再目的化され、次の条件が満たされている場合に発生します。
1. 既存の論理ボリュームを削除せずに、プライマリストレージコントローラーを RAID モー
ドから非 RAID モードに設定しなおした
2. Insight Control サーバー移行によって、サーバーがターゲットサーバーとして指定された
推奨処置
次のいずれかの操作を実行します。
•
コントローラーを RAID モードで設定してすべての論理ボリュームを削除し、次に、コン
トローラーを非 RAID モードに設定しなおして、移行を再び実行します。
•
サーバーをコントローラーの RAID モードを使用するように設定し、移行をもう一度実行
します。
軽度の問題
Gen8 サーバーブレードで、errata カーネルを含む SLES 11 SP2 の移行が失敗する
Gen8 サーバーブレードに errata カーネルと SUSE Linux Enterprise Server(SLES)11 SP2 OS
を正常にインストールした後に、次のエラーが発生して Gen8 サーバーブレードへの移行が失
敗します。
Failed to update GRUB files: device.map.
SLES11 SP2 OS が errata によって手動でアップデートされた場合は、次のエラーが表示され
ます。
Driver not found. Injection failed while injecting hpvsa.ko.
推奨処置
1. <SMP インストールベース >\DUDProfile\suse フォルダーの 3.0.13-0.27.xml ファ
イルをコピーし、3.0.58-0.6.2.1.5169.0.xml に名前を変更します。
2. 3.0.58-0.6.2.1.5169.0.xml で行 <module ssorder=”32” ipVersion=”1.10”
>/scsi/hpvsa.ko</module> を <module ssorder=”32” ipVersion=”1.10”
srcKernel=”3.0.13-0.27”>/scsi/hpvsa.ko</module> にアップデートします。
3. Insight Control サーバー移行サービスを再起動し、移行を続行します。
HP Insight Control サーバー配備
制限事項
PXE サービスを再起動する必要がある
ドライバー設定やポリシー設定に対し、PXE 再生成が必要となる変更がある場合は、PXE サー
ビスを再起動する必要があります。Altiris PXE Manager サービスを再起動します。
HP Insight Control サーバープロビジョニング
上記以外の問題と推奨処置については、『Insight Control サーバープロビジョニングオンライ
ンヘルプ』の「トラブルシューティングインデックス」を参照してください。
初期セットアップ
最上位ドメインでアプライアンスのホスト名に 6 文字を超える名前を付けられない
初回セットアップ時に、右端の最上位ドメインのラベルの文字数が 6 文字を超えていると、次
の検証エラーメッセージが表示されます。
38
問題と推奨処置
The virtual IPv4 host name has no corresponding address. The specified
domain name has an invalid format.
推奨処置
アプライアンスの最上位ドメインのホスト名が 6 文字以下であることを確認します。
ESXi VM ホストの時刻が正確でないと、アプライアンスが初回のネットワークセットアップ後
にハングすることがあります。
ESXi VM ホストの時刻が正確に設定されていることを確認してください。そうでないとアプラ
イアンスが [Please wait while the appliance starts] 画面でハングすることがあります。
推奨処置
1. 手動でホストの時刻を設定するか、Linux の /bin/date コマンドを使用して現在時刻を
設定します。
2. アプライアンスを再起動します。
初めてネットワークをセットアップした後に、コンソールブラウザーに空のサーバー画面が表
示される場合がある
アプライアンスの初回セットアップ時に、コンソールにネットワーク情報を入力後、[OK] をク
リックします。[Applying network settings] 画面が最初に表示されますが、その後に、サーバー
を取得できないことを示すメッセージがサーバー画面に表示されます。これは予想される動作
であり、無視しても構いません。1~2 分後にアプライアンスが自動的に再起動します。
初回ネットワークセットアップ後に、アプライアンスが自動的に再起動しない場合がある
アプライアンスの初回セットアップ時に、コンソールにネットワーク情報を入力後、[OK] をク
リックします。アプライアンスが [Applying network settings] 画面でハングし、再起動しないこ
とがあります。
推奨処置
10 分以内にアプライアンスが再起動しない場合は、VMware ツールを使用して手動でサーバー
を再起動し、新しい管理者パスワードで再びログインします。[Applying network settings] 画面
に、以前に入力した情報が表示されます。[OK] をクリックします。この設定が有効になり、ア
プライアンスが再起動すると、通常どおりに使用できるようになります。
制限事項
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションは、VMware ESXi プロビジョニングでの
Insight Control サーバープロビジョニングの使用をサポートしない
VMware ESXi は、Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンスを介して手動で展
開できます。
IC サーバープロビジョニング GUI で表示できるジョブの最大数は制限されています。
パフォーマンス上、[Jobs] 画面に表示できるジョブの数は 800~1200 に制限されています。
この数は、ジョブが実行されるタイミングに応じて動的に変わります。
推奨処置
以下のオプションをおすすめします。
•
検出を続ける前に検出結果を確認できるようにするために、一度に検出するサーバー台数
を 200 台にします。
•
Insight Control サーバープロビジョニングで多数のサーバーを同時に展開すると、単一の
ジョブが作成されます。ただし、Matrix OE を使用して各サーバーアクションが複数の
Insight Control サーバープロビジョニングジョブを生成する場合などのように、サーバー
を 1 台ずつ展開する場合は、次のチャンクに進む前にすべてのジョブ結果を確実に確認で
きるよう、サーバーを 150 台ずつ展開することを検討してください。
HP Insight Control ソフトウェア
39
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションを介して RHEL 6.4 KVM を展開すること
ができない
RHEL 6.4 KVM は Insight Control サーバープロビジョニングを介して手動で展開できますが、
RHEL 6.4 KVM のネットワークブリッジが IP アドレスの問題を起こします。RHEL 6.4 KVM OS
Build Plan が動作していたターゲットサーバーにネットワークを設定する場合に
([Actions]→[Configure Network] を使用)、失敗します。このサーバーのブリッジインター
フェースは認識されず、次のエラーが発生します。
•
展開 IP アドレスが [プロパティ] 画面の展開 NIC の隣に表示されない。
•
別の Build Plan を実行している場合、静的 IP アドレスの設定が起こらない。
推奨処置
展開 NIC のネットワーク設定を構成するには、OS のインストール時に [Run OS Build Plan]
ビューで [Configure static network information] チェックボックスを選択します。OS インストー
ル後にすべての NIC のネットワーク情報を設定することは現在サポートされていません。
RHEL 6.4 KVM がすでに動作している静的 IP アドレスを使用してサーバーを再プロビジョニン
グするには、OS Build Plan を再プロビジョニングするために [Prepare Server] を実行し、それ
から別の Build Plan を実行して静的 IP アドレスを設定します。
バックアップはまったく同じバージョンのアプライアンスにのみリストアします。
7.2 のバックアップの 7.2.1 アプライアンスへのリストアは成功したように見えますが、アプ
ライアンスのデータベースと Build Plan の内容を損傷することがあります。7.2 のバックアッ
プは 7.2.1 のアプライアンスにリストアしないでください。
Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンスのバックアップ/リストアスクリプト
で使用される curl のバージョンに SSL サポートが必要
使用している curl のバージョンが SSL をサポートしていないと、
IC-server-provisioning-backup-restore-7.2.0.zip ファイルで提供されるバック
アップスクリプトが失敗します。次のエラーが表示されます。
Download error: Could not download the backup
推奨処置
curl –V コマンドを実行して、curl のバージョンが SSL をサポートしていることを確認しま
す。SSL をサポートしていない場合、SSL をサポートしている curl のバージョンをダウンロー
ドします(http://curl.haxx.se/download/curl-7.23.1-win64-ssl-sspi.zip 64 ビット Windows
用、など)。
ターゲットサーバーのコンソールの PXE ブートメニューに、「Linux6-64-ogfs オプションは
RHEL6.3 に基づいています」という誤った情報が表示されます。
Linux6-64-ogfs オプションは、実際には RHEL 6.4 x64 に基づいています。
検索のクエリに特殊文字が含まれると、検索が失敗する場合がある
検索テキストボックスのクエリに特殊文字(#、%、&、+、+、\、”、? など)が含まれている
と、検索が失敗することがあります。二重引用符は利用可能ですが、フレーズ検索の場合に限
られます。たとえば、“Red Hat Linux” などのフレーズを含むクエリは、正常なフレーズ検索が
できます。
推奨処置
検索を正常に行うには、検索のクエリに #、%、&、+、\、”、? などの文字を使用しないでく
ださい。
40
問題と推奨処置
Windows 2008 SP1 および Windows 2008 R2 の OS Build Plan は、オープンゾーニングを設
定した Emulex LPe1205 HBA を搭載する Gen8 サーバーで失敗する場合がある
Emulex LPe1205 HBA を搭載するサーバーに Windows 2008 SP2 または Windows 2008 R2
をインストールすると、サーバーは SAN から起動できず、何度も再起動を繰り返す場合があ
ります。
推奨処置
HBA をファブリックゾーニングで再設定します。http://h20000.www2.hp.com/bc/docs/
support/SupportManual/c00403562/c00403562.pdf の『HP SAN Design Reference Guide』
(英語)を参照してください。
HP NC551m または NC551i FlexFabric ネットワークアダプターを搭載するサーバーで、OS
Build Plan が失敗する場合がある
最初の稼動ブート中、HP NC551m または NC551i FlexFabric ネットワークアダプターおよび
RHEL 5.9、RHEL 6.3、Windows 2012、または VMware ESXi オペレーティングシステムを搭
載する ProLiant サーバーで、OS Build Plan が失敗する場合があります。「Buffer I/O Errors」
およびカーネルパニックまたはブルースクリーンが表示される場合があります。通常、これ
は、サーバーで Fibre Channel over Ethernet(FCoE)または Boot from SAN が設定されている
場合に発生します。
推奨処置
1. ROM ベースセットアップユーティリティ(RBSU)で HP 電力プロファイルモードを「パ
フォーマンス最大」に設定します。
a. システム起動時に [F9] キーを押して、RBSU に入ります。
b. [電力管理オプション]を選択します。
c. [HP 電力プロファイル]を選択します。
d. [パフォーマンス最大]を選択します。
e. 保存して RBSU を終了します。
2.
OS Build Plan を再実行します。
SAN マルチパスが設定されている ProLiant サーバーで、RHEL 5.9 の OS Build Plan が失敗する
場合がある
SAN マルチパスで構成された ProLiant サーバーで、RHEL 5.9 の OS Build Plan が失敗して、次
のエラーがターゲットコンソールにが表示されることがあります。
Unable to create LVM partition
RHEL 5.9 では、SAN マルチパスデバイスを正しく設定するために特殊なカーネル引数 mpath
が必要です。
推奨処置
単一サーバーの場合は、Insight Control サーバープロビジョニングユーザーインターフェイス
を使用して、サーバーレベルの kernel_arguments カスタム属性を値 mpath に設定します。
1. Insight Control サーバープロビジョニングユーザーインターフェイスで [Servers] ビューを
開きます。
2. エラーのあるサーバーを選択し、[Actions]→[Edit] を選択します
3. [Edit server] 画面から、[Create custom attribute] を選択します。
4. [Create Custom Attribute] 画面で、kernel_arguments 値を mpath に設定します。
5. [OK] をクリックして、カスタム属性を保存します。
HP Insight Control ソフトウェア
41
重度の問題
ターゲットサーバーのポート 1002 が開いていなければ Linux OS Build Plan のインストールが
失敗する
ファイアウォールが有効になった Linux OS をインストールする際、SA エージェントとの通信
を行うために、ターゲットサーバーで TCP 接続用としてポート 1002 を開いておく必要があ
ります。ポート 1002 が開いていなければ、OS のインストールは最後の Wait For HP SA
Agent 手順で失敗します。
推奨処置
ターゲットサーバーでファイアウォールが有効になっている場合、Linux OS のインストールを
試行する前に Kickstart/Autoyast configuration ファイルでポート 1002 を開く必要
があります。
Gen8 サーバーで Build Plan の boot 手順が失敗することがある
まれに、Gen8 サーバーで次のような iLO のエラーが出て、Build Plan の boot 手順が失敗す
ることがあります。
IloException:ID: HPSA-1915
Code: com.opsware.ilo.ILO_WRITE_BLOB_STORE_FAILURE
Details: An error occurred while performing writeBlobStore operation.
Cause: [iLO (10.9.1.33)] Error : Internal error.
Action: Please contact your SA administrator.
Build Plan の再実行、または別の Build Plan の場合も同じエラーになります。iLO は次のいずれ
かの方法で再起動する必要があります。
推奨処置 1
1. ブラウザを介して iLO への接続を確立し、iLO 認証情報を使用してログインします。
2. [情報]→[診断]を選択します。
3. [リセット]を押します。iLO がリセットしている間、ブラウザの接続は失われます。
推奨処置 2
1. iLO への SSH 接続を確立し、iLO 認証情報を使用してログインします。
2. iLO プロンプトで、reset map1 を入力します。iLO がリセットされると、SSH 接続は切
断されます。
Linux または ESXi OS Build Plan にコピーブートエラーが発生して失敗することがある
Linux または ESXi Build Plan に次のエラーメッセージが発生し、失敗することがあります。
Copy Boot Media failed with exit code 3
考えられる原因 1
OS ディストリビューションが Insight Control サーバープロビジョニング Media Server にない
推奨処置 1
Media Server で Insight Control サーバープロビジョニング Media Server セットアップユーティ
リティを実行し、OS ディストリビューションを正しいフォルダーにコピーします。または、
ディストリビューションを正しいフォルダーに手動でコピーします。
考えられる原因 2
OS ディストリビューションが存在するにもかかわらず、Build Plan が失敗します。Build Plan
がブラウザーを介し、ディストリビューションが格納された URL にアクセスしようとすると、
次のエラーが表示されます。
HTTP Error 500.19 – Internal Server Error
42
問題と推奨処置
Microsoft Internet Information Services(IIS)Web サーバーに、ブラウザーによって要求された
物理フォルダーへのアクセス許可がありません。
推奨処置 2
IIS_IUSRS Windows グループに、Media Server の上位フォルダーへの読み取り許可を付与しま
す。
1. Windows エクスプローラーで、Media Server に関連付けられた上位フォルダーを探しま
す。
2. フォルダーを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
3. [セキュリティ] タブをクリックし、[編集]をクリックします。
4. [追加]をクリックします。
5. [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに < コンピューター名
>\IIS_IUSRS と入力し、[名前の確認]をクリックし、[OK] をクリックします。
6. [読み取り]チェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
7. フォルダーの [プロパティ] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。
この問題に関する詳細や、その他の解決策については、Microsoft 社が提供する KB 記事を参照
してください。この記事は http://support.microsoft.com/kb/942055 にあります。
iLO 4 1.20 または 1.22 が搭載されたサーバーで、Linux または ESXi OS Build Plan が失敗する
ことがある
まれに、Linux OS Build Plan が「Wait for HP SA Agent」の手順で失敗することがありま
す。または、ターゲットサーバーはターゲットサーバーの Linux または ESXi インストールカー
ネルではなく Intelligent Provisioning 環境でブートするため、ESXi OS Build Plan が「Wait for
ESXi Installation」の手順で失敗することがあります。この Build Plan の失敗は、iLO4
のファームウェアバージョン 1.20 または 1.22 を搭載するサーバーで発生する可能性があり
ます。Intelligent Provisioning 環境にターゲットサーバーのコンソールが表示され、[Jobs] 画面
には次のようなエラーが表示されます。
Agent failed with exit code 6
推奨処置
ターゲットサーバーを再起動します。問題が解決しない場合は、HP のサポートにお問い合わ
せください。
ターゲットサーバーの時計がアプライアンスの時刻と合っていないと、「Wait for HP SA
Agent」手順で OS Build Plan が失敗することがある
Insight Control サーバープロビジョニングターゲットサーバーで実行中の HP SA Agent をアプ
ライアンスに登録するために、ターゲットサーバーの時刻はアプライアンスの時刻とあってい
る必要があります。時計が合っていないと、登録が失敗することがあります。スタートアップ
時に、エージェントがサーバーの時刻をアプライアンスの時刻に設定しようとします。この修
正措置には、ターゲットサーバーと Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンス
の間のネットワークファイアウォールで特定のネットワークポートが開かれている必要があり
ます。
推奨処置
BIOS の時刻をターゲットサーバーに手動で設定します。時刻設定を自動化するには、ネット
ワークのファイアウォールで次のポートが開かれていることを確認してください。
•
Windows エージェントで起動するサーバーの場合、TCP ポート 445 が開かれている必要
があります。
•
Linux エージェントで起動するサーバーの場合、UCP ポート 123 が開かれている必要があ
ります。
ポートを開く方法については、ネットワーク管理者に問い合わせるか、お使いのネットワーク
のファイアウォール関連のドキュメントを参照してください。
HP Insight Control ソフトウェア
43
ターゲットサーバーが適切に設定されていないと、「Wait for HP SA Agent」手順で OS
Build Plan が失敗することがある
USB ポートがドライブに接続されている場合、またはファームウェアや BIOS に設定上の問題
がある場合、OS の展開中にターゲットサーバーにレッドスクリーンが表示されることがあり
ます。
推奨処置
展開中、ターゲットサーバーにレッドスクリーンが表示された場合、次について確認します。
•
どの USB ポートもドライブに接続されていないことを確認します。
•
ターゲットサーバーがサポートされているファームウェアを実行していることを確認しま
す。
•
BIOS をクリアして、RBSU のブートレコードをリセットします。
1. システム起動時に [F9] キーを押して、RBSU に入ります。
2. RBSU で、[システムデフォルトオプション]→[設定の復元/起動ディスクの消去]を選択
します。
3. リセット後、工場出荷時の構成設定とは異なる設定がある場合は、RBSU にログイン
して設定を再構成します。
稼動中のサーバーを再起動後、Build Plan 手順が失敗することがある
サーバーが稼働中にサーバーを再起動すると、Wait for SA Agent 手順の –atLeast パラ
メーターが無視されます。このパラメーターが無視されるため、Build Plan の次の手順が実行
されるまでに、ターゲットサーバーの OS がシャットダウンして再起動するための時間がない
ことがあります。ターゲットサーバーが再起動を最後まで実行できなかったため、「Wait
for SA Agent」以降の手順が失敗することがあります。
推奨処置
1. Insight Control サーバープロビジョニング UI で [Scripts Resource] 画面を開き、“Sleep” と
いう名前の Open Global File System(OGFS)スクリプトを作成し、3 分間スリープさせ
ます。
#!/bin/bash
sleep 180
2.
次に示すように、このスクリプトを Build Plan 手順の「Wait for HP SA Agent」の
前、「Reboot」の後に追加します。
Reboot
Sleep
Wait for HP SA Agent (with parameters ‘--production --atLeast=3
--atMost=30')
ターゲットサーバーに、展開ネットワークに接続されている NIC が 1 つ以上ある場合に、サー
バーの追加または OS Build Plan の展開が失敗することがある
新しいサーバーを追加するときに、展開ネットワークに接続された NIC が同時に 1 つ以上搭
載されたサーバーは、Insight Control サーバープロビジョニングによって検出されないことが
あります。サーバーのジョブリストに、iLO の追加が正常に行われなかったことが表示されま
す。さらに、検出が正常に行われた後、1 つ以上の NIC が接続されていると、OS Build Plan
に次のエラーが発生して失敗することがあります。
Wait for HP SA Agent failed with exit code 6
推奨処置
ターゲットサーバーで、1 つの NIC だけが展開 NIC として使用されていることを確認します。
また、アプライアンスを介して直接、またはルーターを介して NIC にアクセスできることを
確認します。
44
問題と推奨処置
Media Server が Windows ドメインの一部である場合、Install Linux SPP Build Plan が「Set
Media Source」手順で失敗する場合がある
Windows Media Server が Windows ドメインの一部である場合、そしてユーザー名が次のい
ずれかのフォーマットとは異なる場合、「Set Media Source」手順が失敗します。
•
Domain\username
•
Hostname\username
推奨処置
ユーザー名を修正するには、以下の手順に従ってください。
1. 「Install Linux SPP Build Plan」のコピーを作成します。
2. 次のパラメーターの最後に「,domain=media_server_host_name」を追加して、Install
Linux SPP Build Plan の「Set Media Source」手順を変更します。
@__OPSW-Media-WinUser@@__OPSW-Media-WinPassword@@__OPSW-Media-WinPath@#/mnt/ms?noserverino
新しいパラメーターは次のように表示されます。
@__OPSW-Media-WinUser@@__OPSW-Media-WinPassword@@__OPSW-Media-WinPath@#/
mnt/ms?noserverino,domain=media_server_host_name
注記:
3.
4.
パラメーター値にスペースを含めることはできません。
Build Plan を保存します。
新しい Build Plan を実行します。
デフォルトの kickstart ファイルで自動ディスクパーティションが行われるため、iSCSI または
FCoE を搭載したサーバーで RHEL 6.3 および RHEL 6.4 OS の展開が失敗する
iSCSI または FCOE を搭載したターゲットサーバーには、kickstart ファイルの高度な構成が必
要となります。この構成がなければ、これらのシステムにインストールする際に、デフォルト
の kickstart ファイルが自動ディスクパーティション(Autopart)されるとエラーが発生しま
す。
推奨処置
必要な設定が行われた、カスタム kickstart ファイルを作成します。Autopart はコメントアウ
トする必要があります。以下に示すパーティション例を参照してください。
part /boot --fstype=ext4 --size=500
part pv.01 --grow --size=1
volgroup vg_01 --pesize=4096 pv.01
logvol / --fstype=ext4 --name=lv_root --vgname=vg_01 --grow --size=1024
logvol swap --name=lv_swap --vgname=vg_01 --grow --size=1024
--maxsize=20480
最初に一度設定した Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンスの展開 IP アドレ
スの変更はサポートされない
ユーザーインターフェースではアプライアンスの展開 IP アドレスの変更が可能で、この機能は
オンラインヘルプにも記載されていますが、IP アドレスは最初に一度設定したら変更しないで
ください。
推奨処置
最初の設定後に展開 IP アドレスを変更した場合、すべてのターゲットサーバーを削除してター
ゲットサーバーを追加し、それから新しい OS を再インストールし、これらのターゲットサー
バーの SA エージェントが新しい展開 IP アドレスと通信ができるようにします。
HP Insight Control ソフトウェア
45
RHEL 6.4 ターゲットサーバーがクラスターモードに設定された 2 つの SAN ストレージボック
スを使用している場合、共有 LUN が表示されない場合がある
ターゲットサーバーがクラスターモードに設定された 2 つの SAN ストレージボックスを使用
している場合、最初の RHEL 6.4 Emulex lpfc ドライバーは共有 LUN を表示しません。
推奨処置
http://ftp.hp.com/pub/softlib/software12/COL34166/co-119364-2/
lpfc-rhel6-8.3.7.21-ds-1.tar.gz から Emulex lpfc の最新ドライバーをダウンロードします。OS
インストール後のドライバー追加方法について説明している『Insight Control server provisioning
Adding Drivers to OS Build Plans』ホワイトペーパー(英語)に記載されている手順に従いま
す。ホワイトペーパーは http://www.hp.com/jp/insight から入手できます。
軽度の問題
すべてのドライブを表示するとき、SLES11 SP2 がマルチパス SAN を適切に処理しない
オペレーティングシステムが正常に展開されたが、稼動 OS が起動した後に、マルチパスの重
複ドライブが表示されます。
OS インストール後、再起動中に RHEL5.9 の展開が失敗する場合がある
まれに、RHEL.5.9 x64 OS Build Plan が手順 17「Wait for HP SA Agent」で失敗し、OS
インストール後ターゲットサーバーが再起動しないことがあります。
ターゲットサーバーのコンソールには"Congratulations, your Red Hat Enterprise
Linux Server installation is complete"と表示され、オペレーティングシステムが
ターゲットサーバーにインストールされたように見えます。ただし、SA エージェントのイン
ストールは完了しておらず、OS Build Plan の以前の手順の指示通りにターゲットサーバーが再
起動しません。
Matrix OE では、インフラストラクチャオーケストレーションの [リクエスト] 画面で次のエ
ラーが表示され、失敗したサーバーはメンテナンスプールに移されます。
Major,"Failed while deploying operating system for service <server-name>.
Cause: Logical server job (ID = <server-fqdn>) completed with a failure
status. Failure: At least one OS or software deployment has failed.
Check the Deployment Service to diagnose the details.."
推奨処置
46
•
サーバーが Insight Control サーバープロビジョニングを介して展開されている場合、OS
Build Plan を再実行します。それでも Build Plan が失敗する場合は、HP のサポートにお問
い合わせください。
•
サーバーが Matrix Operating Environment を介して展開されている場合、クリーンアップ
を手動で実行します。
1. 起動ディスクを削除してクリーンアップします。詳細については、http://www.hp.com/
jp/proliantessentials_manual にある『HP Matrix Operating Environment インフラスト
ラクチャ オーケストレーション ユーザー ガイド』の「手動クリーンアッププロセス
(物理)」を参照してください。
2. ターゲットサーバーに関連付けられている論理サーバーを非アクティブにします。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[HP Matrix OE ビジュ
アル化]の順にクリックします。
b. [観点] ドロップダウンメニューで、[論理サーバー]を選択します。
c. 論理サーバーを選択し、[ツール]→[論理サーバー]→[使用停止...]の順にクリック
します。
d. [レポート]→[論理サーバーのジョブステータス]の順に選択してタスクのステータ
スを監視します。
e. タスクが正常に完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
問題と推奨処置
アクティブ化が解除された論理サーバーを選択し、[削除]→[論理サーバーの削除...]の
順にクリックします。
ターゲットサーバーを、IO メンテナンスプールから希望するサーバープールに移動
します。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[Infrastructure
Orchestration] の順にクリックします。
b. [サーバー] タブをクリックします。[使用状況] 列を調べて、サーバーが使用され
ていないことを確認してください。
c. [プール修正] オプションを使用して、メンテナンスプールのサーバーを目的の
サーバープールに移動します。
3.
4.
IC サーバープロビジョニングサーバーから管理ノードを削除します。
5.
サーバーを PXE ブートすると、サーバーの iLO が登録されない
PXE ブートを介してサーバーを Insight Control サーバープロビジョニングに追加する場合、
[Registers IloManagerService] のジョブが失敗し、サーバーに iLO を登録できないことがありま
す。次のメッセージが表示されます。
Cannot add user. The login/ user name already exists.
ユーザー名フィールドやログイン名フィールドに <、>、または二重引用符を含む iLO ユーザー
アカウントがある場合に、このエラーが発生することがあります。次のいずれかの操作を行い
ます。
推奨処置 1
1. ブラウザーを使用して、iLO の [User Administration] ページに接続します。
2. ユーザー名フィールドやログイン名フィールドに、<、>、または二重引用符を含むユー
ザーアカウントを編集して、該当する記号を削除します。
推奨処置 2
サーバーを Insight Control サーバープロビジョニングに追加します。
1. [Servers]→[Add Server] を選択します。
2. iLO の IP アドレスと認証情報を入力します。’
iLO が応答しなくなり、Build Plan の手順が失敗する場合がある
Insight Control サーバープロビジョニングがサーバーの動作を制御するために使用する特定の
コマンドに iLO が応答しなくなる場合があります。これにより、「Boot」Build Plan の手
順が「--serviceOS」パラメーターで指定したサービス OS から起動できなくなり、以後の
「Wait For HP SA Agent」Build Plan の手順が失敗します。
推奨処置
次の手順を実行して iLO をリセットしてください。
1. iLO との SSH 接続を確立します。
2. iLO 認証情報を使用してログインします。
3. iLO プロンプトで、reset map1 を入力します。
iLO がリセットされると、SSH 接続は切断されます。
ProLiant HW - サーバー Build Plan の消去が最後起動手順で失敗することがある
Reboot to apply BIOS Changes and Power Off 手順が、サーバーに BIOS の変更を適
用するための時間を十分に与えないことがあります。その結果、ワンタイムブートに設定しよ
うとする場合に以降の起動手順が失敗します。
注記:
Build Plan が失敗しても、ターゲットサーバーのディスクは消去されます。
推奨処置
1. 「ProLiant HW - Erase Server」Build Plan のコピーを作成します。
HP Insight Control ソフトウェア
47
2.
3.
次に Build Plan を実行したときに成功するように、--wait 180 パラメーターを Reboot
to apply BIOS Changes and Power Off 手順に追加します。
ターゲットサーバーの電源を切り、別の Build Plan がこのサーバーで動作できるようにし
ます。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
制限事項
OpenSSH がインストールされていない Microsoft Windows サーバーの管理
製品マニュアルでは OpenSSH が必須であると説明されていますが、Matrix OE は、OpenSSH
を実行していない Microsoft Windows 環境をサポートしています。ただし、OpenSSH を実行
していない Microsoft Windows システムの場合は、エージェントのインストールとトラブル
シューティングに関していくつかの制限事項があります。
OpenSSH を実行していない Microsoft Windows システムと組み合わせて Matrix OE を使用す
る場合について詳しくは、HP の次の Web サイトで入手できるホワイトペーパー『HP Insight
Dynamics 6.0 software without OpenSSH on HP ProLiant and Integrity Servers Running Microsoft
Windows』を参照してください。
http://www.hp.com/go/insightmanagement/docs
リモートの Microsoft SQL Server データベースを使用する場合の Matrix OE の設定
Matrix OE は Windows のシングルサインオンを使用して SQL Server データベースに接続する
ため、リモートデータベースへの接続には、コマンドまたはサービスを実行するユーザーアカ
ウントに関連付けられた認証情報が使われます。このため、Matrix OE ソフトウェアを実行し
たりデータベースにアクセスしたりするユーザーアカウントが次の条件を満たす必要がありま
す。
•
インストール時に CMS アクセスとデータベースアクセスで指定するユーザー認証情報が
一致する必要があります。また、この認証情報は CMS システムとデータベースシステム
の両方で利用可能な信頼済みドメイン認証情報でなければなりません。
•
データベースアクセス用としてインストール時に指定するユーザー認証情報には、「デー
タベースの作成」アクセス権限が付与されている必要があります。インストール後に、
ユーザーがログファイルへの「書き込み」アクセス権限と「読み取り/書き込み」アクセ
ス権限を持つ必要があります。
ドメインユーザー以外のユーザーまたはリモートデータベースに対するデータベースアクセス
権限を持たないユーザーとして、データベースへのアクセス権限を必要とする CLI コマンドを
実行すると、コマンドは失敗します。
Matrix OE での Operations Orchestration の使用
Matrix OE には、許諾される使用法に制限のある HP Operations Orchestration(OO)のバー
ジョンが付属しています。詳しくは、http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manual にある
『HP Matrix Operating Environment インフラストラクチャ オーケストレーション ユーザー ガ
イド』を参照してください。
リモートシステムにインストールされた OO Studio を、CMS にインストールされた OO Central
を参照するように設定する
CMS 上にインストールされている OO Central 9.x などのリモートリポジトリを参照する OO
Studio 9.x のインスタンスにログインすると、「Failed Login」エラーメッセージが表示される
場合があります。“”
推奨処置
1. CMS で rc_keystore ファイルをバックアップします。
48
問題と推奨処置
2.
3.
4.
CMS 上の C:\Program Files\HP\Operations Orchestration\Central\conf\
rc_keystore にインストールされている rc_keystore ファイルをコピーします。
rc_keystore ファイルをリモート OO Studio システム上の C:\Program Files\HP\
Operations Orchestration\Studio\conf\rc_keystore に貼り付けます。
OO Studio を再起動します。
HP Capacity Advisor
制限事項
Capacity Advisor は VSP 6.1 または 6.2 ホストから CPU 利用状況データを収集しない
Virtualization Services Platform(VSP)ホストを見るためにプロファイルビューアーを使用する
場合、CPU データは利用できません。CPU データは VSP VM と vPars でのみ使用できる機能
です。シナリオエディターでは、利用できる唯一の VSP システムは VM ホストです。キャパ
シティ解析ダッシュボードで、利用できる唯一の VSP システムは VM ゲストと vPars です。
Capacity Advisor が KVM VM からのデータ収集をサポートしない
Capacity Advisor は Linux サーバーをサポートしますが、Linux サーバー上で実行される KVM
VM からのデータ収集はサポートしていません。KVM ホストが HP SIM に追加され、Matrix
Operating Environment にライセンスが適用されている場合、Capacity Advisor は KVM ホスト
からのデータを収集します。プロファイルビューアーでは、KVM ホストの利用状況データは
表示されますが、その VM を見るためのドロップダウンメニューはありません。シナリオエ
ディターでは、KVM ホストは VM がないハイパーバイザーとして表示されるため、アイドル
状態のホストのように見えます。キャパシティ解析ダッシュボードでは KVM ホストを表示で
きません。
HP Matrix Operating Environment インフラストラクチャ オーケストレーション
制限事項
クロステクノロジー論理サーバーは、インフラストラクチャオーケストレーションによってサ
ポートされていない
P2V(物理から仮想へ)または V2P(仮想から物理へ)移行できるのは、Matrix OE 論理サー
バー管理で[作成]→[論理サーバー]または[ツール]→[論理サーバー]→[インポート]を使用して作
成またはインポートされた論理サーバーだけです。インフラストラクチャ オーケストレーショ
ンで(サービステンプレートのデプロイによって)作成された論理サーバーを、クロステクノ
ロジー論理サーバーとして管理することはできません。たとえば、インフラストラクチャ オー
ケストレーションで作成された物理論理サーバーは、論理サーバーの管理を使用して VM に移
動することはできません。同様に、インフラストラクチャ オーケストレーションで作成された
仮想論理サーバーは、論理サーバーの管理を使用して VC を実装するサーバーに移動すること
はできません。
クロステクノロジー論理サーバーについて詳しくは、マニュアルライブラリ で提供される『HP
Matrix Operating Environment リカバリ管理ユーザーガイド』を参照してください。
論理サーバーにプロビジョニングされるネットワークの数の制限
インフラストラクチャ オーケストレーション Designer では、論理サーバーグループに接続で
きるネットワークの数に制限はありません。ただし、実際には、仮想論理サーバーに接続でき
るネットワークの数は 4 つだけです。また、HP c-Class サーバーブレード上で実行されるよう
に設計された物理論理サーバーには 128 個のネットワークを接続できます。これら事実上の
制限は、今後、VC およびハイパーバイザーの機能拡張に伴って緩和されます。
インフラストラクチャテンプレートでこの制限を超えている場合、そのテンプレートを使用す
るプロビジョニング操作は失敗します。
推奨処置
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
49
論理サーバーグループに接続するネットワークの数を、仮想論理サーバーの場合は 4、物理論
理サーバーの場合は 128 までに抑えてください。
Integrity サーバーブレードでのマルチイニシエーター NPIV のサポート
Matrix OE および HP Virtual Connect Enterprise Manager(VCEM)が使用するマルチイニシ
エーター NPIV 機能は、以下のコントローラーを使用する Integrity サーバーブレードでサポー
トされます。
•
HP-UX 11i v3 Update 8(2011 年 3 月)以降のリリースを搭載する QLogic FC(ファイ
バーチャネル)コントローラー。
•
HP-UX 11i v3 Update(2013 年 3 月)以降のリリースを搭載する Emulex FC コントロー
ラー。
推奨処置
Emulex コントローラーや 11i v3 Update(2013 年 3 月)リリースよりも古いバージョンの
HP-UX を搭載する Integrity サーバーブレードの場合は、単一の物理サーバーに割り当てる予定
のブートボリュームとデータボリュームを組み合わせる単一のストレージプールエントリーを
作成します。このようなストレージプールエントリーは、次のいずれかの方法で作成できま
す。
•
このような複合型のストレージプールエントリーをいくつかあらかじめプロビジョニング
して、SAN ボリュームの物理サーバーへの割り当てを完全に自動化できるようにします。
•
ブートボリュームだけを含むストレージプールエントリーをあらかじめプロビジョニング
します。インフラストラクチャサービステンプレートでデータディスクが指定されている
場合、オペレーティングシステムのデプロイメント後、自動プロビジョニングリクエスト
が一時停止します。この時点で、サーバーに割り当てるストレージプールエントリーを修
正してデータボリュームを追加できます。その後、リクエストを再開してください。
Hyper-V 上の Windows 2003 ゲストのインストール後のカスタマイズ用の Microsoft Sysprep
ツールをインストールする
Hyper-V 上の Windows 2003 ゲストのカスタマイズには Microsoft System Preparation(Sysprep)
ツールが必要ですが、このツールは Insight Management を旧バージョンからアップグレード
すると CMS から消失します。これらのツールがないと、Hyper-V 上の Windows 2003 ゲスト
のカスタマイズは失敗します。
Windows 2008 以降の VM ゲストのカスタマイズには、Sysprep ツールのインストールは不要
です。
推奨処置
Insight Management 7.2 または 7.2 Update 1 のインストールまたはアップグレード後に、CMS
上の C:\Program Files\HP\Insight Control virtual machine management\
Sysprep\2003 フォルダーに Microsoft Sysprep ツールをインストールします。
VM ハードウェアバージョンが 4 であり、テンプレートに NIC が 4 枚以上含まれる場合、プ
ロビジョニング中に仮想サーバーの電源を入れることができない
デフォルトでは、Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションは、ESX ハードウェア
バージョン 4 を使用して VM をプロビジョニングします。この場合、最大 5 つの PCI コント
ローラーデバイス(2 枚の SCSI コントローラーと 3 枚の NIC)を VM に接続できます。ESX
ハードウェアバージョン 7 では、4 枚の SCSI コントローラーと 10 枚の NIC を接続できま
す。
推奨処置
ハードウェアバージョン 7 で ESX ネイティブテンプレートを使用するか、または Matrix イン
フラストラクチャ オーケストレーションテンプレートの NIC の数を 3 以下に減らします。
50
問題と推奨処置
HA を有効にした Hyper-V VM プロビジョニングの後に CSV が表示されない
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションを使用して、高可用性(HA)オプション
が有効になっている Hyper-V VM ホストで仮想プロビジョニングテンプレートを作成してデプ
ロイした後、Hyper-V ホストのフェイルオーバークラスターマネージャーで VM を確認する
と、プロビジョニングされた VM の情報にクラスター共有ボリューム(CSV)が表示されませ
ん。
ただし、Hyper-V VM ホストの Microsoft Hyper-V Manager を使用して VM を手動でデプロイ
する場合は、作成したディスクリソースおよび VM リソースがフェイルオーバークラスターマ
ネージャーに正しく表示されます。
推奨処置
処置は不要です。HA VM ディスクは、CSV 上のインフラストラクチャ オーケストレーション
によって正しく作成されています。
Hyper-V クラスター内のすべての VM ホストを Insight Control 仮想マシン管理 に登録していな
いと、CSV が正しく認識されない
Hyper-V クラスター内の VM ホストのうち Insight Control 仮想マシン管理で管理されているも
のが 1 台だけの場合、次の領域に影響があります。
•
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーション — IO は、CSV をクラスターディス
クとして処理し、そのクラスターディスクに VM を 1 つだけ割り当てます。複数の VM
をデプロイしようとすると、次のエラーが表示されます。
プロビジョニングリクエストは、一時停止しました。論理ディスクの要求を満たすために
VM ホストのストレージボリュームを修正してください。IO 管理者に、通知しました。
•
Matrix OE 論理サーバー管理 — VM ホスト上で CSV とクラスターディスクを使用できる
のは、登録済み VM ホスト ID が VM ホストオーナーに当たる場合だけです。それ以外の
場合、VM ホストは Rejected List に配置され、VM ホストでストレージを使用できないこ
とを通知するエラーが生成されます。
推奨処置
Hyper-V クラスターに含まれるすべての VM ホストを Matrix インフラストラクチャ オーケス
トレーションに追加して、Insight Control 仮想マシン管理に VM ホストとして登録します。VM
ホストは Unassigned プールに残すことも、IO 内で通常の VM ホストとして使用することもで
きます。
リンクされたクローンがあり、HA が有効になっている Hyper-V R1 で、サーバーグループをプ
ロビジョニングできない
Hyper-V R1 サーバーで、HA が有効な複数のリンクされたクローンを含むテンプレートをプロ
ビジョニングする場合、または Hyper-V R1 クラスターディスクで、HA が有効な単一のリンク
されたクローンがあるサーバーグループにサーバーを追加する場合に、ストレージプロビジョ
ニングのためにリクエストがいつまでも一時停止したままの状態になります。リンクされたク
ローングループは、単一のデータストアでプロビジョニングする必要がありますが、Hyper-V
クラスターディスクにプロビジョニングできる HA VM は 1 つだけです。
推奨処置 1
1. サーバー作成リクエストまたはサーバー追加リクエストをキャンセルします。
2. テンプレートを修正して、HA 要件を削除します。または、
テンプレートを修正して、リンクされたクローンの選択を解除し、VM ごとにクラスター
ディスクを追加します。
3.
作成リクエストを再発行します。または、
サーバー追加リクエストについては、既存のサービスを削除し、更新されたテンプレート
でサービスを作成しなおします。既存のサービスを削除する前に、既存のサービスから新
しいサービスにデータを移行させてください。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
51
推奨処置 1
Hyper-V R2 をアップグレードし、テンプレートで、クラスターディスクの代わりに CSV を指
定します。
単一の CMS への Microsoft SCVMM の登録
SCVMM(Microsoft System Center Virtual Machine Manager)の登録のプロセスでは、Web
サービスコンポーネントが CMS から SCVMM ホストにコピーされ、2 つのサーバー間の通信
が可能になります。このため、SCVMM は複数の CMS には登録できません。連携 CMS 構成
で SCVMM を介して Hyper-V ホストを管理するには、各 CMS に別々の SCVMM ホストが必
要です。この要件は、複数の CMS に登録できる VMware VCenter とは異なります。SCVMM
の登録について詳しくは、http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manual にある『HP Matrix
Operating Environment インフラストラクチャ オーケストレーション ユーザー ガイド』を参照
してください。
ユーザーインターフェイスにアクセスするには、デフォルトの HP SIM ポートが必要
HP SIM は、JBoss コンテナー内のデフォルトポート 50000 を使用してインストールされます。
インフラストラクチャ オーケストレーション Designer などの Matrix インフラストラクチャ
オーケストレーションユーザーインターフェイスにアクセスするには、このポートが必要で
す。
推奨処置
JBoss コンテナーで、HP SIM のデフォルトポート 50000 を変更しないでください。
テンプレートへのアクセス制限の有効化
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションは、ユーザー単位でのテンプレートへの
アクセス制限をサポートしています。この機能はデフォルトで無効になっています。properties
ファイルを変更しない場合、すべてのユーザーがすべてのテンプレートを表示および使用でき
ます。組織内では、組織にテンプレートを割り当て、発行する必要があります。
推奨処置
ユーザーに対するテンプレートへのアクセスを制限するには、C:\Program Files\HP\Matrix
infrastructure orchestration\conf\hpio.properties ファイルを編集して、
template.access.restricted=true に設定します。アクセス制限が有効化された後は、
ユーザーまたはグループは、それぞれに割り当てられているテンプレートのみを使用できま
す。 サービスプロバイダーレベルでは、テンプレート割り当てはサービスプロバイダーの管理
者によって行われ、組織内ではテンプレート割り当ては組織の管理者によって行われます。
Hyper-V 上の Linux VM の Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションプロビジョニン
グサポートの有効化
デフォルトでは、Matrix インフラストラクチャオーケストレーションは Microsoft Hyper-V ハ
イパーバイザーで Linux VM をプロビジョニングしません。Matrix インフラストラクチャオー
ケストレーションは、Microsoft Windows 2008 または 2012 Hyper-V ハイパーバイザーでの
Linux VM のプロビジョニングをサポートするよう設定できますが、IO は VM を個別設定しま
せん。
推奨処置
Microsoft Windows 2008 または 2012 Hyper-V ハイパーバイザー上に Linux VM をデプロイす
るには、以下の手順を実行してください。
1. Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションで Hyper-V での Linux VM のデプロイ
を可能にするには、C:\Program Files\HP\Matrix infrastructure
orchestration\conf\hpio.properties ファイルを編集して、
skip.linux.on.hyperv.template.personalization = true に設定します。
52
問題と推奨処置
2.
VM を個別設定する(ホスト名の変更、DHCP または静的 IP アドレス用の NIC の設定、
DNS の設定など)には、OO ワークフローを使用するか、Linux 設定ツールを使用してタ
スクを手動で実行します。
IO の [サーバー] タブから ESX ホストが消えてもリソースプールがリストに載っている
ESX ホストが vCenter のメンテナンスモードに入ると、IO の [サーバー] タグにホストが表示
されなくなります。ESX リソースプールはそのまま表示されます。
推奨処置
vCenter のメンテナンスモードを終了します。ESX ホストの状態が「Up」に戻ると、IO サー
バープールに再度ホストが表示されます。
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションを介してストレージプールエントリーを
自動生成するときのファブリックの選択
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションからストレージプールエントリーを自動
生成するときに、ファブリックの複数のペアが存在する場合は、Matrix インフラストラクチャ
オーケストレーションが使用するペアを決定します。
推奨処置
ストレージ プールエントリーの自動生成中に使用するファブリックの優先リストを設定するに
は、lsa.properties ファイルを編集して、
SPM_AUTO_PREFERRED_FABRICS=FabricA,FabricB,FabricC:FabricD プロパティを
追加します。ここで、FabricA、FabricB などは、ユーザーが定義するファブリック名に置き換
えます。
コロン(:)で区切られたファブリックはリダンダントペアリングです。
ストレージがリダンダントではない場合、Matrix インフラストラクチャ オーケストレーショ
ンは、指定されたファブリックを使用してリストされた順にストレージプールエントリーを検
索します。ストレージがリダンダントの場合、Matrix インフラストラクチャ オーケストレー
ションは、指定されたリダンダントファブリックペアリングを使用して、リストされた順にス
トレージプールエントリーのみを検索します。
上の例の場合:
•
非リダンダントストレージの場合、IO は FabricA、FabricB、FabricC、FabricD の順に検
索します。
•
リダンダントストレージの場合、IO は FabricC/FabricD のペアリングを検索します。
•
このリストに定義されているファブリックを検索した後で、ストレージプールエントリー
が見つからない場合、IO は、定義済みのルールに基づいてすべての既知のファブリック
を検索します。
注記: このプロパティにリストされたファブリックは、CMS 上の Matrix インフラストラク
チャ オーケストレーションから自動生成されたすべてのストレージプールエントリーによって
使用されます。このプロパティをユーザーレベルまたは組織レベルで設定することはできませ
ん。
軽度の問題
iLO エラーにより、Insight Control サーバープロビジョニングでサービス作成リクエストが失敗
する
まれに、以下のいずれかの理由で「Check ILO Service」の手順が失敗すると、ProLiant
サーバーでの Insight Control サーバープロビジョニングで Matrix インフラストラクチャ オー
ケストレーションのサービス作成リクエストが失敗する場合があります。
•
iLO に接続できない。
•
Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンスに、サーバーに関連付けられた
iLO がない。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
53
Matrix OE では、インフラストラクチャオーケストレーションの [リクエスト] 画面で次のエ
ラーが表示され、失敗したサーバーはメンテナンスプールに移されます。
サービスのオペレーティングシステムの展開中に失敗しました。少なくとも一つ以上の OS
またはソフトウェアの展開に失敗しました。展開サービスを確認して詳細を診断してくださ
い。
Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンスコンソールのそれぞれのターゲット
ブレードのジョブステータスとして、次のエラーが表示されます。
Check iLO Service failed with exit code 10
推奨処置
手動クリーンアップを実行します。
1. ターゲットサーバーに関連付けられている論理サーバーを非アクティブにします。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[HP Matrix OE ビジュアル
化]の順にクリックします。
b. [観点] ドロップダウンメニューで、[論理サーバー]を選択します。
c. 論理サーバーを選択し、[ツール]→[論理サーバー]→[使用停止...]の順にクリックしま
す。
d. [レポート]→[論理サーバーのジョブステータス]の順に選択してタスクのステータスを
監視します。
e. タスクが正常に完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
2.
3.
4.
5.
6.
7.
アクティブ化が解除された論理サーバーを選択し、[削除]→[論理サーバーの削除...]の順に
クリックします。
ターゲットサーバーを、IO メンテナンスプールから希望するサーバープールに移動しま
す。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[Infrastructure Orchestration]
の順にクリックします。
b. [サーバー] タブをクリックします。[使用状況] 列を調べて、サーバーが使用されてい
ないことを確認してください。
c. [プール修正] オプションを使用して、メンテナンスプールのサーバーを目的のサー
バープールに移動します。
Insight Control サーバープロビジョニングアプライアンスコンソールにログインします。
[サーバー] ページを開いてターゲットサーバーのリストを表示します。
失敗したターゲットサーバーを選択し、[アクション]→[削除]の順にクリックして、アプラ
イアンスからターゲットサーバーを削除します。
サービスリクエストを再作成します。
Insight Control サーバー配備での RHEL 6.4 のデプロイメントが失敗する
まれに、ネットワークがターゲットブレード上に完全にロードされる前にデプロイメントサー
バーの adlagent がコンポーネントのコピーを開始して、rpm ファイルのダウンロードが失敗
することがあります。
Matrix OE では、インフラストラクチャオーケストレーションの [リクエスト] 画面で次のエ
ラーが表示され、失敗したサーバーはメンテナンスプールに移されます。
サービスのオペレーティングシステムの展開中に失敗しました。少なくとも一つ以上の OS
またはソフトウェアの展開に失敗しました。展開サービスを確認して詳細を診断してくださ
い。
Insight Control サーバー配備で、次のエラーが表示されます。
RHEL 6.4 x64(EN-US) failed with status message Undefined exit code:1
推奨処置
1. 配備先のターゲットサーバーが使用しているディスクを消去します。
54
問題と推奨処置
すべてのホストが同じゾーン内に存在することを確認してから、ストレージ管理サー
バー(EVA、3PAR StoreServ Storage など)を使用して LUN クリーンアップを実行し
ます。
仮想ディスクに関連付けられているホストの提供を解除し、仮想ディスクを削除しま
す。
必要なサイズと RAID レベルを持つ新しい仮想ディスクを作成し、仮想ディスクを各
ホストに提供します。
a.
b.
c.
2.
ターゲットサーバーに関連付けられている論理サーバーを非アクティブにします。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[HP Matrix OE ビジュアル
化]の順にクリックします。
b. [観点] ドロップダウンメニューで、[論理サーバー]を選択します。
c. 論理サーバーを選択し、[ツール]→[論理サーバー]→[使用停止...]の順にクリックしま
す。
d. [レポート]→[論理サーバーのジョブステータス]の順に選択してタスクのステータスを
監視します。
e. タスクが正常に完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
3.
アクティブ化が解除された論理サーバーを選択し、[削除]→[論理サーバーの削除...]の順に
クリックします。
ターゲットサーバーを、IO メンテナンスプールから希望するサーバープールに移動しま
す。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[Infrastructure Orchestration]
の順にクリックします。
b. [サーバー] タブをクリックします。[使用状況] 列を調べて、サーバーが使用されてい
ないことを確認してください。
c. [プール修正] オプションを使用して、メンテナンスプールのサーバーを目的のサー
バープールに移動します。
4.
5.
サービスリクエストを再作成します。
ブートボリュームとデータボリュームの両方を含むストレージプールエントリーを備える NPIV
ディスクを含む Integrity VM のプロビジョニングが失敗することがある
選択したストレージプールエントリーにブートエントリーとデータエントリーの両方がある場
合、NPIV ディスクを含む Integrity VM のプロビジョニングが失敗することがあります。次の
エラーが表示されます。
サービス < サービス名 > のオペレーティングシステムの展開中に失敗しました。論理サー
バーのジョブ <ID> は、障害ステータスで完了しました。不明なエラーが発生しました。追
加詳細に関しては、HP SIM ログディレクトリ下の Alc1_0.0.log および HP SIM ログ
ファイルをチェックしてください。
推奨処置
物理ブートディスクとデータディスクを含むテンプレートからサービスを作成する場合、ブー
トディスクごとに個別のストレージプールエントリーと、データディスクごとに個別のエント
リーを作成します。ブートディスクとデータディスクの両方に対して、1 つのエントリーを作
成しないでください。
「ディスク自動プラットフォーム拡張(APX)の消去」ジョブでディスクがクリーンアップさ
れない
まれに、「ディスク APX の消去」ジョブがディスクのクリーンアップに失敗した可能性がある
場合に、ProLiant サーバーに対するサービス削除リクエストがエラーで終了します。Matrix OE
では、インフラストラクチャオーケストレーションの [リクエスト] 画面で次のエラーが表示さ
れ、失敗したサーバーはメンテナンスプールに移されます。
論理サーバーのディスクを消去中にエラーです。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
55
推奨処置
手動クリーンアップを実行します。
1. ディスクを削除してクリーンアップします。詳しくは、http://www.hp.com/jp/
proliantessentials_manual にある『HP Matrix Operating Environment インフラストラクチャ
オーケストレーション ユーザー ガイド』で手動クリーンアッププロセスを参照してくだ
さい。
2. ターゲットサーバーに関連付けられている論理サーバーを非アクティブにします。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[HP Matrix OE ビジュアル
化]の順にクリックします。
b. [観点] ドロップダウンメニューで、[論理サーバー]を選択します。
c. 論理サーバーを選択し、[ツール]→[論理サーバー]→[使用停止...]の順にクリックしま
す。
d. [レポート]→[論理サーバーのジョブステータス]の順に選択してタスクのステータスを
監視します。
e. タスクが正常に完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
3.
4.
アクティブ化が解除された論理サーバーを選択し、[削除]→[論理サーバーの削除...]の順に
クリックします。
ターゲットサーバーを、IO メンテナンスプールから希望するサーバープールに移動しま
す。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[Infrastructure Orchestration]
の順にクリックします。
b. [サーバー] タブをクリックします。[使用状況] 列を調べて、サーバーが使用されてい
ないことを確認してください。
c. [プール修正] オプションを使用して、メンテナンスプールのサーバーを目的のサー
バープールに移動します。
SPM の “Any Of” および “All Of” 要件がインフラストラクチャ オーケストレーション Designer
に詳しく表示されない
“SPM(Storage Provisioning Manager)を使用すると、ネストされた “Any of”(or)および “All
of”(and)構造を使用して複雑な要件を定義できます。これらの要件は、SPM でストレージを
プロビジョニングするときは正しく適用されますが、インフラストラクチャ オーケストレー
ション Designer は、これらの要件を詳細には表示しません。このため、IO テンプレート設計
者が、ストレージを定義する際に、ストレージプロビジョニングの失敗の原因になる値の入力
が許される可能性があります。たとえば、“Any of” または “All of” 要件の組み合わせが、特定
の RAID レベルまたは特定のサイズ範囲だけを許可するとします。この場合、設計者がテンプ
レートで許可されない RAID レベルや範囲を選択すると、ストレージプロビジョニングは失敗
します。
推奨処置
SPM ストレージテンプレートを定義する際、[説明] フィールドを使用して要件をまとめます
(例:テンプレートが RAID 1 と RAID 5 だけをサポートする場合)。設計者は、インフラス
トラクチャ オーケストレーション Designer で [説明] フィールドを表示できます。IO で特定
の SPM ストレージテンプレートを使用するとき、[説明] フィールドに含まれるストレージテ
ンプレートのキャパシティ、RAID、およびタグ要件に注意してください。これらの要件と矛盾
する値を指定しないでください。そうしないと、続いて行われるストレージプロビジョニング
は失敗します。
論理サーバーグループ内のストレージボリュームが含むタグが一致していないと、サービスの
プロビジョニングが失敗することがある
IO テンプレートでは、論理サーバーグループ内の個々のボリュームに別々のストレージタグ
が割り当てられることがあります。ストレージが自動生成されるとき、各ボリュームは、これ
らのタグを含むいくつかの定義済み要件に基づいてプロビジョニングされます。論理サーバー
56
問題と推奨処置
グループ内部でプライベートデータディスクが含むタグとブートディスクが含むタグが一致し
ない場合、サービスはプロビジョニングに失敗します。
推奨処置
論理サーバーグループ内のブートディスクとプライベートデータディスクで同じストレージタ
グを使用します。別々のタグが必要な場合は、ブートディスク用とプライベートデータディス
ク用に別々のストレージプールを手動で定義して、必要なタグを含めます。
CSV ディスク障害発生後の、Hyper-V クラスターでプロビジョニングエラーが表示される
CSV が障害状態になる(LUN を使用できない、読み取り専用状態になっているなど)と、Insight
Control 仮想マシン管理は CSV に関する情報を取得できなくなります。その後、Hyper-V クラ
スターでプロビジョニングなどの操作が失敗するか、またはクラスター内部のすべての VM ホ
ストが操作から排除されます。
推奨処置
1. Hyper-V クラスターから障害のある CSV を削除し、障害の原因になった問題を解決しま
す。
2. CSV をオンラインに戻します。
3. Matrix OE ビジュアル化で[ツール]→[論理サーバー]→[更新...]を選択して、サーバーリソー
スを手動で更新します。
4. 失敗した操作を再度実行します。
物理ディスクを Hyper-V HA 仮想サーバーグループに接続するテンプレートをプロビジョニン
グできない
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーション Designer では物理ディスクを Hyper-V HA
仮想サーバーグループに接続して、その物理ディスクに Raw Device Mapping タイプを設定で
きます。ただし、この構成を含むテンプレートをプロビジョニングするとエラーが発生しま
す。
推奨処置
インフラストラクチャ オーケストレーション Designer で物理ストレージコンポーネントを削
除し、仮想ストレージコンポーネントで置き換えてから、サービス作成操作を再実行します。
ESX 環境で Linux ゲストのデプロイメントに成功したが、その後、新しい VM で NIC が正しく
設定されない
ESX 環境で Linux のすべてのバージョンに影響を及ぼす VMware の既知の問題が原因で、ESX
ホスト上にプロビジョニングされた Linux VM でネットワーキングが機能しないことがありま
す。
推奨処置
プロビジョニングされた VM でネットワークを再設定するには、http://kb.vmware.com/
selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2002767 を参
照してください。
BL620c G7 および BL680c G7 サーバーブレード用のリトライパラメーターの設定
特に BL620c G7 または BL680c G7 サーバーブレードを使用する場合、サーバーの POST 時間
が長いために、サーバーが認識されるのを待つ間に Matrix インフラストラクチャオーケスト
レーションがタイムアウトする場合があります。
推奨処置
リトライパラメーターの値を大きくします。
1. C:\Program Files\HP\Matrix infrastructure orchestration\conf\
hpio.properties ファイルを編集して、retry.count.ares.pxe パラメーターを、
30 を超える値に設定します。
2. Matrix infrastructure orchestration サービスを再起動します。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
57
Integrity VM の同時プロビジョニング中に Matrix インフラストラクチャ オーケストレーション
がタイムアウトになる場合がある
インフラストラクチャオーケストレーションが Integrity VM をプロビジョニングしようとする
と、完了までに 60 秒以上かかる場合があり、その結果タイムアウトになります。
推奨処置
タイムアウトパラメーターの値を大きくします。
1. Insight Control virtual machine management\bin\hpvmm.conf ファイルを
編集して、VirtQueryTimeout= <time in ms> パラメーターを追加します。時間は、
デフォルトの 60000 より大きい値に変更します。
2. HP Insight Control 仮想マシン管理を選択し、[右クリック]してから [再起動]をクリックす
ることで、Insight Control 仮想マシン管理を再起動します。
Matrix インフラストラクチャオーケストレーションと Ignite-UX による HPUX 11i v3 1203 ま
たは HPUX 11i v3 1209 の Integrity i2 または i4 サーバーブレードへのデプロイメントが失敗
する場合がある
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションと Ignite-UX を使用して HP-UX 11i v3 1203
または HP-UX 11i v3 1209 を BL860c i2、BL870c i2、BL860c i4、BL 870c i4、または BL890c
i4 サーバーブレードにデプロイする場合、サービス作成リクエストが失敗し、サーバーがプロ
ビジョニングされないことがあります。このリクエストで HP-UX OS をデプロイすることがで
きず、次のエラーが表示されます。
サービス < サービス名 > のオペレーティングシステムの展開中に失敗しました。論理サー
バーのジョブ <ID> は、障害ステータスで完了しました。展開サーバーはターゲットシステ
ムの記録を持っていません。
推奨処置
1. 配備先のターゲットサーバーが使用しているディスクを消去します。
a. すべてのホストが同じゾーン内に存在することを確認してから、ストレージ管理サー
バー(EVA、3PAR StoreServ Storage など)を使用して LUN クリーンアップを実行し
ます。
b. 仮想ディスクに関連付けられているホストの提供を解除し、仮想ディスクを削除しま
す。
c. 必要なサイズと RAID レベルを持つ新しい仮想ディスクを作成し、仮想ディスクを各
ホストに提供します。
2.
ターゲットサーバーに関連付けられている論理サーバーを非アクティブにします。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[HP Matrix OE ビジュアル
化]の順にクリックします。
b. [観点] ドロップダウンメニューで、[論理サーバー]を選択します。
c. 論理サーバーを選択し、[ツール]→[論理サーバー]→[使用停止...]の順にクリックしま
す。
d. [レポート]→[論理サーバーのジョブステータス]の順に選択してタスクのステータスを
監視します。
e. タスクが正常に完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
3.
アクティブ化が解除された論理サーバーを選択し、[削除]→[論理サーバーの削除...]の順に
クリックします。
ターゲットサーバーを、IO メンテナンスプールから希望するサーバープールに移動しま
す。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[Infrastructure Orchestration]
の順にクリックします。
b. [サーバー] タブをクリックします。[使用状況] 列を調べて、サーバーが使用されてい
ないことを確認してください。
4.
58
問題と推奨処置
[プール修正] オプションを使用して、メンテナンスプールのサーバーを目的のサー
バープールに移動します。
c.
5.
サービスリクエストを再作成します。
EFI ディスク読み取りエラーにより、Integrity サーバーに対するサービス作成またはサービス削
除リクエストが失敗する
EFI ディスク読み取りエラーにより、FCoE デバイスでの Integrity サーバーに対するサービス作
成またはサービス削除リクエストが失敗することがあります。Matrix インフラストラクチャ
オーケストレーションの [リクエスト] 画面に、論理サーバーに対するリクエストが失敗したと
いうメッセージが表示されます。
このエラーの原因が EFI ディスク読み取りエラーによるものかどうかを確認するには、ホスト
でコンソールウィンドウを開いて、以下のようなメッセージを探します。
Automatic boot entry execution will start in 1 second .
Booting VC Pri. Fibre(0x5001438004C8E7B8,0x1000000000000)
Boot Failed. VC Pri. Fibre(0x5001438004C8E7B8,0x1000000000000)
Booting HP-UX Primary Boot:
0/0/0/3/0/0/2.0x5001438004c8e7b9.0x4001000000000000
Error - efi_disk_read returned (Device Error)
推奨処置
コンソールに EFI ディスク読み取りエラーが表示される場合は、論理サーバーをクリーンアッ
プし、サービスリクエストを再試行します。
1. 配備先のターゲットサーバーが使用しているディスクを消去します。
a. すべてのホストが同じゾーン内に存在することを確認してから、ストレージ管理サー
バー(HP P6000 Command View Software、3PAR StoreServ Storage など)を使用し
て LUN クリーンアップを実行します。
b. 仮想ディスクに関連付けられているホストの提供を解除し、仮想ディスクを削除しま
す。
c. 必要なサイズと RAID レベルを持つ新しい仮想ディスクを作成し、仮想ディスクを各
ホストに提供します。
2.
ターゲットサーバーに関連付けられている論理サーバーを非アクティブにします。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[HP Matrix OE ビジュアル
化]の順にクリックします。
b. [観点] ドロップダウンメニューで、[論理サーバー]を選択します。
c. 論理サーバーを選択し、[ツール]→[論理サーバー]→[使用停止...]の順にクリックしま
す。
d. [レポート]→[論理サーバーのジョブステータス]の順に選択してタスクのステータスを
監視します。
e. タスクが正常に完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
3.
アクティブ化が解除された論理サーバーを選択し、[削除]→[論理サーバーの削除...]の順に
クリックします。
ターゲットサーバーを、IO メンテナンスプールから希望するサーバープールに移動しま
す。
a. [HP Matrix Operating Environment] メニューで、[ツール]→[Infrastructure Orchestration]
の順にクリックします。
b. [サーバー] タブをクリックします。[使用状況] 列を調べて、サーバーが使用されてい
ないことを確認してください。
c. [プール修正] オプションを使用して、メンテナンスプールのサーバーを目的のサー
バープールに移動します。
4.
5.
サービスリクエストを再作成します。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
59
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションプロビジョニングは、Integrity BL870c i2、
BL890c i2、BL870c i4、BL890c i4 の各サーバーブレードでは失敗します。
IOinstalledDir/conf/hpio.properties ファイルの
serverboot.physical.wait.seconds パラメーターと VSEinstalledDir/conf/lsa/
lsa.properties ファイルの INTEGRITY_POWERON_WAITTIME パラメーターが、サーバー
ブレードモデルに準じた値に正しく設定されていません。これらのパラメーターに指定する待
機時間により、インフラストラクチャ オーケストレーションまたは Matrix OE 論理サーバー
管理が電源切断操作を実行する前に Integrity サーバーブレードを完全に起動することができま
す。VC プロファイルを NVRAM に書き込んだり NVRAM から削除したりする間に、QLogic
HBA カードの EFI が壊れないようにするためには、正しい値が必要です。
推奨処置
1. Integrity ブレードをプロビジョニングする際の電源再投入に必要な時間を測定します。
注記: この時間は、サーバーブレードモデル、メモリサイズ、および QLogic カードの枚
数によって変化します。電源再投入の時間は、Integrity サーバーブレードリモートコンソー
ルから OA または VCEM を使用して測定できます。
2.
手順 1 で測定された時間に従って、serverboot.physical.wait.seconds および
INTEGRITY_POWERON_WAITTIME を設定します。
次のパラメーターを最小値として使用してください。
•
BL870c i2 および i4 サーバーブレード:
serverboot.physical.wait.seconds — 540 秒
◦
INTEGRITY_POWERON_WAITTIME — 540000 ミリ秒
•
◦
BL890c i2 および i4 サーバーブレード:
◦
serverboot.physical.wait.seconds — 1080 秒
◦
INTEGRITY_POWERON_WAITTIME — 1080000 ミリ秒
Firefox 17 では、Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションへのアクセスに使う自己
署名の証明書が必要
Firefox 17 ブラウザーで初めて Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションを実行す
ると、新しい証明書が必要であることを示す「接続の安全性を確認できません」というメッ
セージが表示される場合があります。
推奨処置
以下の手順に従って新しい証明書を割り当ててください。
1. Firefox の [接続の安全性を確認できません] 画面で、[技術的詳細を表示]または [危険性を
理解した上で接続するには]をクリックします。
2. [例外を追加]をクリックします。
[例外を追加] が表示されない場合:
a. Firefox で新しいタブを開きます。
b. IO セルフサービスポータルのアドレス https://[CMS の名前または
IP]:51443/hpio/portal または https://[CMS の名前または
IP]:51443/hpio/portal.jsp を入力します。
c. “ 接続の安全性を確認できません ” 画面が表示されます。この画面に例外を追加する
オプションがあります。
3.
4.
60
[セキュリティ例外の追加] 画面が表示されます。[Location] ボックスに値が入力されていな
い場合は、https://[your-CMS-name-or-IP]:50000/と入力します。
[次回以降にもこの例外を有効にする]チェックボックスをクリックします。
問題と推奨処置
5.
6.
7.
[証明書を取得]をクリックします。
[セキュリティ例外を承認]をクリックします。
SIM タブに戻って画面を更新するか、新しいタブを開いて HP SIM に移動し、Matrix イン
フラストラクチャ オーケストレーションを再起動します。
OO Central および OO Studio が日本語にローカライズされていない
日本語環境の Matrix OE 7.2.1 の新規インストールでは、ほとんど日本語にローカライズされ
ている画面、メニュー、およびボタンが含まれていますが、OO Central および OO Studio の
内容(ワークフロー、システムプロパティなど)は日本語にローカライズされていません。
Matrix OE 7.2.1 にアップグレードする場合は、OO Central および OO Studio に元のバージョ
ンのローカライズの操作や動作が表示されます。このため、Insight Dynamics 6.3 から Matrix
OE 7.2.1 にアップグレードする場合、OO Central および OO Studio の画面は英語で表示され
ます。
チャージバックアーカイブを削除すると、データベースのトランザクションログが非常に大き
くなる場合がある
チャージバック CLI の chargeback archive databasedelete コマンドを使用すると、特
に -d 修飾子で指定した日付が 1 年以上の場合、多数のレジスタが HPMOEMetering データ
ベースのトランザクションログに追加される場合があります。ログが大きくなると、データ
ベースが動作しているハードディスク上の空き容量が不足する場合があります。
推奨処置
chargeback archive databasedelete を実行する前に、データベース管理者と相談して
ください。すでにコマンドを実行した場合は、トランザクションログの縮小操作の実行につい
て管理者に尋ねてください。
HP Matrix OE 論理サーバー管理
制限事項
クロステクノロジー論理サーバーの使用に関する制限事項
クロステクノロジー論理サーバーは、VC を実装している ProLiant サーバーブレードと ESX
間、VC を実装している Integrity サーバーブレードと Integrity VM 間、ならびに VC を実装し
ている構成が異なるサーバー間を移動できます。詳しくは、『HP Matrix Operating Environment
Logical Server Management User Guide』(Matrix OE Information Library で提供)および『HP
Matrix Operating Environment リカバリ管理ユーザーガイド』(マニュアルライブラリ で提供)
を参照してください。
VM ホストとして実行される論理サーバー上での操作
VM ホストとして稼動させる物理サーバー上で操作を実行する前に、VM ホスト論理サーバー
上で実行されている VM ゲストの制御に関するすべてのジョブが完了していることを確認して
ください。確認が終わったら、次のテーブルで該当する手順を確認し、VM ゲストや VM 論理
サーバーが稼動不能な状態にならないようにしてください。
実行する VM ホストの操 VM ゲスト上で実行する手順
作
VM ゲスト上での手順完了後に、VM ホストに対し
て行う手順
VC プロファイルの別の すべての VM ゲストの電源を切る 1. Insight Control 仮想マシン管理から VM ホストの
サーバーブレードへの移 か正しい手順でのシャットダウン
登録を解除します。HP SIM から、[設定]→[仮想
動。
を実行します。
マシン]→[仮想マシンホストの登録解除 …] の順
に選択します。
2. VM ホスト論理サーバーを移動します。[ツー
ル]→[論理サーバー]→[移動]の順に選択します。
3. Insight Control 仮想マシン管理を使用して移動後
の VM ホストを登録します。HP SIM から、[設
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
61
実行する VM ホストの操 VM ゲスト上で実行する手順
作
VM ゲスト上での手順完了後に、VM ホストに対し
て行う手順
定]→[仮想マシン]→[仮想マシンホストの登録 …]
の順に選択します。
VM ホストのシャットダ すべての VM ゲストの電源を切る VM ホスト論理サーバーをシャットダウンします。
ウン。
か正しい手順でのシャットダウン
を実行します。
VC サーバーブレードの
電源を切る。
すべての VM ゲストの電源を切る 1. VM ホストを正しい手順でシャットダウンしま
か正しい手順でのシャットダウン
す。
を実行します。
2. VM ホスト論理サーバーが存在する VC サーバー
ブレードの電源を切ります。[ツール]→[論理サー
バー]→[電源オフ...]の順に選択します。
VM ホスト論理サーバー • VM ゲストが不要になったら、 1. Insight Control 仮想マシン管理から VM ホストの
を削除します。
登録を解除します。HP SIM から、[設定]→[仮想
削除します。削除しない場合
マシン]→[仮想マシンホストの登録解除 …] の順
は、すべての VM ゲストを適切
に選択します。
なホストに移動します。
2. VM ホスト論理サーバーを削除します。[削
• 論理サーバーではない VM ゲス
除]→[論理サーバーの削除...]の順に選択します。
トがある場合は、適切なツール
を使用してゲストを配置し直し
ます。
• アクティブではない VM 論理
サーバーがある場合は、アク
ティブにしてから適切なホスト
に移動します。
VC プロファイルのアク すべての VM ゲストの電源を切る VM ホスト論理サーバーのアクティブ化を解除しま
ティブ化解除または割り か正しい手順でのシャットダウン す。
当て解除。
を実行します。
[ツール]→[論理サーバー]→[使用停止]の順に選択し
ます。
VC プロファイルのアク すべての VM ゲストの電源を切る 1. Insight Control 仮想マシン管理から VM ホストの
ティブ化または別のサー か正しい手順でのシャットダウン
登録を解除します。HP SIM から、[設定]→[仮想
バーブレードへの再割り を実行します。
マシン]→[仮想マシンホストの登録解除 …] の順
当て。
に選択します。
2. VM ホスト論理サーバーをアクティブにします。
[ツール]→[論理サーバー]→[使用開始]の順に選択
します。
3. Insight Control 仮想マシン管理を使用して VM ホ
ストを登録します。HP SIM から、[設定]→[仮想
マシン]→[仮想マシンホストの登録 …] の順に選
択します。
複数のデータストアはサポートされていない
VM 論理サーバーのすべてのストレージボリュームは、同じデータストアに属する必要があり
ます。VM をインポートするには、VM が単一のデータストアを使用しなければなりません。
ファイルボリュームは、VM の構成ファイルが存在するディスクと同じディスク上に作成され
ます。
構成ファイルがデフォルト位置にある Hyper-V VM のインポートがサポートされない
構成ファイル(.xml)がハードディスクのデフォルト位置(\ProgramData\Microsoft
Windows\Hyper-V)にある Hyper-V VM は、論理サーバー管理でサポートされていません。
VM 構成ファイルがこの位置にある場合、VM ゲストを論理サーバーとしてインポートできま
せん。構成ファイルがこのディレクトリに作成される場合、Microsoft Hyper-V には Insight
Control 仮想マシン管理が VM を再登録できるようにする上で制限があります。再アクティブ
化の問題を防ぐために、論理サーバー管理はパスをチェックし、構成ファイルがデフォルト位
置にある VM を拒否します。
62
問題と推奨処置
GPT ディスクパーティショニングシステムで作成された Hyper-V CSV のサポートには制限が
ある
GUID パーティションテーブル(GPT)ディスクパーティショニングシステムで CSV ストレー
ジ付きで構成された Hyper-V VM ホストは、次の条件を満たす場合にサポートされます。
•
すべてのホスト(クラスターノード)が LUN に対して同じ LUN ID を含む必要がありま
す。
•
LUN が別々のストレージアレイから提供される場合、LUN ID はホスト内で一意でなけれ
ばなりません。
Hyper-V VM 論理サーバーで使用するための iSCSI ディスク要件
論理サーバーの作成または変更中にストレージ定義として特定の iSCSI データストアの選択を
可能にするには、Hyper-V ホストに次のような iSCSI が関連付けられている必要があります。
•
クラスターディスクまたは共有クラスターボリュームである。
•
オンラインである。
•
ドライブ文字付きで作成されたボリュームが含まれている。
これらの制限により、マスターブートレコードフォーマットの iSCSI クラスターディスクだけ
がサポートされます。
VM データストアサイズおよび構成ファイル名の制限
VM 論理サーバー(ESX、Hyper-V、または Integrity VM)を作成する場合、指定できる最大デー
タストアサイズは 2048TB(2097151GB)です。さらに、VM 構成ファイル名に使用できる最
大文字数は 255 です。最大値を超えるサイズを指定すると、警告がログに記録され、エント
リーは無視されます。
VM テクノロジーには、VM のディスクサイズに制限を加える可能性がある個別の構成制限が
含まれます。
論理サーバーとしてインポートされた Hyper-V VM が、SCSI コントローラードライバーを必要
とする場合がある
Hyper-V VM が Matrix OE の外で作成され、論理サーバーとしてインポートされる場合、ブー
トディスクコントローラーの種類は SCSI であってもかまいません。この場合、オペレーティ
ングシステムをインストールできるように、SCSI コントローラードライバーをインストールす
る必要があります。
Hyper-V VM 論理サーバーが Matrix OE ビジュアル化によって作成される場合は、IDE(Integrated
Drive Electronics)コントローラーによってブートディスクが作成されます。IDE コントローラー
により、デプロイツールを使用して、または追加ドライバーなしにイメージを使用してオペ
レーティングシステムをインストールできます。
Matrix インフラストラクチャオーケストレーションによって Hyper-V VM がプロビジョニング
される場合、IO は、SCSI または IDE コントローラーブートディスクを使用できます。SCSI
ブートディスクを使用して VM が作成されると、IO は、SCSI コントローラー用の SCSI ドラ
イバーを VM テンプレートから取得します。
クラスターディスクボリュームで作成された論理サーバーをアクティブ化するときに Hyper-V
ターゲットが 1 つしか表示されない
Hyper-V R1 には、ハイパーバイザーが論理サーバー管理に Hyper-V クラスターについての必要
な情報を提供できないという制約があります。このため、クラスターディスクボリュームで作
成されるように設定された VM 論理サーバーをアクティブ化しようとしても、ターゲットが 1
つしか表示されません。Hyper-V R1 では、HA 対応の論理サーバーは、クラスターディスクボ
リューム上以外では設定できません。
推奨処置
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
63
Hyper-V R2 にアップグレードします。Hyper-V R2 では、クラスターディスクまたは CSV 上で
作成されるように設定された VM 論理サーバーのアクティブ化で、ターゲット画面にクラス
ター内のすべての Hyper-V ホストがリストされます。
RDM ディスクを備える HA Hyper-V VM は、クラスターディスクオーナー上でのみアクティブ
にできる
SAN ベースのストレージプールエントリー(RDM ディスク)を備える HA Hyper-V 論理サー
バーをアクティブにしても、論理サーバーのアクティブ化を担うターゲットとして、RDM ディ
スクのホストオーナーだけが表示されます。VM をホストしている Hyper-V ホストが RDM ディ
スクのオーナーでない場合、RDM ディスクを備える VM に対して HA を有効にすることはで
きません。
論理サーバー管理で、一部の VC プロファイル機能がサポートされない
サポートされていない機能を使用する VC プロファイルでサーバーをインポートすると、次の
エラーが表示されます。
The Server Profile cannot be imported because it contains the following
capabilities unsupported by Logical Servers:
以下の VM プロファイル機能は Matrix OE 論理サーバー管理ではサポートされません。
EXTENDEDFC
サーバープロファイルには、同じ接続ベイ(同じ connectionBay 属性値。この値は HP
Integrity BL860c 用に作成されたサーバープロファイルを識別します)を使用して 2 つ
以上の FC 接続があります。
EXTENDEDFCOE
サーバープロファイルには、同じインターコネクトベイ(IO ベイ)に関連付けられた
複数の FCoE 接続があります。
ISCSI
サーバープロファイルには、1 つ以上の iSCSI 接続があります。
NAG
サーバープロファイルは Network Access Group に関連付けられています。
Integrity クロステクノロジー論理サーバーでは、I/O ハードウェアパスまたは従来のストレー
ジ DSF に依存するアプリケーションはサポートされない
I/O ハードウェアパスまたは従来のストレージデバイス特殊ファイル(DSF)に依存する HP-UX
アプリケーションは、Integrity クロステクノロジー論理サーバー上では停止することがありま
す。I/O ハードウェアパスおよび従来のストレージ DSF はクロステクノロジー移動操作中に変
更されることがあり、この問題はそのことが原因で発生します。ネットワーキング I/O インス
タンス番号や柔軟なストレージ DSF は、クロステクノロジー論理サーバーの移動操作後もアプ
リケーション障害の原因にはなりません。
重度の問題
Integrity vPar と VM ゲストに関連付けられた SLVM が他の VM ホストに移動されると削除され
る
Integrity vPar や VM ゲストに関連付けられている共有論理ボリューム(SLVM) は、LSM オフラ
イン(SAN) 移行を通して他の VM ホストに移動されると削除されます。
推奨処置
VM と vPar ゲストを移行するには、次の手順を使用します。
1. 次のコマンドを使用して、移行する特定のゲストに対する SLVM LUN のデバイスエント
リーを見つけます。
hpvmdevmgmt -l gdev | grep "DEVTYPE=LV" | grep <name of the guest>
たとえば、“vsels_vpar_guest_1” という名前のゲストを使用して、次のように入力します。
hpvmdevmgmt -l gdev | grep "DEVTYPE=LV" | grep “vsels_vpar_guest_1“
この例のデバイスエントリーは次のとおりです。
/dev/slvm_dsk1/rvsels_vpar_guest_1_0_0_1:VIRTPTYPE=volume_SLVM_@_/dev/slvm
64
問題と推奨処置
_dsk1,CONFIG=gdev,EXIST=YES,DEVTYPE=LV,SHARE=NO,SHARE_LUNPATHS=NO,
PRESERVE=NO:vsels_vpar_guest_1:HPVM_LVOL_TYPE1_0x01.0x00.0x03.0x600c0ff0
00d8e58ab76c8b5101000000$$3$$/dev/slvm_dsk1/rvsels_vpar_guest_1_0_0_1
2.
次のコマンドを使用してエントリーの VIRTPTYPE 属性を削除します。
hpvmdevmgmt -d
gdev:/dev/slvm_dsk1/rvsels_vpar_guest_1_0_0_1:attr:VIRTPTYPE
3.
Matrix OE 論理サーバー管理を使用してゲストを移動します。
新しい Integrity VM 論理サーバーに、以前に管理を解除された Integrity VM 論理サーバーに属
している MAC アドレスやサーバー WWN が割り当てられ、MAC アドレスやサーバー WWN
が重複することがある
Integrity VM 論理サーバーの管理を解除して新しい Integrity VM 論理サーバーを作成すると、
管理を解除された論理サーバーの MAC アドレスや WWN が新しい論理サーバーに割り当て
られ、重複が発生することがあります。新しいこの論理サーバーを、以前に管理を解除した
Integrity VM 論理サーバーを含む Integrity VM ホスト上でアクティブにすると、管理が解除さ
れた Integrity VM 論理サーバーに割り当てられている MAC アドレスやサーバー WWN の重
複による競合が原因でアクティブ化エラーが発生します。また、以前に管理を解除された
Integrity VM 論理サーバーは、新しく作成され、重複する MAC アドレスやサーバー WWN を
導入した論理サーバーが訂正または削除されるまで、再度インポートすることはできません。
推奨処置
•
MAC アドレスや WWN の重複を避けるには、以下の手順に従ってください。
◦
Integrity VM 論理サーバーを削除する場合は、可能であれば、Unmanage 操作ではな
く Delete 操作を使用してください。
◦
可能であれば、以前に管理を解除した Integrity VM 論理サーバーをインポートし直し
ます。
◦
Integrity VM 論理サーバーの管理を解除する必要がある場合は、以下の手順に従って
そのサーバーの WWN と MAC アドレスを確保することで再割り当てを避けること
ができます。
1. 管理を解除した Integrity VM 論理サーバーの WWN を確認します。VM ホストに
ログオンし、hpvmstatus コマンドを使用してください。
hpvmstatus –P 管理を解除した VM の名前 | grep npiv
サンプル出力:
hba
avio_stor
0 1 npiv
/dev/fclp0-0x5001438002A30041,0x5001438002A30044
サーバーの WWN をメモし、lsmutil 書式に変換します。この例では、
0x5001438002A30041 および0x5001438002A30044 は、
50:01:43:80:02:A3:00:41 および50:01:43:80:02:A3:00:44 になりま
す。
2.
3.
4.
ストレージプールエントリー(SPE)を使用している場合は、管理を解除された
Integrity VM 論理サーバーの WWN を含む SPE を削除します。
lsmutil –reserve –WWN WWN コマンドを使用して、管理を解除された Integrity
VM 論理サーバーに所属していた WWN を確保します(WWN は、手順 1 で記録
したワールドワイド名です)。管理を解除された Integrity VM 論理サーバーに関
連付けられた WWN ごとにこのコマンドを 1 回ずつ発行します。
プレースホルダー論理サーバーを作成して、MAC アドレスが新しい論理サーバー
に割り当てられないようにします。
a. 新しい論理サーバーテンプレートを作成します。このとき、ストレージ設定
でストレージエントリーを指定しないでください。
b. ネットワーク選択ページで、[ネットワークの追加]をクリックします。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
65
注記: LSM が管理を解除された論理サーバーに所属していた MAC アドレ
スを表示します。
c.
[次へ]、[終了]の順にクリックして、論理サーバーテンプレートを作成しま
す。
この Integrity VM 論理サーバーテンプレートは、ストレージエントリーがな
いのでアクティブ化できませんが、この新しいテンプレートにより管理を解
除された論理サーバーの MAC アドレスを再利用できなくなります。
ここで、Integrity VM 論理サーバーを作成してアクティブ化できます。
•
MAC アドレスや WWN の重複を修正するには、以下の手順に従ってください。
1. 新しく作成した Integrity VM 論理サーバーを削除します(必要な場合、事前に、その
データのバックアップを取ってください)。
2. MAC アドレスや WWN の重複を避けるには、以下の手順に従ってください。以下に
あるここまでで説明した手順のいずれかを実行します。
ここで、Integrity VM 論理サーバーを作成してアクティブ化できます。
軽度の問題
3 つ以上の vCPU を搭載する Integrity VM 論理サーバーのアクティブ化が要件エラーによって
失敗する場合がある
プロセッサー速度が 1596MHz 以上の Integrity VM ホストで 3 つ以上の vCPU を持つ Integrity
VM 論理サーバーをアクティブにしようとする場合、VM ホストで VM を作成するために使用
される要件値が最小値(5%)を下回ると、VM ホストで次のエラーでアクティブ化に失敗する
ことがあります。
「Value x.x for entitlement_min is below minimum, setting to 5.0.」
推奨処置
Integrity VM ホストで、Integrity VM 設定変数の GUESTMHZMIN をホストプロセッサー速度(周
波数単位)の 5% にもっとも近い整数値に設定するには、次のコマンドを使用します。
#
#
#
#
#
#
typeset -i i j k
i=$(hpvmstatus -sM | cut -d: -f3)
j=i/20
k=j*20
if ((i>k)) ; then j=j+1 ; fi
ch_rc -a -p GUESTMHZMIN=$j /etc/rc.config.d/hpvmconf
HP Integrity Virtual Machine ホスト上で論理サーバー管理を使用して論理サーバーをアクティ
ブにした後、LUN が検出されない
論理サーバーが、Matrix OE 論理サーバー管理を使用して Integrity VM ホスト上で直接アクティ
ブ化されると、VM の EFI プロンプトで、その論理サーバーに割り当てられている LUN の検出
に失敗します。あらかじめオペレーティングシステムがプロビジョニングされている LUN が
割り当てられている場合でも、論理サーバーはオペレーティングシステムを自動起動しませ
ん。
推奨処置
LUN マッピングを確認し、デバイスリストから、オペレーティングシステムの起動またはイン
ストールに必要な LUN を選択します。LUN マッピングを確認するには、Integrity VM の EFI プ
ロンプトから次の手順を実行します。
1. 設定可能なコントローラーをチェックするには、drvcfg コマンドを実行します。
Shell> drvcfg
Configurable Components
Drv[2C] Ctrl[29] Lang[eng]
66
問題と推奨処置
2.
すべての SCSI および FC LUN を列挙するには、drvcfg -s <drvnum> <ctrlnum> を
実行します。手順 1 の出力に drvnum パラメーターと ctrlnum パラメーターが表示され
ます。確認を求めるプロンプトが表示されたら、[Y] キーを押します。
Shell> drvcfg -s 2C 29
Set Configuration Options
Drv[2C] Ctrl[29] Lang[eng]
HP AVIO Stor Driver Configuration
==================================
Warning: Enumerating all SCSI or FC LUNs increases initialization times.
Enumerate all SCSI LUNs (Y/N)? [current setting: Y]: Y
Enumerate all FC LUNs (Y/N)? [current setting: Y]: Y
Drv[2C] Ctrl[29] Lang[eng] - Options set. Action Required is None
3.
ドライバーを再接続し、マッピングされたドライブを更新して使用できるブートオプショ
ンを表示するには、reconnect -r コマンドと map -r コマンドを実行します。
Shell> reconnect -r
ReconnectController(0,0,0) : Status = Success
Shell>
Device
blk0 :
blk1 :
map -r
mapping table
Acpi(PNP0A03,0)/Pci(1|0)/Fibre(WWN50001FE1501A1F39,Lun4068000000000000)
Acpi(PNP0A03,0)/Pci(1|0)/Fibre(WWN50001FE1501A1F3D,Lun4068000000000000)
P2V ポータビリティグループにインポートされた VC サーバーブレード上での移動操作または
アクティブ化操作が失敗する場合がある
CloudSystem Matrix 7.1 Update 2 より古いバージョンでは、Matrix OE は、VC サーバーブレー
ドと VM ホストが混在するポータビリティグループにインポートされた VC サーバーブレード
上での移動またはアクティブ化操作をサポートしていませんでした。7.1 Update 2 では、この
機能がサポートされています。ただし、インポートが 7.1 Update 2 より古いバージョンで実
行されている場合、7.1 Update 2 にアップグレードしてから移動またはアクティブ化操作を試
みると、操作が失敗し、次のようなメッセージが表示されます。
Placement service failed to get targets because <starting VC blade>
cannot be cast to <possible VC blade or VM target>.
移動またはアクティブ化操作に VM が含まれていなくても、Matrix OE に同じメッセージが表
示されます。
次の場合には、このエラーは発生しません。
•
ポータビリティグループ内の Matrix Operating Environment によってリソースが作成され
る場合。
•
VC サーバーブレード(VC のみのポータビリティグループにインポートされた VC ベース
の論理サーバーなど)のみを含む論理サーバーポータビリティグループにリソースがイン
ポートされる場合。
•
7.1 Update 2 リリースで VC サーバーブレードがポータビリティグループにインポートさ
れる場合。
推奨処置
1. 論理サーバーの管理を解除し、[削除]→[論理サーバーの管理解除...]の順に選択します。
2. 論理サーバーを目的のポータビリティグループにインポートしなおします(このポータビ
リティグループには VC サーバーブレードと VM ホストの両方が含まれていてもかまいま
せん)。
3. 移動またはアクティブ化操作を実行しなおします。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
67
HP Matrix Operating Environment リカバリ管理
制限事項
連携環境では、Matrix リカバリ管理はプライマリサイトと DR サイトの両方で、プライマリ連
携 CMS でのみサポートされます。言い換えれば、Matrix リカバリ管理はセカンダリ連携 CMS
ではサポートされません。
Storage Provisioning Manager
SPM は x86/x64 Windows CMS 上で実行されます。iSCSI は SPM ではサポートされません。
制限事項
3PAR StoreServ Storage は、アレイ上のコントローラーポート当たり 64 のイニシエーター
WWN 制限を定義する
この制限は、SPM を使用してストレージをプロビジョニングする、Matrix OE で作成した非ハ
イパーバイザーサーバーに影響する場合があります。 この制限を限定する方法については、
HP の Web サイト www.hp.com/go/matrixoe/docs (英語)にあるホワイトペーパー『Best
Practices for HP 3PAR StoreServ Storage with the HP Matrix Operating Environment and SAN
configurations』を参照してください。
3PAR StoreServ Storage Zero Detect
SPM は、HP 3PAR StoreServ Storage 上のボリュームの Zero Detect プロパティを認識しませ
ん。SPM は、Zero Detect プロパティを持つボリュームを作成できません。SPM は、Zero Detect
プロパティを持つプロビジョニング済みボリュームをインポートして使用することができます
が、プロパティ値を認識しません。SPM は、管理者が HP 3PAR Management Console で HP
3PAR Zero Detect を適用した後で、SPM が作成したボリュームを使用し続けますが、ボリュー
ムが Zero Detect プロパティ値を含んでいるかどうかを認識しません。
SPM では 3PAR StoreServ Storage Peer Motion のサポートに制限がある
SPM カタログにインポートされた HP 3PAR StoreServ Storage System で Peer Motion を使用す
る場合は、SPM と Matrix OE が Peer Motion の影響を受けるストレージを正しく使用できるこ
とを確認するために、多くの手順を実行する必要があります。詳しくは、HP の Web サイト
www.hp.com/go/matrixoe/docs (英語)にある『SPM 3PAR StoreServ Storage Peer Motion
Technical White Paper』を参照してください。
SPM では 3PAR StoreServ Storage Peer Persistence がサポートされない
SPM は Peer Persistence をサポートしません。SPM は、リモートコピーグループに属するボ
リュームをインポートできず、同じ World Wide Name を共有する 2 個のボリュームをイン
ポートできません。
EMC VMAX アレイの SPM 制限
EMC Symmetrix 用 SPM アダプターの設定について詳しくは、http://www.hp.com/jp/
proliantessentials_manual にある『Insight Management 7.2 Update 1 リリースノート』を参照
してください。操作の詳細については、http://www.hp.com/go/matrixoe/docs にある、EMC
Symmetrix VMAX 用 SPM アダプターに関するテクニカルホワイトペーパーを参照してくださ
い。
68
•
特定の RAID で新しいボリュームを作成するには、EMC のネイティブツール(SMC また
は SYMCLI)を通してその RAID のボリュームを作成できる EMC のストレージ管理者によ
るストレージプール設定インスタンスの事前設定が必要です。
•
特定の RAID 用のシンプールを作成するには、RAID に対するシンプールがまだ存在しない
場合は、EMC のネイティブツール(SMC または SYMCLI)を使って EMC ストレージ管理
者による RAID 用のシンプールの作成が必要です。
問題と推奨処置
•
SPM は容量の要件に応じてシックボリュームおよびシンボリュームを定義します。割り当
てられる容量が 100% に設定された新しいボリュームを作成する場合、シックボリュー
ムはアダプターによって作成されます。割り当てられる容量が 100% より小さい値に設定
されている場合、シンボリュームはアダプターによって作成されます。SPM アダプターを
導入すると EMC がシックボリュームおよびシンボリュームを作成する方法が上書きされ
ます。
◦
SPM がシンプール上にシックボリュームをリクエストする場合、アダプターは特定の
シンプールにシンボリュームを作成します。
◦
SPM が具体的なプール上にシンボリュームをリクエストする場合、アダプターは具体
的なプールにシックボリュームを作成します。
•
シンボリュームの拡張は EMC Symmetrix VMAX ではサポートされていません。
•
HP-UX ホストの場合、LUN 番号は 1~7 の範囲内である必要があります。HP-UX ホストに
表示できるボリュームの最大数は 7 に制限されています。
•
EMC Symmetrix VMAX 用 SPM アダプターは Linux や Windows、Windows 2008、Windows
2012、VMware、HP-UX のホストモードをサポートしています。OpenVMS のホストモー
ドではサポートされません。
軽度の問題
マルチパスが設定された Emulex LPe1205 HBA を搭載するサーバーで、Windows 2008 が失
敗する
Emulex LPe1205 HBA を搭載するサーバーに Windows 2008 をデプロイしようとすると、複
数のストレージコントローラーポートが検出可能としてゾーニングされている場合は、デプロ
イメントが失敗する場合があります。サーバーは SAN からの起動に失敗し、続いて再起動し
ます。
推奨処置
SPM の自動ゾーニングは特定のファブリック上のすべてのコントローラーポートを検出可能に
するため、特定のファブリック/ネットワークでの手動ゾーニング用に SPM を設定する必要が
あります。
1. 非管理対象ネットワーク用の XML ファイルを作成し、状態を [Zoned] に設定します。
2. SPM から [ネットワークの編集]を選択し、[Allow External Processing] にチェックマークを
付けます。
3. 各イニシエーター WWN を単一のコントローラーポートに手動でゾーニングするには、
ストレージ管理者に問い合わせてください。ボリュームのストレージプールエントリーで
使用されているコントローラーのみをゾーニングする必要があります。
4. ファブリック/ネットワークを表す SPM XML ファイルを編集して、ゾーンセットを含めま
す。
ネットワークの次回の更新または再同期後に、Matrix ワークフローは再開することができま
す。詳しくは、http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manual にある『HP Storage Provisioning
Manager ユーザーガイド』および『Faster storage provisioning in the HP Matrix Operating
Environment: Use of the HP Storage Provisioning Manager storage catalog with controlled storage
operations』(英語)を参照してください。
Matrix KVM Private Cloud
制限事項
Matrix KVM Private Cloud は英語(US)でのみ使用できる
Matrix KVM Private Cloud の現在のバージョンは、英語(US)でのみ使用できます。Matrix
KVM Admin Console のテキストフィールドでは、英語(US)文字のみを指定してください。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
69
ブラウザーのアップロードで追加したイメージは、ブラウザーのサイズ制限を受ける
[Add Image] 画面でブラウザーを通じてイメージをアップロードする場合、次の制限を受けま
す。
•
[Add] ボタンを使用する場合 —Internet Explorer を使用する場合は 2GB 未満、Mozilla
Firefox を使用する場合は 4GB 未満の 1 つのイメージを追加します
•
[Add+] ボタンを使用する場合 —Internet Explorer を使用する場合は合計 2GB 未満、Mozilla
Firefox を使用する場合は合計 4GB 未満の最大 5 つのイメージを追加します
推奨処置
1. ホスト管理サブネットからアクセスできるファイルサーバーから URL を指定して、イメー
ジを追加します。
2. [Images] 画面でサイズをチェックして、イメージを確認します。サイズが 0.0GB の場合、
イメージは無効またはアクセス不能です。この場合は、下記の手順 2~4 を実行します。
サイズ制限を超えるイメージをアップロードし、数分にわたって画面に「Loading…」が表示
される場合は、以下の手順を実行してください。
1. ブラウザーウィンドウを閉じて、アップロード操作を取り消します。
2. 新しいブラウザーウィンドウで [Images] 画面に移動し、部分的にアップロードされた新し
いイメージを名前で検索します。イメージのステータスは Active です。
3. [Images] 画面で、削除するイメージの行をクリックします。
4. [Actions]→[Delete] の順に選択します。
10.x.x.x の IP アドレス範囲は、固定ネットワークとフローティングネットワークの両方には使
用しない
10.x.x.x の範囲内の IP アドレスは、フローティングネットワーク(ホスト管理サブネットおよ
びクラウド接続サブネット)または固定ネットワーク(インスタンスのプライベートサブネッ
ト)に指定できますが、両方には指定できません。
推奨処置
•
ホスト管理サブネットとクラウド接続サブネットに 10.x.x.x の範囲内の IP アドレスを指
定する場合は、各 VM ホスト(演算ノード)のインスタンスのプライベートサブネットに
172.x.x.x または 192.x.x.x の範囲の IP アドレスを指定します。
•
アプライアンス内のすべてのサブネットに 10.x.x.x の範囲の IP アドレスを指定して、VM
ホストをアクティブ化していない場合は、アプライアンスのクラウドネットワークを編集
し([Settings]→[Edit Cloud Networking])、前述のように設定を変更します。
•
アプライアンス内のすべてサブネットに 10.x.x.x の範囲の IP アドレスを指定して、VM
ホストをアクティブ化している場合は、アクティブ化した各 VM への SSH 接続を開いて、
以下を実行します。
1. /etc/nova/nova.conf ファイルの末尾に、以下の行を追加します。
fixed_range = < クラウド接続サブネットの CIDR>
たとえば、fixed_range = 10.1.50.0/24 と追加します。
2.
コマンドラインで以下のコマンドを入力して、nova-network サービスを再起動しま
す。
service openstack-nova-network restart
軽度の問題
アップグレードが失敗した場合は、ブラウザーのキャッシュをクリアする
Matrix 7.2 Update 1 KVM Private Cloud へのアップグレード中にエラーが発生した場合は、
アップグレード手順を再試行する前に、ブラウザーのキャッシュをクリアして、部分的にイン
ストールされたファイルを削除する必要があります。
70
問題と推奨処置
推奨処置
1. アプライアンスからログアウトし、ブラウザーを閉じます。
2. ブラウザーのキャッシュをクリアします。
3.
•
Internet Explorer では、[ツール]→[閲覧の履歴の削除]を使用します。
•
Firefox では、[ツール]→[最近の履歴を消去]を使用します。
アプライアンスに再度ログインし、[Settings]->[Update Appliance] 画面から [Install update]
をクリックして、パッチキットをインストールします。アップデート前のパッチキットを
インストールしなおす必要はありません。
Matrix KVM Admin Console の [Activity] ページを開いたままにすると、Internet Explorer 8 に
「メモリが不足しています」が表示される
一定時間にわたって Matrix KVM Admin Console の [Activity] ページを開いたままにすると、
Internet Explorer 8 に「メモリが不足しています」メッセージが表示される場合があります。こ
の時間はアプライアンスのメモリ割り当てとサーバー上の負荷によって変化しますが、一般に
このエラーは約 6 日で 25 回の通知、または 30 時間で 125 回の通知が表示されると発生し
ます。このエラーが発生すると、Web ブラウザーの動作が遅くなり、ユーザー入力に応答し
なくなる場合があります。
推奨処置
1. [Ctrl-F5] キーを押して、ページを再ロードします。
2. ブラウザーを再起動します。
3. 問題の再発を防止するには、新しいブラウザーバージョンにアップグレードしてくださ
い。
VM のデプロイメント中に断続的なタイムアウトが発生する
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションを使用して VM を KVM ホストにデプロイ
すると、以下のエラーが表示されてタイムアウトになる場合があります。
The request for HP Matrix KVM Private Cloud server <server-name> has
failed. … Read timed out connecting to POST.
これが発生すると、Matrix KVM Admin Console の [Hosts] 画面ですべてのホストにエラース
テータスが表示されます。
推奨処置
1. Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションでサービス作成リクエストを再試行
します。
2. 再試行が成功しない場合は、以下の手順を実行します。
a. コマンドラインから以下のコマンドを入力して、管理ホスト上の rabbitmq-server サー
ビスを再起動します。
service rabbitmq-server restart
b.
VM ホスト(演算ノード)への SSH 接続を開いて、コマンドラインから以下のコマン
ドを実行します。
service openstack-nova-compute restart
service openstack-nova-network restart
3.
サービス作成リクエストをもう一度再試行します。
クラウド接続の除外範囲にスペースを挿入できない
Matrix 7.2 Update 1 KVM Private Cloud へのアップグレード後またはアプライアンスの再起動
後、[Edit Cloud Networking] 画面でクラウド接続の除外範囲の IP アドレスの間にスペースが挿
入されていると、スペースからあとの部分が表示されません。これは IP アドレス割り当てには
影響しません。画面表示のみのエラーです。ただし、範囲を編集する場合、現在の範囲を確認
することができません。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
71
推奨処置
[Edit Cloud Networking] 画面でクラウド接続の除外範囲を指定する場合は、IP アドレスの間に
スペースを挿入しないでください。たとえば、次のように指定します。カンマのあとにスペー
スを入れません。
192.0.2.1-127,192.0.2.135-254
再起動またはアップグレードの前にスペースが挿入され、除外範囲が正しく表示されない場合
は、/ci/data/isc-network-info を手動で編集して、スペースがあればすべて削除しま
す。
KVM Private Cloud のデプロイ中のエラーにより、追加の不完全な VM インスタンスが作成さ
れる
Matrix OE を使用して KVM Private Cloud をデプロイすると、まれに、Matrix インフラストラ
クチャ オーケストレーションの [リクエストの詳細] 画面に以下のエラーが返される場合があ
ります。
Task for Logical Server <logical server name> has failed. Logical server
job (ID = <server ID>) completed with a failure status. Failure: Could
not create HP Matrix KVM Private Cloud server <logical server name> in
capacity pool isc: 413 Request Entity Too Large The body of your request
was too large for this server.
このエラーが表示される場合、サービスは正常に作成されています。ただし、Matrix KVM
Admin Console の [Instances] 画面には、サービステンプレートで要求された数の VM に 1 つ
の VM が追加されて表示されます。このインスタンスはエラー状態です。
推奨処置
Matrix KVM Admin Console で、エラー状態で作成された余分なインスタンスを削除します。
最初にこのインスタンスを削除せずにインフラストラクチャサービスを削除しようとすると、
サービス削除リクエストは失敗します。
再起動後に仮想マシンインスタンスの OS タイプが設定されていない
Matrix KVM Private Cloud アプライアンスの再起動後、[Instances] 画面に既存の仮想マシンイ
ンスタンスの OS タイプが「設定されていない」として表示されます。
推奨処置
インスタンスの詳細を展開し、イメージ名を記録します。[Images] 画面でイメージ名を検索し
ます。イメージの OS タイプが表示されます。これはインスタンスの OS タイプでもありま
す。
デプロイされたインスタンスが起動せず、エラーが表示される
[Hosts] 画面に十分なリソースが使用できると表示される場合でも、VM インスタンスが起動し
ませんでした。次のエラーが表示されます。
No available host can provide the specified resources
[Hosts] 画面に、リソース使用率(%)とリソース総量が表示されます。ただし、実際のホスト
の使用可能リソースは、ホストの容量から割り当て済みリソース(ホストにプロビジョニング
済みの VM インスタンス)を差し引いて計算します。
ホスト内の 1 つまたは複数の VM インスタンスがすべての割り当て済みリソースを消費してい
ない場合、またはその電源が切れている場合は、ホストの空きリソース率(%)が高く見えま
すが、使用可能リソースは電源が切れているインスタンスにすでに割り当て済みです。
推奨処置
72
問題と推奨処置
特定のホスト上のリソースが使用可能かどうかを評価するときは、搭載されている VM インス
タンスの数を書きとめます。十分なリソースが使用できない場合は、次のいずれかを実行しま
す。
•
ホストに演算リソースを追加する。
•
必要でなくなった既存のインスタンスを削除して、ホスト上の容量を解放する。
Matrix インフラストラクチャオーケストレーションから多数の仮想マシンインスタンスを削除
すると、タイムアウトになることがある
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションから多数(25 より多く)の VM インスタ
ンスを続けて削除しようとすると、成功しない場合があります。これが発生すると、IO で次
のようなエラーが表示されることがあります。
ERROR: Reached TIMEOUT attempting to delete Nova instance with serverId:
xxxx-xxxx Failed to stop server. Instance in task_state deleting. Cannot
stop while the instance is in this state.
このエラーは、インスタンスが実行されていた VM ホストがタイムアウトになり、アプライア
ンスから切断されたときに発生します。
推奨処置
1. ホストへの SSH 接続を開いて、コマンドラインから以下のコマンドを入力することで、
VM ホスト上(演算ノード)でサービスを再起動します。
service openstack-nova-compute restart
2.
Matrix インフラストラクチャ オーケストレーションからインスタンス削除操作を再試行
します。
外部の yum レポジトリによって、ホストのアクティブ化が失敗する
VM ホスト上で有効になっている(RPM ベースの Linux 更新用に使用する)外部の yum レポジ
トリによって、最初のホストのアクティブ化がタイムアウトし、次のエラーが表示される場合
があります。
<Host> activation failed. Error: Failed to configure user accounts on
remote host.
推奨処置
ホストのアクティブ化を再実行します。最初の試みが失敗した後で、ホストをアクティブ化す
る以後の試みは要求通りに進行します。この状況を防止するには、アクティブ化する VM ホス
トにログインし、ファイル /etc/yum.repos.d/ rhel.repo ファイルで enabled=0 に設
定して、すべての外部 yum レポジトリを無効にします。
[Instances] 画面で「Resize pending」をフィルタリングするには、手動クリーンアップが必要
になる
Matrix KVM Admin Console の [Instances] 画面で、「Resize pending」状態のインスタンスを
フィルタリングすると、検索フィールドに state:Resize%20pending という文字が追加さ
れます。任意の状態にあるインスタンスの以後のフィルタリングは結果を返しません。
推奨処置
検索フィールド内のすべての文字を消去し、検索フィールドに state:Resize pending と
入力します。
並べ替えが要求通りに動作しない
[Instance Types] 画面で数値列をクリックすると、アルファベット順になる場合があります。
[Users] 画面では、役割によってユーザーを並べ替えることができません。名前によって並べ替
えることはできます。
HP Matrix Operating Environment ソフトウェア
73
推奨処置
•
[Instance Types] 画面では、別の列見出しをクリックしてインスタンスタイプを並べ替えて
ください。
•
[Users] 画面では、検索フィールドに役割を入力して、ユーザーを役割で並べ替えてくださ
い。
フィルタリングまたは検索で結果が返らない場合、正しくないハイパーリンクメッセージが表
示される
Matrix KVM Admin Console 画面でリソースをフィルタリングまたは検索するとき、結果が見
つからないと、リソースを作成する、または訂正処置を取るためのハイパーリンクを持つ正し
くないメッセージが表示されます。フィルターオプションに基づいて表示するリソースがない
ため、リンクは不要です。
推奨処置
メッセージを無視してください。検索テキストをクリアし、「source」のように結果が得られ
ることがわかっている文字列を検索します。
管理対象ノードのインストール
制限事項
Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、および Windows 2012 でマルチパス I/O
および Emulex FC HBA または Emulex FlexFabric コンバージドネットワークアダプターがサポー
トされない
Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、および Windows 2012 では、CloudSystem
Matrix がサポートするサーバー上の Emulex FC HBA または Emulex FlexFabric コンバージド
ネットワークアダプターでの OS のインストール時のマルチパス I/O の使用はサポートされま
せん。
以下の推奨処置に従えば、OS をシングルパスでインストールしてからストレージ定義を変更
しブートボリュームへのマルチパスアクセスを作成できます。OS のインストールの成功後、
以下の手順でブートボリュームに対して追加物理パスを定義します。次のように操作してくだ
さい。
•
ストレージ定義を変更して別のサーバー HBA 定義(ポート)を追加する
•
ブートボリュームの定義を変更して、その定義に 2 番目の物理「パス」を追加する
推奨処置
Matrix OE 論理サーバー管理でストレージプールエントリーを定義する場合:
1. ストレージプールエントリーを定義します。複数のポートを追加し、ブートディスク以外
のすべてのディスクをリダンダントとしてマークします。ブートボリュームはシングルパ
スのままにしておきます。
2. ストレージプールエントリーを論理サーバーに割り当てます。
3. 論理サーバーをアクティブにします。
4. OS をプロビジョニングし、状況に合わせてマルチパス IO ドライバーをインストールし
ます。
5. 論理サーバーのアクティブ化を解除します。
6. ストレージプールエントリーを変更して、ブートボリュームをリダンダントにします。
7. 論理サーバーを再びアクティブ化します。
74
問題と推奨処置
その他の問題と推奨処置
軽度の問題
SAN マルチパスが設定されている ProLiant サーバーで、RHEL 5.9 のデプロイメントが失敗す
る場合がある
マルチパス環境で RHEL 5.9 をデプロイメントするには、マルチパスを有効にするための手順
についてソフトウェア配備のドキュメントを参照してください。
注記: LUN のゾーニングに Storage Provisioning Manager 2.2 が関与している場合、SPM は
接続されたすべてのコントローラーをサーバー WWN にゾーニングします。ストレージソ
リューションに複数のターゲットポートがある場合は、SPM によってプロビジョニングされた
LUN を持つ RHEL 5.9 のデプロイメントのためにマルチパスを設定する必要があります。
HP SIM セキュリティ証明書がインポートされない
Insight Remote Support Advanced A.05.80 インストレーションが HP-UX Mission Critical 契約を
サポートしていて、HP SIM セキュリティ証明書が 2048 ビットの場合は、問題が発生します。
System Management Homepage(SMH)は HP SIM 2048 ビット証明書を自動的にはインポー
トせず、HP-UX Advanced Configuration Collections との通信が失敗します。– HP SIM 7.2 で
は、セキュリティ証明書はデフォルトでは 2048 ビットですが、HP SIM 7.x の前回のセット
アップで証明書が 2048 ビットに変更された場合もこの問題が発生します。
推奨処置
https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?
productNumber=SysMgmtWeb から、HP-UX SMH の最新バージョン
(A.3.2.6/A.3.2.2/A.2.2.9.3.1)にアップグレードします。
エイリアスが DHCP によって割り当てられている場合の Hyper-V(または任意の MSCS)クラ
スターの管理
Windows Server 2008 フェイルオーバークラスターで、クラスターエイリアスが DHCP を使
用して割り当てられている場合は、DNS のクラスターエイリアス PTR(逆引き参照)レコード
に間違いが発生して、HP SIM で誤って検出される原因になります。
この問題を解決するには、HP SIM からクラスターオブジェクトを削除し、Microsoft 社の Web
サイト http://support.microsoft.com/kb/969049 にあるナレッジベースの記事の手順に従っ
て、クラスター DNS の動作を変更し、次に HP SIM でクラスターを再検出します。
管理トラフィックで使用する VM カーネルポート名は、「Management Network」でなければ
ならない
VMware ESXi では、管理トラフィックで使用される VM カーネルポートのデフォルト名は、
「Management Network」です。vCenter のクライアントユーザーインターフェイスでこの名前
を変更しないようにしてください。この名前が変更された場合:
•
論理サーバーをアクティブにしようとすると、ESXi ホストが Rejected Target ホストとし
て表示され、ホストが vCenter に含まれていないかまたは Insight Control 仮想マシン管理
が VM ホストの vCenter 情報を取得できないというエラーが発生します。
•
HP SIM で、ホストと vCenter との関連付けが表示されません。
推奨処置
管理トラフィックに使う VMKernel ポートの [ネットワークラベル]を「Management Network」
に変更します。
1. vCenter クライアントを使用して、vCenter にログインします。
2. [表示]→[インベントリ]メニューから、[ホストおよびクラスタ]ビューを選択します。
3. 左ウィンドウのツリーから [ESXi サーバー]を選択します。
その他の問題と推奨処置
75
4.
5.
6.
7.
8.
右ウィンドウで [構成]タブを選択します。
[ハードウェア]セクションで、[ネットワーク]を選択します。
管理トラフィックに使用されている VMKernel ポートが配置されている仮想スイッチの [プ
ロパティ]をクリックします。複数の仮想スイッチ上に複数の VMKernel ポートがあり管理
トラフィック用に設定されている場合は、Insight Control 仮想マシン管理に登録されてい
る IP か Insight Control 仮想マシン管理への登録に使う予定の IP を持つ VMKernel ポート
を含むスイッチを選択します。
仮想スイッチプロパティポップアップウィンドウで、サービスコンソールポートを選択
し、[編集]をクリックします。
ネットワークラベルを [Management Network] に変更して、[OK] をクリックします。仮想
スイッチプロパティポップアップウィンドウを閉じます。
キャッシュが更新され、API が ESXi ホストに報告するまでに最大 5 分かかります。
76
問題と推奨処置
4 サポートと他のリソース
HP への問い合わせ
ご連絡の前にご用意いただく情報
ご連絡いただく前に、次の情報をお手元にご用意ください。
•
HP CloudSystem Matrix Starter Kit または Expansion Kit の HP BladeSystemc7000 Platinum
エンクロージャーのシリアル番号や SAID(該当する場合)
•
ソフトウェア製品名
•
ハードウェア製品モデル番号
•
オペレーティングシステムの種類とバージョン
•
該当するエラーメッセージ
•
サードパーティ製のハードウェアまたはソフトウェア
重要: HP にお電話でお問い合わせになるときは、必ず、これが HP CloudSystem Matrix 構成
であることを告げてください。その構成が HP CloudSystem Matrix インストレーションである
ことは、各 HP CloudSystem Matrix Starter Kit または Expansion Kit の HP BladeSystem c7000
Platinum エンクロージャーのシリアル番号によって識別されます。
HP テクニカルサポートへのご連絡方法
次の方法で HP のテクニカルサポートに問い合わせてください。
•
「Contact HP Worldwide」の Web サイトで問い合わせ方法を確認してください。
http://www.hp.com/go/assistance
•
次の HP サポートセンターの Web サイトにある[HPに問い合わせ] メニューの中のオプ
ションを使用してください。
http://www.hp.com/go/hpsc
•
米国では、1-800-334-5144 に電話で問い合わせてください。このサービスは、休日なし
で 24 時間ご利用いただけます。品質改善のため、通話内容が録音またはモニターされる
ことがあります。
ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスへの登録
HP CloudSystem Matrix には、標準で、3 年間または 1 年間、24 時間年中無休の HP ソフト
ウェアテクニカルサポートおよびアップデートサービスと 24 時間年中無休の 4 時間以内対応
HP ハードウェアサポートサービスが含まれています。このサービスは、ソフトウェアの実行
の解決またはオペレーション問題をアシストするために HP テクニカルリソースへのアクセス
を提供します。
このサービスはさらにソフトウェアアップデートおよびリファレンスマニュアルへのアクセス
を提供します。電子版ライセンスをご購入されたお客様は、アップデートの電子配布のみを選
択できます。
このサービスで、Insight Management ソフトウェアのお客様は、ソフトウェアアップデートの
通知と入手だけでなく効率の良い問題解決も受けることができます。SAID を受け取りました
ら、ITRC(IT リソース・センター)で ITRC ユーザー ID に SAID 情報をリンクすることで、ソ
フトウェアアップデートマネージャー(SUM)の Web ページを利用して、契約内容をオンラ
インで参照したり、アップデートの電子配布を選択することが可能です。このサービスについ
て詳しくは、次の Web サイトを参照してください。
http://www.hp.com/services/insight
HP への問い合わせ
77
登録の方法について 登録の具体的な方法については、以下の URL をご覧ください。
http://www.hp.com/jp/swsupport_entry
ソフトウェアテクニカルサポートとアップデートサービスの使用方法
ソフトウェアのアップデートがリリースされると、最新バージョンのソフトウェアとドキュメ
ントが入手できるようになります。ソフトウェアアップデートおよびライセンスのポータルで
は、HP ソフトウェアサポート契約にある製品に対するソフトウェア、ドキュメント、および
ライセンスのアップデートにアクセスできます。
このポータルには HP サポートセンターからアクセスできます。
http://www.hp.com/go/hpsc
お客様のプロファイルを作成し、サポート契約をプロファイルにリンクしたら、HP の Web サ
イト http://www.hp.com/go/hpsoftwareupdatesupport (英語)にあるソフトウェアアップデー
トおよびライセンスのポータルを参照して、ソフトウェア、ドキュメント、およびライセンス
のアップデートを入手してください。
保証情報
HP は購入日から 90 日以内であれば、問題のある配布メディアを交換します。この保証は、す
べての Insight Management ソフトウェア製品に適用されます。
関連情報
HP CloudSystem Matrix および関連製品のマニュアルおよび White Paper の最新バージョンは、
HP の Web サイト www.hp.com/go/assistance からダウンロードできます。
HP CloudSystem Matrix のマニュアルとは、Matrix Operating Environment のマニュアル、HP
Server Automation(SA)、および HP Cloud Service Automation(CSA)を指しています。
Matrix Operating Environment の資料については、HP の Web サイト http://www.hp.com/jp/
proliantessentials_manual で Insight Management のドキュメントを参照してください。
HP Server Automation(SA)および HP Cloud Service Automation(CSA)については、SSO
ポータルを検索して関連マニュアルを入手してください。
1. SSO ポータル http://support.openview.hp.com/selfsolve/manuals (英語)に移動します。
2. 必要な場合は、HP パスポートにログインします。HP パスポートのアカウントを持ってい
ない場合は、作成する必要があります。
3. [Product] メニューで、[Server Automation] または [Cloud Service Automation] を選択しま
す。
4. [Product version] メニューで、最新バージョンを選択します。
5. [Operating system] メニューで、関連するオペレーティングシステムを選択します。
6. Search をクリックします。
表記規約
本書では、次の表記規約を使用します。
『マニュアル名』
マニュアルの名前です。Web では、マニュアルのハイパーリンクにな
る場合があります。
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コマンド
コマンド名またはコマンド句。たとえば、ls -a。
ファイル名
ファイルまたはファイルの位置へのパスの名前。
コンピューター出力
コンピューターが表示する情報です。
Ctrl-x
Ctrl キーを押しながらx キーを押すことを示します。
環境変数
環境変数名(PATH など)。
キー
キーボード上のキーです。Return と Enter は、同じキーを指しています。
用語
用語集ではなく、文書の文中で定義される用語です。
サポートと他のリソース
ユーザー入力
入力するコマンドなどのテキスト文字列を示します。
< 代入 >
実際の値を代入するプレースホルダーの名前です。
[]
コマンド構文では、この中にオプションの内容が含まれます。
{}
コマンド構文では、この中に必須の内容が含まれます。
|
選択肢のリストを区切ります。
...
前の要素を 1 回以上繰り返すことができることを示します。
警告
けがにつながる重要な情報への注意を喚起する注意です。
注意
データの消失や破壊、またはハードウェアやソフトウェアの損傷につな
がる重要な情報への注意を喚起する注意です。
重要
重要な情報への注意を喚起する注意です。
注記
追加情報や補足情報を含む注意です。
ヒント
有用な情報を提供する注意です。
表記規約
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