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これまで中学・高校と義務教育だけでも 6 年間、大学・社会人を入れると、約 10 年以
上も勉強しているにもかかわらず、ほとんどの日本人は英語が話せません。
これほど英語の重要性が認識されながら、英語ができないのはなぜか?
一方で、私のメソッドで短期間で英語がペラペラになる人達がたくさんいます。では、
なぜ、こうも短期間にペラペラになれたのでしょうか?
もちろん、頭の良し悪しの違いがある…、年齢を重ねると記憶力が落ちる…、
費やす時間や環境に差がある…などというわけではありません。
その最大の理由は、勉強を辞めたからでした。
単刀直入に申し上げると、下記の英語の勉強を中止したからなんです。
よく、赤ちゃんが語学を習得する流れに逆らわず、耳から学びなさいと言
われます。でも、これは正解であって不正解です。日本人の大人はもう
赤ちゃんではありません。ひたすら英語を聞き続けても無理です。
いきなり、普通のリスニングを始めても弊害になります。
話す機会を増やさなきゃダメだといって、いきなり、スカイプ英会話や
高額の英会話学校に通っていませんか?
コレは、ほとんどの人が挫折して、お金と時間だけが奪われています。
気持ちはわかりますが、話したい人こそ、もっと先にやることがあります。
単語帳を片手に暗記したり、ひたすら紙に書きまくったり…。そもそも、受
験英語や TOEIC の勉強では話せません。あなたが日本語を話せるのは、
日本語検定を勉強したからじゃないですよね。
留学も同じことです。留学生の 99%が英語を話せません。
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©MYスキ英語
私は 10 年間でタイ、マレーシア、シンガポール、
フィリピン、香港などの海外で外資系人材派遣
会社に勤めていました。海外で就職を希望する
日本人を面接して英語ができるかをテストし、
現地の企業に紹介するお仕事です。
どんなテストかというと、まず筆記テストを行い、英語による面接を実施します。
筆記と面接を総合して「この人はレベル3」といった具合に、点数をつけていくのです。
ちなみに海外で就職を希望する人たちですから、留学経験のある人ばかりです。
そこで、「どのくらい英語ができるのだろう」と期待しながら質問をするのですが、
驚いたことに、まともに答えられる人はほとんどいませんでした。
中には、面接に和英辞書を持参する人もいたくらいです。
「この人たちは留学して、いったい何を勉強してきたんだろう」
「どうして留学したのに、まともに英語ができないんだ?」
海外赴任前、留学経験ゼロ、海外生活ゼロで、すでに英語をマスター(英検1級取得、
TOEIC 満点、いずれも1回でパス)していたので、本当に信じがたい現実でした。
「米国の○○大学卒」
「海外留学3年」といった経歴と英語レベルが全然リンクしていない。
10 年間の海外赴任時に 5000 人以上の人たちを面接してきましたが、
「この人は英語がしっかりできるな」と感じた人は、たったの 3 名だけでした。
つまり、大げさで何でもなく、留学生の99%はまともに英語ができなかったのです。
全く真っ白でいいです。もしかしたら、英語が得意な人もいると思いますが、そういう
のも要りません。そもそも、英語が得意だとか苦手だとか、そういう分類はないです。
「あなたは日本語が得意ですか?」と聞かれても「普通ですけど…」と答えますよね。
それが当たり前です。特に日本人は、今までの固定概念は壊してしまい、まったく違う
発想で英語を楽しむことが大切です。これからは、誰も教えてくれなかった、勉強せず
に楽しみながらネイティブを量産していくノウハウを、ぜひ受け取ってください。
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©MYスキ英語
みなさん、こんにちは。藤永丈司と申します。
この度、英語を勉強せずに楽しんでネイティブスピーカーなる
ための E-book をダウンロード頂きありがとうございます。
実は、これを読んでいる皆さんからすれば、
私は“一番の落ちこぼれ”だと思います。
中学校時代は、英語が大の苦手で英語の授業の時は、
運動バカなので筋トレの本ばかりを読む毎日。
マイスキ英語設立者
マスターコーチ 藤永丈司
“なぜ、勉強をしなければならないのか?”
“自分は何をすればいいんだろう?”
など、学校に行く意味を無くし、高校時代は不登校になりました。
もちろん言うまでもなく、学校の成績も落ちて、テストでは常に赤点の毎日。
学年 425 人中、425 番の最下位で、100 点満点中の 2 点もありました。
ですので、高校の進路相談では、いつも就職組に集められていました。
そして結局、何の決断もせずに卒業…。
今でいうフリーターというか、無職の日々が過ぎて行くような毎日でした。
しかし、ある方法との出会いによって、人生が変わり始めました。
予期せぬことに、こんな落ちこぼれの私でも
“ネイティブスピーカー”になってしまったのです。
その後は、授業は全て英語、ビジネス・経済も全て英語で、海外からの留学生が多数
在籍し、英語のエリートしか来ないような大学へ進学。サラリーマン時代には、英語を
活かして海外を飛び回り、短期間で年収 1000 万超え、悠々自適な生活を過ごし、昔
の私では、全く想像できない人生が訪れました。
何のとりえもなかった私でさえ、英語を“きっかけ”に人生は変わったのです。
なぜ、能力・才能・センスに関係なく、
こんな落ちこぼれの私でもネイティブになれたのでしょうか?
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©MYスキ英語
それは、
「コツ」を発見したからです。
私からすれば、信じられないほど日本人は英語が苦手ですが、そもそも、学校教育や
市販の教材といった勉強でしか経験していないからです。これでは挫折する道しかあ
りません。苦痛でつまらないし、上達した実感も湧くはずがありません。
だからこそ、日本の英語教育のやり方に対して、
本当に残念でなりません。
もし、こんな私でも社会貢献できることがあるとするのなら、間違いなく、英語を使って、
やりたい事を実現できる日本人を少しでも多くすることです。それと同時に未来の子ど
も達にも、世界中で活躍できるような環境をつくってあげることです。
そこで今回、そんな“新時代で活躍できるネイティブスピーカー”をたくさん増や
し、日本人が世界に羽ばたくきっかけを作りたいという願いを込めて E-BOOK をご紹
介させていただきました。
地位や年齢、性別は関係ありません。落ちこぼれの私にもできた方法ですから、あな
たにも必ずできます。英語を活かして何がしたいのか、それを想像しながら、一歩を
踏み出してください。さあ、一緒に楽しみながら、英語をマスターしましょう。
本サービスでは、本書のメソッドを使って、
スキマ時間で英語習得するプログラムを実施しています。
通常は有料ですが、その効果を実感して頂く為に、
現在30日間無料でトレーニングを受講できます。
もし、英語習得にお困りならお試しください。
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©MYスキ英語
Chapter1:すべては「コツ」の発見から始まった ・・・・・・・・・・P6
Chapter2:なぜ、今までの勉強では英語は話せないのか?・・・・ P10
Chapter3:マイスキ式英語習得の全体像・・・・・・・・・・・・・・・P19
Chapter4:聞く力-簡単なコツだけでリスニング力が飛躍する- ・・・P27
Chapter5:話す力 語彙・文法・スピーキングが同時に飛躍する方法…P40
Chapter6:使う力-自然に英語でコミュニケーションが取れる
アウトプット・スピーキング法-・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P58
Chapter7:最後に-ネイティブになった後の世界を楽しもう!-・・・ p67
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©MYスキ英語
これからお伝えする事は、高校時代、登校拒否を繰り返し、偏差値
40以下の落ちこぼれだった私が、短期間で英検 1 級、またTOE
IC満点を取得した方法と、これまで多くの英語習得希望者から絶
大な支持が多かった誰でも出来るメソッドの紹介となります。
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©MYスキ英語
マイスキ式の英語メソッドをお伝えする前に、ここで少し私の履歴を交えながらその方
法をご紹介したいと思います。
私は大学卒業後、約10年間、海外で仕事をしていました。こう言うと、私のことを「エリ
ート」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全然違います。高校時代、偏差値40、
しかも登校拒否という、まったくの落ちこぼれでした。
私の両親が何度学校に呼び出されたか数えきれませんし、今でも机に30分以上座
っていることに耐えられません。頭の出来は人並み以下と言っていいでしょう。
そんな私が海外で仕事をするチャンスに恵まれ、さらに本でベストセラーまで出すこと
になったのは、ひとえに英語ができたからです。ちなみに私は20代前半で英検1級、
そして海外から帰国後、何の対策もせずに、1発でTOEIC満点も取得しました。
(大の試験嫌いの私がTOEICを受験したのも本の出版社の方に頼まれてのことです)
英語習得の「コツ」を見出し、誰もが驚くほどの短期間で英語をマスターした結果です。
ちなみに、私の今の発音レベル、文法レベルは、英語に興味を持って習得を実践した
1ヵ月後と全く代わりありません。
つまり、「コツ」さえ分かれば、短期間で誰でも英語が出来るようになるのです。
海外に行ったから英語ができるようになったのではなく、独学で英語ができたから
様々なチャンスに恵まれたのです。
一方、日本の現状を見てみると、英会話学校に通っても、高額な教材を買っても、海
外に留学をしても、いっこうに英語が上達しない人たちがたくさんいます。
これは、いったいなぜでしょうか?
1つ断言できるのは、出来の悪い、平均点以下の私が英語をマスターできたのです
から、「英語をマスターすること」と「頭の良さ」は何も関係がないということです。
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©MYスキ英語
ビジネスマン時代、私は主な生活拠点を東南アジアに置いて
いましたが、驚いたのは「マレーシア」という国です。
ここには中国系マレーシア人が数多く住んでいて、
マレー語、中国語、英語をほぼ完璧に使いこなします。
これは何も特定の人間や天才だけでなく、ほぼすべての中国系の人たちが、その能
力を兼ね備えています。マレーシアだけではありません。
フィリピン、香港、台湾なども同様で、東南アジアの国々は、
本当に信じられないくらい英語ができる人で溢れかえっています。前職の時に中国に
行く機会がありましたが、外資系で働く管理職たちの人たちは、
一度も英語圏で生活していないにもかかわらず、英語を流暢にしゃべっていました。
こうした事実からも、英語をマスターするのに何も特別な才能はいらないということが
お分かりいただけるでしょう。
事実、マレーシアや香港など、普通に英語をしゃべる国では「英語ができること」は何
のアピールにもなりません。就職して、海外を相手に仕事をするには「その他の何か」
を必要とされるのです。
書店には「これで英語ができるようになる!」といった類の本が溢れかえっています。
TOEIC®TESTや英検などの資格試験に対する関心も高く、これらの予備校や英会話
学校は小さな企業から大きな企業まで、実に何百もの業者が存在しているとも言わ
れています。
なぜ、これほどまでに「英語ビジネス」が流行るのか?その理由は簡単です。今まで
いくら勉強しても英語が上達しないからです。上達しないから新しい本を何冊も買う。
教材をいくつも買い替える。通っている英会話学校を変える。
その繰り返し…。
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©MYスキ英語
まるで、ビジネスを成立させるために、わざといつまでも英語ができない状態にさせら
れているのではないか…。東南アジアの国々の現状を知っている私にとっては、その
ようにすら感じられます。
逆に考えると、この現状はあなたにとってチャンスです。なぜなら、日本ではまだまだ
「英語ができる人」が優遇されるからです。だからこそ今、真剣に考えてください。英語
習得の「負の連鎖」を断ち切るには、いったいどうすればいいのでしょうか?
私に言わせれば、あなたがやることはたった1つだけで十分です。
従来の勉強法を根本的に捨てて、
これからお伝えする「コツ」を単に繰り返すだけ。
これだけです。
従来の勉強法を変えるために、まずはあなたの意識の持ち方を変えてください。
あなたが今まで英語をマスターできなかったのは、決してあなたの能力が低かったか
らではありません。
単純に英語習得への「最短距離を実現するコツ」を知らなかっただけです。人並み以
下の私が英語をマスターできたのですから、あなたにも絶対にできるはずです。
さあ、前置きはこれくらいにして、そのコツをご紹介します。
これからお伝えするメソッドは、皆さんが知っているよう
な勉強やスクールではないです。それをやってしまうと受
験英語に戻ってしまうだけですから…。
私も勉強が大嫌いでしたので、基本的に英語を勉強したと
いう感覚はありません。絶対に忘れてはいけないのが、楽
しむことです。そして、その先に何があるかと言うと、
外国人とのコミュニケーションです。それが楽しくてチャ
ンスが広がります。すべての方にラクにネイティブになれ
るやり方をお伝えします。
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©MYスキ英語
英語は世界で一番簡単な言語にもかかわらず、9 割以上の日本人は
英語がまともに話せません。受験英語も流し聞きも英会話スクール
に通っても、TOEIC で高得点を取ってもダメです。さらに海外に
何年も留学しても話せない人がいます。その原因は“言語習得のプ
ロセスがどこにも存在していない”からです。
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©MYスキ英語
ところで、あなたは効果的な英語勉強法について、こんな間違いをしていませんか?
など、いずれかの方法で英語を勉強した方というのがほとんどでしょう。
でも、結果はどうでしたか?
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©MYスキ英語
「ひたすらリスニングをしたのに、英語の意味がずっとわからないままだ…」
「単語を暗記し、文法を覚えても、思い通りに英語が口から出てこない…」
「外国人の前では、簡単な英語表現さえ、うまく喋れない…」
など、これらの方法ではうまくいかなったのではないでしょうか?
その理由は、間違いだらけの英語教育と勉強法をやっていて、
“本来の言語習得の流れとはかけ離れている”からです。
ここには英語を吸収してアプトプットできる正しいプロセスが存在しません。
言語の中でも、特に英語は、数学や社会などの科目とは違った、
「全く別物」だと考えなければいけません。
国語
算数
社会
理科
英語=別物
そもそも、私たちは生まれてから日本語を話すまでに、特に努力はしていません。
いつの間にか自然に話せるようになっていきます。
実は日本語だけでなく、英語でも同じなんです。
(大人の場合、ちょっとだけ工夫が必要ですが・・・)
皆さん、日本語を習得した時のことを思い出してください。まず、文字を書きました
か?書いてないですよね。いきなり、赤ちゃんが書けるはずありませんから。でも、い
つの間にか言語は習得している。
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©MYスキ英語
結論から言うと、“インプットから始めなさい”ということです。
いきなり、アウトプットをしないでください。
ネイティブ
そこが、英語が話せる人、話せない人の大きな違いです。よちよち歩きの赤ちゃんが
しゃべれるわけがありません。それでも、言語はインプットを通じて吸収します。
このインプットが最初の流れになるはずなのに、
今の受験英語や教育には、
言語を吸収する正しいプロセスがどこにも存在しません。
どこから吸収させるのかというと、
いきなり文字(視覚)から吸収させようとしています。
このように、いきなり視覚から吸収させるということが
大きな問題点になります。
大事なことは、最初に耳から吸収させることです。
(ただし、簡単なコツが必要)
ここで 1 つ覚えておいていただきたいのは、ただ漠然と英語を聞き流しても、絶対に英
語を聞き取ることができるようにはならないということです。
よく「英語を流して聞いていたら、いつの間にか英語が口から飛び出した!」という話
を聞きますが、それはありえません。
日本人にとって、英語はイメージしづらいかもしれませんが、
例えば、あまり馴染みのないアラビア語をひたすら聞き続けたとしましょう。
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©MYスキ英語
語
‫ ف ي ت قدم أي‬،‫اال س تماع مجرد ب ل يد‬
「アラビア語を聞き続けていたら、
ある日突然、話せるようになった」
などということが、果たしてありえるのでしょうか?
少し冷静になって考えれば、それはありえない
ということが、誰にでもわかるでしょう。
仮に聞けるようになったのなら、それは単に聞き取れる
ようになった気がするだけです。コミュニケーションツールとして、
英語を使いこなせるレベルに達することは、まずないでしょう。
よく、流して聞きましょうという方法が流行っていますが、
それは全然違います。もちろん、一番楽な方法だと思って
飛びついてしまう、その気持ちはすごくよくわかります。
でも、どこにも言語習得のプロセスがありません。
聞き流して終わり。そんなワンステップで言語習得が
終わるわけがありません。
仮に、聞き流しても OK としましょう。
その後のステップがどこにあるのですか?
これは TOEIC の勉強でも同じです。TOEIC で高得点を取っても、
ほとんどの人が結局、英語を話せるようになっていません。
これが現状です。
単にテクニックやパターンで点数を取る人が多い。マークシート方式なのでわからなく
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©MYスキ英語
ても答え埋められます。英文法を勉強している人も同じです。both の後には and が
来るといったパターン認識を覚えています。ですが、これもダメなのです。
私自身、英文法の勉強も一度もやったことがありませんが、
そもそも、英文法なんて勉強は必要ありません。
その前に、なぜ、文法をやる必要があるのかさえ、まったくわかりません。
それでも…
TOEIC で満点は取れます。英検 1 級も取得できます。ネイティブになれます。
TOEIC では初受験で一発満点ですし、当日の試験も簡単すぎて、
20 分以上の時間が余るほどでした。
これも、私のメソッドの1つで、英文法を習得しなくても、あるコトさえ感じれば、文法は
感覚で解けるようになります。むしろ、英会話も簡単になります。
むしろ、これは当たり前です。だって、日本語を話しながら文法を考えたことありませ
んよね?日本語の文法とは何ですか?と聞かれたときに、説明するのが難しいはず
です。
つまり、今までは英語の「知識だけ」を増やすような勉強になっていたからこそ、いつ
まで経っても英語は話せないままになってしまうのです。
これこそ、従来の英語教育のおける弊害です。英語の知識だけ増やすような勉強に
入り込むと、結局、聞くのも話すのも文法を考えながら話してしまう…。
ただし、これってしょうがないです。日本人のほぼ全員が最初に学校教育で文法を叩
きこまれて、頭だけがデカくなってしまったわけですから。
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©MYスキ英語
その一方で、英会話スクールはどうでしょうか?
多くの人がスカイプ英会話やマンツーマン英会話の
スクールに通ったりしていますが、
やっぱり、それも英語が話せない人ばかりいます。
ここだけの話、私の所には、
学校の先生や塾の先生からもすごく問い合わせが来ます。
「どのようにしたら話せるようになりますか?」
と英語の専門家のはずの先生たちが何人も相談を受けます。
では、なぜ、英会話スクールに通っても、英語は話せないのでしょうか?
その理由は、いきなりアウトプットを強要されているからです。英語習得するためには、
最初に正しいインプットが必要で、その後に正しいステップがあります。
そんな中、英会話教室に行った人にまず何をさせるかと言うと、
「Hi, What is your name?」「I’m…」と、
いきなり会話でアウトプットを強要されるのです。
本当にそれは困ります。
インプットもやってないのにアウトプット、アウトプット、アウトプット。
アウトプット…
話せない
アウトプット…
アウトプット…
おそらく、これから英会話教室に行ってみようかなと思っている方もいらっしゃると思
いますが、そんなやり方のスクールには絶対に行かないことです。
必ずギブアップします。
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©MYスキ英語
もし、留学を考えている人がいるのなら、
同じ事が言えますので、
少し注意しなければなりません。
ペラ
ペラ
留学してもほとんどの人が話せていない状況だと思いますが、それは海外に行ったら
アウトプットを強要されることが多くなるからです。外国人に話しかけられたら、答えな
いと失礼ですし、そうなると、じっくりインプットするステップが踏めません。
もちろん、私は留学は反対しないです。留学はしたほうがいいです。ただ、ある程度の
アウトプットができてからやりましょうということです。
留学の何がいいかというと、英語だけではなく、
生の文化に触れることができます。
だからこそ、英語をしゃべるためだけの留学で
あってほしくないということです。
海外で何かをやりたくて、その文化に触れたくてと
いう留学が人生の視野を広げてくれます。
だからこそ、しゃべるための土台を事前に作っておいてから留学することです。
実際、日本にいても英語はマスターできるのですから。
もちろん、英語教育に関して、全否定はしません。外国人と触れることもいいことです
し、英会話教室に行くことも悪くはありません。
ただ、楽しみながらやってほしいのです。外国人と話すときは、楽しむ環境でいてほし
いですし、“決して英語はお勉強じゃない”ということです。
実は、こう見えても、子どもに週に 2 回ボランティアで無償の英会話教室を開いてい
ます。私の子どもが小学生なので、その周りにいる友達たちを集めて教えています。
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©MYスキ英語
なぜなら、この子たちが、英語がしゃべれないから職に就け
ないという状況をつくりたくないんです。
自分の子どもを愛しているからこそ始めましたが、そうするとみ
んなもやりたいと言ってどんどん増えてくる。私もやりたい、みんなもやりた
いと。こういう場をさらに広めていきたいと思っています。
そして、大人の人にも私の方法でネイティブになっていただくと、
皆さんもいろいろな形で社会貢献ができると思います。
英語をマスターしたら、ぜひそれをやっていただきたいです。
私の切なる願いですが、私利私欲ではなくて、そういう社会貢献もしていただけたら本
当に嬉しく思います。将来の日本の子どものたちのために、それをできる立場の人達
がもっともっと増えてほしいなと思っています。
少し話しがそれてしまいましたが、そのためにも、これからたくさんの人に少ない時間
でネイティブスピーカーになっていただくための具体的なステップをお伝えします。
私がまず皆さんにお願いしたいのは、
これまでの勉強法を
忘れて欲しいということです。
例えば、リスニングをマスターするのにも、
今回教えている内容では
今までのような苦痛の方法は行いません。
約10年間の海外赴任生活で、
アジアのバイリンガル達が、いとも簡単に言語を習得している のを
見てきたことと、実際に彼らに聞いて得たバイリンガルの共通点からも…
やはり、“勉強することではない”ということです。
本当はメチャクチャ楽しい英語をもっともっと多くの日本人に
話せるようになって欲しいと思っています。
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©MYスキ英語
この章では、マイスキ式英語習得のノウハウの前に、
全体像をご紹介します。これを見れば、勉強せずに楽
しみながら、ネイティブになる具体的な方法がステッ
プバイステップでイメージできるようになります。
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©MYスキ英語
マイスキ式のメソッドは、文法や暗記などといった従来の学習を 180 度違う角度から
切り込み、10 年以上にわたる海外生活から、外国人の英語習得の早さと相対する日
本人の遅さの違いを同時に徹底的に解読・研究を繰り返すことで、
最も日本人の大人に適した言語習得のプロセスと簡単なステップだけで、勉強せず
に、楽しんでネイティブになる手法です。
例えば、聞く力をつけるのもゲーム感覚です。約 10 年間の海外赴任生活の中でアジ
アのバイリンガル達がいとも簡単に言語を習得しているのを目の当たりにしてきまし
たが、やっぱり、英語は勉強しないほうがいいのです。
よく、赤ちゃんが自然に言語を習得する流れに沿うことが正しいように言われますが、
それは無理な話です。
なぜなら、現時点で、あなたはすでに“もう赤ちゃんじゃない”からです。
そこで、日本人の大人に必要なのは、赤ちゃんの言語習得プロセスと日本人の大人
の脳を両方が合致する方法です。これがネイティブへの最短距離となります。
ココ
ダメ
ダメ
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©MYスキ英語
結局、大人には大人のステップがあります。
日本人の大人は既に「日本語回路」が出来上がっている以上、そこを壊さないといけ
ません。そして、継続して壊さない限り、英語回路になりません。その条件をクリアし
たものが下記のステップです。
学歴に関係なく、勉強せずに自分のスキマ時間だけで英語を話せるようになるため
の最も日本人の大人に適した言語習得のプロセスとなります。
STEP1 リスニング覚醒
音を聞き分ける力
日本語にない
「音」を認識
STEP2 海外ドラマも字幕なしで観れる
意識的ヒアリング
ネイティブの
耳づくり
STEP3 単語数 25000 語を習得した
フラッシュバック法
パッと言葉が
出る語彙力
STEP4 1 万人のバイリンガルを育成
確実に話せる足し算方式
英語の構造を
無意識で会得
STEP5 多様な表現で受け答えできる
アウトプット・スピーキング法
話す思考回路
表現力を拡大
STEP6 英語世界を楽しむ
ネイティブマスター
英語で人生を
楽しむ
最初はちょっとしたスキマ時間に、このステップを楽しく始めることです。
毎日 5 分だけ触れるだけでいいです。
それでは、それぞれのステップについて、
具体的に解説していきます。
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©MYスキ英語
実は、日本人がリスニングが苦手なのは、
「日本語にない音」を知らないからです。
英語には“日本人が口にしない音”が存在します。
その中でも、特に日本人が認識しなければならない
4つの音があります。その4つが「R」「Th」「V」「F」です。
意味も発音記号も
すべて無視!!
STEP1では、この感覚をつかむことで、
今まで日本人には暗号にしか聞こえなかった英語の音を
不思議なくらいにクリアに聞き取れるように改善します。
Rice
Lice
Think
Sink
Fat
Hat
Vase
Base
最初は不思議な感覚かもしれませんが、
自然と「その他の音の違い」も聞き分けられるようになってきます。
(VOICE)
初体験!不思議な音声…。でも、「英語独特のスピード」だけが耳に残り、
英語というより、体感したことのないリズムを染み込ませている感覚です。(会社員女性)
約 10 年ぶりに英語を聞いた私でもハッキリ聞こえるから、めちゃくちゃ楽しい!
普通に英語を暗記して、聞いてるだけでは絶対に無理ですね (主婦)
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©MYスキ英語
日本語は“会話の後半”に重要な内容が含まれています。
生まれてからこれまで日本人は最後の方に集中する
ように、脳の中でインプットされているのです。
【日本語】
昨日は、外食しま___。
※外食したのか?しなかったのか?
でも、英語はまったく逆です。
最初に重要な内容が来るので、無意識で
脳が会話の最初の方を聞こうとしなければ、
肝心な所がまったく聞き取れません。
(日本語は)後半に重要な情報
【英語】
そこで、脳のパラメータを再設定する必要があります。
その設定を行うのが“意識的ヒアリング”です。
I
did not
eat out.
私は、外食しま
意識的ヒアリングによって、最初から聞き取れる
瞬発力と最後まで聞き取れる持久力が身につきます。
(英語は)前半に重要な情報
●STEP1 をやると・・・
英語の音が耳に粘りつき、海外ドラマや映画、
ニュースなど字幕なしでクリアに聞こえます。
最近自分が成長してることに気づきました。何となくテレビを付けて海外ドラマを観てたら、なんと英語が
入ってきて繰り返し頭に残ったんです。今までは音楽と同じ感覚で何となくの音だったのに、無意識にそ
んな事ができるようになるなんて、嬉しくてテレビ観ながら 1 人ニヤニヤしてしまいました。毎日やってるこ
との効果が出ていることに感動し藤永さんに感謝です。
今日は感激しました。たまたま、自分が録画した番組が海外のドキュメンタリーで、不思議と観ているうち、最
初は字幕に頼っていましたが、いつの間にか画面を観ずというか、字幕を避けて、なおかつ、言葉の最初を
聞き取ろうとしている自分に気付きました。すると、段々分からなかった音が、聞こえてきたのです。それから
は、字幕を時々観るだけで、大体のストーリーがわかったんです。全て聞き取る事ができた訳ではないにし
ろ、今までになかった経験でした。CS の放送番組でネイティブ発音でしたから、こんな感激はないです。
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©MYスキ英語
英語の音が粘りついて、クリアに聞けるようになった後は、
耳に入ってきた音を「和訳」=「文字化」にせず、文字や音を
瞬時にパッと映像化し、イメージ化することです。
これは落ちこぼれの私が 2 万 5000 語の単語を習得した方法で、
実践の会話で使えるようになるには絶対に暗記せずに、
聴覚と視覚の連動力を作っていくことが鍵です。
よくバイリンガルの人が
「英語を話している時には日本語が全く出てこない」と言いますが、
それは無意識的にイメージでとらえているからです。
受験英語のように短期間で詰め込み、そして一瞬にして忘れる記憶とは
全くの正反対です。
例えば、長期記憶と言う脳の奥深くのポケットに入れてあげる感覚です。
天才でもない、むしろ普通以下の能力しか持っていない私でも出来た方法で、
単語に触れた瞬間に「意味」「発音」「文脈」などがすべて“フラッシュバック”します。
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©MYスキ英語
次に、1 万人のバイリンガルを育成した、
ほぼ 100%の伝説のスピーキング術をご紹介します。
これは私が最も尊敬する鵜沢先生のメソッドで、
生徒の英語習得率はほぼ 100%に近い状況です。
40 年以上の実績と検証を重ねながら、
最高レベルのメソッドに落とし込まれたものとなります。
聞く、見る、ブツブツ言うだけで話せるようにした画期的な足し算トレーニングをお伝え
します。これを知らない大人は本当に損しています。
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©MYスキ英語
さらに実践の英会話力に磨きをかけるステップです。
そもそも、英語をしゃべる能力として一番大切なのは、
「英語で説明する力」です。
会話は基本的に「説明」を主体にしています。
例えば、日本語であなたへ「昨日は何しましたか?」と
聞かれたら、あなたは「昨日した行動などを思い出して、
それを相手に説明しよう」という思考回路が働くはずです。
なぜ、日本語ではこうした思考ができて、自然に言葉を話せるのかというと、
「ものごとを説明する力」が備わっているからです。
つまり、英語でも同じ回路を作ればいいということです。
特に、日本人は外国人にいきなり話しかけられると、いろんなバリエーションで
直ぐに受け答えするということが苦手です。でも、これは今までの英語教育や従来の
学習で教わっていないだけであって、このスキルを鍛えていないからです。
ここでは、あらゆる状況に応じて、常に何かを説明する感覚を身につけることで、
直ぐに受け答えできる実践的なコミュニケーション力を身につけていきます。
それでは、次の章からは、一つ一つのステップを更に解説していきます。
26
©MYスキ英語
マイスキ式の最初のステップは、リスニングです。徹底的に耳を鍛
えるために、特殊な聞き方をしていきます。そこがリスニングをマ
スターする上で重要だからです。それをしないがために、ほとんど
の人が中途半端な英語で終わっているわけです。
27
©MYスキ英語
リスニングをマスターする上でまず必要なことが「音を聞き分ける力」です。
これは英語を理解することではまったくありません。
あくまで、英語の音の違いだけを聞き取ることです。
まず、日本語の音と英語の音は基本同じものは1つもないと思ってください。
英語の音を何とかカタカナで表示することはできますが、
それでも十分ではありません。
英語には、日本人が一切口にしない“音”が存在します。
カタカナで表示できない英語の音…。これらの音が
日本人の耳を常に困惑させ、リスニング力の覚醒を妨げているのです。
例えば、think の「th」の部分。
これを、「シンク」とカタカナで表記しても、
それは sink(沈む)となってしまいます。
think
sink
また、read の r を「リ」と表記して、リードとします。
しかし、これは lead(導く)のリードとも取ることが出来ます。
ここでお気づきかと思いますが、この「カタカナで表記できない音」をしっかり認識しな
いと、全く意味が異なる英単語として聞こえてくるのです。
そこで、音の違いを聞き分ける耳を身につけるために必要なのが
4 つの音になります。
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©MYスキ英語
その 4 つの音とは、R、TH、V、F です。
※それぞれの音の違いの解説は後ほど説明
これらの音の違いを聞き分ける力を身につけることです。
それは、この「4 つの音」は英語を母語としない日本人でも比較的聞き取りやすく、
意識して聞けば、その違いがはっきりと分かる音だからです。
例えば、英語ができない多くの日本人は、「L」と「R」の区別がつきません。
食堂で「ライスください!」とお願いする時に、
「Lice(シラミ)」と発音するか「Rice(ご飯)」と発音するかで、
その意味合いが違います。
つまり、会話の中で似た音の違いを聞き分けられる
レベルの耳を作る必要があるのです。
これは実際にトレーニングをやった人にしかわからない感覚ですが、
この感覚をつかむと、今まで暗号にしか聞こえなかった英語も
不思議なくらいに聞き取れるようになります。
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©MYスキ英語
まずは、これらの音の違いについて、それぞれ理解しておきましょう。
L:舌を上あごにしっかりつけて「ルー」と音を出します
R:舌は口の中のどこにもつけずに「ラー」という要領で発音します
S:舌を極端に前歯に近づけた状態にして、前歯に息を強く当てるよう
に「スー」と鋭く息を摩擦させるような音を出します。
「S」の方が、
「TH」よりシャープな音に聞こえます
TH:舌を軽く出し、前歯にはさむようにして「スー」と息を出して発
音します
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©MYスキ英語
V:前歯を軽く下唇に当てた後に、
「フー」ではなく、
「ブー」という感
じで発音します
B:唇を閉じた状態から一気に唇を開けて、「ブッ」と破裂させて発音
します
F:V と同じように前歯を軽く下唇に当てて、「フー」と息を出して発
音します。
前歯と下唇で息が摩擦されるような音が出ます。
H:のどの奥から思い切り息を吐いて発音します。手を温める時に息を
「ハーッ」
と吐き出す要領です。
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©MYスキ英語
実際のトレーニングでは、
のように、L と R の聞き分けでは L と R(赤字)部分に意識を置いて聞くことです。
意味や内容を理解することはやらないです。これらを各 4 つの音に集中して聞いてい
きます。
簡単なトレーニングだけでも、徐々に音の違いが分かるようになりますので、
ふと、海外ドラマや映画を観たりすると、音が自然に粘りつくように聞き取れてしまい、
ちょっとした感動や嬉しさがあります。
ここでも注意することは、英語の音声を単に流して聞くようなことはしないことです。4
つの音に意識を置くことです。
以上、これらのステップで、驚くほどリスニング力を上達させる手法となります。
なので、全然、勉強じゃないです。
・単に頭に意識を置く
・音の違いを認識する
今までの勉強とは違い、誰でも簡単にできるノウハウです。数多くの方々から生の英
語がどんどん聞けるようになったという報告もよく届いています。
軽い気持ちでリラックスしながら楽しんでやってみてください。
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©MYスキ英語
最短で英語をマスターするために、
言語習得のためのゴールデンルールがあります。
通常だと、日本の英語教育では文字から英語を吸収させたり、
英会話スクールでは、いきなりアウトプットを強要されます。
しかし、そうではありません。
本来、最初に耳から吸収していくというプロセスが重要になります。
皆さんがこの世に生まれてきて、最初に行なう言語の吸収方法というと、
耳からしかないのです。
子どもは、単語は読めない、書けない、話せない。でも聞くことはできる。
けれど、日本の教育はそれを無視しています。
なぜなら、点数が付けやすいからです。要するに、教える側の便利さだけを追求して
いった結果が、これなのかと思います。つまり、正しい言語習得の流れとは、まったく
逆行していて、本気で話せる人材を育てるカリキュラムにはなっていません。
マイスキ式では、本来の言語習得の理に適ったやり方に、何度も英語を挫折して
続けられなかった大人にも簡単にできるように工夫したうえで、
まずは耳から入ります。
私が言いたいのは、間違った方法で教えられてきて、そこで点数が悪かったからあき
らめたという方は、英語が不得意なわけではないです。
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©MYスキ英語
ちゃんとした方法を教えていない、こちら側(教育サイド)に責任があります。
要するに、皆さんがあきらめてきた理由って、いっぱいあると思うのです。
単語が覚えられなかった、文法が難しかった、そんなことをやる必要がないのに、
まずやらされてきた。
そこで落ちこぼれという人間を作ってしまう…。
学校としては、上と下で点数をつけなくてはいけない。
受験もそうですが、誰かを落とさなくてはいけない。
その方法としては、それに沿ってないやり方で苦痛感を与えて、
それについてきた人間だけが上に行くという、わけのわからないシ
ステムです。
私もその中にいましたし、皆さんもそうだと思います。
最初に耳から吸収するということをやっていないがために、
落ちこぼれとして扱われてきたわけです
(たぶん多くの皆さんがそうだと思うのです)
まず、耳から入る。(※注意:でもこれはリスニングをするわけではありません)
ただし、それだけでは、もちろん話せませんが、ようやく次のステップがあるということ
になります。
最初のステップは耳から入るということでしたが、
これまで流して聞くのは絶対ダメだと話してきましたが、
いったい、何が違うのでしょうか?
英語は、日本語にない音を持っています。
あと、英語と日本語では周波数がまったく異なります。
基本的に交わるところがありません。
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©MYスキ英語
だから、日本人が英語をクリアに聞けるはずがないのです。“聞き流しをやっていても、
何か雑音にしか聞こえない”と思います。よく、動物同士が話しているといいますが、
人間はそれを聞けないですよね、あの感覚なのです。
ということは、オランウータン同士が
話しているのを聞いているようなものです。
「そこを聞き流していて本当にいいのか?」
ということですね。
私は、“意識的ヒアリング”と言っていますが、
必ず、英語の音を意識して聞きなさいと言って
います。
それが、徐々に無意識に変わっていくというふうに言っています。
大人がもう適当に無意識で聞き流すことは基本的にやってはいけないのです。
よく、知っている単語や聞いたことがある単語だけが、ポンとセンテンスの中で浮かび
上がってくるなど、その単語だけに捉われる感覚をお持ちだと思います。
それが日本人には非常に多いです。さらには、知っていても聞き取れない単語もあり
ます。でも、その原因が、単に英語と日本語の周波数が違うからというわけではあり
ません。最も大きな要因は、
今まで本当の意味で「音」を意識的に聞いていなかったからということです。
本来、最初にやるべきトレーニングとは、
意識的に脳に聞かせるということなんです。
もちろん、これは勉強じゃなく、簡単な方法が存在します。
ある意味、言語において勉強してはダメであって、ある種のゲームだと思うことです。
ゲームを解いていく感覚、パズルを解いていく感覚です。
マイスキ式メソッドの全てのパートにて言えますが、
楽しんでゲームのように解いていってほしいのです。
勉強ではまったくないということですね。
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それでは、意識的に聞くとは、
いったいどういうことでしょうか?
基本的に、英語と日本語とではさっき話したように
周波数も違いますし、リズムも違います。
でも、それよりも非常に重要なものがあります。
それは、「情報の位置」です。
例えば、次の日本語と英文を見てください。
【日本語】
【英語】
昨日は、外食しま___。
I
※外食したの?しなかったの?
did not
eat out.
外食しませんでした。
まず、日本語で「昨日、外食しま―」と書きます。
まだわからないですよね?
昨日、この人は外食をしたのか?しなかったのか?
わからないですよね。これが、「昨日」がなかったとします。
そうすると、これから外食に行くのか、外食を済ませたのか、
現在か過去かもわからないですね。
「外食しません」となると、これからしないのだ、ということがわかります。
「でした」を足すと、過去のことなのかとわかります。
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このことからもわかるように、日本語の特徴は何か?
それは、後ろのほうに重要な情報が来ているということです。
ですから、日本語は誰でも最後まで聞かないとどうなったのかわかりません。
だからこそ、自然に無意識で最後のほうに集中して聞いているのです。
これは、私たちは、生まれてから今まで、最後のほうに集中するように、
自然に、無意識的に頭の中にインプットされています。
一方、英語でこれを書くとすると、「I did not」、つまり、「しませんでした」ですね。
外食というのは「eat out」というのですが(これは今、覚えなくてもいいです)、
「I did not eat out.」
要するに、最初の方ですでに過去のことだとわかります。日本語とはポジションが全
然違います。
つまり、英語では前の方に重要な情報が埋め込まれています。外国人のネイティブ
は、生まれて自然に、日本人が後ろに重きを置いたように、ネイティブも頭の方に重き
を置くようにインプットされてきたのです。
まず、ここが大きな違いです。
日本人の特徴的なことは、後ろに重きを置くように会話を聞いています。日本人は、
最後の単語だけが、ずっと頭に残っているというのが、本当に大の得意ですから、
英語の音も最後だけが聞けちゃうのです。
例えば、上記の英文に、「at the restaurant」を足すと、
この「restaurant」だけがずっと頭に残ってしまうでしょう。
また、「in Tokyo」を足すと、今度は「Tokyo」だけがずっと残ってしまいます。
笑い事じゃないのですが、上記の英語を流して、日本人に訳してくださいと言うと、
「東京が…」とか言うのです。これって、面白いですね。
このことからも、リスニングを上達させる上で
最も重要なことが、この流れを意識的に変えていくしかないということです。
もちろん、簡単に変わります。シンプルです。
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では、具体的には何をすればいいのか?
まず、頭の部分だけを聞きなさいということです。
英語の後ろの音は無視してください。というか、日本人は後ろを聞くのが大得意です
から、そこまで勉強しなくていいのです。
最初にやるべきことは、英語の音を聞く時に意識を前に持っていくために、
「最初の 3 語を聞き取ること」に徹することです。
英語では、重要な情報が前半で話されています。
それを認識しながらやっていく。現時点で意味なんて考えてはいけません。
このようにして、日本語のメカニズムを
英語のメカニズムに書き換えることが最初のステップであり、
これを私は“意識的ヒアリング”と呼んでいます。
その結果、本当の意味での英語耳の扉が開きます。
今までは日本語モードの脳を使って英語を聞いていました。
それが単にダメだっただけのことです。
何もあなたの耳が悪いとか、頭が悪いとか、才能がないとか、
そういうことではありません。
こんな風に学校の先生が教えてくれないわけですし、
今まで誰も言ってくれませんし、無意識のうちにず~っと英語の後ろを聞いて
癖がついてしまったわけですから、誰だって出来なくて当たり前です。
本当に簡単なことですが、これを無意識にできるようになるまで、
頭だけを聞くことに集中することで
だいぶ英語力やリスニング力は変わってきます。
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例えば、今までずっと海外ドラマや映画が聞けなくて悔しい想いをした人も、
最初の 3 語を聞く癖ができてくると、なぜか不思議なことに、
ネイティブの声が粘りつくように聞こえてきます。
「この最初のステップだけでも、海外ドラマが聞けるようになりました!」
といった色々なお手紙を頂いていますし、
最初は「Tokyo」しか聞けなかった人間が、聞けるようになるのですから、
そのまま流れに沿って、順番にステップを進めていけば、
自然に会話もできるようになるでしょう。
また、知らない単語も調べる必要はありません。
日本の英語教育では、リスニング=意味を理解しなさいという勉強をさせられますが、
単語など意味を理解するのは次のステップであって、
ここで意味を理解しようと思わないことです。
しっかりとこういうステップさえ踏めば、必ず誰でも聞けるようになります。
100 パーセント、断言してもいいです。
この法則で、意識的ヒアリングからはじめていけば、皆さん、英語習得の目的はいろ
いろあると思いますが、TOEIC や英検などそういったものも、気がつけばできるように
なっていくことになります。
基礎的なことがわかっていれば、リスニングなんて簡単なものです。
本来、わざわざ TOEIC 対策とか英検対策とかをやる必要はまったくありません。
TOEIC のためにやりたいとか、映画を字幕なしで観たいとか、英字新聞を読みたいと
かいろいろあると思いますが、英語を学びたいという中のどんなニーズの人でも、
まずはここからということです。
私は皆さんに基本的に勉強はさせたくないので、
まずは、単に楽しみながら、意識を頭に持っていくということだけを
やってほしいと思います。
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☑
☑
☑
頭で考えずに英語を話せますか?
浮かんだ映像を瞬時に言葉にできますか?
目の前の状況を英語で説明できますか?
従来の英語教育ではこれらを身につける訓練を一切教え
てくれません。ですが、この力があれば、確実に英語は
話せるようになります。そこで、話す力に変わる語彙、
文法、スピーキングの最短習得法をご紹介します。
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ここまでのマイスキ式メソッドで、リスニングをマスターしたら、次にやって頂きたいこと
があります。それは、耳から入ってきた英語を「和訳」=「文字化」するのではなく、
「イメージ化」(映像化)することです。
英語を日本語に和訳する人がいますが、脳で映像が出ない限り、
ネイティブのような英語は話せません。
例えば、「Car」と聞いても、「車」という文字には
しません。ネイティブなら、自分の乗っている車、
外車憧れの車、今ほしい車などの絵が
自然と頭に浮かんできます。
つまり、日本人は、ネイティブのように映像でとらえよ
うとしていないため、英語が話せないのです。
なぜ、映像でとらえると効果が出るかというと、
脳の 3 分の 1 が視覚野だからです。脳のほとんどは、
「視覚」で認識すると言われています。
五感の機能する割合は、視覚87%、聴覚7%、触覚
3%、嗅覚2%、味覚1%と言われているのです。
ということは、聴覚と視覚の連動力がネイティブの鍵となります。
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今でもよく、電車の中などで、単語帳を暗記して、
一生懸命覚えようとしている日本人をよく見かけます。
ですが、そのような記憶は短期記憶という脳の一部に
一瞬的に収まるものであって、
結局、1週間後には忘れている・・・
そのような経験をした方が多いのではないでしょうか?
それでも、また同じことを繰り返そうとする・・・
実は、私たち日本人は、義務教育である中学の3年間だけでも、
かなりの数の英単語に触れています。
それにもかかわらず、中学校で勉強し、記憶した英単語を、
おそらく、ほとんどの人は覚えていません。
つまり、これは従来のような勉強法で英単語を記憶しても、
全く意味がないということです。
それでは、どうすれば英単語を効率よく、
そして、忘れないように覚えることが出来るようになるのか?
その方法をこれからお教えします。
私が実際に誰よりも早く、そして 25000 語を覚えた方法です。天才でも何でもない、普
通、いやそれ以下の能力しか持っていない私でも出来た方法です。
英検1級やTOEIC満点を取るには、15000~20000語の単語力が必要と言われます。
それを単純に365日(1年)で割ると、一日に約55単語を記憶しないといけません。
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2 年間でマスターしようとしても、1 日約 23 個、3 年でも約 18 個を 1 日に習得して行く
必要があります。しかも、「忘れない」事がポイントです。
そんなことが単語帳を作って、一生懸命暗記して出来るとお考えですか?
天才じゃない限り、絶対無理です!
例えば、「覚えている2万5000語の単語を全て書き出しなさい」と言われても、
当然ですが私も書き出せません。
「書き出せない?」
はい、絶対に書き出せない自信があります!変な自信ですが・・・
極端に少なくして、100語と言われても、すぐには出てこないでしょう。
ですが、フラッシュバックの力を応用すれば「今は分からないけど、その英文や場面
に触れた瞬間に分かる」というふうに、記憶がよみがえります。
要するに、2万5000語の英語に触れた瞬間に「意味」「発音」「文脈」などが、
全てフラッシュバックするのです。
これは特殊な能力ではなく、「日本語を習得している日本人、誰でも習得出来る能力」
です。受験英語のように短期間で詰め込み、そして一瞬にして忘れる記憶とは全くの
正反対で、長期記憶と言う脳の奥深くのポケットに入れてあげる感覚です。
例えば、あなたにも忘れられない記憶が存在するはずです。初デートをした日、学生
時代に試合に敗れた時など・・・
それは覚えようとした記憶ではなく、多くの「刺激」が加わって
忘れられない長期記憶として、無意識に脳の奥底に収まっていたはずです。
-フラッシュバック
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それとは逆に、2010年1月20日の朝10時のニュースは何でしたか?
の質問に、特別な能力がない限り、100%の人が思い出せません。
- 通常の暗記
要するにフラッシュバック法とは、忘れられない記憶の内容は十人十色だけど、
極端でもない限り、「刺激」の度合いに余り差がない、共通の記憶方法なのです。
それらの記憶方法(刺激を与える)を英語の記憶に応用するには、
・音や文字の映像化やイメージ化(自分なりの映像が浮かんでくる)
・2重人格化(自分が経験したかのように、その主人公として英語をとらえる感覚)
この2つのコツが記憶するのに必要な「刺激」となります。その感覚を身につける方法
が、“すべての英文をかたまり”でとらえるという方法です。
単語単体を覚えるのではなく、英文のかたまりで吸収します。また、その場面にあた
かも自分がいる感覚でイメージするのです。
(暗記ではありませんので繰り返し記憶に吸収させていきます)
例えば、次のような例文があったとしましょう。
I was very tired because I worked too hard.
(今日は働き過ぎで疲れた)
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この英文から「tired」「worked」「hard」を抜き出して、文章を復元するのです。
この3語から元の英文をフラッシュバックさせることができましたか?
英文をイメージ化し、自分がその主人公(2重人格化)として英語をとらえる。
おそらく、最初はうまくできないかもしれませんが、それでも構いません。
その場合は、もう一度確認して、「自分なりのイメージ+二重人格化」を
脳の中に作ってください。
この方法が優れているのは、一度にたくさんの単語を記憶できるのは
もちろんのこと、単語を使う状況が把握できるというメリットがあります。
「tired(疲れた)」という単語は「work too hard(働き過ぎた)」、あるいは「work hard(一生
懸命働いた)」という時に使うんだなということが、感覚的に分かるのです。
このように、写真、文字、音声など五感をフルに使って、
イメージ化、二重人格化、かたまり単語としてのフラッシュバック法を行うことで、
従来の暗記とは 180 度違う形で、ネイティブのように話す力が身につきます。
相手の話しを聞くときには、
耳に聞こえてきた音が自然にかつ、無意識的にイメージに変換されます。
相手に話しをするときには、
脳の中に浮かんだ事や伝えたい事などの描いたイメージが言葉になって展開されて
いきます。
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リスニングも聞ける、パッと話したい語彙が頭に浮かぶようになった後は、英語の順
序ですらすら頭から出てくるように英語のアウトプット回路を作っていきます。
これまで私が指導した生徒の中にも、どうしてもリスニングができるようになっても、ア
ウトプットが上達しない人がいました。
なぜ、簡単に英語を話せる人と全く話せるようにならない人に分かれるのか?
結論は、“英語の語順感覚”が身についていないからです。
もちろん、語順感覚といっても、英文法を勉強するわけではありません。
むしろ、受験英語のような文法の勉強は絶対にやってはいけませんし、英語を話すの
に英文法なんて勉強しなくても自然に覚えられます。
その中身はすごく単純なのですが、
英文法もスピーキングも両方クリアしていくことになります。
特に、大人の脳には、既に日本語のメカニズムがインプットされています。
だからこそ、1 回壊さなくてはいけません。
日本人が英語を話す場合、頭で考えながら、しどろもどろになって話すというケースが
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あります。それを崩すことで、本当に英語もスッと出てくるようになるのです。
では、いったい、どんな方法なのか?
今の言語はSVO型とSOV型の大きく2つで区分されます。
世界の言語の90%がこれら二つのうちのどちらかに該当するのです。
まず、世界の言語の90%が大きく2種類に分かれると言われます。一つが、SOV型で
す。日本語がこれに当てはまります。もう1つは、SVO型です。英語が当てはまります。
(Sは主語、Oは目的語、Vは動詞です)
例えば、
私は みかんを 食べる。
S(主語) + O(目的語) + V(動詞)
S(主語)=「私は」,
O(目的語)=「みかんを」
V(動詞)=「食べる」
になります。これがSOV 型で日本語もそうです。日本語として「私は食べるみかんを」
というふうにはあまり言わないと思います。この形に当てはまります。
次に、 SVO 型があります。これを英語に置き換えると、
I eat an orange.
S(主語)+V(動詞) +
O(目的語)
S(主語)=「I」
V(動詞)=「eat」
O(目的語)=「an orange」
というSVO型の形になります。
つまり、日本語と英語では形が全く違うということです。
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©MYスキ英語
これは日本人だけが英語習得に苦労していると思っている方も多いかと思いますが、
ちょっと違います。そこの認識をちょっと変えていただきたいです。
SOV型にあてはまる世界の言語は他にもあります。
日本語
韓国語
英語
中国語
マレーシア語
ベトナム語 カンボジア語
ドイツ語
オランダ語
トルコ語
インド語
イラン語 など
フランス語
スペイン語 イタリア語 ポルトガル語 ギリシア語
タイ語
デンマーク語 スウェーデン語 ノルウェー語 ルーマニア語
ラオス語
など
韓国語、ドイツ語、オランダ語、トルコ語、インド語、イラン語なども、
このSOV型にあてはまります。
そういう方も、英語のようなSVO型の習得は難しいと言われます。
なので、韓国ドラマなどに出演する韓国人の俳優など、日本に来て、日本語をペラペ
ラ喋っているところをテレビで観ることも多いかと思いますが、簡単に韓国人が日本
語を話せる理由は、日本語と同じSOV型だからです。
要するに、同じ型なら、知っている単語を当てはめていくだけでいいわけです。
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欧米人が英語習得が早い一つの理由として、
この英語と同じSVO型にはめていく言語の国が多いからです。
スペイン語だったり、フランス語だったり、アジアでは中国語やタイ語、マレーシア語も
これに当てはまります。
実際に、私もこのことは経験しているのですが、海外に赴任していた時には、中国に
よく出張に行っていました。
「一回も海外に行っていない」
なのに、英語がペラペラという人がすごく多かったのです。単に当てはめるだけだと。
もちろん、細かいところは違いますが、基本はSVO型に当てはまるので、
単語さえ覚えれば出来るわけです。ただし、これだけではないですが、
特にこの違いをわかって欲しいためにご説明しました。
要するに、“語順が全く違う言語を私たちは覚えようとしている”ということです。
なので、多くの日本人なら英語を聞くときも話すときも、
脳の中が混乱するのは当たり前なんです。
しかし、残念ながらその結果、
私たち日本人は、“文法のお勉強”に走ってしまいます。
それが大きな間違いなのです。
×
本来、文法とは何ぞやと言ったときに、
今までの受験英語や勉強で覚えた内容とは、180度異なります。
実は、ネイティブになることを目的とした場合、文法とは「語順感覚」のことです。
ですから、やれ助動詞だ、やれ疑問詞だ、冠詞やらというような
お勉強をするのではありません。
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SVO型の前置詞、助動詞、疑問詞のところに当てはめる、
それに慣れることの方が重要なのです。
これをいくら勉強しても、この感覚にならなかったら全く意味がないわけで、
この感覚がないと、英語を聞く時にも障害が起こります。
さきほどの例文ですが、
「私はみかんを食べませんでした」
となったとします。食べませんでしたという否定形でも過去形でも、
日本語の場合は最後の部分です。これがSOV型の特徴で重要な事項が後ろにきて
います。(これはリスニングの話でもお伝えしました)
これが英語でどうなるかというと、
「 I
didn’t
eat an orange.」
という形で文の前半に来ています。リスニングでは、頭の方が大事だと説明しました
が、その理由がSOV 型とSVO 型でこんなに違うからです。
では、こういった英語の語順感覚に慣れていくには
どうすればいいのでしょうか?
そこで最も効果を発揮するのが、足し算方式です。
これは、約40年間ずっと教室の中で生徒に教えることだけに集
中し、魂を込め続ける70歳のウザワ先生の方式を大人向けにア
レンジさせていただいたものです。
彼女は、私自身が何度も何度も授業を見学させていただくほど尊
敬する先生で、生徒のためだけに一生を捧げてきた素晴らしい先
生です。
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34歳の時から近所の子供たちに英語を教え始めたのをきっかけに、
40年間で1万人以上のバイリンガルを生み出す過程で、常に直接生徒に教える中で
改良を重ね、世界で通じる、帰国子女とも異なる独特の英語を駆使してきました。
その主なものが足し算方式であって、
アウトプットする方法に、英文法も自然に覚えていくというやり方です。
そして、日本人の大人の多くが、何度やっても挫折してきたからこそ、
どうしてもこの理想的な方法を大人向けにして、紹介させて欲しいと
私は先生にお願いしました。
心の広いウザワ先生でしたので、私の想い、ビジョンに共感し、
どんどん広めて!っと、快く快諾してくれました。
非常に単純で簡単な方法です。
「え、こんなことで?」と思われるかもしれません。
ですが、1万人以上のネイティブスピーカーが生まれ、
私も目の当たりにしています。実際に授業も見ました。
後置詞、助動詞、疑問詞…、
そんなこと一切やらなくてもいいということです。
それでは、簡単にご紹介します。非常に簡単なのですが、何をやるのかというと、
「語順感覚=足し算していく」
これがキーワードです。英語の文法と日本語の文法の違いや語順、
順序を感覚的に身につけるのです。
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ただし、その際に盲点があります。
それは、知らない知識は、脳がスルーしてしまうということです。
だから聞き流しはダメですし、知らない単語はスルーするので
いつまで経っても頭に入ってきません。
だからこそ、何をやるかというと、
既にある日本語を使って“日本語回路を壊していくこと”です。
日本語を挟むことで何が起こるかというと、脳がスルーしなくなります。
知らない単語でも脳に引っかかってくるのです。
それを踏まえ、頭から足し算をしていきます。
例えば、
「When I go to school,」
日本語では、「私が学校に行く時,」ですね。
これは日本語の感覚で訳した形ですが、
これを足し算方式ではどういうふうに持っていくかというと、
「When」=~の時
「When I 」=私が~の時
という形で、「I」を足していきます。次の「go to」も足していきます。
「When I go to ~」=私が~へ行く時
このように足し算していき、最後の「school」も足して、
「When I go to school,」=私が学校へ行く時
という感じで完成です。
何をやっているかというと、このように足し算しながら読んでいくのです。
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©MYスキ英語
「When」→「~の時」→「When I」→「私が~の時」→「When I go to」
→「私が~へ行く時」→「When I go to school」→「私が学校へ行く時」
という形で全ての順序をしっかりと英語と日本語を繋げていくことで、
このSVOの感覚を学んでいくことです。
え、こんなものでと思われる方も多いかと思います。
でも、これこそが、このSVO型の感覚を身につけるのに本当に最適です。
これは実績が証明していますし、私の生徒にも実際やってもらっています。
私の息子にもやらせています。
ここで何が身につくかというと、今までリスニングする時に、
頭の中で「SOV型」で解釈していたのが、「SVO型」に変わっていくのです。
これは話す時も全く同じです。話す時も何が重要なのか、
何を頭に持ってくればいいのかという
ネイティブ感覚が身につきます。
そして、最後には日本語が外れてきます。ここでは短い文章でお伝えしましたが、
徐々に長め長めにやりながらその感覚を養っていくことです。
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©MYスキ英語
これが本当の意味での話せるようになるための英文法の学び方となります。
検証に検証を重ねて、実践の中で40年間積み上げてきた方法を
今回、大人向けにもできるようにアレンジさせていただきました。
もちろん、これを一人でやろうとすると、どれが正しいのか正しくないのかがわからな
いという方もいらっしゃるでしょう。
そういう方はマイスキのトレーニングの中で、
誰でも簡単に読むだけでできるように、フォーマットを
用意していますので、ぜひ、試してみてください。
特に、いままで文法が苦手とか、英語が口から出てこな
いとか、
リスニングが難しいと感じている方は、お手持ちの語学書などでも、
これをちょっと意識して見て下さい。意識するだけでも相当変わります。
今までのように日本語の回路で考えていた感覚が必ず変わってきます。
日本語回路を破壊するという感覚ですね。それを日本語を使ってやっていくことです。
当初の私は英語だけを使ってやろうとしていました。しかし、英語だけだと、
出来ない人は脳がスル―してしまって、挫折しやすく、それだけではダメでした。
それが、日本語を使って日本語脳を壊していくことで、
今の日本語回路で占められている脳には効果が出てくるわけです。
ブツブツ読んでいくだけで本当に簡単です。
頭から英文に沿って、ブツブツ言ってください。以上です。
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©MYスキ英語
さらに、もう1つ、英文法=語順感覚を身につけるクイズ形式の方法もご紹介しましょ
う。
語順感覚を身につける上で大切なことは、語順が間違っている
英語に触れた時に、いかに「違和感」を覚えるかです。
これまでS+V+O+C という文法書を片手に、
英文を解読していく「受験英語」を繰り返す人が多いのが
現実でした。
ですが、実際に話せるようになるためには、
解説を理解するのではなく、それを感覚で捉えることだけに
集中するのです。
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まず、私自身も、英文法の解説は全くできません…。
それでも英語ができるのは、“違和感”を感じることで、この単語の前後にはコレがくる、
など文法は勉強せずに、感覚だけで覚えているからです。
ただ、それだけです。
日本語でも、「て、に、を、は」という日本語文法を自然と感覚と違和感で覚えています
よね。なのに、英語になると、なぜか解説を読んで「頭」で理解しようと努力してしまっ
ています。
これって、無駄な努力です。
しかも短期記憶。すぐに忘れる習得法ですよね?
要は、違和感さえ感じられればいいだけのことです。
たったこれだけ。その方法が、次の並べ替えによるトレーニングです。
リスニング、リーディング、そしてスピーキングの時に、
頭の中で英文法を考えている日本人がほとんどです。
単語でつまるのは分かりますが、英文法が正しいか頭で考えながら
リスニングやスピーキングをするのは無駄の何者でもありません。
それくらい日本人の中には、“英文法”の勉強が染みついており、
英語上達の邪魔をしています。ネイティブですら、頭の中で「文法」のことなど
考えていません。ですから、文法はいちいち勉強しないことです。
先ずは、その発想から抜け出す。
その方法が、「並べ替え」によるトレーニングです。
英文法は、単純に考えれば、誰でもマスターできるくらい本当にシンプルなんです。
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そのことを証明するために、次の2つの例文を見てください。
① I will do my best.
② I will do best my.
あえて日本語に訳すと「一生懸命がんばります!」になりますが、この2つの例文を見
て、どちらかの英文に何らかの「違和感」を覚えませんか?
少しでも英語を勉強したことがある人なら、
②の「best my」は語順が違うのではないか?と思うはずです。
(実際、②の文章は間違っています)
語順を間違えた英語に触れた時に、いかに違和感を覚えるか?
これが大切なのです。具体的なトレーニングとして、
のように、ランダムに並べられた英文を正しい英文に並べ替えることです。
英文法などの解説書などは一切見てはいけません。
単に「違和感」を感じていくだけ。
何度も言いますが、実際に話せるようになるためには、
この語順感覚が重要なのです。
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最後はやっぱり話したいという夢があると思います。英語でカ
ッコよく思ったことを伝えられるようになりたいですよね。
実際に英語が使いこなせる人とは、紙レベルではなく、相手の
表情、会話の流れ、状況から自然にコミュニケーションが取れ
る人のことです。
そこで、独学でも総合的な英作文力・スピーキング力を養成し、
人に伝えられる力を身につける簡単メソッドをご紹介します。
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次はいよいよ、会話の実践力をつけるステップについてお伝えします。
おそらく、最後はやっぱり話したいという夢があると思います。英語でカッコよく思った
ことを伝えられるようになりたいですよね。
では、「英語をしゃべる能力」として一番大切な能力は何だと思いますか?
それは、「英語で説明する力」です。なぜ、「英語で説明する力」が必要なのかというと、
それは、会話は基本的に「説明」を主体にしているからです。
例えば、日本語で「昨日は何をしていましたか?」と聞かれたとしましょう。
おそらく、あなたは「昨日した行動などを思い出して、それを相手に説明しよう」という
思考回路が働くはずです。
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<人が話している時の思考回路>
昨日の行動を
思い出す
相手に
説明する
なぜ、こうした思考ができて、答え方ができるのかというと、それはあなたに日本語の
基礎能力、つまり、「ものごとを説明する力」が備わっているからです。
特に、日本人は英語をアウトプットすることが苦手なの
ですが、英会話やスピーキングを上達させるためには、
「ものごとを説明する能力」を英語でできるようになるだ
けです。
英会話はリスニングと説明の繰り返しといっても過言で
はありません。“常に自分が答える、説明する”。その感
覚を身につけることです。
このように、常に何かを説明する感覚を身につけることで、無意識に何が主語で、そ
してその次はどんな動詞がいいのか、前置詞はこれというように、どんどん口から出
始めるようになります。
私もこのアウトプット習得の時は、常に何かを口ずさんでいました。(周りから見れば、
“変人”です・・・)。そのようにして、歩いているだけで、super market とは?そのラーメ
ン屋さんは?など、目にするもの全て英語で説明できるようになりました。
では、どうすればいいのでしょうか?
その方法は、写真とヒントを見ながら、英文を考えるトレーニングです。
(重要点:常に、“説明”を意識する。そして、徐々に無意識にアウトプットしていく!)
そして、英文を考える場合、簡単なコツがあります。
最初に主語を明確にすることです。
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よく、英語は英語のまま理解して…というふうに言いますが、英語が話せるようになる
には、初心者や英語が苦手な人には難しいです。
英語を話そうとしたときに、何が頭の中にあるかというと、名詞や動詞とか思いつくも
のを結びつけて、どうにかして自分の言葉で表現すると思います。
ですが、日本人の欠点として、一番抜けているのは何かっていうと、主語なのです。
例えば、「攻めの時期だと思います」という会話文があって、
それを英語で言おうとした時に、
「え?これ、どういうふうにして英語にすればいいの?」となるかと思います。
そう、日本語の表現というのは、
主語がものすごく抜けているんですね。
よく自分たちの会話を聞いたりするとわかると思いますが、
友人の話を聞いて、主語は入ってないことって多いですよね。
でも、内容はわかっていますよね。
その一方で、英語というのは、基本的に会話の中に主語が入ります。
もちろん、入らない場合もあって、Non need, no need という形で、
「必要ないよ」と言うときにも全く主語がなかったり、そこに動詞がなかったりします。
ですが、基本的には「主語」があって、「動詞」が来るのが英語の感覚です。
ですから、「攻めの時期だと思います」を英語で言う場合、誰が主語なのかというのに
対して、私が思っていることなので、主語は「I」となり、最初にこの部分を絶対に明確
にするということが大切です。
そして、動詞は「思います」なので、「I think」となりますね。その後、攻めの時期の部
分は何と言うんだろうと。「~の時期」なので、「it's time to~」となります。
それでは、もう少し具体的に習得していくためのコツとしてお伝えすると、
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まずは、いきなり写真から英語が出てこない人は、日本語でその写真の状況を考え
てみます。
さきほどの文ですと、「攻めの時期だと思います」と日本語で浮かんだ場合、
そのまま考えると完全に主語が抜けている状態の英文を作りがちなので、
まずは主語が何かを考える。次に動詞は何かを考えます。
<英語を作る最初の手順>
主語が
何か考える
動詞が
何か考える
最初に SVO の順番で考えるということです。次に、「時期だと思います」は何と表現す
るのか。これらを自分なりに英語でまず書き出してください。
自分なりに何だろうと考えます。「I think time to attack ?」みたいな感じでもいいです。
その後に回答の一例を見て、正式な表現ではどんな英文があるのかを確認します。
そうすると、「I think…、お、it's が抜けてた。It's time to、お、attack というのはちょっと
口調が強いから、ここは get aggressive でいいんだ」など違いを認識することができま
す。
要するに、これで何がわかるのかというと、
自分がアウトプットをするときの弱点がわかります。
ひょっとしたら主語も抜けているかもしれない。「Think time to attack」、あ、it's、主語
が抜けてたなど、あ、自分はそこが不得意なんだということが、英語を表現するときに
弱点としてわかるのです。
そのようにして、それぞれの状況写真から、
間違ってもいいので、自分なりに考えられる英文を作る、アウトプットします。
① まず、日本語で考える(英語のままスッと自然に出てくる人は英語でOk)。
② 英文を作るときの注意点は主語がちゃんとあるのかを最初にチェックすること。
③ そして、その後に動詞がちゃんと来ているのかということをチェックすることです。
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日本語というのは、動詞が最後に来たり、主語がなかったり、もうめちゃくちゃです。
日本語は日本語で正しいのですが、そのままを頭を固くして英語に置き換えると、
めちゃくちゃな文章として考えてしまいます。
英語でも、主語がない文章があったり、動詞は最後に来るというふうに、日本人の感
覚では文法的に染み込まされています。それを解決することが非常に大切です。
そして、もう一つ重要なことがあります。それは、頭の中にある自分が表現したい文章
を、全て直訳してはダメだということです。
まずは次の日本語を英語に変えてみてください。
「足を運ぶ」⇒ _______
実は、この日本語を、
「足を運ぶ」→carry legs
と訳した方がいらっしゃいます。こんな英語はないのですが、自信満々にそのように
発した方がいるのです。この例文の答えは後ほど再登場しますので、今はここで止め
ておいて下さい。
受験英語にどっぷり浸かった日本人の中には、一般人が知らない専門用語の
英単語を知っていたり、たまにネイティブさえ知らない単語を
知っていることすらあったりします。
ですが、いざ英語を話すとなると、
簡単な英会話でも苦手に感じる方がたくさんいます。
なぜ、受験英語に精通していても、英会話が難しく感じるのでしょうか?
それは、どうしても“直訳”する癖があるというのが原因の一つです。
直訳すればするほど、英語が難しく、
まったく通じない英語に“変身”してしまうからです。
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前述にあった、“足を運ぶ”の例が、その典型的でした。
Carry legs.
何か、切断された足を運んでいる描写になり、怖い英語になってしまっています。
「足を運ぶ」の英語として正しいのは、単純に“行く”となります。
そう、英単語は「go」です。
これであれば、“足を運ぶ”という本来の意味を残したまま、簡単な日本語→GO という
英単語が浮かんできます。
この方法でのメリットは、“難しい”単語を使わなくても、
ちゃんとした英語として相手に伝える事が出来ることであり、
最大のメリットというのが分からない英単語でも、
他の分かる単語で説明しようとすることができるようになるということです。
どういうことかというと、例えば、「station」を簡単に説明すると、
the place where train s stop
など説明できます。仮に、あなたが Station(駅)という単語がわからないとしましょう。
それでも、違う言葉を使って表現できます。
The place where train stops = 電車が止まるところ
となるわけです。
このスキルこそ、“英語ができる”という人が持っている
能力です。分からない単語があっても、この能力があ
れば、会話が途切れずに、自分の意思を伝えることが
できます。
でも、多くの日本人は知らないうちに“直訳”してしまっています。
この弊害は取り払わないといけません。
脳を柔らかくすれば、簡単な回路ででも英語はできてしまうのです。
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私もこの思考回路を持つことで、
飛躍的に英語をアウトプットできる力が伸びていきました。
もちろん、英語にも、“大人らしい”表現がありますが、
まずは“易しい回路”ができてもいないのに
一生懸命、難しい熟語の本を読んだりしても、頭に入るはずがありません。
今まで読者が必死に勉強していた方法は、幼稚園児に
「最善を尽くす」という言葉をいいなさい!と言っているようなものです。
まずはこの思考回路が出来ないと、いくら先に進んでも意味がありません。
英語が話せない日本人こそ、
難しいものを簡単に言う癖をつけることが必要です。
ただ、単純に外国人と話すから英語がうまくなるわけじゃなく、
このようなトレーニングをしていかないと、アウトプットするのは非常に難しいでしょう。
本質は、この繰り返しです。
これだけで必ずスピーキング能力は上達します。
実際の進め方の例としては、
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のように、日常生活で起こるような写真から簡単な英文を作成します。
まずは主語。そして、動詞。直訳せずに簡単な言葉で表現すればいいのです。
わからない場合は、ここで始めて辞書を使います。和英辞典などを活用しながらトライ
することです。
写真からパッと英文が出てくるように
「癖づけ」することで会話でもスムーズに言葉が出るようになっていきます。
ここまで英語を話したい人のためのステップをご紹介しましたが、英字新聞や海外ニュースを普通
に読めるようになりたいとか、海外の情報にもアクセスしたい人などリーディング能力も上達させ
たいという方もいらっしゃるかと思います。
簡単にできるリーディング上達法(オーバーラップ法)については、マイスキのサービスの中でも、
リーディング・メソッドとそのトレーニングをご紹介していますのでそちらをご参照ください。(ちなみ
に 30 日間無料体験ができますので、その間に無料でノウハウだけでも得てください)
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おかげさまで、本当にたくさんの方が次々に英語革命を起
こしています。地位や、年齢、性別に関係ありません。
英語ができれば、世界中にチャンスが広がります。
そして、次はあなたの番です。ぜひ、一緒に楽しく身につけ
て、英語を習得した後の新しい人生を楽しみましょう。
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マイスキ式英語習得法の E-book を
最後までご覧いただきありがとうございました。
こうして皆さんにお会いできたこと、本当に嬉しく思います。
やっぱり、英語は楽しんでほしいのです。
絶対に勉強じゃないですし、
これから勉強という文字を頭から消してください。
それにもかかわらず、私は日本人の 9 割以上の人が
英語に苦しんでいるのが不思議でなりませんし、
その苦痛を取り除いてあげたいと心から思っています。
これまで何万人もの方に英語を勉強せずに楽しみながら
ネイティブになるための指導をさせていただきました。
今回、忙しい人にもスキマ時間でネイティブになるためのノウハウや手法を
提供することができたことは、世界で活躍する日本人ネイティブを増やしていくために
も、大事な一歩だと思っています。
これを機に「英語は楽しめばいいんだ!」と新鮮な気持ちで
再びスタートしていただければ、私にとって一番の収穫です。
(落ちこぼれの私でさえ出来ましたし、簡単なコツの差です)
これからも未来の子供達が、
将来本当にやりたいことが実現できるその環境を作ってあげたいし、
楽しんで英語が話せるメソッドを広めていきたいと思っています。
もし、私の方法でネイティブになっていただくと、
皆さんもそういうことができると思うのです。
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自分のやりたい事を実現しながら、社会貢献もできる。
グローバルな世界とつながり、素晴らしい活動に触れられる。
ぜひ、英語をマスターしたらそれをやっていただきたいです。
私の切なる願いです。私利私欲ではなく、そういう社会の実現を目指したく、
その貢献もしていただけたら、本当に嬉しく思います。
将来の日本の子どものたちのために、それをできる立場の人達がもっともっと増えて
ほしいなと思っています。そして、英語を使って、やりたいことをやれる日本人がたくさ
ん増えて、アジアの国々に負けないように、大いに世界で活躍して欲しいと思います。
英語で世界に日本の素晴らしさを発信して欲しい、日本に来る、外国人たちに、英語
でおもてなしをして欲しいと思います。
英語を活かして何がしたいのか―
それを想像しながら、一歩を踏み出してください。
一緒に楽しみながら、英語をマスターしましょう。
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本サービスでは、本書のメソッドを使って、
スキマ時間でネイティブになるプログラムを実施しています。
通常は有料ですが、その効果を実感して頂く為に、
現在30日間無料でトレーニングを受講できます。
もし、英語習得にお困りならお試しください。
簡単なので気軽にスタートできます。
【藤永丈司プロフィール】
何の対策もせずに初受験で TOEIC990(満点)、英検 1 級取得。小学校英語指導者資格、ニンテン
ドー3DS ソフト「TOEIC テスト超速トレーニング」スペシャルアドバイザー、芸能人への個別指
導、英会話・TOEIC 講座、企業研修、他多数。
自身の受験英語への疑問や登校拒否といった苦い体験から、文法や暗記などといった従来の学習
を 180 度違う角度から切りこみ、短期間で「英語回路」を身につけるメカニズムを発見。
10 年以上にわたる海外生活から、外国人の英語習得の早さと相対する日本人の遅さの違いを
同時に徹底的に解読・研究を繰り返すことで、日本人へ「英語回路」を植え付ける仕組みを解明。
日本人には日本人独自の習得方法があることを見出し、
母国語を自然に覚えるメカニズムに独自言語習得法と本来人間が持っている爆発的な潜在能力
を融合する事でその効果を確実なものとしている。
主な著書にベストセラーシリーズ累計 10 万部『
「超速」英語プログラム』『なぜ、留学生の 99%
は英語ができないのか?』他多数。現在、2020 年までに 5,000 人のネイティブスピーカーを輩出
し、英語を使って、世界で活躍できる日本人を後押しするというビジョンの実現に向けて、
初心者を短期間でネイティブにする最短ステップをプログラム化し、多くの日本人に伝導
している。
MYSUKI.JP
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