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業績好調! 化粧品事業の成長の秘訣

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業績好調! 化粧品事業の成長の秘訣
第99期 営業のご報告
2012年4月1日∼2013年3月31日
業績好調!
化粧品事業の成長の秘訣
デミ コスメティクスが30周年
○マルチナショナルカンパニーへの道 山田製薬株式会社
○TOPICS
○開発最前線 撥水撥油加工剤「NKガードSシリーズ」
○NICCAを支える大家族主義
事 業 概 況 のご 報 告
化学品事業 〈連 結 売 上 高・営 業 利 益 推 移〉
自動車関連が回復傾向
株主の皆様へ
海外ではインドネシアが好調に推移しましたが、中国華南地区の繊維市場減速により
日華化学グループは、企業活動を通じて、人々の暮らしを豊かにすることを使
命とし、株主様、お客様、社員、そして社会から信頼され選ばれる企業グループ
苦戦しました。国内では自動車産業の回復基調により、金属工業用薬剤が堅調に推
移しましたが、繊維加工薬剤や情報記録紙用薬剤等が低迷しました。その結果、売上
高は24,126 百万円、営業利益は992 百万円となりました。
を目指すことを企業理念に定めております。全社員がこの理念を共有し、実現に
売上高
22,912
向けて日々の事業活動に取り組んでおります。
24,831
24,499
24,126
1,076
992
営業利益
ここに第 99 期連結会計年度(2012 年 4 月1日∼2013 年 3 月31日)における
1,512
事業のご報告を申し上げます。
1,423
インドネシア好調
株主の皆様におかれましては、引き続き変わらぬご支援とご指導を賜り、末永
自動車関連薬剤の回復
くお付き合いいただきますようお願い申し上げます。
0
代表取締役社長
(百万円)
10年3月期
売上高
営業利益
11年3月期
12年3月期
中国景気後退
13年3月期
12 年 3月期
13 年 3月期
増減率
24,499
24,126
△1.5%
1,076
992
△7.8%
(百万円)
化粧品事業 〈連 結 売 上 高・営 業 利 益 推 移〉
2012年度(第99期)のご報告
拡販に取り組み好調を維持
当連結会計年度(2012年4月1日∼2013年3月31日)におけるわが国経済は、東日本大震災の復興事業等を背景とする緩やかな回復
美容業界はメーカー間の優勝劣敗が進む中、デミ コスメティクスは新規ヘアケア剤
を中心に拡販を行いました。イーラル等のマルチブランド化やデミコリアが好調に推移
の兆しに加え、新政権への期待から円高の是正、株価回復の動きが見られるものの、欧州を中心とした金融問題や新興国の景気減速への
したことにより、売上高は7,525 百万円、営業利益は1,898 百万円と好調に推移
懸念、近隣諸国との関係悪化、雇用不安など、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
しました。
こうした状況のもと、当社グループは化学品事業において、台湾や韓国の東アジア地区へ積極的な投資を行い、事業拡大や新規開拓を
7,525
6,522
売上高
5,949
行いました。化粧品事業においては、主力のデミ コスメティクスの拡販や新ブランドの積極的な事業展開を進めました。
5,688
1,898
また全社一体となった業務改革により大幅なコストダウンを実施しました。
営業利益
1,003
1,392
新規ヘアケア剤の拡販によりデミの好調維持
1,045
イーラルの積極的な事業展開
当期決算概況
連結売上高
31,651 百万円 2.0% 増
連結営業利益
1,659 百万円 59.0% 増
連結経常利益
1,797 百万円 63.0% 増
※前年同期比
1
0
セグメント別連結売上高
10年3月期
国内・海外売上高比率
化粧品事業
23.8%
11年3月期
12年3月期
デミコリアが好調
13年3月期
12 年 3月期
13 年 3月期
増減率
売上高
6,522
7,525
15.4%
営業利益
1,392
1,898
36.3%
(百万円)
(7,525百万円)
海外 41.7%
化学品事業
76.2%(24,126百万円)
(百万円)
国内58.3%
第100 期決算期変更のお知らせ
経営管理や説明責任の向上を目的として決算期を
「毎年
4月1日から翌年 3月31日まで」から「毎年 1月1日から12月31日まで」に変更いたします。
第100期(2013年12月期)の決算について、当社および3月決算の子会社は2013年4月1日から2013年12月31日まで
(9カ月間)
、
12月決算の子会社は2013 年 1月1日から2013 年 12月31日まで(12カ月間)の会計期間となります。
2
Nicca Challenge 2013
特集 デミ コスメティクスが30周年
増収増益、快走を続ける化 粧品事業。
その成長の秘訣と、今後の 布石を語る。
2013 年 3 月期決算で、売上高 75 億 2 千 5 百万円(前年同期比 15.4%増)
、
営業利益 18 億 9 千 8 百万円(同 36.3%増)と、いずれも過去最高を更新し
た化粧品事業。
「連結売上高 500 億円(2016 年)」を目指す日華化学の、強
力な牽引車としての役割を果たしています。現在の躍進を演出したキーマン・
龍村和久が、化粧品事業好調の要因と今後の経営展望について語ります。
ます。先細っていく市場で、サロンもいかに
以来 6 年経過した現在でもヒットを続ける、
子会社の山田製薬が販売する、通販専用
生き残るかが大きな関心事です。そこでとっ
ベストセラー商品となっています。
のスキンケア「アンサージュ」
もそのひとつ。
た戦略のひとつが、サロンから顧客へ販売
消費者ニーズを探るアンテナのような役割も
する「店頭販売品(以下店販品)
」の特化
果たしています。今後も第 4、第 5のブランド
集中です。業界で店販品を拡販する意識
を展開していく予定です。
が薄い中、当社とサロンが一緒になって店
販品戦略を展開することで新たな付加価
値商売になる。それからの数年間はヘアケ
代表取締役専務執行役員
化粧品部門長 兼 デミ コスメティクスカンパニー プレジデント 兼 化学品部門管掌
龍村 和久(たつむら かずひさ)
マーケットインへの
転換
ホームランバッター。これはサスティナビリ
を拾い、愚直に応えていく方法への転換で
ティ
(企業持続性)や、私が重要視してい
す。
るユーザーの マインドシェア
─部門長就任時のデミは?
※2
が低下す
て投資を集中させました。
ベストセラー商品「ウェーボ デザインキューブ」
多角化と多国化で、
売上高500億円を展望
─今後の対策と展望は?
マーケットインを推進する仕組みとしては、
昨年山田製薬より発売し、順調に売上を伸ばす「アンサージュ」
今後の展望として、2035 年には化粧品
現状好調とはいえ、先ほどお話した通り
事業単独で売上 500 億円、年率 7∼8%アッ
業界は成熟市場で、商品がコモディティ
プを想定しています。遠い未来に感じるかも
化
するなど決して楽観視できる状況で
しれませんが、私を含めデミ社員の多くが 20
るなどの問題があります。その原因を正せ
「顧客代表制度」
という商材に詳しいサロン
ば「プロダクトアウト 型」のモノづくりにあり
オーナー数名に商品開発会議に参加しても
した。少数精鋭のスタッフでタスクフォース
ました。研究主体で開発し、商品化した後
らい、市場ニーズを商品に反映する制度を
営業スタイルも変化させました。それが「ノ
はありません。対策として「マルチブランド
年後も現役で活躍しているはず。長期スパ
を編成し、様々な現状把握に取り組んだ中、
に営業が出口(=市場)を探して販売する。
つくりました。彼らはトレンドにも詳しく、何より
ミネートサロン戦略」です。当社で購買力や
化」を進めています。この業界は、目移りし
ンで将来を展望し社員とともに歩んでいく姿
私が最も注目したのが、それまでのデミの売
この方法は当たると大きいものの、中々当た
エンドユーザーに最も近い立場にいます。
店販品への意欲が高いサロンや、地域の
やすく嗜好性が強いのが特徴。明確な違
勢が企業として大切だと思います。同時に、
上カーブの不安定さでした(下図参照)。86
りません。私はシングルヒットで良いから確
そのためマーケットのニーズを明確に把握
フラッグシップであるサロンなどをノミネート
いのある複数のブランドを提示することで
この数字は極めて実現可能性の高いもの
年、2000 年にヘアカラー剤で大ヒット商品を
実に積み重ね、常に期待感を持たれる イ
できるようになり、商品のヒット率は格段にアッ
し、
リソースを集中して営業をかける。またノ
ユーザーの変化にも対応できます。
だと確信しています。
出しているものの、そのほかの時期はヒット
チロータイプ を目指そうとしました。それは
プしています。
ミネートサロンオーナーの良き相談相手にな
規模拡大のための具体的な戦略は「多
がほぼない。野球に例えるなら三振の多い
「マーケットイン※4 型」により、市場のニーズ
ることを至上命題としました。サロンオーナー
角化」
と
「多国化」です。多角化では、先ほ
とともに店販品販売を推進することでともに
どお話したマルチブランド戦略を進めるとと
Win-Winの関係を築くことができる。これら
もに、
デミコスメティクスをより明確で 尖った
が功を奏し、2005 年には2 割に満たなかっ
ブランドにしたいと考えています。多国化で
たノミネートサロンの売上比率が、3 年後に
はBRICS 諸国への進出を見据えて、市場
当時、化粧品事業は長い停滞期にありま
※3
※1
売上(単位 : 百万円)
8,000
7,000
ミレアムヒット
6,000
5,000
3,000
2005 年
龍村がデミ コスメティクス
カンパニー プレジデントに就任
2,000
1,000
サロンの
ビジネスパートナーへ
─美容業界の市場状況やニーズは?
以前より美容業界は少子化/人口減等
11
年
09
年
07
年
05
年
03
年
01
年
99
年
97
年
95
年
93
年
91
年
89
年
87
年
85
年
83
年
81
年
0
※1 特定の課題を達成するために一時的に設置される組織のこと
※2 特定のブランドまたは企業が、消費者の心の中でどの程度
好ましい地位を得ているかを比率の形で示したもの
※3 商品が先行した販売戦略。作り手の理論を優先させる方法
で、市場のニーズよりも商品の性能を上げることに注力する
※4 企業が商品の販売等を行う際、市場や顧客のニーズをくみ
取った上で事業に取り組む考え
デミカラーヒット
4,000
3
ア剤、スタイリング剤の店販品に軸足を移し
により縮小し、
さらに業界自体が成熟してい
昨年発売され、人気を集める「ユント」
※5
調査にも着手しました。今後、グローバル化
は5 割を超えたように、当社にとっての有力
な販売チャネルとなっています。
髪と頭皮のエイジングケア「イーラル」
これらマーケットインやノミネート戦略効果
その第一歩となったのが、ヘッドマッサー
の代表が「ウェーボ デザインキューブ」
とい
ジなどのメソッド(施術)を組み合わせたブラ
えるでしょう。発売当初立てていた年間 2
ンド「イーラル」です。当初の予定より大幅に
億円の売 上目標をわずか 1カ月で達 成。
前倒しして黒字化を達成できました。さらに
に向け生産拠点をどう配置していくのかが
課題となりますが、中長期的な視点で整備
していく考えです。
今後の展開にご期待ください。
※5 性能・品質・ブランド力などに差や違いが見られなくなること
4
マルチナショナルカンパニーへの道─ 国内関連会社編 山田製薬株式会社
Nicca Challenge 2013
創業100年を超える信頼と実績
受託メーカーとして高い製品開発力を発揮
デミ コスメティクス 30年のあゆみ
1982 年、自然で健康な髪こそ一番美しいとの考えから、
「髪を科学する」をコンセプトに、科学的な裏付けを持った化粧品を発売。
以来 30 年、躍進を続けるデミ コスメティクス。さまざまな取り組みとその成長の歴史をご紹介いたします。
1910年(明治43年)の創業以来、1世紀超にわたって化粧品・医薬品等※1 の受託製造(OEM※2)
メーカーと
して着実な歩みを続けてきました。1995年に日華化学グループに加入。高い技術力で、マルチブランド化を進め
るデミコスメティクスの事業戦略を力強くサポートしています。
※1:2010 年以降の新規の受託は、医薬品を除く化粧品・医薬部外品を中心に製造 ※2:OEM…相手先ブランド製造
事業年度
1981
1982
1983
1984
主な出来事
・初めての商品で、日本初の L.P.P.(天然複合アミノ酸)を複合した
「デミ ヘアケアシリーズ」を8月10日に発売、この日をデミの「誕生日」に
・デミのポスターがクリオ賞(世界三大広告賞)受賞
・パーマ剤を初上市「デミ ウェーブシリーズ」
デミ ヘアケアシリーズ
・デミ毛髪科学研究所竣工
1987
1988
・育毛剤「エクリナール トニック」発売
デミ毛髪科学研究所
ポリサージュ
マスコットキャラクター
・酸性ヘアカラー剤「デミカラー」を初上市、大ヒット
業界に 傷まないヘアカラー・トリートメント
「ポリサージュ」市場 を創出
─今後の展望は?
東京都荒川区で創業し、医薬品の製造販
ひとつはデミとの連携をさらに強化すること
売を始めました。太平洋戦争後、工場拡充の
で、ヘアケア製品、化粧品の商品企画・製品
ため埼玉県草加市へ移転。1977 年、漢方製
開発力をさらに磨くことです。これによって異業
剤会社と合併したのを機に本社および工場を
種から化粧品ビジネスに参入しようとされてい
城県かすみがうら市へと移し、当時としては
る企業様のODMニーズに応えます。このニー
国内有数の医薬品/医薬部外品工場として
ズは確実に増加しており、すでに幾つものプロ
操業を開始しました。その後は医薬品に加え、
ジェクトがスタートしています。また今後需要拡
医薬部外品ではインフルエンザ対策に有効と
・東京支店にテクニカルセンターを開設
10 億円達成
・
「デミ L.P.P. ヘアケアシリーズ」発売
1989
20 億円達成
デミ L.P.P.ヘアケアシリーズ
・10 周年記念ヘアケア「キラリ・フワリ」
1992
・
「ポリサージュ(デミカラー)」が業界意識改革賞を受賞(業界誌)
1993
・液状ヘアカラー剤「アルカンシェル」発売
1994
─会社・事業沿革を教えてください。
シャンプーやトリートメントなどヘアケア化粧品、
・アルカリ性ヘアカラー剤を初上市「デミアーバンカラー」
1991
10th
・パーマ剤「クオルトパーマ」発売、紙パック容器を採用
・ヘアカラー剤「ミレアム」発売、大ヒットとなる
2001
・ヘアカラー剤「ミレアム」のパッケージがグッドデザイン賞受賞
歯磨きなどオーラルケア分野の製品の開発・
カーには遵守が義務付けられている「GMP」
に供給していますが、今後は大手医薬品・医
製造を行っています。
30 億円達成
40 億円達成
・新ロゴタイプ導入 2002
ミレアム
・
「デミ コスメティクス」に名称変更
山田製薬内で多数のウェーボ デザインキューブが生産されている
20th
・卵殻膜を素材にしたパーマ剤「ウェーボ」発売
─1995 年、日華化学グループに加入しました。
・デミ ヘア サイエンス スクエア 東京開設
※講習やミーティングを行うコミュニケーションスペース
2005
・
『もっと、髪の話をしよう。』出版
デミ ヘア サイエンス スクエア 東京
※サロンとお客様を結ぶコミュニケーション入門書
・パーマ剤「ウェーボ」が近畿地方発明表彰支部長賞受賞
2007
・スタイリング剤「ウェーボ デザインキューブ」発売
2008
・ヘアケア「ヘアシーズンズ」発売
2009
・
「ウェーボ デザインキューブ」が日本パッケージデザイン大賞銀賞受賞
2010
ウェーボ デザインキューブ
2011
2012
・ナチュラル系ヘアケア「ユント」発売
・韓国に「デミコリア」を設立
70 億円達成
えています。
など守るべき数多くの事項があり、問題が生じ
2015 年度には売上高 26 億円、経常利益 3
れば厚生労働省から業務停止を命じられるこ
億 9 千万円の達成を目標としています。日華化
ともある厳しいものです。このGMP 基準の考
学の技術力・マーケティング力と、当社の医
えを取り入れた高度な製造・管理体制を整え
薬品に関する技術力とノウハウ。そのコラボ
ていること。また薬事法をはじめとする各種法
レーションによって、当社の新たな可能性が花
令に精通していること。そして医薬品や医薬
開こうとしています。今後のますますの発展に
部外品、毒物劇物、化粧品の製造販売に関
ご期待ください。
する各種ライセンスを有していることも、当社の
※ODM…発注先企業のブランドで販売される製品を
設計から製造まで行うこと
特長です。
当社は OEMメーカーとして、現在 300 種
じめ様々な企業様からの受託製造を行ってい
類近い OEM 製品を製造しています。
ます。デミのヒッ
ト商品「ウェーボ デザインキュー
大量生産に適した固定ラインが多いこの
ブ」の製造もそのひとつ。スキンケア製品「アン
業界の中で、多品種少量/変種変量生産
サージュ」の製造販売も手がけています。
をセールスポイントにしたいと考えています。
山田製薬株式会社
所在地 本社:東京都墨田区東駒形 1-14-1 アクアビル7F
霞ヶ浦工場: 城県かすみがうら市深谷 24-8
人 員 52 名(2013 年 3月現在)
創 業 1910 年(明治 43 年)
出資比率 100%
売 上 1,356 百万円(2013 年 3月期)
そのため自在に組み替えられる「移動式生
─御社の特長や強みは?
30th
ユント
認知度アップと需要喚起を図っていきたいと考
方法、設備、独立した品質管理部門の設置
部外品の2つの事業に特化し、
日華化学をは
60 億円達成
・中国に「デミ北京」を設立
療機器企業などとOEM /ODM で連携し、
る基準があります。原料の取り扱いから製造
─受託製造(OEM)
も特長の一つですね。
高度な品質管理体制
・スキャルプエイジングケア「ビオーブ」発売
(Good Manufacturing Practice)
と呼 ば れ
100%子会社となったのを機に化粧品と医薬
50 億円達成
・高級ヘアケア「フローディア」発売
そのひとつが「口腔ケア製品」です。現在も販
売元を通じて歯科ルートや老人福祉施設など
クオルトパーマ
2000
大が予測される介護分野にも着目しています。
わってきた技術とノウハウです。医薬品メー
・ヘアカラー剤「クオルトカラー」発売
・ナチュラル系ヘアケア「エコルセ」発売
周辺環境に配慮し、昨年導入された最新鋭の排水処理施設
される外皮消毒剤をはじめマウスウォッシュや
キラリ・フワリ
1995
ODM※ニーズに対応し販路を拡大
化粧品・医薬部外品に集中
・フランス J・モレル研究所との L.P.P.(天然複合アミノ酸)技術提携
・モナコ アセプタ社とA.N.P.(育毛エキス)の技術提携
1985
賢司
業績推移
・ニッカ コスメティクス(デミ化粧品)事業部設立
・スタイリング剤を初上市「デミ ヘアライブシリーズ」
山田製薬株式会社
代表取締役社長 中村
まず挙げられるのが、
「医薬品製造」に携
産ライン」の構築を現在推し進めており、他
社との差別化を図っています。今後もさらに
「フレキシブルな対応能力を備えた OEM 受
託工場を目指すことで、お客様のご要望に応
えていきます。
※業績推移は化粧品事業全体の数字です
5
6
T O P I C S 〈トピックス〉
ニッカKOREA(韓国)、
フッ素設備を増強
ニッカKOREAは本年、フッ素設備の増強を行いました。スポーツ衣料など繊維加
工用を中心としたフッ素事業の拡充を狙います。化粧品工場だった敷地に、年産
5,000∼8,000tのフッ素プラントを建設。3月4日には韓国儀式に則った厳かな竣工
式を開きました。翌日には韓国の嶺南大学総長、大邸(テグ)経済産業局長など約
100名を招き、お披露目が行われました。
開発最前線
アパレル・インテリア
トレンドの中の日華化学
繊維加工
スペシャリティケミカル
金属加工
機能性化学
ハウスホールド
コスメティクス
クリーニング
デミ コスメティクス
紙・パルプ
フッ素系撥水撥油加工剤 NKガードSシリーズ
環境配慮型製品
PFOAフリーで「撥水・撥油」機能を両立。
スポーツウェアなどの加工用途で、世界に販路を広げる。
マウンテンパーカーなど登山ウェアやスキーウェア、
テントや傘などの表面には水分を弾き、汚れも付
きにくくする加工が施されています。
この撥水撥油加工に多く用いられているのが「フッ素系」撥水撥
油加工剤
(以下撥剤)
。
日華化学も30年ほど前から製品化してきました。
しかしごく微量含有していた
PFOA
(ペルフルオロオクタン酸)
の人体への蓄積性が指摘されてから、PFOAフリーの撥水剤 開
発が各社で競われるようになりました。いち早く開発に成功した日華化学はその後も改良を続け、撥水
撥油ともに優れた性能を発揮するNKガードSシリーズを製品化。世界に販路を広げています。
上海の助剤展示展に出展
幅広く使われるフッ素化学製品
4月17∼19日、中国・上海世博展覧館で開催された展示会「中国国際染料工業
その化合物(フッ素化合物)は「熱や薬品に
展覧会&有機顔料・紡織化学品展覧会」に出展しました。日華化学は、
「Activate
強い」
「水や油をはじく」
「滑りやすい」
といった
最近の登山ウェアなどでは防水機能を高め
Your Life∼安全・環境・快適∼」
をテーマに、節水や工程改善を提案する製品を紹
特性を持ちます。この特性を生かして、衣料
るために、生地の表面に撥剤を塗布し、
さらに
市場では後者のニーズが増えつつあります。
「より高度な撥油性」の機能が求められる理
フッ素は地球上に多く存在する元素です。
介。今後も、日本の繊維用界面活性剤メーカーとして「中国と日本の架け橋」
を担うべ
く、安全・安心な繊維用工程薬剤・機能加工薬剤をグローバルに提供し続けます。
台湾日華化学が創立45周年
5月17日、
日華化学グループ初の海外子会社の台湾日華化学工業股
份有限公司が創立45周年を迎えたのを祝い、記念式典が行われました。
董事長でもある社長の江守の話に続き、来賓を代表して林知海氏
(徳亜樹脂董事長)が設立当時から現在にいたる成長過程を詳しく
由は、
「ウェアの高性能化」です。
品、アイロンやフライパンなどの日用品、建物
裏面には樹脂を塗布するという二重の加工が
の外壁塗装などの表面コーティングに幅広く
施されています。
ところがこの樹脂を塗布する
使われています。
段階で厄介な問題が起きるのです。
繊維の加工工程上、樹脂は工業用油で薄
PFOAの環境影響
(フッ素系ポリマー)
を溶液の水中に均一かつ
めて使用されているので、
その工業用油もはじ
ところが2000年になると、米国でこれらフッ
安定に乳化させる必要があります。これがうま
く、
より高度な撥油性能がないと繊維の 間か
素化学製品に含まれる PFOA(ペルフルオロ
くいかないと十分な撥水撥油機能や洗濯耐
ら樹脂が浸透し、下の写真のように生地の表
オクタン酸)の人体への蓄積性が問題視され
久性を得られないばかりか、繊維のゴワつきや
面に染み出してしまうのです。
こうした加工は繊
ることに。PFOAはフッ素系撥剤を製造すると
変色などのトラブルを引き起こします。
維加工の最後の工程で行われますから、
ここで
きにごく微量含有される物質であり、日華化学
日華化学は30年間のフッ素系撥剤の開発
のトラブルは製品を台無しにしてしまいます。
の製品にも含まれていました。
で蓄積されたノウハウを生かし、安全性が保証
PFOAは健康被害との関連性は報告され
されているポリマー骨格と界面活性剤(乳化
ていませんが、人体に摂取された場合、排出
剤)
を様々に組み合わせながらPFOAフリー撥
が遅いことから体内での蓄積が危惧されてい
剤の開発に取り組みました。
る化学物質です。こうしたことから米国環境保
護庁は2015年までにPFOAとその前駆体を
「撥水・撥油」両機能を満たす製品を
みが発表され、出席者一同はさらなる発展に向けて決意を新たにし
全廃する計画を発表。これを受けフッ素化学
開発は難航を極めました。PFOAを含有しな
ました。
製品メーカーは PFOAフリー 撥剤 の開発に
いタイプでは洗濯耐久性が落ち、生地の風合
こぞって乗り出したのです。
いもゴワついたものになったり、繊維への加工
当社では他社に先駆けてPFOAフリーであ
※フリーの定義は検出限界(5ppb)以下。
中に汚れが発生して繊維に付着するなどのト
りながら、高度な撥油性を持つS-750の開発
ラブルも続出。開発スタッフは実際に製品を
に成功。お客様より、高い評価を得ています。
使う取引先の工場に出向き、実機を用いて製
NKガードSシリーズは、環境/人体への安
撥剤は繊維の表面に均一に塗布し、フッ素
品の改良を重ねるなどの努力を続けました。こ
全性と高付加価値・高機能なものづくりを目
成分を分子レベルで規則正しく並ばせ繊維と
うして工場での試験を許可していただくなどお
指すアパレル・スポーツウェアメーカーから注目
結合させねばなりません。そのためフッ素成分
客様先の協力もあって、撥水・撥油両機能を
を集め、国内のみならず海外からも問い合わせ
備えたNKガードSシリーズが誕生したのです。
が相次いでいます。
「PFOA規制」
というピンチ
語りました。また部門の責任者より、現在から将来へ向けての取り組
eco japan cupで三井住友銀行賞を受賞
環境省、国土交通省等が主催のエコビジネスの芽を見つけ、育てるコンテスト
「eco
japan cup 2012」プランのオーディションが、1月21日に開かれました。日華化学の関
係会社・海月研究所の「未使用クラゲ廃棄物の高度利用による資源化」が三井住友
銀行賞を受賞しました。
※写真中央:株式会社海月研究所 馬場崇行氏
※
界面活性技術で代替技術を開発
■フッ素の撥水・撥油イメージ
撥水・撥油成分 フッ素成分
フッ素樹脂
樹脂が漏れている状態
樹脂が漏れていない状態
〈生地表面:200倍撮影〉
を技術力で乗り越え、新市場開拓というチャン
新たなマーケットを開拓
繊維
7
繊維事業部
研究開発部
企画開発グループ
織田 拡
繊維事業部
研究開発部
企画開発グループ
主席 奥村勝也
スに変えることができました。
開発はさらに続きます。繊維用撥剤市場に
現在はPFOAをまったく含有しない撥剤の
は、日常生活上の「撥水撥油」機能を満たせ
開発に力を入れています。今後も環境により
ばよい分野と、
「より高度な撥油性」
を要求さ
良い製品作りを目指し、開発に取り組んでまい
れる分野があります。
ります。ご期待ください。
この記事は日華化学ホームページでもご覧いただけます。www.nicca.co.jp 8
財務の状況
連結財務諸表
個別財務諸表
連結貸借対照表
(単位:百万円)
(単位:百万円)
科 目
当期
前期
17,691
2,781
7,726
2,794
595
2,573
1,260
△41
19,404
16,600
6,796
2,060
6,274
1,467
806
1,997
18,398
4,373
7,599
2,612
593
2,517
734
△31
17,129
14,644
5,096
1,964
6,034
1,547
511
1,973
△706
37,095
35,527
1,568
増減
(2013年3月31日現在)(2012年3月31日現在)
(資産の部)
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
商品及び製品
仕掛品
原材料及び貯蔵品
その他
貸倒引当金
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物
(純額)
機械装置及び運搬具(純額)
土 地
その他
(純額)
無形固定資産
投資その他の資産
資産合計
連結損益計算書
科 目
負債合計
(純資産の部)
株主資本
その他包括利益累計額
少数株主持分
295
23
前期
当期
売上高
売上原価
売上総利益
販管費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金等調整前当期純利益
法人税等
少数株主損益調整前当期純利益
少数株主利益
当期純利益
31,651
20,739
10,911
9,252
1,659
423
284
1,797
6
45
1,758
471
1,287
26
1,260
31,021
20,861
10,160
9,117
1,043
406
347
1,103
10
121
991
355
636
141
494
23,992
△879
12,585
△2,694
1,644
1,084
1,162
201
純資産合計
13,982
11,534
2,447
負債純資産合計
37,095
35,527
1,568
資産合計
当期
前期
2,964
△2,642
△2,335
2,627
1,365
△2,306
2,764
4,268
10,127
356
5,386
1,725
332
923
1,400
△0
18,819
9,788
3,588
1,345
4,598
255
380
8,650
29,023
28,946
(単位:百万円)
増減
科 目
99
△334
負債合計
(純資産の部)
株主資本
評価・換算差額等
295
138
77
前期
10,746
2,701
5,791
338
460
1,455
7,810
4,872
2,121
816
9,782
3,201
5,030
38
370
1,141
9,749
6,817
2,150
781
18,556
19,531
△975
10,357
109
9,333
81
1,023
28
増減
(2013年3月31日現在)(2012年3月31日現在)
(負債の部)
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
未払法人税等
賞与引当金
その他
固定負債
長期借入金
退職給付引当金
その他
△22
当期
964
△1,939
純資産合計
10,467
9,414
1,052
負債純資産合計
29,023
28,946
77
(単位:百万円)
前期
(2012年4月1日∼
(2011年4月1日∼
2013年3月31日) 2012年3月31日)
売上高
売上原価
売上総利益
販管費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税引前当期純利益
法人税等 当期純利益
経常利益(連結)
22,300
14,162
8,137
7,002
1,135
652
202
1,586
0
13
1,573
372
1,200
21,926
14,701
7,224
6,975
249
465
223
492
0
118
373
209
164
増減
374
△538
913
26
886
186
△20
1,093
0
△105
1,199
163
1,035
株式の状況(2013年3月31日現在)
所有者別分布状況
経常利益の増加を主要因として、前年同期比154.9%増の12億
6千万円となりました。
増減
10,104
259
5,293
1,750
347
873
1,580
△0
18,919
9,453
3,422
1,205
4,598
227
676
8,789
当期
科 目
東日本大震災からの経済回復、新政権による円高の是正の兆
しが見られる中、化粧品事業の新商品拡販や社内全体で収益
改善を進めたことにより、前年同期比63.0%増の17億9千7百
万円となりました。
(単位:百万円)
前期
損益計算書
化学品事業は、海外ではインドネシアが好調に推移。国内では
自動車産業の回復が見られました。化粧品事業は、「ビオーブ」
を中心としたヘアケア剤やイーラルの新商品「コク」シリーズ
が好調に推移しました。この結果、前年同期比2.0%増の316
億5千1百万円となりました。
629
△121
751
135
615
16
△62
694
△4
△76
766
115
650
△115
766
(2012年4月1日∼
(2011年4月1日∼
2013年3月31日) 2012年3月31日)
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
23,113
△1,639
当期
(2013年3月31日現在)(2012年3月31日現在)
(資産の部)
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
商品及び製品
仕掛品
原材料及び貯蔵品
その他
貸倒引当金
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物
(純額)
機械装置及び運搬具(純額)
土 地
その他
(純額)
無形固定資産
投資その他の資産
760
当期純利益(連結)
連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)
区 分
13,436
3,827
7,622
117
397
1,472
10,556
7,486
2,242
827
(単位:百万円)
科 目
売上高(連結)
増減
(2012年4月1日∼
(2011年4月1日∼
2013年3月31日) 2012年3月31日)
14,196
3,436
7,742
479
490
2,048
8,917
5,810
2,217
889
貸借対照表
増減
13,669
△1,532
1,845
(単位:百万円)
科 目
前期
(2013年3月31日現在)(2012年3月31日現在)
(負債の部)
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
未払法人税等
賞与引当金
その他
固定負債
長期借入金
退職給付引当金
その他
2,275
1,955
当期
その他
株価の推移
株価
(円)
700
0.8%
600
1,599
△335
△5,099
△1,640
500
400
●財務指標
■ 連結 ■ 単体
売上高の推移
(単位:百万円)
第97期
22,536
2011年3月期
第98期
21,926
2012年3月期
第99期
22,300
2013年3月期
0
30,809
31,021
31,651
経常利益の推移
(単位:百万円)
第97期
499
2011年3月期
第98期
837
2011年3月期
5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000
第98期
0
500
1,000
164
2012年3月期
1,797
1,586
第99期
2013年3月期
1,500
(単位:百万円)
266
279
第97期
1,103
492
2012年3月期
当期純利益の推移
46.4%
494
発行済株式総数
17,710,000 株
個人・その他
46.7%
0
300
600
900
1,200
株主資本当期利益率
(ROE)
の推移
15円16銭
15円89銭
第97期
2011年3月期
第98期
9円37銭
2012年3月期
28円11銭
第98期
71円65銭
68円22銭
第99期
2013年3月期
0
9
20
40
60
80
5.0%
1.8%
2012年3月期
第97期
第98期
11.4%
12.2%
2013年3月期
0
2
4
6
8
10
12
14
3.2%
5.0%
5.5%
2013年3月期
1
2
300
0
10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3(月)
2010
第99期
0
200
出来高
2011
2012
2013(年)
2.6%
1.7%
2012年3月期
第99期
100
1.8%
2011年3月期
300
高値
安値
金融機関
総資本経常利益率
(ROA)
の推移
2.6%
3.0%
第97期
2011年3月期
終値
100
1,500
6.1%
1株当たり当期純利益の推移
出来高
(千株)
400
200
1,260
1,200
第99期
2013年3月期
2,000
その他国内法人
3
4
5
6
連結対象会社
山田製薬株式会社
コスメラボ株式会社
持分法適用会社
DEMI (BEIJING) INTERNATIONAL
TRADING CO.,LTD.
ニッカ KOREA CO., LTD.
浙江日華化学有限公司
ニッカ U.S.A., INC.
台湾日華化学工業股 有限公司
イーラル株式会社
香港日華化学有限公司
PT.インドネシアニッカケミカルズ
STC ニッカ CO., LTD.
日華化学研発
(上海)
有限公司
DEMI KOREA CO., LTD.
ニッカ VIETNAM CO., LTD.
広州日華化学有限公司
ローディア日華株式会社
10
日華化学を支える大家族主義
ニッカ華の会
ニッカ華の会とは、当社のOB・OG会で、現在約200名が在籍しています。固い絆で
結ばれたOB・OGたちが、会社の発展を願い、自主的に様々な活動に取り組んでいま
す。総会・親睦会での役員との意見交換や、海外関係会社の訪問を通して日華化学の
歴史や精神の継承を行うなど、当社が目指す大家族主義を柱とする
「マルチナショナル
カンパニー」への風土醸成にも貢献しています。
5月31日には、第27回 ニッカ華の会総会が行われ、互いの交流を深め合いました。
2012年11月にはSTC ニッカ
(タイ)
を訪問
新商品情報
男性用の「イーラル オム」
ノンアルカリカラー「エトレ」
イーラルは、男性特有の頭皮の悩みにトー
2月、デミ コスメティクスはキレイな発色と
デミ コスメティクスは、スキャルプエイジン
タルでアプローチしていくスカルプケアライン
ツヤを叶え、お客様の髪にストレスを与えな
グケア「ビオーブ」から炭酸ガスを配合したス
「イーラル オム」
を2月に発売しました。
「細毛
いノンアルカリ(弱酸性)カラー「アソート ア
プレータイプの頭皮用美容液「フォルスナリ
化・抜け毛」や「ニオイ」など複合的な悩みを
リア エトレ」を発売しました。弱酸性でトリー
シング ジェット」
を5月に発売しました。植物由
抱える男性のためのラインです。頭皮環境を
トメント成分を配合し、髪にツヤやなめらかさ
来成分が頭皮環境を整え、加齢に伴い細く
整えるだけでなく、健康でしっかりとした髪へ
を与え、継続してヘアカラーが楽しめます。
ボリュームのなくなってきた髪にハリ・コシを与
導き、ニオイの発生を抑えます。
会社概要(2013年3月31日現在)
号 日華化学株式会社
商
本社所在地 福井県福井市文京4丁目23-1
創
資
「ビオーブ」新アイテム
本
えます。
株主メモ
事 業 年 度 毎年1月1日から12月31日まで
定時株主総会 毎年3月下旬 立 1941年9月15日
基
金 2,898,545,000円
※2013年6月25日開催の第99期定時株主総会において定款一部変更を決議し、事業年度が上記の通りに変更となりました。
※第100期事業年度の中間配当基準日は2013年9月30日となります。
従 業 員 数 1,172名(連結)533名(個別)
準
日 定時株主総会・期末配当 毎年12月31日/中間配当 毎年6月30日
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内1丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社
郵便物送付先 〒168-0063 東京都杉並区和泉2丁目8-4 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(電話照会先)電話 0120-782-031(フリーダイヤル)
取次事務は三井住友信託銀行株式会社の本店および全国各支店で行っております。
・住所変更、単元未満株式の買取・買増等のお申出先について
株主様の口座のある証券会社にお申出ください。なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設されました株主様は、特
別口座の口座管理機関である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。
・未払配当金の支払について
株主名簿管理人である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。
第99期 営業のご報告
業績好調!
化粧品事業の成長の秘訣
デミ コスメティクスが30周年
○マルチナショナルカンパニーへの道 山田製薬株式会社
○TOPICS
○開発最前線 撥水撥油加工剤「NKガードSシリーズ」
○NICCAを支える大家族主義
❹
❸
❻
表紙解説
❶山田製薬の製造タンク
❷NKガードSシリーズ開発風景
❸デミ コスメティクスの広報スタッフ
❷
❹山田製薬で製造される
❺ ウェーボ デザインキューブ
❺1988年に発売された
デミL.P.P.ヘアケアシリーズ
❼
❻NKガードSシリーズの開発メンバーチーム
❼山田製薬の排水処理施設
2012年4月1日∼2013年3月31日
❶
●本社・総合研究所・デミ毛髪科学研究所・化粧品製造所/〒910-8670 福井市文京4丁目23-1 TEL(0776)24-0213(代)
●支店/大阪・東京・名古屋・北陸 ●営業所/福岡・仙台 ●工場/ 江・関東・鹿島
● 江物流センター ●デミ ヘア サイエンス スクエア東京・大阪・名古屋
[国内関係会社]山田製薬株式会社 コスメラボ株式会社 イーラル株式会社 株式会社ニッコー化学研究所
江守エンジニアリング株式会社 ローディア日華株式会社 株式会社海月研究所
[海外関係会社]日華化学研発
(上海)
有限公司 DEMI
(BEIJING)INTERNATIONAL TRADING CO., LTD. 香港日華化学有限公司
DEMI KOREA CO.,LTD. ニッカ KOREA CO., LTD. ニッカ U.S.A., INC. PT.インドネシアニッカケミカルズ
ニッカ VIETNAM CO., LTD. 浙江日華化学有限公司 台湾日華化学工業股份有限公司 STC ニッカ CO., LTD.
広州日華化学有限公司 徳亜樹脂股份有限公司
●発行/日華化学株式会社 人事総務部 ●発行月/2013年6月 通算24号 ●制作/株式会社橋本確文堂
植物油インキを使用し、環境にやさしい
「水なし印刷」を採用しました。
2600
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