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概要2 (pdf: 1.7 MB)
平成26年5月13日 平成25年度(第15期)決算について 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)の平成25年度(第15期) 決算について、別添のとおりお知らせします。 (別 添) 1. 事業の概況 2. 比較貸借対照表 3. 比較損益計算書 4. 株主資本等変動計算書 5. 営業実績 6. 比較キャッシュ・フロー計算書 7. 役員の異動 【本件に関する問い合わせ先】 財務部 会計部門 河守・櫻井 TEL:03-5359-3331 E-Mail:[email protected] 1.事業の概況 当事業年度における世界経済は、米国が堅調に推移し、欧州にも持ち直しの兆しが見ら れたものの、中国などの新興国経済の減速により、総じて成長は緩やかなものとなりまし た。わが国経済は、政府などの政策効果などを背景として、内需を中心に緩やかな回復が 続きました。 情報通信市場においては、ブロードバンド化・グローバル化の進展、固定と移動の融合、 クラウドコンピューティング(※1)やテレビのスマート化の進展、スマートフォン・タブ レット型端末等の高速無線・Wi-Fi(※2)対応端末の浸透、無料の通話やメッセージ 通信を実現するアプリケーションの普及等により、従来の枠組みを超えた構造変化が進展 しております。 地域通信市場においても、光化を中心としたブロードバンドサービスでの設備競争およ びサービス競争の激化に加え、多様な無線端末を利用した新たなサービスの拡大、それに 伴うお客様の利用用途の多様化、データ通信量の増加によるオフロード(※3)ニーズの伸 長など、大きく変化しております。 当社は、このような厳しくかつ激変する事業環境の中で、情報通信産業の責任ある担い 手として、各種法令および社会規範の遵守はもとより、公正競争条件の厳格な確保に努め るとともに、経営基盤の安定・強化を図りつつ、良質かつ安定的なユニバーサルサービス の提供、大規模自然災害等の際の迅速な復旧をはじめとした社会的インフラとしての信頼 性の確保に努めてきました。 また、平成 24 年 11 月に日本電信電話株式会社が策定したNTTグループ中期経営戦略 「新たなステージを目指して」の実現に向け、新しいサービス・商品の提供ならびにお客 様にとって“使いやすい” ・ “より長くご利用いただける”料金メニューの提供等を通じて、 ブロードバンド・ユビキタス環境の充実と光アクセスサービスの利用層拡大に努めてきま した。 ① 光・IP系サービス推進に向けた取り組み ブロードバンドサービスにおける競争が激化する中、「フレッツ光」(※4)の普及拡大や 継続利用の促進、また、Wi-Fi対応端末をご利用中のお客様ニーズへの対応に向けて、 新たなサービスの提供を開始しました。 「フレッツ光」については、平成 13 年の「Bフレッツ」提供開始以来、サービスの高速 -1- 化・低廉化やラインナップの拡充、各事業者様とのアライアンス等に積極的に取り組むこと で光の利用シーンの拡大に努め、平成 25 年 10 月 12 日に 1,000 万契約を突破しました。 ⅰ.新たに「フレッツ光」をご契約いただくお客様を対象とした過去最大級の割引キャンペ ーン「思いっきり割」については、平成 24 年 12 月の開始以降、平成 26 年 1 月末まで継 続実施するとともに、平成 25 年 10 月以降については、「フレッツ 光ライト ファミリー タイプ」を対象サービスに追加しました。 加えて、単身世帯の家族間コミュニケーションを支援する取り組みとして、 「フレッツ 光」の請求グループ毎に月額利用料金を割引く「単身&かぞく応援割」の提供を開始しま した。 また、法人のお客様ニーズにお応えするため、通信が混み合っている場合でも安定的 な通信を可能とし、高速・高品質な通信を実現する帯域優先型の「フレッツ光」の新サー ビス「フレッツ 光ネクスト プライオ」の提供を一部地域で開始しました。 ⅱ.スマートテレビの普及に向けては、株式会社T-MEDIAホールディングス様が提供 する映像配信サービス「TSUTAYA TV」(※5)を、当社の「フレッツ光」を通じて ご利用できるスマートテレビ端末「TSUTAYA Stick」(※6)の提供を開始しまし た。これにより、自宅のテレビでお好みの映画やドラマ等がインターネットを通じ手軽に 視聴できるようになりました。 ⅲ.パソコン・スマートフォン・タブレット等に保存した写真・動画等の各種データをイン ターネット経由でオンラインストレージ(※7)に保存・共有したり、データを予め設定 した周期で自動バックアップする「フレッツ・あずけ~る」の提供を開始しました。これ により、屋内外のWi-Fi等を経由し、外出先のモバイル端末からも保管データの共 有・閲覧ができるようになるなど、利便性向上を推進しました。 ⅳ.店舗向けクラウドサービスとして、レジ売上管理や会計をタブレット活用により実現す るタブレットPOS(※8)サービス「ラクレジ」の提供を開始しました。これにより、 これまでの据え置き型POSレジ専用端末に比べ低価格・省スペースでPOS導入ができ るようになり、加えてタブレットならではの直感的な操作性も実現するなど、利便性向上 を推進しました。 また、多様なPOP広告(※9)の展開を支援するデジタルサイネージサービスとして、 映像・画像を活用したコンテンツや情報が、タブレットにタイムリーに表示できる「ラク POPボード」の提供を開始しました。 -2- ⅴ.スマートフォン・タブレット等の普及を受け、山梨・東北全域の自治体や官庁等と協同 し、観光地や商業地において外国人観光客にも対応したWi-Fi環境を整備しました。 これにより、観光施設や店舗・宿泊施設が発信する情報を外国人観光客等が入手できるよ うにするなど、利便性向上を推進しました。また、株式会社リクルートライフスタイル様 と協力し、日本有数の観光地である箱根において観光客向けに無料アプリ「たびな~び 箱 根」をトライアル展開しました。ジオフェンス機能(※10)により観光客は自分のいる場 所に応じた観光情報や特典をスマートフォンを用いて自動取得でき、旅のプランやすきま 時間がより充実する新しい旅の楽しみ方ができるようになりました。一方、観光地や店舗 にとっては、観光客を店舗・宿まで誘導できるなど、新しい誘客の仕組みを実現しました。 ⅵ.インターネットを通じた買い物が日常生活に浸透してきたことを受け、幅広い年代の方 が安心・便利にネットショッピングをご利用できる「フレッツ光おトクマーケット」を「フ レッツ光」ご利用のお客様を対象とした会員制プログラム「フレッツ光メンバーズクラブ」 のサイト内に開設しました。これにより、会員のお客様は、協賛企業様が提供する日常生 活に関わる商品を特別価格やお得な特典付きで購入できるようになり、また、当社のオペ レーターが購入支援等をサポートすることで、初心者も安心してネットショッピングをご 利用できるようになりました。 ② ソリューションビジネスの取り組み 自治体・医療・教育等の分野に対し、業界の特性や動向を踏まえた業界特化型のソリュ ーションを中心に、ICT(※11)利活用の推進により地域のお客様に喜んでいただける よう、営業活動を展開しました。 ⅰ.自治体等の分野については、大規模災害時等に職員等の安否状況が確認できる「Biz ひ かりクラウド 安否確認サービス」の提供を開始しました。本サービスは、東日本大震災 発生時の大量アクセスなどにも安定稼動した実績あるアプリケーションを採用するとと もに、震度6強の地震に耐えうる当社データセンターに設置した Biz ひかりクラウド基盤 から提供することで、大規模災害時も安否確認や緊急連絡が安心して行えるようになりま した。 ⅱ.医療分野については、患者の治療を病院・診療所間で一体的に行う地域医療連携が重 要になってきていることを踏まえ、診療所向けの電子カルテサービス「Biz ひかりクラ ウド Future Clinic 21 ワープ」の提供を開始しました。これにより、初期導入費用を 抑えつつ、手書き感覚の自由な操作性で簡単に電子カルテをご利用できるようになりま -3- した。加えて、電子カルテデータをデータセンターで一元管理・保管することで災害対 策や危機管理上の備えになるなど、診療所等の利便性向上を推進しました。 ⅲ.教育分野については、小中学校の教職員が行う膨大な校務事務の負担軽減に向け、以 前より校務支援システムの導入、運用および保守をトータルでサポートしてきましたが、 ご利用いただいたお客様からの要望を踏まえ、小中学校向け校務支援サービス(※12) 「Biz ひかりクラウド おまかせ校務」の提供を開始しました。校務支援サービスをク ラウド型で提供することにより、初期導入費用の低廉化、システム納期の短縮化を実現 し、より手軽にサービスをご利用できるようになりました。 また、大学分野で基幹システムとして使用されている学務システム(※13)について は、システム運用の負担軽減、コスト削減、BCP対策の観点からクラウド化へのニー ズが高まっており、当社はその実現に向けて、学務システム主要ベンダーである日本シ ステム技術株式会社様、株式会社システムディ様、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 九州様の3社と、クラウド化推進を目的とした協業に合意しました。 ⅳ.中堅中小企業向けサポートサービス「オフィスまるごとサポート」の新たなラインナ ップとして、 「フレッツ光」以外のインターネット接続回線をご利用のお客様向けに「IT サポート type I」を、複合機をご利用のお客様向けに「複合機おまかせサポート」の 提供を開始しました。 ③ 事業運営体制の状況 事業運営体制については、急速に変化する市場環境・経営環境に対応し、タイムリーか つお客様ニーズに即したサービス提供や新たなビジネス市場の創出、更なる効率的な事業 運営等を推進するため、平成 25 年 7 月に本社組織の見直しを行いました。 見直しの主な内容としては、急速な環境変化等に対応する観点から、市場別サービス開 発体制を見直し、コンシューマ・ビジネスユーザ向けサービスについて開発からマーケテ ィング(プレセールス)までを一体的に所掌する「ビジネス開発本部」を設置するととも に、更なる営業力強化・生産性向上を図る観点から、マスユーザ・SOHO向けのサービ ス販売等を所掌する「営業推進本部」、ビジネスユーザ向けのサービス販売・ソリューショ ン営業等を所掌する「ビジネス&オフィス営業推進本部」、ネットワーク設備の開発・設計・ 構築・保守等を所掌する「ネットワーク事業推進本部」の 4 本部体制に再編しました。 -4- ④ CSRの推進に向けた取り組み 情報通信サービスの提供を通じて、地球環境に優しく、社会の健全で持続的な発展に寄 与していくことを企業の社会的責任と考え、CSR活動をNTT東日本グループにおける 事業運営の重要な柱の一つと位置づけ、 「NTTグループCSR憲章」 (平成 18 年 6 月制定) を基本に、法令等遵守や環境負荷低減に向けて取り組みました。 ⅰ.コンプライアンスの徹底、公正競争の確保、個人情報保護、適正な広告表示、労働者 派遣をはじめとした各種法令等の遵守に向けては、これまで、継続的に社員の意識啓発 等に取り組んできたところですが、平成 25 年 12 月に、 「日本電信電話株式会社等に関す る法律」における収賄容疑で当社社員が逮捕・起訴されたことから、契約業務に関わる チェックの強化や社員の意識啓発等に一層努めるなど、再発防止に徹底して取り組みま した。 ⅱ.節電に向けた取り組みとして、通信設備の電力については、通信サービスの確保を前 提としつつ、昨年度と同様、最大限可能な範囲で節電に取り組みました。オフィスの電 力については、これまでの節電施策に加え、シンクライアントシステムの導入拡大や照 明のLED化を実施し、更なる節電に取り組みました。 ⅲ.情報通信のリーディングカンパニーに相応しいCSR活動の展開に向けては、 「NTT 東日本グループがめざしていく姿」の設定、理念としての「NTTグループCSR憲章」 の更なる浸透およびCSR活動における重要テーマ毎に設定した「KPI」 (※14)に基 づくPDCAサイクルの実践等の取り組みを展開しました。あわせて、これらのNTT 東日本グループにおけるCSRの取り組みについて、新たに「CSR活動フレーム」と して体系的に整理しました。 ⅳ.これらCSRの取り組みについて、 「NTT東日本グループCSR報告書2013」を 発行する等、ステークホルダーへの情報開示にも積極的に取り組みました。 ⑤ 東日本大震災からの本格復旧および信頼性向上に向けた取り組み ⅰ.東日本大震災からの本格復旧に向けては、津波被害を受けた通信ビルの高台移転など 信頼性レベルを更に向上させる取り組みを進めてきました。 ⅱ.このほか、首都直下地震等の発生に備え、自治体や自衛隊、NTTグループ等と共同 で防災訓練を実施するなど、更なる連携強化と災害対処能力の向上を図りました。 -5- ⑥ 営業収益等の状況 以上の取り組み、およびコスト削減を行い、営業収益は 1 兆 7,738 億円(前年同期比 3.2% 減)、営業利益は 667 億円(前年同期比 2.5%増)、経常利益は 917 億円(前年同期比 3.2% 増)、当期純利益は 539 億円(前年同期比 2.1%増)となりました。 ※1:データやソフトウェア等がネットワーク上にあるサーバー群にあり、ユーザは今までのように自分 のコンピュータでデータを加工・保存することなく、 「どこからでも、必要な時に、必要な機能だけ」 利用することができる新しいコンピュータ・ネットワークの利用形態。 ※2:Wireless Fidelity の略。無線 LAN 機器が、他の機器と問題なく接続できる互換性を備えているこ とを認定するブランド名。現在では Wi-Fi に対応した機器同士による無線 LAN 環境自体を示した用 語としても使用。 ※3:他のシステムに処理を分けることで、あるシステムに対する負荷を軽減させる仕組みのひとつ。 ※4:「フレッツ 光ネクスト」、「Bフレッツ」、「フレッツ 光ライト」および、「フレッツ光 WiFi アクセ ス」の総称。 ※5:HD 画質の映像コンテンツを配信する VOD(ビデオ・オン・デマンド)および EST(エレクトロニッ ク・セル・スルー)サービス。 ※6:テレビの HDMI 端子に接続することで VOD サービス「TSUTAYA TV」にアクセス可能となるスティック 型 STB(セット・トップ・ボックス) 。 ※7:インターネット上でファイル保管用のディスクスペースを貸し出すサービス。 ※8:Point of sales の略。店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結果を在庫管理 やマーケティング材料として用いるシステム。 ※9: Point of purchase advertising の略。小売店の店頭に置いたり、商品につけたりする広告。ポス ターや価格カード、店内のディスプレイなど。 ※10: スマートフォンを持っている人が地理上の境界線内に入ると、情報を受信したり、ポイントを取得 したりといったダイナミックな情報取得を可能にする機能。 ※11:Information and Communication Technology の略。情報通信技術を表す言葉。 ※12:小中学校の教職員の方々が職員室で行う事務処理を ICT 化し、これまで手書きでやり取りしていた 情報資産(児童生徒情報や成績情報等)のデータベース化により業務の一元化を図り、業務効率を向 上させるシステム。 ※13:大学の学籍情報や学生の成績管理等、大学の業務に必要な処理を一元的に管理するシステムの総称。 ※14:Key Performance Indicator の略。重要業績評価指標。目標の達成度合いを計る定量的な指標のこ と。 -6- 2.比較貸借対照表 (単位 百万円) 科 目 第 14 期 第 (平成25年3月31日) 15 期 (平成26年3月31日) 増 減 ( △ ) 資産の部 固定資産 電気通信事業固定資産 有形固定資産 機械設備 484,112 474,554 △ 9,557 4,643 4,325 △ 317 55,006 45,756 △ 9,249 市内線路設備 846,814 862,315 市外線路設備 4,608 4,107 △ 500 621,339 612,405 △ 8,934 1,520 1,421 △ 98 455,586 438,137 △ 17,448 16,625 16,807 機械及び装置 4,860 4,062 △ 797 車両及び船舶 463 322 △ 141 41,962 40,745 △ 1,216 203,553 197,026 △ 6,527 リース資産 546 475 △ 70 建設仮勘定 36,097 19,885 △ 16,211 2,777,740 2,722,349 △ 55,390 92,108 88,386 △ 3,722 2,869,848 2,810,736 △ 59,112 投資有価証券 7,386 8,231 845 関係会社株式 48,253 48,253 - 4,312 4,089 △ 222 458 343 △ 115 長期前払費用 4,230 4,114 △ 115 前払年金費用 5,215 13,576 繰延税金資産 135,083 130,509 △ 4,574 5,712 4,771 △ 941 1,030 △ 132 空中線設備 端末設備 土木設備 海底線設備 建物 構築物 工具、器具及び備品 土地 有形固定資産合計 無形固定資産 電気通信事業固定資産合計 15,500 181 投資その他の資産 その他の関係会社投資 出資金 その他の投資及びその他の資産 貸倒引当金 △ 投資その他の資産合計 898 △ 8,361 209,754 212,859 3,079,602 3,023,595 △ 56,007 59,223 25,765 △ 33,457 7 171 売掛金 261,400 238,999 未収入金 110,017 113,953 有価証券 10 - △ 10 貯蔵品 36,206 33,852 △ 2,353 前渡金 1,911 1,616 △ 294 前払費用 7,944 7,237 △ 707 繰延税金資産 7,659 5,541 △ 2,118 預け金 76,588 91,534 14,945 その他の流動資産 11,101 13,920 2,819 622 1,204 固定資産合計 3,104 流動資産 現金及び預金 受取手形 貸倒引当金 流動資産合計 資産合計 △ 1,826 △ 163 △ 22,401 3,936 570,243 531,969 △ 38,273 3,649,846 3,555,565 △ 94,281 -7- (単位 百万円) 科 目 第 14 期 (平成25年3月31日) 第 15 期 (平成26年3月31日) 増 減 ( △ ) 負債の部 固定負債 関係会社長期借入金 576,195 548,775 △ 27,420 1,114 987 △ 126 222,469 231,328 8,858 6,658 7,074 415 12,647 11,082 - 4,511 4,511 602 1,110 507 10,742 8,613 △ 2,128 830,430 813,483 △ 16,946 168,155 127,420 △ 40,735 93,597 77,246 △ 16,351 538 482 △ 56 246,935 212,539 △ 34,395 15,551 14,951 △ 600 未払法人税等 7,681 5,746 △ 1,935 前受金 5,997 5,300 △ 697 預り金 129,211 125,491 △ 3,720 287 374 87 - 149 149 3,173 3,123 △ 50 671,132 572,826 △ 98,306 1,501,563 1,386,310 △ 115,253 335,000 335,000 - 資本準備金 1,499,726 1,499,726 - 資本剰余金合計 1,499,726 1,499,726 - 特別償却準備金 2,997 2,648 圧縮積立金 9,901 11,405 1,503 繰越利益剰余金 300,384 319,686 19,301 利益剰余金合計 313,284 333,740 20,456 2,148,011 2,168,467 20,456 その他有価証券評価差額金 271 787 515 評価・換算差額等合計 271 787 515 純資産合計 2,148,283 2,169,255 20,971 負債・純資産合計 3,649,846 3,555,565 リース債務 退職給付引当金 ポイントサービス引当金 未使用テレホンカード引当金 環境対策引当金 資産除去債務 その他の固定負債 固定負債合計 △ 1,565 流動負債 1年以内に期限到来の関係会社長期借入金 買掛金 リース債務 未払金 未払費用 前受収益 資産除去債務 その他の流動負債 流動負債合計 負債合計 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他利益剰余金 株主資本合計 △ 349 評価・換算差額等 -8- △ 94,281 3.比較損益計算書 (単位 百万円) 第 科 目 14 期 平成24年4月1日から 平成25年3月31日まで 第 15 期 増 平成25年4月1日から 平成26年3月31日まで 減 ( △ ) 電気通信事業営業損益 営業収益 1,689,238 1,630,523 △ 58,715 営業費 454,359 423,552 △ 30,807 運用費 10,247 9,397 △ 849 411,146 409,979 △ 1,166 共通費 93,456 90,607 △ 2,849 管理費 96,521 90,679 △ 5,841 試験研究費 49,071 45,341 △ 3,729 減価償却費 374,117 359,020 △ 15,096 固定資産除却費 43,504 45,645 通信設備使用料 32,906 31,944 租税公課 70,762 71,654 1,636,091 1,577,823 △ 58,268 53,146 52,699 △ 446 営業収益 142,559 143,286 営業費用 130,634 129,271 附帯事業営業利益 11,924 14,014 2,090 営業利益 65,071 66,714 1,643 受取利息 51 76 24 有価証券利息 10 0 受取配当金 2,494 3,690 1,196 物件貸付料 43,166 44,296 1,129 雑収入 14,467 9,964 △ 4,503 営業外収益合計 60,190 58,027 △ 2,162 8,792 7,203 △ 1,588 24,063 23,253 △ 810 3,512 2,536 △ 976 営業外費用合計 36,368 32,993 △ 3,375 経常利益 88,893 91,749 2,856 - 4,909 4,909 7,980 - - 3,382 3,382 7,980 8,292 312 税引前当期純利益 80,912 83,457 2,544 法人税、住民税及び事業税 18,513 23,033 4,520 9,577 6,467 52,822 53,956 営業費用 施設保全費 営業費用合計 電気通信事業営業利益 2,141 △ 962 892 附帯事業営業損益 727 △ 1,363 営業外収益 △ 9 営業外費用 支払利息 物件貸付費用 雑支出 特別損失 減損損失 災害特別損失 環境対策引当金繰入額 特別損失合計 法人税等調整額 当期純利益 -9- △ △ 7,980 3,109 1,133 4.株主資本等変動計算書 前事業年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) (単位 百万円) 株主資本 評価・換算差額等 資本剰余金 資本金 335,000 その他利益剰余金 資本 剰余金 合計 資本 準備金 当期首残高 利益剰余金 1,499,726 特別償却 準備金 1,499,726 繰越利益 剰余金 圧縮積立金 1,818 利益 剰余金 合計 6,927 285,216 293,962 株主資本 合計 2,128,689 △ その他 有価証券 評価 差額金 純資産 合計 評価・換算 差額等 合計 90 △ 90 2,128,599 当期変動額 剰余金の配当 △ 当期純利益 特別償却準備金の積立 1,672 特別償却準備金の取崩 △ △ 493 圧縮積立金の積立 2,978 △ 圧縮積立金の取崩 33,500 △ 33,500 △ 33,500 52,822 52,822 52,822 当期末残高 52,822 - 493 - 2,978 - 4 - 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) 当期変動額合計 361 361 361 - - - 1,179 2,974 15,168 19,322 19,322 361 361 19,684 335,000 1,499,726 1,499,726 2,997 9,901 300,384 313,284 2,148,011 271 271 2,148,283 当事業年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) (単位 百万円) 株主資本 評価・換算差額等 資本剰余金 資本金 335,000 利益剰余金 その他利益剰余金 資本 剰余金 合計 資本 準備金 当期首残高 33,500 1,672 4 △ △ 1,499,726 特別償却 準備金 1,499,726 繰越利益 剰余金 圧縮積立金 2,997 9,901 300,384 利益 剰余金 合計 313,284 株主資本 合計 2,148,011 その他 有価証券 評価 差額金 271 純資産 合計 評価・換算 差額等 合計 271 2,148,283 当期変動額 剰余金の配当 △ 当期純利益 特別償却準備金の積立 242 特別償却準備金の取崩 △ △ 591 圧縮積立金の積立 1,503 △ 33,500 △ 33,500 △ 33,500 53,956 53,956 53,956 当期末残高 - - 335,000 1,499,726 -△ 1,499,726 33,500 53,956 242 - 591 - 1,503 - 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) 当期変動額合計 △ 515 515 515 349 1,503 19,301 20,456 20,456 515 515 20,971 2,648 11,405 319,686 333,740 2,168,467 787 787 2,169,255 -10- 5.営業実績 (単位 百万円) 科 目 音声伝送収入(IP系除く) 第14期 第15期 平成24年4月1日から 平成25年3月31日まで 平成25年4月1日から 平成26年3月31日まで 増 減 率 (%) 増 減 額 (△) 579,196 518,346 △ 60,850 △ 10.5 (再)基本料 417,852 378,089 △ 39,763 △ 9.5 (再)通話料 47,939 42,044 △ 5,895 △ 12.3 (再)相互接続通話料 72,378 63,210 △ 9,167 △ 12.7 IP系収入 835,886 841,334 専用収入(IP系除く) 122,777 117,286 △ 5,491 △ 4.5 16,107 14,951 △ 1,155 △ 7.2 135,270 138,604 1,689,238 1,630,523 142,559 143,286 1,831,797 1,773,809 電報収入 その他の電気通信事業収入 電気通信事業営業収益合計 附帯事業営業収益合計 営業収益合計 -11- 5,448 0.7 3,334 △ 58,715 2.5 △ 727 △ 57,987 3.5 0.5 △ 3.2 6.比較キャッシュ・フロー計算書 (単位 百万円) 第 科 目 14 期 第 平成24年4月1日から 平成25年3月31日まで 15 期 増 平成25年4月1日から 平成26年3月31日まで 減 ( △ ) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税引前当期純利益 減価償却費 固定資産除却損 80,912 83,457 2,544 386,554 372,285 △ 14,268 26,311 23,031 △ 3,279 退職給付引当金の増加又は減少(△)額 △ 4,994 8,858 13,853 売上債権の増加(△)又は減少額 △ 48,176 18,301 66,477 9,312 484 △ 8,827 たな卸資産の増加(△)又は減少額 仕入債務の増加又は減少(△)額 △ 未払消費税等の増加又は減少(△)額 その他 △ 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 △ 618 △ 28,439 △ 27,821 7,491 △ 3,721 △ 11,212 12,351 755 13,106 444,442 475,013 30,570 2,556 3,767 1,210 1,078 8,889 △ 7,810 650 △ 21,779 法人税等の受取又は支払(△)額 営業活動によるキャッシュ・フロー 438,760 △ 22,429 449,190 10,430 362,549 42,692 投資活動によるキャッシュ・フロー 固定資産の取得による支出 △ 固定資産の売却による収入 投資有価証券等の取得による支出 405,241 △ 10,856 △ 510 投資有価証券等の売却による収入 7,679 △ 506 △ 167 3,177 343 358 △ 147 △ 2,358 その他 △ 5,014 △ 7,373 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 399,403 △ 362,051 37,351 財務活動によるキャッシュ・フロー 長期借入による収入 126,635 長期借入金の返済による支出 △ 148,339 短期借入による増減(△)額 △ 30,000 リース債務の返済による支出 △ 1,176 配当金の支払額 △ 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増加又は減少(△)額 △ 100,000 △ 26,635 168,155 △ 19,816 - 30,000 △ 599 577 33,500 △ 33,500 - △ 86,381 △ 102,255 △ 47,024 △ 15,116 △ 15,873 31,908 現金及び現金同等物の期首残高 185,925 138,901 △ 47,024 現金及び現金同等物の期末残高 138,901 123,785 △ 15,116 -12- 7.役 員 の 異 動 平成26年6月20日予定 (1)新任取締役候補 關 雅 夫 矢 野 信 二 光 山 由 一 澁 谷 直 樹 (営業推進本部営業部長) (千葉支店長) (ビジネス&オフィス営業推進本部オフィス営業部長) (経営企画部中期経営戦略推進室長) (2)新任監査役候補 佐 々 木 英 治 加 川 亘 三 村 尚 史 (三菱UFJ信託銀行㈱ 常勤顧問) (㈱NTTドコモ 取締役常務執行役員) (エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ㈱ 常務取締役) (3)退任予定取締役 常務取締役 取 締 役 取 締 役 大 村 佳 久 (日本コムシス㈱ 入社予定) 大 坪 康 郎 (㈱協和エクシオ 入社予定) 江 部 努 (当社相談役 就任予定) (4)退任予定監査役 常勤監査役 常勤監査役 監 査 役 尾 﨑 幸 博 蝶 野 光 高 瀬 充 弘 (5)代表取締役および役付取締役予定者 ①代表取締役社長予定者 代表取締役社長 山 村 雅 之 中 川 岡 裕 政 秀 ②代表取締役副社長予定者 代表取締役副社長 代表取締役副社長 ③常務取締役予定者 常務取締役 取 締 役 加 賀 谷 卓 井 上 福 造 - 13 - (6)役員の人事の予定 委嘱日 平成26年6月20日 (新役職名および新委嘱・担当業務) (氏 名) 裕 (現役職名および現委嘱・担当業務) 代表取締役副社長 経営企画部長 リスクマネジメント担当 総務人事担当 財務担当 情報セキュリティ担当 中川 代表取締役副社長 ネットワーク事業推進本部長 ITイノベーション担当 相互接続推進担当 資材調達担当 東北復興推進担当 電気通信事業法施行規則に定める 設備部門の長 電気通信事業法施行規則に定める 情報管理責任者 岡 常務取締役 東京支店長 加賀谷 常務取締役 ビジネス開発本部長 井上 福造 取締役 ビジネス開発本部長 取締役 ビジネス&オフィス営業推進本部長 井伊 基之 取締役 ネットワーク事業推進本部 設備企画部長 取締役 営業推進本部長 営業推進本部販売企画部長兼務 阪本 作郎 取締役 営業推進本部長 営業推進本部販売企画部長兼務 取締役 ビジネス&オフィス営業推進本部 副本部長 ビジネス&オフィス営業推進本部 ビジネス営業部長兼務 山本 康裕 取締役 ビジネス&オフィス営業推進本部 副本部長 ビジネス&オフィス営業推進本部 ビジネス営業部長兼務 取締役 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部長 ネットワーク事業推進本部 高度化推進部長兼務 髙橋 正行 取締役 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部長 ネットワーク事業推進本部 高度化推進部長兼務 政秀 卓 - 14 - 代表取締役副社長 経営企画部長 リスクマネジメント担当 総務人事担当 財務担当 情報セキュリティ担当 代表取締役副社長 ネットワーク事業推進本部長 ITイノベーション担当 相互接続推進担当 資材調達担当 東北復興推進担当 電気通信事業法施行規則に定める 設備部門の長 電気通信事業法施行規則に定める 情報管理責任者 常務取締役 東京支店長 取締役 総務人事部長 総務人事部 医療・健康管理センタ所長兼務 柴田 基靖 取締役 総務人事部長 総務人事部 医療・健康管理センタ所長兼務 取締役 埼玉支店長 笠井 澄人 取締役 埼玉支店長 取締役 営業推進本部営業部長 關 取締役 千葉支店長 矢野 信二 取締役 ビジネス&オフィス営業推進本部 副本部長 ビジネス&オフィス営業推進本部 オフィス営業部長兼務 光山 由一 取締役 ネットワーク事業推進本部 設備企画部長 2020準備担当 澁谷 直樹 取締役 辻上 広志 雅夫 取締役 委嘱日 平成26年7月1日 (新役職名および新委嘱・担当業務) (氏 名) 卓 (現役職名および現委嘱・担当業務) 常務取締役 東京事業部長 加賀谷 常務取締役 東京支店長 取締役 宮城事業部長 宮城事業部宮城支店長兼務 東北復興推進室長兼務 柴田 基靖 取締役 総務人事部長 総務人事部 医療・健康管理センタ所長兼務 取締役 埼玉事業部長 埼玉事業部埼玉支店長兼務 笠井 澄人 取締役 埼玉支店長 取締役 千葉事業部長 千葉事業部千葉支店長兼務 矢野 信二 取締役 千葉支店長 (注)・当社が再任を予定している取締役のうち、辻上広志氏は社外取締役候補者です。 ・新任監査役候補の佐々木英治、加川 亘および三村尚史の3氏は社外監査役候補者です。 ・退任予定監査役は第15回定時株主総会(6月20日)終結時をもって辞任の予定です。 以 - 15 - 上 平成26年5月13日 平成25年度(第15期)決算について 西日本電信電話株式会社(NTT西日本)の平成25年度(第15期)決算に ついて、別添のとおりお知らせします。 (別添) 1. 当期の事業の概況 2. 比較貸借対照表 3. 比較損益計算書 4. 株主資本等変動計算書 5. 営業実績 6. 比較キャッシュ・フロー計算書 7. 役員の異動 【本件に関するお問い合わせ先】 NTT西日本 財務部 会計部門 佐々木 ・ 梅 田 TEL :06-4793-3141 E-Mail:[email protected] 1.当期の事業の概況 当事業年度における世界経済は、米国が堅調に推移し、欧州にも持ち直しの兆しが見ら れたものの、中国などの新興国経済の減速により、総じて成長は緩やかなものとなりまし た。わが国経済は、政府などの政策効果を背景として、内需を中心に緩やかな回復が続き ました。 情報通信は、ICTが高度に利活用されるユビキタスネットワーク社会の形成に向け、 社会経済活動の効率化・活性化、国民生活の利便性向上等に大きく貢献することが期待さ れており、官民一体となってその実現に取り組んでいるところです。また、情報通信市場 は、ブロードバンド化・グローバル化の進展、スマートフォンやタブレット端末及びソー シャルメディア等の普及により、ニーズの高度化・多様化が更に進み、プラットフォーム 型サービスやクラウドサービスが拡大するなど、市場の構造変化が進展しており、地域通 信市場においては、光アクセスやCATVを利用したブロードバンドサービスのキャリア 間競争に加え、モバイルの高速化によるサービス間競争が進み、固定と移動、通信と放送、 更には、多様な無線端末の活用によるサービスの融合が進展するなど、大きく変化してき ています。 当社は、このような厳しくかつ激変する事業環境のもと、良質かつ安定的なユニバーサ ルサービスの提供・維持に努めるとともに、ネットワークの光化・IP化への円滑なマイ グレーションの推進、ブロードバンドサービスの基盤となる光アクセス網の充実など、情 報通信市場における信頼性・公共性の確保に努めてまいりました。 また、お客様が“より快適で安心・安全に”、 “いつでもどこでも何にでも”つながるブ ロードバンド・ユビキタスネットワーク環境の充実を図るとともに、お客様の利用形態に 合わせた多様かつ低廉なサービスの提供に努めてまいりました。 <1> 光・IP系サービス推進に向けた取り組み 光・IP系サービスの推進については、より快適で安心・安全なNGNの提供を進め、 光アクセスラインを利用した光IP電話や映像サービス、並びに様々なプレイヤーとのア ライアンスによる新たなサービスの創造等、光サービスの利用拡大に取り組むとともに、 Wi-Fiプラットフォームの拡充等ブロードバンド・ユビキタスネットワーク環境の実 現に取り組みました。 「フレッツ光」については、新規の「フレッツ光」お申し込みが更にお得になる「どー んと割」の提供開始等、新規販売拡大に努めるとともに、公式Webサイトからの新規お 申し込みがもっとお得になる「Web 光もっと 2 割」の提供等、サービスの充実に取り組み ました。また、中小市場においても「フレッツ 光ライト」の販売を推進するほか、非現 金決済の更なる普及・利用拡大を担い、街の店舗活性化へ寄与することを目的とした、シ ンプルで導入しやすい決済サービス「フレッツ・スマートペイ」の提供を開始しました。 「光IP電話」については、法人向け光IP電話サービスにおいて、「ひかり電話オフ ィスA(エース)」「ひかり電話オフィスタイプ」「ひかり電話ビジネスタイプ」がご好評 をいただき、加速的に普及拡大した結果、3 サービスの合計契約数が平成 25 年 11 月に 150 万チャネルを突破しました。また、「ひかり電話」において高品質なテレビ電話の定額サ -1- ービス「テレビ電話チョイス定額」のスペック拡大等、サービス内容の拡充にも取り組み ました。 映像サービスについては、次世代STB「光BOX+」の提供を開始するとともに、ア ライアンスによる多様なアプリケーションを提供しました。また、空間共有コミュニケー ションを実現する「光だんらんTV」の機能拡充等、新しいライフスタイルの創造に取り 組みました。 様々なプレイヤーとのアライアンスについては、地元スーパーとの協業による「光BO X+」を活用した「ネットスーパー」を展開したほか、綜合警備保障株式会社様との協業 による家庭向け自主防犯対策サービス「フレッツ de ALSOK」の提供開始等、様々 な分野においてICTサービスを活用したアライアンスビジネスの展開に取り組みまし た。 Wi-Fiサービスについては、現在提供中の「ホームゲートウェイ無線LANカード」 及び「光ポータブル」に加え、新たに「光ポータブルLTE」のレンタルを開始するなど、 Wi-Fiサービスの普及・拡充に取り組んできた結果、家庭内Wi-Fiサービスの契 約数が平成 25 年 11 月に 100 万契約を突破しました。また、外出先でのWi-Fi利用ニ ーズに応えるため、他事業者の公衆無線LANサービスとのローミングによる「フレッ ツ・スポット(Web 認証方式)」のアクセスポイント拡大に取り組みました。更には、各自 治体との連携によるWi-Fi環境の整備等、Wi-Fiプラットフォームの拡充に取り 組みました。 その他、サポートサービスについては、お客様の快適なブロードバンドライフをトータ ルでサポートするため、現在提供している「リモートサポートサービス」「セキュリティ 機能ライセンス・プラス」「ひかり機器保証」をパッケージ化し、割安なパック料金で提 供する「フレッツあんしんパック」の提供を開始しました。 <2> ソリューションビジネスの取り組み 大規模並びに中小事業所向けの取り組みとしては、データセンターやプラットフォーム のメニューを中心とした「Biz ひかりクラウド」サービスを中心に、自治体や企業の経営 課題を解決へと導く様々なソリューションを提供いたしました。 クラウドサービスの拡充については、 「Biz ひかりクラウド」の新しいサービスラインナ ップとして、クラウドの拡張性を持ちつつ、手軽にウェブやメール機能をご利用いただけ るマネージドタイプのホスティングサービスである「スマートコネクト マネージドサー バ」の提供を開始しました。 自治体と連携した取り組みについては、平成 24 年 2 月から熊本県・市と連携して実施 している「スマートひかりタウン熊本」プロジェクトの一環として「住民参加型ハザード マップ作成サービス」のフィールドトライアルを実施し、サービスの有効性及び住民の防 災への意識向上の結果を経て、住民自らが地域の防災マップを簡単に作成・共有できる「地 域防災ハザードマップ」として「Biz ひかりクラウド」のサービスラインナップに追加し たほか、 「高齢者向けの健康づくり、見守り・生活支援トライアル」の結果を受け、 「シニ ア向けライフサポートサービス」に見守り・生活支援サービスを追加するなど、ICTを 用いた安心・安全・便利な暮らしの実現及び地域活性化に貢献しました。 その他、中小事業所のお客様サポートについては、マイクロソフト社のWindows XPサポートが平成 26 年 4 月に終了することを踏まえ、 「オフィスネットおまかせサポー -2- トサービス」において、パソコンのデータ移行等をお手伝いする訪問サポート「Wind ows XPデータ移行おまかせプラン」を新たに追加するなど、サポートサービスの充 実を図りました。 <3> 事業運営体制の状況等 事業運営体制については、平成 25 年 10 月に当社グループの事業運営体制の見直しを行 い、よりスピーディかつ効率的なグループ経営を推進していく体制を構築しました。特に、 ビジネス営業体制については、大口法人、中堅・中小企業、SOHO等のビジネス市場全 体をシームレスにカバーし、収益性の高い市場に経営資源をシフトすることで、ビジネス 市場における収益拡大を図る観点から、平成 25 年 7 月に「法人営業本部」及び「営業本 部オフィス営業部」を「ビジネス営業本部」として再編し、平成 25 年 10 月に新たにビジ ネス営業を中心とする「NTTビジネスソリューションズ株式会社」を設立しました。 設備の維持については、台風等大規模災害を想定したブロック単位での防災訓練の実施 及び南海トラフ巨大地震を想定した演習の実施等、災害対策体制の強化に向けた取り組み を実施したほか、サービス品質維持向上及びIPサービスの運用強化に向けた実践的演習 を実施しました。また、設備事故の未然防止について、引込線垂下りによる第三者事故撲 滅に向けた計画的な設備点検を実施するとともに、現場作業における人身事故防止につい ては、作業安全マニュアルの制定及び作業安全推進キャラバンによる安全施策の展開を実 施しました。 その他、黒字経営の維持に向けたコストコントロールの徹底については、端末機器の利 活用及び資材調達業務の効率化による物品費の低減をはじめ、無派遣工事の更なる拡大及 び配管レスキューによるBO(バックオーダー)の削減等、光サービス工事の更なる効率 化に取り組みました。また、故障修理におけるDIY(お客様自身による機器交換)の拡 大等、保守運用業務の効率化にも取り組みました。 <4> CSRの推進に向けた取り組み 情報通信産業の責任ある担い手として、最高のサービスと信頼を提供し、“コミュニケ ーション”を通じて、人と社会と地球がつながる安心・安全で豊かな社会の実現に貢献し ていくことを謳った、 「NTTグループCSR憲章」 (平成 18 年 6 月制定)を基本に、 「コ ンプライアンスの徹底」 「安心・安全な社会づくり」 「事業を通じた価値創造」の 3 つをC SR活動の柱に掲げるとともに、「視える化」指標を策定し、社員一人ひとりが法令等の 遵守、安心・安全な通信サービスの提供、環境負荷低減などのCSR活動に取り組みまし た。 「コンプライアンスの徹底」については、NTT西日本グループの信頼を揺るがすリス クの高い 5 項目(「業務上の不正」 「飲酒運転」 「情報セキュリティ事故」 「パワーハラスメ ント」「人権の尊重」)の発生防止等重点的に取り組んできたところですが、「日本電信電 話株式会社等に関する法律」における収賄容疑で、当社社員が平成 26 年 1 月に逮捕、同 年 2 月に起訴されたことを受け、今後の再発防止及び更なる企業風土の改善に向け、より 一層の社員意識啓発の徹底等全社的な取り組みの推進を行いました。 環境経営については、平成 24 年 6 月に制定した「グリーンNTT西日本戦略」に基づ き、「環境グランドデザインの達成」に向けて、電力使用量削減、紙使用量削減、廃棄物 -3- 削減に取り組むとともに、「環境・エネルギー事業の展開」において、ICTによりいつ でも栽培状況が確認できる水耕栽培型レンタル農園「みえ~るエコ畑」を開園したほか、 「生物多様性保全活動の推進」を目的とした「NTT西日本 みどりいっぱいプロジェク ト」における植樹活動の継続等、環境負荷低減社会の実現に取り組みました。 これらCSRの取り組みについては、NTTグループCSR憲章の理念を浸透させつつ、 グループ一体となったCSR活動の一層の推進や環境経営の強化に努めるとともに、「N TT西日本グループCSR報告書 2013」及び「NTT西日本グループ環境報告書 2013」 を公開し、ステークホルダーへの情報開示にも積極的に取り組みました。 <5> 営業収益等 以上の取り組みの結果、営業収益は 1 兆 5,896 億円(前年同期比 2.4%減)、営業利益は 163 億円(前年同期比 14.7%減)、経常利益は 260 億円(前年同期比 8.2%減)、当期純利 益は 187 億円(前年同期比 10.7%減)となりました。 -4- 2.比較貸借対照表 (単位 百万円) 科 目 第 14 期 第 (平成25年3月31日) 15 期 (平成26年3月31日) 増 減 ( △ ) 資産の部 固定資産 電気通信事業固定資産 有形固定資産 機械設備 空中線設備 端末設備 468,937 446,003 △ 22,934 6,816 6,212 △ 603 △ 18,408 18,194 市内線路設備 923,767 956,384 市外線路設備 2,597 2,432 △ 164 562,018 551,357 △ 10,661 2,096 3,067 376,023 363,292 △ 12,730 14,064 13,966 △ 97 機械及び装置 1,335 1,395 59 車両及び船舶 220 263 43 35,418 34,020 土木設備 海底線設備 建物 構築物 工具、器具及び備品 土地 213 32,616 971 △ 1,397 174,819 174,439 △ 379 リース資産 735 261 △ 474 建設仮勘定 30,453 17,498 △ 12,954 2,617,712 2,588,791 △ 28,921 71,968 74,244 2,689,681 2,663,036 △ 26,645 有形固定資産合計 無形固定資産 電気通信事業固定資産合計 2,275 投資その他の資産 投資有価証券 4,067 4,576 関係会社株式 39,348 39,373 667 532 出資金 509 24 △ 135 長期前払費用 3,033 3,471 437 前払年金費用 4,542 12,673 8,131 繰延税金資産 91,761 93,664 1,903 その他の投資及びその他の資産 貸倒引当金 7,493 △ 投資その他の資産合計 249 △ 7,271 △ 221 551 △ 301 150,665 161,012 2,840,347 2,824,048 29,799 33,273 3,474 8 443 435 売掛金 219,908 201,606 △ 18,302 未収入金 102,512 96,278 △ 6,233 有価証券 6 16 貯蔵品 38,222 35,234 前渡金 1,334 2,315 981 前払費用 6,096 6,342 246 固定資産合計 10,346 △ 16,298 流動資産 現金及び預金 受取手形 繰延税金資産 預け金 その他の流動資産 貸倒引当金 流動資産合計 資産合計 △ 10 △ 2,988 2,871 3,313 55,000 55,000 △ 0 9,023 7,691 △ 1,332 1,362 △ 442 518 844 463,421 440,998 △ 22,422 3,303,768 3,265,047 △ 38,721 -5- (単位 百万円) 科 目 第 14 期 (平成25年3月31日) 第 15 期 (平成26年3月31日) 増 減 ( △ ) 負債の部 固定負債 関係会社長期借入金 リース債務 退職給付引当金 ポイントサービス引当金 未使用テレホンカード引当金 951,797 その他の固定負債 △ △ 67,370 917 691 221,270 228,337 7,067 4,882 7,178 2,295 11,960 10,480 - 5,721 5,721 309 342 32 環境対策引当金 資産除去債務 884,427 △ 225 1,480 9,531 6,734 △ 2,796 1,200,669 1,143,913 △ 56,755 182,057 157,370 △ 24,687 72,315 61,883 △ 10,431 短期借入金 - 72,000 リース債務 1,681 471 201,642 14,391 1,005 1,133 固定負債合計 流動負債 1年以内に期限到来の関係会社長期借入金 買掛金 未払金 未払費用 未払法人税等 72,000 △ 1,210 180,853 △ 20,789 14,188 △ 202 128 前受金 3,076 3,110 34 預り金 113,953 121,302 7,349 100 123 22 環境対策引当金 - 2,370 2,370 資産除去債務 - 4 4 2,006 4,579 2,573 592,231 619,391 27,160 1,792,900 1,763,305 312,000 312,000 - 資本準備金 1,170,054 1,170,054 - 資本剰余金合計 1,170,054 1,170,054 - 28,645 19,272 △ 9,372 前受収益 その他の流動負債 流動負債合計 負債合計 △ 29,595 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他利益剰余金 繰越利益剰余金 利益剰余金合計 株主資本合計 28,645 19,272 △ 9,372 1,510,699 1,501,326 △ 9,372 169 415 評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 評価・換算差額等合計 245 169 415 純資産合計 1,510,868 1,501,742 △ 9,126 負債・純資産合計 3,303,768 3,265,047 △ 38,721 -6- 245 3.比較損益計算書 (単位 百万円) 第 科 目 14 期 第 平成24年4月1日から 平成25年3月31日まで 15 期 増 平成25年4月1日から 平成26年3月31日まで 減 ( △ ) 電気通信事業営業損益 営業収益 1,482,982 1,425,666 △ 57,316 営業費 401,378 運用費 12,745 394,094 △ 7,283 11,979 △ 766 380,522 361,952 △ 18,569 共通費 60,961 60,644 △ 317 管理費 86,007 82,814 △ 3,193 試験研究費 47,790 44,982 △ 2,808 減価償却費 345,711 326,391 △ 19,319 固定資産除却費 43,835 45,954 通信設備使用料 30,282 29,788 △ 営業費用 施設保全費 租税公課 2,119 493 65,224 64,822 △ 402 1,474,459 1,423,424 △ 51,034 8,523 2,241 △ 6,281 営業収益 144,998 163,934 18,935 営業費用 134,317 149,795 15,478 附帯事業営業利益 10,681 14,138 3,456 営業利益 19,205 16,379 受取利息 4 13 有価証券利息 5 4 受取配当金 858 1,902 物件貸付料 37,029 35,907 △ 1,122 4,887 3,853 △ 1,033 42,785 41,680 △ 1,104 支払利息 14,942 13,212 △ 1,729 物件貸付費用 16,727 16,755 28 1,938 2,030 92 営業外費用合計 33,607 31,998 △ 1,608 経常利益 28,382 26,061 △ 2,321 環境対策引当金繰入額 - 6,087 6,087 特別損失合計 - 6,087 6,087 28,382 19,973 494 3,735 営業費用合計 電気通信事業営業利益 附帯事業営業損益 △ 2,825 営業外収益 雑収入 営業外収益合計 8 △ 0 1,043 営業外費用 雑支出 特別損失 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 当期純利益 △ 7,938 20,939 -7- △ △ 8,408 4,230 2,469 △ 10,407 18,707 △ 2,231 4.株主資本等変動計算書 前事業年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) (単位 百万円) 株主資本 利益剰余金 資本剰余金 資本金 当期首残高 312,000 その他利益 剰余金 資本 剰余金 合計 資本 準備金 1,170,054 評価・換算差額等 繰越利益 剰余金 1,170,054 利益 剰余金 合計 株主資本 合計 38,905 38,905 1,520,959 31,200 △ 31,200 △ 31,200 20,939 20,939 20,939 その他 有価証券 評価 差額金 純資産 合計 評価・換算 差額等 合計 24 24 1,520,983 当期変動額 剰余金の配当 △ 当期純利益 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 - - 312,000 1,170,054 -△ 1,170,054 10,260 △ 10,260 △ 28,645 28,645 △ 20,939 145 145 10,260 145 145 △ 1,510,699 169 169 当事業年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) 資本剰余金 資本金 10,115 1,510,868 1,170,054 評価・換算差額等 利益剰余金 その他利益 剰余金 資本 剰余金 合計 資本 準備金 312,000 145 (単位 百万円) 株主資本 当期首残高 31,200 繰越利益 剰余金 1,170,054 利益 剰余金 合計 株主資本 合計 28,645 28,645 1,510,699 28,080 △ 28,080 △ 28,080 18,707 18,707 18,707 その他 有価証券 評価 差額金 169 純資産 合計 評価・換算 差額等 合計 169 1,510,868 当期変動額 剰余金の配当 △ 当期純利益 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 - - 312,000 1,170,054 9,372 △ -△ 1,170,054 19,272 -8- 9,372 △ 19,272 △ 28,080 18,707 245 245 9,372 245 245 △ 1,501,326 415 415 245 9,126 1,501,742 5.営業実績 (単位 百万円) 科 目 音声伝送収入(IP系除く) 第14期 第15期 平成24年4月1日から 平成25年3月31日まで 平成25年4月1日から 平成26年3月31日まで 増 減 額 (△) 増 減 率 (%) 579,801 523,300 △ 56,500 △ 9.7 (再)基本料 416,088 379,607 △ 36,481 △ 8.8 (再)通話料 43,864 38,890 △ 4,973 △ 11.3 (再)相互接続通話料 80,143 70,441 △ 9,702 △ 12.1 IP系収入 660,902 671,614 専用収入(IP系除く) 112,172 104,361 △ 7,810 △ 7.0 18,484 17,121 △ 1,363 △ 7.4 111,621 109,269 △ 2,352 △ 2.1 1,482,982 1,425,666 △ 57,316 △ 3.9 144,998 163,934 1,627,981 1,589,600 電報収入 その他の電気通信事業収入 電気通信事業営業収益合計 附帯事業営業収益合計 営業収益合計 -9- 10,711 1.6 18,935 △ 38,381 13.1 △ 2.4 6.比較キャッシュ・フロー計算書 (単位 百万円) 第 科 目 14 期 第 平成24年4月1日から 平成25年3月31日まで 15 期 平成25年4月1日から 平成26年3月31日まで 増 減 ( △ ) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税引前当期純利益 減価償却費 固定資産除却損 28,382 19,973 △ 8,408 354,981 335,867 △ 19,113 18,365 20,776 2,410 退職給付引当金の増加又は減少(△)額 △ 3,424 7,067 10,491 売上債権の増加(△)又は減少額 △ 10,489 23,022 33,511 たな卸資産の増加(△)又は減少額 △ 3,041 仕入債務の増加又は減少(△)額 △ 17,279 △ 21,842 △ 4,562 1,384 △ 1,832 △ 3,217 未払消費税等の増加又は減少(△)額 その他 小計 △ 法人税等の受取又は支払(△)額 営業活動によるキャッシュ・フロー 8,138 653 23,678 23,024 369,533 411,808 42,275 868 1,919 1,051 13,733 1,508 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 5,097 15,241 △ 4,902 231 △ 4,671 360,061 400,226 40,164 342,994 10,699 3,909 1,259 167 244 投資活動によるキャッシュ・フロー 固定資産の取得による支出 △ 固定資産の売却による収入 投資有価証券等の取得による支出 353,694 △ 2,650 △ 411 投資有価証券等の売却による収入 △ 135 16 △ 119 △ 4,458 その他 △ 3,888 △ 8,346 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 355,207 △ 347,582 7,625 財務活動によるキャッシュ・フロー 長期借入による収入 172,907 長期借入金の返済による支出 △ 133,151 短期借入による増減(△)額 △ 30,000 リース債務の返済による支出 △ 1,846 配当金の支払額 △ 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増加又は減少(△)額 △ 90,000 △ 182,057 △ 82,907 48,905 71,994 101,994 △ 1,693 152 31,200 △ 28,080 3,120 △ 23,290 △ 49,836 △ 18,436 2,808 現金及び現金同等物の期首残高 104,148 85,711 現金及び現金同等物の期末残高 85,711 88,520 -10- △ 26,545 21,244 △ 18,436 2,808 7. 役 員 の 異 動 平成26年6月20日予定 (1)新任取締役候補 古 堅 一 成 (ビジネス営業本部 伊 藤 正 三 (人事部長) 太 田 修 司 (営業本部 遠 竹 泰 (㈱NTTフィールドテクノ 北 村 美 樹 浩 クラウドソリューション部長) ビジネスパートナー営業部長) (営業本部 代表取締役社長) マーケティング部長) (2)退任予定取締役 代表取締役副社長 髙 畠 宏 一 (㈱ミライト・ホールディングス入社予定) 常務取締役 廣 瀬 雄 二 郎 (日本情報通信㈱入社予定) 取締役 福 元 秀 典 (西日本システム建設㈱入社予定) 取締役 大 竹 伸 一 (当社、相談役就任予定) (3)代表取締役及び役付取締役予定者 ① 代表取締役社長予定者 代表取締役社長 ② 村 尾 和 俊 ③ 代表取締役副社長予定者 代表取締役副社長 小 椋 敏 勝 取締役 熊 本 敏 彦 取締役 酒 井 紀 雄 取締役 木 村 丈 治 常務取締役予定者 (4)役員の人事の予定について 委嘱日 〔新役職名及び新委嘱・担当業務〕 代表取締役副社長 (氏 小 椋 名) 敏 勝 平成26年6月20日 〔現役職名及び現委嘱・担当業務〕 代表取締役副社長 営業本部長 営業本部長 ビジネス営業本部担当 ビジネスデザイン部担当 ビジネスデザイン部担当 経営企画部担当 経営企画部担当 財務部担当 財務部担当 人事部担当 人事部担当 総務部担当 総務部担当 コンプライアンス・CSR担当 コンプライアンス・CSR担当 代表取締役副社長 熊 本 設備本部長 敏 彦 取締役 設備本部 ネットワーク部長 -11- 常務取締役 酒 井 紀 雄 取締役 経営企画部長 経営企画部長 情報セキュリティ推進部担当 情報セキュリティ推進部担当 常務取締役 木 村 丈 治 技術革新部長 取締役 取締役 技術革新部長 黒 田 吉 広 取締役 設備本部 中国事業本部長 ネットワーク部長 広島支店長兼務 取締役 太 田 真 治 取締役 関西事業本部長 関西事業本部長 大阪支店長兼務 大阪支店長兼務 取締役 東田盛 正 治 取締役 東海事業本部長 東海事業本部長 名古屋支店長兼務 名古屋支店長兼務 取締役 玉 村 知 史 取締役 九州事業本部長 九州事業本部長 福岡支店長兼務 福岡支店長兼務 取締役 古 堅 一 成 伊 藤 正 三 太 田 修 司 遠 竹 泰 北 村 美 樹 浩 島 田 明 ビジネス営業本部長 取締役 人事部長 取締役 営業本部 ビジネスパートナー営業部長 取締役 設備本部 サービスマネジメント部長 取締役 営業本部 マーケティング部長 取締役 取締役 以 -12- 上 2014 年 5 月 13 日 2013 年度(第 15 期)決算について NTT コミュニケーションズの 2013 年度(第 15 期)決算について、 別添のとおりお知らせいたします。 (別添) Ⅰ.業績の概況 Ⅱ.比較貸借対照表 Ⅲ.比較損益計算書 Ⅳ.株主資本等変動計算書 Ⅴ.営業収益内訳 Ⅵ.比較キャッシュ・フロー計算書 Ⅶ.NTT コミュニケーションズグループ決算概況 Ⅷ.役員の異動 【本件に関するお問い合わせ先】 財務部 会計税務部門 岡崎、内山 Tel:03-6700-4311 E-mail:[email protected] I. 業 績 の 概 況 (1)市場環境および事業基盤の変化 世界の経済は、一部新興国での景気の減速が見られるものの、米国市場が堅調 な回復を見せるとともに、欧州の景気が底をうち、日本の景気も回復に向かいつ つあるなど、全体的に回復傾向にあります。このような経済情勢のもと、世界の 多くの企業が、競争力のさらなる強化を図るとともに、新市場への参入や新たな 成長分野への投資など、積極的な経営を進めつつあり、そのような経営を支える 柔軟かつ強固な ICT 基盤が求められています。 (2)経営概況 当社は、このような経営環境の激しい変化を踏まえ、2011 年に新たな事業ビ ジョン「ビジョン 2015」を策定し、「Global ICT Partner」というスローガンの もと、2015 年度に連結収益 1.5 兆円以上、グローバル売上高 2 倍以上(2010 年度 比)を目標指標としてグループトータルでの成長を目指すこととしました。2013 年度は、 「ビジョン 2015」達成に向けた事業構造の転換と成長を加速する年と位 置付け、 「Global Cloud Vision 2013」のもと、グローバル、クラウドといった 成長事業をしっかりと軌道に乗せていくことを目指してきました。 まず、サービスにおいては、グローバルシームレスなサービスの展開、サービ スラインアップの拡充を図りました。各事業分野別の主な取り組みは以下のとお りです。 <各事業分野別の取り組み> ○クラウド基盤: プライベートクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」では、ネット ワーク仮想化技術を活用して、お客さまオンプレミス環境の円滑なクラウド化を支援す るクラウドマイグレーションサービスを 2013 年 6 月に世界で初めて提供開始し、10 月に はデータベースのクラスタ構成や高速ストレージなどのお客さま基幹システムのクラウ ド化に求められる機能・性能を大幅に強化しました。また、オーストラリアとドイツの 2 拠点を新たに加えて、世界 9 カ国/地域・11 拠点へ提供エリアを拡大しました。パブリッ ククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」では、高いセキュリティと膨大なアクセ スが求められるECサイトなどに対応するため、2014 年 1 月に「Compute(VPCタイプ)」の 提供を開始しました。 データセンターサービスでは、グローバルレベルでのサービス品質共通化、サービス レベルのさらなる向上を目指して創設した「Nexcenter」ブランドのもと、2013 年 4 月に 「東京第 6 データセンター」 、5 月に「香港 ファイナンシャル データセンター」、 「イギ -1- リス スラウ 2 データセンター」 、2014 年 3 月に「インド バンガロール 2 データセンタ ー」の提供を開始しました。加えて、2014 年 1 月に米国の RagingWire Data Centers 社 を買収するなど、国内外のデータセンターを大幅に拡充しました。 ○データネットワーク: 2013 年 4 月に提供開始した「OCN モバイル エントリー d LTE 980」を、通信容量や 速度の異なる 5 つのコースを揃えた NTT ドコモの LTE 対応モバイルデータ通信サービス 「OCN モバイル ONE」として 2013 年 8 月にリニューアルするとともに、お客さまがより 身近にお求めやすくなるよう、コンビニエンスストアでの販売を国内で初めて 2013 年 12 月に開始、さらに自宅でも外出先でもお得にインターネットをお楽しみいただけるよう 「OCN 光サービス」と「OCN モバイル ONE」のお得なセット割引「OCN 光モバイル割」を 2014 年 3 月に開始するなど、お客さまの声にお応えするサービスを強化しました。 また、オペレーションの統合による事業の効率化や、ネットワーク仮想化技術を活用 したサービスの拡充を図るため、マネージドサービスや仮想化技術に強みを持つ、米国 の Virtela Technology Services 社を 2014 年 1 月に買収し、企業向けネットワークサー ビス「Arcstar Universal One」の提供エリアも 160 カ国/地域から 196 カ国/地域へと拡 大しました。 さらに、高品質で信頼性の高い IP バックボーンに対するニーズに応えるため、国際イ ンターネット接続サービス「グローバル IP ネットワーク」の新たな接続拠点をインドネ シアのジャカルタなど 4 ヶ国 6 都市に開設しました。 ○ボイスコミュニケーション: 法人のお客さま向けには、業務用の電話帳をクラウド上で管理できる「Web 電話帳」 機能を、2013 年 4 月は「Arcstar UCaaS」にて、2013 年 10 月は「050 plus for Biz」に て、それぞれ提供開始しました。また、個人のお客さま向けには、050IP 電話アプリ「050 plus」において、050 plus 同士でテキストメッセージをやりとりできる機能や、通話相 手に聞こえる送話音量を自動調整する機能を追加し、より使いやすいサービスを目指し た機能拡充・品質改善を図りました。さらに、2014 年 2 月に「Arcstar UCaaS」の新たな プラットフォーム(通信設備)を欧州および米国に開設し、低遅延で信頼性の高いコミュ ニケーションサービスをグローバルかつスピーディに提供する基盤を構築しました。 また、会議系サービスでグローバルな顧客基盤と対応力を持つ、フランスの Arkadin International 社を 2014 年 1 月に買収し、会議系サービスの機能拡充や提供国の拡大を 加速しました。 ○アプリケーション&コンテンツ: 企業の働き方改革を支援するクラウド型サービスの拡充として、クラウド型メールサ ービス「Biz メール」において、モバイル機器による外出先からセキュアにメール利用で きる環境やスケジューラーとの連携、社内外との連携機能のオプション機能を追加する とともに、2013 年 10 月には手軽な映像コンテンツ作成とセキュアな共有を可能とする 「Biz ビデオシェア」 、2013 年 12 月には企業内の ID・パスワードを一括管理可能とする 「Biz パスワード」や、社内外のコミュニケーション活性化およびプロジェクト管理の効 率化に最適な企業向け SNS 「Biz グループワーク」の提供を開始しました。 また、 「Bizメール」の海外での販売を 2014 年 3 月から台湾で開始しました。一方、個 -2- 人のお客さま向けには、日本最大級の無料オンライン家計簿サービス「OCN家計簿」にセ キュリティと使い勝手を高める多数の新機能を追加し、「Kakeibon(カケイボエヌ)」とし て 2013 年 12 月に提供を開始しました。また、新たな事業領域としてクラウド型日本語 教育サービス「Visual Learning .Japanese」を 2013 年 10 月に開始するなど、新たな事 業分野への取り組みも積極的に推進しました。 ○ソリューション: クラウド化に向けたシステムコンサルティングから設計・構築・システム移行までワ ンストップで提供する、クラウドマイグレーションサービスにおいて、クラウドサービ ス上で ERP パッケージを導入する基幹系システムソリューションを国内外で提供するな ど、サービスの高度化とグローバル化を積極的に推進しました。 また、提供中だったセキュリティサービスを新たなグローバル統一ブランド 「WideAngle(ワイドアングル) 」としてリニューアルし、2013 年 6 月より提供開始しま した。あわせて、NTT Com グループのセキュリティ事業をグローバルシームレスに拡充す るため、Integralis グループの社名を NTT Com Security に変更しました。 セールスにおいては、グローバルアカウントマネジメントシステム(GAMS)によ り、世界各国の Global Account Manager(GAM)と National Account Manager (NAM)が連携して、グローバルにビジネスを展開しているお客さま企業の課題 解決に向け、グローバル一体の取り組みを加速しました。GAM・NAM によるアカウ ントプランの高度化などを目的とした Global One Meeting の定期的な開催や全 世界統一の営業支援システム(SFA)を活用した活発なコミュニケーションに基 づいた営業展開により、大型案件の受注実績を着実に伸ばしてきました。 オペレーションにおいては、当社の業務のみならず、NTT America 社や NTT Europe 社のサービスオペレーション業務などを、NTT Com グループ会社である Emerio Globe Soft 社や Netmagic Solutions 社へオフショア化するなど、標準 化・自動化を推進し、グループ全体として最適化に向けた取り組みを加速しまし た。 また、グローバルシームレスなマネジメントを推進するため、ICT システムで は、グローバル共通の ERP システムを構築し、2013 年 10 月より NTT Singapore 社にてパイロット導入を開始するとともに、会計・調達などの業務プロセスのグ ローバルでの標準化および ICT システムの統合を推進しました。さらに調達にお いては、グローバル一括調達によるレバレッジを効かせた価格低減などによる競 争力の強化を図りました。また人材においては、外国籍社員の採用を継続し、新 卒採用を含めたトレイニーを拡大するなど、グローバル人材の育成に取り組みま した。 セキュリティ管理においては、全社 ICT システムの総点検を実施し、ソフトウ ェア脆弱性への対応や、統合リスクマネジメントサービス「WideAngle」の全社 -3- ICT システムへの適用を進め、セキュリティリスク低減策を講じるとともに、脆 弱性判定情報の配信プラットフォーム(ISMP)を利用した全社 ICT システムの一 元管理による、インシデント発生時の対応プロセスの整備を図るなど、セキュリ ティリスクマネジメントレベルの向上を図りました。 当事業年度の、グローバルシームレスなサービスやセールスの展開、オペレー ションの最適化などの進展などは、アナリストによるベンダー比較レポートにお いても高い評価の獲得につながりました。具体的には、米ガートナー社のグロー バル通信事業者評価レポートや、米 IDC 社のアジア太平洋地域のクラウド・DC サービスを評価するレポートにおいて、 「リーダー」に位置付けられております。 (3)経営成績 NTT コミュニケーションズ株式会社単体の営業収益については、クラウド基盤 収入は対前年比 109 億円増(+26.2%)の 529 億円、ソリューション収入は対前年比 231 億円増(+18.1%)の 1,506 億円と増収の事業分野がある一方で、データネット ワーク収入は対前年比▲121 億円減(▲3.0%)の 3,915 億円、ボイスコミュニケー ション収入は対前年比▲216 億円減(▲6.8%)の 2,964 億円となりました。以上の 結果、営業収益全体としては、対前年比▲7 億円減(▲0.1%)の 9,440 億円となり ました。 次に、営業費用については、ソリューション収入に伴い経費が対前年比 254 億 円増(+6.3%)の 4,260 億円となりました。また、ボイスコミュニケーション収入 の減などの影響により通信設備使用料が対前年比▲93 億円減(▲4.4%)の 2,041 億円となりました。以上の結果、営業費用全体としては、対前年比 38 億円増 (+0.5%)の 8,305 億円となりました。 これにより、営業利益については、対前年比▲46 億円減(▲4.0%)の 1,134 億 円となりました。当期純利益については、特別利益として不動産の売却益により 161 億円、特別損失として海外子会社の株式評価損など 60 億円を計上した結果、 対前年比 236 億円増(+36.2%)の 889 億円となりました。 なお NTT コミュニケーションズグループ全体では、営業収益については、海外 子会社の好調に加え、NTT コミュニケーションズ単体の減収幅が縮小したため、 対前年比 357 億円増(+3.0%)の 12,304 億円と、6 期ぶりの増収となりました。ま た営業利益は対前年比 116 億円増(+9.9%)の 1,279 億円となりました。 -4- Ⅱ.比較貸借対照表 (単位 百万円) 科 目 第 14 期 第 (2013年3月31日) 15 期 (2014年3月31日) 増 減 ( △ ) 資産の部 固定資産 電気通信事業固定資産 有形固定資産 機械設備 145,637 139,476 1,459 1,682 端末設備 764 736 △ 28 市内線路設備 810 748 △ 61 市外線路設備 7,122 6,778 △ 344 土木設備 54,238 53,122 △ 1,116 海底線設備 20,482 16,018 △ 4,464 138,995 177,326 38,331 3,058 3,461 403 機械及び装置 140 131 車両及び船舶 79 130 工具、器具及び備品 34,416 33,607 土地 38,918 40,961 リース資産 9,008 6,470 建設仮勘定 8,303 24,265 15,961 463,434 504,916 41,481 82,864 87,002 4,138 546,299 591,918 45,619 投資有価証券 166,291 162,857 関係会社株式 167,637 277,600 109,963 - 500 500 258 191 関係会社出資金 2,226 2,226 - 関係会社長期貸付金 1,725 1,725 - 長期前払費用 1,984 2,661 676 前払年金費用 5,639 5,792 152 繰延税金資産 1,243 - △ 1,243 海底線使用権 12,567 11,811 △ 756 その他の投資及びその他の資産 16,944 16,089 △ 855 空中線設備 建物 構築物 有形固定資産合計 無形固定資産 電気通信事業固定資産合計 △ 6,161 223 △ 8 50 △ 809 2,043 △ 2,538 投資その他の資産 その他の関係会社投資 出資金 貸倒引当金 △ 232 △ △ △ 3,433 67 218 13 投資その他の資産合計 376,287 481,237 104,949 固定資産合計 922,587 1,073,156 150,569 9,593 17,218 7,625 25 266 241 181,157 163,644 △ 17,512 52,183 49,368 △ 2,814 333 49 △ 284 貯蔵品 8,024 10,201 2,176 前渡金 1,336 2,204 868 前払費用 4,328 3,734 △ 594 繰延税金資産 6,951 4,664 △ 2,286 短期貸付金 13,927 17,840 関係会社預け金 35,598 19,513 4,639 5,079 440 1,582 566 流動資産 現金及び預金 受取手形 売掛金 未収入金 リース投資資産 その他の流動資産 貸倒引当金 流動資産合計 資産合計 △ 2,148 △ 315,951 292,204 1,238,538 1,365,361 -5- 3,913 △ △ 16,084 23,746 126,822 (単位 百万円) 科 目 第 14 期 (2013年3月31日) 第 15 期 (2014年3月31日) 増 減 ( △ ) 負債の部 固定負債 関係会社長期借入金 60,080 146,720 リース債務 10,665 8,525 - 2,542 2,542 84,126 86,833 2,706 ポイントサービス引当金 3,674 3,063 △ 610 未使用テレホンカード引当金 5,292 4,637 △ 654 600 1,467 6,943 6,107 171,383 259,897 3,586 3,360 25,136 37,246 12,110 短期借入金 730 8,736 8,006 リース債務 4,485 3,875 △ 610 176,150 149,387 △ 26,763 4,899 4,842 △ 57 15,134 6,190 △ 8,944 前受金 5,137 3,289 △ 1,848 預り金 19,609 22,456 2,846 前受収益 76 77 1 工事損失引当金 21 1,188 1,167 災害損失引当金 6 - △ 6 579 465 △ 113 流動負債合計 255,554 241,116 △ 14,438 負債合計 426,938 501,014 74,075 211,763 211,763 - 資本準備金 131,615 131,615 - 資本剰余金合計 131,615 131,615 - 買換資産特別勘定積立金 1,619 8,344 6,725 圧縮積立金 2,947 4,102 1,155 繰越利益剰余金 386,537 434,116 47,578 利益剰余金合計 391,104 446,563 55,458 株主資本合計 734,483 789,942 55,458 その他有価証券評価差額金 77,116 74,404 △ 2,711 評価・換算差額等合計 77,116 74,404 △ 2,711 811,600 864,347 52,746 1,238,538 1,365,361 126,822 繰延税金負債 退職給付引当金 資産除去債務 その他の固定負債 固定負債合計 86,640 △ 2,139 866 △ 836 88,513 流動負債 1年以内に期限到来の関係会社長期借入金 買掛金 未払金 未払費用 未払法人税等 その他の流動負債 △ 226 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 その他利益剰余金 評価・換算差額等 純資産合計 負債・純資産合計 -6- Ⅲ.比較損益計算書 (単位 百万円) 第 科 目 14 期 第 15 期 増 2013年4月1日から 2014年3月31日まで 2012年4月1日から 2013年3月31日まで 減 ( △ ) 電気通信事業営業損益 営業収益 775,217 742,669 △ 32,547 176,985 170,694 △ 6,291 施設保全費 80,131 80,945 共通費 11,389 10,750 管理費 72,127 72,180 試験研究費 13,719 13,271 △ 447 減価償却費 90,788 88,822 △ 1,966 固定資産除却費 9,647 4,652 △ 4,995 通信設備使用料 197,989 184,242 △ 13,746 11,383 10,813 △ 570 営業費用合計 664,162 636,374 △ 27,788 電気通信事業営業利益 111,054 106,295 △ 4,759 営業収益 169,594 201,359 31,764 営業費用 162,512 194,188 31,676 7,082 7,171 88 118,137 113,466 227 280 52 受取配当金 7,517 10,244 2,727 物件貸付料 13,099 12,987 3,868 3,988 119 24,712 27,499 2,787 支払利息 1,690 1,569 △ 121 物件貸付費用 6,967 5,731 △ 1,236 雑支出 4,463 1,081 △ 3,381 13,121 8,382 △ 4,739 129,728 132,583 2,855 固定資産売却益 8,965 16,169 7,204 相互接続精算益 12,706 - △ 12,706 2,348 - △ 2,348 24,021 16,169 △ 7,851 31,895 3,774 △ 28,121 相互接続精算損 - 1,152 1,152 その他 - 1,092 1,092 31,895 6,019 121,853 142,733 56,254 46,199 287 7,574 7,287 65,311 88,959 23,648 営業費用 営業費 租税公課 814 △ 638 53 附帯事業営業損益 附帯事業営業利益 営業利益 △ 4,671 営業外収益 受取利息 雑収入 営業外収益合計 △ 111 営業外費用 営業外費用合計 経常利益 特別利益 その他 特別利益合計 特別損失 関係会社株式評価損 特別損失合計 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 当期純利益 -7- △ 25,876 20,880 △ 10,055 Ⅳ.株主資本等変動計算書 第14期 (自 2012年4月1日 至 2013年3月31日) (単位 百万円) 評価・換算差額等 株主資本 利益剰余金 資本剰余金 その他 有価証券 評価 差額金 その他利益剰余金 資本金 当期首残高 資本 剰余金 合計 資本 準備金 211,763 131,615 買換資産 特別勘定 積立金 131,615 1,921 利益 剰余金 合計 繰越利益 剰余金 圧縮積立金 2,347 株主資本 合計 352,056 356,324 699,703 純資産 合計 評価・換算 差額等 合計 45,010 45,010 744,714 当期変動額 剰余金の配当 △ 当期純利益 会社分割による減少 1,619 買換資産特別勘定積立金の取崩 △ △ 1,921 圧縮積立金の積立 30,500 △ 30,500 65,311 65,311 65,311 31 △ △ 買換資産特別勘定積立金の積立 30,500 △ 600 △ 31 △ △ 65,311 31 当期末残高 - - 211,763 131,615 -△ 131,615 1,619 - 1,921 - 600 - 32,105 32,105 32,105 301 600 34,481 34,780 34,780 32,105 32,105 66,885 1,619 2,947 386,537 391,104 734,483 77,116 77,116 811,600 第15期 (自 2013年4月1日 至 2014年3月31日) (単位 百万円) 株主資本 資本剰余金 評価・換算差額等 利益剰余金 その他 有価証券 評価 差額金 その他利益剰余金 資本金 当期首残高 資本 剰余金 合計 資本 準備金 211,763 31 △ 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) 当期変動額合計 30,500 131,615 買換資産 特別勘定 積立金 131,615 1,619 利益 剰余金 合計 繰越利益 剰余金 圧縮積立金 2,947 386,537 391,104 株主資本 合計 734,483 純資産 合計 評価・換算 差額等 合計 77,116 77,116 811,600 当期変動額 剰余金の配当 △ 当期純利益 買換資産特別勘定積立金の積立 8,344 買換資産特別勘定積立金の取崩 △ △ 1,619 圧縮積立金の積立 1,155 △ 圧縮積立金の取崩 △ 0 33,500 △ 33,500 △ 33,500 88,959 88,959 88,959 当期末残高 88,959 - 1,619 - 1,155 - 0 - - - - 6,725 1,155 47,578 55,458 211,763 131,615 131,615 8,344 4,102 434,116 446,563 -8- 33,500 8,344 株主資本以外の項目の 当期変動額(純額) 当期変動額合計 △ △ 2,711 △ 2,711 △ 55,458 △ 2,711 △ 2,711 52,746 74,404 864,347 789,942 74,404 2,711 Ⅴ.営業収益内訳 (単位 百万円) 第 事 業 分 野 14 期 第 2012年4月1日から 2013年3月31日まで クラウド基盤 15 期 増 減 額 (△) 2013年4月1日から 2014年3月31日まで 増 減 率 (%) 41,945 52,922 データネットワーク 403,666 391,505 △ 12,161 △ 3.0 ボイスコミュニケーション 318,050 296,438 △ 21,612 △ 6.8 36,832 36,906 74 0.2 127,542 150,651 23,108 18.1 16,774 15,604 △ 1,170 △ 7.0 944,812 944,028 △ 783 △ 0.1 アプリケーション&コンテンツ ソリューション その他 営業収益合計 10,977 26.2 *第15期より、事業分野別の収益内訳を表示しております。科目別の収益内訳については、下表をご参照ください。 (参考)営業収益内訳(科目別) (単位 百万円) 第 科 目 14 期 第 2012年4月1日から 2013年3月31日まで 15 期 増 減 額 (△) 2013年4月1日から 2014年3月31日まで 増 減 率 (%) 音声伝送収入(IP系除く) 293,931 272,179 △ 21,752 △ 7.4 IP系収入 371,860 367,015 △ 4,845 △ 1.3 (再)OCN収入 155,892 153,580 △ 2,311 △ 1.5 (再)VPN系収入 158,732 159,024 67,670 61,232 △ 6,437 △ 9.5 50,328 44,628 △ 5,699 △ 11.3 183,960 217,746 27,388 25,854 △ 1,534 △ 5.6 944,812 944,028 △ 783 △ 0.1 データ通信収入(IP系除く) (再)専用収入 ソリューション収入 その他の収入 営業収益合計 -9- 291 0.2 33,785 18.4 Ⅵ.比較キャッシュ・フロー計算書 (単位 百万円) 第 科 目 14 期 第 2012年4月1日から 2013年3月31日まで 15 期 増 2013年4月1日から 2014年3月31日まで 減 ( △ ) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税引前当期純利益 121,853 142,733 減価償却費 104,986 104,343 △ 642 8,189 3,295 △ 4,894 固定資産除却損 20,880 固定資産売却益 △ 9,474 △ 17,465 △ 7,991 貸倒引当金の増加又は減少(△)額 △ 133 △ 580 △ 447 退職給付引当金の増加又は減少(△)額 関係会社株式評価損 売上債権の増加(△)又は減少額 △ たな卸資産の増加(△)又は減少額 仕入債務の増加又は減少(△)額 △ 1,593 2,706 31,895 3,774 36,255 19,685 △ 小計 利息及び配当金の受取額 28,121 55,940 △ 1,753 △ 3,148 1,005 △ 5,501 △ 4,496 840 △ 2,078 △ 2,919 6,310 △ 11,513 △ 5,203 217,575 237,645 20,070 7,702 10,565 2,863 112 利息の支払額 △ 1,682 △ 1,569 法人税等の受取又は支払(△)額 △ 45,932 △ 62,849 営業活動によるキャッシュ・フロー △ 1,395 未払消費税等の増加又は減少(△)額 その他 1,112 177,662 △ 183,792 16,916 6,129 投資活動によるキャッシュ・フロー 固定資産の取得による支出 △ 固定資産の売却による収入 投資有価証券等の取得による支出 111,263 △ 17,845 △ 投資有価証券等の売却による収入 21,967 140,615 △ 18,601 △ 29,352 755 145,747 △ 123,780 4,726 70 △ 4,655 長期貸付による支出 △ 1,725 - 1,725 短期貸付による増減(△)額 △ 3,345 6,994 10,340 その他 △ 3,932 20,817 24,749 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 119,661 △ 239,878 △ 120,216 財務活動によるキャッシュ・フロー 長期借入による収入 長期借入金の返済による支出 - △ 43,643 短期借入による増減(△)額 △ 730 90,000 90,000 3,586 40,056 8,006 7,276 リース債務の返済による支出 △ 4,249 △ 4,756 △ 506 配当金の支払額 △ 30,500 △ 33,500 △ 3,000 財務活動によるキャッシュ・フロー △ 77,663 56,162 133,825 1,327 2,371 1,044 18,334 2,448 20,782 現金及び現金同等物の期首残高 70,459 52,124 現金及び現金同等物の期末残高 52,124 54,573 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増加又は減少(△)額 △ -10- △ 18,334 2,448 Ⅶ.NTTコミュニケーションズグループ決算概況 (単位 百万円) 第 科 目 14 期 第 15 期 2012年4月1日から 2013年4月1日から 2013年3月31日まで 2014年3月31日まで 増 減 額 (△) 増 減 率 (%) 営業収益 1,194,721 1,230,389 35,668 3.0 営業費用 1,078,399 1,102,511 24,112 2.2 営業利益 116,322 127,878 11,556 9.9 -11- Ⅷ.役 員 の 異 動 (1)新任取締役候補 東 明 彦 (ヒューマンリソース部長 総務部長兼務) 桜 井 伝 治 (第一営業本部長) 田 中 基 夫 (クラウドサービス部長) 大 井 (ネットワークサービス部クローズドネットワークサービス部門長 貴 経営企画部グローバルネットワーク事業統合タスクフォース長兼務) 森 林 正 彰 (グローバル事業推進部 担当部長(NTT Europe 社長 )) (2)新任監査役候補 小 林 洋 子 (エヌ・ティ・ティ・コム チェオ(株)代表取締役社長) (3)退任予定取締役 代表取締役副社長 澤 田 純 常務取締役 長 谷 部 敏 治 ((株)エヌ・ティ・ティ・アド 入社予定) 常務取締役 古 川 (NTTコムテクノロジー(株)入社予定) 取締役 原 取締役 一 法 師 公 一 隆 (日本電信電話(株)代表取締役副社長 就任予定) 一 ((株)ミライト 入社予定) 淳 ((株)NTTファシリティーズ 代表取締役副社長 就任予定) (4)退任予定監査役 監査役 中 山 哲 夫 (5)代表取締役および役付取締役予定者 ①代表取締役社長予定者 代表取締役社長 有 馬 彰 ②代表取締役副社長予定者 代表取締役副社長 庄 司 哲 也 取締役 舩 橋 哲 也 ③常務取締役予定者 常務取締役 森 取締役 中 田 清 勝 己 -12- (6)役員の人事の予定 新役職名および ( 新委嘱・担当業務 ) (氏 名) ( 現役職名および 現委嘱・担当業務 代表取締役副社長 営業本部担当 情報セキュリティ担当 ) 代表取締役副社長 営業本部担当 コーポレート担当 庄 司 哲 也 代表取締役副社長 技術担当 オペレーション担当 情報セキュリティ担当 舩 橋 哲 也 取締役 カスタマサービス部長 常務取締役 CSR担当 森 常務取締役 CSR担当 常務取締役 グローバル担当 グローバル事業推進部長 中 田 勝 己 取締役 グローバル事業推進部長 取締役 第三営業本部長 細 川 雅 由 取締役 第三営業本部長 取締役 サービス基盤部長 伊 藤 幸 夫 取締役 サービス基盤部長 取締役 ボイス&ビデオコミュニケーション サービス部長 丸 岡 取締役 ボイス&ビデオコミュニケーション サービス部長 取締役 第二営業本部長 荒 本 和 彦 取締役 第二営業本部長 取締役 NTT America, Inc. 代表取締役社長 五 味 和 洋 取締役 NTT America, Inc.代表取締役社長 取締役 西日本営業本部長 東 ヒューマンリソース部長 総務部長兼務 取締役 第四営業本部長 桜 井 伝 治 第一営業本部長 取締役 クラウドサービス部長 田 中 基 夫 クラウドサービス部長 取締役 ネットワークサービス部長 大 井 ネットワークサービス部 クローズドネットワークサービス部門長 経営企画部グローバルネットワーク事業 統合タスクフォース長兼務 取締役 NTT EUROPE LTD. 代表取締役社長 森 林 正 彰 グローバル事業推進部 担当部長 (NTT Europe 社長 ) 取締役 伊ケ崎 和久 取締役 清 亨 明 彦 貴 (注) ・退任予定監査役は第15回定時株主総会(6月20日)終結時をもって辞任の予定です。 以 -13- 上