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【投資のミカタ】Vol.42 値動きの激しい日本株。

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【投資のミカタ】Vol.42 値動きの激しい日本株。
日
経
済 本
株
式
ミ
ポ
カ
タの
Vol.42
お客さま用資料
値動きの激しい日本株。
その影にはヘッジファンド!?
イ
ント
2013年12月24日
www.jpmorganasset.co.jp/Mikata.html
激しい値動きの影にヘッジファンドマネジャーの存在?!
11月下旬から日本株は激しい値動きが続いています。こ
ローバルマクロによる日経平均買いがあると考えてい
ます。
うした激しい値動きの影には、ヘッジファンドの動きが関
係していると言われています。特に、世界中の国・地域
のマクロ経済見通しに基づき、各国の市場でポジション
12.6
NT倍率
12.4
をとる「グローバルマクロ」と呼ばれるヘッジファンドが注
12.2
目されています。
ヘッジファンドが日本株市場に入ってきていることを示
12.0
す明確な指標・データは残念ながら公表されていませ
11.8
んが、いくつかの指標を組み合わせて見てみると、ヘッ
ジファンドの足跡が見えてきます。
平均12.0
(グラフ期間中)
11.6
12/12
13/03
13/06
13/09
13/12 (年/月)
期間:2012年12月19日から2013年12月19日
裁定買い残からもヘッジファンドの影が見受けられる
加えて「裁定買い残」を見てみましょう。こちらはヘッジ
ファンド等の投資家が行う裁定取引(さや取り)のポジ
ション残高です。足元は、今年一番の積みあがりには
なっていないものの、ちょうど日本株が上昇してきた11
月末頃から、ポジションが徐々に積みあがりつつあると
(月/日)
期間:2013年11月15日から2013年12月19日
いう状況です。もちろんこれら全てがヘッジファンドによ
るものと断定することはできませんが、海外投資家の買
NT倍率にみられる日経平均への買いの動き
例えば「NT倍率」を見てみましょう。NT倍率は、日経
いが増えていることや、株価上昇ペースの早さを考えれ
ば、ヘッジファンドが大半を占めていると予想できます。
平均株価とTOPIXどちらが上昇しているかを表す指標
で、日経平均がTOPIXに比べて相対的に上昇すると、
NT倍率も上昇します。日経平均先物は、取引が厚く24
時間取引できるために、ヘッジファンドが好んで使うと言
われています。よってヘッジファンドが日本株市場に買
いポジションを作り始めると、NT倍率が上昇しやすいと
言われています。これを踏まえて、足元の水準を見てみ
ると、実はここ一年で見られなかった水準まで大きく上
昇しており、日経平均に買いが大きく偏っていることが
示されています。この背景にはヘッジファンド、特にグ
各種グラフ 出所:BloombergよりJPモルガン・アセット・マネジメント作成。
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
(兆円)
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
12/11
13/02
13/05
期間:2012年11月29日から2013年11月29日
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13/08
(年/月)
お客さま用資料
今後もヘッジファンドの動向に要注意
このように、NT倍率や裁定買い残の状況から、ヘッジ
ファンドが日本株市場でポジションを作り、売買を行って
いることが推察されます。その中でもグローバルマクロ
は今年のパフォーマンスがふるわないため、クリスマス
休暇を返上してまで、年末最後の大勝負ということで日
本株市場に参加してきているようです。ヘッジファンドの
ような足の速い投資家が多いほど、値動きは上下に激
N T 倍率
について
NT倍率は、日経平均株価とTOPIXどちらがより上昇
したかを見る指標で、【日経平均株価÷TOPIX株価】で
算出されます。
裁 定 買 い 残 について
「先物売り」「現物買い」という組み合わせの裁定取引
において、裁定取引を終えていない「現物買い」の残高
を指します。
しくなります。今後のリスク要因として、ヘッジファンドの
動向、特にNT倍率の上昇や裁定買い残の積み上がり
には注意が必要です。
みかたん
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