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これからはじめる - あきばれホームページ作成

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これからはじめる - あきばれホームページ作成
HP公開前に読んでおきたいSEOのことや
公開してから実践したいSEOのことがわかる
これからはじめる、
SEO活用
ガイドブック
これからはじめる、SEO活用ガイドブック目次
CONTENTS
第一章 HP公開前に読んでおきたいSEOのこと
1)
ホームページ活用で重要なSEO
・SEO はネットの「集客」手段
・上位表示を求めるあまり……
・「やり過ぎ」か「意図的」か
・SEO 業者の危ういテクニック
・行き過ぎた SEO の被害者は誰?
2)
勝ち残るための
「これからのSEO」
とは
・SEO は「ユーザー目線」で
・「15 秒」が目安に
・ユーザー目線になれる「ペルソナ」
・ソーシャルメディアの活用は必須
・「友人」の検索結果に上位表示される
・まとめ
第二章 公開してから実践したいSEOのこと
1)
上位表示を左右する
「被リンク文言」
の作り方
・「被リンクの文言」とは
・被リンク文言で変わる検索順位
・上位表示させるには
・適切な被リンクの文言を作成する
・今後SEOの評価基準はどうなる?
・会員さまの検索順位について
2)
アクセス数が増えないホームページの原因と解決法
・まずはホームページの現状を把握
・アクセス数が増えない原因を追及する
・まとめ
3)
最新 SEOツール活用法
・ツールを活用してブログの SEO を分析
・ライバルのサイトも分析
・SEO の基本はトライ&エラー
・hanasakigani.jp
・ツールの活用方法
・まとめ
第一章 ホームページ公開前に読んでおきたい SEO のこと
1) ホームページ活用で重要なSEO
ホームページを活用していくうえで、避けて通ることができないのが「SEO」
(検索サイト対策)
。まず最初に、SEO の基本的なポイントをお話しします。
SEO はネットの「集客」手段
ホームページを作ったら、まず考えなくてはならないのが SEO(検索エンジン対策)
です。SEO とは、ヤフーやグーグルといった検索エンジンの上位に表示させてアクセ
スアップを狙う対策のことです。
アクセスアップは、実店舗でいうところの「集客」にあたります。実店舗ではお店
をオープンしたら、チラシを配ったり、雑誌に広告を出したり、通りに看板を設置し
たりして、お客さんに来店してもらおうとします。
これに対してインターネットでは、検索エンジンからお客さんを誘導してくるのが、
一般的な集客方法です。通常の店舗の場合目立つところに広告や看板を出せば、それ
だけ多くの人の目に留まって来店客が増えます。それと同じように、検索結果に上位
表示されれば御社のホームページにアクセスする人が増えます。このため、
ホームペー
ジで少しでも多くのお客さんを集めるには、検索エンジンでの上位表示が必要だ、と
いうことになるのです。
上位表示を求めるあまり……
このように、自分のホームページにお客さんを連れてくるため、検索エンジンでの上
位表示はのどから手が出るほど欲しいものです。そのような「上位表示したい」とい
う気持ちがエスカレートした結果生まれたのが、
「SEO スパム」または「検索エンジ
ンスパム」と呼ばれる行為です。たとえばヤフーでは次のように明示しています。
「検索エンジンスパム」とは、検索キーワードと十分な関連性がないにもかかわらず、
図的に検索結果に表示されるように操作をしているウェブページを指します。
(検索エンジンスパムとは?−http://info.search.yahoo.co.jp/
archives/002839.php)http://info.search.yahoo.co.jp/archives/002839.php)
-1-
悪意はないもののついやり過ぎてしまいがちな SEO スパムの例をいくつかご紹介します。こうした
行為はペナルティをける可能性が高いので気を付けましょう。もしご自分のホームページがまった
く検索結果に表示されない場合は、検索エンジンに SEO スパムと判定されているかもしれませんの
でチェックしてみてください。
キーワード詰め込み(メタタグ)
多くのキーワードで上位表示させるために、「メ 上位表示されやすく、メタタグに入れるキーワー
タタグ」と呼ばれる場所にキーワードを過剰に ドの数も、少ないほうが良いでしょう。
詰め込む行為です。
なお、
【ブログ de ホームページ】の管理画面では、
「メタタグ」というのは、ブラウザ上には表示さ 「検索サイト対策(SEO) 設定」にある「記事概要」
れない部分に記述するもので、アクセス者には 「記事キーワード」に書き込む内容が「メタタグ」
見えませんが検索エンジンは読み込む部分です。 の内容に該当しますので、
ここにはあまりキーワー
そもそもキーワードはできるだけ絞ったほうが ドを詰め込みすぎないように注意しましょう。
キーワード詰め込み(alt 属性)
ホームページに画像を表示させる際に使う
です。他の例と同様、これも検索エンジンが読み
「IMG タグ」の中の「alt 属性」と呼ばれる部分に、 取るという点を悪用されてしまいました。
ページと関係のないキーワードを記述したり、 この「alt 属性」に記述された内容は、マウスポイ
過剰に埋め込んだりする行為。
ンタを画像の上に置くとポップアップで表示され
本来「alt 属性」とは、画像が表示できないブラ ます。
【ブログ de ホームページ】の管理画面では、
ウザや音声ブラウザが画像を読み込んだときに、「画像の名前」に指定した内容が alt 属性の内容と
その画像の内容を説明するために記述するもの なります。
キーワード詰め込み(本文)
ページの文書内(特にトップページ)に、キーワー
ドを過剰に入れてしまう行為です。具体的に何
個なら適切か、という明確な基準はありません
が、読んでみて不自然なくらいにキーワードが
繰り返されているのは、明らかに詰め込みすぎ
です。作成したばかりのホームページの場合、
これが原因でトップページだけが表示されなく
なる、というペナルティを受けることが多いよう
です。文章量にもよりますが、会員さまのケース
では特定の単語が 40 個以上あると、これに該当
することが多くなります。
もしこのスパムに該当するのではと思ったら、
トップページに入れた狙っているキーワードを、
3/1 程度に減らして様子をみましょう。
-2-
つまり「SEO スパム」とは「行き過ぎた SEO」のことです。では検索エンジンに、
あなたのホームページがこうした行為をしていると判断されてしまったら、どうなる
のでしょうか。先ほどのヤフーのページにはこう書かれています。
「検索エンジンスパムに該当すると判断されたウェブページは、
インデックスから随時削除されます。
「インデックス」というのは、検索エンジンが収集したホームページの情報を蓄積し
たデータベースのことです。ここから「削除」されるということは、検索結果に表示
されなくなることを意味します。
検索エンジンは、
「SEO スパム」に対してさまざまな「ペナルティ」をもって対処
します。先ほどの「インデックスからの削除」は、
検索エンジンが適用するペナルティ
のうちもっとも重いもので、これを受けるのはかなり悪質なスパム行為です。それ以
外に「順位の大幅な下落」
「ページランクの剥奪」といったペナルティもあります。
どの SEO スパム行為に対してどの程度のペナルティを課すか、我々にはわかりませ
ん。しかしこのように、上位表示を求めるあまり行き過ぎた SEO をした結果、検索エ
ンジンから「ペナルティ」を受けるケースが後を絶ちません。
SEO スパムは、その行為の程度によって、
比較的悪意のないもの = ついやり過ぎてしまったもの
明らかな悪意のあるもの = 検索エンジンを そうとするもの
という2つに大きく分けられます。
「やり過ぎ」か「意図的」か
一生懸命に SEO に取り組むうちに、つい度が過ぎてしまったような場合は、同じ
SEO スパムでも比較的軽度な「悪意のない」ものといえるでしょう。たとえば、
「ペー
ジにはキーワードをたくさん入れたほうがよい」というテクニックを耳にして、必要
以上にキーワードを詰め込んでしまったような場合です。こうした行為が検索エンジ
ンから SEO スパムと判断されてしまうと、ペナルティを受けて順位が大幅に下落した
り、トップページがまったく表示されなくなったりする可能性があります。
-3-
ただ、これは比較的軽い SEO スパムなので、ペナルティを受けたと思われる部分を
修正すれば、2、3ヵ月で再び正常に戻ることが多いようです。一方、明らかな悪意
のある SEO スパムというのは、検索エンジンを意図的に「 そう」とするものです。
たとえば、アクセス者に対しては通常のページを見せておきながら、検索エンジン
には SEO だけを狙った別のページを用意しておく「クローキング」
(前ページコラム
参照)といった行為です。
検索エンジンを
そうとする SEO スパムの例
意図的に、検索エンジンを騙して順位を上げようとする SEO スパムの例をご紹介します。
これらの行為は、検索結果に表示されなくなるような重大なペナルティを 受ける可能性があ
りますので、絶対にやめましょう。
隠しテキスト
キーワード詰め込み(メタタグ)
文字の色をページの背景色と同じ色、あるいは限
りなく近い色にして、ページの内容とは関係のな
いキーワードを埋め込む行為。たとえば、
「白い
ページ」に「白い文字」を表示させると人間には
文字が見えなくなりますが、検索エンジンには読
み取れます。
文字サイズの設定を意図的に小さくして、キー
ワードやキーワードを含んだ文字列を書き込む行
為で、これも隠しテキストの一種といえます。
極端に文字サイズを小さくすると、ホームページ
上では目を凝らさなければ見えないほどの小さな
点になります。これも、アクセス者には何が書か
このことを悪用して、狙ったキーワードを羅列し
ておくのです。この方法を使うと、ページの内容
とは関係のないキーワードでも上位表示されてし
まう可能性がありました。
れているのか判読できませんが、検索エンジンは
読み取ることを悪用したテクニックです。
クローキング
被リンクの大量獲得
ページにアクセスしたのが人間であるのか検索エ
ンジンであるのかを識別し、人間に見せるページ
と検索エンジンに見せるページを別々にする行為。
検索エンジン用のページには、SEO の効果だけを
狙った内容を記述しておくため、上位表示につな
がってしまう恐れがあります。
これは SEO スパムの中でも特に悪質なもので、過
去には有名企業のサイトでもインデックス削除な
どの厳しいペナルティを受けた例があります。
リンクを張ることだけを目的とした内容のない
ページを大量に(数万、数十万というレベルで)
作成したり、被リンクを仕込んだブログパーツや
アクセスカウンタなどを無料で配布したりして、
大量のリンクを獲得しようとする行為。
これは一般の人が個人でできるようなテクニック
ではなく、おもに SEO 業者などの手によって行わ
れることが多い SEO スパムです。
一時的に順位が上がることもありますが、いつ
SEO スパム判定されてもおかしくない、危険な行
為です。
-4-
これは明らかに SEO 目的で検索エンジンを そうとする悪意のあるものですから、こ
うした SEO スパムには「インデックス削除」のような重いペナルティが課せられるこ
ともあります。
SEO
業者の危ういテクニック
「御社のホームページを、確実にヤフーで上位5位以内に表示させます!」
ホーム
ページを公開したら、こんな電話がかかってきた、という経験のある方は少なくない
でしょう。こうした電話をかけてくるのは、いわゆる「SEO」の専門業者です。その
ような業者が数多く存在するのは、検索エンジンでなんとか上位に表示したい、と考
えている人がとても多いということでしょう。
上位表示を求めるあまり、冒頭に出てきたような「SEO 業者」の甘い言葉につい頼
りたくなってしまうのもわかります。しかし、実際に SEO 業者がどんなテクニックを
使って上位表示させたのかは、素人にはよくわかりません。
最近 SEO 業者がよく使うのは、検索エンジンが重要視している「リンク」を操作す
るテクニックです。こうしたテクニックで、一時的には上位表示に成功するかもしれ
ません。しかし、所 は上位表示だけを目的としたものですから、やがて検索エンジ
ンに SEO スパムと判定され、検索結果に表示されなくなる可能性はけっしてゼロでは
ないのです。
行き過ぎた SEO の被害者は誰?
ところが、検索結果に表示されなくなって困るのは、SEO 業者に依頼した契約者で
す。当の SEO 業者は何も困りません。
表示順位が下落した後に慌ててその業者を解約しても、一度受けたペナルティはそ
う簡単には元には戻りません。もしかしたら今後何年もの間、そのドメインでは再び
上位表示することができないかもしれないのです。
SEO 業者の多くは、順位を上げれば かる「成果報酬型」のビジネスを行っていま
す。彼らにとっては上位表示させることが目的です。極端な話、そのあとのことはど
うでもよいのが本音という業者が存在するのも事実なのです。
するということです。
-5-
検索エンジンは、特定のホームページを上位に表示するために情報を提供しているの
ではありません。検索エンジンが目指しているのは、
「検索者が欲しい情報」を提供
今回ご紹介したような上位表示だけを目的とした「行き過ぎた SEO」は、検索エンジ
ンが目指しているものとはほど遠い、検索結果を不正に歪める行為です。そのような
行為は、遅かれ早かれ検索エンジンから SEO スパムと判断され、重いペナルティを
受けることになってしまうでしょう。
以上、ここで言いたかったのは、SEO 業者の悪口ではありません。
検索エンジンの裏をかくような行為をして、検索エンジンから評価を得られなくなっ
ては元も子もないのです。読者の皆さんは、上位表示だけを目的としてしまうような
「行き過ぎた SEO」はけっしてしないようにしていただければと思います。
有名企業サイトもスパムに
数年前、サイバーエージェント社が運営する数十サイトが一斉に Google の検索
結果に表示されなくなる、という事件(?)がありました。同社は、有名人が多く
利用することで知られる無料ブログの「アメーバブログ(アメブロ)」を運営する、
東証マザーズ上場企業です。
当時、これらのサイト間にリンクを張り巡らし、それをサイト上に設置した小窓
にきわめて小さな文字を使い、リンク集として表示していたといいます。「上位表
示にはリンクを増やすとよい」という一般的な SEO のテクニックを過度に行った
ことで、Google が検索エンジンスパム行為と認めた、というのが巷の SEO 専門家
による分析です。有名企業による SEO スパムとして、ネット上で話題になりました。
そのほか、ドイツの有名自動車メーカー「BMW」のサイトが、同じく Google
の検索結果から削除されたということもありました。このケースは、検索エンジン
と訪問者(人)とで見せるコンテンツを変える、
「クローキング」という手法を使っ
ていたようです。
このように、たとえ世界的に有名な企業であっても、SEO スパムに手を出してし
まうと、検索エンジンに表示されなくなってしまうのです。
-6-
2) 勝ち残るための「これからのSEO」
とは
1)では、行き過ぎた対策にについてお話ししてきました。とはいっても、SEO 対策を
怠ってはホームページからの集客は難しい。でも、どうしたらいいのかわからない。こ
こからは、そんな疑問にお応えすべく、公開前にできる SEO 対策についてお話したい
と思います。
SEO は「ユーザー目線」で
数多あるホームページを見てみると、検索結果の上位表示に勝ち残るページには共
通点があります。それは「検索結果ページ」と「ホームページの中身」にあるのですが、
ポイントは徹底的にユーザー目線で作られているということ。
数多あるホームページを見てみると、検索結果の上位表示に勝ち残るページには共
通点があります。それは「検索結果ページ」と「ホームページの中身」にあるのですが、
ポイントは徹底的にユーザー目線で作られているということ。
まず検索結果ページに見られる共通点は、SEO で重要な「ページのタイトル名」や
「ページの説明文」がユーザー目線で工夫されています。この部分はユーザーが検索し
たときに検索結果ページに表れますので、
「ライバルサイトよりも良さそう」とユーザー
に判断してもらえる文章でなければクリックしてもらえません。そして、
「検索された
い重要なキーワードを、
タイトルの先頭に入れる」
「説明文はなるべく 1 文におさめる」
「得られるメリットを書く」ことで、クリックされやすくなります。
またホームページの中身に見られる共通点は
ファーストビューで何のサイトかひと目でわかる
検索キーワードにマッチし、ユーザーに役立つ良質なコンテンツ
後続の詳細ページに行きやすい
といった3点。ユーザー目線で作られた上記のポイントを押さえているサイトは自然
とアクセス者の「滞在時間が長く」なります。逆に言う では、どうすれば 15 秒以
上見てもらえるサイトにできるのでしょうか。最も重要なポイントは、繰り返しにな
りますが
「徹底的にユーザー目線に立つ」
ことです。そうはいっても作り手側がユーザー
目線に立つのは意外と難しいもの。そこで弊社では、ホームページ作成と滞在時間が
短いサイトは「ユーザー目線でない」と判断され、今後は勝ち残っていけないという
ことになります。
-7-
「15 秒」が目安に
この滞在時間についてですが、実際にグーグルは「15 秒以内に『戻る』ボタンを
押して検索結果ページへ戻られるサイトを計測している」と言われています(
【図
1】
)
。おそらく数値を直接的に計測しているのではなく、15 秒以上見てもらえない
サイトの特徴を把握して仕組みをつくり、アルゴリズムに含めていると考えられま
す。
では、どうすれば 15 秒以上見てもらえるサイトにできるのでしょうか。最も重要な
ポイントは、繰り返しになりますが、
「徹底的にユーザー目線に立つ」ことです。そ
うは言っても作り手側がユーザー目線に立つのは以外と難しいもの。そこで弊社で
は、ホームページを検討中の人が【ブログ de ホームページ】のサイトを見て、どの
ような行動を起こすかをテストする「ユーザー行動調査」を実施しました。これに
より、私たちサイト制作側が気付かない多くの課題を発見でき、大幅に改善するこ
とができました。このような調査を定期的に行うことは非常に効果的です。ただ、
この「ユーザー行動調査」はコストが非常にかかります。ですから皆さまには同様
の調査ができる「ペルソナ」という手法をお勧めしたいと思います。
-8-
ユーザー目線になれる
「ペルソナ」
「ペルソナ」とはマーケティング手法の1つで、実際にそのサイトを利用する人を想定し、
ユーザー目線で改善点を見いだしていくというもの。
たとえば借金に悩み、自己破産を考えている人が「債務整理 豊島区」と検索してホー
ムページに訪れたとします。このときユーザーはどんな気持ちでしょうか。何が不安で、
どんな情報を求め、どのようなアクションを起こそうとしているのでしょうか。このよう
にユーザー目線で自社のホームページを観察するのです。
「ペルソナ」とは「登場人物」という意味。ユーザーになりきって考えることで、こ
れまで見えなかった改善点が見えてきます。1パターンだけでなく、さまざまなユー
ザーを想定しながら調査を重ねてみてください。それにより多くの課題が見つかり、
それらを改善していくことでホームページの質が上がり、15 秒以内に「戻る」ボタ
ンを押されることもなくなるでしょう。その結果、検索順位が上がり、お問合せに
繋がるというわけです。
ソーシャルメディアの活用は必須
また今後は「いかにしてユーザーの評価を得るか」といった点が注目されていくと考
えられます。その点では Facebook(フェイスブック)や Twitter(ツィッター)
、グー
グルプラスなどのソーシャルメディアの活用が欠かせません。 現在はまだ、
ソーシャ
ルメディアは検索エンジンにサイトの人気度を知らせる程度だろうと言われていま
す。しかし実際にソーシャルメディアで多くの人からサイトを共有されることによっ
て、検索順位が変動する事実が確認されています。
サイトが多くの人に共有されるということは、それだけ多くの人に評価されている
ということ。つまり多くの人に評価されることが上位表示にも繋がるのです。それゆ
え検索順位を上げるには「他人が自然に共有したくなるサイト」にすることがポイン
ト。ただ、今すぐ実践できるほど簡単なことではありません。ある程度の時間と努力
が必要になりますので、できるだけ早く、ソーシャルメディアを積極的に活用するこ
とをお勧めします。
-9-
「友人」
の検索結果に上位表示される
またソーシャルメディアは将来的に商売に繋がるメリットがあります。そのメリッ
トとはソーシャルメディアで繋がっている「友人」の検索結果に影響を与えられると
いうこと。これは「パーソナライズド検索」と言われ、同じ検索キーワードで検索し
ても、その検索結果が個人によって異なるという現象。ユーザーが検索した履歴や繋
がっている「友人」のデータなどをもとに、それぞれのユーザーがより求めている検
索結果が上位表示されるのです。
たとえば今回参加したイベント「SES」で検索すると、グーグルアカウントにログ
インした状態では、ソーシャルメディア(グーグルプラス)で繋がっている「友人」
が共有したサイトが上位に出てきます。
「友人」が興味を持つ情報は私と共通してい
ることが多く、私が本当に求めている情報を簡単に手に入れられます。
しかし、グーグルアカウントにログインしていない状態で検索した場合は私が求めて
いる情報は出てきません(
【図2】
)
。
これは一方的なものではありません。ソーシャルメディアで繋がっている「友人」
はお互いに検索結果に影響を与え合うのです。
もしこれが「売り手」と「買い手」という間柄で行われるとどうなるでしょう。
ソーシャルメディアで将来お客さんになってくれそうな潜在顧客と繋っていても、す
ぐに商売に繋がるものではありません。
- 10-
しかしながらその潜在顧客が、いざ何かの商品やサービスが必要となった際にその力
が発揮されます。それがいつ訪れるかはわかりませんが、
ソーシャルメディアで繋がっ
ている潜在顧客が何らかの検索をした場合、
そのキーワードに関連した「友人」のホー
ムページが高い確率で上位表示されるのです。 たとえば、何かトラブルに巻き込ま
れ弁護士に依頼しようと「弁護士 東京」と検索したとします。そうするとソーシャ
ルメディアで繋がっている弁護士がいれば、優先的に検索結果に出てきます。すると
面識がない弁護士に依頼するよりは「友人」に依頼しようということになりやすいの
です。
つまり、ソーシャルメディアで繋がっている「友人」が本当に商品やサービスを必
要としているときには、確実に接触することができるというわけです。
まとめ
今回お話しましたように、これから
ユーザー目線で行うこと
ソーシャルメディアを活用する
ことが大切です。
「ユーザー目線」が大切だということは弊社の会員さまならよ
くご存じだと思いますが、今回ご紹介した手法などを使いながらより一層、ホームペー
ジの改善に努めていただければ幸いです。
また、今後はソーシャルメディアを活用しなければ勝ち残れません。もちろんそれ
なりの手間やノウハウが必要ですが、将来を見据え、まずはできるだけ早く取り組ま
れることをお勧めします。
- 11-
第二章 公開してから実践したい SEO のこと
1) 上位表示を左右する
「被リンク文言」
の作り方
さて、SEO を設定、ホームページを公開。これで一安心と思いがちですが、一度設
定したらそれで終了、というわけではありません。第二章では、公開後の SEO 対策
について最新情報を交えながらお話したいと思います。まずは、検索順位に影響を
与える「被リンクの文言」について解説いたします。
「被リンクの文言」とは
「被リンクの文言」について、耳にされたご存知の方も多いとは思いますが、簡単
にご説明いたします。
「被リンク」というのは他のホームページから自社のホームペー
ジを紹介してもらうためのリンクのことです。そして「被リンクの文言」とは、その
リンクに含まれている文言のこと。この被リンクの文言を、グーグルはコンテンツと
併せて非常に重視しているのです。
3
- 12-
被リンク文言で変わる検索順位
グーグルがコンテンツを重視し始めているとはいえ、まだまだ被リンクの文言は検
索順位に影響を与えています。
たとえば、
これは有名な話ですが「18 歳未満」というキーワードで検索すると「ヤフー」
や「グーグル」のサイトが上位表示されます(
【図 3】
)
。
「18 歳未満」という検索キー
ワードとは全く関係のない、これらのサイトが検索結果の上位に表示されるのはなぜ
でしょうか。
これは、アダルトサイトのトップページには「18 歳未満はこちら」というリンク
文言が用意されており、そのリンク先としてヤフーやグーグルが設定されているケー
スが多いからです。この現象はずいぶん前からのものですが現在でも同様です。
この例からもわかりますが、狙っていないキーワードでも被リンク文言に含まれて
いれば、上位表示されてしまうというケースもあるのです。このことからも、被リン
クの文言が検索順位に与える影響が大きいことをご理解いただけたる思います。
上位表示させるには
上位表示されていないケースで多いのは、被リンク文言に狙うキーワードが入って
いない場合です。
「被リンク文言にキーワードが含まれている」ことは上位表示され
るためのポイントの1つ。
つまり、他のサイトがあなたのサイトをリンクする際、そのリンク文言に「あなた
の狙うキーワード」を含めてもらうことができれば、
SEOの効果が高まるのです。
とはいえ、普通にリンクを依頼すると会社名やサイト名などにリンクを張られるこ
とがほとんど。サイト名に狙うキーワードが含まれていれば問題ありませんが、実際
には含めることが難しいというケースも数多くあります。
たとえば「債務整理 弁護士」というキーワードで狙っているのに、サイト名が「山
本法律事務所」ですと、通常「山本法律事務所」という文言にリンクが張られてしま
います。これでは「債務整理 弁護士」という狙うキーワードが被リンク文言に全く入っ
ていませんから、この被リンクだけでは上位表示はできません。
そこで、他のサイトにリンクをしてもらう際に、キーワードが含まれた文言でリン
クを張ってもらえるような工夫が必要になってきます。
- 13-
4
適切な被リンクの文言を作成する
お勧めの方法は、
「相互リンク募集中」
「相互リンクについて」などといったページ
を作成し、そこにキーワードを含んだ被リンク文言を記載しておくことです(
【図4】
)
。
必ずしもその文言でリンクしてくれないかもしれませんが、何もしないケースに比べ
るとはるかに効果的といえます。
ではここで、適切な被リンク文言を作る4つのポイントを簡単にご説明しましょう。
①狙うキーワードを含める
会員さまのサイトを見ていると、狙ったキーワードが含まれていない被リンク文言
を設定されているケースが少なくありません。 たとえば「債務整理 弁護士」という
キーワードで狙っているのに、
「相続問題なら山本法律事務所」などキーワードが含
まれていない文言で設定されていると、上位表示されない可能性が高くなってしまい
ます。上位表示を狙うなら、
「債務整理なら山本弁護士へ」
など必ず狙っているキーワー
ドを含めた被リンク文言を作成しましょう。
②文言にバリエーションをもたせる
被リンク文言は1パターンでなく、少なくとも3パターンは作っておきましょう。
- 14-
というのも、すべて同じ被リンク文言はグーグルから目をつけられやすいからです。
その背景には機械的に大量の被リンク文言を作成するSEO業者を排除したいという
意図があることが考えられます。機械的に作られる文言は 100% 同じものになるため、
グーグルから「不自然」とみなされやすくなります。
そもそも自分のホームページから他のホームページにリンクを張るという行為は、
「良さそうなホームページだから自分のホームページでも紹介したい」といったこと
がきっかけのはず。それゆえ、それぞれのホームページ運営者が紹介する被リンク文
言は異なっているのが自然、という考えがグーグルにあるからです。機械的ではなく
人によって、きちんとリンクされている「自然さ」を重視しているのです。グーグル
に不自然だと目をつけられないためにも、被リンク文言はバリエーションを持たせて
何パターンか作成しておく工夫が必要です。相互リンクについてのページを作るなら、
2、3か月ごとに掲載する被リンク文言を変更することをお勧めします。
③キーワードだけの文言はNG
またグーグルが重視する「自然」であることを考慮すると「債務整理 弁護士」な
どキーワードだけの被リンク文言もNGです。
ホームページ運営者が気に入ったサイトを自分のサイトで紹介する際に、そのような
キーワードだけで紹介することはありえません。何らかの意味のある文言にするはず
です。その観点からもキーワードだけの被リンク文言は適切ではありません。
しかし、狙うキーワードによっては、キーワードだけの被リンク文言で上位表示で
きることもあります。ただ中長期的に見ると、リスクが高くなりますので避けた方が
無難でしょう。
④多くのキーワードを詰め込まない
被リンク文言にいくつものキーワードを詰め込んではいけません。たとえば「債務
整理、交通事故、離婚、相続問題などでお困りなら山本弁護士へ」など多くのキーワー
ドを含めた被リンク文言はお勧めできません。
なぜならば多くのキーワードを詰め込むと、その1つ1つのキーワードが検索順位
に与える威力が弱くなってしまうからです。その結果、どのキーワードでも上位表示
ができないということになりかねません。それゆえ、被リンク文言に含めるキーワー
ドは、多くても3つくらいまでにしましょう。
- 15-
今後SEOの評価基準はどうなる?
現在では上記でご説明したことに沿って、被リンクの文言を作成していただければ
問題ありませんが、検索エンジンの評価基準は常に変化しています。私が得ている情
報では今後、検索エンジンの評価基準が大きく変化することは間違いないでしょう。
SEO対策については「これで大丈夫」ということはありません。常に新しい情報
を取り入れ、対策していく必要があります。しかし本業にお忙しい会員さまにとって
はマメに情報を取り込み、対応していくのは大変かと思います。ですから私からも、
できるだけ会員さまのお役に立てる最新情報をお知らせし、サポートさせていただき
たいと考えております。
会員さまの検索順位について
また、会員さまにとってはご自身のホームページの検索順位は非常に気になるとこ
ろでしょう。
しかしながらこれまで弊社では、会員さまのホームページの検索順位を
チェックするサービスは行っておりませんでした。そのため急激に検索順位が下がっ
てしまって不安に思われる会員さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでそのような会員さまのために現在、
「会員さまのホームページの検索順位が
急激に下がっていないか」をチェックできる仕組みをつくれないか検討しております。
併せて、会員さまが気軽にSEOに関する相談ができる窓口をつくることも検討中で
す。これらのサービスを実現するにはまだまだ多くの準備が必要ですが、社員一同、
1日でも早く会員さまのお役に立てるサービスをご提供できるよう頑張っております。
どうぞ今後のSEO支援にご期待ください。
- 16-
2) アクセス数が
増えないホームページの原因と解決法
被リンクを見直しして文言に設置した、それなのにアクセス数があがらない。という
方が会員さまの中にいらっしゃるかもしれません。その場合、現状を把握し解決して
いけば改善されることが多々あります。ここからは、アクセスが増えない原因と、解
決法についてお話します。
まずはホームページの現状を把握
アクセス数が増えないという問題を解決するために、まず行うべきことは現状を把
握すること。ご自身のホームページが今どのような状況に置かれているのかを把握し
なければ、正しい解決策にはたどりつけません。ホームページの現状を把握すること
なしに、一所懸命に施策を打っても的外れになってしまうこともあり得ますので、ぜ
ひ始めに、しっかりとホームページの現状を把握することから行ってください。 こ
こでは、よくある3つのパターンをご紹介します。
検索結果の表示順位が下がってしまった
検索結果の表示順位は変わっていない
(上位表示を維持)
まだ上位表示されていない
アクセス数が増えないとお悩みの皆さんのホームページもこれら3つのどれかに当て
はまるのではないでしょうか? それではこれらのパターンを1つずつ、詳しく掘り
下げていきましょう。
アクセス数が増えない原因を追及する
まず1つ目のパターン「検索結果の表示順位が下がってしまった」という場合を見
てみましょう。
このケースはグーグルのアルゴリズムが変更されたことが大きく影響していとって
役立つ内容が提供されているグルはページ内のコンテンツを詳しくチェックしていま
す。ユーザーにると考えられます。最近のグーグルはページ内のコンテンツを詳しく
- 17-
チェックしてます。ユーザーに親切の期待に応えられるコンテンツかどうか、を重視
しているのです。そしてユーザーの期待に応えられない「お粗末なコンテンツだ」と
グーグルに判断されると、検索結果の表示順位が下げられてしまうというわけです。
具体的に順位を下げられる原因として考えられるのは
① ページ数が少ない
② 記事の情報量(文字数)が少ない
③ 内容に専門性が乏しく、アクセス者 の期待に応えていない
④ 他のHPからコピーした内容とみなされている
などといったことです。ではここで上記のそれぞれの原因についての解決策を簡単に
お話しましょう。
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①ページ数が少ない
「ページ数が少ない」場合は、ページ数を増やしましょう。ページ数は多ければ多
いほど評価は高くなる傾向にあります。ただ、やみくもにページ数を増やせばいいと
いうものではありません。できるだけユーザーに役立つ情報を掲載しましょう。
「お役立ち情報」や「自社サービスに関する最新情報」といった記事を掲載するの
がページ数を増やすコツです。
② 記事の情報量(文字数)が少ない
「記事の情報量(文字数)が少ない」ケースを改善する際は、1ページ(1記事では
なく)600 文字以上を目安に作成してみてください。
③ 内容に専門性が乏しく、アクセス者の期待に応えていない
「内容に専門性が乏しい」というのは、言い換えるとコンテンツを読んだアクセス者
が納得できるものでないということ。アクセス者に納得してもらえるものにするには、
アクセス者が何を求めているのかを考えて、それに応えられる専門性の高い情報を提
供するのがポイントです。
④ 他のホームページからコピーした内容とみなされている
これは複数のホームページを運営している場合によく見られる問題です。他のホー
ムページのコンテンツをまるごとコピーして使うのはもちろんNGですが、言い回し
や順序を変えて作成したものでも順位が下がることがあります。ですから他のホーム
ページからコピーした部分は、思い切ってすべて書き直すのがベストです。
次に2つ目のパターン「検索結果の表示順位は変わっていない(上位表示を維持)
」
場合を見てみましょう。このケースは大きく2つの原因が考えられます。
1つは検索結果で上位表示を実現できているにもかかわらず、アクセス者にクリッ
クされていない、ということ。アクセス者は検索結果に表示されるタイトルや説明文
を見て、そのページにアクセスするかどうかを決めています。ですからクリックされ
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ないということは、
タイトルや説明文に原因があると考えられます。という考えがグー
グルにあるからです。タイトルや説明文を見直す際のポイントは、ご自身のホームペー
ジがターゲットとする「ユーザー目線」になり切ってチェックすること。
検索結果の表示画面に出ているライバルのタイトルや説明文と比べてみてください。
なぜ、自社のものがクリックされないのかが見えてくるはずです。いま一度「どんな
内容ならクリックされやすいか」を考えて改善してみましょう。
もう1つの原因は狙っているキーワードがあまり検索されていない、ということが考
えられます。いくら狙ったキーワードで上位表示されていても、ユーザーに検索され
ないキーワードでは商売には繋がりません。
狙ったキーワードで上位表示されているけどアクセス数が増えない状況が続く場合
は、
次のステップに進む段階です。具体的には
「商圏を広げる」
「他のキーワードも狙う」
といった行動を起こす段階といえます。
新たにキーワードを探す際には「グーグル・キーワードツール」を使うと便利です。
▼グーグルキーワードツール
http://goo.gl/AVns
商圏を広げる場合は、隣接する地域名や今よりも広いエリアでのキーワードの検索
数をチェックしてみてください。また他のキーワードを狙う場合も、検索数がどれく
らいあるのかを確認してから判断しましょう。ただ狙うキーワードを選択する際、検
索数だけを基準に判断するのはリスクがあります。というのも競合するホームページ
が強い場合は、なかなか勝つことができないからです。
たとえば、
「相続 池袋」というキーワードで上位表示を実現できているがアクセス
数がない場合に、商圏を広げ、他のキーワードを狙おうと「税理士 豊島区」という
キーワードを選択したとします。このようなケースでは検索数は十分あるとしても、
調べてみるとライバルが非常に強い、
ということも少なくありません。このようなケー
スは選択したキーワードを見直すか、勝つためにライバルサイトを分析し、さまざま
な施策を打たなければいけません。
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また、3つ目のパターン「まだ上位表示されていない」場合の原因としては、被リ
ンクの文言にキーワードが含まれていないケースが多く見られます。
これは「1)上位表示を左右する「被リンク文言」の作り方」で解決策を詳しくご
紹介していますので、そちらをご覧いただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はアクセス数が増えないホームページの原因とその
解決策について簡単にお話させていただきました。パターンにわけてお話しましたが、
これらに当てはまらないケースも少なくありません。
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3) 最新 SEOツール活用法
ここまで、ホームページ公開前後にわたって、どのような SEO 対策を行えばよいかお
話しました。
対策を行うためには、自分のホームページだけでなく、競合サイトの研究も欠かせま
せん。そのときに使うのが、
「SEO 分析ツール」
。現在、様々なものが出回っています。
ここからは、SEO ツールの紹介と活用方法について、お話します。
ツールを活用してブログの SEO を分析
まずは、ブログの SEO に関する設定状況がどうなっているのかを、簡単に調べられ
る便利なツールをご紹介します(下記参照)
。
「SEO チェキ!(せおちぇき)
」は、どなたでも無料で利用できる SEO ツール。使い方
は非常に簡単で、サイトへアクセスし、トップページにある URL 入力欄に、ご自身の
ホームページの URL を入力し、
「チェック!」というボタンを押すだけです。
すると、ご自身のブログの SEO に関する情報が表示されますので、これを元に、今ご
自身のブログがどういう状態にあるのかを見ていきます。
「SEO チェキ!」でチェックしておきたいおもな項目について、詳しくご説明してい
きましょう。
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◎ページ情報
「ページ情報」の部分には、ご自身のホームページの「SEO 設定」が表示されていま
す(図 7)
。この中で確認しておきたいのは、
「title」
「description」
「keywords」です。
「title」
「description」
「keywords」の3つは、ホームページのコンテンツとして表示さ
れる部分ではなく、裏側の「HTML」の部分に記述されている内容です。詳しくは
「SEO マニュアル」を見直していただければと思いますが、この内容は SEO をするう
えで基本中の基本の項目となります。この分析結果に空欄がある場合は、管理画面で
確認して今すぐ設定しておきましょう。
◎ページランク
「ページランク」とは、グーグルが世界中のホームページを「0∼ 10」の 11 段階で
ランク付けした数値で、そのページの「人気度」を表します(図 8)
。最低が「ページ
ランク0」で最高が「ページランク 10」となり、高ければ高いほど「人気のあるペー
ジ」作成した直後は「0」ですが、
更新を重ねていくと徐々に上がっていき、
通常は「2
∼4」くらいです。
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◎インデックス数
ブログ全体のページのうちグーグルとヤフーに認識されているページの数で、たくさ
んたくさんのページと記事を作ればその分インデックス数も増えます(図 9 の上段)
。
単純に考えると、このインデックス数はブログ全体で何ページあるかを示しているは
ずですが、実際はインデックスされていないページもあるうえ、検索エンジンによっ
て数が違っていることがよくあります。
◎ディレクトリ登録
この部分では「Yahoo! カテゴリ登録」を確認します(図 10)
。企業の場合は、
「Yahoo! ビジネスエクスプレス」に登録しているかどうかです。ここが「未登録」になっ
ている場合は、できるだけ登録しておきましょう。
◎ドメイン取得年月日
独自ドメインを利用している場合、そのドメインをいつ取得したのかが表示されます
(図 11)
。グーグルは「ドメインの年齢」も順位決定の指標の一つとしていると言われ、
取りたてほやほやのドメインよりは、ある程度時間が経っているもののほうがよいと
言われています。
◎検索順位
そのページで狙っているキーワードを入れて「チェック」ボタンを押すと、それぞ
れの検索エンジンでの順位が表示されます(16 ページ図 12)
。検索エンジンで直接
チェックして数えるのは面倒ですが、このツールを利用すれば現在の順位がすぐにわ
かるので便利です。
◎キーワード出現頻度
「キーワード出現頻度」は、そのページで狙ったキーワードがそれぞれ何回ずつ出
てくるかを示す指標で、URL の横にある「チェック」ボタンを押すと、ワードごとの
出現回数とその出現比率が表示されます(16 ページ図 13)
。ページ内の文書量にも
よりますが、極端に回数が多すぎたり比率が高すぎたりすると、検索エンジンから不
審なサイトと判定されることがあります。何回または何%まで、という具体的な数値
はないのですが、この数値が高い場合は、もう一度文書を読み直してみてください。
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ライバルのサイトも分析
さて、ご自身のブログの SEO 状況が把握できたら、次にライバルのサイトも調べて
みましょう。
自分のブログの状況がわかったうえでライバルの状況を知ることで、SEO 的にどの
要素で負けているのか(あるいは勝っているのか)が手にとるようにわかります。ま
さに、
「敵を知り己れを知らば、百戦して危うからず」というわけです。 調べ方は
ご自身のブログと同じです。検索エンジンで検索したときに自分のブログよりも上位
にあるサイトのいくつかを同じように調査し、各項目を比べてみます。このように、
ライバルサイトと比べてみて負けていると思われる要因を一つ一つ潰していきましょ
う。
上位表示はこれらの「総合評価」ですから、どれか一つだけ有利でもダメなのです。
すべての要素をできるだけバランスよく、調整していくことが重要です。
SEO の基本はトライ&エラー
実店舗を出店しようとする場合、まずはその地域における競合店の動向をチェック
するでしょう。競合店に実際に足を運んだりしながら、どんな商品を取り扱っている
のか、どんな広告をうっているのか、といったことを十分に調査するはずです。
これはホームページも同じことです。
ライバルサイトへ実際にアクセスしてみて、どんなコンテンツを用意しているのか、
どんな SEO 対策を行って、上位表示をしようとしているのかを分析する必要がありま
す。
また、御社が狙いたいキーワードは、ライバル企業にとっても同じように狙いたい
キーワードです。
まったく同じキーワードで勝負できるのか、別のキーワードで勝負したほうが有利
なのか、差別化できる点はないか、といったことを、今回ご紹介したようなツールを
使って十分に分析してみてください。継続して SEO 対策を行っていくことで、検索エ
ンジンの変化やライバルサイトの動向を見逃さずに済むようになります。
繰り返しになりますが、SEO は「トライ&エラー」が基本です。最初に設定した内
容で思うような結果が出ない、そもそもこのキーワードでよいのだろうか、と言った
場合には、現状をしっかり把握しながら、SEO の精度を高めていきましょう。
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hanasakigani.jp
「hanasakigani(はなさきがに)
」とは変わった名前ですが、日本語ですし、無料な
ので調査したい URL を入力して「Check!」ボタンをクリックすると結果画面が表示
されます。当初は 10 件の結果が表示されていますが、
「続きを表示する」ボタンをク
リックすると、10 件ずつ結果を増やすことができます。
メリット
自社サイトにリンクしてくれているサイトの評価や、どのような文言でリンクして
くれているか(アンカーテキスト)について、競合サイトとの比較ができます。これ
により、なぜ競合サイトが自社サイトよりも上位表示されているのかヒントを得られ
ます。
デメリット
調査結果のデータはグーグルのデータではないため、グーグルが同じ評価をしてい
るとは限りません。また、取得できるデータが少なく、上位表示されている競合サイ
トについて、これだけではその理由を判断するのが難しいでしょう。は以前、サイト
を評価するに際して外部リンクを重視していましたが、今ではコンテンツの内容や
ユーザビリティ、滞在時間など、多岐に渡るデータへの比重が高くなっています。こ
うした状況では、もう少し詳しいデータを得られないと、精緻な判断ができないわけ
です。
とはいえ、ヤフーサイトエクスプローラーがなくなった今、こうしたツールは重要
な調査手段ですから、ぜひ積極的に活用してみてください。
ツールの活用方法
さて、こうしたツールを使うのは、自社サイトよりも上位にある競合サイトが、な
ぜ上位表示されているのかの理由を探るためです。つまり、グーグル がそのサイトを
自社サイトよりも高く評価している理由を知りたいわけです。そうしたヒントを得る
ために、ツールを活用しましょう。
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競合サイトがなぜ上位表示されているか?
たとえば「税理士 大阪」と「税理士 大阪市」といったように、ほんの少しだけ異
なるキーワードを狙っている場合があると思います。最近、このような「似て非なる」
キーワード一方「税理士 大阪市」と検索してみると、上位に表示されているサイトの
タイトルには必ず「大阪市」が含まれています。の検索順位がそれぞれ違っています。
なぜ検索結果が違うのかは、実際にそれぞれ検索してみて、上位表示されているサ
イトのタイトルや説明文を見ているとわかってきます。
「税理士 大阪」で上位表示さ
れているサイトは、ほとんどがタイトルタグと説明文に「大阪」と記述されています。
このような違いは、実際に検索してみればもちろん HP へリンクされている数も大き
く影響しますが、狙っているキーワードあるいはそれに似ているキーワードで上位表
示している HP が何をしているのかを調べることも重要なのです。
競合サイトがどんなキーワードを狙っているか?
グーグルのキーワードアドバイスツールでは、競合サイトの URL を入力して検索
を実行すると、そのサイトが狙っているキーワードの情報を得ることができます。ひ
とつのサイトでどのくらいのキーワードを狙うことができるのかといった疑問がある
と思いますが、被リンク数やページランク、ドメイン年齢(ドメインを取得してから
の年数)などが似ていて、
かつ上位表示されているサイトをキーワードアドバイスツー
ルで調べるのです。競合サイトがどのようなキーワードを狙っているのかという情報
も大いに参考になります。
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まとめ
競合サイトを研究するのに役立つツールをご紹介しました。しかし、いずれにせよ、
SEO をおこなううえでの方針は、今までと変わりません。つまり、
被リンク数を増やす
役に立つコンテンツを増やす
という二点です。
グーグルが、以前に比べて被リンク数の評価の割合を下げているといっても、少な
くてよい、ということではありません。これまで通り、数を増やすことも必要です。
ただしそれと同時に、
被リンクサイトの「質」が今まで以上に重要となっているのです。
また、皆さんが狙っているキーワードで検索し、御社のサイトに訪れるアクセス者
が求めている情報をきちんと提供することは、もっとも重要なことです。せっかく上
位表示されたとしても、アクセス者がすぐに立ち去ってしまうような内容では意味が
ありません。
けっして目先の SEO テクニックだけに目を奪われることなく、アクセス者の「役に
立つコンテンツ」を地道に作成していきましょう。
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<著者プロフィール>
WEB マーケティング総合研究所
実践 WEB マーケティングコンサルタント
村重 淳一
Junichi Murashige
トヨタ系列のディーラーで新規飛び込み営業、大手インターネット
ベンチャー企業で経営企画や新規事業開発に従事したのち独立。し
かし思うところあって 2009 年に WEB 総研の門をたたくという異色
の経歴を持つ。
WEB マーケティング、SEO に関する幅広い知識を持ち、その実力は
社内一。現在は【ブログ de ホームページ】など複数の弊社サービ
スサイト運営に携わるとともに、ニュースレターなどを通じて会員
さまへ正しい WEB マーケティングのあり方を伝えることにも注力。
しかし一番の得意分野は業務効率化であり、その世界では知る人ぞ
こんにちは、
【ブログ de ホームページ】
、実践 WEB マーケティングコンサルタントの村
重です。この度は
【ブログ de ホームページ】
にご賛同いただき、
誠にありがとうございます。
私は、
【ブログ de ホームページ】サービスサイトの運営、SEO 全般の管理、そして会員
さまの売上アップに関わる仕事をおこなっています。
私が仕事をしていて最もやりがいを感じることは、会員さまが、売上0から忙しくなっ
ていくのを見ることです。
実は、私の二人の曽祖父はその昔八王子で、それぞれ糸問屋と材木屋を営んでおりました。
当時は地域で一番のシェアを持ち、どちらのお店も大変に繁盛しておりました。
しかしながら、時代の流れとともに生糸や材木は求められなくなり、いずれのお店も廃
業せざるを得なくなってしまったのです。
時代の流れとともに求められる商品が変遷するのは当然です。とくに、インターネット
が普及して以降、商品そのものだけでなく、商品の販路も大きく変わっています。
この変化に適応しなければ、かつての私の曽祖父たちと同じ事にもなりかねません。こ
のようなことを防ぐためにも、そして会員さまには、日本経済の発展や社会貢献に注力
していたくためにも、1社でも多くの中小企業のお役に立てるよう精一杯努力して参る
所存です。今後とも末永くお付き合いさせていただきたく存じますので、これからもど
うぞよろしくお願いいたします。
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