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社会福祉法人新栄会 平成 27 年度事業報告書 1.総 括
社会福祉法人新栄会 1.総 平成 27 年度事業報告書 括 就労移行支援事業の就職者は、例年同様に順調に推移しています。一方入所者は 定員数18名に対して、ここ数年来、12~3名と定員割れの状態が続いています。 定員割れの原因には、昨今の就労支援事業者の増加があり、その対策として、利用 者の選択に応えられる質の向上が掲げられ、引き続きその強化が必要とされていま す。 就労継続 B 型事業では、縫製班で、行政からの大口受注が終了となったことが、大 きく影響し収入減となりました。今後は、販売ルートの開拓及び製品の価格設定等に 検討が必要となります。 放課後等デイサービス事業は、平成23年度(下表-1参照)からの推移をみます と、本年は、2,649 名(平均 9.1 名)と大幅な増加となっています。その要因には、 相談支援事業所からの紹介や保護者の見学等が増えてきたことが挙げられます。 日中一時支援事業では、サービスを多く利用していた児童が卒業とともに利用終了と なった事が減少の要因と考えられます。今後は各市町村行政や学校への広報活動を強 化すると共に、職員研修等を通した支援技術の向上が課題となります。 支援については日常生活における基本的動作の習得、集団生活及び生活環境に応じ た、適切な療育支援を基本に掲げ事業を実施しています。 表-1:過去 5 年間の延べ利用人数、延べ開所日数、年平均利用者数 ※延べ利用人数の下は、延べ開所日数と1年間の年平均利用者数です。 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 デイ 2594 名 (291 日) (8.9 名) 2483 名 (292 日) (8.5 名) 1808 名 (292 日) (6.1 名) 2307 名 (292 日) (7.9 名) 2649 名 (290 日) (9.1 名) 日中 962 名 (291 日) (3.3 名) 948 名 (292 日) (3.2 名) 919 名 (292 日) (3.1 名) 811 名 (292 日) (2.8 名) 294 名 (290 日) (1.0 名) グループホーム「ゆーきー」は、入所者はサテライト型1名・グループホーム7 名、合計8名の男性が利用しています。課題として、利用待機者の増加と女性向けの ホームニーズに対応するには早期の新設があります。 一方で、利用者の就業及び生活実態に関する情報の収集が不十分なために、利用者 の生活に乱れが生じ、ホーム利用者全体の生活リズムにも大きく影響を及ぼすケース も発生し、関係機関団体・専門機関や企業との連携の 強化と夜間の支援体制の在り方 が課題として表出しています。 1 相談支援センター「さと」は、相談件数も増え、障がい者の地域生活のための相談支援 ネットワーク構築を行ないました。前年比では、精神障害者分野が増加し、『障害や病 状の理解に関する支援』や『不安の解消・情緒安定に関する支援』の件数が増えました。 また、就労に関わる支援が増えたことも今年度の特徴でした。 沖縄市役所での窓口相談受付や市委託事業としての役割を果たす中で、市民が地域で安 心して暮らせる事業の推進をし、委託期間業務を終了しました。 サービス等利用計画は、利用者の意向を踏まえ、それぞれの地域で日常生活、社会生活 を実現できるように、関係区市町村・医療・福祉サービス機関等との連携を図り、総合的 なサービスの提供を行なってきましたが、待機利用者も発生している状況もあり、計画的 かつ効率的な事業の遂行が課題としてあります。 表-2:サービス等利用計画登録者数及び年齢内訳 8ヶ月~18歳 20歳~85歳 22人 78人 合 計 100人 中部地区障害者就業生活支援センターは、相談件数が前年比 2,168 件増、新規登録者 は前年比 14 名増(下表-3参照)と毎年増加し、その評価を受け次年度は職員 1 名が増 員される予定です。 表-3:登録状況(5 年間の推移) 平成 23 年 平成 24 年 418名 425名 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 444名 488名 546名 登録者の生活課題や問題ケースにおいて、関係機関団体等と課題解決に向け、協働し て対応していますが、引き続き支援コーディネートする役割を担い、ネットワークをつ くる事が求められています。 また、企業への職場定着支援には、障害特性に関する専門的な視点が必要となり、企 業のみでの対応は困難な為、支援能力の向上にむけて、定着支援計画を策定し実施して 行く事が課題となります。 沖縄市より受託している障害者就労支援業務は、今年度の相談件数は 140 件(前年比 14 件増)で、新規相談が 70 件となりました。精神障がい者は、昨年に比べると減少して いますが、就労継続 A 型事業所の増加がその原因の 1 つと思われます。また、その他障 がい者(18 件)の相談者数が未診断も含め大きく増加しておりますが、要因のひとつと して、啓発活動の効果が挙げられます。 支援については、定期的なフォローアップが必要であり、中部地区障害者・就業生活 支援センターと連携し生活面の安定と共に職場定着を図る事が重要となります。 法人の施設運営においては、分場施設の老朽化に伴う移転を行ない、安心安全な環境で の事業が推進される施設を確保しました。また組織については、各事業の業務管理体制と 事業内容の見直しに着手し、組織の方針の明確化に努めてきました。 2 2.組織運営 (1) 定款及び諸規程等に関する事項 ① 虐待防止対応規程(新規) ② 特定個人情報取扱規程(新規) ③ 経理規程 (一部改正) (2)役員の状況 任期満了に伴う役員の選任 平成 28 年 2 月 26 日第3回評議員会にて選任 (3)理事会の開催 第 1 回理事会(開催通知月日:平成27年5月21日) 期 日:平成27年5月28日(木) 場 所:希 織 出席数:理事7名 監事2名 議 案:第1号議案 平成26年度事業報告について 第2号議案 平成26年度決算報告について 第2回理事会(開催通知月日:平成28年1月15日) 期 日:平成28年1月22日(金) 場 所:希 織 出席数:理事6名 監事1名 議 案:第1号議案 虐待防止対応規程(案)について 第2号議案 特定個人情報取扱規程(案)について 第3号議案 経理規程(案)について 第4号議案 平成27年度第1回補正予算(案)について 第5号議案 評議員の選任について 第6号議案 第3者委員の選任について 第3回理事会(開催通知月日:平成28年2月29日) 期 日:平成28年3月2日(水) 場 所:希 織 出席数:理事7名 議 案:第1号議案 理事長の選出について 第2号議案 理事長の職務代理(第2位順位)について 第3号議案 平成27年度第2次補正予算(案)について 第4号議案 平成28年度事業計画(案)について 第5号議案 平成28年度収支予算(案)について 3 (4)評議員会の開催 第 1 回評議員会(開催通知月日:平成27年5月21日) 期 日:平成27年5月28日(木) 場 所:希 織 出席数:評議員16名 監事2名 議 案:議案第1号 平成26年度事業報告について 議案第2号 平成26年度決算報告について 第2回評議員会(開催通知月日:平成28年1月15日) 期 日:平成28年1月22日(金) 場 所:希 織 出席数:評議員13名 議 案:第1号議案 虐待防止対応規程(案)について 第2号議案 特定個人情報取扱規程(案)について 第3号議案 経理規程(案)について 第4号議案 平成27年度第1回補正予算(案)について 第3回評議員会(開催通知月日:平成28年2月22日) 期 日:平成28年2月26日(金) 場 所:希 織 出席数:評議員14名 議 案:第1号議案 平成27年度第2次補正予算(案)について 第2号議案 平成28年度事業計画(案)について 第3号議案 平成28年度収支予算(案)について 第4号議案 役員の選任ついて (5)監事の監査および報告 期 日:平成27年5月19日(火) 場 所:希 織 出 席:監事2名 内 容:平成26年度事業監査・会計監査 期 場 出 内 日:平成27年5月28日(木) 所:希 織 席:監事2名 容:平成26年度事業監査・会計監査結果について 理事会・評議員会にて報告 4 3.事 業 (1)設置事業(施設事業報告書は別掲) 社会福祉 事業 公益事業 収益事業 種 別 事業名および概要 第二種 障害福祉サービス事業就労移行支援事業 施設名 自立プラザ希織 定 員 18名 事業開始年月日 平成19年4月1日 第二種 障害福祉サービス事業就労継続(B型)支援事業 施設名 自立プラザ希織 定 員 22名 事業開始年月日 平成19年4月1日 第二種 障害福祉サービス事業児童デイサービス 施設名 ちゅらら 定 員 10名 事業開始年月日 平成18年4月1日 第二種 障害福祉サービス事業共同生活援助事業 事業所名 グループホームゆーき 定 員 7名 事業開始年月日 平成24年3月1日 第二種 特定相談支援事業 事業所名 相談支援センターさと 事業開始年月日 平成26年4月1日 障害者就業・生活支援センター 事業所名 中部地区障害者就業・生活支援センター 事業開始年月日 平成16年6月1日 な し (2)受託事業 ①沖縄市就労センターにおいて相談業務の実施 ②沖縄市より障害者相談支援事業 平成26年より開始(平成27年度にて終了) 5 4.苦情への対応に関する実施体制 第三者委員2名、苦情受付担当者、苦情解決責任者配置し実施 毎月1回(第4火曜日)を第3者委員による苦情相談日として実施 (1)平成27年度相談状況 相談内容:苦情はなく、趣味・働きたい職業・利用者同士の関係づくり・家族関 係・体調の事・恋愛等々多岐にわたる悩み事相談等が主となっています。 月別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 合計 5.管 利用者より 2 1 1 1 1 2 3 1 2 3 3 2 22 家族より な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し 0 職員より な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し 0 外部より な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し な し 0 理 労務・会計・登記・職員の管理は、法令及び規程等に沿って、手続き及び処理が なされました。 (1)労務管理 ① 三六協定書、就業規則の労働基準局への提出 ② 職員健康診断の実施 平成27 年9月16 日 (2)会計管理 税理士事務所との契約による会計指導継続導入 (3)登記事項 平成26年度末の資産総額変更登記 平成27年5月29日 (4)職員採用および配置 職 員(育児休1名) 19名 臨時職員採用(パート4名・育休1名) 13名 6 (5)職員配置状況 職員の配置は、各事業とも基準又は契約書に基づき、配置し事業を実施していま す。 (平成 28 年 3 月 31 日現在) 自立プラザ希織 ( )内は臨時又は嘱託 就労移行 長 指定 基準 4月 実数 3月 実数 1 1 1 職 業 指 導 員 兼 生 活 支 援 員 就 労 支 援 員 職 業 指 導 員 2 1 2 3 1(1) 2(1) 1(1) 2(1) 2(2) 2(2) 兼 生 活 支 援 員 1 3 (3) 3 (3) ( ) 設 ( ) 施 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 就労継続B 事 医 務 栄 調 養 理 士 員 員 師 1 2 (1) 1(1) 1 2 (1) (1) (3) 1(1) 1 2 (1) (1) (3) 中部地区障害者就業・生活支援センター 指定基準 所長 1 就労支援担当 3 生活支援担当 1 ジョブコーチ 0 0 配置数 所長 1 就労支援担当 3 生活支援担当 1 ジョブコーチ 0 事務1相談1 放課後等デイサービス ちゅらら 指定基準数 所 長 1 児童発達支援管理責任者 1 保育士 1 支援員 1 配 置 数 所 長 1 児童発達支援管理責任者 1 保育士 2 支援員 3 共同生活援助事業所ゆーき 指定基準数 所長 1 サービス管理責任者 1 支援員 0 世話人 3 配 置 数 所長 1 サービス管理責任者 1(兼) 支援員 1 世話人 3 障害者相談支援事業 さと 指定基準数 管 理 者 1 相談専門員 2 配 置 数 管 理 者 1 相談専門員 2 7 自立プラザ希織 1.総 括 (1)就労移行支援事業 就労移行支援事業では、一人ひとりの障がい特性や希望などを考慮して、個別支 援計画書を作成し就労に係る総合的な支援を行ってきました。 特別就労支援の勉強会では、個別に就職までの訓練の必要性を話し合い、課題に ついての振り返りや相談を実施。就職までのイメージや目標が持てるようになった と同時に意欲・意識の向上に繋がり就職まで結び付ける事が出来ています。その他 にも職業自立に向けて挨拶訓練、履歴書練習、面接練習、生活面への支援など、特 別に時間を設けることで効果的に支援を進めることができました。 発達障がい (知的に障がいを伴わない自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多 動性障がい) の方への就労支援にも取り組みました。知的に障がいを伴わない事か ら、本人の自己理解、意思決定に重点を置き支援しました。今年度は、3 名の方が 在籍し就職者 1 名、サービス終了での退職者1名、3 月末就労移行サービス 2 年目 に入る方が 1 名となっています。 施設外授産は、中部バイロン(中部リサイクルセンター)において、ペットボト ルの分別及びラベルはがし、液体こぼし・洗浄などの作業に取り組んできました。 朝のミーティング時、工場内での安全面や作業目標、利用者1人ひとりの課題を確 認し合い、「就職」への意識を高めることができるよう支援を行ってきました。 更に、個々の特性を見極め、集中力や作業スピードの向上を図りそれと同時に働 く上で大事な「報告・連絡・相談」の必要性についても徹底して取り組んできまし た。また、施設外授産を通して会社での規律・規則、挨拶・言葉遣いなどのコミュ ニケーション能力向上での支援も強化し職場実習、雇用前の準備支援をしてきまし た。 <過去 5 年間の利用者・就職者数> 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 平均 利用者数 11.2 名 10.3 名 12.7 名 12 名 15.6 名 13.5 名 雇 用 8名 9名 6名 13 名 6名 10 名 <沖縄県福祉施設等利用者の一般就労等に関する過去 5 年間の実態調査結果より> 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 雇用者数 8名 9名 6名 13 名 6名 10 名 順位 5位 5位 10 位 3位 - - 8 (2)就労継続(B 型)支援事業 木工班では安全面に十分配慮し、利用者 1 人ひとりの能力に合った、支援に取り 組みました。 作業においては、各種材料・自然木を利用した子供用椅子・机、飾り棚・ミニチ ュア(椅子・テーブル)、観葉植物関連製品では、ヤシ壷・滑車・貯金箱(観葉仕立 て)の製作に取り組み、自然木を活かした「大人・子供用椅子」を製作し、また、 材料として使用する木材の皮むき・ペーパー掛け・オイルステン塗りの支援を実施 しました。利用者個々の能力に合わせ、補助具や工程表(図式)を用いる事で正確 性向上を目指し、製作に携わる支援を行ないつつ、注文製品の、食堂カウンター・ 多肉植物用飾り棚・テーブルを製作ました。 園芸作業では、貯金箱(観葉仕立て)・ヤシの実・滑車の商品製作、観葉植物の植 え付け・水掛け作業を行ないました。 公園清掃・草刈り作業委託業務は、沖縄市役所公園課より4個所(比嘉公園・胡屋 第二公園・カメ公園・グルクン公園)の業務委託を受け、週 3 回(月・水・金)の午 前中を公園清掃、月1回の草刈作業を実施しました。清掃作業では、ほうき・熊手の 使用方法や手順に沿って取り組めるよう支援を行い、トイレ清掃ではデッキブラシ・ 便器用ブラシの使用方法や手順沿った作業の支援を行ないました。草刈り作業では、 手押しの草刈り機の操作方法、刈り方の手順や安全管理を支援し、刈った芝・草の収 集・袋詰めなど作業を分担し、個々が責任を持って取り組めるよう支援を行いまし た。 また、個人宅の草刈作業・整備作業も取り入れました。 ちゅいたれー班は、1人1人の作業意欲の向上を目標に個別のスケジュール表や、 作業手順書を使用し、作業工程の理解度を高める配慮をしてきました。新商品の開発 や個々の能力向上など、やりがいをもって作業が取り組めるよう支援しました。 前年度から継続し、「金秀惣菜ビニール折り」に取り組み、手順書に沿って手洗 い・道具の準備、衛生管理を徹底してきました。ビニールのサイズに合わせ、指定さ れた幅に折り、折る時は、傷やシワによる不良品がでないように気を付け、20枚1 組を輪ゴムで束ね収納ケースに収めて納品。利用者も安定してビニールを折れるよう になり、週1回の納品時も企業側の担当者への挨拶も積極的に取り組む事ができまし た。 しかし、作業の中心となっていた利用者 2 名が退所となり、事業所からの納品枚数 を期限内に仕上げることが困難となり、平成 28 年 1 月迄でビニール折り作業を終了 し、現在の利用者のできる作業請負を検討しています。 多肉植物・花卉管理では、季節に合わせた水やり、寄せ植えや株分けの際もマンツ ーマンで支援し、容器も自主製作し、デザインの多様性を図り、まつりなどのイベン トを中心に販売を行なってきた。 「琉球銀行諸見支店プランター花卉管理」では、土づくり・土入れ・花の苗の移 植・水やり・納品までを行ない、常時、花卉管理ができるよう支援しました。しか し、週に1度の状態確認ができず月2回程の手入れとなった。そのため常にきれいな 状態を保つことができなかった。琉球銀行諸見支店との話し合いの結果、プランター 9 数を 8 個から 6 個へ減らし、季節の花だけでなく観葉植物も植えたため、状態確認・ 維持ができています。 室内作業は商品製作の工程を分担して取り組み、一人ひとりに合った補助具を作成 し、能力・意欲向上を目指した支援を行ない、紙すき「ハガキ」「コースター」は、 在庫があるため「フォトフレーム」製作に力を入れてきました。多肉植物やサボテン の容器は、デザイン性と植物の特徴に合わせた試作品を作り製作・販売を行ないまし た。 洗濯作業は、施設内で使用している布巾・雑巾の洗濯・干し・片付けまでの作業に 責任を持って取り組めるようスケジュール表を使用し支援しました。 ポスティング作業は、平成 27 年 9 月より施設近隣の地域へのポスティング作業を 実施し、軽作業となるチラシ折り作業や利用者さんの体力の維持・向上を目的とし、 利用者 2 名・職員 1 名で配布作業を導入。現在、250 件の配布に取り組んでいます。 利用者も慣れてきたこともあり今後、配布件数を増やす計画を検討しているところで す。 縫製・刺繍班では、うるま市役所からの大口受注が終了となったことが、大きく 影響し収入減となりました。しかし、沖縄市立図書館より注文を受け、絵本バック 製作を中心とした作業を行ってきました。利用者一人ひとりの障がい特性や能力に 応じ、個々の力を引き出しながら製作を行い、キャンバス生地を利用した新商品の 製作などに力を入れてきました。沖縄市立図書館より委託を受けて、新生児の集団 検診の際に配布する「絵本」のプレゼント、「通称ブックスタートキャンペーン」の 絵本の入れ物として、手提げカバンの注文を受け 1200 個納品しました。 刺繍作業は、コンピューター刺繍ミシンの操作を行い、キャンバス生地のデザイン の一部として刺繍し、新商品の開発に努めてきました。 希織オリジナル商品の製作・販売・注文品製作は、これまで通り、沖縄の伝統的な 生地を利用したエコバックや民芸品バックなどを製作し、福祉まつり・福祉展示フェ アでの出店販売を行ってきました。沖縄県交通安全協会より、交通安全週間に市民に 配布するお守り製作に務め、納品を行ってきました。 商品展示・販売前年度より継続し、那覇市国際通りのドン・キホーテ5階に設置さ れているバリアフリーネットワーク会議の託児所・観光案内所にて、商品の展示・販 売を行ってきました。 今年度は、新商品の開発に力を入れてきたが、ホームページの活用や販売の機会・ 販売箇所の確保が難しく、授産収入の向上に繋ぐことがでず、課題が残りました。 ①木工班 利用者 利用 4月 5月 6 6 6月 7月 8月 9月 6 6 6 6 者 10 月 11 月 12 月 6 6 6 1月 2月 3月 6 6 6 平均利用者数:6 名 10 ②縫製班 利用者 4月 5月 11 11 利用 6月 7月 8月 9月 11 11 11 11 者 10 月 11 月 12 月 11 10 10 1月 2月 3月 10 10 10 平均利用者数:10.5 名 ※本人・家族の意向により退所 1 名 ③ちゅいたれー班 利用者 4月 5月 9 9 利用 計 1 名の退所 6月 7月 8月 9月 9 9 9 9 者 10 月 11 月 12 月 9 9 9 1月 2月 3月 8 7 7 平均利用者数:8.5 名 ※本人・家族の意向により退所 1 名 ※住居の引っ越しにより退所 1 名 ④就労継続(B 型)支援事業 年度 木工班 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 1,312,258 1,177,023 1,352,183 1,253,368 1,538,504 支出 1,013,906 1,207,765 1,322,305 1,171,535 1,260,279 差 額 554,408 730,683 734,123 704,410 644,270 298,352 △30,742 29,878 81,833 278,225 収入 2,142,705 2,043,162 2,067,676 2,214,054 1,077,438 支出 2,387,982 2,112,428 1,698,868 1,961,455 1,422,847 支出うち利用者工賃 差 ちゅいたれ~班 過去 5 年間の収支・利用者工賃 収入 支出うち利用者工賃 縫製 ・刺繍班 計 2 名退所 773,736 990,935 958,419 959,467 880,722 額 △245,277 △69,266 368,808 252,599 △345,409 収入 638,632 291,243 357,806 363,837 311,134 支出 763,333 833,835 671,478 773,676 686,906 611,503 719,436 674,677 710,321 627,024 支出うち利用者工賃 差 額 △124,701 △542,592 △313,672 △409,839 △375,772 総 収 入 4,093,595 3,511,428 3,777,665 3,831,259 2,927,076 総 支 出 4,165,221 4,154,028 3,692,651 3,906,666 3,370,032 総利用者工賃 差 額 1,939,647 2,441,054 2,367,219 2,374,198 2,152,016 △71,626 △642,600 2.処遇・支援状況 11 85,014 △75,407 △442,956 (1)日課 月曜から金曜日までの日課は下表の通りで、年間の行事実施や毎月、第3水曜日に は、クラブ活動(午前日課)、全体集会を実施しました。 8:30 出 清 勤 掃 9:00 朝 会 12:00 作 業 休 作 憩 業 13:00 給 食 休 憩 作 業 15:45 休 作 憩 業 16:00 片 付 終 会 帰 宅 (2)支援内容 各利用者の希望を基に作成した個別支援計画に沿って下記の支援を実施しました。 ① 作業支援 木工園芸・公園清掃作業、縫製・刺繍作業、請負作業の班において障がい特 性に応じた技術支援・援助を実施しました。作業収入から必要経費を差し引いた 額を、工賃規程に基づき評価し、工賃や特別手当として支給しました。 ② 社会生活支援・日常生活支援 施設の利用者は、本人や家族の希望を基に計画相談員と共に作成したサービス 等利用計画をもとに必要な福祉サービスを利用しています。何らかのストレスや 不満等の訴えや、行動障害(情緒不安定行動・不適応行動)が起こることもあり ますが、その都度、専門的な援助技術を用いて問題解決・緩和に努め、必要に応 じてケース会議(支援方法・職員体制)や家族との連絡(連携)、計画相談員、他 の福祉サービスとの連絡調整を密に実施してきました。日常生活支援に関して は、整容、清潔、排泄(入浴支援)支援や、時間のけじめ等についての支援を実 施しました。 ③ 医療・保健衛生・健康管理 サービス管理責任者を中心に各作業担当と連携の上、全体的な健康管理等の 確認を行ってきました。また、個々の利用者のニーズに沿って、体調管理や薬 の服薬などの支援を家庭と連携し支援を行ないました。 利用者の健康診断を 9 月と 3 月の年2回実施し、嘱託医による健康相談も毎 月、第 1 金曜日の午後に実施。その中で、利用者の身体的な悩みや、行動障害 (情緒不安定行動・不適応行動)等のケースのカウンセリングや具体的な支援 方法の助言、健康診断結果の総評などを行い、利用者個々の健康保持の支援に 繋げてきました。 ④ スポーツ・余暇活動 12 毎月、第3水曜日の午前中をクラブ活動日として、ティーボールやソフトミ ニバレー、グランドゴルフやレクレーション等の活動を行い、各利用者の希望 に合わせて運動とレクに取り組み心身のリフレッシュを図ってきました。ま た、毎年開催される施設利用者球技大会や、ゆうあいスポーツ大会に向けて、 球技のルールや集団行動での約束等の支援も実施しました。 ⑤ 家族との連携 事業説銘明会では日頃の利用者の作業風景や就労状況を見学し、家族も一緒 に作業体験ができる場を設定しました。家族も多数参加し、家族との情報共有 も出来る場となりました。 ⑥ 地域活動 就労移行支援事業での特別就労支援の一環として施設近隣の地域(山里・山 内)の美化活動を行いました。また、毎月のクラブ活動の移動(施設~市営球 場)時にも、美化活動を実施しました。 ⑦ 一般雇用に向けた就労支援 個別に就職まで目標・課題について面談での振り返りや相談を実施し就職ま でのイメージや目標が持てるよう支援に取り組みました。また、特別就労支援 や施設外授産での作業を通して障がい特性や適性の見極めを行い、個々に適し た職場開拓に取り組んできました。職場実習と同時にジョブマッチングを図り 意欲・意識の向上へ繋げ就職まで結び付けるケースが多くなっています。その 他にも職業自立に向けて挨拶訓練、履歴書練習、面接練習、生活面への支援な ど、特別に時間を設けることで効果的に支援を進めることができました。 13 (3)諸行事実施状況 月 主催行事・活動 各イベントへの 安全・非常 参加 災害対策 給 家族等へ 食 保健衛生関係 その他の 支援 4 5 残 希織ウォーキング大会 6 食 調 査 厨房害虫駆除作業 施設利用者球技大会 事業説明会 7 8 9 開 所 17 周 年 定期健康診断 (第1回) 嗜 障がい者就職面接会 好 調 査 厨房害虫駆除作業 赤い羽根街頭募金運動 10 沖縄市福祉まつり 防 災 訓 練 ゆうあいスポーツ大会 11 宿 泊 忘 12 訓 年 会 年 末 大 掃 除 御 用 貯 水 槽 清 掃 練 納 残 沖縄市障害者展示フェアー 食 調 査 厨房害虫駆除作業 め 新春グランドゴルフ大会 1 新 成 人 祝 い 生 年 祝 い 2 3 定 期 的 活 動 嗜 定期健康診断 査 健康相談 嘱託医 ク ラ ブ 活 動 (第 3 水曜日) 調 厨房害虫駆除作業 ( 第 2 回 ) ソフトバレー・ティーボール 好 (毎月第 1 金曜日) 施設安全点検 給食会議(第 3 木曜日) 誕生祝い食(第 1 水曜日) 紅茶の日(水・金) 14 苦情解決 (随 時 ) 第三者委員 毎月第 4 火曜日 3.利用状況 (1)入退所状況 ①就労継続支援事業(B 型) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 計 入所 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 退所 0 0 0 0 0 0 1 0 1 1 0 0 3 ・入所者:男性 0 名、女子 0 名 ・退所者:男性 1 名、女子 2 名 ②就労移行支援事業 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 計 入所 2 0 1 0 0 1 1 0 0 0 1 0 6 退所 0 1 2 1 1 0 4 1 2 0 2 2 16 ・入所者:男性 6 名 女性 0 名 ・就職による退所者:男性 7 名、女性 4 名「在籍期間:平均 1 年 4 ヶ月」 ・その他の退所者:男性 4 名、女性 1 名 (2)出身市町村別 ①就労継続支援事業(B 型) 沖縄市 宜野湾市 男性 4 0 うるま市 0 北谷町 3 中城村 1 読谷村 0 計 8 女性 10 1 0 2 1 1 15 計 14 1 0 5 2 1 23 3 月 31 日現在 ②就労移行支援事業 沖縄市 宜野湾市 うるま市 北谷町 中城村 計 男性 4 2 1 1 0 8 女性 0 0 0 0 1 1 計 4 2 1 1 1 9 3 月 31 日現在 ・利用者 32 名中、沖縄市が 18 名で 56%を占めております。 ・その他、宜野湾市、うるま市、北谷町、中城村、読谷村などから施設を利用し ており中部の広範囲にわたっています。 15 (3)年齢別 ①就労継続支援事業(B 型) 年齢 20~24 25~29 30~34 35~39 40~49 50~59 計 男性 0 2 1 2 1 2 8 女性 1 3 4 4 2 1 15 計 1 5 5 6 3 3 23 3 月 31 日現在 ②就労移行支援事業 年齢 18~19 20~24 男性 0 2 女性 0 0 計 0 2 25~29 0 1 1 30~34 2 0 2 35~39 1 0 1 40~59 計 3 8 0 1 3 9 3 月 31 日現在 (4)療育手帳の判定状況 ①就労継続支援事業(B 型) A1(最重度) A2(重度) B1(中度) B2(軽度) 精神障がい 計 男性 0 1 4 2 1 8 女性 0 2 7 6 0 15 計 0 3 11 8 1 23 3 月 31 日現在 ②就労移行支援事業 男性 女性 計 A1(最重度) A2(重度) B1(中度) B2(軽度) 0 0 0 1 0 1 1 0 1 4 1 5 16 計 2 8 0 1 2 9 3 月 31 日現在 精神障がい (5)障害等の状況 ①就労継続(B 型)支援事業 知的障がい 知的障がい 知的障がい 知的障がい と身体障が と精神障が と視覚障が いとの重複 いとの重複 いとの重複 発達障がい 精神障がい 計 男 7 0 0 0 0 1 8 女 14 1 0 0 0 0 15 計 21 1 0 0 0 1 23 3 月 31 日現在 ②就労移行支援事業 知的障がい 知的障がい 知的障がい 知的障がい と身体障が と精神障が と視覚障が いとの重複 いとの重複 いとの重複 発達障がい 精神障がい 計 男 4 1 0 0 1 2 8 女 1 0 0 0 0 0 1 計 5 1 0 0 1 2 9 3 月 31 日現在 ③過去 5 年間の平均利用者数 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 就労継続 支援事業 (B 型) 22.6 21.7 23.1 22.6 22.6 20.6 就労移行 支援事業 11.2 10.3 12.7 12 15.6 13.5 4.備品設備状況 (1)車 両 ダイハツ ミラ (2)パソコンソフト マイナンバー管理ソフト 500,000 円 83,160 円 17 5.実習ボランティア受入れ・研修等 (1)実習・研修・ボランティア受け入れ 期 日 実習・研修内容 人 数 学 校 名 H27.6.29~7.10 就業体験学習 1 沖縄ろう学校 H27.8.3~14 特別支援学校現場実習 1 はなさき分校 H27.8.5~7 県立高等学校初任者研修 2 球陽高校 H27.8.20~21 就業体験学習 1 沖縄盲学校 (2)研修状況 ①施設内研修 期 日 研 修 内 容 参加人数 9名 H27.10.21 虐待防止について ②施設外研修 期日 研修・説明会名 主催 参加者 H27.4.30 支援スタッフ部会全体会議 県知的障害者福祉協会 横田、町田 H27.6.27 JC-NET ジョブコーチセミナー in おきなわ JC-NET ジョブコーチセミナ 横田、読谷山 ー九州沖縄実行委員会 新垣、石川 社福法人制度改革とこれからの会計・監査 日本公認会計士協会 伊佐 制度並びに行政による指導監査について 沖縄会 當銘 社会福祉法人役員セミナー 県 社会福祉協議会・県 伊佐 社会福祉法人経営者協 當銘 H27.7.17 H27.8.1 会 H27.8.12 組織づくりセミナー・労働局委託事業 ㈱ケイオーパートナーズ 伊佐 H27.8.14 職員研修施設支援の実際を学ぶ施設見学を 県知的障害者福祉協会 新垣 とおして H27.9.1 読谷山 雇用側・支援者・保護者のための雇用促進 沖縄市(共催新栄会) 伊佐、横田 フォーラム H27.9.4 町田、新垣 合同施設長会 県知的障害者福祉協会・ 伊佐 県セルプセンター 横田 H27.9.10~11 防火管理講習会(甲種) 沖縄県消防設備協会 伊佐 H27.10.3 雇用・就労支援フォーラム 県中小企業同友会 読谷山、町田 H27.11.11 県民教養講座マイナンバー制度セミナー 県社会福祉事業共済会 伊良部 H27.11.24~25 地域支援セミナー 日本知的障害者福祉協会 伊佐、横田 18 H27.11.26 町田市視察 H27.12.16 福祉医療機構退職手当共済実務担当者研修会 県社会福祉事業共済会 伊良部 H28.1.14 サービス管理責任者研修 県子ども生活福祉部 町田 H28.1.15 共済会共済事業事務説明会 県社会福祉事業共済会 伊良部 H28.1.18 社会福祉法人制度改革対応セミナー 県社会福祉協議会・県 當銘 社福法人経営者協会 伊良部 県発達障害者支援セ 伊佐 H28.2.17 伊佐、横田 障害者と社会をつなぐネットワーク支援研修会 ンター H28.2.23~24 平成 27 年度サービス管理責任者研修 県子ども生活福祉部 町田 H28.3.14 発達障害者の就労支援について 県中部福祉保健所 横田、読谷山 H28.3.22 障害福祉サービス等事業者集団指導 県子ども生活福祉部 伊佐 當銘、伊良部 19 放課後等デイサービス・日中一時支援事業 1.総 「ちゅらら」 括 コミュニケーション能力の向上、生活動作の習得を目的とした支援を重視し、活動 を取り入れて支援を行ないました。 地域の社会資源を活用した行事を企画・実施することで、児童が楽しむのと同時 に、公共の場でのルールやマナーの習得にも力を入れています。日中一時支援では見 守り程度の一時預かりとなっていますが、デイサービスと同様の活動・行事を行う事 で、充実した生活が送れるよう支援を行ないました。 利用児童の人数は、前年度に比べ若干の減少が見られます。特に日中一時支援の利 用が減少していますが、放課後等デイサービスの支給利用増加や前年度に高校卒業と 同時に、利用が終了した事が要因であると考えられます。また、近年は事業所が増 え、利用者がニーズに沿った事業所を選択しやすくなった事も、要因の一つと考えら れます。 今後の課題としては、小学生と中、高校生の間で希望する活動内容が異なりつつあ るため、年齢や個人の特性、要望に沿った活動や支援の提供と共に、「ちゅらら」の強 みや特色を活動プログラムに活かしていく事が課題となります。 2.開設日及び時間 平日(月曜日~金曜日):10時~19時 土曜日・長期休暇:8時30分~17時30分 ※日中一時支援事業も同様。 3.利用人数 (1)放課後等デイサービス事業 延べ利用人数 2649 名 延べ開所日数 290 日 日平均利用者数 9.1 名 4月 5月 6月 7月 8月 9月 219名 198名 203名 225名 223名 204名 月 (23 日) (25 日) (24 日) (25 日) (23 日) の (25 日) 利 (8.7 名) (8.6 名) (8.1 名) (9.3 名) (8.9 名) (8.8 名) 用 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 人 224名 225名 222名 232名 227名 247名 数 (26 日) (23 日) (23 日) (23 日) (24 日) (26 日) (8.6 名) (9.7 名) (9.6 名) (10 名) (9.4 名) (9.5 名) ※利用人数の下は、開所日と1日の平均人数です。 20 (2)日中一時支援事業 延べ利用人数 294 名 延べ開所日数 290 日 日平均利用者数 1.0 名 4月 5月 6月 7月 8月 9月 37名 28名 32名 26名 35名 15名 月 (23 日) (25 日) (24 日) (25 日) (23 日) の (25 日) 利 (1.4 名) (1.2 名) (1.3 名) (1.1 名) (1.4 名) (0.6 名) 用 10 月 11 月 12 月 1月 2月 3月 人 数 34名 18名 19名 18名 20名 12名 (26 日) (23 日) (23 日) (23 日) (24 日) (26 日) (1.3 名) (0.8 名) (0.8 名) (0.7 名) (0.8 名) (0.5 名) ※利用人数の下は、開所日と1日の平均利用人数です。 (2)過去 5 年間の延べ利用人数、延べ開所日数、日平均利用者数 23 年度 デイ 日中 2594 名 (291 日) (8.9 名) 962 名 (291 日) (3.3 名) 24 年度 25 年度 2483 名 (292 日) (8.5 名) 948 名 (292 日) (3.2 名) 1808 名 (292 日) (6.1 名) 919 名 (292 日) (3.1 名) 26 年度 2307 名 (292 日) (7.9 名) 811 名 (292 日) (2.8 名) 27 年度 2649 名 (290 日 ) (9.1 名) 294 名 (290 (1.0 名) ※延べ利用人数の下は、延べ開所日数と1年間の年平均利用者数です。 4月 映画鑑賞会、進級祝い 誕生会 5月 6月 沖縄県立博物館・美術館見学 7月 美ら海水族館見学 9月 8月 10 調理実習・カラオケ・誕生会 レクリエーション 11 月 (ハロウィン)誕生会 月 12 クリスマス会 誕生会 1月 月 節分 2月 3月 (レクリエーション) 誕生会 21 SST・ウォークラリー・レクリエ ーション 誕生会 沖縄警察署見学・交通ルールの指導 展示販売会 誕生会 セラピー犬交流会 スポーツレク大会 図画・作文・書道コンクール報告会 調理実習 遠足(JAXA見学) 誕生会・卒業パーティー 日 ) 4.事業内容 (1)放課後等デイサービス事業・日中一時支援事業 月別事業表 イ.創作活動 月のテーマを決め、一作品は仕上げるよう目標を設定しています。 手先の訓練に加え、集中力の向上も目標としながら活動を行っています。色を多 く使うなどの工夫をすることで、楽しみながら取り組めるようにしています。 年齢や能力など、各児童に合わせて難易度を調節しています。 ロ.学習活動 学校の宿題や、家族の学習指導の要望がある児童は要望に沿って取り組んでい ます。他の児童も土曜日や長期休暇などに、学習の時間を設けています。 ハ. 日常生活動作の訓練 衣服の着脱、トイレ、食事中のマナー、日々使うものの準備や片付けなど、身 の回りの事が出来るように支援を行っています。 二.社会生活適応訓練 買い物支援を行い、お金の学習も兼ねた支援を行っています。 交通ルールの指導については、紙芝居や DVD などの教材を使って学習を行い、 屋外活動時に実際に信号機や横断歩道での実施指導を行っています。 各活動を通して他者との適切な関わり方を学び、コミュニケーション能力の向上 を図っています。 ホ.レクリエーション活動 集団で出来る遊びやスポーツを通して、他者との関わりが持てるよう配慮し、 心身共に健康で安定した生活が送れるよう支援を行っています。 へ.送迎サービス 家族の要望に応じて学校や自宅への送迎を行い、その際は乗車中のマナーや乗 車、下車する時の安全確認ができるよう指導しています。 ト.個別支援と記録 家族の要望を確認し、活動の中に取り入れるようにしました。 活動状況を日々記録することで今までの支援のあり方を見直し、より良い支援が 提供できるように努めました。 家族や学校、相談支援事業所とより連携を深め、児童に必要な支援を計画し、実施 しました。 チ.児童の療育支援・保護者の相談支援 家族から児童に関して相談があった場合は、電話での対応や事業所へ直接来所 していただき、相談内容によっては他の関係機関と連携を取りながら支援を行っ ています。 22 5.職員研修 ① 沖縄県障害者施設研究大会 参加者:下地、國吉 日 時:第 1 回 平成 27 年 7 月 6 日(月) 第 2 回 平成 27 年 10 月 7 日(水) 場 所:沖縄県総合福祉センター ゆいホール ② 保育士向け 発達障害療育セミナー 参加者:國吉、伊良波、喜友名、富川、崎原、又吉 日 時:平成 27 年 11 月 17 日(水) 場 所:コザ運動公園武道館会議室 ③ 沖縄県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者研修 参加者:國吉 日 時:平成 28 年 1 月 14 日(木)、15 日(金)、16 日(土) 場 所:うるま市石川会館大ホール(14 日) 沖縄県総合福祉センター(15 日、16 日) ④ 平成 27 年度 公認初級障害者スポーツ指導員講習会 参加者:又吉 日 時:平成 28 年 2 月 20 日(土)、21 日(日)、28 日(日) 場 所:沖縄県体協スポーツ会館 6.学校説明会 ①美咲特別支援学校はなさき分校懇談会 参加者:國吉、喜友名 日 時:平成 27 年 6 月 10 日(水) 場 所:美咲特別支援学校はなさき分校 ②美咲特別支援学校懇談会 参加者:伊良波、崎原 日 時:平成 27 年 6 月 18 日(木) 場 所:美咲特別支援学校 会議室 23 視聴覚室 グループホーム「ゆーきー」事業報告 1.総 括 共同生活援助事業(グループホーム)は、利用者にグループホームの規則の尊守に ついて、その都度本人との話し合いや、全体ミーティングで取り組みに対する意識付 を行ってきました。一人暮らしで必要となる近隣住民と協調して暮らすために必要な マナー(大声、TV や音楽等の音量、近隣住宅へのチリ・タバコの吸い殻の投棄等)に ついても話し合う機会を持ち、課題解決に取り組んできました。 今年度は、利用者 2 名がそれぞれ退去しました。1 名は家族の意向もあり、親の元での 生活をすることになり退去となりました。もう 1 名は、ホーム入居時より本人の希望 であった、本土での自立した生活を送る為、先に本土で生活を営んでいる兄を頼っ て、本土での自立した生活の実現に向けて退去となりました。 美化活動では庭に花などを植え、植木の剪定や雑草の除去等で利用者への美化活動へ の意識付を行ってきました。 また、地域住民との交流という目的から、自治会にも加入し地域の催しに参加を促 すことも実施してきました。 次年度は、他にもグループホームの利用希望者がいること、1 人暮らしでの生活援助を 希望、女性の利用相談も多く有る為、グループホームの創設等が課題となっています。 2.支援員の勤務体制 変動制勤務 07:30~16:30 8:30~17:30 10:00~19:00 3.世話人の勤務体制 3名体制 勤務時間 06:00~11:00、 16:00~21:00 4.緊急時体制 夜間及び災害時等の緊急時連絡先等については、利用者に通知すると同時に、グ ループホームにも掲示等をして対応しています。 5.利用状況 (1)入居状況 3月 8名 9月 8名 4月 8名 10月 8名 5月 8名 11月 8名 6月 8名 12月 8名 24 7月 8名 1月 8名 2月 8名 8月 8名 3月 (2)出身市町村別 沖縄市 宜野湾市 2名 0名 (3)年齢別状況 ~19 20~29 1名 1名 (4)就労状況 サービス業 那覇市 1名 読谷村 1名 うるま市 1名 恩納村 1名 合計 6名 30~39 1名 40~49 1名 50~59 1名 60~ 1名 合計 6名 クリーニング業 介護・福祉 就労移行 製造業 就労継続(B) 合計 1名 1名 6名 業 1名 1名 1名 1名 (5)整備状況 ・2F 個室クリーニング ・グループホーム建物周囲美化活動 ・1F 居間空気清浄器導入 ・共同使用部分の定期的なワックス及びニス塗り 25 相談支援センター「さと」 1.沖縄市指定一般相談事業 相談支援センター「さと」は、平成 26 年に地域の相談支援事業所として沖縄市の委 託を受け開所し、沖縄市障がい福祉課や各相談機関の協力も得ながら、事業所として の基盤を整えつつ事業を展開してきました。 本年は、委託相談員 2.5 人配置(内 0.5 人は兼任、実質 1 人増)という人数体制でスタ ートし、相談件数も増えその内容も、事業所探しや住居探し、金銭管理や生活困窮など、 多岐にわたり、障がいを抱えながら地域で暮らしていくことは容易なことではなく、そ の対応に相談支援の強化とネットワーク構築が重要であり、その実現に向けて、活動を 行なってきました。また、前年度と比較すると精神障害者やその家族からの相談が増加 しており、 『障害や病状の理解に関する支援』や『不安の解消・情緒安定に関する支援』 の件数が多くなっています。さらに、就労に関わる支援が多かったことも今年度の傾向 でした。 毎週水曜日の沖縄市障がい福祉課での窓口相談受付や、定例会・各専門部会(計画部 会・子ども部会・生活部会) ・自立支援協議会への参加、また、平成 28 年 1 月から導入 されたマイナンバー制度の周知を目的に、沖縄市役所市民課・企画政策課職員を交えて の研修会を実施しました。さらに、委託相談員のスキルアップを目指した勉強会を開催 しました。 地域に根ざした地域の事業所として、各関係機関・学校・医療・家庭との連携、共働 するネットワーキングをさらに構築し、当事者の悩み、思いにしっかりと耳を傾け、寄 り添い、一緒に考えていく総合的な支援事業所として事業を実施してきました。 2.サービス等利用計画作成事業 今年度も障がい福祉サービスまたは地域相談支援を利用する障がい者及び障がい児、 障がい児通所支援を利用する障がい児を対象に、サービス等利用計画の作成に取り組ん できました。 利用者の意向を踏まえ、それぞれの地域で日常生活、社会生活を実現できるように、 関係区市町村・医療・福祉サービス機関等との連携を図り総合的なサービスの提供に努 めてきました。 計画相談支援およびモニタリングの実施は、相談者より依頼を受け、本人と面談によ る聞き取り調査を行ない、本人の現在の状況及び今後の意向を確認するよう努め、必要に 応じて会議を開催するなどし、各関係機関との情報共有、情報伝達など密に行なうことが でました。本人の意向に沿うよう有効且つわかりやすい計画になるよう作成し、また、モ ニタリングの時期に合わせて本人と面談を行ない、本人の近況状況について関係機関と確 認を行ないました。 26 相談者より依頼を受け、本人と面談による聞き取り調査を行ない、本人の現在の状況 及び今後の意向を確認するよう努め、必要に応じて会議を開催するなどし、各関係機関と の情報共有、情報伝達など密に行なうことができました。本人の意向に沿うよう有効且つ わかりやすい計画になるよう作成し、また、モニタリングの時期に合わせて本人と面談を 行ない、本人の近況状況について関係機関と確認を行ないました。 計画相談は、初回の相談から計画作成に至るまでの手続きも業務も多く、利用者1名に 関わる時間的な負担が大きい業務となるため、待機利用者への影響も出てしまうこともあ り、次年度は、計画的かつ効率的に事業を遂行し、相談者にとって有効な計画作成を念頭 に入れた総合的な相談支援が取り組むことが課題となります。 サービス等利用計画登録者数及び年齢内訳 8ヶ月~18歳 20歳~85歳 22人 78人 27 合 計 100人 中部地区障害者就業・生活支援センター 1.総 括 今年度の相談件数は 6,333 件(前年比 2,168 件増)また、新規登録者は 58 名(前 年比 14 名増)でした。 登録者の様々な生活課題(問題)・性の問題・経済的虐待・振り込め詐欺等、問題 ケ ースの支援方法・対処法において施設、市町村、医療、警察、企業、相談支援事業 所等と課題(問題)解決に向けて連携して取り組んできました。今後も生活課題(問 題)について、隙間なく必要な支援をコーディネートする役割を担いネットワークをつ くる事が求められています。さらに地域コミュニティの再生や地域課題の解決につな げる「地域づくり」の取り組みを充実させる重要性が明確になりました。 また、企業への職場定着支援に対する介入頻度が高い為、支援のタイミングとコー ディネート力が求められていています。個々の特性が異なり、また精神障がい者の方 は症状に波があり、専門的な視点が必要で、企業のみでの対応は困難な為、支援のス キルの高さが求められる。その事から、支援能力の向上が急務であると共に、定着支 援の計画を策定し実施して行く事が課題となります。 2.支援対象障がい者の状況 (1)登録状況 ①障がい種別、就業状況 単位:(人) 身体障害 知的障害 (うち重度) 50 25 228 求職中 75 50 その他 0 0 125 合計 121 50 1 329 73 51 67 2 217 0 0 0 0 0 75 301 172 117 3 546 ②合計人数の 5 年間の推移 平成 23 年 平成 24 年 418 の障害 (うち重度) 在職中 合計 その他 精神障害 425 平成 25 年 平成 26 年 444 488 28 単位:(人) 平成 27 年 546 (2)支援対象障がい者(登録者)の居住地の状況 単位:(人) ①沖縄市内 241 ②同一障害保健福祉圏域内(①を除く) 296 ③上記①及び②以外 9 合計 546 (3)平成 27 年度新規求職者人数(述べ人数) 単位:(人) 身体障害 知的障害 精神障害 10 33 14 その他 合計 1 (4)上記(3)の新規登録者の支援センターを利用するに至った経路 58 単位:(人) ①ハローワーク 8 ②地域障害者職業センター 0 ③特別支援学校 23 ④就労移行支援事業所 5 ⑤上記④以外の福祉サービス事業所 5 ⑥福祉事務所、市町村役場等行政機関 5 ⑦直接利用 (家族を含む) 2 ⑧その他※ 10 合 計 58 ※「⑧その他」の具体的な利用経路 医療、企業、就職・生活支援パーソナルサポートセンター、インターネット、 職業能力開発校 (5)1 年経過時点の定着率 単位 : (%) 身体障害 知的障害 (うち重度) 合 計 100 100 精神障害 その他 合計 (うち重度) 91.2 90.9 85.7 90.5 3.障害者就労支援業務(委託) 今年度の相談件数は 140 件(前年比 14 件増)で、新規相談が 70 件でした。 障がい種別での内訳は、精神障がい者(62 件)からの相談が多いですが、昨年に比 べると減少しています。また知的障がい者(37 件)の相談者は昨年に比べ増加して います。特に精神障がい者の件数減少は、就労継続 A 型事業所の増加が原因の 1 つ と思われます。また、その他障がい者(18 件)の相談者数が未診断も含め大きく増 加しております。要因のひとつとして、「発達障がい」についての周知啓発活動が広 まった事によるものだと考えられます。 29 一般相談員からの引き継ぎに関しては、昨年よりも 11 件の増加(平成 26 年 21 件)となっており、今後も一般の相談員との情報交換等連携が不可欠だと思われま す。 又、定着支援については、体調管理と精神面の安定を重点的に寄り添い支援を行っ てきました。またサービス業に従事する方々においては特に「整容面・衛生面」を主 に支援してきましたが、フォローアップにおける「見守り・声かけ」による安心感と モチベーションを高めるためにも定期的なフォローアップが必要であり、生活面では 中部地区障害者・就業生活支援センターと連携し生活面の安定をはかり、職場定着が できるように、同センターと定期的に密な連携が重要であると感じます。 又、9月には障害者雇用促進フオーラムを開催し県外から講師を招聘し、また県内 企業5社をシンポジストとしてお招きする事により 100 名余の方が参加され、障がい 者雇用について啓発致しました。 4.職員研修の記録 ① 平成 27 年 8 月 3 日~7 日 主催:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 ー研修課 「 就業支援担当者研修」 参加者:浦田理実子 障害者職業総合センタ ② 平成 27 年 9 月 1 日 主催:沖縄市雇用対策課 「雇用側・支援者・保護者の為の雇用促進フォーラム」 参加者:比嘉弓枝、宮城由香、浦田理実子、山城健一 パネリスト:幸地睦子 ③ 平成 27 年 10 月 3 日 主催:沖縄県中小企業家同友会 健障者委員会 雇用・促進フォーラム実行委員会 「雇用・就労支援フォーラム~障害のある方が地域で働き、 地域で暮らすために~」 参加者:比嘉弓枝、宮城由香、浦田理実子、山城健一 パネリスト:幸地睦子 ④ 平成 27 年 10 月 7 日 主催:沖縄高等特別支援学校 中農分教室 「保護者向け講話」 発表者:幸地睦子、比嘉弓枝 30 ⑤ 平成 27 年 10 月 20 日~21 日 主催:一般社団法人 沖縄県社会福祉士会 「平成 27 年度沖縄県障害者虐待防止・権利擁護研修」 参加者:幸地睦子、比嘉弓枝 ⑥ 平成 27 年 11 月 16 日~17 日 主催:鹿児島労働局、鹿児島県障害者就業・生活支援センター連絡会 「九州・沖縄ブロックにおける平成 27 年度障害者就業・生活支援センター ブロック別経験者交流会」 参加者:山城健一 ⑦ 平成 27 年 11 月 17 日 主催:沖縄県中部福祉保健所 中部圏域における障害者就労支援 シンポジスト:幸地睦子 ⑧ 平成 27 年 11 月 19 日 主催:県立総合精神保健福祉センター 「平成 27 年度 ひきこもり支援機関連絡会議」 発表者:幸地睦子 ⑨ 平成 27 年 12 月 2 日 主催:沖縄県社会福祉協議会・地域生活定着支援センター 「平成 27 年度 地域生活定着支援事業研修会」 ~罪を犯した高齢者・障害者の地域定着支援を考える~ 参加者:幸地睦子、 比嘉弓枝 ⑩ 平成 27 年 12 月 8 日~9 日 主催:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構沖縄支部沖縄県障害者職業センター 「発達障害者特化型就業支援基礎研修及び 沖縄地域リハビリテーション研究発表会」 参加者:比嘉弓枝 ⑪ 平成 27 年 12 月 21 日 主催:うるま市障害福祉課 「 就労支援について」 発表者:幸地睦子 比嘉弓枝 31 ⑫ 平成 28 年 1 月 15 日、2 月 23 日 主催:一般社団法人 沖縄県社会福祉士会 「サービス管理責任者研修」 講師:幸地睦子 ⑬ 平成 28 年 2 月 17 日 主催:NPO 法人 PandA-J 「 知的障がい・発達障がいのある人のためのトラブルシューター養成セミ ナー~基礎コース~ 障害のある人と社会をつなぐ新たな人材育成に 向けて」 参加者:幸地睦子、比嘉弓枝 ⑭ 平成 28 年 2 月 19 日 主催:高齢・障害・求職者雇用支援機構沖縄支部沖縄県障害者職業センター 沖縄県発達障害者支援センター「がじゅま~る」 「第 6 回 学習会 問題解決技能トレーニング」 ~相談場面やジョブコーチ支援にも活用できる支援技法~ 参加者:比嘉弓枝 ⑮ 平成 28 年 3 月 4 日 主催:高齢・障害・求職者雇用支援機構沖縄支部沖縄県障害者職業センター 「 中部地域 沖縄障害者職業センターリワーク支援のご紹介・ アサーション講座について・ストレスマネージメント講座について」 参加者:比嘉弓枝 ⑯ 平成 28 年 3 月 12 日~13 日 主催:特定非営利活動法人ジョブコーチネットワーク 「障がいのある方の就労・雇用を考える」 参加者:幸地睦子、浦田理美子 ⑰ 平成 28 年 3 月 14 日 主催:沖縄県中部福祉保健所 「発達障害の就労支援について」 実践報告:幸地睦子 32