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平成23年第4回東大和市議会定例会(12月14日)[464KB pdfファイル]

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平成23年第4回東大和市議会定例会(12月14日)[464KB pdfファイル]
平成23年第4回東大和市議会定例会会議録第33号
平成23年12月14日(水曜日)
━━━━━━━━━━━━━━
出 席 議 員 (22名)
1番
森
田
真
一
君
2番
西
川
洋
一
君
3番
尾
崎
利
一
君
4番
実
川
圭
子
君
5番
関
野
杜
成
君
6番
和
地
仁
美
君
7番
大
后
治
雄
君
8番
二
宮
由
子
君
9番
中
村
庄 一 郎
君
10番
根
岸
聡
彦
君
11番
押
本
修
君
12番
蜂 須 賀
千
雅
君
13番
関
田
正
民
君
14番
関
田
貢
君
15番
森
田
憲
二
君
16番
尾
崎
信
夫
君
17番
東
口
正
美
君
18番
中
間
建
二
君
19番
御 殿 谷
一
彦
君
20番
佐
竹
康
彦
君
21番
床
義
博
君
22番
中
野
志 乃 夫
君
鍋
欠 席 議 員 (なし)
議会事務局職員 (3名)
事
務 局 長
石 川 和 男 君
主
事
新 井 利 恵 君
議
事 係 長
下 村 和 郎 君
出席説明員 (12名)
市
長
尾 崎 保 夫 君
教
総
務 部 長
北 田 和 雄 君
市
民 部 長
榎 本
子ども生活部長
阿 部 晴 彦 君
福
祉 部 長
吉 沢 寿 子 君
建設環境部長
並 木 俊 則 君
建設環境部参事
乙 幡 修 爾 君
学校教育部参事
今 城
徹 君
社会教育部長
小 俣
建 設 環 境 部
副
参
事
松 本 幹 男 君
社 会 教 育 部
副
参
事
髙 橋 宏 之 君
議事日程
第 1 一般質問
本日の会議に付した事件
-379-
育
長
小 島 昇 公 君
豊 君
学 君
議事日程第1
-380-
午前 9時30分 開議
○議長(尾崎信夫君) ただいまから本日の会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第1 一般質問
○議長(尾崎信夫君) 日程第1 一般質問を行います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 中 村 庄一郎 君
○議長(尾崎信夫君) 通告順に従い、9番、中村庄一郎議員を指名いたします。
〔9 番 中村庄一郎君 登壇〕
○9番(中村庄一郎君) 9番、自由民主党、中村庄一郎です。通告に基づきまして、一般質問をさせていただ
きます。
1つ目として、スポーツ祭東京2013について。
①といたしまして、東大和市の現在の状況について。
アといたしまして、進捗状況について。
イといたしまして、開催目的に沿った内容の充実について。
ウといたしまして、今後の課題についてであります。
2番といたしまして、副市長不在について。
①としまして、進捗状況と課題について。
3番といたしまして、道徳教育について。
①としまして、学校教育での道徳教育活動について。
アといたしまして、東大和市の状況と今後の課題。
イといたしまして、改正された教育基本法に基づく新しい学習指導要領で「生きる力」とは「変化の激しい
社会において人と協調しつつ自律的に社会生活を送ることができるようになるために必要な、人間としての実
践的な力であり、豊かな人間性を重要な要素としている」であることを受けて、「第26回広島県中学校道徳教
育研究大会」が開催された。研究主題は「未来を切り拓く、主体性のある生徒を育成する道徳教育」で、先行
的に取り組んできた横路中学校の道徳の公開授業があった。
横路中学校の独創的取り組みについて。
aといたしまして、脳科学の視点の活用について。
bといたしまして、「十の徳」の明示について。
②番といたしまして、東大和市としての考え方であります。
4番といたしまして、東大和市が考える3市共同資源物事業についてであります。
①といたしまして、3市共同資源物施設(東大和建設想定地)について。
アといたしまして、この事業は3市で約束をしっかりとした上で成り立っている事業であることから、東大
和市から受け入れが不可能であるという庁議決定がされ、やむなくストップしている。東大和市の決定は組織
市3市の資源化の将来にわたる事業であることから、まずは3市での協議が必要であるとのことで、小平・村
山・大和衛生組合議会平成22年11月定例会において「3市共同資源化事業にかかわる3市の実質的な協議のす
みやかな開始を求める決議」が動議として出され、可決をされました。定例会の中では、原因者である東大和
-381-
市のほうから小平市、武蔵村山市に声をかけて協議を進めるべきとの意見が多数出されていましたが、現在に
おいて協議がなされておりません。
aといたしまして、現在の状況と今後の課題についてであります。
以上、ここの質問では、こちらで終わらせていただきまして、自席にて再質問をさせていただきますので、
よろしくお願いいたします。
〔9 番 中村庄一郎君 降壇〕
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 登壇〕
○市長(尾崎保夫君) 皆さん、おはようございます。
初めに、スポーツ祭東京2013についてでありますが、平成25年に開催されますスポーツ祭東京2013における
現在の準備状況につきましては、国体の開催を多くの市民に知ってもらうため、広報やホームページで周知す
るほか、産業まつりや福祉祭などの各種イベントに参加して啓発活動に努めているところであります。また来
年11月に実施するリハーサル大会開催に向け、競技団体、競技会場及び東京都担当部署等と連絡調整を図りな
がら準備を進めている状況であります。なお今後の課題等、詳細につきましては教育委員会から説明をお願い
します。
次に、副市長不在の進捗状況と課題についてでありますが、副市長については今年5月退職以来、現在まで
空席となっています。この間、事務を円滑に執行するため、副市長決裁については事務決裁規程に基づき各部
長が代決で対応し、副市長が会長等となっている委員会等については、それぞれ職務代理者を定め対応してい
ます。副市長の選任につきましては、現在検討を進めているところであります。
次に、学校教育における道徳教育についてでありますが、道徳教育の充実は学校教育において大変重要であ
ると考えております。あいさつを初め、思いやりや生命尊重など、道徳的な心情、実践力を育てていきたいと
考えております。詳細につきましては、教育委員会から説明をお願いします。
次に、3市共同資源物処理施設の経過と現在の状況等についてでありますが、平成15年度から検討が始まっ
たごみゼロプラン見直し調整部会において、今後増加することが予想される資源物の共同処理の可能性につい
て検討が行われ、平成17年8月に3市の市長で検討内容の確認がされ、平成19年12月に理事者合意が交わされ
ました。その後、平成22年6月23日の庁議において、施設建設の受け入れは不可能であると決定いたしました。
現在は小平市長及び武蔵村山市長とお互いに協議を継続していくことで確認をしております。
以上でございます。
〔市 長 尾 崎 保 夫 君 降壇〕
○教育長(小島昇公君) 教育委員会に関する項目につきまして御説明申し上げます。
初めに、スポーツ祭東京2013の進捗状況についてでございます。
先ほど市長からも御答弁させていただきましたが、現在は国体の開催を多くの市民の方々に知ってもらうこ
とを一番重要と考え、市報やホームページ、横断幕等で周知をするほか、市民ロビーに国体コーナーを設置し、
パネルと国体開会式当日までのカウントダウンボードを展示いたしました。またふれあい市民運動会や産業ま
つり、福祉祭、もみじまつりなどのイベントに参加して、開催競技であるボウリングやスポーツチャンバラを
PRするとともに、啓発用のチラシやポケットティッシュ、クリアファイル、子供向けに塗り絵や折り紙など
を配布することにより、多くの市民の方に国体の開催を周知しております。このほかにも、のぼり旗を作成し
て市役所や市民センターなどの公共施設や、BIGBOX東大和など関係施設に掲出し、啓発に努めていると
-382-
ころでございます。
次に、国体の開催目的に沿った内容の充実についてでございます。
国体の目的は、広く国民にスポーツを普及し、スポーツ精神を高揚して国民の健康増進と体力向上を図り、
あわせて地方スポーツの振興と地方文化の発展に寄与するとともに、国民生活を明るく豊かにしようするため
と要綱に記載されております。そのため国体の啓発活動を通して、国体開催の機運を盛り上げるとともに、市
民の皆様にスポーツが持つ充実感や達成感、健康増進、人と人の交流や連帯感など、それらの魅力を周知し、
市全体としてスポーツ振興の向上に努めてまいりたいと考えております。
また来年の11月には、リハーサル大会の開催が予定されておりますので、国体の目的を十分に踏まえながら
関係部署、機関と連携し、本大会への弾みとなるような大会にしてまいりたいと考えております。
次に、スポーツ祭東京2013の今後の課題についてでございます。
競技につきましては、本年10月に実行委員会役員と市の産業振興課及び国体の担当者が、山口国体と岐阜県
のリハーサル大会を訪問し、大会運営や施設の状況などを視察してまいりました。当市とは競技会場の規模も
大きく違ったことから、今後競技団体、BIGBOX東大和及び東京都担当部署等と十分に連絡調整を図り、
競技会場を最大限に活用しながら、東京で開催する国体として選手団等をお迎えできるよう工夫していかなけ
ればならないと考えております。
またスポーツ祭東京2013東大和市実行委員会といたしましては、早期に常任委員会や専門委員会等の会議を
開催し、総合基本計画などを策定してまいりたいと考えております。
さらに全国からお集まりの皆様に、東大和市を知っていただくPRにつきましても検討を加えてまいりたい
と考えております。
次に、学校教育における道徳教育についてでございます。
新学習指導要領では、道徳教育の充実を具体的な改善内容に上げ、あいさつ、規範意識、生命尊重、主体的
な社会参画などを重点に、授業及びすべての教育活動を通した道徳心の育成を目指しております。授業が楽し
くおもしろければ、興味、関心、理解が深まり知識、技能が定着する。脳科学の視点を取り入れた取り組みや
「十の徳」の明示も興味深いものがございます。当市といたしましても、各校の道徳教育全体計画、年間指導
計画に沿った計画的、系統的な指導により道徳心の高揚を図るとともに、道徳授業地区公開講座、学校公開に
おける道徳の授業公開を積極的に進め、学校と家庭、地域が連携して道徳教育を推進してまいりたいと考えて
おります。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、再質問に移らさせていただきます。
初めに、スポーツ祭東京2013についてであります。
進捗状況につきましては、現在スポーツ祭東京2013を東大和市で開催することをより多くの市民に知っても
らうために、いろんなイベントを利用して周知をしているということはよくわかりました。
それでは、どれくらい周知ができていると思われますかどうか、お伺いをしたいと思います。
○社会教育部長(小俣 学君) スポーツ祭東京2013の開催の周知についてでございますが、具体的には担当者
がふれあい市民運動会や市民文化祭、産業まつり、福祉祭、もみじまつりやロードレース大会等におきまして、
これまで東京都で作成をいたしましたクリアファイル、こちら1,700枚、それから市のほうで作成いたしまし
たポケットティッシュ4,900個、その他折り紙と塗り絵のセット、これは100セットですが、そちらを配りなが
-383-
ら現在に至ってきております。
今後につきましても、成人式や多摩湖駅伝などの各種イベントにおきましてさまざま周知に努め、国体開催
の機運を盛り上げたいというふうに考えております。またこのほか、先ほど教育長が答弁いたしましたが、市
民ロビーに国体のコーナーを設置しましたり、コミュニティビジョンでの放映、市報へのバナー掲載やのぼり
旗などを作成いたしまして、市内公共施設並びに関係機関に掲出するなど、積極的に市民の目に触れるよう広
報、啓発活動に努めているところであります。
周知の量につきまして、数字ではかるというのはなかなか難しいというふうに思うところでございますが、
まだまだこれからだというふうに私ども認識しておりますので、職員一丸となって今後もPRに努めてまいり
たいと、そのように考えております。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) 開催会場のボウリング場ですね。今どういうふうに周知してきたかということの中で
は、開催会場のボウリング場ですね、これ民間施設でありますけれども、この中で協力をいただいて、例えば
施設が駅前ということもありますので、できれば施設の前にゆりーとの実物大の縫いぐるみを展示してもらう
とか、あとは場内のボウリングをする各レーンですね、レーンのスコアボードの下とか、あとボールのストッ
ク所、あとレーン等にもスポーツ祭東京2013をアピールするようなステッカーとかですね。またボウリング場
に来る人、またグループや団体の客を対象に、例えば最高得点をとった人にはゆりーとの縫いぐるみをプレゼ
ントするとか、そのような方法。または、例えば1階のゲームセンターのUFOキャッチャーの中にゆりーと
の縫いぐるみを入れてもらうとか、そんなふうな協力体制というんですかね、啓発活動の一つだと思うんです
けど、そういうことはいかがでしょうか、考えてみることは。
○社会教育部長(小俣 学君) 現在BIGBOX東大和には、のぼり旗と横断幕を掲示している状況でござい
ますが、中村議員がおっしゃられたように、ボウリングを目的に競技会場に来られた方々に見ていただくこと
で、直接PRすることができれば効果は非常に大きいと、そのように思うところであります。
競技会場に設置していただく方法としましては、市や市の実行委員会が購入して飾っていただく方法と、あ
と施設側のほうで購入していただき、装飾していただく方法などが考えられます。ちなみに今おっしゃられま
した着ぐるみのゆりーとでございますが、1体当たり73万5,000円という金額でして、高額なんですけども、
それのほか縫いぐるみにつきましては、30センチぐらいの縫いぐるみが3,000円ぐらい、20センチぐらいの縫
いぐるみは2,500円ぐらいというふうに聞いております。今後ステッカー並びに看板の作成等も含めまして、
今後どのような方法がとれるかBIGBOXのほうと相談しながら啓発活動に結びつけてまいりたいと、その
ように考えております。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) まあ縫いぐるみと言いましたけどもね、例えばそのぐらいの大きな金額がかかる
─七十何万円もかかるんなら、例えば各学校とか幼稚園にこのぐらいのサイズでゆりーとっていうものを
つくってみてくださいって言ってね、学校の生徒につくってもらうとか、それを審査なり何なりして、それで
じゃあBIGBOXの前に飾ってもらうとか、そういう方法もあると思うんですね。それもまた一つの啓発活
動になるのかなって思うわけです。ぜひそんなふうな検討もお願いしたいと思います。
国体を盛り上げるには、大会を成功させるためには、多くの市民にスポーツ祭東京2013を知っていただかな
ければならないわけですね。それには皆さんに協力をしていただかなきゃいけないわけであります。啓発活動
-384-
を継続して周知していただけばというふうに思います。
次に、イの内容の充実についてであります。
国体の開催は、答弁にもありましたように地域のスポーツ振興の向上が目的となります。しかしある新聞報
道では、住所を移してまで優勝しなければならないという極端な優勝至上主義が国体の目的をゆがめていると
いうような記事が掲載されていました。また実際に山口県が活動や生活実態のない選手を住民登録して、35人
の選手が参加資格違反とされたことがあったようです。このような極端な優勝至上主義という考え方が、東京
国体においてあるものでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) 私ども市町村レベルにおきましては、まずは国体の運営を適正に、そして円滑
に進めるということが第一であります。確かに地元の選手が優勝してほしいという願いや思いはあります。し
かしながら今中村議員が言われたような、住所を移してまでというような極端な優勝至上主義というのは、私
ども持ち合わせてはおりません。私どもとしましては、先ほど教育長が答弁いたしましたが、あくまでも国体
の目的にあります地域のスポーツ振興の向上のために全力を尽くしていきたいと、そのように考えているとこ
ろでございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) まあ国体でありますから、優勝を目指すのは当然のことではあると思います。ただや
はりそれだけが目的ではなくて、先ほど来から御答弁の中にもありましたけど、やっぱりこれをきっかけに地
元のスポーツの振興や体育施設の整備がどれだけ図られ、市民に還元できたかが重要になってくるんじゃない
のかなというふうに思うわけです。
残念ながら当市では民間施設を使用して競技を実施するために、競技施設整備費補助金を活用した体育施設
の整備は行われませんでした。他市ではスポーツ祭東京2013の開催を機に、施設整備費補助金を活用して競技
会場となる市の体育施設を整備しております。そして整備された施設を利用して、国体で高揚する市民スポー
ツ意識をスポーツの振興に結びつけようとしております。また施設を整備することから、地元にも経済効果が
あったと聞いております。そこで、当市ではどのようにスポーツ振興を向上させようと思っているのかお聞か
せください。
○社会教育部長(小俣 学君) スポーツ祭東京2013の開催に当たりまして、市のスポーツ振興ということでご
ざいますが、来年11月に実施いたしますリハーサル大会は、国体のリハーサル大会ではありますが、内閣総理
大臣杯、それから文部科学大臣杯争奪第41回全国都道府県対抗ボウリング選手権大会というふうになっており
まして、全国からトップレベルの選手が参加する大会というふうになっております。そういうことから、まず
は全国からお越しになるトップレベルの選手の試合を見ていただきまして、競技スポーツのすばらしさを市民
の皆様方に実感をしてもらいたいと、そのように考えております。
またボウリングというスポーツは、選手一人一人が技術の向上を図り、得点を競い合う競技スポーツである
一方、レクリエーションとして家族や仲間とのきずな、それから親睦を深めながら体を動かし、体力向上につ
ながる楽しいスポーツでもあると、そのように考えます。当市では正式種目としてボウリング競技を行うこと
から、その魅力を周知し、この開催を機にボウリングにもっともっと興味を持っていただく方をふやしてまい
りたいというふうに考えます。
今後ボウリング教室の開催も検討しておりますので、投球技術等を習得していただき、パーフェクトゲーム
などを目指していただき、それからさまざまスポーツを始めるきっかけですね、そちらのほうをきっかけにし
-385-
ていただければ、そのように考えているところでございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) ボウリングは、ボールを投げてピンを倒してストレス発散もでき、親睦も図れますの
で、ぜひ利用したいと思っております。また東大和市にあるスポーツ施設の一つですから、大勢の皆さんに活
用していただければというふうに思っておるわけであります。
それでは、次のウの今後の課題についてであります。
先ほど答弁で山口国体と岐阜県のリハーサル大会の視察の状況の話がありましたけれども、会場の状況など
を知らしてください。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) ただいまの山口国体と岐阜県リハーサル大会の視察の状況についてであり
ますが、10月に両県の視察をしてまいりました。両会場とも敷地面積が大変に広く、ボウリング場の周囲に駐
車スペースがありまして、そこを利用して市のブースやおもてなしコーナー、お土産コーナーなどの設置がさ
れておりました。またBIGBOX東大和の総レーン数は40でありますが、それぞれ52レーン、60レーンとあ
りまして、観覧席も大変広く、会場設営にも余裕があったというふうに感じております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) 40レーンということなんですけども、40レーンでは開催に支障はあるのでしょうか、
お聞かせください。
○社会教育部副参事(髙橋宏之君) 国体の競技施設基準でありますが、40レーンが確保されているということ
が条件でありますので、競技自体には支障はございません。しかし先催県と比べて予備レーンが尐ないことか
ら、余裕が尐ないということでございます。ただ競技会場を最大限に活用しながら、スペースの有効利用、そ
れから得点集計作業の時間短縮、あと選手移動の動線の確保など工夫をしてまいりたいと考えております。現
在視察の状況を踏まえ、再度協議を主管する東京都ボウリング連盟と競技会場のBIGBOX東大和と会場の
設営、あと借用備品の精査、あと試合のスケジュール、人員の配置など具体的な打ち合わせをしているところ
であります。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) 次に宿泊施設についてですけれども、当市には宿泊施設がありませんよね。まあその
件については、いろいろ計画をされてるんじゃないかなとは思うわけなんですけども、選手の負担にならない
ように宿泊計画をお願いしたいというふうに思っております。
それでは次に、スポーツ祭東京2013東大和市実行委員会の状況をお聞かせください。
○社会教育部長(小俣 学君) スポーツ祭東京2013東大和市実行委員会の現状でありますが、まだ常任委員会
や専門委員会のほうが開催できておりません。今月15日、あしたですね、あしたから山口国体の最終報告会が
開催される予定でありますので、こちらのほうを参考にしまして総合基本計画などを策定してまいりたいと、
そのように考えているところでございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
このスポーツ祭東京2013ですね、これは54年ぶりに東京で開催される国体であり、この機会を利用して市民
にスポーツを普及、振興が図られなければならないというふうに考えております。きちんと検討して準備を進
めていただきたいというふうに思っているわけです。スポーツ祭東京2013ですね、開催が一過性の盛り上がり
-386-
にならないように、スポーツ意識の高揚、またスポーツ振興につながるような大会にしていただきたいという
ふうに思っております。
まずは各市のいろんな状況をお伺いしますと、結構東大和市って普及活動というか、そういうことがおくれ
てないかなっていうふうにあるわけです。実は先日も武蔵村山市の体育協会の会長とお会いしまして、ハンド
ボールですね、武蔵村山市。それで今ハンドボールの選手というか、ハンドボールをいかに市民に知ってもら
おうかっていって、いろんな講習会みたいなことを開いてたらしいんですね。たまたまその体育館へ行きまし
たら、きのうもここで開いたんだよなんていうことがありまして、ただなかなかハンドボールっていうスポー
ツも、武蔵村山市にはなかなかそういう経験者がいないんだということで、私が東大和市で国体に出場した選
手がおりますので、その方と、もしコンタクトをとって、そんな指導もしてみてはいかがですかなんてお話も
さしていただいたんですけれども、やっぱり皆さん、先ほどから質問させていただいたように、東大和市は残
念ながら民間施設を使いますけれども、よその市では自分の施設を利用して、それもいろんな補助金を使って、
これ経済効果たくさんあるようであります。ましてや東大和市はそういう民間施設ということでありますから、
それはそれとしてやっぱりスポーツの育成ですね、これをこの機会にひとつしていただきたいと。スポーツ選
手を育てて、東大和市からそういう人材がたくさん出ていくと。これ一つのね、市長、よくお考えになります、
例えばそうですね、ふるさと納税とかね、まあ有名になった選手が出てきてくれれば、ぜひ自分の出身のまち
にでもそんなことをしてみたいなんていうことも、これから考えられるかなと思うわけです。ぜひそういった
ことでお願いしたいと思います。
では、次に副市長不在について再質問を行います。
市長の答弁によると、事務を円滑に執行するために、副市長決裁について事務決裁規程に基づき各部長の代
決で対応しているとのことでした。具体的には副市長決裁にはどんなものがありますか、お聞かせください。
○総務部長(北田和雄君) 副市長決裁でございますが、事務決裁規程で定められております副市長の専決事案
は3項目でございます。1点目は、市長の決裁を受けるべき事案以外の市政全般にわたる重要な事案に関する
ことと。2点目が部長の専決事案で、他の部と調整を要すると認められる重要な事案に関することと。3つ目
が市政運営や人事などの庶務関係あるいは支出負担行為・支出命令、その他財務に関するもので内容や金額に
よってこれは表になっておりまして、副市長の決裁は決められております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、事務決裁規程で定められた副市長の専決事案を各部長が代決しているとい
うことでしたけれども、副市長の不在期間は前副市長の病気休暇の期間を含めると約10カ月間になります。こ
の間、副市長決裁を部長が代決で処理していたことになりますが、特に問題はなかったのかお伺いをいたしま
す。
○総務部長(北田和雄君) 確かに副市長の部長代決の期間というのは約10カ月間に及びます。この間、事務執
行につきましては、特に大きな問題が生じたことはございませんでした。ただ課題としましては、部長が不在
時に副市長決裁を処理する場合、今の決裁事務規程ですと担当課長が部長の代決と副市長の代決を行うことに
なっております。副市長決裁というのは先ほど申しましたとおり市長の決裁に次ぐ決裁で、大変重要な案件を
処理するものです。そのため緊急時はともかくといたしまして、担当課長の代決が適当であるかというのは課
題のあるところだというふうには思っております。
以上です。
-387-
○9番(中村庄一郎君) 議長、済みません、指名はもうちょっと早くお願いします。
確かに副市長の決裁の事業を担当課長が代決するのは課題だと思います。また課長職には酷な気もしますね。
やはり対応を考えなければならないことだというふうに思います。
それでは次に副市長が出席すべき会議として、市役所の内部と外部ではどんなものがあるか教えてください。
○総務部長(北田和雄君) 副市長が委員となってる会議ですが、まず外部の会議では小平・村山・大和衛生組
合の関係で1つ、あと多摩地域の市町村で組織する情報責任者の会議が1つあります。そして26市の副市長会
というのがあって、合計3つです。
内部ですけども、これはさまざまありまして、土地開発公社ですとか指名業者選定委員会、財産価格審議会
など26の会議があるところです。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) それでは外部の会議の中に、小平・村山・大和衛生組合の関係の一つは何という会議
で、いつ行われましたか。
○総務部長(北田和雄君) 小平・村山・大和衛生組合の関係の会議ですが、名称は3市共同資源化推進本部と
いう会議でございます。会議の開催ですが、直近では平成23年1月25日に開催をされております。なお23年度
はまだ開催されておりません。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) その平成23年1月25日に行われました3市共同資源化推進本部会議では、東大和市の
副市長はですね、多分平成22年の7月に就任したばかりなので、経過も何もわからなかったんじゃないかとい
うふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 副市長に対しましては、事前に関係部課長が3市共同資源化事業の経過につ
きまして進言を行いまして、その後の推進本部に出席されるにおいては関係書類を確認されてございます。ま
たこの会議の結果につきましては、市長に逐次報告されてるというところでございます。
○9番(中村庄一郎君) 副市長が委員となっている市の外部及び内部の各種会議について、副市長が不在の現
在どのような対応をしているのかお聞かせください。
○総務部長(北田和雄君) 副市長が不在による対応ですが、まず外部の会議の3つですが、副市長会を除きま
してほかの2つは23年度、現在まで開催はされておりません。副市長会については、平成23年度3回開催され
ましたが、総務部長が代理で出席をいたしております。
あと内部の会議ですが、26あると申しましたが、定期的に開催される会議と現在必要がなく特に開催されて
ない会議もまざっております。定期的に開催されてる会議などでは、副市長が会長職を務めるケースが多いん
ですが、その場合は職務代理者を選任して会議を行ってます。多くの場合が、部長が職務代理というふうに
なっております。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) お話をお伺いしていますと、事務処理は部長が代決で対応されていると。しかし部長
が不在の場合は、課長職が副市長の代決を行わなければならないという課題があるようです。市の外部及び内
部の会議でも各部長が副市長の代理を行っている。しかしこれも部長が不在の場合は、事務処理と同様に課長
職が副市長の代理を行うことになりかねません。さまざまな副市長の職務を代理で処理するということが、緊
急的なことは別として長期間にわたることは、これ問題ではないのかなというふうに思います。
-388-
それと先ほどの3市共同資源化推進本部会議ですね、このように突然副市長が、そんなに長く、経験もなく、
突然そういう会議に出てくということ自体が、副市長の主張というものはしっかりとできないんじゃないかな
というふうに思うわけです。ですからやはり一刻も早く、副市長というものを選任していただかなきゃならな
いんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そこで市長にお伺いいたしますけれども、副市長の選任
についてどのような見通しを持っておられるかをお聞かせください。
○市長(尾崎保夫君) 今副市長ということでございますけど、今現在は職員にいろいろと負担をかけていると
いうところがあるかなというふうには思っているところでありますけど、今後におきまして副市長の選任です
ね、進めていきたいというふうには思っているところであります。そのときには議会の皆様方に対しましても
きちっと報告をさしていただいて、改めて御了解の意を得たいなというふうには思っているところです。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) なるべく早くということですけど、それでは市長にお伺いします。
市長はですね、たしか小平市の職員であられました。市長が小平市にいられた最終の役職というのはどんな
役職でありましたか、教えてください。
○市長(尾崎保夫君) ごみ環境課だったかな、ちょっと課は覚えてないですけど、ごみ対策の係長であります。
○9番(中村庄一郎君) 市長さんは係長であったということであります。まあ今までの質問の内容から見て、
係長の職、例えば今までの話の流れですと部長決裁ができないときは課長までと言いましたけども、やはり市
の職員であられたということで、そういう代決をすること自体に市長はどういうふうに思われてるのかお伺い
をしたいと思います。
○市長(尾崎保夫君) まあ代決するに当たりましては、その業務につきまして決裁をするということで、それ
なりの重さというものがあるかなというふうには思っています。ただ代決するということは、その業務につい
て決裁を押すという責任ということもありますので、それなりの自覚は必要になってくるんではないかなとい
うふうには思っているところです。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) それでは、ちょっとお伺いいたします。
まずは市長の政策の中に、市長の給与を半分にすると。その中では、教育長、副市長も大幅に削減というこ
とが政策の中でうたわれておりました。選挙公約ですかね。実は6月のときに、教育長という問題で私も一般
質問させていただきました。これには、まあ教育長も選任されましたけれども、大幅な削減ということじゃな
くて5%の削減ということでありました。これについては何か政策に変更があったのかというふうなお伺いを
立てましたときに、まああったかもしれないというふうな言い方でありました。これについては市長、今度副
市長を選任するに当たり、公的なところでどんな話をされたのか、またこの公約についてどういうふうに思わ
れるのかお伺いをいたします。
○市長(尾崎保夫君) 選任に当たりましては、私自身は別にしまして優秀なというか、適材を確保するという
意味で、大幅な削減という考え方はそこではちょっと難しいかなというふうには思っているところで、これか
ら副市長に選任するに当たっても、基本的には同じような考え方でいきたいというふうに思っているところで
す。
○9番(中村庄一郎君) それでは、やっぱり選挙公約と違ってきたということでありまして、市長はどちらか
で、一つその変更されたことについては、公的なところでしっかりとその話を表に出していただきたいという
-389-
ふうに思っているんですけども、いかがですか。
○市長(尾崎保夫君) それをどこで出すかということはまた別な問題ではありますけども、現実の問題として
そのような形で対応せざるを得ないというのが、優秀な人材を確保すると、そういう意味でこれからもそんな
考え方ではいきたいというふうには思っていますけど、チャンスがあればその辺の理解をしていただきたいな
というふうには思っているところです。
○9番(中村庄一郎君) それでは、お伺いします。
まあ副市長、教育長不在ということでした、前回の議会までにはですね。議会の最終日には教育長が決まり
ましたけども。それでは教育長を選任するときに、教育長にはどういうふうな自分の考えを持って、どういう
ふうな自分の意思を伝えて教育長を受けていただいたのかお伺いをいたします。
○市長(尾崎保夫君) いろいろとお話はさしていただきましたけど、まずは私自身は教育長ということで、教
育に対する造詣が深いということが一番大切なんではないかなというふうに思っています。教育委員会という
のは、行政からは独立した存在であるということが一番の大きな、重要な点ではないかなというふうには思っ
ています。教育行政について、教育部長ということできちっと対応されているということで、その考え方を含
めて、私自身の考え方というのもありますけども、やはり東大和市の教育行政をきちっとやっていけるという
意味で、教育長に小島教育長をお願いしたという経緯があります。
○9番(中村庄一郎君) それでは、お伺いします。
それでは、副市長に対してはどういうお考えをお持ちでお願いするつもりであるのか。またそれと、まずは
選挙公約の中では予算、予算というか報酬のことですね、給料のことを大幅に削減すると言いましたけども、
選任をするということは一つも、どういう形で選任をするのかっていうか、自分の政策だとかビジョンとかと
いうのは全然打ち出してないんですよね。やはり人にお願いするんですから、自分はこういう形のものをつく
りたいんだと。教育長に関しても、今お話を聞きますと、東大和市でどういう教育をしてくれと、私はこうい
う教育を東大和市の中でしたいんだけども、そういうことはあなたに託すからと、そういうふうなこともあっ
たのかなというふうには思うわけです。それでは、副市長に対してはどんなふうな思い入れを持ってお願いす
るつもりなのかをお聞かせください。
○市長(尾崎保夫君) まずは私自身は人物が大事だろうというふうには考えているところであります。そう
いった意味で、これから先そういう方を一生懸命探し、そしてお願いしていくという形になるかと思いますけ
ども、あくまでも人物が、どういう人物であるかと。その考え方を含めて、検討してから選任していきたいと
いうふうに考えているところです。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
現在検討を進めているということでしたけれども、やはり自分の部下にいろんな負担をかける、またこれ責
任ある仕事でございます。一日も早く、やはり選任をしていただく、それにはやはり市長がこの東大和市をど
ういうふうにしていくのかというビジョンもしっかりと打ち出して、それを表に出す。それでですね、よしわ
かったという形でね、やっていこうと、一緒にやっていきましょうというふうな、そういうですね、何かそう
いう形のものがこう、今選任中だ選任中だといっても見えてこないんですね。やはりそれはもう尐し市長にお
かれましては、精力的に選任の方向をきちっと考えていただいて、なかなか組織運営とか危機管理の観点から
いたしますと、副市長が不在ということは、これ以上、余り長く続けていくことは大変問題が出てくるのかな
というふうに思います。また市長自体も、いろんな面で大変な面が出てこられるのかなというふうに思うわけ
-390-
であります。ですから、できれば早急な副市長の選任を要望いたしまして、次の質問に移らしていただきます。
○議長(尾崎信夫君) ここで10分間休憩いたします。
午前10時17分 休憩
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午前10時27分 開議
○議長(尾崎信夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、次に学校教育での道徳教育活動についてをお伺いいたします。
新学習指導要領における道徳教育改訂の趣旨に、次代を担う子供たちがみずから学ぶ意思や意欲を持ち、未
来への夢や目標を抱き、みずからを律しつつ自己責任を果たし、自分の利益だけでなく社会や公共のために何
をなし得るかを大切に考える豊かな心をはぐくむことが重要であるというふうなことがあります。
東大和市では、道徳教育の意義をどのように考えていらっしゃいますか、お伺いをいたします。
○学校教育部参事(今城 徹君) 道徳教育の意義ということでございます。
道徳教育は、人格の形成の基本にかかわるものであり、自分自身に関する面や他の人や社会または集団にか
かわる面、または自然や崇高なものとのかかわりの面について人間らしさを求め、人格の形成を図っていくこ
とが道徳教育の意義であるというふうにとらえております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、道徳の学習は学習指導要領に基づいて指導することになっているので、全
国どこでも同じく道徳教育が行われているというふうには思いますけれども、東大和市では道徳教育をどのよ
うに実施しているのでしょうか、お伺いをいたします。
○学校教育部参事(今城 徹君) 東大和市の道徳教育でございます。
学習指導要領では、道徳教育については週1時間の道徳の時間、そして学校の教育活動全体を通して行うも
のとしております。当市といたしましては、一つは学校の道徳の全体計画、そして年間の指導計画、さらには
昨年度作成しました小中連携のカリキュラムの道徳により、全教育活動を通した計画的、系統的な指導の実施
を徹底しております。さらにもう一つは、道徳授業の保護者、地域への公開、これらにより道徳教育の重要性
をお知らせし、学校と家庭、地域が連携した取り組みができるように心がけております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、東大和市の道徳教育における今後の課題にはどのようなものがあるので
しょうか、お知らせください。
○学校教育部参事(今城 徹君) 今後の課題でございますが、一つは道徳の授業をさらに工夫をしていくとい
うことととらえております。子供たちの学習意欲をそそるような題材の提示の工夫や、またはICTの効果的
な活用、また今市内のある中学校でも校長先生が実践してますけど、校長先生がみずから全校道徳という形で、
全校生徒に向けての授業を展開するような、そういったような工夫、これらの授業の工夫がさらに必要になっ
てくるということ。2つ目は、家庭、地域とのさらなる連携ということだと思っています。学校だけではなく、
家庭や地域の協力を得て道徳教育を推進していくことが必要かと考えております。さらに3つ目でございます
が、道徳に関する明確な具体的目標を設定して、継続的な指導を行うことというふうにとらえております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) 去る11月2日に開催されました第26回広島県中学校道徳教育研究大会で、横路中学校
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の独創的な取り組みが紹介されておりました。横路中学校では、目指すべき生徒像として5つの姿を示してお
ります。その内容は、1といたしましてチャレンジ精神をもつ。2としまして、勤勉を強行する。3としまし
て、礼儀正しく振る舞う。4としまして、時間を守る。5として、整理整頓をするというものであります。ま
た年ごとに研究主題を掲げた取り組みを行っているようであります。
先ほど御答弁いただきました今後の課題の一つの1つ目の授業の工夫に関連するものなんですけれども、横
路中学校では、今年度は楽しいことやわくわくすることを記憶に残りやすいという脳科学の視点を活用した授
業の工夫を取り組んでいるようですけれども、このことについてどのようにお考えかどうかお聞かせください。
○学校教育部参事(今城 徹君) この脳科学の視点の活用という点でございますけど、中村議員がおっしゃる
ように、私もこの横路中学校の実践事例を若干見させていただきました。今年度の横路中学校の研究主題は、
EUS授業の創造ということだそうです。このEUSというのが、Eはわくわくするの英語の頭文字ですよね。
わくわくするってなんでしょうかね。Uがわかる。そしてSは定着する。これの英語の頭文字をとったEUS
授業の創造というですね、授業が楽しくおもしろければ生徒の興味や関心、学習への理解が深まり知識や技能
が定着し、授業が待ち遠しくなるというプラスの学習サイクルをつくるという脳科学の視点を活用した学習と
聞いております。大変興味深い実践であり、当市としましても参考にできる点は参考にしていきたいというふ
うに考えております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それと横路中学校の道徳教育では、生徒に教えるべき「十の徳」を明示しております。
先ほど御答弁いただいた今後の課題の3つ目の明確な具体目標の設定に関連するものと考えますけれども、こ
の点についてはどのようにお考えでしょうか。
○学校教育部参事(今城 徹君) この横路中学校の「十の徳」でございますが、この十というのがですね、見
させていただきますと知恵、正義、不屈の精神力、自己管理、愛、肯定的な態度、勤勉、誠実、感謝、謙虚さ
というものであります。これらの「十の徳」は、人格形成においては大変重要な要素ということができると思
います。これらの徳を身につけさせるために、この中学校では日常的な実践として、さらに生活習慣、礼儀、
人間愛、他への感謝、郷土愛、自主的な社会へのかかわりなどの視点を設定し、継続的に指導していくという
ことでありますが、このような具体的な視点を設定をして学習に取り組むということは、学習効果が非常に期
待できるものであり、非常にこれも参考になる実践事例というふうにとらえております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、横路中学校の道徳教育の成果として、生徒の自尊感情の向上や教師の学級
活動や道徳の時間の授業改善が掲げられております。このことについてはどのようにお考えでしょうか。
○学校教育部参事(今城 徹君) 生徒の自尊感情を高めるということにつきましては、当市の課題でもありま
す。まあこれは当市だけではなくて、全国的な課題ということがいえるかなと思っておりますが、自分に自信
がない、学習や将来に対しての夢や目標がなく無気力感、不安感を持っているという子供が、近年増加をして
いる状況であります。自尊感情を高めることは、自分に自信を持つとともに、他の人や社会、集団、自然、崇
高なものへのかかわり、これらを豊かにする道徳的な実践力を高めることにつながるものだと考えます。その
ような意味からしても、この横路中学校の実践事例は大変価値のあるものであるというふうに考えます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、先ほど東大和市の道徳教育の課題の一つに、地域や保護者との連携を掲げ
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られておりましたけれども、それはどのようなことなのでしょうか、お聞かせください。
○学校教育部参事(今城 徹君) 先ほど課題の一つに取り上げさしていただきました家庭、地域とのさらなる
連携ということでありますが、道徳教育は学校内だけで取り組んでいても十分な効果はなかなか期待できない
というものととらえております。子供たちの生活の基盤は家庭、地域、学校、この3つというふうに考えてお
ります。このすべての生活において実践力を高めなければ、真の意味での道徳心、道徳的な実践力が身につい
たということは言えません。つまり学校と家庭、地域が同じ価値観、スタンスを持って、子供たちの道徳心、
道徳的な実践力を育てていくためのさらなる連携が必要になるというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、道徳教育の推進に向けて、これからの独創的な取り組みをどのようにとら
え、どのように生かしていくことができると考えているのか、東大和市としての考えをお聞かせください。
○教育長(小島昇公君) 教育基本法の第1条に、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社
会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と記
載されてございます。道徳教育は、人格の形成の基本となる非常に大切なものだというふうに認識をしてござ
います。あいさつ、規範意識、生命尊重、主体的な社会参画など、道徳心、道徳的実践力を育てることが人格
の形成につながるものでございます。
しかしこの道徳心、道徳的実践力を育てることは容易なことではございません。例えば当市が力を注いでお
りますあいさつの推進もその一つでございます。あいさつは、他の人との豊かなコミュニケーションをとるた
めに何より大切でございます。しかしその定着はとても難しいものでございます。定着させるには、意図的、
計画的、継続的な教育、つまり教育的手だてが必要でございます。さまざまな教育的手だての参考例といたし
まして、ただいま御指摘のございました脳科学の視点を取り入れた実践や、「十の徳」の明示による実践は大
変参考になるものであると考えてございます。当市といたしましても、道徳教育における全体計画、年間指導
計画の作成に生かしていければと思っております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございます。
徳ということですね。道徳という教育について、今までお伺いをさしていただいたところであります。私は
地域の発展というのは、やっぱり人にありというふうに思うわけです。その中で徳というのは、何か書物を調
べますと、徳は人間性を構成する多様な精神要素から成り立っており、気品、意思、温情、理性、忠誠、勇気、
名誉、誠実、自信、謙虚、健康、楽天主義などの個々の徳目と位置づけることができる。また神道ですね、神
の道という中では、徳は人を感化する人格のことをいうんだというふうに言っております。
私はできればこの東大和市は、徳を持つ人間を育てるまち、この東大和市の自然な環境の中で、東大和市の
環境からはぐくまれる徳の社会みたいなものができないかなというふうに思っております。その中では3つ
「とく」、道徳の徳ですね、道徳心だとか倫理とかという問題の徳であります。それからもう一つの「とく」
は、特別な特、これはオンリーワン、東大和市自体のそういう人間性を育てるんだということ。それからもう
一つ「とく」は、得するまち東大和。いろんな面でですね、まあ何ですか、今回の議会の中でも環境とか、ま
あそうですね、観光とかですね、観光行政の問題なんかも出てました。例えば東大和市に来ると、こんな自然
のあるところが自分の庭のように使えるんだよなんていうね、得をする東大和。この3つの「とく」ですね。
道徳の徳、それから特別、オンリーワンの特、それから得する得。この3つの「とく」を掲げて、どうかなと
-393-
いうふうに思ってるわけです。
教育の中では、知育、徳育、体育、食育と、この4つを掲げておりますけれども、まあやはりこの徳を持っ
た人っていうかな、そういうものを与えられた、またそれは環境の中とか生活の中、社会の中ではぐくまれて
いくものかなというふうに思うわけですね。そういう人材を東大和市から送り出す。これは例えば就職活動に
おいても、東大和市の人間かというふうにわかるような、そういうようなものを持てる。また先ほど言いまし
たけども、まあスポーツのそういうところからも人材が出てくと。東大和市のスポーツ選手だったら、まあそ
ういう部分の倫理なんかもしっかりとできているんじゃないかという部分で活動もできたり、よく「お里が知
れる」というような言葉がございますね。そうか東大和市の人間だったらと。例えば高校あたりのスポーツの
地区大会なんかへ行きますと、スポーツ選手の出身校や何かもアナウンスの中で、東大和五中のだれだれとか、
そういうふうな紹介もしていただけるわけですよね。その中では、優秀な選手であれば、ぜひおまえの学校か
らおまえの後輩を連れてこいというふうなね、そういう案内もあるようです。特待生としてうちで受け入れる
からとかということもあるようです。
ぜひこういう意味では、その徳というもの─また先ほど来からお伺いしてますと、学習指導要領からこ
うである、ああであるということがあったようですけど、ぜひ先ほどの横路の中学校ですか、目指すべき5つ
の姿、また「十の徳」ってありますね、こういうふうなことを東大和市自体での徳の教育として何ができるか
というものを、しっかりと打ち出していっていただければというふうに思うわけですね。そんな中では、徳と
いう部分では、まあ人の心を映し出すのはあいさつから始まるということが言われますけど、市長はその面で
はあいさつ運動ということも始められていますけど、市長が思われる徳の社会ということをちょっとお聞きし
たいと思います。
○市長(尾崎保夫君) 徳ということで、道徳ということの教育的なことにつきましては、教育委員会のほうで
一生懸命やっていただいてますけども、私はいつも、道徳に結びつくかどうかは別にしましても、いつもこれ
は私自身が昔からというか、そういう考え方でやっていこうということで、人と人とが社会の中でいろんな面
でつながっていく、そういった上で必要ではないかなというのが3つ、これはいつも思って実践しようと自分
自身が思っていることということで、まず1つ目が今言われたあいさつをするということと、2つ目が返事を
することと、もう一つは感謝をすることだという、この3つがあればまずはいいんではないかと、自分自身で
は言い聞かしているわけですけど、あいさつは今お話があったように、朝会えば「おはようございます」と。
そして返事というのは、やっぱり自分の存在というか、そういうものを含めて確認をする。あるいは相手に対
する返事をするということが礼儀というかエチケットというか、そういうものであるだろうというふうに思い
ます。感謝というのは、「ありがとう」という言葉であらわせるかなというふうに思っていますけども、大分
昔というか、こういうふうなことをしようと思う前は、例えばドアとかそういうのをあけていただいたときに、
「あっ済みませんでした」っていうふうに言ってたわけですけど、「済みませんでした」ということも当然い
いとは思いますけども、「済みません」という言葉は消極的な意味合いではないかなということで、やはりそ
のときは「ありがとう」とか、「ありがとうございました」ということを言うのが一番いいんではないかなと
いうことで、自分としてはこの3つをしっかりと実践していくということが、人としての社会の中で生きてい
く上で一番基本的なものではないかなというふうに思っています。
それが道徳に結びつくかどうかわかりませんけども、特にあいさつをすること、あるいは返事をするという
ことは、比較的実践しやすいかなというふうに私自身はやってきて思っているんですけど、最後の感謝する、
-394-
「ありがとう」というのはなかなか、人間でありますので時にはこのやろうと思うようなときもございます。
そういうふうな精神的に乱れているというか、そういうときに別な面で何かに関して感謝の気持ち、「ありが
とう」という言葉を平常心というか、そういう中ですらっと出てくるというところまではなかなかいってない
んですけども、ただそういうふうなことをすることによって、非常に自分自身の何というか気持ちの上でゆっ
たりとできるとか、あるいは何となく浮き浮きしてくるとかということで、非常に大切なものであるというふ
うに私自身は思っているところです。
これからもそういった意味では、まずはあいさつからだということで始めたわけですけども、これは庁舎内
で始めてますけども、これはいろんなところで、今中村議員がおっしゃったように、市内全域の中でそういう
ふうなものが響き渡っていけば、ああそうか、東大和市の人かということで、東大和市そのものも変わってく
るんではないかなと思いますし、地道で長いことになるかと思いますけども、大切なことなんではないかなと
いうふうには思っているわけです。それが道徳ということと結びつくかどうかはわかりませんけども、基本的
にはこの3つが大切なんではないかなと自分では思っているところです。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございます。
まあ市長としての徳の考え方というのはよくわかりました。ただ今、市長は市長でございますから、徳の考
え方よりも、じゃこの「ありがとう」という運動を、どういう政策につなげていくかということがまず必要で
あるかなというふうに思うわけですね。例えば先ほど来から教育の面での道徳ということをお聞きしました。
やはりなかなかね、まあ私の前の他の議員の質問の中にでも、学校の荒れとかという部分がありましたね。こ
ういうことも私は道徳につながるのかなと、道徳心につながるかなと。非常に私もその会場におりましたとき
に、何か短いスカートをはいてて、いすの上にあぐらかいてた子なんかいましたよね。何か非常に幼稚だなと
いうふうに感じたわけです。そういうことも恐らく地域性、まあ家庭の中にもいろんなことがあるんじゃない
かなというふうに思うわけですけども、やっぱりそれは徳の社会づくりの中にしっかりと、東大和市としてそ
ういうのを位置づけること、それにはまず何をするのかということを、やっぱりしっかりと考えていただきた
いなというふうに思うわけです。
例えばこの道徳教育を進めるに当たって、私も道徳教育の授業なんかをしっかりと、いつも欠かさずに学校
へ行って拝聴しております。ありきたりのですね、恐らくマニュアルがあるんだと思います。きょうはこの学
年はこのマニュアルを使う、この学年はこのマニュアルを使うということで、それがさも物語めいた内容の話
でありまして、実際に身につまされるようなことが本当にあるのか、子供たちに本当にそういうところを感銘
させるようなことがあるのかっていうふうに思うと、淡々とそのことを進めていけば何か響いてくるのかなと
いうふうなことをうかがえるわけです。
やはり東大和市独自の要するに教育、その中では副読本というんですか、やっぱりそれと一つの教科書と決
まってない部分のものですね、そういうものなんかをやっぱりつくっていかれるのがいいのかななんていうふ
うに思うわけです。これは何回か前の議会の中にも、私こんなことを言わしていただいたんですけど、これは
北九州市の教育委員会でつくっている「ひまわり」という本ですね。これは日本語大好き音読暗唱ブックって
いうんですけど、こんな副読本があります。いろんな共感、共鳴を受けるいろんな詩とか俳句とか、いろんな
内容、例えば平家物語が載ってたり、奥の細道が載ってたりします。これを子供たちだけじゃなくて家庭でも
読んで、自宅で一つの教材をもとに親子でいろいろ検討をするというか考えることがある、心に響くことがあ
-395-
るということが必要なのかなということで、たしか前の教育長かなんかには1冊差し上げてあると思うんです
けどもね。やっぱりこういう副読本みたいなものを、例えば東大和市独自で考える、東大和市としての教育、
そこの中で必要性があるのかなと。その中では、やっぱり教育費ですよね。やっぱり教育費をどんなふうに考
えていくのか、やはり人を育てるにはお金もかかります。ですからそういう部分では教育費の部分ですとかね、
やっぱり考えていただきたいというふうに思うわけです。
あとはだから、そういう意味では非常に、まあ東大和市に住む市民が持ってるポテンシャルみたいなもので
すね。ひとつその研究の課題にして、こういうところを育てていったら、この自然にはぐくまれた東大和市の
まちからこういう人間が育つんだよというのをやっぱり研究して、やはりそういう人材を生み出すっていうこ
とが必要なのかなというふうに思うわけです。
それでは、ちょっとお伺いします。
市長、先ほどあいさつ運動というのの中でお聞きしたんですけども、あいさつをする意義や意味はわかりま
した。市長はそういうところから、どういうふうな形で政策の展開をしたくて、あいさつ運動というのを始め
たのかお聞きいたします。
○市長(尾崎保夫君) あいさつというのは、先ほど言いましたように人と人との最初のコミュニケーションを
図る上で非常に大切なものだということもありまして、まずは市役所の中においてそれぞれの関係の職員たち
が、コミュニケーションを図るという意味での第一歩ということで始めているわけです。そしてこれは長い先
においては、市民と、あるいは職員が外へ出て市民の方々、あるいはいろんな団体の方々とお話をする、そう
いう上でも大切な要素になるんではないかなというふうなことで、まずはそういった意味で庁舎内から始めて
いこうというふうなことでスタートさせていただいたわけです。
○9番(中村庄一郎君) それは、市内の中のあいさつ運動というのはよくわかりました。ですけどね、例えば
あいさつをすることによって、先ほどからお話ししたように、例えば我々、いろんな県や、あちこち視察にな
んか行きますとね、観光行政なんかが非常にしっかりしたまちは、あいさつがしっかりできるんですよ。やっ
ぱりそこなんですよね。だから例えばあいさつをすることで、そういう事業に結びつけるとかということが、
やっぱり一つは必要性があるのかなというふうに思うわけです。だから、しっかりあいさつができる者は、先
ほども言われたように就職活動の面接からしてもしっかりとしたものができるとか、やっぱりあいさつ運動、
単にあいさつ運動をするんじゃなく、心は見えないけども、心遣いは見えるとかって言いますよね。非常にそ
この部分じゃないかなというふうに思うわけです。例えばあいさつ運動するだけだったら、中学校や小学校の
学校でもやってるんですよ。あいさつ運動しましょうねって言って、率先していろんなことをやってるんです。
だからそういう意味では、やはり何か物事を一つずつ進めていくには、市長たるものはそういう政策の上に何
かを立つということを、やっぱりしっかりと心がけてもらいたいなというのが一つあるわけです。
そんな中で、私は3つの「とく」、東大和市はこういう「とく」が得られるまちなんだと。道徳心、それか
ら特別な特、東大和市自体のオンリーワンの人間性、それから得するまち東大和、こういうふうに言っている
わけであります。
まあまとめになりますけれども、子供たちがこの変化の激しい社会において、自己を律し、節度を守る力を
身につけ、夢や目標を持って生きること。また人と人とのよりよい関係の中で、人間尊重の精神、また生命尊
重の精神、公共の精神を持って生きること。また美しいものや自然に感動する心などのやわらかな感性を持っ
て生きること。これらを実践することが、豊かな人間性の育成につながるものと考えます。
-396-
市長が言われてましたあいさつ運動を含めて、地域一丸となって道徳教育の推進が人と人とのよりよい関係
づくりを核とした徳を重んじる社会づくりに通じるものなのではないかとは思っております。未来を切り開く
主体性のある子供たちを育成するために、東大和市の道徳教育のさらなる充実を願いまして、この質問につき
ましては終わらせていただきたいと思います。
それでは、続きまして東大和市が考える3市共同資源化事業についてであります。
もうこの議会の中でも他の議員が、3人ほど御質問をされているようであります。端的にお聞きします。市
長はこのことについて、まず……。このことについてというのもわかりませんね、言わないとね。3市共同資
源物処理施設ですね、東大和市のところを、これを候補地として上げているところ、この問題について3市の
市長を、当市の市長のほうから呼びかけて、それで協議をしてくださいということでありますけれども、この
協議についてどれだけの進展があったかどうかお聞きいたします。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 実際のところ今とまっている状況というところでございます。そういった中
では、やはりこの問題につきましては、今後ともども継続的な協議を続けていくというところでの御確認はさ
れているという認識はございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) あれです、担当部じゃなく、今度、市長に直接お伺いしますから、担当部はお答えし
なくてもいいです。
地域住民からこの件につきましては陳情が東大和市と衛生組合に提出され、東大和市では昨年22年ですね、
3月に市議会が白紙撤回を含む見直しの決議を、6月には東大和市庁議において想定地への建設は不可能であ
るというふうに決定をしております。その後、先ほど言われたように、東大和市の市長がそのことについては
ということで、市長におかれましては非常に大変なことを前の市長から引き受けてされてきているわけであり
ますけれども、その中で組合の議会の中でも、それぞれの議員が、このことについては東大和市の市長が2市
の市長を招集して、それで協議をしてくださいと。しかも今度この2月には、また予算編成というか、それが
ございます。その中ではですね、このことについては予算の計上がなされてくる可能性が、可能性がというか、
計上されてくるわけですよね。まだこのことについて一つも進展がないということであります。そのことにつ
いては、当市からも4名の議員が行っておりますけれども、こういうことで何も進展がない中で4名の議員が
その議会に臨むということについては、どんなふうに考えるかお聞かせ願いたいと思います。
○市長(尾崎保夫君) 今中村議員がおっしゃったことにつきましては、参事のほうからお話がありましたよう
に、協議につきましてはそのまままだ進んでいないと、とまったままの状況にあるということ、それからあと
東大和市議会の決議、そして庁議の内容ということで、それぞれ非常に重たい内容ということは十分認識して
いるところであります。また組合議会におきましても、東大和市長が2市の─要するに小平市、武蔵村山
市長に対して働きかけをして話をするように、協議をするようにというふうな意見ということで、それにつき
ましてもしっかりと認識しているところであります。
私自身は、まずは3市の市長の理解、一つの理解の上でまとまるということが一番大切なんだろうというふ
うに思っています。そして将来にわたって東大和市の廃棄物処理行政が安定的にやっていけるようなこと、こ
の2つというふうに思っているわけです。それらがこれからも安定的にやっていけるよう、2市の市長には
しっかりと働きかけ、協議をしていただくというそういう場を設定をし、お願いしていこうというふうには
思っているところであります。
-397-
○9番(中村庄一郎君) 思っているところはわかりました。それでは、いつ開いて、いつどういう話をすると
いうつもりでいらっしゃるのかお聞かせ願いたいと思います。
当然東大和市としては、対案を出して持ってこいというふうなお話が出てます。ところがその対案自体が、
我々の議会の中でもこういう形で、要するに白紙撤回等をしたわけですね。その中で対案を持っていくという
ことで、その会議を、協議を開くんだというふうに言われてるわけなんですけども、対案自体が当議会でも何
も聞かされてないし、いつ開催していつするのか、どういうふうな形で持っていくのかっていうことですね。
このことについてはしっかりと市長のほうからお話をいただかなくてはですね、市長が黙って持ってって、
じゃあ黙って協議会に臨んで、それでオーケーなのかということはちょっと難しいのかなって思うんですね。
市長、今僕が思うのは、市長は今ラグビーの試合をするようなことなんですよ。ラグビーというのはボール
を前に出しちゃだめなんですね。自分より後ろの人にボールを渡しながら、前へ前へ進む陣地とりみたいなス
ポーツですよね。しかもボールは楕円でありますから、決して真っすぐには進みません。1回けっ飛ばせばど
こへ転ぶかわかりません。そのボールを前の市長から市長は預かったわけなんですよ。これはね、ボールを落
とすことはとってもね、それで放棄することはできない。落とせばノックオン、いやこれはもうペナルティー
です。ですからやはりそこのところを、しっかりとパスをしながら前へ進むんです。それには皆さんの御意見
とかいろんな意向を聞いて、それを持ってゴールを目指すんですよ。だけどゴールの周りでうろちょろされて
も困るんですね。やはりそのボールはなるべくゴールをする。要するにトライをした後は、その次にくるもの
はキックをして、そのトライで5点、キックで2点入るんですね。そのキックが有効になるために、キックが
有効になるためにトライをする位置をしっかりと見定めて、そこへボールをトライするんです。ですから、市
長は今そういう立場にあられるんですよ。
だからそういう部分では、今市長は何をしなきゃいけないのかというところはですね、皆さんも知りたいし、
この期間、何にも開かれなかったということ自体がね、まあどうもいろんな情報によりますと、開いてはいた
んじゃないかとかっていうね、要するに画策、いろんなことがあるようであります。確かにいろんな政治的な
背景なんかもあるのかもしれません、それは取引、駆け引きみたいなところもあるのかもしれない。ただ東大
和市としての判断は、こうであったということは、これはゆるがせない問題であります。ですからそのことに
ついて、市長はいつどんな形のものでどんなふうに協議会を開いてくるのか、それをお知らせ願いたいと思い
ます。
○市長(尾崎保夫君) まず3市の市長が会ってということにつきましては、現時点では残念ながらお会いして
お話をするという機会がなかなかないわけでありますが、ただ尐なくともなるべく早い時期に会って、どうい
う形で進めていくかも含めてお話をさせていただきたいということは申し上げているわけでございます。そし
て、じゃあ東大和市の今後についてどういうふうな形でいけばいいかということにつきましては、先ほど中村
議員がおっしゃったように市議会の皆様を含めて、多くの方の御意見はいただかなければならないというふう
な考え方は当然持っているわけです。そして先ほども言いましたように、ラグビーのボールではないですけど
も、落とさないように目的に向かってですね、目的というのは現在の東大和市の廃棄物の処理行政、それがや
はりこれからも安定的にきちっと進んでいけるような、そういうふうなものを目指して、これからも一生懸命
努力していきたいというふうに考えているところであります。
○9番(中村庄一郎君) 質問の答えにはなっておりません。
もう今の段階で、来年の2月に定期的な会議でしたっけ、総会というか開かれるわけですよ。それについて
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いまだにそういうふうな協議を持つ予定もないんでしょうか。それって、協議を開いても何もないんでしょう
か。そしたらどういうふうにされていくお気持ちなんでしょうか。
本来我々が、例えば目的を持って何かするときには、じゃあいついつ、何日にどうしようかということを伝
えるもんですよね。相手方にも伝えて。過去には何か、前の市長のときは、こっちから連絡したけども、とう
とう2市の市長も来なかったっていう話ですよね。私が考えるには、随分東大和市もばかにされたもんだなと
いうふうに思っております。
また組合議会の中でも、私、組合議会の中の議員になっておりますので質問をさせていただきましたけども、
のらりくらりというような答弁でありました。資料要求もしましたけど、資料要求は当日ということもありま
した。随分議会を、どういうふうに重んじている会議なのかなというふうなことも印象には残っております。
それで理事者、理事者というか管理者ですね、管理者に答弁を求めましたけれども、管理者もまだ実際には会
議を行ってない、協議会を行ってないという答弁がありました。そんなことですのでね、実際にはどうやって
進めていくのかっていうことですね。
また市長は、この判断をした議会に対して、どういうふうな形で進めていくんだという説明責任があると思
うんですよ、やはり。それをしっかりとしていただきたいなと思うんで、先ほど御質問したように、いつどん
な形でされるのかお聞かせ願いたいと思います。
○市長(尾崎保夫君) まあ先ほど申し上げましたように、一応そういう場を設けて協議をいたしましょうとい
う考え方は伝えてあるわけですけども、それぞれ2市の市長さんを含めていろいろと考え方があるんだろうと
いうふうには思っているわけですけども、私どもとしましてはなるべく早い時期にいろんな話をしたいんだと
いうふうなことにつきましては申し入れをさせていただいておりますし、また2市の市長さんも協議はしよう
というふうなお返事もいただいておりますので、前向きにこれからも努力していきたいというふうに考えてい
るところであります。
○9番(中村庄一郎君) 答弁になっておりません。
いつだって言ってるんですね。そういうことは協議を申し入れている。じゃ申し入れてんだったらいつなん
ですか。しかもですね、要するに東大和市独自の案を持ってこいって言われてるんですよね。その案というも
のは、どこでだれが考えてんですかね。
例えば、これはちょっと、こういう桜が丘フレンズというこういうあれがあります。これの中には、何か市
長さんがえんとつフェスティバルか何かに行かれたときの内容が書いてあります。まあ尾崎市長にコクられた
という書き方をしてありますけどね。こういうのを見る限りでは、市長は何か自分なりの案があるような言い
方をされてるんですね。例えば、じゃあ6品目だっていうのを尐し変えたらどうなんだとか、あとは尐し規模
を小さくしたらどうなんだというようなことも書いてあるんですね。ですからこのような考え方、またこうい
うことをどこの時点でどういうふうにされたのか、それもちょっとお聞きしたいなというふうに思っているわ
けなんです。
それから最初の質問でしたように、やっぱりこれ副市長が出ていくところがあるんですよね、たしか。3市
共同資源化推進本部会議というところで、副市長が出ていかれるということがあります。今副市長も不在です
し、3市の推進本部会議ですか、こんなのなんかもどうなっちゃうのかなというふうに思っているわけなんで
すね。東大和市不在で、だれかほかの人が行ってやってくれるんですかね。
ですからそのことについて、ちょっと市長、このブログですね、これの回答についてはどんなお考えを持っ
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てどんなふうにされたのか、それについてちょっとお伺いしたいと思います。
○市長(尾崎保夫君) いろんな考え方があるだろうというふうには思っていますけども、いろんな選択肢の一
つとしていろんなことがあるんだろうというふうには思ってますけど、まだいろんな方のですね、これから2
市の市長さんを含めて、組合というふうなことも含めて、そういう中で意見を交換しながら、これから考え方、
検討をしていかなければならないんだろうなというふうに思っているところです。今後もごみ行政がうまくい
くように、一生懸命努力していきたいというふうに思っております。
○9番(中村庄一郎君) これもまた答弁になってないというふうな部分でありますかね。実際にこのまま凍結
の方向でずっといっちゃうのかなという気がするんですよね。かといって、でも先ほど来から何回も聞くよう
に、他の議員もこのことについてどうなのかなって聞いてるわけですね、まあブログはともかくとしましても
ですね。実際に何としてどういう会議を開こうと、自分のほうから思ってらっしゃるんですか、再度お聞きい
たします。
○市長(尾崎保夫君) 先ほど来申し上げましたように、まだまだ他の2市、要するに東大和市、そして武蔵村
山市、それから小平市と、この3市の市長が正式に会って議論をしたという経緯はございませんので、そう
いった意味ではまだまだこれからかなというふうな思いはありますけども、ただ私どもとしては早急に協議の
場をつくって調整をしていただきたいというふうな考え方で、しっかりとこれからもやっていきたいというふ
うに考えているところであります。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 私のほうも、その推進本部の本部に携わってございます。そういった中では、
この3市共同資源化推進本部が、本年1月に実質的協議を継続するという内容で話を進めてございます。そう
いった中では、その体制につきましては、我々担当、事務方に関しましては部課長会の開催等を含めまして、
そういった推進本部が必要があれば開催というところもございまして、今後の日程につきましては先ほどお話
にございましたとおり、2月の定例会、そういったものを踏まえた中では、継続してそういった会議等が開か
れるというところは確認をしてございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) 今の答弁ですけれども、じゃ推進本部は開かれるということなんですか。副市長不在
で。じゃだれかかわりに行かれると。でもその推進本部については、副市長不在だから東大和市に持ち帰って
くるよなんて話になるんですか。どうなんでしょう。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 先ほども申しましたとおり、その推進本部の本部員に関しましては、副市長
と同時に担当部長も当然入ってございます。そういった中では、この3市共同資源化事業の計画自体に当たっ
ての推進本部会議でございますので、そういった席上では当然東大和市の意見も含めて、それなりの部分にお
いてはやはり当然市長のほうにはそういった内容を逐次報告して、その会議をですね、この状況を踏まえた中
で我々も対応していきたいというふうには考えてございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、お伺いします。
じゃその推進本部会議に臨むんですよね。推進本部会議というのは、やっぱりその中で3市共同のあれです
か、そのものについても話し合いが出される。そしたらじゃあ東大和市としては何をするんだっていうんです
か。しかも市長じゃなく副市長が、まあ今言われたように部長も一緒にいるということで、じゃあ副市長の意
思は、その担当課の人には伝えられているんですか、どうなんですか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 推進本部に臨みましては、やはり当然3市それぞれの意見をそこに入れる必
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要があるというような内容の中で、我々もそういった東大和市の今後も含めた内容を当然内部調整して、そう
いう席上に当たるというところで会議には臨んでございます。
○9番(中村庄一郎君) それではその推進本部会議というのはいつ開かれるんでしょうか。
○建設環境部参事(乙幡修爾君) 推進本部会議を開く前提としましては、担当部課長会、そういったものを経
由してというお話になってございます。そういった点で先ほどお話ししましたとおり、実質的な協議の中で必
要がある状況においての推進本部の開催ということになってございますので、この日程的なものに関しまして
は今後の協議ということです。(中間建二議員「それはおかしいでしょう。3市の市長の話し合いがなきゃ進
まないじゃない、だって。3市の市長が話し合ってから進めるって言ってるじゃない、今までさんざん」と呼
ぶ)
○9番(中村庄一郎君) いや、ですからそういうことなんですよ。推進本部会議をすることなんてまだあれで
すよね。推進本部会議をするには、だから市長の会議が先なんでしょう。それで、じゃ市長の会議いつやる
かってったら市長の会議もいつだかわかんないって言ってるわけですよ。日程、言ってないんですよ。推進本
部会議だけやるやるって言っても、じゃ推進本部会議っていつなのってなったら、それも決まんないわけです
よ。(発言する者あり)そうなんです。
それで、この議会の中で何人もこういう質問、3人ですか、質問されましたけども、その中では、いや決ま
り次第、皆さんには御報告しますって言うんですね。でも先ほど言ったように、市長これ楕円のボールを投げ
てね、じゃもらって、後になって、ほらおれゴールしてきたんだよって、おれはふろしきにしまってね、みん
なにわかんないようにそっとゴールしてきちゃったんだよって、そんなのだれが認めますか。あんたゴールっ
て認めないよって話になります、やはり。悪いけど、ボール返してくれ。いや、それオウンゴールじゃないよ
と言われますよ。だって、いやおれは決めてきたんだからよって、じゃみんな頼むよって話なんですか。何か
他の議員の質問については、いやちゃんと報告はしますと言われましたですよね。これは言われるのに、どう
いうふうにされるのかなということであります。
市長の御意見、再度お聞きします。
それでは3市の市長の協議会といいますか、会議をいつごろ開かれるのか、またその結果についていつごろ
議会に報告があるのか。2月の予算の問題もございます。もう今から私がこんなことを言っても、もう時間も
きております。こっちの時間もきてますけどね。もうそちらのほうもタイムアップになりそうです。ですから、
ちょっとその件についてお聞きしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
○市長(尾崎保夫君) 先ほど来申し上げておりますように、その日程等については具体的にこの日だというふ
うに、まだ3市の市長の間では決められておりません。ただなるべく早い時期にそういうふうなことをできる
ように申し上げているわけですので、そんな遠くないうちには開催していただける、そういう場が設けていた
だけるんではないかなという期待はしているところであります。
○9番(中村庄一郎君) もうあと30秒しかないんで、ぜひ市長これはしっかりと日程を決めて、早急のうちに
対応していただきたいというふうに思っております。
それともう1点ですね、私の一般質問の中で、再質問の中で、9月議会を6月議会というふうに何か言って
しまった部分がございます。そこのところは訂正をさせていただきます。6月じゃなくて9月議会のときの話
ですね。これについては訂正をさせていただきたいと思います。
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これで私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(尾崎信夫君) 以上で、中村庄一郎議員の一般質問は終了いたしました。
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○議長(尾崎信夫君) これをもって、本定例会における一般質問はすべて終了いたしました。
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○議長(尾崎信夫君) 以上で本日の議事日程はすべて終了いたしました。
ここで、会議の休会についてお諮りいたします。
あす15日及び16日と19日及び20日の4日間につきましては、会議を休会としたいと思いますが、これに御異
議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎信夫君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
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○議長(尾崎信夫君) これをもって本日の会議を散会いたします。
午前11時21分 散会
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