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現地メディア向けプレスツアーを行いました

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現地メディア向けプレスツアーを行いました
「現地メディア向けプレスツアーを行いました」
2月16日から17日,現地メディア向けプレスツアー
を実施し,新聞・テレビ9社10名のジャーナリストとカ
メラマンが参加しました。このプレスツアーは,日本の開
発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすと
ともに,コートジボワール共和国の政府関係者,知識層お
よび同国民への情報発信を強化するためのものです。
プレス一行は,初日にアビジャン,2日目にブアケを訪れ,
JICA及びUNIDO連携による案件の視察を行いま
した。
「コートジボワールの平和と安定及び経済成長を支援」
1日目の様子
1日目は,2カ所のプロジェクトサイトを訪問しました。
まず,「アビジャン圏都市インフラ整備のためのデジタル
地形図作成プロジェクト」を実施した国家技術研究開発
局・地形図リモートセンシングセンター(CCT)を視察し
ました。
コートジボワール最大の都市アビジャンでは,近年の急激
な人口増加に伴い,都市インフラの整備が喫緊の課題とな
っています。この整備に欠かすことのできない中縮尺の地
形図は政治・経済危機の影響もあり,1985 年から更新さ
れていません。この協力では,縮尺 2,500 分の 1 のデジタ
ル地形図,縮尺 5,000 分の 1 のオルソフォトマップ及び地
理情報システムデータベースの作成を支援し,CCT 職員の
能力強化を図りました。このプロジェクトで作成された地
形図に関する説明を受けたジャーナリストからは,精緻な
情報に驚嘆の声が上がりました。
次に訪問した「技術革新・普及に重点を置いた成長産業政
策策定支援プロジェクト」は,コートジボワール製造業の課
題を解決するために,同国政府が,モノづくりの国として知
見・経験を有する我が国に要請したものです。同国では,高
い資質の技術者を擁していながら製造業の規模は限定的で,
技術も低レベルとどまっていることから,このプロジェクトを通
じて,同国のポテンシャルを活かしながら,具体的な政策策
定・実施により,産業界の底上げを行うことを目的としていま
す。本ツアーでは,パイロット事業を実施しているコートジボワ
ール熱帯技術公社(I2T)を視察。関係者からプロジェクトの
内容について説明を受けた後,日本人専門家が I2T 関係者
をマンツーマンで指導している姿を取材しました。コートジボ
ワール関係者からは,コートジボワール人とともに協働し,技
術移転に真剣に取り組む日本人専門家への感謝の声ととも
に,同国の製造業振興に対する日本の支援の重要性が指摘
されました。ジャーナリストからは,同国製造業発展の見通し
等について積極的な質問がありました。
2日目の様子
2日目は,4カ所のプロジェクトサイトを訪問しました。
まず,「中部・北部紛争影響地域における公共サービス改
善のための人材育成プロジェクト」のサイト3カ所を視察
しました。このプロジェクトは,コートジボワールの中
部・北部の紛争影響地域における基礎的公共サービス実施
体制モデルを構築し,公共サービス提供能力強化に向けた
技術移転・パイロット事業を実施するものです。JICA の
専門家が現地で行政関係者(ブアケ市役所職員等)ととも
に,地域住民のニーズを把握するなど,きめ細かい対応を
していることを理解してもらうことが,今回のプレスツア
ーのポイントでした。
休校日である水曜日に,地元の小学校管理委員会が独自に
補習授業を実施している Binkadi 村の様子,このプロジェ
クトにより建設された Pindikro 村の給水施設及び建設中
の Djamalakro 小学校の状況を視察したジャーナリストか
らは,地方行政職員等の能力強化という比較的目立たない
分野を我が国が支援する意義への理解が深まり,住民のニ
ーズを行政に反映させる重要性について認識を新たにし
た旨の意見がありました。
「紛争後復興及び平和構築のための青年職業訓練計画」は
UNIDOと連携し,ブアケの職業訓練校の改修,訓練機
材の供与,職員の訓練を実施したものです。同校関係者は,
我が国の支援により,学生が充実した環境の中で職業訓練
に励むことができることへの感謝を表明しました。実習場
等では生徒達が真剣に授業に取り組んでおり,ジャーナリ
ストもこの計画の成果は大きく,卒業生が将来のコートジ
ボワールの産業を成長させていくことへの期待を示しま
した。
プレスツアー後,各紙・テレビは次々と我が国開発協力の
取組を報道しました。多くの庶民が目にする新聞各紙で開
発協力事業が取り上げられることで,コートジボワール国
民の我が国開発協力事業への理解もより一層深まったと
思います。
関連リンク(報道記事)
L'Inter 紙(2 月 19 日)「コートジボワールにおいて日本の
支援により実現したプロジェクト」
Notre Voie 紙(2 月 19 日)
「アビジャンにおける日本の支
援サイトの訪問」
Nord-Sud Quotidien 紙(2 月 20 日)
「日本の協力はこれら
の投資プロジェクトを管理」
La Patriote 紙(2 月 20・21 日)「日本の協力プロジェク
トのすべて」
Le Nouveau Réveil 紙(2 月 20・21 日)「「コートジボワー
ル製」の機械がまもなく入手可能に」
L'Intelligent d'Abidjan(2 月 22 日)「コートジボワー
ルの台頭に対する日本の支援」
Notre Voie 紙(2 月 22 日)「日本は中部地方を救済する」
RTI1,13 時のニュース,2 月 20 日
FRATERNITE-MATIN 紙(2 月 27・28 日)「JICA が複数の村
に支援を行う」
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