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「第15回ITS世界会議ニューヨーク2008」最 新情報 DSRC等応用

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「第15回ITS世界会議ニューヨーク2008」最 新情報 DSRC等応用
◆「第15回ITS世界会議ニューヨーク2008」最 ◆「次世代デジタル道路情報委員会」の活動
報告
新情報
◆J-Safetyプロジェクト(インフラ協調安全運転支援システム ◆「第7回ITSシンポジウム2008」について
に係わるプロジェクト)進捗報告
◆日本ITS推進フォーラムについて
◆DSRC等応用サービス普及促進委員会の
◆「ITS Japanコミュニティープラザについて」
活動状況
◆「中国道路交通信息化委員会」の活動報告
※写真、図等の著作権はITS Japan及び寄稿者に存するので、利用されたい場合は必ず承諾をとるようにしてください。
◆ 「第15回ITS世界会議ニューヨーク2008」最新情報
会議テーマ : “ITS Connections: Saving Time, Saving Lives”
「つながるITS:より便利に、安全に」
会期
: 2008年11月16日(日)~20日(木)
会場
: Jacob K. Javits Convention Cente
所在地
: 655 West 34th Street New York, NY 10001-1188
公式ウェブサイト:http://www.itsworldcongress.org/
・ 会議登録受付中です(公式サイト)。
・ 「セッション概要集」は9月発売中です。
・ 共同取材・報告会を企画中です。
特徴:
・ ITS Americaの年次総会との初の同時開催となります。
・ 総動員数1万人を目指しています。
・ 大規模なVIIデモを計画しています。
登録料(詳細は公式サイトをご覧ください)
・ 4日会議登録 :US$ 1375
・ 4日スピーカ/モデレータ登録 :US$ 875
・ 1日会議/スピーカ/モデレータ登録 :US$ 500/1日
・ 展示会入場料 :US$ 150/1日
開会式
11月16日(日)18:00-20:00 (レセプション:17:00-18:00)
欧米アジア各エリアより代表がスピーチをします。アジア太平
洋からはITS Japan豊田会長がご挨拶します。
PLセッション登壇者をはじめとするVIPが壇上で紹介されま
す。
マンハッタン市街地図
Session Programs
11月17日(月)~ 20日(木)
<企画セッション>
・ Plenary Sessions (3セッション):
組織委員会が企画し、世界各国からITS政策や戦略について閣僚や産業界のリーダーを招待し講
演をおこないます。
“Ministerial Plenary: Transportation Policy for a Better World”
11月17日(月)10:00~ 12:00
登壇予定者:日本国土交通省、韓国建設交通海洋省,及び中国科学技術部副大臣が登壇予
定。
”Safety Plenary: Looking at Transportation Safety in New Ways”
11月19日(水)08:00~ 10:00
登壇予定者:日本内閣官房高橋参事官、韓国高速道路会社社長が登壇予定。
”Closing Plenary: ITS and Sustainable Mobility”
日時:11月20日(木)15:30~ 17:00
登壇予定者:米国、欧州、ITS Japan代表
・ Executive Sessions (17セッション):
官・民・学の有識者がITSの効果・問題・課題などを取り上げ、政策や戦略を議論します。
日本から登壇される方々は下記の通りです。
スケジュール・スピーカは変更の可能性があります。
ES03 Telematics Potential: Building a Telematics Community
豊増 俊一
日産自動車株式会社 執行役員
ES04 Global Safety
島 雅之
国土交通省自動車交通局 技術安全部国際業務室長
ES05 Cooperative Systems for Saving Lives
橋本 晃
警察庁長官官房 参事官
青木 隆
富士通株式会社 経営執行役
ES07 Addressing Non-Technical Barriers to Cooperative ITS: A Look at the Issue
奥谷 正
国土交通省道路局 道路交通管理課ITS推進室長
ES08 Strategic Implementation of Next Generation Communications for ITS
三輪 真
パナソニック株式会社・ 東京R&Dセンター長
高橋 文昭
内閣官房 IT担当室 参事官
ES10 The Politics and Sociology of ITS Communications
矢野 厚
住友電気工業株式会社常務取締役
坂中 靖志
総務省総合通信基盤局電波部
新世代移動通信システム推進室長
ES12 Overcoming Barriers to ITS Deployment
小菅 文夫
パナソニック株式会社
オートモーティブシステムズ社ディヴィジョン長
ES13 PIARC/FISITA Task Force on Intelligent Cooperative Systems
川嶋 弘尚
慶応義塾大学 教授
ES14 Harmonizing vehicle regulation and its effect on ITS
島 雅之
国土交通省自動車交通局 技術安全部国際業務室長
ES15 Environmental and Climate Challenges for ITS
山内 輝暢
経済産業省産業製造局 企画官ITS推進室長
渡邉 浩之
トヨタ自動車株式会社 技監
・ Special Sessions (59 セッション):
各地域の専門家が研究・実用段階のITSに関する個別のテーマについて深く掘り下げ、最新の技
術や施策を議論します。
下記のセッションが日本のオーガナイザーによって企画されています:
SS13 “Progress of Cooperative Systems in Different Regions”………国土交通省道路局
SS22 “Expanding the ITS World through Internet Technology”
…………インターネットITS協議会
SS28 “Development of Communications Technologies for Vehicle Safety” ………総務省
SS29 “Public Transport Information Services” …………….国土交通省自動車交通局
SS39 “Vehicle-Infrastructure Cooperation Systems for traffic safety”…………….警察庁
SS54 “Global Safety Initiatives” …………………………………………………ITS Japan
SS09 ”Regional ITS Progress in Asia Pacific Region: Part I………………………ITS Japan
SS44 ”Regional ITS Progress in Asia Pacific Region: Part II ……………………ITS Japan
他にも日本のITS関係者が多数登壇します。
<論文セッション>
・ Technical/Scientific Sessions (167セッション)
・ Interactive Sessions (5セッション)
世界から延べ1100編を超える論文が投稿されました。
優秀論文には下記の著名なITS関連の論文集への掲載の機会があります。
“Journal of Intelligent Transportation Systems”
“IEEE Transactions on Intelligent Transportation Systems”
“IET Intelligent Transport Systems”
閉会式
11月20日(木)午後
今年は<ITS for Sustainable Mobility> と題したClosing Plenary Sessionが行われます。 論文賞授
与式に続いて、2009年以降のITS世界会議が紹介されます。
Exhibition:
総面積約23,230平米となる展示会場のブースではほぼすべてのブースエリアが売切れ、180を超え
る企業・団体が出展を予定しています。
ニューヨーク世界会議における展示場レイアウト
緑色: 日本企業ブース
黄色: 飲食ブース
赤枠は何の意味もありません
ニューヨーク世界会議におけるITS Japanが確保したスペースのレイアウト図 (案)
ITS Japan Booth展示構想
小間面積
6小間+1小間 (1小間は3mx3m=9㎡)
展示ブース外観
レイアウト概略を別添参照(あくまで案の段階で、
今後経費等を考慮しながら仕様変更となる。)
展示内容①(1小間)
ITS in Japan
【ITS Japanの活動内容を世界へ発信】
・活動紹介(主体的な活動)
パネルITS Japanの活動
パネル 1~2枚 2030年ITS長期ビジョンのパネル
パネル 次世代ディジタルについての検討結果
【日本の国家プロジェクトの動向を世界へ紹介】
来年2月に実施される大規模実証実験の内容
パネル2枚から3枚 全体像
道路局関連プロジェクト・サービスの紹介
Smartway関連 パネル1枚~2枚、
個別サービス映像集 (昨年北京世界会議で使用)
ETC 映像による紹介(ORSE製作)
ITS Handbookの配布
政府系機関のパンフレット、(ASHRA、ORSE、HIDO、)
(他省庁については調整中)
展示内容②(1小間)
国家プロジェクトの紹介
展示内容③(2小間)
【日本のITSサービスの動向を世界へ紹介】
Wireless ITSサービスの紹介 ワイヤレスの各種ITSサービス
(ARIB対応)
(企画中)
・全力案内サービス(ユビークリンク)の紹介
パネル⑧
・Navitime パネル⑨ 映像有り
各社のパンフレット、ギブアウェイなど
Telematics
・IIC車載システムの紹介
パネル2枚~3枚と紹介映像
プローブ技術とサービス
・タクシープローブの実験紹介
展示内容④(1小間)
【Asia-Pacific各国に情報発信の場を提供】
ITS in Asia-Pacific
パネル APフォーラムの歴史(パネル)
各国ITS事務局編集の映像集を上映
共同展示(1小間)
応接コーナー(1小間)
住友電工 + 豊通エレクトロニクス
会員企業提供のパンフレットコーナー(?)
Demonstration Highlights
1. 11th Avenue Theater(11番街劇場): 会場前の11番街を通行止めにし、官民を含め30団体以上
の協力のもと、カーメーカなどによるActive Safety Systemなどのデモや、米国運輸省によるデモ
SAFE TRIP-21や、DARPA Urban Challengeのautonomous vehiclesのデモを計画中です。
(カーメーカーからは現在GM, Honda, Mercedes, Nissan, Toyota, VWが参加予定です。)
2. VII Test Bed:ニューヨーク市交通局の強力なバックアップにより、ロングアイランドエキスプレス
ウェイや会場周辺の公道を使用した大規模なデモを予定しています(2コース)。
会場周辺コース
(所要時間:約15分)
Long Island Expresswayコース
(所要時間:約2時間半から3時間)
3. VII Transportation Management Center of the Future:
展示会場内で未来のTMCのデモを行います。英語・スペイン語・中国語のほか、日本語でも実施
予定です。
VIIのインフラを活用して収集した交通情報を統合的な交通管理システムに活用していこうとのプ
ランのデモンストレーションです。
Technical Tours
ロングアイランドのニューヨーク州運輸局のINFORM Centerなどの最新施設やジョージワシントンブリ
ッジなどへの視察ツアーを計画しています。すでにSold Outのものもあります。
(現在予定のツアー)
Grand Central Terminal Revitalization
NYC Joint Traffic Transportation Management Center
Lower Manhattan Rebuilds
TRANSCOM Communications Center
Lincoln Tunnel XBL and Bus Terminal
New Jersey Statewide Traffic Management Center in Woodbridge
New York City Office of Emergency Management Technical Tour and Inter-agency Incident
Demonstration
INFORM
Hudson Valley Traffic Management Center
(参加費用:各50S$)
ネットワーキングイベント
Grand Central Terminal Reception :11月18日(火)18:00~21:00 @100US$
(グランドセントラル駅におけるレセプション)
International Reception at New York Transit Museum :11月18日(火)17:30~20:00 @100US$
(ニューヨーク交通博物館でのレセプション)
Night in Times Square :11月19日(水)夜18:00~ 於:“ESPN” @75US$
(スポーツTVチャンネルが運営するアミューズメントレストランでのレセプション)
Sponsorship Opportunities
Accommodations(パートナーホテル)
・Sheraton New York Hotel & Towers
・Sheraton Manhattan Hotel at Times Square
その他のホテルも公式サイトでリストアップされていますす
今後の主な予定:
・2008 November, 11 「ニューヨークITS世界会議」論文発表事前練習会
(於:ITS Japan)
発表原稿オンライン提出締切
・2008 October, 31
皆様の「ITS世界会議ニューヨーク2008」へのご意見、ご要望をお待ちします。
(担当:国際グループ)
◆ J-Safetyプロジェクト(インフラ協調安全運転支援システムに係わるプロジェクト)進捗報告
企画グループが事務局を担当して推進しているJ-Safetyプロジェクト(インフラ協調安全運転支援シス
テムに係わるプロジェクト)の主な動きについて、官民連携会議関係を中心に報告致します。
1.官民連携会議の進捗について
<第11 回 ITS推進協議会作業部会 (7/29) >
・ITS-Safety2010 合同実証実験 実施内容検討状況
-実験関連および公開イベント関連について報告
-目標人数は別途議論が必要
・効果評価分科会の活動方針
・共用車載機開発状況
・今後の方向性
-2009年度以降どうするかを今後の審議項目の一つとする
<第14、15 回 大規模実証実験WG(8/20、9/10) >
・大規模実証実験計画の検討状況
-スマートウェイとASVの08実験計画内容を報告
→3実験主体、実験計画の概要が出揃い、必要車両などの調整と詳細検討
・公開イベント検討状況
-シンポジウム時間割がFix
→セッション主体により各セッションのプログラム内容を検討
→ITS Japanは、国際、地域活性化、長期ビジョンの3つのセッションを検討
-公道デモコースがFix
→現在、警視庁と安全面で検討、指導を受けている
-広報チームから合同実験の全体方針案の提示
-展示チームから各実施主体の展示内容を集約した、展示概要と確認事項報告
-駐車場デモチームからデモ実施の考え方の提示
・事務局から大規模実証実験への海外メーカ(MBJ、VGJ)の参加状況について報告
2.J-Safety委員会関係について
<第18回 J-Safety委員会 (8/28) >
・J-Safety08年度活動計画
-2008年度大規模実証実験実施計画の推進と成功
-2010年度以降の全国展開に向けた具体策案つくり
-国民/国際理解に向けた国内外への情報発信
・3分科会活動報告(3分科会)
・官民連携会議関連報告
・海外メーカの参画について
-MBJ、VGJの大規模実証実験参画
・今後の方向性
-2010年実用化に向けたインフラ設置推進対策などを今後検討
<3分科会活動>
・効果評価分科会 (共通評価指標、事故低減効果)
-DSSS,SW,ASVを包含する共通評価指標の考え方
-神奈川県青葉地区交差点(地域実験場所)をシミュレーションへの適応
・普及促進分科会 (社会的便益、普及シナリオ策定)
-実用化の考え方を整理
-社会的便益検討
-普及シナリオ検討
・国際・アーキテクチャ分科会
-ASVのアーキテクチャ作成検討
(担当:企画グループ 立松)
◆ DSRC等応用サービス普及促進委員会の活動状況
DSRC等応用サービス普及促進委員会の活動状況について、第14回委員会(7/24)を中心に報告致
します。
1.第14回委員会(7/24)の結果概要
今回が実質的に今年度事業の最初の委員会であったため、2WGの主査から2008年度のWG実
施計画案の紹介に続き、WGの昨年度からの継続事業について報告があり、併せて 今後の進め
方を協議しました。
また、ITS車載器の運用管理を行うために6月に設立された、有限責任中間法人「ITSサービス 推
進機構(ISPA)」(今回から委員会に参加)の概要が、中間代表理事から説明されました。
(1)ロードマップWG
・若宮主査から、今年度のWGの活動計画についての説明と、7/11に実施された阪神高速道路
(株)との意見交換の概要が紹介されました。
・WGにて、来年度予算検討のスケジュールに合わせて国土交通省や道路会社にインフラ整備
を強く陳情すべきとの意見がだされた件について、今後の進め方を委員会で議論した結果、国
土交通省や道路会社の関係者の人事異動の時期に合わせて、陳情ではなく、DSRC応用サー
ビスの早期実現を目的とする提言活動を行うこととしました。
・現在、実施中の道路会社実務担当者との情報交換は継続することになりました。
(2)普及促進WG
・青木主査から、利用車番号サービス改善策などの前年度からの継続テーマについては、引き
続き積極的に取り組むことと、2008年度からは、①昨年度のWG成果を新規参入事業者に紹介
するための導入マニュアルの作成、②一般利用者向けた、利用車番号サービスの理解促進の
ための広報、③利用車番号サービス普及のための事業者間の協力の促進、等について検討す
ることが報告されました。
・また、6/27からORSEにて運用を開始した「車載器管理番号の調べ方に関するHP」の概要につ
いて紹介されました。
(3)「2007年度活動成果報告書」の広報展開について
・ITS Japanの会員ページ掲載やインターネットITS協議会の協力も得て関係者へ展開を図ってい
ることや、関係省庁に対しても説明している状況を事務局から報告しました。
・今後は、報告書の関係先への配布やTS Japan関連のイベントの機会の中での活用なども考え
ることになりました。
<参考> 委員会・WGの開催状況(7月度幹事会報告以降)は以下の通りです。
①ロードマップWG(8/26)、(9/10)
提言書について、進め方及び文案について検討。
②普及促進WG(8/27)、(9/16)
今年度の検討課題について進め方を検討。
(担当:実用化/連携促進プロジェクト 藤井)
◆ 「中国道路交通信息化委員会」の活動報告
「中国道路交通信息化委員会」の活動について、1)これまでの活動経緯 2)現在および今後の活動
について報告いたします。
1.活動経緯
〔中国VICS端緒〕
・2002年:VICSセンターが中国の招待により北京市でVICSの講演を行ったことが端緒
〔中国VICS導入準備期〕
・2002年:有志企業により「VICS国際推進連絡会」準備会を設立、普及活動開始
・2004年:ITS Japanにプロジェクト型研究会「中国VICS構築支援研究会」を設立
・2005年:上記「中国VICS構築支援研究会」を「中国道路交通信息化研究会」に改称
・2006年:北京市でのフォーラムで実験支援を行い実験成功
〔中国VICS実用化期〕
・2007年4月:実用化フェーズに入るため「中国道路交通信息化研究会」を「中国道路交通信息化
委員会」と改称
・2008年7月:北京世紀高通が本委員会支援の日本VICSベースの商用サービスを開始
2.現在および今後の活動
実用化に向けた検討フェーズに入ったことを受けて、中国道路交通信息化研究会をリニューアル
し、2007年4月に中国道路交通信息化委員会としてスタートした同委員会は、ITS関連省庁,VICSセン
ターをはじめ関連機関の支援のもと幹事会社10社、一般会社8社、計18社に参画いただいて活動して
います。
活動内容:
1)北京市への支援
①交通情報配信実用化に向けての支援
・日本側のビジネスモデル案を参考に北京市交通情報センター(以下BTICと記す)および世紀高
通が中国に即したビジネスモデルを完成
・サービス開始に当たり世紀高通による委員会会員への会員契約説明会(08/4月)を実施。ま
た、ITS Japan会員へも説明会を実施(08/5月)
・委員会会員を含む日本企業が7/1からサービス開始となる世紀高通サービスの会員契約締結
を推進(08/8月現在 5社締結)
・世紀高通の実サービスを下記端末で取材(08/9月)
≪サ-ビス受信端末概観≫
≪FM-DARC方式「Gooney」画面≫
≪RDS-TMC方式「Mio」画面≫
②ITS世界会議に向けての支援
・07/5月に国防委員会からカーナビ購入予算の許可が下り、会員企業から北京ITS世界会議の交
通情報配信サービス実演PR用に100台のカーナビを納入(08/8月)
③北京オリンピックに向けての支援
・北京オリンピックに向け具体的に世紀高通
が事業主体になりサービス実用化を加速
・BTIC主催の第2回北京交通情報フォーラムが開催され、日本への感謝の言葉と北京オリンピックに
向けたITS交通システムの確立と題し基調講演があった。(08/4月)
・BTICが配信サービス開始に合わせサービス受信可能な端末「Gooney」(大用ソフト製)を1,000
台程度調達し、市政府幹部車両,オリンピック関係車両に取付けた。
2)広州市への支援
①ITS環境調査
・07/5月広州市交通委員会のVICSセンター訪問を契機に停滞していた支援を再開。
②全体システム設計
・要請のあった実験計画策定とDARC方式の技術支援を行った。これにより電気的な開発およ
び実験室でのテストを実施するなど技術習得に貢献した。
③北京市との連携推進
・先行する北京市と広州市が連携推進することが確認できたため、今後の具体的な支援内容
は北京市および広州市と協議しながら見極めていく。
3)上海市への支援
・上海交通情報センターが運用する既存の収集系プラットフォームの課題を2010年の万博に向け
て改善中であるため、改善後上海交通情報センターと協議して支援する。
・具体的には国際ITS会議&EXPO2008上海(10/15-17開催)や上海ナビフォーラム(12月開催)
に合わせて、参加予定のBTICと共に支援内容を検討する。
4)他都市の調査
・北京市/広州市/上海市/深セン市以外の他都市への展開と新たなビジネスチャンス作り
のため、情報が少ない内陸部の重慶、成都等の交通情報関連の実態把握を四川大地震の影
響を考慮しながら検討する。
5)基礎調査〔北京ITS世界会議論文の調査〕
・基礎調査として北京ITS世界会議の論文を調査した。中国発表論文約180編の内、52%,93
編が交通情報関連であり中国における交通情報の関心の高さが伺われた。
6)その他〔中国ITS標準化への支援〕
・DARC方式の中国標準化は中国標準化委員会内で北京市交通情報センターと北京航空航天大
学が中心となって進められるが円滑に標準化が推進するよう支援する。
(担当:普及促進グループ 小林)
◆ 「次世代デジタル道路情報委員会」の活動報告
「次世代デジタル道路情報委員会」の活動について、報告致します。
1.提言の実現へ向けた今年度の活動成果を「報告書」としてまとめる
昨年度の活動成果としてまとめた提言書を今年7月に発行し、且つプレスリリースを行いました。今
年度は、その提言の実現へ向けた活動を展開しており、その活動成果を今年度末を目処に報告書と
してまとめる予定です。
ITS Japan事務局内で報告書の骨子案を作成し、9月25日(木)の第7回委員会兼第17回幹事会で審
議しました。今後は、これに肉付けして報告書を完成させていきます。
2.地方自治体の道路地図情報の整備と流通の現状
先進的な取り組みを行っている岐阜県と三重県から、標題について話題提供をしていただき、委員
会の中で活発な意見交換を行いました。
現在、地方自治体の道路地図情報の整備と流通の現状について整理中であり、課題解決につなげ
ていきます。
3.欧州の地図関連プロジェクトに関する最近の動向
欧州においては、複数の地図関連の国家プロジェクトの活動が活発に推進されています。デジタル
道路地図はクルマの一つの重要なセンサーと位置づけられ、自動車の安全走行支援に積極的に活
用されていく方向です。一例として、道路のカーブの程度に即した速度規制の情報提供サービスなど
の実用化検討が進められています。
また、今年からユーザー情報、プローブ情報、道路管理者情報からの道路の変化情報を収集し、地
図データの差分更新に融合させる活動もスタートしています。
(担当:普及促進グループ 小林)
◆ 「第7回ITSシンポジウム2008」について
1.準備状況
第7回ITSシンポジウム2008は、「ヒトを見据えて~Human Oriented ITSの実現のために」をテーマ
に、2008年12月4日(木)、5日(金)に日本大学津田沼キャンパスで開催します。
今回のシンポジウムは、特別講演やパネルディスカッション形式で参加者と広く議論する「企画セッシ
ョン」と一般論文を発表する「対話型セッション(ポスターセッション)」で構成します。
一般論文については、「査読あり」・「査読なし」論文をあわせ95編の投稿があり、昨年(87編)を上回
り、過去2番目の数となりました。「対話型セッション」では、この論文を、テーマごとに分類し4つのポス
ター会場で2日間にわたり発表します。
今後、「企画セッション」では講演や議論の趣旨と登壇者の最終確定を行い、「対話型セッション」で
は論文の発表会場への割振りを決め、10月上旬発表のAdvanced Programにプログラムの詳細を掲
載しますので、皆様の奮っての参加をお願いします。
2.プログラム概要
「企画セッション」では、5つのサブテーマを取り上げ、それぞれ90分間の講演・議論を行います。「対
話型セッション」では、一般論文を8つの大きなテーマ(分野・技術・研究・施策・現象等)に分けてポス
ターを配置し、発表は2日間に分けて行います。150分間の対話型セッションの後半は、会場毎にモデ
レータにより運営されるオープンな質疑応答時間を設け、さらに議論を深めます。
昨年に引き続き、技術部門と学術部門で数件のベストポスター賞が審査委員会により選定され、閉
会式で発表され表彰状が授与されます。
詳細は、下記「ITSシンポジウム2008プログラム概要案」を参照下さい。
3.参加登録
参加募集は、Web(http://www.its-jp.org/)にて10月上旬から開始します。
参加登録費は、以下の通りです。
●論文発表者参加登録料 (論文投稿料を含む):一般15,000円/学生8,000円
●聴講のみの参加登録料:一般・会員15,000円、同・非会員23,000円/学生3,000円
尚、12/4(木)のバンケット参加費は、別途3,000円です。
4.会場
●会場:日本大学 津田沼キャンパス 37号館(1F、2F) 企画/対話型セッション会場
●企画セッション会場:37号館 1F 101教室(400人ホール)
●対話型セッション会場:37号館2F 202~205教室
5.日大津田沼キャンパスまでのアクセス
●JR津田沼駅北口 京成バス 10分 日大生産工学部下車
「シンポジウム2008プログラム概要案」:
第7回ITSシンポジウム2008 プログラム概要(案)
(担当:実用化/連携促進プロジェクト 日野/井出)
◆ 日本ITS推進フォーラムについて
日本ITS推進フォーラムについて、報告致します。
1)本年度は、08年度大規模合同実証実験(09年2月)に合わせて、関係省庁と合同で実施します。
2)推進体制(下図参照)
「公開イベントWG」の下で、ITS Japanが担当する「シンポジウムチーム」にて対応します。
なお、シンポジウム全体の運営は、専門業者に委託する方向で調整中です。
《J-Safety委員会体制》
《大規模実証実験公開イベント民間側検討体制》
(
)リーダ
3)プログラム
「日本ITS推進フォーラム」プログラムは、以下の通りです。
皆様のご協力をお願いいたします。
(担当:総務グループ 下之薗)
◆ 「ITS Japanコミュニティープラザについて」
ITS Japanは、ITSビジネス交流会、各種勉強会の名称を統一し、「ITS Japan コミュニティープラザ」と
して推進致します
理由・目標
1) ITS Japanのステータス向上(いろいろきめ細かくやっていることを統一名称で訴求)
①セミナー
③意見交換会
②報告会、説明会
④見学会
2) ITS Japan会員へのサービス向上
事務局の推進体制
① 全体の事務局を総務グループが担当
② テーマの企画推進は、各グループが担当
③ 参加者対象はその都度異なってもよい。
④ 個別テーマについては遅くとも2ヶ月前までに決定するとともに、参加者募集は遅くとも1ヶ月前
までに始める。
『ITS Japanコミュニティープラザ「ITSビジネス交流会・勉強会」』実施報告
ITS Japan が会員サービスの一環として企画する「ITSビジネス交流会・勉強会」について、7,8月に
行なった「ITSビジネス交流会」を中心に報告致します。
『ITS Japanコミュニティープラザ「第11回ITSビジネス交流会」』実施報告
『ITS世界会議ニューヨーク2008説明会』
ITS Japanは、「ITS世界会議ニューヨーク2008説明会(写真上)」を下記内容で行ないました。
1. 日時: 7月24日(木) 15:00~16:00
2. 場所: 日本女子会館ビル5階会議室
3. プログラム:
・ ITS Japanからのご挨拶 …村井 理事 15:00~15:05
1) 15:05~15:40
ITS Japan 国際部「ITS世界会議ニューヨーク2008の概要と見所」
① 世界会議の基礎知識(坂本常務理事)15:05~15:10
・ 世界会議とは、(主旨、歴史、基本構成、など)
・ 参加のメリット(情報、交流、ネットワーキング)
② 世界会議の概要 …岡田 15:10~15:25
③ ニューヨークプログラムについて …久保 部長 15:25~15:40
・ セッションの概要
・ 展示について
・ デモンストレーションについて
④ その他説明 …岡田 15:40~15:45
⑤ ニューヨークの気になる情報 …株式会社JTB 15:45~15:55
・ ホテル事情
・ ニューヨークの歩き方
2) 15:55~16:00
質疑応答
4. 参加者数: 30名
『ITS Japanコミュニティープラザ「第12回ITSビジネス交流会」』実施報告
ITS Japanは会員サービスの一環として、「第12回ITSビジネス交流会」を下記内容で行ないました。
1.開催日時:8月27日(水) 15:30~18:30
2.場所:ITS Japan会議室
3.プログラム:下記2テーマの講演がありました。
15:30~16:30
1)富士重工業株式会社 スバル技術本部 車両研究実験第3部
主査第3グループ 松浦 宗徳 氏
『運転支援システム「Eye Sight(アイサイト)」』
「アイサイト」は、ステレオカメラと3D画像処理エンジンを使い、歩行者や自転車の衝突被害を軽
減するシステムです。ステレオカメラのみでの「プリクラッシュブレーキ」や、「AT誤発進抑制制御」
等の予防安全機能、「全車速追従機能付きクルーズコントロール」による運転負荷軽減機能を、世
界で初めて実現しました。
例えば、「プリクラッシュブレーキ」では、極近距離まで先行車両を検知し、15km/h未満の極低速
時でも衝突被害軽減をするブレーキ制御を行ないます。更に、真正面の車両だけでなく、斜め前方
の車両や自転車,歩行者等も検知できます。このように、身近な運転支援システムを紹介しました。
既に、量販車にオプション設定されていることもあり、価格,設定する顧客の年齢層等の現実的な
質問が相次ぎました。実験の動画等も披露され、参加者の多くの方々に非常に関心を持って聴い
て頂けました。
16:30~17:30
2)株式会社 ユビークリンク 代表取締役社長 増田 有孝 氏
『リアルタイムプローブを活用した次世代携帯ナビ「全力案内!」 』
ユビークリンクは野村総合研究所の子会社として独立し、昨年10月から、次世代携帯総合ナビゲ
ーションサービス「全力案内!」を開始しました。
「全力案内!」は地図サービスやクルマ・徒歩等のナビゲーションサービスなどを提供しています
が、タクシー車両や「全力案内!」利用者をモバイルセンサーとして活用し独自に生成する「プロー
ブ交通情報」の提供が特徴です。
従来のVICSによるカーナビゲーションにプローブ技術を取り入れることにより、VICSで掌握できな
い道路状況も把握でき、より的確な経路誘導が可能となります。
従来のカーナビゲーションと比較して何がどのくらい違うのか、道路,距離をどれほどの精度でカ
バーできるのか等の質問が出ました。特に、対象道路総延長距離が従来の約20倍であることに、
参加者の方々がとても関心を示されました。
4.参加者数:50名
講演後に懇親会を行ない、お互いの交流を深め合いました。
(担当:総務グループ 下之薗)
◆ 人事異動
・9月8日(月)付けで、下記の人事異動がありました。
<新任> 総務グループ 小野田 朝子
・9月29日(月)付けで、下記の人事異動がありました。
<新任> 国際グループ 和多 唱子
・9月30日(火)付けで、下記の人事異動がありました。
<退職> 総務グループ 福田 澄子
編集後記
・ 夜が幾分凌ぎやすくなり、クーラーも要らないくらいです。
写真下は、花壇に咲いた彼岸花(左)と埼玉県日高市高麗・巾着田(きんちゃくだ)の彼岸花(右)。
・ 写真下は、横浜港に浮かぶ氷川丸と錨に留って休むかもめ達。
・ 写真下は、横浜大桟橋に停泊する客船『ASUKAⅡ』(氷川丸から)。
1. 暑さを熱気で吹き飛ばした第79回都市対抗野球大会(東京ドーム)。9月2日第3試合 大阪府門
真市(松下電器=現、パナソニック)と静岡県浜松市(ヤマハ楽器)の試合。
2. 能登半島・金沢巡り。
・ 写真下は、海まで迫った輪島の千枚田(左)と能登の海(右)。
・ 写真下は、能登半島・珠洲市の軍艦島(左)と金沢城(右)。
・ 写真下は、能登半島 珠洲・仁江海岸の製塩所。
・ 写真下は、側の浜茄子の花。
3. 北海道巡り
・ 写真下は、札幌ビール園。
・ 写真下は、創成川沿いのポプラの木(左)と札幌から厚田へ向かう車窓より風車が見える(右)。
・ 写真下は、定山渓温泉郷(左)と茶色は源泉(右)。
・ 写真下は、札幌大通り公園。
4. 東京・日比谷公園。
・ 写真下は、警視庁音楽隊の水曜コンサート。警視庁音楽隊は、昭和23年発足以来、都民の音楽
隊として交通安全、地域安全運動での演奏、小・中学校での音楽鑑賞会、その他の各種行事を通
じ、都民と警察を結ぶ「音の架け橋」として幅広い演奏活動を行っています。
・ 写真下は、雑草の下払い作業。
・ 写真下は、花壇。
5. 上野散策
・ 写真下は、上野駅近くに繰り出した御輿。
・ 写真下は、上野恩賜公園のモニュメント。
・ 写真下は、東京芸術大学生の作品。
6. 有楽町、新橋界隈。
・ 写真下は、永井飛弾守が天下泰平と子孫繁栄を祈念して安政6年に建立した有楽稲荷神社(JR
有楽町駅近く)。大正12年9月1日の関東大震災でも周囲は延焼したにも拘らず、当地は災害を
免れた。
・ 写真下は、丸の内警察署日比谷公園前交番のポリスカウ2008ヒロシ。
・ 写真下は、JR新橋駅前広場の機関車と3人像。
7. 花壇の花々。
● 幾らかしのぎ易い気候になりました。ITS Japan事務局は目下11月の『ITS世界会議ニューヨーク
2008』や2009年2月下旬に行われる予定の『2008年度大規模合同実証実験』などの準備に余
念がありません。(T.S)
上枠をクリックすると10月の風景がスライドショーでご覧いただけます。
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