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11月の新聞 『近藤夫妻64回目の結婚記念日』

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11月の新聞 『近藤夫妻64回目の結婚記念日』
11
3
!!
今月のベストショット
手作りクッキー
!
かけがえのない日々
ご夫婦で色々な所に行かれました。仲睦まじいお二人。
う﹂お祝 いの言葉 が飛び交 いました 。﹁結 婚
年ともなると色々あっ たでしょ う。だけ ど
この歳ま で夫婦そ ろって元 気でいら れるこ と
が何より 羨ましい です﹂と 、涙ぐみ ながら お
祝いの言 葉を述べ て下さる 方もいら っしゃ い
ました。その様子に、信衛さんはただただ黙っ
てじっと 聞いてお られまし た。その 後は賑 や
かにスタッフから歌の余興。結婚式定番の
﹁てんと うむしの サンバ﹂ と絆をテ ーマに し
た名曲﹁ 糸﹂を披 露させて いただき ました 。
デザート のケーキ が運ばれ てくると 、皆で 再
び拍手を しながら 信衛さん がろうそ くの火 を
勢いよく 消されま した。ケ ーキは切 り分け 、
参加して 下さった 入居者さ んと一緒 にみん な
で美味しく召し上がられました。最後にスタッ
フからお 二人への サプライ ズプレゼ ント。 事
務、看護 、ユニッ トも超え て沢山の 人から お
祝いの言 葉を集め た寄せ書 きです。 受けと っ
た信衛さ んは、じ っと寄せ 書きを見 つめ﹁ 細
かい 字 だ な ぁ ﹂
と言 い な が ら 、
せつ 子 さ ん を ち
らり と 見 つ め ら
れま し た 。 パ ー
ティーが終わり、
皆さ ん が ユ ニ ッ
トへ戻られる際、信衛
さんせつ子さんより
﹁来てくれてありがと
う﹂の思いを込めた手
作りクッキーが渡され
ました。結婚式の最後
に、新郎新婦より配ら
れるプチギフトをイメー
食欲の秋!
七宝亀甲では、鉄板焼きパーティーを行
いました。コテを持つ姿がさまになってい
るのは、昔お好み焼き屋さんをされていた
村井くに子さん。お好み焼きや焼きそばな
ど皆さんたくさん召し上がってみえました。
﹃今日も何事もなく 人元気に過ごした﹄
はね、特別な日だからこっ
夫 、近藤信 衛さんの 日記に毎 日綴られ てい ち で 食 べ よ う ! と 事 務 所
た言 葉です。 奥様のせ つ子さん の様子が 変わ 前の喫茶へお誘いします。
り始 めても、 毎日毎日 この言葉 が綴られ てい ﹁ 今 日 は 月 日 だ よ 。
ました。何事もない日々が一番の幸せであり、 さ て 何 の 日 で し ょ う ﹂
いつ までもそ んな二人 でいたい ⋮。それ は、 の問いに﹁ネコの日か?﹂
信衛さんの願いだったかもしれません。
とおどけ
ご 夫婦で入 居されて いる近藤 信衛さん と、 ながらも、
せつ 子さん。 お二人の 生活は今 、ご自宅 から い つ も の
すず の郷に変 わりまし たが、長 年連れ添 った よ う に 笑
絆は、場所が変わっても固く結ばれています。 い を と る
今 月のかけ がえのな い日々は 、近藤信 衛さ 信衛さん。
ん、せつ子さんご夫妻です。
喫茶へ着
くと、そ
こ はいつも と別空間 。結婚式 の披露宴 会場を
思 わせる飾 りやテー ブルコー ディネー ト。そ
∼近藤ご夫妻 結婚六四年の絆∼
し てひな壇 には花か んざしを つけ、綺 麗にお
化 粧をした 奥様のせ つ子さん の姿があ りまし
た 。待ち受 けたスタ ッフから ﹁信衛さ ん せ
つ子さん! 回目の結婚記 念日おめ でとうご
ざいます ﹂の歓声と拍手 が起りま した。そ
の 時の信衛 さんは、 ウンウン とうなず きなが
ら黙ってせつ子さんの隣に座られました。
まずはミ ッキーミ ニーのお 揃いのグ ラスで
乾 杯。そし て厨房ス タッフお 手製のス ペシャ
ル ランチ。 大好きな ステーキ が運ばれ てくる
と 、信衛さ んはそれ はそれは 美味しそ うに召
し 上がられ ました。 途中、せ つ子さん がちゃ
ん と美味し く食べら れている かをちら りと見
て また食べ る。隣に いるせつ 子さんを 常に優
し く見守ら れていま す。食事 を楽しん でいる
と 賑やかな 声がし、 次々とユ ニットの 皆さん
たちがお祝いに駆けつけて下さいました。
﹁ 信衛さん 、せつ子 さん結婚 記念日お めでと
2
月 日 。近 藤 信 衛
さん、せつ子さんご夫
妻 は 、 回 目の 結 婚 記
念日を迎えました。す
ずの郷にて結婚記念パー
ティーを開き、ささや
かではありますがユニッ
トの皆さんとお祝いを
させていただきました。
当日、いつものよ
うな日常。﹁信衛さ
ん お昼ご飯できま
したよ ﹂と声を掛
けると﹁はいはい﹂
と立ち上がり、いつ
もの席へ向かおうと
されました。﹁今日
3
64
!
!!
64
64
武光観光にもお二人で
どこでもお二人一緒です
64
近藤ご夫妻の
日常
29
お昼寝も一緒に
22
ジしてスタッフが心を込めて焼きました。
﹁これからもよろしくね﹂の意味も込めて⋮。
信衛さん 歳、せつ子さん 歳の時、お見
合いで3 回会って 結婚され ました。 ご両親 を
早くに亡 くされ、 4人兄弟 の長男だ った信 衛
さんは、 結婚しな がらも兄 弟を皆、 学校に 入
れ、親代 わりとな ってがむ しゃらに 働いて こ
られまし た。そし て会社経 営をする 信衛さ ん
を懸命に支えてきたせつ子さん。
すずの 郷へ入居 されるま でには色 々な困 難
もあった そうです 。言葉は なくても さりげ な
く手を繋 がれる姿 など、す ずの郷で のお二 人
の日常に は、信衛 さんのせ つ子さん への優 し
い姿があ り、その 様子を見 るたびに いつも お
二人の絆の深さを感じます。
年というお二人の大 切な時間 。来年も 、
その先も 毎年揃っ てお祝い できます ように 。
共に楽しい時
間を過ごすこ
とで、お二人
の思い出の一
ページを増や
すお手伝いが
できたらと思
います。
︵小林友記子︶
カラオケ大会
信衛さんの歌声に
涙されるせつ子さん
帰省される時は曾孫さんまで勢揃い
節目ごとに皆さん大集合∼
結婚記念日パーティー
ユニットの皆さんもお祝いに
11
!!
スペシャルランチ
平成28年12月16日
新 聞
す ず の 郷
第63号
第63号
す ず の 郷
新 聞
たみ子さんが入居されて4年。
今回、初めて長男さん、次男さ
ん、娘さん、お孫さん、みんな
ご家族と故郷
で故郷の石川県に帰省すること
石川県へ
ができました。
今井たみ子さん
途中、たみ子さんが昔からよ
く行かれていた堅豆腐のお店で
は、仲良しの店員さんが店の奥
の自宅からわざわざ出てきて下さり、声をかけて下さいま
した。懐かしい声にウンウンとうなずかれるたみ子さん。
昔の話を聞いていると、自然と表情が穏やかになられまし
ご家族と出発∼!!
た。そして弟さんのお宅へ。到着すると、皆さんが出迎え
て下さり家の中へ。仏壇をじっと見つめ、弟さんがお経を読まれるとたみ子さん
も真剣な表情をされていました。弟さんがたみ子さんに話し掛けられると、たみ
子さんは何度もうなずかれ、妹さんが「お姉ちゃん!!」と声を掛けられるとそれ
に応えるようにたみ子さんもお話をされていました。ご兄弟、ご家族に囲まれて
いると、たみ子さんはずっと目を開けられ、話し掛けると嬉しそうな表情をされ、
そんなたみ子さんの様子に、御親戚の皆さんがとても喜んで下さいました。お孫
さんも、おばあちゃんとの久しぶりの外出。前はいつ外出したかな?と考えるほ
ど久しぶりの外出だったそうです。帰りの車内では、次回は娘さんの自宅で、美
味しい物を用意して新年会でもしようか?という話で盛り上がりました。
施設へ到着し、娘さんが「帰るね」と言葉をかけられると、たみ子さんは今日
の嬉しかった気持ちからか涙を流されました。
今回の帰省では、子供さん、お孫さん、故郷ではご兄弟とご一緒させていただ
きましたが、はやり血の繋がりというものは永遠で温かいものだと思わせていた
だいた旅になりました。
(青山めぐみ)
妹さんとの久しぶりの再会
沢山のご家族に囲まれて
「おいしい柿が食べたい
な∼」と毎日の様に言わ
れていた森文子さん。あ
る日、岐阜に住んでみえ
る妹さんから大きな柿が
届きました。「妹からも
らったんだわ∼大きな柿
でしょう」と満面の笑み。
「あんたも食べやぁ」と
他の方と一緒に召し上が
られてみえました。
お墓参りもできました
とある週末。半日だけ
仕事があったのですが、
スタッフの
5歳の娘が「一緒に行く」
子供に
と言った為、子連れ出
ピアノの先生 勤をしました。すずの
北野淑子さん 郷では珍しくない風景
です。お菓子やゲーム、
おもちゃ等を持っては
来たものの、やはり途中で飽きてきてしまいま
した。その時、近くにいらっしゃったのが北野
さん。
「ピアノ、教えていただけませんか?」
昔、子どもたちにピアノを教えていた経験がお
ありという北野さんに、そうお声をかけさせて
いただいたところ「お子さん、ピアノは初めて
かしら?」「どんなお歌がお好きなの?」と、
慣れた様子でいろいろと質問され、ピアノ初心
者の娘への指導方法を探る北野さんの対応は、
まさに“先生”でした。
10分ほどの時間ではありましたが、ほとんどピ
アノに触れた事のない娘が、両手を使って♪ド
レミファソラシド♪と弾けた時のあの笑顔は、
今でも忘れられません。
北野先生、ありがとうございました
(落合慎二)
優しい北野先生と子供ちゃんの穏やかな風景
味覚の秋∼!!
柿やみかん。
秋は、皆さん大好きな果物が
いっぱいです。美味しい物で
笑顔いっぱいの
秋の風景を集めました。
柑橘系の果物が大好き
な南谷秋枝さんは、みか
ん狩りへ。車いすのまま
でも手が届くので、採っ
ては食べて…採っては食
べて…あっというまに6
個も召し上がれました。
「ちぎって食べるみかん
は美味しいね」食欲の秋
を満喫されていました。
武光観光だより
平成28年12月16日
恒例の干し柿作り!!今年は30
個の干し柿を作りました。出来
たものを食べたら「美味しい∼」
「最高の出来∼!!」と大満足の
藤江良子さんでした。
浅井登志子さんと村井くに子さんは、
今が旬の柿がのったパフェを食べに!!
目の前に大きなパフェが来ると「わぁ
大きいね」と笑顔!「こんなに食べら
れないわ」といいつつも手が止まらず
完食されました。美味しそうに食べら
れていた笑顔に私はお腹いっぱいにな
りました!
∼江戸時代へタイムスリップ
妻籠宿∼
11月の武光観光は長野県「妻籠宿」。文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、中山道42番目の宿場町です。
道中、色づき始めた紅葉を楽しみながら、妻籠宿に到着。車を降りるとひんやりとした、でも心地の良い空気に触れることができま
した。また、保存地区に入った途端、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような街並みに、参加された皆さんからは感嘆の声
が漏れました。海外からの観光客も数多くみえ、藤江良子さんが「英国の方かしら?」「England?」「やっぱりそうだったわ」と、
わずかな時間ではありましたが、国際交流もできました。
妻籠宿散策後は、岐阜県中津川市の「ちこり村」にてビュッフェランチ。皆さんお好きな物をお好きなだけ召し上がられました。
後藤てる子さんは、はじめに稲荷寿司、間に稲荷寿司、締めに稲荷寿司、デザートに稲荷寿司と、稲荷寿司三昧でした。
帰りは中津川名物、栗きんとんの名店に寄り、お土産を購入。帰路に着きました。
2月の武光観光は、ヤクルトの工場見学。日にちは2月17日です。締め切りは1月1日です。たくさんのお申し込みをお待ちしてい
ます。
(落合慎二)
情緒あふれる妻籠宿
みんなで記念撮影
紅葉が綺麗でした
ご夫婦で参加
大野さん
初の親子旅行
鈴木さん
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