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国・地方IT化・BPR推進チーム 第二次報告書について(概要)

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国・地方IT化・BPR推進チーム 第二次報告書について(概要)
資料1
国・地方IT化・BPR推進チーム
第二次報告書について(概要)
平成28年7月26日
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室
eガバメント閣僚会議 国・地方IT化・BPR推進チームについて
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)
本部長 :内閣総理大臣
副本部長:IT政策担当大臣、内閣官房長官、総務大臣、経済産業大臣
本部員 :本部長・副本部長を除く全国務大臣、内閣情報通信政策監(政府CIO)及び有識者(10名以内)
eガバメント閣僚会議
議長 :内閣官房長官
副議長:IT政策担当大臣、総務大臣
構成員:内閣府特命担当大臣(経済財政)、内閣府特命担当大臣(防災)、財務大臣、
厚生労働大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、政府CIO
国・地方IT化・BPR推進チーム
国と地方でのITを使った業務改革の推進等の
ために必要な、現状の取組状況・方針の把握、課
題・問題点の洗い出し等を行い、実効的な対応策
を検討することを目的として、平成27年4月に設置。
(メンバー)
主 査 政府CIO
副主査 内閣官房内閣審議官(副長官補付)
副主査 総務省行政管理局長
副主査 総務省地域力創造審議官
構成員 IT総合戦略室室長代理
/内閣官房内閣審議官
(社会保障改革担当)
総務省自治行政局長
国税庁長官官房審議官
厚生労働省大臣官房
情報政策・政策評価審議官
eガバメント閣僚会議 国・地方IT化・BPR推進チーム第二次報告<経緯等>
■ITを活用した公共サービスの多様化や質の向上を図るとともに、経済成長の実現に
向けた環境整備に資するよう、国・地方を通じた行政のIT化と業務改革の抜本的な
取組を加速化することが必要。
■eガバメント閣僚会議(議長:官房長官)の下、「国・地方IT化・BPR推進チーム
(IBチーム、主査:政府CIO)」を設置(平成27年4月)し、国・地方を通じた
IT化と業務改革に関する検討を進めてきたところ。
■上記チームにおいて、当面の主要課題として以下の3テーマで検討を進めてきたところ。
テーマ1 マイナンバー・マイナンバーカード活用によるオンラインサービス改革
(マイナンバー・マイナンバーカードの導入にあわせ推進するもの)
テーマ2 国の業務改革・IT化の推進
(これまでの既往の取組を、さらに加速し、推進するもの)
テーマ3 自治体クラウド推進・自治体の業務改革
第一次報告書(平成27年6月)以降のおおよそ1年間の取組及び今後の目標等
について、第二次報告書(平成28年4月28日決定)としてとりまとめ
eガバメント閣僚会議 国・地方IT化・BPR推進チーム第二次報告<概要> ①
概 要
・平成27年4月にeガバメント閣僚会議(議長:官房長官)のもと設置された「国・地方IT化・BPR推進チーム(主査:政府CIO)」において、
国・地方を通じた行政のIT化と業務改革の抜本的な取組の加速化に向けた検討を進めてきたところ。
・本第二次報告書は、第一次報告書(平成27年6月)以降のおおよそ1年間の取組及び今後の目標等についてとりまとめたもの。
● 国の業務改革・IT化の推進
【総論】
これまでに政府CIO自ら460回を超えるヒアリング・レビューを実施(平成28年6月末時点)。
・システム数については、既に半減の削減目途。
・運用コスト削減については、3割削減の目標に対し、前回報告時の24%減(▲約920億/年)から28%減(▲約1,070億円/年)
と▲約150億円/年を上積み。また、今次の専任審議官(サイバーセキュリティ・情報化審議官)等の設置を契機に取組を一層推進
【各府省の個別業務改革・情報システム改革】
① ハローワーク、公的年金、国税、登記・法人設立等関係いった、年間運用コストが50億円以上の大規模情報システムについて、これまで以上に
運用等の実績を踏まえたコスト削減の深掘りを実施、また、あわせて業務改革にも組織のミッションや現場の声を踏まえた取組を推進中。運用コ
スト削減に関し、前回報告時に比べて国税で約▲27億円/年、登記・法人設立等関係で約▲10億円/年が上積み(ハローワークと公的
(注) 未だ削減の目途のない年金給付システムは今後の具体の取組を明記
年金を合わせ4システム合計で約▲620億/年)
② その他各府省の個別業務に関し、総務省行政管理局が関係府省と協力し、労災保険給付、次世代査証、農業水利施設管理等の業務改
革を推進。
【内部管理業務の見直し】
① 人事・給与、旅費・会計等内部管理業務の集約化(人事・給与関係業務情報システム等の安定稼動を前提に、29年度末までに集約化を
実施)。
② 人事・給与、旅費、調達、文書管理・決裁の共通業務・システム関係について、共通システムの一層の利活用を推進し、業務処理の原則電子
化、蓄積データ分析・共有等を通じた業務の効率化を推進中。特に、人事・給与及び旅費については、次官級の推進会議を設置し政府を挙
げて取組中。
・ 人事・給与は、改善計画(昨年8月)に基づき、平成28年度中の全府省等の人給システム移行を目指し、システム改修等を推進。
・ 旅費は、「旅費・会計等業務効率化推進会議」(本年2月設置)の下、本年夏目途に改善計画をとりまとめ。
上記のほか、ワークスタイル変革に関するものとして、会議のペーパレス化、法案等作成業務の合理化(平成27年10月e-LAWS試行運用
開始)、政府共通プラットフォームのリモートアクセス機能を活用したテレワーク等オフィス改革に取組中。
eガバメント閣僚会議 国・地方IT化・BPR推進チーム第二次報告<概要> ②
■ マイナンバー・マイナンバーカード活用によるオンラインサービス改革
コンビニ交付サービス
【コンビニ交付サービス】
全国約4万8000店のコンビニ(←4万5千店から拡大)で住民票の写し等が取得可能。
平成27年度末において、185市区町村(←100市区町村から拡大) 、約4,125万人
が利用可能(←2000万人から拡大) 。全国の市区町村等に対し普及のための説明会、
ホームページでの広報等を実施。
<目標・予定> 平成28年度中に300団体実施(人口合計6,000万人超)を目指す。
【子育てに係る申請等手続き】
平成28年2月にIT本部傘下のタスクフォースを立ち上げ、対象者の多い児童手当のワ
ンストップサービスや予防接種のプッシュ通知等の優先すべき課題から検討を開始。(対象利
用者や手続き頻度等で優先的に分析)
<目標・予定>平成28年度中にとりまとめ。
平成29年7月から順次子育てワンストップサービスを開始。
【災害対策・生活支援等におけるマイナンバー制度利活用推進】
平成28年3月にIT本部傘下のタスクフォースを立ち上げ、災害発生時や生活再建支援
時等における情報共有の在り方について検討を開始。
<目標・予定>平成28年度中にとりまとめ。
◆ 自治体クラウド推進・地方公共団体の業務改革
平成27年4月現在、728の地方公共団体がクラウド化。全国で56グループの自治体クラ
ウド取組事例について整理・類型化を行い、資料にとりまとめ、地方公共団体に配布済み。政
令指定都市等の大規模団体の段階的なクライド化推進に向け、情報連携の技術課題を整理
するとともに、全国地域情報化推進協会において実務ガイドを策定済み。
<目標・予定> 平成29年度までにクラウド導入市区町村数の倍増(約1,000団体)を図
る。地方公共団体の情報システム改革推進等の取組を通じて運用コストの圧縮(3割減)
を図るとともに、更なる向上策について平成28年夏を目途に結論を得るべく検討を進める。
引き続き検討すべき課題として、大規模団体のクラウド推進に向けた更なる方策を検討。
今後の予定等
引き続き各主要課題についてのフォローアップ及び新たな目標設定等について検討。
【自治体クラウド導入イメージ】
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