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平成25年東大和市議会決算特別委員会記録目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○9月18日(第1回)
出席委員
........................................................................................ 1
欠席委員
........................................................................................ 1
議会事務局職員
出席説明員
.................................................................................. 1
...................................................................................... 1
本日の会議に付した案件
開
議
......................................................................... 2
........................................................................................ 3
..................................................................... 3
決算特別委員会委員長の互選
決算特別委員会副委員長の互選
................................................................... 4
第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定について
......................... 5
第43号議案 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
........ 5
第44号議案 平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について ............... 5
第45号議案 平成24年度東大和市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について
........ 5
第46号議案 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について ............. 5
第47号議案 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
6会計決算に伴う市政報告
監査報告
.......... 5
....................................................................... 5
........................................................................................ 9
第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定についての内容説明 ............. 15
総括質疑
................................................................................ 32
歳入一括質疑 ............................................................................ 44
歳出款別質疑(第1款 議会費) ........................................................... 50
〃
(第2款 総務費) ........................................................... 50
散
会
...................................................................................... 55
署
名
...................................................................................... 57
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○9月20日(第2回)
出席委員
...................................................................................... 59
欠席委員
...................................................................................... 59
議会事務局職員
出席説明員
................................................................................ 59
.................................................................................... 59
本日の会議に付した案件
開
議
....................................................................... 60
...................................................................................... 61
第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定について
....................... 61
歳出款別質疑(第2款 総務費) ........................................................... 61
採決
〃
(第3款 民生費) ........................................................... 73
〃
(第4款 衛生費) ........................................................... 87
〃
(第5款 労働費) ......................................................... 100
〃
(第6款 農林業費) ....................................................... 103
〃
(第7款 商工費) ......................................................... 104
〃
(第8款 土木費) ......................................................... 105
〃
(第9款 消防費) ......................................................... 105
〃
(第10款 教育費) ......................................................... 108
〃
(第11款 公債費) ......................................................... 119
〃
(第12款 諸支出金) ....................................................... 119
〃
(第13款 予備費) ......................................................... 119
.................................................................................. 119
第43号議案 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
内容説明
.............................................................................. 120
歳入歳出一括質疑
採決
.... 119
..................................................................... 125
.................................................................................. 128
第44号議案 平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について ........... 128
内容説明
.............................................................................. 129
歳入歳出一括質疑
採決
..................................................................... 131
.................................................................................. 131
第45号議案 平成24年度東大和市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について
内容説明
.............................................................................. 131
歳入歳出一括質疑
採決
.... 131
..................................................................... 132
.................................................................................. 132
第46号議案 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について ......... 132
内容説明
.............................................................................. 133
歳入歳出一括質疑
採決
..................................................................... 137
.................................................................................. 138
第47号議案 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
内容説明
.............................................................................. 138
歳入歳出一括質疑
採決
散
会
...... 138
..................................................................... 140
.................................................................................. 140
.................................................................................... 141
署
名
.................................................................................... 143
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
平成25年第1回東大和市議会決算特別委員会記録
平成25年9月18日(水曜日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
出 席 委 員 (22名)
委 員 長
御殿谷
一
彦
君
副委員長
根
岸
聡
彦
君
委
員
森
田
真
一
君
委
員
西
川
洋
一
君
委
員
尾
崎
利
一
君
委
員
実
川
圭
子
君
委
員
和
地
仁
美
君
委
員
大
后
治
雄
君
委
員
二
宮
由
子
君
委
員
関
野
杜
成
君
委
員
中
村
庄一郎
君
委
員
押
本
修
君
委
員
蜂須賀
千
雅
君
委
員
関
田
正
民
君
委
員
関
田
貢
君
委
員
森
田
憲
二
君
委
員
尾
崎
信
夫
君
委
員
東
口
正
美
君
委
員
中
間
建
二
君
委
員
佐
竹
康
彦
君
委
員
床
鍋
義
博
君
委
員
中
野
志乃夫
君
欠 席 委 員 (なし)
議会事務局職員 (5名)
事
務
局
長
関 田 新 一 君
事 務 局 次 長
長 島 孝 夫 君
議
事
係
長
下 村 和 郎 君
主
事
櫻 五 直 子 君
事
吉 川 和 宏 君
主
出席説明員 (37名)
市
長
尾 崎 保 夫 君
副
長
小 島 昇 公 君
長
真 如 昌 美 君
企画財政部長
並 木 俊 則 君
企画財政部参事
田 代 雄 己 君
総
北 田 和 雄 君
市 民 部 長
関 田 守 男 君
子ども生活部長
榎 本
福 祉 部 長
吉 沢 寿 子 君
環
田 口 茂 夫 君
都市建設部長
内 藤 峰 雄 君
会 計 管 理 者
仲 里
章 君
学校教育部長
阿 部 晴 彦 君
社会教育部長
小 俣
学 君
代表監査委員
尾 崎
監
大 后 治 雄 君
教
育
実 君
-1-
市
務
境
査
部
部
委
長
長
員
豊 君
行政管理課長
亓十嵐 孝 雄 君
秘書広報課長
鈴 木
財 政 課 長
川 口 荘 一 君
総務管財課長
東
総務部副参事
伊野宮
崇 君
情報管理課長
菊 地
浩 君
職 員 課 長
原 島 真 二 君
総務部副参事
神 山
尚 君
防災安全課長
鈴 木 俊 雄 君
市
民
課
長
嶋 田
淳 君
保険年金課長
廣 瀬
裕 君
課
税
課
長
矢 吹 勇 一 君
納 税 課 長
中 山
仁 君
市民生活課長
田 村 美 砂 君
生活福祉課長
尾 崎 淑 人 君
ごみ対策課長
松 本 幹 男 君
産業振興課長
乙 幡 正 喜 君
都市計画課長
當 摩
土 木 課 長
木 村 哲 夫 君
選挙管理委員会
事 務 局 長
塚 原 健 彦 君
監 査 委 員
事 務 局 長
山 田 茂 人 君
本日の会議に付した案件
第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定について
第43号議案 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第44号議案 平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第45号議案 平成24年度東大和市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第46号議案 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第47号議案 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
-2-
尚 君
栄 一 君
弘 君
午前 9時40分 開議
○議長(尾崎信夫君) ただいまから決算特別委員会を開催いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○議長(尾崎信夫君) 本日、決算特別委員会理事会が開催されましたので、決算特別委員会理事長より報告を
求めます。
〔決算特別委員会理事長 森 田 憲 二 君
登壇〕
○決算特別委員会理事長(森田憲二君) おはようございます。
先ほど、決算特別委員会理事会が開催されましたので、内容の御説明を申し上げます。
まず、会期でありますが、本日並びに明後日20日の2日間といたします。会議時間につきましては、午前9
時30分から午後5時までといたします。ただし時間延長の場合は、事前に理事会を開催し調整を行うこととい
たします。
正副委員長の互選につきましては、指名推選の方法により行います。
内容の説明でございますけど、第42号議案から第47号議案の6議案を一括議題といたします。6会計決算に
対する市長報告を市長から、監査報告は代表監査委員から報告をお願いします。
なお、議会選出の監査委員についても、説明員席に着席をするということと決まりました。
説明の内容でありますけど、一般会計から後期高齢者医療特別会計まで会計管理者が行います。
審査につきましては、総括質疑、一般会計は歳入一括審査、一般会計の歳出款別審査といたします。特別会
計については、歳入歳出一括審査といたします。
質疑の回数でありますけど、総括質疑から特別会計の一括審査まで、同一委員につき2回までといたします。
なお、委員長において再度できるものといたします。
次に、討論でありますけど、本会議で行うことといたします。
採決につきましては、会計ごとに質疑終了時に行います。
また、資料要求につきましては、理事会で取り扱いを協議し決定するものであります。
以上であります。議長において、よろしくお取り計らいのほどお願い申し上げます。
〔決算特別委員会理事長 森 田 憲 二 君
降壇〕
○議長(尾崎信夫君) 以上で決算特別委員会理事長の報告を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○議長(尾崎信夫君) ここで、委員長の互選を行うため、委員会条例第10条第2項の規定により、年長の西川
洋一委員に委員長の職務をお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○年長委員(西川洋一君) ただいまから決算特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○年長委員(西川洋一君) 委員会条例第10条第2項の規定により、年長の私が委員長が選出されるまでの間、
委員長の職務を行います。
これより決算特別委員会委員長の互選を行います。
お諮りいたします。
決算特別委員会委員長の互選につきましては、会議規則第116条第5項の規定により、指名推選によりたい
-3-
と思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○年長委員(西川洋一君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、年長委員において指名することにしたいと思いますが、これに御異議ございま
せんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○年長委員(西川洋一君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
それでは、決算特別委員会委員長に御殿谷一彦委員を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました御殿谷一彦委員を当選人と定めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○年長委員(西川洋一君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
ただいま委員長に当選されました御殿谷一彦委員が在席しておりますので、会議規則第117条の規定で準用
する会議規則第31条第2項の規定により、本席より当選の告知をいたします。
ここで、御殿谷一彦委員の委員長就任の御挨拶をお願いいたします。
〔委員長 御殿谷一彦君 登壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) おはようございます。
ただいま皆様から委員長に御推挙いただきました御殿谷一彦でございます。よろしくお願いいたします。
円滑な、そして活発な質疑が行われる委員会を運営していきたいと思います。皆様の御協力をよろしくお願
いいたします。
〔委員長 御殿谷一彦君 降壇〕
○年長委員(西川洋一君) 委員長が決定しましたので、職務を解かせていただきます。ありがとうございまし
た。
〔年長委員退席、委員長着席〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) それでは引き続き、決算特別委員会副委員長の互選を行います。
お諮りいたします。
決算特別委員会副委員長の互選につきましては、会議規則第116条第5項の規定により指名推選により行い
たいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、委員長において指名することにしたいと思いますが、これに御異議ございませ
んか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
-4-
それでは、決算特別委員会副委員長に、根岸聡彦委員を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま指名いたしました根岸聡彦委員を当選人と定めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
ただいま副委員長に当選されました根岸聡彦委員が在席しておりますので、会議規則第117条の規定で準用
する会議規則第31条第2項の規定により、本席より当選の告知をいたします。
ここで、根岸聡彦委員の副委員長就任の御挨拶をお願いいたします。
〔副委員長 根 岸 聡 彦 君
登壇〕
○副委員長(根岸聡彦君) おはようございます。
ただいま委員の皆様から副委員長に御推挙いただきました根岸聡彦でございます。委員長を補佐し、スムー
ズな議事運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
〔副委員長 根 岸 聡 彦 君
降壇〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定について、第43号
議案 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、第44号議案 平成24年度
東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、第45号議案 平成24年度東大和市土地区画整理事
業特別会計歳入歳出決算の認定について、第46号議案 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決
算の認定について、第47号議案 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、以
上6議案を一括議題に供します。
提案理由の説明を求めます。
まず初めに市長より、6会計決算に伴う市政報告を求めます。
〔市長 尾 崎 保 夫 君 登壇〕
○市長(尾崎保夫君) 皆さん、おはようございます。
平成24年度一般会計及び各特別会計決算の御審議をいただくに当たり、その概要と市政の状況について御報
告を申し上げます。
最初に、一般会計の状況について申し上げます。
平成24年度の決算額は、歳入が前年度比1.8%増の292億4,424万1,596円、歳出が1.6%増の280億3,203万
7,518円となりました。歳入歳出差引額は12億1,220万4,078円となり、実質収支額についても同額の黒字とな
りました。
それでは、歳入について申し上げます。
歳入決算額は292億4,424万1,596円で、予算現額293億1,458万4,000円に対して、7,034万2,404円の減額とな
り、調定額に対する収入済額の割合は97.2%となっております。
市税でありますが、収入済額は約121億400万円で、前年度より約3,000万円の増額となりました。市民税個
人は、税制改正の影響等により約1億3,500万円の増額となり、市民税法人は、一部の企業において収益が改
善されたことにより約3,400万円の増額となりました。
次に、固定資産税でありますが、約43億6,800万円で、前年度より約1億2,200万円の減額となりました。土
-5-
地につきましては、地価下落分が土地評価額に反映されたことにより減額となり、家屋につきましては、在来
家屋の評価替えによる評価額の下落により減額となりました。償却資産につきましては、設備投資の減尐等に
より減額となりました。
なお、国有資産等所在市町村交付金は、村山下貯水池堰堤の改修に伴い、償却資産がふえたことにより増額
となっております。
地方譲与税は、約1億4,800万円で、自動車重量譲与税が減額となったことにより、9.6%の減となりました。
地方消費税交付金は、約7億9,000万円で0.2%の減となりました。
地方特例交付金は、約7,700万円で49.1%の減となりました。制度改正に伴い児童手当及び子ども手当特例
交付金分が皆減となったことによるものであります。
地方交付税は、約20億2,100万円で0.2%の減となりました。普通交付税の算定におきまして、主に市民税の
増額算定により、基準財政収入額の増加分が基準財政需要額を上回ったことによるものであります。
国庫支出金につきましては、1.7%の減となりました。制度改正に伴う子ども手当負担金の減額や、安全・
安心な学校づくり交付金等が減額となったことによるものであります。
都支出金は7.8%の増となりましたが、主に児童手当負担金及び保育所緊急整備事業補助金が増額となった
ことによるものであります。
繰入金は、50.7%減の約3億2,500万円となりました。財政調整基金につきましては、2億2,896万9,000円
を取り崩しましたが、地方財政法第7条に基づく積み立て等を4億5,000万円ほど行ったため、平成24年度末
残高は約17億6,500万円となっております。
なお、このほかに各特別会計から前年度の精算等に係る繰り入れを行いました。
繰越金でありますが、繰越明許費繰越金の2億4,918万円を除き、前年度繰越金は約9億円となりました。
市債は、臨時財政対策債15億8,843万1,000円を含め、約22億100万円を借り入れ、都市計画道路3・5・20
号線用地買収事業や小中学校の体育館耐震補強事業などの対象事業に充当いたしました。
なお、平成24年度末の市債借入残高は、約177億2,500万円で、前年度末と比べ3.2%の増となりました。
次に、歳出について申し上げます。
歳出決算額は、280億3,203万7,518円となりました。歳出予算額に対する執行済額の割合は95.6%となって
おります。
初めに、投資的経費でありますが、46.7%増の約17億8,300万円となりました。主な事業は、民間保育園施
設整備補助、学童保育所(桜が丘クラブ)新築工事、地域幹線道路の舗装補修及び改良工事、都市計画道路
3・5・20号線の用地買収、第二分団詰所兼車庫新築工事、第六分団詰所兼車庫設計委託、小中学校体育館耐
震補強工事、小学校冷房設備設置工事、第八小学校校庭芝生化工事等であります。
投資的経費以外の事業では、東大和市の魅力を積極的に発信するための観光事業として、観光マップの作成
やグルメコンテストを初めて開催いたしました。また、平成25年度の東京国体に向けリハーサル大会を開催し、
これに合わせた事業として小学生ボウリング教室を実施いたしました。
福祉施策といたしまして、利用者が増加傾向にある障害者就労支援事業において、支援員1名を増員し、事
業の充実を図りました。
また、65歳以上の方を対象に肺炎球菌ワクチンの予防接種を新たに実施するなど、予防接種事業の拡充を図
り、市民の健康の保持及び増進に努めました。
-6-
次に、地域における防災体制の強化でありますが、新たな被害想定に基づく地域防災計画を策定し、このこ
ととあわせて市の事業継続計画を作成いたしました。また、緊急輸送道路沿道の建築物等に対し耐震診断助成
を行い、住宅等の耐震化の促進を図りました。
さらには、大雤時の道路冠水等を防ぐため、雤水浸透施設を設置し、仲原排水管や单街地区等の集水ますの
清掃を引き続き行いました。
教育におきましては、児童の生活指導等における問題の解決に向けスクールカウンセラーの配置時間数をふ
やし、教育相談の充実を図りました。
また、その他では、市の公式ホームページのリニューアル、市政情報コーナーの設置、市税等のコンビニ収
納の実施、桜が丘図書館の月曜日開館など、限られた財源の中で市民サービス等の向上に努めてまいりました。
公債費でありますが、約19億1,100万円で、事業債の償還が進んだことなどにより、前年度に比べ5.1%の減
となりました。
特別会計繰出金は、国民健康保険事業特別会計へ13億3,214万772円、下水道事業特別会計には4億9,723万
4,000円、土地区画整理事業特別会計へ4,036万4,000円、介護保険事業特別会計には6億9,982万4,000円、後期
高齢者医療特別会計へ7億8,097万9,000円を繰り出し、総額で33億5,054万1,772円となりました。
職員人件費についてでありますが、東京都人事委員会勧告に準じた給与改定を行い、住居手当の見直しによ
りマイナス0.32%の公民格差の解消を図りました。
最後に、財政指標でありますが、財政構造の弾力性を判断する指標の経常収支比率は、前年度より0.8ポイ
ント上がり、91.5%となりました。主に扶助費に充当した経常一般財源等が増額となったことによるものであ
ります。
続いて、国民健康保険事業特別会計について申し上げます。
平成24年度決算額は、歳入が前年度比5.2%増の94億8,989万4,923円、歳出が2.8%増の93億58万4,590円とな
り、歳入歳出差引額は1億8,931万333円の黒字となりました。
歳入では、国民健康保険税が前年度比2%増の18億6,132万8,387円、国庫支出金が11.4%減の18億7,879万
5,255円、前期高齢者交付金が32%増の23億3,717万3,906円、都支出金が23.6%増の5億5,528万3,339円、一般
会計繰入金が8%減の13億3,214万772円となりました。
歳出では、保険給付費が62億3,933万9,714円で、全体の67.1%、後期高齢者支援金等が12億5,780万4,260円
で13.5%、共同事業拠出金が9億3,167万446円で10%となっており、これらを合わせますと、歳出決算額の
90.6%を占めております。
現在、国におきましては、保険者の都道府県への移行や負担のあり方等について検討がなされており、今後
国民健康保険制度への影響が考えられるところであります。
国民健康保険事業につきましては、市民の健康、生命、生活を守る重要な役割を担う事業でありますことか
ら、引き続き財源の安定的な確保を図り、適正な運営に努めてまいります。
次に、下水道事業特別会計について申し上げます。
平成24年度決算額は、歳入が前年度比1%減の21億2,025万7,699円、歳出が1%減の20億6,814万2,389円と
なり、歳入歳出差引額は5,211万5,310円の黒字となりました。
歳入では、使用料及び手数料のうち下水道使用料が前年度比1.5%増の10億3,610万6,076円、一般会計繰入
金が14.6%減の4億9,723万4,000円、市債が4.6%増の5億2,790円となりました。
-7-
歳出では、公共汚水ます設置工事費を主な内容とする事業費が、前年度比65.1%増の8,539万8,953円、公債
費が3.1%減の14億2,853万2,343円となりました。
下水道事業は、昭和60年6月の供用開始から28年目となりますが、今後も必要箇所の整備を図るとともに、
施設の適切な維持、管理に努めてまいります。
次に、土地区画整理事業特別会計について申し上げます。
平成24年度決算額は、歳入が前年度比34.5%減の1億2,207万5,897円、歳出が40.9%減の1億198万8,948円
となり、歳入歳出差引額は2,008万6,949円の黒字となりました。
歳入では、分担金及び負担金の保留地処分金が5,711万円で全体の46.8%、都支出金が1,080万円で8.8%、
一般会計からの繰入金が4,036万4,000円で33.1%となりました。
歳出では、総務費が4,153万8,020円で全体の40.7%、建築物等移転補償費を主な内容とする事業費が6,033
万2,947円で59.2%となりました。引き続き、道路整備工事が実施できるよう地権者との移転補償交渉に努め
てまいります。
次に、介護保険事業特別会計について申し上げます。
平成24年度決算額は、歳入が前年度比6.5%増の44億5,149万3,350円、歳出が7.5%増の43億347万4,239円と
なり、歳入歳出差引額は1億4,801万9,111円の黒字となりました。
歳入では、保険料が10億406万6,400円で全体の22.6%、国庫支出金が8億421万7,184円で18.1%、支払基金
交付金が11億3,173万5,479円で25.4%、都支出金が6億3,349万1,179円で14.2%、繰入金が6億9,982万4,000
円で15.7%となりました。
歳出では、総務費が1億6,906万9,464円で全体の3.9%、保険給付費が38億2,850万9,216円で89%、地域支援
事業費が1億292万6,878円で2.4%、基金積立金が1億1,580万9,995円で2.7%、諸支出金が8,715万8,686円で
2%となりました。
平成24年度は、第5期東大和市介護保険事業計画の初年度となりますが、第5期におきましては、被保険者
の負担能力に忚じて、きめ細かく対忚する保険料を設定したところであります。また、増大する介護給付費に
対し、介護保険料の急激な上昇を抑えるため、東京都の財政安定化基金の活用を図ったところであります。
今後も引き続き、介護予防事業の充実に取り組むとともに、介護保険事業の適正な運営に努めてまいります。
最後に、後期高齢者医療特別会計について申し上げます。
平成24年度決算額は、歳入が前年度比10.8%増の15億7,067万4,527円、歳出が11.9%増の15億3,748万7,291
円となり、歳入歳出差引額は3,318万7,236円の黒字となりました。
歳入では、後期高齢者医療保険料が前年度比14.4%増の6億8,953万7,600円、一般会計繰入金が8.9%増の
7億8,097万9,000円、繰越金は9.3%減の4,412万9,608円、諸収入が12.1%増の5,602万8,319円となりました。
歳出では、広域連合納付金が13億6,306万1,259円で全体の88.7%を占めております。
高齢者の方が安心して医療を受けることができるよう、引き続き東京都後期高齢者医療広域連合や、構成区
市町村と連携を図り、事業の適正な運営に努めてまいります。
以上、各会計の決算の内容について報告申し上げました。平成24年度の一般会計及び5つの特別会計を合わ
せた決算総額は、歳入が469億9,863万7,992円、歳出が453億4,371万4,975円となり、前年度決算との比較では、
歳入が2.9%の増、歳出が2.4%の増となりました。
平成24年度は市長就任の2年目の年度でありましたが、東日本大震災の影響が残る中、また景気の先行き等
-8-
が不透明な中、観光事業を推進するなど、市の活性化に努めるとともに、持続可能な市政の実現に向け、市政
運営を行ってまいりました。
歳入では、第4次行政改革大綱に基づく取り組みとして、コンビニ収納等の新たな対策に取り組むことによ
り、収納状況の改善が図られ、市税につきましては、前年度の決算水準を上回る額となりました。また、歳出
におきましては、事務事業の見直しによる経費の抑制や削減に努めたところでありますが、障害者福祉費や児
童福祉費等の扶助費は増加を続けており、今後におきましても、その動向が市財政にとって懸念されるところ
となっております。
市財政につきましては、決算収支の状況や積立基金の増加等により、全体的に健全性が維持されていると考
えているところでありますが、扶助費等の経常的経費は増加を続けており、市が抱える課題の対忚に当たりま
しては、その財源の確保に今後も厳しさが見込まれるところであります。
私といたしましては、今後におきましても行政改革の取り組みを着実に実行し、持続性のある行財政運営の
定着に努め、開かれた市政の中、市の活性化と市民サービスの向上を図ってまいりたいと考えております。つ
きましては、市議会並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜り、東大和市の発展に尽力していく所存でござい
ます。
以上でございますが、平成24年度決算の概要について報告申し上げました。
各会計の内容につきましては、会計管理者から説明いたします。よろしく御審議いただきますようお願い申
し上げます。ありがとうございました。
〔市長 尾 崎 保 夫 君 降壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) 以上で6会計決算に伴う市政報告が終わりました。
ここで監査報告を求めます。
〔代表監査委員 尾 崎
実 君 登壇〕
○代表監査委員(尾崎 実君) 監査委員の尾崎でございます。
代表監査委員として、平成24年度東大和市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況の審査結果について、御報
告申し上げます。
この審査は、地方自治法第233条第2項及び同法241条第5項の規定に基づき、平成25年7月1日に市長より
審査に付されたものでございます。
審査の概要はお手元にお配りしてあります意見書のとおりでございますが、改めて御説明申し上げます。
審査の期間は、平成25年7月1日から平成25年8月21日まででございます。
審査の対象は、平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算、平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計
歳入歳出決算、平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算、平成24年度東大和市土地区画整理事業
特別会計歳入歳出決算、平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算、平成24年度東大和市後期高
齢者医療特別会計歳入歳出決算、平成24年度基金の運用状況を示す書類、平成24年度東大和市決算附属書類で
ございます。
決算審査においては、決算審査事前提出資料等の内容を踏まえて、36部署に対しヒアリングを実施し、予算
が適正に執行されているか、質疑及び調査を行うとともに、決算書類が法令等に基づいて作成されているかを
確認いたしました。また、各会計の決算計数に誤りがないか精査し、関係諸帳簿、証拠書類との照合を行い、
検証いたしました。
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結果について御報告申し上げます。
審査に付された各会計決算書類及び基金の運用状況を示す書類は、関係法令に基づいて作成されており、決
算計数は関係諸帳簿、証拠書類と符合し、各会計基金ともに誤りのないものと認められ、予算執行も適正に行
われており、これに伴う会計事務もおおむね適正に処理されていることを確認いたしました。
以上、平成24年度東大和市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況の審査の御報告とさせていただきます。よ
ろしくお願いいたします。
〔代表監査委員 尾 崎
実 君 降壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) 監査報告が終わりました。
ただいまの監査報告に対する質疑を行います。
○委員(西川洋一君) 何点か伺います。
まず、1つ目なんですけども、決算をやるごとに一般会計市債のうち、臨時財政対策債、これが市の借金と
いうことで計上されてくるわけですけれども、一般会計に占める臨時財政対策債の比率は60%、これと同じ性
質の他の借金、市が一旦は借りて、後に国が返済すると言われる住民税等減税補てん債、臨時税収補てん債、
減収補てん債、これらと臨時財政対策債を全て合わせると、これらの合計は24年度末、一般会計市債の70%を
占める。ほかの建設債とか、教育債など、これまで市が借金が多い、多いとよく言われた、いわゆる借金とは
30%という、そういう状況ですよね。本来、臨時財政対策債は地方交付税と同じ扱いでされているわけですよ
ね、交付団体においては。それを市債として計上することで、あたかも市の借金がこんなに多いよという形に
なるわけですよね。でも、冷静に見ると、これは将来国が負担するものですから、借金としてないわけですよ。
こういう事態を監査委員としては、どのように評価されておられるのか。私は、これは改善する必要があると、
市債ということでなくて、やはり通常の地方交付税にすべきというふうに思うんです。監査委員としては、ど
のようにお考えか、お聞かせください。
それから、デトロイト市財政破綻の報道を取り上げているわけですけれども、この中で財政破綻の主な要因
は、発生した問題に対し、痛みを伴う改革を先送りした結果であると報じられたと紹介しているわけです。そ
ういう報道があったということを引用しているわけですけれども、東大和の市財政もこれに学んで痛みを伴う
改革を先送りせずにやるべきじゃないかと、暗に表明しているんじゃないかと、そういうふうにも受け取れる
わけです。ただ、報道がそのまま正しいのかどうか、デトロイト市の市財政破綻は問題を先送りしたからなの
か、そうではなくて、やはり市としてはもうどうしようもない事情があって、そうなってしまったのか。この
辺は、検証されているのかどうか。痛みを伴う改革をしても、市としては、もうやりきれない、そういう状況
があれば、痛みを伴う改革を先送りした結果、市財政がだめになっちゃったということは言えないと思うんで
すよね。ですから、この報道について、その真意のほどを的確に検証した上で書いておられるんだと思うんで
すけども、その検証をここで全部述べると反対に、長くなるんじゃないかと思いますので、後日何らかの形で
も、若干述べていただいて、何らかの形で私なりにわかりやすい方法で教えていただければというふうに思い
ます。
それから、中長期的観点として課題を4つほど、であるという形で限定して─読んだほうがいいですか
ね。
「財源不足問題、公共施設老朽化問題、小中学校児童生徒数のアンバランスに伴う問題、小平・村山・大和
衛生組合ごみ焼却炉更新に関する問題が大きな課題である。」それに特定しているわけですけども、私がこの
-10-
中でお聞きしたいのは、財源不足問題を上げておられるわけです。だけど、冷静に考えると、一時平成19年度
でしたか、市の財政調整基金が3億円を割るという、そういう極端に減ったときがありました。その後の選挙
の中では、東大和市は夕張のようになるというね、声高に叫んで選挙を戦った候補者もいたようでしたけども、
しかしこのことを冷静に見て、その後の市の財政の状況を見てくれば、貯金をできるほどになったわけですよ
ね。しかも、今監査報告にもありましたように、今後のいろんな課題に対忚するために、もっと貯金をしなさ
いというような意味合いのこともおっしゃったわけですよね。これは、好転しているんじゃないのかと、財政
問題が貯金できるほどに。でも、なおかつ財政不足問題を言って、そして痛みを伴う改革を言う、ここは
ちょっと問題じゃないかと思うんですよね。それで、24年度末では財政調整基金は21億円を超え─これは財
政調整基金及び施設整備等基金、これも合わせてですね。要するに、緑化基金など特定目的でなくて、市の事
業に自由に使える貯金が、これだけふえている。こうした状況を、ただ一般的に財政不足問題というふうに片
づけていいものかどうか。ここのところを、監査委員のお考えをお聞かせください。
それから、もう一つは課題処理に当たってというところで、先行事例を参考に短期間に対策可能というふう
に言っているわけですよね。対策に当たっては、正当な手続に従うことが肝要であると述べているわけです。
市の行政は正当な手続で、ふだんからやっているんじゃないかというふうに思うわけですよね。でも、ここで
あえてそういうふうに述べたというのは、何か意味合いがあるんでしょうか、お聞かせください。
○代表監査委員(尾崎 実君) お答えします。大分準備してきましたので、ちょっと長くなるかもしれません。
まず初めに、臨時財政対策債の話が出ました。臨時財政対策債と地方交付税の考え方ですね。
私も西川委員に全く同感でございまして、国に対して地方交付税でよこせと言いたいわけであります。これ
は、国の責任回避でありまして、地方交付税で渡した場合には、各自治体が自由に使えて返済の必要がないわ
けですね。今現在、もう国債残高がどんどん積み上がってしまいまして、自分のほうで借金できないから、自
治体よ、おまえの名前で借りておけよと、後はこちらで返済を見るからというようなところで、基本的に西川
委員と同感であるということを申し上げして、ちょっと原稿用紙で来ましたので、漏れがあるといけませんの
で読ませていただきます。
自治体間における財政力の不均衡を是正するための措置として、地方交付税制度があります。しかし、国の
台所も火の車なので、不均衡是正に必要な金額の全てを地方交付税で各自治体に交付できません。そこで、国
は不足分を臨時財政対策債発行可能額という形で示して、各自治体が自己責任で市債を発行しているのが現状
であります。そのかわり、当該市債の利払いと償還に必要な財政資金は後日地方交付税という形で、改めて国
が補塡するという仕組みであります。そのように考えると、臨時財政対策債を発行しない場合には、これは地
方交付税でもらえない場合ということですけども、各行政サービスの質と量を落とさなければならないという
事態も想像されます。
当市における臨時財政対策債の発行状況は、21年度に10億円を超えてから、22年度16億6,000万円、23年度
15億3,000万円、24年度15億9,000万円となっております。市民生活に必要な行政サービスを提供するには、地
方交付税の補完策としての臨時財政対策債を活用することはやむを得ないと理解しております。本年度、市債
に占める臨時財政対策債のシェアが高くなったのは、臨時財政対策債以外の過去に発行した市債の償還が進ん
でいることも影響していると考えております。基本的に、西川委員の意見に大賛成でございます。市が交付税
でもらう金も、我々市民であると同時に国民で納めた所得税等が原資になっているわけですから、当然もらう
べきだと思う。ただ、国は必要に任せて国債をどんどん増発したときに、債券市場の問題とか、国際的な他国
-11-
との関係等でいろいろ支障があるということなのか、臨時財政対策債という形で各自治体の責任で、後で補塡
するからと言いながら、各自治体の責任で借りさせておけば、尐し歳出抑制になるという腹があるのかどうか、
ちょっとわかりませんけれども、そんなふうに評価をしております。
それから、財政不足問題とは何を指すのか、平成24年度に策定、公表された東大和市総合計画第4章財政の
見通し、24ページに一般会計の収支予測が書いてございます。これを見ますと、総合計画期間内前期5年間で
23億6,400万円、1年換算で4億7,300万円、後期の4年間で36億5,100万円、年換算で9億1,300万円不足する
との試算結果があります。この試算には、施設老朽化対策としてのストックマネジメント経費は含まれており
ません。そこで、ことしの3月に開催されました予算特別委員会、この議事録を読ませていただきました。そ
れで、ここの138ページに書いてあるのでありますが、当時の企画財政部長の浅見企画財政部長が「尐なくと
もストックマネジメントで50億円程度は必要になる見込み」と答弁をされておられます。この全部が市財政か
ら出すわけではないと、もちろん思います。国に相当負担してもらわなければいけませんが、これは相手が
あっての話であります。ですから、市財政もかなり痛むだろうと。その分を加味して、幾ら足りないのかを考
えなければならないと思います。
3つ目には、自主財源比率が毎年下がり続けて、ついに昨年度50%を下回ってしまったこと。財政不足分を
地方交付税で埋めきれずに─これは地方交付税を出し渋っているからでありますが、臨時財政対策債の発
行を余儀なくされていること。臨時財政対策債は当市にとって借金であること、これらを考え合わせますと、
財源不足問題は現実問題として存在すると判断せざるを得ません。
そして、これとの関連で積立基金の関係でありますが、私が監査委員に就任した19年度の自主財源比率は
63.9%、それ以降の年は、ちょっとさっきとかぶりますが、それ以降の年は60.0%、55.6%、51.2%、50.7%
と、毎年コンスタントに低下し続け、先ほど申し上げたように、ついに昨年度は49.8%になってしまい、自主
財源が依存財源を下回ることとなりました。依存財源は国や東京都、あるいは借金で賄われるものであります。
したがって、国や東京都の懐ぐあい、時々の政権による政策判断によって支出額が左右される心配があります。
言いかえるならば、依存財源から得られる歳入額と当市の財政需要が内容面、金額面で、既にうまくマッチン
グする保障はないのであります。
一方で、積立金である基金という財布は、当市が将来の使い道を定めて、こつこつためておく財源でありま
す。万が一、財源不足が発生しても条例の定めるところにより取り崩して、目的に合わせて自由に使うことが
できる、これはとても大切な備えとしての機能を持っていると考えます。大規模な地震災害の発生が予測され
ております。また、今月─つい先日もありました、埼玉県や千葉県を襲った竜巻被害等を考えますと、当
市独自の備えというものが必要だと思います。万が一の事態が発生したとき、国や東京都が特に東大和市に優
先的な配慮をしてくれるとは思えません、広域的に発生するわけですから。8万5,000人の命と市民生活を守
るためには、他力本願ではなく自前の財政的な備えも必要だと考えます。
もう一つの視点として、返済不要であるという地方交付税のかわりに当市名義の借金である臨時財政対策債
の発行を余儀なくさせられている状況があります。その元利償還については、国が将来の地方交付税に含めて、
面倒を見てくれるということになっております。しかし、その仕組みの維持、存続について、全幅の信頼を置
いていいものでしょうか、私には疑問が残ります。国における現在の厳しい財政状況や膨大な国債残高、さら
に欧州危機に鑑みますと、債券市場の動向によっては国債の発行、償還がままならなくなって、ない袖は振れ
ませんなどという事態もあり得るかもしれません。5年か10年前に、幸田真音さんの書いた「日本国債」とい
-12-
う本を読みました。そのスタートは大蔵省理財局で、未達発生と担当者が騒いで、結局それは国債が全部消化
できなかったという話でストーリーが始まって、その印象がすごく強く残っております。
そういうことを考え合わせますと、国の約束がちゃんと守られることに全幅の信頼を置くことは私は危ない
と考えております。積立基金は、そのような場合の市債償還のための引当金、万が一国が面倒を見てくれなく
なったときの引当金というような考え方も成り立つのではないでしょうか。積立基金のもう一つのメリットは、
財政健全化法における将来負担比率を計算するときに、分子である将来負担額から控除できるという大きな効
用があります。将来負担額から積立基金の額を引いて、さらに年度末の市債残高も引く─ダブルで引ける
ような感じでありますね。将来負担額もふえるんですが、中立─ニュートラルにはならないわけですね。
今の制度では、借りて積んだほうが得であるということは、もし隣の市でどこでもいいんですが、借りずに痩
せ我慢していて積まなかったらば、国が面倒を見てくれたときには損をしますし、でもそれに全幅の信頼を置
いて万が一の引き当てをしておきませんと、国がパンクしたときには東大和市名義ですから、東大和市が困る
という、ですから私は今の状況では、やはり両立てで両にらみでいったほうが安全じゃないかというふうに考
えております。結論として、ある程度の基金残高はあったほうがよいと、これで答えになったかどうかわかり
ませんが、西川先生の財源不足問題と積立金の関係は終わります。
あと、デトロイトの関係でございますが、デトロイトの関係は私も細かく検証していただきたいんですが、
監査委員に200万円ぐらい予算つけていただけましたら、アメリカに行って随行職員を伴って詳細な検証をし
てまいりたいと思いますが、それは東大和市民の利益とはならないと思います。それで、ちょっとこれも言い
間違えるといけませんので、原稿を用意して、当該報道は平成25年7月19日、読売新聞夕刊1面トップの報道
であります。翌日の朝日新聞の解説記事も期せずして同じ視点からの分析がありました。このほかにも、平成
25年7月23日、読売新聞朝刊に掲載された同新聞社ニューヨーク支局長、広瀬英治氏、署名入りの「人ごとで
ない財政破綻」という解説では、鉄鋼産業で栄えたピッツバーグ市が改革の実を挙げて時代の変化にうまく対
忚したこととの対比で、デトロイト市の破綻に至る経過が解説されていました。ほかにも、テレビを含めて、
これに類する同様の報道や解説等がありました。
これらの記事、解説は、私自身の─これは大后委員とも相談したんですが、自分たちの持っている知識、
経験、感性から十分に納得できる内容だったので、客観的事実としての平成25年7月19日、読売新聞夕刊1面
の報道を引用しました。これが、その報道でございますね。それから、ニューヨーク支局長の解説が、これで
ございます。それから、朝日新聞の報道が、これでございますということで、御納得いただけるような検証か
どうかはわかりませんが、これ以上の検証をすることは、私も自腹ではできませんので、200万円ぐらいつけ
ていただければ、時間を見繕って行ってまいります。
以上でございます。何か漏れはないでしょうか。(「正当」と呼ぶ者あり)
あっ、正当な手続、ありがとうございます。正当な手続については、このように考えております。
課題処理は、1つには行政事務のやり方を変えること。2つ目には、行政サービスの内容自体を見直すこと
を避けて通ることはできないと認識しております。これは、行政改革一般にも言えることであります。その影
響は、当然行政サービス提供を受ける市民、そしてサービス提供を担う市職員にも及びます。市の職員にも、
多分痛みがあるんだろうと思います。影響を受ける者にしてみれば、痛みと感じることが十分に想定されます。
しっかりとした説明責任を果たしながら、合意を形成して一歩一歩着実に進めなければならないと考えており
ます。こういう大きな問題の解決に当たっては、こういう原則的なことをしっかり頭に置いていかなければい
-13-
けない、それが正当な手続というふうに考えております。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して構いませんか。
ここで10分間休憩いたします。
午前10時38分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午前10時48分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○委員(西川洋一君) 丁寧な御答弁大変ありがとうございます。
臨時財政対策債に関する考え方は、私と同じ考えということで大変心強く感じております。国が将来に、も
う払うお金ないよと、そういうことにならないように、これからも努力、みんなでしていかなきゃいけないか
なというふうに思うわけです。
基金については、やはり私も一定積んでおく必要があると、それは同じ思いです。ただ、これが市民に負担
をかけつつ貯金をふやしていく、そういう考えでいいのかということになると、これはまた別の事柄というこ
とになると思いますので、23年度の監査委員の報告の中では、たしか市財政については、その使い方について、
市民の皆さんの納得のいく説明をきちんとできると同時に、市民の福祉の向上に当たるべきだというような意
見があったと思いますので、そういう考えをまず基本に据えながら、基金のことも考えていく必要があるん
じゃないかと私は思います。これは、私がそう思いますということで、特に答弁は要りません。
それから、もう一つは臨時財政対策債を借りなければならない理由として、国の財政困難ということもおっ
しゃいましたけれども、このことは別のふうに言えば、国が本当にそうなってしまった原因は何なのか。そう
させない方法は、どうあるべきかということを私たち地方自治体に働く者も、それから国民もきちんと国の政
策に目を向けて、対策をとっていく必要があるんじゃないかと、意見を国に対して申し上げていく必要がある
んじゃないかというふうに思います。国がやっていることだから、もうそれでそれを正しくて前提条件として、
仕方ないと受け入れるんじゃなくて、やはり国に対しても、そのやり方変えろということをしないと、いつま
でも国が勝手に国債発行で借金をふやしちゃうということになってしまうと思うんですよね。報道では、借金
が1,000兆円を超えたという報道がありますけど、私はそんな借りた記憶がないんですよね。みんな、そうだ
と思うんですよね。だから、今代表監査委員がおっしゃったような、国がそういう大変な状況だから仕方がな
いとして、それを受け入れてやるというのは、一部はそういう面もあるかもしれないけど、そういう国のやっ
ていることに対して、改善を求めて要求していくことも、また必要かなというふうに思います。この点につい
ては、もう一度そういう国との関係ではお答えをお願いしたいと思います。
それから、自主財源比率が下がってきているという問題では、やはりこれは市民所得の減尐とも大きく関係
しているんじゃないかと思いますので、この辺も今後のこれからの決算委員会などでの審議にかかってくると
いうふうに思いますけれども、確かに数値は自主財源比率が下がっているかもしれないけど、ではそれをどう
したらいいかというのは、またこれからの議論ということになるんじゃないかと私は思いました。
以上です。
○代表監査委員(尾崎 実君) 国の政策に目を向け、国に改善を求めるべき、そのとおりだと思います。市民
として、私もそう思います。
-14-
自主財源が下がっているのは、市民所得も下がっているということ、それを否定するつもりはありません。
やっぱり、市がうまく回っていくためには、そこに住んでいる方々が働いて所得を得て税金を納めて、それを
まとめて効率よく市民サービスに回していくということが大事だろうと思います。監査委員としては、ちょっ
とこれ以上は言う立場ではありませんので、ありがとうございました。
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、監査報告に対する質疑を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定についての
内容の説明を求めます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 登壇〕
○会計管理者(仲里 章君) それでは、平成24年度一般会計歳入歳出決算事項別明細書によりまして、決算の
内容を御説明いたします。
初めに歳入であります。18ページをお開きください。
1款市税は、予算現額119億4,064万4,000円で、調定額は127億5,814万1,728円、収入済額は121億374万1,203
円で、前年度に比べ2,980万8,040円の増であります。この主な内容は、個人市民税の増によるものであります。
不納欠損額、収入未済額は、後ほど御説明いたします。
各税目について御説明いたします。
1項市民税、1目個人、1節現年課税分は収入済額49億408万6,243円で、前年度に比べ1億1,776万6,407円、
2.5%の増であります。
備考欄をごらんください。個人市民税の内訳として、普通徴収分は13億7,791万2,074円であります。前年度
に比べ1,604万5,104円、1.2%の減であります。
次に、給与特別徴収分は32億8,323万1,560円で、前年度に比べ1億3,629万2,315円、4.3%の増であります。
主な理由は、扶養控除の一部廃止に伴う税額増によるものであります。また、年金特別徴収分は2億4,294万
2,609円であります。前年度に比べ248万804円、1.0%の減であります。
2節滞納繰越分は、収入済額1億2,865万3,824円で、前年度に比べ1,688万2,778円、15.1%の増であります。
市民税個人の収納率は92.7%であります。内訳は、現年課税分97.9%、前年度が97.5%で、0.4ポイントの増
であります。また、滞納繰越分は30.3%、前年度が24.1%で6.2ポイントの増となっております。
2目法人は、収入済額5億5,356万9,302円で、前年度に比べ3,392万3,692円、6.5%の増であります。この主
な理由は、一部企業の収益の改善により増となったものであります。収納率は98.4%で、うち現年課税分は
99.3%、前年度が99.1%で、0.2ポイントの増となりました。滞納繰越分は45.3%、前年度が27.6%で、17.7ポ
イントの増であります。
2項1目固定資産税、1節現年課税分は、収入済額43億353万4,837円で、前年度に比べ1億3,067万5,526円、
2.9%の減であります。主な内容は、土地については、前年度に比べ437万6,039円の減となっております。家
屋については、在来家屋の評価替えによる評価額の下落により、前年度に比べ1億1,600万8,018円の減となっ
ております。また、償却資産については、前年度に比べ、市内事業者における設備投資等が尐なかったことか
ら、1,029万1,469円の減となっております。
-15-
2節滞納繰越分は、収入済額6,408万5,625円で、前年度と比べ808万1,118円、14.4%の増であります。収納
率は95.8%で、現年課税分98.8%、前年度が98.4%で0.4ポイントの増となりました。滞納繰越分は31.8%、
前年度が28.6%で、3.2ポイントの増であります。
2目国有資産等所在市町村交付金は、収入済額6億1,724万5,200円で、前年度に比べ3,369万1,600円、5.8%
の増であります。この主な理由は、貯水池下堰堤の改修に伴う増であります。
3項1目軽自動車税は、収入済額7,113万2,087円で、前年度に比べ186万1,724円、2.7%の増であります。
収納率は90.6%で、現年課税分97.0%、前年度が96.4%で、0.6ポイントの増であります。滞納繰越分は
27.7%、前年度が25.9%で、1.8ポイントの増となりました。
20ページをお開きください。
4項1目市たばこ税は、収入済額5億1,309万385円で、前年度に比べ1,752万5,631円、3.3%の減でありま
す。この主な理由は、継続的な喫煙率の低下による減であります。
5項1目都市計画税は、収入済額9億4,834万3,700円で、前年度に比べ3,419万8,122円、3.5%の減でありま
す。この主な理由は、固定資産税の家屋と同様の理由であります。収納率は95.2%で、現年課税分98.8%、前
年度が98.4%で、0.4ポイントの増となりました。滞納繰越分は28.4%、前年度が25.7%で、2.7ポイントの増
であります。
ここで18ページに戻っていただきまして、不納欠損額、収入未済額について御説明いたします。
一番上の行の不納欠損額3,842万2,542円は、前年度に比べ953万744円の減で、件数も369件、前年度より減
となっております。不納欠損の理由は、住所不明、生活困窮、財産がない場合などであります。収入未済額は
6億1,623万円で、現年課税分1億7,502万2,952円、滞納繰越分4億4,120万7,048円で、前年度に比べ合計
9,600万615円の減であります。
行政報告書の131ページの見開きをお開きください。
市税徴収実績調書により御説明いたします。
現年課税分でありますが、収納率は98.6%で、前年度に比べ0.4ポイントの増であります。滞納繰越分の収
納率は30.8%で、前年度と比較して5.3ポイントの増となっております。
市税全体の収納率でありますが、下から6行目の総計欄をごらんください。
収納率は94.9%で、前年度と比較して0.8ポイントの増となっております。平成24年度は長引く景気低迷に
よる所得の減尐や雇用情勢の悪化が続く中、欧州危機、円高などの不安要素も加わり、納税を取り巻く環境は
一層厳しさを増してきたところであります。このような状況下でありますが、徴収に関しきめ細かな対忚を基
本としながら、法に基づき、厳正に滞納整理を進めてきたところであります。
決算書の22ページをお開きください。
2款地方譲与税は、収入済額1億4,771万8,204円で、前年度に比べ1,576万996円、9.6%の減であります。
1項1目1節地方揮発油譲与税は、収入済額4,393万2,000円で、前年度に比べ153万7,000円、3.4%の減で
あります。
2項1目1節自動車重量譲与税は、収入済額1億378万6,000円で、前年度に比べ1,422万4,000円、12.1%の
減であります。
3項1目1節地方道路譲与税は、収入済額204円で、前年度に比べ4円の増であります。
24ページをお開きください。
-16-
3款利子割交付金は、収入済額7,009万8,000円で、前年度に比べ337万8,000円、4.6%の減であります。
26ページをお開きください。
4款配当割交付金は、収入済額3,538万8,000円で、前年度に比べ268万4,000円、8.2%の増であります。
28ページをお開きください。
5款株式等譲渡所得割交付金は、収入済額907万円で、前年度に比べ181万6,000円、25.0%の増であります。
30ページをお開きください。
6款地方消費税交付金は、収入済額7億9,022万8,000円で、前年度に比べ126万8,000円、0.2%の減であり
ます。
32ページをお開きください。
7款自動車取得税交付金は、収入済額8,926万1,000円で、前年度に比べ739万9,000円、9.0%の増でありま
す。
34ページをお開きください。
8款地方特例交付金は、収入済額7,719万5,000円で、前年度に比べ7,459万3,000円、49.1%の減であります。
制度改正に伴い、主に児童手当及び子ども手当特例交付金分が皆減となったことによるものであります。
36ページをお開きください。
9款地方交付税は、収入済額20億2,112万円で、前年度に比べ497万2,000円の減であります。普通交付税は、
18億3,473万6,000円で、前年度に比べ1,223万8,000円、0.7%の減であります。普通交付税については、基準財
政収入額と基準財政需要額により算定されますが、減額の主な要因といたしましては、生活保護費等に係る経
費の増より、基準財政需要額が増額算定されましたが、市税収入の増額等により基準財政収入額の伸びのほう
が高く算定されたことによるものであります。特別交付税は、収入済額1億8,638万4,000円で、前年度に比べ
726万6,000円、4.1%の増であります。
38ページをお開きください。
10款交通安全対策特別交付金は、収入済額1,443万9,000円で、前年度に比べ51万6,000円、3.5%の減であり
ます。
40ページをお開きください。
11款分担金及び負担金は、収入済額3億4,219万4,999円で、前年度に比べ88万8,693円、0.3%の増でありま
す。
1項負担金、1目民生費負担金、1節社会福祉費負担金は、収入済額323万8,799円で、老人ホーム措置費一
部負担金であります。前年度に比べ15万187円、4.4%の減であります。
2節児童福祉費負担金の収入済額3億3,895万6,200円であります。主に保育園入園者保育料で、収納率は
91.0%であります。不納欠損額は363万7,240円、延べ331件分であります。理由といたしましては、住所不明、
生活困窮などであります。
なお、前年度に比べ139万8,040円の減であります。また、収入未済額は3,006万4,230円で、現年度分延べ
647件、過年度分延べ1,865件であります。保育料の未納者に対して随時催告し、収入に努めております。
42ページをお開きください。
12款使用料及び手数料は、収入済額2億3,349万9,179円で、前年度に比べ3,062万7,618円、11.6%の減であ
ります。
-17-
1項使用料、2目民生使用料、2節児童福祉使用料は、収入済額2,641万4,530円で、前年度に比べ96万
4,470円の減であります。
なお、学童保育所入所児については、前年度に比べ、延べ304名の減となっております。不納欠損額13万
5,000円は、学童保育所育成料7件分であります。収入未済額189万6,470円は、学童保育所育成料の現年度分
と滞納繰越分を合わせ94件分であります。
3目衛生使用料、1節保健衛生使用料のうち健康課所管分の休日急患診療所使用料は、収入済額1,562万260
円で、平成25年1月から3月にかけてインフルエンザの流行により、受診者が増加し、前年度に比べ174万
7,538円の増であります。
4目農林業使用料、1節園芸振興使用料は、収入済額362万8,800円で、前年度に比べ10万8,000円の減であ
ります。この主な理由は、利用者の減により、市民農園使用料が減となったものであります。
44ページをお開きください。
5目土木使用料、2節道路橋りょう使用料は、収入済額5,680万5,213円で、道路及び特定公共物における電
気、電話、都市ガス等の占用料であります。
46ページをお開きください。
2項手数料、1目総務手数料、3節戸籍住民手数料は、収入済額2,943万2,950円で、住民票等の交付手数料
であります。
3目衛生手数料、2節清掃手数料は、収入済額8,584万2,080円で、前年度に比べ665万2,430円の減でありま
す。不納欠損額12万2,990円は、ごみ処理手数料56件分で時効消滅によるものであります。収納率であります
が、99.3%で前年度に比べ0.2ポイントの増であります。収入未済額の51万365円は、ごみ処理手数料及びし尿
処理手数料224件分であります。
48ページをお開きください。
13款国庫支出金は、収入済額49億4,379万3,640円で、前年度に比べ8,473万9,278円、1.7%の減であります。
1項国庫負担金、1目民生費国庫負担金、1節社会福祉費負担金は、収入済額6億7,059万4,956円で、前年
度に比べ1億3,843万4,457円の増であります。この主な理由は、障害福祉課所管分の障害者自立支援給付費等
負担金が歳出事業費の増により1億3,127万3,723円の増額となったことによるものであります。
2節児童福祉費負担金は、収入済額15億3,472万1,967円で、前年度に比べ2億5,239万9,996円の減でありま
す。この主な理由は、児童手当法が改正され児童手当負担金の国の負担割合が変更となったことによるもので
あります。
3節生活保護費負担金は、収入済額23億4,266万9,000円で、前年度に比べ1億3,597万1,000円の増でありま
す。
2項国庫補助金、2目民生費国庫補助金、3節生活保護費補助金は、収入済額1,331万8,000円で、前年度に
比べ456万1,000円の増であります。
50ページをお開きください。
7目教育費国庫補助金、1節小学校費補助金は、収入済額1億8,315万5,000円で、前年度に比べ5,506万
7,000円の減であります。学校施設環境改善交付金は、1億7,996万7,000円で内訳としましては、繰越明許費
の第四小学校を除く小学校9校の体育館耐震補強工事及び小学校普通教室等冷房設備設置工事などに対するも
のであります。
-18-
2節中学校費補助金は、収入済額2,630万2,000円で、前年度に比べ3,382万4,000円の減であります。学校施
設環境改善交付金は、2,412万4,000円で内訳としましては、第二・第三中学校体育館耐震補強工事に対するも
のであります。
3項委託金、2目民生費委託金、1節児童福祉費委託金は、収入済額17万4,793円で、前年度に比べ884万
7,442円の減であります。この主な理由は、平成23年度に収入のありました子ども手当事務取扱交付金の皆減
によるものであります。
52ページをお開きください。
14款都支出金は、収入済額41億2,224万8,478円で、前年度に比べ2億9,933万6,060円、7.8%の増であります。
1項都負担金、1目民生費都負担金、1節社会福祉費負担金は、収入済額6億5,426万8,836円で、前年度に
比べ8,063万1,314円の増であります。この主な理由は、保険年金課所管分の保険基盤安定負担金(国民健康保
険分)が195万1,420円の増額及び保険基盤安定負担金(後期高齢者医療分)が842万22円の増額で、主に保険
税及び保険料の軽減に係る対象者数の増によるものであります。
なお、国民健康保険事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計へ、市負担分と合わせて繰り出しをしており
ます。また、障害福祉課所管分の障害者自立支援給付費等負担金が6,563万6,862円の増額で、これは歳出事業
費の増によるものであります。
2節児童福祉費負担金は、収入済額6億8,243万861円で、前年度に比べ4,492万7,931円の増であります。こ
の主な理由は、平成24年4月に子ども手当支給事業が児童手当支給事業に移行となり、児童手当負担金の都の
負担割合が変更され、増となったことによるものであります。
3節生活保護費負担金は、収入済額3,457万6,000円で、前年度に比べ628万円の減であります。
2項都補助金、1目総務費都補助金、1節市町村総合交付金は、収入済額9億6,660万9,000円で、前年度に
比べ5,140万4,000円、5.0%の減であります。
54ページをお開きください。
2目民生費都補助金、1節社会福祉費補助金は、収入済額2億2,804万3,000円で、前年度に比べ2,491万円
の減であります。この主な理由は、小規模通所授産施設が障害者自立支援法に基づく福祉サービス事業に移行
したことにより、運営費補助7,042万4,000円が皆減となったものであります。
2節児童福祉費補助金は、収入済額10億612万2,000円で、前年度に比べ2億4,763万8,000円の増であります。
この主な理由は、向原保育園の建て替え及び玉川上水保育園の新設に伴う子ども家庭支援包括補助事業補助金
及び保育所緊急整備事業補助金の増によるものであります。
56ページをお開きください。
4目農林業費都補助金、1節農業費補助金は、収入済額64万9,000円で、農業委員会の組織運営及び事業に
対する歳入であります。
5目商工費都補助金、1節商工費補助金のうち、産業振興課所管分の新・元気を出せ商店街事業補助金は、
収入済額321万2,000円で、前年度に比べ20万4,000円の減であります。
6目土木費都補助金、1節道路橋りょう費補助金は、収入済額1,080万円で、市道第3号線及び市道第9号
線の舗装補修事業費の補助金であります。
2節都市計画費補助金は、収入済額2,587万5,000円で、都市計画道路3・5・20号線の用地買収に対する補
助金であります。
-19-
58ページをお開きください。
8目教育費都補助金、2節小学校費補助金は、収入済額7,118万2,000円で、前年度に比べ6,691万4,110円の
増であります。この内訳としましては、第八小学校の芝生化工事に伴う補助金と第四・第八小学校の芝生の維
持管理経費に対する補助金であります。
3節中学校費補助金は、14万円で、前年度に比べ25万4,110円の減となっております。
5節保健体育費補助金は、収入済額1,558万2,000円であります。国体競技別リハーサル大会運営費補助金
1,028万2,000円は、第68回国民体育大会ボウリング競技リハーサル大会実施に係る運営費への都の補助金であ
ります。
次の競技普及啓発事業費補助金56万円は、第68回国民体育大会の東大和市開催競技でありますボウリング及
びスポーツチャンバラの競技普及啓発事業に対する都の補助金であります。
次のスポーツ祭東京2013気運醸成・開催記念事業費補助金474万円は、国体の機運醸成を図るための事業と
して実施しました駅前等のカウントダウンボードや、ちょこバスへの国体PR用の車外ラッピング広告等に対
する事業費に係る都の補助金であります。
60ページをお開きください。
3項委託金、1目総務費委託金、4節選挙費委託金は、収入済額5,834万8,355円で、主に衆議院議員選挙及
び最高裁判所裁判官国民審査並びに東京都知事選挙に伴う委託金であります。
62ページをお開きください。
3目衛生費委託金、1節保健衛生費委託金は、収入済額2,201万8,815円で、環境課所管分の環境確保条例に
係る市事務処理特例交付金が主なものであります。
6目教育費委託金、1節教育総務費委託金は、収入済額996万7,386円であります。指導室所管分の主な委託
金は、児童・生徒の学力向上を図るための調査の結果等から、学力向上に関し、東京都が特に支援すべき地区
における学力向上に係る課題等を明らかにするとともに、その改善を図ることを目的とし、調査研究地区とし
て指定された学力向上に向けた調査研究事業委託金であります。
66ページをお開きください。
15款財産収入は、収入済額4,426万3,397円で、前年度に比べ3,664万4,361円の増であります。この主な理由
は、市有地売払収入の増によるものであります。
70ページをお開きください。
16款寄附金は、収入済額4,096万円で、前年度に比べ2,810万6,000円の増であります。寄附金の詳細につき
ましては、後ほど行政報告書の20ページをごらんいただきたいと思います。
72ページをお開きください。
17款繰入金は、収入済額3億2,465万8,768円で、前年度に比べ3億3,367万6,059円、50.7%の減であります。
1項基金繰入金、1目1節財政調整基金繰入金は、収入済額2億2,896万9,000円で、前年度に比べ3億
3,358万9,000円、59.3%の減であります。平成24年度の財政運営に当たり、財政調整基金から必要額を取り崩
したものであります。
2項特別会計繰入金、3目1節介護保険事業特別会計繰入金は、収入済額5,502万2,660円で、前年度に比べ
2万110円の増であります。
4目1節後期高齢者医療特別会計繰入金は、収入済額4,066万7,108円で、前年度に比べ189万2,831円の増で
-20-
あります。
74ページをお開きください。
18款繰越金は、収入済額11億4,949万5,757円で、前年度に比べ2億7,938万8,606円の増であります。
1項1目1節繰越金のうち、財政課所管分の前年度繰越金は、収入済額9億31万5,757円で、前年度に比べ
2億2,938万8,856円、34.2%の増であります。また、学校教育課所管分の繰越明許費繰越金は、収入済額2億
4,918万円であります。
76ページをお開きください。
19款諸収入は、収入済額4億8,383万7,971円で、前年度に比べ1,767万1,245円の増であります。
3項1目1節貸付金元利収入は、収入済額2,750万7,271円で、主に産業振興課所管分の小口事業資金融資預
託金、中小企業勤労者生活資金融資預託金の満期到来に伴う元利収入であります。
78ページをお開きください。
5項1目1節雑入の収入済額は、4億1,886万2,802円であります。
84ページをお開きください。
学校教育課所管分の中段、公立学校施設耐震化支援事業補助金及び次の公立学校施設冷房化緊急支援特別事
業補助金は、平成23年度からの繰り越しで実施しました第四小学校を除く小学校9校の体育館耐震補強工事及
び第二・第三中学校体育館耐震補強工事並びに小学校普通教室等冷房設備設置工事に対する都補助金でありま
す。
社会教育課所管分の上から5番目、競技団体負担金112万円は、第68回国民体育大会ボウリング競技リハー
サル大会への参加56チームの参加費を運営経費に充てるため、競技主管団体であります東京都ボウリング連盟
から納入していただいたものであります。
78ページにお戻りください。
5項1目1節雑入の不納欠損額は296万8,996円で、主なものは生活保護費返還金(過年度分)であります。
また、収入未済額は1億4,440万6,105円で、主なものは生活保護費返還金(現年・過年度分)及び過年度分の
資源物売払収入の未収金であります。
88ページをお開きください。
20款市債は、収入済額22億103万1,000円で、前年度に比べ3億5,150万8,000円の増であります。この主な理
由は、繰越事業の財源として小中学校における体育館の耐震補強事業債、小学校冷房設備設置事業債を借り入
れたことに加え、平成24年度事業の財源として都市計画道路3・5・20号線及び(仮称)東大和郷土美術園の
用地買収事業債を借り入れたことによるものであります。
臨時財政対策債につきましては、15億8,843万1,000円で、前年度より5,990万8,000円の増であります。
以上のようにいたしまして、収入済額の合計が292億4,424万1,596円で、前年度に比べ5億571万9,054円の
増となったものであります。
不納欠損額は4,528万6,768円で、前年度より1,157万4,973円の減であります。
収入未済額は7億9,310万7,170円で、前年度より9億4,351万9,160円の減であります。
以上で歳入の説明を終わらさせていただきます。
引き続き、歳出につきまして御説明いたします。
初めに、具体的な内容の説明に入る前に、歳出の説明方法について、あらかじめお願い申し上げます。
-21-
備考欄の各事業番号と事業名をもって主な事業の内容を御説明させていただき、必要に忚じて不用額等の御
説明をさせていただきます。
なお、備考欄との呼称は省略させていただきます。また、繰越明許費に不用額を生じた事業がありますので、
備考欄の事業費の内訳にその旨を記載しておりますので、よろしくお願いいたします。
初めに、人件費の説明はここで一括して行い、各款の人件費についての説明は省略させていただきますので、
よろしくお願いします。
行政報告書の39ページをお開きください。
職員の配置状況でありますが、平成24年4月1日現在の特別会計を含む全職員数であります。合計の職員数
は456名で、うち一般会計は418名、特別会計は38名であります。
なお、年度末では職員の欠員補充等により、一般会計で14名の増、差し引き全職員数は470名となっており
ます。
次に、人件費でありますが、行政報告書の41、42ページの見開きをごらんいただきたいと思います。
これは職員給与表で、一般会計職員の各款の給料、職員手当等及び共済費の支出済額の一覧であります。
職員給与費の合計額は35億9,932万8,575円で、児童手当を除いた1人当たりの平均給与額は834万円であり
ますが、さらに退職手当組合負担金及び共済費の額を差し引いた実際に職員に支払った1人当たりの平均給与
額は623万9,000円であります。
なお、全職員の平均在職年数は18年10カ月で、平均年齢は42歳5カ月であります。
行政報告書関係はここで終わりまして、給与改定について申し上げます。
給与改定につきましては、東京都人事委員会勧告に準じて実施しております。内容といたしましては、住居
手当の支給対象を35歳未満の世帯主で借家居住者に限定することにより、マイナス0.32%の公民格差を解消い
たしました。
以上の改定分として、平成24年度の職員給与は、1人当たり平均で約3万2,000円の減となっています。
以上で人件費に関する説明は終わらさせていただきます。
決算書の90ページをお開きください。
1款議会費は、支出済額3億3,125万6,644円で、前年度に比べ4,030万2,578円の減であります。執行率は
99.1%であります。減額の主な要因は、前年度に比べ地方議会議員年金制度の廃止に伴う市負担金の負担率が
減尐したことに伴うものであります。
事業番号2議会運営費は、2億6,379万8,976円で、主な内訳は議員報酬並びに共済費のほか、本会議、常任
委員会等の会議録の作成並びに議会報の発行等に係る経費、さらには議員が調査研究に資するための政務調査
費補助金などであります。また、議員控室並びに正副議長室においてインターネットが使用できる環境を整備
するため、有線LAN配線工事等を行いました。
92ページをお開きください。
2款総務費は、支出済額24億1,386万3,946円で、前年度に比べ5,253万9,929円の増であります。執行率は
94.8%であります。
1項総務管理費、1目一般管理費は、支出済額8億8,862万9,867円で、執行率は96.0%であります。
4節共済費の不用額は942万199円でありますが、この主なものは、事業番号3人事管理事務費で、社会保険
の加入を要さない雇用が多かったことによるものであります。
-22-
7節賃金の不用額は1,629万3,231円でありますが、事業番号3人事管理事務費で、産休等の代替による臨時
職員の雇用が見込みより尐なかったことによるものであります。
96ページをお開きください。
2目文書費、事業番号1文書事務費、11節需用費の細節⑥修繕料及び18節備品購入費でありますが、修繕料
のうち37万5,000円、備品購入費のうち75万750円は、従来の行政資料室を改修して、市政情報コーナーを設置
するための費用に充てたものであります。
98ページをお開きください。
3目広報費、事業番号1広報活動費は、市の公式ホームページの利便性の向上、機能性の充実を図るため、
リニューアルを行いました。
100ページをお開きください。
6目財産管理費、事業番号1庁舎管理費の不用額は1,569万5,224円でありますが、主なものは、節電対策に
より電気料の節減に努めたことによる光熱水費の不用額、庁舎耐震診断調査委託料及び庁舎务化診断調査委託
料の契約差金などであります。
104ページをお開きください。
7目企画費、事業番号3行政改革推進業務費の8節報償費は、外部評価の試行実施等に伴うコーディネー
ター等の謝礼あります。行政評価の実効性をより高めるため、民間の視点や市民感覚など、外部の意見を聴取
することを目的に、外部評価の仕組みを試行的に取り入れ、全18事業を評価したこと等により、前年度に比べ
29万9,000円の増であります。
事業番号4総合計画策定事務費は、平成33年度までを計画期間とする東大和市総合計画第二次基本構想(改
訂)及び第四次基本計画について、総合計画審議会の審議、市民説明会等を経て策定するとともに、当該計画
を製本し配布しました。
事業番号5、2020年オリンピック・パラリンピック東京招致気運醸成事業費では、のぼり旗、ストラップな
どの啓発品を作成し、イベント等で配布することによって、オリンピック・パラリンピック東京招致への機運
醸成を図りました。
106ページをお開きください。
9目公安費、事業番号11防犯対策事業費の1節報酬は、青色回転灯パトロールカーの運転業務員報酬及び生
活安全協議会の開催に伴う委員報酬分であります。
10目電算管理費、事業番号1情報システム管理・運営事業費ででありますが、平成23年1月から運用を開始
した基幹系システム及び福祉総合システムについては、システム障害による住民サービスへの影響はなく、お
おむね安定稼働を続けています。不用額の321万1,967円の主なものは、11節需用費における電算関係消耗品の
節減に努めたこと及び13節委託料において、契約差金が生じたことなどによるものであります。
108ページをお開きください。
12目地域振興費、事業番号1地域振興管理事務費は、地域や自治会の活性化を後押しするため、「自治会の
手引き」「自治会加入のご案内」のリーフレットを配布したほか、自治会長会議において地域の底力再生事業
助成の事例発表や情報交換を行いました。
なお、自治会の自主的活動を推進するため、自治会補助金として総額395万140円を交付したものであります。
また、市民協働に関する市民の理解を促し、意識を高揚させることを目的に、市民協働講演会を開催しました。
-23-
110ページをお開きください。
事業番号4友好都市締結記念事業費は、平成24年度における新規事業であります。
東大和市と福島県山都町とは、平成5年10月1日に姉妹都市盟約を締結しました。平成18年1月4日に山都
町を含めた5市町村が合併して喜多方市となった後も、山都町合併特例区との交流を続けてきました。今まで
築いてきた友好関係をさらに推進し、教育、文化、産業、スポーツなど幅広い分野における交流を通じて、互
いの理解と連携を深め、両市のさらなる発展を図ることを目的として、平成24年4月27日に喜多方市と友好都
市協定を締結したものであります。また、10月には喜多方市との交流を幅広い分野でさらに進めるため、災害
時相互忚援協定の締結、山都新そばまつりの視察など、喜多方市へ交流を目的とした訪問を実施いたしました。
118ページをお開きください。
15目諸費の支出済額1億6,012万85円は、福祉関係返還金及び市税過誤納還付金が主なものであります。ま
た、市税過誤納還付金等の不用額は73万8,542円であります。医療費控除等の国税の遡及申告に伴う市・都民
税の還付や市民税法人の還付が見込みより尐なかったことによるものであります。
122ページをお開きください。
2目賦課徴収費の不用額705万3,534円の主な理由は、事業番号1賦課事務費における12節役務費の細節①通
信運搬費において、申告書等の発送件数が見込みを下回ったことによるもの、また13節委託料の電算データ入
力業務委託及び空中写真撮影・写真図作成委託の契約差金などによるもの並びに事業番号2徴収事務費におけ
る12節役務費の細節①通信運搬費において、督促状等の催告文書や財産調査などの発送件数が見込みを下回っ
たことなどによるものであります。
124ページをお開きください。
3項1目戸籍住民基本台帳費、事業番号2戸籍事務費の支出済額4,054万2,624円と、事業番号3住民基本台
帳事務費の支出済額1,403万3,691円は、市民の親族的身分事項及び居住等における公証制度の維持・管理等に
資するものであり、市民からの各種届出を受理する一方、市民等の請求に基づき、戸籍謄抄本、住民票の写し、
印鑑登録証明書等を交付いたしました。
126ページをお開きください。
4項選挙費、5目衆議院議員選挙及び国民審査費、事業番号1衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審
査費でありますが、衆議院が解散したため、12月16日に衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査が執行
されたことによるものであります。
128ページをお開きください。
7目東京都知事選挙費、事業番号1東京都知事選挙費でありますが、東京都知事が退職したため、12月16日
選挙が執行されたことによるものであります。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで午後1時30分まで休憩いたします。
午前11時44分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 1時30分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○会計管理者(仲里 章君) それでは、引き続きまして説明をさせていただきます。
136ページをお開きください。
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3款民生費は、支出済額145億9,198万3,213円で、前年度に比べ3億3,825万4,202円、2.4%の増で執行率は
96.7%であります。歳出全体に占める割合は52.1%で、前年度に比べ0.4ポイント高くなっております。
1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、事業番号2国民健康保険事業特別会計繰出金は13億3,214万772円で、
前年度に比べ1億1,616万1,137円の減であります。
事業番号4介護保険事業特別会計繰出金は6億9,982万4,000円で、前年度に比べ722万4,000円の増でありま
す。
事業番号5後期高齢者医療特別会計繰出金は7億8,097万9,000円で、前年度に比べ6,400万8,000円の増であ
ります。
138ページをお開きください。
事業番号14東大和市シルバー人材センター運営・補助事業費は4,221万9,000円で、管理運営費が主なもので
あります。
事業番号15東大和市社会福祉協議会運営・補助事業費の不用額は609万2,868円で、主なものは都道の拡幅に
伴います社会福祉協議会の増改築工事費の契約差金によるものであります。
142ページをお開きください。
3目老人福祉費、事業番号2老人ホーム(措置)事業費の不用額は611万936円で、20節扶助費におけるホー
ム入所者が見込みより尐なかったことによるものであります。
事業番号3介護予防・生きがい活動支援事業費の不用額は365万8,500円で、生きがいデイサービス事業の利
用者が見込みより尐なかったことによるものであります。
事業番号4高齢者日常生活支援事業費の不用額は959万7,059円で、その主なものは家具転倒防止器具に係る
消耗品費、緊急通報機器設置等委託料、住宅改修及び特殊眼鏡代助成費に係る扶助費で、いずれも利用者が見
込みより尐なかったことによるものであります。
144ページをお開きください。
事業番号7高齢者住宅事業費の不用額は163万7,769円で、主にシルバーピア管理人家賃の当初見積額と実額
家賃の差額によるものであります。
146ページをお開きください。
事業番号16シルバー交番事業費の不用額は136万9,280円で、主に契約差金による委託料の差額によるもので
あります。
なお、本事業は平成25年度から高齢者見守りぼっくす事業として実施するための開設準備委託であります。
4目障害者福祉費、7節賃金の不用額257万8,763円及び11節需用費の不用額204万7,327円は、152ページの
事業番号20みのり福祉園運営費において、身障等介助員の採用が当初の予定どおり確保できなかった等による
もの及び賄材料費が見込みより尐なかった等によるものであります。
148ページにお戻りください。
19節負担金補助及び交付金の不用額476万9,050円は、事業番号6自立支援給付費等事業費において、日中活
動系サービス推進事業における補助金等が見込みを下回ったことと等によるものであります。
20節扶助費の不用額6,965万9,965円は、事業番号6自立支援給付費等事業費と、事業番号7自立支援医療・
補装具給付事業費及び事業番号8地域生活支援事業における給付費等が見込みより尐なかったことによるもの
であります。
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154ページをお開きください。
2項児童福祉費、1目児童福祉総務費、事業番号3児童手当支給事業費は、前年度に比べ12億3,642万8,178
円の皆増であります。この主な理由は、平成24年4月より子ども手当支給事業が児童手当支給事業に移行と
なったことによるものであります。
156ページをお開きください。
事業番号7義務教育就学児医療費助成事業費は1億2,831万4,303円で、前年度に比べ1,280万2,111円の増で
あります。この主な理由は、平成24年10月に所得制限が緩和され、対象者が増加したことに伴う医療費の助成
件数及び助成金額の増によるものであります。
事業番号8子ども手当支給事業費は2億6,444万9,115円で、前年度に比べ14億2,459万1,614円の減でありま
す。この主な理由は、平成24年4月より子ども手当支給事業が児童手当支給事業に移行になったことによるも
のであります。
158ページをお開きください。
2目児童措置費、事業番号2民間保育園運営委託・補助事業費は、前年度に比べ1,630万2,327円の増であり
ます。この主な理由は、市外公立、市外私立保育園の利用児童数の増によるものであります。
事業番号8民間保育園施設整備補助事業費は、前年度に比べ2億2,406万8,000円の増であります。この主な
理由は、向原保育園の建て替えに加え玉川上水保育園を新設することによるものであります。
172ページをお開きください。
7目学童保育所費、事業番号3学童保育所建設事業費は4,361万8,942円で、桜が丘に11番目の学童保育所、
桜が丘クラブを新設したことによるものであります。
180ページをお開きください。
4款衛生費は、支出済額19億8,809万8,694円で、前年度に比べ1,023万5,724円、0.5%の減であります。執行
率は90.9%であります。
1項保健衛生費、1目保健衛生総務費、事業番号3母子保健事業費は8,193万8,167円で、前年度に比べ101
万5,770円の増であります。この主な理由は、妊婦健康診査等の超音波検査における35歳以上の年齢制限を廃
止したことによる受診件数の増によるものであります。
182ページをお開きください。
事業番号4成人保健事業費は8,458万1,396円で、前年度に比べ203万5,822円の増であります。この主な理由
は、受診者の増加に伴う肝炎ウイルス検診等の委託料の増額によるものであります。
2目予防費、事業番号1予防事業費は3億4,865万5,596円で、前年度に比べ642万3,771円の減であります。
この主な理由は、制度改正により不活化ポリオ及び4種混合ワクチン予防接種が導入されたもののワクチンの
供給不足により、接種率が低下したことによるものであります。
188ページをお開きください。
7目公害対策費、事業番号1公害対策事業費では、消費者庁から借り受けた測定器により、学校給食セン
ターの食材や保育園の給食につきまして、放射性物質の簡易測定を実施しました。検査を行った食材、給食と
も、全て不検出という結果でありました。
190ページをお開きください。
2項清掃費、1目清掃総務費、事業番号3ごみ減量推進事業費では、再利用可能な紙類・布類・金属類・
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ペットボトル等の回収を行う資源物集団回収団体へ、回収量に忚じて報償金を交付して、資源回収の奨励と資
源物の再利用に寄与いたしました。
なお、市で収集いたしました資源物の状況は、売り払い量が約3,038トンで、売り払い金額は6,023万4,666
円となっております。
2目塵芥処理費、事業番号1ごみ処理事業費では、総ごみ量が約2万2,165トンで、前年度より約295トンの
減となっております。内容につきましては、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、資源物の合計での減尐となって
おります。
なお、詳細につきましては、後ほど行政報告書の349ページをごらんいただきたいと思います。
また、日の出町の協力のもと、多摩地区25市1町で組織いたします東京たま広域資源循環組合では、埋め立
て処分場の延命化を図るためエコセメント事業を推進しました。市では、エコセメント事業費を含め、2億
3,144万9,000円の組合負担金を納付いたしました。
194ページをお開きください。
5款労働費の支出済額は300万円で、執行率は99.3%であります。
196ページをお開きください。
6款農林業費は、支出済額5,005万2,123円で、前年度に比べ30万6,333円、0.6%の減で執行率は97.3%であ
ります。
1項農業費、3目農業振興費、事業番号1農業振興対策事業費では、市内農業の実情や農産物を広く市民に
紹介するとともに、農業振興に資するため、農業まつりや農業体験事業等に対する補助事業を実施いたしまし
た。
198ページをお開きください。
4目園芸振興費、事業番号1園芸振興対策事業費では、市民が園芸等を通じて土に親しみ、農業に対する理
解を深め、健康的でゆとりのある生活を実現することができるように市民農園用地を借り上げ、園芸の振興を
図りました。
200ページをお開きください。
7款商工費は支出済額9,601万5,802円で、前年度に比べ889万5,425円、10.2%増で執行率は90.2%でありま
す。
1項商工費、2目商工振興費、事業番号1商工振興対策事業費では、商店街等へのイベント助成事業や新・
元気を出せ商店街事業に取り組む商店街に対して、経費の一部を助成するとともに、商業の振興を図りました。
住宅リフォーム助成事業では、住宅122件のリフォーム工事に対して助成を行い、住宅の機能維持及び市内建
設業の活性化を図ったところであります。また、東大和市産業振興計画を策定するための業務委託を実施いた
しました。
事業番号2商工会補助事業費では、地域の商工業の総合的な改善発展に取り組む商工会に対して、経営改善
普及事業や地域総合振興事業に取り組むための運営費等に対する補助、商店活性化事業、市内商業販売促進事
業等に対する補助を行いました。
事業番号3融資事業費では、小口事業資金の融資決定20件、特例小口零細企業資金の融資決定17件、信用保
証料補助37件、小規模企業近代化資金利子補給243件を行い、小規模事業者の経営安定化を図ったところであ
ります。
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19節負担金補助及び交付金の不用額の総額は897万5,831円で、その主な理由は、事業番号1商工振興対策事
業費では新・元気を出せ商店街事業で1つの商店街が事業を中止したことや、店舗リフォーム助成の申請が見
込みを下回ったこと、また事業番号3融資事業費では、信用保証料補助金及び小規模企業近代化資金利子補給
金の1件当たりの交付額が見込みを下回ったことによるものであります。
202ページをお開きください。
3目観光費、事業番号1観光推進事業費では、観光事業として東大和市グルメコンテスト“うまかんべぇ~
祭”やスイーツウォーキングイベント等を実施しました。観光や産業振興に寄与するとともに、市内の観光名
所の紹介など、当市の新たな魅力づくりに努めました。
204ページをお開きください。
8款土木費は、支出済額15億6,911万959円で、前年度に比べ8,715万7,252円、5.3%の減であります。執行率
は98.3%であります。
1項土木管理費、1目土木総務費、事業番号3交通安全自転車対策事業費の13節委託料におきまして、東大
和市自転車等の駐車対策に対する総合計画策定に伴う自転車等駐車場の利用状況、利用者アンケート、市民意
識調査委託を実施いたしました。
208ページをお開きください。
2項道路橋りょう費、2目道路新設改良費、事業番号1市内道路改良事業費でありますが、市道第3号線、
けやき通りにかかる横断歩道橋の補修工事、また单街5丁目栄公園内に雤水浸透五を設置いたしました。
210ページをお開きください。
3項都市計画費、1目都市計画総務費、事業番号6コミュニティバス運行事業費は、次ページの19節負担金
補助及び交付金のとおり3,977万9,390円の補助金を支出いたしました。年間の延べ利用者数は12万6,702人で
ありました。内容につきましては、行政報告書403ページを後ほどごらんいただきたいと思います。
212ページの2目下水道費は、下水道事業特別会計への繰出金で4億9,723万4,000円を繰り出しし、前年度
に比べ8,510万1,569円の減であります。
214ページをお開きください。
4目街路事業費、事業番号1都市計画道路3・5・20号線用地買収事業費は、757.50平方メートルの用地買
収を行いました。平成24年度末現在の先行取得を含めた買収率は78.12%となっております。
216ページをお開きください。
5目土地区画整理費は、土地区画整理事業特別会計への繰出金で4,036万4,000円を繰り出しし、前年度に比
べ1,382万3,000円の減であります。
218ページをお開きください。
9款消防費は、支出済額11億3,457万2,413円で、前年度に比べ413万564円、0.4%の増であります。執行率
は98.5%であります。
1項消防費、2目非常備消防費、事業番号1消防団活動費の不用額597万1,530円の主なものは、年度末まで
に消防団員に欠員が生じたことにより報酬、被服、運営交付金等が見込みより尐なかったこと、火災出動等が
尐なかったことによるものであります。
3目消防施設費、事業番号1消防施設管理費では、消防団第二分団詰所兼車庫の新築工事を実施しました。
また、不用額746万1,400円の主なものは、水道局が実施する水道管耐震化工事に伴い行う消火栓等設置工事の
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負担金で、当初の工事計画等に変更が生じたことによる不用額であります。
220ページをお開きください。
4目災害対策費、事業番号1災害対策事業費では、地域防災計画の修正作業及び備蓄食料の入れかえ等を実
施いたしました。
なお、不用額は370万5,990円で、その主なものは各種防災訓練で使用した災害対策用毛布等のクリーニング
代の契約差金等であります。
224ページをお開きください。
10款教育費は、支出済額33億4,140万3,152円で、前年度に比べ3億3,146万8,827円、11.0%の増額でありま
す。執行率は90.0%であります。
1項教育総務費、2目事務局費、事業番号2教育事務管理費では、小中学校の適正規模及び適正配置等のあ
り方について調査検討するため、「東大和市学校規模等のあり方検討委員会」を8回開催しました。
なお、当委員会からは平成25年3月22日付で教育委員会に対して、東大和市立小・中学校の適正規模及び適
正配置等のあり方について御報告をしていただいております。
226ページをお開きください。
3目教育指導費、事業番号1就学相談事業費では、心理相談員の勤務時間数をふやし、特別な支援が必要な
児童・生徒に対する相談体制の充実を図るととともに、保護者や学校に対する適切な助言等に努めました。
228ページをお開きください。
事業番号11教育指導管理事務費では、習熟の程度に忚じた尐人数学習指導員配置事業及び学校図書館指導員
配置事業において、各小中学校に指導員を配置いたしました。また、緊急雇用対策事業として、各小中学校へ
学校環境整備を行う臨時職員を2カ月間配置しました。さらに、社会全体でいじめを許さない環境をつくり上
げるために、いじめの未然防止、早期発見・早期対忚のために、学校・家庭・地域社会・関係機関が連携して
取り組むべきことを確認するための「いじめ防止のためのシンポジウム」等に必要な費用を支出いたしました。
事業費全体で執行率は86.5%であります。不用額は877万8,208円で、この主な理由は、学校図書館指導員に
ついて適任者の不在により、未配置校が発生したことや、嘱託員の都合により従事できなかったことにより、
報酬に不用額が生じたものであります。
230ページをお開きください。
事業番号14学校行事・部活動等運営支援事業費では、連合行事、芸術鑑賞教室等の実施及び中学校の部活動
を支援いたしました。例年実施している事業のほか、スポーツ教育推進校事業については、小学校2校を指定
し、子供にスポーツの楽しさを体験させ、児童の健康増進に向けた取り組みを実施し、必要な費用を支出いた
しました。事業費全体で執行率は92.4%であります。不用額は181万6,746円で、主な理由は、学校行事等にお
ける物品運搬において、学校からの要望が当初の見込みよりも尐なかったため、役務費に不用額が生じたもの
であります。
232ページをお開きください。
事業番号17情報教育推進事業費では、各小中学校のコンピューター教室の運営及び情報教育の充実に必要と
なる取り組みを実施いたしました。事業費全体で執行率は89.4%であります。不用額は501万6,823円で、この
主な理由は、小学校5校の小学校電算機器等賃借料において契約差金が生じたことによるものであります。
2項小学校費、1目学校管理費、事業番号1小学校運営費では、小学校の運営に必要な経費を執行しました。
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事業費全体で執行率は92.9%でありますが、光熱水費の不用額は電力会社変更に伴う基本料金の値下げ及び節
約によるものであります。
234ページをお開きください。
事業番号2小学校環境整備事業費では、平成23年度に繰越明許費を設定しました第四小学校を除く9校の体
育館の耐震補強工事を実施しました。これにより、小学校の校舎・体育館の耐震化が全て完了いたしました。
さらに、第八小学校校庭芝生化工事や第二小学校避難階段設置工事、小学校普通教室等冷房設備設置工事、第
八小学校校舎増築工事設計委託なども実施いたしました。
なお、繰越明許費不用額は、設計金額の減及び契約差金が主なものであります。
238ページをお開きください。
3項中学校費、1目学校管理費、事業番号1中学校運営費では、中学校の運営に必要な経費を執行しました。
事業全体で執行率は92.4%でありますが、光熱水費の不用額は電力会社変更に伴う基本料金の値下げ及び節約
によるものであります。
事業番号2中学校環境整備事業費では、平成23年度に繰越明許費を設定しました第二・第三中学校の体育館
耐震補強工事を実施いたしました。
なお、中学校につきましても、平成24年度をもちまして、校舎・体育館の耐震化が完了いたしました。また、
第二中学校の水飲栓直結給水化改修工事設計委託なども実施いたしました。
なお、繰越明許費不用額は、設計金額の減及び契約差金が主なものであります。
244ページをお開きください。
4項社会教育費、1目社会教育総務費、事業番号7文化施設管理費では、平成23年度購入をいたしました
(仮称)東大和郷土美術園用地に隣接する土地を3,275万2,016円で購入いたしました。
246ページをお開きください。
事業番号13放課後子ども教室推進事業費でありますが、市内小学校全校で実施するとともに、実施日数をふ
やし、事業の充実に努めました。
2目公民館費、事業番号1中央公民館事業費から、250ページ、事業番号6上北台公民館事業費の6事業で
は、市民一人一人の学習権の保障に努めるとともに、多種多様な学習要求や地域の課題に忚えるため、さまざ
まな事業や講座を実施いたしました。
具体的には、児童・青尐年から障害のある方、子育て世代、さらには定年前後の世代までの市民を見据えた
講座や事業を行うとともに、日々の暮らしやまちづくり等の地域課題を取り上げた講座、市民みずから企画・
運営に参加できる市民企画講座等を開設いたしました。さらには、平成24年度は公民館開館40周年を記念して、
公民館開館40周年記念誌を実行委員会方式で作成いたしました。また、中央公民館・狭山公民館において、耐
震診断調査を行いました。
252ページをお開きください。
3目図書館費、事業番号2中央図書館事業費から、254ページ、事業番号4清原図書館事業費では、3館を
合わせて1万6,730冊の図書を購入し、年度末の蔵書数は46万9,506冊となりました。桜が丘図書館の月曜開館
や東大和市子ども読書活動推進計画の策定等を行い、市民サービスの向上を図るとともに、効率的な事業運営
に努めました。
254ページの4目郷土博物館費の不用額は504万6,724円で、その主な理由につきましては、事業番号1郷土
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博物館管理費において、光熱水費の節減に努めたこと及び委託料、工事請負費の契約差金等であります。
258ページをお開きください。
5項保健体育費、1目保健体育総務費、事業番号6スポーツ祭東京2013運営事業費は、主に機運醸成のため
の国体啓発物品の作製費、カウントダウンボードやちょこバスへのラッピング事業等の作製委託料と、スポー
ツ祭東京2013東大和市実行委員会への運営費負担金であります。
なお、不用額は490万1,167円で、その主なものは、機運醸成に伴う委託契約の差金及び19節負担金補助及び
交付金の実行委員会が実施したボウリング競技リハーサル大会運営経費のうち、選手移送用バスの不用、競技
役員派遣費の減尐、コンピューター支援業務契約差金等に伴うものであります。
2目体育施設費、事業番号2市民体育館管理費では、第46回市町村総合体育大会の開催会場となったことか
ら、新たに卓球台を18台購入いたしました。
3目学校給食費、事業番号2学校給食センター運営費では、給食センターの衛生管理を初め、安全安心な給
食を提供するため、配送業務やボイラー維持管理業務などを委託により行いました。また、施設内の環境を改
善するため、第一学校給食センターでは地下重油タンクの改修を行い、第二学校給食センターでは給湯配管取
りかえ工事を行いました。さらに、そのほか両センターとも排水処理施設などの修繕を行いました。
なお、平成24年度は第二学校給食センターにおいて、老朽化した焼き物機の買いかえを行いました。
260ページをお開きください。
事業番号3学校給食施設建設事業費では、新たな学校給食センターの建設に向けた施設整備と運営のあり方
の方向性を示した東大和市学校給食基本計画を策定しました。また、建設用地の地盤の地層構成・土質性状等
を把握し、施設の設計・施工の基礎資料とするため、新学校給食センター建設用地地盤調査委託を行いました。
また、東京都環境確保条例に基づき、建設用地における過去の土地履歴調査を行いました。
262ページをお開きください。
11款公債費は、支出済額19億1,137万8,051円で、前年度に比べ1億354万933円、5.1%の減であります。執行
率99.8%であります。借入金償還費については、行政報告書593ページに記載されておりますので、後ほどご
らんいただきたいと思います。
なお、1項公債費、2目利子における不用額388万6,550円は、一時借入金の借入日数及び借入利率が予算額
を下回ったこと等によるものであります。
264ページをお開きください。
12款諸支出金の支出済額6億130万2,521円であります。
1項1目基金費、事業番号1基金積立金(原資分)は、支出済額5億9,988万1,000円で、財政調整基金等の
原資分の積み立てであります。各基金の積み立て内容は、行政報告書の19ページに記載されておりますので、
後ほどごらんいただきたいと思います。
266ページをお開きください。
13款予備費の充当は、行政報告書601ページにその内容が記載されておりますので、後ほどごらんいただき
たいと思います。
以上のようにいたしまして、歳出予算現額は293億1,458万4,000円、支出済額280億3,203万7,518円、不用額
12億8,254万6,482円となるものであります。
268ページをお開きください。
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実質収支に関する調書であります。
歳入総額292億4,424万1,596円、歳出総額280億3,203万7,518円、歳入歳出差引額12億1,220万4,078円であり
ます。また、実質収支額も12億1,220万4,078円であります。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 降壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) 説明が終わりました。
ここで10分間休憩いたします。
午後 2時 6分 休憩
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午後 2時17分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○委員長(御殿谷一彦君) これより質疑に入ります。
初めに、総括質疑を行います。
○委員(尾崎利一君) 御説明ありがとうございました。それでは、何点か総括的に伺います。
まず、平成24年度の決算の全体的な状況についてですけれども、健全化判断比率4指標あると思いますが、
これらについて、平成19年度と24年度、どのように推移してきているのか。また、積立金現在高、財政調整基
金残高、将来にわたる財政負担額について、どうなっているのか伺います。
市として、この5年間の推移を、どのように評価しているのか伺います。
これまでも市は悪化を続けていた市財政が、平成19年度を底にして好転して持ち直してきているという認識
を示してきたと思いますが、24年度決算についても、この状況は続いているという認識を持っているのかどう
か伺います。
2点目です。
この5年間に、市の歳入一般財源の額は174億9,801万円から188億1,682万円に、13億1,880万円増加していま
すけれども、普通交付税と臨時財政対策債を足した本来の普通地方交付税の額も9億4,956万円から34億2,317
万円に、24億7,361万円増加しています。国の地方財政対策の転換があったと考えられますが、いかがですか。
この転換が、この5年間の市財政好転の最大の要因になっているんではないかと、今の一般財源の推移や本来
の普通地方交付税の推移から見てと私は考えるわけですが、見解を伺います。
3点目、市財政が好転してきたこの5年間に、市民の暮らしの実態はどうなってきたのかという点で伺いま
す。
一般質問では、平成9年、15年前と比べて24年では1人当たり給与収入で71万2,000円減尐し、1人当たり
所得では68万7,000円減って、今24年度で313万7,000円になったという答弁をいただきました。平成19年度か
らの5年間ではどうなのか。この1人当たりの給与収入と1人当たりの所得ですね、これがどうなのか。
それから、市内の事業所数と従業者数では、この5年間でどうなっているのか伺います。
1997年以降続いている市民の暮らしの困難は、この5年間についても続いているというふうに私は考えるわ
けですが、市の認識を伺います。
4点目です。
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市財政が好転してきた5年間に、市民の暮らしの困窮は一層深まっているという状況です。福祉の向上と市
民負担の軽減が求められているというふうに思いますが、平成24年度この点での市の施策について伺います。
5点目、この平成19年を底にして、20年度以降、24年度までの5年間で国保税の値上げだけでも3回行われ、
この年度中に翌25年度の2億5,000万円もの国保税の値上げを決定しました。これ以外の3回の各値上げの額、
想定額で結構ですが、どれぐらいあったのか。市の示した資料でも、所得150万円以下が71%を占めるという
国保加入世帯に対して、余りに過酷な値上げだったのではないかと考えますが、所見を伺います。
特に、後で数字は詳しく伺いますけれども、この平成24年度は住民税でも年尐扶養控除の廃止や特定扶養控
除の縮減によって、また介護保険料の値上げによって、これだけでも優に3億円を超える市民負担増が平成24
年度は行われたというふうに考えているわけですが、さらに25年度2億5,000万円の国保税値上げというのは、
大変厳しい過酷な値上げだというふうに考えるわけです。
6点目ですけども、この平成24年度は一般会計で12億円の黒字を出して、9億円を財政調整基金、減債基金、
施設整備基金に積み増しましたということですけども、市財政が大変で赤字繰り入れを7億100万円に削減し
なければならないということを、この24年度決めて、25年度の2億5,000万円もの国保税値上げを決めました。
このとき、市は一般会計からの国保会計への赤字繰入額が4億円、6億円、7億円、11億円へと、どんどん膨
れ上がっているから値上げせざるを得ないということを言ったわけです。私は20年から23年までのこの4年間
は、後期高齢者医療制度新設に伴う混乱があるんだから、4年間の平均で見る必要がある。平均で見ると、こ
の4年間の赤字繰り入れ7億2,000万円は、その前の3年間と同額だということで主張して、この値上げに反
対したわけです。実際に、今度の平成24年度の国保会計への赤字繰入額、これは9億7,000万円ですが、卖年
度収支2億1,700万円、国保会計の卖年度収支は2億1,700万円の黒字ですから、必要な赤字繰入額は7億
5,000万円余りだったということになります。そうすると、平成24年度の一般会計と国保会計の決算数値を見
ると、2億5,000万円もの大幅な国保値上げは必要なかったということになるのではないかと思いますが、い
かがでしょうか。
7点目、他方この平成24年度、NTT、東京ガス、東京電力の3社だけを対象とする道路占用料の大幅値下
げが実施をされ、2,300万円以上の減収となりました。道路占用料は道路管理者である東大和市の裁量権に委
ねられており、他の自治体の動向を見ても値下げすべきではないということで主張してきましたが、東大和市
は値下げを断行し、見直しも行わないという状況でした。この道路占用料の値上げによる減収額2,345万円で
すかね、これを市はどう評価するのか。今年度12億円黒字を出し、9億円積み立てできた、そういう点では目
くじらを立てるような額ではないというふうに考えるのかどうか伺います。
平成24年度12億円黒字を出して、大企業3社に2,300万円の道路占用料の値下げを振る舞っておきながら、
翌25年度に国保税2億5,000万円の値上げを市民に押しつけるという構図になります。これは、余りに市民に
冷たいということになるのではないか。尾崎市長が初めて作成した予算に基づく市政運営です。市長の基本姿
勢、見解を伺います。
最後ですけれども、地域の元気臨時交付金の平成24年度中の活用を求めましたが、東大和市では平成24年度
については、この活用がありませんでした。近隣で言うと東村山市が1億6,882万円、日野市が1億1,282万円、
清瀬市が1億8,805万円、東久留米市が1億5,381万円、狛江市も4,419万円など、この交付金を活用して財源
確保を図っています。東大和市で24年度、せっかくの国の財源を活用できなかったのはなぜですか伺います。
以上よろしくお願いします。
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○企画財政部長(並木俊則君) それでは、質問項目が多くいただいておりますので、私のほうから財政全般と、
あと財政運営上の関係のほうを述べさせていただきます。それと、環境部のほうからは市内事業所数、従業者
数ですか、こちらの関係で、市民部のほうからは市民の暮らしの関係と国民健康保険事業の関係ということで、
大きく3つということで3部にわたりますので、それぞれ答弁させていただきます。
私のほうは、6項目にわたるような形になると思います。一つずつ述べさせていただきます。
まず、1点目でございますが、財政のほうの関係の健全化判断比率等の指標関係の比較、また積立金関係の
比較ということでございます。
まず、指標のほう、健全化判断比率のほうでございますが、19年度と24年度の比較ということでしたので、
4項目ございますが、その4指標、将来負担比率でございますが、平成19年度は62.6%ということでございま
した。平成24年度決算数値でございますが、これにつきましては算定されないということで、控除財源となり
ます充当可能財源の増加等によりまして、将来負担額、これ分子の部分ですが、これがマイナスとなるという
ことで算定はされません。そうしますと、19年度と24年度の比較で申し上げますと、19年度が62.6%でござい
ましたので、マイナスの62.6%というような比較になります。
次に、実質公債費比率でございますが、平成19年度は5.8%ということでございます。24年度が1.6%という
ことでございますので、19年度と24年度の比較では4.2%の改善がされているというような形になります。24
年度の1.6%につきましても、23年度が2.2%でしたので0.6ポイントの改善をされているというような状況で
ございます。実質赤字比率と連結の実質赤字比率でございますが、これにつきましては、19年度も24年度も赤
字が生じていないということで算定はされませんので、そのような形になっているところでございます。
続きまして、先に数字のほうを申し上げますが、積立金の現在高でございます一般会計でございますが、平
成19年度は約5億1,600万円、平成24年度は約24億1,000万円ということで、積立金、一般会計全体でも19年度、
24年度を比較しますと、約19億円からの増になっているというふうな形になります。そのうちの財政調整基金
でございますが、平成19年度が約2億9,500万円、平成24年度が約17億6,500万円ということでございますので、
19年度と24年度の比較で約14億7,000万円の増になっているというような形でございます。
数値のほう、最後でございますが、将来負担額でございます。これは、財源を控除した後の数字でございま
すが、平成19年度が約82億7,400万円、平成24年度がこれはマイナスの数値になります、マイナスの約19億
2,600万円ということで、19年度と24年度を比較しますと約102億円の減になるというような数字になります。
これらの指標、あるいは基金残高と将来負担額を見ますと、まず健全化判断比率の数値につきましては、平成
19年度以降、当市の行政改革等の取り組みに加えまして、国の地方財政対策も含めまして、改善をしてきてお
ります。考えとしましては、徐々に改善をされてきているという考えを持っております。
それと、全体的な数値関係でございますが、24年度の決算におきましても、前年度比で数値の改善が図られ
ておりますので、この点では財政の健全性は維持をされているというふうに認識はしてございます。しかしな
がら、今後の当市が抱えます諸課題への対忚というふうなことを考えますと、将来にわたりこの市財政の健全
性を維持していくためには、今後も引き続き行政改革等に一層取り組む必要があるというふうな認識ではいる
ところでございます。
次に、大きな2点目になります。
国の地方財政対策と市財政との関係ということでございますが、平成19年度以降、先ほども申し上げました
が、市の財政状況におきましては、健全化判断比率の数値等におきまして、改善をしているところでございま
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す。これにつきましては、今申し上げましたように、一つの要因としては国の地方財政対策におけます一般財
源総額の確保、その中でも地方交付税の増額等が考えられるというふうなところであります。しかしながら、
国の地方財政対策は御案内のように、地方の標準的な行政水準を確保するという措置でございますので、今後
東大和市の決算規模はかなり増加していくというふうなことが考えられておりますので、市の財政状況を今健
全財政を今後も維持していく、また改善していく中では、先ほど申し上げましたように、行政改革への取り組
み等、今後も非常に大きな努力が必要ではないかというふうに考えているところでございます。
次に、大きな3つ目になります。私のほうの3つ目でございます。
市民福祉の向上等ということでございます。24年度、市のそれぞれの施策ということでございますが、平成
24年度は実施計画を立てた中で主要事業等、市民の福祉向上のための諸施策でございますが、計画事業の
100%を予算化したところでございます。その実施に努めたというところでございます。具体的に事業名を申
し上げますと、高齢者見守りぼっくすの開設準備、また障害者に対する就労支援員の拡充、向原保育園の園舎
建て替えと定員の増加、学童保育所の桜が丘クラブの新設、高齢者に対します肺炎球菌ワクチン接種の実施、
放射線量等の分析等、また雤水対策の実施、これについては雤水浸透施設の設置等がございます。
また、特別支援学級における介助員の配置、小学校におきます冷房設備の設置、小学校、中学校の体育館の
耐震補強工事、それと桜が丘図書館の月曜開館等、先ほど市長のほうの市政報告で事業のほうを報告した中に
もございましたが、このような事業を実施し、市民福祉の向上ということで、24年度は努めたところでござい
ます。この事業を実施するに当たりましても、既存の事業を維持する中で新たな施策を進めたところでござい
ます。
次に、私のほうの大きな4つ目でございますが、基金関係でございます。
先ほど、尾崎利一委員のほうから基金の状況等のお話ございましたが、ここで本9月議会で補正予算で議決
をいただきましたが、財政調整基金に当たりましては、6億円を積み立てしているところでございます。これ
につきましては、決算剰余金の約12億円からの部分の2分の1相当を積み立てたというようなことでございま
す。また、一般会計の減債基金については1億円を積み立てるような予算を計上いたしましたが、これについ
ては将来の公債費の償還財源の確保を図るという目的のもと積み立てることでございます。
施設整備等基金2億円の積み立ての予算計上でございますが、これにつきましても今後の公共施設等の更新
費用、これを現時点から積み立てを増額していくというような考えのもと行っているものでございます。いず
れにつきましても、積み立てにつきましては、今後の財政運営に資することを最大の目的としまして、今後も
進めていきたいという考えを持ってございます。
次に、私のほうの大きな5つ目というふうになりますが、道路占用料の関係でのことでございますが、道路
占用料も歳入全体で言えることでございますが、歳入につきましては、その制度、あるいは法令等を何かしら
の根拠があった中で、歳入を計上しているところでございます。それぞれの制度、あるいは法令等に基づきま
して、積算をし、また予算計上し、それを収入として受け、歳出に充当しているというようなことになります。
道路占用料も同じような考えでございますが、歳入は常日ごろ、私ども予算編成方針でもそうですが、1年間
を通じて歳入の確保というのは、非常に大事だというふうに思っていますので、今後も歳入の確保は各項目に
ついて、努めていきたいというのが基本方針でございます。
それに付随しまして、予算編成、市政運営ということでございましたが、今申し上げましたように、歳入歳
出も予算計上につきましては、当然のごとく年間を通じた全体的な把握をした中で、それぞれの項目を調整査
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定しまして、予算編成をしているものでございます。このような中、それぞれの歳入の調定をし、また収入を
受け、歳出の執行というような一連の流れになっておりますので、今後も予算編成については、いろいろな情
報のもと、いろいろな内容を精査の上、予算計上、執行等に当たりたいというのが基本方針でございます。
将来的には、当然のごとく市の全体の計画や、あるいはおのおのの事業計画がございます。また、その時点
での社会経済の状況、あるいは将来を見据えての事業等を検討しなければなりませんので、今後も市政運営に
つきましては、それらを十分精査した中で事業の推進を図っていくという考えでおります。
もう一つ、私のほうの大きく6番目になります。
最後、私のほうは国の地域の元気臨時交付金の活用のことでございますが、御案内のように、国の地域元気
臨時交付金につきましては、国の緊急経済対策に基づきまして、今回限りの特別措置として、平成24年度の国
の補正予算(第1号)で計上された交付金でございます。この交付金に当たりましては、国の補正予算等に伴
いまして、各地方公共団体が実施します追加の公共投資の負担額等に忚じて配分されるものでございます。国
と同様に、平成24年度で補正予算で対忚された自治体もございますし、国のほうが繰り越し事業として補助を
平成25年度に、そちらの事業を持っていくという中での活用の自治体もあるという中で、当市の場合でござい
ますが、今回のこの元気臨時交付金の活用に当たりましては、平成24年度中の対忚はありませんでした。それ
につきましては、25年度に当市の場合は対忚するということの予算組みの中で、第八小学校の増築事業、それ
と通級指導学級設置事業等、これらを実施するに当たりまして、国が繰り越し事業とした補助を活用するとい
うことで考えました。今後この補助事業に係ります地方負担額、私どもの一般財源の部分になりますが、この
部分に関しまして、地域の元気臨時交付金が算定をされる予定というふうに、まだなっております。現段階9
月になりましても、まだ予定でございます。当市の場合には、この交付金につきましては、平成24年度の予算
ではなく、平成25年度の予算で活用すると、そういうような形をとっているところでございます。
今申し上げましたように、まだ交付金額は確定してございませんが、既に予算計上のほうは平成25年度の一
般会計補正(第1号)におきまして、歳入歳出予算を補正予算で計上したところでございます。交付金のほう
は7,020万円を歳入で組んでいるところでございますので、今後大分国のほうも事務的にはおくれている部分
ございますので、交付金が歳入されるよう引き続き努めてまいりたいと思っております。
私のほうは財政関係、市政運営関係、以上でございます。それでは、続いてお願いいたします。
○環境部長(田口茂夫君) それでは、私から平成19年度からの5年間の市内の事業所数と従業者数ということ
でございます。資料で21年と24年度は資料提供のほうさせていただいておりますが、18年度の数字がありまし
たものですから、それも含めてお話をさせていただきます。
まず、事業所数でございますが、平成18年度が2,741事業所、平成21年度が2,835事業所、平成24年度が
2,559事業所となっております。
次に、従業者数でございますが、平成18年度が2万4,914人、平成21年度が2万5,413人、平成24年度が2万
2,722人となっております。
以上です。
○市民部長(関田守男君) それでは、私のほうから何点か御質疑いただきましたので、順次御答弁させていた
だきます。
まず、3点目の市民1人当たりの給与収入等の状況と市民の暮らしについてということでございますけれど
も、平成19年度から24年度までの5年間の市民1人当たりの給与収入額は507万8,000円から480万4,000円とな
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り、27万4,000円の減尐となってございます。また、1人当たりの所得額でございますが、332万7,000円から
313万7,000円となり、19万円の減尐でございます。
こうした中での市民の暮らしを、どういうふうに捉えるかということでございますが、長引く景気の低迷が
主な要因となりまして、収入の落ち込みが続いているというふうに思われます。同時に、支出面での影響でご
ざいますけれども、この間消費者物価指数の推移を見ますと下落傾向にございます。こうした状況から、給与
収入の減収のみを持ちまして、一人一人の暮らし向きを判断するということは、非常に難しいと考えてござい
ますけれども、収入面では厳しい状況が続いているという認識を持っております。
次に、5点目の過去3年間の国保改定の想定影響額と今回の改定についてでございますけれども、平成20年
度の改定は後期高齢者支援金等課税額が新たに課税されたこと、そして課税限度額を60万円から67万円に改定
したものであります。この影響額でございますが、当時の資料がございませんので、これはお答えすることが
できません、申しわけございません。そして、22年度の改定でございますが、税額等の改定をしたものでござ
います。1人当たり5.6%、調定額ベースで1億828万4,000円の増を見込み改定してございます。24年度の改
定でございますが、課税限度額を73万円から77万円に改定したものでございます。調定ベースで804万2,000円
の増を見込んだものでございます。平成25年度からの改定につきましては、第4次行政改革大綱に基づきまし
て、3年ごとの見直しを行い、独自の財源を確保すると同時に、国保事業特別会計の健全な運営を図るために
改定を行っております。
なお、改定に当たりましては、忚能・忚益割や7割、5割、2割の軽減措置を継続する等、低所得者に配慮
した改定を行ったものでございます。
6点目の平成24年度の決算と改定の関係でございますけれども、平成24年度の特別会計におきましての決算
剰余金につきましては、先ほども御質疑ありましたけれども、1億8,931万円の黒字となってございます。一
方で、今後の精算も予定されているところでございまして、一つは国等へ1億1,631万9,000円の返還が必要と
なります。また、職員給与費等繰入金及び出産一時金等繰入金の精算によりまして、一般会計への繰り出しが
1,958万3,000円を見込んでございます。最終的には、黒字というところでは5,340万8,000円となるものでござ
います。この7億円、一般財源からの繰り入れというようなこともございましたけれども、この改定につきま
しては、年々増加します保険給付費等に対忚するために、一般財源も3カ年で21億300万円の投入をいたしま
して、歳入の確保、歳出の削減に取り組んで、なおかつ不足額を算定して25年度からの13.2%の改定を行った
ものでございます。
なお、24年度の保険給付費の支出済額の約8割を占めます一般療養給付費の対前年度の伸び率につきまして
は、2.2%の増となっている状況でございます。
私のほうは以上でございます。
○委員(尾崎利一君) 市の財政全体の状況ですけれども、今御答弁いただいたように、財政健全化基準の4指
標でも、将来負担額がマイナスになるということで、大きく改善をし、市の貯金の残高という点でも19億円積
み増されるということなど、市財政の好転は明らかだというふうに思います。市の貯金、この財政調整基金で
は市のほうで適当としていた16億円─標準財政規模の1割程度というものを大きく超えて、ことしの2号補
正後では20億5,000万円、基金全体でも約30億円まで積み上げるという状況です。これは、地方財政を大きく
追い詰めた三位一体改革前、平成15年度末の24億円を大きく上回る回復を示すものです。だから、もう何も努
力しなくていいということを私は言っているわけではありません。しかし、市財政の回復と裏腹に市民の暮ら
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しは一層厳しさを増しているのが実態だというのは、先ほどの答弁でも所得の状況、それから事業所数も
2,741から2,559へ、これは1次産業から3次産業、全産業を含むわけですけれども、従業者数も2万4,914人
から2万2,722人へ大きく減尐すると、一層厳しさを増しているというのが実態です。この市民の暮らしの実
態を、どのように認識しているのかと。これは、改めて市長に伺いたいと思います。この24年度決算を審査す
る上でも、大変大事な点だと思いますので、お願いします。
それから、国保税について、今御説明の中で1億8,800万円の黒字が出たけども、その後これは2号補正で
やられましたけども、償還金・利子及び還付金などで1億1,000万円ぐらいですか、支出をしたから差し引き
で5,000万円に黒字が減るんだと言いましたけども、それはちょっと誤りだと思いますので訂正していただき
たい。それが、なぜかというと、この平成24年度決算の中でも、前年度の償還金・利子及び還付金として1億
2,400万円支出しているんですね。今部長が言われる1億1,000万円を1億8,000万円から引くということであ
れば、逆にこの1億2,463万3,537円は足さなくちゃいけないということになりますから、部長の今の答弁は訂
正をお願いしたい。私、そういう何ていうんですかね、毎年いろんな精算があったり、2年置きに精算があっ
たりということがあるわけで、それを一つ一つやりくりしていくと、結局わからなくなっちゃうというか、実
態がどうなのかということになりますので、そこは正確にお願いしたいと思います。
国保については、行政報告書の132ページ、市税徴収実績の調書を見ても、市税全体は94.9%の収入ぐあい、
国保税は70.3%ということになっていますから、払い切れない国保税の実態、高過ぎるという実態は、もう明
らかだと思います。この点での市の認識を伺います。
この問題は、根本的には国の悪政があるというのは、そうだと私は考えているわけで、国庫負担割合を50%
に、もとに戻すだけで、大幅な改善が見通せるということになると思います。ただ、国のこの役割放棄によっ
て、市民の暮らしが大きく脅かされているという事態だからこそ、市が憲法の精神にのっとって市民の暮らし
を守る、福祉の増進を図る本来の市の役割を果たすということが求められているというふうに思います。この
点での見解も伺います。
それから、答弁の中で積立金の問題で9億円を今回2号補正で積み立てたと、この結果30億円余り積立金総
額に及ぶわけです。先ほど言いましたように、三位一体改革前の基金総額24億円を大幅に上回るところまで、
現在積み増しているという状況になっているわけですが、今後積み増すこと、そのものを否定するものではあ
りませんが、どこまで積み増したら済むのかという、要するに黒字が出たらとにかくどんどん積み立てていく
ということだと、本末転倒ということにならないのかどうかという点なんです。これについては、市長も国が
当てにならないという、だから身の丈に合った財政運営が必要だということを口にされています。私は、国は
憲法に基づいて地方自治を保障する財源を手当てする責任があるというふうに考えています。この議論は、こ
の国の責任を免罪して市民に責任を転嫁する議論になるということになりますし、東大和市民は武蔵野市民や
三鷹市民に比べて所得が低いから、それなりの暮らしで我慢しろということになるんではないか。この点での
考え方を伺います。
私は身の丈に合った市政運営ではなくて、憲法に則した市政運営こそ必要だというふうに考えるわけです。
審査意見書の11ページでは、東大和市の場合、自主財源が50%に過ぎないということになっています。また、
財政力指数は平成24年度、卖年度で0.838ということになっています。これは、この財政力指数は基準財政収
入額を基準財政需要額で割った数字ですよね。ただ、この平成13年度以降は市の運営に必要な一般財源の額と
いう本来の基準財政需要額から、臨時財政対策債発行限度額を控除したものを基準財政需要額というふうにし
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ているので、財政力指数は従来の計算でいえば0.838ではなくて、0.735に過ぎないということになると思うん
です。この点、この数値の確認を求めます。
こういうことで、この状況、つまり自主財源50%に過ぎない、財政力指数も0.735に過ぎないという、この
市の現状で国を当てにしない市財政の運営が可能だと考えているのかどうか。また、国を当てにしない身の丈
に合った運営のための具体的な数値目標、これを持っているのかどうか。この数値目標がなければ、先ほど言
いましたように、不安だから際限なく基金は積み上げるという最悪の市政運営になってしまうことになると思
います。ですから、その数値目標を伺います。平成24年度は、その目標に向かって、どこまで来ていると認識
しているのかも、あわせて伺います。
○副市長(小島昇公君) 基本的な市政運営につきましては、やっぱりここ1年何とかなればいいというもので
はございませんので、長期的なスパンで考えております。当然過去をさかのぼりましても、財調がある程度積
み増しができている時期もありましたし、3億円を切りそうだという時期もございました。財調が尐したまり
ますと、やはりよその市等を見まして、この事業も、あの事業もという御要望は確かに多かったというのも事
実でございます。そういう中で、やはり他市との均衡ということもありますので、そういう時点ではなるべく
よそのできる事業は大和もということで、過去を見ますとやってきていたなというふうに感じております。そ
ういう中で、あるときに大きな振れが来たときに、期間を長い期間でなくて急激に財政が悪化していくという
のを過去にも経験しております。そういう中では、先ほど御質問の中にもございましたけども、交付税と臨時
財政対策債が今の好転の大きな要因であるということは事実だなというふうに思っております。国の制度の中
でというところで、国の制度をうまく活用できるものは活用して、市のために生かしたいという今運営をして
いるわけでございます。そういった意味でいいますと、具体的な数字は今幾らというのは、ちょっとお答えが
なかなかできませんけども、尐し積み増しができたから、すぐに使っていけるというような状況ではないのか
なと。そして、特に公共施設のあり方を、これから検討を今進めるわけですけども、かなり年数のたっている
公共施設を、どのようにして新しくするのか、延ばすのかという検討をしたときには、相当の負担が想定でき
ます。それに耐えるために、国の制度が尐し変わったことによって、市民の皆様に突然御迷惑をかけるという
ことがないために、一定の財調が必要だというふうに考えております。
以上でございます。
○市民部長(関田守男君) まず、市民の暮らし向きということでございますけれども、先ほども御答弁いたし
ましたけれども、収入面におきまして非常に苦しい状況にあるというふうには認識してございます。ただ一方
で、個々の高齢者でありますとか、あるいは子育て世代でありますとか等々の中身につきましては、詳細な調
査等できておりませんので、また今後もそういった調査は恐らく難しいんだろうと思うんですけども、そう
いった中で一般的なといいますか、その流れの中での細かい具体的な暮らし向きについては、なかなか難しい
と─見るのが難しいということでございます。
それから、まず3点目からやらせていただきますと、国保税の収納率の関係でございます。
これにつきましては、70.3%ということでございますけども、国保の収納率の状況を見ますと、ここ10年を
大体見ますと、平成19年が72.1%でございました。その後、20年のリーマンショック以降、ずっと国保の収納
率は悪いわけでございますけども、この70.3%という数字は前年比で2.8ポイントの増加でございます。やは
り、国保につきまして数値等の公表、あるいは制度の丁寧な説明によりまして、徐々に率は上がっているもの
と考えてございます。
-39-
4点目の国保制度の制度上の問題と、国への対忚でございますけれども、財政の安定的な支出等の対忚につ
きまして、市長会等を通じて国に要望しているところでございます。
私のほうからは以上でございます。
○保険年金課長(廣瀬 裕君) 決算関係と改定の関係でございますけれども、毎年額は異なりますけれども、
精算がございますので、卖年度で先ほど見させていただいたということで、部長のほうのお話のようになると
いうふうに考えているところでございます。また、一方で医療費が増加する傾向でありますとか、歳出増額も
増加しているということもございますため、改定は必要であるというふうに考えてございます。
以上でございます。
○市民部長(関田守男君) 他の税につきましては、先ほどもお話ありましたとおり、24年度決算におきまして
は、現年課税分でありますけども、これが98.6%ということでございます。これは現年分でございますので、
滞繰を含めますと94.9%でございます。そして、国保税の現年を見ますとどうかということになりますと、
90.3%でございます。したがいまして、この98%と94.9%との差ということでございましたけれども、確かに
差はございます。しかし、この現年を見ていただきますと、9割以上の方が納めていただいてございます。そ
うしたことから、先ほども言いましたように、丁寧な説明を行いまして、収納率を向上させていきたいと、こ
のように思っているところでございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 暫時休憩します。
午後 3時 7分 休憩
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午後 3時 7分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○保険年金課長(廣瀬 裕君) 先ほど、尾崎委員のほうからもありましたように、毎年精算のほうはいろいろ
な部分でございますので、先ほどお答えさせていただいたのは、卖年度で見せていただいてというようなこと
で、御答弁させていただいたということでございます。
以上でございます。
○委員(中間建二君) 総括質疑を行わせていただきます。総括的に伺います。細かいところに入らないように
気をつけたいと思います。
まず、尾崎市長にとりましては、市長就任2年目が24年度で、そういった意味では、まさに市長の手づくり
で予算編成が進められたのが24年度だということで認識をしております。そういう中で、尾崎市長の大きな政
策の柱であります市財政の立て直し、情報公開、市民との協働、このフレーズは予算編成のときにも、いろい
ろなところから質疑がありました。さらに、3・11を受けての災害対策、対忚ということで、この4つが大き
な課題であった24年度だったというふうに認識をしておりますが、この執行を終えた決算審査の状況の中で、
市長自身、この市長の政策のなり、方針なり、課題が24年度どの程度実行できたというふうに認識をしてい
らっしゃるか、まずこの点を伺いたいと思います。
2点目に、先ほど冒頭代表監査のほうから監査意見書について報告がありまして、これについても大分珍し
いような長さのやりとりを質疑でもあったわけですけれども、この最後のまとめのところで、今までの監査意
見書とは、ちょっと違った形で随分監査の立場からも踏み込んだような指摘があり、その点について質疑が
あったわけですけども、当然この監査委員等の報告なり、懇談ということは市長も行っていらっしゃるかと思
-40-
うんですが、監査委員の最後の特にまとめの指摘の部分については、市長自身はどういうふうに受けとめてい
らっしゃるのかを伺いたいと思います。
最後、3点目ですけれども、市財政全体の財政指標として一番重要である、またわかりやすいと言われてお
ります経常収支比率、これが91.5%は若干わずかですけれども、下がったというか、悪化したというか、こう
いう結果になった。また、一方公債費比率は改善をしたということがあるわけですけれども、このあたりの財
政指標の結果、24年度の結果をどういうふうに、まず受けとめていらっしゃるのか、この3点について伺いた
いと思います。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで10分間休憩いたします。
午後 3時11分 休憩
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午後 3時22分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○市長(尾崎保夫君) 私のほうから、最初の予算ということになりますので、そういった意味では大分いろい
ろなものを積み込みたいという思いもありましたけども、市の財政の状況等も勘案しながら、必要最小限とい
う言い方はおかしいですけども、市財政について、あるいは協働や情報公開、それから災害対策ということを
含めて、それぞれの項目につきまして、着実に一歩踏み出した、そういう予算であったというふうに思ってご
ざいますし、またその一歩については、確実に一歩を踏み出し、これからしっかりと前を向いて、着実に進め
ていくということにしていければというふうに思っているところです。24年度決算ということでございまして、
そういった意味では一歩は確実に踏み出されたというふうに今理解しているところであります。
以上です。
○副市長(小島昇公君) 私のほうからは、2番の御質疑についてお答えをさせていただきます。
監査のほうから、まとめということで御意見を賜っております。総論的にオーケーですよという中で、御指
摘をいただいたというふうに受けとめております。監査の指摘につきましては、真摯に捉えて、できるものか
ら適切に対忚していくというのが、今までも今後も変わらないという考えでございます。その中で、議論はす
れども解決せず、それから時宜におくれることがあってはならないと、アンダーラインで明記をしていただい
ております。これらにつきましては、行政の継続性ということで、いろんなことございますけれども、まさし
く最善の対策を構築した中で実行に当たっているというふうに思っております。市長をトップに、職員一同不
退転の覚悟と使命感、勇気を持って職責を果たしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○企画財政部長(並木俊則君) それでは、3点目の経常収支比率と公債費比率のほうの説明をさせていただき
ます。
まず、経常収支比率でございますが、23年度が90.7%ということで、24年度が91.5%でございますので、
0.8ポイント増というふうな形になっております。内容的には、扶助費がやはり内容的にはふえる傾向にござ
います。その反面、人件費と公債費のところは減っているところですが、相殺しましても扶助費の伸びにより
まして、0.8ポイントの増になったという結果でございます。
続きまして、公債費比率でございますが、こちらにつきましては、平成23年度の数値が7.7、これが24年度
の決算で6.5ということで、こちらは改善がされております。1.2ポイントの減ということでございます。こち
-41-
らにつきましては、ここ何年か見ましても、平成15年度以降、尐しずつ公債費比率は減尐の形になっておりま
す。理由としましては、借入金の償還費の減ということと、あとは標準財政規模がここ増加を見ておりますの
で、その関係から公債費比率については減尐傾向というような内容になってございます。
以上でございます。
○委員(中間建二君) 2点目の監査意見書に対しての認識について、御答弁いただきましたけれども、この中
で触れられている問題としては、やはり先ほどの質疑でもありましたが、将来的な大きな財政負担が伴う事業
に対して、長期的な視点を持って、また時宜におくれることがあってはならないという指摘と受けとめますと、
例えばこの衛生組合のごみ焼却炉更新ということを上げられておりますけれども、今大きな問題になっている
リサイクルセンター問題も含めて、本当に必要な事業に投資をしていくということが、取捨選択すべきじゃな
いかということが、私は監査委員の意見として上げられているのかなというふうに、そういうふうに私は読み
ました。ですから、これは当市だけじゃなくて、当然構成市にとっても同じような財政の厳しさというのはあ
るわけですから、その点について、東大和市としても本当に必要な事業には、お金かけていかなきゃいけない
けれども、そうでない民間活力が使えるものについては、やっていかなきゃいけないんじゃないかということ
は、姿勢として明確に持ってもらいたいと思うんですが、この点についての御認識をまず伺いたいのと、もう
一つは経常収支比率の0.8、わずかなんですが悪化したということを考えますと、第4次の行政改革大綱の中
では、90%を維持することが目標になっているということを考えますと、どうやってこれを90%維持していく
のか。先ほどの結果的に、市のほうも御努力されて人件費も抑えながら、しかし結果的には上がっていくとい
うことは、結局扶助費が上がるわけですから、市の努力を上回る形で扶助費が伸びているということを考える
と、どういう方策を持って90%維持していくのかということを考えると、さらに行政改革というものに踏み込
んでいかなければ、いわゆる人件費の抑制、今以上の抑制と民間活力の導入、指定管理者で大きな実績を上げ
ているわけですから、そこにさらに踏み込んでいくということがないと、90%を28年度も維持をしていくとい
うことは、逆に難しいということが今回の決算で読み取れるんじゃないかと思うんですが、この点についての
御認識を再度伺いたいと思います。
○副市長(小島昇公君) 例えばということで、小・村・大のごみの焼却炉更新というのが明記されております。
こちらにつきまして、代表監査委員が今御質問者がおっしゃった趣旨で明記されたのかどうかというのは、
ちょっとわからない部分がございますが、市といたしましては、お話があったように、真に必要なものに経費
は特化して出していきたいと、真に必要かどうかという判断をする一番大きな考え方は、8万5,000人市民に
とって、どうかということになるのかなというふうに考えております。ただ、経費を使う場合であっても、い
かに努力をして最尐の経費で大きな効果が期待できるかということについて、しっかり検証して進めるべきと
いうふうに考えております。
以上でございます。
○企画財政部長(並木俊則君) 経常収支比率の数値の関係でございますが、今中間委員がおっしゃったように、
どうしても今後のことを考えますと、経常収支比率については、扶助費が今後も当然のごとく増額をしていく
というふうに思っております。高齢化の状況を考えたり、いろいろな福祉施策の事業を考えたりしますと、ど
うしても扶助費の部分が相当ウエートを占めていくというのが、当然のごとく考えられていきます。そうしま
すと、大きく経常収支比率を数値だけで下げるというふうな方策になりますと、人件費と公債費ということに
なりますが、先ほども公債費のほうは順次借入金の償還が順調に進んでございますが、ここ数年の学校施設の
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関係の事業とか、今後この本庁舎の耐震工事も将来計画をしております。そういった公共施設の老朽化対策、
あるいは更新の費用等を考えますと、公債費についても数年先は償還が始まると、これも重い負担になってく
るんではないかというふうに想定してございます。
そうしますと、人件費のところをやはりいろいろな角度から考えていかないと、経常収支比率というのは、
なかなか下げる要因はないというふうに考えてございますので、今後行政改革についてはいろんな意味で進め
ていくと同時に、公共施設のあり方、あるいは今後の指定管理等の対忚、そういったこともいろんなことを組
み合わせて、数値のことも大事でございますが、市としての事業を進めながら、いろいろな角度から行政改革
のほうも進めていく。そのことによって、数値等の改善が図られていくというように思っておりますので、今
後も各いろいろな施策を進めながら、財政運営のほうは対忚していく考えでございます。
以上でございます。
○委員(和地仁美君) 今私の今回させていただく質問については、中間委員の前段の尾崎市長の初めて一から
積み上げてきた予算の執行の決算であるというところは同じなんですが、最初に市長より市政報告があった中
で、さまざまな施策の中で努力、工夫をして、いわゆる削減や節約という中で黒字という結果を出してくる努
力という部分が話の大部分であった中、唯一景気の先行きなどが不透明な中、観光事業を推進するなど市の活
性化に努めるという明るい事業が、ここで取り上げられていたと思うんですけれども、市の財政とか、今回の
決算において、この独自事業である、言うなればプラスや攻めと言えるような観光事業が、どのようなインパ
クトを与えているのかというふうに1年間独自予算を執行された中で感想というか、自己評価されているのか
を教えていただければと思います。
また、さまざまな質問について、歳入の確保が非常に重要だというお話と、さまざまな施策については、長
期的なスパンを考えて行わなければいけないというお話がありましたので、この独自事業である観光事業とい
うものが、歳入の確保にどのような今後インパクトを与えられているかと。また、長期的なスパンを考えたと
きに、どのようにプラスに働くかということを1年、この予算を執行してみた中での感想や反省点、改善点な
どがあれば教えてください。
○市長(尾崎保夫君) 大変難しいあれですけども、観光ということで経済が停滞しているというか、あの予算
をつくったのはおととしということになりますので、そういった意味では非常に厳しい状況の中でつくったと
いう形になるかなというふうには思っているわけでございますけども、観光ということで、この東大和市の活
性化したいということで、この事業が一番活性化するには一番やりやすいという言い方はおかしいですけども、
注目されやすいかなというインパクトも、今までなかったことでございますので、あるかなという思いがござ
います。組織のほうも含めてですけども、観光ということで人を引きつける光る何かというか、そういうふう
なもの、あるいはそれをアピールしていくということだというふうには思っているわけですけども、残念なが
ら今の東大和市には光る何かと、アピールする何かというのはないのかなと、逆に言えばごく普通のまちだと
いうふうに理解しているというふうなところなんですけど、そういった意味で光る何かを探す、あるいはつく
り出していくということで、商工観光係ということで人員のほうも充実をさせていくということでやっている
わけですけども、普通のことをやっていては光る何かというのは、多分見つからないだろうと。そこから一歩
踏み出してということで、日ごろから職員には言っているわけですけども、そういった意味で商工観光係には、
期待をしたいというふうに思ってございますし、またそういうふうなことができる環境をつくるのが、私の仕
事かなというのは、改めて今回1年たって痛切に感じたところでございます。
-43-
じゃ何かどうか、効果はどうなんだということでございますけども、これからのスパンをどう考えるかとい
うことでございますけども、既にいろんな面で要するに観光ということ、それからまちを活性化するというこ
とについては、職員自身もここで1年間勉強を大いにしてきたというふうに思っています。それを次の年に、
どう生かしていくかということになるかなというふうに思っていますけども、以前にも大分この予算をつくっ
たときかと思いますけども、下手な鉄砲も数打ちゃというふうなことを言ったら、お叱りをいただいたという
こともございますけども、ただそういうふうな形で行政がやるから、こういう形で結果がこうなんだというふ
うなものは、多分通用しないんじゃないかなというふうに思っています。そういった意味では、思い切ったも
のを進めていくというふうなことが必要なのかなというふうに思ってございますし、またこの1年やはりそう
いった意味で、なかなか公がやるということで、どうしても一歩下がってやるというか、そんな感じもしない
わけでもないわけですけども、そういった意味では、これからもしっかりと一歩を踏み出していくというふう
には考えているところです。
これから長期的に、どう考えるかということでございますけど、結論から申し上げますと、今観光事業で将
来的に東大和市は、こういう観光事業、要するに光というか、当てるものは、こういうものでということで、
何か光るものというと、今のところまだ模索しているという状況で、これだったらいけるというのは、残念な
がら私自身はまだ見つかっていないというのが正直な話でございます。ぜひ、和地委員のほうにも具体的に、
こんな形で光があるんではないかとか、そういう御提案をいただければ、いろんな方からいろんな御提案をい
ただきながら、一緒になってやっていければというふうに思ってございます。事実、今回もうじきスイーツ
ウォーキングが始まるわけですけども、昨年やって雤ということで、非常に参加者も尐なくなってしまったと
いう、そういう中でも参加していただいたお店からは、新しいお客様がふえたというか、来ていただいてふえ
たと、そんなお話も出てきていますし、これからいろんなところで、そういうお話が出てくるように仕掛けて
いければなというふうに思っています。また、ことしもしっかりとやっていきたいというふうに思っています。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) 総括質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、総括質疑を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 次に、平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の歳入について一括して質疑を行
います。
なお、あらかじめ申し上げておきます。
質疑並びに答弁に当たっては、決算書、行政報告書などのページ数を示した上で発言されるようお願いいた
します。また、質疑者及び答弁者は、明確で簡潔な内容の発言を心がけるようお願いいたします。
それでは、質疑を行います。
○委員(尾崎利一君) 決算書の18ページ、市民税のところで、この平成24年度で年尐扶養控除の廃止や特定扶
養控除の上乗せの廃止等があったと思いますが、この影響額と影響人数というんですかね、伺います。
それから、36ページの地方交付税のところですが、経常収支比率という話も先ほどの質疑でありまして、扶
助費の増加の問題が指摘をされているところですけれども、これ毎年伺っていますが、それから最初の決算の
説明のところでもありましたけれども、扶助費については実額で基準財政需要額に算入をされていくと。例え
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ば生活保護費について言えば、75%は国の負担金、残りの25%は市の一般財源からの支出になりますが、この
25%分については、この地方交付税の算定で基準財政需要額にほぼ実額で算入されていくという理解でいいの
か、その点を確認します。
それから、53ページの都の補助金の市町村総合交付金ですけれども、前年度から5,140万4,000円、5%の減
尐ということで御説明あったと思いますが、東京都の市町村総合交付金全体の枠は広がって拡大しているんで
はないかと思いますが、その点と全体拡大する中で東大和市の交付金が減尐した理由について伺います。
それから、71ページの開発事業に伴う施設整備等の協力に係る寄附金、資料で明和地所というふうになって
いたと思いますが、ここについての説明ですね、どこの開発でこの寄附金がどのように使われるのか、使われ
たのかという点についてです。
それから、75ページの繰越金のところで、ちょっとこれは教えていただきたいんですけれども、総額は─
これはいいです、わかりました、勘違いです。
以上です。
○課税課長(矢吹勇一君) 決算書19ページ、個人市民税に関してでございます。
税制改正といたしまして、年尐扶養控除の廃止と特定扶養控除の縮減がございました。影響額と人数につき
ましては、まず年尐扶養控除の廃止につきまして、1億8,000万円の税収の増となっております。影響の人数
は1万人でございます。
続いて、特定扶養控除の縮減については、税収で1,000万円の増、影響人数が1,500人となっております。
以上です。
○財政課長(川口荘一君) 決算書36ページから37ページの地方交付税、御指摘の内容は普通交付税における扶
助費の措置の状況ということで、生活保護に関してのお話がありましたので、生活保護の基準財政需要額の算
入状況ということで、お答えをしたいと思います。
まず、平成24年度における生活保護費の基準財政需要額の算入状況でございますけれども、生活保護費の基
準財政需要額につきましては、9億2,618万8,000円が基準財政需要額に算入されております。生活保護費その
もの、24年度決算では約30億円程度ございますので、その25%となりますと市の負担、一般財源負担は7億
5,000万円になってくると。それとの比較では、人件費分が需要額には含まれていますので、生活保護費の市
負担に対しては、交付税上は基準財政需要額において算入されているということは事実であります。
続きまして、決算書53ページ、都支出金における市町村総合交付金についてでございます。
平成24年度の東京都の市町村総合交付金の予算でございますけれども、前年度と比較しまして5億円の増額
が措置されております。一方、東大和市における市町村総合交付金につきましては、前年度と比較しますと約
5,100万円ですかね、減額となっております。内容を見ますと、市町村総合交付金におきましては、まちづく
り振興割というような内容がございまして、このまちづくり振興割につきましては、投資的経費、市が普通建
設事業を実施した場合、その一般財源を補完するというような内容になっております。平成24年度決算では、
東大和市の普通建設事業はそのものは伸びておりますけれども、国庫補助、他の補助金等を活用したことに
よって、市町村総合交付金が充当できる一般財源が規模的に縮小されたため、平成24年度決算では前年度と比
較して減尐したというような内容でございます。
以上です。
○都市計画課長(當摩 弘君) 決算書71ページ、寄附金についての御質問について、お答えいたします。
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こちらの寄附金につきましては、開発事業に伴うもので、開発事業基準の第23、その他の公益施設という項
目がございまして、こちらに開発事業者はその戸数が100戸以上の集合住宅の建築を目的とする開発事業を行
おうとする場合には、集会所、学校施設、児童福祉施設等の必要な公益施設の整備に協力するものという規定
がございます。その中で、整備の協力の方法については、市と開発事業者が協議して定めるものというふうに
規定されております。こちらの協議の中で、本件につきましては、金額という形で寄附があった内容でござい
ます。
寄附の名称ですけれども、一般寄附の明和地所株式会社についてのものです。
以上です。
○都市建設部長(内藤峰雄君) 寄附を受けたものにつきましては、施設整備等基金への積み立てを行っており
ます。
以上でございます。
○委員(尾崎利一君) 市税については、平成24年度、これは児童手当から子ども手当になって支給がふえると
いうことで控除が廃止されたけれども、その後児童手当になって額が減ったのに、そのまま廃止されたままと
いうことで、大変影響額も大きいということがわかりました。それは今の税金の話ですね。
明和地所の71ページ、これは施設整備等基金に積み立てたということですけれども、これは桜が丘4丁目の
ところになるんですか。いずれにしても、施設整備基金にちょっとどこになるのかということと、それから施
設整備基金に積み立てられるにしても、集会所とか、そういう形で使われる予定ということで、こういう寄附
の話し合いになっているんだと思うんですが、その内容について教えてください。
○都市建設部長(内藤峰雄君) 桜が丘のところでできましたクリオマンションの関係で100戸以上につき、学
校施設等の整備ということでの協力を寄附としていただいたものでございます。現在は積み立ててございます
が、今後いろんな施設整備等のところで取り崩せば、そこで使っていくというような形での支出になっていく
というふうに考えております。
以上でございます。
○委員(佐竹康彦君) 3点ほどお伺いいたします。
決算書18ページの部分のところでございますけれども、市民税、固定資産税等、市長の報告等にもございま
したけれども、収納につきまして、かなり改善状況が見られてパーセンテージも上がったというようなところ
でございますけれども、どのような対策をとられて、それがどう功を奏したのか。また、それについて市側と
して、どのように判断し、今後の行政運営に反映されていこうとしているのか、その点についてお伺いをいた
します。
2点目につきましては、決算書40ページ、児童福祉費負担金の収入未済額3,006万4,230円でございますけれ
ども、これにつきましては、昨年もこれより尐し大きい数字だったかと思うんですけれども、収入未済額ある
ということでございまして、これが保育園の運営にどのような影響を与えるのか、それに対する市の対忚と、
例えば保育園によって支払わない親御さんに偏りがあるところがあるのかどうかについて、もし現状を把握し
ているようでしたら、お伺いしたいと思います。
3点目につきましては、決算書83ページですね、雑入の中の資源物売払収入の点なんですけれども、審査意
見書の20ページにおきまして、収入未済額の中で資源物売払収入ということで未済額が1,779万5,000円ありま
すけれども、これの内容について、お伺いできればと思います。
-46-
○納税課長(中山 仁君) ただいま委員のほうから、決算書18ページ、収納率が上がった理由という形で御質
疑いただきました。
納税課のほうで行っている対策としましては、まず早期の電話催告を行う。また、滞納の金額が大きくなる
前に臨戸徴収等を行いまして、納税に導くというようなことを行っております。また、24年度コンビニ収納も
行いました。こちらにつきましては、納期内納税の方が多くなりまして、収納率が伸びたというような状況に
なっております。
以上でございます。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 決算書40ページ、保育料の未収についてということでお答えいたします。
収納率につきましては、ここで91%になったということでございます。未収額につきましては、今佐竹委員
がおっしゃったように3,000万円ぐらいございます。ただ、毎年ここ4年間ぐらい収納率上がっているところ
でございます。調定も上がっている中での収納率アップということで、実質収納は上がっているというところ
でございます。対策といたしましては、今納税等で収納推進員という方がいらっしゃいますが、そのOBの方
を活用いたしまして、日々電話等の催告をしているところでございます。
なお、保育園に対する影響ということでございますけれども、保育園を通して未納等の徴収等は今は行って
おりませんので、過去には保育園を通じて通知をお配りしていただいたというようなこともございますけども、
現在はそこまでしなくても、この数字をいただけているというところでございます。今後につきましても、き
め細かい対忚と、さらには手当等からの振りかえというような制度もここで行われておりますので、そちらの
活用につきましても、もちろん強制ではできませんので、児童関係の手当のほうから昨年から取り組んでいる
ところでございますけども、ことしも順調に受けていただける保護者の方がふえてきましたので、こちらも引
き続き行いたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 決算書83ページ、資源物売払収入の未収入額についてでございますが、未収入
金額につきましては、1,779万5,000円となっております。内容といたしましては、平成20年度に紙類、布類の
行政回収を行った後に、当時売却していた売却の金額について、市のほうの歳入にまだ至っていないというも
ので残った額となっております。
以上です。
○委員(佐竹康彦君) 済みません、ありがとうございました。
それでは、1点目のところについて再度なんですけれども、そういった対策をとられて収納率が上がったと
いうことで、それを受けて今後どのように、この政策に反映をされていくとお考えなのかという点をお伺いい
たします。
2点目、もう1回確認なんですけども、保育園の実際の運営については、特に何かしらの影響があるという
ようなことはないのかどうかということを、もう1回確認させていただきたいと思います。
3点目につきましては、収入未済額につきまして、回収の見込みについての見通しをお伺いできればと思い
ます。
○納税課長(中山 仁君) 決算書18ページのほうで御質疑いただきました。
さらなるきめ細かな対忚ということで、平成25年度進めさせていただき、滞納者とコンタクトをとり、実際
にどういう形で滞納されていらっしゃるのか。また、本当に払えないのかということを親身にお話を聞いて、
-47-
納税に導くということをさせていただきます。
また、本年度からなんですが、職員による5時以降に滞納者のほうに電話をさせていただいて納税に導く。
また、土曜日にあっても、土曜開庁とあわせまして、納税課の職員出てまいりまして、電話のほうもいたしま
す。そういう対忚をさせていただくような形を考えております。
以上でございます。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 収納率100%であれば、いただいた金額を全て運営費に充当できるわけです
ので、影響がないと言いますと、昨年度でいうと97.8%ぐらいの収納率でございましたので、未収が700万円
ちょっとございますので、その分はやはり一般財源で持っていただくということがございますので、そういう
ところの影響はあるというふうに考えております。
以上です。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 未収入額の回収の見込みについてということでありますが、現在相手方とは連
絡等とらせていただいております。なかなか景気が上向かないということで、生活も苦しい状況にあるような
ことを申していまして、あと御本人もそれなりの年齢に今達しておりまして、持病等が悪化しているとか、そ
ういった状況もございまして、なかなか回収の状況といたしましては、未収入額が減ってないというところの
状況でございます。
以上です。
○委員(実川圭子君) 私のほうからも収入未済額のことでお伺いしたいんですが、決算書でいうと83ページ、
雑入の生活保護費の返還金、過年度分なんですが、監査委員の資料でいきますと20ページに収入未済額があり
まして、この生活保護費の返還金が24年度5,241万9,714円になっていますが、昨年度よりも倍以上、金額が高
くなっています。また、過年度分についても、かなり金額がふえているということで、やはりこの生活保護を
受けている方というのは、非常に所得も低くて苦労されている方だと思いますので、この返還金を回収すると
いうのは、大変なことだと思いますけども、金額がかなり上がったことと、それに対する対策について教えて
ください。
○生活福祉課長(尾崎淑人君) 決算書83ページ、生活保護費の返還金と収入未済額についての御質疑でござい
ます。
生活保護費の収入未済額につきましては、生活保護を実施している際に発生した返還金によるものでござい
ます。返還金につきましては、一括返済、または収入充当等によりまして返還をしていただいているところで
すが、やむを得ない場合、返還額が多額の場合につきましては、分割返還による返還を促しているところでご
ざいます。その際、分割返還をした残額につきましては、収入未済額の扱いというふうになりますために、収
入未済額、現年度分、過年度分ともふえざるを得ない状況ということでございます。
対策といたしましては、基本的に返還金そのものを減らす、調定額を減らすということと、収入額をふやす
という両方の面があろうかと思いますけれども、返還金そのものを減らすということにつきましては、収入申
告をしっかりやっていただいて、返還金が発生しないように指導しているところでございますし、収入額につ
きましても、窓口で指導したりというところで、収入を促しているところでございます。
以上です。
○委員(実川圭子君) そういうことですと、今年度非常に額が倍以上になったというのは、分割でも返還をし
ていく方がふえたということが原因なのでしょうか、もう一度そのあたり、なぜこんなに倍増したのかという
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ことを、お聞きしたいのと、あとは私も一度出してしまったものは、なかなか返してほしいということは、収
入が出たからということだと思いますけれども、一度出していたものを回収するというのは、非常に難しいこ
とだと思いますので、出す時点で何か事務手続のようなことで改善できないかということを、お聞きしたいの
ですけれども、例えば収入があった分については、次の月になっても支給額から、それを差し引いて支給する
とか、そういった工夫は他市ではやられているようなんですが、そのあたりいかがでしょうか。
○生活福祉課長(尾崎淑人君) 決算書83ページの関係でございます。
収入未済額が倍になったという理由でございますけれども、一つには戻りのある調定額が対前年度でいいま
すと、24年度の場合には69.2%ふえてございます。これは、返還金の対象となる調定がふえたということで、
理由といたしましては、いわゆる不正受給であるとか、あるいは申告を徹底するようにということで、私ども
のほうでも国の通知に基づきまして、かなり指導をしっかりしております。そういうことも反映して、不正受
給がしっかり把握できてということと、収入申告もしっかりできているということだろうと思います。
2点目につきましての事務改善ということで、委員おっしゃったように、収入から充当、収入充当というん
ですけれども、次の保護費から一定額を引くということは、私どもも実際やってございます。ただ、最低生活
費がございますので、それを上回る多額の収入充当、天引きということはできませんので、その辺の最低生活
の状況を見ながら、本人の承諾、同意も必要でございますので、そんな中でやっているというところでござい
ます。
以上です。
○委員(森田真一君) 一つだけ、滞納処分に当たって、多分18ページということでよろしいかと思うんですけ
れども、滞納処分の際に、この間市役所のロビーなんかでも差し押さえた大型バイクの展示などをされていて、
いろいろ現場では苦労しながら滞納克服をしているんだなということはわかるんですけれども、その場で
ちょっと伺いましたら、その後ヤフー公売だとか、ああいうところでうまく換価できればいいんですけれども、
なかなかああいう尐しまとまったお金、多額の物件だと簡卖に処分ができなくて、このまま売れない場合など
は1回御本人に戻すような形になるというような話を、その場で聞かせていただいんです。せっかく御本人の
承諾もいただきながら、差し押さえをしたのに、また戻すということになると、なかなか事務コストというこ
とも考えますと、このことがもう尐し改善できないのかななんていうふうに思いまして、今後の見通しですと
か、課題で抱えていることがあったら、ちょっとお聞かせいただきたいんですが。
○納税課長(中山 仁君) ただいま決算書18ページ及び行政報告書のほうでも、滞納処分の関係は出ているん
ですが、そちらもあわせて行政報告書134ページのところでも、インターネット公売ということで記述はさせ
ていただいております。あわせて、答弁させていただきます。
まず、インターネット公売ということで、まず滞納者の方の御自宅のほうから捜索ということをさせていた
だきまして、バイク等、そういった動産を換価ができるということで、お金になるようなものを引き上げてき
まして、市役所のほうで今はインターネット公売を使いまして、お金にかえると。その売却代金につきまして
は、滞納されていらっしゃる方の滞納額のほうに充当するという形をとっております。今回25年度におきまし
ては、ここでバイク2台ということと、アンテナです、CS用のパラボラアンテナ、こちらのほう3点出品さ
せていただきまして、全て売却ができました。こちらについては、いい金額で落札していただきましたので、
それを滞納されている方のところから充当させていただいて減らしたという形になっております。今後の展望
につきましては、さらなる─本当は滞納されていらっしゃる方、納税に導いて動産を市で公売するという
-49-
形はとりたくないんですが、どうしてもそれはやむを得ないということで考えております。
以上でございます。
○委員(西川洋一君) ちょっと私理解が十分できないもので、先ほど尾崎委員のほうから、18ページの個人市
民税のことで年尐扶養控除の廃止と特定扶養控除の廃止があって、その影響額が合わせて1億9,000万円とい
うふうなお答えだったと思いますけれど、市民税個人を前年、今年で比較すると、1億3,000万余りふえてい
るように見えますけれど、そういう制度が導入されなければ、個人市民税は増額にならなかったというふうに
見ていいのか─当然そうなのかなと思うんですけど、そうするとそういう国による制度上の住民負担とい
うものがなければ、市財政が尐なく市民の所得は減らずに済んだ。その制度がなければ、市の市民税個人はマ
イナス、どのくらいになったと見られるのか、どうでしょうか。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで10分間休憩いたします。
午後 4時10分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 4時20分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○課税課長(矢吹勇一君) 決算書18ページ、個人市民税に関して御質疑いただきました。
決算額で個人市民税比較いたしますと、昨年度に比べて約1億3,000万円増額になっているということでご
ざいまして、この増額の要因といたしましては、委員おっしゃいますとおり、扶養控除の廃止・縮減に伴いま
す調定額で計算しますと1億9,000万円増額となっております。この分が影響して、結果的に決算額では1億
3,000万円ふえているということで間違いございません。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) 歳入の質疑を終了して構いませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、歳入の質疑を終了いたします。
説明員入れかえのため暫時休憩いたします。
午後 4時20分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 4時22分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) これより歳出の質疑を行います。
初めに、第1款議会費の質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 議会費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、議会費の質疑を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第2款総務費の質疑を行います。
-50-
○委員(床鍋義博君) 行政報告書の61ページ、ツイッターを始めたのですけれども、市がですね、これ35件と
いうふうになっているんですが、ちょっとツイッターを私もやっているんですけども、これかなり尐ないと思
うんですけども、これ今後このままこういうふうに進むつもりでしょうか。もうちょっと多くしておかないと、
1日1回でも300回ぐらいやるんじゃないかなというふうに思うんですけども、それが一つ。
次に、これも行政報告書の92ページ、ここで情報システム管理・運営事業でデジタルカメラの購入のところ
ですけども、指導室で1台購入されているんですけど、これ昨年も2台購入されているんですね。どうして毎
年、毎年、こういうふうに必要なのかということを教えてください。
次に、行政報告書の95ページ、6で情報化推進に係るパソコンの配置で25台行ったと。リース金額が、契約
金額が507万4,020円なんですけど、これ1台当たり換算すると22万8,160円なんですけども、これ前年度に同
じ項目で、前年度は購入しているんですね。購入して1台当たり16万6,530円で安いんですよ。これは、どう
してこういうふうになるのか。これ卖純に考えると、ことしも必要であれば購入して同じ金額であれば安いの
かなと、かえってリースのほうが高くなっているんじゃないかなと思いますので、そのことについてお願いし
ます。
以上です。
○秘書広報課長(鈴木 尚君) 行政報告書61ページ、ツイッターに関してでございます。
24年度のツイート数35ということでございますが、こちら一忚運用上のガイドラインを内部的に示しており
まして、災害の関連情報ですとか、不特定多数の方が参加できる、おおむね50名以上が参加できる大きなイベ
ント、それから広く市民に周知する必要があるその他の情報ということで、できるだけ焦点を絞って今回はツ
イートしていました。この後も、その必要に忚じて、また皆様の声も聞きながら、このツイートのやり方につ
きましては考えていきたいと考えているところでございます。
以上です。
○情報管理課長(菊地 浩君) 行政報告書92ページ、デジタルカメラの購入につきまして、指導室のデジタル
カメラの購入につきまして質問いただきました。
これにつきましては、今年度情報システム検討部会に必要な内容として上げられた内容につきましては、さ
わやか教育相談室における相談室研修、相談指導室の記録用ということで、必要だということでシステム委員
会のほうに必要だということで上げられました。
それから、リース契約については、ちょっと後で確認しまして後ほど答えさせていただきたいと思います。
以上でございます。
○委員(床鍋義博君) ツイッターの件はよくわかりました。ただ、今後なんですけれども、今現在はこのツ
イッターの担当というのは1人でやられているんですか。それとも、複数で共通なアカウントを使ってやって
いるのかということを教えてください。できるだけ、いろんな人が─1人で全部やってしまうと大変だと
思うんで、各課がそういうところでやればいいのかなと思うんですけれども、それをお聞かせください。
ちょっとデジタルカメラについて、必要性はわかったんですけれども、毎年、毎年、需要が上がってくるも
のなのかなというところが疑問だったので、必要だからと買ったといえば、そのとおりなんですけれども、今
後そういうデジタルカメラって、そんなにすぐ壊れるものじゃないんで、一旦買ってしまうとしばらくは使え
ると思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
○秘書広報課長(鈴木 尚君) 行政報告書61ページ、ツイッターの運用に関する御質疑でございます。
-51-
現在はホームページの更新を所管しております秘書広報課の広報係、主に2人でこれは更新しております。
各課での更新は今のところ行っておりません。
以上です。
○総務部長(北田和雄君) デジタルカメラの件ですけども、行政報告書の92ページですか、デジタルカメラは
各課で購入依頼が出てきます。ただ、各課で貸し出し可能なこともありますので、庁内LANを使って貸し出
し可能機器の一覧表を今掲示しているんですね。その中にデジカメ─ほかのものも入っていますが、必要
な場合は、それでほかの課から借りて使うようなことも奨励しておりますが、でもなかなか頻繁に使うところ
ですと、ほかから借りるということもなかなか手間がかかるんで、自分のところで持ちたいということで上
がってくるということが多いのが状況です。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) 先ほどの95ページに関しては、後日改めて御報告ということで、よろしくお願いい
たします。
○委員(中間建二君) 行政報告書で何点か、お尋ねいたします。
まず、45ページの職員研修事業ですけれども、職員全体のスキルアップということは当然必要なんですが、
やはり一番大きな課題としては、いわゆる幹部職員の育成、係長、課長職、将来的な係長、課長職へのステッ
プアップということが一番私は大事かと思っているんですけども、24年度の研修事業の中での取り組みについ
て、お尋ねしたいと思います。
続いて、57ページの文書事務事業の中で市政情報コーナー、新しく設置していただきまして、尾崎市長のも
とで一歩進んだと思っておりますけれども、内容の中でテーマを設けて大変に文書課が御努力いただいて、こ
の内容について私は高く評価をしているんですけども、一方でやはり市政情報コーナーの目的として、一つは
市政情報の一元化ということが、まず大事じゃないかということと、それからもう一つは市の庁議の内容を今
ホームページでも尐し時間はかかりますが公表していただいておりますが、これも大きな前進だと思っており
ますけれども、庁議の情報、内容、庁議での使われている資料等も含めて、そのあたりを市政情報コーナーで
積極的に取り組むべきと考えているんですけども、24年度はどうであったのか伺いたいと思います。
それから、79ページの中で企画業務に当たるわけですが、指定管理の施設の管理運営のあり方ということで、
指定管理を含めた中で検討をいただいているかと思いますが、これもなかなか以前から体育館、それから市民
会館までは進みながら、次のところがなかなか見えてこない中で、尐し年数がたっているかと思うんですが、
ここも以前から申し上げているように、やるのか、やらないのかということの方針、個別の施設について、や
るのか、やらないのかということを、はっきり示すべきに来ているんじゃないかと思うんですが、24年度の中
でどのような検討がなされたのか伺いたいと思います。
90ページの防犯対策事業の中で、青パトでのパトロールと、それから安全安心情報送信サービスの取り組み
ということで、特にこの2つ、24年度の中で具体的な事業展開での中での成果ということで、どのように認識
をしているのか伺いたいのと、それから特に安全安心情報送信サービスについては、災害情報まで踏み込んで
いただいてということもあって、この登録件数もずっと伸びているかと思いますが、今まで以上に一歩踏み込
んでいただいて取り組んでいるということを踏まえつつ、この市民からの評価等については、どのような御認
識を持っているのか伺いたいと思います。
それから、先ほど床鍋委員のほうで61ページ、ツイッターのところに触れていただいておりましたが、メー
-52-
ルマガジンについては、本来的には安全安心情報送信サービスと同じような形で登録件数等についても、ここ
でも触れていただくべきかと思うんですが、ここも新たな市の広報の取り組みでございますので、市民の登録
件数、利用状況等についても報告いただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。
以上です。
○職員課長(原島真二君) 行政報告書の45ページの職員研修、特に幹部職員の研修ということで御質疑いただ
きましたけども、45ページにおきましては、市の幹部の育成ということで御質疑いただきましたが、45ページ
は市の独自研修として行ったものを掲載してあるわけでございます。新たに、副参事に昇任された方の研修で
あるとか、新入職員を配属されたところの課長職に対する心構え的なことを学んでもらうというような内容と、
もう一つに参事、副参事を対象に人事評価の研修、平成26年度から実際に給与等への反映も行う人事評価につ
きまして、講師から研修、話をしていただいたという内容です。
あと、平成24年度から人材育成実行プランを1月に策定したわけですけども、それに先立ちまして、採用面
接官の養成研修と、部長職のグループワークの採用を行ったわけですけども、これに対して、人をどう評価す
るか、どう見るかというようなことを採用面接官養成研修の中では行っているというようなことがございます。
また、次ページの46ページには市町村職員研修所の研修の中に、課長職の研修、あるいは部長職の研修があ
るわけでございますけども、これについては課長職は管理職に求められる基本的な知識を習得し、管理能力の
育成、向上を図ると。部長職につきましても、最新情報をもととして行政環境の変化を予測し、部長職に求め
られる見識の向上を図るというような、このような内容で幹部職員の育成を目指した研修を行っているという
ようなことでございます。
以上です。
○総務部長(北田和雄君) 行政報告書57ページの市政情報コーナーでございますけども、まず市政情報の一元
化という点でございますが、現在は今の市政情報コーナーで市の各種刊行物については、あそこで一元的な販
売も行っております。それから、情報公開の請求、あるいは個人情報の開示請求も、あの場で一忚対忚できる
というふうになっておりますので、できる範囲で市政情報コーナーでの一元化を進めております。
あと、庁議資料の市政情報コーナーへの公開でございますが、24年度はまだ実施をしておりません。ただ、
今後実施に向けて企画財政部─庁議を所管しておりますので、そちらのほうと協議を進めているところで
ございます。
以上です。
○企画財政部参事(田代雄己君) 行政報告書の79ページになります。7の公の施設の管理運営のあり方検討委
員会の開催に当たっての御質問です。
実際、現在市民会館と体育館を指定管理にした後、尐し時間があいているところでございますけれども、今
検討の段階としましては、24年度につきましては、図書館の地区館や、あるいは市民センター、公民館の地区
館等について検討していただいているところです。例えば図書館につきましては、ただ卖に施設の管理だけ
じゃなくて、レファレンス機能の問題があったり、あるいはサービスの向上、それと経費の削減等、そういう
公の施設を指定管理する目的がありますので、その辺を踏まえまして、他市状況なども検討するように、今現
在委員会のほうで御審議をいただいて、事務局がそれに動くような方向になっております。
また、市民センターのように複合館につきましては、それぞれ役割が違う機能が1つの施設に入っておりま
すので、そこを一元に捉えて管理してくれる民間事業者があるかどうか、そういう内容につきまして、今詰め
-53-
ているところでございます。ですので、今後の方向性としましては、そういうことを施設ごとに一つ一つ潰し
ていきながら、実際に指定管理ができるかどうかというところを判断していきたいと思っているような状況で
ございます。お時間としましては、もう尐しいただきたいと思っているところでございます。
以上でございます。
○防災安全課長(鈴木俊雄君) 行政報告書90ページの防犯対策事業での御質問をいただきました。
青パトにつきましては、子供たちの安全を確保するため、青色回転灯を装着しましたパトロールカーにより、
小中学校及び学童保育所を中心とした防犯パトロールを実施しております。青パトの延べ回数でございますが、
238日間パトロールを実施しております。そういったことで、安心安全メールにも関係しますが、警察署の防
犯の刑法犯罪発生状況というのがございます。こちらのほうを見ますと、総数でいきますと、平成23年度が
1,169人、平成24年度が1,067人と102人の減尐となってございます。そのうち、わいせつ犯が4人からゼロ人
という形で減尐してございます。これは不審者メール等の発信もございますが、また青パトの子ども見回り活
動の中で抑止されたかなというふうに受けとめております。やはり、人の目の確保、監視性の確保ですとか、
犯罪企図者の接近防止という形で受けとめております。
また、安心安全メールにつきましては、やはり同じ行政報告書90ページでございますが、安全安心メールの
登録件数でございますが、24年度につきましては7,576件の延べ登録者がございます。23年度が7,233件でござ
いますから、343件がふえているということでございます。こういうことで御利用いただいているところでご
ざいます。安心安全メールにつきましては、気象情報や地震等も送信してございます。不審者情報もきちんと
流していることから、非常に抑止の効果はあるというふうに受けとめております。
成果ということでございますが、平成24年度の一番の成果としましては、振り込め詐欺の昨年8月29日、青
パトが单街5丁目を巡回していたところでございますが、70歳の市民の方が振り込め詐欺を未然に防ぐことが
できたということで、お礼の電話が警察署に寄せられたということで、署から市のほうにも青パトの運転手さ
んにつきましての情報をいただいたところでございます。引き続き、青パトの巡回と安全安心メールにつきま
しては、充実して実施していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○秘書広報課長(鈴木 尚君) 行政報告書61ページ、メールマガジンについてでございます。
こちらにつきましては、ホームページのリニューアルから尐しおくれまして、2月1日から配信を開始いた
しました。配信に当たりましては、ジャンルを4つ用意いたしまして、観光・イベント、それから子育て・教
育、高齢者・介護、健康・医療、この4つで開始をいたしました。登録者でございますが、観光・イベントに
つきましては現在161件、子育て・教育につきましては143件、高齢者・介護につきましては117件、健康・医
療につきましては170件、延べで591件という状況でございます。
以上です。
○委員(中間建二君) 2点、再質疑を行います。
1点目に、職員研修のことなんですけど、私が申し上げたのは幹部になった人ということではなくて、これ
までの過去の一般質問の中でも、なかなか幹部職員のなり手がない中で、さまざまな御苦労があるということ
も出ておりましたので、いわゆる職員のモチベーションアップ、スキルアップも含めた中で将来的な係長、課
長、また部長まで見据えた人材育成というのが、24年度の中でどういう方針を持って行われたのかということ
をお尋ねしたので、その点についてはもう一度伺いたいのと、あと今最後に答弁いただいたメールマガジンな
-54-
んですけども、私大変に市報の内容等を踏まえて、いい情報を流していただいているんですけども、登録件数
が尐ないのは、ちょっとPRというか、市がきちっとメルマガで定期的に情報発信しているということが、な
かなか利用者にまだ知られていないんじゃないかなと思いますので、このあたりはそういう人が市報読んでい
るかというと、なかなか読んでないと思いますので、ちょっと何か工夫ができないかなと思うんですが、この
あたりは担当課の御認識を伺いたいと思います。
○総務部長(北田和雄君) 行政報告45ページの職員研修で幹部養成という視点での研修でございますが、この
中で主査、主事職を対象にやっておりますキャリアデザイン研修が、これに当たるかと思います。この内容と
しましては、自分が将来どういった道に進んでいくのか、そのためにどういったキャリアを積みたいとか、積
んでいくのかと、そういうことをこの研修でやっているんですが、研修をやった後、それを実際に生かすため
に、現在は異動申告書というのがあったんですが、その内容を変えまして、その中で自分の将来のキャリアビ
ジョン、それからやりたい分野とか、そういったことを申告してもらうという制度もあわせて入れております。
それらを両方見ながら、職員のモチベーションを高め、行く行くは市の幹部となって、この市の行政運営を
担ってもらう職員の養成につなげたいというふうには考えています。
以上です。
○秘書広報課長(鈴木 尚君) 行政報告書61ページ、メールマガジンのPRが尐し足りないというお話をいた
だきました。
こちらにつきましては、今委員からもお話がありましたように、そういう方が市報はもしかしたら、まだそ
んなに読まれてない方かもしれないというお話もございました。さまざまな方法を考える必要があるかと思い
ますが、現在市の1階のロビーにございますコミュニティビジョンですとか、あとは何かのパンフレットの余
白にメールマガジンも御利用くださいというようなPRを、尐しずつ考えていきたいと思っております。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) 先ほどの床鍋委員からの95ページの質問について、御回答がいただけます。
○情報管理課長(菊地 浩君) 行政報告書95ページ、情報化推進に係るパソコンの配置につきまして、昨年と
比べて契約金額が高いのではないかという質疑をいただきました。
昨年度、平成23年度のときはNEC製のパソコンを購入いたしました。今年度に関しましては、平成24年度
は富士通製でありまして、この金額が高くなった要因としましては、備品購入の場合は購入卖価がそのまま契
約金額になるんですが、今回リース契約に基づきまして購入しますと、リースは5年分のリース率を加算した
分が追加されます。また、昨年度に比べまして、モデルチェンジ、同じスペックでありましても、機能が同じ
でありましても、モデルチェンジ等によりまして卖価が増加して金額が高くなったものであります。
以上でございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) お諮りいたします。
本日の決算特別委員会は、これをもって散会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、これをもって散会といたします。
午後 4時46分 散会
-55-
東大和市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。
年
委
長
委
員
員
西
川
洋
一
長
御 殿 谷
一
彦
-57-
平成25年第2回東大和市議会決算特別委員会記録
平成25年9月20日(金曜日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
出 席 委 員 (22名)
委 員 長
御殿谷
一
彦
君
副委員長
根
岸
聡
彦
君
委
員
森
田
真
一
君
委
員
西
川
洋
一
君
委
員
尾
崎
利
一
君
委
員
実
川
圭
子
君
委
員
和
地
仁
美
君
委
員
大
后
治
雄
君
委
員
二
宮
由
子
君
委
員
関
野
杜
成
君
委
員
中
村
庄一郎
君
委
員
押
本
修
君
委
員
蜂須賀
千
雅
君
委
員
関
田
正
民
君
委
員
関
田
貢
君
委
員
森
田
憲
二
君
委
員
尾
崎
信
夫
君
委
員
東
口
正
美
君
委
員
中
間
建
二
君
委
員
佐
竹
康
彦
君
委
員
床
鍋
義
博
君
委
員
中
野
志乃夫
君
欠 席 委 員 (なし)
議会事務局職員 (4名)
事
務
局
長
関 田 新 一 君
事 務 局 次 長
長 島 孝 夫 君
議
事
係
長
下 村 和 郎 君
主
事
櫻 五 直 子 君
出席説明員 (59名)
市
長
尾 崎 保 夫 君
副
長
小 島 昇 公 君
長
真 如 昌 美 君
企画財政部長
並 木 俊 則 君
企画財政部参事
田 代 雄 己 君
総
北 田 和 雄 君
市 民
部
長
関 田 守 男 君
子ども生活部長
榎 本
福 祉
部
長
吉 沢 寿 子 君
福 祉 部 参 事
広 沢 光 政 君
環 境
部
長
田 口 茂 夫 君
都市建設部長
内 藤 峰 雄 君
会 計 管 理 者
仲 里
章 君
学校教育部長
阿 部 晴 彦 君
学校教育部参事
石 五 卓 之 君
社会教育部長
小 俣
代表監査委員
尾 崎
監
大 后 治 雄 君
教
育
実 君
-59-
市
務
査
部
委
長
員
豊 君
学 君
行政管理課長
亓十嵐 孝 雄 君
秘書広報課長
鈴 木
財 政
川 口 荘 一 君
総務管財課長
東
総務部副参事
伊野宮
崇 君
情報管理課長
菊 地
浩 君
職 員
長
原 島 真 二 君
総務部副参事
神 山
尚 君
防災安全課長
鈴 木 俊 雄 君
市
民
課
長
嶋 田
淳 君
保険年金課長
廣 瀬
裕 君
課
税
課
長
矢 吹 勇 一 君
納 税
中 山
仁 君
子育て支援課長
高 杉 春 行 君
子ども生活部
副
参
事
五 上 誠 二 君
青 尐 年 課 長
中 村
市民生活課長
田 村 美 砂 君
福祉推進課長
尾 又 斉 夫 君
福祉部副参事
石 川 博 隆 君
生活福祉課長
尾 崎 淑 人 君
障害福祉課長
小 川 則 之 君
みのり福祉園長
石 川 伸 治 君
健 康
課
長
志 村 明 子 君
福祉部副参事
長 瀬 正 人 君
環 境
課
長
町 田 誠 二 君
ごみ対策課長
松 本 幹 男 君
環境部副参事
中 野 哲 也 君
産業振興課長
乙 幡 正 喜 君
都市計画課長
當 摩
土
長
木 村 哲 夫 君
建 築
長
小 泉 光 信 君
下 水 道 課 長
佐 伯 芳 幸 君
区画整理課長
柚 木 行 夫 君
学校教育課長
岩 本 尚 史 君
給 食
長
梶 川 義 夫 君
社会教育課長
村 上 敏 彰 君
社 会 教 育 部
副
参
事
高 橋 宏 之 君
中央公民館長
福 島 啓 二 君
中央図書館長
関 田 実千代 君
選挙管理委員会
事 務 局 長
塚 原 健 彦 君
監 査
事 務
山 田 茂 人 君
課
課
課
課
課
委
局
長
長
員
長
弘 君
木
課
本日の会議に付した案件
第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定について
第43号議案 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第44号議案 平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第45号議案 平成24年度東大和市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第46号議案 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第47号議案 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
-60-
尚 君
栄 一 君
修 君
午前 9時35分 開議
○副委員長(根岸聡彦君) ただいまから決算特別委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○副委員長(根岸聡彦君) 開会前に決算特別委員会理事会が開催されましたので、決算特別委員会理事長より
報告を求めます。
〔決算特別委員会理事長 森 田 憲 二 君 登壇〕
○決算特別委員会理事長(森田憲二君) おはようございます。
先ほど決算特別委員会理事会が開催されましたので、内容の御報告を申し上げます。
代表監査委員より発言の申し出があり、一部訂正ということで許可をいたしました。
以上であります。委員長においてよろしくお取り計らいのほどお願い申し上げます。
〔決算特別委員会理事長 森 田 憲 二 君 降壇〕
○副委員長(根岸聡彦君) ここで、尾崎代表監査委員から発言の訂正の申し出がありますので、発言を許可い
たします。
○代表監査委員(尾崎 実君) ありがとうございます。忙しい時間を拝借して大変申しわけありません。
9月18日の発言におきまして原稿の読み飛ばしがありましたので、「合意を形成して」と発言いたしました
が、「合意を形成する努力をして」に訂正をさせていただきたいと思います。
委員長においてよろしくお取り計らいくださるようお願いいたします。よろしくお願いいたします。
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○副委員長(根岸聡彦君) 第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定について、本案を
議題に供します。
18日に引き続き、第2款総務費の質疑を行います。
○情報管理課長(菊地 浩君) 9月18日の私の答弁箇所に関連しまして、行政報告書の訂正と補足説明をさせ
ていただきたいと思います。
まず行政報告書の訂正ですが、行政報告書95ページ、6番、情報化推進に係るパソコンの配置のところで、
「(2)購入時期」とありますが、これは「賃借期間」の誤りでした。訂正しておわび申し上げます。
続きまして、行政報告書95ページ、6番、情報化推進に係るパソコンの配置における契約額についての補足
説明ですが、9月18日に、私が、このパソコンはリースによる調達であるため、リース率が加算されている旨
説明させていただきました。
御指摘のとおり、リースによる調達は備品購入に比べてリース率が加算されるため割高になります。しかし
市では、パソコンの調達につきましては、備品購入ではなくリースによる調達を基本としております。その理
由としましては、例えば基幹系システムなど大規模な更新時には、200台以上のパソコンの更新が必要となり
ます。そのためですね、購入となりますと卖年度に膨大な予算が必要となることから、予算負担の平準化を図
るため、リースによる調達を基本としております。またリースの場合は、仮にパソコンが故障した場合の即時
対忚や、万一使用不能になった場合、無償で交換できるなどのメリットがあります。
23年度におきましては、職員の採用により急遽パソコンが必要となり、調達台数も10台と尐なかったことか
ら、例外的に備品で購入したものであります。
今後も、パソコンの調達はリースによる調達を基本としたいと考えております。
-61-
以上でございます。
○委員(床鍋義博君) 基本的に今のリースに関しての理由はよくわかったんですけども、そのときの発言、18
日の御答弁の中で、スペックが同様であってもモデルが違うから高くなるんだという話がありました。これは
リースに関しても同様だと思うんですけども、スペック、いわゆる性能ですよね。性能が同じであれば、モデ
ルが古いモデルを使ったとしても、年間にパソコンというのは大体2回から4回モデルチェンジをしますので、
それでかなり同じ性能でも値段が変わってきます。そういった場合には、市はできるだけ安くするためには、
性能が同じであれば旧モデルを使ってリースするということも可能だと思うんで、今後そういったことを心が
けて契約するようにしていただくようお願いします。
以上でございます。
○委員(佐竹康彦君) それでは3点ほどお伺いします。
行政報告書76ページの企画業務の中で、提案制度というものがございます。これは昨年度に比べると、採用
件数が1件ということで減ってるわけですけれども、これについて、昨年度に比べて内容がよくなかったのか、
予算措置ができないようなものだったのかについて確認をさせていただきます。
2点目につきましては、行政報告書82ページ、広告収入の取組みについてということで、新たな24年度につ
きましては、平成24年5月1日から庁舎案内板で広告収入の開始ということでございますけれども、この成果
についてお伺いをいたします。
続きまして、決算書106ページから109ページにかけての電算管理費、これに関連して行政報告書93ページか
ら95ページなんですけれども、住民基本台帳ネットワークの機器の更新及び選挙投票管理システムサーバーの
更新がございました。これに関しまして、機器の更新ということで、機器そのものは新しく更新をされたかと
は思うんですけれども、それに伴いましてソフトの面、またアプリケーション等の内容で変更、追加等はあっ
たのか。また、あったとすればそのつけ加えられた内容と改善された点、機能がよくなった点についてお伺い
をいたします。
○行政管理課長(五十嵐孝雄君) 行政報告書76ページ、1課1事務改善提案運動の件数についての件でござい
ます。
これまでに比べまして採用の件数が尐ないということでの御質問でございましたが、こちらにつきましては、
予算上の話といいますよりも、この提案制度そのものが全庁で画一的にすぐに実施できるようなものを採用さ
せていただくという一つの考え方もございまして、そういったことから内容的に、たまたまと言うのもなんで
すが、採用させていただくのが尐なかったということで認識してございます。
もう1件、続きまして行政報告書の82ページ、庁舎案内板の件でございます。
庁舎案内板につきまして、もともと案内板の広告の件数というのは、中身で―枠で、全部入れると30件前
後ぐらいの広告は入るんではないかというようなスペースになってございます。今現在ですね、若干前後する
件数等もあるんですが、今現在十数件埋まっているというふうに認識してございます。申しわけございません。
以上です。
○情報管理課長(菊地 浩君) 行政報告書95ページ、7番、住民基本台帳ネットワーク用CSサーバーに関し
て、アプリケーションの変更等があったかどうかという点でございます。
住民基本台帳ネットワークシステムにつきましては、財団法人地方自治情報センターからハード機器の入れ
かえを2014年3月までに行うよう通知がありました。これに伴いましてハード機器の5年間のリース期間が終
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了することから、機器の更新を行ったものであります。したがいましてアプリケーションの変更、追加された
内容につきましては、既に住基法改正等で改正すべきところは逐次変更を行ってきましたことから、今回は変
更、追加する必要はありませんでした。
また、機能の面でありますけれども、主に機能がよくなったというところもなく、経年务化に伴うハード機
器のふぐあいの発生を未然に防止し、市民サービスに影響を及ぼすことのないようにするため機器の更新を実
施し、システムの継続的な安定稼働を図ったものであります。
以上でございます。
○選挙管理委員会事務局長(塚原健彦君) 行政報告書94ページに記載されております選挙システムの関係でご
ざいますが、ただいま情報管理課長からの説明と同じでございます。ソフト、アプリの変更、追加等はござい
ません。
それと、機能に関してですが、よくなってるとは思うんですが、私どものレベルではちょっと、それを実感
できるというところにまでは達しておりませんので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○委員(佐竹康彦君) 1点だけ確認させてください。
広告収入の件なんですけども、30件ぐらい入る中で、今十数件あるということでございますけども、その実
際の広告収入額について、24年度どれくらい収入があったのかについてだけ確認させてください。
○行政管理課長(五十嵐孝雄君) 先ほど十数件というふうにお答えしたんですが、9月現在で正確には13枠広
告が埋まってございます。昨年度、平成24年度の広告収入といたしましては、あちらについては月額で5万円
の広告収入があるものになってございます。昨年度は5月から始めてございますので、5万円の11カ月分とい
うことで55万円の広告収入がございました。
以上でございます。
○委員(和地仁美君) 3点ほど確認させていただきたいと思います。
行政報告書39ページ、一昨日の市政報告の中でも、観光のことをこの24年度から本格化したというお話が
あったかと思いますけれども、ここの職員の配置状況を見まして、観光のこと、あとはこれから産業振興、基
本計画のほうもできましたし、あとごみの問題など、全て今非常に大きな問題となっているものを抱えている
環境部の人員が、全部で23名というところで、業務量に関してバランスがよかったのか、1年間の振り返りを
お聞きしたいと思います。業務量に合わせた人件費の配分というか、人員配置で正しかったのかどうか。
それから、76ページに提案制度というものが書かれていると思いますけれども、私ども議員にも日々いろい
ろな書類や連絡などを郵送、ファクスで送られてきておりますが、この提案の10番、各委員などに郵送してい
る会議やお知らせ通知をメールにするというアイデアが職員の方から出てきていて、これ、不採用というふう
になっております。あと13番、ファクスの経費節減についてというところは保留という形になっておりますが、
年間の郵送料ですか、それからファクスだと通信料なので、明確なものがちょっと把握しづらいのかもしれま
せんが、年間の郵送、お知らせなどに使っている郵送料、全庁的なものがどこでも確認できませんので、こち
らの金額、わかっておりましたら教えていただきたいと思います。削減の可能性があるというふうに私、考え
ます。
それから45ページ、先日、ほかの委員のほうからも研修について質問があったかと思いますが、私の認識で
すと、毎年、市独自研修につきましては、研修を企画、コーディネートする業者さんからの年間計画を提案さ
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れている中から選択しているというふうに把握しております。この24年度の市独自研修の提案してきていただ
いた企業の企業名がちょっと把握できませんので、そちらの企業名と、そこを採用した理由を教えてください。
それから、過去3年間の市独自研修の研修提案をしている企業名を教えていただけたらと思います。
○総務部長(北田和雄君) 行政報告書39ページの環境部の人員体制の件でございますけども、環境部は現状で
すね、環境課、それからごみ対策課、それから産業振興課という3課の構成でございます。ですから課の数か
らいきますと、部としては数が多いほうではございません。人員配置につきましては、一忚、課の業務などを
見ながら配置をしております。ただ仕事量というのは日々変化をいたしますのでね、年度中に新たな事務がふ
えたり、翌年度新しい事業が計画されたりということもありますので、その辺の状況を見ながら、適宜人員の
適正化に今は努めてるとこでございます。ですから24年度時点の環境部の人員としては、適正な人員だったと
いうふうには理解しております。
以上です。
○企画財政部長(並木俊則君) 行政報告書76ページになります。1課1事務改善提案の報告の中でですね、10
番にございますメールの通知、あるいは13番のファクシミリの経費節減という項目に関してでございますが、
1年間で大体、郵便料というのは全会計含めまして、正確な数値はちょっと持ち合わせてはいないんですが、
年度によっては違いますが、4,000万円から5,000万円ぐらいあるんではないかというふうに思います。郵便料
ですね。これは全会計になります。年度によってですね、例えばアンケート調査を数多く各事業でやっていた
り、あるいは特別な事業をやったりしますと、当然のごとく数百万円卖位で金額がかかりますので、大体1年
間四、亓千万円かなということでございます。
その中で、現在それぞれ通知については、まず第一に市のほうで考えますのは、確実に相手の方、団体にそ
の通知あるいは資料等が確実に送付できるという方法をまず第一に考えます。その中で今、和地委員がおっ
しゃるように、従前からは郵送ということが基本でございましたが、現在は個人情報、いろいろなプライバ
シーの関係もございますので、相手方がですね、通知等簡易なものであれば、日付等がわかればいいんでとい
うことであればメール送信もいたしますし、ファクシミリの送信もします。事業、それぞれの事務の内容によ
りましていろいろな方法を考え、なるべく経費がかからない方法をとるようなことということは、いろいろ予
算編成の説明会から、通常各課に呼びかけてるとこでございまして、これからもいろいろそういうふうな形を
とって節減に努めるわけですが、この1課1事務提案のほうの内容につきましては、項目でいえばこういうふ
うになって不採用、保留とありますが、こういうような内容をもってしていろいろ事務改善に努めることは、
従来から行っているとこでございます。
以上でございます。
○職員課長(原島真二君) 行政報告書の45ページの市の独自研修についてでございますけども、お手元に、平
成24年度に新規に始めた事業と平成23年度に始めた事業で、企画書を徴収して検討した内容について御説明を
いたしたいと思います。
まず平成24年度に行ったキャリアデザイン研修でありますけども、クリエイトという会社を選んでおります
が、この実施するに当たりましてはもう1件ですね、日本マネジメントコアという業者からも企画書を出して
いただきまして検討した結果、クリエイトという会社を選定させていただいております。近隣市の実績である
とか講師自身の評価を確認いたした上で選定をいたしました。
もう1件の採用面接官養成研修、これも平成24年度に行っておりますが、話し方教育センターという業者を
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選定しておりますけども、そのほか日本マネジメントコア、日本経営協会等の業者からも見積もりを徴収して、
中身がより実践に近いというようなところから選定をさせていただきました。
また、平成23年度から行っております話し方・聞き方・質問力研修という研修がありますけども、これにつ
きましては話し方教育センターというところを選んでおりますが、そのほか話し方研究所、日本経営協会、日
本マネジメントコア等から企画を出していただいております。
もう1件、OJT研修、これも平成23年度から実施しておりますけども、話し方教育センターを選定してお
りますけども、そのほか日本マネジメントコア等からも企画を出していただきまして内容を審査しまして、話
し方教育センターを選んだと、こういう経緯でございます。
以上です。
○委員(和地仁美君) ありがとうございます。
まず、今最後に御答弁いただきました45ページの研修の件なんですけれども、今の御答弁を聞きますと、市
独自研修全体のコーディネート、どの職階にどのような研修をしていくかというような全体像というのは、
じゃ庁舎内で決定をして、一つ一つの研修について、外部というか、民間の企業に、このような研修をしたい
んだけれどもという形で提案を受けているというような内容の御答弁だったと思いますが、全体のコーディ
ネートというのは庁舎内で行っているというような認識でよろしいのか、再度お聞きしたいと思います。
さらには、重複する部分もあるかと思いますが、今年度の研修内容、主査、主事と各階級、種別ごとになっ
ておりますが、これについて、どこの部分を強化してやられていたのかということについて、再度御答弁いた
だければと思います。
それから、76ページの業務改善といいますか、提案制度について御答弁いただいて、年間四、亓千万円の郵
送料というものがかかっていて、確実性という御答弁をいただきましたが、例えばですね、郵送する、しない、
それから緊急性、時には職員の方が自宅まで書類を届けるという場面を私は見ているんですけれども、その判
断ですよね。これは郵送だ、これはメールだ、これは例えば私たちで言うと控室に置いておく、事務局に渡す、
もしくは自宅まで届けるというようなところで、それぞれコスト、時間、いろいろと変わってくると思います
が、その緊急性やそれのどういう方法をとるかというような基準などがあったら、教えていただきたいと思い
ます。
○総務部長(北田和雄君) 行政報告書45ページの研修の関係でございますが、市独自研修の全体構成につきま
しては、市の中で検討して考えております。
具体的に、その中で24年度特に力を入れた研修ということでございますが、考え方としましては、人材育成
と、それから採用のところを24年度から大分変えておりますので、そこのところに尐し力を入れた研修をやっ
ております。具体的に申しますと、主査・主事職ではキャリアデザイン研修ですね、これは職員がみずから自
分の将来像を立てて、それに沿って仕事を進めていくということを職員に理解してもらうと。それを人事異動
などで反映させていくということも踏まえた上で、こういった研修を取り入れて、若い職員を中心にやってお
ります。
あとそれからですね、採用関係の変更がございましたので、参事、それから副参事職の採用試験官研修です
ね、これも力を入れておりました。まず一つは、副参事職につきましては集団面接を初めて取り入れましたの
で、面接官を養成する必要がございましたので、その面接官養成のための研修をここでやっております。質問
の仕方あるいは質問者の回答に対する再質問の切り返しの仕方ですとか、そういったことをロールプレイング
-65-
みたいな研修でやっております。
あと参事職につきましては、それまで集団討論であったものをグループワークに試験制度を変えております
ので、実際のテーマを与えて受験生が作業をしていく、その経過を見てその評価をしていくということですの
で、試験官自身も従来の評価方法と大分違いますので、具体的にどういったところをポイントとして見ていく
か、そういうところを中心とした研修をそこでは力を入れてやってきたという状況でございます。
以上です。
○企画財政部長(並木俊則君) 郵送等の関係でございますけれど、基本的に郵便物で郵送で送る場合、あるい
はメールで配信する、ファクシミリで送信する、それと使送という直接お持ちすると、そういうふうなことに
なると思いますが、基本的に基準云々というものは私どもの市庁舎内でございません。
私どもの事務は多岐にわたっております。これだけの大きな組織でございますので、いろんな事務があると
いうことの中で、今まで事務で積み上げてきたもの、それと事務改善されてきたもの、そういった中でですね、
その経験を生かして、今現時点どのような方法が一番、先ほどの経費節減もございますけれど、確実に相手の
方に通知なり送付なりできるということを各課考えた中で、今言いましたいろいろな方法をとってるというこ
とです。
もう一つは、今和地委員のほうからもお話ありましたが、時期の、日にちの時間の問題もあると思いますの
で、適宜その都度それぞれの担当部署で判断した中で、確実な方法をとるということでございます。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 2点お伺いします。
行政報告書の45ページにちょっと当たるかどうかわからないんですけれども、市民の方が企画したような講
座に、よく職員の方が一緒に出てもらえないかというような、参加をしてほしいというような呼びかけがある
かと思いますけれども、なかなか職員の方が出てきてくれないという声をよく聞きます。何かそういう講座に
は職員として参加できないというような決まりなのか何なのか、そういうことがありましたら教えてください。
私としては、市民と同じ目線に立てるということで、そういう講座などには積極的に参加してもらいたいと思
いますけれども、そのあたりの規定などありましたら教えてください。
それから、行政報告書69ページ、庁舎管理事業のところで、耐震診断調査、务化診断調査などをやられたと
思いますけれども、その結果と今後の工事の予定などありましたら、そのあたりを教えてください。
○総務部長(北田和雄君) 行政報告書45ページの、研修直接ではございませんが、市民等が企画する講演会へ
の職員の参加ということですが、これについては特に、参加しちゃいけないとかそういったことを決めてるこ
とはございません。職務に関係して仕事に有益であれば、あと時間等の問題もございますが、その範囲で職員
の参加は特に問題ないというふうには考えてます。
以上です。
○総務管財課長(東 栄一君) 行政報告書69ページの庁舎管理事業に関する耐震診断と、それから务化診断に
ついての御質疑がありました。
耐震診断につきましてですね、昨年実施いたしまして、基本的に二次診断というものを実施いたしました。
二次診断というのは、構造部材で、垂直部材ですね、ですから壁と柱を中心にした検査になりますが、こちら
について強度と、それから粘りぐあいと建物の形状と、それから务化度、このあたりを全部総合的に判断をし
て審査をして、構造耐震指標―Is値というのを求めました。その結果ですね、各フロアごとに水平に力
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が加わったものをX軸とY軸、ですから東西の方向と单北の方向と両方、1階から5階まで全てを計算した結
果ですね、1階が一番悪い数値が出ました。基本的に構造耐震指標については、震度6から7の地震があった
ときに建物が壊れないレベルが0.6とされてますが、1階については单北の状況のところで0.3という数値が出
ましたものですから、その結果、この第3回の定例会の補正予算で計上させていただきましたが、ことしから
来年に向けて耐震補強設計を行い、27年度を目途に工事に入る予定でございます。
それから务化診断につきましては、耐震補強とは別にですね、この庁舎が30年以上たっておりますので、空
調設備とか電気設備とか、そういったものがもろもろ古くなっているということで、この内容についての診断
を行いました。こちらについても古いものですから、順次改修をしていく必要があるんですが、耐震補強の問
題がありますので、そちらが終わってから段階的に進めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 市民の講座に参加するのは、業務に差し支えなければ問題ないという御回答だったので、
ぜひ、本当に市民の方も一緒に交流をしたいという気持ちも非常にありますので、協働を進めていくという意
味でも積極的に参加できるようにしていただきたいと思います。
それから耐震工事のことなんですけども、工事をしていくということなんですが、一つ教えていただきたい
のは、この強度をどこまでというのか、ちょっとわからないんですけども、耐震工事をした結果、例えば太陽
光パネルなどを乗せられるような強度まで目指しているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○総務部長(北田和雄君) 庁舎の耐震診断ですが、あくまで地震に対してどれだけ耐久できるかということを
基準にしてます。この基準につきましては国土交通省で基準がございまして、通常の建築基準法の基準ですね、
先ほど総務管財課長が申しました0.6、これが基準ですが、この上に2ランクあるんですね。0.6の次が0.75、
0.9となるんですが、この0.9が一番強いんですが、これは特に重要な防災施設ということで、消防署とか警察
署などがこの基準を用いております。通常の避難所ですとか防災施設として使用する施設については、0.75と
いう数字を一般的に用いております。
今回の市の基準も、この0.75という数字をもとに耐震性を判断してもらいました。今後設計も、この基準を
クリアする耐震構造をつくってもらうということを目指しておりますので、太陽光パネル云々という話とは
ちょっと趣旨が違いますので、あくまで耐震に対する対忚性の検証であり、設計、工事になっていくというこ
とでございます。
以上です。
○委員(西川洋一君) 行政報告書の37ページの人事管理事務事業の関係です。
この決算特別委員会に当たって資料の提出をお願いしましたところ、幾つか出していただきまして大変あり
がとうございます。その中で市の職員数、総労働時間、支給金額等の資料も出していただきました。
ここでは私は、正職員に対して臨時職員の割合が年々高くなっているんじゃないか。つまり正規から非正規
雇用への移動があるんじゃないかという思いで見させてもらってるわけですけれど、臨時職員が多くなれば、
それだけ公務の事業所においてワーキングプアという状況が広がる、そのことにより正職員の賃金も下がる、
そういう働きをするというふうに思っているわけです。
ところで、この臨時職員の数の仕方ですけれど、今まで同じような表を出していただいた折に、この場合は
4月1日現在の数となってますけれど、臨時職員の場合には、その年度を通じて何人だったかと比べてかない
と、ちょっと比べようがないんですよね。ついては、それぞれの年度で年間を通して固有名詞で何人の雇用が
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あったかというのがあれば、示していただきたいと思います。Aさんが5カ月の雇用で1カ月休んで、またそ
の次、同じ年度に働いたという場合も1人、10日間1人の人が働いたとしても1人という勘定で、固有名詞で
何人いたかという。それだけの仕事があったということですよね。その時々の臨時職員を雇う場合には、その
時々、仕事が忙しくあるときとそうでないときとあるわけですから、ある特定の日にちだけで比べるわけにい
かないんで、年間を通じてどうかというのをお聞きします。
そして、これも毎回聞いてると思うんですけども、臨時職員という待遇であるけれど、同じ人が2年に、3
年に、4年に、5年にわたって勤務してるというのは過去にもありました。現在もそういうのはあると思うん
ですけれど、一番長い人で何年で何人、それからだんだん年数ごとに下がってきて2年以上、そういう人数が
出るでしょうか。
それから人事管理事務事業では、福利厚生で市の職員の健康状態の問題も入っておりますので、資料では長
期休暇者数ということで出していただきました。この数字は前年度と比べて減っているんでしょうか、ふえて
いるんでしょうか。あるいはまた長期休暇のまま、そのまま退職になってくという方はおられるんでしょうか。
お伺いします。
それから、健康の相談のところがありますよね。51ページのメンタルヘルス対策事業でメンタルヘルス相談
というのがあります。これは本人申請で行うんでしょうか、それともどういう方法でこの相談を受ける人が出
てくるかということを教えてください。
それから次は、125ページの賦課事務事業の関係で資料も出していただきました。資料名としては、市民の
所得の推移、事業所数及び売上高の推移、廃業や新規起業者数も含め、所得階層別納税義務者数ということで
資料を出していただいたわけですけれども、資料が出せないってものについては、資料がありませんので出せ
ませんというふうに資料要求に対しての記述のあるもの、例えば教育費における近隣市の状況がわかるものと
いうことでは、これ、資料がないので出せませんと、こうなってるんですけど、こちらの今述べました事業所
の売上高の推移、廃業、新規起業者数という資料もお願いしたんですが、これがないようなんで、これは出せ
ないものなのかどうかというのをお聞きします。
それで、所得階層別納税義務者数を見ますと、これは年収の高いところからだんだん低いほうへ人が移動し
てるというのがわかりますので、大変市民の所得の方向は全体として低い方向に進んでるというのがわかるわ
けです。それで、これは給与所得者のみになってるんですけれども、市民全体がわかるものはないんでしょう
か。給与所得者だけで話してても、市民の全体の暮らし向きがどうなってるか、それを判断して次の施策へか
かってくと、決算はそういう作業になると思うんですけど、その辺のわかるものがあれば示していただきたい
と思います。
それから、出していただきました資料と、行政報告書の126ページにあります給与所得者、営業等所得者の
それぞれの均等割とか総所得金額とかあるわけですけれども、ここに出てくる表と資料で出していただきまし
た表がちょっと違うような気がするんですけれど、この辺の差はどういうところから出ているのか教えてくだ
さい。
私も、126ページの表を整理して毎年比較しますと、それぞれの区分における所得の人たちの状況が年々下
がっています。ただ、ふえてるのもありますけれど、それから人数も減ってるところもあります。給与所得者
は減っているけれど、その他の所得者がふえてくるという傾向があります。このその他の所得者ってところに
は年金所得者がここに入るのかな。もしそうだとすれば理屈がわかるんですけど、この辺のその他の所得者と
-68-
いうところにはどういう人が入るか、これも教えてください。
以上です。
○職員課長(原島真二君) 行政報告書の37ページ、人事管理事務費に関しての御質疑でございますけども、1
点目の臨時職員の固有名詞による人数ということでありますが、平成20年度から申し上げます。407人の4月
1日人数のところが年度内では636人です。以下、平成21年度は684人、平成22年度が707人、平成23年度が673
人、平成24年度が677人という、固有名詞で数えた場合はこのような人数になります。
2点目の臨時職員の長期のことについては、ちょっと後でお答えさせていただきまして、3点目の長期の休
暇者のことでありますけども、前年度に比べてどうかというような内容ですけども、平成23年度のフィジカル
の休職者が4名でメンタルが12名でした。合計16名だったんですが、24年度はフィジカルの方が5名、メンタ
ルの方が8名と、13名なので若干割合としては下がっております。この中に退職した方がいるかという御質疑
がありましたけども、残念ながら退職された方がいらっしゃいます。
続きまして、メンタルヘルス相談について……(「退職者人数は」と呼ぶ者あり)人数ですか。平成24年度
の8人のメンタルの方のうちでありますけども、24年度中には2名の方が退職されております。
続きまして、メンタルヘルス相談について本人申し込みなのかどうかと、受ける申し込みの方法であります
けども、基本的には御本人から申し込みをいただいて相談を受けていただくわけですけども、時には職員課に
相談に来られた方については、こちらから紹介して予約をとることもありますけども、基本的には御本人から
ですね、午後3時から7時までやっておりますので、勤務時間外でも相談が受けられると、こういう状況に
なっております。
以上です。
○総務部副参事(神山 尚君) 行政報告書37ページの人事管理の関係です。長い期間雇用している臨時職員に
ついて質疑いただきました。
手元にある資料ですが、平成11年度から現在に至るまで継続的に雇用されている臨時職員ということです。
ですので、この年度以降採用した職員についての資料はございません。平成11年度から継続的に雇用している
臨時職員ですが、全部で29人ということになっております。
以上です。
○課税課長(矢吹勇一君) 資料に関しまして御質疑いただきました。
まずですね、事業所に関する売上高と新規起業数についての資料がないということでの御質疑でございます
が、こちらは、今回提供させていただきましたのが、まず法人市民税の納税義務者、これが課税課で捉えてい
る数値でございます。それともう一つ、次のページに入ってます東大和市における事業所数というのは、こち
らは産業振興課で捉えてる数字でございまして、これ以外での御指摘のありました売上高の推移の数値と、あ
と新規起業数の数値というのは、市のいずれの部署でも保有してないということでございます。その辺ちょっ
と説明が資料に足りなくて、ちょっとわかりづらくて申しわけございませんでした。
続いて2つ目ですが、資料のこちらで提供しております所得別の納税義務者数で、給与所得者以外の市民全
体のわかるものがないかという御質問ですが、こちらについては、こちらではそういった資料は保有してござ
いませんで、給与所得者の収入の段階別の数値しか持ってございません。それでこちらのほうを提供させてい
ただきました。
続いてですね、3つ目の行政報告書126ページに関してですが、行政報告書上の所得者の数値から計算した
-69-
数字と今回資料提供させていただきました数値とのずれがあるという御指摘ですが、これは確かにですね、卖
純に行政報告書の数値を調定額を納税義務者数で割りますと、若干これとはずれが出てまいると思います。こ
れはですね、幾つか算定の考え方というか、基準による差なんですが、例を挙げますと、分離譲渡所得者をど
ちらに―分離譲渡所得者というのは、給与所得とか営業等所得とか、それぞれにまたがって出てくるもの
なんですが、そこをどう配分するかという、そういった若干の修正があるために、数値にずれが出てくるとい
うことでございます。
最後にですね、その他の所得者に年金収入者が入るかということですが、これはおっしゃるとおりですね、
年金所得者はその他の所得者の中に含まれているということで、間違いございません。
以上です。
○委員(西川洋一君) 臨時職員の雇用年数ごとの人数というのは、これは勘定してないってことでしょうか。
平成11年度から15年度までに雇用した人ですから、9年以上の人がこれだけいるっていう、もう尐し説明をし
ていただけませんか、ちょっと理解できなかったもので。それで、一番長い年数の人が何年で何人、このよう
に言ってもらったほうが実にわかりいいんですけど、かなり長期の人は、これは採用試験なんかあるとは思い
ますけれど、これはもう正職員として採用する方策も考えていただきたいという思いも込めて聞いてるわけで
す。
○総務部副参事(神山 尚君) 失礼しました。臨時職員の長期の雇用の関係ですけれど、手元にございますの
が、平成11年度現在に雇用していた臨時職員のうち断続的に今日まで雇用が続いている職員の資料のみがござ
います。ですので年数ごとに、例えば10年の人が何人いるか、8年の人が何人いるかと、そういった資料は手
元にはございません。先ほど申し上げたのが、平成11年度現在で雇用記録がある臨時職員の方、その方が何人
現在に引き続いて断続的な雇用をしているかという人数についてお答えを申し上げました。
以上です。
○副委員長(根岸聡彦君) ここで10分間休憩いたします。
午前10時26分 休憩
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午前10時35分 開議
○副委員長(根岸聡彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○委員(二宮由子君) 3点ほど伺います。
行政報告書54ページ、古紙リサイクル事業です。平成24年度は古紙の回収ということで5万6,240キロ、回
収量がありました。平成23年度までは、古紙の回収のほかに紙ごみ(ミックスペーパー)の回収というのも
行っていたんですが、これは平成24年度されていない理由を伺います。
あと行政報告書の60ページ、声の広報についてです。これ、やはり同じく平成23年度まではテープでの、声
の広報としてテープを御利用される方に配布をしていただいたんですが、今回からCDも含まれているという
ことで、配布数が20本ということですが、これの内訳を教えてください。
あと最後の1点は、行政報告書151ページ、衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査事業と、同じく
行政報告書の154ページの東京都知事選挙事業についてです。これは投票日からもう既に9カ月をたちまして、
もう選挙のまとめというんでしょうか、選挙の記録というものはもうできているのでしょうか。もしできてい
るのでしたらば、いつごろ配付いただけるかどうか伺います。
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以上です。
○総務管財課長(東 栄一君) 行政報告書54ページの古紙リサイクル事業についての御質疑です。
23年度にやった紙ごみ(ミックスペーパー)が24年度にないということの理由なんですが、紙ごみのミック
スペーパーにつきましては、平成9年度に庁内の古紙リサイクル推進委員会により決定されて事業を開始して
おりましたが、開始当初は約4万3,410キログラムであった処理量が、23年度現在960キログラムと減尐したと
いうことが一つと、それからそのうちですね、庁舎の古紙の排出量が現在2万9,000キログラムあるんですが、
そのうちミックスペーパーが1.65%ぐらいしかないということになってます。そのうちの処理費用のほとんど
が回収するための車の費用になってるということで、資源再利用としての効果が低いという判断をし、23年度
をもって庁舎の紙ごみのミックスペーパーの回収は終了としたものでございます。
以上でございます。
○秘書広報課長(鈴木 尚君) 行政報告書60ページの声の広報についてでございます。
平成24年度は、従来のテープ版に加えましてCD版の作成を試行で行いました。途中でCD版に乗りかえて
いただく方もいらっしゃったんですが、平成25年9月1日現在では利用者は19名、うちCD版の利用が17名、
従来のカセット版の御利用が2名ということでございます。
以上です。
○選挙管理委員会事務局長(塚原健彦君) 行政報告書151ページの衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民
審査事業及び154ページの東京都知事選挙事業でございます。
御指摘いただきました選挙の記録は、現在作成中でございまして、私どもの非力さからおくれまして大変申
しわけございません。随時原稿をまとめているさなかでですね、御存じのとおり、言いわけになって恐縮です
が、都議選、参議院選もありました関係で若干おくれております。何としても本年中には作成いたしまして、
遅くとも年明けには議員の皆様に配付したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○委員(二宮由子君) 行政報告書54ページの古紙リサイクル事業についてです。ミックスペーパーの量が尐な
くなったということですけれども、平成23年度は960キロあるということは、今年度、尐なくなったとはいえ、
このミックスペーパーについての処理はどのような形でされたのか伺います。
声の広報については、CDで御利用される方が17名ということで、デイジー化が進んでおりますので、まだ
カセットが2名ということですけれども、利用される方の御要望に沿うような形で、デイジー化も進んでおり
ますので、CDへの移行のほうもお願いしたいと思います。これは答えは結構です。
選挙の記録の件です。151ページです。もちろん衆議院選挙、そして都知事選挙の以降、参議院があり、都
議会議員の選挙があることは十分承知しておりますが、もう9カ月たっておりますので、ぜひ早急に作成して
いただいて、早目に配付していただければと思います。これは要望です。
1点だけ伺います。
○総務管財課長(東 栄一君) 行政報告書54ページの古紙リサイクル事業の関係ですが、紙ごみのミックス
ペーパーの分をリサイクルしなかったということなので、通常のごみとして処分してございます。
以上でございます。
○副委員長(根岸聡彦君) 総務費の質疑を終了して御異議ございませんか。
○委員(森田真一君) 1点だけお伺いします。
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行政報告書でいいますと37ページから38ページにかけてなんですが、以前にもお伺いしたんですが、技能職
ですとか福祉職での30代以下の仕事にかかわられている方が空白になっているということなんですけども、37
ページの新規の採用でいいますと、建築技術者の方が2名今回採用されてるんですが、38ページの年齢別の表
でいうと、どうも40代以上の方であったということになります。今の時点では直接の影響はないとは思うんで
すけども、今後10年、20年と先を見たときに、若年層の実務経験を持った幹部職員の方を今後育成していくと
いうところでいうと、若干の心配をするわけでありますが、今後の見通しについて、特に変更等があれば尐し
お聞かせいただきたいと思うんですが。
○総務部長(北田和雄君) 職員採用ですけども、特に技術職につきましては、やはり年齢構成のバランスが必
要だと思います。ただ業務との関係で職員数は決まってきますのでね、年齢構成だけで職員数の採用をするわ
けにいきません。ただ、退職が出たときですとか仕事の増加等で必要になったときとか、そういうときを捉え
て、できるだけ年齢構成のバランスがとれるような採用に今心がけているとこでございます。
以上です。
○委員(尾崎利一君) 1点だけ伺います。
決算書の93ページの共済費の不用額の説明で、社保の加入を要しない雇用がたくさんあったという御説明
だったんですけれども、この基準がどういうもので、その要しない雇用が何人あったのか。
それから、私としては、社保に加入しなくちゃいけないという基準を下回るような場合でも、本人の希望が
あれば加入させるということは、市としてはやるべきなんじゃないかというふうにも思うんですが、その点に
ついての見解を伺います。
○職員課長(原島真二君) 決算書の93ページ、共済費の関係の御質疑でありますけれども、職員課で計上して
おります人事管理事務費に計上しております共済費につきましては、非常勤職員の社会保険料、雇用保険料、
労働保険料があると、こういう内容で構成されておりまして、執行額につきましては1,337万7,534円というこ
とになります。
内訳でございますけども、社会保険料につきましては、職員課で計上している再雇用職員と職員の欠員等に
対忚する臨時職員の社会保険料でありまして、実態としては、再雇用職員につきましては全員がこれに加入し
ております。臨時職員につきましては、社会保険料については賃金と対忚していることでありまして、予算編
成時におきましては月数で312月というふうに見ていたわけですけども、このうちの社会保険の加入見込みを
65.4%の204月として予算は計上いたしました。実際に雇用したところでは、扶養の範囲内で働きたいという
方が多くおりましたもので、結果的に社会保険への加入は、予算計上分の56.4%に当たる115月ということに
なりました。このため社会保険料については不用額が228万5,000円ほど出ました。
雇用保険につきましては、市長部局の嘱託員と臨時職員の保険料を全て職員課で計上しております。当初予
算においてはですね、料率について1000分の19.5で見積もっていたわけですけれど、結果としては1000分の
13.5で、1000分の6ほど料率が下がりました。このことによりまして、雇用保険料は875万3,000円で見ていた
ものが、決算額では473万6,000円ほどとなりまして、不用額が401万円ほど出ました。
最後に労働保険料ですけども、料率につきまして、決算のほうでは予算よりも1000分の3.4下がっておりま
して、全体としては、198万円ほど見ていたものですけども、決算では73万円ほどになりまして、不用額が124
万円ほど出たと、このようなことで最終的な不用額が大きく出てしまったというようなことになっております。
以上です。(発言する者あり)
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社会保険の加入につきましては、雇用期間が2カ月以上で労働時間が週に30時間以上の方について、加入を
いただいております。
以上です。
○委員(尾崎利一君) 今いろいろ御説明いただいて、扶養の範囲内で働きたいという方が多くてということも
ありましたけれども、私伺ったのは、2カ月、30時間というものに達しなくても、本人が入れてほしいという
ことであれば加入させるということについての見解はどうなんでしょうか。
○総務部副参事(神山 尚君) 社会保険の加入要件でございますけれど、これ、法的に決まっておりまして、
常勤職員の4分の3以上の勤務時間を要すということで決まっております。ですので、労働時間が尐ない臨時
職員を社会保険に加入というのは難しいと考えております。
以上です。
○副委員長(根岸聡彦君) 総務費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副委員長(根岸聡彦君) 御異議ないものと認め、総務費の質疑を終了いたします。
ここで、説明員交代のため暫時休憩いたします。
午前10時49分 休憩
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午前10時51分 開議
○副委員長(根岸聡彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○副委員長(根岸聡彦君) 引き続き、第3款民生費の質疑を行います。
○委員(中間建二君) 何点か伺います。行政報告書に基づいてお尋ねいたします。
179ページの(仮称)総合福祉センター建設事業でありますけども、長年の懸案であった総合福祉センター
がようやくこの24年度ですね、大きく進んだということで認識をしておりますけども、この中で御説明がある
ように、民設民営方式をとって、またその事業者を全国から募集をしたわけですが、結果的には2つの法人し
か手を挙げなかったということになっておりますが、さらに審査過程の中では1事業者しか残らなかったとい
うことで、この経過を見ますと、この民設民営方式というのはいかに困難な内容なのかということを改めて認
識してるわけですが、この民設民営方式による建設の24年度の手順の中でですね、この事業の進捗、また結果
的には2法人しか手を挙げなかったということについてどのような認識を持っていらっしゃるのか、お尋ねし
たいと思います。
それから、225ページの成年後見制度利用支援ということで、これも市の中で必要な事業として設置をして
いただいてるわけですが、結果的には実績がなかったということになっております。そこで、今市内の中でひ
とり暮らしの高齢者も年々ふえておりますし、またそういう中で、事例としてですね、いわゆる認知症の高齢
者の方もふえてるという実態があるわけですけれども、例えばひとり暮らしで、なおかつ身内、親族がいらっ
しゃらない方が認知症等で自己判断が難しいような状況になったときには、現在の東大和市の体制、24年度の
体制の中でも、この成年後見制度を利用しながら、そういう判断能力が落ちている方の対忚が24年度でもなさ
れているということをちょっと確認をさせていただきたいと思います。
それから最後に、236ページの児童手当支給事業と子ども手当支給事業の関連なんですけれども、子ども手
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当から児童手当に大きく制度が変わったわけですけども、24年度の中で子ども手当と児童手当と比較をする中
で、いわゆる市の負担ですね、国や都の財政負担があって成り立つ制度なわけですけども、市の負担がどのよ
うな変化があったのか、この点についてお尋ねしたいと思います。
○福祉部長(吉沢寿子君) まず、御質疑いただきました1点目、179ページの(仮称)総合福祉センター建設
事業の平成24年度の進捗状況の中で、民設民営方式が非常に困難であったというようなことの認識ということ
での御質疑でございます。
私どももですね、初めて民設民営方式ということで、なおかつ以前に市が特別養護老人ホーム等を民設民営
方式で整備したときには、当時、債務負担というようなことでですね、施設整備補助というような形で補助を
出していたというような時期と違いまして、今回の民設民営方式というのは、市のほうがそういった施設整備
にかかわる補助金等を一切支出せずにですね、全て民間のいわゆる社会福祉法人の資金等を活用して整備する
というような方式で行わせていただいたものでございましたので、やはりそれに関しては、7つの法人が説明
会等にお越しいただいたんですけれども、その中でやはり法人の方々からは、市からそういった形での補助金
をもらえないのでは、とても手を挙げることができないというようなお声などもいただいて、やはりそういっ
た整備の、市がそういった負担をしない、あくまでも法人のお力をおかりして、そういった資金を活用しての
整備というのは非常に難しい、大変なことであるというのを十分認識したということでございます。
以上でございます。
○福祉部参事(広沢光政君) 行政報告書225ページの成年後見制度の関係で御質疑を頂戴いたしました。
障害福祉課のほうの担当のほうではですね、成年後見、今回対象がないということで、私のほうでは高齢者
の施策のほうでということで、実際昨年度─24年度でございますが、認知症等の関係で、老人福祉法に規定
します市長による審判の申し立てが必要な高齢者がいらっしゃったということで、3件の審判請求を行ってご
ざいます。
あと、それ以外のサービスとしまして、既に審判がおりて後見人をつけるわけですけども、後見人に例えば
弁護士さんとか行政書士さんがついた場合の費用の助成というものも実際に行っているところでございます。
以上でございます。
○福祉部長(吉沢寿子君) ただいま成年後見に関しての答弁を福祉部参事のほうからさせていただきましたが、
高齢者のほうのサービスにつきましては、ページが飛びますけれども、676ページの介護保険の特別会計のほ
うの任意事業のほうで成年後見制度利用支援事業というのがございまして、そちらのほうに記載をしておりま
すので、それもあわせて御確認いただければと思っております。
以上でございます。
○子育て支援課長(高杉春行君) 子ども手当から児童手当の移り変わりの中でですね、市の負担がどのように
なったかということでございます。
総額での比較はしておりませんが、卖純にはですね、中学生分を市と都が負担するようになったということ
で、中学生分については、これまでなかったものが新たに負担としてあらわれたということでございます。
○委員(中間建二君) 総合福祉センターの建設事業ですけども、この24年度の中での法人の選定経緯からする
と、大変に困難な事業が、ようやく1つの法人が決まり、この25年度の中でも進んできてるというふうに認識
をしておりますが、これは市の認識を伺いたいんですけども、この24年度このような形で大変に苦労されなが
ら、1つの法人に選定したという経緯がある中で、仮にこの先ですね、今25年度進めようとしているわけです
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けども、この法人での事業が進まなかった、もしくはできないってことになったときに、その次の段階として
は相当困難というかですね、同様のやり方で進めるということがほとんど不可能じゃないかっていうふうに心
配をしてるんですが、この点についての御認識を再度伺いたいと思います。
それから、225ページの成年後見制度のところなんですけども、これについては障害福祉課の所管の中で、
若干高齢介護ともまざってしまいましたが、障害福祉の中でもですね、当然障害を持っていらっしゃる方のい
わゆる保護者も年々年をとっていかれる中で、やはり親が亡くなった後の我が子がどう社会生活を送っていく
かということを常に心配されてるということも伺ってるわけですけども、このようなことも踏まえると、成年
後見制度がきちっと機能していくということが非常に大事になってくるかと思うんですけども、この段階では
障害者のところの部分についての御認識を再度伺いたいと思います。
それから児童手当、子ども手当の件なんですが、歳入の部分で質疑の中でも、年尐扶養控除の廃止に伴う市
の増収分もあったということの御説明もあったと思いますが、それとあわせてですね、中学生分の負担増との
関係が市の歳入歳出全体の中ではどのように分析をされているのか、再度伺いたいと思います。
○副市長(小島昇公君) 1点目の御質疑でございますが、非常に(仮称)総合福祉センターにつきましては平
成24年度も苦労いたしましたし、現在も非常に苦労が続いているところでございます。当初ですね、公設でと
いうところから、財政的に無理というところで、民間の力をかりるということでございますが、補助をなしに
かりるということなので、非常に全国にも例がないという、市にとっては非常に虫のいい施策を考えましたの
で、今1法人が手を挙げてくれて進んでいるというところを非常に感謝をしながら事業を進めているところで
ございます。
そうした中で、25にもしうまくいかなかったらという御質疑でございますが、私どもといたしましては、総
合福祉センターは障害者の方を中心になくてはならない施設なんで、何としても実現をしたいということで、
今は努力をさせていただいているというところが基本的な考え方でございます。
ただし、もしそこがだめだったらということになりますと、非常にですね、代替案を何かを出すという状況
を今市としては持ち得ておりません。ですから、そうしますとこの計画自体ができなくなるということも視野
に入れざるを得ないのかなと。今用地のほうも30年間無償でということで、条件がいいとか悪いとかという御
意見は賜りますが、そういう中で、もしだめだった場合は、現契約でいえば、今は市のものになっております
が、東京都に返すというのが今の契約でございます。ただ、そうなった場合に、本当に東京都に返すようにな
るのか、またどうなるのかというのは協議だと思いますけども、非常にですね、市の裁量がきかないところに
動いていくという可能性がありますので、現状としては、25年度ですね、今議員さんの力もかりながらですね、
何とか実現に向けて最大限の努力を引き続きしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○障害福祉課長(小川則之君) 行政報告書225ページ、成年後見制度利用支援事業に関して、障害のほうの状
況ということでございますが、最近の状況ですと、委員御指摘のとおり、高齢の親御さんと、それから障害の
あるお子さんの世帯で、高齢の親御さんが介護が必要になったり認知の状態になったりというようなことで御
相談がふえてるという状況でございます。その全件把握するというのはなかなか困難ですけれども、そうなっ
た場合に、地域福祉権利擁護事業ですとか、それから一般の親族が申し立ての成年後見制度を御利用されてる
という方もふえております。
障害福祉のほうの状況では、平成22年度にお一人、精神障害の方でおひとり暮らしの方がこの市長申し立て
-75-
ということで後見を受けるというようなことが始まっております。今年度ですけれども、高齢の親御さんと知
的障害のお子さんの家庭で市長申し立てをするということで、ここのところで認められたという状況がござい
ますので、これからも市長申し立てについては必要が出てくるというふうには認識しておりますので、必要に
忚じて支援をしていきたいと、そういうふうに考えております。
以上です。
○財政課長(川口荘一君) 行政報告書236ページの児童手当の支給事業、そして行政報告書241ページの子ども
手当支給事業、平成24年度におきまして、子ども手当から児童手当へということで制度変更がなされました。
それに伴いましてですね、地方の負担、市の負担が増加したというところで、先ほど答弁させていただいたと
ころでありますが、内容的にはですね、この市の負担に関しては、年尐扶養控除の財源をもってして充てると
いうような制度変更になりました。年尐扶養控除に関してはですね、影響額として1億8,000万から1億9,000
万ということで、先日もお答えしたところでございます。
児童手当の制度変更に伴いまして、市の負担、中学生の支給費に対してですね、今まで国が見てたものが市
が6分の1負担することになりまして、その市の負担額といたしましては、約で申しわけございませんが、
3,000万から4,000万というような内容になっております。年尐扶養控除の影響とこの児童手当への制度変更に
伴う市の負担の増というのは、今申し上げた内容となっております。
以上です。
○委員(佐竹康彦君) それでは4点ほどお伺いさせていただきます。
行政報告書195ページ、決算書でいきますと147ページ、老人クラブ育成事業について、昨年度よりも会員数
が減ってるような状況ですけれども、各クラブの活動状況、内容等どのように把握されておられるのかお伺い
いたします。
次に行政報告書226ページになります。障害者就労支援事業の4番目、職場体験実習事業、これ、平成24年
度からというような事業ということでございますけども、受入協力登録事業所数4に対して実習回数1、実習
人数1ということで、この詳細についてお伺いをいたします。
次に、行政報告書254ページから255ページになるんでしょうか、病児・病後児保育についてでございます。
23年度からの事業ということで2年目になりますけれども、それぞれの登録人数、また利用実績等の伸び等に
ついて教えていただければなというふうに思います。
最後が一時保育事業、行政報告書261ページになります。その中の理由別というところで4項目ございます
けれども、3番目の保護者の育児等に伴う心理的又は肉体的負担の解消ということの理由で一時保育に預けら
れる方545名ということでございました。ほかの理由等につきましては23年度よりも減ってるような状況です
が、これにつきましては、23年度426名から545名までふえてるんですけども、この理由についてどう認識され
ておられるのか、お伺いをいたします。
○福祉部参事(広沢光政君) 行政報告書195ページ、老人クラブ育成の関係でございます。
こちらにつきましてはですね、委員のおっしゃいますとおり、老人クラブ数、17団体から15団体に2クラブ
減尐してございます。この減尐の理由としましては、お聞きしてるところでは、結局役員等の担い手がいらっ
しゃらないということで、やむを得ず解散をしていくというようなことでお話は伺ってございます。
活動内容等につきましては、こういった補助金の申請、また決算の段階で報告書のほうを毎年度提出してい
ただいております。こういったものを通じた中で状況等を把握してるというような状況でございます。
-76-
以上でございます。
○障害福祉課長(小川則之君) 行政報告書226ページ、障害者就労支援事業のうちの職場体験実習事業につい
てでございます。
こちらのほうは、一般就労の経験が余りない方に短期間職業体験をしていただいて、実習を通して就労に必
要な知識や能力を身につけていただくということを目的として実施を始めました。あらかじめ受入協力事業所
という形で市内の事業所の方に登録をしていただきまして、その後、実際の実習に当たっては、就労支援室の
支援員がコーディネートをして、1週間程度の実習を行うということにしております。
平成24年の6月からですね、市の商工会等を通じて協力をお願いしまして、なかなか―とはいえ集まらな
いところですけれども、4社ですね、24年度においては登録をいただきました。業種でいいますとクリーニン
グ、それから包装、青果販売、測量、金属塗装というような4社が登録をいただきまして、その中で、実習を
するまではですね、その実習にふさわしい登録者の方を選ぶとか、それから支援員が、実際その業務を支援員
自身が実施をしてみて、どういう業務かというようなことを体験しながらということでしたので、年度末に近
い時期にお一人ですね、測量事務所のほうでパソコンの作業の実習を行いました。その方は比較的就労に近い
方でしたので、その後一般就労につながるというような成果としては出ているところです。今年度さらに実習
というのはふえております。
以上です。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 病児・病後児保育事業、行政報告書254ページ、決算書ですと160ページでご
ざいます。
登録者数ですけども、これ登録制度になっておりまして、市民の方は登録料無料なんですけども、原則登録
が必要ということでございます。登録者数で申し上げますと、23年度が231名、24年度が456名で、135名の増
でございます。利用実人数ですけれども、23年度が183名で24年度が273名、130名の増、延べ利用者数が平成
23年度が654名、24年度が1,079名で、425名の増でございます。
以上です。
○子育て支援課長(高杉春行君) 行政報告書261ページの一時保育事業でございます。
こちら、理由別の表を掲げさせていただいておりますが、一番多いのが保護者の育児等に伴う心理的又は肉
体的負担の解消、格別な理由は要りませんよということでですね、一時保育が市民の間に浸透してきた結果で
もあると思っております。
こちらの3番は、これまでにも数字的には多いものでございまして、平成22年度437件、そこが尐し下がり
まして、23年度、前年は426、また平成24年度は545件ということでふえてきておるわけですが、常に多い理由
の1番に掲げられてございます。
以上でございます。
○委員(佐竹康彦君) それでは、老人クラブのところの件なんですけれども、役員等の担い手がいないという
ことで団体を解消される、また内容については報告書等で把握されるということでございましたけども、例え
ば把握された内容でですね、老人クラブ育成ということでございますので、活動が活発なところについてはで
すね、予算を、補助をさらにほかのクラブよりも、差別するわけではないですけれども、人数だけではなくて
ですね、報告内容等で若干その活動をより手厚く支援するとか、そういったことを考えておられるのかどうか、
この点についてお伺いをいたします。
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障害者支援につきましてはですね、年度末ということで、それが就労に実際つながったということで、大変
いいお取り組みをされているなというふうに思います。引き続き、これにつきましては実数もふえているとい
うことでございますので、ぜひ力を入れていただければなというふうに思います。答弁は結構でございます。
あと病児・病後児保育について、それぞれ数が上がってるということで、これは当初目標とされていたとこ
ろに届いているのかどうか、また今後の病児・病後児保育、さらに利用がふえてるということで、ほかに小児
科の医院等に手を挙げていただく予定があるのかどうか、この点について確認をさせていただきます。
あと、一時保育につきましてはですね、特に理由がなくということで市民に浸透したという結果だというふ
うな御判断でございました。ただ肉体的、精神的な面でというような中ではですね、心理的な面で負担がある
親御さん、虐待に結びつく可能性もございますので、ここら辺の兆候が見られるようなものがあったのかどう
か、そういったものを把握されておられるようでしたら再度確認をさせてください。それに対してどのように
対処されておられるのか、この点についてもお願いいたします。
○福祉部参事(広沢光政君) 行政報告書195ページの老人クラブ育成事業の関係でございます。
補助金の支出を活動の活発なところにはという話でございますが、補助金の関係につきましては、まず均等
割ということで各クラブ宛てに1クラブ幾らと。それからあと会員数割分ということで、数値は固定化されて
おりますので、この辺からしますと、ちょっとそれだけ厚くというわけにはいかないかなというふうに思って
おります。
活発化っていいますか、そういった関係についてはですね、24年度8月に連合会の役員の皆様とも話をした
りしまして、例えば若い人が入ってこないというのもあるんで、称号を変えてみないかとか、それから介護予
防などの活動を行ってる団体と横のつながりを持って、そういうものをやってったらどうかとかいうような話
し合いもさせていただいております。そういった違った意味の施策を今後も引き続き研究しながら、クラブの
増加に努めていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 病児・病後児保育ですけれども、昨年、23年度からの開始でございますけれ
ども、目標の数値というのはクリアしたと思います。といいますのが、東京都の補助の基準がございまして、
その定義がですね、ランク、年間の延べ人数が1,000人以上1,200人未満、そこのランクには辛うじて達しまし
た。それで24年度さらにPR等に努めまして、それで目標は確保かと思いますけども、やはり補助卖価、それ
から利用料もですね、1日当たり課税者の方2,000円というようなところがございまして、事業者の負担もか
なり多いということを聞いております。
そんなことがございまして、補助の次の卖価を目指すということで、次が1,200人以上となりますと、補助
額200万ほど上がりますので、本年9月からですね、市民の方で連続して利用する場合には、今まで一律1日
当たり2,000円だったんですけども、2日目以降は1,000円にするよというような措置をしたところでございま
すので、こちらのほう、またPRすることによりまして、無理して学校とか行かせてるお子さんも、安心して
預ける方がふえるんではないかなと期待しているところでございます。
それから、今後の新たな保育室の予定でございますけれども、現状のところでそのような、運営上なかなか
ペイができるような数字までまだいってないというとこもございますので、現状で充実を図ろうというところ
が現在考えてるところでございます。
以上です。
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○子育て支援課長(高杉春行君) 一時保育と虐待の関係でございます。
一時保育室を利用していただくことによりましてですね、虐待の早期発見につながった例もございます。そ
の逆にですね、育児疲れから虐待をしそうになってしまうような家庭に一時保育を利用していただきまして、
その解消になったという例もございます。
以上でございます。
○副委員長(根岸聡彦君) ここで10分間休憩いたします。
午前11時20分 休憩
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午前11時30分 開議
○副委員長(根岸聡彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○委員(尾崎利一君) 決算書の153ページのみのり福祉園のところですけれども、総合福祉センターの建設に
伴って、みのり福祉園が市の運営から民間へということで方向性が出てると思うんですが、それにはいろいろ
課題があると思うんですが、大体、経過からいえば、この24年度中にはそれらの課題について明らかにして、
その対処法についても方向性を出したという年度になってくると思いますが、そこら辺の内容について伺いま
す。
○みのり福祉園長(石川伸治君) 決算書153ページ、みのり福祉園運営費の関係で、現在のみのり福祉園から
総合福祉センターに移行ということで、公から民と移行した場合についての課題ということについての御質疑
をいただきました。
現在みのり福祉園で抱えてる課題でございますが、就労継続支援事業につきましては、工賃を利用者にお支
払いしております。工賃の向上というのは現状の中で大きな問題として考えられています。工賃の向上を今後
進めていく中で、官から民ということで向上に向けての問題点の解決ということで考えているとこでございま
す。
それと、生活介護事業につきましては、現在みのり福祉園では医療的ケアが実施できません。現状の施設等
の問題あるいは人員体制の関係で実施ができないという状況がございます。この点につきましても、民間に委
託する段階で医療的ケアの実施、専門的な配置を行っていって、医療的ケアの改善に努めていくということを
問題解決というふうに位置づけております。
それと、地域活動支援センターでございますが、現在地域活動支援センターの活動につきましては、法内の
事業になる前のデイサービス事業が行っていた内容、それを踏襲する形で実施をしております。訓練と社会適
忚訓練、創作的活動訓練、それ等を実施しておりますが、現在活動者が固定化されているということで、今後、
この活動につきましても再構築していくことが必要であるという課題は、現在見えてるというとこでございま
す。
以上でございます。
○委員(尾崎利一君) ありがとうございます。
それで、今ちょっと、もう尐し伺いたいんですが、就労継続支援で工賃の向上が課題になっているというこ
とでしたが、これが民間がやることによってこれが図られる方向性だということでいいのかどうか、その点伺
います。
それから、ここでサービスを受ける方々の範囲とかですね、それからサービス内容や負担、こういう点での
-79-
課題についてはどうでしょうか。
○みのり福祉園長(石川伸治君) 工賃の向上の関係でございますが、現在みのり福祉園では、職員の体制が専
門職ではないということで、実質職員の交代もございます。ということで、長い間ショッピングバッグを中心
の工賃の作業を行ってきています。そういうことで、工賃の向上という部分については、この何年か横ばいと
いう状況が続いているところから、新たに民間を活用することによって専門的な知識が導入されるということ
で、なおかつ今度作業の内容の開拓という部分については、現状の活動よりは広い範囲での視野が広がるとい
うふうに考えておりますので、民間活用することによって工賃が向上するというふうに考えております。
それと、その他の対象者の拡大に関する部分でございますが、特に現在の地域活動支援センターの活動につ
きましては、先ほどお話ししたように年齢的に非常に高いという部分がございます。活動内容としては、公民
館等で行っている講座、そういうふうな似通った内容のことを実施しているという状況がございますので、今
後若い方々が実施できるような、そのような内容も含めて活動を広げていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○福祉部長(吉沢寿子君) ただいまのみのり福祉園の御質疑の中でですね、みのり福祉園長のほうから御答弁
させていただきましたので、補足としてですね、そのほかにサービスを受ける人が広がるのかということです
けれども、医療ケアということを実施するに当たりまして、新しいセンターに移行した場合には、重度の方々
ですね、たんの吸引等必要な方などの受け入れなども行っていくというような方向で、現在法人とは調整をさ
せていただいてるところでございます。
以上でございます。
○委員(中野志乃夫君) 1点だけお伺いします。
行政報告書の185ページの高齢者食事サービス事業補助ですけれども、これの内容に関してですね、最初つ
くられた経過はいろいろ、そういったものが必要だろうということであったと思うんですが、今現在ですね、
この決算でも出てる内容からして、果たして必要性があるのかどうか。当初の目的は達したんじゃないかと思
うんです。実際ですね、いろいろな高齢者のケア会議等でも、例えば誰々さんの食事どうしましょうかといっ
たときに、残念ながら社協のこれの内容の話はほとんど出てこない。つまり民間で既にもっと安くですね、い
ろいろ調整してくれるそういった業者もいっぱい出てきておりましてね、実際そういったところからほとんど
高齢者も食事をとるような現状がありますから、この点に関してその点の論議ですね、今後も続けていくのか、
その点どう考えているのかお聞きしたいと思います。
○福祉部参事(広沢光政君) 行政報告書の185ページ、高齢者食事サービスの関係で御質疑をいただきました。
こちらにつきましては、行政報告書にも明記してございますけれども、現時点におきましても利用登録者が
実際に70名いらっしゃるということでございます。何よりも、ただ配食ということだけでなく、もし緊急等の
場合にはですね、安否の確認等も行いますし、また配食のときにあわせた形の中で見守りも行っているという
ようなこともございますので、私どもとしては引き続き必要な事業であるというふうに認識してございます。
以上でございます。
○委員(中野志乃夫君) これ、見守り等で、あくまでも昼だけですよね。昼食をやってて、それで、今どこの
事業者でも当然配達に出向くわけですよ。そこで安否も当然確認はしてる。それで実際、いってみれば、私か
らすればたった70名ですよ。これ、民間のほうでも幾らでもやれるぐらいの人数でしかない利用者さんしかい
ませんし、もし安否の確認云々であれば、その分だけの人件費で、民間のほかのそういった事業者にお任せし
-80-
て、じゃ持ってくのはそういった担当者もつけましょうくらいで済むんじゃないですか。
つまり、ちょっとこれ本格的に考えたほうがいいと思います。例えば実際の現場での声は、卖にいいもの
云々ということもありますけれども、例えば糖尿病の方に糖尿食をどうするかとか、そういったことをきちっ
と請け負ってくれる業者さんが既に実際市内にあってですね、活用もされてるわけですよ。その意味でいった
らね、このサービス自身が果たして本当に必要性からしてもどうなのか。卖価も560円、実際利用者さんから
すれば高いという声です。もっと安くですね、高齢の方ですからいっぱい食べるわけじゃないですし、その辺
でも検討すべき段階に来てると思うんですけど、今の話だとね、それでもまだ必要性があるというのは、
ちょっと私は納得いかないんですけども、どうなんでしょうか。
○福祉部長(吉沢寿子君) 行政報告書185ページの高齢者食事サービスの御質疑でございますけれども、現状
はやはり利用者がいるということで、先ほど福祉部参事のほうから御答弁させていただきましたが、確かに中
野委員がおっしゃるようにですね、この制度が始まった当初は、本当にこの制度しかないというような状況で
ございましたが、それから相当な年数を経て、さまざまな事業者が参入をし、なおかつ当市におきましても高
齢者の数が2万人を超えて、今企業のほうは高齢者のさまざまなサービスを展開して、そういった市場を拡大
しようというような動きもあるということも重々認識しておりますので、そういった委員からの御意見なども
踏まえまして、今後はやはりそういった民間の費用が、卖価が安かったりですね、さらに機動性があるような
サービスがある可能性もありますので、そういったところも踏まえまして、さまざまなサービスの活用につい
てですね、今後考えていく必要はあるだろうというふうに考えております。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 幾つか質問させていただきます。
行政報告書の188ページの一番下の17の高齢者等虐待防止地域ネットワーク運営会議の開催というところな
んですが、ここは開催についての委員の構成ですとかそういったことが載っているんですが、実際にこの中で
虐待についての相談などを受けているかと思います。また障害者虐待の防止の観点からも、相談事業などを昨
年度―24年度やられたと思いますので、その実績などが載っていないようなんですが、なぜ載せていないの
かという理由と、もしその数値などわかりましたら教えていただきたいと思います。
それから行政報告書251ページ、家庭福祉員事業なんですけれども、1名の方が福祉員になってやっていた
だいて、この表を見ますと、年度末に向かって3名の利用ということで、安定した利用になってきてるかと思
います。市の目標では、26年度までにこの家庭福祉員3名にするという目標があったと思いますけれども、今
後どうされていくのか。そして、これは福祉員が1名ということで、利用者が3月の末まで3名になってます
けれども、例えばこの3名のほかにも、利用したいというような利用者の希望があるのかどうかも教えていた
だきたいと思います。
それから行政報告書の257ページ、子ども家庭支援センターの相談件数の中の児童虐待についてなんですが、
新規で28件ということで、23年度に比べても件数がふえてきたということで、私はこれは実態に合ってきた数
字なのかなと。なかなか見えない中で相談に乗ってきたのかなと思います。数字が上がったのはそういったこ
とかなというふうに思うのですが、この新規という意味が、新規で相談があったのが28名で、今まで継続して
る方がほかにいるのか、何名ぐらいいるのかということと、あと延べというのがあるんですが、1,798という
数字が、28人に対して延べで1,798件の相談などがあったのかということをお聞きしたいと思います。この数
字で割ると1件当たり64回ぐらいになるので、ちょっとその数字がどうなのかなと思いまして質問しました。
-81-
それから、行政報告書の266ページ以降の児童館の運営事業についてなんですが、児童館、今合わせて6館
ありますけれども、その利用をしている児童がどこの小学校の児童の割合というか、一小の子がどれくらいの
割合かというような学校ごとの利用人数の割合などがわかりましたら教えてください。
○福祉部長(吉沢寿子君) まず1点目の御質疑でございます。行政報告書188ページの高齢者等虐待防止地域
ネットワーク運営会議の中での虐待の件数等の表記等ということで御質疑いただきましたが、これにつきまし
ては、こちらに記載されておりますとおり、昨年の10月1日にいわゆる障害者虐待防止法が施行されたことで、
障害者の方もあわせてともにこの運営会議の中で虐待のことを調整させていただいております。
件数につきましてはですね、こちらの中では、虐待の認定というようなことなどの非常に個人的な情報とい
うようなことで、この中でもですね、特に委員の皆様にも秘密の保持ということでうたわせていただいている
ことから、件数についてこちらの会議で議題に上げた件数ということは、載せるということはちょっと考えて
おりません。
ただですね、虐待の相談件数ということでは、行政報告書の673ページのところの介護保険事業特別会計の
中の権利擁護事業ということで、高齢者の虐待の相談の件数ということでは、3つの高齢者ほっと支援セン
ターで受けた相談件数ということは載せさせていただいております。この件数につきましては、高齢者虐待防
止法が平成18年4月に施行され、私どもも啓発等に努めた結果、相談等がいろいろなところから寄せられてと
いうような結果でございますので、そういったやはり相談をきちんと受けてつなぐということで、引き続き周
知なども努めさせていただいて、相談などをきちんと忚じるところはここだというようなことでの周知はして
まいりたいというふうに考えております。
ただ、虐待防止ネットワークでの件数などということについては、申しわけございませんが、ちょっと表記
ということは考えておりません。
以上でございます。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 行政報告書251ページ、家庭福祉員事業、保育ママでございますけれども、
今実川委員がおっしゃったように、昨年、1名の家庭福祉員を認定いたしまして3名のお子さんを預かったと
ころでございます。平成26年度に向かって市報等で年4回広報してるところでございます。そんな中、昨年度
は8件ほど問い合わせがございまして、今年度から1名の方が、来年度の保育ママ認定を目指して研修を受講
していただいてるところでございます。
今お一人の家庭福祉員が活躍していただいておるんですけれども、8月まで3人、もう定員いっぱいになっ
てしまいまして、補助員をつけるとさらにお子さんを受け入れできるということで、9月から補助員1名をそ
の方が雇用いたしまして、現在4名のお子さんを預かってるところでございます。
今後も周知に努めまして、現在認定研修を受けてるような方がふえるよう、周知に努めたいというふうに考
えてるところでございます。
以上です。
○子育て支援課長(高杉春行君) 児童虐待の関係でございます。
虐待の対象者の総数につきましては、現在ちょっと把握してなくて申しわけございません。
まず、この表の見方の延べ相談件数でございますが、これらはこれまで虐待として取り扱っていた方たちも
含めた延べ人数でございまして、新規28名だけの相談件数ではございません。新規28件につきましてはですね、
身体的虐待が12件でありますとか、心理的虐待が4件でありますとか、ネグレクトが12件というふうに把握し
-82-
ておりますが、虐待対象児童数が全体で何件かというのはちょっと把握してございません。
それで、これらの相談件数全体で見ますと、おおむね約300件ございまして、それらを5人の職員で割り振
りながら対忚しているというのが現状でございます。
それと、虐待の人数がふえたということにつきましてはですね、昨年度、啓発活動を強化いたしまして、例
えば福祉祭で場をおかりしまして啓発活動を行ったりとかですね、そういった地道な努力が実を結び、市民の
方からの通告も得やすくなったというふうに理解しております。
以上でございます。
○青少年課長(中村 修君) 行政報告書266ページの児童館の学校別の児童の利用割合でございますが、通常
の利用者の学校別の把握はしておりません。ですので、行政報告書267ページの各種行事の中にあります児童
館まつりの参加者の割合につきましては把握しておりますので、そちらでお答えさせていただきたいと思いま
す。
24年度につきましては、児童館まつり総参加者が900名の参加をいただいております。その割合でございま
すが、第一小学校につきましては18.8%、第二小学校12.5%、第三小学校6%、第四小学校1.1%、第亓小学
校20.1%、第六小学校8.2%、第七小学校0.2%、第八小学校16.1%、第九小学校2.5%、第十小学校が14.3%と
なっております。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 御説明いただいたことで大体わかりましたけれども、最後の児童館の学校別の利用者数
ということなんですが、学校の人数も違うので一概には言えないかと思いますけれども、やはり学区の中に児
童館がある学校は利用がしやすいですけれども、特に新青梅から北側には1カ所しか児童館がなくて、そこに
4校の小学校がある。その児童はなかなか、児童館に行きなさいと言っても、なかなか親のほうも一人で行か
せるっていうのは不安があったりということで、児童館の事業、一生懸命やっていただいてるのはわかるんで
すけれども、そういった離れた学校の子供たちに対してどのような分析をしているか、またこれを補完するよ
うな対策など考えたことがあるか、その点をお聞かせください。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 児童館、特に新青梅街道の北東のほうでしょうか、四小あたり、狭山のあた
りですね、あの辺にはないということは認識してるところでございます。そんなこともございまして、四小で
の放課後子ども教室も非常に参加者が多いというようなことは認識しておりますので、今後ですね、今のとこ
ろ学童保育所と放課後子ども教室しかございませんので、そちらの充実を図りたいというふうに考えてるとこ
ろでございます。
以上です。
○副委員長(根岸聡彦君) ここで午後1時30分まで休憩いたします。
午前11時54分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 1時29分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
引き続き、第3款民生費の質疑を行います。
○委員(和地仁美君) 行政報告書189ページにあります、高齢者の方に敬老の意をあらわすために敬老金5,000
円を支給というものがあるんですけれども、これ毎年5,000円ずつお祝い金、お祝い金というか、お配りして
-83-
るということは認識してるんですが、これ、どうなんでしょう。乱暴な言い方をすると、5,000円をただ渡し
てあげるというだけのことが果たしてこの時代に合っているのかというか、という部分を感じるんですけども、
これ、事業の内容について、事業をやる、やらないの前に、まず内容について検討されたことはあるのかどう
かと。例えばこれ、商店街で使える市内で消化をしていただけるようなものにすれば、お祝いともう一つ、産
業振興ということに寄与できるような事業に発展するというふうに私個人は考えるんですが、この事業内容に
ついてどのような検討をされて、金額、それから内容全体ですね―で最終的にまた例年どおりにやったか
という経緯がありましたら教えてください。
○福祉部参事(広沢光政君) 行政報告書189ページ、高齢者慶祝事業について御質疑を頂戴しました。
今委員のおっしゃいますように、現在77歳、88歳、99歳ということで、毎年1回5,000円のほうをお配りさ
せていただいているわけでございますけれども、今現在の77歳の方、88歳の方、かなりジェネレーション
ギャップというのがございまして、同じ5,000円を配付したことによって、受けとめ方はそれぞれやっぱり年
代によっても違ってくるのかなというようなところもございますが、こちらの高齢者のお祝い金に関してはで
すね、民生委員の方々にお願いして配付していただいてるわけでございますが、その中で一つには、見守りと
いうような機能といいますか、そういったものも果たしていただいてるという部分もございまして、今配付す
るのに一番汎用性のあるというか、金額として現金のほうをお配りさせていただいてるというところでござい
ます。
ただ、今委員のほうから話がありました、同じ現金というか、そういう価値のあるものとして、例えば商品
券ですとか、そういったものもあるのかなというふうな、地域で使えるものとか、そういうものもあるのかな
というお話がございますんで、そういった部分については、また研究していかなきゃいけないかなというふう
には考えてございます。今回についてはそういう形で、今年度についても今ちょうど配付している最中でござ
いますが、5,000円という形で例年どおりの金額で、民生委員の方にお願いして、今現在配付をしているとい
うような状況でございます。
以上でございます。
○委員(西川洋一君) これも資料を出していただきました生活保護の関係ですので、行政報告書の280ページ
のところになります。
引き続き生活保護者数は増加しているという状況です。その中で受給に至る理由というところでは、手持ち
金の減、収入の減、合わせて47件─123件中47件ということで、やはりこれが非常に大きな理由になってい
るところです。改めて生活保護者に対する施策、ますます重要になってるかなというふうに思うわけです。
そこで、ケースワーカーの方が担当する1人の件数というのも出していただきましたが、1人当たり決めら
れている人数よりも大変多くて、これが毎回決算特別委員会、予算特別委員会では指摘されているところです
けれども、改善された形跡がないということなんですけれども、この辺はどのように改善しようと考えている
のか。これは担当職員をふやすということになると思うんですけれども、ちょっと余りにも長い期間そのまま
放置されているというふうに思うんですが、いかがでしょうか。24年度どういう努力をされたのかお聞かせく
ださい。
それから、生活保護が廃止されるという数字もこの行政報告書ではあります。この廃止の理由で、生活保護
を受けなくても自立してやっていけるようになりましたというのは、24年度は生活保護廃止世帯が91世帯です
か、行政報告書でたしかそうなってるんじゃないかと思うんですけど、このうち自立というのはどのくらいあ
-84-
るんでしょうか。お伺いします。
○生活福祉課長(尾崎淑人君) 行政報告書280ページ、援護事業の関係で御質疑を2点いただきました。
1点目はケースワーカーの受け付け世帯数の関係でございます。現在、24年度末で1人当たり100世帯とい
うのが現状の数字でございます。一番1人当たりの世帯数が多かったのが、21年度末で112世帯が過去におけ
る一番大きい数字で、この数字を受けまして、22年度にはケースワーカーは2名増員をしております。さらに
23年度につきましても1名増員ということで、このとき1人当たり93世帯ということで、一定の配置はしてご
ざいます。ただその後ですね、リーマンショック以後の激増ではありませんけれども、世帯数もふえておりま
すので、現在100世帯という数字になってございます。
これの採用ですけれども、嘱託員の増員ですとか、あるいは医療扶助の支援相談員の配置ですとかというこ
とで、ケースワーカーの仕事の量を尐しでも軽減するような努力はしているところでございます。
続きまして、2点目の廃止のうちのですね、いわゆる自立廃止ということなんですけれども、統計的にとっ
てございますが、稼働収入があって廃止に至ったというのが、24年度が91件のうち12件、13.2%が稼働収入が
あって廃止になったケースがございます。
以上でございます。
○委員(西川洋一君) ケースワーカー1人当たり担当する件数を減らすということは、これは生活保護受給者
にとっては大変大事なことだと私は思うんですね。その人の生活をきちんと見てくれて、自立への援助もきち
んとするという点からも大変大事だと思うんですね。担当のほうでは、嘱託員、いわゆる臨時的な職員もふや
して、ケースワーカーの人の仕事を減らして、なるべくそちらに充てるようにという意味だと思うんですけど、
そういう担当のほうでそれだけ努力しているけども、現状は規定よりも大変多い人数を受け持たなければなら
ないという状況です。
お伺いしますが、これは職員課でしょうか、市長でしょうか、やはりこういう状況がいつまでも続くという
のは正しい状況じゃないと思うんですが、いかがでしょうか。
○総務部長(北田和雄君) ケースワーカーの職員の件ですけども、今までも景気の影響を受け、生活保護世帯
がふえてきてるというところで、順次増員を図ってきてるとこですけども、なかなか世帯数の増加もあって追
いついていかないと。職員数につきましては、全体の中で職員の増員ってなかなか望める今状況にはございま
せん。ですから職員全体の中のやりくりの中で、できる限り対忚してきたということです、今までも。ですか
ら今後も同じ方向で、できる限り全体のやりくりを見ながら対忚に努めたいというふうには考えてます。
以上です。
○委員(森田真一君) 2点お伺いしたいと思います。
行政報告書172ページ、一番下段のとこにありますふれあいのまちづくり事業費の中で例示されております
社協の見守り・声かけ活動なんですけれども、これ、数字でさっと出るということではないとまず考えており
ますが、先ほど来もほかの方からも質問がありました、例えば虐待ですとか、それから認知症などで御自身で
サービスに結びつかない、SOSを上げられないというような方の発見にどれぐらい事業として寄与している
のかというのを担当のほうではどういうふうに、所管としてお持ちなのかということを伺いたいというふうに
思います。
それから2点目が、同じく行政報告書187ページの高齢者住宅改修の給付なんですが、2項目あるんですが、
住宅改修予防給付という手すりの取りつけなどの事業について、24年度初めてゼロ、ゼロ、ゼロという数字が
-85-
並びまして、この1年全く利用がなかったのはどういうことから生じたんだろうかと。同じく設備改修給付に
ついても4件のみということで、23年度と比べると、23年度、合計で10件ぐらいあったはずなんで、多分半減
以下ということだと思うんですが、たまたまっていうことなのか、それとも事業の普及として何か課題が生じ
ているのかというところで、お考えを伺いたいと思います。
○福祉推進課長(尾又斉夫君) 行政報告書172ページ、ふれあいのまちづくり事業費におけます見守り・声か
け活動についてでございます。
先ほど委員から、認知症や虐待の発見、そのようなことの発見があったかというようなことも含めましての
御質問でございます。まず協力員から社協に、そのようなことがございました場合には連絡が社協のほうに速
やかに入るようになってございます。それでまた社協ではですね、このような連絡があった場合には、ほっと
支援センターや市の担当部署に、こちらも直ちに連絡するような形で対忚してございます。
それで、虐待につきましては、ちょっと確認した内容ですと、それほどはなかったような数字だということ
でございます。
それで、平成24年度におきましては、利用者も昨年の436人から66人、率にしまして15%ほど利用も多く
なってございますので、これからもこの制度の適切な運用につきまして、市のほうでも努力してまいりたいと
考えております。
以上でございます。
○福祉部参事(広沢光政君) 行政報告書187ページ、高齢者住宅改修の関係でございます。
今委員のほうからお話がありました住宅改修予防給付、こちらにつきましては、24年度給付件数ゼロ件とい
うことになってございますが、行政報告書のほうにも明記してございますが、このサービスにつきましては、
対象者を介護保険法の非該当者という形にしてございます。こういう方から申請があったときに、まず認定を
受けていただくという形になりますが、その非該当の結果をもって申請を改めてしていただくと。今回、要介
護、要支援とその結果該当された方がいたということで、同じサービスであります介護保険サービスのほうの
給付のほうを利用なされたということで、ゼロ件になってるというふうに認識してございます。
以上でございます。
○委員(関野杜成君) 1点だけお伺いします。
行政報告書280ページ、生活保護なんですが、こちらのほうに書いてある取り下げ件数、却下件数、保護開
始、保護廃止の世帯数があるんですけども、この人数の中でどういった内容が多くて、どういった内容が尐な
いのかというのを教えてください。
○生活福祉課長(尾崎淑人君) 行政報告書280ページ、生活保護援護事業の保護の開始、廃止の内訳、内容で
ございます。
申請件数の126件のうちですね、開始理由ということになるんですけれども、資料要求にもございましたけ
れども、経済的理由によります手持ち金の減であるとか、あとは世帯主の傷病、こういうものがおよそ50%程
度あるということでございます。それから取り下げでございますけれども、これは今年度の場合は、一定の収
入があるということが本人からわかって取り下げてきたということでございます。却下につきましても、高齢
者の方で、手持ち金が実はあったということで却下をしてございます。
あと保護の廃止につきましては、一番多いのは生活保護の辞退でございます。御本人から生活保護を辞退し
たいということで、主な理由は、一定の収入があって生活保護を要しないので、自分から辞退をしたいという
-86-
のが36.2%でございます。その次は死亡でおよそ30%ございます。あと稼働収入があって廃止をしたというこ
とでございます。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 民生費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、民生費の質疑を終了いたします。
ここで説明員交代のため暫時休憩いたします。
午後 1時46分 休憩
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午後 1時48分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第4款衛生費の質疑を行います。
○委員(東口正美君) 質問させていただきます。
行政報告書296ページから303ページまでの3~4カ月児健診、1歳半健診、3歳児健診、5歳児健診につい
て、それぞれの健診における健診のポイントといいますか、それぞれ尐しずつ違うと思うんですけれども、そ
れを改めて聞かせていただきたいということと、特にこの24年度から5歳児健康相談が健康診査に変わりまし
たけれども、このことに対する何か変化があれば教えていただきたいということがございます。
それで、302ページの5歳児健康診査の数字で聞きたいところですけれども、受診率が64.2%と、他の健診
に比べると尐し低くなっているかなというところが気になります。
あともう一つ細かな数字で聞かせていただきますと、301ページの3歳児健康診査の心理相談内容が、相談
件数221件に対して要精密検査2件というのと、303ページの5歳児健康診査における心理相談の合計131件に
対して要精密検査が10件になっているという、この辺の数字についてどのように読み解いておられるか聞かせ
てください。
もう1点、済みません、がん検診、毎年着実に遂行させていただいていると……
○委員長(御殿谷一彦君) ページ。
○委員(東口正美君) 済みません。315ページ。特に乳がん検診でちょっと教えていただきたいことがありま
して、746受診者数に対して、乳がんが5人発見されているということがすばらしいなと思ったことと、あと
この検査でその他の疾患というのが見つかっておりまして、これが39件というふうに件数が多いんですけれど
も、このマンモグラフィーでその他の疾患、どのような疾患が見つかるのか教えてください。
以上です。
○健康課長(志村明子君) では順番に御説明させていただきます。
最初に、296ページ以降の乳幼児健診についてであります。
まず最初に、それぞれの健診の特徴というか、意義についてでございます。これらの健診は母子保健法に基
づいている、いわゆる法定での健診になります。3~4カ月児健診では、まずお子さんの身長、体重等の発育
をメーンに健診のほうをしております。その後1歳半、3歳、5歳―1歳半と3歳につきましては、身長
や体重などの発育のほか、運動面の発達、また知的な発達も含めて、それぞれ発達には節目ごとに行われる発
-87-
達の特徴というものがありますので、そういったものを見てまいります。
1歳半では、主なものとしては、歩行ができるか、また言葉の発出ですね、有意味語が発出されているか、
また母とお子さんとの二項関係、人間関係ができているかといったものを中心に見てまいります。
3歳児健診におきましては、1歳半に加えまして、お子さんの運動能力も歩行段階からもうちょっと発達し
たものになりますので、例えばジャンプができるかとか、スキップができるかとか、そういったちょっと複雑
な全身的な運動も含めて、指先も含めた巧緻運動、細かい手先の運動などもこちらのほうで見てまいります。
知的な発達としましては、会話が成立ができるか、また他者との関係ができるかといったような、言葉という
ものが卖語と卖語をつなげた文の発出ができるかといったようなところを中心に見てまいります。
5歳児健診についてでありますけれども、こちらは母子保健法に基づいている法定健診ではございません。
東大和市独自で行っているものですから、これを始めるに当たりましては医師会と、どの辺をポイントに見る
か、5歳を過ぎて就学まで1年ちょっともしくは1年を切った方がお見えになりますので、就学の準備という
ことも含めて発達や発育のほうを見てまいります。
東大和のほうの5歳児健診の特徴としましては、言葉の能力においても、1対1の能力ではなくて、多尐い
ろいろな集団の中でのお話が聞けるかとか、物事の流れが酌み取れるかとか、あとはお友達関係において個別
遊びから集団遊びの発展がどうかといったようなことを見てまいります。体の発育に関しても、ほぼ幼児期の
最後の時期になりますので、全体的な体格も含め、感覚的なもの―視力とか聴力とかそういったものに関
しても、お母様、保護者のほうからも御心配があれば、そういったものも就学前にきちんとした精密検査に御
紹介ができるようにという形で、健診のほうを行っております。
2点目の心理相談における要精密検査についてですけれども、最初に1歳半健診についてでございますけど
も、299ページの心理相談ですね。心理相談で相談者数が191、その結果要精密検査が4ということでした。こ
れが3歳になると、301ページの相談件数が221に対して要精密が2という形になったということです。こちら
のほうは、数の比率とか出現率といったものは、その年のお子さんの方の相談内容にもよりますので、一概に
は言えませんけれども、先ほど説明したように、各年齢での発達や健診のチェックポイントにおいて、やはり
専門医療機関での詳しい専門な検査が必要だという判断に基づき、もちろん保護者の方の御希望も含めまして、
こちらのほう、精密検査といった形でなっております。
それから、行政報告書315ページの乳がん検診についてですけれども、その他の疾患の主な中身でございま
すけども、これは乳腺症の古い傷の跡だとか、良性の腫瘍で経過観察が必要だけれども発がん性の可能性は極
めて低い、そういったものの内容がほとんどを占めております。
以上でございます。
○委員(床鍋義博君) 行政報告書で340ページの航空機の騒音の評価のところなんですけれども、これ、時間
帯なんですけれども、9時から16時までということなんですけども、これ、私が実ははかったことがありまし
て、16時から17時の間も複数回はかったところですね、10回以上ってことが結構ありまして、その後の17時か
ら18時といったところも10回以上ということがあります。ですからですね、このあたりにも今後、回数が多い
ので、この回数をはかる対象としてはいかがかどうか検討したことがあるのかどうかということ。
あと、そのほかにピークレベルなんですけども、マックス86デシベルですけれども、これ、私の持っている
ものではかったところ90を超えることも複数回ありました。それも時間帯によると、大体17時から18時といっ
たところです。これに関してどのような見解を持っているかお聞かせをください。
-88-
そのほかに、これ市民体育館の屋上ではかってますね。これルートにたしか入ってると思うんですけども、
若干ルートからずれてることが多くて、よく私、ルートを見てるんですよ。そうすると、立川から飛んできた
ヘリコプターが公園のところをかすめるように来て、ちょうど東京ユニオンガーデンの上空で進路変更すると
いうパターンが非常に多いので、そのときが一番騒音は大きいのかなと。ちょうど曲がるところなんでそうい
うふうに感じるのかもしれませんが、データ的にはそういうふうになっているので、そのことに関して場所に
関して、このほかのところを考えたことがあるのかどうかということです。
次に、行政報告書の349ページから351ページまでですね。これ、可燃物だけ見ていると、結構ごみの量は
減っております。それが351ページの小平・村山・大和衛生組合の負担金が減ってるということから見るとよ
くわかります。もちろん収集のところを見てもわかるんですけれども、それに引きかえ東京たま広域資源循環
組合負担金がふえております。これ、去年も聞いたかもしれないんですけども、これ、超過金が含まれてるの
で尐し高くなってるのかなと思うんですけれども、ごみがどんどんどんどんこれから減っていった場合でも、
これはやっぱりふえていくものなのかなということをお聞きします。
この算定の基準なんですけれども、これ、搬入量に比例してると思うんですけれども、その搬入量というの
は、大和だけの搬入量ではかってるのか。例えば小平・村山・大和衛生組合に搬入をしました、そこから焼却
残渣をはかって、それに案分してどれぐらいの重さなのかはかってるのか、それとも衛生組合全体で、それに
よって決まるのかということをちょっとお聞きします。その超過金に関して市独自でこういうふうに算定され
てるのか、それとも衛生組合ごとでやってるのかということをお聞きします。
以上です。
○環境課長(町田誠二君) 行政報告書340ページから341ページにかけての航空機騒音についての御質疑をいた
だきました。
調査時間なんですが、直接職員が測定してるわけですが、10月ですと、4時ぐらいから5時にかけて、
ちょっと暗くなってしまって飛行コースとかが確認できないということで、16時まででとめております。
それからあと、ピークレベル90デシベルというのが17時までの間にあったという委員からのお話がありまし
たが、この日、2日間の中ではそこは確認できなかったという状況であります。
それから、市民体育館の屋上で現在測定しております。他の場所はということであったんですが、公共施設
ではかれる場所が近くにないということと、あと飛行コースに近い、例えば駅の周辺ですと、ほかの騒音まで
拾ってしまうということから、現状の市民体育館の上で測定をしております。
あと、ルートから外れるということなんですが、昨年の測定時もですね、玉川上水方面から来てですね、駅
近くに来て单下するというコースが結構ございますので、日によっても多尐はずれることがあるかとは思われ
ます。
以上でございます。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 行政報告書349ページから351ページ、可燃ごみは、委員のおっしゃるとおり、
前年度と比べて減ってるというところでございますが、広域資源循環組合の分担金につきましては金額が増加
してるというところにあります。主な理由といたしましては、超過金が23年度と比較しまして約200万円ほど
ふえているということが挙げられるほかにつきましては、燃やすごみが減れば灰も減るという形にはなります
ので、本来であれば、計算の時点も2年前のものを比較してますので、可燃ごみが減れば灰等も減っていくこ
とにはなるんですが、広域資源循環組合の場内整備等の関係の起債額の償還の変動等も多尐の影響を、ごみ量
-89-
の減とは別に受けてしまうという部分がございますので、超過金とあわせてふえてしまう。それとあと、超過
金の計算につきましては循環組合のほうが行うとなっております。その中で、当市のように3市で一部事務組
合で焼却灰の中間処理を行ってる場合なんですが、それぞれ搬入をした時点で、それぞれの各市が可燃ごみを
持ち込んだ搬入割合がございますので、その案分で算出をしているということであります。
以上です。
○委員(床鍋義博君) 航空機の騒音のところなんですけれども、やはりこれ、16時から18時というところも、
コースの目視ができないというふうにお話しされたんですけども、基本的にヘリコプターが多いと思うんです
けども、電気ついてますんで、そんなに、特に夏だとそんなに、6時ぐらいまでだとコースが見えますので、
これ、必ずしも3月とかっていうわけではなくて、もっと明るいときとかでやればできるかなというふうに思
います。できれば、そういった時間帯がすごく多いので、ぜひそのあたりをはかってほしいなと思うのと、あ
ともう一つ、ちょっと聞き忘れたんですけど、高さですね。航空機の高さ、決まってると思うんですけども、
この高さというのははかったことがあるのでしょうか。やっぱり私の感覚で言うと申しわけないんですけども、
やはりデシベルが高いときっていうのは、やっぱり航空機の文字まで見えるぐらい低くなってるんで、やはり
その高さ、違反してるんじゃないかなっていうふうに思ってるんですね。ですからそのことも含めて、デシベ
ルと高さとの割合の相関関係を示さないと、なかなか申し入れても聞いてくれないのかなという感じがします
ので、そのあたりのほうはいかがでしょうか。
○環境部長(田口茂夫君) 時間の関係につきましては、同一の時期をなるべくということで、今まで従前、1
回を2回にふやしてる過去の経緯はございますけども、そういった形でやってきてございます。時期を夏場に
というお話もございます。そこら辺につきましては、今後こういった測定の時期等につきましては、検討をし
てみたいというふうに思ってございます。
あと高さに関しましては、現在私どもの測定器の中にそういった測定ができるようなものを持ち合わせてご
ざいません。そういったことから、現在高さにつきましては測定ができていない状況でございます。しかしな
がら過去にですね、当市ではございませんが、他の自治体でそういったものを実際に測定してた経緯等がござ
います。その結果としてですね、立川基地の関係の協議会等もできてございます。東大和としましても、そう
いった協議会に出席をさせていただきながら、そういったヘリコプターを飛ばす団体等との調整はさせていた
だきたいというふうに考えております。
以上です。
○委員(佐竹康彦君) 1点お伺いいたします。
行政報告書326ページ及び決算書の183ページ、定期予防接種の点、高齢者のインフルエンザのところなんで
すけれども、これの決算額とその卖価についてお伺いいたします。
○健康課長(志村明子君) 高齢者インフルエンザの決算額と卖価について御説明します。
まず卖価ですけれども、こちらのほうは診療報酬をもとに積算しまして、平成24年度は1件当たり4,465円
という形で設定のほうをしております。決算額ですけども、全部で1万64件の接種がありまして、2,124万
6,735円となっております。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 済みません。回答の場合に、申しわけないですけど、大体わかるんですけども、
ページのほうもできれば頭で言っていただければと思います。よろしくお願いいたします。
-90-
○委員(佐竹康彦君) わかりました。
卖価のところなんですけれども、市内のインフルエンザ、接種されてる医院ではですね、やはりこの卖価よ
りも低く設定されてるところがあるということで、昨年も一般質問させていただいたんですが、この差につい
て市としてはどのように認識をされておられるのか。市民の方からは是正すべきというようなお声もあるかと
いうふうに市のほうでも認識されてると思いますけども、この点についてお聞かせいただければと思います。
○福祉部長(吉沢寿子君) 行政報告書326ページの高齢者のインフルエンザの関係のですね、いわゆる定期の
予防接種と、自由診療的な65歳未満の方が受けられるインフルエンザの金額の違いということで、今佐竹委員
おっしゃるように、24年の第4回の一般質問でも佐竹委員から御質問いただいた件でございます。
これにつきましては、その一般質問のときの答弁のときにもお答えをさせてはいただいているんですけれど
も、やはり高齢者のインフルエンザにつきましては、予防接種法に基づく定期予防接種ということで、都内の
区市町村が全て同一の金額で行ってるものでございます。これにつきましては、診療報酬の点数を参考として
積み上げた金額が現在の金額であるというふうに認識をしております。
いわゆる法に基づく定期予防接種の場合はですね、もし万が一その接種をしたことで健康被害が生じた場合
には、国のほうで予防接種健康被害救済制度というものがございます。これにつきましては、最終的には厚生
労働大臣の認定を経て区市町村が給付をするというものでございますけれども、健康被害があったときには、
医療費の自己負担分や障害年金が給付されたりですね、もしも残念ながら亡くなられた場合には死亡保障保険
金や遺族年金等が支払われるということで、いわゆる自由診療の任意接種よりもそういった補償が厚いという
ような制度でございますので、そういったところも踏まえてですね、やはり法に基づく定期接種と自由診療的
な任意予防接種での金額の差というものは、やむを得ないものということで認識しておるところでございます。
以上です。
○委員(中間建二君) 何点かお尋ねいたします。
行政報告書の302ページで、先ほど5歳児健康診査についての質疑がありましたけれども、5歳児健康診査
の実施については、公明党の過去の先輩議員が何度も一般質問で取り上げていただきまして、24年度からス
タートしていただいたことに大変喜んでいるわけですが、この中で特に発達障害の早期発見、また早期支援に
つながる取り組み、また母親の側からすれば、育児ノイローゼから起こるであろう虐待の問題等の早期発見、
早期支援ということが大事な視点だということで認識をしておりますけれども、この24年度の中で、そのよう
な視点の中でどのような事業展開が行われたのか、再度確認をさせていただきたいと思います。
それから、330ページの墓地の経営許可等に関する事務、これが新規で事務が移譲されたわけですけども、
経営許可の中で納骨堂の廃止の取り扱いとなっておりますが、これについて例えば、納骨堂ですから、当然遺
骨が納められていたということだと思うんですが、これの、全く遺骨の行き場所というかですね、それがはっ
きり確定した段階での廃止ということになってるのか。この事務の実態がどうなってるのかちょっと確認をさ
せていただきたいのと、また当市においては、芋窪地域に新設の墓地の問題が以前議会でも問題になっており
ましたが、24年度の中ではどのような取り扱いになっているのかを確認させていただきたいと思います。
それから最後にですね、先ほど質疑もありましたけども、340ページの航空機騒音の関係でですね、市のほ
うで調査していただいてる実態はわかるんですけども、さまざまな角度でですね、この航空機騒音の問題は市
民から直接市のほうに苦情等が寄せられてるかと思うんですが、その苦情等の相談件数とですね、それに対し
て市からは、当然のことながら関係機関に苦情の申し立てというかですね、騒音関係の要請はされてるかと思
-91-
うんですけども、そのあたりの実態がどうなっているのか。市からの要請によってどの程度改善されてると認
識をしていらっしゃるのか、この点について確認させていただきたいと思います。
○健康課長(志村明子君) 行政報告書302ページの5歳児健康診査についてでございます。こちらのほうでの
発達障害の御心配がなされた方への取り組み、また育児ノイローゼなどお母様の精神的負担が見られる方につ
いての取り組みについての御説明を申し上げます。
健康課のほうでは、そういった支援が必要な御家庭に関するための検討会を設けておりまして、そこではそ
れぞれ心理相談員や小児精神科医などのスーパーバイズを受けて、各担当者のほうがよりこの御家庭に合った
支援ができるようにというような、そういったような会議を開催してございます。平成24年度は10回開催のほ
うをしております。母の育児ノイローゼにつきましては、経過観察として、心理の発達相談等におきまして、
また母のグループ等におきまして、精神的なサポートを含めてお母さんの体調が安定するように、そういった
事業へつなげて支援してるところでございます。
また、保健センターは小学校入学までの就学前のお子さんをメーンに見る機関であるということがあります
ことから、就学以後の相談機関として、子ども家庭支援センター等の担当へも円滑に引き継ぎができるように、
連絡会等を活用して行っているところでございます。
以上でございます。
○環境課長(町田誠二君) 行政報告書330ページ、墓地の経営許可等に関する事務に関しての御質疑をいただ
きました。
1点目の納骨堂の廃止でございますが、これは佼成霊園の納骨堂の廃止でございます。なぜ廃止かといいま
すと、建て替えなんですが、場所も違うんで廃止して、それから新たに建築するという形で届けが出ておりま
す。解体に際してですね、事前に私どものほうも立ち入りましたが、御遺骨に対しては全部、お名前と番号を
つけてですね、これはどこにということで、同じ敷地内の建物の地下に仮置き場を設けまして、全部その番号
順に並べて、でき上がるまではそこに保管ということで現地を確認しております。それが納骨堂の廃止です。
次に、(仮称)東大和メモリアルの昨年の状況ですが、4月1日に東京都から市に事務が移管されたわけな
んですが、その前段で、1月に東京都のほうに看板設置等の届け出がなされました。その後説明会をいたして、
地元の方々から御意見いただいたものを東京都の保健所でまとめて、助言指導書として宗教法人側と住民側に
出しております。そこで東大和市が事務の移管を受けてですね、その後は地元の方々と宗教法人の間でですね、
本協議に入る前の事前協議、例えば協議ルールを決めるとかですね、そういう協議が5回ほど3月までになさ
れました。ただ、担当者を入れるかどうかっていうところでちょっと平行線になってですね、現在まだ協議
ルールが固まってない状況でございます。
それから、3点目の行政報告書340ページの航空機騒音についてですが、平成24年度の苦情につきましては、
ヘリコプターに関しては2件でございます。そのほかですね、ほかの航空機ですね、米軍のジェット機だとか
というのが4件ほどございました。
それに対しての市からの要請ですが、先ほど部長のほうからお話ありましたが、立川飛行場周辺自治体連絡
会というのが8市で構成されております。その中でも昨年、2度にわたって航空機騒音の軽減等に係る要請行
動として、8市市長の連名で要請書を出しております。
それからもう一つは、立川飛行場環境対策会議というのがございます。これは構成が周辺12市で構成されて
ますが、年に1度開かれまして、その中で航空機の状況だとか運航状況、それから騒音の測定結果だとかです
-92-
ね、軽減対策の状況について報告を受けて、その中でもそれぞれの市から要請行動しております。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで10分間休憩いたします。
午後 2時18分 休憩
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午後 2時29分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
引き続き、第4款衛生費の質疑を行います。
○委員(実川圭子君) 行政報告書の313ページの子宮がん検診についてですけれども、65歳以上から下の方の
中では、この中でですけれども、異常が皆さんなしということで、私が以前ちょっと聞いたところによります
と、高齢になって発症するというのが尐なくなるので、ある程度の年齢までいけば子宮がん検診は必要がない
というようなことをちょっと聞いたことがあるんですけども、その辺の御見解をお伺いしたいと思います。必
要がない検査を受けるのは体にもよくないと思いますので、そのあたりどのように考えているかお聞かせくだ
さい。そのあたりについては、行政報告書の318ページのクーポンを使った子宮がん検診については、年齢が
40歳までというふうになってるので、そのあたりとの兼ね合いで教えてください。
それから、行政報告書の327ページ、任意予防接種のところなんですが、24年度は子宮頸がん予防ワクチン
は任意接種だったということで、こちらの表に数字が出ていますけれども、被接種者数というのは受けた方の
人数だと思うので、これ、3回受けるような形になっていると思いますが、総接種者数がわかりましたら教え
てください。そして何回か委員会や議会の中でもお伺いしてますけれども、後発的な副反忚なども報告されて
ますので、何かその後市のほうで相談などがあったかどうか、わかりましたら教えてください。
それから、行政報告書の338ページの環境調査のところなんですが、アの総浮遊粉じん調査、こちらに数字
が出ているんですが、この何か基準みたいのがあったら、この基準以上はちょっと注意したほうがいいとか、
何か基準があったら教えてください。数字的にかなり、私が見たら多いんじゃないかなと思う数字が見られる
ので教えてください。
それから、イとウのところには二酸化窒素濃度調査というのが出ていますけれども、24年度で話題になりま
したPM2.5というのの調査が、国のほうで多分、東大和市内の奈良橋のあたりで調査をしてることがあると
思いますけれども、それについてどのように把握してるか教えてください。
○健康課長(志村明子君) 行政報告書313ページ、318ページの子宮がん検診、がん検診推進事業のクーポンに
ついて御説明します。
最初に313ページのほうの、65歳以上の方は異常がないということで、がん検診自体が必要性があるのかど
うなのかということでございますけども、このがん検診は国の基本指針に基づいてやっております。その基本
指針においては、65歳以上の方については効果がなくて必要ないというようなことはうたわれておりません。
同じようにやる年齢の方という形で規定がなっております。また、体に対して負担があるのではないかという
御質問がありましたけども、子宮自体は体の中に依然残っている状態ですし、また子宮以外の外性器の部分に
ついても触診や視診で診れるということから、65歳以上の方も希望する方が子宮がん検診を受けることで、そ
の方の健康推進には役に立つものというふうに考えております。
318ページの40歳以上の方のクーポン券についてでありますけども、こちらのほうは子宮がんの発症や、ま
-93-
たその後の予後の段階で20歳以上から検診を勧めるということで、これは年代を絞って20歳から40歳の対象の
方に通知を送ることによって受診率の向上を目指している、そういった意味合いの検診になってございます。
続いて、行政報告書327ページの子宮頸がんワクチンについてでございます。24年度は任意接種として行っ
てまいりましたけども、対象の方は2,112人の方に対して勧奨通知等を発送しました。実際接種なさった方は
319件という形になってございます。
以上でございます。
申しわけありません。副反忚の相談についてでございますけども、接種勧奨の中止等含めましてホームペー
ジ等でお知らせ以後、特に相談等は入っておりません。
以上でございます。
○環境課長(町田誠二君) 行政報告書338ページ、総浮遊粉じんの調査についてでございますが、これにつき
ましてはですね、市内の大気の汚染状況を把握するためにですね、月1回市役所の屋上で24時間吸引して測定
しております。ただですね、こちらに環境基準に定めはありません。ですので、環境基準以下だとか以上だと
いうところの判断はしておりません。
それから、同じく338ページの関係でPM2.5の関係ですが、これにつきましては、市内第一学校給食セン
ターの東側に東京都の観測点があります。そちらで24時間測定しております。それは環境局のホームページで
見ることができます。ただ昨年ですと1回、何ていうんですか、ほこりがすごい、何て言いましたかね、煙霧
というか、1回ありました。そのときにかなり数値が高くなりましたが、それが全てPM2.5なのかどうかと
いうのもわかりません。というのは、PM2.5、特定された物質じゃなくて、ちりの大きさのものですから、
その辺の数値は、都においても注意報を出すとか警報を出すとかというところまでは至っておりません。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 行政報告書の327ページの子宮頸がんワクチンの接種なんですけれども、319人はわかっ
たんですけども、合わせて何回、1人の人が必ず3回受けたのかどうかというのが把握できてたら、何回総計
で接種があったかということがわかったら教えてください。
それから、今のPM2.5のことなんですけれども、市民にやはり情報提供ということで、都の環境局のほう
でホームページで発表してるようでしたら、そこにリンクを張るとか何か、市内のせっかくの情報ですので、
それが市民がすぐ見てわかるような形で今後情報提供していただけたらと思います。これは要望です。
○健康課長(志村明子君) 行政報告書327ページ、子宮頸がん予防ワクチンについてでございますけども、接
種が終わった回数についてでございます。接種完了者としては、この319人を含めてですけれども、24年度の
時点で延べ回数が1,228件で、接種の実人数が319人という形になっております。この319人の方が2回接種ま
で終わった方か3回接種が完了した方かということに関しては、今持ち合わせておりませんので、後ほど御答
弁させていただきたいと思います。
以上でございます。
○委員(尾崎利一君) 行政報告書の340ページのところで、一つは、C-1輸送機飛行に伴う騒音測定が、月
1回の飛行予定が全て中止になったため測定を行わなかったということですが、これはどういうことなのかと
いう、C-1輸送機の後継機か何かに変わっているんであれば、それの測定をやる必要があると思いますし、
それからここに出ているC-1、それから立川飛行場のヘリコプターのほかにも、入間基地を往来する航空機
の騒音などについても、苦情がいってるんではないかなと思うんですが、そこら辺についての測定の計画、必
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要性について認識を伺います。
それから、その下のヘリコプター騒音のほうですけれども、ここで86デシベルっていうピークレベルで、
マックス86デシベルとか80デシベルとかっていう数値が出てますけども、これは数値ではそういうことですが、
これはどの程度の騒音なのかという認識なのか伺います。
あと、今床鍋委員のほうから、90デシベルを超えるような音を床鍋委員は測定されてるということですので、
そういう情報など寄せられた場合については、2回の騒音調査にとどまらず、必要に忚じてそういう調査をや
る必要があるんではないかというふうに思いますが、その点についての認識と、それから以前、広島県がやっ
てるということで、情報を市民から積極的に集めるような書式みたいなものをつくって情報収集してはどうか
という提案を行って、検討していただくというふうになってたと思いますが、その検討状況がどうなってるの
か伺います。
それから、行政報告書の346ページとか350ページとかってあたりですけど、ちょっと見方を教えていただき
たいんですが、容器包装プラスチックについてですけれども、これは収集されて民間の中間処理施設に搬入さ
れると。ところが、346ページにある容リ協会に搬入されるのはその全量ではなくて、汚いものについてはこ
こではじかれて、それで燃やすごみということで、衛生組合のほうへそれが回されるという仕組みになるん
じゃないかと思うんですが、そこら辺がどういうふうになってるのか、数量的にどうなのか、ちょっと教えて
いただきたいと思います。
○環境課長(町田誠二君) 行政報告書340ページについて御質疑いただきました。
まず1点目のC-1ですが、これは毎月の予定はございました。ところが直前になって中止という報告が
入って、それが平成24年度は全て中止ということで測定しませんでした。そのほか後継機に変わるのか等のお
話ですが、その話は今のところ一切ございません。
それから、同じく340ページのピークレベルのマックス86についてですが、これについてはピークですから
一瞬というか、来る直前とかそういうときに大きくなるわけですが、騒音の目安としては、上に書いてある
WECPNL―うるささ指数というような説明が出てますけど、それでは70以下というふうになってますの
で、それ以下ではございますが、感じたときどうなのかというのは、86は、やはりうるさいというふうに感じ
る数字だと思われます。
それからもう一つは、広島県の市民からの情報収集という件でございますが、現在ですね、市民からの苦情
等ということで、騒音の情報収集のみにとどまっている状況でございます。
それからもう1点、2点目にございました入間基地の関係ですが、昨年度におきましてもヘリコプター騒音
は2回だったんですが、5月に、清水5丁目ですから多分入間のコースだと思われます。そこで1件ございま
した。それから7月26日、立野1丁目で、これは米軍機による音の苦情がございました。それから、11月に入
間の航空祭でブルーインパルスが飛んできたときの苦情が1件。それから同じく2月に清水で、入間基地に向
かう飛行機という音の苦情が1件ございました。したがいまして昨年度におきましては、ヘリコプター騒音が
2件と入間の関係が3件、それから米軍機が1件というふうな状況でございました。
以上でございます。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 行政報告書346ページ、容器包装プラスチックの引き渡し量についてでござい
ますが、こちらにつきましては、行政報告書に記載しております目方につきましては、異物を除去した後の容
器包装リサイクル法にのせた引き渡し量となっております。したがいまして委員からお話がございました、実
-95-
際にステーションから容器包装プラスチックを集めて、その後、現在東大和の場合、民間委託ということで中
間処理をしておりますので、その中間処理の過程の中で手選別等行っておりますので、その中で異物は出てお
ります。その異物につきましては月1回程度、現状ではパッカー車を出しまして、可燃ごみとして小平・村
山・大和衛生組合のほうへ焼却という形で入れておりますので、その量につきましては、行政報告書上、可燃
ごみという形で計算をさせていただいております。
以上です。
○委員(尾崎利一君) 340ページですか、航空機騒音のほうについては、今この議場でも委員のほうから、90
デシベル以上出てるっていう声も上がってるわけですから、そういう場合にどう対忚をとるのかという点につ
いて、ぜひ検討いただきたいと思います。検討できるかどうか伺います。
それから、今の容器包装プラスチックの処理のほうですけれども、要するに民間に行っている量と実際に容
リ協会に行ってる量、この差がどれだけあるかというのは、これは多分持ち込まれた量との関係で、民間委託
のほうは数量を管理されてると思うので、わかるんじゃないかと思うんですけども、要するに引き算すれば。
民間に行った容器包装プラスチック、それから実際に容リ協会に行った容器包装プラスチック、差し引けばそ
の量はわかるんじゃないかと思うんですが、これ、わかるようでしたら教えてください。
○環境部長(田口茂夫君) 他の委員から90デシベルという話でのお話でございます。測定する場所にもよりま
してですね、当然高いところで測定をされれば、逆にヘリコプターに近い位置になりますので、そういったお
話にもなるかと思います。ただ、そういったお話もありますので全くしないということではなくて、測定でき
る場所等も今までも内部でも検討してきてる中で、市民体育館の屋上というところで我々も継続的に実施して
おります。ただ苦情が多い、尐ない、いろいろあるかと思いますけども、そこら辺、どれだけの回数がふやせ
るかどうかも含めてですね、検討はしてみたいというふうに考えております。
以上です。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 容器包装プラスチックの関係の異物の量でございますが、委員がおっしゃると
おり、民間施設へ持ち込んだ量から引き渡した量を差し引けば出るということになるわけですが、現在、月々
の持ち込んだ量の数字等、今持ち合わせておりませんでして、ただ前に、以前なんですが、ステーションから
収集した量に対しての異物の発生量のパーセンテージを出したことがございまして、大体3%から4%ぐらい
がステーション収集の中の異物量ということで、非常に数字としては低いということになっております。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで、先ほどの実川委員の質疑において答弁が保留になっていた部分について答
弁があります。
○健康課長(志村明子君) 先ほど実川委員から御質問いただきました行政報告書327ページ、子宮頸がんワク
チンの接種についてでございます。
24年度は、319人の方に対して1,228件の接種を行ってまいりましたけれども、特にこの方のうち3回接種終
了者、2回接種終了者といったような回数的な集計のほうは、今のところ事業が、接種の勧奨が中止になった
事態もあり、今のところ集計としては持ってございません。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 衛生費の質疑を終了して御異議ございませんか。
○委員(西川洋一君) 行政報告書の339ページですね。ここには主要地方道路騒音・振動・交通量調査という
-96-
のがありまして、測定値、環境基準、要請限度というような言葉が載ってます。そのうち新青梅街道奈良橋庚
申塚交差点東においては、測定値が77、環境基準70、要請限度75、アンダーラインが引いてあるものは環境基
準を超えたものというふうに表記されてるわけですけれど、その要請限度と環境基準の関係と、環境基準を超
えた部分、この表では3カ所あるわけですけれども、こういう結果が出てどういう対忚がされたのか。特に夜
間における騒音が基準を超えてるということなると、近隣の人は大変なことになるんじゃないかというふうに
思います。
それから、341ページの水質の件です。このページの一番下の表で、空堀川においてpHが8.9、8.7、それ
ぞれ基準を尐し超えてるということです。この原因をどう見ているのか、対策が立てられたのかということで
す。
あと、水量の件については、これは常に空堀川にしても奈良橋川にしても、水量対策が求められているとこ
ろですけれども、私はこれまでも、緑地の保全及びため池等対策する必要があると申し上げてきておりますけ
れども、水量対策、24年度ではどのような対策をとったのかお伺いします。
それから水質の点では、改善するためには、下水道供用地域内の未接続部分、これが尐なからず、それほど
ではないんですけどあります。これは24年度ではどのくらい改善されたのか。今後の予定、お願いします。
344ページのごみ減量推進事業では、この24年度予算審議のときにも述べたことですけれども、ごみ減量は
市民が現実にごみ減量しようといって行うことが大事なんですよね。そのためには、過去、東大和の担当者も
市民に向けてたくさんの市民説明会をやってきました。それが功を奏したというのは過去の実態だと思います。
では24年度ではどのくらいの市民説明会を開いたのでしょうか。お聞かせください。
それから、同じページの一番下で生ごみ減量推進事業で、これも毎回お尋ねしてるところですけれども、ご
みの組成成分分析によれば、生ごみを減らせば、たしか十何%ですかね、ちょっと数値は忘れましたけど、減
量可能なわけですよね。ついては、それぞれの家庭から生ごみを出さない、その主要なものの一つとして、コ
ンポスターの利用あるいは生ごみ堆肥化容器の普及等があるわけです。主にコンポスターなどについては、今
の状況の中では、いわゆる戸建ての家で土があるところということで、そうしたところにコンポスターのこれ
までの普及は全戸数に対して何%になっていて、これからあと普及可能な戸数はどのくらいあるのか、それを
やった場合には生ごみが全体としてどのくらい減るのか、これはもう毎回お尋ねしてますので、答えは出てる
と思いますので、検討でなくきちんと答えをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○環境課長(町田誠二君) 行政報告書339ページ、道路の騒音、振動の件で御質疑いただきました。
ここでは環境基準、それから振動の要請限度ですね、それぞれが各法律だとか条例によって決まっておりま
す。ここで言う騒音につきましては、主要道路なんですが、交通量、それから渋滞の状況、それから速度等に
よって大きく変わってきます。この中で対策についてですが、私ども環境課としては、具体的な対策というの
は行われてない状況にございます。
それから341ページ、空堀川の水質についてでございますが、これはどの地点においてもアルカリ性が高い
という数値になっております。この原因ですが、尐ない水量、それから水温、それから藻だとかコケによる光
合成、それからかなり古くなってますけど、コンクリートからの溶出等が考えられるわけですけど、明確な原
因は不明でございます。ただ水温が絡んでる、要するに昼間光合成が行われるということで、次の行政報告書
の342ページをごらんになっていただきたいんですが、日中、水温とか気温が高いときにですね、やはりアル
カリ度が高くなってます。この辺も影響してるかなとは考えられます。
-97-
それからもう一つ、対策なんですが、アルカリですから酸を入れれば中和されるわけですけど、そのような
ことはなかなかしかねますので、水量等が確保できれば自然に中和する方向に向かうのかなと思いますが、決
定的な対策はとれてないのが状況でございます。
以上です。
○下水道課長(佐伯芳幸君) 下水道の未接続世帯のことについて御質疑を賜りました。
平成24年度に切りかえた件数は47世帯でございます。よって平成24年度末の残りが611世帯と把握してござ
います。
以上でございます。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 行政報告書344ページ、ごみ減量推進事業費の関係でございますが、まず1点
目の市民説明会の実施回数につきましては、行政報告書347ページの下段のほうに記載がございます多摩湖塾
を活用した中での出前講座ということで、実施を13回という形で記載させていただいております。しかし委員
がおっしゃるように、私ども日々いろいろな地域に出ておりまして、あくまでも行政報告書のほうは、そうい
う市の多摩湖塾制度を使ったものを掲載しておりますが、あとは把握ができないところでかなり地域へ説明会
には出させていただいておりますが、その点については済みません、記載のほうがちょっとないのとですね、
今数字等が出ないというところでは、御容赦願いたいと思います。
それとあと、2点目の生ごみの減量ということですが、確かに毎回御質問いただいております。現在の普及
割合につきましてはまだまだ、約3万6,000世帯というところを見れば、非常に普及の状況というところでは
低いなというふうに感じているところであります。どういったところが活用できるかというところでは、以前
委員からもお話がございましたように、土のある家庭であればできるというのが最大の対象世帯というふうに
考えることはできると思います。
しかし実際、我々としては、生ごみを減量するためのきっかけをいろいろな説明会等で申し上げさせてはい
ただいておりますが、なかなかそれを、その方それぞれやはり生活スタイルが違うものですから、それをどこ
まで取り入れてもらえるか。そのためには、逆に私どももいろいろな方法があるということを普及をしていか
なければいけないというふうには思っておりますが、委員がおっしゃるように、これが全世帯に普及すればか
なりのごみの減量になると思います。
例えばの例で申し上げますと、小金五市、こちらのほうはかなり種々の事情があって力を入れているという
こともございまして、1人当たりのごみの排出量というのが600グラム台に、断トツで1位という状況もござ
います。ですからそこまで徹底してやれば、かなりの減量の効果は当然にして得られるというふうに考えてお
ります。
以上です。
○委員(西川洋一君) 交通騒音に関しては、環境基準はこの表でいけば70だけれども、騒音ですね、昼間の。
要請限度は75、測定値は77。この要請限度というのは、その意味合いですね、それをもう一回教えてください。
その75も超えて測定値は77あるということですよね。ですからこれは改善を要するというふうに読めるわけで
すけれど、市としては改善のための手は何もしてませんという答弁で、そういう構えでいいんでしょうか。市
長。ちょっと変ですよね。こんな感じで、本来東京都がやるもんだから東京都へ要請しましたとか、それにし
ても何かね、これは、はかって高かったよって報告すりゃ、それで済むということじゃないので、何らかの行
動というか、方針を持って改善に動かなきゃいけないんじゃないかというふうに思います。いかがでしょうか。
-98-
それから、下水道への接続のことでは、大変努力して一定進んでいるという状況です。引き続きたくさん
残ってますけれども、この残っている主な、なかなかつなげないという場所も、私、じかには聞いてる場所も
あるんですけど、主にどういう理由でなかなか接続ができないのか。それを改善するためにはどうしたらいい
と考えておられるのかですね。
済みません、行ったり来たりで。水質の件では、アルカリ性が高くなっているというお話でしたので、これ
は水量との関係があるというふうにも示されました。ついては、やはり水量問題を解決する上で、私は特にた
め池の持つ効能というのは非常に高いと思っております。ですからそうした具体的な研究ですかね、対策に取
り組んでおられるんでしょうか。それともごみ有料化で忙しくてそっちのほうには手が回らないとか、そうい
うことなのかどうかわかりませんけど、まず実際にどういうところまで検討といいますか、施策を進める上で
担当のほうで進めておられるのか、もう尐し具体的に示していただきたいと思います。
それから、生ごみ処理容器の普及については、私、これは担当のほうは怠慢だと思います。それはいろんな
方法で、ただ言ってますよじゃなくて、これは何回も私は言ってますけど、手が足りなかったら私たち議員も
使えばいいんですよ、いろんな形で。こういう内容でここに説明してください。一軒一軒訪問しなさいってい
うんならそれなりにね、ごみ減量のためには私は大変重要なことだと思いますから、現実に生ごみだけでも減
量すれば、燃やすごみの中でたしか十亓、六%、12%ですか、20%、済みません。20%という量が減る。だけ
ど全部減るとは思えませんけど、仮に10%減ったとしたって非常に大きな量になるわけですよね。
この辺はやはり、先ほどいろんなとこへ出かけて説明していますっておっしゃいましたので、そういう場も
大いに利用して、できりゃ、こんなにやりましたよという数字もね、いつの日か、次の予算特別委員会ぐらい
までにはやっぱり、こんな頑張ってんだというところをやっぱり示してもらいたいと思います。怠慢と言って
言い過ぎかもしれませんけど、それなりに頑張ってんでしょうけど、やはりそうしたものをね、見えないころ
でやってるんだっておっしゃってますので、その辺はやはり見えるように答弁していただければというふうに
思います。いかがでしょうか。
○環境部長(田口茂夫君) 行政報告書339ページ、主要地方道路騒音の関係でございます。
今委員からお話がありました基準を超えている道路につきましては、基本的には都道ということが中心に
なっておりますので、こういった数字を機会がありましたら東京都のほうにもお話をしてみて、東京都のほう
にもどういう対策がとれるかどうか、そこら辺は大変恐縮でございますが、伺ってみていった上でですね、ま
た検討してみたいというふうには考えてございます。
それと、341ページの河川のほうの水量対策ということで、水をためる場所というふうな話、または保水と
いうことで、緑化の部分等々のいろんな問題がありますけども、環境部といたしましても、狭山緑地ですとか
の保全に力を入れさせていただいているところではございます。しかしながら、水をためる場所というふうな
ところの部分ですね、根本的な対策といたしましてもなかなか、空堀川に関しましては、もう委員も御承知か
と思いますが、水量を確保するという根本のところがなかなか見出せないというところで、この対策をといっ
てもなかなか、知恵と財力とというところもありまして、大変答弁が難しいところではございますけども、今
後も研究は進めていきたいというふうに考えてございます。
また、コンポスターの関係でございますが、我々も、過日一般質問等でも他の議員の方からですね、シンポ
ジウムでお配りした段ボールのお話のもの等でですね、極力市民の方々に対しまして、ごみの減量に対して、
事あるごとにいろんなところでお話はさせていただいております。しかしながら、それが職員の努力が足りな
-99-
いというお叱りはいただいておりますけども、それ相忚の努力はしてるつもりではあります。現実的には市民
の方々の多大なる御協力をいただかないことには、この減量というのは大変難しいと。また、今回我々も、こ
の有料化に対しまして市民の皆様とお話をする機会もいろいろなところでございます。また今の予定では、そ
の先々もいろんなところでお話をする機会もございますので、減量に対しましていろんな、市のほうからだけ
ではなくてですね、市民の方々のお知恵も拝借しながら、またいただいた御意見をほかの方々にもどう伝えて
いくかというところにつきましても、努力をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○下水道課長(佐伯芳幸君) 下水道の未接続の世帯のできない理由は何かという御質疑をいただきました。
これは過去に戸別訪問をした際のアンケートといいますか、相談されたときのお答えの集計なんですが、非
常に浄化槽やくみ取り槽から公共下水道へ切りかえる際の改築の費用が多額になるということの経済的に困難
であるという理由や、現在の家屋がかなり老朽化をしてて、近々改築等をする際に下水道へ切りかえるという
ようなお答えが多数占めております。
また、それらの方々、世帯に対しての対忚でございますが、職員による戸別訪問または市内に指定工事店を
実施しております東大和市上下水道工事組合の業者の皆様に御協力をいただきながら、市民の皆様の御相談に
忚えながら、一軒でも多く改築が進められるように課として取り組んでまいりたいと思っております。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 衛生費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、衛生費の質疑を終了いたします。
ここで説明員交代のため暫時休憩いたします。
午後 3時12分 休憩
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午後 3時13分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第5款労働費の質疑を行います。
○委員(佐竹康彦君) 行政報告書357ページ、就職情報室事業なんですが、それぞれ就職情報室及び就職面接
会で、就職者数、それぞれ出てるわけですけども、この人数の中で東大和市民が何名いるのか、おわかりにな
りましたら教えてください。
それと、この労働費なんですけれども、予算額302万円のうち貸付金で支出されてるのが300万円ということ
で、就職情報室の事業については立川公共職業安定所と共同、共催ということで、特に市として予算措置する
必要がないということで理解していいのかどうか、この点について伺います。
○産業振興課長(乙幡正喜君) 357ページの就職情報室の関係でございます。
東大和市の方が就職されたかどうかということでございますが、データがですね、採用された方が9人でご
ざいますが、実際にその中の数字が今現在手元にございませんので、把握してございません。(「661のもね。
どうなの」と呼ぶ者あり)661名のうちの内容につきましては、御報告を受けておりませんので、詳しくは
ちょっと今手元に資料がございません。
-100-
それからですね、決算の中の数字でございますが、この就職情報室の関係の予算でございますが、こちらに
は含まれておりません。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで暫時休憩いたします。
午後 3時16分 休憩
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午後 3時16分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○環境部長(田口茂夫君) ちょっと補足をさせていただきます。
就職件数につきましては、先ほど課長のほうからお話ししました661名でございますが、この内訳として東
大和市の在住の方が何件かという統計は、私どものほうも今現在持ち合わせておりません。しかしながら、相
談、来所された方の人数のうち東大和市の在住がどのくらいかということに関しましては、9,637名というふ
うなところは持ち合わせてございますので、ただこの割合でどうのという話ではございませんので、大変申し
わけございませんが、その数字だけちょっとお話をさせていただきます。
以上です。
○委員(尾崎利一君) 357ページの中小企業勤労者生活資金融資事業ですけども、融資あっせん額、件数とも
にゼロ、融資決定ゼロということなんですが、私も市民の方から相談あって、これ使えるかどうかっていうこ
とで御相談したことがあるんですが、かなり使いづらくて、長年にわたって融資あっせんゼロという状況が続
いてるというふうに聞いたんですね、そのときに。それで、これはちょっと、どういう点で使いづらいという
ふうに市は認識してるのか。その点については、これは使いやすいような制度改善を市としても求めていく必
要があると思うんですが、そこら辺についての見解を伺います。
○産業振興課長(乙幡正喜君) 357ページ、中小企業勤労者生活資金融資事業でございますが、使いづらい理
由でございますが、融資額が2倍という利率でございます。ほかのものはもう尐し高い利率になっております
けども、そのあたりが利率が低いということで使いづらいということが考えられます。(発言する者あり)
○委員長(御殿谷一彦君) そちらで、わからないならわからないと言ってください。いいですか。
ここで暫時休憩いたします。
午後 3時19分 休憩
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午後 3時19分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○環境部長(田口茂夫君) 先ほど課長のほうから話がありましたとおり、小口事業資金融資に関しましては、
倍率がそれなりのものがあるんですが、この中小企業勤労者生活資金融資につきましては、1万円を卖位とい
たしまして1人80万円以内、ただし住宅等の補修に要する費用に当たっては100万円以内というふうな基準が
ございます。また資金の種類といたしましては、教育資金ですとか医療・出産資金、冠婚葬祭資金、住宅等補
修資金というふうなことで一定の枠があるようでございます。ですから市民の方々がどういうものに使いたい
かというところが、この使途は何でもいいよということになっておりませんので、そこが若干使いにくい点も
あるのかなというふうなところは認識しております。
-101-
以上です。
○委員(尾崎利一君) かなり実際に申し込もうと思っても、いろんなハードルがあって使いづらかったという
ふうに私は認識してるんです。それで、それらの状況について市としてももう尐しつかんでいただいて、制度
改善、市としても要望していただく必要があるんじゃないかと。例えば住宅資金なんかで私は具体的に相談に
乗ったんですが、実際にはなかなか使えないという状況を担当からも聞いたことありますので、そこら辺につ
いてぜひ御検討いただきたいんですが、いかがでしょうか。
○環境部長(田口茂夫君) 委員からお話がありましたとおり、過去の実績等もずっとゼロが続いているという
状況は、私どもも承知はしてございます。そこら辺、他の自治体の状況等も調査をさせていただきながら、他
の自治体でも同じような状況なのかどうかというところも含めましてですね、内容を尐し調べさせていただけ
ばというふうに考えております。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで10分間休憩いたします。
午後 3時21分 休憩
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午後 3時30分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
引き続き、第5款労働費の質疑を行います。
○委員(関野杜成君) 2点、ちょっと聞きたいのと要望とがあります。
まず中小企業のほうので、これ、申込者数というものもできれば今度から、行政報告書のほうにも記載して
ほしいなというふうに思っているんですが、可能かどうか。
あと就職情報室のほうでですね、ちょうど今佐竹委員のほうからも出ましたけれども、周辺住民というふう
にやっぱ書いてあるんで、市内の方がどのくらい来てたのかというのと、あと就職者数661、この中に、例え
ば生活保護の方が就職されたとか、そういったのも入っているのであれば、できればどのくらい、括弧書きで
もいいので、そういう表示をしていただきたいなと思うんですが、可能でしょうか。
○産業振興課長(乙幡正喜君) 就職情報室のほうの関係でございますが……(「申込者数」と呼ぶ者あり)中
小企業の勤労者生活資金の関係でございますが、申込者数につきましてはですね、うちのほうで入れられるか
なと思います。
○環境部長(田口茂夫君) 就職者数の中に生活保護者等のお話を括弧書きでというふうなお話でございますけ
ども、現実的に生活福祉のほうでも就職に対して力を入れて、こちらのほうと連携をしているということは、
私どもも承知はしてございます。ただその就職者数までの報告が現状私どものほうにありませんので、ちょっ
と公共職業安定所のほうとお話をしてみましてですね、記載ができるようであれば、ただどういうふうな形で
できるかどうかということも含めましてですね、検討はしてみたいというふうに考えております。
以上です。
○委員(関野杜成君) 分析とかそういったのも役立つと思うので、検討していただければ、できれば次回載っ
かってるのを期待しております。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) 労働費の質疑を終了して御異議ございませんか。
-102-
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、労働費の質疑を終了いたします。
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第6款農林業費の質疑を行います。
○委員(佐竹康彦君) 行政報告書366から367ページ、農業振興対策事業なんですけれども、その中で認定農業
者支援事業なんですが、これの市の補助が事業費全体の中の4分の1程度ということで、東大和市農業まつり
に出す市の補助の次に大きい額になってるかと思います。持続的かつ安定的な農業経営の確立に寄与するため
の補助ということでございますけども、具体的にどのような事業が行われてこれぐらいの予算がかかったのか
ということについて、教えていただければと思います。
○産業振興課長(乙幡正喜君) 行政報告書367ページの認定農業者のほうの関係でございます。
認定農業者につきましては、農業者がみずから農業経営の改善に向けた目標に向けて意欲的に取り組む事業
に対して、農業経営改善計画を作成して、東大和市が審査したものを農業者として認定するものでございます。
具体的にどのようなものについて、昨年なんですけども、8名の方が申請されまして、具体的にどのようなも
のに補助したかといいますと、耕運機とか野菜乾燥機とかレジスター、パイプハウスとか、そのようなものに
補助をしている状況でございます。
以上でございます。
○委員(床鍋義博君) 行政報告書の362ページの相続税の納税猶予制度の適用及び管理状況のところですが、
昨日も農業委員会のほうで農地のパトロールをしましたが、これ、実質不耕地化してるところですね、不耕作
地に対して、これ、生産緑地をですね、まず指定するときは都市計画課だと思うんですけども、これ解除も同
じだと思うんですけども、それが臨機忚変にできているのかどうかということ。そうしないと宅地並み課税と
か雑種地としての課税とかがされないためにですね、税金のほうが減ってしまうっていうふうになると思うん
ですが、この辺の連携してどういうふうに流れていくのかというところをちょっと教えてください。
○委員長(御殿谷一彦君) 暫時休憩いたします。
午後 3時36分 休憩
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午後 3時37分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○産業振興課長(乙幡正喜君) 納税猶予の関係でございますが、生産緑地の関係はですね、農業委員さんが現
場を調査いたしまして、それが適切であれば納税猶予地ということで認めるというような―納税猶予地と
して適切であるというような形でですね、調査をしてるというような状況でございます。
○環境部長(田口茂夫君) 農業委員会の方々が日々、生活の中でもそれぞれ地域の中で農地のほうの確認はし
ていただいております。そういったことから、場合によって不適切な状況であるというふうなことであれば、
すぐにということではなくて、当然相談を、その耕作地の方に関しましてお話をさせていただいたり、適切な
耕作をしてほしいというふうなことでお願いはさせていただいております。そういった中で、今現在そういっ
た農業委員会の皆様方におかれましても努力をしていただいているという状況でございます。
以上です。
○委員(床鍋義博君) 今の答弁はわかってる。その後の段階で、生産緑地の解除をして課税するためのところ
-103-
が連携がなってるのかどうかっていうことをお聞きしたんです。
○環境部長(田口茂夫君) 生産緑地の解除という形になりましたら、当然それなりの解除の手続をしますので、
その手続の結果につきましては、課税のほうにその旨の情報は行くような状況にはなっております。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) 農林業費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、農林業費の質疑を終了いたします。
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第7款商工費の質疑を行います。
商工費の質疑を終了して御異議ございませんか。
○委員(佐竹康彦君) 行政報告書376ページ、フォトコンテストの件でございます。
忚募数が136作品ということでございますけれども、この忚募された方の人数について教えていただければ
と思います。
もう1点、行政報告書379ページの消費者保護対策事業の中の相談内容別件数で、突出して多いのが金融・
保険サービスと運輸・通信サービスということでございますけれども、これらの相談内容の詳細について、お
わかりであれば教えてください。
○委員長(御殿谷一彦君) 暫時休憩いたします。
午後 3時40分 休憩
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午後 3時40分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○市民生活課長(田村美砂君) 行政報告書379ページの相談内容別件数の件でございますが、一番件数の多
かったのが運輸・通信サービスでございます。こちらの内容につきましては、不当請求、サクラサイト、通信
サービスの契約などの被害の相談の内容でございます。それから、次に多かった金融・保険サービスのこちら
の内容でございますが、多重債務、それから詐欺的な金融商品の販売などの内容となっております。
以上でございます。
○環境部長(田口茂夫君) 行政報告書376ページのフォトコンテストの、忚募数は136作品でありますが、人数
はということでございますので、後ほどちょっと回答させていただければと思います。よろしくお願いします。
○委員(床鍋義博君) 行政報告書の378ページ、消費者保護対策事業のところで見学会が実施されております
が、その中で平成24年8月15日、日本航空の整備工場に行っております。これと消費者保護対策の事業という
のはどういう関連性があって、どういうことを目的としてこれをやってるのでしょうか。お願いいたします。
○市民生活課長(田村美砂君) 行政報告書378ページの見学会の内容でございますけれども、24年8月15日に
日本航空のほうへ、こちらのほう、親子見学会ということで行かせていただきました。こちらのほうですね、
目的のほうといたしましては、飛行機の機内整備工場の見学を通して、安全性や品質の確保、環境の保持など
の学習の機会を提供するということを目的としております。また、こちら夏休みにいつも親子見学会というこ
とでしてございますので、お子様も喜ぶところということで、こちらのほう選択のほういたしました。
以上でございます。
-104-
○委員(床鍋義博君) おっしゃるとおりで、確かに飛行機、子供と一緒に見に行くとね、子供が喜ぶのは当た
り前なんですけども、要は目的なんですよ。そこは違うところでやればいいかなと思って、ここは消費者保護
対策事業ですから、こういったことをやっぱり予算を使ってやるわけなんで、ちゃんと目的とそういう施策が
きっちりと合うようなことを心がけてやってほしいと思います。これは要望ですので返答はよろしいです。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで、先ほど佐竹委員の質疑において答弁が保留になっていた部分について答弁
があります。
○産業振興課長(乙幡正喜君) 先ほどのフォトコンテストの忚募者人数でございます。362ページでございま
す。(「違う」と呼ぶ者あり)人数でございます。47名の方から忚募がございました。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 答弁漏れということで。
○委員(佐竹康彦君) ありがとうございます。
そうしますと、この47名の人数を今後どうやってふやしていかれるおつもりなのか、その点についてお考え
をお聞かせください。
○環境部長(田口茂夫君) 今年度につきまして現在忚募してる段階でございますが、今回スマートフォンの部
門等を作成いたしまして、カメラを持たずに、ふだんお持ちの携帯電話というようなものから撮影したものも
忚募できるような形で、手軽に撮影をし、手軽に忚募していただこうというふうな形で対策をとったとこでご
ざいます。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 商工費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、商工費の質疑を終了いたします。
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第8款土木費の質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 土木費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、土木費の質疑を終了いたします。
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第9款消防費の質疑を行います。
○委員(中間建二君) 行政報告書でお尋ねをいたします。
427ページの災害対策事業ということで、この24年度につきましては、3・11の大震災を受けた後の災害対
策ということで、地域防災計画の見直しも含めて強力に取り組みをしていただいたと思いますけれども、改め
てこの実際に即した防災訓練ですとか、DIG・HUGの防災モデル地区事業等の内容について、24年度どの
ような形で展開されたのかを確認させていただきたいと思います。
それから、特に1点、428ページのところで、協定等の締結の中に、かねてからお願いしておりましたエフ
エムラジオ立川との協定を結んでいただきまして、災害時にこのFMラジオを通じた情報提供がとれる体制に
なっているかと思いますけれども、これについて具体的に、例えば市民に対しても災害時にエフエムラジオ立
-105-
川を聞いていただくような情報提供体制がとれてるのかどうか。また、具体的にエフエムラジオ立川との側で
ですね、資料等によれば8市ぐらいと協定を結んでるようですが、具体的に東大和市に関する情報をどの程度、
どういう形でラジオで流していただけるというところまで詰めていらっしゃるのか、このあたりについて確認
させていただきたいと思います。
○防災安全課長(鈴木俊雄君) 行政報告書の427ページ以降、災害対策事業につきまして2点ほど御質問いた
だきました。
1点目の災害対策事業の総括ということになりますが、こちらにつきましては、平成24年度、23年度に修正
いたしました地域防災計画を再度修正をいたしました。これにつきましては、平成24年4月に東京都が公表し
ました首都直下地震等による東京の被害想定や、また東日本大震災の教訓を生かしまして、修正をしたもので
ございます。
また東大和市の事業継続計画(地震編)を策定いたしました。大規模地震発生時における市民等の被害の軽
減と行政機能の維持、継続を目的として策定しまして、平成24年度は総合防災訓練の内容につきまして大幅に
見直しをしております。これにつきましては、従来からのシナリオに基づくセレモニー的な訓練の内容を改め
まして、シナリオを極力減らしまして、図上訓練と実働訓練を交えた参加者みずからが考えて行動する内容と
しました。市と関係防災機関でございますが、協定団体との連携を重視したもので実施したものでございます。
また、災害時におけます協定の見直しとしまして新規の協定を締結をいたしました。内訳としまして、それ
以降のページでございますが、新規が12件、見直しが13件の合計25件の協定の締結を行ったものでございます。
また、防災モデル地区事業ということで、23年度から実施しておりますが、24年度につきましては、新堀地
区と狭山地区におきまして、DIG・HUGの災害イメージ訓練や避難所運営訓練を、市民の防災意識向上を
目的としまして実施をいたしました。
さらに、自主防災組織と合同でですね、市立第二小学校と市立第十小学校で避難所体験訓練を実施し、合わ
せて550名の方の体験訓練をしていただきました。
また、昨年8月から10月にかけまして職員の参集訓練も、主査以下の職員でございますが、対象に実施して
ございます。徒歩または自転車によりまして60分以内に309名、実施した387名のうち約8割の職員が1時間以
内で参集できるというようなことで、これも新たに実施したものでございます。
また、東日本大震災発生から2年が経過する3月10日に、首都直下地震をテーマとしました防災講演会を実
施いたしまして、2年、防災講演会を実施したところでございます。
今後につきましても、市民が見て、体験して、考えるというような視点におきまして、事業を実施していき
たいと考えてございます。
それから、2点目の災害協定の中のFMラジオとの関係でございますが、こちらにつきましては、平成25年
1月25日に災害時の防災情報連絡放送業務ということで協定を結んだものでございます。電波の状況等により
まして、市役所庁舎及び市内を車を走らせまして、エフエムラジオ立川につきましては84.4メガヘルツの電波
を発してるということで、出力のほうにつきましては5ワットと微量ではございますが、東大和市を十分カ
バーできる状況であるというふうに聞いてございます。ただしですね、高い建物の脇や電波の受信方向により
まして、多尐聞きづらいところもあるということでございますが、市内を青パト等で巡回した中では、おおむ
ね電波の状況は良好であるというふうに伺ってございます。
また、ダイヤル式のラジオにつきましては、周波数を的確に合わせることが難しいものもございますが、受
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信しづらい場合につきましては、電波の方向等を変えてみた中で、工夫をしてお願いしたいというふうに考え
てございます。
こちらのFMラジオにつきましては、本年度9月1日に実施しました総合防災訓練におきましても、エフエ
ムラジオ立川が市のほうの防災訓練の中で実施した中で、災害訓練状況を中継していただいたというふうに聞
いてございます。
簡卖でございますが、以上でございます。
○委員(中間建二君) 災害対策事業を24年度は大変に充実をして取り組んでいただいたということで、評価を
してるわけですけども、これが卖年度に終わることなくですね、継続してやっていかれるということの方針を
確認させていただきたいのと、あと、先ほどのエフエムラジオ立川の件は、具体的に協定の中でどの程度情報
提供がラジオ側からされるところまで調整がされてるのかということの確認で答弁をお願いしたんですが、そ
こが漏れてましたのでそこの確認とですね。
あと、やはりいざ災害が起こったときに84.4メガヘルツを聞いてくださいと言っても、またそこからの周知
が時間かかりますので、ふだんからですね、いざというときにはこれを聞くことで情報提供されるんですよと
いうところの体制をしっかりとっていただきたいというふうに思っているんですが、この点について再度御答
弁いただきたいと思います。
○総務部長(北田和雄君) 行政報告書427ページの災害対策事業ですけども、東日本大震災の経験を受けまし
てさまざまな取り組みをしてまいりました。これにつきましては基本的にも今後も継続を考えております。た
だ3・11の体験の時間経過とともに市民の意識も変わってくるところもありますので、内容につきましては、
やはりその状況を踏まえながら、尐し変更をかける必要もあるんじゃないかというふうには考えてますので、
同じ内容で継続するということとはならないというふうには考えてますが、基本的には、首都直下は30年以内
に70%発生するというふうに言われてますので、災害対策は引き続き強化をしていきたいというふうには考え
ております。
以上です。
○防災安全課長(鈴木俊雄君) エフエムラジオ立川との業務の内容でございますが、こちらにつきましては災
害情報の提供ということで、市のほうから提供したものにつきましてFMラジオのほうで流していただけると
いうことで、通常番組を優先した中で臨時放送を実施していただけるということになってございます。内容等
につきましては、臨時放送というようなことで円滑に実施できるように、市と災害が起きたときには再度協議
をしていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○総務部長(北田和雄君) エフエムラジオ立川と災害協定を結んで、災害時にラジオを聞けば市の情報が得ら
れますということの市民への周知ですけども、エフエムラジオ立川自身がそれほど市民の間でまだ認知度は低
いと思います。ですからいろんな機会を捉えてですね、このFM局であれば非常時に市の情報が得られるとい
うことを市民に周知はしていきたいというふうには考えてます。
以上です。
○委員(実川圭子君) 行政報告書430ページ、431ページのところなんですが、備蓄品の中で簡易トイレ、それ
から仮設トイレ(マンホール式)というのがあるのですが、これが平成23年度と数が変わっていないのですが、
東日本大震災の体験談などを聞いても、このトイレの問題というのが非常に大きな問題だということがわかり
-107-
ます。私は、この数は東大和の被災者の予想の数字に対して非常に尐ないと感じているのですけれども、この
あたりのことをどうされていくのか御認識を伺います。
○防災安全課長(鈴木俊雄君) 行政報告書431ページの備蓄品の簡易トイレ等の関係で御質問いただきました。
平成24年度につきましては、先ほど申し上げましたが、東京都が公表しました首都直下地震等における東京
の被害想定が新しく出されまして、市としては備蓄関係の食料関係は、今までの想定ですと十分避難者の想定
に合った食数を確保していたわけなんですが、現状では7万2,380食ということで、今回の被害想定によりま
す食数の合計が、避難者に対しまして3日分の食事、9食分を算出するということになってございまして、避
難者の総数が1万5,301人ということで今回の被害想定が出ました関係で、9食分ですと13万7,709食というこ
とが必要になってきました。これに伴いまして、食料備蓄をまず最優先でしなきゃいけないということを考え
たところでございますが、何分予算の関係もございますので、現在は先ほどの13万7,709食に対します必要数
が6万5,329食不足してるということで、備蓄率につきましても52.6%ということでございます。
今後ですね、計画的に備蓄を進めたいわけでございますが、何分食料を入れる備蓄コンテナ等がございませ
んので、これにつきましては、備蓄コンテナの増設または食料を今後買い足していく状況でございますが、そ
の備蓄庫についての検討もしていかなきゃいけないというふうに考えてございます。
本年度、25年度予算につきましては、白米を1,500食、ビスケットにつきましても1,520食、予算計上しまし
て、段階的に買い増しをしていきたいというふうに考えてございます。
ですから、食料のほうをまず第一に備蓄のほうを考えてございますので、簡易トイレにつきましては、また
今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 食べるほうだけじゃなくて出すほうもしっかりとしていかないと、本当に体験談などを
聞きますと、トイレを我慢するっていうことをして水分をとらなかったりということで、健康を害していった
方が非常に多かったという事実がありますので、ぜひ、この備蓄コンテナで対忚する、簡易トイレで対忚する
のか、それともほかの方法も、トイレに関してはいろんな方法があると思います。マンホールトイレにしたり
とか、いろいろな方法があると思いますので、ぜひここのところはしっかりと検討していただきたいと思いま
す。答弁は結構です。
○委員長(御殿谷一彦君) 消防費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、消防費の質疑を終了いたします。
ここで説明員交代のため暫時休憩いたします。
午後 4時
休憩
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午後 4時 1分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第10款教育費の質疑を行います。
○委員(床鍋義博君) 行政報告書の523ページ、中央図書館事業についてお伺いします。
開館日数が中央図書館ですと275日と、年間の365で割ると75%ですけれども、この開館日数に対して、現在
-108-
他の自治体とかではですね、指定管理者等を進められているところがふえてきています。それと比較検討して
いるかどうかっていうのをお聞かせください。
またこの中で、日数もそうなんですけれども、開館の時間ですね、総時間も必要だと思います。何時から何
時まで開館してるのかと。そういう1年の総延べ開館時間ですかね、その時間等を比較検討してるか、もしく
は比較検討してなくても、東大和市の中央図書館だけで結構ですので、開館時間を集計していれば教えてくだ
さい。
それと、526ページのところでレファレンス室の利用者数が出てます。これ全体で割ると利用者数の13%に
当たるわけなんですけれども、これ、すごく尐ないと、あの広さに対しては非常に尐ないというふうに思って
るんです。これに対してどのような議論がなされているのか、そういう改善する必要があるかなと私は思って
るんですが、そのあたりはどういうふうになってるでしょうか。
以上2点、お願いします。
○中央図書館長(関田実千代君) 行政報告書523ページ、中央図書館だけではなくですね、図書館の開館日数、
開館時間について御質疑をいただきました。
これに関しまして、ここに日数が載っておりますけれども、今委員のおっしゃられたように75%が開館、清
原図書館に関しましてはもう尐し尐ないということでございます。これに関しまして、私どもも何らかの解決
策を考えなければいけないということは認識しております。市民の方からも、休館日が多いというような御意
見はいただいております。
また、開館時間につきましては、今図書館のほうは朝10時に開館をいたしまして、土、日、月は夕方の5時
まで、水、木、金曜日につきましては1階は午後7時まで、2階のレファレンス室は午後5時で閉めていると
いうような状況でございます。トータルの時間数を集計はしてございませんけれども、他の市の図書館等を見
ますと、朝9時半からあいてるとか、あと夜も8時まであいてるというようなことでございまして、私どもの
図書館のほうは開館時間は尐ないということは認識してございます。ただ職員の勤務の関係等もございますの
で、またあと財政状況の予算の絡みもございますので、その辺のところも含めて検討していかなければならな
いということかと認識してございます。
また、行政報告書526ページ、レファレンス室の利用の関係でございますけれども、これに関しましてもや
はり市民の皆様から、使う条件というのがいろいろとありまして、私どものほうでは、一忚2階は地域資料が
ございまして、その地域資料をお使いになっていただいて、そこの机等を使っていただくということでお願い
をしてございます。その辺のところでもう尐し自由に使えないかというような御意見もいただいております。
これに関しましても、今職員の中でも、その辺のところはどうしてくべきかというようなことは、検討してい
かなきゃならないというような認識ではございます。
以上でございます。
○委員(床鍋義博君) ぜひ指定管理者等を、やっぱり開館時間とかですね、やっぱりそれを比較してみて、や
はり住民の方の満足度を上げるような努力をしてほしいというふうに思ってます。特にレファレンス室につい
てちょっと聞いたのは、受験生をお持ちの親御さんから結構、要は図書館でなかなか勉強する場所がないって
いうことを結構聞くことが多いです。そういった場合に使えるところを考えると、レファレンス室なんかが使
えるかなと思うと、実は利用の状況が非常に難しいという条件がありますので、そういったことを見直しなが
ら場所をつくっていくということをすることによって、学力が上がっていくのかなということも関連すると思
-109-
いますので、ぜひそういったことで進んでいただきたいなというふうに思っております。これは要望ですので
答弁は結構です。
○委員(西川洋一君) 行政報告書では470ページ、小学校運営事業、中学校は480ページですかね―の関連に
なると思います。
この点で、保護者費用負担の資料を出していただきましてありがとうございます。この資料によりまして、
小学校においては1人当たり保護者負担が、これは児童1人当たり4万7,486円、2人いればこの倍というふ
うに理解していいわけですよね。中学校においては7万9,950円と。このうち学校給食費もありますから、そ
れを差し引いたとしたも、小学校では1万2,229円になりますか、中学校では4万1,460円。義務教育費無償と
いう考えからすれば、大変高い父母負担になるかなというふうにまずは私は思いました。
それで、470ページの小学校運営事業の説明で、1のところに教科用及び管理用消耗品ということで4,537万
9,632円という数字があります。この表記と資料で出していただきました教科活動費、これは同じような内容
に使われると見ていいんでしょうか。その辺の関係もちょっと教えてください。
それから、修学旅行にかかる費用についても、その年度によってかなり費用が違ったりするわけですけれど、
これは行く場所だとかそういうことによって違うとは思いますが、5,000円近く違ったりしておりますので、
どういう状況のもとでそれが起こるのか。
そして、東大和の保護者負担額は他市と比べてどういう状況にあるのかということも気になるとこです。常
にいろんな諸施策を他市と比べて判断するという事例は多々あるわけですけれども、今回近隣市の状況がわか
る資料ということで提出を求めたところ、資料はありませんということですが、これはなぜなのかね。出して
いただきました資料は、東大和だけが教科、儀式、学校行事、遠足という、こういう分類でこれだけかかって
ますよって出してるんじゃなくて、こういう内容に基づいて東京都に出してるんじゃないかと私は思うんです
よね。それがなぜ近隣市の状況がわかる資料が東大和では手に入らなくて私どもに示されないのか、その辺は
どうなっているんでしょうか。
○学校教育課長(岩本尚史君) 1点目の教科活動費についてでございますが、ページは470ページです。こち
らの費目と今回調査で出てきた費目は同一となっております。
また、2点目の他市の、近隣市との比較ということですが、今回も東京都に確認をしたんですが、データを
提供することはできないという回答がございました。
以上でございます。
○学校教育部参事(石井卓之君) 2点目の保護者費用負担がそのときによって違うのはなぜかということなん
ですが、やはり各学校で行く場所、それから拝観する場所、これはそのときによって変えておりますので、年
度によって差が出ることは十分あることだと考えております。
以上でございます。
○学校教育部長(阿部晴彦君) 行政報告書の470ページの表記にございます教科用及び管理用消耗品、こちら
のものと、今回資料として提供させていただきました教育にかかる保護者負担額は、同一のものではもちろん
ございません。それを補完するものが、例えばワークですとかドリル、そういうものが保護者の負担額という
ことで記載させていただいております。一般的に学校で用いますさまざまな紙類ですとかそういうものも含め
て、先ほどの大きい金額のほうの行政報告書には載っているというふうに御理解いただきたいと思います。
以上でございます。
-110-
○委員(西川洋一君) 教科用及び管理用消耗品費、これは教科用ですから、授業を行うに当たって必要な諸費
用ですよね。もう一方で教科活動費は保護者が負担するもので、今言われました授業に必要な、あるいは宿題
に必要なワークブックとか、要するに教科に使うということでは同じ内容というか種類の費目と。ただ出して
いるのが市か保護者かという違いがあるだけということで、課長のほうではそういう意味で同じって答えられ
たと思うんですけど、これを比較してみますと、これは見方としては、小学校で見れば、全児童が4,605人で
すから、1人当たり5,907円を掛ければ保護者負担の総額ということで、2,720万1,735円という数字になりま
した。これと市が出している4,537万9,632円、合わせた額が7,258万1,367円で、そこに占める保護者負担の分
は37%ということですよね。半分とは言いませんが、それだけの率です。一方、中学校の場合には48%になり
ます。ということは、やはり学校の授業に必要なことを、義務教育費無償と言いながら、保護者にこれほど大
きな負担をさせているということが出された資料から示されているわけですけれども、やはりこれは保護者負
担が大き過ぎるんじゃないかというふうに思いますが、教育長、いかがでしょうか。
それから、近隣市の状況がわかる資料はありませんの件については、これは今課長が答弁されましたように、
この示された資料を東京都に出してるわけですよね。東京都はそれを全区市を集約して持っているのに、デー
タを示すことができませんといって、そのまんまあれですか、黙って、ああそうですかと、こんなことでいい
んでしょうか。やはりこれはちょっとおかしいと思いますよ。行政が持っている資料を何で出せないのかと。
そんな秘密のことじゃないですよね。この辺はやはりきちんと担当者のほうからも東京都に言って、資料をき
ちんと出させるということが必要だと思います。これはしっかりやってもらいたいと思いますが、いかがで
しょうか。
○学校教育課長(岩本尚史君) 東京都に確認をした中で、なぜかというところもこちらのほうで聞いたところ
なんですが、各市の意向があるという中で東京都では今の段階ではデータを出せないと、そういう回答がござ
いました。
以上でございます。
○学校教育部参事(石井卓之君) 保護者負担につきましてですが、まず小学校のほうがやはり年齢が低い分、
いろいろな細かい教材が必要となっているのは事実でございます。各学校ではできるだけ保護者負担を減らす
ように、自作の教材を使ったり、理科では一人一人購入をさせずに学校の消耗品、備品として購入をして活用
したりしております。各学校では努力をしてるとこでございます。
以上でございます。
○委員(中間建二君) 行政報告書の465ページ、教育センター運営事業の中で、不登校対策ですね。これはこ
の議会のところの行政報告書の資料の中でも、他市からの当市の先進的な事業として不登校対策プロジェクト、
大変注目をされて、視察にもいらっしゃってる状況でございます。教育長もかねがね、この不登校児童につい
ては、大きく当市の取り組みによって減尐してるということも述べられておりますので、具体的な24年度にお
ける不登校対策の取り組みの内容等について御説明をいただきたいと思います。
それからあと1点ですね、505ページの放課後子ども教室推進事業ですけれども、ようやくこの24年度です
ね、全学校で事業が進んでおりまして、大変に喜んでいるところですが、かねてから指摘しておりますように、
対象学年、実施曜日等についてもですね、できるだけ広げてもらいたいということでお願いをしてきたところ
ですけれども、特に実施曜日について、対象学年については学校によってやむを得ないかなとは思うんですが、
実施曜日についてもう尐しふやせる見込みがないのかということを思ってるわけですけれども、担当としては
-111-
このあたりは、24年度の実績を踏まえつつどのような認識を持っていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思いま
す。
○学校教育部参事(石井卓之君) 行政報告書465ページ、不登校対策についてでございます。
具体的な対策といたしましては、まず一つは、各学校が不登校の子供たちの現状をしっかり把握して、休み
が続いた場合は必ず家庭へ電話連絡をする。そして指導室の統括指導主事が定期的に各学校を回りまして、一
人一人の状況をつかんで各学校にアドバイスをしたことがございます。
それから、大きなところでもう1点は、センターの各部署が不登校に向けて努力をしたことにございます。
一つはさわやか教育相談室、ここでも不登校の相談を受け付けて学校復帰への助言をしております。それから
本市が力を入れているスクールカウンセラー、各学校において相談を受け、できるだけ不登校にならないよう
な対策をしております。それからサポートルーム、これは不登校になったお子さんが通っているんですが、こ
こも学校復帰に向けてきちんと授業の補完をしたり、それから特に中学校3年生につきましては進学がござい
ますので、適正に進学ができるように助言をする。全ての努力の結果だと考えております。
以上でございます。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 行政報告書505ページ、放課後子ども教室でございますけれども、おかげさ
まで地域の皆様の御協力等をもちまして、昨年度から全校で開始することができました。ただ以前からやって
いるところとやはり新しく始めたところ、非常に差があるということは認識しておるところでございます。ボ
ランティアの方の年齢等の世代交代がなかなかうまくいってないというところもございまして、現状、始めた
ところも含めまして、まずは現状維持に努めたいと考えてるところでございます。今後はその維持のためにで
すね、それだけの人材を確保するというところに重きを置きたいと思いますので、まずはそちらのほうがうま
くいきましたら、充実をもちろんさせていただけるところにはお願いをしていく、伸ばしていくというような
考えと両方でやっておるところが現状でございます。
以上です。
○教育長(真如昌美君) 先ほど指導室長のほうから不登校の対策について説明させていただきましたけれども、
それ以外にですね、やはり一番大きいのは全校挙げて不登校の対策を研究してきたという、そういったところ
が非常に大きな成果につながっていったんだろうというふうに思っております。そのことによって各家庭の保
護者の方が、全校一斉でやってるわけですから、御理解をいただきながら、子供の生活指導についても力を入
れてくださっていたということも挙げられるかと思います。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) ここで10分間の休憩をいたします。
午後 4時22分 休憩
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午後 4時35分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○委員長(御殿谷一彦君) 休憩中に決算特別委員会理事会が開催されましたので、ここで理事長の報告を求め
ます。
〔決算特別委員会理事長 森 田 憲 二 君 登壇〕
-112-
○決算特別委員会理事長(森田憲二君) 休憩中に決算特別委員会理事会が開催されましたので、内容の御報告
を申し上げます。
食事はなしで時間延長で終わらせるということで決まりましたので、よろしく委員長においてお取り計らい
をお願いします。
以上です。
〔決算特別委員会理事長 森 田 憲 二 君 降壇〕
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○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第10款教育費の質疑を行います。
○委員(東口正美君) 済みません。行政報告書466、467、スクールカウンセラーの配置についてお伺いいたし
ます。
今も不登校対策等、実績を上げているスクールカウンセラーの配置だと思いますが、スクールカウンセラー
の東京都公立学校スクールカウンセラーという枠で採用されてる方と、市配置スクールカウンセラー(嘱託
員)ということで配置されているスクールカウンセラーの方の業務内容が違うのかということと、あとお給料
がどのように違うのかということを伺いたいと思います。
あともう一つは、各学校、年間相談件数というものが、学校ごとにかなり開きがあるというところで、例え
ば七小の77件に対して、八小の児童の相談が1,086件というように10倍以上の差があるという中で、この辺の
差を伺いたいということと、あと小学校に比べまして、中学校は先生方の御相談も多いなというところがこの
数字から読み取れるんですけれども、この表から読み取れることで御説明いただけることがあれば、お伺いで
きればと思います。
○学校教育部参事(石井卓之君) 行政報告書466ページ、スクールカウンセラーの配置についてでございます。
まず1点目の、都のスクールカウンセラー、東京都公立学校、それと市の配置スクールカウンセラーの違い
についてでございます。まず東京都のスクールカウンセラーのほうは、本市での採用ではなく、東京都が採用
しまして市に配置をしているところでございます。それに対して市のスクールカウンセラーは、本市で採用し
て各学校に配置をしております。都の費用のほうなんですが、4,400円、そして時間が7時間45分になります。
本市のスクールカウンセラーは1,800円で時間が7時間30分となっております。
2点目、学校におけるスクールカウンセラーの相談件数の差についてでございますが、やはり一つには、ス
クールカウンセラーの技量差というのは確かにあると思っております。相談がしやすいスクールカウンセラー
となかなかそうではないスクールカウンセラーが確かに現場ではおります。ただここに関しましては、研修会
を通しまして育成をしていく、それからもちろん日々の学校内での育成ということもあります。最初から力を
持っているスクールカウンセラーが入ることはなかなかないので、育成をしながら変えていく。確かに年数を
ふえるごとに相談件数がふえていくという実態もございますので、引き続き技量向上に努めていきたいと思っ
ております。
3点目なんですが、やはり中学校の教員は、やはり中学生、思春期に入りまして心の問題、非常にいろいろ
なことがあります。小学校以上に教員が指導に悩むことがありますので、スクールカウンセラーに例えば授業
外のところで、一体この子はどんなことを発しているかとか、どんな様子が見えるか、教員が見られない部分
についての相談をかけて、情報を収集して生徒指導に当たっているところでございます。
以上でございます。
-113-
○委員(東口正美君) 一番最初の質問なんですけれども、採用の差はわかったんですけれども、現実、日々の
業務の差があるのかどうか、またその業務の差がもしないとすれば、この給与の差というところをどのように
考えているかお伺いしたいと思います。
○学校教育部参事(石井卓之君) 業務の差というのはないと考えております。やはり学校に入りましたら、同
じような業務体系で仕事をしているところでございます。
費用に関しましてなんですが、都のスクールカウンセラーは臨床心理士の資格を全員持っております。市の
スクールカウンセラーは、要綱に、例えば教育学士というところを持っている中で、やはり育成をしながらと
いうところがありますので、そのような違いが出ているところは実際にございます。
以上でございます。
○委員(佐竹康彦君) 1点だけお伺いいたします。
決算書252ページ、図書館費でございます。その中で報酬、共済費、賃金、報償費、これを足しますと前年
度よりも400万円ほど上がっているのではないかと思います。また、備品購入費につきましては、これ前年度
よりも300万円ほど下がってるようですけれども、この背景についてお伺いいたします。
○中央図書館長(関田実千代君) 決算書252ページ、図書館費についての御質疑でございますけれども、報酬、
共済費、賃金、報償費の合計が、平成24年度予算ベースでいいますと4,641万7,000円、23年度は4,240万6,000
円ということで、400万1,100円、24年度のほうがふえておりますけれども、この中で一番大きな差異が生じた
ものが賃金でございまして、その主な要因といたしましては、平成24年度から桜が丘図書館を月曜開館を開始
をいたしまして、これに伴って臨時職員を増員いたしました。また、平成23年度まで職員課で予算計上してお
りました欠員補充の臨時職員1名分の賃金を主管課で予算計上することになったという、このシステムの違い
が主な要因として捉えております。
もう1点でございます。備品購入費が、これは逆に平成23年度から24年度に300万円ほど減っているわけで
ございますけれども、これにつきましては、平成22年度の3月補正におきまして、住民生活に光をそそぐ交付
金といたしまして400万円が図書館費のほうに増額をされまして、そのうち100万円分は平成22年度で雑誌や本
の購入費として支出いたしました。残りの300万円を平成23年度に繰り越しまして、本の購入ですね、備品購
入費として購入を行ったわけでございます。この要因がございまして、平成23年度と24年度で300万円の差異
があるということでございます。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 行政報告書455ページの学校図書館指導員のところなんですが、当市は全校に学校図書
館指導員を早くから入れたということで、非常に評価するところなんですが、第三中学校のところは24年度ゼ
ロ名、忚募がなかったため、それから第三小学校は時間数が尐ないということで、途中でやめられたのか何か
理由があるかと思いますけれども、なかなか次に、もしやめた方がいた場合に次に補充する方が尐ないという
ようなことも聞いています。東大和市がこうやって入れた後に、他市でももっと待遇よく図書館指導員を入れ
ているということで、やはり他市に流れているんじゃないかということをほかからお聞きしてるんですが、そ
のあたりどのように考えているかをお聞きしたいと思います。
それから、行政報告書468ページ、教育センター運営事業の中の(3)子ども人権相談コーナー、この相談
件数が24年度はゼロ件ということで、その前の年も尐なかったと思いますけれども、このことについてどのよ
うに認識してるかお聞きしたいと思います。保護者や子供向けに、困ったときの相談窓口ということで電話先
-114-
の一覧表が配られているんですけれども、今ここに手元にもあるんですけども、全部で14カ所の電話番号が書
いてあるんですね。その中の一つに子ども人権相談コーナーがあるんですけれども、その14カ所も子供に電話
番号を載せる必要があるのかというのを私は疑問に思ってるんですけども、そのあたりどのように認識してる
のか。
それから、人権ということで、子供の中に人権という言葉がどの程度入ってるかというか、人権相談と言わ
れても、そこに相談しようかなというお子さんとかはどれほどいるのかなというところがあるんですけども、
相談コーナーは電話を待ってるだけの業務なのか、それともそのことについて広く伝えていこうというような
ことをされていくのかということも含めてお伺いしたいと思います。
それからもう1件、行政報告書586ページ、学校給食の給食費の納入実績のところなんですが、こちら、昨
年度に比べまして現年度分の実納入者数が尐なくなっているんですが、これは児童数、生徒数が減ったという
ことで尐ないのか。実際に納めなくちゃならない人の数がちょっと書いてなかったので、減った原因がちょっ
とわからないので、実際に納めるべき人数と実際に納めた人の人数が併記されてるといいかなと思うんですが、
そのあたりはどうなのかということをお伺いしたいと思います。
○学校教育部参事(石井卓之君) 行政報告書455ページ、学校図書館指導員についてでございます。
今御指摘がありましたとおり、なかなか実は他市と競合しまして、人の確保は難しいところにございます。
ただいろいろなところで知り合い、それから実は大学等にも呼びかけをして集めているところでございます。
ただ各区市がどこでも今これを配置をしておりますので、競合して、一度おやめになると、やはりなかなかあ
とを入れることができない、またはある程度まで集まるんですが、15校に対して完全につけるまでは集まらな
いというのが実情としてございます。ここは大きな課題であると認識をしているところでございます。
それから、行政報告書468ページ、子ども人権相談コーナーについてでございますが、実は私が指導主事を
していた10年前、この人権相談には弁護士さんも立ち会った中で解決をしたという事例がございました。ただ
その当時、本市の人権相談コーナーというのは非常に先進的でした。ただその後、東京都もありますし、いろ
んなところでやはりふえてきたということもございまして、今番号が多過ぎるんではないかという御指摘も
あったんですが、やはりいろいろなところを子供たちに知らせて、尐しでも何か心配だったらどこかに電話を
できる機会というのはつくらなければいけないということもありますので、引き続きここへも載せております
し、今現状としては、電話を確かに待っている状況ではございますが、本当に一人でもいいですから、危ない
ときにそこへ電話をくれれば対忚できるというふうに考えて、続けているところでございます。
それから、人権を子供が理解をしているかというところでございますが、やはり人権教育というのは学校教
育の根幹にございます。人権という言葉、実は高学年ではもう実際たくさん社会でも使っておりますし、低学
年にもやはり、言葉を変えるところではきちんと伝えているところでございますので、人権相談コーナーとい
うのはやっぱり市民の方にも周知をされているとこでございますので、そんなところでまた教育とあわせて進
めていきたいと思っております。
以上でございます。
○給食課長(梶川義夫君) 行政報告書586ページ、給食費の納入実績でございます。
納入者数の減と児童・生徒数との関係でございますが、納入者数が減ったのは児童・生徒数の減ではないと
考えております。24年度につきましては児童・生徒数はふえてるというふうに認識してございます。
では納入者数の減でございますが、これにつきましては、私ども、未納世帯につきまして電話の督促や、あ
-115-
るいは家庭の訪問、こちらを再三繰り返してるとこでございますが、経済状況を理由にされる方もいらっしゃ
いますし、残念ながら訪問してもですね、納入の意識というか、給食費に対する御理解がなかなかいただけな
いケースというのも、そういった場に出くわすこともありますので、そういったことが原因と考えております。
24年度につきましては年間500件程度、夜間あるいは休日の訪問も行っております。さらに今年度もこうした
給食費の納入における御理解をいただけるよう、きめ細かな努力をしてまいりたいと思っております。
それから、行政報告書の、本来納めるべき方の数と実納入者数との併記でございますが、こちらについては
研究させていただきたいと思います。
以上でございます。
○委員(実川圭子君) 1点だけ再質問させていただきます。
行政報告書468ページの子ども人権相談コーナーなんですが、相談員の方が6名いらっしゃるということで、
人権擁護委員とか主任児童委員というのは別のこともあると思いますけれども、費用的には弁護士さんの費用
がかかってるんでしょうか。ちょっとそこのとこだけ教えてください。
○学校教育部参事(石井卓之君) 弁護士さんにつきましてもボランティアで、実はやっていただいております、
立ち上げたときからその形で進めておりますので。
以上でございます。
○委員(尾崎利一君) 532ページ、桜が丘図書館事業で月曜開館を4月23日から実施したということで、この
効果についてどのように認識されてるのかというのを伺います。それから、大変苦労して月曜開館していただ
いたと思うので、その効果の評価を伺います。
それから、526ページでレファレンスのところですが、夜間のレファレンスがなくなったということで、こ
れについては逆に後退した側面があるんですが、これの回復っていいますか、夜間レファレンスの再開につい
てのお考えを伺います。
○中央図書館長(関田実千代君) 行政報告書532ページ、桜が丘図書館事業のうちの月曜開館に関しましての
効果ということでございますけれども、やはり来館者数が桜が丘図書館ではかなりふえまして、貸し出し冊数
もかなりふえまして、23年度と24年度を比べますと、523ページに図書館の利用状況、これ全て3館、移動図
書館も全て載っているんでございますけれども、中央図書館に関しましては横ばいでございますけれども、桜
が丘図書館につきましては、貸し出しの利用者数が4,000人ほどふえてございます。また、個人の貸し出しの
冊数につきましても1万2,000冊以上ふえておりますので、これは主には月曜開館の効果かなと思っておりま
す。
以上でございます。
○社会教育部長(小俣 学君) 行政報告書526ページのレファレンスに関してでございます。
中央図書館におきましては、平成19年4月に新たに木曜日を7時まで夜間開館するときに、レファレンスを
従来7時までやっていた夜間開館を5時までに閉じたと、そういうことでございました。当時ですね、夜間開
館を19年から木曜日を加えたわけですけども、この際に職員の人員体制を変えずにですね、財政状況もふやさ
ずに、職員の勤務の工夫をしまして夜間開館を1日ふやしたと、そういう状況でございます。その際、水曜日
と金曜日、夜は7時までレファレンスをやってたわけですが、5時までに切り上げたと、そんな状況でござい
ます。
図書館サービスについては、市民の皆様にサービス向上を私どもも日々検討してるわけですけども、現状の
-116-
勤務体制や人員体制では、このレファレンスの夜間の再開というのは現状では非常に難しいというふうに思っ
ております。今後についても職員と一緒に検討していきたいと、そういうふうに考えております。
以上でございます。
○委員(和地仁美君) 2点ほど伺わせていただきます。
行政報告書459ページ、研究奨励事業なんですけれども、まずこの中で、教育課題研究指定校と校内研究奨
励校というふうに2種類あると思うんですけれども、この補助金の額が、教育課題研究指定校よりも研究奨励
校のほうが約3分の1ぐらい平均でなってるんですけども、これは学校が、何ていうんですか、順番で決まっ
て、どっちになるかということなのか、それとも研究内容を見てこの金額が決まっているのかということを教
えてください。
というのは、特に三中の基礎学力の充実と生徒理解というところが、全校15校が対象となっている不登校対
策研究協力校の研究主題が、全く、この三中さんは基礎学力の充実と生徒理解っていうことで、同じものにし
てるんですけども、それをさまざまな角度で研究されているというふうには理解するんですが、研究奨励校の
金額4万円という、使い勝手というか、どのようにこれ活用されてるのか。額としてはどういう、中途半端な
額といいますか、どうやって活用されているのかっていうことを把握されていたら、教えていただきたいと思
います。
それから、同じく行政報告書の498ページ、こちらに6番の文化財等用地借上というのがあるんですけれど
も、毎年夏に行われる平和市民のつどいなどでの会場でメーンとなっている変電所は、西の原爆ドーム、東の
変電所というような言葉があるように、非常に希尐な文化財だというふうには認識しているんですけども、こ
れのために東京都に毎年、額は200万円弱ですけれども、土地代を払っているというような状況になっている
ので、今まで市のほうでは、市で管理を、上物を市で管理してるほうが使い勝手がいいということで、このよ
うな状況になっているのか、それとも東京都のほうにも、都の文化財として認知というか認めてもらって、こ
の土地代を都のほうに払わないでも済むような状況っていうのを今まで検討されたことがあるのかどうか。こ
れは慶性門の用地もそうなのかもしれませんが、特に変電所については、私は検討の価値があると思うんです
けども、今までそのような検討があったのかどうか教えてください。
○学校教育部参事(石井卓之君) 行政報告書459ページ、研究奨励事業についてでございます。
まず1点目の研究指定校と研究奨励校の違いでございますけれども、研究指定校のほうは、これは「教育の
日やまと」で広く研究成果を市内外に広めてもらうという目的がございますので、費用的には高くなってござ
います。その一方、研究奨励校のほうは、各学校が、本当に各学校の課題を解決するために取り組んでいくと
いう内容になっております。三中がたまたま同じということは、奨励でもやっていきますし、やはり指定校で
も同じで、そこのところで重点的にやっていきたいという意図があると理解をしております。
それから、4万円という額なんですが、多くは、学校は授業力の向上、高めるということがありますので、
講師を呼んで、実際に研究授業をやって見ていただいて指導を受けるということに多く使っているとこでござ
います。
以上でございます。
○社会教育課長(村上敏彰君) 行政報告書498ページ、6番、文化財等用地借上の日立航空機、変電所の借上
料についての御質疑でございます。
こちらにつきましては、平成16年9月から26年3月までの10年間、公園施設設置許可という形で東京都のほ
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うからいただいてございます。10年間の中でございますので、これまでも何度か東京都のほうには、文化財に
指定できないかとかお願いをしておりますし、今年度につきましても再度お願いに上がる予定でございます。
以上でございます。
○委員(押本 修君) 1点だけおつき合いください。
行政報告書446ページ、修学旅行等事業と、457ページにも実施校について書いてありますので、2ページあ
わせてです。修学旅行、そして移動教室の件なんですけども、小学校の6年生、それから5年生、そして中学
校3年生、1年、2年、実際昨年も実施されてるんですが、なぜか小学校の5年生だけが、昨年だけでも一小
と四小しか5年生については実施されてません。これは昨年だけではなくて、尐なくてもしかしたら10年か、
もっとか、長い間ほとんどの小学校が5年生は実施されてません。四小が実施されるようになったのも、たし
かここ一、二年かなというふうに思ってるんですが、5年生について実施が長い間されてない理由を教えてく
ださい。1点目。
2点目、教育委員会としてこの移動教室の意義をどういうふうに捉えているのか。2点目。
3点目、校長会を通してどんな形で指導されてきたのか、この10年ぐらいの間。
この3点についてお願いいたします。
○学校教育部参事(石井卓之君) まず1点目の5年生がなぜ2校で……(「ページ」と呼ぶ者あり)失礼いた
しました。446ページと457ページ、小中学校の移動教室、修学旅行実施状況についてでございます。失礼いた
しました。
まず1点目の、5年生が長らく2校実施というのはなぜかということでございますが、この5年生の実施に
関しましては、校長の学校経営方針に基づいて、体験学習を重視する狙いなどを明確にして、学校が場所を選
定して実施を行う。そして保護者の負担のあることもありますので、PTA等にも事前説明をして理解を得た
上で実施するという形で進んでおります。実は本年度、平成25年は、八小が新たに実施をしたいということで
申し出がございました。そのような形で学校が決め、教育委員会が届け出を受けて進んでいくという形になっ
ております。
2点目の意義ですが、実は移動教室は学習指導要領には、遠足、集団的宿泊的行事に位置づけられておりま
して、やはり体験学習、それから集団での生活を、学校でも行っておりますが、より長い寝食をともにしなが
ら進めていくという大きな狙いがございます。
それから3点目、校長会ということですが、これはあくまでも校長会の検討ではなく、各学校の校長が状況
や学校の体制等を考慮して実施を計画していくものと考えております。
以上でございます。
○委員(押本 修君) ありがとうございました。
長い間実施がない学校についても、毎年毎年予算としては計上されてきたという背景がありますので、教育
委員会としてはこれは行ってもらいたい、行くべきというふうに考えてるというふうにこちらはとるんです。
その上で、その校長会が決めるっていう言い方ではなく、教育委員会が指示をする一番最初は多分校長会かな
と思いますので、定期的な校長会の場で、なるべく、いろいろカリキュラムが混んでまして大変な学校の状況
がある中で、でも実際長い間実施を続けてきた学校があるわけですから、そこは工夫でやっていただけるよう
な形で学校に指導するということはできないでしょうか。お願いいたします。
○学校教育部参事(石井卓之君) この部分については、やはりあくまでも校長が学校の中で、これをどうして
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もやりたいんだ、これが必要であるという実態のもとに進めていくことが重要だと考えております。ただ予算
があるということを、やはり教育委員会としても周知はしなければいけないので、そこの部分は校長会を通し
て、また今回新たに八小も入りましたので、お知らせをしていきたいと考えております。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 教育費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、教育費の質疑を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第11款公債費の質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 公債費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、公債費の質疑を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第12款諸支出金の質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 諸支出金の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、諸支出金の質疑を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 引き続き、第13款予備費の質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 予備費の質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、予備費の質疑を終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 以上で一般会計歳入歳出決算の質疑は全て終了いたしました。
討論は本会議で行うこととし、直ちに採決いたします。
この採決は、起立により行います。
第42号議案 平成24年度東大和市一般会計歳入歳出決算の認定について、本案を認定と決することに賛成の
諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(御殿谷一彦君) 起立多数。
よって、本案を認定と決します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 第43号議案 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に
ついて、本案を議題に供します。
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内容の説明を求めます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 登壇〕
○会計管理者(仲里 章君) 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算事項別明細書につき
まして御説明いたします。
決算書の278ページをお開きください。
歳入であります。
1款国民健康保険税は、収入済額18億6,132万8,387円で、前年度に比べ3,575万1,261円、2.0%の増となって
おり、歳入全体に占める割合は19.6%であります。収納率は70.3%で、前年度に比べ2.8ポイントの増であり
ます。不納欠損額は6,420万3,538円で4,557件分であります。収入未済額は7億2,102万7,404円で、前年度に比
べ9,232万9,925円の減となっております。
1項国民健康保険税、1目一般被保険者国民健康保険税、1節医療給付費分現年課税分は、収入済額11億
1,024万8,602円で、前年度に比べ977万7,454円の増であります。
2節後期高齢者支援金分現年課税分は、収入済額2億8,031万6,328円で、前年度に比べ351万3,209円の増で
あります。
3節介護納付金分現年課税分は、収入済額1億3,580万4,868円で、前年度に比べ564万6,948円の増でありま
す。
4節医療給付費分滞納繰越分は、収入済額1億3,847万6,737円で、前年度に比べ1,472万7,222円の増であり
ます。
5節後期高齢者支援金分滞納繰越分は、収入済額2,895万1,757円で、前年度に比べ659万8,819円の増であり
ます。
6節介護納付金分滞納繰越分は、収入済額2,127万8,639円で、前年度に比べ302万8,004円の増であります。
2目退職被保険者等国民健康保険税、1節医療給付費分現年課税分は、収入済額8,921万9,709円で、前年度
に比べ420万161円の減であります。
2節後期高齢者支援金分現年課税分は、収入済額2,260万8,002円で、前年度に比べ101万1,220円の減であり
ます。
3節介護納付金分現年課税分は、収入済額2,830万5,055円で、前年度に比べ119万3,166円の減であります。
4節医療給付費分滞納繰越分は、収入済額443万4,895円で、前年度に比べ93万2,560円の減であります。
5節後期高齢者支援金分滞納繰越分は、収入済額68万996円で、前年度に比べ6万9,596円の減であります。
6節介護納付金分滞納繰越分は、収入済額100万2,799円で、前年度に比べ13万3,692円の減であります。
282ページをお開きください。
3款国庫支出金は、収入済額18億7,879万5,255円で、前年度に比べ2億4,136万1,376円、11.4%の減となっ
ており、歳入に占める割合は19.8%であります。
1項国庫負担金、1目療養給付費等負担金、1節現年度分は、収入済額16億2,270万1,733円で、前年度に比
べ2億1,489万924円の減であります。
2目高額医療費共同事業負担金、1節現年度分は、収入済額4,716万5,228円で、前年度に比べ401万1,170円
の増であります。これは高額な医療費の発生による保険者の不安定な財政運営を緩和するために、東京都国民
健康保険団体連合会が運営する高額医療費共同事業の拠出金の4分の1を国が負担するものであります。
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3目特定健康診査等負担金、1節現年度分は、収入済額1,701万6,000円で、前年度に比べ52万1,000円の増
であります。これは特定健康診査・特定保健指導の1人当たりの卖価の3分の1を国が負担するものでありま
す。
2節過年度分は、収入済額104万円で、前年度に比べ59万5,000円の減であります。
2項国庫補助金、1目1節調整交付金は、収入済額1億9,023万8,000円で、前年度に比べ2,892万1,000円の
減であります。これは普通調整交付金が減尐したことによるものであります。
2目1節出産育児一時金補助金は、収入済額10万円で、前年度に比べ150万円の減であります。これは出産
育児一時金の国庫補助が廃止となったことによる減であります。
4目1節高齢者医療制度円滑運営事業費補助金は53万4,294円で、1万3,378円の増であります。
284ページをお開きください。
4款療養給付費等交付金は、収入済額5億4,051万1,611円で、前年度に比べ1億515万9,706円、24.2%の増
であります。
1項1目療養給付費等交付金、1節現年度分は、収入済額5億3,048万2,000円で、前年度に比べ9,626万
9,000円の増であります。これは退職被保険者等の療養給付費等が増になったことによるものであります。
2節過年度分は、収入済額1,002万9,611円で、前年度に比べ889万706円の増であります。
286ページをお開きください。
5款前期高齢者交付金は、収入済額23億3,717万3,906円で、前年度に比べ5億6,605万3,465円、32.0%の増
であります。これは被用者保険と市町村国保の65歳以上75歳未満の前期高齢者の医療費負担の公平と、医療保
険制度の安定を確保するための財政調整制度で、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものであります。
当該年度の概算額と平成22年度の交付額の確定に伴う精算により交付されたものであります。
288ページをお開きください。
6款都支出金は、収入済額5億5,528万3,339円で、前年度に比べ1億596万1,576円、23.6%の増であります。
1項都負担金、1目高額医療費共同事業負担金、1節現年度分は、収入済額4,716万5,228円で、前年度に比
べ401万1,170円の増であります。これは高額医療費共同事業の拠出金の4分の1を東京都が負担するものであ
ります。
2目特定健康診査等負担金、1節現年度分は、収入済額1,701万6,000円で、前年度に比べ52万1,000円の増
であります。これは特定健康診査・特定保健指導の1人当たりの卖価の3分の1を東京都が負担するものであ
ります。
2節過年度分は、収入済額104万円で、前年度に比べ59万5,000円の減であります。
2項1目1節都補助金は、収入済額4,387万5,111円で、前年度に比べ1,796万2,406円の増であります。
2目調整交付金、1節現年度分は、収入済額4億4,618万7,000円で、前年度に比べ8,406万2,000円の増であ
ります。これは普通調整交付金が増額となったことによるものであります。
290ページをお開きください。
7款共同事業交付金は、収入済額9億3,613万9,550円で、前年度に比べ1,029万581円、1.1%の増でありま
す。
1項共同事業交付金、1目1節高額医療費共同事業交付金は、収入済額2億1,534万1,859円で、前年度に比
べ3,438万1,316円の増であります。これは80万円を超える高額な医療費につき、80万円を超える部分の100分
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の59に相当する額が東京都国民健康保険団体連合会から交付されるものであります。
2目1節保険財政共同安定化事業交付金は、収入済額7億2,079万7,691円で、前年度に比べ2,409万735円の
減であります。これは30万円を超える医療費につき、8万円を超え80万円までの部分の額の100分の59に相当
する額が東京都国民健康保険団体連合会から交付されるものであります。
292ページをお開きください。
8款繰入金は、収入済額13億3,214万772円で、前年度に比べ1億1,616万1,137円、8.0%の減であります。
1項1目一般会計繰入金、1節保険基盤安定制度繰入金(保険税軽減分)は、収入済額1億3,291万1,640円
で、前年度に比べ229万5,880円、1.8%の増であります。これは低所得者に対する保険税軽減相当額を、東京
都が4分の3、市が4分の1を負担し、一般会計から繰り入れるものであります。
2節保険基盤安定制度繰入金(保険者支援分)は、収入済額3,681万4,132円で、前年度に比べ91万4,983円、
2.5%の増であります。これは国保会計を支援するため、保険税の軽減対象となった一般被保険者数に忚じて、
平均保険税の一定割合を国が2分の1、東京都と市が4分の1ずつ負担し、一般会計から繰り入れるものであ
ります。
3節職員給与費等繰入金は、収入済額1億4,846万1,000円で、前年度に比べ815万4,000円、5.2%の減であ
ります。これは職員人件費、委託料、役務費等の経費に対し、一般会計から繰り入れるものであります。
4節出産育児一時金等繰入金は、収入済額4,200万円で、前年度に比べ161万9,000円、3.7%の減であります。
これは42万円の出産育児一時金の3分の2を一般会計から繰り入れるものであります。
5節その他の繰入金は、収入済額9億7,195万4,000円で、前年度に比べ1億959万9,000円、10.1%の減であ
ります。これは国保会計の財源不足を補塡するため、一般会計から繰り入れるものであります。
296ページをお開きください。
10款諸収入は、収入済額4,852万2,103円で、前年度に比べ558万5,633円、13.0%の増であります。
1項延滞金、加算金及び過料、1目1節延滞金は、収入済額2,349万9,819円で、前年度に比べ242万7,425円
の増であります。
2項雑入、1目1節一般被保険者第三者納付金は、収入済額914万8,169円で、前年度に比べ720万1,557円の
減であります。これは交通事故等の治療に際し、国保から保険給付を受けたことによる納付金であります。
2目1節退職被保険者等第三者納付金は、収入済額122万9,192円で、前年度に比べ皆増であります。
3目1節一般被保険者返納金は、収入済額1,153万9,611円で、前年度に比べ1,068万4,690円の増であります。
これらは会社等の健康保険の資格取得や転出等により当市の被保険者資格を喪失し、国保の保険給付が不適法
となったことに伴う不当利得返納金であります。
4目1節退職被保険者等返納金は、収入済額6万6,101円で、前年度に比べ3万8,759円の増であります。
5目1節雑入は303万9,211円で、前年度に比べ159万2,876円の減であります。
以上のようにいたしまして、歳入合計は、収入済額94億8,989万4,923円で、前年度に比べ4億7,127万9,709
円、5.2%の増であります。
298ページをお開きください。
歳出であります。
1款総務費は、支出済額1億441万676円で、執行率は91.4%であります。
1項総務管理費、1目一般管理費は、支出済額9,379万1,769円で、10名分の職員人件費、嘱託員の報酬、臨
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時職員の賃金、レセプト点検等業務委託料等であります。
2目運営協議会費は、支出済額84万5,232円で、国民健康保険運営協議会委員の報酬、筆耕翻訳料等であり
ます。
3目連合会負担金は、支出済額156万1,263円で、東京都国民健康保険団体連合会に対する負担金であります。
300ページをお開きください。
2項1目徴税費は、支出済額821万2,412円で、収納推進員報酬、国民健康保険税の賦課にかかわる郵送料等
であります。
302ページをお開きください。
2款保険給付費は、支出済額62億3,933万9,714円で、執行率は98.2%であります。国民健康保険の被保険者
数の状況は、年間平均2万5,431人で、前年度に比べ0.5%の減であります。一般被保険者数は2万4,000人で、
前年度に比べ0.4%の減、退職被保険者等は1,431人で、前年度に比べ1.8%の減であります。
1項療養諸費、1目一般被保険者療養給付費は、支出済額50億889万6,015円で、執行率は98.6%であります。
2目退職被保険者等医療給付費は、支出済額3億8,200万5,175円で、執行率は96.0%であります。
3目一般被保険者療養費は、支出済額8,613万1,673円で、執行率は90.7%であります。
4目退職被保険者等療養費は、支出済額702万5,487円で、執行率は86.5%であります。
5目審査・支払手数料は、支出済額2,452万6,174円で、執行率は86.6%で、レセプトの審査・支払業務委託
料であります。
2項高額療養費、1目一般被保険者高額療養費は、支出済額5億9,777万4,995円で、執行率は99.9%であり
ます。
2目退職被保険者等高額療養費は、支出済額6,212万1,454円で、執行率は89.4%であります。
304ページをお開きください。
3目一般被保険者高額介護合算療養費は、支出済額36万6,549円で、執行率は36.7%であります。
4目退職被保険者等高額介護合算療養費は、支出済額1万3,964円で、執行率は7.0%であります。
4項出産育児諸費、1目出産育児一時金は、支出済額5,713万6,521円で、執行率は90.6%であります。なお
1件当たりの支給金額は42万円で、136件分であります。
5項1目葬祭費は、支出済額685万円で、執行率は91.3%であります。なお1件当たりの支給金額は5万円
で、137件分であります。
306ページをお開きください。
6項1目結核・精神医療給付金は、支出済額649万1,707円で、執行率は98.2%であります。
308ページをお開きください。
3款後期高齢者支援金等は、支出済額12億5,780万4,260円で、執行率はおおむね100%であります。
1項後期高齢者支援金等、1目後期高齢者支援金は、支出済額12億5,771万606円で、執行率はおおむね
100%であります。これは後期高齢者医療制度に対し、社会保険を含む各医療保険者が75歳未満の加入者数に
忚じて負担するものであります。
2目後期高齢者関係事務費拠出金は、支出済額9万3,654円で、執行率は99.6%であります。
310ページをお開きください。
4款前期高齢者納付金等は、支出済額133万2,430円で、執行率は87.9%であります。
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1項1目前期高齢者納付金等は、支出済額124万1,307円で、執行率は87.2%であります。これは前期高齢者
の財政調整のため、義務的拠出金が著しく過大になる部分について、全保険者において各加入者数に忚じて再
案分し、負担するものであります。
2目前期高齢者関係事務費拠出金は9万1,123円で、執行率は99.0%であります。
312ページをお開きください。
5款1項老人保健拠出金、1目老人保健事務費拠出金は、支出済額5万2,980円で、執行率はおおむね100%
であります。
314ページをお開きください。
6款介護納付金は、支出済額4億8,941万398円で、執行率は99.9%であります。これは国保加入の介護保険
第2号被保険者にかかわる社会保険診療報酬支払基金への納付金であります。
316ページをお開きください。
7款共同事業拠出金は、支出済額9億3,167万446円で、執行率は94.9%であります。
1項共同事業拠出金、1目高額医療費拠出金は、支出済額1億9,113万2,716円で、執行率は97.3%でありま
す。これは80万円を超える高額な医療費の発生による保険者の不安定な財政運営を緩和するために、東京都国
民健康保険団体連合会が運営する高額医療費共同事業に対する拠出金であります。本事業の財源は、国、都が
それぞれ4分の1を負担し、市が2分の1を負担しております。
2目その他共同事業拠出金は、支出済額2,061円で、執行率は20.6%であります。
3目保険財政共同安定化事業拠出金は、支出済額7億4,053万5,669円で、執行率は94.3%であります。これ
は30万円以上の高額な医療費の発生による保険者の不安定な財政運営を緩和するために、東京都国民健康保険
団体連合会が運営する保険財政共同安定化事業に対する拠出金であります。
318ページをお開きください。
8款保健事業費は、支出済額1億2,394万2,484円で、執行率は87.0%であります。
1項1目特定健康診査等事業費は、支出済額1億1,278万2,097円で、執行率は86.7%であります。これは特
定健康診査・特定保健指導を実施するための経費であります。不用額の主な理由といたしましては、特定健康
診査・特定保健指導の受診率が見込みを下回ったことによるものであります。
2項保健事業費、1目保健衛生諸費は、支出済額1,116万387円で、執行率は90.5%であります。これは人間
ドック等受診料の一部助成金及び医療費通知並びにジェネリック医薬品利用差額通知に係る経費であります。
322ページをお開きください。
10款諸支出金は、支出済額1億2,463万3,537円で、執行率は94.9%であります。
1項償還金及び還付加算金、1目償還金・利子及び還付金は、支出済額1億2,463万3,537円で、執行率は
94.9%であります。これは過年度に過大に交付された療養給付費等負担金、出産育児一時金補助金の返還金、
被保険者資格喪失等に伴う国民健康保険税の還付金及び還付加算金等であります。
326ページをお開きください。
12款前年度繰上充用金は、支出済額2,798万7,665円であります。これは平成23年度の国民健康保険事業特別
会計決算において、国民健康保険税の歳入が見込み額に達せず、収入済額が支出済額に対し不足したため、平
成24年度より繰上充用したものであります。
以上のようにいたしまして、歳出予算現額95億645万2,000円、支出済額93億58万4,590円で、執行率は97.8%
-124-
であります。
328ページをお開きください。
実質収支に関する調書であります。
歳入総額94億8,989万4,923円、歳出総額93億58万4,590円で、歳入歳出差引額は1億8,931万333円であります。
また、実質収支額も1億8,931万333円となっております。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 降壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) 説明が終わりました。
歳入歳出一括して質疑を行います。
ここで10分間休憩いたします。
午後 5時37分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 5時47分 開議
○委員長(御殿谷一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○委員(中間建二君) 2点伺います。
行政報告書で622ページにですね、特定健康診査等事業の中の特定保健指導の内容が掲載されておりますが、
この特定保健指導ですね、利用券送付に対しての利用者数が10分の1ということで、ここが大きな課題だと思
うんですが、ここに対しては24年度はどのような手を打っていただいたのか、お尋ねしたいと思います。
それから、623ページのジェネリック医薬品差額通知ですけれども、これも24年度からの事業で取り組んで
いただいてるわけですけども、当初から財政効果等の見通しもございましたが、24年度の中での具体的なジェ
ネリックへの切りかえの件数ですとか財政効果等について、把握ができておりましたら御説明いただきたいと
思います。
○保険年金課長(廣瀬 裕君) 行政報告書622ページ、保健指導の関係でございます。
保健指導の利用率のほうが低いということは、こちらのほうでも認識をしているところでございます。24年
度につきましては内容の精査をしまして、保健指導の内容ですね、そちらのほうを実施していただいてる東大
和病院等と調整をさせていただきまして、内容の変更をしたりしまして行っております。パンフレット等を利
用券を発送する際に変更等をして、受診を促しているようなことをしてございます。
続きまして、行政報告書623ページのジェネリック医薬品の関係でございます。
ジェネリック医薬品の利用差額通知につきましてはですね、平成24年度より差額通知のほうの発送を始めさ
せていただきまして、平成24年度につきましては2回送付のほうをさせていただきました。10月から3月まで
のレセプトの結果から累計をいたしまして、効果額といたしましては約126万円ほどあったというふうに考え
ております。
以上でございます。
○委員(尾崎利一君) 決算書の328ページ、実質収支に関する調書、それからそれに関連して償還金、323ペー
ジ、それから293ページのその他の繰入金というあたりに関連して伺います。
まず1点目は財政課長に伺いたいんですが、歳入歳出差引額1億8,931万、実質収支額1億8,931万というふ
うになっています。これはここにあるとおりなんですが、これに対して総括質疑の答弁の中で、平成25年度の
-125-
補正予算で1億1,600万円、1億2,900万円になりますかね、平成24年度の償還金・利子及び還付金が出たので、
黒字1億8,900万円と言うけれども、実質的には5,000万円程度になるんだというような答弁があったというふ
うに私は理解をしています。
黒字の額ということに関連して、24年度の分の精算金1億2,900万円を問題にするのであれば、322ページの
1億2,400万、平成23年度分の精算に伴って24年度決算の中で支払っているわけですから、ほぼ同額、この分
を、もしこの1億2,900万円を引くんであれば、1億2,400万円を足して考えなくてはならないというふうに思
いますし、1億2,900万円25年度の補正予算で払ったのは、1億8,900万円の中からではなくて、25年度の96億
の予算執行全体の中で支払うという関係になるんだというふうに思いますが、その点についての見解を1点伺
います。
それから、いずれにしても黒字が1億8,900万出てるわけですが、卖年度収支でいうと2億1,729万8,000円
になると思います―この平成24年度の国保会計ですね。そうすると、先ほど指摘をした歳入の293ページの
その他の繰入金9億7,100万ですが、この年度の運営に必要な繰入金という点では、9億7,100万から2億
1,700万を差し引いた7億5,400万の赤字繰り入れで、この年度については運営できたという計算になると思い
ます。この25年度から2億5,000万の国保税値上げを市は決めたわけですけれども、今年度、平成24年度決算
のこの数値を見れば、2億5,000万もの国保税値上げは必要なかったということになるのではないかと思いま
すが、見解を伺います。
○財政課長(川口荘一君) 決算書328ページの実質収支、そして戻りまして323ページの償還金利子及び割引料、
そして歳入になりますけれども、293ページのその他の繰入金の関連について御質疑いただきました。この3
点含めて説明をさせていただきたいと思いますので、若干長くなるかもしれませんが、御了承いただきたいな
と思います。
まず実質収支の件でございますけれども、一般的に決算の剰余金が生じる理由といたしましては、歳出に不
用額が生じる。歳入におきましては、歳出予算ベースで国や東京都に補助金等を申請し、それをいただく。た
だ歳出のほうは、決算ベースですと不用額が生じてるということで、歳入のほうは歳入超過になる、そんなよ
うな内容になってきます。
今回、国保の24年度決算は1億8,900万円ほどの決算剰余金が生じましたけれども、この中身を見ますと歳
入の超過の部分がございます。それは国や東京都等からですね、歳出予算ベースで申請したけれども歳出のほ
うは不用額が生じた、ただ一方で歳入のほうはそのまま歳出予算ベースで申請した額をいただいてるので、歳
入のほうが多くいただいてる。その内容が1億8,900万の中に、先ほど償還金の額で話が出ましたけれども、
1億2,000万前後あるということになっております。仮にこの国、東京都のほうから1億2,000万ばかりの額を
いただかなければ、やはり国保の決算というのは7,000万台になってきたというような内容になってまいりま
す。
そこで、7,000万の内容につきましてはですね、さらに分析しますと、制度的な繰り出しと国保会計におけ
る繰り入れ、また赤字財源的な国保会計の繰り出しと国保における繰り入れというのがございまして、その内
容につきましては、平成25年度の本定例会の初日において、補正予算として提案させていただいた内容と一致
するものであります。ですので、先日の総括質疑においてですね、1億8,900万からこの国、都への返還金を
引くというのはですね、それがなかったら国保の決算状況が下がってくるという意味で、そのようにお答えを
したというところです。
-126-
323ページの償還金利子及び割引料という内容はですね、これは平成23年度、国や東京都から多くいただい
たものの返還金になりますので、これは23年度の翌年度、24年度で支払ったというところです。(「発生主義
と現金主義、一緒くたにして黒字額を計算するわけ」「通算で全体を見なきゃだめだなんだ」その他発言する
者あり)
○委員長(御殿谷一彦君) 質問者、ちょっと黙ってください、まだ続いてますんで。
○財政課長(川口荘一君) 一忚、現金主義会計ですので、公会計は今のところは現金主義ということで、年度
は連続しますので、やはりかかわりがあるということで御説明をさせていただいております。
その他の繰り入れ9億7,000万、平成24年度で国保のほうで歳入しております。先ほど申し上げた最終的に
赤字繰り出し、繰り入れの剰余分が5,000万程度あるということですので、この考え方ですけれども、実際に
24年度赤字繰り出し、繰り入れ、必要だった額というのは、この決算の精査の中では、9億7,000万から5,000
万程度差し引いた9億2,000万が、24年度の国保会計において赤字分として繰り入れが必要だったというよう
な認識でおります。
以上です。
○市民部長(関田守男君) 歳入歳出の24年度の卖年度の収支につきまして、7億5,000万の一財の投入という
ふうに考えられるという御質疑でございますが、その上に立って2億5,000万の国保の改定は要らなかったと
いうような御質疑だと思います。
私どもは、昨年の9月、11月に全協を行いました。そして12月の厚生文教委員会、そして12月の定例会とい
うところで、最終的には定例会で議決をいただいたわけでございますけれども、その中で首尾一貫して御説明
しておりますけれども、一般会計のその他の繰入金につきましては、その額がありき、つまり本来であれば国
保会計の中で手当てできれば一番いいわけでありますけれども、それが不可能というようなことの中で、一財
をどのように入れるかというところで議論しまして、そして第4次行政改革大綱におきまして、3カ年で21億
300万の投入をするということを決定したわけでございます。したがいまして卖年度で考えますと7億100万と
いうことになるかと思います。
そうした投入はですね、これはありきということでなく、まず歳入確保、そして歳出の削減というようなこ
とを行いまして、そして最終的に7億100万入れるわけでございますが、そこで足りない部分を納税者にお願
いすると、税の改定を行ったということでございまして、このことについては9月以降ずっと御説明してござ
います。そして市民の方に対しましてもですね、その間、24年から25年にかけまして、市報ではこのことにつ
いて6回ほど広報してございますし、ホームページ等でもお知らせをしているところでございます。したがい
まして、この国保の財政の安定化が健全な運営を図るというところで改定をしたものでございます。
以上でございます。
○委員(尾崎利一君) 財政運営の問題と黒字額が幾らなのかという問題、全く別の問題だと思うんですね。そ
れで、黒字額が1億8,931万というふうに決算されているけれども実質的な黒字は5,000万だったと、その理由
は、平成24年度中のもらい過ぎてたものを25年9月に1億2,900万払ったからなんだという説明をすると、そ
れは黒字の額を問題にするんであれば、そこを発生主義にするわけですから、平成25年度決算で支出をした1
億2,400万は足さなくちゃいけないということに当然なるわけです。そういうちょっと基本的なことをきちっ
と正せないということは、私は大変、この決算審査をするに当たって、これでは本当にまともな決算審査でき
ないんではないかというふうに考えるわけです。
-127-
もう一度確認しますが、この平成24年度の決算額は1億8,931万の黒字額だということと、それから卖年度
収支は2億1,729万8,000円になるということについて、もう一度確認を求めます。
それから、私の言ってることについて反論があれば伺います。
○市民部長(関田守男君) 先日の御説明で私のほうで御答弁させていただきましたので、私のほうからまずお
答えいたしますけれども、今委員のおっしゃることは確かでございます。一つの会計処理の考え方だと私も認
識してございます。ただ一方で、その会計の原則、厳密に行いますと、今の御指摘はですね、例えば前年度の
国への償還金1億1,800万円の部分を差し引いて考えろというような御指摘だと思いますけども、その厳密な
処理をそういった方向で考えたときにはですね、例えば前々年度の精算などにつきましても考慮する必要があ
ると。これは項目によっては前々年度の精算を行うものがございます。そして加えて一般財源の繰入金の精算
などもございます。また過交付というところで、減額だけではなく追加の交付などもあります。こうしたこと
から決算上では見えづらい項目、こうしたことが複雑に種々絡んでございます。
したがいまして、私はですね、こうしたことから、先日もう御説明いたしましたけれども、まず24年度の決
算においてはおおむね1億9,000万の黒字が出ましたというところで、それを前提といたしまして、そしてそ
の剰余金の使い道をですね、今後の使い道といたしましては、こういう項目、2つの項目を挙げましたけども、
という説明をさせていただいたものでございます。御理解をいただきたいと思います。
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して御異議ございませんか。(「異議なし」「いやいや」と呼ぶ者あ
り)考え方を述べただけですから。(「卖年度収支については確認してないじゃない。卖年度収支の額につい
て答弁してないでしょ」と呼ぶ者あり)だから発生主義と現金主義の違いで言った話……(「卖年度収支の額
2億1,700万円だよ。それについて確認を求めたでしょ」「委員長、戻っちゃうよ」「委員長、しっかりやれ
よ」その他発言する者あり)
○財政課長(川口荘一君) 卖年度収支でございますけれども、卖年度収支は前年度の実質収支と今年度の実質
収支の差額になってまいります。前年度はマイナス約2,700万円程度だったと思います。今年度1億8,900万円
のプラスとなっておりますので、卖年度収支といたしましては、尾崎委員おっしゃるとおり2億1,700万円程
度の内容となってまいります。
以上です。
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、質疑を終了いたします。
討論は本会議で行うこととし、直ちに採決いたします。
この採決は、起立により行います。
第43号議案 平成24年度東大和市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本案を認定と決
することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(御殿谷一彦君) 起立多数。
よって、本案を認定と決します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 第44号議案 平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、
-128-
本案を議題に供します。
内容の説明を求めます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 登壇〕
○会計管理者(仲里 章君) 平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算事項別明細書につきまして
御説明いたします。
決算書の338ページをお開きください。
歳入であります。
1款分担金及び負担金は、収入済額196万6,910円であります。
1項1目下水道事業受益者負担金、1節現年度分は、収入済額196万6,910円で358件分であります。また収
入未済額は3,700円で2件分であります。
2節滞納繰越分の収入未済額は2万9,600円で、18件分であります。
340ページをお開きください。
2款使用料及び手数料は、収入済額10億3,649万1,076円であります。
1項使用料、1目下水道使用料、1節現年度分は、収入済額10億2,657万5,907円で、前年度と比べ1,625万
9,682円、1.6%の増であります。収入未済額は391万7,307円で5,802件分であります。
2節滞納繰越分の収入済額は953万169円で、5,702件分であります。前年度と比べ108万1,069円、10.2%の減
となっております。不納欠損額は56万7,331円で557件分であります。また収入未済額は319万7,587円で1,863件
分であります。
2項手数料、1目総務手数料、1節指定事業者等申請手数料は、収入済額38万5,000円であります。指定事
業者新規指定申請手数料は14件分で14万円、指定事業者指定更新申請手数料は49件分で24万5,000円、責任技
術者新規登録申請手数料外2件の収入済額はございません。
342ページをお開きください。
3款国庫支出金は、1項国庫補助金、1目下水道事業費国庫補助金は、収入済額19万7,000円で、雤水浸透
ます2件、雤水貯留槽14件の設置補助による社会資本整備総合交付金であります。
346ページをお開きください。
5款繰入金、1項1目一般会計繰入金は、収入済額4億9,723万4,000円で、一般会計からの繰入金でありま
す。前年度と比べて8,510万1,569円、14.6%の減であります。
348ページをお開きください。
6款1項1目繰越金は、収入済額5,238万7,180円で、平成23年度決算における剰余金であります。
350ページをお開きください。
7款諸収入は、収入済額408万1,533円であります。
3項1目雑入は、収入済額158万782円で、東村山市、小平市及び武蔵村山市との下水道相互利用に関する暫
定協定に基づく下水道使用受託収入等であります。
352ページをお開きください。
8款市債は、収入済額5億2,790万円であります。
1項市債、1目下水道債、1節公共下水道債は2,420万円、2節流域下水道債は2,920万円、3節資本費平準
化債は4億7,450万円であります。
-129-
以上のようにいたしまして、歳入合計は、収入済額21億2,025万7,699円であります。
354ページをお開きください。
歳出であります。
1款総務費は、支出済額5億5,421万1,093円で、執行率は95.7%であります。
1項1目総務管理費は、支出済額7,754万5,777円で、下水道事業を運営するための庶務的な経費並びに消費
税・地方消費税の支払い及び人件費、職員4名分であります。
19節負担金補助及び交付金のうち52万6,000円は、平成24年度に新規事業として取り組みました雤水浸透ま
す・雤水貯留槽設置補助16件分であります。
2項1目維持管理費は、支出済額4億7,666万5,316円で、下水道の維持管理に要する経費及び東京都水道局
への下水道使用料徴収事務委託並びに流域下水道維持管理負担金であります。
358ページをお開きください。
2款事業費は、支出済額8,539万8,953円で、執行率は93.6%であります。
1項1目建設総務費は、支出済額2,740万3,512円で、主に下水道の建設事業等にかかわる人件費で、職員3
名分であります。
2項1目建設事業費は、支出済額5,799万5,441円で、公共下水道管渠布設工事1件、公共汚水ます設置工事
89カ所であります。
19節負担金補助及び交付金のうち3,230万9,083円は、流域下水道建設負担金で、清瀬水再生センターの施設
整備に伴う負担金であります。
360ページをお開きください。
3款公債費は、支出済額14億2,853万2,343円で、歳出総額の69.1%を占めております。前年度と比べ4,591
万5,635円、3.1%の減であります。
1項公債費、1目元金は、支出済額10億2,401万3,648円で、公共下水道建設事業債、荒川右岸東京流域下水
道事業債、資本費平準化債及び公的資金補償金免除繰上償還借換債で、前年度に比べ1,309万5,415円、1.3%
の増であります。
2目利子は、支出済額4億451万8,695円で、公共下水道建設事業債、荒川右岸東京流域下水道事業債、資本
費平準化債及び公的資金補償金免除繰上償還借換債の償還金利子で、前年度に比べ5,901万1,050円、12.7%の
減であります。
364ページをお開きください。
以上のようにいたしまして、歳出予算現額は21億294万2,000円、支出済額は20億6,814万2,389円で、執行率
は98.3%であります。
366ページをお開きください。
実質収支に関する調書であります。
歳入総額21億2,025万7,699円、歳出総額20億6,814万2,389円で、歳入歳出差引額5,211万5,310円であります。
実質収支額も5,211万5,310円となっております。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔会計管理者 仲 里
○委員長(御殿谷一彦君) 説明が終わりました。
-130-
章 君 降壇〕
歳入歳出一括して質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、質疑を終了いたします。
討論は本会議で行うこととし、直ちに採決いたします。
第44号議案 平成24年度東大和市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本案を認定と決するこ
とに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、よって本案を認定と決します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 第45号議案 平成24年度東大和市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定に
ついて、本案を議題に供します。
内容の説明を求めます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 登壇〕
○会計管理者(仲里 章君) 平成24年度東大和市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算事項別明細書につき
まして御説明いたします。
決算書の376ページをお開きください。
歳入であります。
1款分担金及び負担金、1項保留地処分金、1目立野地区保留地処分金は、収入済額5,711万円で、保留地
処分2カ所分、面積にして295.14平方メートルであります。
378ページをお開きください。
2款都支出金、1項都補助金、1目区画整理事業費都補助金は、収入済額1,080万円で、立野地区土地区画
整理事業に対する補助金であります。
380ページをお開きください。
3款財産収入、1項財産運用収入、1目利子及び配当金は、収入済額11万7,981円で、立野一丁目土地区画
整理事業基金積立額の利子であります。
382ページをお開きください。
4款繰入金、1項1目一般会計繰入金は、収入済額4,036万4,000円で、一般会計からの繰入金であります。
2項基金繰入金、1目立野一丁目土地区画整理事業基金繰入金は、移転補償件数の減のため、基金からの取
り崩しはありません。
384ページをお開きください。
5款1項1目繰越金は、収入済額1,367万8,853円で、平成23年度決算における剰余金であります。
386ページをお開きください。
6款諸収入、1項1目雑入は、収入済額5,063円で、公務災害補償基金負担金の過年度還付金であります。
以上のようにいたしまして、歳入合計は、収入済額1億2,207万5,897円であります。
388ページをお開きください。
-131-
歳出であります。
1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費は、支出済額4,153万8,020円、執行率は97.2%で、人件費4
人分が主なものであります。
390ページをお開きください。
2款事業費、1項1目立野地区事業費は、支出済額6,033万2,947円で、執行率は72.2%であります。
主な事業内容でありますが、13節委託料の支出済額は616万9,616円で、建築物等補償調査業務委託料など10
件分であります。
15節工事請負費の支出済額は1,502万3,736円で、立野一丁目地区宅地整地工事等であります。15節工事請負
費の不用額685万6,264円の主なものは、工事等の件数の減によるものであります。
また22節補償、補塡及び賠償金は、支出済額3,751万8,856円で、建築物等移転補償費であります。22節補償、
補塡及び賠償金の不用額1,544万144円の主なものは、移転補償件数の減によるものであります。
394ページをお開きください。
4款諸支出金、1項1目基金費は、支出済額11万7,981円で、立野一丁目土地区画整理事業基金に係る繰り
かえ運用による利息を基金へ積み立てしたものであります。
396ページをお開きください。
以上のようにいたしまして、歳出予算現額1億2,941万2,000円、支出済額1億198万8,948円で、執行率は
78.8%であります。
398ページをお開きください。
実質収支に関する調書であります。
歳入総額1億2,207万5,897円、歳出総額1億198万8,948円で、歳入歳出差引額2,008万6,949円であります。
また実質収支額も2,008万6,949円となっております。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 降壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) 説明が終わりました。
歳入歳出一括して質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、質疑を終了いたします。
討論は本会議で行うこととし、直ちに採決いたします。
第45号議案 平成24年度東大和市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本案を認定と決
することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、よって本案を認定と決します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 第46号議案 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定につい
て、本案を議題に供します。
-132-
内容の説明を求めます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 登壇〕
○会計管理者(仲里 章君) 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算事項別明細書につきまし
て御説明いたします。
決算書の408ページをお開きください。
歳入であります。
1款保険料、1項介護保険料、1目第1号被保険者保険料は、収入済額10億406万6,400円であります。不納
欠損額は1,027万6,700円であります。収入未済額は3,033万5,100円で、現年度分3,049件、滞納繰越分2,484件
であります。
介護保険料の賦課及び徴収の状況につきましては、行政報告書641ページから642ページにかけて記載してお
りますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
410ページをお開きください。
2款分担金及び負担金、1項負担金、1目認定審査会負担金は、収入済額11万8,800円で、介護保険の適用
除外となる40歳以上65歳未満の生活保護受給者に係る要介護認定の受託に伴う認定審査会判定受託負担金であ
ります。
414ページをお開きください。
4款国庫支出金、1項国庫負担金、1目介護給付費負担金は、収入済額6億7,036万7,684円で、介護保険法
第121条に基づく介護給付費に係る国負担分であります。
2項国庫補助金、1目調整交付金は、収入済額9,355万1,000円で、介護保険法第122条に基づき交付された
ものであります。
2目地域支援事業交付金(介護予防事業分)は、収入済額903万4,250円で、介護保険法第122条の2第1項
に基づく交付金で、介護予防事業に充てられるものであります。
3目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業分)は、収入済額3,126万4,250円で、介護保険法第
122条の2第2項に基づき交付されるもので、包括的支援事業及び任意事業に充てられるものであります。
416ページをお開きください。
5款1項支払基金交付金、1目介護給付費交付金は、収入済額11億1,917万2,212円で、介護保険法第125条
に基づき交付される第2号被保険者に係る保険料であります。
2目地域支援事業支援交付金は、収入済額1,256万3,267円で、介護保険法第126条に基づき交付される第2
号被保険者の保険料で、介護予防事業に充てられるものであります。
418ページをお開きください。
6款都支出金、1項都負担金、1目介護給付費負担金は、収入済額5億7,744万8,000円で、介護保険法第
123条に基づく介護給付費に係る東京都負担分であります。
2項財政安定化基金支出金、1目交付金は、収入済額3,585万5,929円で、介護保険法附則第10条に基づき、
第5期介護保険事業計画期における介護保険料の上昇を抑制するため、特例分として基金を取り崩したもので
あります。
3項都補助金、1目地域支援事業交付金(介護予防事業分)は、収入済額451万7,125円で、介護保険法第
123条第3項に基づく交付金で、介護予防事業に充てられるものであります。
-133-
2目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業分)は、収入済額1,563万2,125円で、介護保険法第
123条第4項に基づく交付金で、包括的支援事業及び任意事業に充てられるものであります。
5目介護保険災害臨時特例補助金は、収入済額3万8,000円で、東日本大震災で罹災された方の介護保険料
を減免したことに対して交付された補助金であります。
420ページをお開きください。
7款財産収入、1項財産運用収入、1目利子及び配当金は、収入済額10万995円で、介護保険介護給付費等
準備基金に生じた利子であります。
424ページをお開きください。
9款繰入金、1項一般会計繰入金、1目介護給付費繰入金は、収入済額4億9,529万5,000円で、介護保険法
第124条に基づく保険給付費に係る市負担分の繰入金であります。
2目地域支援事業繰入金(介護予防事業分)は、収入済額451万8,000円で、介護保険法第124条第3項に基
づく市からの繰入金で、介護予防事業に充てられたものであります。
3目地域支援事業繰入金(包括的支援事業・任意事業分)は、収入済額1,563万3,000円で、介護保険法第
124条第4項に基づく市からの繰入金で、包括的支援事業及び任意事業に充てられたものであります。
4目その他一般会計繰入金、1節職員給与費等繰入金は、収入済額1億4,757万2,000円で、職員給与費等の
繰入金であります。
2節事務費繰入金は、収入済額3,680万6,000円で、事務費に係る繰入金であります。
426ページをお開きください。
10款繰越金は1億7,778万9,662円で、平成23年度決算に伴う剰余金であります。
428ページをお開きください。
11款諸収入、2項雑入、2目返納金は14万5,633円で、介護事業者の指定取り消しに係る介護給付費の返還
金であります。
3目雑入は4,018円で、郵便振り込みにより介護保険料を納入した方が領収書返信用切手代として納入した
ものと、公務災害補償基金負担金の過年度還付金であります。
以上のようにいたしまして、歳入合計は、収入済額44億5,149万3,350円であります。
430ページをお開きください。
歳出であります。
1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費は、支出済額1億3,199万865円で、職員及び嘱託員等の人件
費、介護保険電算システムの修正に係る委託料のほか、消耗品費及び通信運搬費等の事務管理費が主なもので
あります。
2目連合会負担金は、支出済額5万4,752円で、国民健康保険及び後期高齢者医療保険料の特別徴収が、平
成20年度から介護保険料と合算して開始されたことに伴い、連合会の事務経費として負担したものであります。
2項1目介護認定審査会費は、支出済額1,605万64円で、介護認定審査会委員報酬が主なものであります。
432ページをお開きください。
2目認定調査等費は、支出済額2,097万3,783円で、主治医意見書作成手数料及び認定調査委託料が主なもの
であります。
434ページをお開きください。
-134-
2款保険給付費、1項介護サービス等諸費、1目居宅介護サービス給付費は、支出済額15億1,212万534円で、
要介護被保険者が指定居宅介護サービスを受けた場合の保険給付分であります。
3目地域密着型介護サービス給付費は、支出済額1億5,381万7,130円で、要介護被保険者が市が指定を行っ
た地域密着型サービス事業所のサービスを受けた場合の保険給付分であります。
5目施設介護サービス給付費は、支出済額15億1,949万8,450円で、要介護被保険者が指定施設介護サービス
を受けた場合の保険給付分であります。
436ページをお開きください。
7目居宅介護福祉用具購入費は、支出済額604万3,179円で、要介護被保険者が厚生労働大臣の定める福祉用
具を購入した場合の保険給付分であります。
8目居宅介護住宅改修費は、支出済額1,005万9,744円で、要介護被保険者が厚生労働大臣の定める種類の住
宅改修を行った場合の保険給付分であります。
9目居宅介護サービス計画給付費は、支出済額1億7,015万2,547円で、要介護被保険者が指定居宅介護支援
を受けた場合の保険給付分であります。
なお介護サービス等諸費における各サービスの給付状況は、行政報告書649ページから656ページに掲載して
ございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
2項介護予防サービス等諸費、1目介護予防サービス給付費は、支出済額1億8,602万8円で、要支援被保
険者が指定居宅介護予防サービスを受けた場合の保険給付分であります。
438ページをお開きください。
5目介護予防福祉用具購入費は、支出済額142万3,851円で、要支援被保険者が厚生労働大臣の定める福祉用
具を購入した場合の保険給付分であります。
6目介護予防住宅改修費は、支出済額501万237円で、要支援被保険者が厚生労働大臣の定める種類の住宅改
修を行った場合の保険給付分であります。
7目介護予防サービス計画給付費は、支出済額2,483万9,391円で、要支援被保険者が指定介護予防支援を受
けた場合の保険給付分であります。
なお介護予防サービス等諸費における各サービスの給付状況は、行政報告書657ページから662ページに掲載
してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
440ページをお開きください。
3項高額介護サービス等費、1目高額介護サービス費は、支出済額6,978万7,696円で、介護保険法第51条に
基づき要介護被保険者が受けた居宅サービス、地域密着型サービスまたは施設サービスに係る本人負担分が、
政令で定める額を超えた場合に支給したものであります。
2目高額介護予防サービス費は、支出済額2万5,957円で、介護保険法第61条に基づき要支援被保険者が受
けた介護予防サービス、地域密着型介護予防サービスに係る本人負担が、政令で定める額を超えた場合に支給
したものであります。
4項高額医療合算介護サービス等費、1目高額医療合算介護サービス費は909万6,013円で、要介護被保険者
が受けた介護サービスと医療サービスの利用者負担額を合算した結果、政令で定める額を超えた場合に支給し
たものであります。
2目高額医療合算介護予防サービス費は1万7,741円で、要支援被保険者が受けた介護予防サービスと医療
-135-
サービスの利用者負担額を合算した結果、政令で定める額を超えた場合に支給したものであります。
442ページをお開きください。
5項特定入所者介護サービス等費、1目特定入所者介護サービス費は、支出済額1億5,546万2,310円で、要
介護被保険者が施設サービス等を利用した場合に自己負担する食費や居住費について、利用者の所得に忚じ、
その一部をサービス事業者に支払ったものであります。
3目特定入所者介護予防サービス費は、支出済額10万3,000円で、要支援被保険者が短期入所サービス等を
利用した場合に自己負担する食費や滞在費について、利用者の所得に忚じ、その一部をサービス事業者に支
払ったものであります。
6項その他諸費、1目審査・支払手数料は、支出済額503万1,428円で、審査支払業務を国民健康保険団体連
合会に委託し、各給付費等の審査支払いに関する手数料を支払ったものであります。
444ページをお開きください。
3款財政安定化基金拠出金につきましては、平成23年度に引き続き東京都財政安定化基金への拠出率はゼ
ロ%で、支出はありませんでした。
446ページをお開きください。
4款地域支援事業費、1項介護予防事業費、1目二次予防事業費は、支出済額3,087万3,338円で、将来的に
要介護状態となる可能性が高い、いわゆる二次予防事業対象者への介護予防プログラムの作成及びこれに基づ
く運動機能向上のための講座などを実施したものであります。
2目一次事業予防費は、支出済額280万5,032円で、65歳以上の高齢者全般とその支援にかかわる者を対象に、
介護予防に関する知識と技術の普及啓発を行うとともに、介護予防リーダー等への研修や支援を行ったもので
あります。
2項包括的支援事業・任意事業費、1目介護予防ケアマネジメント事業費は、支出済額2,741万5,000円で、
基本チェックリストによって把握した二次予防事業対象者について、要介護状態となることを予防するための
介護予防ケアプランを作成したものであります。
2目総合相談事業費は、支出済額2,741万4,800円で、高齢者支援のネットワークを構築し、高齢者の生活実
態や心身の状況を把握し、相談を受け、適切な制度の利用を図ったものであります。
448ページをお開きください。
3目権利擁護事業費は、支出済額685万3,800円で、高齢者の人権擁護の視点から相談を受け、その支援を
行ったものであります。
4目包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費は、支出済額698万8円で、個々の高齢者の身体状況やそ
の変化に忚じた包括的かつ継続的なケアマネジメントが提供できるように、関係機関の連携や介護支援専門員
に対する支援を行ったものであります。
なお2項1目から3目の全てと4目の一部は、市内に3カ所ある地域包括支援センター、現高齢者ほっと支
援センターの運営委託料として支出しております。
5目任意事業費は、支出済額58万4,900円で、重度要介護者が諸事情により1年以上介護保険制度を利用し
なかった場合に、申請に基づき支給する家族介護慰労金の支出1件と、成年後見制度に係る費用助成費等の経
費であります。
450ページをお開きください。
-136-
5款1項基金積立金、1目介護給付費等準備基金積立金は、支出済額1億1,580万9,995円で、平成23年度の
剰余金が確定したことに伴う積み立て分と、同基金に係る利息の積み立て分であります。また、24年度は特例
分として財政安定化基金を取り崩したため、その取り崩し分を同基金に積み立てたものであります。
452ページをお開きください。
6款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、1目第1号被保険者保険料還付金は、支出済額85万1,500円で、
被保険者に死亡や転出等があった場合の過年度分保険料の還付金で、139件、104人分であります。
2目償還金は、支出済額3,128万4,526円で、国庫支出金、都支出金への平成23年度の精算に伴う返還金であ
ります。
2項繰出金、1目一般会計繰出金は、支出済額5,502万2,660円で、平成23年度決算の確定に伴い精算を行っ
たものであります。
454ページをお開きください。
以上のようにいたしまして、歳出予算現額44億6,562万8,000円、支出済額43億347万4,239円で、執行率は
96.4%であります。
456ページをお開きください。
実質収支に関する調書であります。
歳入総額44億5,149万3,350円、歳出総額43億347万4,239円で、歳入歳出差引額1億4,801万9,111円でありま
す。また実質収支額も1億4,801万9,111円となっております。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 降壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) 説明が終わりました。
歳入歳出一括して質疑を行います。
質疑を終了して御異議ございませんか。
○委員(尾崎利一君) 408ページ、介護保険料のところですけれども、この平成24年度、介護保険料の値上げ
が行われました。市税のほうで1億9,000万円市民の負担がふえ、後期高齢者医療の保険料も値上がりをした。
これは後で伺いますけれども、介護保険料のほうも多段階化をして、なるべく低所得者には負担がかからない
ようにという努力をしたわけですが、結果的に値上げになりました。その値上げによる影響額、それから人数
ですね、これを伺います。
それから、値上げの中でも、保険料段階で第1段階、第2段階という方々も2,300円値上がりになって、年
間2万5,200円の保険料になったと理解してますけれども、第1段階の方、第2段階の方々の所得水準がどれ
ぐらいなのかを伺います。
○福祉部参事(広沢光政君) 決算書408ページの保険料についてでございます。
まず値上げの影響額ということでございますが、当初、24年度の第5期事業計画に基づく新保険料の改定前
の試算でございますけれども、第4期の各保険料段階ごとの金額と第5期の新保険料段階ごとの金額の差額、
これに被保険者数を乗じて算出した結果ですね、年額としまして1億1,650万円ほどの増ということで影響額
を考えたところでございます。
それから、人数ということでございますが、この影響額を出したときの対象者数、人数でございますが、1
万8,922人ほどということで考えてございます。
-137-
それから、所得の関係ということでございますが、こちらに関しましては、従来の考え方と大きく変わった
ところはございませんで、新しい段階の部分について、多尐所得の新しい段階を設けたというような状況でご
ざいます。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、質疑を終了いたします。
討論は本会議で行うこととし、直ちに採決いたします。
この採決は、起立により行います。
第46号議案 平成24年度東大和市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本案を認定と決する
ことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(御殿谷一彦君) 起立多数。
よって、本案を認定と決します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 第47号議案 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につ
いて、本案を議題に供します。
内容の説明を求めます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 登壇〕
○会計管理者(仲里 章君) 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算事項別明細書につきま
して御説明いたします。
決算書の466ページをお開きください。
歳入であります。
1款後期高齢者医療保険料は、収入済額6億8,953万7,600円で、前年度に比べ8,696万2,900円、14.4%の増
であります。
1項後期高齢者医療保険料、1目1節特別徴収保険料は、収入済額4億740万3,300円で、前年度に比べ
4,035万3,900円の増であります。
2目普通徴収保険料、1節現年度分は、収入済額2億8,010万700円で、前年度に比べ4,697万2,900円の増で
あります。
2節滞納繰越分は、収入済額203万3,600円で、前年度に比べ36万3,900円の減であります。
468ページをお開きください。
2款繰入金は、収入済額7億8,097万9,000円で、前年度に比べ6,400万8,000円、8.9%の増であります。
1項1目一般会計繰入金、1節療養給付費繰入金は、収入済額4億9,919万4,000円で、前年度に比べ3,703
万5,000円、8.0%の増で、特定費用を除く医療給付費に対する市の負担分であります。
2節保険基盤安定繰入金は、収入済額9,340万円で、前年度に比べ1,122万6,000円、13.7%の増で、低所得
者及び被用者保険旧被扶養者に対する軽減措置に係る市の負担分であります。
3節事務費繰入金は、収入済額2,722万7,000円で、前年度に比べ250万円、10.1%の増であります。東京都
-138-
後期高齢者医療広域連合の運営費に係る市の負担分であります。
4節保険料軽減措置繰入金は、収入済額5,441万1,000円で、前年度に比べ168万2,000円、3.0%の減であり
ます。これは保険料負担の軽減を図るために、審査支払手数料、財政安定化基金拠出金、保険料未収金補塡分、
保険料所得割減額分及び葬祭費を構成区市町村が負担するもので、これに対する市の負担分であります。
5節健康診査費繰入金は、収入済額3,959万6,000円で、前年度に比べ178万2,000円、4.7%の増であります。
これは健康診査事業に係る市の負担分であります。
6節その他の繰入金は、収入済額6,715万1,000円で、前年度に比べ1,314万7,000円、24.3%の増で、人件費、
事務費等に係る繰入金であります。
470ページをお開きください。
3款繰越金は、収入済額4,412万9,608円で、前年度に比べ453万7,469円、9.3%の減であります。
472ページをお開きください。
4款諸収入は、収入済額5,602万8,319円で、前年度に比べ605万7,679円、12.1%の増であります。
1項延滞金、加算金及び過料、1目1節延滞金は、収入済額18万3,100円で、前年度に比べ3万6,000円の増
であります。
2項1目受託事業収入、1節健康診査費受託事業収入は、収入済額2,792万4,750円で、前年度に比べ1,126
万4,990円の増であります。健康診査を東京都後期高齢者医療広域連合から受託したことによる受託事業収入
であります。
2節葬祭費受託事業収入は、収入済額2,170万円で、前年度に比べ40万円の増であります。葬祭費支給事業
を東京都後期高齢者医療広域連合から受託したことによる受託事業収入であります。
3項1目1節雑入は、収入済額622万469円で、前年度に比べ564万3,311円の減であります。これは平成23年
度分の広域連合負担金の精算に伴う返還金及び人間ドック等受診料助成事業に対する東京都後期高齢者医療広
域連合からの補助金等であります。
以上のようにいたしまして、歳入合計は、収入済額15億7,067万4,527円であります。
474ページをお開きください。
歳出であります。
1款総務費は、支出済額4,986万7,040円で、執行率は80.7%であります。
1項総務管理費、1目一般管理費は、支出済額4,832万6,534円で、3名分の職員人件費、臨時職員の賃金、
被保険者証及び各種通知の郵送料並びに電算システム修正委託料等であります。
2項1目徴収費は、支出済額154万506円で、保険料納付書等の印刷費及び郵送料等であります。
476ページをお開きください。
2款広域連合納付金は、支出済額13億6,306万1,259円で、執行率は99.7%であります。東京都後期高齢者医
療広域連合の運営に係る市の負担金であります。
478ページをお開きください。
3款保健事業費は、支出済額6,074万8,684円で、執行率は84.7%であります。
1項保健事業費、1目健康診査費は、支出済額5,817万6,684円で、東京都後期高齢者医療広域連合からの委
託により健康診査を実施したものであります。
2目保健衛生諸費は257万2,000円で、人間ドック等受診料助成費112件分であります。
-139-
480ページをお開きください。
4款保険給付費、1項1目葬祭費は2,070万円で、執行率は95.4%であります。なお、1件当たりの支給金
額は5万円で、414件分であります。
482ページをお開きください。
5款諸支出金は4,311万308円で、執行率は97.4%であります。
1項償還金及び還付加算金、1目償還金・利子及び還付金は、支出済額244万3,200円で、保険料の過誤納に
係る還付金、還付加算金及び平成23年度の葬祭費受託事業収入返還金であります。
2項繰出金、1目一般会計繰出金は、支出済額4,066万7,108円で、決算による歳計剰余金を一般会計へ繰り
出したものであります。
484ページをお開きください。
以上のようにいたしまして、歳出予算現額は15億6,942万円、支出済額15億3,748万7,291円で、執行率は
98.0%であります。
486ページをお開きください。
実質収支に関する調書であります。
歳入総額15億7,067万4,527円、歳出総額15億3,748万7,291円で、歳入歳出差引額は3,318万7,236円でありま
す。実質収支額も3,318万7,236円となっております。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔会計管理者 仲 里
章 君 降壇〕
○委員長(御殿谷一彦君) 説明が終わりました。
歳入歳出一括して質疑を行います。
○委員(尾崎利一君) 466ページ、決算書ですね。保険料のところですが、御説明で14.4%増、8,680万ぐらい
ですか、保険料収入が増加したということですが、来年度も大幅な保険料値上げが予定されてますが、この年
度も保険料の値上げがあったということで、これについても影響額、影響人数がわかれば教えていただきたい
と思います。
○保険年金課長(廣瀬 裕君) 決算書466ページ、保険料の改定の関係で御質疑いただきました。
賦課に関しましては広域連合のほうで行っておりますので、具体的な数字というのはこちらのほうで持ち合
わせておりませんけれども、行政報告書のほうでもございますが、被保険者のほうは増加傾向にございます。
調定額に関しましては、平成23年度と比較いたしまして約8,800万円ほどふえております。所得等ですね、今
の被保険者の状況ですとかそういうのによって変わってきますので、これが全部改定に伴うものだということ
はちょっと言いにくい部分ございますけれども、この中にですね、改定が含まれているというふうに考えてお
ります。
以上でございます。
○委員長(御殿谷一彦君) 質疑を終了して御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(御殿谷一彦君) 御異議ないものと認め、質疑を終了いたします。
討論は本会議で行うこととし、直ちに採決いたします。
この採決は、起立により行います。
-140-
第47号議案 平成24年度東大和市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、本案を認定と決す
ることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(御殿谷一彦君) 起立多数。
よって、本案を認定と決します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○委員長(御殿谷一彦君) 以上で決算特別委員会に付託されました一般会計外5特別会計決算の審査は全て終
了いたしました。
これをもって決算特別委員会を散会いたします。
午後 7時 2分 散会
-141-
東大和市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。
委
副
員
委
員
長
御 殿 谷
一
彦
長
根
聡
彦
岸
-143-
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