札幌矯正管区 - 国立日高青少年自然の家

通年
【対象】 少年院に入院している少年及び職員等
【会場】 札幌矯正管区、道内少年院 等
■ 趣旨・ねらい
矯正管区、各少年院との連携のもと、教育課長及
び首席専門官とのワーキング会議や出前によるプロ
グラム提供を経て、課題を抱える青少年を対象にし
たプログラムを開発する。
■ 主 催
国立日高青少年自然の家
■ 協 力
札幌矯正管区
帯広少年院
北海少年院
紫明女子学院
月形学園
■ 参加対象者
少年院に入院している少年、保護者、職員等
■ これまでの主な経緯
● 平成２２年度
機構本部から「機構活性化プラン」として、
「課
題を抱える子どもを対象としたプログラム開発事
業」に取り組むよう指示があった。これを受け、
日高青少年自然の家では、
「非行」に関して調査研
究することとし、少年院を連携の対象先とした。
平成２３年３月に札幌矯正管区において、管区
と自然の家の打合せを行い、自然の家の職員によ
る少年院訪問やワーキンググループ発足の協力依
頼をした。
● 平成２３年度
○ 少年施設首席専門官協議会への出席（９月）
・ 事業の方向性、自然の家の概要について 等
○ ワーキンググループ(１１月)
・ 矯正管区、各少年院、少年鑑別所、自然の
家関係者が出席
・ 各施設の状況、少年院における教育等につ
いて
○ プログラム提供
・ 帯広少年院（歩くスキー指導・２月）
○ 少年院教育課程打ち合わせ会（２月)
・ 矯正管区、各少年院、自然の家関係者が出
席
・ これまでの活動報告や今後の取組について
協議
● 平成２４年度
○ 札幌矯正管区と自然の家による協定締結
○ 各少年院訪問
・ 紫明女子学院（６月）
・ 月形学園（６月）
・ 北海少年院（６，７月)
・ 帯広少年院（７月）
○ プログラム提供
・ 月形学園（デイキャンプ・１０月、七宝焼
き指導・１２月）
・ 帯広少年院（歩くスキー指導・２月）
○ 少年院教育課程打ち合わせ会（２月）
・ 矯正管区、各少年院、自然の家関係者が出
席
・ これまでの活動報告や今後の取組について
協議
■ 平成２５年度の活動
○ 札幌矯正管区と自然の家による協定締結
○ 矯正管区と自然の家による打合せ（自然の
家・５月）
・ 矯正管区、自然の家関係者が出席
・ 両職員のスキルアップを図る場の設置につ
いて確認
○ 月形学園におけるデイキャンプ
・ 期 日 ６月６日（木）
・ 会 場 月形町皆楽公園
・ 参加者 少年１名、保護者１名、月形学園
職員１名、企画指導専門職１名
・ 内 容 親子が協力する活動（火おこし、
薪割り、カレー作り 等）
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【月形学園デイキャンプの企画案】
【月形学園デイキャンプの報告】
○ 少年施設首席専門官協議会への出席
・ 期 日 ９月５日（金）
・ 会 場 札幌矯正管区
・ 参加者 矯正管区、各少年院首席専門官、
主任企画指導専門職
・ 内 容 月形学園の取組について報告
自然の家における人間関係づくり
について
アクティビティについて（ドミノ
タワー、火おこし、七宝焼きなど）
■「ヒューマンリレーション・チャレンジ」の方向性
【担当者の思い】
これまで、少年に対する指導について各少年院
とそのあり方について検討を重ねていたが、施設
の性格上、専門職による直接指導の場面は限られ
ることがわかった。
そのことを受け、今後は少年院の職員が、円滑
な人間関係づくりのノウハウを学ぶほか、自然の
家職員が矯正教育について知る機会を設けるなど、
両職員のスキルアップの場を設置することとした
い。そのことにより、少年に対し、より効果的な
指導を継続することができるのではないかと考え
る。（イメージ下図）
例えば、各施設の実情に応じ、少年院職員が自
然の家に宿泊して研修会を実施したり、自然の家
職員が少年院に出向いて講座を実施したりするこ
となどが考えられる。
【連携のイメージ図】
少年の抱える課題
少年の変化
日常の指導
直接指導
少年たちの把握
少年院職員
出前講座
ワーキング
少年の様子
日高青少年自然の家
○ 月形学園と自然の家のワーキング会議
・ 期 日 ８月２９日（木）∼３０日（金）
・ 会 場 日高青少年自然の家
・ 参加者 月形学園専門官２名、所長、次長
主任企画指導専門職
・ 内 容 これまでの取組のふりかえり、人
間関係づくりトレーニングの視察、
今後の連携のあり方 等
・ その他 デイキャンプや親子交流会等の活
動の継続とともに、両職員のスキ
ルアップの場の設置の確認
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・課題を抱える子どもの実態
・少年たちの変化
・矯正教育の実際
・コミュニケーショントレーニングの指導
・「人間関係づくり」に関するアクティビティの提供
・学校教育の実際
（主任企画指導専門職 藤田 泰昭）