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北九州市港湾空港局 - 北九州港 / Port of KITAKYUSHU

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北九州市港湾空港局 - 北九州港 / Port of KITAKYUSHU
平成24年度
北九州市港湾空港局
事業概要
北九州 歴史と夢は 港から
マスコットキャラクター
スナQ
トピックス
新若戸道路の整備
国土交通省、
北九州市、
北九州市道路公社の3者で事業を進めていた新若戸道路が平成24年9月15日に開通しました。
これまでは、若松と戸畑の間を結ぶ道路は若戸大橋だけであったため、
朝夕のピーク時には慢性的な渋滞が発生して
いました。
新若戸道路の開通により、
企業立地が進む響灘地区の発生交通量の増加に対応するとともに、
交通の分散に
よる若戸大橋の渋滞緩和や若松市街地を通る大型車両減少によりCO 2等の排出ガスの削減や交通騒音の低減にも繋
がります。
また、
新若戸道路は、
沈埋トンネル工法
を採用しているため、強風等による若戸
大橋の通行止め時の代替ネットワークや
災害時のリダンダンシー確保にも繋がり
ます。
北九州港における浚渫事業
■ 船舶の安全性確保・大型化への対応
航路や泊地は、
船舶の大きさによって必要な水深や幅を確保しな
ければなりません。
しかし、潮流や河川からの土砂の流れ込みによ
り、
水深が浅くなっている所があり、
航行船舶の安全性確保のため、
海 底に 堆 積した土
砂の浚渫を行ってい
ます。また、船 舶の
大 型 化に 対 応 する
ため、
航路の拡幅浚
渫も行っており、海
上物 流の 効率 化に
努めています。
田野浦地区
田野
野浦地区
浦地
西海岸地区
海岸地
地区
地区
浚渫工事の状況(井ノ浦地区 航路改修事業)
目 次
トピックス
新若戸道路の整備
北九州港における浚渫事業
旧大連航路上屋がオープンします
響灘地区臨海部の低炭素事業
1
1
2
2
北九州港の概要
北九州港の歴史と役割
北九州港の特徴
国内外の航路網
アクセスと産業
北九州市の物流戦略
1
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
北九州港の港勢
3
5
6
7
8
施設紹介
公共埠頭
門司
ひびき
新門司
9
11
13
15
17
■ キャッチフレーズ
北九州 歴史と夢は 港から
■ シンボル
マーク
■ マスコット
キャラクター
スナQ
旧大連航路上屋がオープンします
■ 旧大連航路上屋の整備
門司港レトロの西海岸地区に建つ旧大連航
路上屋は、昭和4年に「門司税関1号上屋」
とし
て建てられ、当時は大連航路や欧州航路など
約40航路
(約180便/月)
が就航する国際旅客
ターミナルとして多くの旅客や送迎者で賑わい
ました。
旧大連航路上屋に寄港する客船
改修工事が済んだ旧大連航路上屋
門司港繁栄の歴史を伝える貴重な近代遺産 (昭和初期)
であるこの上屋を、
門司港レトロの新たな観光
交流拠点とするため、
平成18年度より保存・修復工事に着手しました。
利活用については、
1階はエントランスホールを当時の雰囲気が感じられる空間に復元し、
この上屋や北九州港及び大連
市を紹介する常設展示スペースとして活用し、
また、
当時の倉庫部分は、
一部を門司港レトロ地区等をロケ地として撮影さ
れた映画資料の展示室や音楽の練習、
会議等に使える多目的室として活用します。
さらに、
倉庫としての原型を残した多目
的スペースは、
これまで雨天中止となっていたレトロ地区の屋外イベントも開催可能な大型イベントスペースとして活用しま
す。
2階は、
当時の待合室のおもかげを復元したホールや芝生広場を憩いの場として活用するとともに、
ホールでは週末に
各種の演奏会なども開催する予定です。
この旧大連航路上屋は市制50周年にあたる今年7月19日にオープンします。
響灘地区臨海部の低炭素事業
■ 災害等非常時にも効果的な港湾地域低炭素化推進事業
本事業は、
国土交通省が環境省と連携し、
再生可能エネルギー発電設備と蓄電池等を組み合わせ、
港湾の低炭素化を
推進し非常時にも電力供給を可能にするシステムの実証事業を響灘地区の港湾施設等で行うものです。
(株)
ソルネット
(本社:北九州市八幡東区)
が提案し、
平成24年度に国土
交通省より事業採択されました。
また、本事業は港湾地域のCO 2削減等を目的としてお
り、
環境未来都市の実現に資することから、
本市としては
港湾施設の利用提供など積極的に支援していきます。
【採択事業の概要】
●
事業名
事業期間
予算額
● 事業主体
●
●
災害等非常時にも効果的な港湾地域低炭素化
推進事業
平成24年度∼平成26年度
国内5地域あわせて10億円
(平成24年度)
国土交通省、環境省
小倉
北九州空港
臨海部産業団地
事業紹介
北九州港長期構想
北九州港港湾計画
18
19
21
ものづくり産業を支える港
災害に強く、いつも安全な港
環境首都にふさわしい港
多くの人が憩い・賑わう港
23
24
公共埠頭の運営
ポートセールス活動
25
29
31
33
38
39
港湾施設の再編
港湾整備事業
組織・財政
平成24年度予算
組織図
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
41
41
42
42
2
北九州港の概要
北九州港の歴史と役割
■ 北九州港の役割
北九州港は、本州と九州の結接点に位置
し、周防灘から関門海峡、そして洞海湾、響
灘にかけて展開する他に類を見ない大きな
港です。
北九州港は、国際拠点港湾として北九州
市内だけでなく九州・山口地域の人々の生活
や産業、経済を支える大切な役割を担ってい
ます。
地理的に見てもアジア大陸に近く、成長著
しいアジア諸国と日本を結ぶ重要な港とし
てますます発展していくものと期待されてい
ます。
平成23年5月に策定した
『北九州港長期構
想
(北九州アジアグリーンポート構想)』に基
づき、
『港湾力』と
『環境力』でアジアの国際
拠点港湾を目指します。
ロシア共和国
ウラジオストク
北京
朝鮮民主主義
人民共和国
大連
ソウル
中華人民共和国
大韓民国 釜山
済州島
日本
大阪
名古屋
東京
北九州港
上海
500km
台北
香港
台湾
1000km
高雄
■ 歴史
北九州港は、古くは朝鮮、中国との交易におけるわが国の西の門戸として、また、近代は日本の工業化を支える港としての役
割を果たしてきた、歴史ある国際貿易港です。
今から1700年前
明治初期
アジア大陸との交易船の停泊地として利
用される。
「外貿の門司」、
「内貿の小倉」、
「鉄・石炭の
洞海」として、3つの港がそれぞれの特色
を活かして発展する。
1889(明治22)年
門司港が特別輸出港に指定される。
1940(昭和15)年
門司、小倉、下関3港が合併し、関門港となる。
1951(昭和26)年
関門港として、特定重要港湾(現在は、国際
拠点港湾)に指定される。
1963(昭和38)年
北九州市誕生。
1964(昭和39)年
門司港、小倉港、洞海港3管理者の統合によ
る北九州港管理組合発足。北九州港誕生。
1970(昭和45)年
響灘臨海工業団地分譲開始。
1971(昭和46)年
西日本初のコンテナターミナルである田
野浦コンテナターミナル供用開始。
1974(昭和49)年
北九州港管理組合を解散。北九州市が北九
州港の管理者となる。
1980(昭和55)年
太刀浦コンテナターミナル全面供用開始。
1984(昭和59)年 7月 タコマ港(米国)と姉妹港締結。
1985(昭和60)年 5月 大連港(中国)と友好港締結。
1985(昭和60)年
マリナクロス新門司分譲開始。
1991(平成 3)年
新門司フェリーターミナル供用開始。
1991(平成 3)年 7月 レムチャバン港(タイ)と姉妹港締結。
1991(平成 3)年 8月 新門司マリーナ供用開始。
1994(平成 6)年
市民に親しまれる水際線づくりマスター
プランを策定。
1995(平成 7)年 3月 門司港レトロがグランドオープン。
3
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
1995(平成 7)年 6月 中枢国際港湾に指定される。
1996(平成 8)年11月 平成22年を目標とする港湾計画を策定。
1997(平成 9)年12月 ひびきコンテナターミナル着工。
1999(平成11)年 4月 北九州市物流拠点都市構想を策定。
1999(平成11)年 8月 北九州市物流拠点都市づくり基本方針を
策定。
2002(平成14)年
海辺のマスタープラン2010を策定。
2002(平成14)年 3月 北九州貨物ターミナル駅供用開始。
2002(平成14)年 5月 リサイクルポートに指定。
(平成19年6月
同施設供用開始。)
2004(平成16)年11月 仁川港(韓国)とロジスティクス・パート
ナー港締結。
2005(平成17)年 4月 ひびきコンテナターミナル供用開始。
2005(平成17)年11月 天津港(中国)とロジスティクス・パート
ナー港締結。
2005(平成17)年12月 煙台港(中国)、青島港(中国)とロジスティ
クス・パートナー港締結。
2006(平成18)年 4月 新北九州市物流拠点都市づくり基本方針
を策定。
2009(平成21)年
北九州港開港120周年。
2011(平成23)年11月 日本海側拠点港に選定される。
2011(平成23)年 5月 北九州港長期構想を策定。
2011(平成23)年 5月 新・海辺のマスタープランを策定。
2011(平成23)年12月 北九州市が「グリーンアジア国際戦略総合
特区」に選定される。
2012(平成24)年 1月 北九州港港湾計画を改訂。
2013(平成25)年 3月 北九州市物流拠点化戦略基本方針を策定。
■ 範囲
北九州港は、小倉南区の井ノ浦から若松区八幡埼に至る臨海部に展開し、その海岸線の延長は約170kmで、北九州市が有す
る海岸線の80%を占めています。北九州港の港湾区域は、周防灘、関門海峡、洞海湾、響灘の4つの海域にまたがっており、臨港
地区は、港湾の多様な機能が展開される空間として約3,700haが指定されています。
響灘
関門海峡
田野浦地区
下関市
門司港レトロ地区
門司港駅
ひびきコンテナターミナル
西海岸地区
九州工大
前駅
若戸大橋
若松駅
藤ノ木駅
二島駅 奥洞海駅
洞海湾
本城駅
日明地区
若戸ランプ
戸畑駅
枝光駅
八幡駅
黒崎駅
八幡西区
砂津地区
北九州貨物
ターミナル駅
西小倉駅
小倉駅
白野江地区
門司駅
小倉駅北ランプ
マリナクロス新門司
新門司北地区
新門司I.C.
富野ランプ
下到津ランプ
足立ランプ
スペース
ワールド駅
大谷ランプ
大里ランプ
西港ランプ
戸畑区
枝光ランプ
陣原駅
門司I.C.
小森江駅
山
陽
新
幹
線
新若戸道路
新若戸
新若
新
若戸
若
若戸道路
戸道路
春日ランプ
門司区
戸畑地区
若松区
太刀浦地区
門司港I.C.
響灘臨海
工業団地
響灘東地区
響灘西地区
太刀浦コンテナターミナル
南小倉駅
紫川ランプ
小倉北区
山路ランプ
新門司南地区
周防灘
城野駅
北九州都市高速道路
安部山公園駅
井ノ浦地区
黒崎ランプ
石田駅
八幡東区
下曽根駅
長野ランプ
小倉東I.C.
北九州空港
志井公園駅
小嶺ランプ
動車道
九州自
馬場山ランプ
北九州JCT
小倉南I.C.
金剛ランプ
志井駅
東九州自動車
小倉南区
石原町駅
八幡I.C.
港湾区域は15,824haです。
臨港地区は3,697haです。
道
自然海岸
その他 25 15
40
朽網駅
苅田北九州空港I.C.
苅田駅
北九州市
210km
港湾区域内
170
北九州市の海岸線の内訳(km)
【用語解説】
● 港湾区域
港湾管理者が管理を行う必要最小限の水域として設定されています。
● 国際拠点港湾
港湾法第2条で定められた
「国際海上貨物輸送網の拠点となる港湾」として、
北九州港を含む全国で18港が指定されています。
● 臨港地区
港湾区域を地先水面とする一定の陸域を指定しています。
● 港湾管理者
港湾を開発、
保全し、
公共の利用に供するという目的を持った、
港湾の責任者です。
北九州港の港湾管理者は、
北九州市です。
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
4
北九州港の概要
北九州港の特徴
■ アジアに近い地理的優位性
北九州港は韓国・釜山まで約230km、中国・上海ま
で約1,000kmと近接しており、経済発展著しいアジア
の活力を取り込む最適なポジションにあります。
この絶好のロケーションを活かして、多種多様な
サービスを提供しています。
【特徴】
○
○
○
○
p6
豊富な定期コンテナ航路
中・韓向け多頻度サービスの提供
充実した内航フェリー・RORO航路への接続が容易
迅速な通関体制によるクイック・デリバリーサービス
北部九州は、100年以上にわたり、鉄鋼業をはじめ
重化学工業の拠点として発展した歴史から、製造業や
先端産業が集積しており、近年では、特に自動車関連
産業の集積が顕著です。
また、臨海部には港湾に隣接した産業用地があり、
環境・エネルギー産業も多く立地しています。
p7
○ 市内には素材・部材関連、自動車関連、環境・エネル
ギー関連の製造業が集積
○ 企業立地の受け皿として、港湾に隣接した広大な産
業用地を分譲中
○ 知的基盤
(北九州学術研究都市)による高度人材
育成、研究開発支援、新産業創出
■ 環境にやさしい物流の推奨
北九州市は、運輸・交通部門でのCO 2削減を推進す
るため、トラック輸送から内航フェリー・RORO船輸送
への転換によるモーダルシフトを支援しています。
【特徴】
p 31
○ 環境にやさしい物流を実現しながら、関東・関西・中
部などとの多頻度輸送も可能
○ 内航フェリー・RORO船で輸送される貨物取扱量
は、北九州港全体の約半分
○ 北九州港を利用したモーダルシフトに対して、貨物
量に応じた補助実施
5
北九州港は本州と九州の結節点に位置し、東九州、
西九州、山陽、山陰の4方向に伸びる陸上アクセス
(高
速道路、一般道路、鉄道)が優れているため、西日本の
広いエリアからの集貨が可能です。
【特徴】
p7
○ 九州自動車道と東九州自動車道の分岐点
○ 市内のアクセスも優れており、港から10分以内に高
速道路に接続可能
○ 広い背後圏には多種多様な産業が展開
■ あらゆる輸送モードに対応
■ ものづくり産業の集積
【特徴】
■ 国内交通の結節点
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
コンテナ・RORO・在来に対応する多彩な港湾施設
に加え、24時間運用可能な海上空港や鉄道貨物ター
ミナル、高速道路網など、陸海空の物流インフラが充
実しており、あらゆる輸送モードに対応できます。
【特徴】
p11
○ 陸海空の充実した物流インフラ
○ 港湾施設は、コンテナ、フェリー、RORO、在来とあ
らゆる輸送モードに対応
○ シー&シー、シー&レールなどの複合一貫輸送も提
供可能
国内外の航路網
明治以降、国際貿易港として発展してきた北九州港には、アジアを中心に多種多様な定期コンテナ航路が
就航しています。
(H24.10.1現在、39航路・月間201便)特に、中国や韓国との間では、迅速かつ多額度のサー
ビスを提供しています。
国内では、多数のフェリー・RORO航路が就航しており、北九州港の内航フェリー取扱量は、全国第二位を
誇っています。
ロシア
Russia
ウラジオストク ナホトカ
Vladivostok
Nakhodka
ロシア航路
大連
煙台
韓国航路
青島
14航路
100便
(香港含む)
12航路
52便
Yantai
Qingdao
黄海
馬山
Masan
Kwangyang
蛇口
香港
Hong Kong
ミャンマー
Myanmar
ラオス
Laos
バンコク
Bangkok
太平洋
日本
Japan
1,000km
福州
Xiamen
Shekou
Ha
iPhong
北九州
500km
Fuzhou
南沙
東京
大阪
光陽
東シナ海
廈門
Nansha
Busan
中国
China
ハイフォン
日本海
釜山
2航路
8便
Shanghai
国内フェリー・RORO航路
Korea
台湾航路
上海
国際コンテナ航路
韓国
Xingang
中国航路
1航路
1便
Dalian
天津
台北
Taipei
台湾
基隆
Keelung
高雄 Kaohsiung
Taiwan
南シナ海
コンテナ航路 最短輸送日数例
タイ
(単位・日)
Thailand
寄港地
(抜粋)
ベトナム
レムチャバン
Vietnam
Laem Chabang
東南アジア航路
10航路
40便
カンボジア
Cambodia
韓
国
マニラ
Manila
Ho chi Minh City
馬 山
光 陽
天 津
大 連
フィリピン
ホーチミン
釜 山
煙 台
Philippines
中
国
マレーシア
青 島
上 海
福 州
厦 門
Malaysia
香 港
蛇 口
南 沙
シンガポール
フェリー・RORO航路所要時間
Si
ngapore
新門司から
ジャカルタ
Jakarta
インドネシア
Indonesia
大阪・神戸まで
徳島まで
名古屋まで
東京まで
小倉から
12時間
14時間
23時間
32時間
松山まで
常陸那珂まで
7時間
34時間
台
湾
基 隆
台 北
高 雄
バンコク
東
南
ア
ジ
ア
レムチャバン
マニラ
ホーチミン
ハイフォン
ジャカルタ
ロ
シ
ア
ナホトカ
ウラジオストク
輸出
輸入
1
1
1
3
4
4
4
2
6
4
4
6
5
3
2
4
11
10
6
9
8
16
4
5
1
1
2
4
2
3
2
1
7
3
6
6
8
4
4
5
9
11
6
10
11
18
10
7
航路情報はH24.10.1現在の情報です。
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
6
北九州港の概要
アクセスと産業
北九州港は、外海である日本海と内海である瀬戸内海の両方に面しているため、古くから交通の要衝として
栄えてきました。背後圏の九州・山口地域には、製鉄や化学などの基礎素材産業を核に、自動車関連産業や精
密機械製造業などの幅広い加工組立型産業が集積しています。
浜田
0:25
187km
78 km
24 km
広島
中国自動車道
下関
1:00
3:00
1:05
山口
山陽自動車道
北九州
67 km
福岡
2:35
196 km
3:10
佐世保
大分自動車道
佐賀
長崎自動車道
長崎
九州自動車道
118 km
大分
2:15
熊本
160 km
東九州自動車道
(点線部分整備中)
4:10
高速道路
321 km
鉄道
宮崎
鹿児島
4:05
308 km
半導体関連
自動車関連
化学
電気・機械
造船
製鉄等
紙・パルプ
窯業
太陽電池
特に産業が
集積している地域
0:00
00 km
7
←所要時間
←距離
北九州市から西日本の主要都市までの時間と距離
※距離は北九州市役所から各市役所までの距離
※所要時間は有料道路優先、一般30km・都市高速60km・高速道路80kmで計算
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
北九州市の物流戦略
■ 本市における物流の貢献度
本市の経済活動において物流が果たす役割は非常に大きなものがあります。
物流関連産業に、輸配送で港湾を比較的多く利用する港湾利用製造業を加えた経済波及効果を推計したところ、市内総生
産額、市民雇用者報酬に占める割合はともに高い値を示しております。
このことからも、本市の経済における物流の重要性をみてとることができます。
市内総生産の
市民雇用者報酬の
40%
3兆 4,700億円
35%
北九州市における 1
市内総生産
3兆7,700億円
40%
市民雇用者報酬
1兆8,500億円
1兆4,700億円
35%
6,400億円
年間の物流関連産業
と港湾利用製造業の
活動が市内に与える
新たに生み出された価値の総額(粗付加
価値額)
は1兆4,700億円であり、市内総
生産額の40%に相当します。
生産活動から発生した付加価値のうち、雇用
者への分配額の総額は6,400億円であり、市
民雇用者報酬額の35%に相当します。
経済波及効果
出典:
「H17北九州市産業連関表」
より作成
■ 北九州市物流拠点化戦略基本方針
本市は
「アジア」と
「環境」を視点として、競争力のある産業都市の実現に向けて、総合的な物流施策の方向を示す
「北九州市
物流拠点化戦略基本方針」を新たに策定しました。
これは、これまでの物流振興による
「集貨」と企業立地による
「創貨」に、
「環境」を加えた3つの柱による施策の展開により、
複合型物流拠点都市を目指すものです。
これからも、物流拠点都市としての持続的な発展・成長を目指し、総合的に取り組んでいきます。
「北九州市物流拠点化戦略基本方針」施策体系図
複合型物流拠点都市
施策の展開
●
効 果
市内外からの貨物の増加
物流関連事業者の集積
● 物流サービスの向上
●
●
環境
付加価値の高い海上輸送サービスの提供
空の物流拠点化を目指した航空輸送体制の確立
● 国内物流を支える陸上ネットワークの強化
● 安全・安心で高度な物流の継承
●
創貨
集貨
我が国とアジアをつなぐ
結節拠点の形成
物流の活力を生みだす
ものづくり拠点の形成
新たな時代を牽引する成長産業の誘致
企業進出を後押しするソフト施策の深化・充実
新規企業の立地、新産業の創出など
生産量の増加
● 貿易額の増加
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
環境にやさしい
物流・産業拠点の形成
環境に配慮した物流体制の構築
温室効果ガス削減
雇用の創出
低炭素社会の実現
地域産業の活性化
市民生活の向上
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
8
北九州港の概要
北九州港の港勢(平成23年 北九州港港湾統計)
■ 概況
北九州港における平成23年
(1月~ 12月)の港勢概況について、入港船舶隻数は58,862隻で、前年比95.0%と減少しました。
一方、港全体で取り扱われた貨物量を表す海上出入貨物取扱量は、99,979,308トンで、前年比101.1%と昨年
(平成22年)に
続き増加しました。このうち、コンテナ貨物取扱量
(TEU数)については、512,033TEU、前年比106.6%と増加し、過去最高の
取扱実績となった平成20年に次ぐ取扱量となりました。
また、主な品種では、海上出入貨物取扱量は
「石炭」、
「LNG
(液化天然ガス)」が増加し、コンテナ貨物については北九州港の
主要品種である
「自動車部品」が昨年に続き増加しました。
■ 入港船舶
入港船舶
(単位:隻・総トン)
平成 23 年
入 港 船 舶58,862隻のうち、内航 船が92.1%を占めていま
すが、総トン数で比較すると、大型船の多い外航船の割合が
48.9%を占めています。
船舶用途
(船種)別隻数で見ると、
①客船
②一般貨物船
③自動車航送船
(フェリー)の順となっています。
隻
数
総
ト
ン
数
■ コンテナ貨物
構成比(%)
合 計
58,862
外航船舶
4,638
100.0
7.9
内航船舶
54,224
92.1
合 計
97,608,677
100.0
外航船舶
47,739,148
48.9
内航船舶
49,869,529
51.1
コンテナ貨物取扱量
平成23年のコンテナ貨物取扱量は、512,033TEU、前年比
106.6%と増加しました。
国際コンテナ貨物の輸出では、
「自動車部品」
「ゴム製品」等
が増加し、輸入では、
「自動車部品」
「化学薬品」等が増加しま
した。なかでも特に、
「自動車部品」については、輸出が前年比
142.6%と昨年に続き大幅に増加し、輸入についても前年比
102.1%と増加しました。国際コンテナ貨物の主な貿易相手は、
国・地域別では
「中国」
「韓国」
「台湾」
「香港」
「タイ」、相手港別
では
「釜山」
「上海」
「高雄」
「香港」
「大連」の順になっています。
600,000
500,000
(単位:TEU)
531,728
493,891
480,228
512,033
409,229
400,000
300,000
200,000
100,000
0
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
■ 海上出入貨物
外国貿易と内国貿易の貨物量を比べると、国内フェリーの一大拠点であることから、内国貿易貨物量が、全体の約7割を占め
ています。この内国貿易貨物のうち、約5割はフェリー貨物
(品種:完成自動車)です。
外国貿易貨物については、輸入量が輸出量の約3.6倍となっています。輸出は、
「鋼材」
「金属製品」、輸入は、
「石炭」
「鉄鉱石」
等が主要品種となっています。日本の主要7港のうち、名古屋港、横浜港に次いで、第3位の取扱貨物量となっています。
海上出入貨物取扱量
合 計
外
国
貿
易
内
国
貿
易
9
(単位:
トン)
平成 23 年
99,979,308
構成比(%)
100.0
輸移出
40,666,909
40.7
輸移入
合 計
輸 出
輸 入
合 計
移 出
移 入
59,312,399
31,743,432
6,829,966
24,913,466
68,235,876
33,836,943
34,398,933
59.3
31.8
6.8
24.9
68.2
33.8
34.4
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
外航定期航路別ランキング
順位
1
2
3
4
5
定期航路名
韓国
中国(ホンコン含む)
東南アジア
台湾
ナホトカ
合計
(単位:隻・総トン)
隻数
1,005
628
477
104
11
2,225
*定期航路名での分類によるため、全体の隻数とは一致しません。
総トン数
3,351,181
4,891,827
5,831,403
1,735,389
82,104
15,891,904
国際コンテナ貨物相手国・地域別(輸出)
国際コンテナ貨物相手国・地域別(輸入)
アメリカ 612(0.3%)
その他 2,508
(1.0%)
南アフリカ 1,151
(0.5%)
フィリピン 1,527
(0.6%)
中国
81,664
(33.7%)
合 計
242,227
TEU
オーストラリア
1,953
(0.8%)
ドイツ 4,877
(2.0%)
タイ 11,515
(4.8%)
中国(ホンコン)
27,024
(11.2%)
非鉄金属 3,472
(2.0%)
輸送用容器 4,314(2.5%)
合 計
173,235
TEU
鋼材 5,410
(3.1%)
電気機械 5,936(3.4%)
再利用資材 12,334(7.1%)
シンガポール
888
(0.4%)
タイ
10,715
(5.0%)
化学薬品
21,917
(12.7%)
産業機械 13,827
(8.0%)
ゴム製品 14,890
(8.6%)
(空コンテナ含む)
国際コンテナ貨物品種別(輸入)
自動車部品
28,678
(14.7%)
その他
81,543
(41.7%)
家具装備品 16,019(8.2%)
輸送用容器 11,458(5.9%)
化学薬品 11,392(5.8%)
合 計
195,423
TEU
染料・塗料・合成樹脂・
その他化学工業品
8,976(4.6%)
樹脂類 8,707(4.5%)
衣服・身廻品・はきもの
8,192(4.2%)
非金属鉱物
5,974
(3.1%)
金属製品 7,302(3.7%)
染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品
16,445
(9.5%)
産業機械 7,182(3.7%)
外国貿易貨物品種別(輸出)
再利用資材 261,888(3.8%)
産業機械 267,209(3.9%)
金属くず 280,027(4.1%)
ゴム製品 307,111(4.5%)
染料・塗料・合成樹脂・
その他化学工業品
401,163
(5.9%)
非金属鉱物 458,722(6.7%)
自動車部品 463,879(6.8%)
その他
1,062,464
(15.6%)
外国貿易貨物品種別(輸入)
染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品
229,297
(0.9%)
コークス 233,685
(0.9%)
鋼材
1,612,636
(23.6%)
合 計
6,829,966
トン
金属製品
1,149,147
(16.8%)
化学薬品
565,720
(8.3%)
内国貿易貨物品種別(移出)
その他 1,294,734(3.8%)
鋼材 249,466
(1.0%)
内国貿易貨物品種別(移入)
砂利・砂 506,752
(1.5%)
重油 656,523
(1.9%)
砂利・砂 1,578,768(4.7%)
コークス
800,318
(2.3%)
コークス 1,702,994(5.0%)
石炭 1,832,010
(5.4%)
その他輸送機械
2,672,754
(7.9%)
合 計
33,836,943
トン
完成自動車
21,251,024
(62.8%)
鉄鉱石
7,520,847
(30.2%)
LNG(液化天然ガス)
2,678,388
(10.8%)
化学薬品 245,597(0.7%)
セメント 1,369,241(4.0%)
石炭
8,992,338
(36.1%)
合 計
24,913,466
トン
自動車部品
326,060
(1.3%)
化学薬品
454,449
(1.8%)
非金属鉱物
559,513
(2.2%)
化学薬品 585,608
(1.7%)
重油 262,106
(0.8%)
その他
3,371,565
(13.5%)
樹脂類
297,858
(1.2%)
水 227,586
(0.7%)
鋼材 1,400,129
(4.1%)
中国
91,066
(42.9%)
韓国
51,904
(24.5%)
中国(ホンコン)
14,739
(6.9%)
自動車部品
44,336
(25.6%)
合 計
212,233
TEU
台湾
32,134
(15.1%)
フィリピン
4,174
(2.0%)
国際コンテナ貨物品種別(輸出)
その他
30,354
(17.5%)
その他 3,301(1.6%)
ベトナム
2,033
(1.0%)
台湾
(空コンテナ含む)
48,421
(20.0%)
韓国
59,586
(24.6%)
ベトナム 2,001
(0.8%)
インドネシア
667
(0.3%)
石灰石
1,068,008
(3.1%)
自動車部品
1,226,554
(3.6%)
非金属鉱物
1,284,507
(3.7%)
その他
3,096,750
(9.0%)
合 計
34,398,933
トン
鋼材
2,926,980
(8.5%)
完成自動車
20,901,903
(60.8%)
石油製品
1,345,030
(3.9%)
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
10
施設紹介
多様な用途に対応した公共埠頭
15
北湊埠頭
鋼材、砂利・砂を中心に周辺の工業地帯の原材料や
製品を中心に取り扱う埠頭です。
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
14
岸壁(−5.0m)8バース
619隻
鋼材、砂利・砂、金属製品
128千t
若松埠頭
船舶の離着岸の補助などを行うタグボートの基地と
して利用されている埠頭です。
利用状況
係留施設
入港隻数
13
岸壁(−5.5m~−8.0m)6バース
105隻
16
響灘埠頭
17
洞海湾に面した響灘南埠頭及び響灘に接する安瀬埠
頭ともに響灘臨海工業団地内に立地し、工業団地の
製品やコークスなどを中心に取り扱っています。特
に、響灘南埠頭は、在来埠頭としては洞海・響灘地
区で最大の施設規模を誇っています。また、北九州
港で唯一、廃棄物を取り扱うためのリサイクルポー
ト岸壁を整備しています。
係留施設
響灘南埠頭
岸壁(−5.5m~−10.0m)6バース
安瀬埠頭
岸壁(−5.5m)5バース
972隻
コークス、非金属鉱物、金属くず
1,175千t
入港隻数
取扱貨物
数 量
コンテナ船の大型化に対応したー 15m 岸壁を有す
るコンテナターミナルを供用し、周辺に広がる産業
用地と一体となって利用されています。また、ー
10m 岸壁は、多目的利用として、コンテナには収ま
らない大型タイヤの輸出などにも利用されています。
利用状況
係留施設
利用状況
p15
響灘西埠頭
入港隻数
取扱貨物
数 量
ひびきコンテナターミナル
岸壁(ー 10.0m~ー 15.0m)4バース
在来埠頭
岸壁(ー 5.0m)2バース
581隻
化学薬品、ゴム製品、再利用資材
460千t
北
九
二島埠頭
州
港
港
湾
区
域
二島工業団地の中心に位置し、工業団地の原材料で
ある鉄スクラップや製品を中心に取り扱う埠頭です。
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
12
脇田漁港区域
岸壁(−5.5m~−7.5m)2バース
190隻
金属くず、コークス
190千t
若松区
岸壁(−5.5m)4バース
325隻
砂利・砂、染料・塗料・合成樹脂・
その他化学工業品
219千t
13
12
黒崎埠頭
14
11
八幡東区
利用状況
10
8
岸壁(−4.5m~−8.0m)7バース
442隻
石炭、コークス
582千t
戸畑(川代)埠頭
鉄鋼製品を中心に取り扱っている埠頭です。
このほか、周辺の工業地帯の原材料などが取り扱わ
れています。
9
堺川埠頭
埠頭の周囲に広がる工業地帯の原材料や製品を中心
に取り扱う埠頭です。
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
11
岸壁(−5.5m~−9.0m)12バース
747隻
鉄鋼、鋼材
183千t
日明埠頭
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
岸壁(−4.5m~−7.5m)7バース
627隻
鉄鋼、化学薬品、砂利・砂
322千t
p18
多くの港湾施設が集積する、北九州港を代表する埠
頭の一つです。
日明東埠頭には、内航の RORO ターミナルがあり、
茨城・常陸那珂に向けて定期航路が就航しています。
このほか、鋼材を中心に輸送機械、化学肥料など幅
広い貨物が取り扱われています。
利用状況
係留施設
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
10
9
戸畑区
八幡西区
周辺の工業地帯で利用されるコークスや石炭などを
中心に、その製品なども取り扱う埠頭です。
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
p21
15
利用状況
11
16
脇之浦漁港区域
砂利・砂を中心に取り扱う埠頭です。
数 量
響灘臨海工業団地
17
堀川埠頭
係留施設
入港隻数
取扱貨物
16
入港隻数
取扱貨物
数 量
日明東・南埠頭
岸壁(−5.5m~−12.0m)8バース
日明北埠頭
岸壁(−5.5m)7バース
7,668隻
完成自動車、鋼材、その他輸送機械
3,823千t
8
5
門司・西海岸埠頭
4
明治期から外国航路が開設された北九州港発祥の埠
頭で、関門海峡に沿って岸壁と荷さばき施設が広
がっています。現在は主に周辺の肥料工場や食品工
場で利用される原材料等を中心に取り扱われていま
す。
また、北端部は門司港レトロ地区の一画として多く
の市民や観光客が訪れており、下関との間の連絡船
や関門海峡の遊覧船が就航しています。
3
門司地区のうち、門司港レトロ地区を挟んで西海岸
埠頭の北側に位置する埠頭で、主に周辺の飼料工場
で利用される飼肥料や食品原料などが取り扱われて
います。
岸壁(−10.0m~−11.0m)10バース
18,911隻
とうもろこし、砂糖、紙・パルプ
447千t
中古自動車の輸出基地や国際 RORO ターミナルと
して使用されています。また、埠頭背後に立地する
工場の原材料や製品を取り扱うほか、西日本一円の
青果物の輸入基地にもなっています。
利用状況
岸壁(−9.0m~−11.0m)3バース
129隻
動植物性製造飼肥料
34千t
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
2
係留施設
2
3
4
入港隻数
取扱貨物
数 量
5
1
門司区
柄杓田漁港区域
1
p18
マリナクロス新門司
p22
1
北
九
州
港
港
湾
区
域
北九州貨物ターミナル駅
小倉北区
砂津・浅野埠頭
p18
JR 小倉駅に近接した埠頭で、松山行きのフェリー
ターミナルが駅のすぐ北側にあるほか、離島への航
路が就航しています。このほか周辺の工場で生産さ
れる製品などが取り扱われています。
また、北九州港で唯一、震災時にも被災しにくく、
緊急物資の輸送などに対応するための耐震強化岸壁
が整備されています。
利用状況
岸壁(−5.5m~−9.0m)6バース
1,815隻
完成自動車
1,968千t
数 量
新門司北埠頭
岸壁(−4.5m~−10.0m)14バース
新門司南埠頭
岸壁(−5.5m~−7.5m)5バース
2,070隻
完成自動車、その他輸送機械、
自動車部品
29,872千t
p19
6
■合計
173バース
21,604.18m(H24.3.31現在)
高浜埠頭
北九州港で唯一、大量ばら積みを通例とする物資の
取り扱いを目的とする臨港地区の特殊物資港区に指
定された、砂利・砂の取り扱いに特化した埠頭です。
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
p17
新門司北及び新門司南の物流・工業団地の中心に位
置する大規模な埠頭です。
新門司北埠頭には、西日本最大のフェリーターミナ
ルがあり、神戸・大阪・徳島・東京に向けて 1 日 5
便の大型フェリーが就航しています。また、完成自
動車の物流センターや国内最大の肉用子牛の輸入基
地としても利用されています。
新門司南埠頭では、周辺の工業団地の製品などが取
り扱われています。
係留施設
北九州空港
太刀浦第1コンテナターミナル
岸壁(−12.0m)2バース
太刀浦第2コンテナターミナル
岸壁(−10.0m)4バース
在来埠頭
岸壁(−4.5m~−10.0m)36バース
5,218隻
化学薬品、自動車部品、砂利・砂
8,465千t
新門司埠頭
入港隻数
取扱貨物
7
p13
太刀浦埠頭
利用状況
下関市
6
岸壁(−6.0m~−10.0m)8バース
392隻
野菜・果物、砂利・砂
190千t
コンテナターミナルをはじめ多くの港湾施設が集積
する、北九州港を代表する埠頭です。
太刀浦コンテナターミナルは第 1 及び第 2 の 2 つ
のターミナルから成り、ガントリークレーン 7 基
を備え、月間約 190 便の定期航路が就航するなど、
西日本有数の規模を誇っています。また、在来埠頭
も多くの内外船舶に利用され、多様な品種の貨物が
取り扱われています。
山口県
7
p14
田野浦埠頭
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
門司・新浜埠頭
利用状況
係留施設
入港隻数
取扱貨物
数 量
岸壁(−4.5m)4バース
71隻
砂利・砂
75千t
■臨港地区分区凡例
区
保 安 港 区
工 業 港 区
マリーナ 港 区
特殊物資港区
修景厚生港区
漁
無
商
港
港
区
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
分
区
12
施設紹介
門司
■ 太刀浦コンテナターミナル
西日本最大級の国際貿易港-門司-
国際貿易港としての長年の歴史と実績を持ち、世界的にも
有名な
「Moji」として親しまれる一方、全国で初めて、複数の元
請事業者による荷役作業の共同化を実現した革新的なターミ
ナルでもあります。
現在、中国・韓国方面を中心
に月間 約200便の国 際 定 期コ
ンテナ航路が就航しています。
豊 富な 航 路 網と 地 理 的 優 位
性を生かし、アジアへのゲート
ウェイとして充実した物流サー
ビスの提供に努めています。
13
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
MOJI PORT Web
門司港コンテナターミナル貨物情報サービス
http://www.moji-cont.com/
情報を WEB で提供。
本船スケジュール照会
コンテナ情報照会
● 輸入通関情報照会
● 搬出入予約登録
● 本船荷役予約
● PICK UP オーダー など
●
●
システム
の利用料
(登録料等)
無料
太刀浦海岸 周辺図
30,000GT・LOA230m
620m (ー12m)
30,000GT・LOA230m
8W
第1コンテナターミナル
6W
冷凍
コン
セン
ト
検査
場所
3号上屋
機材庫
緑地
修理工場
チェッキングブリッジ
(株)
ジェネック
門司港運
(株)
トランスファー 検査
ポイント 場
ゲー
ト
駐車場
門菱港運
(株)
12W
10W
(ー4.5m)
三井倉庫九州
(株)
駐車場
2号上屋
管理棟
広瀬産業
(株)
(有)
臼田産業
日本通運
(株)
(一社)
日本海事検定協会
九州菱倉運輸
(株)門菱港運
(株) (ー4.5m)
(有)
臼田産業
1号上屋
(株)
ジェネック
(ー4.5m)
1W
東海運
(株)
28W
13W
33W
5号上屋
6号上屋
W
37
チェッキングブリッジ
山九(株)
マルイ物流
システム
(株)
34W
太刀浦6号上屋
管理事務所
トランスファー
ポイント
修理工場
門司港運(株)動物検疫所
山九(株) 門菱港運(株)門司支所
日本通運(株)
ジャムインターナショナル
(株)
九州地方整備局
タミヤ商事
(株)
(株)
林運送
門菱港運
(株)
太刀浦運動公園緑地
門司税関
田野浦出張所
32W
コンテナヤード
ゲー
ト
門司港運
(株)
住友金属物流
(株)
グリーンシッピング
(株)
25W
空バン置場
門司税関
国際貨物検査センター
(X線検査場)
東海運
(株)
27W
(ー4.5m)
17W
管理棟 駐車場
(ー4.5m)
26W
(株)
ジェネック
(一財)
九州港湾福利厚生協会
門司港支部
三井倉庫九州
(株)
機材庫
受変電所
4号上屋
SOLAS
フェンス
空バ
ン
16W 置場
3W
4W
2W
SOLAS
フェンス
検査
場所 冷凍コンセント
(ー10m)
(ー10m)
31W
第2コンテナターミナル
29W
9W
5W
(ー10m)
20,000GT・LOA180m
30W
くん蒸上屋
SOLAS
フェンス
コンテナヤード
185m (ー10m)
555m (ー10m)
20,000GT・LOA180m
39W 38W
7W
(株)
ジェネック
W
36
W
35
SOLAS
フェンス
(ー4.5m)
物揚場
W 42W
40W 41
太刀浦東
公園緑地
インターナショナル(株)上組 (株)臼田産業
エクスプレス
(株)
(一社)
日本貨物検数協会
(株)臼田産業
小倉運送(株)
九州紙運輸(株)
石塚運送(株)
インターナショナルエクスプレス
(株)
鶴丸海運(株)
シャーシ置場
太刀浦2号 野積場
至新門司
危険物倉庫
(株)
上組
太刀浦コンテナターミナルの概要
太刀浦 第1コンテナ
ターミナル
太刀浦 第2コンテナ
ターミナル
岸壁・延長
620m
555m
水 深
ー 12m
ー 10m
ターミナル総面積
161,500
161,547
コンテナクレーン
4
3
15
12
蔵置能力
6,424TEU
4,152TEU
冷凍コンセント
400V×95
400V×96
200V×36
公共
公共
区分
ストラドルキャリア
運営形態
● 搬出入時間
(対象ゲート搬出入/CY内検査/サービスセンター搬出入)
平 日 08:30〜20:00(要作業予約16:00〜20:00)
土曜日 08:30〜17:00(要作業予約13:00〜17:00)
日祝日 当日荷役船(荷役作業時間内)に係る(HDS対応有)
● 作業予約時間
(対象:平日16:00〜20:00/土13:00〜17:00/日祝 終日)
平 日 当日の15:30迄
土曜日 当日の11:30迄
日祝日 前日(平日)の15:30迄
■ 田野浦自動車物流センター
104.7m (ー6m)
370m (ー10m)
1W
2W
3W
510.8m (ー9m)
4W
5W
1号上屋
3号上屋
2号上屋
6W
185m (ー10m)
7W
8W
6号上屋
伊藤忠飼料
(株)
田野浦自動車物流センター
SOLAS
フェンス
キャリム
エンジニアリング
(株)
4号上屋
9号上屋
鶴丸海運
(株)
(危険物倉庫)
門司港運
(株)
高倉運輸
(株)
約2,000台の自動車蔵置能力を有し、主に中古自動車の輸出基
地として利用されています。アフリカ向けやミャンマー向けPCC
(自
動車輸送船)が寄航しています。
また、同地区は日本有数の精密機械輸送拠点ともなっています。
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14
施設紹介
ひびき
■ ひびきコンテナターミナル
アジア各国へのコンテナ航路網に加え、北米・南米とダイレクトに繋が
る在来航路網も充実しています。また、直背後の広大な産業用地には、企
業立地や物流施設の建設が加速しており、今後、更なる発展が見込まれて
います。
33.5
350
350
41.5
ガントリークレーン
響灘西5号岸壁(ー15m)
響灘西6号岸壁(ー15m)
響灘西
4号岸壁
(ー10m)
トランスファー
クレーン
コンテナ
蔵置エリア
響灘西
3号岸壁
(ー10m)
危険物蔵置エリア
の設置
(拡張可能)
リーファー施設
オンドックバンプールの設置
管理棟
コンテナ洗浄エリア
ゲート
RTGサービスエリア
170
160
検査棟
単位: m
施設概要
区分
岸壁・延長
水深
350m×2
170m×2
ー 15m
ー 10m
ターミナル総面積
39ha
コンテナクレーン
3
トランスファークレーン
7
蔵置能力
冷凍コンセント
運営形態
15
詳細
22,464TEU
(4段積み)
400V×324
公共
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コンテナ船荷役
トランスファークレーン
170
特 徴
● アジア・日本・北米を結ぶ日本海ルート上に位置する港
● 荷役・コンテナ搬出入への24時間対応が可能
● 大型船の寄港に適した大水深岸壁
(ー15m)を有する港
● ー10m 岸壁を多目的バースとして暫定活用
● ターミナル背後地に広がる安価で広大な産業用地
24時間対応
多目的岸壁荷役
優れたコンテナヤード蔵置能力
● コンテナ4段積みによる蔵置コストの低減化
● 危険物蔵置エリアの設定
(拡張可能)
● オンドックバンプールの設置
企業進出が進む響灘地区
平成17年のターミナル供用開始以降、背後地へは約2,650億円の投資、約60社の企業が進出しており、これら企業からの
「創
貨」貨物を取り込んでいくことで更なるターミナル利用促進を図ります。
6
4
5
7
8
13
9
11
ひびきコンテナ
ターミナル
12
10
3
4
6
5
3
2 1
1
2
■ 進出企業(2007年以降公表分)
■ 物流施設
1 エコマテリアル
4 ブリヂストン
8 大阪精工
12 アミタ
1 ブリヂストンSP
4 ひびき国際物流センター
2 ミクニテック
5 日本ロバロ
9 いその
13 東邦チタニウム
2 日本通運SP
5 鶴丸海運物流倉庫
(予定)
3 西部ガスLNG受入基地
4 (建設中)
6 フジコー
10 ニッスイマリン工業
3 上組ひびき物流センター
6 R1号 倉庫
7 日本パワーグラファイト
11 サンロックオーヨド
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16
施設紹介
新門司
■ 新門司フェリーターミナル
名門大洋
フェリー
新門司フェリーターミナル
オーシャン
トランス
阪九フェリー
トヨフジ海運・
フジトランスコーポレーション
新門司自動車
物流センター
新門司地区全景
新門司フェリーターミナル
西日本最大級のフェリー基地として、関西、四国、関東への長距離フェリーと名古屋へのRORO船が就航しており、大消費地
との多頻度輸送が可能です。
新門司自動車物流センター
自動車物流における海上輸送の効率化及び国内自動車メーカーの共同輸送を実現する、九州最大規模の総合的な自動車
物流センターです。完成車62万台、自動車部品搬送用トレーラー 8万台、計70万台の取扱量を有し、完成車・自動車部品の国内
物流を強力にサポートしています。
新門司発着航路一覧
阪九フェリー
神戸向け
泉大津向け
1便/日
1便/日
名門大洋フェリー
大阪南港向け 2便/日
オーシャントランス
徳島・東京向け 1便/日
トヨフジ海運・
フジトランスコーポレーション
名古屋向け
新門司北地区
17
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
5便/週
小倉
■ 小倉ROROターミナル
小倉ROROターミナル
川崎近海汽船(RORO船)
茨城県常陸那珂との間に内航 RORO 船が就航しています。
「常陸那珂/苫小牧」間の内航 RORO 船と接続する
ことで
「北九州/北海道」の一貫輸送も可能です。
■ 小倉
(浅野)フェリーターミナル
小倉(浅野)
フェリーターミナル
小倉/松山航路(フェリー)
都心に近くJR へのアクセスもよい利便性にすぐれたフェリーターミナルです。四国
(松山)へ毎日1便のフェリーが
運航されています。
北九州貨物ターミナル駅
24時間稼動、本線上の列車からのコンテナの直接荷卸し
(着
発線荷役方式)により迅速な荷役作業が可能、海上コンテナへ
の対応によりアジアへ向けた
「シー&レール」が可能という3つ
の特徴を有し、全国のコンテナ取扱駅と豊富なダイヤで結ばれ
ています。
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18
施設紹介
北九州空港 ●早朝から深夜まで、利便性の高い海上空港
■ 北九州空港の概要
● 設置管理者 国土交通大臣
● 所 在 地 福岡県北九州市小倉南区空港北町
● 標点位置
北緯 33°50′44″
東経 131°02′06″
● 管理面積
約160ha
● 空港島面積 約373ha
(4,125m×900m)
● 滑走路 (L)2,500m×
(W)60m
● 開港
平成18年3月
■ 北九州空港からの就航路線図
ウラジオストク
1日2往復
1日17往復
釜山まで
50分の空の旅!
便数充実!
早朝・深夜便
で便利!
仁川
(ソウル)
[凡例]
釜山
国内定期便
東京(羽田)
国際定期便
チャーター便
オーストリア、
スイス
グアム
ハワイ
上海
定期便運航状況
マカオ、
台湾、
香港
国内線
与那国
日本航空
沖縄
(那覇)
スターフライヤー
/ANA
空港利用状況一覧
平成
19年度
航空便
1,265,062
利用者数(人)
貨物取扱量
(t)
8,153.8
平成
20年度
平成
21年度
平成
22年度
平成
23年度
1,196,179
1,177,024
1,186,548
1,172,996
10,700.5
7,027.8
12,356.7
13,541.9
北九州エリア内のJR主要駅や拠点を結ぶ北九州空港エア
ポートバスや、乗合タクシーが運行されています。また、車では東
九州自動車道苅田北九州港ICより約10分とアクセスがよく、大
規模な駐車場
(収容台数約1,780台)も完備されています。
19
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
5往復/日
東京(羽田)
12往復/日
(内共同運航便11往復/日)
国際線
スターフライヤー
釜山(韓国・金海国際空港) 2往復/日
北九州空港エアポートバス
路線名
■ 空港へのアクセス
東京(羽田)
便数
(往復/日) 所要時間
(分)
小 倉
32
33
小倉駅
黒崎・折尾・学研都市
12
48
黒崎駅
61
朽 網
折尾駅
32
16
苅 田
朽網駅
9
16
苅田駅
※各所要時間は、空港からの最速時間
■ 北九州空港ターミナルビル
● 快適性と安全性を追求したわかりやすく機能的な館内構造。
● 様々な先進テクノロジーを結集して自然環境との共生を実現。
● 北九州の山並みや海、
祭の山車をモチーフにした地方色豊かな外観。
● イベントや地域情報も発信する憩いとにぎわいのエントランス。
● 全館インターネット利用可能な、
空港ではトップクラスの無線LAN環境。
1F 到着フロア&エントランス
2F 出発フロア&ショッピング
3F 展望デッキ(足湯)
&レストラン
■ 貨物拠点化を目指す 北九州空港
北九州空港の貨物拠点化のメリットについて
● 九州で唯一24時間発着可能な海上空港
● 就航時間に左右されず、
早朝・深夜の貨物輸送が可能
日本貨物航空
● アジアに近い地理的な優位性を持つ
● 空港島の護岸を使ったSea&Air輸送が可能
● 税関空港、
検疫空港、動物検疫空港に指定
国際貨物定期便について
● 日本で唯一の貨物専門の航空会社である日本貨物航空による定期便
● 仁川→北九州→成田
● 成田空港で、
北米、欧州、アジア路線に接続し、世界各地との貨物輸送が可能
大韓航空
● ジャンボ貨物機
(B747)による運航
国際貨物チャーター便について
● 大韓航空、
シンガポール航空、マレーシア航空等が就航
● ジャンボ貨物機
(B747)によるチャーター便
● カナダからは馬、
オーストラリアからは牛を輸入
● 戻り便を利用した一般貨物輸出も実施
シンガポール航空
国際貨物上屋(荷捌き施設)について
● 地上1階、
鉄骨造、延べ床面積約1,000㎡
● 国際貨物の荷捌き施設
● カーゴハンドリングシステム導入
(トラックドックリフター、10トンスケール)、
冷凍冷蔵コンテナなど完備
マレーシア航空
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20
施設紹介
臨海部産業団地
〈響灘地区〉
■ 響灘臨海工業団地
大型港湾施設と一体となった産業団地を目指して。
(ー10.0)
340m
日本通運
所 在 地
北九州市若松区響町三丁目
面 積
約6.1ha.
分 区
商港区
用途地域
準工業地域
建ぺい率
及び
容積率
建ぺい率60%
インフラ
︵分譲予定地︶
上組
ブリヂストン
約206,900㎡
申込期間
臨時受付中
分 区
工業港区(⑦のみ商港区)
用途地域
工業専用地域(⑦のみ準工業用地)
建ぺい率
及び
容積率
容積率60%
用水
上水道、工業用水
処理主体ー個別企業
排水
下水道無(浄化槽設置要)
電力
九州電力
響灘2号緑地
分譲価格
(標準地からの比準によります。)
平成24年度標準地価格
排水先ー瀬戸内海
特別高圧線(66kV、22kV)敷設済
普通高圧線(6kV)敷設済
❶∼❹
21,200円/㎡
❺∼❼
21,400円/㎡
(約 69,900 円/坪)
(約 70,600 円/坪)
都市ガス供給区域
臨海部産業用地貸付制度
①一定以上の土地利用規模があるもの
(当該土地の分譲価格が概ね1億円以上)
②一定以上の設備投資額の規模があるもの
(工場・車庫新設等に係る設備投資額が概ね1億円以上)
①貸付の種類 事業用定期借地(25年∼)、普通借地(30年)
②年間貸付料 分譲価格の4%
〈参考〉響灘臨海工業団地 月額:約72円/㎡
(約240円/坪)
⑥区画(10,000㎡、3,030坪)
の場合、
月額:約71万円 年額約856万円
③契約保証金 貸付料6ヶ月分及び建物撤去費相当額の合計
④連帯保証人 1人以上
⑤権利金
普通借地(分譲価格の10%)
貸付内容
上水道
排水
アサヒブリテック
容積率200%
③事業計画が適正であり、貸付料等の支払能力及び建設資金の調達能
力を有しているもの
用水
(分譲予定地)
面積
区画
20,900m2 (6,320坪)
①
②
37,500m2 (11,340坪)
③ 102,200m2 (30,920坪)
④
25,900m2 (7,840坪)
⑤
8,200m2 (2,480坪)
⑥
10,000m2 (3,030坪)
⑦
2,200m2 (600坪)
ご利用いただける企業(以下の内容を満たす場合に対象となります。)
容積率200%
エヌエスウインドパワーひびき(風力発電)
(ー
(ー
10
13
)17
)26
0m(
0m(
計画
計画
)
)
面 積
主な要件
ひびきコンテナターミナル
北九州市若松区響町一丁目、
二丁目
ガス
用地概要
分譲区画及び面積
所 在 地
電力
■ 響灘西部地区臨海造成地
(ー15.0)
700m
用地概要
インフラ
広大な用地を持ち、地区内に整備された豊富な港湾インフ
ラにより、原材料や製品の海上輸送に適した工業団地で、
ブリ
ヂストンを始め、製造業を中心とした数多くの企業立地が進
んでいます。
また、中国を始めとするアジアの国々に近接しており、
アジ
ア諸国と連携した生産拠点としても最高のロケーションです。
さらに団地を含めた響灘地区は
「次世代エネルギーパーク」
として認定されており、今後、製造業だけでなく、
グリーンエネ
ルギー関連産業の集積も期待されています。
北九州エコタウン
総合環境コンビナート
白島国家石油備蓄基地広報展示館
(ー4.0)481m
国有地
響リサイクル団地
[自動車リサイクルゾーン]
北九州ELV 協同組合
ビッグ大里
凪野メタル
UPNモリタ
ヤマダ商会
三橋パーツ
太陽興業
尼岡産業
[フロンティアゾーン]
高野興産
北九州空き缶リサイクルステーション
九州・山口油脂事業協同組合
西日本ペーパーリサイクル
東邦チタニウム
(ー10.0)540m(ー9.0)165m (ー9.0)160m (ー5.5)100m
北九州リサイクルポート
21
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
日本環境
安全事業
(ひびき茜ライン)
西日本ペットボトルリサイクル
西日本オートリサイクル
リサイクルテック
西日本家電リサイクル
エコノベイト響
ジェイ・リライツ
北九州エコエナジー
NRS
日本磁力選鉱
ジオスチーム
日本コークス
工業
響灘3号緑地
三喜
日本
白島国家石油備蓄地
工業 光正
ブリヂストン
ロバロ フジコー
凡 例
安瀬泊地
日本パワー
吉中商事
分譲地
グラファイト
吉野石膏
立地済
(ー5.5)450m
久保田
ポプラ
緑 地
鉄工所 JST
大阪
KBC
精工
戸畑港運輸・ニッスイマリン工業
日本最大級の
ユーコー RKB 響灘1号緑地
いその
ビオトープ
ホンダ
鶴丸海運 リブロ
サニックス
オフィス・
松岡運送店
カーボン 戸田
親和スチール
マテリアル
国有地
日本コークス
工業
日本コークス
日立
平和
工業
金属 運輸産業
響灘大橋
西部ガス 日豊化学 ケイミュー
NHK
北九州エコタウン
ッド
(実証研究エリア)
ウ
コ
サンロック
エ
響灘水路
国有地
オーヨド
エコタウンセンター
北九州
北拓
コカ・コーラ
エレコム
ウエスト
国有地
清和肥料
OCC
ホクザイ
三誠商会
工業
アミタ
なかやしき
ニッスイ
第一港運 OCC
マリン工業
公共ふ頭
国道495号
〈新門司地区〉
■ マリナクロス新門司
分譲区画及び面積
区画
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
九州の最北端に位置し、高速道路にわずか5分でアクセス
できるロケーションは、
九州だけにとどまらず、中国地方への最
適物流が実現できる九州でも有数の物流団地です。
また、団地内には西日本最大級のフェリーターミナルを擁
し、関東・関西圏へのグリーン物流が可能です。
現在、
トヨタ自動車の物流拠点など80社近くもの物流企業
が立地しており、今後も更なる企業集積が見込まれています。
分譲価格
(標準地からの
比準によります。)
一丁目、二丁目、三丁目
申込期間
臨時受付中
分 区
主な要件
北九州市門司区新門司北
約433,000㎡
(⑱⑲のみ工業港区)
準工業地域、工業地域
用水
上水道
排水
処理主体ー個別企業
特別高圧線(66kV)敷設済
北九州空港
新門司フェリーターミナル
排水先ー瀬戸内海
電力 (造成地入口まで)
26,400円/㎡
(約 87,100 円/坪)
①一定以上の土地利用規模があるもの
(当該土地の分譲価格が概ね1億円以上)
②一定以上の設備投資額の規模があるもの
(工場・車庫新設等に係る設備投資額が概ね1億円以上)
①貸付の種類 事業用定期借地(25年∼)、普通借地(30年)
②年間貸付料 分譲価格の4%
〈参考〉
マリナクロス新門司 月額:約89円/㎡
(約290円/坪)
⑦区画(5,000㎡、1,510坪)
の場合、
月額:約44.5万円 年額約534万円
③契約保証金 貸付料6ヶ月分及び建物撤去費相当額の合計
④連帯保証人 1人以上
⑤権利金
普通借地(分譲価格の10%)
建ぺい率60%
容積率200%
17 ∼ 19
貸付内容
インフラ
用途地域
建ぺい率
及び
容積率
26,700円/㎡
(約 88,100 円/坪)
③事業計画が適正であり、貸付料等の支払能力及び建設資金の調達能力
を有しているもの
北九州空港
商港区
平成24年度標準地価格
❶∼ 16
ご利用いただける企業(以下の内容を満たす場合に対象となります。)
用地概要
面 積
区画
面積
⑮
13,500m2(4,090坪)
⑯
30,200m2(9,140坪)
⑰ 174,000m2(52,640坪)
⑱
76,900m2(23,260坪)
⑲
36,900m2(11,160坪)
臨海部産業用地貸付制度
海・陸・空の複合輸送を駆使できる物流拠点
所 在 地
区画
面積
⑧ 15,200m2(4,600坪)
⑨ 10,700m2(3,240坪)
⑩ 51,000m2(15,430坪)
⑪
1,000m2(300坪)
⑫
1,000m2(300坪)
⑬
1,000m2(300坪)
⑭
1,000m2(300坪)
面積
1,100m2(330坪)
1,100m2(330坪)
1,100m2(330坪)
3,400m2(1,030坪)
4,400m2(1,330坪)
4,500m2(1,360坪)
5,000m2(1,510坪)
新門司インターチェンジ
普通高圧線(6kV)敷設済
(ー10)230m(計画)
(ー7.5)
260m
凡 例
(ー10)
370m
(工事中)
分譲地
立地済
緑 地
(ー5.5)
270m
(ー4.5)
120m
238m
(ー8.0)
238m
(ー8.0)
8m
23
(ー8.0)
m
93
.5)1
(ー7
(株)
ジェネック
藤博運輸(株)
2 農林水産省動物検疫所
3 SUNAUTO
(株)
4 (株)
タカナワ
5 太平電業
(株)
6 (株)
トーシン
7 (株)
葛飾冷機センター
8 (有)
鈴与カーゴネット九州
9 日本トランスシティ
(株)
10 (株)
ケイエス物流
11 (株)
モンリク
12 大森運送
(株)
13 (株)
KHI
14 高藤建設
(株)
15 (株)
高山
16 久保田倉庫
(有)
17 (株)
直方建材
18 山九
(株)
小倉興産(株)
19
(株)
日本アクセス
20 (株)
ランテック
21 野中産業
(株)
22 (株)
アイコットリョーワ
23 (株)
福岡ミトモ
24 嶋本運送
(株)
25 西濃エキスプレス
(株)
26 (株)
フイルドサイエンス
27 下関海陸運送
(株)
28 (株)
しまむら
29 鶴丸海運
(株)
30 SUNAUTO
(株)
31 キャリムエンジニアリング
(株)
(協)
32 西日本ふそう陸送
(株)
33 大同運輸
(株)
34 明光運輸
(株)
35 高倉運輸
(株)
36 城戸運輸
(株)
福岡トランス
(株)
37 ラーソンジュールニッポン(株)
北九丸善運輸(株)
38 丸善陸運輸
(株)
39 西京運輸倉庫
(株)
北九州トランスポートターミナル
(ー4.0)
445m
40 玄海産業
(株)
(協) 41
新門司物流センター
トヨタ輸送(株)
トヨフジ海運(株)
1 (株)
フジトランスコーポレーション
日鐵運輸(株)
宮田運送(株)
42 日新運輸工業
(株)
43 (株)
丸都運輸
44
(協)新門司物流センター
(株)
日の出運輸
45 北九州マルキュー整備(株)
46 西小倉運輸
(株)
47 大和倉庫運輸
(株)
48 (株)
辰巳商会
49 オーシャントランス
(株)
50 プロロジス
51 北九州市土地開発公社
52 新熊本産業
(株)
53 (株)
タイヨウ
54 大利運輸
(株)
55 福岡小松フォークリフト
(株)
56 小倉運送
(株)
57 九州宇徳
(株)
58 西日本ダイハツ運輸
(株)
59 (株)
九倉
60 (株)
手原産業倉庫
61 (株)
シーゲートコーポレーション
62 阪九フェリー
(株)
63 九州藤巳運輸
(有)
64 (株)
イケゾエ
65 旭興産
(株)
グループ
66 関光汽船
(株)
67 セブンイレブン
68 ニッポー物流サービス
(株)
69
クラウン・フーヅ
(株)
上神谷梱包高速(株)
70 三井食品
(株)
71 西京運輸倉庫
(株)
72 ファミリーマート
73 日鐵運輸
(株)
74 (株)
安川トランスポート
75 (株)
安川ロジステック
76 ニッポー物流サービス
(株)
77 東海運
(株)
78 國松運輸興業
(株)
79 花王ロジスティクス
(株)
80 九州シティフレイト
(株)
81 (株)
アクト物流
82 (株)
中通
83 日本サルヴヱージ
(株)
84 (有)
シティカーゴ
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
22
事業紹介
北九州港長期構想
■ 長期構想の策定
長期構想は、北九州港の20 ~ 30年先の将来の姿やそれを実現するための施策の方向性を示したもので、港湾法により港
湾管理者に策定が義務付けられている
『港湾計画』の指針となるものです。
今回の長期構想は、
「環境力」と
「港湾力」をキーワードとして、北九州港がアジアの国際拠点港湾となるべく
「北九州港 アジ
ア・グリーンポート構想」と名付け、平成23年5月に策定しました。
長期構想では、長期的な
「みなとづくり」を進めるための基本的な考え方を2つの理念として掲げました。
●
ものづくりを支え、まちを元気にする
●
人と地球にやさしく、世界の環境首都を支える
この理念のもと、
北九州港が果たすべき役割のイメージを4つの将来像として示し、
それを実現するための施策をまとめました。
北九州港長期構想(アジア・グリーンポート構想)の概要
ものづくり産業を支える物流基盤としての港
●
国際競争力及び産業競争力の強化
●
物流ネットワークの強化
p25
環境首都(環境モデル都市)にふさわしい港
23
●
循環型社会の形成
●
低炭素社会の実現
●
自然環境の保全・再生
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
p 31
災害に強く、いつも安全で、市民生活や企業活動を支える港
大規模災害への対応
船舶航行等の安全の確保
● 老朽化した施設の適切な維持管理
● テロ来策等の港湾セキュリティ向上
●
●
p29
多くの人が憩い・賑わう港
●
市民に親しまれる水際線の整備
●
海辺の活用
●
まちの賑わいと一体となった交流拠点の形成
p 33
北九州港港湾計画
■ 港湾計画の概要
港湾計画は、港湾の長期的な開発、利用及び保全に関する港づくりのマスタープランです。
長期構想に掲げた施策のうち、重要性、緊急性、早期実現性の観点から、今後、概ね10年以内に着手すべきものを港湾計画と
して取りまとめ、平成30年代前半を目標年次として、平成24年1月に改訂しました。
今回の港湾計画は、成長著しいアジアに向き合う最前線に位置する港湾として、背後圏に立地するものづくり産業の競争力
を強化するとともに、
「世界の環境首都」を目指す北九州市を港の分野から支えることを目的として、以下の基本方針のもとに
策定しました。
物 流
ものづくり産業を支える港づくり
交 流
多くの人が憩い賑わう港づくり
環 境
環境首都にふさわしい港づくり
安全・安心
災害に強く、安全・安心な港づくり
■ 各地区における主な新規計画
航路
(−17m)
拡幅
海面処分用地
133ha
岸壁(−11m)
×1B
岸壁
(−13m)
×1B
岸壁
(−10m)
×1B
洞海湾地区
緑地
1ha
岸壁
(−7.5m)
×3B
岸壁
(−4.5m)
×1B
西海岸地区
門司港レトロ地区
響灘地区
岸壁
(−5.5m)
×1B
岸壁
(−11m)
(耐震化)
岸壁
(−10m)
×1B
航路
(−10m)
(拡幅)
戸畑地区
日明地区
防波堤
260m
岸壁(−8.5m)
×1B
新門司地区
岸壁
(−7.5m)
×1B
岸壁
(−7.5m)
×2B
(うち1B耐震化)
航路(−8.5m)
(拡幅)
岸壁
(−4.5m)
×2B
港湾区域
(予定)
長期構想、港湾計画の詳細については、北九州港ホームページをご覧下さい。
http://www.kitaqport.or.jp/
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
24
事業紹介
ものづくり産業を支える港 1
■ 日本海側拠点港と国際戦略総合特区
日本海側拠点港について
平成23年11月、国が公募した
「日本海側拠点港」について、下関市と連名で
「関門港」として応募し、応募した3つの分野
(「国
際海上コンテナ」
「国際フェリー・RORO船」
「国際定期旅客」)全てで選定され、加えて、その他の機能の強化も図ることが望ま
れる
「総合的拠点港」にも選定されました。
関門地域は、成長著しい東アジアの中心にあり、我が国のアジアに向けたゲートウェイとして最適な位置にあります。アジア
の活力を取込み成長を遂げるため、関門両港が一体となった取組みが不可欠です。
ダイレクト・アジアの拡大
アジアとの近接性、関門海峡に面する特 性、既存ス
トック
(港湾施設)や既存サービスを活かして、アジア諸
国の港と直接結ぶダイレクト航路の拡大を図る。
① 寄航先の多様化
② シャトル化
(輸送時間の短縮)
大連
アジア・ダイレクト航路
ー寄港先多様化
煙台
ーシャトル化
青島 威海
仁川
連雲
光陽 馬山 釜山
天津
太倉
汎
路 )
航 路
幹 航
基 ア
ア ジ
ジ ア
ア 南
東
基隆 (
アジア輸送における
国際拠点港湾
用
成長著しいアジア
●生活水準の向上
●観光需要の拡大
部
品・
原
材
料
高付加価値品の輸出
汎用部
品・原
材料
の
体 性化
全
本 済活
日 経
業・
産
アジア向け産業拠点の形成
アジアとの近接性、コンテナ港湾直背後の広大な産業
空間を活かして、アジア向け産業の集積を促進する。
① 国際競争力のある
「ものづくり産業」の集積促進
②「ものづくり産業」を物流面で支える環境づくり
外貨の獲得
⇒アジアの活力の取り込み
料
原材
品・
部
汎用
品・ アジア向け産業拠点
部
用 料 ●国際競争力のある
汎 材
「ものづくり産業」
の集積
原
国際フェリー・RORO
シームレスアジアの実現
企業ニーズに対応した付加価値の高い輸送サービス
の拠点形成を図り、アジア輸送における垣根のないシー
ムレス物流を目指す。
多頻度
(2都市間のシャトル輸送)
定時性
(安定した就航率)
● 高速性
(急ぐ貨物への対応)
● 特殊輸送
(コンテナ規格外の貨物等の輸送)
●
●
25
瀬戸内海
アジア航路
上海
寧波
アジアに向けたゲートウェイとしての役割を果たす
①
②
③
④
ナホトカ
ウラジオストク
ア 日本
ジ
ア 海
航
路
国際海上コンテナ
国際フェリー・RORO航路の誘致
外国製シャーシ相互乗り入れの実現
シー&シー、シー&レール輸送の推進
(AEO事業者の集積促進)
通関手続きの迅速化
寄港しやすい条件の設定 等
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
ナホトカ
ウラジオストク
フェリー・RORO航路
ー多頻度
大連
ー定時性
天津
ー高速性
煙台
ー特殊輸送
威海
青島
仁川
連雲
光陽 釜山
太倉
上海
500km
航路
定期
内航
アジア輸送における
結節拠点
1,000km
国際フェリー・
RORO 航路
〈新規開設、
既存航路活用〉
シームレス物流
規制緩和
助成制度
など
国内フェリー・
RORO 航路
〈既存航路活用〉
鉄道輸送網
国際定期旅客
ボーダーレス・アジアの実現
既存サービスや既存ストックを活かして、東アジア地
域とのアクセス性を向上させる。
我が国の
観光立国の
推進に貢献
成長著しいアジア
●生活水準の向上
●観光需要の拡大
東アジア地域との旅客流動の促進
① 対岸諸国をつなぐ国際フェリー航路の拡大
② スムーズな入出国を実現するターミナル機能の向上
東アジア地域へ向けた
ゲートウェイ
関門港
東アジア地域と九州・山口地域の旅客流動の促進に
貢献する。
③ 関門港を活用する魅力的な観光商品の開発
④ 国際旅客輸送の玄関口としての関門港の魅力向上
関門地域の魅力向上
広域的な旅客流動の促進
東アジア地域の経済成長を観光面で取り込むことで、関門地域や背後圏の経済活性化のみならず、我が国における
観光立国の推進に貢献
関門連携
関門港が
「日本海側拠点港
(総合的拠点港)」に選定されたことを受け、北九州港と下関港が一体となり、関門地域を発展さ
せることを目的とした
「関門港連携推進連絡会」を設置しました。平成24年3月に第1回連絡会を実施し、その中で、①物流②災
害対策③旅客の3分類において、重点的に進める連携施策等を確認しました。今後も定期的に連絡会を開催します。
国際戦略総合特区について
平成23年12月、福岡県、福岡市、北九州市が
共同で申請していた
「グリーンアジア国際戦略
総合特区」が国から選定されました。これにより
右記の支援などが受けられます。
①規制・制度の特例
②税制上の支援
③財政上の支援
④金融上の支援
提案内容
外国製シャーシの「ダブルナンバー制」
による国内走行の実現
リードタイムの短縮
コストの削減
● 輸送梱包コスト削減
● 振動の低減
●
●
積替え
積替え
現状
積替えなし
積替えなし
(海上)
(相手国内)
(海上)
北九州港
港湾
港湾
(相手国内)
港湾
船舶専用
シャーシ
相手国専用
シャーシ
シャーシ相互乗入れの実現
(日本国内)
(日本国内)
フェリー・RORO船利用において、
日中韓3国間でのダブルナンバー制の導入により、
お互いのシャーシが走行できるようになれば、積替えロスがな
くなり利便性の向上が図れます。
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
26
事業紹介
ものづくり産業を支える港 2
■ 海外諸港との交流(姉妹港・友好港、ロジスティクス・パートナー港)
姉妹港・友好港
北九州港では、米国・タコマ港及びタイ・レムチャ
バン港と姉妹港を、中国・大連港と友好港を締結し、
隔年で開催される姉妹港・友好港会議や、毎年交互
に派遣・受入を行う研修生の相互派遣など、活発な
国際交流活動を行っています。
タコマ港
(姉妹港)
大連港(友好港)
種別
レムチャバン港
(姉妹港)
姉妹港
友好港
港名
(国名)
締結年月日/協定書名
タコマ港
(アメリカ合衆国)
1984年
(昭和59年)7月5日 姉妹港宣言書
レムチャバン港
(タイ王国)
1991年
(平成3年)7月22日 姉妹港宣言書
大連港
(中華人民共和国)
1985年
(昭和60年)5月8日 友好港提携協議書
ロジスティクス・パートナー港
北九州市は、東アジア経済推進機構ロ
ジスティクス部会での活動を契機として、
港湾・空港における物流等での連携を目的
に、韓国の仁川港並びに中国の天津港、烟
台港及び青島港と
「ロジスティクスパート
ナー港協定」を締結しました。情報交換や
港湾の利用促進のための優遇制度の検討
など協力関係を維持しています。
天津港
仁川港
烟台港
青島港
種別
ロジスティクス・パートナー港
27
港名
(国名)
締結年月日/協定書名
仁川港
(大韓民国)
2004年
(平成16年)11月4日 協定締結
天津港
(中華人民共和国)
2005年
(平成17年)11月3日 協定締結
烟台港
(中華人民共和国)
2005年
(平成17年)12月14日 協定締結
青島港
(中華人民共和国)
2005年
(平成17年)12月15日 協定締結
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
【姉妹港・友好港の紹介】
【ロジスティクス・パートナー港の紹介】
◆米国・タコマ港
米国太平洋海岸のワシン
トン州に位置し、アジアやア
ラスカへのゲートウエイとし
て北米屈指のコンテナ港で
す。ターミナル内から2つの
大 陸 横 断 鉄 道 へと接 続 で
き、また他州へのアクセスも
よく、物流面における立地条
件に恵まれています。
◆中国・大連港
遼東半島の南端に位置し、
広い港域と大深水、
不凍とい
う恵まれた自然条件を備え、
東アジアと北米、欧州を結ぶ
トランシップ港として、優れ
たロケーションにあります。
ターミナル 内には160kmに
及ぶ鉄 道 網や300,000㎡の
倉庫群、180k㎡の蔵地場が
あり、約80のバースを有します。現在は民営化され、大連港集団有
限公司により運営されています。
◆タイ・レムチャバン港
バンコク東南のシャム湾
に位 置し、7つ のコン テ ナ
ターミナル やRO/RO 船 用
ターミナルの他、種々のター
ミナルを有し、国際的なサー
ビスを行っています。港の運
営は、タイ港 湾公社の監 督
のもと、民間に委託されてお
り、国際的に見ても成長率が
最も高い港のひとつです。
◆仁川港
ソウルに近接する
国 際 貿易港、コンテ
ナ ターミナル、韓 中
フェリー航路も充実
しています。
◆天津港
首 都 北 京に 最 も
近く、背 後に自動 車
産業などが立地する
国際貿易港です。
◆烟台港
中国・山東半島の
中 央 北 部 に位 置し、
繊維、服飾加工品、機
械・自動車などを取り
扱っています。
◆青島港
中国北部最大の
港 湾 で 世界最 大 級
のコンテナバースを
保有しています。
【交流活動】
北九州港は、姉妹港・友好港である3港と相互発展
を図るため、隔年で会議を開催し、様々な協議や意見・
情報交換を行っています。2012年度は、11回目とな
るレムチャバン港との姉妹港会議が、タイ・パタヤ市で
開催されました。
また、大連港及びレムチャバン港とは研修生の相互
派遣・受入を毎年交互に行っており、2012年度はレム
チャバン港から3名の研修生を受け入れました。
第11回北九州港-レムチャバン港姉妹港会議(2012.10.26)
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
28
事業紹介
災害に強く、
いつも安全な港
大規模災害やテロ等から地域を守り、安全・安心で質の高い市民生活の構築や安定した企業活動の実現等
に貢献する港づくりを目指します。
■ 災害対策
北九州港は、日本海側と瀬戸内海側の両方に面しているため、港内で災害が発生した場合でも、別海域の施設による代替機
能が確保しやすい港です。この地理的優位性を活かし、大規模災害時に備えた港湾関係者等と連携した防災体制
(港湾BCP
※)の構築を進めることで、災害に強い港づくりを目指します。
大規模地震対策の推進
【市民生活の維持】
港を活用した緊急物資の輸送を確実に行うため、砂
津地区において、耐震強化岸壁を中心とした臨海部防
災拠点が整備されています
(図1)。
しかし、海岸線が長く、背後圏人口が多い北九州港に
おいては、1地区だけでは不十分なため、他地域にも耐
震強化岸壁の整備を進めていくこととしています
(図2)。
【企業活動の維持】
北九州港の背後圏には、製鉄や化学を代表とする
基礎素材型産業を核として、自動車関連業や精密機械
製造業が広がっています。これら背後企業の産業活動
の早期復旧に対応し、西日本最大を誇るフェリー貨物
輸送やアジア向け定期航路数が日本最大のコンテナ・
RORO貨物 輸 送を大 規模 災害時にも確 保するため、
ターミナルの耐震化を進め、港湾BCPの策定にも取り
組んでいます。
図1 砂津地区臨海部防災拠点(災害時における利活用イメージ)
響灘西地区(計画)
西海岸地区(計画)
砂津地区(既設)
港湾BCP
(Business continuity plan)
地震等の大規模災害の発生に備えて、限られた
人的・物的資源のなかで物流機能の維持と早期
復旧を可能とするため、事前に港湾関係者で復
旧期間や復旧方法等を取り決めておく事業継続
計画
黒崎地区(計画)
緊急物資輸送用
新門司南地区(工事中)
幹線貨物輸送用
図2 耐震強化岸壁の配置計画
高潮・津波対策の推進
北九州港では、平成11年に発生した18号台風により、高潮
や高波による大規模な被害が発生しました。これら自然災害
による被害を軽減するため、護岸や防波堤の改良
(高さを上げ
る、消波ブロックを設置するなど)を行ってきました。
また、国や福岡県が行った津波浸水シミュレーションによ
ると北九州港に大きな被害が予測されていないことから、津
波に対する防護は、高潮・高波に対する防護対策を今後も継
続して行うことで対処していきます
(図3)
。
29
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
【新門司北 東護岸】
護岸延長:1,790m
整備状況:整備中
図3 高潮対策実施事例(新門司北地区)
■ 港湾施設の保安対策
平成13年9月の米国同時多発テロを契機に、港湾や船舶におけるテロ対策を強化すべきという機運が国際的に高まり、平成
14年12月に海上人命安全条約
(SOLAS条約)が改正され、平成16年7月より条約締結各国
(164か国)において、保安対策が実
施されることとなりました。
わが国においても、
「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律
(国際船舶・港湾保安法)」が制定され、
平成16年7月1日より、国の基準を超えて外航船舶に利用される港湾施設等において、保安対策を実施しています。
北九州港における保安対策の取り組み
保安対策を実施している港湾施設
北九州港において保安対策を実施している公共埠頭は、25施設です。ほかに国際貿易に利用している専用埠頭を所有・管理
している企業が10社あり、それぞれが独自に保安対策を実施しています。
北九州港 保安対策実施埠頭
1 新門司埠頭新門司3,4号岸壁
2 新門司北埠頭新門司フェリー4号岸壁
3 新門司北埠頭新門司北9号岸壁
4 太刀浦第一コンテナターミナル
太刀浦7,8号岸壁
5 太刀浦第二コンテナターミナル
太刀浦29~33号岸壁
6 太刀浦埠頭太刀浦3~6号岸壁
7 太刀浦埠頭太刀浦26~28号岸壁
8
9
10
11
12
13
14
15
16
太刀浦埠頭太刀浦34号岸壁
田野浦埠頭田野浦2号岸壁
田野浦埠頭田野浦3~5号岸壁
田野浦埠頭田野浦6,7号岸壁
門司埠頭門司1号岸壁
門司埠頭門司2号岸壁
門司埠頭門司5~7号岸壁
門司埠頭門司8~10号岸壁
門司埠頭門司11~13号岸壁
17
18
19
20
21
22
23
24
25
日明東埠頭日明東2~5号岸壁
日明東埠頭日明東6,7号岸壁
二島埠頭二島1,2号岸壁
響灘南埠頭響灘南0~4号岸壁
安瀬埠頭安瀬8-1~8-5号岸壁
ひびきコンテナターミナル響灘西3~6号岸壁
黒崎埠頭黒崎1,2号岸壁
堺川埠頭堺川5~7号岸壁
戸畑埠頭戸畑4,5号岸壁
保安対策の内容
SOLAS条約や国際船舶・港湾保安法に基づき実施
している保安対策の内容は、次のとおりです。
○
○
○
○
○
制限区域の設定
制限区域における人・車両・貨物の出入管理
港湾施設内の監視及び巡視
フェンス・ゲート・監視カメラ等の保安設備の設置
保安訓練の実施等
北九州港保安委員会
保安訓練
関係機関が連携して港湾の保安の向上と水際の
出入管理の強化を図るため、平成16年4月に、北九
州市、海上保安部、警察等の港湾関係行政機関で
構成する
「北九州港保安委員会」を設立しました。同
年9月には、
港湾関係団体や専用埠頭を所有・管理す
る企業なども構成員に加え、連携・協力体制の一層
の強化を図っています。
平成23年11月30日に、門司2号岸壁において、門司海上保安部主催
で関門港テロ対応訓練を実施しました。港湾空港局をはじめ、門司警
察署や福岡県警、門司税関、福岡入国管理局、警備会社等が参加して、
爆発物の処理、テロリストの制圧等の訓練を行いました。
また、集中監視センターにおいて、現地警備員、合同現地対策調整
本部等との連携を図り、情報伝達訓練を行う等、非常時に備えた実践
的な訓練を実施しました。
太刀浦コンテナターミナルにおける停電時のターミナル運営について
○ 太刀浦コンテナターミナルでは、
港湾 BCP の一環として停電の際に
も一定のターミナル機能を確保
○ 関門コンテナターミナル㈱所有の
ストラドルキャリアで発電した電
源によりターミナルを稼動
○ 計画停電時を含め、より安定した
運営が可能に
停電
停電時稼動施設
・ゲート搬出入
・ターミナルオペレーションシステム
・リーファーコンテナ など
受電施設
ストラドルキャリアの発電機を活用して電源を確保
関門コンテナターミナル㈱
所有のストラドルキャリア
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
30
事業紹介
環境首都にふさわしい港
深刻化する地球環境問題に積極的に取り組む先進都市港湾として、陸域、海域からなる広大な港湾空間を
積極的に活用して、資源循環社会形成、低炭素社会の実現、自然環境の保全・再生などを行い、本市が掲げる
世界の環境首都にふさわしい港づくりを目指しています。
■ グリーンエネルギーポートひびき
広大な産業用地と充実した港湾インフラを有する響灘地区において、本市の環境ブランドや地域に蓄積された産業技術を
活用し、今後大きな成長が見込まれる環境・エネルギー関連産業の誘致を進めます。
特に、その産業構造上、裾野が広く、雇用効果が高いとされる、風力発電産業については、部品の輸入から実証研究、製造、メ
ンテナンス
(部品の保管基地や、代替部品の開発)を一貫して行うことのできる環境を整え、国内の風力発電産業の国際競争力
強化に寄与するとともに、
アジアにおける風力発電産業の総合拠点を目指すものです。
グリーンエネルギーポートひびき
イメージ
ひびきコンテナターミナル
(製品等の輸入)
イメージ
響灘風力発電所
バルク岸壁
(製品等の輸出)
NEDO/JPOWER
実証研究事業
風況観測鉄塔/2MW×1機
(H25.6稼働予定)
響灘エリアは風力発電の実証エリアとしても最適
※響灘地区の平均風速は、地上高70mで6.8m/s
響灘地区は、風車の洋上化に伴う大型化に対応した港湾インフラを備え、
その背後地には企業集積が可能な広大な産業用地を擁しています。
風力発電産業に必要なものを
響灘地区に集積
31
製造・物流拠点
実証研究施設
メンテナンス
風車メーカー
部品メーカー
洋上用風車
陸上用風車
部品保管施設
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風力発電産業
アジア総合拠点
■ リサイクルポート
北九州港はリサイクルポートとして指定されており、
北九州エコタウンのリサイクル企業が集積する響灘東
地区に、循環資源の荷役に対応した岸壁を整備してい
ます。
背後地のリサイクル施設や廃棄物処分場等と連携
し、循環資源の受入・リサイクル・残渣処分を一貫して行
える総合静脈物流拠点を形成し、全国のリサイクルポー
トとともに、海上輸送ネットワークを形成し、循環型社
会の構築に貢献します。
廃棄物海面処分場
北九州リサイクルポート
響灘西地区
響灘東地区
北九州エコタウン
(総合環境コンビナート)
(響リサイクル団地)
北九州エコタウン
(実証研究エリア)
臨港道路
残さ
北九州リサイクルポート
□岸 壁 水深:-5.5m 延長:100m
□対象船舶 2,000DWT
水深 -5.5m 岸壁 1 バース 延長 100m
循環資源
リサイクル
製品
■ モーダルシフト
【モーダルシフトの推進】
【従前】
トラック 570km
A社
大阪南港
A社 トラック
30km
フェリー
460km
トラック
280km
輸送重量
60tの場合
5.92t-CO2
関西
地方
輸送重量
60tの場合
1.68t-CO2
71.6%CO2削減
【モーダルシフト推進補助制度】
□実施期間
平成18年度~
□補助対象
北九州港を利用してモーダルシフトを行い、CO 2の削
減効果がある輸送方法に変更する荷主・輸送事業者。
関西
地方
【モーダルシフト後】
新門司港
地球温暖化対策の必要性が高まる中、物流部門にお
いては、モーダルシフト
(トラックによる輸送から、フェ
リー・鉄道などの環境に優しい輸送手段への転換)の流
れが進んでいます。
環境モデル都市及び環境未来都市に認定されている
北九州市では、西日本最大級の新門司フェリーターミナ
ルや、北九州貨物ターミナルなどの充実したインフラを
活用した
「北九州港を利用したモーダルシフト」に対して
助成を行うことにより、港の利用促進とCO 2 排出量の
削減をあわせて推進しています。
モーダルシフト実施例
項目
平成18
年度
平成19
年度
平成20
年度
平成21
年度
平成22
年度
平成23
年度
補助
件数
14件
11件
13件
24件
16件
14件
年間
CO2
削減量
約
5,000t
約
5,100t
約
5,000t
約
12,000t
約
7,400t
約
11,300t
■ LED照明
海岸地域にある照明灯は、設置して十数年以上が経
過して老朽化が進んでいるため、照明灯の更新を進めて
います。平成24年度から照明灯の更新に合わせてLED
照明器具を導入し、低炭素社会づくりの取り組みを推
進しています。
■ 響灘ビオトープ
照明器具
種 類
消費電力
寿 命
省エネ効果
水銀灯
300W
360W
12,000時間
-
ナトリウム灯
180W
240W
24,000時間
約34%
(水銀灯と比較)
LED灯
-
125W
60,000時間
約65%
(水銀灯と比較)
※明るさ同程度で比較した場合
響灘地区の廃棄物埋立跡地で、埋立後にできたデコ
ボコの地形が、湿地や淡水池、草原などの多様な環境を
生み、様々な生物が生息するようになりました。
この空間を保存・活用し、市民が自然とふれあいなが
ら生態系の仕組みを学べる
「響灘ビオトープ」として平
成24年10月にオープンしました。
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
32
事業紹介
多くの人が憩い・賑わう港 1
■ 新・海辺のマスタープラン
港湾空港局では、これまでに
「市民に親しまれる水際線づくりマス
タープラン
(平成6年策定)」、
「海辺のマスタープラン2010
(平成14年策
定)」を策定し、水際線の市民利用の促進に取り組んできました。
平成23年には、今後も本市の海辺が多くの人に利用され、親しまれ
るように、目標とする海辺の将来像や取り組み方針を定めた
「新・海辺
のマスタープラン」を策定しました。新・海辺のマスタープランを着実に
推進していくため、有識者やNPO、企業等の参加により
『北九州市海辺
利用促進会議』を設立し、利用者の視点に立った海辺づくりに取り組
んでいます。
北九州市の海辺づくりのコンセプト
∼海辺を舞台に 憩い・学び・遊ぶ ! ∼
魅力ある海辺をめざして
将来像実現に向けた目標
海辺づくりの基本方針
場の提供
∼訪れることのできる海辺を増やす∼
1 水際線整備の推進
2 交通利便性の確保
3 市民参加による海辺づくり
機会の提供
∼訪れるきっかけをつくる∼
1 海辺を訪れ遊ぶきっかけづくり
2 海や港を学ぶしくみづくり
3 海辺の資源を活用したにぎわいづくり
情報の提供
■ 利用できる海辺を増やす
■ 親しまれる度合いを高める
策 定 年 月
平成23年5月
計 画 期 間
平成23年度~平成32年度
(2020年度)
計画の対象
箇 所 : 市内全域の水際線と近接する海域および陸域の一帯
対象者 : 市民だけでなく、広く国内外からの来訪者も含める
∼もっと海を知ってもらう∼
1 海辺の魅力の情報発信
2 市民活動における情報の共有化
3 安全な利用のための情報提供
環境を守る
∼環境と共生する海辺をめざす∼
1 環境に配慮した海辺の整備
2 海辺の環境学習の推進
3 海岸環境の維持・保全
■ 本市の主な海辺の施設
響灘北緑地[響灘ゾーン]
日明・海峡釣り公園[日明・戸畑ゾーン]
風力発電の風車を
眺めることができ
る緑地や遊歩道が
整 備 さ れ、 散 策、
ジョギングなどに
利用されています。
八幡東田緑地[洞海湾ゾーン]
遊歩道が整備され、
地域住民の散歩や
休憩に利用されて
い ま す。 ま た、 地
域活動団体による
花植え活動も行わ
れています。
33
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
和布刈観潮遊歩道・しおかぜの路
家族連れなど多く
の人に利用されて
い る 釣 り 公 園 で、
散歩等の利用も多
いところです。
若松南海岸通り[若戸大橋周辺ゾーン]
遊歩道が整備され、
洞海湾の眺めや港
町の風情、歴史的
建築物などを楽し
みながら散歩でき、
市民や観光客に人
気があります。
大里海岸緑地
■ ゾーンごとの将来像
離島環境を活かし、
自然のなかで安らぎを願う海辺
ゾーンごとの将来像
藍島・馬島ゾーン
門司港・和布刈ゾーン
響灘の自然と産業を活かし
た環境学習拠点となる海辺
玄海・脇田海岸ゾーン
太刀浦ゾーン
市民生活や産業を
支える港湾活動を
学ぶ拠点となる海辺
関門海峡の歴史とロマンを
楽しむことができる海辺
響灘ゾーン
自然のなかで憩い・楽しむ
ことができる海辺
日明・戸畑ゾーン
関門海峡の景観と釣りを
楽しむことができる海辺
門司北
海岸ゾーン
周防灘の自然を
守り、楽しむこと
ができる海辺
洞海湾ゾーン
洞海湾の眺めを楽しみ、環
境修復の歴史を学ぶ海辺
新門司ゾーン
若松大橋
周辺ゾーン
雄大な自然の景観と
歴史を感じる海辺
洞海湾の歴史と
文化の薫る海辺
[エリア]
凡例
観光エリア
小倉都心ゾーン
自然エリア
憩い、楽しむことができ、
にぎわう都心の海辺
産業エリア
観光・交流拠点エリア
曽根干潟ゾーン
観光・自然エリア
海の玄関口・海洋
レクリエーション
拠点となる海辺
大里・赤坂ゾーン
干潟の自然とふれあい、
環境について学べる海辺
観光・産業エリア
北九州空港ゾーン
空の玄関口・人々が
交流し、
にぎわう海辺
マリーナ施設
[門司港・和布刈ゾーン]
門司港レトロ地区と和布刈
地区をつなぐ遊歩道で、関
門海峡と関門橋の景観が楽
しめ、多くの市民や観光客
に利用されています。
[大里・赤坂ゾーン]
関門海峡の眺めを楽しむ
ことができる遊歩道とし
て、地域住民の休憩や散歩、
ジョギングなどに利用され
ています。
コンテナターミナルビル展望室[太刀浦ゾーン]
マリーナ施設[新門司北海岸ゾーン]
コンテナターミナルの荷役
の様子が一望できる展望室
です。事前申し込みにより、
物流の仕組みの解説も行っ
ています。
保管能力(海上・陸上)約 352 隻(ビジターバー
ス 10 隻)。周辺には、休憩や散策ができる『新
門司東緑地』や『新門司フェリーターミナル』が
あります。
脇田漁港[玄海・脇田海岸ゾーン]
部埼灯台周辺[門司北海岸ゾーン]
明治 5 年に建てられた灯
台(近代化産業遺産)は高
台にあり、美しい周防灘の
景色を楽しめます。僧清虚
にまつわる施設も復元され
ており、その歴史を学ぶこ
とができます。
長期係留桟橋 108 隻(ビジターバース 3 〜 4 隻)。
憩いの場となる広場や散策路、響灘を一望できる
展望施設があります。周辺には、
『脇田海釣り桟橋』
『脇田海水浴場』『人口海浜』『汐入の里(フィッ
シャーマンズワース)』があります。
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34
事業紹介
■ みなとや海辺の賑わいづくり
◆みなとや海辺の活動支援
㈱エヌエスウインドパワーひびきが地元貢献の一つとして、北九州市と共同で平成16年度に創設した支援制度で、市民が
北九州のみなとや海辺で行う活動美化活動や体験型学習活動、まちづくりなどの諸活動に対し、活動費の一部を助成してい
ます。平成24年度は16団体の活動を支援することに決定しました。
活 動 名
団 体 名
活動内容
環境整備および快適な
居住環境づくり事業
NPO 法人
北九州市を明るく元気にする会
花壇を整備し、景観が楽しめる場所を提供。地域住民が安
心して遊べる憩い・交流の場を確保する。
定期的海岸清掃の実施
北九州美しい海を守る会
門司区の海岸(青浜、白野江、部埼、大積)海岸を中心に
毎月清掃活動を行う。
ジュニアヨット体験教室
北九州
ジュニアヨットクラブ
セーリングを通じて、北九州市の海辺に対する理解を深め、
併せてマリンスポーツの普及啓発を図る。
若松南海岸通り
イルミネーション
若松南海岸通り
イルミネーション実行委員会
若松南海岸においてイルミネーション装飾を行なうことに
より、同地区の存在感をアピールするとともにイメージ
アップを図る。
海とふれあいプロジェクト
海岸周辺清掃
クラブワールドピースジャパン
福岡支部
地域住民にとっての重要な社会資本である海岸、道路等を
適正に維持管理する。
北九州港港町歴史ウォーク
NPO 法人九州
キラキラみなとネットワーク
北九州のみなとまちを形成してきた歴史的施設、現在も操
業中の工場等をウォーキング形式で現地踏査を行う。
自然をまもり、あそび、
PR しよう!
IWAYA サーファーの会
体験教室を実施することにより、サーフィンを通じて水辺
に親しんでもらい、あわせて海での安全について学ぶ。
曽根干潟における貴重種の
特定と保護・保全活動
自然環境定量評価研究会
絶滅危惧種や貴重種の生存の有無や生息場所、および生息
量を把握する。
海辺で清掃活動・
ビーチスポーツ大会
ドルソーレ北九州
海辺でのスポーツ体験や環境保全活動を通じて環境問題を
考える機会を持つ。
第 5 回大里親子魚釣り大会
互栄門会
門司区大里海岸緑地において、家族参加型の魚釣り大会を
開催する。
自然環境保護活動
大川の清流・
自然環境を考える会
大川の源流から河口までの清掃活動(ゴミ拾い、草刈り)
や大川と響灘との係わりについての講演を行う。
NPO 法人北九州市
レクリエーション協会
海岸に打ち寄せるごみや不燃物の回収、草刈等を実施する。
自然環境保全活動・
環境美化活動
われら海岸探偵団
毎月 1 回、若松区の自然海岸 4 箇所の清掃活動を実施して、
集めた漂着物の内容物を調査し、その発生源を探る。
門司港レトロ
シャッター絵画
浜町倶楽部
門司港レトロ地区の風景をシャッターに描き、観光名所と
し、地域住民等に対してまちづくりをアピールしていく。
ひびき花の会
白島展示館の周辺緑地の良さを多くの市民に知ってもらう
ために、遊べる花畑づくりを行う。
九州共立大学・
TEAM 洞海湾
洞海湾に自生する絶滅危惧植物の実態を調査し、その保護
と生育環境の保全を行う。
自然海浜を守ろう!
「クリーンアップ大作戦」
「ひびき菜の花プラン」
実践活動
洞海湾!
絶滅危惧植物再生
プロジェクト
海辺情報ウェブサイト『海ナビ』をご覧下さい。
北九州市のおすすめの海辺スポットや海辺のイベント・行事を掲載しています。
海ナビ
http://www.kitaqport.or.jp/jap/umibe/index.html
〈おすすめの海辺スポット〉
● 海辺を歩こう
● 海を食べよう
35
● 海を眺めよう
● 海で遊ぼう
● 海を学ぼう
● 歴史を感じてみよう
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多くの人が憩い・賑わう港2
■ 観光・交流拠点の形成
多くの人々が憩い、賑わう港を目指し、海や港に接する機会の少ない市民が、これを身近なものに感じてもらえる様な取り組み
を行っています。
帆船の見学や、フェリーによるクルージング、港の施設などを巡る
「うみたび」などを通じて船舶や港について学んで頂き、また、
クルーズ客船の寄港、下関市と連携した関門海峡花火大会の開催などにより賑わいづくりを行うとともに、北九州港の魅力を広
く市内外へ向けてアピールしています。
◆船舶公開事業
独立行政法人航海訓練所練習帆船(日本丸、海王丸)
船内の一般公開やセイルドリル
(帆を張る訓練)を通じて、海や港に親しむ機会を市
民に提供します。
国立広島商船高等専門学校練習船(広島丸)
関門港ボート天国に合わせて寄港し、海や港の持つ役割や船の仕事を理解してもら
うため、体験航海
(一般公募)を実施しています。
◆南極観測船「しらせ」公開事業(平成 24 年度実施事業)
帆船一般公開
海や港に親しんでもらう機会を提供するとともに、港の賑わいを創出するため、南極
観測船
「しらせ」を招聘し、一般公開を行いました。
◆海の日協賛事業
関門港ボート天国
海の日に合わせて、海上安全思想の普及やマリンレジャーの健全な発展に資する目
的で様々なイベントを行っています。
しらせ一般公開
海峡クルージング
市民より公募した乗客と、大型フェリーによる港及び関門海峡の見学を通じて、海
に感謝し、海と港の知識の普及を図るとともに、みなとの賑わいづくりを目的として、ク
ルージングを実施しています。
◆花火大会
関門海峡花火大会
8月13日に関門海峡を挟んで共に発展してきた下関市との連携と交流を深め、海と
港への関心を高めるとともに、お盆の帰省客を華やかに迎えるために開催しています。
くきのうみ花火の祭典
7月下旬に、北九州市の活性化ならびに北九州港洞海地区の発展に寄与するために
開催しています。
関門海峡花火大会
◆うみたび
海や港に関する地域資源を繋いだ魅力的なコースの提案や施設の紹介を行うこと
で、市民はもとより観光客などにも海や港を楽しんでもらうことを目指し、これを
「うみ
たび」と名づけ、事業化に取り組んでいます。
うみたび
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36
事業紹介
◆その他事業
歓迎訪船
北九州港に入港する船舶
(クルーズ客船や独立行政法人航海訓練所練習船など)に対し、歓迎の意を表するとともに北
九州港をPRするために行っています。
パネル展
北九州港に関するパネルを市内各所において巡回展示しています。
市民みなと見学会、太刀浦コンテナターミナル見学会
市民が北九州港を見学・体験することにより、生活に深く関わりのある港湾の魅力を新たに発見してもらうために実施し
ています。
◆ビーチレクリエーション事業
ビーチバレーやビーチサッカーの体験教室等の
「ビーチレク
リエーション」の実施を通して、海辺における楽しみ方を提案
し、海辺に親しんでもらうとともに、
「海の安全教室」等を実施
し、海辺の安全・安心についての啓発を図っています。
ビーチバレー体験教室
ビーチサッカー体験教室
■ 門司港レトロ
門司港レトロ地区の整備
明治22年に国の特別輸出港の指定を受けて開港した門司港は、戦前に
は横浜・神戸と並んでびわが国の3大貿易港と呼ばれるまでに発展を遂げ、
にぎわいの最盛期を迎えました。
その当時の繁栄を物語る歴史的建造物や大正ロマンあふれる街並み、
変化に富んだウォーターフロントと美しい自然景観などなどを活かした
「都
市型観光拠点」として、官民が一体となって門司港レトロ地区の整備を進
めてきました。
門司港レトロ地区
【門司港レトロ地区の主な施設】
門司港駅
旧JR九州本社ビル
旧大阪商船
旧門司三井倶楽部
旧門司税関
門司港レトロ展望室
国際友好記念図書館
出光美術館
九州鉄道記念館
門司港駅
旧門司税関
国際友好記念図書館
海峡ドラマシップ
関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)
ブルーウィングもじ(はね橋)
門司港レトロ観光列車(トロッコ列車)
『潮風号』
海峡プラザ(複合商業施設)
港ハウス(観光物産館)
門司港ホテル
37
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
公共埠頭の運営 ●より使いやすく友好に
港を構成する水域の泊地や航路、陸域の岸壁、荷さば
き地、上屋、野積場、臨港道路など、船舶が安全に入出港
するとともに、船舶と市街地の間を連絡して貨物を運送
するために必要な施設を港湾施設といいます。港湾施設
には、地方自治体などが設立した港湾管理者が管理する
公共施設と、企業が所有し独自に利用する専用施設とが
あります。
港湾管理者は、公共の港湾施設を船会社や港運事業
者などの申請に基づいて使用許可し、施設の整備費や管
理運営費に充てるために、使用面積や時間に応じて使用
料を徴収しています。
港に入出港する船舶は、定期的に運航されるもの、一
度だけ入港するものなど様々であり、所定の優先順位に
応じてその都度、岸壁を使用許可しています。ただし、特
に高い定時性が求められるフェリーなどの定期旅客船に
ついては、特別に長時間の使用を許可しています。
また、港で取り扱う貨物の種類も様々ですが、近代的な
荷役の中心となったコンテナ貨物に対応するため、公共
施設としてガントリークレーンを設置するなど、港湾活動
の効率化に努めています。なお、主に外航船舶が利用す
る国際港湾施設には、フェンスやゲートなどを設置して、
港湾の保安対策にも努めています。
■ 港湾施設の基本的な形態
係留施設は、水深によって、大型船
(総トン数500トン以上)が係留する岸壁と小型船用の物揚場に区分されます。荷さばき地
は、海上輸送貨物を積降ろしするために仕分けや整理をする場所で、岸壁のすぐ背後に位置しています。荷さばき地に建てられ
た建物が上屋であり、保管を目的とする倉庫と異なります。保管施設は、荷さばき地背後の貨物を保管する場所で、荷さばき地
より長期の保管を目的としており、野積場のほか、民間の倉庫があります。
臨海工業用地
市街地
埠頭用地
保管施設
都市道路
護岸
(工場)
臨港道路
荷さばき施設
臨港道路
(倉庫)
(上屋)
岸壁
(エプロン)
(埋立)
※岸壁(エプロン)にコンテナクレーンなどの荷役機械が設置されている埠頭もあります。
■ 港湾情報システム
けい留施設
データファイル
使用許可申請書
実績報告書
港湾空港局
各種問合せ
船舶状況
バース状況
入港予定状況
船社代理店
船社代理店
船舶入出港
管理システム
係留施設等使用許可申請書等に基づきバース管理を行うとともに、船舶動静のリアルな把握を行い各種情報サービスを行います。
申請書入力
各種問合せ
実績入力
(作業準備)
港長
パイロット
タグボート
通船
綱取り
船舶給水
利用者
海運業者
公共施設
管理システム※
使用許可申請書
その他実績報告書
申請書入力
搬入・搬出届受付
各種問合せ
貨物搬入届
貨物搬出届
各種問合せ
施設空状況など
上記のサブシステムから発生する情報に基づき、使用料計算から納入通知書の作成を自動的に行います。
利用者
使用料
管理システム
港湾情報システム
上屋、荷さばき地等港湾施設使用申請書、貨物搬入(出)届に基づいて公共施設の管理運営を行うとともに、これらの情報に関する
サービスを行います。
公共施設
データファイル
港湾事務所
港湾事務所
納入通知書
業務サーバー
金融機関
市会計室
統計
管理システム
各種実績表の自動作成及びタイムリーな検索を行います。 各種統計
予算
決算
納入済通知
港湾情報係
業務サーバー
収納消込
各種
ファイル
統計作成指示
北九州港は門司、小倉、洞海の3つの港区に広く分散して岸壁、荷さばき地、野積場、荷役機械など多くの公共の港湾施設があります。
これらの施設をコンピューターで一元的に管理運営し、施設の効率的活用と利用者サービスの向上を図っています。
※平成17年4月 インターネット施設使用申請システム稼動開始
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38
事業紹介
ポートセールス活動
北九州港への集貨や定期航路の誘致を行うため、国内外の船会社、メーカー、商社、物流事業者への訪問
を行うなど、官民一体となった営業活動を積極的に行っています。
北九州港航路集貨対策委員会
北九州港に関係するメーカー、
商社、
港運事業者、
海事関係団体など約110団体で構成し、
航路誘致や集貨を目的とし
たポートセールスの一環として、セミナーや視察会を開催するなど、さまざまな活動を展開しています。
北九州港セミナー(東京)
在京のメーカー、商社、船社、物流事業者などの方々を対象に、港のPRと利用促進を目的に開催しています。
平成24年2月13日
(月)開催
【内容】● ゲストスピーカーによる講演
「環境・資源・エネルギー新時代に向けた事業経営戦略」
「エネルギー環境関連ビジネスについて」
● 市による講演
「環境とアジアをキーワードにした市の成長戦略」
「北九州港の港湾戦略」
北九州港物流勉強会(地元開催)
北九州港の利用を検討している荷主企業を対象に、国際物流に関する研修や港湾施設などの視察を内容とする物流勉強
会を開催し、北九州港の認知度向上を図っています。
平成24年10月11日
(木)開催
【研修】①基調講演
『わが国コンテナ港湾の方向性と北九州港』
②貿易実務セミナー 『輸出入実務について』
【視察】● 門司地区コース
太刀浦コンテナターミナル
新門司フェリーターミナル
● 響灘地区コース
ひびきコンテナターミナル
JR貨物北九州貨物ターミナル駅
39
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クルーズ船の誘致活動
クルーズ客船を北九州港へ誘致し、港の魅力を国内外へ広く発信することで、さらに多くの人や物が集まる港を目指
します。
【活動内容】
クルーズせとうち
瀬戸内海を結ぶ神戸港、高松港
(香川
県)、宇野港
(岡山県)、広島港と連携し、
セミナーなどを通して、瀬戸内海クルーズ
の誘致活動を行います。
海外コンベンション出展
外国客船を誘致するために、海外で行
われるコンベンションへ、観光庁主催の
日本ブースの一員として参加し、北九州
港のセールスを行います。
瀬戸内クルーズシンポジウム
シートレード・クルーズ・シッピング・マイアミ
ふじ丸
にっぽん丸
船会社幹部招聘
北九州市に関係者を招き、港や周辺観
光地の魅力をアピールすることで、北九
州港への寄港を積極的に働きかけます。
平成24年度は、
「ふじ丸」と
「にっぽん
丸」が門司港に寄港しました。
プロフィール
マスコットキャラクター
スナQ
モデルはスナメリ。
スナメリは世界最小のクジラで、北九州港でも関門
海峡周辺の水深50m以内の浅瀬で見ることができ
る。絶滅危惧種として日本哺乳類学会のレッドデータ
ブックに登録されている希少動物。
名 前 スナQ(スナキュー)
(スナメリの「スナ」と北九州の「キュー」)
誕生日 1997年11月15日
(北九州港の開港日と同日)
性 別 オス
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40
事業紹介
港湾施設の再編
■ 太刀浦コンテナターミナル機能の維持強化
太刀浦コンテナターミナルは、成長著しいアジアを中心に
豊富な航路網を有しており、コンテナ取扱量が48.8万TEU
(平成23年の門司地区全体の貨物取扱量)と、能力の限界
に近づいています。そこでコンテナターミナルの機能強化を
図るため、蔵置能力の向上や空コンテナ置場の確保、ガント
リークレーンの更新等、総合的な取組みを進めています。
平成22年度には、第1コンテナターミナルで約4,200㎡の
ヤード拡張を行い、約550TEU分の蔵置能力が向上しまし
た。さらに、コンテナ蔵置能力を増強させるため、第1コンテ
ナターミナルでコンテナの3段積に対応するための、検討を
行っています。
また、コンテナヤード内のストラドルキャリア走行路やコ
ンテナ蔵置場のピットレーンに舗装の傷みが見られるので、
荷役作業の安全性を確保し、荷役効率の向上を図るため、
ヤードの舗装改良工事にも取り組んでいます。
ガントリークレーンについても、コンテナ船の大型化への
対応や荷役作業の高速化等の機能強化を図るため、計画的
な更新を進めています。
この様にコンテナターミナル機能の維持強化により、日本
海側拠点港である北九州港のますますの振興を図ってまい
ります。
港湾整備事業
■ 市民や立地企業の安全・安心の確保
高波や高潮などから、海岸に近い市民や埋立地に立地する企業の安全・安心を
確保するため、海岸事業により消波ブロックを設置したり、築堤を設けた緑地を整
備するなどしています。
消波ブロック据付状況(新門司地区 海岸高潮事業)
41
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
組織・財政
■ 平成24年度予算
北 九州市 港 湾 空 港 局の
項目
予算は、一 般 会 計、港 湾 整
一般会計
備特別会計、土地取得特別
港湾整備特別会計
会計、空港関連用地整備特
土地取得特別会計
別 会 計及び 臨 海 部産 業 用
空港関連用地整備特別会計
地貸付特別会計の5会計で
臨海部産業用地貸付特別会計
構成されています。各会計の
計
予算規模
(港湾空港局関係) (参考)
市全体
は、次のとおりです。
■ 組織図 (平成24年4月1日現在)
総務部
総務企画課
港営部
港営課
港湾事務所
物流振興課
立地促進課
整備部
計画課
整備課
港湾工事
センター
空港企画室
事業調整課
企画係
経理係
経営係
振興係
水際線活用推進係
港務係
施設係
設備係
海務係
港湾情報係
指導調整係
港務係
業務第一係
業務第二係
業務第三係
業務第四係
物流振興係
管理係
立地促進係
計画第一係
計画第二係
事業係
管理係
建設係
設計第一係
設計第二係
工事第一係
工事第二係
工事第三係
事業調整係
(単位:百万円、%)
平成24年度
当初予算額a
平成23年度
当初予算額b
増減額 a-b
増減率
(a-b)/b×100
7,637
8,130
▲493
12,708
9,745
2,963
▲6
30
5
46
▲41
▲89
6
5
1
20
916
1,294
▲378
▲29
21,272
19,220
2,052
11
1,180,051
1,158,700
21,351
1.8
■ ホームページ紹介
321-5911
321-5916
321-5939
321-5932
321-5901
321-5950
321-5929
321-5960
321-5951
321-5827
321-0642
581-1881
761-3425
321-5941
582-2994
北九州港ホームページでは、北九州港に関する
「ニュース・
トピックス」や「イベント等開催報告」がご覧いただけるほか、
以下の情報を提供しています。
北九州港の概要
コンテナターミナル・港湾施設
● ビジネスサポート情報
● 海ナビ
(市民向け海辺情報)
● 統計
・データ集
● 北九州市港湾空港局について など
●
321-5967
●
321-5957
321-5975
321-5981
761-3427
321-5988
582-2308
北九州港
検索
■ 海事広報艇「みらい」
「みらい」は、市民のみなさんに海や港のことをより理解していただくために平成5年に建造された海
事広報艇です。市民の皆様をはじめ、県外、国外からの視察、企業のオリエンテーション、社会見学などに
使われています。船内では、
“マリンメイト”が、乗船される方の客層、目的に合わせ北九州港を楽しく案内しています。
ご利用のご相談は、北九州港振興協会
(☎093-321-5900)まで。
● 総トン数 35トン ● 全長 20.65メートル ● 全幅 4.50メートル ● 深さ 1.90メートル
《概 要》
● 航海速力 23ノット
(約41km/h) ● 旅客定員 23名
(添乗員を含む) 乗組員 3名
《申し込み・問い合わせ》 (一社)北九州港振興協会 電話 093-321-5900
北九州市港湾空港局
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
〒801-8555 北九州市門司区西海岸一丁目2番7号
TEL. 093-321-5911 FAX. 093-321-5915
E-mail: [email protected]
URL: http://www.kitaqport.or.jp
平成25年3月発行 No.1217028B
City of Kitakyushu Seaport and Airport Bureau
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