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2010 年度 事業報告書

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2010 年度 事業報告書
財団法人京都ユースホステル協会
2010 年度 事 業 報 告 書
当協会が目指すもの(目的)
(財)京都ユースホステル協会は
青少年が、旅行や体験を通じて
見聞を広め、人間関係を豊かにし
人間性を高めて健全な社会人に成長しうる
施設の運営やイベントの催行などにより
社会的役割の一端を果たす
〒 616-8191 京都市右京区太秦中山町 29 宇多野 YH 内
TEL:075-462-2312 FAX:075-462-2289
http://www.yh-kyoto.or.jp /
E-mail:[email protected]
目 次
頁
目 次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
2010 年度 協会概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
Ⅰ . 協会運営
(1)プロジェクト担当理事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
(2)事務局 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
(3) 決算状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
財務状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
Ⅱ . 事業運営
(1)食堂運営・物品販売(宿泊者へのサービス)・・・ 8
(2)旅と青少年育成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
Ⅲ . 指定管理事業
(1) 京都市宇多野ユースホステル ・・・・・・・・・・・・ 12
(2)宮津市天橋立ユースホステル ・・・・・・・・・・・・ 16
(3) 京都市百井青少年村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
(4) 格致つどいの広場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
決算資料
2010 年度(平成 22 年度)決算書 ・・・・・・・・・・・・・ 19
2
2010 年度 協会概況
1.事業報告の概要
会員数は、依然として減少に歯止めがかからず、
本年度は、当協会の中核事業である宇多野ユース
対前年度 289 人減の 1,878 人となりました。新し
ホステルの前回指定管理の最終年度に当たり、新規
い発想による取り組みが必要です。
に指定管理者の指定を受ける年でした。
あらためて、
海外を意識した活動では、北京旅行博、オースト
指定管理者の指定を受ける応募をし、4年間の指定
ラリアセールスコール、ITB ベルリン旅行博に職員
管理者の指定を受けました。なお、百井青少年村に
を送り参加しました。
係るの指定管理については、条件が合わず、指定か
また、韓国からの青少年体験ツアーを計画して受
ら外れました。
け入れ実施しました。
宇多野ユースホステルの目標宿泊者数は
36,000 人としておりました。昨年より約 1,000 人
2.今後の取り組み
強増加しましたが、34,186 人にとどまりました。
宇多野ユースホステルの運営は、指定管理者とし
天橋立ユースホステルの目標宿泊者数は、3,600 人
て指定を受けましたので、改めて、世界一を目指し
でしたが、3,022 人と昨年に引き続いて減少しまし
ながら、宿泊者・利用者数の目標達成に取り組みま
た。ともに、宿泊者数の多い3月度の震災で少なか
す。
らず影響したものと思われます。
会員については、制度としてすでに破綻している
格致つどいの広場(京都市子育て支援活動いきい
ものと判断し、ユースホステルの利用増や理解の向
きセンター)の利用は安定しています。
上を図るため、会員に代わる情報ネットワークの組
受託事業は、利用者数が目標に達しませんでした
み立てと、より多くの参加者が期待できるイベント
が、協会全体としては 503 万円の黒字を確保でき
・ 事業を企画し実行します。
ました。
新しい事業については、出来つつある外部機関と
協会の収益を目的とした事業は、食堂経営が中心
の連携を踏まえ、
「旅」に関連しつつ「健全な青少
となりますが、団体(修学旅行など)利用で喫食数
年の育成」につながる事業、ニューツーリズム事業
が増加し、
720 万円の利益を出すことができました。
などを、収益にまで寄与できる工夫をして展開しま
また、新規イベント・事業は、外部機関との連携も
す。
あって取り組むことができましたが、収益に寄与す
海外との連携は、具体的な事業を通じて、引き続
るところまでいきませんでした。
き取り組みます。
イベントは、これまでのエブリディワンイベント
や地域イベントに加え、関西の大学ユースホステル
財団法人 京都ユースホステル協会
部による旅のコンテスト「タビガラ。
」を新規に開
副会長兼専務理事 大秦 建一
催しました。
3
2010 年度 協会概況
Ⅰ . 協会運営
(1)プロジェクト担当理事(理事会で決定した特命事項の推進)
今年度は、新公益法人改正による一般財団法人へ
テルでの運営の改善や充実に取り組む中でユース
の移行認可申請、登記に向けて取り組むと共に、ユ
ホステルでの事業や経営モデルを確立し、新ユー
ースホステルネットワークの充実、世界との連携や
スホステル整備計画実現に取り組んでいきます。
関係強化によるユースホステルの新たな魅力や価値
3. ユースホステルの魅力、価値を高めるために地
づくり、ユースホステルの利用促進などを探る取り
域や世界との連携と事業化の取り組み
組みを行ってまいりました。
成長著しい新興国を含む活発な旅行活動を日本
1. 法人移行の取り組み
や京都へ呼び込むため、東アジアのゲートウ ェ
2010 年度は、新法人への移行申請、認可に向
イホステルとの共同パンフ製作や共同プロモーシ
けて理事会、評議員会での定款変更案の承認、法
ョンの呼びかけを行ったほか、日本国内のゲート
人移行後の新評議員や理事の選任、一般財団法人
ウェイユースホステルとの連携と共同プロモーシ
への移行申請の承認などをいただきました。また
ョンにも取り組み ました。また今年度は世界を
現法人所管の府教育委員会保健体育課ならびに法
意識しながら、ユースホステルの特徴が生かせる
人移行を担当する政策法務課とも申請書類の見直
青少年の教育体験旅行の誘致や情報交換に力点を
しや確認を行い移行申請を行いました。しかし、
おいた取り組みを行ないました。
多くの法人申請により移行審査が 3 月までに終
a. 世界青年学生旅行会議 (WYSTC)・商談会参加
了せず、2011 年度にずれ込み、4 月 1 日の移行
10/16~21(場所:北京・中国国際貿易センター)
法人の登記を実現することができませんでした。
b. 韓国国際青少年交流連盟の教育旅行の企画・
審査委員会での移行認可が承認され次第、法人
受け入れ 1/20~1/24( 京都・大阪・奈良で実施)
移行登記の準備を進めています。
c. 国内ゲートウエイホステル合同パンフレットの
製作と海外でのプロモーション
2. 京都での新しいユースホステルの整備等の検討
・WYSTC での配布、海外の拠点への送付他
京都府下のユースホステルは、3 月の東山ユー
d. 海外での取り組みプログラム情報の収集
スホステルの閉館により、4 ヶ所となりました。
・マンチェスターユナイテッドサッカースクー
世界的には若い世代の旅は成長分野として拡大
ルとの語学体験研修プログラム
しておりますが、日本や京都においてはユースホ
・イギリス協会との青少年グループや教育旅行
ステルの数の減少が続いております。今後の成長
の受け入れ
に向けた取り組みやネットワークの充実、利用者
e. へルスツアーのモニター事業の実施
の利便性の向上などを考えたユースホステルの整
京都市ニューツーリズム事業助成を活用
備が必要となっており、候補となる物件等の情報
f. ピザ釜作りワークショップの開催
収集などに努めました。
ベンチャービジネスクラブ集客交流部会と共同
大原の休館した旅館や京都駅近くの町家物件な
g. 天橋立ユースホステルと地域の活性化の取組み
どの情報が寄せられましたが、当協会がユースホ
・天橋立の海辺を活用したカヌーやシーカヤック
ステルとして活用できる条件が整っておりません
体験実施に向けた指導者や地元協力等の調整
でした。今後も情報収集と同時に、利用料金制に
・休耕田の活用や地元指導者の協力による農業体
よる指定管理運営を行っている天橋立ユースホス
験滞在事業等の実施に向けた地元との協議他
プロジェクト担当理事 / 協会運営
4
(2)事務局(会員活動ならびに組織整備)
1.指定管理への対応
京都府下ユースホステル会員入会実績
(人)
今年度末に期限を迎える指定管理契約について対
応した結果以下のようになりました。
a. 京都市宇多野ユースホステル
→指定管理者候補の指名を受けました。
(10/14 付)
b. 京都市百井青少年村
→ 11 年度以降の指定管理から外れました。
( 年度 )
2.活動実績
京都府下の会員は 1,878 名であり、対前年
①協会運営
度比 289 名の減少でした。
a. 役員会の開催
理事会 (6/25, 11/19 ,3/18)
京都府下ユースホステル宿泊実績 評議員会(6/25, 11/16 ,3/18)
(泊)
職員総会の開催(4/12)
b. 会員に関する業務
c. 規程・組織制度の見直し
・責任権限規程の整備
・ヘルパー , 宿直バイトに関する規程の整備
・通勤手当の支給ならびに通勤方法に関する
基準の見直し
( 年度 )
10 年 度 実 績 47,885 泊 で あ り、 前 年 度 比
②ユースホステル運動周知のための取り組み
4,392 名、110% の増加となりました。
a. 旅コンテスト「タビガラ。
」
(3/21)
協力:(株)エフエム京都
協賛:
(株)モンベル /(株)デザインフィル
近畿ブロックユースホステル協議会
※新風館での開催、Ustream 中継 / 配信
b. ユースホステル会員証の発行
c. マスコミ等へのニュースリリース
d.(株)モンベルフレンドショップに加盟
(宇多野ユースホステル / 天橋立ユースホステル)
e. 人づくりフォーラムへ紹介ブース出展
f. 会員への特典協力を丸益西村屋様との締結
③その他
↑「HI-Hostels.com」日本語サイト(10 月 21 日より)
a. 国際連盟総会へのオーブサーバー出席
b. 京都府ペアレント協議会事務局
5
会員活動・組織整備/協会運営
(3)決算概要
会計期間
06 年度
07 年度
08 年度
09 年度
10 年度
自 06 年 4 月
自 07 年 4 月
自 08 年 4 月
自 09 年 4 月
自 10 年 4 月
至 07 年 3 月
至 08 年 3 月
至 09 年 3 月
至 10 年 3 月
至 11 年 3 月
経常収益(千円)
294,249
251,951
306,941
204,285
192,221
経常増減額(千円)
▲ 685
▲ 10,444
▲ 18,123
16,208
5,030
当期増減額(千円)
▲ 685
▲ 17,692
▲ 18,133
9,341
5,030
正味財産(千円)
88,425
70,731
52,599
61,936
66,966
基本財産(千円)
1,000
1,000
1,000
1,000
1,000
職員数
(嘱託+契約)
39 名
38 名
38 名
12 名
13 名
(7+4 名)
(6+6 名)
(6+6 名)
(4+3 名)
(4+4 名)
当期正味財産は、66,965,903 円、09 年度と比
3.宇多野 YH 特別会計
べ 5,029,803 円の増加となりました。
収入
支出
108,099,855 106,887,552
多くの外的要因により厳しい社会情勢ではあ
収支
1,212,303
りましたが、前年度から引き続き順調に正味財
様々な外的な要因がありましたが、運営努力
産の増加を重ねてきております。
の結果、昨年度並の収支実績となりました。
理由としては、以下のことが要因であると考
えています。
4.天橋立 YH 特別会計
収入
15,413,108
1)宇多野ユースホステルの宿泊者の増加
2)食事摂取率を高い数値で維持
支出
15,473,174
収支
▲ 60,066
1 月の大雪ならびに震災の影響により 1 月〜
3 月の宿泊者が大幅に減少しました。その影響
(各会計のポイント)
で宮津市から、指定管理に関する運営補填とし
1.
一般会計
収入
12,950,457
て 548,287 円を頂きましたが、最終的な決算は、
マイナス実績となりました。
支出
収支
16,728,352 ▲ 3,777,895
会員減少および、自主事業がまだ試験段階で
5.建設基金特別会計
あるため、収入を増やせず、一般会計の正味財
収入
422,724
産が減少している状況が続いています。
支出
630
収支
422,094
円高の影響により下期の利金は0円となりま
2.物資頒布会計
収入
61,344,665
したが、年約1%程度で運用しています。
支出
54,111,208
収支
7,233,457
宇多野ユースホステルの宿泊増と連動して食堂
収入、使用料や手数料収入が順調に増加していま
す。
決算状況/協会運営
6
財務状況
正味財産増減額
( 千円 )
( 千円 )
前年度より正味財産は 8.2%増加しました。
経常収益(売上高)
経常収益は、大きな受託事業がなく、前年度
比▲ 10,955 千円となりました。
会計別経常収益計
会計別経常増減額(経常収支)
(円)
(円)
宇多野ユースホステル指定管理事業は収入の
当期正味財産増加額は全体で 5,029,803 円
柱となっている状況が続いています。
となりました。食堂運営が主な収益の柱です。
会計別経常収益割合(売上高)
会計別経常費用割合(支出) 物資頒布会計の収入割合が前年度比約 4.7%
収入に比例して物資頒布会計が 6.8%増加し
の増加しました。
ました。
財務状況/協会運営
7
Ⅱ 事業運営
(1)食堂経営・物品販売(宿泊者へのサービス)
1.食事提供サービス 夕食・朝食とも過去最高
2. メニュー開発やイベントとのコラボレーション
年度初めより修学旅行や各種団体・グループを
修学旅行等団体の特別メニューとしていた「す
取り込めたことや、閑散期となる冬の時期に韓国
き焼き鍋」を夕食の通常メニューに加えました。
のグループ利用が入ったことなどが好調な要因と
あわせて「健康」をキーワードにした新しい観光
して挙げられます。一方で、季節的な変動や自然
形態「ヘルスツアー」開発においてはカロリーコ
災害、社会的な問題による団体数の増減が摂取数
ントロールをした京懐石メニューの試行、クリス
実績も影響しています。特に東日本大震災以降、
マスディナーメニューやインターナショナルな
外国客のキャンセルが相次ぎ 3 月の摂取数が減少
ユースホステルらしさを出した「世界のカレーバ
しております。
イキング」を実施しました。
2011 年度も外国人団体のキャンセルが続いて
おり、実績に影響を与えると考えられます。
年度
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2008
2009
2010
宿泊者数
夕食
朝食
(人)
摂取数
摂取率
摂取数
摂取率
30,456
31,540
32,244
30,456
31,540
30,988
26,565
14,911
21,739
32,995
34,186
10,651
10,461
10,378
10,651
10,461
10,378
10,191
5,921
9,080
14,615
17,327
35.0%
33.2%
32.2%
35.0%
33.2%
33.5%
38.4%
39.7%
41.8%
44.3%
50.7%
18,467
19,002
18,692
18,467
19,002
18,692
18,404
9,937
15,919
24,310
25,267
60.6%
60.2%
58.0%
60.6%
60.2%
60.3%
69.3%
66.6%
73.2%
73.7%
73.9%
↑「ヘルスツアー」で開発した京懐石メニュー
※ 06 年度は、4 月 1 日〜 8 月 31 日(5 ヶ月)、
08 年度は 7 月 12 日〜翌 3 月 31 日(8 ヶ月)
宇多野ユースホステル年度別平均食事摂取率
宇多野ユースホステル年度別食事摂取数
(食)
食堂経営・物品販売/事業運営
8
3. 宿泊者へのサービス
②インターネット利用サービスの収入減少
①京都らしい商品の販売
個人客よりも修学旅行など学生団体の増加とロ
「京のマッコリ」や丹波特産「ハバネロ」を使っ
ビーでの Wi-Fi 無料サービスによる持ち込みノー
たお酒、京菓子など、上半期に引き続き「京都」
ト PC やスマートフォン利用が増えたことにより、
らしい商品の販売に努めました。
インターネットの利用者数が減少していると推測
されます。
インターネット収入
年度
2004
利用料収入
2005
2008
2009
2010
608,779 619,860 402,300 615,100 585,200
月平均収入
50,732
51,655
57,471
51,258
48,767
オリジナル商品一覧
商品名
遊すオリジナル T シャツ
遊すオリジナルポロシャツ
京都一周トレイル
↑京のマッコリなど京都ブランドのお土産
サービス事業収入
インターネット利用料収入
585,200 円 100 円/ 20 分
コインランドリー使用手数料収入
220,800 円
100 円/ 1 回
レンタサイクル利用料収入
520,200 円
500 円/ 1 日
キャリーサービス・
ヤマト手数料収入
舞妓体験手数料収入
94,875 円
56,300 円
500 円/1回
販売価格
販売数
1,500 円
134 枚
2,300 円
29 枚
500 円(西山のみ 300 円)204 冊
らくたび文庫
500 円
50 冊
遊す日本酒 300ml
800 円
128 本
京都サイダーお酒どす
480 円
25 本
京都サイダーお酒どす巨峰
480 円
38 本
はんなり八橋梅酒
550 円
19 本
宇治玉露梅酒
550 円
40 本
にごり柚子梅酒
550 円
39 本
大原紫蘇梅酒
550 円
30 本
京梅酒カップ
250 円
60 本
幕末の風雲児(地ビール)
550 円
161 本
おしのちゃんハバネロ酒
630 円
4本
京のマッコリ
350 円
10 本
京野菜カレー
400 円
65 個
京野菜ジャム
300 円
107 個
京野菜のど飴
420 円
86 個
京じゅれ
200 円
48 個
食堂経営・物品販売/事業運営
9
(2)旅と青少年育成
1. 宇多野ユースホステルを使った事業展開
b. 旅プランニングワークショップ
a. 旅カフェ (全 45 回実施 参加者数 782 名)
(3/2-3 参加者数 11 名)
カフェという機能を使い若者がチャレンジし
(株)ヒューマンアクティベーションと連携し、
「人とひとが集う空間」を創出する目的で毎週
京都光華女子大学の学生対象に実施しました。
土曜日に実施しました。
「旅」を題材とし、学
c. 京都・旅しよう !! ( 全 11 回延参加者数 86 名)
生グループを組織たイベント企画や開催も数多
(協力:特定非営利活動法人 NPO 平安京)
・
「平安京探求編」
く開催されました。
「京都を学ぶ」を切り口に、平安京の遺構や
遺跡を巡るイベントです。
旅カフェイベント内容(10 月以降を抜粋)
(協力:京都百人一首かるた研究会)
・「百人一首巡り編」
10/23 宇多野ユースホステルフィルムフェスタ
百人一首に関するレクチャーとゆかりの地を
「UFF」:立命館大学映像学部を中心
巡るをイベントです。
とした有志で実行委員を組み、自主製
作映画の上映や映像のワークショップ。
12/11 インド自転車旅報告会:元教員で現在
カメラマンの方をゲストに自身が自転
車で旅をしたインドひとり旅を題材に
スライドを見ながらのトークショー。
12/19 旅ログ:アイセック同志社大学委員会
企画。外国人と日本人に海外を旅した
記録についてのスライドショーとトー
クセッション。
3/5-13 宇多野ユースホステル灯篭フェスタ
↑京都・旅しよう「百人一首巡り編」風景
「UTARO」:嵯峨芸大の学生が中心
となって実行委員を組み、前庭や中庭
に大小取り混ぜた灯篭を設置しライト
d. 京都を楽しむヘルスツアー
アップや関連したイベント。
( 全 2 回モニターツアー実施 延参加者数 12 名)
新しい観光モデルの一環として、
「健康」と「歩
いて楽しむ京都」を組み合わせたプログラム開発
を(一社)日本ダイエット協会と共に行いました。
↑旅カフェ「宇多野フィルムフェスタ(UFF)」風景
↑ニューツーリズム事業「ヘルスツアー」風景
旅と青少年育成/事業運営
10
2. 外部資源と協働した青少年育成事業の実施
f. 若者による旅コンテスト「タビガラ。」
a. ネイチャーキッズ(全 11 回実施 参加者数延 295 名)
(3/21 実施 参加者数延約 200 名)
ネイチャーキッズ京都と共催で実施しました。
4 大学 7 作品の応募があり、学生が行なった旅
※宇多野および天橋立YHも利用しました。
の発表を新風館で開催しました。当日の企画か
ら運営は、関西の大学ユースホステル部の有志
b.「アースレンジャー(通年日帰り)
」
が実行委員会を組織して行いました。
( 全 85 回実施 参加者数延 976 名 )
またプレイベントとしてモンベル京都駅前店で
c.「アースキッズ(単発宿泊)
」
のパネル展を行いました。
( 全 19 回実施 参加者数延 287 名 )
d.「フレンド・ステイ」
g.「市民ツーリズム」の試行実施
( 全 4 回実施 参加者数延 54 名 )
b.c.d. は、( 一財 ) ポジティブアースネイチャー
(全 9 回実施 参加者数延 77 名)
ズスクールと共催し、子ども向けの自然体験事
2011 年度計画している観光の視点を取り入れ
業を行いました。
た地域活性プロジェクト。そのプレイベントと
して ( 財 ) 京都市景観・まちづくりセンターや
3.国際協力・交流、その他事業の実施 上京区役所と共に市民ガイドと地域の魅力作り
a.JICA 国際協力機構青年研修事業の受託、
を発信する町歩き企画「まいまい京都 2011 春」
を実施しました。
(10/6-20 参加者 アフリカ 8 カ国 18 名)
「地域における中小企業振興」をテーマに、企
画と当日運営をコーディネートしました。
b.「世界のX ‘ masと京都世界遺産ハンティング」
(12/23-24 参加者数 12 名)
アクトレップ ( 株 )、大阪ユネスコ協会共催の
子どもと留学生の国際交流事業を行いました。
c.「みんな歩こうファミリー万歩」の実施
(京都新聞社共催、運営主体:万歩会)
毎月第 3 日曜日に実施しました
(参加者延 1,885 名)
↑ PR 活動「タビガラ。」の風景
d. インターンシップの受け入れ(2 コース:8 名)
・立命館大学の 3 回生 4 名を受け入れ
6 月~ 12 月までの半年間で以下の 3 点につ
いて企画・実施しました。
1.祇園祭コースマップを共同で作製 2.ずいき祭り観賞ツアーの実施 3.宇多野YH周辺マップを各自で作成
・大学コンソーシアム京都より 4 名を受け入れ
e.( 株 ) モンベルとの共催事業を実施
(3/26 実施 参加者数延 42 名)
昆虫研究家をゲストにレクチャーとユースホス
テル周辺でのフィールドワークを行いました。
↑外部との連携「モンベルチャレンジアワード」風景
旅と青少年育成/事業運営
11
Ⅲ . 指定管理事業
(1) 京都市宇多野ユースホステル
1. 目標と達成状況
また、東日本大震災の影響も大きく、満室の日が
2010 年度の目標は、
続いていた春休み期間はキャンセルが相次ぎ、実
① 2011 年度以降の指定管理者の継続受託
績を大きく減少させました。
②年間宿泊実績 36,000 名:ベッド稼働率 58%
[3 月 12 日~ 3 月末日の予約キャンセル状況]
③施設利用の促進 7,200 名:対前年度比 20%増
キャンセル件数: 154 件
でありました。
延べキャンセル泊数:1,148 泊
それぞれの達成状況は次のとおりです。
修学旅行等の団体宿泊はリニューアル後は順調
①指定管理者の継続
に増加しており、その影響もあり青少年層、特に
新たに 2011 年度から 2014 年度までの 4 年間、
日本人の 10 歳~ 14 歳の宿泊実績が 1,472 名増
宇多野ユースホステルの指定管理者として指定を
加(対前年度 134%)しました。
受けることが出来ました。
その反面、外国人の実績は前年度を 820 名下
新たな指定期間中には、宇多野ユースホステル
回り、全体に占める割合も 24.5%となりました。
に 4 つの拠点機能
(活動拠点、
体験拠点、
創造拠点、
外国人のエリア別では、ヨーロッパが 878 名、
地域拠点)を持たせ、京都観光振興への貢献を目
北米が 212 名減少しましたが、東アジアは 595
指します。また、拠点機能を活かし、2010 年度
名増加しました。特に韓国が大幅に増加し、前
には達成できなかった年間宿泊実績目標 36,000
年度比 577 名の増加(200.1%)となりました。
名を目指します。
2010 年度の重点取り組みとして “ 誘致プロモー
ションの強化 ” を行ってきましたが、その一つと
②年間宿泊実績 34,186 名:
して “ 体験と宿泊を合わせたパッケージツアーの
ベット稼働率 55.1% (目標達成率:95.0%)
提案・販売 ” を試行的に行い、その成果として 1
09 年度と比べると 1,191 名増加しましたが、
月に韓国からの青少年グループの誘致につながり
目標としていた 36,000 名には 1,814 名足りず、
ました。
34,186 名の年間宿泊実績となりました。
[韓国]2009 年度 1 月:143 名 09 年度と比較して、5 月、6 月の増加と 10 月
11 月の減少は 09 年度流行した新型インフルエ
ンザによる団体予約振替えで増加したものを他で
2010 年度 1 月:464 名
国別実績 TOP10
2005 年度
補えなかったことが宿泊実績に反映しています。
月間宿泊実績比較
(人)
1
アメリカ
2
宿泊実績
2009 年度
宿泊実績
2010 年度
宿泊実績
割合
1,889
フランス
1,517
アメリカ
1,464
17.5%
ドイツ
964
アメリカ
1,485
韓国
1,153
13.8%
3
台湾
907
ドイツ
877
ドイツ
958
11.5%
4
フランス
832
オーストラリア
864
オーストラリア
847
10.1%
5
オーストラリア
826
韓国
576
フランス
793
9.5%
6
韓国
706
台湾
539
イギリス
502
6.0%
7
イギリス
687
イギリス
407
台湾
398
4.8%
8
香港
497
スペイン
369
中国
368
4.4%
9
カナダ
375
カナダ
364
スペイン
219
2.6%
302
カナダ
173
2.1%
1,486
17.8%
10 ニュージーランド
その他
(合計)
372 ニュージーランド
2,729
10,784
その他
1,881
その他
(合計)
9,181
(合計)
8,361 100.0%
宇多野ユースホステル/指定管理事業
12
③施設利用の促進 6,831 名:対前年比 14%増
集会室利用実績
(目標達成率:94.9%)
(人)
宿泊施設としてだけでなく、地域の活動施設と
しての役割を担うことも目標として運営を行って
きました。この目標も残念ながら達成することは
出来ませんでしたが、利用は 816 名増加しまし
た。
今まで施設利用の促進につなげる取り組みが十
分出来ていなかったので、今後は日帰り利用で楽
しめる体験プログラムの企画、実施を進めたいと
考えます。
ユースホステルの宿泊傾向
年齢別宿泊割合
対象別宿泊構成
10 代が前年度約 32%から 36%と増加し、40 代
日本人が全体の 76% を占めています。08 年度は
以上が約 36%から 31%と減少しています。
67%、前年度は 69% と年々増加しています。
国内地域別宿泊割合
海外地域別宿泊割合
10 年度も、京都市内を中心に近畿からの利用者
円高の影響もありますが、依然ヨーロッパ・北米
の割合が多くなっています。
の宿泊者の割合が高い状況です。
宇多野ユースホステル/指定管理事業
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2. 団体宿泊状況と誘致活動
a. 団体宿泊状況と誘致活動
※宿泊予約人数 9 名以上を団体として取り扱い
【主な国内学校団体】
*小学校団体 15 件 15 泊 990 名
*中学校団体 29 件 43 泊 2,711 名
*高校団体 30 件 56 泊 773 名
*大学団体 33 件 41 泊 895 名
*支援学校等 7 件 8 泊 131 名
【主な海外の団体】
↑海外出張「IPad の活用」
*アメリカ 13 件 42 泊 247 名
*オーストラリア 13 件 29 泊 228 名
*韓 国 11 件 22 泊 394 名
*フランス 5 件 12 泊 113 名
*イギリス 4 件 12 泊
94 名
*ドイツ 4 件 11 泊 65 名
*ニュージーランド 2 件 4 泊 31 名
*台 湾
2 件
4 泊 64 名
*その他 4 件 12 泊 174 名
b. 外客誘致のための参加事業、取り組み
・VISIT Japan 韓国釜山現地商談会、釜山旅行
博ソウルの旅行社や関係機関営業、青少年団
体への営業
↑海外出張「ITB ベルリン旅行博」風景
・JATA 旅行博
・北京旅行博、国際青年教育旅行会議商談会
・オーストラリアセールスコール
(誘致推進協議会京都・広島連携)
ゴールドコースト教育旅行セミナー、
シドニー旅行社営業
・VISIT Japan トラベルマート 2010
幕張メッセ
・VISIT Japan 中国・韓国訪日教育旅行関係者
意見交換会
・JNTO インバウンドフォーラム、
東京旅行社営業 ・ITB ベルリン旅行博
↑海外出張「ITB ベルリン旅行博」風景
宇多野ユースホステル/指定管理事業
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3. 多様な体験から学びの機会を提供 d. 若者サポートステーション事業
a. エブリデイワンイベント
京都市ユースサービス協会が行う 35 歳までの
“ 毎日何かひとつ楽しみを提供するイベント ”、
若者への就労体験の機会提供を行いました。
Everyday One を6月 16 日より再始動。以来、
2 名が約 1 ヵ月間の就労体験を実施しました。
延べ 4,305 名が参加いただきました。
(参加率
16.1%)継続的に実施する中で、約 20 の団体
e. 中学生生き方探究チャレンジ体験
や個人の地域イベンターが生まれています。
双ヶ丘、北野、梅津、西京極、藤森、5つの学
校の学生を受け入れました。各校 3 ~ 4 名で
申し込みがありました。
↑エブリデイワン「日本茶を味わう」風景
↑「中学生チャレンジ体験」風景
b. 鳴滝支援学校実習生
主に 1 年生を計 18 名、約 3 週間活動。また、
校外実習の場として 11 月より月 1 ~ 2 回、メ
f. 立命館大学や歴史回廊協議会、嵯峨芸術大学等
ンテナンスを依頼して、生徒にとっての実地訓
大学および地域団体との協働しました。
練の場になっています。
g.海外からの研修生の受け入れ ・海外研修生の受け入れ
メキシコ、ドイツより各 1 名を約 3 週間
・海外ソーシャルワーク希望者の受け入れ
ドイツより 2 名を 11 カ月
・ワーキングホリデー他訪日外国人を受け入れ
3 月時点でドイツ、フランス、中国、台湾、
オーストラリアからのボランティアが在籍
8. ピザ窯作りワークショップ ↑「鳴滝支援学校受入れ」風景
商工会議所青年部ベンチャービジネスクラブ集
客交流部会との共催事業として、ピザ釜の土台
c. 宇多野小学校校外実習
作りから火入れ、ピザ焼きまで、3 回の連続講
地域の施設見学の一環で施設・取り組みを紹介
座で地域の方を対象に実施しました。
しました。また、外国人スタッフを小学校へ派
遣し、外国人との交流の機会を試行的に実施し
9. スプリングフェスタ 2010
ました。
春の恒例行事となりつつあるユースホステルの
一大イベントを 5 月 8 日に実施しました。
宇多野ユースホステル/指定管理事業
15
(2) 天橋立ユースホステル:宮津市より指定管理者として受託
会員・非会員宿泊比較
1.宿泊者数の減少
2010 年度の年間宿泊実績は 3,022 名で対前年
度比で 101 名の減少となりました。
減少の主たる要因は、夏季の舞鶴道無料化社会
実験により、無料化されなかった京都縦貫道天橋
立線の利用が敬遠されたことなどにより、海水浴
客の来訪が減少したことが遠因となっています。
また、下半期においても 1 月の豪雪で自家用
車での来訪が拒まれたほか、3 月に見舞われた東
日本大震災の影響による旅行控えなどによるキャ
ンセルの続出、申し込みの激減など影響を受けま
今年度会員以外の方の割合が増加しました。
した。
その他、ユースホステル会員の利用が前年比
470 名マイナスと著しい減少が目立っています。
月別宿泊実績比較
天橋立ユースホステルにおける会員利用者の全体
(泊)
比は 18.9% となり、例年 30% を超える利用が急
激な減少となりました。ユースホステル会員の利
用比 10% 台への落ち込みは、全国の公営ユース
ホステル全般に見られる傾向であり、ユースホス
テル会員の減少がユースホステル運営にも大きく
影響していると推測されます。
また、宿泊利用者の減少により、運営収支の赤
字が見込まれましたが、宮津市との指定管理契約
に基づき、今年度の大雪や震災は予期せぬ事由と
の判断で、指定管理料として約 54 万円が指定管
40 歳以上は増加傾向にありますが、その他
理料として補填されました。
の年代については減少しました。
宿泊実績
宿泊種別実績比較
(泊)
(泊)
※ 03 年 度は改修工事のため 4 月 7 日~ 7
個人は増加しましたが、家族・団体・外国人
月 24 日まで休館しました。
は減少しました。
天橋立ユースホステル/指定管理事業
16
3. 広報活動
2. 宿泊誘致事業
a. とらいべる (YH 季刊誌 )/ ハンドブックに
a. キャンペーンの実施
記事掲載。
1. リピーターチケット ( 宿泊割引 ) の適用。
b.「全国安い宿情報」「とっておきユースホス
利用数 259 名
テル」
「公共の宿 ( ブルーガイド )」への
2. 若者ひとり旅キャンペーン割引利用数 44 名
広告掲載。
b. 養老漁協「定置網体験」の紹介 6 名
c. 公営ユースホステルホームページ掲載。
c. 味覚体験「丹後の刺身」提供 ( 通年 )
d. 天橋立観光協会・府中観光会加盟。
参加数 155 名
観光協会の運営するホームページに掲載。
d. カニづくしパックの実施 (11 月 ~3 月 )
e. 天橋立散策マップおよび案内外灯に掲示。
参加数 382 名
f. オフィシャルホームページアクセス数
e. 学校・青少年団体の受け入れ 7 団体 242 名
年間 22,811 件
f. 家族室・グループ室の個室提供
宿泊利用人数 313 組 858 名 4. 地域活動
g.HIhostels.com への参加。宿泊利用数 156 名
a. 天橋立観光協会、府中観光会への加盟。
h.「楽天トラベル」
。インターネット予約受付。
1. 観光協会理事、観光会副会長として参画。
宿泊利用人数 71 件 118 名
2. 海開き、冬花火等、観光協会行事への参加。
3. 地域ホームページ「はしだてねっと」への
参加、相互リンク。
b. 宮津市・鳥取大学国際センター共催「環境
クリーン事業」への宿泊協力。
c.「丹後の資源活用型モデル実行委員会」事
務局担当。
5. その他
CIEE 国際ボランティアの受け入れ 2 名。
(7/10~7/24)
↑広報活動「とらいべる」掲載記事 ↑国際ボランティア「ベルギーとイタリア」より
天橋立ユースホステル/指定管理事業
17
(3)京都市百井青少年村:京都市より指定管理者として受託
2. 百井大々撤収の実施
1980 年から 30 年間、数えきれないボランティア
に支えられ百井青少年村の管理業務は、10 年度末
指定管理期間の終了に当たり、過去管理運営に
をもって指定管理を終了しました。
関わったボランティアや関係者と共に、3 月中旬
年明けから新しい指定管理者へ段階的に引き継ぎ
に最後の撤収作業を行いました。
を行い、利用者に不便を掛けないよう日々の予約受
連休の中日にも関わらず、70 名を超える仲間
付等の運営に支障をきたさないように努めました。
が集まり、清掃や除雪といった作業を行いました。
今後も、百井青少年村を活用すると共に、今日ま
夜には自炊の夕食と懇親会を行い、最後の百井の
でのボランティアが当協会にとって最大の支援者と
夜を楽しみました。今後もこういった世代を超え
なってもらえるように関係をもっていきたいです。
て集う機会を設け、ユースホステル活動に支援と
協力を求めていきたいです。
1. 豪雨により7月 8 月の利用者が減少
7 月は長期宿泊自然体験活動での学校利用が 1
件(延べ 231 名)あり、好調なスタートを切り
ました。しかし、7 月中旬の豪雨により団体・個
人ともにキャンセルが相次ぎました。8 月も天候
不良により前日や当日のキャンセルが目立ち、利
用者数が大幅に減少しました。
(前年同月比)
7 月:185 名 8 月:▲ 1,055 名
↑イベント「大々撤収」の様子
(4) 格致つどいの広場:
「京都市子育て支援活動いきいきセンター」受託事業
1.年間利用者数 10,000 名を超える
「つどいの広場に来ていたことで、子どもが幼
2008 年 12 月に開所して以来、順調に利用人
稚園や他の子ども達に早く馴染んだ」という声も
数を伸ばし、2010 年度の年間利用人数は前年度
いただきました。
を 1,928 人上回り、
10,098 人となりました。現在、
様々な人が集う場所での交流の機会は、子育て
市内に 23 か所あるつどいの広場事業所の中でも、
中の孤独感を解消するだけでなく、新しいコミュ
2 番目に利用の多い事業所です。
ニティでの関係性を築く力を育むことも役立って
3 才未満の子どもとその親を対象としている中
いることを感じています。
で、3 才以上になっても引き続き利用されること
月別利用者実績
を危惧していましたが、3 才以上の親子は自然と
別の遊び場を求めてつどいの広場を卒業してい
き、新たに新米ママの利用が生まれています。
2.新しい形のイベントや取り組みの実施
継続的に行っている子育てに役立つセミナーや
コンサート以外に、大人のための Jazz Bar や祇
園祭宵山開館、両親と子どもでの利用を期待した
日曜開館、趣味や特技を発表する場所としての
オーナーテーブルなど、新しい取り組みを実施し
すべての月で利用実績が増加しています。
ました。
18
百井青少年村/指定管理事業
組織概要
【団体名】
財団法人 京都ユースホステル協会 【代表者の役職氏名】
会長 堀場 厚
【財団設立】
1968 年 2 月 12 日
【団体役職員数】
理事 11 名 監事 2 名 評議員 23 名
職員 13 名(2011 年 3 月 31 日現在)
【団体所在地】
京都市右京区太秦中山町 29 宇多野ユースホステル内
【電話番号】
075−462−2312(代表)
【監督官庁】
京都府教育委員会
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